JP2001007555A - 通過心線収納型の架空光通信ケーブル用クロージャ - Google Patents

通過心線収納型の架空光通信ケーブル用クロージャ

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JP2001007555A
JP2001007555A JP11179356A JP17935699A JP2001007555A JP 2001007555 A JP2001007555 A JP 2001007555A JP 11179356 A JP11179356 A JP 11179356A JP 17935699 A JP17935699 A JP 17935699A JP 2001007555 A JP2001007555 A JP 2001007555A
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誠 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を開いて内部点検するたびに、幹線ケーブ
ル部分にシーリングテープを巻き付け直す煩わしさがあ
った。 【解決手段】 本体1側の開口部にほぼ半円状の切り欠
き部を形成し、この切り欠き部の弧状部分の略中間にグ
ロメット7の片側部分を収納する挿通口片側部分を形成
する。また、半円状切り欠き部をクランプ片8を用いて
覆うとともに、このクランプ片8に前記グロメット7の
残りの片側部分を収納する挿通口片側部分を形成する。
さらに、クランプ片8の外周部にパッキン12を巻き付け
る。同時に、クランプ片8とクランプ片8が当接される
本体1に位置決めピンおよび位置決めピン穴を互いに形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通過心線収納型の
架空光通信ケーブル用クロージャに関し、詳しくは幹線
ケーブルの引出し口のシール構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】架空光通信ケーブル用クロージャは、ケ
ーブル心線の分岐接続と通過心線の処理を混在して行う
ものであり、通過心線すなわち幹線ケーブルを引き込む
部分の構造は、図11および図12に示すように、本体
31の側面に開閉可能な蓋32を備え、その開閉部分を利用
して幹線ケーブルを挟圧・保持している。具体的には、
本体31と蓋32との当接部に二分割したケーブル挿通口33
を形成しておき、ここにスリット入りグロメット34に嵌
着した幹線ケーブル35を装着していた。このとき、シー
ルのためグロメット34の外周部には、自己融着性シーリ
ングテープ36を巻き付けていた。なお、図中の37は、本
体31と蓋32の当接部をシールするためのパッキンであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、幹線ケーブ
ル35のシールのため自己融着性シーリングテープ36をグ
ロメット34の外周部に巻き付けておくと、クロージャの
内部点検等のために蓋32を開閉するたびに、シーリング
テープ36の融着面が破断されてしまう。そのため、蓋32
の開閉のたびに、グロメット34の部分にシーリングテー
プ36を新たに巻き付け直さなければならない煩わしさが
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、請求項1の発明は、パッキンを介して開閉自
在な本体と蓋とからなり、その本体と蓋との当接部の一
部にグロメットが嵌着された幹線ケーブルを挿通する挿
通口を形成した架空光通信ケーブル用クロージャにおい
て、本体側の開口部に形成されたほぼ半円状の切り欠き
部と、この切り欠き部の弧状部分の略中間に形成されて
前記グロメットの片側部分を収納する挿通口片側部分
と、前記グロメットの残りの片側部分を収納する挿通口
片側部分が形成されるとともに前記半円状切り欠き部を
覆う形状に形成されたクランプ片と、このクランプ片の
外周部に巻き付けられたパッキンとを備えたことを特徴
とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、クランプ片を本体に着脱自在に固定する固定手段を
備えたことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、クランプ片とクランプ片が当接される本体
部に位置決めピンおよび位置決めピン穴を互いに形成し
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は本発明の実施形態のクロージャの
蓋を開けた状態の斜視図であり、図2は図1を開口部側
から見た外観図であり、図3は図2の左側面図である。
これらの図において、1はクロージャ本体、2は本体1
に開閉自在に軸支された蓋、3は本体1に支持されて心
線を収納するトレイ、4は本体1の上部に設けられた吊
り金具、5は吊り金具4が取り付けられるメッセンジャ
ワイヤである。6は幹線ケーブル(通過ケーブル)の挿
通口であり、グロメット7やクランプ片8等により構成
される。この挿通口6は、本体1の前後にそれぞれ形成
されている。また、9は分岐ケーブルが挿通されるブッ
シングである。
【0008】図4はクランプ片8を斜め上方からみた斜
視図であり、図5はクランプ片8を斜め下方からみた斜
視図である。図6はクランプ片8の上面図であり、図7
はクランプ片8の下面図であり、図8は図6のA−A線
断面図である。図9はクランプ片8が取り付けられてい
ない状態の本体1を示す斜視図である。これらの図に示
されるように、単体のクランプ片8は横方向から見て、
本体1側に形成された半円状の切り欠き部21を覆う形状
に形成されており、その半円部の中間部にさらに半円状
の切り欠きが形成されて、幹線ケーブル10の片側半分を
保持する挿通部81が形成されている。
【0009】この挿通部81の両脇に凸曲面からなる当接
部82が対称位置に形成されている。当接部82には、本体
1との固定手段であるところのボルト27を挿通するため
の固定孔83が4本形成されている。さらに、固定孔83の
内側の位置に、本体1に突設されている位置決めピン25
が嵌合するための位置決め孔84が4本形成されている。
また、クランプ片8には、一周にわたりパッキン装着用
の溝85が形成されて、エンドレスのパッキン12が嵌着さ
れる。
【0010】また、本体1の相前後する開口部には、挿
通口6を形成するために、図9に示されるように、クラ
ンプ片8に対応したほぼ半円状の切り欠き部21が形成さ
れ、その切り欠き部21の中間にさらに半円状に切り欠か
れて、幹線ケーブル10の片側半分を保持する挿通部22が
形成されている。挿通部22の両側には、凹曲面からなる
当接部23が対称位置に形成されており、この当接部23に
クランプ片8の当接部82が当接する。またこの当接部23
には、クランプ片8を固定するボルト27を螺着するため
の雌ねじ24が4箇所形成されている。さらに、固定孔24
の内側の位置に、位置決めピン25が4本突設されてい
る。
【0011】次に、このクランプ片8を用いて、本体1
に幹線ケーブルを取り付ける手順について説明する。先
ず、幹線ケーブル10にスリット入りのグロメット7を嵌
着し、そのグロメット7の外周に自己融着性のシーリン
グテープ11を巻き付ける。次いで、幹線ケーブル10とと
もにグロメット7を本体1の挿通部22に挿着する。この
状態で、グロメット7の上半分は露出している。次に、
この露出したグロメット7の上半分に、クランプ片8の
挿通部81を押し当てる。
【0012】このとき、本体1側の位置決めピン25をク
ランプ片8側の位置決め孔84に嵌合させながら、この当
接部23に、クランプ片8の当接部82を当接させる。次
に、クランプ片8の固定孔83から本体1の雌ねじ24にボ
ルト27を挿入して、クランプ片8を本体1に固定する。
この状態で、クランプ片8の上部の溝85のパッキン12の
レベルが、本体1の開口部の縁のレベルと一致する。そ
れにより蓋2を閉じた場合に、挿通口6の存在とは無関
係に、本体1と蓋2の開口部が互いに当接することが可
能となる。
【0013】図10は、挿通口6の部分のシールの構造
を示すための断面図である。本体1の開口部分の一部が
略半円状に切り欠かれており、この切り欠き部はクラン
プ片8により覆われ、このクランプ片8と本体1との間
に、幹線ケーブル10が挿着されたグロメット7を収納す
る挿通口6が形成されている。グロメット7の外周には
自己融着性のシーリングテープ11が巻き付けられるとと
もに、クランプ片8の外周部に形成されている溝85の中
にエンドレスのパッキン12が装着されている。
【0014】このクランプ片8は、本体1にボルト27に
より固定される。こうしてクランプ片8が本体1側に固
定されると、クランプ片8の上辺のパッキン12の上面レ
ベルが、本体1の開口部のレベルとなり、その上に蓋2
を当接させるためのパッキン13が保持される。すなわ
ち、一旦、幹線ケーブル10を、挿通口6に装着すると、
以後、蓋2を内部点検等のために開閉しても、グロメッ
ト7の外周に巻き付けられているシーリングテープ11が
破断されることがないため、従来のように開閉のたびに
シーリングテープ11を巻き付け直す作業が不要となり、
その分、点検作業を短時間で終了することが可能とな
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、幹線
ケーブルは、本体とクランプ片に形成された挿通口に、
グロメットを介して装着されるため、蓋の開閉の際は、
クランプ片の直線部分が蓋と接離されることになる。そ
れにより、グロメットの外周のシーリングテープは開閉
のたびに破断されることがなくなって、クロージャの開
閉のたびにシーリングテープを巻き付け直すことが不要
となり、点検等の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態のクロージャの斜視図
である。
【図2】図1を開口部側から見た外観図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図1のクランプ片を斜め上方からみた斜視図で
ある。
【図5】図1のクランプ片を斜め下方からみた斜視図で
ある。
【図6】図1のクランプ片の上面図である。
【図7】図1のクランプ片の下面図である。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】開状態の本体を示す斜視図である。
【図10】挿通口部分のシールの構造を示す断面図であ
る。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クロージャ本体 2 蓋 3 トレイ 4 吊り金具 5 メッセンジャワイヤ 6 挿通口 7 グロメット 8 クランプ片 9 ブッシング 10 幹線ケーブル 11 シーリングテープ 12,13 パッキン 21 切り欠き部 22 挿通部 23 当接部 24 雌ねじ 25 位置決めピン 27 ボルト 81 挿通部 82 当接部 83 固定孔 84 位置決め孔 85 溝
フロントページの続き (72)発明者 相澤 敦 東京都江東区大島1丁目2番23号 株式会 社昭電内 Fターム(参考) 4E360 AB70 BA08 EA30 EC01 GA46 GB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッキンを介して開閉自在な本体と蓋と
    からなり、その本体と蓋との当接部の一部にグロメット
    が嵌着された幹線ケーブルを挿通する挿通口を形成した
    架空光通信ケーブル用クロージャにおいて、 本体側の開口部に形成されたほぼ半円状の切り欠き部
    と、 この切り欠き部の弧状部分の略中間に形成されて前記グ
    ロメットの片側部分を収納する挿通口片側部分と、 前記グロメットの残りの片側部分を収納する挿通口片側
    部分が形成されるとともに前記半円状切り欠き部を覆う
    形状に形成されたクランプ片と、 このクランプ片の外周部に巻き付けられたパッキンと、 を備えたことを特徴とする通過心線収納型の架空光通信
    ケーブル用クロージャ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の架空光通信ケーブル用ク
    ロージャにおいて、クランプ片を本体に着脱自在に固定
    する固定手段を備えたことを特徴とする通過心線収納型
    の架空光通信ケーブル用クロージャ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の架空光通信ケー
    ブル用クロージャにおいて、 クランプ片とクランプ片が当接される本体部に位置決め
    ピンおよび位置決めピン穴を互いに形成したことを特徴
    とする通過心線収納型の架空光通信ケーブル用クロージ
    ャ。
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