JP2001006398A - 半導体記憶装置およびこの半導体記憶装置の試験方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびこの半導体記憶装置の試験方法

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JP2001006398A JP11171153A JP17115399A JP2001006398A JP 2001006398 A JP2001006398 A JP 2001006398A JP 11171153 A JP11171153 A JP 11171153A JP 17115399 A JP17115399 A JP 17115399A JP 2001006398 A JP2001006398 A JP 2001006398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、試験基板上に複数搭載される半導
体記憶装置およびその試験方法に関し、試験モード時の
データの書き込み時間を短縮することを目的とする。 【解決手段】 データマスク信号を受け、メモリセルへ
のデータの書き込みを禁止する書き込み制御回路を備え
た半導体記憶装置において、試験モード時に活性化さ
れ、データマスク信号を無効にしてメモリセルへのデー
タの書き込みを試験モード中に常に許可するマスク信号
無効回路を備えた。取り込み制御信号を受け、入力信号
の取り込みを禁止する取り込み制御回路を備えた半導体
記憶装置において、試験モード時に活性化され、取り込
み制御信号を無効にして入力信号の取り込みを試験モー
ド中に常に許可する取り込み信号無効回路と、取り込み
制御信号による入力信号の取り込み禁止時に、メモリセ
ルからのデータの読み出し動作を禁止するデータ出力禁
止回路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験モードを備え
た半導体記憶装置に関し、特に、試験基板上に複数搭載
される半導体記憶装置、およびこの半導体記憶装置の試
験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、SDRAM(synchronous DRAM)等
の半導体記憶装置では、試験工程において、バーンイン
試験が行われている。バーンイン試験は、高温、高電圧
で半導体記憶装置を所定時間動作させ、短時間で初期故
障品を取り除くための加速試験である。
【0003】図10は、SDRAM1のバーンイン試験を行
うバーンイン基板2の概要を示している。バーンイン基
板2には、図の横方向、縦方向にそれぞれ3個ずつ、合
計9個のSDRAM1a-1iが搭載されている。各SDRAM1
a-1iは、クロック端子CLK、クロックイネーブル端子
CKE、アドレス端子ADD、コマンド端子CMD、データ端子D
Q、およびデータマスク端子DQMを備えている。
【0004】クロック信号CLKは、外部から供給される
入力信号を所定のタイミングで内部回路に取り込むため
の信号である。クロックイネーブル信号CKEは、外部か
ら供給されるクロック信号CLKの取り込みを許可する信
号である。クロック信号CLKは、クロックイネーブル信
号CKEの高レベル時に、内部に取り込まれる。コマンド
信号CMDは、動作モードを決める信号である。データマ
スク信号DQMは、書き込みデータのメモリセルへの書き
込みおよび読み出しデータの外部への出力をマスク(禁
止)する信号である。書き込みデータおよび読み出しデ
ータは、データマスク信号DQMの高レベル時にマスクさ
れる。
【0005】バーンイン基板2には、各端子と信号の授
受を行うための配線パターンが形成されている。ここ
で、端子名と信号名とを、同一の符号を用いて表してい
る。クロック信号CLK、アドレス信号ADD、データ信号D
Q、およびコマンド信号CMDの配線は、全てのSDRAM1a-
1iに接続されている。クロック信号CLK、アドレス信
号ADD、データ信号DQ、およびコマンド信号CMDは、全て
のSDRAM1a-1iに共通して使用される信号である。
【0006】バーンイン基板2上の配線を共通化するこ
とで、配線数が低減され、バーンイン基板2上に多数の
SDRAM1を搭載することが可能なる。一般に、バーンイ
ン試験は、恒温槽の中で行われる。一度に恒温槽に収納
されるバーンイン基板2の数は限られているため、バー
ンイン基板2へのSDRAM1の搭載数は、試験コストに大
きく影響する。
【0007】クロックイネーブル信号CKE1の配線は、図
の横方向に並んだSDRAM1a、1b、1cのクロックイ
ネーブル端子CKEに接続されている。クロックイネーブ
ル信号CKE2の配線は、図の横方向に並んだSDRAM1d、
1e、1fのクロックイネーブル端子CKEに接続されて
いる。クロックイネーブル信号CKE3の配線は、図の横方
向に並んだSDRAM1g、1h、1iのクロックイネーブ
ル端子CKEに接続されている。
【0008】データマスク信号DQM1の配線は、図の縦方
向に並んだSDRAM1a、1d、1gのデータマスク端子D
QMに接続されている。データマスク信号DQM2の配線は、
図の縦方向に並んだSDRAM1b、1e、1hのデータマ
スク端子DQMに接続されている。データマスク信号DQM3
の配線は、図の縦方向に並んだSDRAM1c、1f、1i
のデータマスク端子DQMに接続されている。
【0009】図中、太線で示した配線は複数本からなる
配線である。上述したバーンイン基板2に搭載されたSD
RAM1a-1iでは、以下示すように、書き込み動作およ
び読み出し動作が行われる。図11は、バーンイン試験
時の各信号のタイミングの一例を示している。この例で
は、SDRAM1a、1b、1c...1h、1iの順に、
データの書き込み動作および読み出し動作が繰り返して
行われる。
【0010】まず、クロックイネーブル信号CKE1は高レ
ベルにされ、クロックイネーブル信号CKE2、CKE3は低レ
ベルにされる(図11(a))。SDRAM1a、1b、1c
は、クロックイネーブル信号CKE1の高レベルを受けて、
クロック信号CLKを取り込む。SDRAM1d-1iは、クロ
ックイネーブル信号CKE2、CKE3の低レベルを受けて、ク
ロック信号CLKの取り込みを禁止する。したがって、SDR
AM1a-1cは、活性化状態になり、SDRAM1d-1i
は、非活性化状態になる。
【0011】また、データマスク信号DQM1は低レベルに
され、データマスク信号DQM2、DQM3は高レベルにされる
(図11(b))。この結果、活性化状態のSDRAM1a-1
cのうち、クロックイネーブル信号CKE1とデータマスク
信号DQM1とが供給されているSDRAM1aのみが動作可能
な状態にされる。この後、SDRAM1aは、コマンド信号C
MDにより書き込みコマンドを受け、順次供給されるアド
レスADDに対応するメモリセルにデータを書き込んでい
く(図11(c))。次に、SDRAM1aは、コマンド信号CM
Dにより読み出しコマンドを受け、順次供給されるアド
レスADDに対応するメモリセルからデータを読み出して
いく(図11(d))。そして、SDRAM1aの1回目の動作
試験が完了する。
【0012】次に、データマスク信号DQM2は低レベルに
され、データマスク信号DQM1、DQM3は高レベルにされる
(図11(e))。クロックイネーブル信号CKE1と、デー
タマスク信号DQM2とが供給されているSDRAM1bのみが
動作可能な状態にされる。SDRAM1bは、コマンド信号C
MDにより書き込みコマンドを受け、順次供給されるアド
レスADDに対応するメモリセルにデータを書き込んでい
く(図11(f))。次に、SDRAM1bは、コマンド信号CM
Dにより読み出しコマンドを受け、順次供給されるアド
レスに対応するメモリセルからデータを読み出していく
(図11(g))。そして、SDRAM1bの1回目の動作試験
が完了する。
【0013】同様にして、SDRAM1c、1d...1
h、1iの書き込み動作、読み出し動作が繰り返し行わ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たバーンイン試験では、書き込み動作を、バーンイン基
板2上に搭載されるSDRAM1a、1b、...1h、1
iの一つずつに対して行わなければならず、試験に長時
間を要するという問題があった。
【0015】試験時間を短縮するために、例えば、デー
タマスク信号DQM1、DQM2、DQM3を同時に低レベルにし
て、複数のSDRAMに同じデータを書き込むことが考えら
れる。しかしながら、一般に、バーンイン基板2に信号
を供給する制御装置は、バーンイン基板2が接続される
コネクタに接続され、SDRAM1とともに恒温槽内で動作
する。このため、制御装置には、高温に耐えられる部品
しか使用することができず、複雑なタイミングのデータ
マスク信号DQM1、DQM2、DQM3を生成することは困難であ
った。また、上記制御装置は、他製品のバーンイン試験
にも使用されることが多く、安易に改造することができ
ない。
【0016】専用の制御装置を設計・製作した場合に
は、新たに費用が発生するだけでなく、既存のプログラ
ムを流用できなくなる。この結果、試験コストが増大し
てしまう。本発明の目的は、試験モード時のデータの書
き込み時間を短縮することができる半導体記憶装置およ
びこの半導体記憶装置の試験方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1ないし
請求項3に記載の半導体記憶装置の基本原理を示すブロ
ック図である。請求項1の半導体記憶装置では、書き込
み制御回路32は、外部から受けたデータマスク信号DQ
Mが禁止レベルのときに、メモリセル44へのデータDQ
の書き込みを禁止する制御を行う。書き込み制御回路3
2は、データマスク信号DQMが許可レベルのときに、メ
モリセル44にデータDQを書き込む制御を行う。
【0018】マスク信号無効回路24は、試験モード時
に活性化され、データマスク信号DQMを無効にする。こ
のため、書き込み制御回路32は、試験モード時には、
常にメモリセル44にデータDQを書き込む制御を行うこ
とができる。したがって、試験基板46上に複数の半導
体記憶装置を搭載して動作試験を行う場合に、外部から
のデータマスク信号DQMを無効にして、複数の半導体記
憶装置のメモリセル44に同時にデータDQを書き込むこ
とが可能になる。この結果、試験モード時の書き込み動
作時間が短縮される。
【0019】請求項2の半導体記憶装置では、取り込み
制御回路10b、14、16、18、20は、外部から
受けた取り込み制御信号CKEが禁止レベルのときに、入
力信号の取り込みを禁止する制御を行う。取り込み制御
回路10b、14、16、18、20は、取り込み制御
信号CKEが許可レベルのときに、入力信号を取り込む制
御を行う。
【0020】取り込み信号無効回路48は、試験モード
時に活性化され、取り込み制御信号CKEを無効にする。
このため、取り込み制御回路10b、14、16、1
8、20は、試験モード時には、常に入力信号を取り込
む制御を行う。データ出力禁止回路50、52は、取り
込み制御信号CKEによる入力信号の取り込み禁止時に、
メモリセル44からのデータDQの読み出し動作を禁止す
る。
【0021】したがって、試験基板46上に複数の半導
体記憶装置を搭載して動作試験を行う場合に、外部から
の取り込み制御信号CKEを無効にして、入力信号を取り
込むことで、複数の半導体記憶装置のメモリセル44に
同時にデータDQを書き込むことが可能になる。また、メ
モリセル44からのデータDQの読み出しは、取り込み制
御信号CKEにより入力信号の取り込みが許可されている
半導体記憶装置のみから行われる。この結果、試験モー
ド時の書き込み動作においては、複数の半導体記憶装置
に同時にデータDQが書き込まれ、試験時間が短縮され
る。試験モード時の読み出し動作においては、読み出し
データDQが衝突することが防止される。
【0022】請求項3の半導体記憶装置では、書き込み
制御回路32は、外部から受けたデータマスク信号DQM
が禁止レベルのときに、メモリセル44へのデータDQの
書き込みを禁止する制御を行う。書き込み制御回路32
は、データマスク信号DQMが許可レベルのときに、メモ
リセル44にデータDQを書き込む制御を行う。取り込み
制御回路10b、14、16、18、20は、外部から
受けた取り込み制御信号CKEが禁止レベルのときに、入
力信号の取り込みを禁止する制御を行う。取り込み制御
回路10b、14、16、18、20は、取り込み制御
信号CKEが許可レベルのときに、入力信号を取り込む制
御を行う。
【0023】マスク信号無効回路24は、試験モード時
に活性化され、データマスク信号DQMを無効にする。こ
のため、書き込み制御回路32は、試験モード時には、
常にメモリセル44にデータDQを書き込む制御を行うこ
とができる。取り込み信号無効回路48は、試験モード
時に活性化され、取り込み制御信号CKEを無効にする。
このため、取り込み制御回路10b、14、16、1
8、20は、試験モード時には、常に入力信号を取り込
む制御を行う。したがって、試験モード時には、マスク
信号無効回路24および取り込み信号無効回路48によ
り、常にメモリセル44にデータDQを書き込む制御が行
われる。
【0024】データ出力禁止回路50、52は、取り込
み制御信号CKEによる入力信号の取り込み禁止時に、メ
モリセル44からのデータDQの読み出し動作を禁止す
る。換言すれば、データ出力禁止回路50、52は、取
り込み制御信号CKEによる入力信号の取り込み許可時に
は、メモリセル44からのデータDQの読み出し動作を許
可する。
【0025】このため、例えば、試験基板46上に複数
の半導体記憶装置を搭載して動作試験を行う場合に、デ
ータマスク信号DQMおよび取り込み制御信号CKEを無効に
して、外部からの入力信号を取り込むことで、複数の半
導体記憶装置のメモリセル44に同時にデータDQを書き
込むことが可能になる。また、メモリセル44からのデ
ータDQの読み出しは、取り込み制御信号CKEにより入力
信号の取り込みが許可されている半導体記憶装置のみか
ら行われる。したがって、試験モード時の書き込み動作
においては、複数の半導体記憶装置に同時にデータDQが
書き込まれ、試験時間が短縮される。試験モード時の読
み出し動作においては、データDQが衝突することが防止
される。
【0026】請求項4の半導体記憶装置の試験方法で
は、まず、請求項1記載の半導体記憶装置が試験基板4
6上に複数搭載される。次に、各半導体記憶装置が試験
モードにされる。各半導体記憶装置に所定のデータマス
ク信号DQMが与えられる。ここで、各半導体記憶装置の
マスク信号無効回路24は、試験モードにより活性化さ
れているため、データマスク信号DQMにより書き込みが
禁止されている半導体記憶装置のメモリセル44にもデ
ータDQが書き込まれれる。したがって、複数の半導体記
憶装置に同時にデータDQが書き込まれる。この結果、試
験時間が短縮される。
【0027】請求項5の半導体記憶装置の試験方法で
は、まず、請求項2記載の半導体記憶装置が試験基板4
6上に複数搭載される。次に、各半導体記憶装置を試験
モードにされる。各半導体記憶装置に所定の取り込み制
御信号CKEが与えられる。ここで、各半導体記憶装置の
取り込み信号無効回路48は、試験モードにより活性化
されているため、取り込み制御信号CKEにより入力信号
の取り込みが禁止されている半導体記憶装置のメモリセ
ル44にもデータDQが書き込まれる。したがって、複数
の半導体記憶装置に同時にデータDQが書き込まれ、試験
時間が短縮される。
【0028】また、データ出力禁止回路50、52によ
り、取り込み制御信号CKEにより入力信号の取り込みが
許可されている半導体記憶装置の前記メモリセル44か
らのみデータDQの読み出し動作が行なわれる。このた
め、試験モード時の読み出し動作において、読み出しデ
ータDQが衝突することが防止される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0030】図2は、本発明の半導体記憶装置の第1の
実施形態および半導体記憶装置の試験方法の第1の実施
形態を示している。この実施形態は、請求項1および請
求項4に対応している。この実施形態の半導体集積回路
は、シリコン基板上に、CMOSプロセス技術を使用して、
例えば、64MビットのSDRAM4として形成されてい
る。
【0031】なお、従来技術で説明した信号と同一の信
号については、同一の符号を付している。SDRAM4は、
入力バッファ10a、10b、クロックイネーブルラッ
チ12、コマンドラッチ部14、列アドレスラッチ1
6、データラッチ18、データマスクラッチ20、試験
回路22、マスク信号無効回路24、出力タイミングジ
ェネレータ26、読み出しタイミングジェネレータ2
8、出力回路30、書き込みタイミングジェネレータ3
2、メモリコア部34、および外部端子に接続されるパ
ッド36を備えて構成されている。メモリコア部34
は、列デコーダ38、リードアンプ40、ライトアンプ
42、およびメモリセル44を備えて構成されている。
書き込みタイミングジェネレータ32は書き込み制御回
路に対応している。入力バッファ10a、クロックイネ
ーブルラッチ12、コマンドラッチ部14、列アドレス
ラッチ16、データラッチ18、およびデータマスクラ
ッチ20は、取り込み制御回路に対応している。
【0032】クロックイネーブルラッチ12は、入力バ
ッファ10aを介してクロックイネーブル信号CKEを取
り込み、内部クロックイネーブル信号CKEINとして出力
する回路である。入力バッファ10bは、内部クロック
イネーブル信号CKEINの高レベルを受けたときに、外部
から供給されるクロック信号CLKを内部クロック信号CLK
INとして出力する回路である。内部クロック信号CLKIN
は、内部クロックイネーブル信号CKEINが低レベルのと
きに、所定の信号レベルに保持されている。クロックイ
ネーブル信号CKEは、取り込み制御信号に対応してい
る。
【0033】コマンドラッチ14は、内部クロック信号
CLKINに同期して外部から供給されるコマンド信号CMDを
取り込み、取り込んだコマンド信号CMDに応じて内部コ
マンド信号ACMD、PCMD、RCMD、TCMD、WCMDを出力する回
路である。内部コマンド信号ACMDは、アクティブコマン
ドを受けて、チップをアクティブ状態にするための制御
信号である。内部コマンド信号PCMDは、プリチャージコ
マンドを受けて、プリチャージ動作を行うための制御信
号である。内部コマンド信号RCMDは、読み出しコマンド
を受けて、読み出し動作を行うための制御信号である。
内部コマンド信号WCMDは、書き込みコマンドを受けて、
書き込み動作を行うための制御信号である。内部コマン
ド信号TCMDは、試験コマンドを受けて、チップを通常動
作モードから試験モードに移行するための制御信号であ
る。
【0034】列アドレスラッチ16は、内部クロック信
号CLKINに同期して外部から供給されるアドレス信号ADD
を取り込み、内部アドレス信号ADDINとして出力する回
路である。データラッチ18は、内部クロック信号CLKI
Nに同期して外部から供給されるデータ信号DQを取り込
み、書き込みデータ信号DQINとして出力する回路であ
る。データマスクラッチ20は、内部クロック信号CLKI
Nに同期して外部から供給されるデータマスク信号DQMを
取り込み、内部データマスク信号DQMIN1として出力する
回路である。
【0035】試験回路22は、内部コマンド信号TCMDを
受け、試験信号TESTを出力する回路である。試験回路2
2は、試験モード時に試験信号TESTを高レベルにする。
マスク信号無効回路24は、インバータ24a、24
b、および2入力のNANDゲート24cで構成されてい
る。NANDゲート24cの一方の入力には、インバータ2
4aを介して試験信号TESTの反転信号が供給されてい
る。NANDゲート24cの他方の入力には、内部データマ
スク信号DQMIN1が供給されている。NANDゲート24cの
出力は、インバータ24bを介して内部データマスク信
号DQMIN2として出力されている。マスク信号無効回路2
4は、試験信号TESTが高レベルのときに、内部データマ
スク信号DQMIN2を低レベルにし、試験信号TESTが低レベ
ルのときに、内部データマスク信号DQMIN1の信号レベル
を内部データマスク信号DQMIN2に伝達する回路である。
【0036】出力タイミングジェネレータ26は、内部
クロック信号CLKINを受け、読み出し動作に必要な出力
タイミング信号OT1を生成する回路である。読み出しタ
イミングジェネレータ28は、内部クロック信号CLKIN
および内部コマンド信号RCMDを受け、読み出し動作に必
要な読み出しタイミング信号RT1を生成する回路であ
る。出力回路30は、出力タイミング信号OT1、読み出
しタイミング信号RT1により生成される所定のタイミン
グを使用して、リードアンプ40から出力される読み出
しデータ信号DQOUTをデータ信号DQとして出力する回路
である。
【0037】書き込みタイミングジェネレータ32は、
内部クロック信号CLKIN、内部データマスク信号DQMIN
2、および内部コマンド信号WCMDを受け、書き込み動作
に必要な書き込みタイミング信号WT1を生成する回路で
ある。列デコーダ38は、内部アドレス信号ADDINを受
け、列デコード信号を生成する回路である。リードアン
プ40は、メモリセル44から読み出されるデータを読
み出しデータ信号DQOUTとして出力する回路である。ラ
イトアンプ42は、書き込みデータ信号DQINをメモリセ
ル44に出力する回路である。
【0038】図中、太線で示した信号は、複数からなる
信号である。例えば、データ信号DQは、8本のデータ信
号DQ0-DQ7で構成され、アドレス信号ADDは、15本のア
ドレス信号ADD0-ADD14で構成され、コマンド信号CMD
は、チップセレクト信号/CS、行アドレスストローブ信
号/RAS、列アドレスストローブ信号/CAS、およびライト
イネーブル信号/WEで構成されている。
【0039】図3は、図2に示したSDRAM4のバーンイ
ン試験を行うバーンイン基板46の概要を示している。
バーンイン基板46は、試験基板に対応している。バー
ンイン基板46は、図10に示したバーンイン基板2と
同一の基板であるため、配線の説明は省略する。バーン
イン基板46には、図の横方向、縦方向にそれぞれ3個
ずつ、合計9個のSDRAM4a-4iが搭載されている。
【0040】上述したバーンイン基板46に搭載された
半導体記憶装置4a-4iでは、以下示すように、バー
ンイン試験が行われる。図4は、バーンイン試験時の各
信号のタイミングの一例を示しているまず、試験コマン
ドが入力され、SDRAM4a-4iは、試験モードに移行す
る。試験信号TESTは、高レベルにされる。
【0041】次に、クロックイネーブル信号CKE1は高レ
ベルにされ、クロックイネーブル信号CKE2、CKE3は低レ
ベルにされる(図4(a))。クロックイネーブル信号CKE
1の高レベルを受けて、SDRAM4a、4b、4cは、クロ
ック信号CLKを取り込む。クロックイネーブル信号CKE
2、CKE3の低レベルを受けて、SDRAM4d-4iは、クロ
ック信号CLKの取り込みを禁止する。したがって、SDRAM
4a-4cは活性化状態になり、SDRAM4d-4iは非活
性化状態になる。
【0042】また、データマスク信号DQM1は低レベルに
され、データマスク信号DQM2、DQM3は高レベルにされる
(図4(b))。SDRAM4aは、クロックイネーブル信号CK
E1の高レベルおよびデータマスク信号DQM1の低レベルを
受け、ライト動作が可能な状態になる。この際、図2に
示したマスク信号無効回路24は、試験信号TESTの高レ
ベルを受け、内部データマスク信号DQMIN2を常に低レベ
ルにする。すなわち、データマスク信号DQM2、DQM3が供
給され、かつクロックイネーブル信号CKE1が供給されて
いるSDRAM4b、4cは、書き込み動作が可能な状態に
なる。
【0043】SDRAM4a、4b、4cは、コマンド信号C
MDにより書き込みコマンドを受け、供給されるアドレス
ADDに対応するメモリセル44にデータを書き込んでい
く(図4(c))。次に、SDRAM4a、4b、4cは、コマ
ンド信号CMDにより読み出しコマンドを受ける。この
際、図2に示したように、出力回路30には、内部デー
タマスク信号DQMIN1が供給されている。このため、デー
タ信号DQの出力は、低レベルのデータマスク信号DQM1が
供給されているSDRAM4aのみから行われる。SDRAM4a
は、順次供給されるアドレスADDに対応するメモリセル
44からデータを読み出していく(図4(d))。そし
て、SDRAM4aの1回目の動作試験が完了する。
【0044】次に、データマスク信号DQM2は低レベルに
され、データマスク信号DQM1、DQM3は高レベルにされる
(図4(e))。この結果、クロックイネーブル信号CKE1
と、データマスク信号DQM2とが供給されているSDRAM4
bからデータ信号DQが出力される(図4(f))。同様
に、データマスク信号DQM3は低レベルにされ、SDRAM4
cからデータ信号DQが出力される(図4(g))。
【0045】この後、クロックイネーブル信号CKE2は高
レベルにされ、クロックイネーブル信号CKE1、CKE3は低
レベルにされる(図4(h))。SDRAM4d、4e、4f
は、クロック信号CLKを取り込み活性化状態になり、SDR
AM4a-4c、4g-4iは、クロック信号CLKの取り込
みが禁止され非活性化状態になる。また、データマスク
信号DQM1は低レベルにされ、データマスク信号DQM2、DQ
M3は高レベルにされる(図4(i))。SDRAM4dは、デー
タマスク信号DQM1の低レベルを受け、書き込み動作が可
能な状態になる。データマスク信号DQM2、DQM3が供給さ
れ、かつクロックイネーブル信号CKE2が供給されている
DRAM4e、4fは、書き込み動作が可能な状態になる。
【0046】そして、上述と同様に、SDRAM4d、4
e、4fは、コマンド信号CMDにより書き込みコマンド
を受け、供給されるアドレスADDに対応するメモリセル
44にデータを書き込んでいく(図4(j))。この後、S
DRAM4d、4e、4fに書き込んだデータが順次読み出
される。同様にして、SDRAM4a-4iの書き込み動作、
読み出し動作が繰り返し行われる。
【0047】以上のように構成された半導体記憶装置お
よび半導体記憶装置の試験方法では、SDRAM4は、マス
ク信号無効回路24を備えた。このため、試験モード時
に、外部からのデータマスク信号DQMの信号レベルによ
らず、書き込みタイミングジェネレータ32を動作させ
ることができる。したがって、バーンイン試験におい
て、バーンイン基板46上に搭載された複数のSDRAM4
a-4iのメモリセル44に同時にデータを書き込むこ
とができる。この結果、試験モード時の書き込み動作時
間を短縮することができる。
【0048】マスク信号無効回路24は、3つのゲート
回路で構成できるため、本発明の適用によりSDRAM4の
チップサイズが増大することはない。図5は、本発明の
半導体記憶装置の第2の実施形態および半導体記憶装置
の試験方法の第2の実施形態を示している。この実施形
態は、請求項2および請求項5に対応している。
【0049】この実施形態のSDRAM6では、内部クロッ
クイネーブル信号CKEINは、取り込み信号無効回路48
を介して、内部クロックイネーブル信号CKEIN2として入
力バッファ10bに供給されている。内部コマンド信号
RCMDは、データ出力禁止回路50を介して、内部コマン
ド信号RCMD2として読み出しタイミングジェネレータ2
8に供給されている。また、マスク信号無効回路24は
なく、内部データマスク信号DQM1は、書き込みタイミン
グジェネレータ32に直接供給されている。上記以外の
構成は、上述した第1の実施形態と同一である。
【0050】取り込み信号無効回路48は、2つのイン
バータと2入力のNANDゲートとからなるOR回路として構
成されている。取り込み信号無効回路48の一方の入力
には、内部クロックイネーブル信号CKEINが供給されて
いる。取り込み信号無効回路48の他方の入力には、試
験信号TESTが供給されている。取り込み信号無効回路4
8の出力からは内部クロックイネーブル信号CKEIN2が出
力されている。取り込み信号無効回路48は、試験信号
TESTが低レベルのときに、内部クロックイネーブル信号
CKEINを内部クロックイネーブル信号CKEIN2として伝達
し、試験信号TESTが高レベルのときに、内部クロックイ
ネーブル信号CKEIN2を高レベルにする回路である。
【0051】データ出力禁止回路50は、2入力のNAND
ゲートとインバータとからなるAND回路として構成され
ている。データ出力禁止回路50の一方の入力には、内
部クロックイネーブル信号CKEINが供給されている。デ
ータ出力禁止回路50の他方の入力には、内部コマンド
信号RCMDが供給されている。データ出力禁止回路50の
出力からは内部コマンド信号RCMD2が出力されている。
データ出力禁止回路50は、内部クロックイネーブル信
号CKEINが低レベルのときに、内部コマンド信号RCMD2を
低レベルにし、内部クロックイネーブル信号CKEINが高
レベルのときに、内部コマンド信号RCMDを内部コマンド
信号RCMD2として伝達する回路である。
【0052】この実施形態の半導体記憶装置において
も、図3に示したバーンイン基板46を使用して、バー
ンイン試験が行われる。図6は、バーンイン試験時の各
信号のタイミングの一例を示している。まず、試験コマ
ンドが入力され、SDRAM6a-6iは、試験モードに移行
する。次に、クロックイネーブル信号CKE1は高レベルに
され、クロックイネーブル信号CKE2、CKE3は低レベルに
される(図6(a))。この際、図5に示した取り込み信
号無効回路48は、試験信号TESTの高レベルを受け、内
部クロックイネーブル信号CKEIN2を常に高レベルにす
る。すなわち、全てのSDRAM6a-6iは、クロック信号
CLKを取り込み可能になる。
【0053】また、データマスク信号DQM1は低レベルに
され、データマスク信号DQM2、DQM3は高レベルにされる
(図6(b))。したがって、データマスク信号DQM1が供
給されているSDRAM6a、6d、6gは、書き込み動作
が可能な状態になる。この状態で、SDRAM6a、6d、
6gは、書き込みコマンドを受け、供給されるアドレス
に対応するメモリセル44にデータを書き込んでいく
(図6(c))。次に、SDRAM6a、6d、6gは、読み出
しコマンドを受け、内部コマンド信号RCMDを出力する。
SDRAM6d、6gの出力禁止回路50(図5)は、クロ
ックイネーブル信号CKE2、CKE3の低レベルを受け、非活
性化される。このため、SDRAM6d、6gの読み出し動
作は行われない。データ信号DQの出力は、クロックイネ
ーブル信号CKE1が供給されているSDRAM6aのみから行
われる。SDRAM6aは、順次供給されるアドレスに対応
するメモリセル44からデータを読み出していく(図6
(d))。そして、SDRAM6aの1回目の動作試験が完了す
る。
【0054】次に、クロックイネーブル信号CKE2は高レ
ベルにされ、クロックイネーブル信号CKE1、CKE3は低レ
ベルにされる(図6(e))。この結果、クロックイネー
ブル信号CKE2とデータマスク信号DQM1とが供給されてい
るSDRAM6dからデータ信号DQが出力される(図6
(f))。同様に、クロックイネーブル信号CKE3は高レベ
ルにされ、SDRAM6gからデータ信号DQが出力される
(図6(g))。
【0055】この後、データマスク信号DQM2は低レベル
にされ、データマスク信号DQM1、DQM3は高レベルにされ
る(図6(h))。SDRAM6b、6e、6hは、書き込み動
作が可能な状態になる。そして、上述と同様に、SDRAM
6b、6e、6hは、コマンド信号CMDにより書き込み
コマンドを受け、供給されるアドレスに対応するメモリ
セル44にデータを書き込んでいく(図6(i))。
【0056】この後、SDRAM6b、6e、6hに書き込
んだデータが順次読み出される。同様にして、SDRAM6
a-6iの書き込み動作、読み出し動作が繰り返し行わ
れる。以上のように構成された半導体記憶装置および半
導体記憶装置の試験方法では、上述した第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形
態では、SDRAM4は、OR回路からなる取り込み信号無効
回路48およびAND回路からなるデータ出力禁止回路5
0を備えた。このため、試験モード時に、クロックイネ
ーブル信号CKEのによらず、クロック信号CLKを受けてSD
RAM6を活性化することができる。クロックイネーブル
信号CKEに高レベルが供給されるSDRAM6のみデータの読
み出し動作を行うことができる。したがって、簡易な回
路を追加するだけで、試験モード時の読み出し動作にお
いて読み出しデータの衝突を防止することができる。本
発明の適用によりSDRAM6のチップサイズが増大するこ
とはない。
【0057】図7は、本発明の半導体記憶装置の第3の
実施形態および半導体記憶装置の試験方法の第3の実施
形態を示している。この実施形態は、請求項2および請
求項5に対応している。この実施形態のSDRAM8は、第
2の実施形態のデータ出力禁止回路50の代わりにデー
タ出力禁止回路52を備えている。このため、内部コマ
ンド信号RCMDは、読み出しタイミングジェネレータ28
に直接供給されている。
【0058】データ出力禁止回路52は、2つのインバ
ータと2入力のNANDゲートからなるOR回路52aと、イ
ンバータ52bと、スイッチ回路52cとで構成されて
いる。OR回路52の一方の入力には、インバータ52b
を介して内部クロックイネーブル信号CKEINの反転信号
が供給されている。OR回路52の他方の入力には、内部
データマスク信号DQM1が供給されている。OR回路52の
出力からは、内部データマスク信号DQM3が出力されてい
る。スイッチ回路52cは、試験信号TESTが高レベルの
ときに内部データマスク信号DQM3を内部データマスク信
号DQM2として出力し、試験信号TESTが低レベルのときに
内部データマスク信号DQM1を内部データマスク信号DQM2
として出力する回路である。
【0059】したがって、通常動作モードのとき、およ
び試験モードでクロックイネーブル信号CKEINが高レベ
ルのときに、内部データマスク信号DQM1が内部データマ
スク信号DQM2になる。試験モードでクロックイネーブル
信号CKEINが低レベルのときには、内部データマスク信
号DQM2は常に高レベルになる。この実施形態の半導体記
憶装置においても、図6と同一のタイミングで、SDRAM
8のバーンイン試験が行われる。
【0060】この実施形態の半導体記憶装置および半導
体記憶装置の試験方法においても、上述した第2の実施
形態と同様の効果を得ることができる。図8は、本発明
の半導体記憶装置の第4の実施形態を示している。この
実施形態は、請求項3に対応している。この実施形態の
SDRAM9は、上述したマスク信号無効回路24と取り込
み信号無効回路48とデータ出力禁止回路50とを備え
て構成されている。
【0061】すなわち、マスク信号無効回路24は、試
験信号TESTおよび内部データマスク信号DQMIN1を受け、
内部データマスク信号DQMIN2を出力している。取り込み
信号無効回路48は、試験信号TESTおよび内部クロック
イネーブル信号CKEINを受け、内部クロックイネーブル
信号CKEIN2を出力している。データ出力禁止回路50
は、内部コマンド信号RCMDおよび内部クロックイネーブ
ル信号CKEINを受け、内部コマンド信号RCMD2を出力して
いる。これ以外の構成は、第1および第2の実施形態と
同一である。
【0062】この実施形態の半導体記憶装置において
も、図3に示したバーンイン基板46を使用して、バー
ンイン試験が行われる。図9は、バーンイン試験時の各
信号のタイミングの一例を示している。まず、試験コマ
ンドが入力され、SDRAM9a-9iは、試験モードに移行
する。試験信号TESTは、高レベルにされる。マスク信号
無効回路24は、試験信号TESTの高レベルを受け、内部
データマスク信号DQMIN2を低レベルにする。取り込み信
号無効回路48は、試験信号TESTの高レベルを受け、内
部クロックイネーブル信号CKEIN2を高レベルにする。
【0063】次に、クロックイネーブル信号CKE1、CKE
2、CKE3は、高レベルまたは低レベルのいずれかにされ
る。(図9(a))。SDRAM9a-9iは、クロックイネー
ブル信号CKE1、CKE2、CKE3の信号レベルによらず、クロ
ック信号CLKを取り込む。したがって、SDRAM9a-9i
は活性化状態になる。また、データマスク信号DQM1、DQ
M2、DQM3は、高レベルまたは低レベルのいずれかにされ
る。(図9(b))。この状態で、SDRAM9a-9iは、書
き込み動作が可能な状態になる。
【0064】SDRAM9a-9iは、コマンド信号CMDによ
り書き込みコマンドを受け、供給されるアドレスADDに
対応するメモリセル44にデータを書き込んでいく(図
9(c))。すなわち、全てのSDRAM9a-9iにデータが
書き込まれる。次に、クロックイネーブル信号CKE1は高
レベルにされ、クロックイネーブル信号CKE2、CKE3は低
レベルにされる(図9(d))。データマスク信号DQM1は
低レベルにされ、データマスク信号DQM2、DQM3は高レベ
ルにされる(図9(e))。
【0065】SDRAM9a-9iは、コマンド信号CMDによ
り読み出しコマンドを受ける。この際、図8に示したよ
うに、クロックイネーブル信号CKE1が供給されているSD
RAM9a-9cのデータ出力禁止回路50は、内部コマン
ド信号RCMD1を内部コマンド信号RCMD2として伝達する。
他のSDRAM9d-9iの内部コマンド信号RCMD2は、低レ
ベルにされている。このため、SDRAM9a-9cは、読み
出し動作可能な状態になる。また、データマスク信号DQ
M1が供給されているSDRAM9a、9d、9gの出力回路
30は、読み出しデータ信号DQOUTを出力可能な状態に
なる。この結果、データ信号DQの出力は、読み出し動作
可能で、かつ読み出しデータ信号DQOUTを出力可能なSDR
AM9aのみから行われる。(図9(f))。
【0066】次に、データマスク信号DQM2は低レベルに
され、データマスク信号DQM1、DQM3は高レベルにされ、
SDRAM9bからデータ信号DQが出力される(図9(g))。
同様にして、順次SDRAM9c-9iの読み出し動作が行わ
れる。
【0067】この実施形態の半導体記憶装置において
も、上述した半導体記憶装置の第1および第2の実施形
態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施
形態では、バーンイン基板46上に搭載されたSDRAM9
a-9iに、同時にデータの書き込み動作を行うことが
できる。したがって、バーンイン試験時のデータの書き
込み時間を大幅に短縮することができる。
【0068】なお、上述した実施形態では、本発明をSD
RAMに適用した例について述べた。本発明はかかる実施
形態に限定されるものではない。例えば、本発明をDDR-
SDRAM等の他のDRAMあるいはSRAMに適用しても良い。ま
た、本発明をEPROM等の半導体記憶装置に適用し、ROMデ
ータの書き込み試験に適用してもよい。以上の実施形態
において説明した発明を整理して以下の項を開示する。
【0069】(1)請求項2記載の半導体記憶装置にお
いて、前記データ出力禁止回路50は、メモリセル44
の活性化を禁止することを特徴とする半導体記憶装置。
この半導体記憶装置では、データ出力禁止回路50によ
り、メモリセル44の活性化が禁止される。このため、
取り込み制御信号CKEによる入力信号の取り込み禁止時
に、データDQが出力されることが禁止される。
【0070】(2)請求項2記載の半導体記憶装置にお
いて、前記データ出力禁止回路52は、メモリセル44
から読み出されたデータDQの外部への出力を禁止するこ
とを特徴とする半導体記憶装置。この半導体記憶装置で
は、取り込み制御信号CKEによる入力信号の取り込み禁
止時にも、メモリセル44は読み出し動作を実行する。
しかし、メモリセル44から読み出されたデータDQの外
部への出力は禁止される。
【0071】(3)請求項4または請求項5記載の半導
体記憶装置の試験方法において、前記試験は、高温・高
電圧で前記半導体記憶装置を動作させるバーンイン試験
であることを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。
【0072】この半導体記憶装置の試験方法をバーンイ
ン試験に適用することで、バーンイン試験の試験時間が
短縮され、試験コストが低減される。
【0073】
【発明の効果】請求項1の半導体記憶装置では、外部か
らのデータマスク信号の信号レベルによらず、複数の半
導体記憶装置のメモリセル44に同時にデータを書き込
むことができる。したがって、試験モード時の書き込み
動作時間を短縮することができる。
【0074】請求項2および請求項3の半導体記憶装置
では、外部からの取り込み制御信号の信号レベルによら
ず、複数の半導体記憶装置のメモリセル44に同時にデ
ータを書き込むことができる。したがって、試験モード
時の書き込み動作時間を短縮することができる。試験モ
ード時の読み出し動作においては、読み出しデータの衝
突を防止することができる。
【0075】請求項4の半導体記憶装置の試験方法で
は、外部からのデータマスク信号の信号レベルによら
ず、複数の半導体記憶装置のメモリセル44に同時にデ
ータを書き込むことができる。したがって、書き込み動
作時間を短縮することができる。請求項5の半導体記憶
装置の試験方法では、外部からの取り込み制御信号の信
号レベルによらず、複数の半導体記憶装置のメモリセル
44に同時にデータを書き込むことができる。したがっ
て、書き込み動作時間を短縮することができる。試験モ
ード時の読み出し動作においては、読み出しデータの衝
突を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項3に記載の発明の基本原
理を示すブロック図である。
【図2】本発明の半導体記憶装置の第1の実施形態およ
び半導体記憶装置の試験方法の第1の実施形態を示す全
体構成図である。
【図3】図2のSDRAMのバーンイン試験を行うバーンイ
ン基板を示す概要図である。
【図4】図2の半導体記憶装置におけるバーンイン試験
時の各信号の状態を示すタイミング図である。
【図5】本発明の半導体記憶装置の第2の実施形態およ
び半導体記憶装置の試験方法の第2の実施形態を示す全
体構成図である。
【図6】図5の半導体記憶装置におけるバーンイン試験
時の各信号の状態を示すタイミング図である。
【図7】本発明の半導体記憶装置の第3の実施形態およ
び半導体記憶装置の試験方法の第3の実施形態を示す全
体構成図である。
【図8】本発明の半導体記憶装置の第4の実施形態を示
す全体構成図である。
【図9】図8の半導体記憶装置におけるバーンイン試験
時の各信号の状態を示すタイミング図である。
【図10】従来のバーンイン基板を示す概要図である。
【図11】バーンイン試験時の各信号の状態を示すタイ
ミング図である。
【符号の説明】
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f、4g、4
h、4i SDRAM 6、6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6
h、6i SDRAM 8、9、9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、
9h、9i SDRAM 10a、10b 入力バッファ 12 クロックイネーブルラッチ 14 コマンドラッチ部 16 列アドレスラッチ 18 データラッチ 20 データマスクラッチ 22 試験回路 24 マスク信号無効回路 26 出力タイミングジェネレータ 28 読み出しタイミングジェネレータ 30 出力回路 32 書き込みタイミングジェネレータ 34 メモリコア部 36 パッド 38 列デコーダ 40 リードアンプ 42 ライトアンプ 44 メモリセル 46 バーンイン基板 48 取り込み信号無効回路 50 データ出力禁止回路 52 データ出力禁止回路 ADD アドレス信号 CKE、CKE、1CKE2、CKE3 クロックイネーブル信号 CLK クロック信号 CMD コマンド信号 DQ データ信号 DQIN 書き込みデータ信号 DQM、DQM1、DQM2、DQM3 データマスク信号 DQOUT 読み出しデータ信号 TEST 試験信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠▲崎▼ 直治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA15 BA21 BA25 CA07 EA01 5L106 AA01 DD06 DD11 DD35 DD36 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からデータマスク信号を受け、メモ
    リセルへのデータの書き込みを禁止する書き込み制御回
    路を備えた半導体記憶装置において、 試験モード時に活性化され、前記データマスク信号を無
    効にして前記メモリセルへの前記データの書き込みを、
    該試験モード中に常に許可するマスク信号無効回路を備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 外部から取り込み制御信号を受け、入力
    信号の取り込みを禁止する取り込み制御回路を備えた半
    導体記憶装置において、 試験モード時に活性化され、前記取り込み制御信号を無
    効にして前記入力信号の取り込みを、該試験モード中に
    常に許可する取り込み信号無効回路と、 前記取り込み制御信号による前記入力信号の取り込み禁
    止時に、メモリセルからのデータの読み出し動作を禁止
    するデータ出力禁止回路とを備えたことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 外部からデータマスク信号を受け、メモ
    リセルへのデータの書き込みを禁止する書き込み制御回
    路と、外部から取り込み制御信号を受け、入力信号の取
    り込みを禁止する取り込み制御回路とを備えた半導体記
    憶装置において、 試験モード時に活性化され、前記データマスク信号を無
    効にして前記メモリセルへの前記データの書き込みを、
    該試験モード中に常に許可するマスク信号無効回路と、 試験モード時に活性化され、前記取り込み制御信号を無
    効にして前記入力信号の取り込みを、該試験モード中に
    常に許可する取り込み信号無効回路と、 前記取り込み制御信号による前記入力信号の取り込み禁
    止時に、メモリセルからのデータの読み出し動作を禁止
    するデータ出力禁止回路とを備えたことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体記憶装置を試験基
    板上に複数搭載し、 前記各半導体記憶装置を試験モードにし、 前記各半導体記憶装置に所定の前記データマスク信号を
    与え、 前記データマスク信号により書き込みが禁止されている
    前記半導体記憶装置の前記メモリセルにもデータを書き
    込むことを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体記憶装置を試験基
    板上に複数搭載し、 前記各半導体記憶装置を試験モードにし、 前記各半導体記憶装置に所定の前記取り込み制御信号を
    与え、 前記取り込み制御信号により前記入力信号の取り込みが
    禁止されている前記半導体記憶装置の前記メモリセルに
    もデータを書き込み、 前記取り込み制御信号により前記入力信号の取り込みが
    許可されている前記半導体記憶装置の前記メモリセルか
    らのみデータの読み出し動作を行うことを特徴とする半
    導体記憶装置の試験方法。
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