JP2001006192A - 光学ピックアップ用対物レンズ装置 - Google Patents

光学ピックアップ用対物レンズ装置

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JP2001006192A
JP2001006192A JP11172623A JP17262399A JP2001006192A JP 2001006192 A JP2001006192 A JP 2001006192A JP 11172623 A JP11172623 A JP 11172623A JP 17262399 A JP17262399 A JP 17262399A JP 2001006192 A JP2001006192 A JP 2001006192A
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lens
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objective lens
distance
coil
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Masayuki Nishikawa
昌之 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のレンズと第2のレンズとの間隔が可変
で、フォーカスサーボやトラックサーボ時に第1のレン
ズと第2のレンズとの間隔を安定に保つことができる光
学ピックアップ用対物レンズ装置を提供する。 【解決手段】 対物レンズ装置1は、第1のレンズ2
と、第2のレンズ3と、前記第1のレンズ2と第2のレ
ンズ3との間の距離を可変にする、第1のレンズ支持弾
性体7a,7bを含む距離可変駆動部4と、上記第1の
レンズ2、第2のレンズ3、および距離可変駆動部4を
フォーカス方向やトラッキング方向に駆動する対物レン
ズ駆動部5とを備えている。第1のレンズと第2のレン
ズとの間の距離を変更する際に可動となる光軸方向可動
部の重心は、第1のレンズ支持弾性体7a,7bの光軸
方向の略中央部になるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のレンズと第
2のレンズとからなる2群レンズを適用している光学ピ
ックアップ用対物レンズ装置に関し、詳しくは、第1の
レンズと第2のレンズとの間の距離が可変である光学ピ
ックアップ用対物レンズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として、いわ
ゆる光ディスク、光磁気ディスク、或いは光カード等の
種々の光学記録媒体が提案されている。そして、これら
光学記録媒体上に光源からの光を照射して、該光学記録
媒体の信号記録面に対する情報信号の書き込みや読み出
しを行う光学ピックアップが提案されている。
【0003】上記光学ピックアップは、対物レンズの開
口数(NA)を大きくすることによって、光学記録媒体
の信号記録面上に光のビーム径を小さくして集光させる
ことができるため、光学記録媒体の情報記録密度を向上
させることができる。
【0004】例えば、いわゆる単玉レンズでは、高開口
数を得ようとした場合、屈折パワーが必要になる。しか
し、屈折パワーを大きくすると、レンズ面の曲率が小さ
くなり、屈折面同士の位置決め精度が厳しくなる。この
ような理由から、上記単玉レンズの開口数は、0.6程
度が限界であった。
【0005】また、光学記録媒体である光ディスクにお
いて、信号記録面を保護する基板の厚さが規定値からず
れると、球面収差が大きく変化する。一方、球面収差
は、高次の項を無視すると開口数の4乗に比例する。そ
のため、対物レンズの開口数を増加させた場合、光ディ
スクの基板厚さの製造トレランスが狭くなってしまう。
【0006】これに対して2群レンズは、高開口数を可
能にしながら、光ディスクの基板厚さの設計の許容範囲
を広くさせることができるので、基板厚さの異なる光デ
ィスクに対しても使用することができる。このような2
群レンズを用いた光学ピックアップ用対物レンズ装置で
あって、2つのレンズ間の距離が可変である従来の装置
の断面図を図7に示す。
【0007】2群レンズ101は、第1のレンズ102
と、光軸方向に空間を介して第1のレンズ102に対向
する第2のレンズ103とを有している。そして、該2
群レンズ101は、第1のレンズ102と第2のレンズ
103との間の距離を可変にする距離可変駆動部116
を備えている。
【0008】また、2群レンズ101は、上述の第1の
レンズ102および第2のレンズ103に加え、第1の
レンズ102の外周部を嵌合して第1のレンズ102を
保持する略筒状のボビン108と、該ボビン108との
間に空隙部109を設けて、第2のレンズ103の光学
ディスク側の外周部に配設されるヨーク110と、上記
ボビン108の外周部に対して巻裝されたコイル111
と、上記ヨーク110に取り付けられ、且つ上記コイル
111に離間されて配設されているマグネット112
と、上記ボビン108と上記ヨーク110とを機械的に
連結しているバネ113と、第1のレンズ102の光デ
ィスク側の面の外周部に配設された保護材115とから
構成される。
【0009】上記コイル111に印加される電流と、該
コイル111に対向配置されているマグネット112が
発する磁界とにより、ローレンツ力が発生する。
【0010】上記バネ113は、上記ボビン108と上
記ヨーク110とを機械的に連結させて、該ヨーク11
0に対してボビン108を弾性支持している。また、上
述したバネ113は、ボビン108を光軸方向にのみ移
動可能に支持している。
【0011】そして、2群レンズ101において、ボビ
ン108、ヨーク110、コイル111、マグネット1
12およびバネ113によって、いわゆるボイスコイル
モータである距離可変駆動部116を構成している。す
なわち、2群レンズ101は、コイル111とマグネッ
ト112との間で発生する上述したローレンツ力によっ
て駆動される距離可変駆動部116によって、第2のレ
ンズ103と第1のレンズ102との間の距離を可変と
している。該第1のレンズ102は、ヨーク110、バ
ネ113およびボビン108を介し、該第2のレンズ1
03に対して光軸方向に自由度を有して、弾性的に支持
されている。
【0012】なお、距離可変駆動部116を備えた2群
レンズ101は、光学ピックアップ内において、半導体
レーザが発射するレーザ光の光軸および該光軸と垂直方
向へ移動可能となるように、対物レンズ駆動アクチュエ
ータによって支持されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、フォーカスサーボ、トラックサーボの
際、対物レンズ駆動手段(図示せず)により2群レンズ
101に対してフォーカス方向およびトラッキング方向
の外力を加えたとき、2群レンズ101のばね113に
より支持されている可動部の重心がばね113の間隔の
中心から外れていると、光軸方向とトラッキング方向と
に垂直な軸を中心に傾斜する共振モード、もしくはトラ
ッキング方向の軸を中心に傾斜する共振のモードが発生
する。これら共振モードの発生により、記録信号や再生
信号の劣化が生じる。
【0014】また、上記従来の構成では、距離可変駆動
手段116用のマグネット112とヨーク110とは別
に、2群レンズ101をフォーカス方向に駆動する、明
示されていない対物レンズ駆動手段が必要なため、部品
点数の増加、組み立て性の悪化、またコストのアップへ
とつながる。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、第1のレンズと第2のレンズとからなる2群レン
ズ備え、基板の厚みに誤差がある光学ディスク、あるい
は基板の厚さが異なった光学ディスクに対して適用で
き、且つ従来より簡素な構造で、フォーカスサーボやト
ラックサーボ時に、第1のレンズと第2のレンズとの間
隔を一定に保つことができる光学ピックアップ用対物レ
ンズ装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の光学ピックアップ用対物レンズ装置は、
情報記録媒体に対向する面を有する第1のレンズと、上
記第1のレンズと光軸方向に空間を有して配置され、光
源から入射された光を上記第1のレンズに対して出射す
る第2のレンズと、光軸方向に垂直な少なくとも2つの
平面上に設けられて上記第1のレンズを支持する第1の
レンズ支持部材を含み、上記第1のレンズと上記第2の
レンズとの間の光軸方向の空間の距離を変化させる距離
可変駆動手段とを備え、上記第1のレンズ支持部材のう
ち、最も光源に近い光源側第1のレンズ支持部材と、最
も情報記録媒体に近い記録媒体側第1のレンズ支持部材
との間の光軸上における中央付近に、上記第1のレンズ
と上記第2のレンズとの光軸方向の空間の距離を変化さ
せる際の可動部の重心が配置されていることを特徴とし
ている。
【0017】上記の構成によれば、光軸方向に垂直な少
なくとも2つの平面上に設けられて上記第1のレンズを
支持する第1のレンズ支持部材のうち、光源側第1のレ
ンズ支持部材と、記録媒体側第1のレンズ支持部材との
間の、光軸上における中央付近に、上記第1のレンズと
上記第2のレンズとの間の光軸方向の空間の距離を変化
させる際に可動となる可動部の重心が配置されているの
で、該可動部は上記第1のレンズ支持部材に支持される
ことになる。従って、フォーカスサーボやトラックサー
ボの際に、上記可動部に生じる不要な共振モードを抑制
することができる。
【0018】これにより、フォーカスサーボやトラック
サーボの際に、第1のレンズと第2のレンズとの間隔を
一定に保って安定性を確保し、情報の読み出しや書き込
みを行う際の記録信号や再生信号の劣化を抑制すること
ができる。
【0019】上記の課題を解決するために、本発明に係
る光学ピックアップ用対物レンズ装置は、さらに、上記
距離可変駆動手段が、該距離可変駆動手段用のコイルに
印加される電流とマグネットによる磁界とにより発生す
るローレンツ力が該距離可変駆動手段用のコイルに作用
して駆動されており、上記距離可変駆動手段用のコイル
は、上記第1のレンズ支持部材における光源側第1のレ
ンズ支持部材と記録媒体側第1のレンズ支持部材との間
に配置されている構成とすることができる。
【0020】上記の構成によれば、距離可変駆動手段用
のコイルは、光軸方向に垂直な2つの平面上に設けられ
ている第1のレンズ支持部材間に配置されているため、
距離可変駆動手段用のコイルを設けることによる光軸方
向のスペースの増加を抑制することができる。
【0021】これにより、装置全体の薄型化を実現し
て、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0022】上記の課題を解決するために、本発明に係
る光学ピックアップ用対物レンズ装置は、さらに、上記
第1のレンズ、第2のレンズ、および距離可変駆動手段
を、フォーカス方向またはトラッキング方向に駆動する
対物レンズ駆動手段をさらに備え、上記距離可変駆動手
段および対物レンズ駆動手段は、該距離可変駆動手段用
のコイルおよび該対物レンズ駆動手段用のコイルに印加
される電流とマグネットによる磁界とにより発生するロ
ーレンツ力が、上記各コイルに作用することにより駆動
されており、且つ上記マグネットは上記距離可変駆動手
段および対物レンズ駆動手段に共通に用いられている構
成とすることができる。
【0023】上記の構成によれば、距離可変駆動手段お
よび対物レンズ駆動手段は同一のマグネットを用いてい
るので、該距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段
の磁気回路を共通化することができる。それゆえ距離可
変駆動手段用、対物レンズ駆動手段用としてのマグネッ
トを別々に設ける必要がなく、部品点数の削減が可能と
なる。
【0024】これにより、装置全体を小さく、かつ軽く
することができ、ローコスト化および装置組み立ての容
易化を実現することができる。
【0025】上記の課題を解決するために、本発明に係
る光学ピックアップ用対物レンズ装置は、また、上記第
1のレンズ、第2のレンズ、および距離可変駆動手段
を、フォーカス方向またはトラッキング方向に駆動する
対物レンズ駆動手段をさらに備え、上記距離可変駆動手
段および対物レンズ駆動手段は、該距離可変駆動手段用
のコイルおよび該対物レンズ駆動手段用のコイルに印加
される電流とマグネットによる磁界とにより発生するロ
ーレンツ力が、上記各コイルに作用することにより駆動
され、上記距離可変駆動手段用のコイルが配置される磁
気ギャップは、上記対物レンズ駆動手段用のコイルが配
置される磁気ギャップよりも、光軸からの距離が小さい
構成とすることもできる。
【0026】上記の構成によれば、距離可変駆動手段用
のコイルは、対物レンズ駆動手段用のコイルよりも光軸
からの距離が近い磁気ギャップに配置されているので、
距離可変駆動手段の大きさは対物レンズ駆動手段と比較
して小さくなる。対物レンズ駆動手段は、ローレンツ力
を利用して、第1のレンズおよび第2のレンズと共に距
離可変駆動手段も駆動することから、距離可変駆動手段
の大きさが小さければ、上記対物レンズ駆動手段が駆動
する部分が小さくなるため、必要とされる推力を小さく
することが可能となる。すなわち、対物レンズ駆動手段
も小さくすることが可能となる。
【0027】これにより、距離可変駆動手段および対物
レンズ駆動手段を小さく構成して、装置全体の大きさを
抑制することができる。
【0028】上記の課題を解決するために、本発明に係
る光学ピックアップ用対物レンズ装置は、さらに、第1
のレンズおよび第2のレンズを支持し、かつ上記距離可
変駆動手段用のコイルまたは対物レンズ駆動手段用のコ
イルに電流を供給する、ワイヤバネからなる対物レンズ
支持部材を、少なくとも6本有している構成とすること
ができる。
【0029】上記の構成によれば、上記距離可変駆動手
段用のコイルまたは対物レンズ駆動手段用のコイルに電
流を供給する対物レンズ支持部材が少なくとも6本以上
設けられているので、対物レンズ駆動手段用のコイルが
4本の場合であっても、別途電流を供給するための部材
を設ける必要がない。
【0030】これにより、コストの増加を抑制すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の第1の
実施の形態について図1ないし図4に基づいて説明すれ
ば、以下のとおりである。
【0032】図2は、本実施の形態に係る光学ピックア
ップ用対物レンズ装置の平面図であり、図3は該光学ピ
ックアップ用対物レンズ装置の側面図であり、図1は図
2のA−A断面の斜視図である。尚、光軸方向およびト
ラッキング方向は、図1に示されているとおりである。
以下に、図2および図3も参照しながら、図1に基づい
て上記光学ピックアップ用対物レンズ装置の構成につい
て説明する。
【0033】本実施の形態に係る対物レンズ装置(光学
ピックアップ用対物レンズ装置)1は、図1に示すよう
に、第1のレンズ2と、該第1のレンズ2と光軸方向に
空間を介して対向する第2のレンズ3と、前記第1のレ
ンズ2と第2のレンズ3との間の距離を可変にする距離
可変駆動部(距離可変駆動手段)4と、上記第1のレン
ズ2、第2のレンズ3、および距離可変駆動部4を、フ
ォーカス方向やトラッキング方向に駆動する対物レンズ
駆動部(対物レンズ駆動手段)5とを備えている。
【0034】ここで、図4は、上記第1のレンズ2およ
び第2のレンズ3により、光学ディスク(情報記録媒
体)41の信号記録面上に半導体レーザからのレーザ光
を集光させる様子を示している。上記第2のレンズ3
は、半導体レーザから出射されたレーザ光が入射される
第1の面3aと、該第1の面3aから入射されたレーザ
光を第1のレンズ2に向けて出射する第2の面3bとを
有している。そして、上記第1のレンズ2は、第2のレ
ンズ3の第2の面3bよりレーザ光が入射される第1の
面2aと、第1の面2aから入射されたレーザ光を光学
ディスク41に向けて出射する第2の面2bとから構成
される。
【0035】上述したように、第1のレンズ2と第2の
レンズ3との間の距離は距離可変駆動部4により変更可
能である。上記第1のレンズ2と第2のレンズ3との間
の距離を可変とすること事により、光学ディスク41の
カバーグラス(基板)厚の変化で発生する球面収差を小
さくして、レーザ半導体から出射されたレーザ光を光学
ディスク41の信号記録面上に確実に集束させることが
できる。また、本実施の形態においては、上記第1のレ
ンズ2と第2のレンズ3とで構成される2群レンズに、
例えば0.85の開口数を発生させることができる。
【0036】上記距離可変駆動部4は、第1のレンズ保
持部材6と、第1のレンズ支持弾性体7a,7bと、対
物レンズ保持部材8と、距離可変用コイル(距離可変駆
動手段用のコイル)9a,9bと、マグネット10a,
10bとを有している。
【0037】上記第1のレンズ保持部材6は、第1のレ
ンズ2を保持している。上記第1のレンズ支持弾性体7
a,7bは、上記第1のレンズ保持部材6における光軸
方向に垂直な2平面上にそれぞれ配置されて、該第1の
レンズ保持部材6を挟み込むような構成となっており、
該第1のレンズ支持弾性体7a,7bにおける第1のレ
ンズ2側の端部7aa,7baが、第1のレンズ保持部
材6にそれぞれ固定されている。
【0038】上記対物レンズ保持部材8は、上記第1の
レンズ支持弾性体7a,7bの他方の端部7ba,7b
bに固定されて、該第1のレンズ支持弾性体7a,7b
を保持し、さらに、第2のレンズ3の外周部3aを嵌合
して保持する第2のレンズ支持部8aにて、第2のレン
ズ3を保持しており、全体として略L字形状をなしてい
る。このような構成により、対物レンズ保持部材8に対
して第1のレンズ保持部材6と第1のレンズ2とが光軸
方向にのみ移動可能となっている。
【0039】上記第1のレンズ保持部材6および対物レ
ンズ保持部材8の外周部には、第1ヨーク11が配置さ
れている。該第1ヨーク11には、上記距離可変用コイ
ル9a,9bがそれぞれ巻裝されている。該距離可変用
コイル9a,9bは、光軸方向における第1のレンズ支
持弾性体7a,7bの間にそれぞれ配置され、第1のレ
ンズ保持部材6に取り付けられている。このように距離
可変用コイル9a,9bを配置することにより、光軸方
向のスペースを小さく抑えることができるので、装置全
体の薄型化を実現して、ユーザの利便性を向上させるこ
とが可能となる。
【0040】上記第1ヨーク11の外周部分には、第2
ヨーク12が配置されている。該第2ヨーク12の内側
壁部12a,12bにおいて、上記距離可変用コイル9
a,9bと対向する部分には、マグネット10a,10
bがそれぞれ取り付けられている。該マグネット10
a,10bと、上記第1ヨーク11の外側壁部11a,
11bとの間には、空隙部13a,13bが設けられて
いる。
【0041】尚、第2ヨーク12および第1ヨーク11
は共に磁性材から形成されており、マグネット10a,
10bは、光軸方向およびトラッキング方向に垂直な方
向に磁化されているため、上記空隙部13a,13bに
は、光軸方向およびトラッキング方向に垂直な方向に磁
界が発生する。距離可変用コイル9a,9bは該空隙部
13a,13bに配置されている。
【0042】また、光学ディスク41と対向する側に配
置されている第1のレンズ支持弾性体7a上には、第1
のレンズ保護部材14が配設されている。該第1のレン
ズ保護部材14は、第1レンズ2の直径より大きく開け
られた貫通穴を有しており、該穴内に第1レンズ2が配
置されるように構成されている。該第1のレンズ保護部
材14は発塵性が少ない不織布もしくはカバーガラスと
の摩擦係数が小さい部材からなり、第1のレンズ2が光
学ディスク41のカバーガラスに直接衝突することを抑
制している。
【0043】上述したように上記空隙部13a,13b
には光軸方向およびトラッキング方向に垂直な方向に磁
界が発生しているので、上記距離可変用コイル9a,9
bに通電すると、該距離可変用コイル9a,9bには光
軸方向に推力が発生する。該距離可変用コイル9a,9
bは第1のレンズ保持部材6に取り付けられているの
で、結果的には該第1のレンズ保持部材6が光軸方向に
駆動される。
【0044】以上のような構成により、第1のレンズ2
と第2のレンズ3との間の距離を変更可能とすることが
できる。この際、第1のレンズ2、第1のレンズ保持部
材6、第1のレンズ支持弾性体7a,7b、距離可変用
コイル9a,9b、および第1のレンズ保護部材14
が、光軸方向に可動する光軸方向可動部(可動部)とな
る。本実施の形態に係る対物レンズ装置1は、該光軸方
向可動部の重心が、上記第1のレンズ支持弾性体7a,
7bの光軸上における光軸方向間距離の略中央部になる
ように、各部材が配置されている。
【0045】これにより、対物レンズ駆動部5を用いて
対物レンズ装置1全体をフォーカス方向やトラッキング
方向に駆動する際に、第1のレンズ2、第1のレンズ保
持部材6、距離可変用コイル9a,9b、第1のレンズ
支持弾性体9a,9b、第1のレンズ保護部材14を含
めた光軸方向可動部によって引き起こされる共振モード
を抑制する、つまりフォーカスサーボやトラックサーボ
の際における上記光軸方向可動部の揺らぎを防いで、第
1のレンズ2と第2のレンズ3との間隔を一定に保ち、
信号の劣化を抑制することが可能となる。
【0046】次に、対物レンズ駆動部5について詳細に
説明する。該対物レンズ駆動部5は、フォーカス用コイ
ル(対物レンズ駆動手段用のコイル)15a,15b
と、トラッキング用コイル(対物レンズ駆動手段用のコ
イル)16a,16bと、対物レンズ保持部材8と、マ
グネット10a,10bとを有している。
【0047】フォーカス用コイル15a,15bは、第
1ヨーク11に巻裝されて対物レンズ保持部材8に取り
付けられており、トラッキング用コイル16a,16b
は、該フォーカス用コイル15a,15bの空隙部13
a,13b側に取り付けられており、上記両コイルは前
述の空隙部13a,13bに配置されている。
【0048】上記フォーカス用コイル15a,15bに
電流を流すと、上記空隙部13a,13bに発生してい
る、マグネット10a,10bによる磁界により該フォ
ーカス用コイル15a,15bには光軸方向に推力が生
じるので、上記対物レンズ保持部材8が光軸方向に駆動
される。また、上記トラッキング用コイル16a,16
bに電流を流すと、電流は光軸方向に流れるので、上記
空隙部13a,13bに発生している磁界により、該ト
ラッキング用コイル16a,16bにはトラッキング方
向に推力が発生するので、対物レンズ保持部材8がトラ
ッキング方向に駆動される。
【0049】上記対物レンズ保持部材8には、光軸を妨
げないように光軸に垂直な面に貫通穴が設けられ、該貫
通穴の部分に第2レンズ3が配置されるように構成され
ている。
【0050】また、第2ヨーク12において、その一部
が光軸方向に折曲されている部分には、プリント基板1
7が取り付けられている。
【0051】さらに、光軸方向に垂直に、かつ光学ディ
スク41の接線方向に平行に配置されている6本のワイ
ヤバネからなる対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持
部材)18a〜18fは、対物レンズ保持部材8と上記
プリント基板17との部分にはんだで取り付けられてい
る。これにより、対物レンズ保持部材8が光軸方向およ
びトラッキング方向に移動可能となっている。また該対
物レンズ支持弾性体18a〜18fは、距離可変用コイ
ル9a,9b、フォーカス用コイル15a,15bトラ
ッキング用コイル16a,16bに通電する働きもあ
る。
【0052】以上のような構成により、距離可変用コイ
ル9a,9b、フォーカス用コイル15a,15b、ト
ラッキング用コイル16a,16bの磁気ギャップを共
通化することが可能である。従って、マグネット、ヨー
クを別途設ける必要がないので、部品点数を少なくする
ことが可能である。
【0053】また、6本の対物レンズ支持弾性体18a
〜18fを設けることにより、フォーカス用コイル15
a,15b、トラッキング用コイル16a,16bのよ
うに、4つのコイル(ワイヤバネ)を有する対物レンズ
駆動手段5を流用する場合であっても、電流を印加する
ための部材を別途設ける必要はなく、コストの増加を抑
えることが可能となる。
【0054】尚、本実施の形態においては、2つの平面
上に設けられている第1のレンズ支持弾性体7a,7b
を用いたが、光軸方向に垂直な3つ以上の平面上に設け
られるように、第1のレンズ支持弾性体を増加させるこ
とも可能である。但し、この場合、光軸方向可動部の重
心は、3つ以上設けられた第1のレンズ支持弾性体のう
ち、最も光源側に近い第1のレンズ支持弾性体(光源側
第1のレンズ支持部材)と、最も光学ディスク41に近
い第1のレンズ支持弾性体(記録媒体側第1のレンズ支
持部材)との間の光軸上における中央付近に配置される
ように構成される。このような構成においても、本実施
の形態に係る対物レンズ装置1と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0055】〔実施の形態2〕本発明の第2の実施の形
態について、図5および図6に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。尚、説明の便宜上、前記した実施の
形態1で説明した構成と同様の構成については同一の参
照番号を付記し、その説明を省略する。
【0056】図5は、光軸を通りトラッキング方向に垂
直な面における、本実施の形態に係る対物レンズ装置2
1の断面図である。
【0057】上記対物レンズ装置21における第1ヨー
ク22は、前記した実施の形態1の第1ヨーク11にお
ける両端部の、空隙部13a,13b側の一部に、トラ
ッキング方向に貫通する切り欠き部23a,23bがそ
れぞれ設けられている。該第1のヨーク22の空隙部1
3a,13b側の外部側壁22a,22bには、マグネ
ット10c,10dがそれぞれ配設されている。すなわ
ち、マグネット10aとマグネット10c、マグネット
10bとマグネット10dとが空隙部13a,13bを
介して対向した構成となっている。これらマグネット1
0a,10b,10c,10dは光軸方向およびトラッ
キング方向に垂直な方向に磁化されており、マグネット
10aとマグネット10cとは共に同一の磁化方向、マ
グネット10bとマグネット10dとは共に同一の磁化
方向となるようにそれぞれ配置されている。
【0058】切り欠き部23a,23bの位置に対応す
る第1ヨーク22の、トラッキング方向に垂直な面であ
る外部側壁22a,22bと、マグネット10c,10
dにおいて光軸に近い側の面とで、磁気ギャップが形成
されている。距離可変用コイル9a,9bは、この磁気
ギャップにそれぞれ配置されており、第1ヨーク22の
両端部分にそれぞれ巻裝されている。
【0059】本実施の形態に係る対物レンズ装置21に
おいて、第1のレンズ2、第1のレンズ保持部材6、距
離可変用コイル9a,9b、第1のレンズ支持弾性体7
a,7b、および第1のレンズ保護部材14を含めた光
軸方向可動部の重心が、上記第1のレンズ支持弾性体7
a,7bの光軸方向間距離の略中央部となるように、上
記各部材が配置されている。このような構成により、実
施の形態1で示した対物レンズ装置1と同様の作用効果
を得ることができる。
【0060】上記距離可変用コイル9a,9bに通電す
ると、上記磁気ギャップにより、該距離可変用コイル9
a,9bに光軸方向の推力が発生する。該該距離可変用
コイル9a,9bは実施の形態1で説明したように、第
1のレンズ保持部材6に取り付けられているので、該第
1のレンズ保持部材6が光軸方向に駆動される。これに
より、第1のレンズ2と第2のレンズ3との間隔を変化
させることが可能となる。
【0061】フォーカス用コイル15a、トラッキング
用コイル16aは、上記マグネット10a,10cによ
り形成される磁気ギャップ内に配置され、フォーカス用
コイル15b、トラッキング用コイル16bはマグネッ
ト10b,10dにより形成される磁気ギャップ内に配
置される。上記フォーカス用コイル15aは、第1ヨー
ク22とマグネット10cとに巻裝され、上記フォーカ
ス用コイル15bは、第1ヨーク22とマグネット10
dとに巻裝されている。
【0062】以上のように各コイルを配置すると、距離
可変用コイル9a,9bは、フォーカス用コイル15
a,15bおよびトラッキング用コイル16a,16b
よりも光軸に近くなり、結果的に距離可変駆動部4が小
さくなる。従って、第1のレンズ2、第2のレンズ3、
および距離可変駆動部4を駆動する対物レンズ駆動部5
が生じさせる推力を、より小さくすることができる。こ
れに伴い、対物レンズ駆動部5の大きさもより小さくす
ることが可能となるので、更なる装置の小型化を実現す
ることができる。
【0063】また、図6に示すように、本実施の形態に
係る対物レンズ装置21において、マグネット10a,
10bが設けられておらず、第2ヨーク12とマグネッ
ト10aおよび第2ヨーク12とマグネット10bがそ
れぞれ対向して磁気キャップを形成している対物レンズ
装置31を用いても、上述した効果と同様に距離可変用
コイル9a、9bを光軸に近く配置する事ができるとと
もに、マグネット10a,10bがない分だけ、更なる
装置の小型化が可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る光学ピック
アップ用対物レンズ装置は、情報記録媒体に対向する面
を有する第1のレンズと、上記第1のレンズと光軸方向
に空間を有して配置され、光源から入射された光を上記
第1のレンズに対して出射する第2のレンズと、光軸方
向に垂直な少なくとも2つの平面上に設けられて上記第
1のレンズを支持する第1のレンズ支持部材を含み、上
記第1のレンズと上記第2のレンズとの間の光軸方向の
空間の距離を変化させる距離可変駆動手段とを備え、上
記第1のレンズ支持部材のうち、最も光源に近い光源側
第1のレンズ支持部材と、最も情報記録媒体に近い記録
媒体側第1のレンズ支持部材との間の光軸上における中
央付近に、上記第1のレンズと上記第2のレンズとの光
軸方向の空間の距離を変化させる際の可動部の重心が配
置されている構成である。
【0065】それゆえ、上記第1のレンズと上記第2の
レンズとの間の光軸方向の空間の距離を変化させる際に
可動となる可動部は、第1のレンズ支持部材に支持され
ることになるので、フォーカスサーボやトラックサーボ
の際に、上記可動部に生じる不要な共振モードを抑制す
ることができる。これにより、フォーカスサーボやトラ
ックサーボの際に、第1のレンズと第2のレンズとの間
隔を一定に保って安定性を確保し、情報の読み出しや書
き込みを行う際の記録信号や再生信号の劣化を抑制する
ことができるという効果を奏する。
【0066】さらに、本発明に係る光学ピックアップ用
対物レンズ装置は、上記距離可変駆動手段が、該距離可
変駆動手段用のコイルに印加される電流とマグネットに
よる磁界とにより発生するローレンツ力が該距離可変駆
動手段用のコイルに作用して駆動されており、上記距離
可変駆動手段用のコイルは、上記第1のレンズ支持部材
における光源側第1のレンズ支持部材と記録媒体側第1
のレンズ支持部材との間に配置されている構成とするこ
とができる。
【0067】それゆえ、距離可変駆動手段用のコイルを
設けることによる光軸方向のスペースの増加を抑制する
ことができる。これにより、装置全体の薄型化を実現し
て、ユーザの利便性を向上させることが可能となるとい
う効果をさらに奏する。
【0068】さらに、本発明に係る光学ピックアップ用
対物レンズ装置は、上記第1のレンズ、第2のレンズ、
および距離可変駆動手段を、フォーカス方向またはトラ
ッキング方向に駆動する対物レンズ駆動手段をさらに備
え、上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段
は、該距離可変駆動手段用のコイルおよび該対物レンズ
駆動手段用のコイルに印加される電流とマグネットによ
る磁界とにより発生するローレンツ力が、上記各コイル
に作用することにより駆動されており、且つ上記マグネ
ットは上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段
に共通に用いられている構成とすることができる。
【0069】それゆえ、距離可変駆動手段および対物レ
ンズ駆動手段は、磁気回路を共通化することができるの
で、距離可変駆動手段用、対物レンズ駆動手段用として
のマグネットを別々に設ける必要がなく、部品点数の削
減が可能となる。これにより、装置全体を小さく軽くす
ることができ、ローコスト化および装置組み立ての容易
化を実現することができるという効果をさらに奏する。
【0070】また、本発明に係る光学ピックアップ用対
物レンズ装置は、上記第1のレンズ、第2のレンズ、お
よび距離可変駆動手段を、フォーカス方向またはトラッ
キング方向に駆動する対物レンズ駆動手段をさらに備
え、上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段
は、該距離可変駆動手段用のコイルおよび該対物レンズ
駆動手段用のコイルに印加される電流とマグネットによ
る磁界とにより発生するローレンツ力が、上記各コイル
に作用することにより駆動され、上記距離可変駆動手段
用のコイルが配置される磁気ギャップは、上記対物レン
ズ駆動手段用のコイルが配置される磁気ギャップより
も、光軸からの距離が小さい構成とすることもできる。
【0071】それゆえ、距離可変駆動手段の大きさは対
物レンズ駆動手段と比較して小さくなるので、対物レン
ズ駆動手段が駆動する部分が小さくなる。従って、必要
とされる推力を小さくすることが可能となる。これによ
り、距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段を小さ
く構成して、装置全体の大きさを抑制することができる
という効果をさらに奏する。
【0072】さらに、本発明に係る光学ピックアップ用
対物レンズ装置は、第1のレンズおよび第2のレンズを
支持し、かつ上記距離可変駆動手段用のコイルまたは対
物レンズ駆動手段用のコイルに電流を供給する、ワイヤ
バネからなる対物レンズ支持部材を、少なくとも6本有
している構成とすることができる。
【0073】それゆえ、対物レンズ駆動手段用のコイル
が4本の場合であっても、別途電流を供給するための部
材を設ける必要がない。これにより、コストの増加を抑
制することができるという効果をさらに奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学ピックア
ップ用対物レンズ装置の構成を示す、図2のA−A断面
の斜視図である。
【図2】上記光学ピックアップ用対物レンズ装置の構成
を示す平面図である。
【図3】上記光学ピックアップ用対物レンズ装置の構成
を示す側面図である。
【図4】上記光学ピックアップ用対物レンズ装置を構成
している第1のレンズおよび第2のレンズを用いて、光
学ディスクの信号記録面上にレーザ光を集光させる様子
を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る光学ピックア
ップ用対物レンズ装置の構成を示す断面図である。
【図6】上記光学ピックアップ用対物レンズ装置の変形
例を示す断面図である。
【図7】従来の光学ピックアップ用対物レンズ装置の構
成を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ装置(光学ピックアップ用対物レンズ
装置) 2 第1のレンズ(可動部) 3 第2のレンズ 4 距離可変駆動部(距離可変駆動手段) 5 対物レンズ駆動部(対物レンズ駆動手段) 6 第1のレンズ保持部材(可動部) 7a 第1のレンズ支持弾性体(第1のレンズ支持部
材、可動部) 7b 第1のレンズ支持弾性体(第1のレンズ支持部
材、可動部) 9a 距離可変用コイル(距離可変駆動手段用のコイ
ル、可動部) 9b 距離可変用コイル(距離可変駆動手段用のコイ
ル、可動部) 10a マグネット 10b マグネット 10c マグネット 10d マグネット 14 第1のレンズ保護部材(可動部) 15a フォーカス用コイル(対物レンズ駆動手段用の
コイル) 15b フォーカス用コイル(対物レンズ駆動手段用の
コイル) 16a トラッキング用コイル(対物レンズ駆動手段用
のコイル) 16b トラッキング用コイル(対物レンズ駆動手段用
のコイル) 18a 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18b 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18c 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18d 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18e 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18f 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18g 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 18h 対物レンズ支持弾性体(対物レンズ支持部材) 21 対物レンズ装置(光学ピックアップ用対物レン
ズ装置) 31 対物レンズ装置(光学ピックアップ用対物レン
ズ装置) 41 光学ディスク(情報記録媒体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体に対向する面を有する第1の
    レンズと、 上記第1のレンズと光軸方向に空間を有して配置され、
    光源から入射された光を上記第1のレンズに対して出射
    する第2のレンズと、 光軸方向に垂直な少なくとも2つの平面上に設けられて
    上記第1のレンズを支持する第1のレンズ支持部材を含
    み、上記第1のレンズと上記第2のレンズとの間の光軸
    方向の空間の距離を変化させる距離可変駆動手段とを備
    え、 上記第1のレンズ支持部材のうち、最も光源に近い光源
    側第1のレンズ支持部材と、最も情報記録媒体に近い記
    録媒体側第1のレンズ支持部材との間の光軸上における
    中央付近に、上記第1のレンズと上記第2のレンズとの
    光軸方向の空間の距離を変化させる際の可動部の重心が
    配置されていることを特徴とする光学ピックアップ用対
    物レンズ装置。
  2. 【請求項2】上記距離可変駆動手段は、該距離可変駆動
    手段用のコイルに印加される電流とマグネットによる磁
    界とにより発生するローレンツ力が該距離可変駆動手段
    用のコイルに作用して駆動されており、 上記距離可変駆動手段用のコイルは、上記第1のレンズ
    支持部材における光源側第1のレンズ支持部材と記録媒
    体側第1のレンズ支持部材との間に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光学ピックアップ用対物
    レンズ装置。
  3. 【請求項3】上記第1のレンズ、第2のレンズ、および
    距離可変駆動手段を、フォーカス方向またはトラッキン
    グ方向に駆動する対物レンズ駆動手段をさらに備え、 上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段は、該
    距離可変駆動手段用のコイルおよび該対物レンズ駆動手
    段用のコイルに印加される電流とマグネットによる磁界
    とにより発生するローレンツ力が、上記各コイルに作用
    することにより駆動されており、且つ上記マグネットは
    上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段に共通
    に用いられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の光学ピックアップ用対物レンズ装置。
  4. 【請求項4】上記第1のレンズ、第2のレンズ、および
    距離可変駆動手段を、フォーカス方向またはトラッキン
    グ方向に駆動する対物レンズ駆動手段をさらに備え、 上記距離可変駆動手段および対物レンズ駆動手段は、該
    距離可変駆動手段用のコイルおよび該対物レンズ駆動手
    段用のコイルに印加される電流とマグネットによる磁界
    とにより発生するローレンツ力が、上記各コイルに作用
    することにより駆動され、上記距離可変駆動手段用のコ
    イルが配置される磁気ギャップは、上記対物レンズ駆動
    手段用のコイルが配置される磁気ギャップよりも、光軸
    からの距離が小さいことを特徴とする請求項1ないし3
    の何れか一つに記載の光学ピックアップ用対物レンズ装
    置。
  5. 【請求項5】第1のレンズおよび第2のレンズを支持
    し、かつ上記距離可変駆動手段用のコイルまたは対物レ
    ンズ駆動手段用のコイルに電流を供給する、ワイヤバネ
    からなる対物レンズ支持部材を、少なくとも6本有して
    いることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに
    記載の光学ピックアップ用対物レンズ装置。
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