JP2004110997A - レンズ駆動装置、光ピックアップおよび光ディスク装置 - Google Patents

レンズ駆動装置、光ピックアップおよび光ディスク装置 Download PDF

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赤沼 悟一
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Abstract

【課題】4つの同一方向の駆動コイルの差動により回転力を発生しているレンズ駆動装置においてコイルへの配線を少なくすることで、レイアウトを簡素化し、小型、省スペースのレンズ駆動装置を実現する。
【解決手段】レンズ保持部材2に設けた4つのフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dの中でラジアル方向に隣り合うフォーカシングコイル3aとフォーカシングコイル3bを並列に結線し、フォーカシングコイル3a,3bとフォーカシングコイル3cとフォーカシングコイル3dにそれぞれ別のワイヤばねを通して電圧を印加する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの情報記録面に光スポットを形成させる対物レンズを駆動するレンズ駆動装置、このレンズ駆動装置を有する光ピックアップおよび光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ディスク装置においては、レーザの光束を光ディスクに照射し、その反射光を識別することによって光ディスクに記録された情報を読み取っている。光ディスク装置には、光ディスクの記録面の光スポットを形成させる対物レンズを移動させるレンズ駆動装置が搭載されており、このレンズ駆動装置が、反射光から得られる制御信号を用いて、光スポットが光ディスクの面振れや、偏心などの動きに追従するように、対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動することにより、光ディスクの記録面上に適正な光スポットが形成されるようになる。
【0003】
近年、高密度記録再生の必要性から、光スポット径を小さくするためにNA(開口数)の高いレンズが使用されるようになってきている。しかし、NAの高いレンズは、レンズの傾きによってコマ収差が発生しやすいため、光ディスクの反りや、対物レンズのフォーカシングまたはトラッキングによって発生する対物レンズの傾きを極力小さくしなければならない。そのため近年では対物レンズのフォーカシングやトラッキング動作に加えて、ラジアル方向、タンジェンシャル方向の傾きまで制御することが必要となってきている。
【0004】
対物レンズの駆動装置には以下のような従来例がある。
【0005】
図7はレンズ駆動装置の第1の従来例を示す説明図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は側面図である。また、図8は図7の要部の斜視図であり、1は対物レンズ、2は対物レンズ保持部材、3a,3b,3c,3dはフォーカシングコイル、4a,4bはトラッキングコイル、5はワイヤばね、6は固定部材、7はヨーク、8は磁石、9は基板、10はベース、50は対物レンズ保持部材2に対物レンズ1、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dおよびトラッキングコイル4a,4bを取り付けてなる構造体である可動部を示す。
【0006】
第1の従来例は、コイルが可動部側、磁気回路が固定部側に配置されているムービングコイル方式(MC方式)のレンズ駆動装置である。
【0007】
光スポットを光ディスク上に集光する対物レンズ1は対物レンズ保持部材2に保持され、この対物レンズ保持部材2がワイヤばね5によって弾性支持されている。なお、以下の説明の便宜を図るために、図8に示すように、対物レンズ1の光軸方向をフォーカス方向、光ディスクの半径方向をラジアル方向、フォーカス方向およびラジアル方向に対して直角な方向をタンジェンシャル方向と称することにする。また、ラジアル方向をトラッキング方向と称する場合もある。
【0008】
ワイヤばね5の一端部は固定部材6に固定され、他端部は対物レンズ保持部材2におけるラジアル方向に対向する側面に固定されており、対物レンズ保持部材2の両側面に2本ずつ計4本のワイヤばね5によって対物レンズ保持部材2は片持ち支持されている。対物レンズ保持部材2はワイヤばね5の弾性によってフォーカス方向、ラジアル方向およびタンジェンシャル方向に並進させること、およびラジアル方向、タンジェンシャル方向に回動させることが可能である。
【0009】
また、対物レンズ保持部材2には、タンジェンシャル方向を中心軸として巻き線されているフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dとタンジェンシャル方向を中心軸として巻き線されているトラッキングコイル4a,4bが取り付けられている。具体的には、図7に示すように対物レンズ保持部材2のタンジェンシャル方向に互いに対向する側面の一方の側面にトラッキングコイル4aが配置されており、他方の側面にはトラッキングコイル4bが配置されている。トラッキングコイル4a上にはフォーカシングコイル3a,3bがラジアル方向に並列配置されており、トラッキングコイル4b上にはフォーカシングコイル3c,3dがラジアル方向に並列配置されており、フォーカシングコイル3aとフォーカシングコイル3c、フォーカシングコイル3bとフォーカシングコイル3dとがタンジェンシャル方向に互いに対向する。また、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dの各駆動点が対物レンズ保持部材2をフォーカス方向から見た場合に、略長方形の4個の頂点となるように、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dの位置が設定されている。
【0010】
ベース10には、固定部材6、ヨーク7,7が設けられており、ヨーク7には磁石8が取り付けられている。そして、固定部材6にワイヤばね5を介して対物レンズ保持部材2を取り付けたとき、図7に示すように、フォーカシングコイル3a,3bおよびトラッキングコイル4aならびにフォーカシングコイル3c,3dおよびトラッキングコイル4bが磁石8に対向する。そのため、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dおよびトラッキングコイル4a,4bに対して磁石8の磁束がタンジェンシャル方向に貫くような磁気回路が構成される。
【0011】
図9は磁石とコイルの位置関係を示す説明図であり、磁石8は中央を境にa部とb部に分けられており、a部とb部とでは互いに反対方向の磁界を発生している。図7に示す例によれば、フォーカシングコイル3a,3cにはN極が対向し、フォーカシングコイル3b,3dにはS極が対向する。なお、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dの下部は磁石8の領域外である。
【0012】
また、固定部材6には基板9が設けられており、基板9にワイヤばね5が電気的に接続されており、基板9を介しワイヤばね5を通してフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dおよびトラッキングコイル4a,4bに通電することにより、フォーカシング方向およびトラッキング方向に対物レンズ1を駆動することが可能である。
【0013】
タンジェンシャル方向の回転駆動では、タンジェンシャル方向に並んでいるフォーカシングコイルにそれぞれ反対方向に電流を流すことによって、必要なタンジェンシャルモーメントに対応する駆動力を発生させる。同様にラジアル方向の回転駆動では、ラジアル方向に並んでいるフォーカシングコイルにそれぞれ反対方向の電流を流すことによって、必要なラジアルモーメントに対応する駆動力を発生させる。
【0014】
図10はフォーカシングコイルおよびトラッキングコイルの配線を示すブロック図であり、13a,13bは入力した駆動信号を反転した信号を出力する反転出力部、14a,14b,14c,14d,14eは駆動信号に基づいてフォーカシングコイルまたはトラッキングコイルに供給する電流を制御する駆動制御部を示す。駆動制御部14aはフォーカシングコイル3aに供給する電流を制御するものである。同様に、駆動制御部14b,14c,14dはフォーカシングコイル3b,3c,3dにそれぞれ対応して供給する電流を制御するものである。駆動制御部14eはトラッキングコイル4a,4bに供給する電流を制御するものである。
【0015】
フォーカシング方向へ移動させる場合には、フォーカス信号(Fo sig)に基づく駆動制御部14a,14b,14c,14dの制御によってフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dに電圧が供給され、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dに同じ方向の電流が流れる。ラジアル方向に回転駆動させる場合には、駆動制御部14a,14cに対してラジアル信号(rad sig)が、駆動制御部14b,14dに対してラジアル信号(rad sig)の反転信号が送られ、フォーカシングコイル3a,3cには同じ方向の電流が、フォーカシングコイル3b,3dには反対方向の電流が流れる。タンジェンシャル方向に回転駆動させる場合には、駆動制御部14a,14bに対してタンジンシャル信号(tan sig)が、駆動制御部14c,14dに対してタンジンシャル信号(tan sig)の反転信号が送られ、フォーカシングコイル3a,3bには同じ方向の電流が、フォーカシングコイル3c,3dには反対方向に電流が流れる。トラッキングコイル4a,4bにはトラッキング信号(Tr sig)に基づく駆動制御部14eの制御により同じ方向の電流が流れる。
【0016】
ここで、第1の従来例ではコイルへの電流供給のため合計10本の配線が必要になる。そこで、ワイヤばね5を、図11に示すように、断面が十字になる絶縁部5bの4つの角部に導電部5aを設けた構成とすることにより、一本あたり4個の配線をすることが可能となる。
【0017】
図12は第1従来例の変形例を示す説明図であり、対物レンズ保持部材2の両側に固定部材6を配置し、対物レンズ保持部材2の両側に10本のワイヤばね5を接続して対物レンズ保持部材2を支持させる構成である。このような構成により単一ワイヤを使用することが可能になる。
【0018】
図13はレンズの駆動装置の第2の従来例を示す説明図であり、11a,11b,11c,11dはフォーカシングコイル、12a,12b,12c,12dはトラッキングコイル、18a,18b,18c,18dは磁石を示す。なお、図7に示す第1の従来例における部材と同一の部材または同一機能の部材については、同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
【0019】
第2従来例は、コイルが固定部側、磁石が可動部側に配置されているムービングマグネット方式(MM方式)のレンズ駆動装置である。
【0020】
対物レンズ保持部材2におけるトラッキング方向に対向する一方の側面には磁石18aと磁石18bとが互いに磁極が異なるように並列配置されている。他方の側面には磁石18cと磁石18dとが互いに磁極が異なるように並列配置されている。フォーカシングコイル11a,11b,11c,11dはフォーカシング方向を中心軸として巻き線されており、トラッキングコイル12a,12b,12c,12dはラジアル方向を中心軸として巻き線されており、磁石18aに対向してフォーカシングコイル11aおよびトラッキングコイル12aが所定の隙間を持って配置されており、同様に、磁石18b,18c,18dに対向してフォーカシングコイル11b,11c,11dおよびトラッキングコイル12b,12c,12dが所定の隙間を持って配置されており、これらフォーカシングコイル11a,11b,11c,11d、トラッキングコイル12a,12b,12c,12dおよび磁石18a,18b,18c,18dによって磁気回路が形成されている。
【0021】
トラッキングコイル12a,12b,12c,12dにワイヤばね5を介して電流を流すことにより、トラッキング方向の駆動力が発生する。
【0022】
タンジェンシャル方向の回転駆動では、フォーカシングコイル11a,11bに流す電流に対してフォーカシングコイル11c,11dには反対方向の電流を流すことによって、タンジェンシャルモーメントに対応する駆動力を発生させる。同様にラジアル方向の回転駆動では、フォーカシングコイル11a,11cに流す電流に対してフォーカシングコイル11b,11dに反対方向の電流を流すことによって、必要なラジアルモーメントに対応する駆動力を発生させる。各コイルへの給電は、第1の従来例と同様である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来例においては、ワイヤばねとして複合ワイヤばねを使用しており、複合ワイヤばねは、単一のワイヤばねに比べて剛性が不均一であったり、変形があったりして、よい特性が得られない場合が多く、高価になってしまうという問題がある。
【0024】
また、第1の従来例の変形例のように、10本のワイヤばね5で対物レンズ保持部材2を支持させることは、ワイヤばね5のレイアウトが非常に難しく、例えば、ワイヤばねの間隔が狭くショートしやすくなってしまい、しかも、組み付け性も悪い。
【0025】
また、第2の従来例のようにMM方式のレンズ駆動装置は、可動部(対物レンズ保持部材2に対物レンズ1やコイルあるいは磁石を取り付けてなる構造体を指す)に電流を供給しないので、電流供給用の導電性ワイヤは不要となり、構成は簡素化される。ただし、磁石の質量が大きいため、可動部にコイルを搭載するMC方式よりも、可動部を軽量に構成することが難しく、大きな加速度を発生することが難しい。また、可動部が重くなるために可動部の弾性変形による高次共振特性が悪化するという問題が発生してしまう。
【0026】
また、第1の従来例および第2の従来例のようにフォーカシング方向の駆動を4つ用いて、差動で駆動することによって2方向の回転力を得る構成は可動部のレイアウトがしやすいという利点がある反面、フォーカシング方向だけでも合計4個のコイルを駆動する必要があり、そのために、4個のドライバが必要となる。
【0027】
本発明は、4つの同一方向の駆動コイルの差動により回転力を発生しているレンズ駆動装置においてコイルへの配線を少なくすることで、レイアウトを簡素化し、小型、省スペースのレンズ駆動装置を実現し、また、制御用ドライバの数も少なくし、コストの削減を図ることを実現したレンズ駆動装置および光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、レンズおよびこのレンズを第1の方向に駆動する第1から第4の駆動コイルを備えた可動部と、この可動部を弾性的に支持する複数本の導電性弾性支持部材と、前記駆動コイルの表面近傍に配置された磁石とを有するレンズ駆動装置において、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルを並列に接続し、前記導電性弾性支持部材を通して、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに対して略同一の電圧を印加し、前記第3の駆動コイルおよび前記第4の駆動コイルには電圧をそれぞれ独立に印加して、前記可動部を駆動することを特徴とする。このように構成したことにより、4つの同一方向に駆動力を発生する駆動コイルに3種類の電圧を印加して可動部を一つの並進方向、および二つの回転方向に可動部を駆動することができるため、4つの同一方向の駆動コイルの差動により回転力を発生しているレンズ駆動装置において、コイルへの配線を少なくすることが可能になり、レイアウトを簡素化し、小型、省スペースのレンズ駆動装置を実現できる。しかも、制御用ドライバの数も少くすることが可能になるため、コストの削減を図ることができる。
【0029】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の方向に垂直な方向を第2方向、第1の方向および第2方向に垂直な方向を第3方向とした場合、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに供給する印加電圧と、前記第3の駆動コイルに供給する印加電圧と、前記第4の駆動コイルに供給する印加電圧を制御して、第2の方向を軸とする第1の回転方向および第3の方向を軸とする第2の回転方向に前記可動部を駆動することを特徴とする。このように構成したことにより、4つの略同一方向に駆動力を発生する駆動コイルに3種類の電圧を印加し、可動部を一つの並進方向、および二つの回転方向に可動部を駆動することができるようになり、駆動コイルへの配線、駆動制御部を少なくすることができる。
【0030】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したとき、四角形の4頂点を構成するものとし、この四角形は少なくとも一対の向かい合う辺が平行であることを特徴とする。このように構成したことにより、駆動点を第一の方向に垂直な面上に投影したときの、4頂点で形成される四角形は少なくとも一対の向かい合う辺を平行とすることで、4つの略同一方向に駆動力を発生する駆動コイルに3種類の電圧を印加し、可動部を一つの並進方向、および二つの回転方向に可動部を駆動することができる。
【0031】
請求項4に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を垂直な面上に投影したとき、二対の向かい合う辺が平行な四角形を構成するものとし、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルを隣接した頂点に配置したことを特徴とする。このように構成したことにより、4つの第1の方向に駆動力を発生する駆動コイルの駆動点を、第一の方向に垂直な面上に投影したときの、4頂点で形成される四角形の二対の向かい合う辺が平行である場合、前記四角形の隣接する頂点に配置するコイルに同一電圧を印加し、その他のコイルにはそれぞれ別の電圧を印加することによって、可動部を一つの並進方向、および二つの回転方向に可動部を駆動することができる。
【0032】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、第1の方向に垂直な方向を第2方向、第1の方向および第2方向に垂直な方向を第3方向とし、前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したとき、各駆動点を頂点とした長方形を構成するものとし、前記第1から第4の駆動コイルにおける前記駆動コイルの第2の方向の離間距離をSr、また第3の方向の離間距離をStとし、前記可動部全体の第1の方向の駆動力をF、第2の方向を軸とする第1の回転方向のモーメントをMr、第3の方向を軸とする第2の回転方向のモーメントをMt、第1、第2の駆動コイルの駆動力をFa、第3の駆動コイルの駆動力をFb、第4の駆動コイルの駆動力をFcとしたとき、
Fa=(F+Mt/St)/4
Fb=(F−Mt/St−2Mr/Sr)/4
Fc=(F−Mt/St+2Mr/Sr)/4
または
Fa=(F+Mr/Sr)/4
Fb=(F−Mr/Sr−2Mt/St)/4
Fc=(F−Mr/Sr+2Mt/St)/4
の関係で各駆動コイルの駆動力を制御する手段を設けたことを特徴とする。このように構成したことにより、駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したときの、4頂点で形成される四角形が長方形である場合、4つの駆動コイルに印加する3種類の電圧Fa〜Fcの大きさを上記関係式に基づいて制御することにより必要な駆動力F、およびモーメントMr、Mtを発生させることができる。
【0033】
請求項6に係る発明は、請求項2,3,4または5に係る発明において、第1の方向をレンズの光軸方向とし、第2の方向を光ディスクのラジアル方向とし、前記可動部には第2の方向に駆動する第5の駆動コイルを備え、前記第1から第4の駆動コイルとは独立して電圧を印加することによって、第1の方向、第2の方向、第1の回転方向および第2の回転方向の4軸方向に前記可動部を駆動することを特徴とする。このように構成したことにより、第1の方向に垂直な並進方向の駆動を加えることにより、二つの並進方向および、二つの回転方向に可動部を駆動することができる。
【0034】
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に係る発明において、前記導電性弾性支持部材を合計8本とし、それぞれ2本ずつ合計4種類の電圧を印加し、4軸方向に前記可動部を駆動することを特徴とする。このように構成したことにより、合計8本の弾性支持部材で可動部への電圧の供給をおこない二つの並進方向および、二つの回転方向に可動部を駆動することができる。
【0035】
請求項8に係る発明は、レンズおよび駆動用磁石を備えた可動部と、この可動部を弾性的に支持する複数本の弾性支持部材と、前記駆動用磁石の表面近傍に配置され、前記可動部を第1の方向に駆動する4つの駆動コイルとを有するレンズ駆動装置において、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルを並列に接続し、前記導電性弾性支持部材を通して、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに対して略同一の電圧を印加し、前記第3の駆動コイルおよび前記第4の駆動コイルには電圧をそれぞれ独立に印加して、前記可動部を駆動することを特徴とする。このように構成したことにより、ムービングマグネット方式のレンズ駆動装置で駆動制御部を簡素化することができる。
【0036】
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか1項記載のレンズ駆動装置と、光ディスクに対する照射光を発するレーザ光を発するレーザ光源と、前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、この受光光学系における受光信号に基づいて前記レンズ駆動装置に対する制御信号を出力するレンズ制御系とを備えたことを特徴とする。このように構成したことにより、小型で、傾きも制御可能なレンズ駆動装置を用いることで、良好な信号を得ることができる光ピックアップを提供することができる。
【0037】
請求項10に係る発明は、請求項9記載の光ピックアップと、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光ピックアップを、前記光ディスクの半径方向に移動させるピックアップ駆動系とを備えたことを特徴とする。このように構成したことにより、小型で、傾きも制御可能なレンズ駆動装置を用いることで、データの読み書きを良好に行うことが可能な光ディスクドライブ装置を提供することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図7に示した従来例と同一の部材または同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
【0039】
図1は本発明の第1実施形態を説明するためのレンズ駆動装置の概略構成を示す説明図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。
【0040】
図7に示した従来例においては、レンズ保持部材2に対してタンジェンシャル方向の一方側に固定部材6および基板9を設け、4本のワイヤばね5によってレンズ保持部材2を支持させたことに対し、図1に示す第1実施形態においては、レンズ保持部材2に対してタンジェンシャル方向の両側に固定部材6および基板9を設け、8本のワイヤばね5によってレンズ保持部材2を支持させたものである。
【0041】
すなわち、固定部材6,6にはそれぞれ4本のワイヤばね5の一端が固定されており、計8本のワイヤばね5の他端がレンズ保持部材2におけるラジアル方向に対向する両側面の四隅付近に固定されている。
【0042】
図2はフォーカシングコイルおよびトラッキングコイルの配線を示すブロック図であり、15a,15b,15cは入力した駆動信号に所定の演算を施して出力する駆動力算出部、16a,16b,16c,16dは駆動信号に基づいてフォーカシングコイルまたはトラッキングコイルへの供給電圧を制御する駆動制御部を示す。
【0043】
四箇所のフォーカシングコイルの中でラジアル方向に隣り合うフォーカスコイル3aとフォーカスコイル3bは並列に結線されており、フォーカスコイル3cとフォーカスコイル3dはそれぞれ別のワイヤばね5を通して電圧が印加される。
【0044】
すなわち、フォーカシング方向へ移動させる場合には、フォーカス信号(Fo sig)を駆動力算出部15a,15b,15cに入力し、出力結果に基づいて駆動制御部16a,16b,16cからフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dに電圧を供給し、フォーカシングコイル3a,3b,3cによって同じ方向に駆動力を発生させる。ラジアル方向に回転駆動させる場合には、ラジアル信号(rad sig)を駆動力算出部15b,15cに入力し、出力結果に基づいて駆動制御部16b,16cからフォーカシングコイル3c,3dに電圧を供給し、フォーカシングコイル3cとフォーカシングコイル3dとに互いに反対方向の駆動力を発生させる。タンジェンシャル方向に回転駆動させる場合には、タンジンシャル信号(tan sig)を駆動力算出部15a,15b,15cに入力し、出力結果に基づいて駆動制御部16a,16b,16cからフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dに電圧を供給し、フォーカシングコイル3a,3bとフォーカシングコイル3c,3dとに互いに反対方向の駆動力を発生させる。トラッキングコイル4a,4bにはトラッキング信号(Tr sig)に基づいて駆動制御部16dから同じ電圧が供給される。
【0045】
フォーカシングコイル3aとフォーカスコイル3bに流す電流は可動部50の中でまとめられるので、その先(ドライバ側)は可動部50と固定部材6の間のワイヤばね5からコイルとは同一のワイヤばねを通るため、図7,図10に示した第1の従来例に比較して、配線および駆動ドライバのチャネル数をひとつ減らすことができる。これにより可動部50に対して片側4本ずつの単一のワイヤばね5がレイアウト可能になり、ワイヤばね5として図11に示す複合ばねを使用する必要はない。
【0046】
次に、駆動力算出部15a,15b,15cにおける駆動力の算出方法について説明する。フォーカシングコイル3aとフォーカシングコイル3bは並列なので、発生する駆動力は等しく、これをFaとし、フォーカシングコイル3cで発生する駆動力をFb、フォーカシングコイル3dで発生する駆動力をFcとする。さらに、図3に示すように、それぞれのフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dのフォーカス駆動中心のラジアル方向の離間距離をSr、タンジェンシャル方向の離間距離をStとすると、可動部50全体に発生するフォーカシング方向の駆動力F、タンジェンシャル方向の軸を中心とする回転方向のラジアルモーメントMr、ラジアル方向の軸を中心とする回転方向のタンジェンシャルモーメントMtは、
F=2Fa+Fb+Fc
Mr=Sr×{(Fa+Fb)−(Fa+Fc)}
Mt=St×{2Fa−(Fb+Fc)}
となる。
【0047】
したがって、別途設けられた検出手段(図示せず)により、フォーカス誤差、ラジアルチルト誤差、タンジェンシャルチルト誤差から必要な駆動力Fおよび駆動モーメントMr、Mtを算出し、それらに対してFa,Fb,Fcを以下のような関係式で駆動すればよいことになる。
Fa=(F+Mt/St)/4
Fb=(F−Mt/St−2Mr/Sr)/4
Fc=(F−Mt/St+2Mr/Sr)/4
以上、説明したように本実施形態によれば、4個のフォーカシングコイル3a,3b,3c,3dに対し、3個のドライバで駆動することができる。当然、可動部50までの配線も3個分でよいことになるので、コスト、特性、レイアウト(設計)上、有利な構成とすることが可能である。
【0048】
図4は第1実施形態の変形例を示す説明図であり、この変形例は、図1に示す第1実施形態において、フォーカシングコイル3bとフォーカシングコイル3cの位置を入れ替え、タンジェンシャル方向に隣り合うフォーカシングコイル3aとフォーカシングコイル3bを並列に結線し、フォーカシングコイル3cとフォーカシングコイル3dにはそれぞれ別のワイヤばね5を通して電圧を印加するように構成したものである。
【0049】
この場合は、関係式
Fa=(F+Mr/Sr)/4
Fb=(F−Mr/Sr−2Mt/St)/4
Fc=(F−Mr/Sr+2Mt/St)/4
で駆動することにより、図1に示す第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0050】
なお、上述した第1実施形態は可動部50にコイルが配置されたMC方式のレンズ駆動装置であるが、コイルが固定側に配置されているMM方式にも応用可能である。
【0051】
また、上述した実施形態によれば、可動部50をフォーカス方向から見たとき、フォーカシングコイル3a,3b,3c,3dの各駆動点を頂点として長方形が形成される場合について説明したが、例えば、フォーカシングコイル3a,3bの各駆動点を結ぶ線と、フォーカシングコイル3c,3dの各駆動点を結ぶ線とが平行であれば、台形、あるいは平行四辺形であってもコイルばねあるいは駆動ドライバの削減が可能である。
【0052】
図5は図1に示すレンズ駆動装置を搭載した光ピックアップの概略構成を示す説明図であり、20は光ディスク、21はレンズ駆動装置、22は光ピックアップ、23は光源、24はコリメートレンズ、25はビームスプリッタ、26は立上げミラー、27は集光レンズ、28はシリンドリカルレンズ、29は受光素子を示す。
【0053】
光ピックアップ22に搭載されている光源23から出射した拡散光は、コリメートレンズ24によって略平行光になる。その後ビームスプリッタ25を通り、立上げミラー26により偏向される。立上げミラー26によって偏向された平行光は光ピックアップ22に搭載されたレンズ駆動装置21の対物レンズ1に入射し、光ディスク20上にスポットを形成する。
【0054】
スポットの反射光は、逆の経路を通ってビームスプリッタ25によって集光レンズ27側に向きを変えられ、集光レンズ27とシリンドリカルレンズ28を通った後、受光素子29に入射する。そして、受光素子29で得られた信号を基にしてレンズ駆動装置21のフォーカシングコイル、トラッキングコイルに電流を供給して対物レンズ1を駆動することによって、光ディスク20に対して対物レンズ1が追従するようになり、光ディスク20の情報を得ることができる。
【0055】
ここで、光ピックアップ22に搭載されているレンズ駆動装置21としては図1または図4に示したレンズ駆動装置が適用されている。前述したようにレンズ駆動装置21によって対物レンズ1を光ディスク20に対して追従させて光ディスク20の情報を読み取るが、光ピックアップ22本体には図示しないチルト検出手段が搭載されており、このチルト検出手段によって得られたチルト信号により、光ディスク20と対物レンズ1のチルトが補償制御されているので、スポットにコマ収差が発生せず、良好な信号を得ることが可能である。
【0056】
図6は図5に示す光ピックアップを搭載した光ディスク装置の概略構成を示す説明図であって、図6(a)は平面図、図6(b)は側面図であり、31は筐体、32は防振ゴム、33はピックアップモジュールベース、34はスピンドルモータ、35はシークレールを示し、光ディスク装置の筐体31に防振ゴム32を介してピックアップモジュールベース33が設置されている。ピックアップモジュールベース33には光ディスク20を回転させるスピンドルモータ34が固定されている。また、ピックアップモジュールベース33に取り付けられたシークレール35には光ピックアップ22が搭載されている。光ピックアップ22はシークレール35上を光ディスク20の半径方向に移動可能である。
【0057】
ここで光ディスク装置に搭載されている光ピックアップ22は図5に示す光ピックアップであり、光ピックアップ22では、光ディスク20と対物レンズ1のチルトの補償制御がなされているので、スポットにコマ収差が発生せず、良好な信号を得ることができる。したがって、図6に示した光ディスク装置はデータの読み書きを良好に行うことが可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上、説明したように構成された本発明によれば、4つの同一方向の駆動コイルの差動により回転力を発生しているレンズ駆動装置において、コイルへの配線を少なくすることが可能になり、レイアウトを簡素化し、小型、省スペースのレンズ駆動装置を実現できる。しかも、制御用ドライバの数も少くすることが可能になるため、コストの削減を図ることができる。
【0059】
また、小型で、傾きも制御可能なレンズ駆動装置を用いることで、良好な信号を得ることができる光ピックアップを提供することができる。
【0060】
また、小型で、傾きも制御可能なレンズ駆動装置を用いることで、データの読み書きを良好におこなうことが可能な光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するためのレンズ駆動装置の概略構成を示す説明図
【図2】フォーカシングコイルおよびトラッキングコイルの配線を示すブロック図
【図3】各フォーカシングコイルの位置関係を示す説明図
【図4】第1実施形態の変形例を示す説明図
【図5】図1に示すレンズ駆動装置を搭載した光ピックアップの概略構成を示す説明図
【図6】図5に示す光ピックアップを搭載した光ディスク装置の概略構成を示す説明図
【図7】レンズの駆動装置の第1の従来例を示す説明図
【図8】図7の要部の斜視図
【図9】磁石とコイルの位置関係を示す説明図
【図10】フォーカシングコイルおよびトラッキングコイルの配線を示すブロック図
【図11】ワイヤばねの構造の一例を示す断面図
【図12】第1従来例の変形例を示す説明図
【図13】レンズの駆動装置の第2の従来例を示す説明図
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 対物レンズ保持部材
3a,3b,3c,3d フォーカシングコイル
4a,4b トラッキングコイル
5 ワイヤばね
6 固定部材
7 ヨーク
8 磁石
9 基板
10 ベース
15a,15b,15c 駆動力算出部
16a,16b,16c,16d 駆動制御部
20 光ディスク
21 レンズ駆動装置
22 光ピックアップ
23 光源
24 コリメートレンズ
25 ビームスプリッタ
26 立上げミラー
27 集光レンズ
28 シリンドリカルレンズ
29 受光素子
31 筐体
32 防振ゴム
33 ピックアップモジュールベース
34 スピンドルモータ
35 シークレール
50 可動部

Claims (10)

  1. レンズおよびこのレンズを第1の方向に駆動する第1から第4の駆動コイルを備えた可動部と、この可動部を弾性的に支持する複数本の導電性弾性支持部材と、前記駆動コイルの表面近傍に配置された磁石とを有するレンズ駆動装置において、
    前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルを並列に接続し、前記導電性弾性支持部材を通して、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに対して略同一の電圧を印加し、前記第3の駆動コイルおよび前記第4の駆動コイルには電圧をそれぞれ独立に印加して、前記可動部を駆動することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記第1の方向に垂直な方向を第2方向、第1の方向および第2方向に垂直な方向を第3方向とした場合、
    前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに供給する印加電圧と、前記第3の駆動コイルに供給する印加電圧と、前記第4の駆動コイルに供給する印加電圧を制御して、第2の方向を軸とする第1の回転方向および第3の方向を軸とする第2の回転方向に前記可動部を駆動することを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したとき、四角形の4頂点を構成するものとし、この四角形は少なくとも一対の向かい合う辺が平行であることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したとき、二対の向かい合う辺が平行な四角形を構成するものとし、前記第1の駆動コイルと前記第2の駆動コイルを隣接した頂点に配置したことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ駆動装置。
  5. 第1の方向に垂直な方向を第2方向、第1の方向および第2方向に垂直な方向を第3方向とし、前記第1から第4の駆動コイルの駆動点を第1の方向に垂直な面上に投影したとき、各駆動点を頂点とした長方形を構成するものとし、前記第1から第4の駆動コイルにおける前記駆動コイルの第2の方向の離間距離をSr、また第3の方向の離間距離をStとし、前記可動部全体の第1の方向の駆動力をF、第2の方向を軸とする第1の回転方向のモーメントをMr、第3の方向を軸とする第2の回転方向のモーメントをMt、第1、第2の駆動コイルの駆動力をFa、第3の駆動コイルの駆動力をFb、第4の駆動コイルの駆動力をFcとしたとき、
    Fa=(F+Mt/St)/4
    Fb=(F−Mt/St−2Mr/Sr)/4
    Fc=(F−Mt/St+2Mr/Sr)/4
    または
    Fa=(F+Mr/Sr)/4
    Fb=(F−Mr/Sr−2Mt/St)/4
    Fc=(F−Mr/Sr+2Mt/St)/4
    の関係で各駆動コイルの駆動力を制御する手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のレンズ駆動装置。
  6. 第1の方向をレンズの光軸方向とし、第2の方向を光ディスクのラジアル方向とし、前記可動部には第2の方向に駆動する第5の駆動コイルを備え、前記第1から第4の駆動コイルとは独立して電圧を印加することによって、第1の方向、第2の方向、第1の回転方向および第2の回転方向の4軸方向に前記可動部を駆動することを特徴とする請求項2,3,4または5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記導電性弾性支持部材を合計8本とし、それぞれ2本ずつ合計4種類の電圧を印加し、4軸方向に前記可動部を駆動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のレンズ駆動装置。
  8. レンズおよび駆動用磁石を備えた可動部と、この可動部を弾性的に支持する複数本の弾性支持部材と、前記駆動用磁石の表面近傍に配置され、前記可動部を第1の方向に駆動する4つの駆動コイルとを有するレンズ駆動装置において、
    前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルを並列に接続し、前記導電性弾性支持部材を通して、前記第1の駆動コイルおよび前記第2の駆動コイルに対して略同一の電圧を印加し、前記第3の駆動コイルおよび前記第4の駆動コイルには電圧をそれぞれ独立に印加して、前記可動部を駆動することを特徴とするレンズ駆動装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載のレンズ駆動装置と、光ディスクに対する照射光を発するレーザ光を発するレーザ光源と、前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、この受光光学系における受光信号に基づいて前記レンズ駆動装置に対する制御信号を出力するレンズ制御系とを備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  10. 請求項9記載の光ピックアップと、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光ピックアップを、前記光ディスクの半径方向に移動させるピックアップ駆動系とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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