JP2001005685A - システムリセット回路およびテスト方法 - Google Patents

システムリセット回路およびテスト方法

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JP2001005685A
JP2001005685A JP11173473A JP17347399A JP2001005685A JP 2001005685 A JP2001005685 A JP 2001005685A JP 11173473 A JP11173473 A JP 11173473A JP 17347399 A JP17347399 A JP 17347399A JP 2001005685 A JP2001005685 A JP 2001005685A
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JP
Japan
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circuit
output
power supply
predetermined
supply voltage
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JP11173473A
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Tadanobu Sato
忠信 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子数を増加することなく、回路テストを適
切に遂行できるようにしたシステムリセット回路および
テスト方法を得る。 【解決手段】 電源電圧が第1の所定値に達すると所定
の出力を導出する第1の電圧比較器1と、第1の電圧比
較器1の出力を受け所定周波数の出力を分周回路3に印
加する発振回路2と、電源電圧が前記第1の所定値より
大きい第2の所定値に達すると所定の出力を導出する第
2の電圧比較器4とを備え、分周回路3の出力により電
源電圧が第1の所定値に達してから所定時間後に出力端
子T3から出力を導出するようにするとともに、第2の
電圧比較器4の出力を分周回路3に印加して電源電圧が
前記第1の所定値より大きい第2の所定値に達したとき
テストモードに移行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源の立ち上が
り時あるいは立下り時に、電源電圧が安定するまでの
間、マイコンにリセット信号を供給し、システムの安定
化を図るためのシステムリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のシステムリセットを示す図
であり、反転入力・非反転入力を持つ電圧比較器1,電
源電圧を分圧するための抵抗R1およびR2,基準電圧
源Vref,電源端子T1,GND端子T2,出力端子
T3により構成される。
【0003】次に、動作について説明する。電源オン直
後で電源電圧が低い場合、抵抗R1・R2により分圧さ
れた電圧は、基準電圧Vrefより低くなるため、電圧
比較器1の出力は「ロー」となり、この時マイコンはリ
セット状態となり動作しない。電源電圧が上がり、抵抗
R1・R2により分圧された電圧が、基準電圧Vref
より高くなると、電圧比較器1の出力は「ハイ」とな
り、この時マイコンはリセットが解除され動作モードと
なる。
【0004】しかしながら、プリンタやCD−ROMな
どのシステムによっては、電源電圧がある設定値を超え
てもシステム全体の動作が安定状態にならず、システム
リセットからのリセット解除信号が早すぎることにより
誤動作を起すという問題点があった。
【0005】図3はシステムリセットの他の従来例であ
る。この例においては、電圧比較器1の出力の発振回路
2と、分周回路3を接続している。
【0006】動作について説明する。電源オン直後で電
源電圧が低い場合、抵抗R1・R2により分圧された電
圧は、基準電圧Vrefより低くなるため、電圧比較器
1の出力は「ロー」となり、この時マイコンはリセット
状態となり動作しない。電源電圧が上がり、抵抗R1・
R2により分圧された電圧が基準電圧Vrefより高く
なると、電圧比較器1の出力は「ハイ」となり、発振回
路2および分周回路3が動作を開始し、電源電圧が設定
電圧になってから一定時間後に「ハイ」が出力され、マ
イコンはリセットが解除され動作モードとなる。従っ
て、システムリセットからのリセット解除信号が早すぎ
ることによる誤動作は回避することができる。
【0007】しかしながら、この例においては、発振回
路2および分周回路3が新たに追加されており、回路が
複雑になっていることから、発振回路2および分周回路
3を出荷検査においてテストする必要が生じていた。特
に、分周回路3については、バイポーラプロセスではI
IL(Integrated Injection L
ogic)回路が多く用いられ、低温における動作マー
ジン不足品を常温テストで如何にスクリーニングするか
が問題になっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムリセッ
トは以上のように構成されており、電源端子T1とGN
D端子T2と出力端子T3の3端子しか持たないため、
出荷検査において、遅延を発生するための分周回路3の
低温における動作マージン不足品を、常温においてスク
リーニングすることができないという問題があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、端子数を増加することなく、回
路テストを適切に遂行できるようにしたシステムリセッ
ト回路およびテスト方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るシステ
ムリセット回路では、分周回路を含む遅延回路を備え、
電源電圧が第1の所定値に達してから所定時間後に所定
の出力を導出するシステムリセット回路において、電源
電圧が前記第1の所定値より大きい第2の所定値に達し
たときテストモードに移行するものである。
【0011】第2の発明に係るシステムリセット回路で
は、分周回路を含む遅延回路を備え、電源電圧が第1の
所定値に達してから所定時間後に所定の出力を導出する
システムリセット回路において、電源電圧が第1の所定
値に達すると所定の出力を導出する第1の電圧比較器
と、前記第1の電圧比較器の出力を受け所定周波数の出
力を前記分周回路に印加する発振回路と、電源電圧が前
記第1の所定値より大きい第2の所定値に達すると所定
の出力を導出する第2の電圧比較器とを備え、前記分周
回路の出力により電源電圧が第1の所定値に達してから
所定時間後に出力端子から出力を導出するようにすると
ともに、前記第2の電圧比較器の出力を分周回路に印加
して電源電圧が前記第1の所定値より大きい第2の所定
値に達したときテストモードに移行するようにしたもの
である。
【0012】第3の発明に係るシステムリセット回路で
は、テストモードへの移行に応じて分周回路の回路電流
を減少するものである。
【0013】第4の発明に係るテスト方法では、電源電
圧が第1の所定値に達してから所定時間後に所定の出力
を導出するシステムリセット回路をテストするものにお
いて、電源電圧が前記第1の所定値より大きい第2の所
定値に達したときテストモードに移行するようにしたも
のである。
【0014】第5の発明に係るテスト方法では、分周回
路を含む遅延回路を備え、電源電圧が第1の所定値に達
してから所定時間後に所定の出力を導出するシステムリ
セット回路をテストするものにおいて、テストモードへ
の移行に応じて分周回路の回路電流を減少するようにし
たものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施形態を図について説明する。図1において、1は
第1の電圧比較器、2は発振回路、3は分周回路、4は
第2の電圧比較器、R1・R2・R3・R4は電源電圧
を分圧する抵抗、T1は電源端子、T2はGND端子、
T3は出力端子である。
【0016】次に、動作について説明する。システムリ
セット回路が通常動作を行う場合には、図3に示す従来
技術のものと同様に、電源端子T1に通常動作に応じた
電圧が印加される。電源オン直後で電源電圧が低い場
合、抵抗R1・R2により分圧された電圧は、基準電圧
Vrefより低くなるため、電圧比較器1の出力は「ロ
ー」となり、発振回路2および分周回路3の出力は「ロ
ー」であって、システムリセット回路の出力端子T3に
接続されたマイコンは、このときリセット状態となり動
作しない。
【0017】電源電圧が上がり、抵抗R1・R2により
分圧された電圧が基準電圧Vrefより高くなると、電
圧比較器1の出力は「ハイ」となり、発振回路2および
分周回路3が動作を開始し、電源電圧が設定電圧になっ
てから一定時間後に「ハイ」が出力され、マイコンはリ
セットが解除され動作モードとなる。
【0018】第2の電圧比較器4は、システムリセット
回路が通常動作として作動する電源電圧範囲において
は、「ロー」を出力し、分周回路3は通常の動作を行
う。
【0019】分周回路3を含む遅延回路をテストする場
合には、システムリセット回路が通常動作を行うときの
電源電圧以上の電圧が電源端子T1に印加される。シス
テムリセット回路が動作する電源電圧以上の電圧が印加
された時に、第2の電圧比較器4から「ハイ」の信号が
出力されることにより、分周回路3はテストモードに移
行する。
【0020】分周回路3を構成するIIL回路における
低温不具合を常温にてスクリーニングするためには、I
IL回路に流れる回路電流を減らすことによりスクリー
ニング可能である。すなわち、電圧比較器4より「ハ
イ」が出力された時に、分周回路3におけるIIL回路
に流れる電流を減らすことにより、常温テストにおける
スクリーニングが可能となる。
【0021】このように、第2の電圧比較器4を設け、
その出力により分周回路3の電流を抑制するようにした
ため、電源端子T1とGND端子T2と出力端子T3の
3端子しか持たないICであっても、ピン数を増やすこ
となく、常温テストにおいて低温不具合品のスクリーニ
ングが可能になる。
【0022】この発明による実施の形態によれば、分周
回路3を含む遅延回路を備え、電源電圧が第1の所定値
に達してから所定時間後に所定の出力を導出するシステ
ムリセット回路において、電源電圧が第1の所定値に達
すると所定の出力を導出する第1の電圧比較器1と、第
1の電圧比較器1の出力を受け所定周波数の出力を前記
分周回路3に印加する発振回路2と、電源電圧が前記第
1の所定値より大きい第2の所定値に達すると所定の出
力を導出する第2の電圧比較器4とを備え、分周回路3
の出力により電源電圧が第1の所定値に達してから所定
時間後に出力端子T3から出力を導出するようにすると
ともに、第2の電圧比較器4の出力を分周回路3に印加
して電源電圧が前記第1の所定値より大きい第2の所定
値に達したときテストモードに移行するようにしたの
で、端子数を増加することなく、回路テストを適切に遂
行できるようにしたシステムリセット回路を得ることが
できる。
【0023】また、テストモードへの移行に応じて分周
回路3の回路電流を減少するようにしたので、低温にお
ける動作マージン不足品を常温で的確にテストできるシ
ステムリセット回路を得ることができる。
【0024】更に、電源電圧が第1の所定値に達してか
ら所定時間後に所定の出力を導出するシステムリセット
回路をテストするものにおいて、電源電圧が前記第1の
所定値より大きい第2の所定値に達したときテストモー
ドに移行するようにしたので、端子数を増加することな
く、回路テストを適切に遂行できるようにしたシステム
リセット回路のテスト方法を得ることができる。
【0025】そして、分周回路3を含む遅延回路を備
え、電源電圧が第1の所定値に達してから所定時間後に
所定の出力を導出するシステムリセット回路をテストす
るものにおいて、テストモードへの移行に応じて分周回
路3の回路電流を減少するようにしたので、低温におけ
る動作マージン不足品を常温で的確にテストできるシス
テムリセット回路のテスト方法を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によれば、分周回路を含む遅
延回路を備え、電源電圧が第1の所定値に達してから所
定時間後に所定の出力を導出するシステムリセット回路
において、電源電圧が前記第1の所定値より大きい第2
の所定値に達したときテストモードに移行するようにし
たので、端子数を増加することなく、回路テストを適切
に遂行できるようにしたシステムリセット回路を得るこ
とができる。
【0027】第2の発明によれば、分周回路を含む遅延
回路を備え、電源電圧が第1の所定値に達してから所定
時間後に所定の出力を導出するシステムリセット回路に
おいて、電源電圧が第1の所定値に達すると所定の出力
を導出する第1の電圧比較器と、前記第1の電圧比較器
の出力を受け所定周波数の出力を前記分周回路に印加す
る発振回路と、電源電圧が前記第1の所定値より大きい
第2の所定値に達すると所定の出力を導出する第2の電
圧比較器とを備え、前記分周回路の出力により電源電圧
が第1の所定値に達してから所定時間後に出力端子から
出力を導出するようにするとともに、前記第2の電圧比
較器の出力を分周回路に印加して電源電圧が前記第1の
所定値より大きい第2の所定値に達したときテストモー
ドに移行するようにしたので、端子数を増加することな
く、回路テストを更に適切に遂行できるようにしたシス
テムリセット回路を得ることができる。
【0028】第3の発明によれば、テストモードへの移
行に応じて分周回路の回路電流を減少するようにしたの
で、低温における動作マージン不足品を常温で的確にテ
ストできるシステムリセット回路を得ることができる。
【0029】第4の発明によれば、電源電圧が第1の所
定値に達してから所定時間後に所定の出力を導出するシ
ステムリセット回路をテストするものにおいて、電源電
圧が前記第1の所定値より大きい第2の所定値に達した
ときテストモードに移行するようにしたので、端子数を
増加することなく、回路テストを適切に遂行できるよう
にしたシステムリセット回路のテスト方法を得ることが
できる。
【0030】第5の発明によれば、分周回路を含む遅延
回路を備え、電源電圧が第1の所定値に達してから所定
時間後に所定の出力を導出するシステムリセット回路を
テストするものにおいて、テストモードへの移行に応じ
て分周回路の回路電流を減少するようにしたので、低温
における動作マージン不足品を常温で的確にテストでき
るシステムリセット回路のテスト方法を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態によるシステムリセッ
ト回路を示す接続図である。
【図2】 従来技術におけるシステムリセット回路を示
す接続図である。
【図3】 従来技術における他のシステムリセット回路
を示す接続図である。
【符号の説明】
1 電圧比較器、2 発振回路、3 分周回路、4 電
圧比較器、R1〜R4抵抗、Vref 基準電源、T1
電源端子、T2 GND端子、T3 出力端子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分周回路を含む遅延回路を備え、電源電
    圧が第1の所定値に達してから所定時間後に所定の出力
    を導出するシステムリセット回路において、電源電圧が
    前記第1の所定値より大きい第2の所定値に達したとき
    テストモードに移行することを特徴とするシステムリセ
    ット回路。
  2. 【請求項2】 分周回路を含む遅延回路を備え、電源電
    圧が第1の所定値に達してから所定時間後に所定の出力
    を導出するシステムリセット回路において、電源電圧が
    第1の所定値に達すると所定の出力を導出する第1の電
    圧比較器と、前記第1の電圧比較器の出力を受け所定周
    波数の出力を前記分周回路に印加する発振回路と、電源
    電圧が前記第1の所定値より大きい第2の所定値に達す
    ると所定の出力を導出する第2の電圧比較器とを備え、
    前記分周回路の出力により電源電圧が第1の所定値に達
    してから所定時間後に出力端子から出力を導出するよう
    にするとともに、前記第2の電圧比較器の出力を分周回
    路に印加して電源電圧が前記第1の所定値より大きい第
    2の所定値に達したときテストモードに移行するように
    したことを特徴とするシステムリセット回路。
  3. 【請求項3】 テストモードへの移行に応じて分周回路
    の回路電流を減少することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のシステムリセット回路。
  4. 【請求項4】 電源電圧が第1の所定値に達してから所
    定時間後に所定の出力を導出するシステムリセット回路
    をテストするものにおいて、電源電圧が前記第1の所定
    値より大きい第2の所定値に達したときテストモードに
    移行するようにしたことを特徴とするテスト方法。
  5. 【請求項5】 分周回路を含む遅延回路を備え、電源電
    圧が第1の所定値に達してから所定時間後に所定の出力
    を導出するシステムリセット回路をテストするものにお
    いて、テストモードへの移行に応じて分周回路の回路電
    流を減少するようにしたことを特徴とする請求項4に記
    載のテスト方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257897A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Mitsumi Electric Co Ltd タイマーを内蔵した半導体集積回路
JP2014153260A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Seiko Epson Corp 半導体集積回路、発振器、電子機器、移動体および半導体集積回路の検査方法

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JP2009257897A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Mitsumi Electric Co Ltd タイマーを内蔵した半導体集積回路
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