JP2001005298A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001005298A
JP2001005298A JP17547699A JP17547699A JP2001005298A JP 2001005298 A JP2001005298 A JP 2001005298A JP 17547699 A JP17547699 A JP 17547699A JP 17547699 A JP17547699 A JP 17547699A JP 2001005298 A JP2001005298 A JP 2001005298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、現像剤の溶媒の付着と放出を最小限
に抑制し、かつ効率的な溶媒の回収を可能し、安定な現
像特性を実現できる画像形成装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】本発明では、中間転写体6の周囲部を包囲
し、可視像の転写時に発生する溶媒の蒸気の拡散を規制
する仕切体14と、この仕切体14の内面に設けられ、
該仕切体14内の溶媒蒸気を冷却させて溶媒液として付
着させる冷却面15,15と、この冷却面15,15に
付着された溶媒液を掻き取り所定方向に搬送するワイパ
21と、このワイパ21により搬送される溶媒液を回収
する回収ポケット24と、この回収ポケット24に回収
された溶媒液を現像器4a〜4dに供給する循環装置2
7とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像剤を用い
て画像を形成する湿式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体現像剤を用いる湿式の画像形成装置
は、乾式画像形成装置では実現できない利点を有してお
り、近年その価値が見直されつつある。即ち、湿式画像
形成装置はサブミクロンサイズの極めて微細なトナーを
用いることが出来るため高画質を実現できること、ま
た、少量のトナーで十分な画像濃度が得られるため経済
的であるうえに印刷(例えばオフセット印刷)並みの質
感を実現できること、さらに、比較的低温でトナーを用
紙に定着出来るため省エネルギを実現できること、など
が乾式に対する主な利点である。
【0003】一方、従来の液体トナーによる湿式電子写
真技術にはいくつかの本質的な問題点が含まれており、
そのために長い間乾式技術の独壇場を許してきた。その
一つに、静電潜像を現像するため高抵抗ないしは絶縁性
の石油系溶媒をキャリア溶媒とする液体現像剤を用いな
ければならないという問題がある。プロセスにおいてこ
の溶媒は極めて早く消費されるため、溶媒タンクの頻繁
な交換が必要となり、メンテナンス性を悪化させること
になり好ましくない。そこで、現像後に感光ドラムの表
面から余剰溶媒を掻き取るためのスクイーズローラを設
け、少しでも必要の無い溶媒は回収し再利用するなどの
処置も必要である。同時に、この溶媒の揮発による臭気
や人体へのアレルギ作用なども問題となる。そこで、溶
媒は機体内において出来るだけ回収し、機体外へ出さな
いことが望ましい。
【0004】これとは逆に、感光層より潜像を転写体に
転写を行なう工程においては、発明者らの実験による
と、多少の溶媒が残っていた方が良い場合もある。即
ち、その場合は、現像後に感光ドラム上の余剰溶媒をす
べて取ってしまうと不利なのである。
【0005】一方、液体現像剤を用いる画像形成装置に
おいては、良質画像の保持のために、感光ドラム上に直
接用紙を接触させて潜像の転写を行なうのではなく、画
像を一旦、転写ドラムのような中間転写体に移し替え、
その画像を用紙に圧力をかけて接触させることで、転写
させる間接的転写方法を用いることがある。
【0006】感光ドラムと中間転写体の間には電界もし
くは圧力をかけ、感光ドラム上の潜像が中間転写体上に
移動し易くするが、その時、中間転写体の表面を加熱し
ていると、転写が極めてスムーズに行なえるというデー
タが得られている。
【0007】このようなプロセスにおいては、中間転写
体上において溶媒の蒸発が起こり、蒸気化した溶媒が装
置外に放出すると、前述したように臭気やアレルギの問
題を起こす可能性がある。このため、中間転写体上より
発生した溶媒蒸気の拡散を防ぐ必要がある。
【0008】液体現像剤を用いる画像形成装置において
は、良質画像の形成条件を維持しつつ、現像液消費の効
率化と環境への配慮を両立させる必要があり、そのため
に発生蒸気が機外に漏れないようにする機構と、蒸気を
液化して回収再利用する機構の両方が必要である。
【0009】現像液溶媒の回収、再利用を如何に効率良
く行ない、かつ溶媒の外部への漏洩を最小に抑えるかと
いうことが、液式画像形成装置の死命を決するといって
も過言ではない。
【0010】これに対し、例えば機体内部の空気をフィ
ルタに通し溶媒蒸気を低減しようという方法が考えられ
た。その場合の回収の方法としては活性炭等のフィルタ
内部に循環空気を誘導し、溶媒蒸気を活性炭等に吸着さ
せた後、再び機体内に戻し、或いは、外部に排出してい
る。
【0011】しかしながら、この方法では、溶媒蒸気の
再利用はまったく考慮されていないため、溶媒の消費量
が極めて大きくなる上に、通常これらフィルタの寿命は
無限ではなく、吸収する溶媒の量によって決まるため、
溶媒蒸気量が多いとフィルタの性能の劣化が始まり、頻
繁な交換を余儀なくされる。
【0012】また、機体内に飛び散った蒸気はフィルタ
に吸収される前にあちこちに凝集し、機体に対して致命
的なダメージを与えることも考えられる。
【0013】一方、上記のようなフィルタを用いる方法
以外に、回収した空気を冷却し、溶媒を再液化して回収
する方法もある。
【0014】しかしながら、単に機体内の空気を回収す
るだけでは、回収される空気の溶媒蒸気濃度は低く、冷
却による液化効率が極めて低い。
【0015】このため、冷却で液化されるのはほとんど
空気中の水分という状況を呈し、極めて効率の悪い回収
機構となっている。
【0016】上述のように従来、個々の部分に関する対
策はいろいろあるが、機体全体の安全を考え、さらに効
率の良い溶媒回収の実現には不十分であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の液体現像技術を用いた画像形成装置においては、現像
剤に含まれる溶媒を効率良く回収して再利用する、ま
た、溶媒蒸気を機体外に出さないということが望まれて
いるがそれらを満足することができないという問題があ
った。
【0018】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、現像剤の溶媒の付着と放出を最小限に抑制し、かつ
効率的な溶媒の回収を可能し、安定な現像特性を実現で
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、静電潜像を保持する
潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成する
潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された静
電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる
液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この現
像手段により現像された可視像を被転写体に転写する転
写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像
の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕
切体と、この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶
媒蒸気を冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、
この冷却面に付着された溶媒液を掻き取り所定方向に搬
送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される溶媒
液を回収する回収部と、この回収部に回収された溶媒液
を前記現像手段に供給する供給手段と、を具備する。
【0020】請求項2記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の
溶媒蒸気を冷却させて溶媒液として付着させる冷却面
と、この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻
き取り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、
この搬送手段により搬送される溶媒液を回収する回収部
と、この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供
給する供給手段と、を具備する。
【0021】請求項3記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体の内面に設けられた圧電素子及び
この圧電素子の表面に設けられ前記仕切体内で凝集する
溶媒液を付着させる、すだれ状電極を有し、前記すだれ
状電極に交流電圧を印加することにより、前記圧電素子
を振動させて前記すだれ状電極上の溶媒液を所定方向に
搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される溶
媒液を回収する回収部と、この回収部に回収された溶媒
液を前記現像手段に供給する供給手段と、を具備する。
【0022】請求項4記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の
溶媒蒸気を冷却させて溶媒液として付着させる冷却面
と、この冷却面に沿って摺動し冷却面上の溶媒液を掻き
取り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、前
記仕切体内の冷却面と異なる面に設けられ該仕切体内を
加熱するヒータと、前記搬送手段により搬送される溶媒
液を回収する回収部と、この回収部に回収された溶媒液
を前記現像手段に供給する供給手段と、を具備する。
【0023】請求項5記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の
溶媒蒸気を冷却させて溶媒液として付着させる冷却面
と、この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻
き取り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、
前記冷却面の少なくともワイパの移動方向下流側に設け
られ、前記ワイパによって掻き取り搬送されてくる溶媒
液を、はじいて下方に落下させる疎媒性部材と、この疎
媒性部材により落下させれる溶媒液を回収する回収部
と、この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供
給する供給手段と、を具備する。
【0024】請求項6記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の
溶媒蒸気を冷却させて溶媒液として付着させる冷却面
と、この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻
き取り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、
前記ワイパの下部に設けられ、該ワイパに沿って落下す
る溶媒液を回収する回収部と、この回収部に回収された
溶媒液を前記現像手段に供給する供給手段と、を具備す
る。
【0025】請求項7記載のものは、静電潜像を保持す
る潜像保持体と、この潜像保持体上に静電潜像を形成す
る潜像形成手段と、この潜像形成手段により形成された
静電潜像に絶縁性の溶媒中に微粒の色剤を混合させてな
る液体現像剤を供給して可視像化する現像手段と、この
現像手段により現像された可視像を被転写体に転写する
転写手段と、この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視
像の転写時に発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する
仕切体と、この仕切体に吸引管を介して接続され、前記
仕切体内の溶媒蒸気を吸引して冷却し溶媒液とする冷却
手段と、この冷却手段によって液化された溶媒液を前記
現像手段に供給する供給手段と、を具備する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
の形態を参照して説明する。
【0027】図1は湿式電子写真記録装置の画像形成部
を示すものである。
【0028】図中1は矢印方向に回転自在に設けられた
潜像保持体としての感光体ドラムで、この感光体ドラム
1は、導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシ
リコン系の感光層を設けてなる感光体ドラムである。こ
の感光体ドラム1の周囲部にはその回転方向に亘って、
第1乃至第4の周知のコロナ帯電器(もしくはスコロト
ロン帯電器)2a〜2d、第1乃至第4のレーザ露光部
(潜像形成手段)3a〜3d及び現像手段としての第1
乃至第4の現像装置4a〜4d、及び転写装置5さら
に、クリーニング装置7が配設されている。
【0029】帯電器2a〜2dは感光体ドラム1の表面
を均一に帯電するものである。
【0030】レーザ露光部3a〜3dは画像変調された
レーザビームにより感光体ドラム1の表面を露光し、表
面に静電潜像を形成するものである。
【0031】現像装置4a〜4dは絶縁性の溶媒中に微
粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を収容し、液体現
像剤により静電潜像を可視像化するものである。
【0032】転写装置5は可視像を被転写体としての用
紙10に転写するもので、中間転写媒体6とバックアッ
プローラ8を有し、中間転写媒体6にはヒータ9が内蔵
されている。
【0033】クリーニング装置7は感光体ドラム1上に
残留したトナーを除去するものである。
【0034】画像形成時には、感光体ドラム1の表面が
帯電器2aによって均一に帯電された後、露光部3aに
より画像変調されたレーザビームによる露光を受け、表
面に静電潜像が形成される。しかる後に、液体現像剤を
収容する現像装置4aによって静電潜像の可視像化が行
なわれる。静電潜像に付着した液体現像剤もしくはトナ
ーは、そのまま転写工程に至り、転写装置5によって用
紙10に転写されても良いが、ここでは引き続き第2の
帯電器2bと第2のレーザ露光部3bで第2の静電潜像
を形成し、第1の現像装置4aに収納されている液体現
像剤とは異なる色の第2の現像剤を収納する第2の現像
装置4bによってこれを現像する。従って、第2現像の
後には、感光体ドラム1上には2色のトナー像が形成さ
れている。同様にして、第3、第4の現像が行なわれ、
感光体ドラム1にはフルカラーのトナー像が形成され
る。このトナー像は、転写装置5によって用紙10に転
写されるが、中間転写媒体6を介して被転写媒体(用
紙)10に転写される。このことで、直接用紙10に転
写する場合より、画像の品質が被転写媒体の影響を受け
なくなる。感光体ドラム1から中間転写媒体6への転
写、および中間転写媒体6から被転写媒体10への転写
においては、いずれも電界による転写かもしくは圧力
(及び熱)による転写のいずれかを用いることが出来
る。本図では、中間転写媒体6と用紙10を密着させる
ため、バックアップローラ8で用紙10を中間転写媒体
6に押し付けている。また、液体現像剤は一般に室温で
用紙に定着できるものも多いが、中間転写媒体6をヒー
タ9により加熱して、転写性、定着性を向上させるとと
もに、後述するように、溶媒を蒸発させている。このよ
うな画像形成プロセスは、例えば米国特許5,570,
173などに開示されており、従来から公知のプロセス
である。
【0035】図2は可視像の転写時に発生する溶媒蒸気
の回収機構13を示す縦断正面図で、図3はその縦断側
面図である。
【0036】中間転写体6と感光ドラム1との間で電界
転写を行なう場合には、感光ドラム1上に微小量の溶媒
が残存しているほうが転写がスムーズに行なわれる。
【0037】この溶媒は中間転写体6にも付着し蒸発す
る。この蒸発溶媒をそのまま放置すると、機体内に飛び
散る可能性があるため、本発明では溶媒蒸気を回収する
回収機構13を備えている。
【0038】回収機構13は転写ポイントを中心に中間
転写体6の周辺を覆う仕切体14を備えている。仕切体
14と感光ドラム1及び中間転写体6との間は極めて微
小の隙間が形成されているが、この隙間は全体の体積に
対して極めて小さいため、隙間から出入りできる気体の
量は無視し得るほど微小である。
【0039】また、転写ポイントにおいては、中間転写
体6の転写が容易にできるように中間転写体6の内部に
ヒータ9を内包し中間転写体6をヒータ9により内側か
ら暖めている。このため、トナー像が中間転写体6に接
触する際に周りの微小溶媒は暖められ蒸発する。
【0040】トナー像は半溶融の状態となり、中間転写
体6に密着して感光ドラム1表面から剥離し、中間転写
体6から用紙10に転写される。
【0041】なお、中間転写体6上では最初の接触で蒸
気とならなかった残りの溶媒もすべて十分な熱を受けて
蒸発し、用紙10に溶媒が付着する事はほとんど無い。
【0042】また、中間転写体6を用いないで感光ドラ
ム1から用紙10に直接転写するプロセスにおいては、
感光ドラム1の表面で溶媒を十分に飛ばしてから用紙1
0への転写を行なうのが効果的な場合もある。
【0043】上記のようにいずれにしてもプロセス上に
残留した溶媒膜は蒸気となって、感光ドラム1の表面か
ら機体内に飛散してくる。この比較的高濃度の溶媒蒸気
は機体内の各部へ散り、それぞれ凝集してしまうという
問題があった。
【0044】また、これらの蒸気を活性炭等のフィルタ
ですべて除去しようとすると、短時間で、フィルタの許
容吸収量を超えてしまうため、頻繁にフィルタの交換が
要求される。
【0045】さらに、機体内に散った蒸気を回収しよう
としても拡散されてしまった後では濃度が低すぎるた
め、回収効率が悪いものとなっていた。
【0046】そこで、この実施の形態では、上記したよ
うに仕切体14が画像転写部分を覆い、空気の自由な流
れを規制することにより、溶媒蒸気の機体内各部への飛
散を防止できるようにしている。
【0047】この仕切体14内の蒸気発生部近傍には冷
却面15,15が設けられ、この冷却面15,15は熱
伝導性の良い材質で形成されている。
【0048】溶媒蒸気は転写ローラ6により暖められ発
生するが、その時の蒸気近傍の雰囲気温度は、機体内の
平均的雰囲気温度以上になっている。従って、仕切体1
4の冷却面15,15が機体内部の平均的温度を維持し
ていれば、この冷却面15,15に当たった溶媒蒸気は
冷却され、溶媒は再び冷却面15,15上に凝集する。
【0049】仕切体14の両側方部には冷却ファン1
9,19が配設され、これら冷却ファン19,19の回
転により冷却面15,15が冷却されるようになってい
る。この時、冷却面15,15は仕切体14の外部の周
囲温度以下には下がらないため、冷却面15,15に水
蒸気が同時に結露してくることがない。
【0050】即ち、仕切体14の冷却面15,15には
溶媒のみが結露している事になる。従って、この結露し
た液滴を回収すればそのまま現像溶媒として容易に再利
用が可能である。
【0051】ところで、冷却面15,15に結露した溶
媒蒸気はやがて膜となり冷却面15,15全体を覆う。
この膜は外部と冷却面15,15との間の断熱材として
作用し、新たな蒸気がこの上に結露し難くなっていく。
その結果、新たに発生する溶媒蒸気は結露することな
く、仕切体14の内部に充満し、やがて外部に漏れてゆ
く事になる。
【0052】そこで、この実施の形態では、冷却面1
5,15の表面の溶媒液を定期的に掻き取るワイパ2
1,21を設けている。ワイパ21,21は強磁性体の
弾性体により構成されている。
【0053】仕切体14の両側面部には永久磁石22が
仕切体14の長手方向に沿って往復自在に設けられてい
る。永久磁石22とワイパ21は連結され、ワイパ21
は永久磁石22の移動に連動するようになっている。永
久磁石22は図示しない駆動機構により直線往復運動さ
れる。
【0054】一方、冷却面15,15の長手方向の両端
下部側には溶媒液の回収部としての回収用ポケット2
4,24が配設されている。
【0055】回収用ポケット24は図1に示すように、
吸引管26を介して供給手段としての循環装置27に接
続され、循環装置27は供給管28,29,30,31
を介して第1乃至第4の現像器4a〜4dに接続されて
いる。
【0056】なお、ワイパ21を磁石とし、強磁性体を
駆動することによりワイパ21を動作させるような構造
にしても良い。
【0057】上記した構成において、仕切体14の冷却
面15,15に結露した溶媒液を回収する場合には、図
示しない駆動装置が動作されて永久磁石22,22が冷
却面15,15の長手方向に沿って移動する。これによ
り、ワイパ21,21が冷却面15,15に沿って摺動
し、溶媒液が掻き取られる。この掻き取られた溶媒液は
冷却面15,15の両端部に向って搬送されたのち落下
されて回収用ポケット24,24内に収容される。回収
用ポケット24、24内に収容された溶媒液は吸引管2
6を介して循環装置27に吸引されたのち、供給管2
8,29,30,31を介して第1乃至第4の現像器4
a〜4dに供給されて再利用される。
【0058】回収用ポケット24,24に集められた溶
媒液は前記した通り水分を含まないため、現像部分に循
環することによりそのまま再利用できる。
【0059】この実施の形態によれば、仕切体14を設
け、その内部の冷却面15,15で溶媒蒸気を結露さ
せ、この溶媒液を回収する事により極めて回収効率の良
い溶媒蒸気回収機構を実現している。
【0060】また、回収した溶媒液を循環装置27によ
り供給管28,29,30,31を介して第1乃至第4
の現像器4a〜4dに供給するため、溶媒液の再利用が
可能となる。
【0061】なお、高濃度の溶媒蒸気を効率良く回収液
化する事により、仕切体14内における溶媒蒸気濃度が
所定量以上に上がることがないため、これを二次処理で
除去する事は比較的容易である。
【0062】例えば、フィルタで取り除く方法を採用し
ても従来の方法に比べ、残存溶媒の量も少なく、フィル
タの寿命も大幅に延ばすこともできるのである。
【0063】もし、極めて濃度が低いのであれば、装置
内にそのまま拡散させる事も可能である。
【0064】図4は本発明の第2の実施の形態である溶
媒蒸気の回収機構30を示す縦断正面図、図5はその縦
断側面図である。
【0065】尚、前述の第1の実施の形態と同一部分に
ついては同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0066】この実施の形態では、仕切体14に設けら
れる冷却面として圧電体31を用いている。圧電体31
の表面側には、すだれ状の電極32が蒸着され、圧電体
31の背面側には冷却フィン33が取付けられている。
【0067】電極32には電圧印加手段(図示しない)
が接続され、この電圧印加手段(図示しない)により、
位相が90度異なる交流電圧が印加されるようになって
いる。
【0068】仕切体14内に発生する溶媒蒸気は電極3
2の表面に結露し、この溶媒液を回収する場合には、電
極32に交流の電圧が印加される。これにより、圧電体
31が振動し、電極32の表面に結露した溶媒液は仕切
体14の長手方向の両端に(または一端)に掻き寄せら
れる。この掻き寄せられた溶媒液は回収用ポケット24
内に収容され、この回収用ポケット24から再び画像形
成プロセスに循環される。
【0069】この実施の形態によっても上記した第1の
実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0070】図6は本発明の第3の実施の形態である溶
媒蒸気の回収機構35を示す縦断正面図、図7はその縦
断側面図である。
【0071】尚、上記実施の形態と同一部分については
同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0072】この実施の形態では、仕切体14内の両側
内面部に冷却板36,36が配設されている。これら冷
却板36,36の背面側には冷却フィン38,38が配
設され、内面側には耐溶媒性を有する弾性体、例えば耐
油性ウレタンのブレードからなるワイパ37が摺動自在
に取付けられている。
【0073】ワイパ37は図示しない駆動機構により直
線往復動され、冷却板36の表面の溶媒液をその長手方
向両端(または一端)に掻き寄せる。この掻き寄せられ
た溶媒液は回収用ポケット24内に収容され、ここから
再び画像形成プロセスに循環されて再利用される。
【0074】ところで、ワイパ37は冷却板36,36
上の溶媒液のみを掻き取るものであり、仕切体14内の
冷却板36,36面以外の部分に結露した溶媒液は回収
することができない。通常、仕切体14内の全ての部材
に結露した溶媒を掻き取るような構造にすることは難し
く、溶媒液が掻き取れないで残ってしまうことが多い。
【0075】そこで、この実施の形態では、仕切体14
内における溶媒蒸気の結露を防止する為に仕切体14の
冷却板36,36面以外の部分、例えば、仕切体14の
天井部及び底面部にヒータ39…を配設し、これらヒー
タ39…を発熱させることにより、仕切体14内を温め
て、冷却板36,36の面のみに溶媒が結露させるよう
になっている。これにより、仕切体14内での溶媒液の
回収効率を上げることが可能となる。
【0076】図8は本発明の第4の実施の形態である溶
媒蒸気の回収機構45を示す縦断正面図、図9はその縦
断側面図である。
【0077】尚、前述の実施の形態と同一部分について
は同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0078】この第4の実施の形態では、冷却板36,
36のワイパ摺動面の両端部には溶媒液をはじく疎媒性
の物質、例えば、酸化チタン47が塗付されている。
【0079】仕切体14内の冷却板36,36上に結露
した溶媒液を回収する場合には、ワイパ37,37が冷
却板36,36の面に沿って摺動し、冷却板36,36
上の溶媒液がワイパ37の摺動方向に掻き寄せられて、
冷却板36,36の両端部に溜まる。冷却板36,36
の両端部には、上記したように疎媒性の酸化チタン47
が塗付されているため、溶媒液は落下し易く、回収ポケ
ット24に効率良く収容回収されて再び画像形成プロセ
スに循環される。
【0080】図10は本発明の第5の実施の形態である
溶媒蒸気の回収機構51を示す縦断正面図、図11はそ
の縦断側面図である。
【0081】尚、前述の実施の形態と同一部分について
は同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0082】この実施の形態では、ワイパ37の下部側
にワイパ37が溶媒液を掻き取る際に、零れ落ちる溶媒
液を収納する回収部としての受け部51が設けられてい
る。
【0083】この受け部51により、溶媒液を受け止め
ることにより、ワイパ37,37が溶媒液を掻き取る際
に溶媒液が感光ドラム1上に零れ落ちるのを防ぐことが
できる。受け部51に集められた溶媒液はここから再び
画像形成プロセスに循環して再利用される。
【0084】図12は本発明の第6の実施の形態を示す
ものである。
【0085】尚、前述の実施形態と同一部分は同一の符
号を付して重複説明を省略する。
【0086】この実施形態では、仕切体14に吸引管6
1を介して冷却手段としての冷却装置62が接続されて
いる。仕切体14の両外側面部にはヒータ63,63が
取付けられ、吸引管61の外周面にもヒータ64が取付
けられている。
【0087】仕切体14内で発生した溶媒蒸気は仕切体
14内では回収せず、冷却装置62まで送って冷却装置
62により溶媒蒸気を液化して回収している。
【0088】ここでは、仕切体14内で発生した溶媒蒸
気が仕切体14内及び吸引管61内で結露することを防
ぐために、仕切体14及び吸引管61がヒータ63,6
3,69で温められ、回収効率を上げるようにしてい
る。冷却装置62で回収された溶媒液はここから再び画
像形成プロセスに循環される。
【0089】その他、本発明はその要旨の範囲内で種々
変形実施可能なことは勿論である。
【0090】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、溶媒の蒸
気を仕切体内に封じ、この溶媒蒸気を冷却液化して回収
したのち、現像手段に供給し、また、仕切体内での溶媒
蒸気の結露を防いだ上で溶媒蒸気を冷却装置に吸引にし
て液化して回収したのち、現像手段に供給するから、湿
式の画像形成装置内のプロセスにおいて発生する溶媒蒸
気を極めて効果的に回収することが可能となり、画像形
成装置内に溶媒蒸気が飛散したり、画像形成装置外に多
量の溶媒蒸気が漏れる等の悪影響を小さくする事が可能
で、安全であるとともに、溶媒の再利用効率も向上でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である湿式画像形成装置
の画像形成部を示す概略的構成図。
【図2】溶媒回収機構の第1の実施の形態を示す縦断正
面図。
【図3】溶媒回収機構を示す縦断側面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態である溶媒回収機構
を示す縦断正面図。
【図5】溶媒回収機構を示す縦断側面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態である溶媒回収機構
を示す縦断正面図。
【図7】溶媒回収機構を示す縦断側面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態である溶媒回収機構
を示す縦断正面図。
【図9】溶媒回収機構を示す縦断側面図。
【図10】本発明の第5の実施の形態である溶媒回収機
構を示す縦断正面図。
【図11】溶媒回収機構を示す縦断側面図。
【図12】本発明の第6の実施の形態である溶媒回収機
構を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(潜像保持体) 2a〜2d…帯電器 3a〜3d…レーザ露光部(画像形成装置) 4a〜4d…現像器(現像手段) 6…中間転写体(転写手段) 9…ヒータ 10…用紙(被転写体) 14…仕切体 15,36…冷却面 21,37…ワイパ(搬送手段) 24…回収ポケット(回収部) 27…循環装置(供給手段) 31…圧殿素子 32…すだれ電極 33,38…冷却フィン 39…ヒータ 61…吸引管 62…冷却装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶媒蒸気を
    冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、 この冷却面に付着された溶媒液を掻き取り所定方向に搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される溶媒液を回収する回収部
    と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶媒蒸気を
    冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、 この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻き取
    り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される溶媒液を回収する回収部
    と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられた圧電素子及びこの圧電素
    子の表面に設けられ前記仕切体内で凝集する溶媒液を付
    着させる、すだれ状電極を有し、前記すだれ状電極に交
    流電圧を印加することにより、前記圧電素子を振動させ
    て前記すだれ状電極上の溶媒液を所定方向に搬送する搬
    送手段と、 この搬送手段により搬送される溶媒液を回収する回収部
    と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶媒蒸気を
    冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、 この冷却面に沿って摺動し冷却面上の溶媒液を掻き取り
    所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、 前記仕切体内の冷却面と異なる面に設けられ該仕切体内
    を加熱するヒータと、 前記搬送手段により搬送される溶媒液を回収する回収部
    と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶媒蒸気を
    冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、 この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻き取
    り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、 前記冷却面の少なくともワイパの移動方向下流側に設け
    られ、前記ワイパによって掻き取り搬送されてくる溶媒
    液を、はじいて下方に落下させる疎媒性部材と、 この疎媒性部材により落下させれる溶媒液を回収する回
    収部と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体の内面に設けられ、該仕切体内の溶媒蒸気を
    冷却させて溶媒液として付着させる冷却面と、 この冷却面に沿って摺動し該冷却面上の溶媒液を掻き取
    り所定方向に搬送するワイパを有する搬送手段と、 前記ワイパの下部に設けられ、該ワイパに沿って落下す
    る溶媒液を回収する回収部と、 この回収部に回収された溶媒液を前記現像手段に供給す
    る供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】静電潜像を保持する潜像保持体と、 この潜像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 この潜像形成手段により形成された静電潜像に絶縁性の
    溶媒中に微粒の色剤を混合させてなる液体現像剤を供給
    して可視像化する現像手段と、 この現像手段により現像された可視像を被転写体に転写
    する転写手段と、 この転写手段の周囲部を包囲し、前記可視像の転写時に
    発生する前記溶媒の蒸気の拡散を規制する仕切体と、 この仕切体に吸引管を介して接続され、前記仕切体内の
    溶媒蒸気を吸引して冷却し溶媒液とする冷却手段と、 この冷却手段によって液化された溶媒液を前記現像手段
    に供給する供給手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
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