JP2001004856A - 光モジュール実装基板およびその製造方法 - Google Patents

光モジュール実装基板およびその製造方法

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JP2001004856A
JP2001004856A JP17877499A JP17877499A JP2001004856A JP 2001004856 A JP2001004856 A JP 2001004856A JP 17877499 A JP17877499 A JP 17877499A JP 17877499 A JP17877499 A JP 17877499A JP 2001004856 A JP2001004856 A JP 2001004856A
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optical
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optical module
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Masataka Ito
正隆 伊藤
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    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
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  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光部品間の相対位置を高精度に設定する。 【解決手段】 セラミック基板20に凸部20aを設
け、その上にダイアモンド・ライク・カーボン(DL
C)薄膜層10を形成する。さらに基板全面に下クラッ
ド層22、コア層23を積層する。そして基板20の上
面から研磨する。研磨が進行すると、凸部上のコア層2
3と下クラッド層22が除去され、DLC薄膜層10が
露出する。DLC薄膜層10は硬度が高いので、研磨さ
れず、研磨はここで進行が停止する。凸部20a以外の
部分では、コア層23がDLC薄膜層10の上面と同じ
高さまで研磨される。研磨後に、DLC薄膜層10上に
接合電極25を介してLD21が装着される。凸部以外
の部分には、コア層23、上クラッド層24が積層され
て光導波路が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用光モジュ
ールの実装基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ、半導体レーザ(L
D),発光ダイオード(LED)、フォトダイオード
(PD)を始めとして、光スイッチ、光変調器、アイソ
レータ、光導波路等の受動素子および能動素子の高性能
化、高機能化により、光通信の応用範囲が拡大されつつ
ある。より多くの情報を伝達する要求が高まる中で、コ
ンピュータ端末間、交換器間の伝送や、大型コンピュー
タ間のデータ伝送を実時間で並列に行う並列伝送や、一
般家庭の加入者を対象とした高度情報サービス等に光通
信を利用することが考えられている。このように一般家
庭等に普及させるためには、光素子はもとより光素子を
機能的に構成した光モジュールの低価格化が不可欠であ
る。そのためには、パッケージングされた光素子をマイ
クロオプティック的にブロック状に配列する従来の同軸
型のモジュール構成よりも、複数のベアチップ状の光素
子を同一基板上に配列する平面型光回路のモジュール構
成が望ましい。
【0003】図7には従来の平面実装型の光モジュール
実装基板の一例を示している。SiあるいはAl23
どのセラミック基板120の凸部120a上に端面発光
あるいは受光素子(例えばLD)121が配置され、そ
れ以外の部分に石英系や高分子系の光導波路が配置され
ている。LD121は接合電極125を介して基板12
0の上に実装される。基板120がSiの場合、接合電
極125と基板120の間には、SiO2などの絶縁膜
が設けられている。光導波路は下クラッド層122、コ
ア層123、上クラッド層124から構成されている。
LD121の放射光が効率良く光導波路に結合するよう
に、LD121の光軸と導波路のコア層123の中心と
はおおよそ一致しており、通常、基板120の表面から
7〜8μmの高さに位置している。
【0004】図8,9を参照して、この導波路の製造方
法について説明する。図8(a)に示すように、基板1
20の、LD121が配置されるべき部分に、凸部12
0aが形成される(ステップa)。次に、図8(b)に
示すように、この凸部120aを含む基板120上に下
クラッド層122が積層され(ステップb)、図8
(c)に示すように、さらにその上にコア層123が積
層される(ステップc)。そして、この基板120に上
面から研磨が施される(ステップd)。この際、まず、
凸部120a上のコア層123が除去され、次いで凸部
120a上の下クラッド層122が除去されて、図8
(d)に示すように、凸部120aにおいて基板120
の表面が露出される。続いて、図8(e)に示すよう
に、再びコア層123が積層され、さらにその上に上ク
ラッド層124が形成される(ステップe)。そして、
エッチングにより凸部120a上のコア層123および
上クラッド層124が除去されて、凸部120aにおい
て基板120の表面が再び露出される(ステップf)。
そこで、図8(f)に示すように、この露出した基板1
20表面上に、接合電極125が形成される(ステップ
g)。最後に、接合電極125を介してLD121が実
装されて(ステップh)、図7に示す光モジュール実装
基板が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8,9に示すような
従来の実装基板の製造方法では、導波路光軸、すなわち
コア層123の中心位置が上下方向にずれる不具合が生
じる。コア層123全体の厚さは、研磨された凸部12
0aより下の部分の厚さt1と、研磨後に積層された厚
さt2との和(t1+t2)であり、誤差1μm以下の
精度にする必要がある。厚さt1は基板120の凸部1
20aの高さと下クラッド層122の厚さとから算出さ
れ、厚さt2は形成すべきコア層123の厚さから厚さ
t1を引いた値に設定される。凸部120aの形成や導
波路形成部分のコア層123および下クラッド層122
の積層は、導波路作成プロセス技術などの加工技術を用
いることにより高精度に行い得る。しかしながら、前記
した研磨工程は精度よく研磨量を設定することが困難で
ある。そのため、研磨工程において、導波路材料のみを
取り除いて基板120表面を露出させることは困難であ
り、完全に基板120表面を露出させるためには最大数
μm程度過剰に研磨して凸部120aを一部削り取るく
らいまで研磨する必要がある。この過剰な研磨により、
凸部120aの高さに誤差が発生する。この凸部120
aの高さは、コア層の厚さ(t1+t2)を規定する要
素であるので、凸部120aの高さの誤差はコア層の厚
さ(t1+t2)の誤差の要因となる。すなわち、この
研磨工程において、凸部120aと同時に光導波路形成
部のコア層123も研磨されるため、凸部120aを研
磨し過ぎるとコア層123の厚さが薄くなり過ぎ、凸部
120aの研磨が足りないとコア層123の厚さが厚く
なり過ぎてしまう。このように、従来の方法によると、
コア層123を規定通りの厚さに形成することが困難で
あり、コア層123の中心にある光軸の位置にずれが生
じ、LD121と光導波路との光結合特性が劣化する結
果となる。そこで本発明の目的は、光部品間の相対位置
を高精度に設定することが可能な光モジュール実装基板
とその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光モジュール実
装基板の特徴は、基板に設けられている凸部と、凸部上
に設けられている高硬度材料の層と、高硬度材料の層上
に接合電極を介して設けられている光素子と、基板の凸
部以外の部分に積層形成されている光導波路とを含むと
ころにある。
【0007】高硬度材料の層がダイヤモンド・ライク・
カーボン薄膜層であってもよい。また、光素子が半導体
レーザであってもよい。
【0008】また、光導波路が、下クラッド層と、コア
層と、上クラッド層とが積層されたものであってもよ
い。光導波路の下クラッド層表面が、基板凸部表面より
下方に位置していてもよい。光導波路の光軸が、コア層
の実質的な中心にあるとともに光素子の光軸と実質的に
一致していてもよい。
【0009】基板がセラミック基板であってもよい。
【0010】高硬度材料の層が、絶縁性を有することが
好ましい。また、高硬度材料の層が、高い熱伝導性を有
することが好ましい。
【0011】光素子が複数個設けられていてもよい。
【0012】基板上に電気素子が設けられていてもよ
い。電気素子が、光素子の制御用電気素子であってもよ
い。電気素子が、基板上に設けられたビルドアップ層上
に設けられていてもよい。
【0013】また、本発明の光モジュール実装基板の製
造方法の特徴は、基板に設けられた凸部上に高硬度材料
の層を形成する工程と、凸部を含む基板上に、光導波路
を構成する層の少なくとも一部を形成する工程と、基板
の上方から研磨を行う工程と、研磨工程後に高硬度材料
の層上に接合電極を介して光素子を設ける工程と、研磨
工程後に、基板の少なくとも凸部以外の部分に光導波路
を構成する層を再度形成する工程とを含み、研磨工程
が、凸部上と凸部以外の部分とを均等に削るものであ
り、凸部上の高硬度材料の層に到達した時点で停止する
ところにある。
【0014】研磨工程が、凸部以外の部分においてコア
層を一部除去するまで行われることが好ましい。
【0015】基板の凸部上に、電気素子を搭載する工程
を有していてもよい。
【0016】このような構成によると、研磨工程時に
は、高硬度材料の層が研磨不能なストップ層となってそ
れ以上の研磨を阻止する。従って、高硬度材料の層を正
確に配置することにより、研磨量を精度よく定めること
ができ、高精度で基板表面位置を形成することが可能と
なる。それに伴って、導波路光軸位置の高精度化を図る
ことができる。また、高硬度材料の層が、高い熱伝導性
を有していると、半導体レーザ等の光素子の動作時の放
熱性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1には、本発明の
光モジュール実装基板の一実施形態が示されている。ま
ず、その構成について説明する。例えばアルミナなどの
セラミック基板20の一部に設けられた凸部20aに、
高い硬度を有し、導波路の研磨のストップ層として機能
する高硬度材料の層、例えばダイアモンド・ライク・カ
ーボン薄膜層(以下、「DLC薄膜層」という。)10
が設けられ、さらにその上に接合電極25が形成されて
いる。そして、この接合電極25を介してLD21が基
板20に実装されている。基板20の、凸部20a以外
の部分には、光導波路、例えばポリマ系導波路の下クラ
ッド層22、コア層23、上クラッド層24が、LD2
1に近接して形成される。コア層23の中心である光導
波路光軸とLD21の光軸とがおおよそ一致するように
配置されている。
【0018】次に、この光モジュール実装基板の光導波
路形成プロセスについて、図2,3を参照して説明す
る。図2(a)に示すように、セラミック基板20の、
LD21が配置されるべき部分に、凸部20aが設けら
れる(ステップA)。図2(b)に示すように、この凸
部20a上に、スパッタ法あるいはCVD法などにより
例えば1〜2μm程度の厚さのDLC薄膜層10が形成
される(ステップB)。そして、図2(c)に示すよう
に、凸部20aを含む基板20の全面上に、スピンコー
ト法あるいはスプレー法などにより、ポリマ系光導波路
の低屈折率の下クラッド層22が20〜30μm形成さ
れる(ステップC)。さらに、図2(d)に示すよう
に、下クラッド層22の上に、高屈折率のコア層23が
10〜20μm積層される(ステップD)。凸部20a
の高さは、精度よく形成されており、その高さに基づい
て下クラッド層22およびコア層23の厚さが設定され
ている。続いて、LD21が実装される凸部20a上の
光導波路を除去するために、この基板20の上面から研
磨を行う(ステップE)。研磨が進行すると、凸部20
a上において、コア層23が除去され、次いで下クラッ
ド層22が除去される。そしてDLC薄膜層10が露出
する。DLC薄膜層10は極めて硬度が高いので、研磨
されることはない。すなわち、凸部上の下クラッド層2
2が完全に除去されるまで研磨を行っても、DLC薄膜
層10は全く削られず、研磨はここで進行が停止する。
基板20表面が研磨されることがないので、常に基板2
0の厚さおよび凸部20aの高さは研磨以前の状態に維
持される。そして、図2(e)に示すように、凸部20
a以外の部分では、コア層23が、凸部20aのDLC
薄膜層10の上面と同じ高さまで研磨される。従って、
凸部20aの高さおよびDLC薄膜層10の厚さに基づ
いて設定されたコア層23の厚さが、研磨工程によって
変動することはなく、高い寸法精度で安定的に形成可能
である。続いて、コア層23が再び積層され、さらに、
図2(f)に示すように、コア層23の上に低屈折率の
上クラッド層24が積層される(ステップF)。それか
ら、パターンエッチングにより凸部20a上のコア層2
3および上クラッド層24が除去され、DLC薄膜層1
0が露出する(ステップG)。次に、図2(g)に示す
ように、DLC薄膜層10上にフォトリソグラフィー技
術で接合電極25が形成される(ステップH)。最後
に、接合電極25を介してLD21が実装され(ステッ
プI)、図1に示す光モジュール実装基板が完成する。
【0019】本実施形態の光モジュール実装基板では、
図示しない駆動回路によりLD21が駆動されると、L
D21の端面からレーザー光が照射され、このレーザー
光が、光導波路のコア層23に入射する。そして、レー
ザー光がコア層23内を伝わっていく。
【0020】前記の通り、本実施形態によると、LD2
1搭載部である基板20の凸部20aにDLC薄膜層1
0を設けることにより、従来、精度があまりよくない研
磨工程によって生じていた、基板20の高さの誤差や、
コア層23の厚さの誤差が解消される。これにより、各
部品の光軸をより正確に一致させることができる。ま
た、DLC薄膜層10は熱伝導性に優れているので、L
D21の動作時の放熱にも効果的である。DLC薄膜層
10は表面が研磨されて平坦性がよいため、接合電極2
5のパターニングが精度よく行える。この接合電極25
が、LD21やその他の図示しない素子や電気部品の接
合時の基準となることが多いため、前記の通り接合電極
25が精度よくパターニングされていると、この実装基
板の信頼性が高くなる。
【0021】次に、本発明の第2の実施形態について図
4を参照して説明する。第1の実施形態と実質的に同様
な構成については、同一の符号を付与し説明を省略す
る。
【0022】本実施形態では、基板上に複数のLD21
が搭載され、さらに各LD21に対応して、制御用電気
素子であるアナログドライバ素子26とロジック回路素
子27が搭載されている、光素子および電気素子の混載
モジュール実装基板である。図4に示すように、アルミ
ナなどのセラミック基板20に凸部20aが設けられて
いる。凸部20a以外の部分には、光導波路、例えばポ
リマー系導波路の下クラッド層22、コア層23、上ク
ラッド層24が、形成されている。凸部20a上の一部
には、高い硬度を有し、導波路を研磨するストップ層と
して機能する材料の層、例えばDLC薄膜層10が設け
られている。本実施形態では、DLC薄膜層10上に接
合電極25を介して3つのLD21が実装されている。
この3つのLD21は凸部20aに平行に並んで配列さ
れている。そして、凸部20a上であって、DLC薄膜
層10の側方には、3つのLD21にそれぞれ対応して
制御用電気素子(アナログドライバ26およびロジック
回路27)が配置されている。LD21と光導波路光軸
は、実質的に一致するようにそれぞれ配置されている。
この構成は数百MHz以上の高速信号を伝送する場合に
適している。本実施形態でも、凸部20aおよび光導波
路(上クラッド層24、コア層23、下クラッド層2
2)の形成方法は、第1の実施形態と同じ方法であり、
DLC薄膜層10が存在するためコア層23の厚さを精
度よく形成できる。
【0023】次に、本発明の第3の実施形態について、
図5を参照して説明する。第1,2の実施形態と実質的
に同様な構成については、同一の符号を付与し説明を省
略する。
【0024】図5に示すように、本実施形態では、多層
セラミック基板20の凸部20a上にDLC薄膜層1
0、接合電極25を介してアレイLD28が搭載されて
いる。そしてこのアレイLD28に対応する制御用電気
素子として、アナログ多チャネルドライバ素子29と多
チャネルロジック回路素子30が搭載されている。この
構成は、高速の並列光伝送用の多チャネルモジュールに
用いられる。本実施形態においても、凸部20aおよび
光導波路(上クラッド層24、コア層23、下クラッド
層22)の形成方法は、第1の実施形態と同じ方法であ
り、DLC薄膜層10が存在するためコア層23の厚さ
を精度よく形成できる。
【0025】次に、本発明の第4の実施形態について図
6を参照して説明する。第1〜3の実施形態と実質的に
同様な構成については、同一の符号を付与し説明を省略
する。
【0026】図6に示すように、本実施形態では、基板
20の凸部20a上に、多層配線ビルドアップ層31が
配設されている。そしてこの多層配線ビルドアップ層3
1上にLD21に対応する制御用電気素子(アナログド
ライバIC26とロジックIC27)が配設されてい
る。この構成は、多層配線ビルドアップ層31が狭ピッ
チ配線可能であるため、高密度実装を考慮した高速並列
伝送モジュールに用いられる。なお、この場合、基板2
0は、多層配線ではなく表面のみに電気配線がなされて
いても構わない。本実施形態においても、凸部20aお
よび光導波路(上クラッド層24、コア層23、下クラ
ッド層22)の形成方法は、第1の実施形態と同じ方法
であり、DLC薄膜層10が存在するためコア層23の
厚さを精度よく形成できる。
【0027】上記実施形態では、DLC薄膜層21はL
D21の接合部のみに形成されているが、制御用電気素
子の接合面など、凸部表面の他の部分にも形成されてい
てもかまわない。
【0028】以上説明したように、本発明は、第1の実
施形態のように光素子と光導波路のみを搭載した実装基
板にも、第2〜4の実施形態のように光素子と電気素子
とを搭載した実装基板にも適用可能なものである。この
光素子としては、LDに限定されるものではなく、導波
路型フォトダイオード(PD)など、端面において光照
射または受光を行う素子すべてが適用できる。
【0029】本発明の基板20の材料としては、アルミ
ナセラミックやガラスセラミックなどのセラミックのみ
ならず、シリコンなどであってもよく、基板20は、多
層基板であっても、両面配線板や単層基板であっても構
わない。また、第4の実施形態のように、電気配線用の
ビルドアップ層31を備えたものであってもよく、その
場合のビルドアップ層の材質としては、各種セラミック
やシリコンなど様々なものが使用可能である。
【0030】前記した各実施形態においては、高硬度材
料の層としてDLC薄膜層10を例示したが、それ以外
にも通常研磨不能な硬度を有する材料であれば、同様な
効果が得られる。なお、光素子の動作時に放熱する可能
性がある場合、その熱を逃すために、高硬度材料の層が
高い放熱性を有することが好ましい。また、第2,4の
実施形態のように、複数の光素子が搭載される場合、各
光素子間で電気的短絡を生じないように、高硬度材料の
層が絶縁性であることが好ましい。
【0031】光導波路を構成する上クラッド層24、コ
ア層23、下クラッド層22は、ポリマー系材料からな
るものであっても、石英系材料からなるものであっても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高硬度材料の層が研磨工程に対するストップ層と作用し
て、それ以上の研磨を阻止する。従って、高硬度材料の
層を正確に配置することにより、研磨量を精度よく定め
ることができ、高精度で基板表面位置を形成することが
可能となる。それに伴って、導波路の光軸と光素子との
相対位置を精度よく定めることができる。
【0033】また、高硬度材料の層が、高い熱伝導性を
有していると、半導体レーザ等の光素子の動作時の放熱
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モジュール実装基板の第1の実施形
態の側面図である。
【図2】図1に示す光モジュール実装基板の製造方法を
順に示す説明図である。
【図3】図1に示す光モジュール実装基板の製造方法を
示すフローチャートである。
【図4】(a)は本発明の光モジュール実装基板の第2
の実施形態の側面図、(b)はその平面図である。
【図5】(a)は本発明の光モジュール実装基板の第3
の実施形態の側面図、(b)はその平面図である。
【図6】(a)は本発明の光モジュール実装基板の第4
の実施形態の側面図、(b)はその平面図である。
【図7】従来の光モジュール実装基板の側面図である。
【図8】図7に示す光モジュール実装基板の製造方法を
示す説明図である。
【図9】図7に示す光モジュール実装基板の製造方法を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ダイアモンド・ライク・カーボン薄膜層(高
硬度材料の層) 20,120 基板 20a,120a 凸部 21,121 LD(光素子) 22,122 下クラッド層(光導波路) 23,123 コア層(光導波路) 24,124 上クラッド層(光導波路) 25,125 接合電極 26 アナログドライバ素子(制御用電気素子) 27 ロジック回路素子(制御用電気素子) 28 アレイLD 29 多チャネルアナログドライバ素子(制御用電
気素子) 30 多チャネルロジック回路素子(制御用電気素
子) 31 多層配線ビルドアップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 25/18 H01L 23/14 D H01S 5/022 25/04 Z H05K 1/02 Fターム(参考) 2H047 KA04 KB09 MA07 PA03 PA04 PA05 PA24 QA02 RA08 TA11 TA43 5E338 AA18 BB61 BB63 BB75 CC01 CC10 CD33 EE21 5F073 AB02 AB15 AB21 AB25 BA02 EA29 FA06 FA15 FA23

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設けられている凸部と、該凸部上
    に設けられている高硬度材料の層と、該高硬度材料の層
    上に接合電極を介して設けられている光素子と、前記基
    板の前記凸部以外の部分に積層形成されている光導波路
    とを含む光モジュール実装基板。
  2. 【請求項2】 前記高硬度材料の層がダイヤモンド・ラ
    イク・カーボン薄膜層である請求項1に記載の光モジュ
    ール実装基板。
  3. 【請求項3】 前記光素子が半導体レーザである請求項
    1または2に記載の光モジュール実装基板。
  4. 【請求項4】 前記光導波路が、下クラッド層と、コア
    層と、上クラッド層とが積層されたものである請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の光モジュール実装基板。
  5. 【請求項5】 前記光導波路の下クラッド層表面が、基
    板凸部表面より下方に位置している請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の光モジュール実装基板。
  6. 【請求項6】 前記光導波路の光軸が、前記コア層の実
    質的な中心にあるとともに前記光素子の光軸と実質的に
    一致する請求項4または5に記載の光モジュール実装基
    板。
  7. 【請求項7】 前記基板がセラミック基板である請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の光モジュール実装基板。
  8. 【請求項8】 前記高硬度材料の層が、絶縁性を有する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の光モジュール実装
    基板。
  9. 【請求項9】 前記高硬度材料の層が、高い熱伝導性を
    有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の光モジュー
    ル実装基板。
  10. 【請求項10】 前記光素子が複数個設けられている請
    求項1〜9のいずれか1項に記載の光モジュール実装基
    板。
  11. 【請求項11】 前記基板上に電気素子が設けられてい
    る請求項1〜10のいずれか1項に記載の光モジュール
    実装基板。
  12. 【請求項12】 前記電気素子が、前記光素子の制御用
    電気素子である請求項11に記載の光モジュール実装基
    板。
  13. 【請求項13】 前記電気素子が、前記基板上に設けら
    れたビルドアップ層上に設けられている請求項11また
    は12に記載の光モジュール実装基板。
  14. 【請求項14】 基板に設けられた凸部上に高硬度材料
    の層を形成する工程と、前記凸部を含む前記基板上に、
    光導波路を構成する層の少なくとも一部を形成する工程
    と、前記基板の上方から研磨を行う工程と、前記研磨工
    程後に前記高硬度材料の層上に接合電極を介して光素子
    を設ける工程と、前記研磨工程後に、前記基板の少なく
    とも前記凸部以外の部分に前記光導波路を構成する層を
    再度形成する工程とを含み、 前記研磨工程が、前記凸部上と該凸部以外の部分とを均
    等に削るものであり、前記凸部上の前記高硬度材料の層
    に到達した時点で停止する光モジュール実装基板の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記高硬度材料の層がダイヤモンド・
    ライク・カーボン薄膜層である請求項14に記載の光モ
    ジュール実装基板の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記光素子が半導体レーザである請求
    項14または15に記載の光モジュール実装基板の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記光導波路を構成する層が、下クラ
    ッド層と、コア層と、上クラッド層とである請求項14
    〜16のいずれか1項に記載の光モジュール実装基板の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 前記光導波路の光軸を、前記コア層の
    中心と前記光素子の光軸とに実質的に一致させる請求項
    17に記載の光モジュール実装基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記研磨工程が、前記凸部以外の部分
    において前記コア層を一部除去するまで行われる請求項
    17または18に記載の光モジュール実装基板の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記基板がセラミック基板である請求
    項14〜19のいずれか1項に記載の光モジュール実装
    基板の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記高硬度材料の層が、絶縁性を有す
    る請求項14〜20のいずれか1項に記載の光モジュー
    ル実装基板の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記高硬度材料の層が、高い熱伝導性
    を有する請求項14〜21のいずれか1項に記載の光モ
    ジュール実装基板の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記光素子を複数個設ける請求項14
    〜22のいずれか1項に記載の光モジュール実装基板の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 前記基板の前記凸部上に、電気素子を
    搭載する工程を有する請求項14〜23のいずれか1項
    に記載の光モジュール実装基板の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記電気素子が、前記光素子の制御用
    電気素子である請求項24に記載の光モジュール実装基
    板の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記電気素子を、前記基板上に設けら
    れたビルドアップ層上に設ける請求項24または25に
    記載の光モジュール実装基板の製造方法。
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