JP2001004327A - スポット光位置検出システム、シミュレータ - Google Patents

スポット光位置検出システム、シミュレータ

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JP2001004327A
JP2001004327A JP11172391A JP17239199A JP2001004327A JP 2001004327 A JP2001004327 A JP 2001004327A JP 11172391 A JP11172391 A JP 11172391A JP 17239199 A JP17239199 A JP 17239199A JP 2001004327 A JP2001004327 A JP 2001004327A
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light
image
spot
shooting
spot light
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Yoshitaka Kashima
義孝 加島
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Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光源のそれぞれにより形成されるスポ
ット光を識別しつつその位置を検出可能なスポット光位
置検出システム、シミュレータを提供する。 【解決手段】 光射出手段20a,20bから射出され
た光によりスクリーン12の任意の位置に形成されたス
ポット光A,Bの位置が、スクリーン12を撮像する撮
像手段40a,40bからの出力に基づいて、検出手段
によって検出されるスポット光位置検出システムにおい
て、光射出手段20a,20bは、複数設けられてそれ
ぞれが異なる波長の光を射出するように形成され、撮像
手段40a,40bは、複数の光射出手段20a,20
bの数に対応した数設けられ、それぞれが異なる光射出
手段20a,20bから射出される光を選択的に撮像す
ることを特徴とするスポット光位置検出システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット光位置検
出システム、シミュレータに関する。
【0002】
【背景技術】従来、所定の標的が登場するシューティン
グ用ビデオ画像をプロジェクタを用いてスクリーン上に
投影し、これをプレーヤが光線銃を用いて射撃するシュ
ーティングゲーム装置が知られている(特開昭50−7
2515号公報、特開昭60−179079号公報、特
開平4−51987号公報等)。
【0003】これらの従来技術は、いずれも、光線銃の
着弾位置をビデオカメラで撮影し、このビデオカメラか
ら出力される映像信号に基づいて命中・外れの判定を行
うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シューティ
ングゲームのゲーム性を高める上では、同一スクリーン
上で複数のプレーヤが同時に射撃の腕前を競う同時対戦
プレーを実行できることが好ましい。
【0005】しかしながら、上記従来技術では、複数の
光線銃が同時に使用された場合に、複数の光線銃のそれ
ぞれから射出される光線を識別しつつその着弾位置を検
出することが困難であった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、複数の光源のそれぞれにより形成
されるスポット光を識別しつつその位置を検出可能なス
ポット光位置検出システム、シミュレータを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、光射出手段から射出された光によりスポ
ット光形成領域内の任意の位置に形成されたスポット光
の位置が、スポット光形成領域を撮像する撮像手段から
の出力に基づいて、検出手段によって検出されるスポッ
ト光位置検出システムにおいて、光射出手段は、複数設
けられてそれぞれが異なる波長の光を射出するように形
成され、撮像手段は、複数の光射出手段の数に対応した
数設けられ、それぞれが異なる光射出手段から射出され
る光を選択的に撮像することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、標的に向けてシューティ
ング手段から射出された光線によりスポット光形成領域
の任意の位置に形成されたスポット光の位置が、スポッ
ト光形成領域を撮像する撮像手段からの出力に基づいて
検出手段によって検出され、さらにその検出結果及び標
的の位置に基づいて命中判定手段によって命中判定が行
われるシミュレータにおいて、シューティング手段は、
複数設けられてそれぞれが異なる波長の光線を射出する
ように形成され、撮像手段は、複数のシューティング手
段の数に対応した数設けられ、それぞれが異なるシュー
ティング手段から射出される光線を選択的に撮像するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明によれば、複数の光射出手段または
複数のシューティング手段から射出される光の波長が全
て異なり、各波長の光を選択的に撮像可能な撮像手段が
設けられる。よって、複数の光射出手段等を同時に用い
た場合でも、各撮像手段から出力される画像信号のそれ
ぞれに基づいてスポット光位置検出処理を実行すること
により、各光射出手段等から射出される光を識別しつつ
スポット光位置を検出することが可能となる。
【0010】また、光射出手段等と撮像手段が1対1で
対応することから、スポット光形成領域内に形成された
複数のスポット光を一斉に撮像することができる。撮像
に際して時間的な遅れがでないことから、複数の光射出
手段等を使用した場合でも、レスポンスの速いスポット
光検出システムを得ることが可能となる。
【0011】このような本発明において、複数の光射出
手段または複数のシューティング手段から射出される光
の波長をそれぞれ異ならせるための構成は、特に問わな
い。例えば、異なる波長帯域に設定された複数の赤外線
LEDや、赤色LED、黄色LED、緑色LED等の異
なる色発光の複数のLEDを光源として用いることによ
り実現できる。あるいは、同一の光源を使用しつつ、特
定の波長の光を選択的に透過する光学バンドパスフィル
タを用いて、各光源からの光の波長を異ならせることも
できる。
【0012】さらに、本発明において、撮像手段を、複
数の光射出手段等から射出される異なる波長の光を選択
的に撮像可能にするための構成も、特に問わない。例え
ば、異なる波長の複数の光のいずれかを選択的に透過可
能なフィルタを撮像手段あるいはその近傍に設けること
ができる。この場合は、波長選択可能な撮像手段を簡単
な構成によって実現することができる。
【0013】このような本発明がスポット光検出システ
ムである場合は、所定の画像を表示するための画像表示
手段を有することが好ましい。また、本発明がシミュレ
ータである場合は、標的となる画像を表示するための画
像表示手段を有することが好ましい。
【0014】ここで、画像表示手段の機能は、画像をス
クリーンに投写表示する投写型表示装置や、CRT、液
晶表示装置等によって実現することができる。また、C
RTや液晶表示装置等のように、表示画面を有する画像
表示手段を使用する場合は、その表示画面を光射出手段
やシューティング手段等の方向に直接向けてもよいし、
鏡等を介して表示画面を光射出手段等の方向に間接的に
向けてもよい。
【0015】なお、これらの各場合において、画像表示
手段の画像が表示される領域(例えばスクリーンにおけ
る画像の被投写領域、CRT等の表示画面、表示画面を
映し出した鏡の表面等)は、スポット光形成領域と一致
していてもよいし、空間的に分離していてもよい。
【0016】このような構成により、任意の画像を光射
出手段等の光によって指し示すことが可能となる。特に
シミュレータでは、任意のタイミングで任意の位置に出
現した標的にシューティング手段の光を照射することが
可能となる。よって、プレゼンテーションやゲーム等、
種々の用途に使用しやすいスポット光検出システム・シ
ミュレータを得ることができる。
【0017】本発明において画像表示手段を使用する場
合は、特に、画像表示手段の画像を光射出手段またはシ
ューティング手段の方向に向けて表示すると共に、光射
出手段等から射出された光をスポット光形成領域に導く
分離手段を有することが好ましい。
【0018】このような構成によれば、所定の画像等と
スポット光が空間的に分離されることから、撮像手段が
所定の画像等を誤って撮像してしまうことが防止され
る。よって、より正確なスポット光位置検出・命中判定
等を行うことが可能となる。
【0019】このような本発明に使用される分離手段の
構成は、特に問わないが、例えば、光射出手段またはシ
ューティング手段の方向に対して所定角度で設置された
半透明鏡を含んで形成することができる。この場合に
は、スポット光形成領域は、半透明鏡が光射出手段等か
ら射出された光を反射する方向及び透過する方向の一方
に配置され、画像表示手段は、半透明鏡が光射出手段等
から射出された光を反射する方向及び透過する方向の他
方に設置され、半透明鏡を介して画像を透過または反射
して光射出手段等の方向に向けて表示するように形成さ
れる。これにより、誤撮像に基づく誤検出を防止可能な
スポット光検出システム、シミュレータを、比較的簡単
な構成で実現することが可能となる。
【0020】あるいは、液晶表示装置としての機能と液
晶光シャッタとしての機能を併せ持つような部材よって
分離手段を実現することも可能である。この場合には、
分離手段の機能と画像表示手段の機能を1つの部材で実
現することができるため、システム全体の小型化・低コ
スト化を図ることが可能となる。
【0021】本発明に係るシミュレータは、様々な用途
に使用することができる。例えば、軍事訓練や武器開発
における着弾シミュレーションに使用することができ
る。また、ゲーム用に使用することもできる。例えば、
シューティングゲームを実行可能に形成することが好ま
しい。この場合には、比較的簡単な構成で、レスポンス
を低下させることなく、複数人による同時プレーを実現
することができる。よって、複数人が同時に競い合うこ
とができるゲーム性の高いシューティングゲームを実現
することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ説明する。
【0023】図1は、本発明を適用したシミュレータの
第1の実施形態の概略的構成を示す図である。
【0024】図1において、シミュレータ10は、シュ
ーティングゲーム用のシミュレータであり、スクリーン
12と、2丁の光線銃20a,20bと、シューティン
グ用ゲーム画像を投写するプロジェクター30と、2台
のビデオカメラ40a,40bと、ゲーム装置本体50
と、を有する。
【0025】ここで、スクリーン12は、ビデオカメラ
40a,40bによって撮像されるスポット光形成領域
に相当する。また、このスクリーン12は、プロジェク
ター30によるシューティング用ゲーム画像の被投写領
域に一致する。そして、シューティング用ゲーム画像の
中には、標的画像、背景画像、命中演出画像等の種々の
画像が含まれる。
【0026】なお、スクリーン12を、CRTや液晶表
示装置の表示画面で構成することも可能である。その場
合には、プロジェクター30が不要となる。
【0027】2丁の光線銃20a,20bは、光射出手
段及びシューティング手段に相当するものであり、それ
ぞれが異なる波長の光線を射出するように形成されてい
る。本実施形態では、各光線銃20a,20bの光源と
して、赤外線LEDを使用する。
【0028】ここで、各光線銃20a,20bから射出
される光線の波長特性を模式的にグラフ化した図を図2
に示す。この図2に示されるように、光線銃20aの光
源は700nm前後の波長帯域の光を射出するように設
定され、光線銃20bの光源は800nm前後の波長帯
域の光を射出するように設定される。また、両光線銃2
0a,20bから射出される光線は、その波長帯域が重
複しないように設定されている。
【0029】このような光線銃20a,20bは、トリ
ガが引かれることにより、互いに異なる波長の光線を射
出する。そして、光線銃20aからの光線により、スク
リーン12上にスポット光Aが形成され、光線銃20b
からの光線によりスポット光Bが形成される。
【0030】なお、各光線銃20a,20bは、図示し
ないケーブルによってゲーム装置本体50に接続され、
ゲーム装置本体50によって電源のオン/オフを制御さ
れる。また、各光線銃20a,20bのトリガが引かれ
ると、トリガ信号がケーブルを介してゲーム装置本体5
0に送信される。
【0031】2台のビデオカメラ40a,40bは、ス
クリーン12を撮像し、撮像画像を走査線信号及び垂直
同期信号を含む画像信号に変換して出力する。また、各
ビデオカメラ40a,40bは、それぞれの撮像レンズ
の前に、特定の波長帯域の光線のみを透過する光学バン
ドパスフィルタ42a,42bを取り付けられている。
【0032】ここで、各光学バンドパスフィルタ42
a,42bの特性を模式的にグラフ化した図を図3に示
す。この図3に示されるように、ビデオカメラ40aに
設けられた光学バンドパスフィルタ42aは700nm
前後の光を透過し、ビデオカメラ40bに取り付けられ
た光学バンドパスフィルタ42bは800nm前後の光
を透過する。また、各光学バンドパスフィルタ42a,
42bは、透過可能な波長帯域が重複しないような特性
に設定されている。
【0033】よって、光線銃20aから射出された光線
により形成されたスポット光Aは、ビデオカメラ40a
によって撮像され、光線銃20bから射出された光線に
より形成されたスポット光Bは、ビデオカメラ40bに
よって撮像される。
【0034】ゲーム装置本体50は、シミュレータ10
の各部の制御及び所定の処理を行う。図4に、このゲー
ム装置本体50の機能を実現するための概略的構成を示
すブロック図を示す。
【0035】図4において、ゲーム装置本体50は、処
理部100と、記憶部140と、情報記憶媒体150
と、画像生成部160と、音生成部170と、音出力部
180と、I/F部174,176,177,178,
179を有する。
【0036】より詳しくは、処理部100は、装置全体
の制御、装置内の各ブロックへの命令の指示、ゲーム演
算などの各種の処理を行うものであり、その機能は、C
PU(CISC型、RISC型)、DSP、ASIC
(ゲートアレイ等)などのハードウェアや所与のプログ
ラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0037】記憶部140は、処理部100、画像生成
部160、音生成部170、I/F部176等のワーク
領域となるもので、その機能はRAM等のハードウェア
により実現できる。
【0038】情報記憶媒体(コンピュータにより情報の
読み取りが可能な記憶媒体)150は、プログラムやデ
ータ等の情報を格納するものである。本実施形態におい
ては、シューティングゲームを行うための情報(シュー
ティング用ゲーム画像データ、シューティング用ゲーム
音声データ、シューティングゲーム実行プログラム、ス
ポット光位置検出プログラム、命中判定プログラム、演
出プログラム等)が情報記憶媒体150に格納される。
【0039】このような情報記憶媒体150の機能は、
光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(M
O)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、半
導体メモリ(ROM)等のハードウェアにより実現でき
る。処理部100は、この情報記憶媒体150に格納さ
れるプログラムやデータなどの情報に基づいて種々の処
理を行うことになる。
【0040】なお、情報記憶媒体150に格納される情
報の一部又は全部は、装置への電源投入時等に記憶部1
40に転送されることになる。
【0041】画像生成部160は、処理部100からの
指示等にしたがって、各種の画像を生成し表示部12に
出力するものであり、その機能は、画像生成用ASI
C、CPU、DSPなどのハードウェアや、所与のプロ
グラム(画像生成プログラム)、画像データにより実現
できる。画像生成部160で生成された画像は、I/F
部174を介してプロジェクター30にて出力される。
【0042】音生成部170は、処理部100からの指
示等にしたがって、各種の音を生成し音出力部14に出
力するものであり、その機能は、音生成用ASIC、C
PU、DSPなどのハードウェアや、所与のプログラム
(音生成プログラム)、音声データ(波形データ等)に
より実現できる。音生成部170で生成された音は、音
出力部180にて出力される。
【0043】I/F部174、176、177、17
8,179は、処理部100からの指示等にしたがって
プロジェクター30、ビデオカメラ40a,40b、光
線銃20a,20bとの間で情報交換を行うためのイン
ターフェースとなるものであり、その機能は、CPUか
らの命令により制御されるデータ書き込み・読み出し用
コントローラICにより実現できる。なお、I/F部1
74、176、177、178,179の機能は、半導
体レーザ、赤外線センサー等のハードウェアによっても
実現可能である。
【0044】上述した処理部100は、さらにゲーム演
算部110を含んで構成される。
【0045】ゲーム演算部110は、コイン(代価)の
受け付け処理、ゲームモードの設定処理、ゲームの進行
処理、画像を合成するための演算処理、標的画像やキャ
ラクタ画像の動きを決める処理、演出処理、文字を表示
するための処理、ゲーム成果(ゲーム成績、得点)を演
算する処理、或いはゲームオーバー処理等の種々のゲー
ム演算処理を、ビデオカメラ40a,40bからの画像
信号や、光線銃20a,20bからのトリガ信号、情報
記憶媒体150に記憶されたゲームプログラム等に基づ
いて行う。
【0046】このゲーム演算部110は、さらに、スポ
ット光検出部112と、命中判定部114を有する。
【0047】スポット光検出部112は、ビデオカメラ
40a,40bから出力される画像信号のそれぞれに基
づいて、光線銃20a,20bから射出された光線によ
り形成されたスポット光A,Bの位置を検出する。本実
施形態において、スポット光A,Bの位置は、図1のス
クリーン12の左上隅を原点(0,0)とし、横方向を
X軸、縦方向をY軸とし、(X,Y)座標として検出さ
れる。また、このスポット光A,Bの位置検出処理は、
各光線銃20a,20bからのトリガ信号と、各ビデオ
カメラ40a,40bからの画像信号に基づいて個別に
行われる。つまり、トリガ信号に基づいて、スポット光
検出処理の対象とする画像信号が決定され、その画像信
号に基づいてスポット光位置検出が行われる。画像信号
に基づく具体的なスポット光位置検出方法としては、周
知の方法を採用してよいため、詳しい説明を省略する。
また、どの光線銃にどのビデオカメラが対応しているか
は、情報記憶媒体150に格納されるスポット光検出プ
ログラム等において、予め定義されている。したがっ
て、スポット光検出部112において、各スポット光
A,Bがどちらの光線銃によって形成されたかを確実に
判別することが可能である。
【0048】命中判定部114は、スポット光検出部1
12から入力されるスポット光A,Bの(X、Y)座標
と、画像合成時に演算出力される標的画像の表示座標領
域とを照合して、スポット光A,Bの命中判定を行う。
すなわち、スポット光A,Bの(X,Y)座標が、標的
画像の所定の表示エリア内に含まれると判断した場合に
は、スポット光A,Bが標的に命中したと判定する。こ
の命中判定も、スポット光A,Bのそれぞれについて行
われる。
【0049】なお、ゲーム演算部110は、命中判定結
果に基づいて所定のゲーム演出を演算し実行する。具体
的には、スポット光A,Bが標的から外れた場合には、
画像生成部160及びプロジェクター30にて着弾画像
を投写表示させる。一方、スポット光A,Bが標的に命
中した場合には、画像生成部160及びプロジェクター
30にて標的の被弾画像を投写表示させる。
【0050】また、ゲーム演算部110は、スポット光
A,Bのそれぞれの命中判定結果に基づいて、ゲーム成
果の演算処理を行う。
【0051】このように形成されていることから,本実
施形態では,複数人の同時プレーが可能となる。つま
り、スポット光A,Bが、それぞれ専用のビデオカメラ
40a,40bから別個の画像信号として入力され、ス
ポット光位置検出及び命中判定が行われていることか
ら,両スポット光を容易に識別することができる。よっ
て、複数人による同時プレーであっても、各スポット光
を正確に識別し、ゲーム演出処理やゲーム成果演算処理
等を正確に実行することが可能となる。
【0052】また、各光線毎に専用のビデオカメラが用
意されることから、撮像の遅れが生じない。このため、
一人プレー時と同様の速度でスポット光位置検出処理、
命中判定処理、演出処理等を行うことが可能となる。よ
って、一人プレー時と同程度のレスポンスで、複数人プ
レーを実現することができる。
【0053】さらに、波長特性の異なる赤外線LED
と、この赤外線LEDの波長特性に対応した光学バンド
パスフィルタを使用するだけで、各光線銃20a,20
bとビデオカメラ40a,40bとを簡単に対応付ける
ことができる。したがって、速いレスポンスで複数人プ
レーが可能なシミュレータを、簡単な構成で実現するこ
とができる。
【0054】また、光線銃20a,20bは、他とは異
なる波長の光とトリガ信号を出力できれば足りることか
ら,構造を簡略化することができる。これにより、設置
及びメンテナンスの容易なシミュレータ10を実現する
ことが可能となる。また、構造の簡略化に伴って、光線
銃の軽量化を図ることも可能である。よって、プレーヤ
にとって扱いやすい光線銃とすることができる。
【0055】図5は、本発明にかかるシミュレータの第
2の実施形態の概略的構成を示す図である。
【0056】図5に示したシミュレータは、シューティ
ングゲームを行うためのシミュレータであり、2丁の光
線銃320a,320bと、ゲーム装置本体350を含
んで形成されている。
【0057】ここで、2丁の光線銃320a,320b
は、第1の実施形態における光線銃20a,20bと同
様の構成を有する。つまり、各光線銃320a,320
bが異なる波長の光線を射出するように形成されてい
る。
【0058】ゲーム装置本体350は、筐体351と、
この筐体351における光線銃320a,320b側の
面に形成されたディスプレイ316と、このディスプレ
イ316に対応する位置において筐体351の内部に形
成されたスポット光形成領域312と、このスポット光
形成領域312及びディスプレイ316の間に配置され
た半透明鏡314と、この半透明鏡314とスポット光
形成領域312の間に設置されてスポット光形成領域3
12を撮像する2台のビデオカメラ340a,340b
と、半透明鏡314の下方において表示画面を上方に向
けて設置されたCRT330を有する。また、ゲーム装
置本体350の内部には、図2のブロック図に示された
機能と同様の機能を実現するため、図示しない回路基板
が組み込まれている。
【0059】これらのうち、ディスプレイ316は、ガ
ラス板やプラスティック板等の透明部材で形成されてお
り、半透明鏡314に映し出された画像を外部から見ら
れるようになっている。
【0060】半透明鏡314は、入射する光の一部を透
過し他を反射するものであり、分離手段に相当する。こ
の半透明鏡314は、図5に示すように、光線銃320
a,320bの方向に対して所定角度(本実施形態では
約45°)傾けて設置される。また、スポット光形成領
域312は、光線銃320a,320bの方向から入射
した光を半透明鏡314が透過する方向に形成され、C
RT330は、光線銃320a,320bの方向から入
射した光を半透明鏡314が反射する方向に設置され
る。これにより、下方に設置されたCRT330の画像
をディスプレイ316の方向に反射表示して、光線銃3
20a,320bを手にした図示しないプレーヤに画像
を見せることが可能となる。また、光線銃320a,3
20bから射出された光線の一部を透過して、半透明鏡
314から離れた位置に形成されたスポット光形成領域
312にスポット光を形成させることが可能となる。
【0061】ビデオカメラ340a,340bは、第1
の実施形態におけるビデオカメラ40a,40bと同様
の構成及び機能を有する。つまり、撮像光路上に設置さ
れた波長選択用のフィルターによって、ビデオカメラ3
40aが光線銃320aの光線を撮像可能に形成され、
ビデオカメラ340bが光線銃320bの光線を撮像可
能に形成されている。
【0062】スポット光の位置検出処理及び命中判定処
理は、このビデオカメラ340a,340bからの画像
信号等に基づいて、第1の実施形態の場合と同様に行わ
れる。
【0063】このように形成されることから、本実施形
態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を達成
することができる。さらに、本実施形態では、スポット
光形成領域及びスポット光と、画像表示領域及び表示画
像とが空間的に分離されることから、ビデオカメラ34
0により表示画像が誤撮像されることがない。よって、
より正確なスポット光位置検出処理及び命中判定処理を
行うことが可能となる。
【0064】なお、半透明鏡314に対するスポット光
形成領域312とCRT330の位置関係は、図5に示
す場合と逆にすることも可能である。
【0065】本発明の実施の形態は、上述の例に限定さ
れるものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
ば,光線銃は、各々が重複しない波長帯域の光線を射出
するように形成されている限り、3丁以上使用すること
もできる。その場合には、各光線銃毎に専用の撮像手段
を設けておく。また、波長特性の異なる複数の赤外線L
EDに代えて、赤色LED,緑色LED等を光源として
用いることもできる。
【0066】あるいは、光線銃のLEDを発光しっぱな
しにし、プレーヤがトリガを引いたときだけLEDを消
し、LEDが消えた時の1つ前のタイミングで撮像され
た画像の画像信号に基づいてスポット光位置を検出する
ように形成することもできる。その場合には,トリガ信
号をゲーム装置本体に戻す必要がないため、光線銃をコ
ードレスタイプとして形成することが可能となる。
【0067】また、本発明は、単なるスポット光位置検
出システムとして形成することもできる。その場合に
は、スポット光位置検出システムは、異なる波長の光を
射出するように形成された複数の光射出手段と、光射出
手段の数に対応した数設けられ、それぞれが異なる光射
出手段から射出される光を選択的に撮像可能に形成され
る複数の撮像手段と、撮像手段からの映像信号に基づい
てスポット光の位置を検出する検出手段と、を含んで形
成される。このようなスポット光位置検出システムは、
例えば、スクリーン上に表示された所定の画像に光を照
射することでその画像をクリックする光ポインティング
デバイスとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシミュレータの第1の実施形
態の概略的構成を示す図である。
【図2】各光線銃から射出される光線の波長特性を模式
的にグラフ化した図である。
【図3】各光学バンドパスフィルタの特性を模式的にグ
ラフ化した図である。
【図4】このゲーム装置本体の機能を実現するための概
略的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用したシミュレータの第2の実施形
態の概略的構成を示す図である
【符号の説明】
10 シミュレータ 12 スクリーン 20a,20b,320a,320b 光線銃 30 プロジェクター 40a,40b,340a,340b ビデオカメラ
(撮像手段) 42a,42b 光学バンドパスフィルタ 50、350 ゲーム装置本体 100 処理部 112 スポット光検出部 114 命中判定部 140 記憶部 150 情報記憶媒体 160 画像生成部 170 音生成部 174,176,177,178,179 I/F部 180 音出力部 312 スポット光形成領域 314 半透明鏡(分離手段) 330 CRT

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光射出手段から射出された光によりスポ
    ット光形成領域内の任意の位置に形成されたスポット光
    の位置が、前記スポット光形成領域を撮像する撮像手段
    からの出力に基づいて、検出手段によって検出されるス
    ポット光位置検出システムにおいて、 前記光射出手段は、複数設けられてそれぞれが異なる波
    長の光を射出するように形成され、 前記撮像手段は、複数の前記光射出手段の数に対応した
    数設けられ、それぞれが異なる前記光射出手段から射出
    される前記光を選択的に撮像することを特徴とするスポ
    ット光位置検出システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記撮像手段は、異なる波長の複数の前記光のいずれか
    を選択的に透過可能なフィルタを有することを特徴とす
    るスポット光位置検出システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 所定の画像を表示するための画像表示手段と、 前記画像表示手段の画像を前記光射出手段の方向に向け
    て表示すると共に、前記光射出手段から射出された光を
    前記スポット光形成領域に導く分離手段と、を有するこ
    とを特徴とするスポット光位置検出システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記分離手段は、前記光射出手段の方向に対して所定角
    度で設置された半透明鏡を含み、 前記スポット光形成領域は、前記半透明鏡が前記光射出
    手段から射出された光を反射する方向及び透過する方向
    の一方に配置され、 前記画像表示手段は、前記半透明鏡が前記光射出手段か
    ら射出された光を反射する方向及び透過する方向の他方
    に設置され、前記半透明鏡を介して画像を透過または反
    射して前記光射出手段の方向に向けて表示することを特
    徴とするスポット光位置検出システム。
  5. 【請求項5】 標的に向けてシューティング手段から射
    出された光線によりスポット光形成領域の任意の位置に
    形成されたスポット光の位置が、前記スポット光形成領
    域を撮像する撮像手段からの出力に基づいて検出手段に
    よって検出され、さらにその検出結果及び前記標的の位
    置に基づいて命中判定手段によって命中判定が行われる
    シミュレータにおいて、 前記シューティング手段は、複数設けられてそれぞれが
    異なる波長の光線を射出するように形成され、 前記撮像手段は、複数の前記シューティング手段の数に
    対応した数設けられ、それぞれが異なる前記シューティ
    ング手段から射出される前記光線を選択的に撮像するこ
    とを特徴とするシミュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記標的となる画像を表示するための画像表示手段を有
    することを特徴とするシミュレータ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記画像表示手段の画像を前記シューティング手段の方
    向に向けて表示すると共に、前記シューティング手段か
    ら射出された光を前記スポット光形成領域に導く分離手
    段と、を有することを特徴とするシミュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記分離手段は、前記シューティング手段の方向に対し
    て所定角度で設置された半透明鏡を含み、 前記スポット光形成領域は、前記半透明鏡が前記シュー
    ティング手段から射出された光を反射する方向及び透過
    する方向の一方に配置され、 前記画像表示手段は、前記半透明鏡が前記シューティン
    グ手段から射出された光を反射する方向及び透過する方
    向の他方に設置され、前記半透明鏡を介して画像を透過
    または反射して前記シューティング手段の方向に向けて
    表示することを特徴とするシミュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8までのいずれかに
    おいて、 シューティングゲームを実行可能であることを特徴とす
    るシミュレータ。
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