JP2001003803A - 内燃機関の異常診断装置 - Google Patents

内燃機関の異常診断装置

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JP2001003803A
JP2001003803A JP11170400A JP17040099A JP2001003803A JP 2001003803 A JP2001003803 A JP 2001003803A JP 11170400 A JP11170400 A JP 11170400A JP 17040099 A JP17040099 A JP 17040099A JP 2001003803 A JP2001003803 A JP 2001003803A
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fuel
air
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fuel ratio
misfire
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JP11170400A
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English (en)
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Keiji Wakahara
啓二 若原
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Denso Corp
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い
込み)により発生する失火等の異常現象を、システムの
異常と誤判定することを防止する。 【解決手段】 所定期間中の失火検出回数cmfが異常
判定値よりも大きいか否かにより点火システムの異常の
有無を判定する。この際、燃料タンク内の燃料残量が少
ない時には、燃料ポンプのエアーの吸い込みによる失火
が発生しやすいと判断して、失火検出回数cmfに対す
る異常判定値を、通常時の異常判定値refmf2より
も大きい燃料残量低下時の異常判定値refmf3に切
り換える。このため、燃料残量の低下(燃料ポンプのエ
アーの吸い込み)により失火が発生しやすくなっても、
その失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定値
refmf3を越えなくなり、燃料残量の低下により発
生する失火を点火システムの異常と誤判定してしまうこ
とを未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)を制御又は駆動するシステムの異常の有無を判定を
する内燃機関の異常診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のエンジンの異常診断
装置として、例えば、エンジン回転数の変動等から失火
を検出し、失火検出回数が所定期間中に所定の判定回数
を越えた時に、点火プラグ等の点火システムの異常と判
定するようにしたものがある。また、排ガスの空燃比を
目標空燃比(理論空燃比)にフィードバック制御する空
燃比制御システムでは、空燃比フィードバック補正量が
正常範囲外となっている状態が所定の判定時間を越えた
時に、空燃比制御システムの異常と判定するようにした
ものがある。更に、排ガスの空燃比のリッチ/リーンを
検出する酸素センサの出力信号がリッチ側又はリーン側
のどちらか一方に張り付いた状態が所定の判定時間を越
えた時に、酸素センサの異常と判定するようにしたもの
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料タンク
内の燃料が残り少なくなると、燃料ポンプにエアーが吸
い込まれやすくなる。燃料ポンプにエアーが吸い込まれ
ると、燃料ポンプが正常に動作していても、エンジンに
必要な燃料を供給できなくなるため、失火が発生しやす
くなり、失火検出回数が増えて点火システムの異常と誤
判定するおそれがある。また、燃料ポンプのエアーの吸
い込みにより、エンジンに必要な燃料を供給できなくな
ると、空燃比フィードバック制御が正常に働かなくなっ
て、空燃比フィードバック補正量(目標空燃比に対する
実際の空燃比のずれ量)が正常範囲外となっている状態
が長く続いて空燃比制御システムの異常と誤判定した
り、或は、酸素センサの出力信号がリーン側に張り付い
た状態が長く続いて酸素センサの異常と誤判定したりす
るおそれがある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、燃料残量の低下(燃
料ポンプのエアーの吸い込み)により発生する一時的な
異常現象をシステムの異常と誤判定することを未然に防
止することができ、異常診断の信頼性を向上できる内燃
機関の異常診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の異常診断装置は、内
燃機関を制御又は駆動するシステムの異常の有無を異常
判定手段により所定の判定条件を用いて判定する。その
際、燃料タンク内の燃料残量を燃料残量検出手段により
検出し、判定条件切換手段により判定条件を燃料残量に
応じて切り換える。このようにすれば、燃料残量が低下
したときに、燃料ポンプのエアーの吸い込みが発生しや
すくなることを考慮した判定条件に切り換えることがで
きるため、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い
込み)により発生する一時的な異常現象をシステムの異
常と誤判定することを未然に防止でき、異常診断の信頼
性を向上できる。
【0006】この場合、請求項2のように、失火検出回
数に基づいて点火システムの異常の有無を判定する場合
は、この失火検出回数に対する判定条件を燃料残量に応
じて切り換えるようにすると良い。このようにすれば、
燃料残量の低下により失火が発生しやすくなっても、失
火検出回数が異常判定回数を越えないようにすることが
でき、燃料残量の低下による一時的な失火を点火システ
ムの異常と誤判定することを未然に防止できる。
【0007】また、請求項3のように、フィードバック
補正量が所定範囲外になっている状態の継続時間に基づ
いて空燃比制御システムの異常の有無を判定する場合
は、この継続時間に対する判定条件を燃料残量に応じて
切り換えるようにすると良い。このようにすれば、燃料
残量低下時に発生する燃料ポンプのエアーの吸い込みに
より空燃比のフィードバック補正量(目標空燃比に対す
る実際の空燃比のずれ量)が一時的に大きくなっても、
その状態の継続時間が異常判定時間を越えないようにす
ることができ、燃料残量の低下によるフィードバック補
正量の一時的な異常を空燃比制御システムの異常と誤判
定することを未然に防止できる。
【0008】また、請求項4のように、空燃比検出シス
テムの出力が所定範囲外になっている状態の継続時間に
基づいて空燃比検出システムの異常の有無を判定する場
合は、この継続時間に対する判定条件を燃料残量に応じ
て切り換えるようにすると良い。このようにすれば、燃
料残量低下時に発生する燃料ポンプのエアーの吸い込み
により空燃比検出システムの出力が異常な挙動を示すよ
うになっても、その状態の継続時間が異常判定時間を越
えないようにすることができ、燃料残量の低下による空
燃比検出システムの出力の一時的な異常を空燃比検出シ
ステムの異常と誤判定することを未然に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制
御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関である
エンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリー
ナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に
は、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設け
られている。このエアフローメータ14の下流側には、
スロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロ
ットル開度センサ16とが設けられている。
【0010】更に、スロットルバルブ15の下流側に
は、サージタンク17が設けられ、このサージタンク1
7に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設
けられている。また、サージタンク17には、エンジン
11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が
設けられ、この吸気マニホールド19の各気筒の分岐管
部にそれぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り付け
られている。
【0011】各燃料噴射弁20には、燃料タンク21内
の燃料(ガソリン)が燃料ポンプ(図示せず)により燃
料配管(図示せず)を介して送られてくる。燃料タンク
21には、燃料残量を検出するフューエルセンサ22
(燃料残量検出手段)が設けられている。
【0012】エンジン11のシリンダヘッドには、気筒
毎に点火プラグ23が取り付けられ、点火タイミング毎
に点火コイル24の二次側に発生する高電圧が各気筒の
点火プラグ23に印加され、点火される。このエンジン
11には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ25と、冷却水温を検出する冷却水温センサ26と
が取り付けられている。
【0013】エンジン11の排気管27の途中には、排
ガス中の有害成分(CO,HC,NOx等)を低減させ
る三元触媒等の触媒28が設置され、この触媒28の上
流側に、酸素センサ29が設置されている。この酸素セ
ンサ29は、排ガスの空燃比が理論空燃比に対してリッ
チかリーンかによって出力電圧が例えば1Vと0Vとの
間で反転する(図7参照)。
【0014】一方、エンジン回転数センサ25や酸素セ
ンサ29等の各種のセンサ出力信号は、エンジン制御回
路30に入力される。このエンジン制御回路30は、マ
イクロコンピュータを主体として構成され、内蔵された
ROM(記憶媒体)に記憶された点火制御プログラム、
空燃比フィードバック制御プログラム、燃料噴射制御プ
ログラムを実行することで、点火制御、空燃比フィード
バック制御、燃料噴射制御を行う。更に、エンジン制御
回路30は、ROMに記憶された図2、図4及び図6の
各システムの異常判定プログラムを実行することで、各
システムの異常の有無を判定する異常判定手段としての
役割を果たす。そして、システムの異常有り(フェイ
ル)と判定した時には、図8のフェイル処理プログラム
によって所定のフェイル処理を行う。以下、これら各プ
ログラムの処理内容を説明する。
【0015】[点火システム異常判定]図2の点火シス
テム異常判定プログラムは、点火毎(例えば4気筒エン
ジンでは180℃A毎)に実行され、点火プラグ23、
点火コイル24等の点火システムの異常の有無を次のよ
うにして判定する。まず、ステップ101で、異常判定
実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、異
常判定実行条件は、例えば、エンジン回転数、吸気管圧
力、冷却水温がそれぞれ所定範囲内であること、エンジ
ン11が定常状態であること(例えば吸気管圧力変動が
小さいこと)、エアコン等の電気負荷のオン/オフの切
り換えが行われていないこと等である。これらの条件を
全て満たせば、異常判定実行条件が成立するが、いずれ
か1つでも満たさない条件があれば、異常判定実行条件
が不成立となる。もし、異常判定実行条件が不成立であ
れば、以降の異常判定処理(ステップ102〜113)
を行わずに本プログラムを終了する。
【0016】一方、異常判定実行条件が成立していれ
ば、ステップ102に進み、回転回数カウンタcrev
を「1」だけインクリメントする。この回転回数カウン
タcrevは、180℃A毎(点火毎)に「1」ずつイ
ンクリメントされるため、回転回数カウンタcrevの
2カウントが、クランク軸の1回転(360℃A)に相
当する。この回転回数カウンタcrevは、後述する失
火検出回数cmfをカウントする期間を定めるものであ
る。尚、回転回数カウンタcrevの初期値は「0」で
ある(ステップ113)。
【0017】次のステップ103で、クランク軸が18
0℃A回転するのに要した時間を検出し、この時間から
180℃A間のクランク角速度omg(n) を算出する。
この後、ステップ104で、エンジン回転変動domg
を次式により算出する。 domg=omg(n-1) −omg(n) ここで、omg(n-1) は1点火前(180℃A前)のク
ランク角速度である。
【0018】この後、ステップ105で、エンジン回転
変動domgが失火判定値refmf1よりも大きいか
否かで失火の有無を判定する。この際、失火判定値re
fmf1は、エンジン回転数と吸気管圧力に基づいてマ
ップ又は数式により設定される。このステップ105の
処理が特許請求の範囲でいう失火検出手段としての役割
を果たす。もし、このステップ105で、エンジン回転
変動domgが失火判定値refmf1以下と判定され
れば、失火が発生していないと判断して、本プログラム
を終了する。
【0019】一方、上記ステップ105で、エンジン回
転変動domgが失火判定値refmf1よりも大きい
と判定された場合は、失火が発生したと判断して、ステ
ップ106に進み、失火検出回数をカウントする失火検
出回数カウンタcmfを「1」だけインクリメントした
後、ステップ107で、回転回数カウンタcrevのカ
ウント値が失火検出回数cmfのカウント期間、例えば
400(=200回転)を越えたか否かを判定する。も
し、回転回数カウンタcrevが400以下であれば、
失火検出回数cmfのカウント期間が終了していないた
め、そのまま本プログラムを終了する。
【0020】その後、上記ステップ107で、回転回数
カウンタcrevが400を越えた時に、失火検出回数
cmfのカウント期間が終了したと判断して、ステップ
108に進み、フューエルセンサ22で検出した燃料タ
ンク21内の燃料残量lfgが所定値Fよりも多いか否
かを判定する。ここで、所定値Fは、燃料ポンプのエア
ーの吸い込みが発生しない最低の燃料残量(例えば2リ
ットル)に設定されている。
【0021】このステップ108で、燃料残量lfgが
所定値Fよりも多いと判定されたときは、燃料ポンプの
エアーの吸い込みによる失火が発生しないと判断して、
ステップ109に進み、失火検出回数cmfを通常の異
常判定回数refmf2と比較する。もし、失火検出回
数cmfが通常の異常判定回数refmf2を越えてい
れば、点火システムの異常有りと判断して、ステップ1
11に進み、後述する図8のフェイル処理プログラムを
実行してフェイル処理を行う。この後、ステップ112
で、失火検出回数カウンタcmfを「0」にリセット
し、続くステップ113で、回転回数カウンタcrev
を「0」にリセットして本プログラムを終了する。
【0022】一方、ステップ109で、失火検出回数c
mfが通常の異常判定回数refmf2以下と判定され
た場合は、点火システムの異常無しと判断して、フェイ
ル処理(ステップ111)を行うことなく、失火検出回
数カウンタcmfと回転回数カウンタcrevを「0」
にリセットし(ステップ112,113)、本プログラ
ムを終了する。
【0023】これに対して、上記ステップ108で、燃
料残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料
ポンプのエアーの吸い込みによる失火が発生しやすいと
判断して、ステップ110に進み、失火検出回数cmf
が燃料残量低下時の異常判定回数refmf3を越えた
か否かを判定する。この燃料残量低下時の異常判定回数
refmf3は、通常の異常判定回数refmf2より
も大きい値、例えば、1.5倍の値に設定されている
(refmf3=refmf2×1.5)。
【0024】もし、失火検出回数cmfが燃料残量低下
時の異常判定回数refmf3を越えていれば、点火シ
ステムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プロ
グラムを実行し、フェイル処理を行った後、失火検出回
数カウンタcmfと回転回数カウンタcrevを「0」
にリセットして(ステップ111〜113)、本プログ
ラムを終了する。
【0025】一方、ステップ110で、失火検出回数c
mfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3以下
と判定された場合は、点火システムの異常無しと判断し
て、フェイル処理(ステップ111)を行うことなく、
失火検出回数カウンタcmfと回転回数カウンタcre
vを「0」にリセットし(ステップ112,113)、
本プログラムを終了する。この場合、ステップ108〜
110の処理が特許請求の範囲でいう判定条件切換手段
としての役割を果たす。
【0026】以上説明した点火システムの異常判定処理
の実行例を図3のタイムチャートを用いて説明する。図
3は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以
下になるときのエンジン回転数NE、エンジン回転変動
domg、失火検出回数cmf、警告ランプの状態を示
している。燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値
F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込みやす
く、エアーの吸い込みによる失火が発生しやすいと判断
して、失火検出回数cmfに対する異常判定回数を通常
の異常判定回数refmf2よりも大きい燃料残量低下
時の異常判定回数refmf3に切り換える。このた
め、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)
により失火が発生しても、失火カウント期間中の失火検
出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refm
f3を越えなくなる(図3の例では、失火検出回数cm
fが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3に到達
する前にガス欠によるエンストが発生する)。これによ
り、燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みに
よる一時的な失火によって点火システムの異常有りと誤
判定されることが未然に防止される。
【0027】ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃
料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判
定回数refmf2を用いるため、失火カウント期間中
の失火検出回数cmfが異常判定回数refmf2を越
えてしまい、点火システムの異常有りと誤判定されてし
まう。
【0028】尚、本実施形態では、エンジン回転変動を
検出して失火を検出するようにしたが、混合気の燃焼に
伴って発生するイオン電流を点火プラグ23等で検出し
て失火の有無を判定したり、燃焼光を検出する燃焼光セ
ンサや、筒内圧を検出する筒内圧センサの出力から失火
の有無を判定するようにしても良い。
【0029】[空燃比制御システム異常判定]次に、図
4及び図5に基づいて空燃比制御システムの異常判定処
理を説明する。エンジン制御回路30は、空燃比フィー
ドバック実行条件が成立している時に、酸素センサ29
の出力信号に基づいて、排ガスの空燃比を目標空燃比
(理論空燃比)に一致させるように、空燃比をフィード
バック制御する。この際、エンジン制御回路30は、図
4の空燃比制御システム異常判定プログラムを所定時間
毎(例えば50msec毎)に実行することで、空燃比
フィードバック補正係数fafに基づいて、燃料噴射弁
20(燃料供給系)、酸素センサ29等からなる空燃比
制御システムの異常の有無を次のようにして判定する。
【0030】まず、ステップ301で、図2のステップ
101と同じ異常判定実行条件が成立しているか否かを
判定し、この異常判定実行条件が不成立であれば、以降
の異常判定処理を行うことなく、本プログラムを終了す
る。
【0031】一方、異常判定実行条件が成立していれ
ば、ステップ302に進み、空燃比フィードバック補正
係数fafが下限値fmin 以下であるか否かを判定す
る。ここで、下限値fmin は、空燃比フィードバック補
正係数fafの下限ガード値であり、例えば−20%に
設定されている。もし、空燃比フィードバック補正係数
fafが下限値fmin 以下であれば、ステップ303に
進み、現在までの下限側異常値の継続時間lcfsを、
前回までの継続時間lcfsに処理周期50msecを
加算して求める(lcfs=lcfs+50mse
c)。この後、ステップ304で、後述する上限側異常
値の継続時間hcfsを「0」にリセットする。
【0032】上記ステップ302で、空燃比フィードバ
ック補正係数fafが下限値fminより大きいと判定さ
れた場合は、ステップ305に進み、空燃比フィードバ
ック補正係数fafが上限値fmax 以上であるか否かを
判定する。この上限値fmaxは、空燃比フィードバック
補正係数fafの上限ガード値であり、例えば20%に
設定されている。もし、空燃比フィードバック補正係数
fafが上限値fmax以上であれば、ステップ306に
進み、現在までの上限側異常値の継続時間hcfsを、
前回までの継続時間hcfsに処理周期50msecを
加算して求める(hcfs=hcfs+50mse
c)。この後、ステップ307で、下限側異常値の継続
時間lcfsを「0」にリセットする。尚、空燃比フィ
ードバック補正係数fafが正常範囲内(fmin <fa
f<fmax )の場合は、そのまま本プログラムを終了す
る。
【0033】空燃比フィードバック補正係数fafが正
常範囲外(faf≦fmin 又はfaf≧fmax )の場合
は、ステップ303,304又はステップ306,30
7からステップ308に進み、燃料タンク21内の燃料
残量lfgが所定値F(例えば2リットル)よりも多い
か否かを判定し、燃料残量lfgが所定値Fよりも多い
と判定されれば、ステップ309,310の処理によ
り、下限側異常値の継続時間lcfsと上限側異常値の
継続時間hcfsを、通常の異常判定時間(例えば10
sec)と比較して空燃比制御システムの異常の有無を
判定する。
【0034】具体的には、ステップ309で、下限側異
常値の継続時間lcfsが通常の異常判定時間10se
cを越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10s
ecを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと
判断して、ステップ313に進み、図8のフェイル処理
プログラムを実行する。
【0035】一方、下限側異常値の継続時間lcfsが
通常の異常判定時間10sec以下であれば、ステップ
310に進み、上限側異常値の継続時間hcfsが通常
の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通
常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比制
御システムの異常有りと判断して、ステップ313に進
み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0036】これら2つのステップ309,310で、
いずれも「No」と判定されれば、空燃比制御システム
の異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ31
3)を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0037】これに対し、上記ステップ308で、燃料
残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料ポ
ンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになり
やすい状態となっているため、空燃比フィードバック補
正係数fafが異常となりやすいと判断して、ステップ
311,312の処理により、下限側異常値の継続時間
lcfsと上限側異常値の継続時間hcfsを、通常の
異常判定時間よりも長い燃料残量低下時の異常判定時間
(例えば15sec)と比較して空燃比制御システムの
異常の有無を判定する。
【0038】具体的には、ステップ311で、下限側異
常値の継続時間lcfsが燃料残量低下時の異常判定時
間15secを越えたか否かを判定し、燃料残量低下時
の異常判定時間15secを越えていれば、空燃比制御
システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プ
ログラムを実行する(ステップ313)。
【0039】一方、下限側異常値の継続時間lcfsが
燃料残量低下時の異常判定時間15sec以下の場合
は、上限側異常値の継続時間hcfsが燃料残量低下時
の異常判定時間15secを越えたか否かを判定し(ス
テップ312)、燃料残量低下時の異常判定時間15s
ecを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと
判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行する
(ステップ313)。
【0040】これら2つのステップ311,312で、
いずれも「No」と判定されれば、空燃比制御システム
の異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ31
3)を行うことなく、本プログラムを終了する。この場
合、ステップ308〜312の処理が特許請求の範囲で
いう判定条件切換手段としての役割を果たす。
【0041】以上説明した空燃比制御システムの異常判
定処理の実行例を図5のタイムチャートを用いて説明す
る。図5は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定
値F以下になるときの空燃比フィードバック補正係数f
af、上限側異常値の継続時間hcfs、警告ランプの
状態を示している。空燃比フィードバック補正係数fa
fは、上限値fmax (20%)と下限値fmin (−20
%)でガード処理される。
【0042】燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定
値F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込みや
すく、空燃比がリーンになりやすい状態となっているた
め、空燃比フィードバック補正係数fafが異常になり
やすいと判断して、上限側/下限側異常値の継続時間h
cfs,lcfsに対する異常判定時間を、通常の異常
判定時間10secよりも長い燃料残量低下時の異常判
定時間15secに切り換える。このため、燃料残量の
低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)により空燃比フ
ィードバック補正係数fafが上限値fmax (20%)
以上になっても、上限側異常値の継続時間hcfsが燃
料残量低下時の異常判定時間15secを越えなくなる
(図5の例では、上限側異常値の継続時間hcfsが燃
料残量低下時の異常判定時間15secに到達する前
に、ガス欠によるエンストが発生する)。これにより、
燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みによる
空燃比フィードバック補正係数fafの一時的な異常に
よって空燃比制御システムの異常有りと誤判定されるこ
とが未然に防止される。
【0043】ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃
料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判
定時間10secを用いるため、上限側異常値の継続時
間hcfsが異常判定時間10secを越えてしまい、
空燃比制御システムの異常有りと誤判定されてしまう。
【0044】[空燃比検出システム異常判定]次に、図
6及び図7に基づいて空燃比検出システムの異常判定処
理を説明する。エンジン制御回路30は、図6の空燃比
検出システム異常判定プログラムを所定時間毎(例えば
50msec毎)に実行することで、酸素センサ29の
出力電圧oxadが所定範囲外(例えばoxad<0.
3V,oxad>0.6V)となっている状態の継続時
間に基づいて、酸素センサ29等の空燃比検出システム
の異常の有無を次のようにして判定する。
【0045】まず、ステップ401で、図2のステップ
101と同じ異常判定実行条件が成立しているか否かを
判定し、この異常判定実行条件が不成立であれば、以降
の異常判定処理を行うことなく、本プログラムを終了す
る。
【0046】一方、異常判定実行条件が成立していれ
ば、ステップ402に進み、酸素センサ29の出力電圧
oxadが例えば0.3Vよりも低いか否かを判定す
る。前述したように、酸素センサ29の出力電圧oxa
dは、排ガスの空燃比のリッチ/リーンに応じて1Vと
0Vとの間で反転する(図7参照)。従って、酸素セン
サ29の出力電圧oxadが0.3Vよりも低ければ、
酸素センサ29の出力電圧oxadが0V(リーン)と
判断して、ステップ403に進み、現在までのリーン状
態の継続時間lcoxを前回までの継続時間lcoxに
処理周期50msecを加算して求める(lcox=l
cox+50msec)。この後、ステップ304で、
後述するリッチ状態の継続時間hcoxを「0」にリセ
ットする。
【0047】上記ステップ402で、酸素センサ29の
出力電圧oxadが0.3V以上と判定された場合は、
ステップ405に進み、酸素センサ29の出力電圧ox
adが例えば0.6Vよりも高いか否かを判定する。酸
素センサ29の出力電圧oxadが0.6Vよりも高け
れば、酸素センサ29の出力電圧oxadが1V(リッ
チ)と判断して、ステップ406に進み、現在までのリ
ッチ状態の継続時間hcoxを前回までの継続時間hc
oxに処理周期50msecを加算して求める(hco
x=hcox+50msec)。この後、ステップ40
7で、リーン状態の継続時間lcoxを「0」にリセッ
トする。
【0048】その後、ステップ404又は407からス
テップ408に進み、燃料タンク21内の燃料残量lf
gが所定値F(例えば2リットル)よりも多いか否かを
判定し、燃料残量lfgが所定値Fよりも多いと判定さ
れたときは、ステップ409,410の処理により、リ
ーン状態の継続時間lcoxとリッチ状態の継続時間h
coxを、通常の異常判定時間(例えば10sec)と
比較して空燃比検出システムの異常の有無を判定する。
【0049】具体的には、ステップ409で、リーン状
態の継続時間lcoxが通常の異常判定時間10sec
を越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10se
cを越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判
断して、ステップ413に進み、図8のフェイル処理プ
ログラムを実行する。
【0050】一方、リーン状態の継続時間lcoxが通
常の異常判定時間10sec以下の場合は、次のステッ
プ410に進み、リッチ状態の継続時間hcoxが通常
の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通
常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比検
出システムの異常有りと判断して、ステップ413に進
み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0051】これら2つのステップ409,410で、
いずれも「No」と判定されれば、空燃比検出システム
の異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ41
3)を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0052】これに対し、上記ステップ408で、燃料
残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料ポ
ンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになり
やすい状態となっているため、酸素センサ29の出力が
異常な挙動を示しやすいと判断して、ステップ411,
412の処理により、リーン状態の継続時間lcoxと
リッチ状態の継続時間hcoxを、通常の異常判定時間
よりも長い燃料残量低下時の異常判定時間(例えば15
sec)と比較して空燃比検出システムの異常の有無を
判定する。
【0053】具体的には、ステップ411で、リーン状
態の継続時間lcoxが燃料残量低下時の異常判定時間
15secを越えたか否かを判定し、燃料残量低下時の
異常判定時間15secを越えていれば、空燃比検出シ
ステムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プロ
グラムを実行する(ステップ413)。
【0054】一方、リーン状態の継続時間lcoxが燃
料残量低下時の異常判定時間15sec以下の場合は、
リッチ状態の継続時間hcoxが燃料残量低下時の異常
判定時間15secを越えたか否かを判定し(ステップ
412)、燃料残量低下時の異常判定時間15secを
越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判断し
て、図8のフェイル処理プログラムを実行する(ステッ
プ413)。
【0055】これら2つのステップ411,412で、
いずれも「No」と判定されれば、空燃比検出システム
の異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ41
3)を実行することなく、本プログラムを終了する。こ
の場合、ステップ408〜412の処理が特許請求の範
囲でいう判定条件切換手段としての役割を果たす。
【0056】以上説明した空燃比検出システムの異常判
定処理の実行例を図7のタイムチャートを用いて説明す
る。図7は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定
値F以下になるときの酸素センサ29の出力電圧oxa
d、リーン状態の継続時間lcox及び警告ランプの挙
動を示している。燃料タンク21内の燃料残量lfgが
所定値F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込
みやすく、空燃比がリーンになりやすい状態となってい
るため、酸素センサ29の出力電圧oxadが異常な挙
動を示しやすいと判断して、リッチ状態/リーン状態の
継続時間hcox,lcoxに対する異常判定時間を、
通常の異常判定時間10secよりも長い燃料残量低下
時の異常判定時間15secに切り換える。このため、
燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)によ
り酸素センサ29の出力電圧oxadがリーン側に張り
付いた状態になっても、そのリーン状態の継続時間lc
oxが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越え
なくなる(図7の例では、リーン状態の継続時間lco
xが燃料残量低下時の異常判定時間15secに到達す
る前に、ガス欠によるエンストが発生する)。これによ
り、燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みに
よる酸素センサ29の出力の一時的な異常な挙動によっ
て空燃比検出システムの異常有りと判定されることが未
然に防止される。
【0057】ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃
料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判
定時間10secを用いるため、リーン状態の継続時間
lcoxが異常判定時間10secを越えてしまい、空
燃比検出システムの異常有りと誤判定されてしまう。
【0058】尚、本実施形態では、排ガスの空燃比のリ
ッチ/リーンに応じて出力電圧が1Vと0Vとの間で反
転する酸素センサ29を用いたが、これに代えて、排ガ
スの空燃比に応じてリニアな電圧信号を出力する空燃比
センサを用いても良い。この場合は、空燃比センサの出
力(検出空燃比)が正常な制御範囲外となっている状態
の継続時間を計測し、その継続時間に対する異常判定時
間を燃料残量に応じて切り換えるようにすれば良い。
【0059】[フェイル処理]図8に示すフェイル処理
プログラムは、図2、図4、図6の各システム異常判定
プログラムで異常有りと判定されたときに実行され(ス
テップ111,313,413)、次のようにしてフェ
イル処理が行われる。まず、ステップ201で、警告ラ
ンプ(図示せず)を点灯して異常の発生を運転者等に知
らせ、次のステップ202で、発生した異常の種類に応
じた異常コードをエンジン制御回路30のバックアップ
RAM等の不揮発性メモリに記憶する。その後、ステッ
プ203に進み、異常発生時の運転状態(エンジン回転
数、エンジン負荷、冷却水温、吸気温、燃料残量等)を
不揮発性メモリに記憶して本プログラムを終了する。
【0060】尚、図2、図4、図6の各システム異常判
定プログラムでは、通常時の異常判定値と燃料残量低下
時の異常判定値とを切り換えるときの燃料残量判定値F
を固定値としたが、走行中の路面の凹凸や車体の傾きが
大きくなるほど、燃料タンク21内の燃料の揺れや燃料
液面の傾きが大きくなって、燃料ポンプにエアーが吸い
込まれやすくなることを考慮して、路面状態や車体の傾
きに応じて燃料残量判定値Fを段階的又は連続的に切り
換えるようにしても良い。また、異常判定値(異常判定
時間)を燃料残量に応じて3段階以上又は連続的に切り
換えるようにしても良い。
【0061】また、本実施形態では、燃料タンク21に
設けたフューエルセンサ22により燃料タンク21内の
燃料残量lfgを検出するようにしたが、燃料蒸発ガス
パージシステムによって燃料タンク21内に吸気管負圧
を導入するときの圧力降下勾配や、負圧導入後に燃料タ
ンク21内に大気圧を導入するときの圧力上昇勾配が燃
料タンク21内の空間容積にほぼ比例する点に着目し
て、吸気管負圧導入時の圧力降下勾配や大気圧導入時の
圧力上昇勾配から燃料残量を検出するようにしても良
い。
【0062】その他、本発明は、点火システム、空燃比
制御システム、空燃比検出システムの異常診断に限定さ
れず、燃料残量の低下により影響を受ける種々のシステ
ムの異常診断に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエンジン制御システ
ム全体の概略構成図
【図2】点火システム異常判定プログラムの処理の流れ
を示すフローチャート
【図3】点火システム異常判定処理の実行例を示すタイ
ムチャート
【図4】空燃比制御システム異常判定プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図5】空燃比制御システム異常判定処理の実行例を示
すタイムチャート
【図6】空燃比検出システム異常判定プログラムの処理
の流れを示すフローチャート
【図7】空燃比検出システム異常判定処理の実行例を示
すタイムチャート
【図8】フェイル処理プログラムの処理の流れを示すフ
ローチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、20…燃料噴射弁(空燃
比制御システム)、21…燃料タンク、22…フューエ
ルセンサ(燃料残量検出手段)、23…点火プラグ(点
火システム)、24…点火コイル(点火システム)、2
9…酸素センサ(空燃比制御システム,空燃比検出シス
テム)、30…エンジン制御回路(異常判定手段,判定
条件切換手段,失火検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 17/12 F02P 17/00 F Fターム(参考) 3G019 AB02 CD01 DB07 DC01 GA01 GA05 GA08 GA09 GA11 GA16 3G084 BA09 BA33 DA27 DA30 DA31 EA07 EA11 EB06 EB12 EB22 EC01 FA00 FA02 FA07 FA10 FA11 FA18 FA20 FA24 FA26 FA29 FA34 FA38 3G301 HA01 HA06 JA08 JA21 JA23 JB01 JB03 JB09 JB10 MA01 NC01 ND02 ND17 NE18 NE20 NE23 PA01Z PA07Z PA10Z PA11Z PA17Z PB00Z PC09Z PD02Z PE01Z PE03Z PE08Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を制御又は駆動するシステムの
    異常の有無を所定の判定条件を用いて判定する異常判定
    手段と、 燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段
    と、 前記判定条件を前記燃料残量に応じて切り換える判定条
    件切換手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の
    異常診断装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の失火を検出する失火検出手段
    を備え、 前記異常判定手段は、前記失火検出手段の失火検出回数
    に基づいて点火システムの異常の有無を判定し、 前記判定条件切換手段は、前記失火検出回数に対する判
    定条件を前記燃料残量に応じて切り換えることを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の異常診断装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の空燃比をフィードバック制御
    する空燃比制御システムを備え、 前記異常判定手段は、前記空燃比制御手段による空燃比
    のフィードバック補正量が所定範囲外になっている状態
    の継続時間に基づいて前記空燃比制御システムの異常の
    有無を判定し、 前記判定条件切換手段は、前記継続時間に対する判定条
    件を前記燃料残量に応じて切り換えることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の内燃機関の異常診断装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関の排ガスの空燃比又はリッチ/
    リーンを検出する空燃比検出システムを備え、 前記異常判定手段は、前記空燃比検出システムの出力が
    所定範囲外になっている状態の継続時間に基づいて前記
    空燃比検出システムの異常の有無を判定し、 前記判定条件切換手段は、前記継続時間に対する判定条
    件を前記燃料残量に応じて切り換えることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の異常診断
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002221066A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Hitachi Ltd 内燃機関の燃料噴射装置
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