JP3918761B2 - 内燃機関の異常診断 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(エンジン)を制御又は駆動するシステムの異常の有無を判定をする内燃機関の異常診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車のエンジンの異常診断装置として、例えば、エンジン回転数の変動等から失火を検出し、失火検出回数が所定期間中に所定の判定回数を越えた時に、点火プラグ等の点火システムの異常と判定するようにしたものがある。また、排ガスの空燃比を目標空燃比(理論空燃比)にフィードバック制御する空燃比制御システムでは、空燃比フィードバック補正量が正常範囲外となっている状態が所定の判定時間を越えた時に、空燃比制御システムの異常と判定するようにしたものがある。更に、排ガスの空燃比のリッチ/リーンを検出する酸素センサの出力信号がリッチ側又はリーン側のどちらか一方に張り付いた状態が所定の判定時間を越えた時に、酸素センサの異常と判定するようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃料タンク内の燃料が残り少なくなると、燃料ポンプにエアーが吸い込まれやすくなる。燃料ポンプにエアーが吸い込まれると、燃料ポンプが正常に動作していても、エンジンに必要な燃料を供給できなくなるため、失火が発生しやすくなり、失火検出回数が増えて点火システムの異常と誤判定するおそれがある。また、燃料ポンプのエアーの吸い込みにより、エンジンに必要な燃料を供給できなくなると、空燃比フィードバック制御が正常に働かなくなって、空燃比フィードバック補正量(目標空燃比に対する実際の空燃比のずれ量)が正常範囲外となっている状態が長く続いて空燃比制御システムの異常と誤判定したり、或は、酸素センサの出力信号がリーン側に張り付いた状態が長く続いて酸素センサの異常と誤判定したりするおそれがある。
【0004】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)により発生する一時的な異常現象をシステムの異常と誤判定することを未然に防止することができ、異常診断の信頼性を向上できる内燃機関の異常診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のように、フィードバック補正量が所定範囲外になっている状態の継続時間に基づいて空燃比制御システムの異常の有無を判定する場合は、この継続時間に対する判定条件を燃料残量に応じて切り換えるようにすると良い。このようにすれば、燃料残量低下時に発生する燃料ポンプのエアーの吸い込みにより空燃比のフィードバック補正量(目標空燃比に対する実際の空燃比のずれ量)が一時的に大きくなっても、その状態の継続時間が異常判定時間を越えないようにすることができ、燃料残量の低下によるフィードバック補正量の一時的な異常を空燃比制御システムの異常と誤判定することを未然に防止できる。
【0006】
また、請求項2のように、空燃比検出システムの出力が所定範囲外になっている状態の継続時間に基づいて空燃比検出システムの異常の有無を判定する場合は、この継続時間に対する判定条件を燃料残量に応じて切り換えるようにすると良い。このようにすれば、燃料残量低下時に発生する燃料ポンプのエアーの吸い込みにより空燃比検出システムの出力が異常な挙動を示すようになっても、その状態の継続時間が異常判定時間を越えないようにすることができ、燃料残量の低下による空燃比検出システムの出力の一時的な異常を空燃比検出システムの異常と誤判定することを未然に防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、スロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
【0008】
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、この吸気マニホールド19の各気筒の分岐管部にそれぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り付けられている。
【0009】
各燃料噴射弁20には、燃料タンク21内の燃料(ガソリン)が燃料ポンプ(図示せず)により燃料配管(図示せず)を介して送られてくる。燃料タンク21には、燃料残量を検出するフューエルセンサ22(燃料残量検出手段)が設けられている。
【0010】
エンジン11のシリンダヘッドには、気筒毎に点火プラグ23が取り付けられ、点火タイミング毎に点火コイル24の二次側に発生する高電圧が各気筒の点火プラグ23に印加され、点火される。このエンジン11には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ25と、冷却水温を検出する冷却水温センサ26とが取り付けられている。
【0011】
エンジン11の排気管27の途中には、排ガス中の有害成分(CO,HC,NOx等)を低減させる三元触媒等の触媒28が設置され、この触媒28の上流側に、酸素センサ29が設置されている。この酸素センサ29は、排ガスの空燃比が理論空燃比に対してリッチかリーンかによって出力電圧が例えば1Vと0Vとの間で反転する(図7参照)。
【0012】
一方、エンジン回転数センサ25や酸素センサ29等の各種のセンサ出力信号は、エンジン制御回路30に入力される。このエンジン制御回路30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された点火制御プログラム、空燃比フィードバック制御プログラム、燃料噴射制御プログラムを実行することで、点火制御、空燃比フィードバック制御、燃料噴射制御を行う。更に、エンジン制御回路30は、ROMに記憶された図2、図4及び図6の各システムの異常判定プログラムを実行することで、各システムの異常の有無を判定する異常判定手段としての役割を果たす。そして、システムの異常有り(フェイル)と判定した時には、図8のフェイル処理プログラムによって所定のフェイル処理を行う。以下、これら各プログラムの処理内容を説明する。
【0013】
[点火システム異常判定]
図2の点火システム異常判定プログラムは、点火毎(例えば4気筒エンジンでは180℃A毎)に実行され、点火プラグ23、点火コイル24等の点火システムの異常の有無を次のようにして判定する。まず、ステップ101で、異常判定実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、異常判定実行条件は、例えば、エンジン回転数、吸気管圧力、冷却水温がそれぞれ所定範囲内であること、エンジン11が定常状態であること(例えば吸気管圧力変動が小さいこと)、エアコン等の電気負荷のオン/オフの切り換えが行われていないこと等である。これらの条件を全て満たせば、異常判定実行条件が成立するが、いずれか1つでも満たさない条件があれば、異常判定実行条件が不成立となる。もし、異常判定実行条件が不成立であれば、以降の異常判定処理(ステップ102〜113)を行わずに本プログラムを終了する。
【0014】
一方、異常判定実行条件が成立していれば、ステップ102に進み、回転回数カウンタcrevを「1」だけインクリメントする。この回転回数カウンタcrevは、180℃A毎(点火毎)に「1」ずつインクリメントされるため、回転回数カウンタcrevの2カウントが、クランク軸の1回転(360℃A)に相当する。この回転回数カウンタcrevは、後述する失火検出回数cmfをカウントする期間を定めるものである。尚、回転回数カウンタcrevの初期値は「0」である(ステップ113)。
【0015】
次のステップ103で、クランク軸が180℃A回転するのに要した時間を検出し、この時間から180℃A間のクランク角速度omg(n)を算出する。この後、ステップ104で、エンジン回転変動domgを次式により算出する。
【0016】
domg=omg(n−1)−omg(n)
ここで、omg(n−1)は1点火前(180℃A前)のクランク角速度である。
【0017】
この後、ステップ105で、エンジン回転変動domgが失火判定値refmf1よりも大きいか否かで失火の有無を判定する。この際、失火判定値refmf1は、エンジン回転数と吸気管圧力に基づいてマップ又は数式により設定される。このステップ105の処理が特許請求の範囲でいう失火検出手段としての役割を果たす。もし、このステップ105で、エンジン回転変動domgが失火判定値refmf1以下と判定されれば、失火が発生していないと判断して、本プログラムを終了する。
【0018】
一方、上記ステップ105で、エンジン回転変動domgが失火判定値refmf1よりも大きいと判定された場合は、失火が発生したと判断して、ステップ106に進み、失火検出回数をカウントする失火検出回数カウンタcmfを「1」だけインクリメントした後、ステップ107で、回転回数カウンタcrevのカウント値が失火検出回数cmfのカウント期間、例えば400(=200回転)を越えたか否かを判定する。もし、回転回数カウンタcrevが400以下であれば、失火検出回数cmfのカウント期間が終了していないため、そのまま本プログラムを終了する。
【0019】
その後、上記ステップ107で、回転回数カウンタcrevが400を越えた時に、失火検出回数cmfのカウント期間が終了したと判断して、ステップ108に進み、フューエルセンサ22で検出した燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値Fよりも多いか否かを判定する。ここで、所定値Fは、燃料ポンプのエアーの吸い込みが発生しない最低の燃料残量(例えば2リットル)に設定されている。
【0020】
このステップ108で、燃料残量lfgが所定値Fよりも多いと判定されたときは、燃料ポンプのエアーの吸い込みによる失火が発生しないと判断して、ステップ109に進み、失火検出回数cmfを通常の異常判定回数refmf2と比較する。もし、失火検出回数cmfが通常の異常判定回数refmf2を越えていれば、点火システムの異常有りと判断して、ステップ111に進み、後述する図8のフェイル処理プログラムを実行してフェイル処理を行う。この後、ステップ112で、失火検出回数カウンタcmfを「0」にリセットし、続くステップ113で、回転回数カウンタcrevを「0」にリセットして本プログラムを終了する。
【0021】
一方、ステップ109で、失火検出回数cmfが通常の異常判定回数refmf2以下と判定された場合は、点火システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ111)を行うことなく、失火検出回数カウンタcmfと回転回数カウンタcrevを「0」にリセットし(ステップ112,113)、本プログラムを終了する。
【0022】
これに対して、上記ステップ108で、燃料残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料ポンプのエアーの吸い込みによる失火が発生しやすいと判断して、ステップ110に進み、失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3を越えたか否かを判定する。この燃料残量低下時の異常判定回数refmf3は、通常の異常判定回数refmf2よりも大きい値、例えば、1.5倍の値に設定されている(refmf3=refmf2×1.5)。
【0023】
もし、失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3を越えていれば、点火システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行し、フェイル処理を行った後、失火検出回数カウンタcmfと回転回数カウンタcrevを「0」にリセットして(ステップ111〜113)、本プログラムを終了する。
【0024】
一方、ステップ110で、失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3以下と判定された場合は、点火システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ111)を行うことなく、失火検出回数カウンタcmfと回転回数カウンタcrevを「0」にリセットし(ステップ112,113)、本プログラムを終了する。この場合、ステップ108〜110の処理が特許請求の範囲でいう判定条件切換手段としての役割を果たす。
【0025】
以上説明した点火システムの異常判定処理の実行例を図3のタイムチャートを用いて説明する。図3は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になるときのエンジン回転数NE、エンジン回転変動domg、失火検出回数cmf、警告ランプの状態を示している。燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込みやすく、エアーの吸い込みによる失火が発生しやすいと判断して、失火検出回数cmfに対する異常判定回数を通常の異常判定回数refmf2よりも大きい燃料残量低下時の異常判定回数refmf3に切り換える。このため、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)により失火が発生しても、失火カウント期間中の失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3を越えなくなる(図3の例では、失火検出回数cmfが燃料残量低下時の異常判定回数refmf3に到達する前にガス欠によるエンストが発生する)。これにより、燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みによる一時的な失火によって点火システムの異常有りと誤判定されることが未然に防止される。
【0026】
ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判定回数refmf2を用いるため、失火カウント期間中の失火検出回数cmfが異常判定回数refmf2を越えてしまい、点火システムの異常有りと誤判定されてしまう。
【0027】
尚、本実施形態では、エンジン回転変動を検出して失火を検出するようにしたが、混合気の燃焼に伴って発生するイオン電流を点火プラグ23等で検出して失火の有無を判定したり、燃焼光を検出する燃焼光センサや、筒内圧を検出する筒内圧センサの出力から失火の有無を判定するようにしても良い。
【0028】
[空燃比制御システム異常判定]
次に、図4及び図5に基づいて空燃比制御システムの異常判定処理を説明する。エンジン制御回路30は、空燃比フィードバック実行条件が成立している時に、酸素センサ29の出力信号に基づいて、排ガスの空燃比を目標空燃比(理論空燃比)に一致させるように、空燃比をフィードバック制御する。この際、エンジン制御回路30は、図4の空燃比制御システム異常判定プログラムを所定時間毎(例えば50msec毎)に実行することで、空燃比フィードバック補正係数fafに基づいて、燃料噴射弁20(燃料供給系)、酸素センサ29等からなる空燃比制御システムの異常の有無を次のようにして判定する。
【0029】
まず、ステップ301で、図2のステップ101と同じ異常判定実行条件が成立しているか否かを判定し、この異常判定実行条件が不成立であれば、以降の異常判定処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0030】
一方、異常判定実行条件が成立していれば、ステップ302に進み、空燃比フィードバック補正係数fafが下限値fmin以下であるか否かを判定する。ここで、下限値fminは、空燃比フィードバック補正係数fafの下限ガード値であり、例えば−20%に設定されている。もし、空燃比フィードバック補正係数fafが下限値fmin以下であれば、ステップ303に進み、現在までの下限側異常値の継続時間lcfsを、前回までの継続時間lcfsに処理周期50msecを加算して求める(lcfs=lcfs+50msec)。この後、ステップ304で、後述する上限側異常値の継続時間hcfsを「0」にリセットする。
【0031】
上記ステップ302で、空燃比フィードバック補正係数fafが下限値fminより大きいと判定された場合は、ステップ305に進み、空燃比フィードバック補正係数fafが上限値fmax以上であるか否かを判定する。この上限値fmaxは、空燃比フィードバック補正係数fafの上限ガード値であり、例えば20%に設定されている。もし、空燃比フィードバック補正係数fafが上限値fmax以上であれば、ステップ306に進み、現在までの上限側異常値の継続時間hcfsを、前回までの継続時間hcfsに処理周期50msecを加算して求める(hcfs=hcfs+50msec)。この後、ステップ307で、下限側異常値の継続時間lcfsを「0」にリセットする。尚、空燃比フィードバック補正係数fafが正常範囲内(fmin<faf<fmax)の場合は、そのまま本プログラムを終了する。
【0032】
空燃比フィードバック補正係数fafが正常範囲外(faf≦fmin又はfaf≧fmax)の場合は、ステップ303,304又はステップ306,307からステップ308に進み、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F(例えば2リットル)よりも多いか否かを判定し、燃料残量lfgが所定値Fよりも多いと判定されれば、ステップ309,310の処理により、下限側異常値の継続時間lcfsと上限側異常値の継続時間hcfsを、通常の異常判定時間(例えば10sec)と比較して空燃比制御システムの異常の有無を判定する。
具体的には、ステップ309で、下限側異常値の継続時間lcfsが通常の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと判断して、ステップ313に進み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0033】
一方、下限側異常値の継続時間lcfsが通常の異常判定時間10sec以下であれば、ステップ310に進み、上限側異常値の継続時間hcfsが通常の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと判断して、ステップ313に進み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0034】
これら2つのステップ309,310で、いずれも「No」と判定されれば、空燃比制御システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ313)を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0035】
これに対し、上記ステップ308で、燃料残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料ポンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになりやすい状態となっているため、空燃比フィードバック補正係数fafが異常となりやすいと判断して、ステップ311,312の処理により、下限側異常値の継続時間lcfsと上限側異常値の継続時間hcfsを、通常の異常判定時間よりも長い燃料残量低下時の異常判定時間(例えば15sec)と比較して空燃比制御システムの異常の有無を判定する。
【0036】
具体的には、ステップ311で、下限側異常値の継続時間lcfsが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えたか否かを判定し、燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行する(ステップ313)。
【0037】
一方、下限側異常値の継続時間lcfsが燃料残量低下時の異常判定時間15sec以下の場合は、上限側異常値の継続時間hcfsが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えたか否かを判定し(ステップ312)、燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えていれば、空燃比制御システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行する(ステップ313)。
【0038】
これら2つのステップ311,312で、いずれも「No」と判定されれば、空燃比制御システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ313)を行うことなく、本プログラムを終了する。この場合、ステップ308〜312の処理が特許請求の範囲でいう判定条件切換手段としての役割を果たす。
【0039】
以上説明した空燃比制御システムの異常判定処理の実行例を図5のタイムチャートを用いて説明する。図5は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になるときの空燃比フィードバック補正係数faf、上限側異常値の継続時間hcfs、警告ランプの状態を示している。空燃比フィードバック補正係数fafは、上限値fmax(20%)と下限値fmin(−20%)でガード処理される。
【0040】
燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになりやすい状態となっているため、空燃比フィードバック補正係数fafが異常になりやすいと判断して、上限側/下限側異常値の継続時間hcfs,lcfsに対する異常判定時間を、通常の異常判定時間10secよりも長い燃料残量低下時の異常判定時間15secに切り換える。このため、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)により空燃比フィードバック補正係数fafが上限値fmax(20%)以上になっても、上限側異常値の継続時間hcfsが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えなくなる(図5の例では、上限側異常値の継続時間hcfsが燃料残量低下時の異常判定時間15secに到達する前に、ガス欠によるエンストが発生する)。これにより、燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みによる空燃比フィードバック補正係数fafの一時的な異常によって空燃比制御システムの異常有りと誤判定されることが未然に防止される。
【0041】
ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判定時間10secを用いるため、上限側異常値の継続時間hcfsが異常判定時間10secを越えてしまい、空燃比制御システムの異常有りと誤判定されてしまう。
【0042】
[空燃比検出システム異常判定]
次に、図6及び図7に基づいて空燃比検出システムの異常判定処理を説明する。エンジン制御回路30は、図6の空燃比検出システム異常判定プログラムを所定時間毎(例えば50msec毎)に実行することで、酸素センサ29の出力電圧oxadが所定範囲外(例えばoxad<0.3V,oxad>0.6V)となっている状態の継続時間に基づいて、酸素センサ29等の空燃比検出システムの異常の有無を次のようにして判定する。
【0043】
まず、ステップ401で、図2のステップ101と同じ異常判定実行条件が成立しているか否かを判定し、この異常判定実行条件が不成立であれば、以降の異常判定処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0044】
一方、異常判定実行条件が成立していれば、ステップ402に進み、酸素センサ29の出力電圧oxadが例えば0.3Vよりも低いか否かを判定する。前述したように、酸素センサ29の出力電圧oxadは、排ガスの空燃比のリッチ/リーンに応じて1Vと0Vとの間で反転する(図7参照)。従って、酸素センサ29の出力電圧oxadが0.3Vよりも低ければ、酸素センサ29の出力電圧oxadが0V(リーン)と判断して、ステップ403に進み、現在までのリーン状態の継続時間lcoxを前回までの継続時間lcoxに処理周期50msecを加算して求める(lcox=lcox+50msec)。この後、ステップ304で、後述するリッチ状態の継続時間hcoxを「0」にリセットする。
【0045】
上記ステップ402で、酸素センサ29の出力電圧oxadが0.3V以上と判定された場合は、ステップ405に進み、酸素センサ29の出力電圧oxadが例えば0.6Vよりも高いか否かを判定する。酸素センサ29の出力電圧oxadが0.6Vよりも高ければ、酸素センサ29の出力電圧oxadが1V(リッチ)と判断して、ステップ406に進み、現在までのリッチ状態の継続時間hcoxを前回までの継続時間hcoxに処理周期50msecを加算して求める(hcox=hcox+50msec)。この後、ステップ407で、リーン状態の継続時間lcoxを「0」にリセットする。
【0046】
その後、ステップ404又は407からステップ408に進み、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F(例えば2リットル)よりも多いか否かを判定し、燃料残量lfgが所定値Fよりも多いと判定されたときは、ステップ409,410の処理により、リーン状態の継続時間lcoxとリッチ状態の継続時間hcoxを、通常の異常判定時間(例えば10sec)と比較して空燃比検出システムの異常の有無を判定する。
【0047】
具体的には、ステップ409で、リーン状態の継続時間lcoxが通常の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判断して、ステップ413に進み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0048】
一方、リーン状態の継続時間lcoxが通常の異常判定時間10sec以下の場合は、次のステップ410に進み、リッチ状態の継続時間hcoxが通常の異常判定時間10secを越えたか否かを判定し、通常の異常判定時間10secを越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判断して、ステップ413に進み、図8のフェイル処理プログラムを実行する。
【0049】
これら2つのステップ409,410で、いずれも「No」と判定されれば、空燃比検出システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ413)を行うことなく、本プログラムを終了する。
【0050】
これに対し、上記ステップ408で、燃料残量lfgが所定値F以下と判定された場合は、燃料ポンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになりやすい状態となっているため、酸素センサ29の出力が異常な挙動を示しやすいと判断して、ステップ411,412の処理により、リーン状態の継続時間lcoxとリッチ状態の継続時間hcoxを、通常の異常判定時間よりも長い燃料残量低下時の異常判定時間(例えば15sec)と比較して空燃比検出システムの異常の有無を判定する。
【0051】
具体的には、ステップ411で、リーン状態の継続時間lcoxが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えたか否かを判定し、燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行する(ステップ413)。
【0052】
一方、リーン状態の継続時間lcoxが燃料残量低下時の異常判定時間15sec以下の場合は、リッチ状態の継続時間hcoxが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えたか否かを判定し(ステップ412)、燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えていれば、空燃比検出システムの異常有りと判断して、図8のフェイル処理プログラムを実行する(ステップ413)。
【0053】
これら2つのステップ411,412で、いずれも「No」と判定されれば、空燃比検出システムの異常無しと判断して、フェイル処理(ステップ413)を実行することなく、本プログラムを終了する。この場合、ステップ408〜412の処理が特許請求の範囲でいう判定条件切換手段としての役割を果たす。
【0054】
以上説明した空燃比検出システムの異常判定処理の実行例を図7のタイムチャートを用いて説明する。図7は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になるときの酸素センサ29の出力電圧oxad、リーン状態の継続時間lcox及び警告ランプの挙動を示している。燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下のときには、燃料ポンプがエアーを吸い込みやすく、空燃比がリーンになりやすい状態となっているため、酸素センサ29の出力電圧oxadが異常な挙動を示しやすいと判断して、リッチ状態/リーン状態の継続時間hcox,lcoxに対する異常判定時間を、通常の異常判定時間10secよりも長い燃料残量低下時の異常判定時間15secに切り換える。このため、燃料残量の低下(燃料ポンプのエアーの吸い込み)により酸素センサ29の出力電圧oxadがリーン側に張り付いた状態になっても、そのリーン状態の継続時間lcoxが燃料残量低下時の異常判定時間15secを越えなくなる(図7の例では、リーン状態の継続時間lcoxが燃料残量低下時の異常判定時間15secに到達する前に、ガス欠によるエンストが発生する)。これにより、燃料残量低下時の燃料ポンプのエアーの吸い込みによる酸素センサ29の出力の一時的な異常な挙動によって空燃比検出システムの異常有りと判定されることが未然に防止される。
【0055】
ちなみに、従来は、燃料タンク21内の燃料残量lfgが所定値F以下になっても、通常の異常判定時間10secを用いるため、リーン状態の継続時間lcoxが異常判定時間10secを越えてしまい、空燃比検出システムの異常有りと誤判定されてしまう。
【0056】
尚、本実施形態では、排ガスの空燃比のリッチ/リーンに応じて出力電圧が1Vと0Vとの間で反転する酸素センサ29を用いたが、これに代えて、排ガスの空燃比に応じてリニアな電圧信号を出力する空燃比センサを用いても良い。この場合は、空燃比センサの出力(検出空燃比)が正常な制御範囲外となっている状態の継続時間を計測し、その継続時間に対する異常判定時間を燃料残量に応じて切り換えるようにすれば良い。
【0057】
[フェイル処理]
図8に示すフェイル処理プログラムは、図2、図4、図6の各システム異常判定プログラムで異常有りと判定されたときに実行され(ステップ111,313,413)、次のようにしてフェイル処理が行われる。まず、ステップ201で、警告ランプ(図示せず)を点灯して異常の発生を運転者等に知らせ、次のステップ202で、発生した異常の種類に応じた異常コードをエンジン制御回路30のバックアップRAM等の不揮発性メモリに記憶する。その後、ステップ203に進み、異常発生時の運転状態(エンジン回転数、エンジン負荷、冷却水温、吸気温、燃料残量等)を不揮発性メモリに記憶して本プログラムを終了する。
【0058】
尚、図2、図4、図6の各システム異常判定プログラムでは、通常時の異常判定値と燃料残量低下時の異常判定値とを切り換えるときの燃料残量判定値Fを固定値としたが、走行中の路面の凹凸や車体の傾きが大きくなるほど、燃料タンク21内の燃料の揺れや燃料液面の傾きが大きくなって、燃料ポンプにエアーが吸い込まれやすくなることを考慮して、路面状態や車体の傾きに応じて燃料残量判定値Fを段階的又は連続的に切り換えるようにしても良い。また、異常判定値(異常判定時間)を燃料残量に応じて3段階以上又は連続的に切り換えるようにしても良い。
【0059】
また、本実施形態では、燃料タンク21に設けたフューエルセンサ22により燃料タンク21内の燃料残量lfgを検出するようにしたが、燃料蒸発ガスパージシステムによって燃料タンク21内に吸気管負圧を導入するときの圧力降下勾配や、負圧導入後に燃料タンク21内に大気圧を導入するときの圧力上昇勾配が燃料タンク21内の空間容積にほぼ比例する点に着目して、吸気管負圧導入時の圧力降下勾配や大気圧導入時の圧力上昇勾配から燃料残量を検出するようにしても良い。
【0060】
その他、本発明は、点火システム、空燃比制御システム、空燃比検出システムの異常診断に限定されず、燃料残量の低下により影響を受ける種々のシステムの異常診断に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】点火システム異常判定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図3】点火システム異常判定処理の実行例を示すタイムチャート
【図4】空燃比制御システム異常判定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図5】空燃比制御システム異常判定処理の実行例を示すタイムチャート
【図6】空燃比検出システム異常判定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図7】空燃比検出システム異常判定処理の実行例を示すタイムチャート
【図8】フェイル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、
20…燃料噴射弁(空燃比制御システム)、
21…燃料タンク、
22…フューエルセンサ(燃料残量検出手段)、
23…点火プラグ(点火システム)、
24…点火コイル(点火システム)、
29…酸素センサ(空燃比制御システム,空燃比検出システム)、
30…エンジン制御回路(異常判定手段,判定条件切換手段,失火検出手段)。
Claims (2)
- 内燃機関の空燃比をフィードバック制御する空燃比制御システムと、
前記空燃比制御手段による空燃比のフィードバック補正量が所定範囲外になっている状態の継続時間に基づいて前記空燃比制御システムの異常の有無を所定の判定条件を用いて判定する異常検出手段と、
燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段と、
前記継続時間に対する判定条件を前記燃料残量に応じて切り換える判定条件切換手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の異常診断装置。 - 内燃機関の排ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する空燃比検出システムと、
前記空燃比検出システムの出力が所定範囲外になっている状態の継続時間に基づいて前記空燃比検出システムの異常の有無を所定の判定条件を用いて判定する異常判定手段と、
燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段と、
前記継続時間に対する判定条件を前記燃料残量に応じて切り換える判定条件切換手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の異常診断装置。
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