JP7095622B2 - 車両の診断装置 - Google Patents

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本発明は、車両の診断装置に関する。
特許文献1には、内燃機関に生じる失火の検出を行う制御装置が開示されている。特許文献1に開示されている制御装置では、燃料レベルセンサから検出される燃料レベルが所定値未満である場合に、失火の要因が燃料の不足であると判定している。
特開2002-138894号公報
燃料レベルセンサは、燃料タンク内の燃料の液面に浮かぶフロートの高さに基づいて燃料レベルを検出する。このため、振動によって液面が揺れると、フロートが移動して燃料レベルが一時的に変化することがある。すなわち、燃料レベルは、燃料の残量を精確に反映するものではなく、燃料の残量を反映する値とは異なる値を示している場合がある。たとえば、特許文献1に開示されているような燃料レベルと所定値との比較に基づいて行う燃料不足であるか否かの判定を、車両の走行中に実施する場合、燃料が残っているにもかかわらず燃料不足であると判定する虞がある。このように、燃料不足が要因となり得る異常の要因を車両の走行中に判定する場合には、判定結果が誤ったものになる虞があった。
上記課題を解決するための車両の診断装置は、燃料を貯留する燃料タンクと、燃料を汲み上げる燃料ポンプと、を含む燃料供給系を有し、前記燃料タンク内における燃料の液面に浮かぶフロートの位置に応じて燃料の液面の高さを検出する燃料レベル検出部を有する車両に適用される車両の診断装置であり、内燃機関の機関回転数と燃料圧力とに基づいて前記燃料供給系の異常によるエンジンストールの発生を検出する診断部、を備え、前記診断部は、車両が走行中であるときに前記エンジンストールの発生を検出したとき、規定期間内に前記液面の高さの変動が検出される場合には、前記燃料ポンプに異常があると判定し、車両が走行中であるときに前記エンジンストールの発生を検出したとき、前記規定期間内に前記液面の高さの変動が検出されない場合には、前記燃料タンク内の燃料が不足していると判定することをその要旨とする。
上記構成によれば、車両が走行中であるときに燃料供給系の異常によるエンジンストールの発生が検出されたとき、燃料の液面の高さが一時的に低い値を示したとしても規定期間内に液面の高さの変動が検出される場合には、燃料タンク内に燃料が残っていると判定される。この場合、上記構成では、燃料タンク内に燃料が残っている状態で燃料供給系の異常によるエンジンストールが発生していることに基づいて、燃料ポンプの異常がエンジンストールの要因であると判定される。一方、規定期間内に液面の高さの変動が検出されない場合には、燃料不足がエンジンストールの要因であると判定される。これによって、車両の走行中に発生する燃料供給系の異常によるエンジンストールの要因が燃料ポンプの異常であるにもかかわらず、燃料不足であると判定されることを抑制できる。
車両の診断装置の一実施形態を構成する制御装置と、車両とを示す模式図。 同実施形態にかかる制御装置を示すブロック図。 同実施形態にかかる制御装置が実施する診断処理のフローチャート。
以下、車両の診断装置の一実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
図1は、制御装置10と、制御装置10が制御対象とする車両90と、を示している。
車両90は、機関部80と、機関部80に燃料を供給する燃料供給系20と、を備えている。
機関部80は、燃料供給系20から供給された燃料を噴射する燃料噴射弁を備えている。燃料と空気との混合気の燃焼によって、出力軸であるクランク軸を回転させる。
燃料供給系20は、燃料を貯留する燃料タンク21と、ポンプユニット22と、を備えている。ポンプユニット22は、燃料タンク21内に配置されている。ポンプユニット22は、燃料を汲み上げる燃料ポンプ23を備えている。燃料ポンプ23は、吸入口24から吸引した燃料を吐出して機関部80に供給する。ポンプユニット22は、燃料タンク21内の燃料の残量を検出するためのレベルセンサ部30を備えている。
レベルセンサ部30は、燃料の液面に浮かぶフロート33を備えている。フロート33には、アーム32が接続されている。レベルセンサ部30は、アーム32におけるフロート33とは反対側の端部と接続されている回転部31を備えている。回転部31は、フロート33の浮き沈みがアーム32を介して伝達されることによって回転可能に構成されている。レベルセンサ部30は、回転部31の回転角を検出信号として制御装置10に出力する。
レベルセンサ部30は、アーム32の回動範囲を規制する機構を備えている。当該機構は、下限ストッパ35と上限ストッパ34とによって構成されている。換言すれば、下限ストッパ35および上限ストッパ34は、回転部31の回転範囲を規制している。
下限ストッパ35は、アーム32が下限ストッパ35に当接しているときにフロート33が燃料タンク21の底に接触しないように位置が設定されている。図1には、下限ストッパ35に当接しているアーム32と、当該アーム32に接続されているフロート33と、を実線で示している。
上限ストッパ34は、アーム32が上限ストッパ34に当接しているときにフロート33が燃料タンク21の天井に接触しないように位置が設定されている。図1には、上限ストッパ34に当接しているアーム32と、当該アーム32に接続されているフロート33と、を二点鎖線で示している。
図1には、アーム32が下限ストッパ35に当接しており、且つフロート33が燃料から浮力を受けているときの燃料の液面を測定下端LS1として示している。また、燃料ポンプ23の吸入口24から燃料を吸入可能な燃料残量の最小量が燃料タンク21内に貯留されているときの燃料の液面を吸入下端LS2として示している。なお、測定下端LS1および吸入下端LS2は、水平な路面に車両90が停止しているときの液面を模式的に例示するものである。車両90では、燃料の液面が測定下端LS1よりも低い場合でも、燃料の液面が吸入下端LS2よりも高い場合には、燃料ポンプ23によって燃料の供給が可能である。
図2に示すように、制御装置10には、車両90が備える各種センサおよびレベルセンサ部30からの検出信号が入力される。図2には、各種センサの例として、車速センサ41と、クランク角センサ42と、燃料圧力センサ43と、を示している。燃料圧力センサ43は、燃料噴射弁を備えるデリバリパイプに取り付けられている。
制御装置10は、車両90の異常を診断するための機能部として、診断部11と、走行判定部12と、機関回転数検出部13と、燃料圧力検出部14と、燃料レベル検出部15と、記憶部16と、を備えている。
走行判定部12は、車速センサ41からの検出信号に基づいて車両90の車速VSを算出して、車速VSに基づいて車両90が走行しているか否かを判定する。走行判定部12は、車速VSが「0」よりも大きいとき、車両90が走行していると判定する。
機関回転数検出部13は、クランク角センサ42からの検出信号に基づいてクランク軸の回転角を検出し、機関回転数NEを算出する。
燃料圧力検出部14は、燃料圧力センサ43からの検出信号に基づいて燃料圧力FPを算出する。
燃料レベル検出部15は、レベルセンサ部30からの検出信号に基づいてレベル値LVを算出する。レベル値LVは、フロート33の位置、すなわち燃料の液面の高さに応じて、燃料残量の指標として算出される。たとえば、レベル値LVが最大値である最大レベルLVmaxのとき、燃料タンク21の限度まで燃料タンク21内に燃料が貯留されている可能性がある。一方、レベル値LVが最小値である最小レベルLVminのとき、燃料タンク21内の燃料が不足している可能性があり、機関部80に燃料を供給できない可能性がある。なお、燃料の「不足」とは、燃料の減少によって燃料の液面が低下しており、燃料ポンプ23の吸入口24から燃料を吸入することができない状態のことを云う。すなわち、燃料の液面が吸入下端LS2よりも低い状態である。
燃料レベル検出部15は、回転部31の回転角としてアーム32が上限ストッパ34に当接しているときの最大回転角θmaxが検出されている場合に、レベル値LVとして最大レベルLVmaxを算出する。燃料レベル検出部15は、回転部31の回転角としてアーム32が下限ストッパ35に当接しているときの最小回転角θminが検出されている場合に、レベル値LVとして最小レベルLVminを算出する。燃料レベル検出部15は、回転部31の回転角が最大回転角θmaxよりも最小回転角θminに近いほどレベル値LVを小さく算出する。
診断部11は、機関回転数NEに基づいてエンジンストールの発生を検出する。診断部11は、機関回転数NEが規定の回転数判定値NEth以下であるとき、車両90にエンジンストールが発生したと判定する。回転数判定値NEthとしては、たとえば内燃機関が自立して運転を継続可能な最小の機関回転数NEよりも小さい値、すなわちアイドル状態での機関回転数NEよりも小さい値が設定されている。
診断部11は、エンジンストールの発生を検出しているとき、燃料圧力FPに基づいて、エンジンストールの要因を判定する。診断部11は、燃料圧力FPが規定の燃圧判定値FPth以下であるとき、燃料供給系20の異常によって燃料が供給されていないことがエンジンストールの要因であると判定する。燃圧判定値FPthとしては、内燃機関の要求噴射量が最小である場合に対応する燃料圧力FPよりも小さい値が設定されている。
診断部11は、燃料供給系20の異常によるエンジンストールの発生を検出しているとき、レベル値LVに基づいて、燃料供給系20の異常の要因を判定する。詳細は後述するが、診断部11は、燃料供給系20の異常の要因が燃料ポンプ23の異常によるものか、燃料タンク21内の燃料の不足によるものか、を判定する。
記憶部16は、診断部11によってエンジンストールの発生が検出されたとき、エンジンストールが発生したこと、およびエンジンストールの要因を記憶する。また、記憶部16は、エンジンストールの発生が検出された時点を含む記憶期間における車両90の状態を示すパラメータを取得して格納する。記憶期間は、たとえば、エンジンストールの発生が検出された時点を基点とした前後の数秒間である。記憶部16は、当該パラメータとして、車速VS、機関回転数NE、燃料圧力FP、レベル値LVを格納する。
本実施形態では、診断部11を備える制御装置10によって車両の診断装置が構成されている。
図3を用いて、制御装置10が実行する診断処理の処理ルーチンについて説明する。本処理ルーチンは、車両90のイグニッションスイッチがオンにされて内燃機関の始動が完了してから実行を開始し、イグニッションスイッチがオンにされている間、所定の周期毎に繰り返し実行される。たとえば、イグニッションスイッチがオンにされてから内燃機関が自立運転可能な状態に移行すると想定される始動時間が経過したときに実行を開始するとよい。本処理ルーチンが開始されると、まずステップS101において、診断部11によって機関回転数NEが回転数判定値NEth以下であるか否かが判定される。機関回転数NEが回転数判定値NEthよりも大きい場合(S101:NO)、エンジンストールが発生していないため、本処理ルーチンが一旦終了される。一方、機関回転数NEが回転数判定値NEth以下である場合(S101:YES)、エンジンストールが発生していると判定して処理がステップS102に移行される。
ステップS102では、診断部11によって燃料圧力FPが燃圧判定値FPth以下であるか否かが判定される。燃料圧力FPが燃圧判定値FPthよりも大きい場合(S102:NO)、燃料供給系20の異常以外の要因によってエンジンストールが発生していることが記憶部16に記憶され、本処理ルーチンが終了される。一方、燃料圧力FPが燃圧判定値FPth以下である場合(S102:YES)、燃料供給系20の異常によってエンジンストールが発生していると判定して処理がステップS103に移行される。
ステップS103では、走行判定部12によって車両90が走行中であるか否かが判定される。車両90が走行中ではない場合(S103:NO)、処理がステップS104に移行される。
ステップS104では、レベル値LVがレベル閾値LVthより大きいか否かが判定される。レベル閾値LVthは、たとえば最小レベルLVminが設定されている。レベル値LVがレベル閾値LVth以下である場合(S104:NO)、処理がステップS105に移行される。ステップS105では、燃料の不足を要因としてエンジンストールが発生している可能性があることが記憶部16に記憶される。その後、本処理ルーチンが終了される。一方、レベル値LVがレベル閾値LVthより大きい場合(S104:YES)、処理がステップS106に移行される。ステップS106では、燃料ポンプ23の異常を要因としてエンジンストールが発生していることが記憶部16に記憶される。その後、本処理ルーチンが終了される。
ステップS103の処理において、車両90が走行中である場合(S103:YES)、処理がステップS107に移行される。ステップS107では、診断部11によって規定期間内においてレベル値LVが変動しているか否かが判定される。規定期間において検出されるレベル値LVが、規定期間の開始時点のレベル値LVから変動した場合、レベル値LVの変動があると判定される。レベル値LVの変動がある場合(S107:YES)、処理がステップS109に移行される。ステップS109では、燃料ポンプ23の異常を要因としてエンジンストールが発生していることが記憶部16に記憶される。その後、本処理ルーチンが終了される。
一方、ステップS107の処理において、レベル値LVの変動がない場合(S107:NO)、処理がステップS108に移行される。ステップS108では、燃料の不足を要因としてエンジンストールが発生していることが記憶部16に記憶される。その後、本処理ルーチンが終了される。
本実施形態の作用について説明する。
制御装置10では、エンジンストールの発生を検出したとき、燃料圧力FPが燃圧判定値FPth以下である場合には、燃料供給系20の異常によって燃料供給系20から燃料が供給されていないことがエンジンストールの要因であると判定される。
さらに、制御装置10では、車両90が走行中であるときには、レベル値LVに基づいて燃料供給系20の異常が、燃料ポンプ23の異常であるのか、燃料の不足であるのかが判定される。
燃料タンク21内の燃料の液面に浮かぶフロート33を用いて燃料残量の指標としてレベル値LVを算出する構成では、燃料タンク21内に燃料が残っている場合でもレベル値LVとして最小レベルLVminが算出されることがある。また、レベル値LVが最小レベルLVminである場合でも、燃料タンク21内に燃料が残っている場合には、車両90の走行に伴う振動によって燃料が揺れると、フロート33に燃料が当たって回転部31の回転角が変動することがある。これによって、レベル値LVが変動することがある。
そこで、制御装置10では、車両90が走行中であるときに燃料供給系20の異常によるエンジンストールの発生が検出されたとき、レベル値LVが一時的に最小レベルLVminを示したとしても規定期間内にレベル値LVの変動が検出される場合には、燃料タンク21内に燃料が残っていると判定する。この場合、制御装置10は、燃料タンク21内に燃料が残っている状態で燃料供給系20の異常によるエンジンストールが発生していることに基づいて、燃料ポンプ23の異常がエンジンストールの要因であると判定する。一方、規定期間内にレベル値LVの変動が検出されない場合には、燃料タンク21内の燃料が不足していると判定される。この場合、制御装置10は、燃料不足がエンジンストールの要因であると判定する。
本実施形態の効果について説明する。
(1)燃料圧力FPが燃圧判定値FPth以下であるか否かを判定することによって、燃料供給系20の異常を要因としてエンジンストールが発生しているのか、燃料供給系20の異常以外の要因によってエンジンストールが発生しているのか、を判定することができる。
(2)規定期間内においてレベル値LVが変動するか否かを走行中に検出することによって、車両90の走行中に発生する燃料供給系20の異常によるエンジンストールの要因が、燃料不足にあるのか、燃料ポンプ23の異常にあるのか、を判定することができる。これによって、車両90の走行中に発生する燃料供給系20の異常によるエンジンストールの要因が燃料ポンプ23の異常であるにもかかわらず、燃料不足であると判定されることを抑制できる。
(3)車両90では、測定下端LS1よりも低い位置に吸入下端LS2を設定している。すなわち、アーム32が下限ストッパ35に当接して測定下端LS1にフロート33が位置しているとしても、燃料ポンプ23によって汲み上げることができる燃料が残っていることがある。そして、燃料タンク21に貯留されている燃料の液面が測定下端LS1よりも低くなりアーム32が下限ストッパ35に当接している場合でも、燃料タンク21内に燃料が残っている場合には、車両90の走行に伴う振動によって燃料が揺れると、フロート33に燃料が当たって回転部31の回転角が変動することがある。すなわち、車両90の走行中には、レベル値LVが変動することがある。
制御装置10では、車両90の走行中におけるレベル値LVの変動を検出することによって、燃料タンク21内の燃料が減少して液面が測定下端LS1より低くなっていても、燃料が不足している場合と、燃料が残っている場合と、を切り分けることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態の車両90では、測定下端LS1よりも低い位置に吸入下端LS2を設定している。燃料ポンプ23の設置位置の変更や、回転部31の回転範囲の変更によって測定下端LS1と吸入下端LS2とが一致するように構成してもよい。
・上記実施形態では、レベルセンサ部30として、フロート33とアーム32と回転部31とを備え、アーム32の可動範囲を上限ストッパ34および下限ストッパ35によって規制している構成を例示した。レベルセンサ部30としては、燃料の液面に浮かぶフロート33の位置を検出して、フロート33の位置に基づいて燃料の液面の高さを検出する構成を備えていればよい。
・上記実施形態では、ステップS104の処理に用いるレベル閾値LVthとして最小レベルLVminを設定している。ステップS104の処理では、レベル値LVの低下によって燃料が不足している可能性があることを判定できればよい。このため、レベル閾値LVthとしては、最小レベルLVminに限らず最小レベルLVminよりも高い値を設定することもできる。
・上記実施形態では、規定期間において検出されるレベル値LVが、規定期間の開始時点のレベル値LVから変動した場合、レベル値LVの変動があると判定される。これに替えて、規定期間の開始時点のレベル値LVを基準としてレベル値LVの許容範囲を設定し、規定期間において検出されるレベル値LVが、許容範囲を超えた場合にレベル値LVの変動があると判定してもよい。
・上記実施形態では、走行判定部12は、車速VSが「0」よりも大きいときに車両90が走行していると判定した。これに替えて、「0」よりも僅かに大きい値を走行判定値として、車速VSが走行判定値よりも大きい場合に車両90が走行していると判定することもできる。
・上記実施形態において実行される診断処理の実行後、エンジンストールの発生やエンジンストールの要因を報知することもできる。たとえば、制御装置10に接続されている警告灯を点灯することによって報知することができる。また、制御装置10と通信網を介して接続されているデータセンターにエンジンストールの発生やエンジンストールの要因を送信することもできる。
・上記実施形態では、機能部としての診断部11を備える制御装置10によって車両の診断装置を構成している。診断装置の機能の一部は、車両の外部に位置する演算装置が備えていてもよい。
たとえば、制御装置10とデータセンターの演算装置との間で通信網を介してデータの送受信を可能に構成し、制御装置10が備える第1診断部と、データセンターの演算装置が備える第2診断部と、によってエンジンストールの発生の検出およびエンジンストールの要因の判定を行う診断部が構成されていてもよい。こうした構成では、第1診断部が図3に示すステップS101およびステップS102の処理を実行して、第2診断部がステップS103~ステップS109の処理を実行することによって診断処理を実施することができる。具体的には、第1診断部によってエンジンストールの発生が検出された場合、記憶部16に格納されるエンジンストール発生時の車両90の状態を示すパラメータをデータセンターの演算装置に送信する。そして、受信したパラメータを用いて第2診断部がエンジンストールの要因の判定を行う。その後、データセンターの演算装置から制御装置10に要因の判定結果を送信することもできる。これによって、車両90から離れた遠隔地においてエンジンストールの発生の検出および燃料供給系20の異常によるエンジンストールの要因の判定を行うことができる。
10…制御装置、11…診断部、12…走行判定部、13…機関回転数検出部、14…燃料圧力検出部、15…燃料レベル検出部、16…記憶部、20…燃料供給系、21…燃料タンク、22…ポンプユニット、23…燃料ポンプ、24…吸入口、30…レベルセンサ部、31…回転部、32…アーム、33…フロート、34…上限ストッパ、35…下限ストッパ、41…車速センサ、42…クランク角センサ、43…燃料圧力センサ、80…機関部、90…車両。

Claims (1)

  1. 燃料を貯留する燃料タンクと、燃料を汲み上げる燃料ポンプと、を含む燃料供給系を有し、前記燃料タンク内における燃料の液面に浮かぶフロートの位置に応じて燃料の液面の高さを検出する燃料レベル検出部を有する車両に適用される車両の診断装置であり、
    内燃機関の機関回転数と燃料圧力とに基づいて前記燃料供給系の異常によるエンジンストールの発生を検出する診断部、を備え、
    前記診断部は、
    車両が走行中であるときに前記エンジンストールの発生を検出したとき、規定期間内に前記液面の高さの変動が検出される場合には、前記燃料ポンプに異常があると判定し、
    車両が走行中であるときに前記エンジンストールの発生を検出したとき、前記規定期間内に前記液面の高さの変動が検出されない場合には、前記燃料タンク内の燃料が不足していると判定する
    車両の診断装置。
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