JP2001002959A - 梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成物、梨地調意匠仕上げ塗装された基材、および基材表面に梨地調意匠仕上げを施す塗装方法 - Google Patents

梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成物、梨地調意匠仕上げ塗装された基材、および基材表面に梨地調意匠仕上げを施す塗装方法

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JP2001002959A
JP2001002959A JP11174215A JP17421599A JP2001002959A JP 2001002959 A JP2001002959 A JP 2001002959A JP 11174215 A JP11174215 A JP 11174215A JP 17421599 A JP17421599 A JP 17421599A JP 2001002959 A JP2001002959 A JP 2001002959A
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coating
photocurable
finish
silicone
coating composition
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Akira Masuda
田 章 増
Shinji Yasugi
杉 伸 二 八
Kenji Miyagawa
川 健 二 宮
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Chugoku Marine Paints Ltd
Original Assignee
Chugoku Marine Paints Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明の梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光
硬化性塗料組成物は、(a)光硬化性(メタ)アクリレート化合物およ
び/または光重合性不飽和ホ゜リエステル、(b)光重合開始剤、(c)
該(a)成分に対して非相溶性のシリコーン系重合体および必要
に応じ(d)ハ゜ール顔料さらには(e)繊維状充填剤を含有して
なる。本発明の塗装された基材は、フラット基材表面に該組成
物を塗装して梨地模様塗布面を形成する工程(A)と、該塗
布面に電子線または光を照射して梨地模様の硬化塗膜を
形成する工程(B1)、または該梨地模様塗布面に光硬化性
(メタ)アクリレート系塗料で上塗り塗装し、その上塗り塗布面に
電子線または光を照射して梨地模様の硬化塗膜を形成す
る工程とを経て得られる。本発明の塗装方法は、工程(A)
と工程(B1)または(B2)とを経ることを特徴とする。 【効果】上記組成物は、フラット基材表面に梨地模様または
真珠光沢を呈する梨地模様を容易に形成できる。上記塗
装基材は、このような模様を有し、上記塗装方法によれ
ば、このような塗装基材を効率よく生産できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、梨地調意匠仕上げ塗装の
可能な光硬化性塗料組成物、特に梨地調のパール意匠仕
上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成物、梨地調意匠仕上
げ塗装された基材、特に梨地調のパール意匠仕上げ塗装
された無機質フラット基板(基材)、および基材表面に
梨地調意匠仕上げを施す塗装方法、特に梨地調のパール
意匠仕上げを施す塗装方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】無機質フラット基板たとえばケイ
酸カルシウム板、フレキシブルボード(石綿スレート)
等のフラット基材表面に、基材表面へのアルカリ滲出を
防止することを目的としてウレタンシーラーなどで下地
処理を施した後、通常の塗料を用いてそのまま中塗り塗
装、上塗り塗装を行なえば、通常フラットに塗装仕上げ
された基材(化粧板)が得られる。
【0003】これに対し、梨地調意匠仕上げされた無機
質基材(化粧板)を得る場合には、無機質基材の成型時
に梨地模様付け加工し、形成された無機質基材の梨地模
様表面に、ウレタンシーラーなどで下地処理を施し、次
いで、着色下塗り塗料をそのままベタ塗りした後、また
は、そのベタ塗りした上にスクリーンもしくは転写等に
よる印刷を施した後、その塗布面または印刷面を上塗り
塗料として光硬化形クリヤー塗料で塗装する方法が一般
に採用されている。
【0004】しかしながら、この無機質基材の成型の際
に梨地模様付け加工する方法では、細かい凹凸からなる
梨地模様を鮮明に形成することは困難である。そこで、
本発明者らは、無機質基材そのものに梨地模様付け加工
を施すことなく、無機質フラット基板表面に、細かい凹
凸からなる梨地模様であっても塗料で簡単にその梨地模
様を鮮明に形成することができる塗料およびその塗装方
法を鋭意研究し、光硬化性(メタ)アクリレート化合
物、光重合開始剤、および光硬化性(メタ)アクリレー
ト化合物に対して非相溶性のシリコーン系重合体を含有
させた光硬化性塗料組成物を、無機質フラット基板表面
に塗装したところ、この無機質フラット基板表面に、シ
リコーン系重合体による光硬化性(メタ)アクリレート
化合物の分離はじき現象が生じて細かい凹凸からなる梨
地模様塗布面が形成され、この梨地模様塗布面に電子線
または光を照射することにより、あるいはこの梨地模様
塗布面に光硬化性(メタ)アクリレート系塗料で上塗り
塗装し、その上塗り塗布面に電子線または光を照射する
ことにより、鮮明な梨地模様を有する硬化塗膜が形成さ
れること、および上記光硬化性(メタ)アクリレート化
合物の代わりに光重合性不飽和ポリエステルを用いても
同様の結果が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0005】なお、特公昭64−4832号公報には、
一分子中にエチレン性不飽和性結合を有する電子線硬化
性化合物(たとえばウレタンアクリレートオリゴマー)
と、一分子中に二個以上の官能基を有する有機ケイ素化
合物(たとえばビニルトリエトキシシラン)を主成分と
する電子線硬化性凹凸表面形成塗料を被塗装材に塗装
し、その後、その塗布面に電子線を照射して該塗料を硬
化せしめると同時に表面に凹凸を形成させることを特徴
とする、凹凸表面を形成する塗装方法が開示されてい
る。この塗装方法では、電子線照射前の塗膜は平滑であ
り、電子線を照射することによって凹凸表面が形成され
る。一方、本発明の塗装方法では、電子線または光の照
射前に未硬化の凹凸塗膜が形成され、この凹凸塗膜は、
電子線または光を照射することにより硬化する。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、フラット基材特
に無機質フラット基板の表面に、細かい凹凸からなる梨
地模様であってもその梨地模様を容易に形成することが
できる、梨地調意匠仕上げ塗装が可能な塗料組成物、お
よびその塗料組成物を用いて梨地調意匠仕上げ塗装され
た基材、ならびにその基材表面に梨地調意匠仕上げを施
す塗装方法を提供することを目的としている。
【0007】特に本発明は、フラット基材特に無機質フ
ラット基板の表面に、細かい凹凸からなる梨地模様であ
ってもその梨地模様を容易に形成することができる、梨
地調(梨地模様)のパール意匠仕上げ塗装の可能な光硬
化性塗料組成物、およびその塗料組成物を用いて梨地調
のパール意匠仕上げ塗装された基材、ならびにその基材
表面に梨地調のパール意匠仕上げを施す塗装方法を提供
することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装の可
能な光硬化性塗料組成物は、(a)光硬化性(メタ)ア
クリレート化合物(a1)および/または光重合性不飽
和ポリエステル(a2)、(b)光重合開始剤、および
(c)該(a)成分に対して非相溶性のシリコーン系重
合体を含有してなる。
【0009】また、本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装
された基材は、(A)フラット基材表面に、(a)光硬
化性(メタ)アクリレート化合物(a1)および/また
は光重合性不飽和ポリエステル(a2)、(b)光重合
開始剤、および(c)該(a)成分に対して非相溶性の
シリコーン系重合体を含有してなる梨地調意匠仕上げ塗
装の可能な光硬化性塗料組成物を塗装して、シリコーン
系重合体(c)による(a)成分の分離はじき現象によ
り梨地模様塗布面を形成する工程を経て得られる。
【0010】本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装された
基材は、前記(A)工程に続き、(B1)(A)工程で
得られた前記梨地模様塗布面に、電子線または光を照射
して梨地模様の硬化塗膜を形成する工程を経て得られる
ものであってもよいし、また、前記(A)工程に続き、
(B2)(A)工程で得られた前記梨地模様塗布面に、
光硬化性(メタ)アクリレート系塗料で上塗り塗装し、
その上塗り塗布面に電子線または光を照射して梨地模様
の硬化塗膜を形成する工程を経て得られるものであって
もよい。
【0011】さらに、本発明に係る基材表面に梨地調意
匠仕上げを施す塗装方法は、(A)フラット基材表面
に、(a)光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a
1)および/または光重合性不飽和ポリエステル(a
2)、(b)光重合開始剤、および(c)該(a)成分
に対して非相溶性のシリコーン系重合体を含有してなる
梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成物を塗
装して、シリコーン系重合体(c)による(a)成分の
分離はじき現象により梨地模様塗布面を形成する工程を
経ることを特徴としている。
【0012】本発明に係る基材表面に梨地調意匠仕上げ
を施す塗装方法は、前記(A)工程に続き、前記(B
1)工程または前記(B2)工程を経る塗装方法であ
る。これらの発明において、前記光硬化性塗料組成物
は、前記成分(a)、(b)および(c)の他に、さら
に、パール顔料(d)、あるいはパール顔料(d)と繊
維状充填剤(e)を含有していてもよい。繊維状充填剤
(e)としては炭素繊維が好ましく用いられる。パール
顔料(d)は、塗料組成物全体100重量部中に、0.
1〜20重量部の量で配合され、また、繊維状充填剤
(e)は、塗料組成物全体100重量部中に、0.1〜
20重量部の量で配合され、かつ、繊維状充填剤(e)
とパール顔料(d)との配合重量比[(e)/(d)]
が0/100〜100/0、好ましくは10/90〜6
0/40である。パール顔料(d)を含む光硬化性塗料
組成物を用いると、梨地調(梨地模様)のパール意匠仕
上げ塗装を行なうことができ、真珠光沢を呈する梨地模
様が形成された基材を得ることができる。また、パール
顔料(d)および繊維状充填剤(e)を含む光硬化性塗
料組成物を用いると、深い味わいと高級感のある、梨地
調のパール意匠仕上げ塗装を行なうことができ、深い味
わいと高級感のある、真珠光沢を呈する梨地模様が形成
された基材を得ることができる。
【0013】また、前記シリコーン系重合体(c)とし
ては、シリコーン系液状重合体、通常は次の一般式で表
わされるシリコーン系液状重合体、またはウレタン変性
シリコーン系液状重合体が用いられる。 (R1−)3Si−(−OSi(−R22−)n−OSi
(−R33 [式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、ア
ルキル基または水素原子であり、nは、0または1〜1
000の整数である。] 前記シリコーン系重合体(c)は、通常、上記塗料組成
物全体100重量部中に、0.01〜5.0重量部の量
で配合されている。
【0014】前記光硬化性(メタ)アクリレート化合物
(a1)としては、エポキシ(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレートまたはポリエステル(メ
タ)アクリレートが用いられる。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る梨地調意匠仕
上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成物、梨地調意匠仕上
げ塗装された基材、および基材表面に梨地調意匠仕上げ
を施す塗装方法について具体的に説明する。まず、本発
明に係る梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性塗料組
成物について説明する。
【0016】本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装の可能
な光硬化性塗料組成物は、(a)光硬化性(メタ)アク
リレート化合物(a1)および/または光重合性不飽和
ポリエステル(a2)と、(b)光重合開始剤、(c)
該(a)成分に対して非相溶性のシリコーン系重合体、
および必要に応じて(d)パール顔料、さらには(e)
繊維状充填剤を含有している。
【0017】光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a
1) 本発明で用いられる光硬化性(メタ)アクリレート化合
物(a1)は、1分子中に2個以上のアクリロイル基
(CH2 =CH−CO−)またはメタクリロイル基(C
2 =C(CH3 )−CO−)を有する。具体的には、
エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレートが挙げら
れる。
【0018】エポキシ(メタ)アクリレートは、エピク
ロルヒドリン等のエポキシ化合物と(メタ)アクリル酸
との反応により合成される。エポキシ(メタ)アクリレ
ートとしては、具体的には、ビスフェノールAとエピク
ロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との反応により合成
されるビスフェノールA型エポキシアクリレート、ビス
フェノールSとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル
酸との反応により合成されるビスフェノールS型エポキ
シアクリレート、ビスフェノールFとエピクロルヒドリ
ンと(メタ)アクリル酸との反応により合成されるビス
フェノールF型エポキシアクリレート、フェノールノボ
ラックとエピクロルヒドリンと(メタ)アクリル酸との
反応により合成されるフェノールノボラック型エポキシ
アクリレートなどが挙げられる。
【0019】ウレタン(メタ)アクリレートは、たとえ
ばジイソシアネート類とポリオール類とヒドロキシアク
リレート類とを反応させることによって得られ、分子中
に官能基としてアクリロイル基(CH2 =CHCO−)
またはメタクリロイル基(CH2 =C(CH3 )−CO
−)と、ウレタン結合(−NH・COO−)とを有す
る。
【0020】ジイソシアネート類としては、具体的には
ヘキサメチレンジイソシアネート[HDI]、イソホロ
ンジイソシアネート[IPDI]、メチレンビス(4-シ
クロヘキシルイソシアネート)[HMDI]、トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート[TMHMDI]、
トリレンジイソシアネート[TDI]、4,4-ジフェニル
メタンジイソシアネート[MDI]、キシリレンジイソ
シアネート[XDI]などが挙げられる。
【0021】ポリオール類としては、具体的にはポリ
(プロピレンオキサイド)ジオール、ポリ(プロピレン
オキサイド)トリオール、ポリ(テトラメチレンオキサ
イド)ジオール、エトキシ化ビスフェノールAなどが挙
げられる。ヒドロキシアクリレート類としては、具体的
には2-ヒドロキシエチルアクリレート[HEA]、2-ヒ
ドロキシエチルメタクリレート[HEMA]、2-ヒドロ
キシプロピルアクリレート[HPA]、グリシドールジ
メタクリレート[GDMA]、ペンタエリスリトールト
リアクリレート[PETA]などが挙げられる。
【0022】ポリエステル(メタ)アクリレートは、具
体的には、無水フタル酸とプロピレンオキサイドと(メ
タ)アクリル酸とからなるポリエステル(メタ)アクリ
レート、アジピン酸と1,6-ヘキサンジオールと(メタ)
アクリル酸とからなるポリエステル(メタ)アクリレー
ト、トリメリット酸とジエチレングリコールと(メタ)
アクリル酸とからなるポリエステル(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
【0023】本発明においては、光硬化性(メタ)アク
リレート化合物(a1)は、光硬化性塗料組成物全体1
00重量部に対して、20〜90重量部、好ましくは3
0〜60重量部、さらに好ましくは40〜50重量部の
割合で用いられる。光重合性不飽和ポリエステル(a2) 本発明で用いられる光重合性不飽和ポリエステル(a
2)として、従来公知の不飽和ポリエステルを光重合性
不飽和ポリエステルとして用いることができる。
【0024】具体的には、1,2-プロピレングリコールと
無水フタール酸と無水マレイン酸とからなる不飽和ポリ
エステル;トリメチロールプロパンジアリルエーテル
(TMPDA)、トリメチロールプロパントリアリルエ
ーテル(TMPTAE)、トリアリルイソシアネート、
ジアリルフタレートなどのアリル基含有化合物とスチレ
ンとが配合された不飽和ポリエステルなどが挙げられ
る。また、光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a
1)として挙げたポリエステル(メタ)アクリレート
は、光重合性不飽和ポリエステル(a2)でもある。
【0025】光重合性不飽和ポリエステル(a2)は、
光硬化性塗料組成物全体100重量部に対して、20〜
90重量部、好ましくは30〜60重量部、さらに好ま
しくは40〜50重量部の割合で用いられる。光重合開始剤(b) 本発明で用いられる光重合開始剤(b)としては、具体
的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン系光
重合開始剤;ベンジルジメチルケタール(別名、2,2-ジ
メトキシ-2- フェニルアセトフェノン)、ジエトキシア
セトフェノン、4-フェノキシジクロロアセトフェノン、
4-t-ブチル- ジクロロアセトフェノン、4-t-ブチル- ト
リクロロアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2- メチル-1-
フェニルプロパン-1- オン、1-(4-イソプロピルフェニ
ル)-2- ヒドロキシ-2- メチルプロパン-1- オン、1-
(4-ドデシルフェニル)-2- ヒドロキシ-2- メチルプロ
パン-1- オン、4-(2-ヒドロキシエトキシ)- フェニル
(2-ヒドロキシ-2- プロピル)ケトン、1-ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、2-メチル-1-[4-(メチ
ルチオ)フェニル]-2- モルホリノプロパン-1等のアセ
トフェノン系光重合開始剤;ベンゾフェノン、ベンゾイ
ル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4-フェニルベ
ンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化
ベンゾフェノン、4-ベンゾイル-4'-メチルジフェニルサ
ルファイド、3,3'- ジメチル-4- メトキシベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン系光重合開始剤;チオキサンソ
ン、2-クロルチオキサンソン、2-メチルチオキサンソ
ン、2,4-ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキ
サンソン、2,4-ジクロロチオキサンソン、2,4-ジエチル
チオキサンソン、2,4-ジイソプロピルチオキサンソン等
のチオキサントン系光重合開始剤などが挙げられる。中
でも、ベンジルジメチルケタール、1-ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトンが好ましく用いられる。
【0026】上記のような光重合開始剤(b)は、光硬
化性塗料組成物全体100重量部に対して、1〜10重
量部、好ましくは2〜6重量部、さらに好ましくは3〜
4重量部の割合で用いられる。シリコーン系重合体(c) 本発明で用いられるシリコーン系重合体(c)は、上述
した光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a1)およ
び光重合性不飽和ポリエステル(a2)に対して非相溶
性である。
【0027】このようなシリコーン系重合体(c)とし
ては、通常、次の式で表わされるシリコーン系液状重合
体が用いられる。 (R1−)3Si−(−OSi(−R22−)n−OSi
(−R33 式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、アル
キル基または水素原子であり、nは、0または1〜10
00の整数である。
【0028】上記アルキル基としては、具体的には、メ
チル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-
ブチル基、イソブチル基、s-ブチル基、t-ブチル基、ペ
ンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n-ヘキシ
ル基、2,3-ジメチルブチル基、イソヘキシル基、n-ヘプ
チル基、イソヘプチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキ
シル基、イソオクチル基、n-ノニル基、イソノニル基、
n-デシル基、イソデシル基、n-ウンデシル基、イソウン
デシル基、n-ドデシル基、イソドデシル基、n-トリデシ
ル基、イソトリデシル基、n-テトラデシル基、イソテト
ラデシル基、n-ペンタデシル基、イソペンタデシル基、
n-ヘキサデシル基、イソヘキサデシル基、n-ヘプタデシ
ル基、イソヘプタデシル基、n-オクタデシル基、イソオ
クタデシル基、n-ノニルデシル基、イソノニルデシル
基、n-アイコサニル基、イソアイコサニル基、2-エチル
ヘキシル基、2-(4-メチルペンチル)基などが挙げられ
る。
【0029】上記のようなポリアルキル水素シロキサン
としては、たとえば共栄社化学(株)より「フローレン
AC901」という商品名で市販されている、アルキ
ルビニルエーテルとアクリル酸アルキルエステルとメタ
クリル酸アルキルエステルとの共重合物にポリアルキル
水素シロキサンを配合した混合物(22重量%)のミネ
ラルスプリット(78重量%)溶液などが挙げられる。
【0030】シリコーン系液状重合体としては、ウレタ
ン変性シリコーン系液状重合体、たとえばシリコーン系
液状重合体の一方または両方の分子末端に、ジイソシア
ネートまたはトリイソシアヌレート等を縮合させたウレ
タン結合含有シリコーン系液状重合体も好適に使用され
る。シリコーン系重合体(c)は、塗料組成物全体10
0重量部中に、0.01〜5.0重量部、好ましくは
0.05〜1.0重量部、さらに好ましくは0.1〜
0.3重量部の量で配合される。
【0031】パール顔料(d) 本発明で必要に応じて用いられるパール顔料(d)とし
ては、従来公知のパール顔料を使用することができ、た
とえば雲母チタン(白雲母のフレーク状粉体をTiO2
で被覆したパール顔料)、パールグレイズ ME−10
0R[商品名;日本光研工業(株)製]などが挙げられ
る。
【0032】パール顔料(d)の粒子径は、通常1〜5
00μm、好ましくは10〜100μmであることが望
ましい。パール顔料(d)は、塗料組成物全体100重
量部中に、0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜1
0重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の量配合され
る。本発明において、パール顔料(d)を上記範囲内の
量で用いると、梨地調のパール意匠仕上げ塗装を行なう
ことができ、真珠光沢を呈する梨地模様が形成された基
材を得ることができる。
【0033】繊維状充填剤(e) 本発明で必要に応じてパール顔料(d)とともに用いら
れる繊維状充填剤(e)としては、具体的には、炭素繊
維、東レ(株)製のトレカミルドファイバーMLD−1
000(商品名)などが挙げられる。中でも、炭素繊維
が好ましい。繊維状充填剤(e)は、塗料組成物全体1
00重量部中に、0.1〜20重量部、好ましくは0.
5〜10重量部、さらに好ましくは1〜5重量部の量で
配合され、かつ、繊維状充填剤(e)/パール顔料
(d)の配合重量比が0/100〜100/0、好まし
くは10/90〜60/40、さらに好ましくは20/
80〜50/50である。本発明において、パール顔料
(d)を上記範囲内の量で用いるとともに、繊維状充填
剤(e)を上記範囲内の量で用いると、深い味わいと高
級感のある、梨地調のパール意匠仕上げ塗装を行なうこ
とができ、深い味わいと高級感のある、真珠光沢を呈す
る梨地模様が形成された基材を得ることができる。
【0034】その他の成分 上述したように、本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装の
可能な光硬化性塗料組成物中には、必要に応じて、反応
性希釈剤、重合禁止剤、非反応性希釈剤、艶消し剤、消
泡剤、沈降防止剤、レベリング剤などを、本発明の目的
を損なわない範囲で配合することができる。
【0035】反応性希釈剤としては、通常のアクリルモ
ノマーが一般に用いられる。具体的には、1,4-ブタンジ
オールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、2(2
-エトキシエトキシ)エチルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート、2-フェノキシエチルアクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、テトラ
エチレングリコールジアクリレート、1,3-ブチレングリ
コールジアクリレート、トリプロピレングリコールジア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート
などが挙げられる。中でも、1,6-ヘキサンジオールジア
クリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2-
フェノキシエチルアクリレート、ヒドロキシピバリン酸
ネオペンチルグリコールジアクリレートが好ましい。
【0036】上記のような反応希釈剤は、単独で、また
は2種以上組合わせて用いることができる。本発明にお
いては、反応性希釈剤は、光硬化性塗料組成物全体10
0重量部に対して、通常20〜80重量部、好ましくは
30〜70重量部、さらに好ましくは40〜60重量部
の割合で用いられる。
【0037】また、本発明に係る光硬化性塗料組成物
に、従来公知の着色顔料、着色珪砂、着色マイカ、着色
ビーズまたは中空ガラスビーズを配合すると、高級感、
肉持ち感のある梨地調意匠の仕上がりが得られる。本発
明に係る梨地調意匠仕上げ塗装可能な光硬化性塗料組成
物は、上述した光硬化性(メタ)アクリレート化合物
(a1)および/または光重合性不飽和ポリエステル
(a2)と、光重合開始剤(b)と、シリコーン系重合
体(c)とを混合して得ることができる。
【0038】また、本発明に係る梨地調のパール意匠仕
上げ塗装可能な光硬化性塗料組成物は、上述した光硬化
性(メタ)アクリレート化合物(a1)および/または
光重合性不飽和ポリエステル(a2)と、光重合開始剤
(b)と、シリコーン系重合体(c)と、パール顔料
(d)と、必要に応じて繊維状充填剤(e)とを混合し
て得ることができる。
【0039】次に、本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装
された基材、および基材表面に梨地調意匠仕上げを施す
塗装方法について説明する。本発明に係る基材表面に梨
地調意匠仕上げを施す塗装方法は、(A)フラット基材
表面に、上述した本発明に係る光硬化性塗料組成物を塗
装して、シリコーン系重合体(c)による(a)成分の
分離はじき現象により梨地模様塗布面を形成する工程を
経ることを特徴としている。
【0040】上述した、本発明に係る光硬化性塗料組成
物を、フラット基材表面に塗装すると、この塗料組成物
中の(c)シリコーン系重合体が光硬化性(メタ)アク
リレート化合物(a1)および/または光重合性不飽和
ポリエステル(a2)に対して非相溶性であるため、光
硬化性(メタ)アクリレート化合物(a1)および/ま
たは光重合性不飽和ポリエステル(a2)は、(c)シ
リコーン系重合体により分離はじき現象が生じて細かい
凹凸からなる梨地模様塗布面が形成される。
【0041】上述したように、この光硬化性塗料組成物
中に、パール顔料(d)が配合されていると、梨地調
(梨地模様)のパール意匠仕上げ塗装を行なうことがで
きる。また、この光硬化性塗料組成物中に、パール顔料
(d)とともに繊維状充填剤(e)が配合されている
と、深い味わいと高級感のある、梨地調のパール意匠仕
上げ塗装を行なうことができる。
【0042】本発明で用いられるフラット基材として
は、具体的には、フレキシブルボード、ケイ酸カルシウ
ム板、石膏ボード、石綿スレート板等の無機多孔質基
板、合板、ハードボード、パーティクルボード等の木質
系基板、鉄板、アルミ板等の金属板、塩化ビニル板、A
BS板、PET板、アクリル板等のプラスチック板など
が挙げられる。
【0043】本発明に係る光硬化性塗料組成物の塗装に
用いられるフラット基材は、予め目止め処理および/ま
たは下塗り塗装により目止め塗膜および/または着色下
塗り塗膜を形成しておくことが望ましく、特にアルカリ
性の無機多孔質基板の場合には、フラット基材表面への
アルカリ滲出防止を目的としたシーラー処理を予め施す
ことが望ましい。また、光硬化性塗料組成物の塗装前
に、たとえば着色下塗り塗膜の上に、柄付けのために印
刷を行なってもよい。
【0044】光硬化性塗料組成物の塗装は、ゴムないし
スポンジロールコーターを用いて行なわれる。これらの
塗装機は、一種または二種以上組み合わせて用いること
ができる。光硬化性塗料組成物の塗布量は、使用するフ
ラット基材の種類により異なるが、無機質多孔質基板の
場合、ウェット状態で通常20〜100g/m2、好ま
しくは40〜50g/m2 であることが望ましい。
【0045】この光硬化性塗料組成物の塗装回数は、特
に制限はなく、一回または二回以上でもよい。上記
(A)工程に続き、(A)工程で得られた梨地模様塗布
面に、電子線または光、好ましくは光を照射する((B
1)工程)ことにより、梨地模様を有する硬化塗膜が得
られる。
【0046】このようにして得られた梨地模様の硬化塗
膜の上に、さらにクリヤー塗料ないしカラークリヤー塗
料による上塗り塗装してもしなくてもよいが、本発明に
おいては、上塗り塗装することが望ましい。したがっ
て、本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装された基材は、
上塗り塗装されている場合と上塗り塗装されていない場
合とがある。上塗り塗料としては、光硬化性(メタ)ア
クリレート系塗料が好ましく用いられる。
【0047】また、本発明においては、上記のような照
射を行なわずに、(A)工程で得られた梨地模様塗布面
に、光硬化性(メタ)アクリレート系塗料で上塗り塗装
した後、その上塗り塗布面に電子線または光を照射する
((B2)工程)ことにより、梨地模様を有する硬化塗
膜を形成するもできる。これらの電子線照射は、従来公
知の照射方法により行なうことができる。たとえば20
0kV、3〜10Mradの条件で電子線照射して梨地
模様塗膜を硬化させる。
【0048】また、光照射の光は、紫外線または可視光
線であり、光照射は、従来公知の照射方法により行なう
ことができる。たとえば高圧水銀ランプは、80〜12
0W/cm1灯で、ベルトスピードは5〜20m/分で
あり、灯数を増すことにより、ベルトスピードを早くす
ることができる。また、W/cmの能力を増すことによ
り、ベルトスピードを早くすることができる。
【0049】このように、本発明に係る基材表面に梨地
調意匠仕上げを施す塗装方法では、上記の(A)工程に
続き、前記梨地模様塗布面に、電子線または光を照射し
て梨地模様の硬化塗膜を形成する工程((B1)工程)
を経てもよいし、また、この梨地模様塗布面に光硬化性
(メタ)アクリレート系塗料で上塗り塗装し、その上塗
り塗布面に電子線または光を照射して梨地模様を有する
硬化塗膜を形成する工程((B2)工程)を経てもよ
い。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装の可
能な光硬化性塗料組成物は、フラット基材特に無機質フ
ラット基板の表面に、梨地模様を容易に形成することが
できる。この組成物中に、パール顔料が配合されている
場合には、梨地調(梨地模様)のパール意匠仕上げ塗装
が可能であり、また、パール顔料とともに繊維状充填剤
が配合されている場合には、深い味わいと高級感のあ
る、梨地調のパール意匠仕上げ塗装が可能である。
【0051】本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装された
基材は、上記光硬化性塗料組成物からなる塗膜が形成さ
れているので、梨地模様を有する。この組成物中に、パ
ール顔料が配合されている場合には、真珠光沢を呈する
梨地模様を有し、またパール顔料と繊維状充填剤が配合
されている場合には、深い味わいと高級感のある、真珠
光沢を呈する梨地模様を有する。
【0052】また、光硬化性(メタ)アクリレート系塗
料で上塗り塗装された、本発明に係る基材は、肉持ち感
のある梨地模様、または肉持ち感のある、真珠光沢を呈
する梨地模様を有する。さらに、フラット基材表面に前
もって印刷模様(プリント印刷)を施せば、意匠性を向
上させることができる。
【0053】本発明に係る塗装方法によれば、上記のよ
うな、本発明に係る梨地調意匠仕上げ塗装された基材
(梨地模様のパール意匠仕上げされた基材を含む)を効
率よく生産することができる。本発明に係る梨地調意匠
仕上げ塗装された基材は、無機内装材、たとえば住宅等
の建物の壁材特に水回りの壁材、台所回りの壁材、天井
および床材を中心にその他木質系基板および金属・プラ
スチック基板を使用した部材などの用途に好適に利用す
ることができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0055】
【実施例1】厚み5mm、幅300mm、長さ600m
mのフラットなフレキシブルボード(密度2.0g/c
3 )の表面に、下記のシーラー塗装工程(1)、下塗
り塗装工程(2)、中塗り塗装工程(3)および上塗り
塗装工程(4)の各塗装を順次行ない、肉持ち感のある
梨地模様を有する基材(化粧板)を得た。
【0056】シーラー塗装工程(1);フラットなフレ
キシブルボードの表面に、1液型ウレタン塗料[製品名
アルカリシーラー NY−2、中国塗料(株)製]と
シンナーとを1:1の重量比で混合したシーラーを、ス
ポンジロールコーターを用い、30〜40g/m2
塗布量(ウェット状態)にして塗装した後、80℃の熱
風で10分間乾燥させた。
【0057】下塗り塗装工程(2);上記工程(1)で
得られた乾燥シーラー塗膜の上に、2液型ウレタン塗料
[製品名 EPコート 100K−2、中国塗料(株)
製]と硬化剤とシンナーとを16:1:8の重量比で混
合した下塗り塗料を、ロールコーターとフローコーター
の順で併用して150g/m2 (ウェット状態)の塗布
量にして塗装した後、80℃の熱風で30分間乾燥させ
た。
【0058】中塗り塗装工程(3);上記工程(2)で
得られた下塗り塗膜の上に、光硬化型アクリレート重合
体塗料組成物[製品名 オーレックス No.230−
4、中国塗料(株)製]99重量部と、特殊シリコーン
系添加剤[製品名 フローレン AC−901、共栄社
化学(株)製;アルキルビニルエーテル、アクリル酸ア
ルキルエステルおよびメタクリル酸アルキルエステルの
共重合物とポリアルキル水素シロキサンとの混合物が2
2%溶解しているミネラルスピリット(78%)溶液]
1重量部とを混合して得られた光硬化性塗料組成物を、
スポンジロールコーターを用い、40〜50g/m2
塗布量(ウェット状態)にして塗装し、得られた梨地模
様塗布面に、能力80W/cmの高圧水銀ランプ1灯で
紫外線を照射させて梨地模様の硬化塗膜を得た。この紫
外線照射の際における梨地模様塗布面の移動速度は10
m/分であった。
【0059】上塗り塗装工程(4);上記工程(3)で
得られた梨地模様の硬化塗膜の上に、光硬化型アクリレ
ート重合体塗料組成物[製品名 オーレックス No.
230−4、中国塗料(株)製]をフローコーターを用
い、70〜80g/m2の塗布量(ウェット状態)にし
て塗装し、そのウェット状態の塗膜に、能力80W/c
mの高圧水銀ランプ2灯で紫外線を照射させてその塗膜
を硬化させた。この紫外線照射の際におけるウェット状
態の塗膜の移動速度は、5m/分であった。
【0060】上記のようにして得られた化粧板の梨地模
様の凹凸感の評価を第1表に示す。この梨地模様の凹凸
感の評価基準は次の通りである。 <梨地模様の凹凸感(外観)の評価基準> 1:全く凹凸なし(完全フラット) 2:部分的に凹部あり 3:小さいが均一に凹部あり 4:全面に凹凸あり 5:全面に大きな凹凸あり
【0061】
【実施例2】実施例1における中塗り塗装工程(3)に
おいて、光硬化型アクリレート重合体塗料組成物[製品
名 オーレックス No.230−4、中国塗料(株)
製]および特殊シリコーン系添加剤[製品名 フローレ
ン AC−901、共栄社化学(株)製]の配合量をそ
れぞれ98重量部、2重量部に変更した以外は、実施例
1と同様にして、梨地模様を有する化粧板を作製した。
得られた化粧板の梨地模様の凹凸感の評価を第1表に示
す。
【0062】
【実施例3】実施例1で用いたフレキシブルボードと同
じフレキシブルボードの表面に、下記のシーラー塗装工
程(1)、下塗り塗装工程(2)および上塗り塗装工程
(3)の各塗装を順次行ない、梨地模様を有する化粧板
を得た。 シーラー塗装工程(1);実施例1のシーラー工程
(1)と同様にして、フラットなフレキシブルボード表
面に、シーラー処理を行なった。
【0063】下塗り塗装工程(2);上記工程(1)で
得られた乾燥シーラー塗膜の上に、実施例1の下塗り工
程(2)と同様にして、下塗り塗膜を形成した。 上塗り塗装工程(3);上記下塗り塗装工程(2)で得
られた下塗り塗膜の上に、実施例1の中塗り工程(3)
で用いた光硬化性塗料組成物の代わりに、光硬化型アク
リレート重合体塗料組成物[製品名 オーレックス N
o.230−4、中国塗料(株)製]97重量部と、特
殊シリコーン系添加剤[製品名 フローレン AC−9
01、共栄社化学(株)製]1重量部と、パール顔料
[製品名 パールグレイズME−100R、日本光研工
業(株)製]2重量部とを混合して得られた光硬化性塗
料組成物を用いた以外は、実施例1の中塗り工程(3)
と同様にして、真珠光沢を呈する梨地模様を有する化粧
板を得た。上記のようにして得られた化粧板の梨地模様
の凹凸感の評価を第1表に示す。
【0064】
【実施例4】実施例1における中塗り塗装工程(3)に
おいて、特殊シリコーン系添加剤[製品名 フローレン
AC−901、共栄社化学(株)製]1重量部の代わ
りに、ダウコーニング社製のジメチルポリシロキサン
[製品名 DC−200、粘度12500cPs]1重
量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、梨地模様
を有する化粧板を作製した。得られた化粧板の梨地模様
の凹凸感の評価を第1表に示す。
【0065】
【実施例5】実施例1における中塗り塗装工程(3)に
おいて、特殊シリコーン系添加剤[製品名 フローレン
AC−901、共栄社化学(株)製]1重量部の代わ
りに、ポリジメチルシロキサン系ウレタンアクリレート
樹脂[不揮発分80.4%、粘度13930cPs(2
5℃)、GPCによる数平均分子量(Mn)2210、
重量平均分子量(Mw)11740]1重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして、梨地模様を有する化粧
板を作製した。得られた化粧板の梨地模様の凹凸感の評
価を第1表に示す。
【0066】
【実施例6】実施例3における上塗り塗装工程(3)に
おいて、実施例3の下塗り塗装工程(2)で得られた下
塗り塗膜の上に、実施例1の中塗り塗装工程(3)で用
いた光硬化性塗料組成物の代わりに、光硬化型アクリレ
ート重合体塗料組成物[製品名 オーレックス No.
230−4、中国塗料(株)製]94重量部と、特殊シ
リコーン系添加剤[製品名 フローレン AC−90
1、共栄社化学(株)製]1重量部と、パール顔料[製
品名 パールグレイズ ME−100R、日本光研工業
(株)製]2重量部と、カーボン繊維[製品名 トレカ
ミルドファイバーMLD−1000、東レ(株)製]3
重量部とを混合して得られた光硬化性塗料組成物を用い
た以外は、実施例1の中塗り工程(3)と同様にして、
深い味わいと高級感のある、真珠光沢を呈する梨地模様
を有する化粧板を得た。上記のようにして得られた化粧
板の梨地模様の凹凸感の評価を第1表に示す。
【0067】
【実施例7】厚み5mm、幅300mm、長さ600m
mのフラットな塩化ビニル製浴室材の表面に、1回塗り
塗装を施し、高級パール感のある梨地模様を有する化粧
板を得た。 上記1回塗り塗装の工程;上記フラットな塩化ビニル製
浴室材の表面に、光硬化型アクリレート重合体塗料組成
物[製品名 オーレックス No.230−4、中国塗
料(株)製]97重量部と、特殊シリコーン系添加剤
[製品名 フローレン AC−901、共栄社化学
(株)製]1重量部と、パール顔料[製品名 パールグ
レイズ ME−100R、日本光研工業(株)製]2重
量部とを混合して得られた光硬化性塗料組成物を、ロー
ルコーターを用い、30〜50g/m2 の塗布量(ウェ
ット状態)にして塗装し、得られた梨地模様塗布面に、
能力80W/cmの高圧水銀ランプ1灯で紫外線を照射
させて梨地模様の硬化塗膜を有する化粧板得た。この紫
外線照射の際における梨地模様塗布面の移動速度は、5
m/分であった。
【0068】上記のようにして得られた化粧板の梨地模
様の凹凸感の評価を第1表に示す。
【0069】
【実施例8】厚み5mm、幅300mm、長さ600m
mのフラットな塩化ビニル製浴室材の表面に、1回塗り
塗装を施し、高級感のある梨地模様を有する化粧板を得
た。 上記1回塗り塗装の工程;上記フラットな塩化ビニル製
浴室材の表面に、光硬化型アクリレート重合体塗料組成
物[製品名 オーレックス No.230−4、中国塗
料(株)製]98重量部と、特殊シリコーン系添加剤
[製品名 フローレン AC−901、共栄社化学
(株)製]1重量部と、中空ガラスビーズ[製品名 グ
ラスバブルズ K−15、住友スリーエム(株)製]1
重量部とを混合して得られた光硬化性塗料組成物を、ロ
ールコーターを用い、30〜50g/m2 の塗布量(ウ
ェット状態)にして塗装し、得られた梨地模様塗布面
に、能力80W/cmの高圧水銀ランプ1灯で紫外線を
照射させて梨地模様の硬化塗膜を有する化粧板得た。こ
の紫外線照射の際における梨地模様塗布面の移動速度
は、5m/分であった。
【0070】上記のようにして得られた化粧板の梨地模
様の凹凸感の評価を第1表に示す。
【0071】
【比較例】実施例1の中塗り塗装工程(3)において、
特殊シリコーン系添加剤[製品名フローレン AC−9
01、共栄社化学(株)製]を用いなかった以外は、実
施例1と同様にして、化粧板を作製した。得られた化粧
板の外観の評価を第1表に示す。
【0072】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 4/06 C09D 4/06 5/00 5/00 C 5/36 5/36 167/06 167/06 183/04 183/04 (72)発明者 宮 川 健 二 滋賀県野洲郡野洲町字三上2306番地の7 中国塗料株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE03 BB47Z CB02 CB15 DA06 DB12 DC02 EA05 EA21 EB22 EB35 EB42 EB45 EC22 EC54 4J038 DD181 DL031 DL032 DL131 DL132 FA111 FA251 FA261 FA281 HA026 HA216 HA546 KA03 KA08 KA19 PA17 PC01

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)光硬化性(メタ)アクリレート化合
    物(a1)および/または光重合性不飽和ポリエステル
    (a2)、(b)光重合開始剤、および(c)該(a)
    成分に対して非相溶性のシリコーン系重合体を含有して
    なる、梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】さらに、パール顔料(d)を含有してい
    る、請求項1に記載の光硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】さらに、パール顔料(d)と繊維状充填剤
    (e)を含有している、請求項1に記載の光硬化性塗料
    組成物。
  4. 【請求項4】前記繊維状充填剤(e)が炭素繊維であ
    る、請求項3に記載の光硬化性塗料組成物。
  5. 【請求項5】前記パール顔料(d)が、塗料組成物全体
    100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合され
    ている、請求項2または3に記載の光硬化性塗料組成
    物。
  6. 【請求項6】前記繊維状充填剤(e)は、塗料組成物全
    体100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合さ
    れ、かつ、繊維状充填剤(e)とパール顔料(d)との
    配合重量比[(e)/(d)]が10/90〜60/4
    0である、請求項3に記載の光硬化性塗料組成物。
  7. 【請求項7】前記シリコーン系重合体(c)がシリコー
    ン系液状重合体である、請求項1に記載の光硬化性塗料
    組成物。
  8. 【請求項8】前記シリコーン系液状重合体が、一般式 (R1−)3Si−(−OSi(−R22−)n−OSi
    (−R33 [式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、ア
    ルキル基または水素原子であり、nは、0または1〜1
    000の整数である。]で表わされるシリコーン系液状
    重合体である、請求項7に記載の光硬化性塗料組成物。
  9. 【請求項9】前記シリコーン系液状重合体がウレタン変
    性シリコーン系液状重合体である、請求項7に記載の光
    硬化性塗料組成物。
  10. 【請求項10】前記シリコーン系重合体(c)が、塗料
    組成物全体100重量部中に、0.01〜5.0重量部
    の量で配合されている、請求項1、7〜9のいずれかに
    記載の光硬化性塗料組成物。
  11. 【請求項11】前記光硬化性(メタ)アクリレート化合
    物(a1)が、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタ
    ン(メタ)アクリレートまたはポリエステル(メタ)ア
    クリレートである、請求項1に記載の光硬化性塗料組成
    物。
  12. 【請求項12】(A)フラット基材表面に、 (a)光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a1)お
    よび/または光重合性不飽和ポリエステル(a2)、 (b)光重合開始剤、および (c)該(a)成分に対して非相溶性のシリコーン系重
    合体 を含有してなる梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性
    塗料組成物を塗装して、シリコーン系重合体(c)によ
    る(a)成分の分離はじき現象により梨地模様塗布面を
    形成する工程を経て得られる、梨地調意匠仕上げ塗装さ
    れた基材。
  13. 【請求項13】前記(A)工程に続き、(B1)(A)
    工程で得られた前記梨地模様塗布面に、電子線または光
    を照射して梨地模様の硬化塗膜を形成する工程を経て得
    られる、請求項12に記載の梨地調意匠仕上げ塗装され
    た基材。
  14. 【請求項14】前記(A)工程に続き、(B2)(A)
    工程で得られた前記梨地模様塗布面に、光硬化性(メ
    タ)アクリレート系塗料で上塗り塗装し、その上塗り塗
    布面に電子線または光を照射して梨地模様の硬化塗膜を
    形成する工程を経て得られる、請求項12に記載の梨地
    調意匠仕上げ塗装された基材。
  15. 【請求項15】前記(A)工程で用いられるフラット基
    材表面が、予め着色下塗り塗膜または目止め塗膜で被覆
    されている、請求項12〜14のいずれかに記載の梨地
    調意匠仕上げ塗装された基材。
  16. 【請求項16】前記(A)工程で用いられるフラット基
    材が無機質フラット基板である、請求項12〜15のい
    ずれかに記載の梨地調意匠仕上げ塗装された基材。
  17. 【請求項17】前記光硬化性塗料組成物がパール顔料
    (d)を含有している、請求項12に記載の梨地調意匠
    仕上げ塗装された基材。
  18. 【請求項18】前記光硬化性塗料組成物がパール顔料
    (d)と繊維状充填剤(e)を含有している、請求項1
    2に記載の梨地調意匠仕上げされた基材。
  19. 【請求項19】前記繊維状充填剤(e)が炭素繊維であ
    る、請求項18に記載の梨地調意匠仕上げされた基材。
  20. 【請求項20】前記パール顔料(d)が、塗料組成物全
    体100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合さ
    れている、請求項17または18に記載の梨地調意匠仕
    上げされた基材。
  21. 【請求項21】前記繊維状充填剤(e)は、塗料組成物
    全体100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合
    され、かつ、繊維状充填剤(e)とパール顔料(d)と
    の配合重量比[(e)/(d)]が10/90〜60/
    40である、請求項18に記載の梨地調意匠仕上げされ
    た基材。
  22. 【請求項22】前記シリコーン系重合体(c)がシリコ
    ーン系液状重合体である、請求項12に記載の梨地調意
    匠仕上げ塗装された基材。
  23. 【請求項23】前記シリコーン系液状重合体が、一般式 (R1−)3Si−(−OSi(−R22−)n−OSi
    (−R33 [式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、ア
    ルキル基または水素原子であり、nは、0または1〜1
    000の整数である。]で表わされるシリコーン系液状
    重合体である、請求項22に記載の梨地調意匠仕上げ塗
    装された基材。
  24. 【請求項24】前記シリコーン系液状重合体がウレタン
    変性シリコーン系液状重合体である、請求項22に記載
    の梨地調意匠仕上げ塗装された基材。
  25. 【請求項25】前記シリコーン系重合体(c)が、塗料
    組成物全体100重量部中に、0.01〜5.0重量部
    の量で配合されている、請求項12、22〜24のいず
    れかに記載の梨地調意匠仕上げ塗装された基材。
  26. 【請求項26】前記光硬化性(メタ)アクリレート化合
    物(a1)が、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタ
    ン(メタ)アクリレートまたはポリエステル(メタ)ア
    クリレートである、請求項12に記載の梨地調意匠仕上
    げ塗装された基材。
  27. 【請求項27】(A)フラット基材表面に、 (a)光硬化性(メタ)アクリレート化合物(a1)お
    よび/または光重合性不飽和ポリエステル(a2)、 (b)光重合開始剤、および (c)該(a)成分に対して非相溶性のシリコーン系重
    合体 を含有してなる梨地調意匠仕上げ塗装の可能な光硬化性
    塗料組成物を塗装して、シリコーン系重合体(c)によ
    る(a)成分の分離はじき現象により梨地模様塗布面を
    形成する工程を経ることを特徴とする、基材表面に梨地
    調意匠仕上げを施す塗装方法。
  28. 【請求項28】前記(A)工程に続き、(B1)(A)
    工程で得られた前記梨地模様塗布面に、電子線または光
    を照射して梨地模様の硬化塗膜を形成する工程を経るこ
    とを特徴とする請求項27に記載の塗装方法。
  29. 【請求項29】前記(A)工程に続き、(B2)(A)
    工程で得られた前記梨地模様塗布面に、光硬化性(メ
    タ)アクリレート系塗料で上塗り塗装し、その上塗り塗
    布面に電子線または光を照射して梨地模様の硬化塗膜を
    形成する工程を経ることを特徴とする請求項27に記載
    の塗装方法。
  30. 【請求項30】前記(A)工程で用いられるフラット基
    材表面が、予め着色下塗り塗膜または目止め塗膜で被覆
    されていることを特徴とする請求項27〜29のいずれ
    かに記載の塗装方法。
  31. 【請求項31】前記(A)工程で用いられるフラット基
    材が無機質フラット基板であることを特徴とする請求項
    27〜29のいずれかに記載の塗装方法。
  32. 【請求項32】前記光硬化性塗料組成物がパール顔料
    (d)を含有していることを特徴とする請求項27に記
    載の塗装方法。
  33. 【請求項33】前記光硬化性塗料組成物がパール顔料
    (d)と繊維状充填剤(e)を含有していることを特徴
    とする請求項27に記載の塗装方法。
  34. 【請求項34】前記繊維状充填剤(e)が炭素繊維であ
    ることを特徴とする請求項33に記載の塗装方法。
  35. 【請求項35】前記パール顔料(d)が、塗料組成物全
    体100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合さ
    れている、請求項32または33に記載の塗装方法。
  36. 【請求項36】前記繊維状充填剤(e)は、塗料組成物
    全体100重量部中に、0.1〜20重量部の量で配合
    され、かつ、繊維状充填剤(e)とパール顔料(d)と
    の配合重量比[(e)/(d)]が10/90〜60/
    40である、請求項33に記載の塗装方法。
  37. 【請求項37】前記シリコーン系重合体(c)がシリコ
    ーン系液状重合体であることを特徴とする請求項27に
    記載の塗装方法。
  38. 【請求項38】前記シリコーン系液状重合体が、一般式 (R1−)3Si−(−OSi(−R22−)n−OSi
    (−R33 [式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、ア
    ルキル基または水素原子であり、nは、0または1〜1
    000の整数である。]で表わされるシリコーン系液状
    重合体であることを特徴とする請求項37に記載の塗装
    方法。
  39. 【請求項39】前記シリコーン系液状重合体がウレタン
    変性シリコーン系液状重合体であることを特徴とする請
    求項37に記載の塗装方法。
  40. 【請求項40】前記シリコーン系重合体(c)が、塗料
    組成物全体100重量部中に、0.01〜5.0重量部
    の量で配合されていることを特徴とする請求項27、3
    7〜39のいずれかに記載の塗装方法。
  41. 【請求項41】前記光硬化性(メタ)アクリレート化合
    物(a1)が、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタ
    ン(メタ)アクリレートまたはポリエステル(メタ)ア
    クリレートである請求項27に記載の塗装方法。
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JP2005298722A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Nikko Kagaku Kenkyusho:Kk 重合体溶液、艶消し塗料及び化粧シート
CN106280914A (zh) * 2016-08-04 2017-01-04 浙江超浪新材料有限公司 一种耐候型金属花纹效果单涂粉末涂料

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