JP2001002168A - 底緩衝機能付収納函 - Google Patents

底緩衝機能付収納函

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JP2001002168A
JP2001002168A JP11174230A JP17423099A JP2001002168A JP 2001002168 A JP2001002168 A JP 2001002168A JP 11174230 A JP11174230 A JP 11174230A JP 17423099 A JP17423099 A JP 17423099A JP 2001002168 A JP2001002168 A JP 2001002168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注射器等の細長く損傷し易い材料から出来た
物の収納に際し、動揺止めと緩衝機能を内蔵した函を提
供する。 【解決手段】 底板18を中心にして、横方向左・右部
材を略対称形に配置し、縦方向上・下部材を略対称形に
配置し、各方向材を十字状に配置展開して、底板18両
端に横方向部材の折曲げと接着で区画48,49中受け
板13,25を形成自立させて収納物の長さと高さ及び
幅の各方向の動揺を規制し、両区画間に緩衝フラップ
7,29を設け収納物の胴部を支えて緩衝の役目を果た
す構成とし、紙の持つ柔軟性と合わせ耐衝撃性の高い底
緩衝機能付収納函とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス製の注射器
やディスポタイプと呼ばれる合成樹脂製の内・外筒に予
め薬液と注射針を装着した注射器の様な細長い物体の格
納を目的とし、衝撃緩和と開封防止及び公害防止等の機
能を備えた収納函に関する
【0002】
【従来の技術】顆粒や錠剤の形をした固体薬品の収納
は、バイアルと呼ばれるガラス製の小瓶や樹脂フイルム
による個別包装が使用され、製造者から需要者に渡るま
での間の不正な開封を防止し、保管や移動に伴う取扱い
を考慮して函に収納する。この函には収納物の長さ(前
・後)と高さ(上・下)及び幅(左・右)の何れか方向
に必要最小限の動揺規制と緩衝機能を付与する。
【0003】液体薬品の収納には細口の瓶の他にガラス
製のアンプル等がある。大容量アンプルの場合は瓶と同
様に個々に収納函を使用するが、小容量の場合は複数個
をまとめて収納する為に、収納函の内部に仕切りを設け
て区画を形成し、その区画内にアンプルを収容して収納
物同士の接触を断ち、所要方向に対する緩衝機能を付与
している。
【0004】薬品に比べ医療器材は形も大きく包装形態
も多様であるが、使用頻度が高く消耗品的性格の器材の
一つにガラスか合成樹脂を主材料とする注射器がある。
ガラス製品は破損防止に備えて固定具付金属容器に入れ
て持ち運び、合成樹脂製品は医療現場で開封後に使用出
来る様に、予め無菌下で外筒と内筒及び針を組合せアン
プルを組合せて袋状の包装を施す。
【0005】合成樹脂製の注射器は用済み後に廃棄する
ことからディスポタイプと呼ばれ、塩化ビニールやポリ
エチレンテレフタレート等の合成樹脂シートとロールま
たは板状の台紙とを接着剤で貼り合わせた合成材による
袋に入れ、抽気後にインパルスで熱接着して密封する。
この収納物は僅かな外力で破損や変形を起こし使用不可
能になる為に更に函に入れ医療現場へ届けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様な包装様式には
問題点が含まれる。先ず包装材料に合成樹脂が含まれる
ので公害無しに廃棄物処理が難しく、注射器とアンプル
を組合せて包装しているので開封後にアンプルを切り薬
剤を充填する時間が掛かり、また包装方法が自動化の対
象に向き難く、その他に袋が柔らかく移動の為の収納函
を必要とする。この様な問題を解決する無公害材料から
造られた自動処理可能な構造の収納函が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決し、紙を使用し全部材を連接した一体化構造とし、自
動で組立と充填の処理の可能な底緩衝機能付収納函の提
供を目的とする。
【0008】本発明は、底板を中心として、その横方向
には両外側から底板に向けて左・右中底板と左・右上底
板と左・右中仕切板と左・右天井板及び左・右側板を連
接して略対称的に配置し、また縦方向には底板から両外
側に向けて上・下側板と上・下蓋板を連接し、引続き上
・下蓋板には差し込みフラップと上折返し片及び下折返
し片と抜け止めフラップを連接して略対称的に配置する
と共に、各方向に展開した部材が境界線を介して十字形
を呈する様に構成展開し、左・右横方向部材と上・下縦
方向部材を夫々の両端より内向きに折曲げて糊代を相手
部材に固定した後、横方向部材の左・右側板を折曲げて
非接着部分の連接部材を連鎖起立せしめて底板の両端に
側面が方形状の区画を形成し、その区画に自立手段と収
納物の動揺規制手段を備えると共に、両区画に挟まれる
部分に縦方向部材の上・下側板の折曲げにつれ先端が浮
き上がる緩衝フラップを内蔵し、続いて上・下側板に連
接する上・下蓋板を順次折曲げて重ね、その上蓋板に連
接し上折返し片を内面に接着固定した差し込みフラップ
を下蓋板に設けた孔に挿入し、下蓋板に接着固定した下
折返し片に連接する抜け止めフラップに組合せることで
開封防止手段としたことを特徴とする底緩衝機能付収納
函である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、損傷し易い材料で細長
い形状に造られた収納物を対象とし、特別な加工なしに
紙製の折畳式ワンピース型収納函として、長さと奥行き
と高さの三方向に対する動揺規制と緩衝機能を保持し密
閉性と開封防止機能を備え、自動化ラインでの使用に応
える構造の収納函である。
【0010】本収納函は紙を打ち抜いた組立前の展開図
形において、全部材を略対称配置し隣接する何れか辺同
士で連接する一体構成とした。本函の組立は接着剤の使
用を減らし山折を基準とし、谷折が必要部分には糊代を
介在させて固定し、山折の際の力を非固定の連接材を介
して谷折部分に伝えて折れ曲げる構造としたので、包装
機器に掛かる負担の軽減にも寄与した。
【0011】収納函は展開状態では横方向に細長く縦方
向に太く短い十字形を呈し、横方向の連接部材を両端か
ら底板に向け接着を交えて順次折曲げ、この過程で収納
物の長さ(前・後)と高さ(上・下)及び幅(左・右)
の三方向に対する動揺を規制する区画を函の両端に形成
する。この区画内面の中仕切板の一部分を多角形に抜
き、その抜き材で仕切板とは位置を変えた受け板を造
り、接着部分に連接した突部付支持片で区画を固定す
る。
【0012】縦方向は上・下部材を接着処置した後に、
底板を基準として連接部材を内側から外側に向け順次折
曲げ、この過程で底板の横方向両端の区画に挟まれる上
・下の張り出し部分を縦方向部材の折曲げで起こして緩
衝フラップとして使用する。函の四隅は横方向部材の側
板に連接した袖フラップと縦方向部材の側板が重複する
ので隙間が出来難く、この段階に組立が進むと収納物の
格納が可能になる。
【0013】ディスポタイプの注射器は、予め針を装着
しシリンダー(外筒)に薬液を充填しシリンダーの一部
を含めた針全体に衛生処理をした保護筒を被せるので、
針先からロッド(内筒)のグリップ端までは相当の長さ
となる。本収納函はこの状態にある注射器の保護筒先端
とグリップ端を区画の中仕切板と中受け板で支えて立体
的に動揺を規制し、胴部二カ所を緩衝フラップで支えて
円周方向に対する緩衝性を与える構成とした。
【0014】この函は注射器を収納後に、残る縦方向部
材を順次折曲げ蓋を閉めると組立が完了する。蓋を二重
として上蓋と差し込みフラップ及び上折返し片が連接
し、その一部を折返し接着して二重貼合部分とする。同
様に下蓋に連接した抜け止めフラップと下蓋の一部を折
返して接着して二重貼合部分を形成し、下蓋を区画上に
折曲げると抜け止めフラップ先端が側板と当接して折曲
がる。上蓋の差し込みフラップを下蓋の孔から当接部分
に差し込むと、この抜け止めフラップが差し込みフラッ
プの戻りを防止し、蓋を壊さずに開封出来ない構造を形
成する。
【0015】この様な構造で紙または紙相当材料から造
る収納函は次の特徴を備える。一連の組立と充填の自動
処理を可能としたので省力化に寄与し、組立完了後に立
体的(三方向)な動揺規制と平面的(円周方向)な緩衝
機能及び紙自体の持つ柔軟性との相乗効果で優れた耐衝
撃性を備え、糊代を制限しつつ隅の密着性を向上し、不
正開封を防止し廃棄処理を容易とした。収納函の用途は
注射器のみに限定されることなく万年筆等の細長い物に
も適用可能である。
【0016】
【作用】本発明になる底緩衝機能付収納函は、損傷し易
い材料で細長い形状の収納物に対し、区画と緩衝フラッ
プの動揺規制と緩衝機能及び紙の性質との相乗効果で優
れた耐衝撃性を発揮する。
【0017】
【実施例】図1に底緩衝機能付収納函の展開図を、図
2,3に図1に於ける横方向部材の接着と折曲げ加工の
順序を示し、図4に図1に於ける縦方向部材の接着と折
曲げ加工の順序を示し、図5〜8に接着以後の蓋を除く
縦・横部材による組立の進行状態を斜視図で示し、図9
で図8の蓋を開状態とした函に注射器を挿入した斜視図
を、図10〜12に蓋を閉じ完成した収納函50に至る
までの状態を断面図と斜視図とで示した。
【0018】図1に示す様に、底緩衝機能付収納函はブ
ランクシートを打ち抜いてつくる際に、展開する各部材
は隣接する部材の上・下と左・右の何れか辺同士と連接
せしめ、底板18を中心として上・下と左・右の各方向
を略対称形として、十字を示す様に配置したので、細長
い注射器の様な扱い難い物の収納函を自動で組立ると共
に注射器の自動格納を可能とした。
【0019】横方向の左側部材は左中底板5に始まり、
その左端に内側両端に突起3,4を備えた左上・下支持
片1,2を連接し、続いて外側両端に丸み付左緩衝フラ
ップ7を備えた左上底板8と上・下に切り欠き11を備
えた左中仕切板10と左天井板14と左側板15及び底
板18を連接する。左中仕切板10と左天井板14に跨
がる中央横向きで左上底板8から伸びる左連結片12に
続いて矩形と梯形を合成した六角形の左中受け板13を
配置し、左側板15に左上・下袖フラップ16,17を
連接する。
【0020】同様に右側部材は右中底板31から始ま
り、その右端に内側両端に突起32,33を備えた右上
・下支持片34,35が連接する。続いて外側両端が丸
い右緩衝フラップ29を備えた左上底板28と上・下に
切り欠き24を備えた右中仕切板23と右天井板22と
右側板19及び底板18を連接する。右中仕切板23と
右天井板22に跨がり中央横向きで右上底板28から伸
びる右連結片26と大き目の六角形の右中受け板25を
配置し、右側板19には右上・下袖フラップ20,21
を連接する。左・右中受け板13,25と緩衝フラップ
7,29と左・右上底板8,28の各裏面の糊代9,2
7を除き、底板18に対する左・右部材は左・右中底板
5,31の裏面の糊代6,30を含めて対称に配置す
る。
【0021】底板18の上方向には上側板36と切り欠
き38付上蓋板37と差し込みフラップ39と上折返し
片41を連接し、その差し込みフラップの裏面に糊代4
0を、上蓋板37には開封用分割線fを付与する。底板
18の下方向には下側板42と罫線dの延長上を避けて
開口した孔44付下蓋板43と下折返し片46と抜け止
めフラップ47を連接し、その下蓋板の裏面に糊代45
を下蓋板と下側板には開封用分割線fを付与し、各部材
間に各種形状の境界線a〜fを後述の様に配置した。
【0022】本底緩衝機能付収納函の組立手順の内の一
つを示すと次の通りである。横方向は略左・右同形で組
立手順も同様に進めてよく、図1の展開から進むと図2
に示す様に、左・右糊代9,27に接着剤を塗布し、左
・右中底板5,31を折曲げて左・右上底板8,28上
に被せ接着する。図2の状態を進めると図3に示す様
に、左・右糊代6,30に接着剤を塗布し、左・右天井
板14,22を左・右側板15,19との連接部分から
折り曲げて床板18上に接着する。
【0023】図3の状態を進めると図4に示す様に、上
・下糊代40,45に接着剤を塗布し上折返し片41を
折曲げて差し込みフラップ39上に接着し、下折返し片
46を折曲げて下蓋板43上に接着する。この状態で抜
け止めフラップ47の下端は下蓋板に開けた孔44の上
端を僅かに通り越し、下折返し片46と抜け止めフラッ
プ47の連接部分が孔44の略中央に来る長さに設定さ
れている。
【0024】図4の状態を進めると図5に示す様に、左
・右側板15,19を内側に折曲げると、糊代で固定し
た部材から連接する非接着部分の左・右中仕切板10,
23及び左・右天井板14,22がリンクモーション様
に動いて自動起立し、方形状の側面を持つ区画48,4
9を形成する。この区画の形成と同時に左・右上底板
8,28から中央横向きに伸びる左・右連結片12,2
6に連接した左・右中受け板13,25も左・右中仕切
板10,23から少し離れて自動起立して壁を造る。
【0025】図5の状態を進めると図6に示す様に、左
上・下と右上・下の支持片1,2,34,35を持ち上
げ、突起3,4,32,33を切り欠き11,24に嵌
め込むと、方形状の側面を持つ区画48,49が固定さ
れて安定する。この区画の役割は左・右中仕切板10,
23のV字状の切り欠き斜面により、格納した包装物を
上・下と左・右を含む平面を安定に支えて動揺を規制
し、左・右中受け板13,25による壁で前・後方向に
対する動揺を規制する。この状態で収納物の格納は可能
になる。
【0026】図6の状態を進めると図7に示す様に、左
側板15の左上・下袖フラップ16,17と右側板19
の右上・下袖フラップ20,21を折曲げると、横方向
部材の組立が完了する。図7の状態を進めると図8に示
す様に、底板18寄りに上・下側板36,42を折曲げ
ると、横方向部材の左・右緩衝フラップ7,29は底板
18の幅よりも広く造られているので、側板に押されて
自然に彎曲した状態となり収納物の胴体を支える緩衝材
としての役割を果たす。
【0027】図9は図8の開蓋状態の収納函に注射器6
0を格納した斜視図である。その注射器の針部分を保護
する筒61の先端を左中仕切板10のV字状の切り欠き
部分と左中受け板13による壁で規制し、注射器60の
ロッド63(内筒)のグリップ端64を右中仕切板23
のV字状の切り欠き部分と右中受け板25による壁で規
制し、シリンダー62(外筒)の下面を緩衝フラップ
7,29で支える。受け部の役割は既述の通りで、紙自
体の持つ柔軟性が緩衝フラップの働き及び切り欠き部分
と壁による動揺規制とが相乗して優れた耐衝撃性を発揮
し、特に下(底)方向に対する効果が大きい。
【0028】図8または9の状態を進めると図10に示
す様に、孔44付下蓋板43を折曲げて左・右天井板1
4,22上に被せると、抜け止めフラップ47先端は下
側板42に触れた状態を保持したまま自然に折込まれる
様に曲がり、この時に下折返し片46との境界の罫線は
孔44の略中央に位置する。続いて上蓋板37を下蓋板
43上に折曲げ、差し込みフラップ39を孔44に挿入
し蓋を閉じると図12の状態となり収納函50の組立が
完了する。
【0029】図11(A,B)において収納函48の開
封防止構造について説明する。差し込みフラップ39の
裏面に上折返し片41を接着するので部分的に二重貼合
を備える状態となり、この差し込みフラップを孔44に
挿入し二重貼合部分が下側板42と抜け止めフラップ4
7の間を通過し終わるまで押し込むと、この抜け止めフ
ラップが差し込みフラップ39の抜け止めとして働く。
組立を手動で行う場合は確実に閉蓋したか否かの判断は
上蓋の二重貼合部分が抜け止めフラップを通過する手応
えまたは音で容易に認識出来る。
【0030】この開封防止は蓋を閉めると抜け止めフラ
ップ47の働きにより、函の外側から戻り止めを解除す
ることの出来ない構造である。この為に収納物を取り出
す手段として、開封用分割線fを抜け止めフラップ47
が当接する下側板42に始まり上・下蓋板37,43に
かけて付与し、側板の一部と蓋を切り離すことにより開
封する構造とした。従って開封後の修復が出来ないので
故意に収納物を交換したり損傷させる等の事故が起きる
心配はない。
【0031】本発明による底緩衝機能付収納函50は説
明の様に、組立は折方を山折を主体に糊代を少なくし谷
折部分は山折の動作に連動するリンクモーションを活用
して折曲がる構造としたので、従来技術により造られた
自動ラインの中で組立と充填を実施することに何等問題
はなく、材料に紙を使用するので廃棄処理に伴う公害問
題も解消した。この収納函は万年筆の様な細長い形状物
に対して動揺を規制する区画の切り込み形状を変えるこ
とで対応出来る。
【0032】また各部材間の境界線は図1のa〜fで示
したが、この区分は隣接部材との境界線が切り離されて
いる部分を切断線aで、隣接部材との境界が切り離され
てはならない部分を押罫線bで、隣接部材との境界が幅
狭い所では折曲げ易くする為に一部か全部を半切り罫線
cで、隣接部材との境界が幅広い所ではより折曲げ易く
する為に密な鎖線付罫線dで、開封用分割線f周辺に存
在する境界の折曲げ部分では粗な鎖線付罫線eを付与
し、折曲げ加工により函が変形しないように配慮した。
【0033】
【発明の効果】本発明になる底緩衝機能付収納函の使用
により下記の効果を得た。 収納箱は細長い形状物の先端と末端を立体的に支えて
動揺規制し、中央を緩衝フラップで支持する構造とし、
紙自体の持つ柔軟性との相乗作用により優れた耐衝撃性
を備えることが出来た。 部材を全て連接し極力折目方向を揃え糊代を減らし自
動組立と充填が可能な構造としたので省力化に寄与し
た。 横方向部材による組立終了時に、函内に収納物の固定
に必要な区画を、縦方向部材の助けなしに自立する構造
としたので充填操作を楽にした。 縦方向部材の折曲げより横方向部材の緩衝フラップが
起きる構造としたので緩衝能力が向上した。 蓋に開封防止手段を設けたので格納品に対する安全性
が向上した。 紙を材料としたので廃棄処理時に起る公害問題を解決
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 底緩衝機能付収納函の展開図である。
【図2】 図1の横方向部材の外側から組立を進めて折
曲げと接着を終えた状態図である。
【図3】 図2の横方向部材の外側から組立を進めて折
曲げと接着を終えた状態図である。
【図4】 図3の縦方向部材の外側から組立を進めて折
曲げと接着を終えた状態図である。
【図5】 図4から組立を進めて横方向部材の側板を起
こし、連接した部材により方形状の側面を持つ区画を形
成した状態の斜視図である。
【図6】 図5から組立を進めて区画に支持片を差し込
み自立させた状態の斜視図である。
【図7】 図6から組立を進めて袖フラップを閉じ横方
向部材の組立が終了した状態の斜視図である。
【図8】 図7から組立を進めて底板側より縦方向部材
の両側板を起こし緩衝フラップが浮いた状態の斜視図で
ある。
【図9】 図7の函に注射器を格納した状態の斜視図で
ある。
【図10】 図8または9から組立を進めて下蓋を閉
じ、孔に差し込みフラップを挿入する状態の斜視図であ
る。
【図11】 (A)は図10の状態で蓋の開封防止部分
の矢印に沿う幅方向断面図を、(B)は(A)の蓋が閉
じられた状態の断面図である。
【図12】 組立完了後の底緩衝機能付収納函の斜視図
である。
【符号の説明】
1,34 左・右上支持片 2,35 左・右下支持片 3,4,32,33 突部 5,31 左・右中底板 6,9,27,30,40,45 糊代 8,28 左・右上底板 10,23 左・右中仕切板 11,24,38 切り欠き 12,26 左・右連結片 13,25 左・右中受け板 14,22 左・右天井板 15,19 左・右側板 16,17,20,21 袖フラップ 18 底板 36,42 上・下側板 37,43 上・下蓋板 39 差し込みフラップ 41,46 上・下折返し片 44 孔 47 抜け止めフラップ 48,49 左・右区画 50 底緩衝機能付収納函 60 注射器 a 切断線 b 押罫線 c 半切り罫線 d 密鎖線付罫線 e 粗鎖線付罫線 f 開封用分割線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 良一 大阪府大阪市北区本庄西3丁目8番26号 相互印刷紙器株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB18 BA08 BB03 BB05 BC04 CC03 CC19 CC52 CE07 CE15 CE22 CF05 DA15 DA18 EA09 EA20 3E096 AA01 BA22 CA03 DA03 DC01 EA01X EA01Y FA09 FA31 FA40 GA11 4C066 AA09 BB01 CC01 DD08 EE14 FF05 LL21 LL22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板(18)を中心として、その横方向
    には両外側から底板に向けて左・右中底板(5,31)
    と左・右上底板(8,28)と左・右中仕切板(10,
    23)と左・右天井板(14,22)及び左・右側板
    (15,19)を連接して略対称的に配置し、また縦方
    向には底板から両外側に向けて上・下側板(36,4
    2)と上・下蓋板(37,43)を連接し、引続き上・
    下蓋板には差し込みフラップ(39)と上折返し片(4
    1)及び下折返し片(46)と抜け止めフラップ(4
    7)を連接して略対称的に配置すると共に、各方向に展
    開した部材が境界線を介して十字形を呈する様に構成展
    開し、左・右横方向部材と上・下縦方向部材を夫々の両
    端より内向きに折曲げて糊代(6,9,27,30,4
    0,45)を相手部材に固定した後、横方向部材の左・
    右側板(15,19)を折曲げて非接着部分の連接部材
    を連鎖起立せしめて底板(18)の両端に側面が方形状
    の区画(48,49)を形成し、その区画に自立手段と
    収納物の動揺規制手段を備えると共に、両区画に挟まれ
    る部分に縦方向部材の上・下側板(36,42)の折曲
    げにつれ先端が浮き上がる緩衝フラップ(7,29)を
    内蔵し、続いて上・下側板に連接する上・下蓋板(3
    7,43)を順次折曲げて重ね、その上蓋板に連接し上
    折返し片(41)を内面に接着固定した差し込みフラッ
    プ(39)を下蓋板に設けた孔(44)に挿入し、下蓋
    板に接着固定した下折返し片(46)に連接する抜け止
    めフラップ(47)に組合せることで開封防止手段とし
    たことを特徴とする底緩衝機能付収納函。
  2. 【請求項2】 自立手段が横方向両端に位置する左・右
    中底板(5,31)を上・下方向に切り込み、夫々を上
    ・下に突出せしめると共に内側横方向に突部(3,4,
    32,33)を備えた左・右の上・下支持片(1,2,
    34,35)を起こして、区画(48,49)を構成す
    る左・右中仕切板(10,23)の上・下に形成した切
    り欠き(11,24)に嵌め込み、その突部で嵌め込み
    が解除されぬ構成としたことを特徴とする請求項1に記
    載の底緩衝機能付収納函。
  3. 【請求項3】 収納物の動揺規制手段が区画(48,4
    9)の構成部材である左・右中仕切板(10,23)及
    び左・右天井板(14,22)の横方向中心上に、その
    両板に跨がる一部分に切り込みを入れ左・右上底板
    (8,28)から伸びる左・右連結片(12,26)に
    左・右中受け板(13,25)を連接し、区画が形成さ
    れる過程で曲がらない左・右連結片の長さだけ横方向両
    端に折曲げ位置がずれた左・右中受け板を立て、左・右
    中仕切板及び左・右天井板を切り込み形成した方形と台
    形の部分を持つ多角形の中のV字斜面との中で、収納物
    の長さ方向の動揺を両端区画内に設けた中受け板で規制
    し、同様にV字の斜面で収納物の長さに直交する方向の
    動揺を規制する構成としたことを特徴とする請求項1か
    2に記載の底緩衝機能付収納函。
  4. 【請求項4】 開封防止手段が、下側板(42)及び下
    蓋板(43)を順次折曲げ、その下側板内面に下蓋板内
    面に接着固定した下折返し片(46)に連接する抜け止
    めフラップ(47)の先端が下蓋板に設けた孔(44)
    周辺で接触して底板側に屈曲し、その接触部分に上折返
    し片(41)を接着固定した差し込みフラップ(39)
    を上折返し片が抜け止めフラップ端が通過するまで挿入
    すると上折返し片の端が抜け止めフラップの自由端と当
    接して抜け止めを構成することを特徴とする請求項1か
    ら3の何れかに記載の底緩衝機能付収納函。
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