JP2014088199A - 音が出るポップアップ付き箱体 - Google Patents

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Abstract

【課題】販売促進効果を高めるために、ポップアップ動作と音の発生を同時かつ繰返し行うことのできる箱体を提供する。
【解決手段】主側壁板10に対して相対的に揺動する搖動板20を開くと立ち上がるポップアップ構造部50を備えてなる、箱体。ポップアップ構造部の可動板65および搖動板内面20aに設けた搖動フラップ25は、それぞれ、搖動板20が開くとき、搖動板内面20aに重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板20が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面20aに重なる位置に戻る。可動板65には、弾力のある発音フラップ67が形成されるとともに、搖動フラップ25には、その湾曲して延在する上縁25aに所定間隔で複数の発音突起27が形成されている。搖動板20の開閉動作に伴って、発音突起27が発音フラップ67を弾き、これによって音が出る。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポップアップディスプレイを備えた包装用の箱体であって、ポップアップと同時に音がでる箱体に関する。
菓子等を収容して販売される箱体の分野において、開封操作と同時にポップアップディスプレイが立ち上がり、これにより販売促進効果を狙ったものが特許文献1に開示されている。
また、同じく販売促進効果を狙ったものとして、ジッパを破って開封する際にリズミカルな破断音が生じる箱体が特許文献2に開示されている。この箱体は、ジッパを構成する破断線のピッチを工夫して、破断音がリズミカルになるよう構成されている。
特開2002−53125号公報 特開2012−126413号公報
本発明は販売促進効果をさらに高めるべく創案されたものであり、その目的は、ポップアップディスプレイを構成する部材間の相対的な動きを工夫して、それにより、ポップアップ動作と音の発生を同時かつ繰返し行うことのできる箱体を提供することである。
本発明の箱体は、「1つの主側壁板に重なる閉位置」と「当該主側壁板から所定角度をもって開いた開位置」との間で搖動可能な「搖動板」を備えるとともに、搖動板を開くと立ち上がる「ポップアップ構造部」を備えている。
ポップアップ構造部は、「可動板」を含んでいて、当該「可動板」は、搖動板が開くとき、搖動板内面に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面に重なる位置に戻る。
搖動板内面には、「搖動フラップ」が設けられており、当該「搖動フラップ」は、搖動板が開くとき、搖動板内面に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面に重なる位置に戻る。
可動板には、弾力のある「発音フラップ」が形成されるとともに、搖動フラップには、その湾曲して延在する上縁に所定間隔で複数の「発音突起」が形成されている。搖動板の開閉動作に伴って、「発音突起」が「発音フラップ」を弾き、これによって音が出る。
本発明において「主側壁板」という語は、箱体が有する複数の側壁板の中で、揺動板とともに2重壁を構成する側壁板を指すものであり、他の側壁板と区別するために使用している。
上記箱体においては、「可動板」および「揺動フラップ」は、「揺動板」の内面に対して、当該内面に重なる位置と、そこから起き上がる位置とで揺動可能とされている。別例として、「主側壁板」の内面に対して、当該内面に重なる位置と、そこから起き上がる位置とで揺動可能としてもよく、その場合にも、同様の原理で音を出すことができる。
なお、「揺動板」および「主側壁板」について、その「内面」とは、互いに重なり合う側の面(ポップアップ構造部が設けられる面)を意味する。
上記構成を備えた本発明の箱体においては、「揺動板」を「主側壁板」に対して繰り返し揺動する毎に、ポップアップ構造部が立ち上がったり、収納されたりを繰り返し、それと同時に、「発音突起」が「発音フラップ」を弾き、これによって音が出る。
すなわち、次の点に本発明特有の効果が認められる。
(ア)「ポップアップディスプレイ」および「音の発生」というダブルの効果が得られること。
(イ)「ポップアップディスプレイ」および「音の発生」の両方が繰り返して再現されること。
冒頭で説明した従来例においては、「ポップアップディスプレイ」または「音の発生」のいずれか一方のみであったり、「音の発生」に関しては、ジッパを破る時に1回音が出るだけであるから、いずれも販売促進効果という点において、さらに改善の余地がある。
本発明では、上記(ア)、(イ)の効果によって、さらに優れた販売促進効果が期待できる。
本発明の一実施形態に係る包装箱を示す説明図。 図1の包装箱におけるポップアップ構造部50を説明する模式断面図。 図1(b)をプレート体70を省略して示す拡大斜視図。 箱体を作るためのブランクの一例を示す展開図。 ポップアップ構造部50の台座60を作るためのブランクの一例を示す展開図。 郵便物として利用する応用例を示す説明図。
本発明の一実施形態に係る包装箱100について、添付の図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、包装箱100のポップアップ構造部50が閉じた状態を示し、図1(b)は、開いた状態を示している。
≪主側壁板10と搖動板20≫
図1(a)に示した箱体100の天面は、主側壁板10と搖動板20から2重壁のように構成されていて、両者の間にポップアップ構造部50が収容されている。揺動板20は、「主側壁板10に重なる閉位置(図1a)」と「主側壁板10から所定角度をもって開いた開位置(図1b)」との間で搖動可能である。
なお、「主側壁板」という語は、揺動板とともに2重壁を構成する1つの側壁板を、他の側壁板と区別する意味で使用している。
揺動板20は、最初は破断線21に沿って破り開けられるが、その後は、稜線22を揺動中心として繰返し揺動が可能である。また、揺動板20の側方には差込みフラップ23が連設されていて、これを側壁板30に設けたスリット31(図4参照)に差し込むことにより、揺動板20を閉位置(図1a)に固定することが可能である。
≪ポップアップ構造部50≫
搖動板20が開いたとき、ポップアップ構造部50が立ち上がる。本発明においては、これと同時にパチパチッという音が生じる。この音は、揺動板20を閉じてポップアップ構造部50が畳み込まれる際にも生じる。すなわち、揺動板20の揺動動作と連動して、何度も繰り返して、音を発生させることができる。
≪音を発生させる機構≫
包装箱100における音を発生させる原理について説明する。音は、図1(b)に示した「ポップアップ構造部50の一部である可動板65」と「揺動板20の内面20aに設けた揺動フラップ25」を利用して発生させる。
≪可動板65≫
図2は、可動板65の動きを説明するための模式図であって、主側壁板10と搖動板20からなる2重壁構造の部分を、図1(a)中の2−2線断面で簡略化して描いたものである。
主側壁板10と搖動板20に挟まれているポップアップ構造部50は、台座60とその上に載るプレート体70で構成されており、いずれも折畳み可能に構成されている。揺動板20を図2(a)の状態から図2(b)へと開けると、ポップアップ構造部50(台座60+プレート体70)がポップアップする。なお、図2においては、説明を明快にするために、台座60およびプレート体70をそれぞれ物理的に離れた状態で描いている。
可動板65は、ポップアップ構造体50の一部である台座60を構成する一壁面であって、揺動板20が開くとき、図2(b)中に矢印Aで示したように立ち上がる。換言すると、可動板65は、搖動板20が開くとき、搖動板の内面20aに重なる姿勢から起き上がる。そして、搖動板20が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板の内面20aに重なる位置に戻ることができる。
≪揺動フラップ25≫
揺動フラップ25は、図1(b)に示したように、搖動板の内面20aに揺動可能に固定されている。搖動板20が開くとき、揺動フラップ25は、搖動板内面20aに重なる姿勢から起き上がる。また、搖動板20が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面20aに重なる位置に戻ることができる。
≪発音原理≫
図3は、発音原理を説明するための拡大図であり、図1(b)の状態からプレート体70を省略して、可動板65および揺動フラップ25の周辺を拡大して示している。
可動板65には、板面にコ字状のスリット67aを入れることにより、発音フラップ67が形成されている。可動板65は、厚紙その他の適度の弾性を有する材料で構成されているので、発音フラップ67の自由端縁を弾くとパチパチと音が出る。
一方、搖動フラップ25は、折罫Xを介して固定片26と連設されて成るもので、固定片26を揺動板の内面20aに接着することで、当該内面20aに対して揺動可能に固定されている。
搖動フラップ25の上端縁25aは、円弧状に湾曲して延在しており、複数の発音突起27が間隔を置いて複数形成されている。「発音突起」とは、発音フラップ67を弾いて音を発生させるための突起という意味である。
揺動板20の揺動に伴って、可動板65は折罫Yを中心として揺動し、そのとき、発音フラップ67も折罫Yを中心として旋回して、揺動フラップ25の円弧状の上端縁25aをなぞるように揺動する。その際に、円弧状上端縁25aに形成された複数の発音突起27が発音フラップ67を弾いて、これによって音が出る。
複数の発音突起27について、その数および間隔を調整することで、パチパチという音のリズムを調整することができる。
≪箱体を構成するブランク110の構成≫
本発明においては、相対移動する揺動板20、主側壁板10、ポップアップ構造部50を構成する部材間の相対的な動きによって、上述のように、「ポップアップディスプレイの動き」と「音の発生」を同時かつ繰り返して生じさせることができれば、どのようにして箱体を組み立ててもよい。代表的には、ブランクを組み立てることによって箱体を構成するが、そのブランクの具体的な形状も、ある特定のものに限定されるものではない。図4には、ブランクの一例を展開図で示した。
図1〜図3に示した包装箱100(ポップアップ構造部50を除く部分)は、1枚のブランク110から組み立てることができる。
ブランク110は、主要構成要素として、図4中左側から「主側壁板10」、「側壁板30」、「背壁板80」、「側壁板35」、「揺動板20」、「差込みフラップ23」を備えており、これらは、折罫を介して連設されている。
主側壁板10の左側に連設した「のりしろ1」を側壁板35の裏側に接着固定することで、主側壁板10と背壁板80が対向して向かい合う。そして、主側壁板10の上に揺動板20を重ねて2重壁を構成する(この2重壁の間に、ポップアップ構造部50が挟み込まれる)。背壁板80は、図1(a)において底側に位置している。
ブランク110上で差込フラップ23の両側に位置する部分30’、30’は、側壁板30上に接着固定されて、組立後においては、図1(a)中の側壁板30として認識することができる。揺動板20の右側に連設された差込フラップ23は、組立後には、側壁板30に形成したスリット31内に差し込まれる。
図4中上端側に位置する差込みフラップ93は、内容物である菓子等を取り出したり、再封止したりするのに使用するものであって、組立後の箱体において、側壁板90に形成されたスリット91に差し込まれる。差込みフラップ93の両側に位置する部分90’、90’がフラップ90に接着固定されて1つの側壁板を構成する。
このように、内容物を取り出すための開閉部を、ポップアップのための2重壁構造部とは別の箇所に設けることで、次のようなメリットを得ることができる。すなわち、揺動板20を開けたときにも、その下に主側壁板10が存在し、したがって当該壁面は閉じたままに維持されているので、内容物が不用意にこぼれ出る恐れがない。また、異物が混入することもない。
また、揺動板20の下方に連設されたフラップ95は、背壁板80の下方側に連設された「のりしろ2」に接着固定されて、1つの側壁板を構成する。この側壁板は、組立状態において、側壁板90に対向するものである。
≪台座を構成するブランク120の構成≫
ポップアップ構造部50の一部を構成する台座60についても、それに限定されるものではないが、1枚のブランク120から組み立てることができる。その一例を図5に展開図で示した。この例は、台座60と揺動フラップ25とが1枚のブランクから構成される点に特徴がある。
ブランク120の各構成要素を、図3と対比させて説明する。天板77、78は、図3において台座60の天面に位置するもので、この上にプレート体70が固定される。天板77の左側には可動板65が連設され、天板78の右側には他の可動板85が連設されている(図示の実施形態において、可動板85の側には発音要素は配置されていない)。
可動板85の右側に連設された「のりしろ4」は、主側壁板10の内面10aに接着固定される。そして、中央壁75が2つの可動板65、85の間を上方に延在し、「のりしろ5」が天板78の裏側に接着固定される。なお、この中央壁75には、次のような存在意義がある。すなわち、この中央壁75が存在しないと、揺動板20を開いてポップアップしたときに、プレート体70の開きが不十分となり、「く」の字状に折れ曲がった状態となってしまう。中央壁75が存在することで、ポップアップ時にプレート体70が押し上げられ、そのような不都合を解消できる。
天板77の左側の可動板65には、上述した通り、コ字状のスリット67aを入れることで、弾性的に振動可能な発音フラップ67が形成されている。また、可動板65には、一定幅を有するくの字状の開口部(チャンネル)80が形成されている。チャンネル80は、2つの部分80a、80bで構成されるが、その機能は、次に示す通りである。
可動板65の左側に連設された「のりしろ3」は、揺動板20の内面20aに接着固定される。そして、固定片26を折り返してチャンネル部分80aに挿通するとともに、揺動フラップ25は、チャンネル部分80bに挿通する。さらに、固定片26を揺動板20の内面20aに接着固定すると、これにより、図3に示すように、揺動フラップ25は、折罫Xを中心として、揺動板内面20a上で揺動することが可能になる。
可動板85の上端縁に連設されたブリッジ部79は、「のりしろ6」を可動板65の裏側に接着固定することで、可動板65と可動板85をブリッジの如く連結して補強する。また、ブリッジ部79には、次のような存在意義もある。すなわち、ブリッジ部79が存在しないと、発音突起27に引っ掛かった可動板65が中央方向に移動できずその位置に止まり、その結果、ポップアップしてもプレート体70が中央に位置しない(図1bにおいて左側に片寄った状態となる)ということが起こり得る。ブリッジ部79が存在することで、ポップアップ時に可動板65を引き上げる力が作用するので、そのような不都合を回避できる。
≪組立後の挙動≫
以上のように各ブランク110、120を組み立てた後の各部材の挙動を、図3を参照して説明する。揺動板20を折罫22を中心として揺動させると、可動板65は折罫Yを中心として揺動する。同時に、揺動フラップ25は、チャンネル部分80b内に支持された状態で、折罫Xを中心として揺動する。
この間、可動板65に形成された発音フラップ67も、揺動フラップ25の円弧状の上端縁25aに沿って揺動し、その際に、上端縁25a上に離散的に形成された複数の発音突起27が発音フラップ67を弾いて、これにより、音が発生する。
「可動板65を含む台座60」および「揺動フラップ25」は、別々にこれらを形成して、揺動板内面20aに取り付けるようにしても、上記と同様に音を発生することが可能である。しかしながら、図5に示したような1枚のブランク120から両者を組み上げるように構成すれば、部品点数を減らすことができ、コストを抑えることができる。
≪変形例≫
図1〜図5で説明した実施形態では、揺動板20の内面20a上で、揺動フラップ25および可動板65が揺動する構成を採用していたが、主側壁板10の内面10a上で揺動フラップ25および可動板65が揺動するように構成することも可能であり、同じ原理で音を出すことができる。
なお、揺動板20および主側壁板10について、その「内面」とは、互いに重なり合う側の面(ポップアップ構造部が設けられる面)を意味する。
また、図示の実施形態では、揺動板20は、最初に破断線21に沿って破り開けることで、揺動可能となっていた。これとは別例として、最初から揺動板20が揺動可能となっていて、差込みフラップ23とスリット31、あるいは他の係止手段によってポップアップ構造部50の閉止状態を維持できる構造を採用してもよい。
≪郵便物として利用する形態≫
本発明の箱体は、菓子等を収容して販売する包装箱として利用できる他、菓子等を包装したまま郵送される郵便物として構成することも可能である。図6は、そのような応用例の1つを説明している。
包装箱200は、図6(a)に示した壁面が図4中の背壁板80に対応しており、この面に郵便ハガキとして機能する表示部が設けられている。これは、直接印刷してものであっても、別シートを貼り付けたものであってもよい。
図6(b)、(c)に示した反対側の壁が主側壁板10と揺動板20とから2重壁に構成されていて、上に説明した実施形態と同様にポップアップ構造部50を内部に備えている。そして、揺動板20の外面20bには、メッセージ等を記入するための記入欄が設けられている。これも、直接印刷したものであっても、別シートを貼り付けたものであってもよい。
この郵便を受け取った者は、書き込まれたメッセージを読むとともに、揺動板20を破り開け、ポップアップおよび音の発生を繰返し楽しむことができる。
図6(c)から理解できるように、この態様の箱体は、自立するセルフスタンド機能を発揮し、例えば机の上に飾っておくディスプレイとして楽しむことも可能である。
また、破り開けられる2重壁とは反対側の面(背壁板80)に宛名を書き込む表示部が存在するため、宛名を表示した部分が不用意に破れることがなく、したがって、確実に郵便が到着するというメリットがある。
100、200 包装箱
10 主側壁板
20 揺動板
21 破断線
22 稜線(折罫)
23 差込みフラップ
25 揺動フラップ
26 固定片
27 発音突起
30 側壁板
31 スリット
35 側壁板
50 ポップアップ構造部
60 台座
65 可動板
67 発音フラップ
67a スリット
70 プレート体
75 中央壁
77、78 天板
80 チャンネル(開口部)
80a、80b チャンネル部分
85 可動板
90 側壁板
91 スリット
93 差込みフラップ
95 側壁板
110 ブランク
120 ブランク
X、Y 折罫

Claims (3)

  1. 1つの主側壁板(10)に重なる閉位置と、当該主側壁板(10)から所定角度をもって開いた開位置との間で搖動可能な搖動板(20)を備えるとともに、
    搖動板(20)を開くと立ち上がるポップアップ構造部(50)を備えてなる、箱体であって、
    ポップアップ構造部(50)は可動板(65)を含んでいて、当該可動板(65)は、搖動板(20)が開くとき、搖動板内面(20a)に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板(20)が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面(20a)に重なる位置に戻り、
    搖動板内面(20a)には、搖動フラップ(25)が設けられており、当該搖動フラップ(25)は、搖動板(20)が開くとき、搖動板内面(20a)に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板(20)が閉じるとき、起き上がった位置から搖動板内面(20a)に重なる位置に戻り、
    可動板(65)には、弾力のある発音フラップ(67)が形成されるとともに、搖動フラップ(25)には、その湾曲して延在する上縁(25a)に所定間隔で複数の発音突起(27)が形成されていて、搖動板(20)の開閉動作に伴って、発音突起(27)が発音フラップ(67)を弾き、これによって音が出ることを特徴とする、箱体。
  2. 1つの主側壁板(10)に重なる閉位置と、当該主側壁板(10)から所定角度をもって開いた開位置との間で搖動可能な搖動板(20)を備えるとともに、
    搖動板(20)を開くと立ち上がるポップアップ構造部(50)を備えてなる、箱体であって、
    ポップアップ構造部(50)は可動板を含んでいて、当該可動板は、搖動板(20)が開くとき、主側壁板内面(10a)に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板(20)が閉じるとき、起き上がった位置から主側壁板内面(10a)に重なる位置に戻り、
    主側壁板内面(10a)には、搖動フラップが設けられており、当該搖動フラップは、搖動板(20)が開くとき、主側壁板内面(10a)に重なる姿勢から起き上がるとともに、搖動板(20)が閉じるとき、起き上がった位置から主側壁板内面(10a)に重なる位置に戻り、
    可動板には、弾力のある発音フラップが形成されるとともに、搖動フラップには、その湾曲して延在する上縁に所定間隔で複数の発音突起が形成されていて、搖動板(20)の開閉動作に伴って、発音突起が発音フラップを弾き、これによって音が出ることを特徴とする、箱体。
  3. 上記ポップアップ構造部(50)は、上記可動板(65)を一部に有する台座(60)と、当該台座(60)に載せられて開閉するプレート体(70)と、を備えており、
    当該台座部(60)および上記搖動フラップ(25)が一枚のブランク(120)を組み上げて構成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の箱体。
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