JP2001002045A - トレー - Google Patents

トレー

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JP2001002045A
JP2001002045A JP17835399A JP17835399A JP2001002045A JP 2001002045 A JP2001002045 A JP 2001002045A JP 17835399 A JP17835399 A JP 17835399A JP 17835399 A JP17835399 A JP 17835399A JP 2001002045 A JP2001002045 A JP 2001002045A
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JP
Japan
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lid
tray
convex portion
lower step
upper step
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JP17835399A
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English (en)
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Masakazu Ochiai
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GINPOO PACK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの保管場所を必要としないトレーを提供
する。 【解決手段】 周囲部7に半周部分で延在し且つ上方に
突出して形成された上方段部16と、周囲部7の残りの
半周部分で延在し且つ下方に凹んで形成された下方段部
18と、上方段部16の外方側面に周方向に沿って形成
された外方凸部20と、下方段部18の内方側面に周方
向に沿って形成された内方凸部22とを備えるトレー5
であって、同形状のものを二個用いて一方を蓋とし、他
方を身とした場合、蓋の上方段部16を身の下方段部1
8に、蓋の下方段部18を身の上方段部16に夫々嵌合
して、個々の上方段部16の外方凸部20と下方段部1
8の内方凸部22の係合により蓋の周囲部7と身の周囲
部7を固く結合し、且つ同形状のものを重ねた場合、上
方段部16と上方段部16、下方段部18と下方段部1
8が互いに嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、非食品等の
内容物を入れる容器のトレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のトレーは、図21に示すごとく、
周囲部1を備えたトレー2に縁部3を備えた板状の蓋4
を被せるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トレー
を多量に保管する場合には、トレー2と蓋4を別々に保
管するか、もしくはトレー2に蓋4を被せた状態で保管
する必要があるため、かさばって多くの保管場所を必要
とする問題があった。又、トレー2のみを使用すること
があるようなトレー2と蓋4の使用頻度が異なる場合に
は、トレー2と蓋4の使用数量を予測して適当な割合で
保管する必要があるため、在庫管理に煩わしさがあっ
た。
【0004】本発明は上述の実情に鑑み、多くの保管場
所を必要とすることなく、しかもトレーと蓋の使用割合
による在庫管理の煩わしさをなくし、更に成型用の金型
を最少限にするトレーを提供することを目的としてなし
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のトレーは、周囲
部に半周部分で延在し且つ上方に突出して形成された上
方段部と、周囲部の残りの半周部分で延在し且つ下方に
凹んで形成された下方段部と、前記上方段部の外方側面
に周方向に沿って形成された外方凸部と、前記下方段部
の内方側面に周方向に沿って形成された内方凸部とを備
えるトレーであって、同形状のものを二個用いて一方を
蓋とし、他方を身とした場合、蓋の上方段部を身の下方
段部に、蓋の下方段部を身の上方段部に夫々嵌合して、
個々の上方段部の外方凸部と下方段部の内方凸部の係合
により蓋の周囲部と身の周囲部を固く結合し、且つ同形
状のものを重ねた場合、上方段部と上方段部、下方段部
と下方段部が互いに嵌合するものである。
【0006】トレーを使用する際には、同形状のトレー
を二個用いて、一方のトレーを上下方向にひっくり返し
て蓋とすると共に、他のトレーを身として食品、非食品
等の内容物を入れ、蓋の上方段部を身の下方段部に、蓋
の下方段部を身の上方段部に合わせ、夫々嵌合するよう
蓋を身に押し込む。
【0007】このとき、蓋の上方段部の外方凸部は身の
下方段部の内方凸部を、蓋の下方段部の内方凸部は身の
上方段部の外方凸部を夫々乗り越えて係合し、蓋の周囲
部は身の周囲部に固く結合する。
【0008】一方、蓋を身から取り外す際には、蓋を身
から引っ張ることによって、蓋の上方段部の外方凸部は
身の下方段部の内方凸部を、蓋の下方段部の内方凸部は
身のの上方段部の外方凸部を夫々乗り越え、蓋は身から
外れる。
【0009】このように、トレーを使用する際には、同
形状のトレーを二個用いて、一方のトレーを上下方向に
ひっくり返して蓋とし、他のトレーを身とし、上方段部
の外方凸部と下方段部の内方凸部の係合により蓋の周囲
部と身の周囲部を固く結合するので、トレーと蓋を予め
別々に準備することなく同形状の一種類のトレーで使用
可能となる。又、同形状のトレーを重ねると、上方段部
と上方段部、下方段部と下方段部が互いに嵌合するの
で、トレーを保管する際に、多くの保管場所を必要とす
ることなく一まとめに保管することができる。更に、同
形状の一種類のトレーを保管すればよいので、トレーと
蓋の使用頻度が異なる場合においてもトレーと蓋の使用
割合の予測を不要にし、在庫管理の煩わしさをなくすこ
とができる。更に又、同形状の一種類のトレーを成型す
ればよいので成型用の金型は最少限でよく、金型の投資
を低減することができる。
【0010】上方段部の外方凸部に周方向に沿って所定
の間隔で凹部を形成し、且つ下方段部の内方凸部に周方
向に沿って所定の間隔で凹部を形成すると、外方凸部及
び内方凸部は、外方凸部の凹部及び内方凸部の凹部を支
点としてトレーの周方向及び径方向並びに上下方向に湾
曲し得るので、蓋と身を容易に結合することができる。
【0011】内方凸部の中途位置にのみ周方向に沿う所
定長さの凹部を形成すると、内方凸部は、内方凸部の凹
部を支点としてトレーの周方向及び径方向並びに上下方
向に湾曲し得るので、蓋と身を極めて簡単な形状で容易
に結合することができる。
【0012】下方段部の内方凸部の両端に端側凹部を形
成すると、外方凸部及び内方凸部は、端側凹部を支点と
してトレーの周方向及び径方向並びに上下方向に湾曲す
るので、蓋と身を一層容易に結合することができる。
【0013】内部空間を複数に区切る仕切部を備え、同
形状のものを二個用いて一方を蓋とし、他方を身とした
場合、蓋の仕切部と身の仕切部が内部空間の上下方向を
仕切るよう、仕切部に所定の高さを備えると、複数の内
部空間を確実に仕切るので、振動や衝撃等の際に、仕切
られた内部空間の内容物が他の内部空間に移動すること
を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0015】本発明の実施の形態におけるトレーの第一
の例を図1〜図16により説明すると、第一の例のトレ
ー5は、底面6から湾曲しつつ上方に延在する周囲部7
を備えており、周囲部7は、直線状の側面が両側に並ん
で対峙する平行側面8と、平行側面8の両端を夫々結ぶ
水平断面が半円の曲形をなす半円側面9とから構成され
ている。
【0016】周囲部7には、水平面10,11を備えた
縁部12,13を形成しており、縁部12の内側には、
一方の平行側面8の中間位置14から他方の平行側面8
の中間位置14まで周囲部7の半周部分で延在し、且つ
頂部に上方水平面15を備えるよう上方に突出する上方
段部16を形成しており、又、縁部13の内側には、一
方の平行側面8の中間位置14から逆方向に他方の平行
側面8の中間位置14まで周囲部7の残りの半周部分で
延在し、且つ下部に下方水平面17を備えるよう上方段
部16の高さに略等しい高さで下方に凹む下方段部18
を形成している。
【0017】更に、上方段部16の外方側面19には上
方段部16の延在する周方向に沿って外方凸部20を、
下方段部18の内方側面21には下方段部18の延在す
る周方向に沿って内方凸部22を形成している。
【0018】上方段部16の外方凸部20には周方向に
沿って所定の間隔で点状の凹部23を、下方段部18の
内方凸部22には周方向に沿って所定の間隔で点状の凹
部24を夫々複数個(図1では上方段部16の外方凸部
20に五個、下方段部18の内方凸部22に四個)備え
ており、下方段部18の内方凸部22の両端には、端側
凹部25を形成している。
【0019】以下、本発明の実施の形態の第一の例の作
用を説明する。
【0020】トレー5を使用する際には、同形状のトレ
ー5を二個用いて、一方のトレー5を上下方向にひっく
り返して蓋とすると共に、他のトレー5を身として食
品、非食品等の内容物を入れ、蓋の上方段部16を身の
下方段部18に、蓋の下方段部18を身の上方段部16
に夫々位置合わせし、夫々嵌合するよう蓋を身に押し込
む。
【0021】このとき、蓋及び身の外方凸部20及び内
方凸部22は、弾性湾曲すると共に、外方凸部20の凹
部23及び内方凸部22の凹部24並びに端側凹部25
を支点として周方向及び径方向並びに上下方向に湾曲す
るので、蓋の上方段部16の外方凸部20は身の下方段
部18の内方凸部22を、蓋の下方段部18の内方凸部
22は身の上方段部16の外方凸部20を夫々乗り越え
て係合し、蓋の周囲部7は身の周囲部7に固く結合す
る。
【0022】蓋を身に押し込んだ後には、図12〜図1
6に示すごとく、蓋の上方段部16の上方水平面15は
身の下方段部18の下方水平面17に、蓋の下方段部1
8の下方水平面17は身の上方段部16の上方水平面1
5に夫々面接触し、蓋は身に載置される。なお、蓋の縁
部12,13の水平面10,11が身の縁部13,12
の水平面11,10と面接触してもよい。
【0023】一方、蓋を身から取り外す際には、蓋を身
から引っ張ることによって、蓋及び身の外方凸部20及
び内方凸部22が弾性湾曲すると共に、外方凸部20の
凹部23及び内方凸部22の凹部24並びに端側凹部2
5を支点として周方向及び径方向並びに上下方向に湾曲
するので、蓋の上方段部16の外方凸部20は身の下方
段部18の内方凸部22を、蓋の下方段部18の内方凸
部22は身の上方段部16の外方凸部20を夫々乗り越
えて、蓋は身から外れる。
【0024】このように、トレー5を使用する際には、
同形状のトレー5を二個用いて、一方のトレー5を上下
方向にひっくり返して蓋とし、他のトレー5を身とし、
上方段部16の外方凸部20と下方段部18の内方凸部
22の係合により蓋の周囲部7と身の周囲部7を固く結
合するので、トレーと蓋を予め別々に準備することなく
同形状の一種類のトレー5で使用可能となる。又、同形
状のトレー5を重ねると、上方段部16と上方段部1
6、下方段部18と下方段部18が互いに嵌合するの
で、トレー5を保管する際に、多くの保管場所を必要と
することなく一まとめに保管することができる。更に、
同形状の一種類のトレー5を保管すればよいので、トレ
ーと蓋の使用頻度が異なる場合においてもトレーと蓋の
使用割合の予測を不要にし、在庫管理の煩わしさをなく
すことができる。更に又、同形状の一種類のトレー5を
成型すればよいので成型用の金型は最少限でよく、金型
の投資を低減することができる。
【0025】上方段部16の外方凸部20に周方向に沿
って所定の間隔で凹部23を形成し、且つ下方段部18
の内方凸部22に周方向に沿って所定の間隔で凹部24
を形成すると、外方凸部20及び内方凸部22は、外方
凸部20の凹部23及び内方凸部22の凹部24を支点
としてトレー5の周方向及び径方向並びに上下方向に湾
曲し得るので、蓋と身を容易に結合することができる。
【0026】下方段部18の内方凸部22の両端に端側
凹部25を形成すると、外方凸部20及び内方凸部22
は、端側凹部25を支点としてトレー5の周方向及び径
方向並びに上下方向に湾曲するので、蓋と身を一層容易
に結合することができる。
【0027】本発明の実施の形態におけるトレーの第二
の例を図17〜図19により説明すると、第二の例のト
レー26は、第一の例のトレーに形成された外方凸部の
凹部及び内方凸部の凹部を変形すると共に、トレー26
の内部空間を仕切る仕切部27を備えたものである。
【0028】トレー26は、底面28から湾曲しつつ上
方に延在する周囲部29を備えており、周囲部29は、
直線状の側面が両側に並んで対峙する平行側面30と、
平行側面30の両端を夫々結ぶ水平断面が半円の曲形を
なす半円側面31とから構成されている。
【0029】周囲部29には、水平面32,33を備え
た縁部34,35を形成しており、縁部34の内側に
は、一方の平行側面30の中間位置36から他方の平行
側面30の中間位置36まで周囲部29の半周部分で延
在し、且つ頂部に上方水平面37を備えるよう上方に突
出する上方段部38を形成しており、又、縁部35の内
側には、一方の平行側面30の中間位置36から逆方向
に他方の平行側面30の中間位置36まで周囲部29の
残りの半周部分で延在し、且つ下部に下方水平面39を
備えるよう上方段部38の高さに略等しい高さで下方に
凹む下方段部40を形成している。
【0030】更に、上方段部38の外方側面41には上
方段部38の延在する周方向に沿って外方凸部42を、
下方段部40の内方側面43には下方段部40の延在す
る周方向に沿って内方凸部44を形成している。
【0031】下方段部40の内方凸部44には、中途位
置に周方向に沿う所定長さの凹部45を一箇所形成して
おり、下方段部40の内方凸部44の両端には、端側凹
部46を形成している。なお、上方段部38の外方凸部
42には凹部は形成されていない。
【0032】又、トレー26には、内部空間を二つに区
分するよう、周囲部29の平行側面30と略平行にトレ
ー26の中心を通り且つ両側の半円側面31を結ぶ仕切
部27を備えており、仕切部27は、図18に示すごと
く、中間位置47で段差を備えており、中間位置47よ
り上方段部38までの仕切部27は上方段部38と略等
しい高さを、中間位置47より下方段部40までの仕切
部27は下方段部40と略等しい高さを夫々備えてい
る。
【0033】以下、本発明の実施の形態の第二の例の作
用を説明する。
【0034】トレー26を使用する際には、同形状のト
レー26を二個用いて、一方のトレー26を上下方向に
ひっくり返して蓋とすると共に、他のトレー26を身と
して食品、非食品等の内容物を入れ、蓋の上方段部38
を身の下方段部40に、蓋の下方段部40を身の上方段
部38に夫々位置合わせし、夫々嵌合するよう蓋を身に
押し込む。
【0035】このとき、蓋及び身の外方凸部42及び内
方凸部44は、弾性湾曲すると共に、内方凸部44の凹
部45及び端側凹部46を支点として周方向及び径方向
並びに上下方向に湾曲するので、蓋の上方段部38の外
方凸部42は身の下方段部40の内方凸部44を、蓋の
下方段部40の内方凸部44は身の上方段部38の外方
凸部42を夫々乗り越えて係合し、蓋の周囲部29は身
の周囲部29に固く結合する。
【0036】蓋を身に押し込んだ後には、蓋の上方段部
38の上方水平面37は身の下方段部40の下方水平面
39に、蓋の下方段部40の下方水平面39は身の上方
段部38の上方水平面37に夫々面接触し、蓋は身に載
置される。なお、蓋の縁部34,35の水平面32,3
3が身の縁部35,34の水平面33,32と面接触し
てもよい。
【0037】又、蓋と身を結合した際には、蓋の仕切部
27と身の仕切部27は、図19に示すごとく、内部空
間の上下方向を仕切っている。
【0038】一方、蓋を身から取り外す際には、蓋を身
から引っ張ることによって、蓋及び身の外方凸部42及
び内方凸部44が弾性湾曲すると共に、内方凸部44の
凹部45及び端側凹部46を支点として周方向及び径方
向並びに上下方向に湾曲するので、蓋の上方段部38の
外方凸部42は身の下方段部40の内方凸部44を、蓋
の下方段部40の内方凸部44は身の上方段部38の外
方凸部42を夫々乗り越えて、蓋は身から外れる。
【0039】このように、トレー26を使用する際に
は、同形状のトレー26を二個用いて、一方のトレー2
6を上下方向にひっくり返して蓋とし、他のトレー26
を身とし、上方段部38の外方凸部42と下方段部40
の内方凸部44の係合により蓋の周囲部29と身の周囲
部29を固く結合するので、トレーと蓋を予め別々に準
備することなく同形状の一種類のトレー26で使用可能
となる。又、同形状のトレー26を重ねると、上方段部
38と上方段部38、下方段部40と下方段部40が互
いに嵌合するので、トレー26を保管する際に、多くの
保管場所を必要とすることなく一まとめに保管すること
ができる。更に、同形状の一種類のトレー26を保管す
ればよいので、トレーと蓋の使用頻度が異なる場合にお
いてもトレーと蓋の使用割合の予測を不要にし、在庫管
理の煩わしさをなくすことができる。更に又、同形状の
一種類のトレー26を成型すればよいので成型用の金型
は最少限でよく、金型の投資を低減することができる。
【0040】内方凸部44の中途位置にのみ周方向に沿
う所定長さの凹部45を形成すると、内方凸部44は、
内方凸部44の凹部45を支点としてトレー26の周方
向及び径方向並びに上下方向に湾曲し得るので、蓋と身
を容易に結合することができる。
【0041】下方段部40の内方凸部44の両端に端側
凹部46を形成すると、外方凸部42及び内方凸部44
は、端側凹部46を支点としてトレー26の周方向及び
径方向並びに上下方向に湾曲するので、蓋と身を一層容
易に結合することができる。
【0042】内部空間を複数に区切る仕切部27を備
え、同形状のものを二個用いて一方を蓋とし、他方を身
とした場合、蓋の仕切部27と身の仕切部27が内部空
間の上下方向を仕切るよう、仕切部27に所定の高さを
備えると、複数の内部空間を確実に仕切るので、振動や
衝撃等の際に、仕切られた内部空間の内容物が他の内部
空間に移動することを防止できる。
【0043】本発明の実施の形態におけるトレーの第三
の例を図20により説明すると、第三の例のトレー48
は、第二の例のトレーの仕切部の形状を変えたものもの
であって、図中、図17〜図19と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしている。
【0044】トレー48の仕切部49は、周囲部29の
平行側面30と略平行にトレー48の中心を通り且つ両
側の半円側面31を結ぶ中央仕切部50と、水平断面で
二つの三角形の内部空間を形成するよう、中央仕切部5
0の中間位置51近傍より上方段部38まで、及び中央
仕切部50の中間位置51近傍より下方段部40までの
二つの側方仕切部52とからなっている。
【0045】中央仕切部50は、トレー48の中間位置
51で段差を備えて、中間位置51より上方段部38ま
での中央仕切部50は上方段部38と略等しい高さに、
中間位置51より下方段部40までの側方仕切部52は
下方段部40と略等しい高さに夫々形成されており、中
間位置51より上方段部38側の側方仕切部52は上方
段部38と略等しい高さを、下方段部40側の側方仕切
部52は下方段部40と略等しい高さに夫々備えられて
いる。
【0046】本発明の実施の形態の第三の例の作用を説
明すると、中央仕切部50と側方仕切部52によりトレ
ー48の内部空間を四つに区分けしており、同形状のも
のを二個用いて一方を蓋とし、他方を身とした場合、蓋
の仕切部49と身の仕切部49が内部空間の上下方向を
仕切るよう、仕切部49に所定の高さを備えると、複数
の内部空間を確実に仕切るので、振動や衝撃等の際に、
仕切られた内部空間の内容物が他の内部空間に移動する
ことを防止できる。
【0047】又、本発明の実施の形態の第三の例の作用
は、第二の例と同様な作用を得ることができる。
【0048】なお、本発明のトレーは、プラスチック等
の弾性湾曲する材質ならばどのような材質でもよいこ
と、仕切部の形状は上記の例に限定されるものではなく
他の形状でもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明のトレーによれば、下記のごと
き、種々の優れた効果を奏し得る。
【0050】I)トレーを使用する際には、同形状のト
レーを二個用いて、一方のトレーを上下方向にひっくり
返して蓋とし、他のトレーを身とし、上方段部の外方凸
部と下方段部の内方凸部の係合により蓋の周囲部と身の
周囲部を固く結合するので、トレーと蓋を予め別々に準
備することなく同形状の一種類のトレーで使用可能とな
る。又、同形状のトレーを重ねると、上方段部と上方段
部、下方段部と下方段部が互いに嵌合するので、トレー
を保管する際に、多くの保管場所を必要とすることなく
一まとめに保管することができる。更に、同形状の一種
類のトレーを保管すればよいので、トレーと蓋の使用頻
度が異なる場合においてもトレーと蓋の使用割合の予測
を不要にし、在庫管理の煩わしさをなくすことができ
る。更に又、同形状の一種類のトレーを成型すればよい
ので成型用の金型は最少限でよく、金型の投資を低減す
ることができる。
【0051】II)上方段部の外方凸部に周方向に沿っ
て所定の間隔で凹部を形成し、且つ下方段部の内方凸部
に周方向に沿って所定の間隔で凹部を形成すると、外方
凸部及び内方凸部は、外方凸部の凹部及び内方凸部の凹
部を支点としてトレーの周方向及び径方向並びに上下方
向に湾曲し得るので、蓋と身を容易に結合することがで
きる。
【0052】III)内方凸部の中途位置にのみ周方向
に沿う所定長さの凹部を形成すると、内方凸部は、内方
凸部の凹部を支点としてトレーの周方向及び径方向並び
に上下方向に湾曲し得るので、蓋と身を極めて簡単な形
状で容易に結合することができる。
【0053】IV)下方段部の内方凸部の両端に端側凹
部を形成すると、外方凸部及び内方凸部は、端側凹部を
支点としてトレーの周方向及び径方向並びに上下方向に
湾曲するので、蓋と身を一層容易に結合することができ
る。
【0054】V)内部空間を複数に区切る仕切部を備
え、同形状のものを二個用いて一方を蓋とし、他方を身
とした場合、蓋の仕切部と身の仕切部が内部空間の上下
方向を仕切るよう、仕切部に所定の高さを備えると、複
数の内部空間を確実に仕切るので、振動や衝撃等の際
に、仕切られた内部空間の内容物が他の内部空間に移動
することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレーの実施の形態の第一の例を示す
平面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向の矢視図である。
【図4】図1のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】図1のV−V方向の矢視図である。
【図6】図1のVI−VI方向の矢視図である。
【図7】図1のVII−VII方向の矢視図である。
【図8】図1のVIII−VIII方向の矢視図であ
る。
【図9】図1のIX−IX方向の矢視図である。
【図10】蓋となったトレーを他のトレーに取り付けた
状態を示す側面図である。
【図11】蓋となったトレーを他のトレーに取り付けた
状態を示す縦断側面図である。
【図12】蓋の上方段部と身の下方段部とを締結した状
態を示す縦断側面図である。
【図13】蓋の下方段部と身の上方段部とを締結した状
態を示す縦断側面図である。
【図14】身の下方段部の端側凹部における、蓋の上方
段部と身の下方段部とを締結した状態を示す縦断側面図
である。
【図15】身の内方凸部に凹部を備えた部分における、
蓋の下方段部と身の下方段部とを締結した状態を示す縦
断側面図である。
【図16】身の外方凸部に凹部を備えた部分における、
蓋の下方段部と身の上方段部とを締結した状態を示す縦
断側面図である。
【図17】本発明のトレーの実施の形態の第二の例を示
す平面図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII方向の矢視
図である。
【図19】第二の例において蓋を身に取り付けた状態を
示す縦断側面図である。
【図20】本発明のトレーの実施の形態の第三の例を示
す平面図である。
【図21】従来のトレーの例を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 トレー 7 周囲部 16 上方段部 18 下方段部 19 外方側面 20 外方凸部 21 内方側面 22 内方凸部 23 凹部 24 凹部 25 端側凹部 26 トレー 27 仕切部 29 周囲部 38 上方段部 40 下方段部 41 外方側面 42 外方凸部 43 内方側面 44 内方凸部 45 凹部 46 端側凹部 47 中間位置 48 トレー 49 仕切部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲部に半周部分で延在し且つ上方に突
    出して形成された上方段部と、周囲部の残りの半周部分
    で延在し且つ下方に凹んで形成された下方段部と、前記
    上方段部の外方側面に周方向に沿って形成された外方凸
    部と、前記下方段部の内方側面に周方向に沿って形成さ
    れた内方凸部とを備えるトレーであって、同形状のもの
    を二個用いて一方を蓋とし、他方を身とした場合、蓋の
    上方段部を身の下方段部に、蓋の下方段部を身の上方段
    部に夫々嵌合して、個々の上方段部の外方凸部と下方段
    部の内方凸部の係合により蓋の周囲部と身の周囲部を固
    く結合し、且つ同形状のものを重ねた場合、上方段部と
    上方段部、下方段部と下方段部が互いに嵌合することを
    特徴とするトレー。
  2. 【請求項2】 上方段部の外方凸部に周方向に沿って所
    定の間隔で凹部を形成し、且つ下方段部の内方凸部に周
    方向に沿って所定の間隔で凹部を形成した請求項1に記
    載のトレー。
  3. 【請求項3】 内方凸部の中途位置にのみ周方向に沿う
    所定長さの凹部を形成した請求項1に記載のトレー。
  4. 【請求項4】 下方段部の内方凸部の両端に端側凹部を
    形成した請求項1、2又は3に記載のトレー。
  5. 【請求項5】 内部空間を複数に区切る仕切部を備え、
    同形状のものを二個用いて一方を蓋とし、他方を身とし
    た場合、蓋の仕切部と身の仕切部が内部空間の上下方向
    を仕切るよう、仕切部に所定の高さを備えた請求項1、
    2、3又は4に記載のトレー。
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