JP2001001650A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2001001650A
JP2001001650A JP11178954A JP17895499A JP2001001650A JP 2001001650 A JP2001001650 A JP 2001001650A JP 11178954 A JP11178954 A JP 11178954A JP 17895499 A JP17895499 A JP 17895499A JP 2001001650 A JP2001001650 A JP 2001001650A
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Motohiro Mizumachi
元弘 水町
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材とその上に設けられた熱転写性画像保護
層とからなる画像保護フィルムの当該画像保護層を、印
画紙の画像形成領域に熱転写した際に、画像保護層が転
写された印画紙の画像形成領域と転写されていない非画
像形成領域との間で白色度のズレを抑制して外観上の相
違が生じないようにする。 【解決手段】 基材とその上に設けられた熱転写性画像
保護層とからなる画像保護フィルムの当該画像保護層
を、印画紙の画像形成領域に熱転写することを含む画像
形成方法において、印画紙として白色度が90以上のも
のを使用し、且つ画像保護フィルムの画像保護層を印画
紙の画像形成領域に転写する際に、画像保護層が転写さ
れた印画紙の画像形成領域と非画像形成領域との間の白
色についての色差(ΔE)が2以下となるように行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材とその上に設
けられた熱転写性画像保護層とからなる画像保護フィル
ムの当該画像保護層を、印画紙の画像形成領域に熱転写
することを含む画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印画紙に形成された画像、特
に昇華性あるいは熱拡散性染料を使用した昇華型熱転写
方式により形成された画像に対し、その画像の保護のた
めに透明フィルムをラミネートすることが行われてい
る。
【0003】このような透明フィルムのラミネート方法
についても種々の方法が知られており、例えば透明フィ
ルムを熱ローラーを用いて画像面に熱圧着するものや、
常温で粘着剤を用いて接着させるものが知られている。
あるいは、基材フィルム上に熱可塑性樹脂からなる画像
保護層を設けた熱転写型画像保護フィルムを用意し、こ
の転写型画像保護フィルムを被保護画像上に熱転写する
ことにより画像上に画像保護層を形成する方法も知られ
ている(特開昭60−204397号公報、特開昭59
−85793号公報、特開昭59−76298号公
報)。このような転写型画像保護フィルムによると、そ
の画像保護層のうち熱転写時に加熱された部分のみを被
保護画像上にラミネートすることが可能となる。また、
熱転写ヘッドを使用したプリンター内部で、画像形成に
連続してセルフラミネートすることも可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱転写ヘッ
ドを使用したプリンターにおいて上述のような熱転写型
画像保護フィルムの熱転写を行った場合、加熱された部
分の画像保護層のみが転写されるため、印画紙上には画
像保護層が転写された領域と画像保護層の転写されてい
ない領域とが形成されることになる。
【0005】しかしながら、画像保護層が転写された領
域と転写されていない領域との間で白色度のズレにより
外観上の相違が生ずることがある。特に画像保護層が転
写された部分の画像が白色に近ければ近いほど外観上の
相違が顕著に現れる。また、画像保護フィルムの画像保
護層中に紫外線吸収剤を含有させ、印画紙の受像層中に
蛍光増白剤などの白色度調整剤を添加している場合にも
顕著に現れる。この場合、画像保護層が転写された部分
では蛍光増白剤の効果が極端に薄れるため、余白部分の
白色と対比した場合に、あたかも白色が黄色味を帯びた
かのような印象を与えてしまう。このように、本来は印
画紙の地の色によって、画像中でも余白部分でも外観上
同じ白色を表現しているにも関わらず、画像保護層を転
写することによって、画像保護層下の白色が変化してし
まい同様の白色度を再現できないのである。
【0006】本発明は、以上のような従来の技術の課題
を解決しようとするものであり、基材とその上に設けら
れた熱転写性画像保護層とからなる画像保護フィルムの
当該画像保護層を、印画紙の画像形成領域に熱転写した
際に、画像保護層が転写された印画紙の画像形成領域と
転写されていない非画像形成領域との間で白色度のズレ
を抑制して外観上の相違が生じないようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、印画紙とし
て所定の白色度以上のものを使用し、且つ画像保護層が
転写された印画紙の画像形成領域と非画像形成領域との
間の白色についての色差(ΔE)が所定の数値を超えな
いようにすることにより本発明の目的が達成できること
を見出し、本発明を完成させるに到った。
【0008】即ち、本発明は、基材とその上に設けられ
た熱転写性画像保護層とからなる画像保護フィルムの当
該画像保護層を、印画紙の画像形成領域に熱転写するこ
とを含む画像形成方法において、印画紙として白色度が
90以上のものを使用し、且つ画像保護フィルムの画像
保護層を印画紙の画像形成領域に転写する際に、画像保
護層が転写された印画紙の画像形成領域と非画像形成領
域との間の白色についての色差(ΔE)が2以下となる
ように行うことを特徴とする画像形成方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明は、基材とその上に設けられた熱転
写性画像保護層とからなる画像保護フィルムの当該画像
保護層を、印画紙の画像形成領域に熱転写することを含
む画像形成方法である。
【0011】本発明においては、印画紙としてベルガー
法に基づく白色度が90以上、好ましくは93以上のも
のを使用する。90未満のものを使用すると、印画紙全
体が黄色に染まって感じられるので好ましくない。
【0012】ここで、白色度は公知の分光光度計や白色
度計等により測定することができる。その数値が大きく
なればなるほど可視領域の光の反射が多くなる。
【0013】印画紙の白色度を90以上に設定するに
は、印画紙の受像層に白色度調整剤(例えば、白色顔料
(酸化チタンなど)や蛍光増白剤等)を添加することが
好ましい。
【0014】また、本発明においては、画像保護フィル
ムの画像保護層を印画紙の画像形成領域に熱転写する際
に、画像保護層が転写された印画紙の画像形成領域と非
画像形成領域との間のL***表色系における白色に
ついての色差(ΔE)が2以下、好ましくは1.5以下
となるように行う。白色についての色差(ΔE)が2を
超えると、画像保護層が転写された印画紙の画像形成領
域と非画像形成領域との間の外観上の相違が顕著とな
る。
【0015】色差を2以下に調整する手法としては、印
画紙の白色度との関係も重要であるが、画像保護層に白
色度調整剤(例えば、白色顔料(酸化チタンなど)や蛍
光増白剤等)を適宜添加することが好ましく挙げられ
る。
【0016】なお、印画紙に形成された画像の耐久性を
向上させるためには、画像保護層に紫外線吸収剤を添加
することが好ましい。しかし、画像保護層に単純に紫外
線吸収剤を添加すると、画像保護層が転写された印画紙
の画像形成領域の白色度が低下して非画像形成領域との
間で外観上の相違が生じることが予想される。
【0017】従って、本発明においては、画像保護フィ
ルムとして、画像保護層が基材側から白色度調整剤をバ
インダーに分散させた白色度調整剤含有層及び紫外線吸
収剤をバインダーに分散させた紫外線吸収剤含有層の2
層構造を有するものを使用することが好ましい。このよ
うな画像保護フィルムを使用して、その画像保護層を印
画紙の画像形成領域に熱転写すると、印画紙側に紫外線
吸収剤含有層が位置し、外側に白色度調整剤含有層が位
置することになる。従って、紫外線吸収剤の影響をキャ
ンセルすることができ、画像保護層が転写された印画紙
の画像形成領域と非画像形成領域との間の外観上の相違
が生じることを効果的に抑制することができる。
【0018】更に、本発明を図面に基づいて詳細に説明
する。なお各図において、同一符号は同一又は同等の構
成要素を表している。
【0019】図1は本発明で使用する画像保護フィルム
の一態様を示した平面図(同図(a))及び断面図(同
図(b))である。同図の画像保護フィルムは、裏面に
バックコート層3を有する基材フィルム2上に熱転写性
画像保護層1が積層された構造を有する。この熱転写性
画像保護層1は、熱転写により基材フィルム1から剥離
して印画紙に転写する。
【0020】熱転写性画像保護層1としては、透明性、
耐摩耗性、耐光性、耐候性等の諸堅牢性に優れた樹脂、
例えばアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂等から形成することが
できる。画像保護層1の層構成は、単層でもよく2層以
上の多層であってもよい。
【0021】画像保護層1には、必要に応じて白色度調
整剤や紫外線吸収剤などを配合してもよい。画像保護層
1が例えば2層構造の場合には、一方に白色度調整剤を
含有させ、他方に紫外線吸収剤を含有させてもよい。
【0022】なお、本発明で使用する画像保護フィルム
は、インクリボンに組み込んでそのの一部として実現す
ることもできる。これにより、インクリボンを用いてプ
リンターで熱転写記録を行う場合に、その画像形成に使
用した当該プリンターのサーマルヘッドにより熱転写性
画像保護層を印画紙の画像上に熱転写することが可能と
なる。
【0023】図2は、画像保護フィルムが組み込まれた
インクリボンの平面図(同図(a))及び断面図(同図
(b))である。同図のインクリボンは、裏面にバック
コート層3を有する基材フィルム2上にイエローY、マ
ゼンタM、シアンCの各色のインク層4及びセンサーマ
ーク5を面順次に形成し、これらと同一面上に熱転写性
画像保護層1を形成したものである。
【0024】インク層4は、必要に応じて昇華型熱転写
記録用あるいは熱溶融型熱転写記録用のいずれにも形成
することができ、それぞれ公知のインクリボンのインク
層と同様に構成することができる。
【0025】例えば、昇華型熱転写記録用のインク層と
する場合、このインク層4は、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース
系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセトアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リスチレン等のビニル系樹脂、その他各種ウレタン樹脂
等に昇華性あるいは熱拡散性染料を分散させたものから
構成することができる。
【0026】なお、図2においては、インク層4として
イエローY、マゼンタM、シアンCの各色のインク層を
面順次に形成した例を示したが、さらにブラック等のイ
ンク層を形成しても良く、任意の単一色のみのインク層
を形成しても良い。
【0027】また、昇華型熱転写記録を行う場合に、被
転写体に染料受容層が形成されていなくても良好に画像
を形成できるように、画像の転写に先立ってインクリボ
ンから被転写体に染料受容層を転写する場合があるが、
このような染料受容層の転写のためにインクリボンのイ
ンク層と同一面側に熱転写性の染料受容層を形成しても
良い。このような染料受容層は、ポリエステル系樹脂、
セルロース−エステル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の染着性の良い熱可塑性樹
脂から形成することができる。
【0028】なお、本発明の画像形成方法を適用できる
印画紙としては、白色度が90以上とする以外の構成
は、従来の昇華型熱転写用印画紙と同様の構成のものを
使用することができる(例えば、特開平8−90937
号公報参照)。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例により具体的
に説明する。
【0030】実施例1 厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東
レ社製、商品名:ルミラー)の片面に表1の組成のバッ
クコート塗工液をコイルバーにより塗布・乾燥させ、厚
さ0.5μmのバックコート層を形成した。
【0031】
【表1】 成分 (バックコート塗工液) 重量部 ポリビニルアセタール樹脂 10 (積水化学工業社製、KS−1) リン酸エステル系界面活性剤 3 (第一工業製薬社製、プライサーフA208S) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200
【0032】次に、表2の組成によるイエローインク、
マゼンタインク、シアンインクの各塗料を先のバックコ
ート層を塗布したポリエチレンテレフタレートフィルム
の他面に対して面順次にコイルバーを用いて塗布・乾燥
し、各色のインク層の厚みが1μmの3色がセットにな
ったインクリボンを作製した。
【0033】なお、マゼンタインク塗料については、表
2のイエロー染料に代えて、C.I.Disperes
e Red 60を用いた他は同じ組成とした。また、
シアンインク塗料については、表2のイエロー染料に代
えて、C.I.Solvent Blue 63を用い
た他は同じ組成とした。
【0034】
【表2】 成分 (イエローインク塗料) 重量部 キノフタロン系イエロー染料 5 ポリビニルブチラール樹脂 5 (積水化学工業社製、エスレックBX−1) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100
【0035】次いで、上記で作製したインクリボンのイ
エロー、マゼンタ、シアンのインク層に面順次に続くイ
ンク層が形成されていない部分に、表3の組成による画
像保護層用塗料1を乾燥後の塗布厚が1.5μmになる
ように塗布・乾燥し、更に画像保護層用塗料2をその上
に塗布厚が1.5μmになるように積層した。
【0036】
【表3】 成分 重量部 (画像保護層用塗料1) ポリメチルメタクリレート樹脂 20 蛍光増白剤 0.04 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、ユビテックスOB) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200 (画像保護層用塗料2) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20 紫外線吸収剤 0.5 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、Tinuvin 384) 紫外線吸収剤 0.5 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、Tinuvin 400) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200
【0037】更に、被転写体となる印画紙として、厚さ
150μmのポリプロピレンフィルム(王子油化社製、
PFG#150)上に、表4の受容層用塗料をコイルバ
ーにより塗布した後に乾燥し、さらに50℃にて2日間
放置した。これにより厚さ5μmの白色度の高い受容層
を備えた印画紙を作製した。
【0038】
【表4】 成分 (受容層用塗料) 重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20 シリコーンオイル 0.8 (東レダウコーニングシリコーン社製、SF8427) ポリイソシアネート 0.6 (日本ポリウレタン工業社製、コロネートHL) 蛍光増白剤 0.04 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、ユビテックスOB)
【0039】以上のように作製したインクリボンと印画
紙とを重ね合わせて、顔写真を色分解して得た画像デー
タによりプリンタのサーマルヘッドにて段階的な熱エネ
ルギーを付与し、濃淡のあるフルカラー画像を印画紙の
受容層上に形成した。
【0040】次に、作製された画像上にインク層に続く
画像保護層を重ね合わせ、サーマルヘッドにて一定の熱
エネルギーによる画像上へ画像保護層の熱転写を行っ
た。
【0041】得られた印画物の画像保護層転写領域と印
画紙の余白部分とについて白色度と色相を比較した。ま
た、併せて自然光環境において、それぞれの印画物がど
のように見えるかについて観察した。
【0042】なお、白色度と色相の測定には、GRAT
AG社製SMP100−IIを使用し、白色度の表示には
ベルガー法、色相の表示にはL***表色系をそれぞ
れ使用した。得られた結果については、表10に示す。
【0043】実施例2 実施例1と同様に、バックコート層の塗布されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、イエロー・マゼン
タ・シアンの各インク層を準備し、それに続くインク層
が形成されていない部分に、まず表5の組成による下塗
り用塗料を乾燥後の厚さが1μmになるように塗布し、
次いで画像保護層用塗料3及び4を乾燥後の塗布厚が
1.5μmになるように、それぞれ順番に塗布・乾燥す
ることで保護層を積層した。
【0044】その後に、表5の受容層用塗料2を使用し
て、実施例1と同様にして印画紙を作製し、同様に印画
紙への画像形成と画像保護層の転写を行った。得られた
印画物の画像保護層転写領域と印画紙の余白部分とにつ
いて実施例1と同様に白色度と色相を比較した。また、
併せて自然光環境において、それぞれの印画物がどのよ
うに見えるかについて観察した。得られた結果を表10
に示す。
【0045】
【表5】 成分 重量部 (下塗り用塗料)ホ゜リヒ゛ニルアルコール 樹脂(日本合成化学社製、NM-11) 10 蛍光増白剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、ユヒ゛テックスOB) 0.01 水 100 (画像保護層用塗料3)アクリロニトリル -スチレン共重合体(旭化成工業社製、100) 20 蛍光増白剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、ユヒ゛テックスOB) 0.06 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200 (画像保護層用塗料4) セルロース系樹脂(イーストマンケミカル社製、CAB551-0.01) 20 シリコンフィラー(信越化学社製、KMP590) 1 紫外線吸収剤(シプロ化成社製、Seesorb 703) 1 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (受容層用塗料2) セルロース系樹脂(イーストマンケミカル社製、CAB551-0.2) 20 シリコーンオイル(東レタ゛ウコーニンク゛シリコーン社製、SF8427) 0.8 ポリイソシアネート(日本ホ゜リウレタン工業社製、コロネートHL) 0.6 蛍光増白剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、ユヒ゛テックスOB) 0.06
【0046】実施例3 実施例1と同様に、バックコート層の塗布されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、イエロー・マゼン
タ・シアンの各インク層を準備し、それに続くインク層
が形成されていない部分に、まず表6の組成による下塗
り用塗料2を乾燥後の厚さが1μmになるように塗布
し、次いで画像保護層用塗料5及び6を乾燥後の塗布厚
が1.5μmになるように、それぞれ順番に塗布・乾燥
することで保護層を積層した。
【0047】その後に、表6の受容層用塗料3を使用し
て、実施例1と同様にして印画紙を作製し、同様に印画
紙への画像形成と保護層転写を行った。得られた印画物
の画像保護層転写領域と印画紙の余白部分とについて実
施例1と同様に白色度と色相を比較した。また、併せて
自然光環境において、それぞれの印画物がどのように見
えるかについて観察した。得られた結果を表10に示
す。
【0048】
【表6】 成分 重量部 (下塗り用塗料2) ポリビニルアセタール樹脂(積水化学工業社製、KS−1) 10 蛍光増白剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、ユヒ゛テックスOB) 0.01 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (画像保護層用塗料5) ポリスチレン樹脂(電気化学工業社製、100) 20 蛍光増白剤(日本曹達社製、ケイコールC) 0.2 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200 (画像保護層用塗料6) ポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バイロン600) 20 無機フィラー(日本シリカ工業社製、ニッフ゜シールE200) 1 紫外線吸収剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、Tinuvin 900) 1 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (受容層用塗料3) ポリエステル樹脂(東洋紡績社製、バイロン200) 20 蛍光増白剤(日本曹達社製、ケイコールC) 0.2 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100
【0049】実施例4 実施例1と同様に、バックコート層の塗布されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、イエロー・マゼン
タ・シアンの各インク層を準備し、それに続くインク層
が形成されていない部分に、まず表7の組成による下塗
り用塗料3を乾燥後の厚さが1μmになるように塗布
し、次いで画像保護層用塗料7及び8を乾燥後の塗布厚
が1.5μmになるように、それぞれ順番に塗布・乾燥
することで保護層を積層した。
【0050】その後に、表7の受容層用塗料4を使用し
て、実施例1と同様にして印画紙を作製し、同様に印画
紙への画像形成と画像保護層転写を行った。得られた印
画物の画像保護層転写領域と印画紙の余白部分とについ
て実施例1と同様に白色度と色相を比較した。また、併
せて自然光環境において、それぞれの印画物がどのよう
に見えるかについて観察した。得られた結果を表10に
示す。
【0051】
【表7】 成分 重量部 (下塗り用塗料3) ポリエステル樹脂(ユニチカ社製、UE3600) 10 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (画像保護層用塗料7) ポリビニルアルコール樹脂(日本合成化学社製、KH−20) 10 無機フィラー(日本シリカ工業社製、ニップシールE220A) 1 溶剤(水/IPA=1/1) 200 (画像保護層用塗料8) セルロース系樹脂(イーストマンケミカル社製、CAB551-0.01) 20 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (受容層用塗料4) セルロース系樹脂 (イーストマンケミカル社製、CAB551-0.01) 20 蛍光増白剤(チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製、ユヒ゛テックスOB) 0.02 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100
【0052】比較例1 実施例1と同様に、バックコート層の塗布されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、イエロー・マゼン
タ・シアンの各インク層を準備し、それに続くインク層
が形成されていない部分に、表8の組成による画像保護
層用塗料9を乾燥後の塗布厚が1.5μmになるように
塗布・乾燥し、更に画像保護層用塗料10をその上に塗
布厚が1μmになるように積層した。
【0053】その後に、実施例1と同様の受容層用塗料
を使用して、実施例1と同様の印画紙を作製し、同様に
印画紙への画像形成と画像保護層転写を行った。得られ
た印画物の画像保護層転写領域と印画紙の余白部分とに
ついて実施例1と同様に白色度と色相を比較した。ま
た、併せて自然光環境において、それぞれの印画物がど
のように見えるかについて観察した。得られた結果を表
10に示す。
【0054】
【表8】 成分 重量部 (画像保護層用塗料9) ポリメチルメタクリレート樹脂 20 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (画像保護層用塗料10) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20 紫外線吸収剤 0.5 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、Tinuvin 384) 紫外線吸収剤 0.5 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、Tinuvin 400) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 200
【0055】比較例2 実施例1と同様に、バックコート層の塗布されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、イエロー・マゼン
タ・シアンの各インク層を準備し、それに続くインク層
が形成されていない部分に、まず表9の組成による下塗
り用塗料4を乾燥後の厚さが1μmになるように塗布
し、次いで画像保護層用塗料11及び12を乾燥後の塗
布厚が1μmになるように、それぞれ順番に塗布・乾燥
することで保護層を積層した。
【0056】その後に、表9の受容層用塗料5を使用し
て、実施例1と同様にして印画紙を作製し、同様に印画
紙への画像形成と画像保護層転写を行った。得られた印
画物の画像保護層転写領域と印画紙の余白部分とについ
て実施例1と同様に白色度と色相を比較した。また、併
せて自然光環境において、それぞれの印画物がどのよう
に見えるかについて観察した。得られた結果を表10に
示す。
【0057】
【表9】 成分 重量部 (下塗り用塗料4) ポリエステル樹脂 10 (ユニチカ社製、UE3600) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (画像保護層用塗料11) セルロース系樹脂 20 (イーストマンケミカル社製、CAB551−0.01) 蛍光増白剤 0.06 (チバスペシャリティーケミカルズ社製、ユビテックスOB) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (画像保護層用塗料12) セルロース系樹脂 20 (イーストマンケミカル社製、CAB551−0.01) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100 (受容層用塗料5) セルロース系樹脂 20 (イーストマンケミカル社製、CAB551−0.01) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 100
【0058】
【表10】 保護層部と余白部 印画紙の白色度 自然光下での外観 との色差(ΔE) (ベルガー法) 実施例1 1.0 100 全体に均一な白色 実施例2 1.8 109 ほぼ全体に均一な白色 実施例3 1.3 100 全体に均一な白色 実施例4 0.5 94 全体に均一な白色 比較例1 2.4 100 保護層部が黄ばんで見える 比較例2 3.4 87 余白部が黄色く感じる
【0059】表10から、印画紙の白色度が90以上で
あり、且つ印画紙の画像保護層の転写領域と余白部(非
画像転写領域)との間の色差が2以下の時に、違和感の
ない良好な印画物を得られることがわかる。
【0060】
【発明の効果】本発明の画像形成方法によれば、基材と
その上に設けられた熱転写性画像保護層とからなる画像
保護フィルムの当該画像保護層を、印画紙の画像形成領
域に熱転写した際に、画像保護層が転写された印画紙の
画像形成領域と転写されていない非画像形成領域との間
で白色度のズレを抑制して外観上の相違が生じないよう
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する転写型画像保護フィルムの平
面図(同図(a))及び断面図(同図(b))である。
【図2】本発明に使用する転写型画像保護フィルムをイ
ンクリボン内添型として形成した場合の平面図(同図
(a))及び断面図(同図(b))である。
【符号の説明】
1…熱転写性画像保護層、 2…基材フィルム、 3…
バックコート層、 4…インク層、 5…センサーマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材とその上に設けられた熱転写性画像
    保護層とからなる画像保護フィルムの当該画像保護層
    を、印画紙の画像形成領域に熱転写することを含む画像
    形成方法において、印画紙として白色度が90以上のも
    のを使用し、且つ画像保護フィルムの画像保護層を印画
    紙の画像形成領域に転写する際に、画像保護層が転写さ
    れた印画紙の画像形成領域と非画像形成領域との間の白
    色についての色差(ΔE)が2以下となるように行うこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 画像保護フィルムとして、画像保護層が
    基材側から白色度調整剤含有層及び紫外線吸収剤含有層
    の2層構造を有するものを使用する請求項1記載の画像
    形成方法。
  3. 【請求項3】 白色度調整剤が蛍光増白剤である請求項
    2記載の画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075497A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート及び印画物
JP2014124865A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Dainippon Printing Co Ltd 転写箔

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