JP2001001296A - 仮りとじ本を断裁するための装置 - Google Patents

仮りとじ本を断裁するための装置

Info

Publication number
JP2001001296A
JP2001001296A JP2000145010A JP2000145010A JP2001001296A JP 2001001296 A JP2001001296 A JP 2001001296A JP 2000145010 A JP2000145010 A JP 2000145010A JP 2000145010 A JP2000145010 A JP 2000145010A JP 2001001296 A JP2001001296 A JP 2001001296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
suction
cutting device
book
fold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000145010A
Other languages
English (en)
Inventor
A Kurtz Heinz
ハインツ・アー・クルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Grapha Holding AG
Original Assignee
Grapha Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Grapha Holding AG filed Critical Grapha Holding AG
Publication of JP2001001296A publication Critical patent/JP2001001296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C5/00Preparing the edges or backs of leaves or signatures for binding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C11/00Casing-in
    • B42C11/02Machines or equipment for casing-in or applying covers to pamphlets, magazines, pads, or other paper-covered booklets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/04Processes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/202With product handling means
    • Y10T83/2066By fluid current
    • Y10T83/207By suction means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/929Tool or tool with support

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックを表紙掛けしているカバーが突出し
ている或いは引揃えらた折返しを備えている仮りとじ本
をその小口の断裁面に沿って断裁するための方法および
装置を提供すること 【解決手段】 断裁を行う以前に、折返しを断裁面から
膨らませることにより引戻す。この方法を行うために、
装置が折返し縁部を断裁面から膨らみ25,26を形成
し、引戻すために断裁される仮りとじ本2の領域内に少
なくとも一つの吸引部材15,16を備えている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロックを表紙掛
けしていカバーが突出している或いは引揃えらた折返し
を備えている仮りとじ本をその小口の断裁面に沿って断
裁するための方法に関する。
【0002】更に、本発明はブロックを表紙掛けしてい
るカバーが突出している或いは引揃えらた折返しを備え
ている仮りとじ本をその小口の断裁面に沿って仮りとじ
本を断裁するための装置、特に標準三刃断裁機に関す
る。
【0003】
【従来の技術】仮りとじ本のカバーはしばしば折込まれ
た折返しを有しており、これらの折返しはブロック(一
冊分の用紙)の幅の(Blockbreite) の一部分に過ぎなか
ったり、或いは完全にエッジ(縁部)にまで達してい
る。
【0004】これらのカバーの縁部(エッジ)は、ブロ
ックに対して反り返っていたり、引揃えられていたり或
いはブロックから突出している。反り返ったまま表紙掛
けされた折返しは普通の仮りとじ本のようにブロックが
カバー内にカバー掛けされ、天・地および小口と断裁す
ることが可能であるが、従来この断裁は引揃えらた或い
は突出した折返しにあっては不可能であった。小口の断
裁はブロックをまとめた後接着製本機中で行い、その後
始めて表紙掛けが接着製本機をあらためて通過させる間
に行われ、引続き天と地の断裁を行はなければならなか
つた。従来このような作業は付加的な作業工程とこれに
伴い多額の経費の支出を余儀なくされてきた。
【0005】引揃えらた或いは僅かではあるが後方へと
突出させなければならないようなカバーにあったも全く
日常茶飯事な生産変動により、折込まれた折返し全体が
或いは一部が切られてしまうと言う危険が再三生じてい
る。
【0006】背側で或いは四方のカバー側面で接着され
ているか或いはルーズに折返されている保護カバーを備
えている仮りとじ本にあっても、同様な問題が生じる。
このような仮りとじ本タイプ、即ち“英国仮りとじ本
(englische Broschuere) ”、に関しては、ヨーロッパ
特許第0 754 566号明細書から、ブロックが平
坦な横置きの状態で小口断裁が行われる特別な断裁機に
より、カバー側面を上方へと、そして下方へと反転さ
せ、引続きブロックを断裁台上に置き、上方からプレス
し、断裁する方法と装置が知られている。
【0007】カバー板は反転されることにより小口断裁
ナイフから遠ざけられる。カバーの開き、移送、整向、
プレスおよび断裁装置を備えており、かつ折返しを閉じ
ることのできる断裁装置は非常に経費を要する。
【0008】一般には仮りとじ本のあるパーセンテージ
のみがこの様式で生産できるに過ぎないので、この経費
を要する装置は時折利用されるに過ぎず、不経済であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、公知の製造方法よりも生産性に富む、ブロック
(一冊分の用紙)を表紙掛けしているカバーから突出し
ている或いは引揃えらた折返しを備えている仮りとじ本
を、その小口の断裁面に沿って断裁するための方法、お
よびこの方法を実施するための断裁装置、特に市販の三
刃断裁機において、突出している或いは引揃えられて折
込まれている折返しを備えている仮りとじ本の表紙掛け
を行った後の小口縁部の断裁を、通常は避けることので
きない生産変動が生じるにもかかわらず、仮りとじ本の
小口の折返しが、断裁されないように、或いは損傷しな
いように、行うことを可能にする断裁装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題は方法に関する
課題にあって、断裁する以前に、折返しを断裁面から膨
らませることにより引戻すことによって解決される。
【0011】本発明による方法により、カバーは断裁工
程の際短時間に、危険のないブロックの断裁が行われる
よう断裁領域から脱出させられる。断裁片が大きくなれ
ばなるほど、カバーは滑動して元の位置に戻った後、容
易に起立するか、引揃えられるか或いは突出する。折返
しの膨らみの形成と断裁面からの引戻しは、標準三刃断
裁機により有利に行われる。これにより、本を接着製本
機を付加的に通過させることが回避され、折返し小口縁
部の断裁による屑がもはや発生することがなく、これに
より仮りとじ本の製造の際のより高い経済性が達せられ
る。
【0012】この方法の構成において、折返し内の膨ら
みの形成は真空の適用の下に行われる。膨らみの形成に
真空を使用することは、折返しが十分に保護され、機械
的なマニプレータ装置による損傷の危険が生じることが
ないと言う利点を有している。
【0013】十分な膨らみが形成された後直ちに、仮り
とじ本を開くための小口に引続いて、小口の断裁が終了
するまで折返しは保持体によりブロックに押付けられて
いる。
【0014】真空の作用は、膨らみの形成の直接必要な
工程にとってのみ必要であるに過ぎない。折返しがブロ
ックに押しつけられたら直ちに、真空は中断される。
【0015】経済性を更に高めるために、小口の断裁は
二重サイズにあっても行われる。この目的のため、断裁
は二重の利用(Doppelnutzen)で行われる。その後、仮り
とじ本は断裁鋸に供給され、更に三刃断裁機に導かれ、
天断裁と地断裁とが完全に行われる。
【0016】この方法は、小口の断裁以外に同時に天断
裁と地断裁とが行われる市販の一つの三刃断裁機で行わ
れる。
【0017】上記の課題は、上記の方法を実施するため
の本発明による装置にあって、この装置が折返し縁部を
断裁面から膨らませ、引戻すために、断裁される仮りと
じ本の領域内に少なくとも一つの吸引部材を備えている
ことによって解決される。
【0018】断裁工程にあって、本発明による装置によ
り、カバーは短時間に、ブロックの危険を伴うことのな
い断裁が行われるように、断裁領域から離間するように
移動される。断裁部分の大きさに応じて、カバーは出発
位置に滑動して戻った後、容易に立ち戻ったり、引揃え
られたり或いは突出されたりする。特に、標準三刃断裁
機には後からこのような吸引部材を装備することができ
る。この場合、この標準三刃断裁機が、−折返し付仮り
とじ本のために使用されないが−使用するのに経費を要
する装置の担持体として使用するという思想に基づいて
いる。接着製本機を付加的に通過させることが回避さ
れ、折返し縁部の断裁による屑の発生が回避され、これ
に伴いこのような様式の仮りとじ本の製造の際の高い経
済性が達せられる。
【0019】吸引部材は、小口断裁以外に同時に天部分
と地部分も断裁する市販の標準三刃断裁機内にまとめて
設けることが可能である。この標準三刃断裁機におい
て、天部分/地部分断裁と小口断裁を二つの離れている
ステーションにおいて、いわゆ連続三刃断裁機(Fluss-D
reischneider) として行うことは、極めて容易に実現可
能である。その際、小口断裁を先に行うか、或いは後に
行うかは重要ではない。その際、折込まれている、或い
は突出している折返しを備えている仮りとじ本を製造す
る際の二度の通過を行わなく済むようにするための機械
的な経費は、本発明による吸引部材の様式としての折返
し引き戻し装置のみに限られる。
【0020】本発明による構成により、吸引部材に少な
くとも一つの保持体が設けられている。折返し縁部の膨
らましと断裁区間からの引戻しの後、この保持体はこの
折返し縁部が不意に滑り戻ることを阻止する。この保持
体は断裁の際折返しをブロックにしっかりと押圧する。
【0021】多数の吸引部材が、特にブロックの背に対
して平行に位置している直線に沿って線状に並列して設
けられているのが有利である。このようにして、個々の
吸引部材の容易な接続と遮断とにより、異となる長さの
仮りとじ本に装置を調節することが可能である。この調
節は、この吸引部材を条片状に構成した際、非常に簡単
に行うことが可能である。何故なら、サイズの小さな仮
りとじ本の場合二次空気が側面において吸引装置内に流
入し、これにより吸引力が不利に低減されことがないか
らである。
【0022】ブロックの下側および上側にカバーを膨ら
ませかつ引戻すための吸引部材が設けられている場合、
カバーの両折返し、即ち上方折返しも下方の折返しも引
戻され、従って折返しの引戻しの滑動後、両者はブロッ
クの小口を越えて突出する。
【0023】折返しを膨らませかつ引戻すだけの距離
は、吸引部材を吸引位置から保持位置に、そして元の位
置に運動させるために駆動機構、特にピストン−シリン
ダユニットが設けられており、この場合この運動方向が
特に法線に対して折返し方向で傾斜されている場合、吸
引部材の負圧に関係なく調節することが可能である。
【0024】折返しの前方のブロック縁部からのその都
度の所望の突出は、吸引部材の吸引位置および/または
保持位置を調節するための調節部材が設けられている場
合、良好に調節することが可能である。
【0025】膨らましおよび引き戻しの際にカバー折返
しを傷めないようにするためには、吸引部材が運動方向
で運動可能に支承されている吸引鉢状体を備えている構
成が寄与する。これにより、吸引部材は折返しの自然な
運動に追従し、その際表面上に何ら強制力が加わること
がない。
【0026】同様な目的には、この吸引鉢状体がカバー
のための支持構造体を有していることが役立つ。折返し
に負圧により作用する力は大きな面積でこの吸引鉢状体
の内部から導出され、その際折返しに疵を形成すること
がない。
【0027】吸引鉢状体が運動方向に対して横方向の少
なくとも一つの方向で摺動可能に支承されている場合、
側方での僅かな運動でも均衡され、折返しに疵を残すこ
とはない。
【0028】支持構造体が凹状の包絡面、特に円筒面の
部分を有していることにより、吸引鉢状体はカバー折返
しにしなやかに従い、側方での凹みを折返しに残留させ
ることがない。
【0029】折返しを傷めることのない取扱いには、各
々一つの吸引部材の吸引位置および/または保持位置が
個別に互いに依存することなく調節可能であるように構
成されている構成が役立つ。
【0030】吸引部材が接続および遮断可能な真空部と
連通している流通路を備えている場合、真空の遮断によ
り折返しは自動的に滑動して元の状態に戻るこが可能で
あり、その際付加的なかつ機械的な払除け部材を設けな
くともよい。
【0031】折返しに及ぼす力は、吸引部材と真空部と
の間において、流通路内に絞り位置が設けられており、
この絞り位置が調節可能におよび/または開閉可能に形
成されていることによって、特別繊細に調節することが
可能である。
【0032】絞り位置を閉じることにより、吸引部材を
本のサイズにもしくは仮りとじ本の寸法に調節すること
が可能である。仮りとじ本の外縁部上に存在している吸
引部材は絞り位置を閉じることにより遮断される。
【0033】本発明による他の有利な構成は、請求項8
から21に記載した。
【0034】以下に添付した図面に図示した発明の実施
の態様につき本発明を詳細に説明する。
【0035】
【発明の実施の態様】図1には、折返し引戻し装置1の
断面で、この折返し引戻し装置がどの様にして標準三刃
断裁機として使用されるかがわかるように図示されてい
る。図1に図示した状態は休止位置に相当する。この休
止位置において、断裁されるべき仮りとじ本2は断裁テ
ーブル4上もたらされる。
【0036】仮りとじ本2はカバー5で表紙掛けされて
いる本ブロック3から成る。カバー5は、本ブロック3
を包括している上方の折込まれている折返し6と下方で
折込まれている折返し7とを備えている。折返し6と7
も本ブロック3も、破線で示した断裁面8から突出して
いる。折返し6と7の両側にはナイフ9と相手方ナイフ
10とが位置決めされている。上方の折込まれている折
返し6の上方には、垂直方向で運動可能な保持体11が
設けられている。この保持体11内においても、また断
裁テーブル4内においても、仮りとじ本2の後方の領域
内において、本の背12に対して平行に上方吸引部材1
5と下方の吸引部材16のための二つの切欠き部13と
14が設けられている。これらの切欠き部13と14
は、側方でカバーの折返し方向に丸みを付された縁部1
7によって区画されている。吸引部材15,16は断裁
テーブル4に対しても、保持体11に対しても、矢印1
8の方向で運動可能である。この運動はピストンシリン
ダユニットによって行われるが、このピストンシリンダ
ユニットは図面を見やすくするためにこの概略図におい
ては示されていない。
【0037】吸引部材15,16は、例えば条片状の吸
引部材として形成されている。この吸引部材の比較的長
い延長部は図面の面に対して垂直方向で存在している。
相手方ナイフ10は、その断裁面8とナイフ9に対して
対置されている前縁に、突出した条片19を有してお
り、この条片の高さはほぽ下方の折返し7の厚みに相当
する。
【0038】図示した発明の実施態様の場合、切欠き部
13,14は吸引部材15,16と共に、後に装備可能
な、即ち後に保持体11もしくは断裁テーブル4に取付
けられる収容部20,21内に設けられている。
【0039】図2は、図1に図示した部分の小口22に
おける断裁の間の状態を示している。先ず、図示してい
ないピストンシリンダユニットにより、吸引部材15,
16は、それらが仮りとじ本の折返しに接触するまで、
矢印17,18方向に移動される。引続きこれらの吸引
部材は負圧の下におかれ、従って折返しが吸着される。
十分な保持力が発揮されたら直ちに、吸引部材15,1
6は矢印23,24の方向で本ブロックから離間するよ
うに移動させられる。この移動は本ブロック上の法線か
ら角度αで行われる。この場合、折返し6,7内に上方
の膨らみ部25と下方の膨らみ26とが形成される。こ
れにより、折返しの小口縁部が断裁面8から後方へと本
背側12の方向に引戻される。この状態で、保持体11
は断裁テーブル4方向に移動し、断裁のため引戻された
折返しを備えている本ブロックを締込む。その際、下方
の折返し7は相手方ナイフ10の条片19の後方にスペ
ースを見い出す。この状態において、吸引部材15,1
6の真空との結合が解かれ、従ってこれらの吸引部材に
よりどのような力も、折返し内に形成される膨らみに及
ぼされない。次いで、折返しのこの状態において、断裁
面8に沿ったナイフ9の断裁が行われ、従って仮りとじ
本の小口縁部22が形成される。場合によって公差が存
在している場合、安全間隔Xは断裁の際に折返しが一緒
に断裁されるのを回避する。
【0040】断裁が終了した後、保持体1は再びその出
発位置に戻される。その際、折返し6,7はその独自の
復帰力により仮りとじ本の小口縁部22方向に戻る。そ
の際、ストロークの調節に応じて、折返しの小口縁部は
仮りとじ本の小口縁部22を越えて突出する。このよう
にして断裁された仮りとじ本は、引続いて例えば天と地
が断裁される。仮りとじ本を断裁装置から取出した後、
新しい仮りとじ本が断裁のために装置内に準備される。
【0041】吸引部材を縦長な吸引条片として形成する
ことが可能であるが、本発明の実施態様の場合、図3に
示したように、真空分配管27内にねじ込まれる個々の
散在した吸引部材を設けることが可能である。これらの
個々の散在した吸引部材15,16は折畳みジャバラと
して形成された吸引鉢状体28から成る。図3にはこの
ような吸引鉢状体が、軸方向での断面として、示されて
いる。この吸引鉢状体28内において、折畳みジャバラ
28内の支持構造体30が折畳み部29の内縁部により
締込まれる。支持構造体の折返し方向に整向された凹状
の包絡面は、曲率半径Rを備えている仮想円筒表面のピ
ッチと合致する。真空を分配するために、支持構造体の
内部に溝31が設けられており、従って吸着力は支持構
造体の面全体にわたって分配される。これらの溝は、負
圧源と開閉可能に連通している中央の孔32に開口して
いる。吸引鉢状体28の下方の縁部は内方へと突出して
いる隆起部33を有しており、ねじ込み可能なニップル
34を突刺しすることにより形付けされた溝内に係入し
ている。このニップル34の外ねじ山38により、この
ニップルが真空分配管27内に形成された相応するねじ
山孔内にねじ込まれている。吸引鉢状体28が真空分配
管27の真空と連通するようにするために、この図面で
は断面で示されていないニップル34内に、他の貫通孔
35が設けられている。ニップルの上端部には、案内片
36が形成されており、この案内片はくさび状に支持構
造体30の方向に指向している。このくさび体の縁部は
図面の面内に存在している。支持構造体30は相応する
くさび状の溝37を備えている。この溝は負圧が作用し
た際、案内片36のくさびに支持される。この案内片3
6と支持構造体30は大気圧の条件下で或る間隔を有し
ている。負圧が作用した際、支持構造体30は仮りとじ
本の折返しと共に、この支持構造体30が案内片36の
くさびに支持されるまで、折畳みジャバラ28の弾性力
に抗してニップル34の方向に移動される。これによ
り、図面の面に対して垂直方向に、案内片36に対する
支持構造体30の位置が確定される。しかも、図面の面
を横切る方向で、図面の面内において、支持構造体は摺
動可能に支承されている。このようにして、カバーの折
返しに対する強制力が回避される。図3に図示した吸引
鉢状体の多くは、本背側12に対して平行に互いに線状
に並んで設けられている。本の寸法に応じて、異なる数
の離散して配設される吸引鉢状体を使用することが可能
である。
【0042】図4には、支持構造体30が平面図で示さ
れている。この図面から、中央の孔32から半径方向で
走る溝31が認められる。
【0043】このようにして、表紙掛けされた本ブロッ
クを備えている仮りとじ本を後に、折返しが断裁の後本
ブロック3から突出するように断裁することが可能な装
置および方法が得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明により、公知の製造方法よりも生
産性に富む、ブロック(一冊分の用紙)を表紙掛けして
いるカバーから突出している或いは引揃えらた折返しを
備えている仮りとじ本を、その小口の断裁面に沿って断
裁することが可能となり、この際通常は避けることので
きない生産変動が生じるにもかかわらず、仮りとじ本の
小口の折返しが、断裁されないように、或いは損傷しな
いように、行うことを可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折返し内での膨らみの形成作業の開始時の装置
の図である。
【図2】小口縁部の断裁時における装置の図である。
【図3】吸引部材の断面図である。
【図4】吸引部材の支持構造体の平面図である。
【符号の説明】
1 折返し引戻し装置 2 仮りとじ本 3 本ブロック 4 断裁テーブル 5 カバー 6 折返し 7 折返し 8 断裁面 9 ナイフ 10 相手方保持体 11 保持体 12 本背側 13 切欠き部 14 切欠き部 15 吸引部材 16 吸引部材 17 縁部 18 矢印 19 条片 20 収容部 21 収容部 22 前縁部 23 矢印 24 矢印 25 膨らみ 26 膨らみ 27 真空配分管 28 吸引鉢状体 29 折畳み部 30 支持構造体 31 溝 32 孔 33 隆起部 34 ニップル 35 貫通孔 36 案内片 37 溝 38 外ねじ山

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 ブロックを表紙掛けしているカバーが
    突出している或いは引揃えらた折返しを備えている仮り
    とじ本をその小口の断裁面に沿って断裁するための方法
    において、断裁を行う以前に、折返しを断裁面から膨ら
    ませることにより引戻すことを特徴とする方法。
  2. 【請求項02】 折返し内での膨みの形成を真空の適用
    の下に行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項03】 仮りとじ本を開くための小口に引続い
    て、小口の断裁が終了するまで折返しを保持体によりブ
    ロックに押付けておくことを特徴とする請求項1或いは
    2に記載の方法。
  4. 【請求項04】 折返しをブロックに押付けた後、真空
    を排除することを特徴とする請求項1から3までのいず
    れか一つに記載の方法。
  5. 【請求項05】 断裁を二重利用で行うことを特徴とす
    る請求項1から4までのいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項06】 小口断裁、天断裁および地断裁を一つ
    の機械内で行うことを特徴とする請求項1から5までの
    いずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項07】 ブロックを表紙掛けしているカバーが
    突出している或いは引揃えらた折返しを備えている仮り
    とじ本をその小口の断裁面に沿って仮りとじ本を断裁す
    るための装置、特に標準三刃断裁機において、装置が折
    返し縁部を断裁面から膨らみ(25,26)を形成し、
    引戻すために断裁される仮りとじ本(2)の領域内に少
    なくとも一つの吸引部材(15,16)を備えているこ
    とを特徴とする断裁装置。
  8. 【請求項08】 吸引部材(15,16)に少なくとも
    一つの保持体(11)が設けられていることを特徴とす
    る請求項7に記載の断裁装置。
  9. 【請求項09】 多数の吸引部材(15,16)が、特
    にブロックの背(12)に対して平行に位置している直
    線に沿って線状に並列して設けられていることを特徴と
    する請求項7或いは8に記載の断裁装置。
  10. 【請求項10】 ブロック(3)の下側および上側に折
    返し(6,7)を膨らませかつ引戻すための吸引部材
    (15,16)が設けられていることを特徴とする請求
    項7から9までのいずれか一つに記載の断裁装置。
  11. 【請求項11】 吸引部材(15,16)を吸引位置か
    ら保持位置に、そして戻し位置に運動させるために駆動
    機構、特にピストン−シリンダユニットが設けられてお
    り、この場合この運動方向が特に法線に対して折返し方
    向で傾斜されていることを特徴とする請求項7から9ま
    でのいずれか一つに記載の断裁装置。
  12. 【請求項12】 吸引位置および/または保持位置を調
    節するための調節部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項7から9までのいずれか一つに記載の断裁装
    置。
  13. 【請求項13】 吸引部材(15,16)が運動方向で
    運動可能に支承されている吸引鉢状体(28)を備えて
    いることを特徴とする請求項7から9までのいずれか一
    つに記載の断裁装置。
  14. 【請求項14】 吸引鉢状体(28)が折返しのための
    支持構造体(30)を有していることを特徴とする請求
    項7から13までのいずれか一つに記載の断裁装置。
  15. 【請求項15】 吸引鉢状体(28)が運動方向に対し
    て横方向の少なくとも一つの方向で摺動可能に支承され
    ていることを特徴とする請求項7から14までのいずれ
    か一つに記載の断裁装置。
  16. 【請求項16】 支持構造体(30)が凹状の包絡面、
    特に円筒面の部分を有していることを特徴とする請求項
    7から15までのいずれか一つに記載の断裁装置。
  17. 【請求項17】 各々の吸引部材(15,16)の吸引
    位置および/または保持位置が個別に互いに依存するこ
    となく調節可能であるように構成されていることを特徴
    とする請求項7から16までのいずれか一つに記載の断
    裁装置。
  18. 【請求項18】 吸引部材(15,16)が接続および
    遮断可能な真空部(27)と連通している流通路(3
    5)を備えていることを特徴とする請求項7から17ま
    でのいずれか一つに記載の断裁装置。
  19. 【請求項19】 吸引部材(15,16)と真空部(2
    7)との間において、流通路(35)内に絞り位置が設
    けられており、この絞り位置が特に調節可能におよび/
    または開閉可能に形成されていることを特徴とする請求
    項7から18までのいずれか一つに記載の断裁装置。
  20. 【請求項20】 この断裁装置が作業サイクルを有して
    おり、吸引部材の運動をこの作業サイクルと同期させる
    ための手段を備えていることを特徴とする請求項7から
    19までのいずれか一つに記載の断裁装置。
  21. 【請求項21】 断裁テーブル(4)が設けられてお
    り、この断裁テーブルがナイフの方向に整向されていて
    かつその後後方に下方の折返しを引戻す条片(19)を
    備えていることを特徴とする請求項7から20までのい
    ずれか一つに記載の断裁装置。
  22. 【請求項22】 多数の吸引部材(15,16)が吸引
    条片(27)上に設けられていることを特徴とする請求
    項7から21までのいずれか一つに記載の断裁装置。
JP2000145010A 1999-05-20 2000-05-17 仮りとじ本を断裁するための装置 Pending JP2001001296A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99109922A EP1053890B1 (de) 1999-05-20 1999-05-20 Vorrichtung für den Beschnitt von Broschüren
EP99109922:7 1999-05-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001001296A true JP2001001296A (ja) 2001-01-09

Family

ID=8238214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000145010A Pending JP2001001296A (ja) 1999-05-20 2000-05-17 仮りとじ本を断裁するための装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20040187660A1 (ja)
EP (1) EP1053890B1 (ja)
JP (1) JP2001001296A (ja)
DE (1) DE59907939D1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10101843B4 (de) * 2001-01-17 2007-04-26 Rathert, Horst, Dipl.-Ing. Dreischneider insbesondere für Kleinauflagen
DE10230039A1 (de) * 2002-07-04 2004-01-22 Kolbus Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Broschüren, Büchern o. dgl. Druckprodukte mit einer mit ihren Deckeln wenigstens über die Vorderseite des Buchblocks hinausstehenden Buchdecke.
DE10328337B3 (de) * 2003-06-24 2005-02-03 Halmosi Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Aufspreizen eines vorderseitigen und eines rückseitigen Umschlagblattes von inneren Blättern einer Broschüre
EP1745941B1 (de) * 2005-07-20 2015-09-09 Horst Rathert Dreischneider für den Beschnitt von Broschüren
DE102005033787B4 (de) * 2005-07-20 2015-08-06 Horst Rathert Dreischneider zum Beschnitt von Broschuren mit eingeschlagenen Klappen
ATE393032T1 (de) * 2006-03-10 2008-05-15 Scs Automaberg S N C Vorrichtung für bücher mit doppelumschlagklappe
TWI410329B (zh) * 2009-03-09 2013-10-01 Ind Tech Res Inst 可撓式裝置的取下設備及其取下方法
EP2345517A1 (en) * 2010-01-18 2011-07-20 MBT S.r.l. Three-sided cutting machine for books
US20120234144A1 (en) * 2011-03-17 2012-09-20 Tormoen Craig C Methods for sheet registration and shearing
DE102011056289A1 (de) 2011-12-12 2013-06-13 Schreiner Group Gmbh & Co. Kg Booklet und Herstellungsverfahren für ein Booklet
TWI487609B (zh) * 2012-03-06 2015-06-11 Chan Li Machinery Co Ltd Crop screening device for fiber products and cutting and screening method
CN106142884B (zh) * 2016-08-23 2018-07-24 江西伊贝基科技有限公司 一种采用真空固定书籍档案封面的方法及锁固装置
DE102022002466A1 (de) * 2022-07-06 2024-01-11 David Rosas Wolf Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Booklets

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3250162A (en) * 1963-08-14 1966-05-10 Mccall Corp Method and apparatus for trimming books
US3528332A (en) * 1968-02-01 1970-09-15 Miehle Goss Dexter Inc Continuous one-station three-knife book trimmer
US3965781A (en) * 1972-01-01 1976-06-29 Stroud Graphic Equipment Limited Bandsaw book trimmer
GB2090785A (en) * 1981-01-14 1982-07-21 Beck Derek James Book binding ploughs
US4697486A (en) * 1985-01-22 1987-10-06 Vincent Vulcano Book counter
CH691050A5 (de) 1995-07-17 2001-04-12 Grapha Holding Ag Verfahren für das Herstellen von Büchern, Magazinen oder Broschüren.
JPH10180690A (ja) * 1996-11-15 1998-07-07 Grapha Holding Ag 個別に或いは層の状態で供給される束ねられた印刷物の空白の側縁を裁断するための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1053890B1 (de) 2003-12-03
EP1053890A1 (de) 2000-11-22
US20070006698A1 (en) 2007-01-11
US20040187660A1 (en) 2004-09-30
DE59907939D1 (de) 2004-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001001296A (ja) 仮りとじ本を断裁するための装置
JP3747039B2 (ja) タイルカッター
JP2001260564A (ja) 小冊子を製造するための方法および装置
CA2299120A1 (en) Paper cup bottoms and methods and apparatus for forming same
JPH08503441A (ja) マルチ・パネル再折り畳み転送システム
US5144873A (en) Method and apparatus for cutting patterned sheets
CA2550575A1 (en) Method for binding a quire and device applied thereby
GB1578218A (en) Combination web tucker and knife with web grippers and anvil
EP2897869B1 (en) Apparatus for holding and handling a cardboard in a tile packaging machine
EP3782804A1 (en) Paper container top flange
EP0846573B1 (en) Method of forming signatures and folding machine therefor
US2753918A (en) Metal expansion and contraction material and method and apparatus for forming the same
CN208035500U (zh) 一种手动开槽机
CN204980558U (zh) 保鲜膜切割盒
KR102072068B1 (ko) 종이백 접이장치 및 이를 통해 접이된 종이백
CN208290581U (zh) 一种纸盒侧板的拼送装置
US2814240A (en) Method and apparatus for inserting closure parts into containers made of paper, cardboard or the like carton forming material
CN220826358U (zh) 一种纸箱加工用钉箱装置
CN220243625U (zh) 包装盒自动合盖装置及包装生产线
CN110154122A (zh) 一种医疗过滤器切膜线
CN216659065U (zh) 一种折盒用纸板修边装置
CN209503592U (zh) 一种用于金属件钣金的防损伤夹持装置
CN211640125U (zh) 一种印刷用纸张切割装置
CN218138237U (zh) 一种具有边角裁切作用的书皮机
JP2002127637A (ja) 本の小口裁断表紙折込み機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090331