JP2001001092A - ワイパ用リンクコンロッドの製造方法 - Google Patents
ワイパ用リンクコンロッドの製造方法Info
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Abstract
荷重が作用するときの座屈強度が大幅に向上するワイパ
用リンクコンロッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 パイプを所定の長さに切断し円筒形のコ
ンロッド本体を形成する第1の工程と、コンロッド本体
の端部近傍をプレス型により、断面形状が半円形の半円
筒部を形成する第2の工程と、半円筒部の底面である第
2の面を基準面として該半円筒部の両側縁をプレス型に
より潰して板状の一対の潰成部を形成する第3の工程
と、半円筒部の第2の面と同一平面とした第1の面を基
準面として、コンロッド本体の端部をプレス型により潰
して、板部を形成する第4の工程と、板部に、第1の面
を基準面として樹脂一体成形によりボールリテーナを形
成する第5の工程とからなるワイパ用リンクコンロッド
の製造方法。
Description
動力をピボットシャフトに伝えるのに利用されるワイパ
用リンクコンロッドの製造方法に関する。
に伝えるワイパ用リンクコンロッドとしては、図8に示
されるように、パイプを所定の長さに切断して形成した
コンロッド本体50の両端部に板部51がそれぞれ形成
され、各板部51に図示しないボールリテーナがそれぞ
れ取付けられているものが知られている。一方のボール
リテーナにはモータアームに固定されたボールピンが球
面対偶を介して結合され、他方のボールリテーナにはピ
ボットアームに固定されたボールピンが球面対偶を介し
て結合される。そして、ワイパ用リンクコンロッドによ
りモータアームの回転力がピボットアームの回動に変換
される。
従来のワイパ用リンクコンロッドでは、コンロッド本体
50の両端部をプレス加工することによってそれぞれ形
成した板部51の板中心線a10と、コンロッド本体5
0の幾何学中心線a11を同一平面上に一致されること
が難しい。その結果、コンロッド本体50の幾何学中心
線a11からずれた位置で各板部51に応力がかかるこ
とになって、コンロッド本体50がもつ本来の強度を十
分に活用することができないという問題点があった。
圧縮荷重が作用するときの座屈強度が大幅に向上するワ
イパ用リンクコンロッドの製造方法を提供することを目
的としている。
わるワイパ用リンクコンロッドの製造方法は、円筒形の
コンロッド本体と、コンロッド本体の端部に形成された
板部に取付けられたボールリテーナとを備えたワイパ用
リンクコンロッドの製造方法であって、パイプを所定の
長さに切断し、円筒形のコンロッド本体を形成する第1
の工程と、コンロッド本体の端部近傍をプレス型によ
り、断面形状が半円形の半円筒部を形成する第2の工程
と、半円筒部の底面である第2の面を基準面として半円
筒部の両側縁をプレス型により潰して板状の一対の潰成
部を形成する第3の工程と、半円筒部の第2の面と同一
平面とした第1の面を基準面として、コンロッド本体の
端部をプレス型により潰して、板部を形成する第4の工
程と、板部に、第1の面を基準面として樹脂一体成形に
よりボールリテーナを形成する第5の工程とからなるこ
とを特徴としている。
クコンロッドの製造方法は、円筒形のコンロッド本体
と、コンロッド本体の一端に形成された第1の板部に取
付けられ、モータアームの端部に固定された第1のボー
ルピンが球面対偶を介して結合された第1のボールリテ
ーナと、コンロッド本体の他端に形成された第2の板部
に取付けられ、ピボットアームの一端に固定された第2
のボールピンが球面対偶を介して結合された第2のボー
ルリテーナとを備え、モータアームの回転を第1のボー
ルピン、第1のボールリテーナ、コンロッド本体、第2
のボールリテーナ及び第2のボールピンをそれぞれ介し
てピボットアームの往復回動に変換するワイパ用リンク
コンロッドの製造方法であって、パイプを所定の長さに
切断し、円筒形のコンロッド本体を形成する第1の工程
と、コンロッド本体の両端部近傍をプレス型により、そ
れぞれ断面形状が半円形の第1及び第2の半円筒部を形
成する第2の工程と、第1及び第2の半円筒部の底面で
ある第2の面を基準面として第1及び第2の半円筒部の
両側縁をプレス型により潰して板状の各一対の潰成部を
形成する第3の工程と、第1及び第2の半円筒部の第2
の面と同一平面とした第1の面を基準面として、コンロ
ッド本体の両端部をプレス型により潰して、それぞれ第
1及び第2の板部を形成する第4の工程と、第1及び第
2の板部に、第1の面を基準面としてそれぞれ樹脂一体
成形により第1及び第2のボールリテーナを形成する第
5の工程とからなることを特徴としている。
クコンロッドの製造方法では、プレス型は、半円形の成
型空間を備えた上型と、平坦な成型空間を備えた下型と
からなり、下型の平坦な成型空間の底面を、同一平面上
にある第1の面及び第2の面とし、第1の面及び第2の
面を基準面として第2の工程、第3の工程及び第4の工
程が、プレス型により同時に行われることを特徴として
いる。
クコンロッドの製造方法では、第4の工程には、第1及
び第2の板部の中央に、それぞれ第1及び第2のボール
リテーナの位置を決めるリテーナ位置決め孔を形成する
とともに、このリテーナ位置決め孔のまわりの第1及び
第2の板部の表裏両面に、それぞれ第1及び第2のボー
ルリテーナ一体成形用の複数の凹部を形成する工程とが
含まれていることを特徴としている。
るワイパ用リンクコンロッドの製造方法において、円筒
形のコンロッド本体の端部近傍にプレス型により形成さ
れた半円筒部の底面である第2の面を基準面として、一
対の潰成部がプレス型により形成されるとともに、該コ
ンロッド本体の端部に、前記第2の面と同一平面とした
第1の面を基準面として板部がプレス型により形成され
る。このため、前記一対の潰成部の板中心線と前記板部
の板中心線は同一直線上に配置される。従って、一対の
潰成部の板中心線と前記板部の板中心線をコンロッド本
体の幾何学中心線に容易に一致させることが出来る。
クコンロッドの製造方法において、各板部の中央では、
リテーナ位置決め孔のまわりに形成された複数の凹部を
用いて該各板部の第1の面を基準面としてそれぞれボー
ルリテーナが樹脂一体成形されるので、それぞれのボー
ルリテーナは、コンロッド本体の幾何学中心線に平行に
配置され、それぞれのボールリテーナはコンロッド本体
に対して位置ずれすることがない。
パ用リンクコンロッドの製造方法の一実施例が示されて
いる。
は、コンロッド本体1a、第1の半円筒部1b、第1の
潰成部1c、第2の潰成部1d、第1の非潰成部1e、
第1の板部1f、第2の半円筒部1g、第3の潰成部1
h、第4の潰成部1i、第2の非潰成部1j、第2の板
部1kが備えられている。
ナ2が一体成形され、第2の板部1kには、第2のボー
ルリテーナ3が一体成形される。第2の半円筒部1gは
第1の半円筒部1bに、第3、第4の潰成部1h、1i
は第1、第2の潰成部1c、1dに、第2の非潰成部1
jは第1の非潰成部1eに、第2の板部1kは第1の板
部1fにそれぞれ対称で配置されてそれぞれ同一の形状
にされている。
所定の長さに切断することにより形成され、ワイパ用リ
ンクコンロッド1の中央部に配置されている。コンロッ
ド本体1aは、図3及び図4に示されるように、リンク
コンロッド1を形成する際の基準線となる幾何学中心線
a1をもつ。コンロッド本体1aの一端部近傍には、第
1の半円筒部1bが連設され、コンロッド本体1aの他
端部近傍には、第2の半円筒部1gが連設されている。
コンロッド本体1aは、厚さ寸法t1にされている。
形状が半円形にされており、下側に底面である第2の面
1b1、1g1がそれぞれ形成されている。第2の面1
b1と第2の面1g1は同一平面上に位置しており、コ
ンロッド本体1aがもつ幾何学中心線a1に平行な平面
にされている。尚、第2の面1b1、1g1は、全体的
には平面をなすが、それらの中央部は図2及び図6
(b)に示すように凹部1b2、1g2が形成されてい
る。
を基準面として該第1の半円筒部1bの両側縁から外方
に延びる第1の潰成部1c、第2の潰成部1dがそれぞ
れ形成されている。これら一対の第1、第2の潰成部1
c、1dは、第1の半円筒部1bの長さ方向に沿って配
置されており、該第1の半円筒部1bの両側縁を摘むよ
うにプレス加工によって潰され板状に形成されている。
第1、第2の潰成部1c、1dは、第2の面1b1を基
準面としてプレス加工により形成される。
図3に示されるように、厚さ寸法t2にされている。第
1の潰成部1c、第2の潰成部1dの厚さ寸法t2は、
コンロッド本体1aの厚さ寸法t1よりも大きい。そし
て、第1の半円筒部1bでは、第2の面1b1の両側縁
に第1、第2の潰成部1c、1dが形成されることによ
って、コンロッド本体1aの端部近傍で剛性が高くなっ
ている。
面1g1を基準面として該第2の半円筒部1gの両側縁
から外方に延びる第3の潰成部1h、第3の潰成部1i
が形成されている。これら第3、第4の潰成部1h、1
iは、第2の半円筒部1gの長さ方向に沿って配置され
ており、該第2の半円筒部1gの両側縁を摘むようにプ
レス加工によって潰され板状に形成されている。第3、
第4の潰成部1h、1iは、第2の面1g1を基準面と
してプレス加工により形成される。
図4に示されるように、厚さ寸法t2にされている。第
3、第4の潰成部1h、1iの厚さ寸法t2は、コンロ
ッド本体1aの厚さ寸法t1よりも大きい。そして、第
2の半円筒部1gでは、第2の面1g1の両側縁に第
3、第4の潰成部1h、1iが形成されることによっ
て、コンロッド本体1aの端部近傍で剛性が高くなって
いる。
1b1を基準面として該第2の面1b1の両側縁に第
1、第2の潰成部1c、1dが形成されるとともに、第
2の半円筒部1gでは、第2の面1g1を基準面として
該第2の面1g1の両側縁に第3、第4の潰成部1h、
1iが形成され、第1、第2の潰成部1c、1dの板中
心線a2と第3、第4の潰成部1h、1iの板中心線a
2がコンロッド本体1aの幾何学中心線a1と同一直線
上に配置される。
部1fが形成されている。第1の板1fは、板状にされ
ており、中央に丸孔のリテーナ位置決め孔1f1が形成
されているとともに、このリテーナ位置決め孔1f1の
まわりにボールリテーナ一体成形用の凹部1f2が第1
の板部1fの表裏に6個所づつ形成されている。コンロ
ッド本体1aの他端には、第2の板部1kが形成されて
いる。第2の板1kは、板状にされており、中央に丸孔
のリテーナ位置決め孔1k1が形成されているととも
に、このリテーナ位置決め孔1k1のまわりにボールリ
テーナ一体成形用の凹部1k2が第2の板部1kの表裏
に6個所づつ形成されている。
非潰成部1eが形成されている。この第1の非潰成部1
eは、第1の半円筒部1bの端部を平面状に押し潰すこ
となく残された部分であって、図6(c)に示すような
断面形状をなし、第1、第2の潰成部1c、1dの端部
から第1の板部1f間に配置されており、第1の板部1
fのほぼ半周を囲むように形成されている。同様に、第
2の半円筒部1gには、第2の非潰成部1jが形成され
ている。この第2の非潰成部1jは、第2の半円筒部1
gの端部を平面状に押し潰すことなく残された部分であ
って、前記第1の非潰成部1eと同一の断面形状をな
し、第3、第4の潰成部1h、1iの端部から第2の板
部1k間に配置されており、第2の板部1kのほぼ半周
を囲むように形成されている。
部1fには、その下面が平坦な第1の面1f3に形成さ
れている。この第1の面1f3は、第1の半円筒部1b
の第2の面1b1を基準面として、この第2の面1b1
と同一平面を形成するようにしている。また、第1の板
部1fは、第1の潰成部1c、第2の潰成部1dの厚さ
寸法t2とほぼ同一の厚さ寸法t3にされている。従っ
て、第1の板部1fの板中心線a3は、第1の半円筒部
1bの板中心線a2と同一直線上に配置されるととも
に、コンロッド本体1aの幾何学中心線a1とも同一直
線上に配置される。
第2の板部1kには、その下面が平坦な第1の面1k3
に形成されている。この第1の面1k3は、第2の半円
筒部1gの第2の面1g1を基準面として、この第2の
面1g1と同一平面を形成するようにしている。また、
第2の板部1kは、第3の潰成部1h、第4の潰成部1
iの厚さ寸法t2とほぼ同一の厚さ寸法t3にされてい
る。従って、第2の板部1kの板中心線a3は、第2の
半円筒部1gの板中心線a2と同一直線上に配置される
とともに、コンロッド本体1aの幾何学中心線a1とも
同一直線上に配置される。
ナ位置決め孔1f1、1k1に、6個所の凹部1f2、
1k2を用いて、第1、第2のボールリテーナ2、3が
一体成形される。このとき、第1のボールリテーナ2
は、第1の面1f3を基準面として成形しており、第2
のボールリテーナ3は、該第1の面1f3と同一平面の
第1の面1k3を基準面として成形している。従って、
第1のボールリテーナ2と第2のボールリテーナ3は、
コンロッド本体1aの幾何学中心線a1に平行に配置さ
れ、第1、第2のボールリテーナ2、3に位置ずれが起
きない。第1、第2の板部1f、1kは、一体成形され
る第1、第2のボールリテーナ2、3の外径に応じて面
積が選ばれる。
ワイパ装置のリンクの一部として用いられ、第1のボー
ルリテーナ2には、図示しないモータアームの端部に固
定された図示しない第1のボールピンが球面対偶を介し
て結合され、第2のボールリテーナ3には、図示しない
ピボットアームの一端に固定された図示しない第2のボ
ールピンが球面対偶を介して結合される。ワイパ用リン
クコンロッド1は、図示しないワイパモータが作動する
ことによって、モータアームの回転を第1のボールピ
ン、第1のボールリテーナ2、コンロッド本体1a、第
2のボールリテーナ3及び第2のボールピンをそれぞれ
介してピボットアームの往復回動に変換する。そして、
ピボットアームの他端に固定された図示しないピボット
シャフトが往復回動して、該ピボットシャフトに図示し
ないワイパアームを介して結合した図示しないワイパブ
レードが往復揺動する。
製造方法について説明する。まず、第1の工程として、
パイプを所定の長さに切断してコンロッド本体1aを形
成する。
レス加工に際しては図7に示すプレス型により行う。
た上型11と、平坦な成型空間を備えた下型12とから
なる。下型12の平坦な成型空間の底面は、半円筒部1
b、1gの第2の面1b1、1g1になるとともに、板
部1f、1kの第1の面1f3、1k3になる。
体1aの端部近傍を前記プレス型10により、それぞれ
断面形状が半円形の半円筒部1b、1gを形成する。
底面である第2の面1b1、1g1を基準面として該半
円筒部1b、1gの両側縁を前記プレス型10により潰
して板状の一対の潰成部1c、1dおよび1h、1iを
形成する。
第2の面1b1、1g1と同一平面の第1の面1f3、
1k3を基準面としてコンロッド本体1aの端部を前記
プレス型10により潰して、板部1f、1kを形成す
る。
程は、前記プレス型10によって同時にプレス加工され
る。
る前記第4の工程により形成された板部1f、1kに、
樹脂一体成形により第1、第2のボールリテーナ2、3
を形成する。
リンクコンロッド1の製造が完了する。
坦な成型空間の底面を、第1、第2の半円筒部1b、1
gの底面である第2の面1b1、1g1とするととも
に、第2の板部1f、1kの下面である第1の面1f
3、1k3としている。
り、該第1の面1f3と1k3は同一平面上にある。ま
た、第2の面1b1、1g1と第1の面1f3、1k3
は同一平面上にある。
は、第2の面1b1及び1g1を基準面として、各一対
の第1、第2の潰成部1c、1d及び第3、第4の潰成
部1h、1iが形成され、第1及び第2の板部1f及び
1kでは、第1の面1f3及び1k3を基準面として形
成される。
及び第3、第4の潰成部1h、1iの板中心線a2と、
第1、第2の板部1f、1kの板中心線a3は、同一直
線上に配置される。
をコンロッド本体1aの幾何学中心線a1に容易に一致
させることができる。つまり、コンロッド本体1aの幾
何学中心線a1と、第1、第2の潰成部1c、1d及び
第3、第4の潰成部1h、1iの板中心線a2と、第
1、第2の板部1f、1kの板中心線a3とを一直線上
に配置することができ、ワイパ用リンクコンロッド1の
強度、特に圧縮荷重が作用するときの座屈強度が大幅に
向上する。
求項1、2または3に係わるワイパ用リンクコンロッド
の製造方法によれば、円筒形のコンロッド本体の端部近
傍にプレス型により形成された半円筒部の底面である第
2の面を基準面として、一対の潰成部がプレス型により
形成されるとともに、該コンロッド本体の端部に、前記
第2の面と同一平面とした第1の面を基準面として板部
がプレス型により形成される。このため、前記一対の潰
成部の板中心線と前記板部の板中心線は同一直線上に配
置される。従って、一対の潰成部の板中心線と前記板部
の板中心線をコンロッド本体の幾何学中心線に容易に一
致させることが出来る。よって、ワイパ用リンクコンロ
ッドの強度、特に圧縮荷重が作用するときの座屈強度を
大幅に向上させることができるという優れた効果を奏す
る。
クコンロッドの製造方法によれば、各板部の中央では、
リテーナ位置決め孔のまわりに形成された複数の凹部を
用いて該各板部の第1の面を基準面としてそれぞれボー
ルリテーナが樹脂一体成形される。それ故、請求項1、
2、3の効果に加え、それぞれのボールリテーナは、コ
ンロッド本体の幾何学中心線に平行に配置され、それぞ
れのボールリテーナはコンロッド本体に対して位置ずれ
することがない。よって、リンクの振れが少なくなると
いう優れた効果を奏する。
ロッドの全体を示す正面図である。
を示す底面図である。
の左半分を示す正面図である。
の右半分を示す正面図である。
図である。
3のB−B線断面図てある。(c)図3のC−C線断面
図てある。(d)図3のD−D線断面図てある。
ロッドのプレス成形を示す説明図である。
断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒形のコンロッド本体と、 前記コンロッド本体の端部に形成された板部に取付けら
れたボールリテーナとを備えたワイパ用リンクコンロッ
ドの製造方法であって、 パイプを所定の長さに切断し、円筒形のコンロッド本体
を形成する第1の工程と、 前記コンロッド本体の端部近傍をプレス型により、断面
形状が半円形の半円筒部を形成する第2の工程と、 前記半円筒部の底面である第2の面を基準面として該半
円筒部の両側縁を前記プレス型により潰して板状の一対
の潰成部を形成する第3の工程と、 前記半円筒部の第2の面と同一平面とした第1の面を基
準面として、前記コンロッド本体の端部を前記プレス型
により潰して、板部を形成する第4の工程と、 前記板部に、前記第1の面を基準面として樹脂一体成形
により前記ボールリテーナを形成する第5の工程とから
なることを特徴とするワイパ用リンクコンロッドの製造
方法。 - 【請求項2】 円筒形のコンロッド本体と、 前記コンロッド本体の一端に形成された第1の板部に取
付けられ、モータアームの端部に固定された第1のボー
ルピンが球面対偶を介して結合された第1のボールリテ
ーナと、 前記コンロッド本体の他端に形成された第2の板部に取
付けられ、ピボットアームの一端に固定された第2のボ
ールピンが球面対偶を介して結合された第2のボールリ
テーナとを備え、 前記モータアームの回転を前記第1のボールピン、前記
第1のボールリテーナ、前記コンロッド本体、前記第2
のボールリテーナ及び前記第2のボールピンをそれぞれ
介して前記ピボットアームの往復回動に変換するワイパ
用リンクコンロッドの製造方法であって、 パイプを所定の長さに切断し、円筒形のコンロッド本体
を形成する第1の工程と、 前記コンロッド本体の両端部近傍をプレス型により、そ
れぞれ断面形状が半円形の第1及び第2の半円筒部を形
成する第2の工程と、 前記第1及び第2の半円筒部の底面である第2の面を基
準面として該第1及び第2の半円筒部の両側縁を前記プ
レス型により潰して板状の各一対の潰成部を形成する第
3の工程と、 前記第1及び第2の半円筒部の第2の面と同一平面とし
た第1の面を基準面として、前記コンロッド本体の両端
部を前記プレス型により潰して、それぞれ第1及び第2
の板部を形成する第4の工程と、 前記第1及び第2の板部に、前記第1の面を基準面とし
てそれぞれ樹脂一体成形により前記第1及び第2のボー
ルリテーナを形成する第5の工程とからなることを特徴
とするワイパ用リンクコンロッドの製造方法。 - 【請求項3】 プレス型は、半円形の成型空間を備えた
上型と、平坦な成型空間を備えた下型とからなり、 該下型の平坦な成型空間の底面を、同一平面上にある第
1の面及び第2の面とし、該第1の面及び第2の面を基
準面として第2の工程、第3の工程及び第4の工程が、
前記プレス型により同時に行われることを特徴とする請
求項1または2に記載のワイパ用リンクコンロッドの製
造方法。 - 【請求項4】 第4の工程には、第1及び第2の板部の
中央に、それぞれ第1及び第2のボールリテーナの位置
を決めるリテーナ位置決め孔を形成するとともに、該リ
テーナ位置決め孔のまわりの該第1及び第2の板部の表
裏両面に、それぞれ第1及び第2のボールリテーナ一体
成形用の複数の凹部を形成する工程とが含まれているこ
とを特徴とする請求項2または3に記載のワイパ用リン
クコンロッドの製造方法。
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JP2000138278A JP3682712B2 (ja) | 1998-04-23 | 2000-05-11 | ワイパ用リンクコンロッドの製造方法 |
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JP2000138278A JP3682712B2 (ja) | 1998-04-23 | 2000-05-11 | ワイパ用リンクコンロッドの製造方法 |
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