JP2001000626A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001000626A JP11173031A JP17303199A JP2001000626A JP 2001000626 A JP2001000626 A JP 2001000626A JP 11173031 A JP11173031 A JP 11173031A JP 17303199 A JP17303199 A JP 17303199A JP 2001000626 A JP2001000626 A JP 2001000626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球を使用するスロットマシンにおいて、
弾球遊技機との部品の共通化を図る。 【解決手段】 中枠30の前面側に取り付けられる前面
カバー体300、上皿体340及び下皿体380は、そ
れぞれ弾球遊技機の盤面カバー200、上皿体240及
び下皿体260と相互に置換可能であるので、これらを
選択的に中枠30に取り付けることで、スロットマシン
としたり弾球遊技機とすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシン(回胴式遊技機とも呼ば
れる)は、複数種類の図柄を描いてあるドラムやベルト
等の回転体(通常は回転体を3つ並置)を回転させるこ
とによりそれらの図柄を変動表示し、あるいは液晶表示
装置等の電気的な表示手段により回転体と類似の変動表
示をし、遊技者によるストップスイッチ(ストップボタ
ン)の操作に応じて図柄の変動を停止して静止表示し、
静止表示した図柄により賞組合せが成立(これを入賞と
いうこともある)すると、その賞組合せに応じた遊技媒
体を遊技者側に排出する。
【0003】スロットマシンの遊技媒体としては硬貨状
の金属片(メダルと呼ばれることが多い)が主流である
が、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を使用するも
のも提案されていた。例えば実公平2−227号公報に
はメダルと遊技球との両方を使用可能なスロットマシン
が開示され、特開平5−154229号公報には遊技球
のみを使用するスロットマシンが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技球を使用するスロットマシンにおいては、例えばメ
ダルの取扱装置に代えて遊技球の取扱装置を備えて遊技
球による遊技を可能にしているだけであり、遊技機の主
要な構造は従来のスロットマシンと変わるところはなか
った。つまり、遊技球を使用するという共通点がありな
がら弾球遊技機との部品の共通化という点ではきわめて
不十分であった。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載のスロットマシンは、
図柄の変動表示と静止表示を行う図柄表示装置を備え、
遊技球の投入を条件として前記図柄表示装置にて図柄を
変動表示した後に静止表示し、該静止表示された図柄に
より賞組合せが成立するとその賞組合せに応じた遊技球
を遊技者側に排出するスロットマシンにおいて、外周形
状はほぼ矩形で該前記図柄表示装置を支持するフランジ
体と、該フランジ体を介して前記図柄表示装置を保持す
る中枠と、前記図柄表示装置による表示を透視させる透
明部を備え前記中枠の前面側に取り付けられて前記フラ
ンジ体の前面側をカバーする前面カバー体と、該前面カ
バー体の下方で前記中枠の前面側に取り付けられ前記中
枠側から排出された遊技球を受け容れるとともに貯留し
ている遊技球を前記中枠側に流出させる供給皿と、該供
給皿の下方で前記中枠の前面側に取り付けられて遊技球
を貯留する下受皿とを備えることを特徴とする。
【0006】このスロットマシンは、図柄表示装置を支
持するフランジ体を中枠にて保持し、その中枠の前面側
に前面カバー体、供給皿及び下受皿を取り付ける構造で
あるので、例えば中枠の外形寸法をパチンコ機などの弾
球遊技機の中枠と同様にすれば、その中枠を保持する外
枠は弾球遊技機の外枠を共用できる。そして、中枠の前
面側に取り付けられる前面カバー体、供給皿及び下受皿
の取り付け構造と中枠に接触する部分の構造などを、そ
れぞれ弾球遊技機のガラス保持体(ガラス枠)、供給皿
(上受皿)及び下受皿と同様にすれば、そうした部分も
弾球遊技機と共用できる。
【0007】そして、外枠の高さ及び幅(上下左右)の
寸法を弾球遊技機の外枠と同じにすれば、遊技店におい
て弾球遊技機の設置島にスロットマシンを設置したり、
スロットマシンの設置島に弾球遊技機を設置することが
可能になる。従来のスロットマシンの全体的な形状は弾
球遊技機とは大幅に異なっており、遊技店において例え
ば弾球遊技機の設置島にスロットマシンを設置したり、
スロットマシンの設置島に弾球遊技機を設置するのは困
難(事実上不可能)であった。
【0008】さらに、請求項2記載のように、フランジ
体に代えて弾球遊技機の遊技盤を保持可能な中枠にすれ
ば、中枠も弾球遊技機と共用できる。その場合、中枠に
は賞球としての遊技球の通路(この通路を貸球としての
遊技球の通路と兼用してもよい)や内部の遊技球を抜き
取るための通路等を設けておけば、より有効に共用でき
る。また、弾球遊技機の中枠に必要とされる構造(例え
ば入賞球やアウト球を機外に排出するための通路、それ
らの遊技球を計数するための装置やセンサ等を取り付け
るスペース、遊技球発射装置を取り付けるためのスペー
スなど)を設けておき、弾球遊技機に使用する際にはそ
うした部品類を装着できるようにしておいてもよい。こ
のようにすれば弾球遊技機の中枠との共用が一層効果的
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施例を説明することにより発明の実施の形態を説明す
る。
【0010】
【実施例】[中枠の構造]まず遊技機の中心的な構造部
材となる中枠について説明する。図1は共に遊技機であ
るスロットマシンとパチンコ機等の弾球遊技機とに共用
可能な中枠30の斜視図である。この中枠30は、上下
に設けられているヒンジ軸受け32(下の軸受けは図示
されない)にヒンジ軸を挿通されて外枠(その構造はパ
チンコ機の外枠として周知であるので図示と説明は省
略)に保持される。
【0011】中枠30には窓58が設けられており、そ
の窓58の外周に沿って縁保持部60が設けられてい
る。縁保持部60の左側縁部60aには、かまぼこ状の
突起72、72が設けられており、図示をしないが左側
縁部60aに対向している右側縁部60bにも突起7
2、72と同様の突起が設けられている。窓58と左側
縁部60aとの間には段差74が設けられ、窓58と右
側縁部60bとの間には段差74と同様の段差(図示さ
れない)が設けられている。
【0012】縁保持部60の左側縁部60aおよび右側
縁部60bの下端に連続して、アール部139a、13
9bが設けられ、それらアール部139a、139bに
は、左右で対をなす盤保持部138a、138bが設け
られている。そして、左側縁部60aの上端側には盤保
持部138cが設けられ、右側縁部60bにも盤保持部
138cと対をなす盤保持部(図示されない)が設けら
れている。
【0013】窓58の下辺58aの前面側には、下辺5
8aに対してほぼ直交する前壁78が設けられている。
前壁78には、左側縁部60a側から右側縁部60b側
に向かって傾斜する第1傾斜部80および第1傾斜部8
0とは逆に傾斜する第2傾斜部82が設けられている。
第1傾斜部80の下曲面80aと第2傾斜部82との間
には、遊技球が通過可能な集合通路84が形成されてい
る。さらに、集合通路84の下方には、収容室88が形
成され、収容室88の下方には回収口89が開口してい
る。回収口89は、遊技機が遊技店に設置された際には
遊技機設置島の回収路(図示略)に接続される。このた
め、回収口89を通過した遊技球は遊技機設置島へと回
収されることになる。
【0014】第2傾斜部82の下方には一対のボス穴9
0aが設けられており、ボス穴90aの間には取込通路
93の入口93aが開口している。またこれらの右側に
は凹陥部92が設けられており、その下方にはハンドル
孔79が設けられている。取込通路93の下流端は収容
室88に沿って設けられているアウト球排出路100に
連通しており、取込通路93を通った遊技球はアウト球
排出路100に流入する。アウト球排出路100の出口
側は回収口89の上方に開口しており、アウト球排出路
100を通過した遊技球は回収口89から排出される。
【0015】収容室88を挟んでアウト球排出路100
と反対側に、脚部104aと腕部104bとからなる倒
立L字状の分配室104が設けられている。この分配室
104下方から側方にかけて、L字状の溝として回収口
89に接続された玉抜き通路106が設けられている。
【0016】そして、この玉抜き通路106に連通する
排球通路108が、縁保持部60の左側縁部60aに沿
って設けられている。この排球通路108は、下端にお
いて分配室104とも連通しており、図5に示されるダ
ンパ110の切換操作によって分配室104または玉抜
き通路106に択一的に接続される。なお、排球通路1
08の下端部108aは前面側に開放する溝状とされて
いるが、それよりも上方部分は前面側が閉じられてトン
ネル状とされている。
【0017】排球通路108は、中枠30の左側縁部6
0aの外側を通過して前面側から背面側に至る通路によ
り中枠30の背面側に達しており、図示しない払出装置
に接続されている。払出装置には図示しないタンクレー
ルにより賞球タンク62から導かれてきた遊技球が供給
される。払出装置から排出された遊技球は、排球通路1
08を通り、ダンパ110の切換位置に応じて分配室1
04または玉抜き通路106に流入する。玉抜き通路1
06に流入した遊技球は回収口89から排出される。
【0018】また、中枠30には、これに装着される扉
体を収容、保持するための扉体収容部64が形成されて
いる。この扉体収容部64の下辺は中央へ向かう傾斜面
66、68で形成されており、両傾斜面66、68の中
間には下皿誘導路70が設けられている。扉体収容部6
4の左側の縦辺部分はヒンジ取付部65になっており、
ここにヒンジ体67が取り付けられる。ヒンジ体67は
鋼板製であり、上下端部に設けられている軸受片67
a、67bを手前側に突出させるコの字状の部材であ
る。また、下から1/3ほどの位置に中間軸受体69が
取り付けられている。 [スロットマシンと弾球遊技機との共用]はじめに述べ
たとおり、この中枠30はスロットマシンと弾球遊技機
とに共用可能である。以下、共用可能な点についてそれ
ぞれの場合を対比しながら説明する。 [中枠に付属する部品について] a.弾球遊技機の場合 この中枠30を弾球遊技機(例えばパチンコ機)に用い
る場合には、図5に示されるような、各種の部品が取り
付けられる。これらの部品を装着した状態は図6に示す
とおりである。
【0019】まず、段差74、76間にわたって仕切板
152が装着され、仕切板152と前壁78との間に遊
技球が通過可能な間隙が形成される。この間隙は、入賞
球を集合させる役割を果たし、間隙内に落下した入賞球
は第1傾斜部80、第2傾斜部82上を転動し、集合通
路84から収容室88側に落下する。
【0020】その収容室88には入賞球計数装置86が
装着される。詳細の説明は省略するが、入賞球計数装置
86は、集合通路84から流入する遊技球を1球づつ検
出しては回収口89に排出する装置である。入賞球計数
装置86から排出された遊技球は回収口89から回収路
へと排出される。
【0021】アウト球排出路100のセンサ取付部97
には、ここを通過する遊技球を検出するためのセンサま
たはスイッチ(図示略)が取り付けられる。なお、取込
通路93はそのセンサの上流側でアウト球排出路100
に合流する。排球通路108の下流端すなわち玉抜き通
路106と分配室104とに分岐部には、前述したよう
にダンパ110が取り付けられる。
【0022】そして、これら玉抜き通路106〜収容室
88にわたる部分の前面側はカバー142にて覆われ
る。カバー142は、排球通路108の下端部108
a、玉抜き通路106及び分配室104の前面側を覆う
ので、これらから遊技球がこぼれ出ることはない。
【0023】ただし、カバー142には、長方形の上皿
排出口144が開口し、その奥側には誘導樋145が設
けられている。この誘導樋145は分配室104の腕部
104bに差し込まれており、腕部104bに流入した
遊技球は誘導樋145に誘導されて、上皿排出口144
を通って手前側に流出する。
【0024】また、カバー142には、屋根状で横向き
開口146aおよび下向き開口146bを備える下皿排
出路146が設けられている。下皿排出路146の横向
き開口146aが分配室104の脚部104aに対応す
る位置となるので、脚部104aに流入した遊技球は、
下皿排出路146を通って下方に落下する。落下した遊
技球は、傾斜面66上を移動して下皿誘導路70に落下
する。
【0025】つまり、払出装置が稼働した際にダンパ1
10が分配室104側にされていれば、排球通路108
を落下してきた遊技球は、ダンパ110を含む湾曲部分
でほぼ水平方向に進路を曲げられ、分配室104の腕部
104bに放出される。この腕部104bには、カバー
142の誘導樋145が差し込まれているので、腕部1
04bに流入した遊技球は誘導樋145に誘導されて、
上皿排出口144を通って手前側に流出する。
【0026】また、上皿排出口144に遊技球が多量に
貯留されて誘導樋145内までが遊技球で満たされる
と、排球通路108を落下して分配室104内に放出さ
れた遊技球は、誘導樋145を満たしている遊技球によ
り進入を阻まれ、脚部104aへと落下する。脚部10
4aに流入した遊技球は、上述のように下皿誘導路70
に落下する。
【0027】アウト球排出路100から第2傾斜部82
の下側部分にかけては、カバー143によって覆われ
る。カバー143には、落下口101aが設けられてお
り、この落下口101aを介して遊技盤22のアウト穴
21(図2参照)とアウト球排出路100とが接続され
る。
【0028】このカバー143の下方では、ボス穴90
aにレール取付部90が取り付けられ、レール取付部9
0には発射レール94が取り付けられる。そして、凹陥
部92には発射ソレノイド96が装着され、その発射ソ
レノイド96を覆うようにしてカバーボックス98も装
着される。なお、カバーボックス98には、発射ソレノ
イド96の制御回路が格納されている。 b.スロットマシンの場合 一方、中枠30をスロットマシンに用いる場合には、仕
切板152、入賞球計数装置86、レール取付部90、
発射レール94、発射ソレノイド96及びカバーボック
ス98の装着は不要であるが、ダンパ110及びカバー
142、143は弾球遊技機のときと同様に装着され
る。
【0029】そして、取込通路93の入口93aには漏
斗91が取り付けられる。この漏斗91の取付位置(入
口93a)は、弾球遊技機の場合に発射レール94上に
供給する遊技球が落下してくる位置に対応しており、漏
斗91は上方から落下してくる遊技球を受け入れて取込
通路93に流入させる。つまり、パチンコ機等の弾球遊
技機として使用するために発射レール94が取り付けら
れているときには、その上方から落下供給される遊技球
は発射レール94上に留まるが、発射レール94を装着
せずに漏斗91を装着すればここに落下してきた遊技球
が取込通路93に流入する。
【0030】なお、漏斗91の突出量はレール取付部9
0の突出長さよりもわずかに小さく、また発射レール9
4を取り付けた場合には発射レール94によって覆い隠
される寸法である。つまり、漏斗91を取り付けても発
射レール94の取付を阻害することはないから、中枠3
0を弾球遊技機に用いる際にも漏斗91を取り付けてい
てかまわない。したがって、漏斗91を中枠30に一体
化してもよい。
【0031】また、レール取付部90が取り付けられて
いても漏斗91の取付を阻害しないから、中枠30をス
ロットマシンに用いる際にもレール取付部90を取り付
けていてかまわない。要するに、レール取付部90及び
漏斗91を中枠30に一体化することが可能であり、そ
うすれば中枠30をスロットマシンに用いるときと弾球
遊技機に用いるときとで、レール取付部90または漏斗
91を選択的に取り付ける必要はなくなり、中枠30を
スロットマシンと弾球遊技機に共用する上でのメリット
は大きい。 [遊技盤と図柄表示装置の置換] a.遊技盤 弾球遊技機(例えばパチンコ機)の場合、中枠30は図
2に例示される遊技盤22を保持する。
【0032】遊技盤22にはガイドレール11により略
円形の遊技領域が形成され、その内側に特別図柄表示装
置12、特別図柄表示装置12を始動させる始動入賞口
14、大当たり時に開放される大入賞口16、風車2
0、アウト球を排出するためのアウト穴21等、周知の
構成が備わっている。また、遊技盤22の背面には、パ
チンコ機の電気部品(例えば特別図柄表示装置12、大
入賞口16、発射ソレノイド96、払出装置等)を制御
するための制御装置13や入賞球の通路(図示しない)
が装着されている。
【0033】この例の遊技盤22に独特な点は、左右下
隅と左右の辺の一部に切欠23a、23b、23c、2
3dが設けられている点である。詳しく述べると、切欠
23aの位置及び形状はアール部139aに対応し、切
欠23bの位置及び形状はアール部139bに対応して
いる。また、切欠23cは盤保持部138cに対応する
位置とされ、切欠23dは盤保持部138cと対をなす
盤保持部に対応する位置とされている。
【0034】この遊技盤22を中枠30に装着するに
は、まず遊技盤22を中枠30の手前側から縁保持部6
0にはめ込む。詳しくは、切欠23aをアール部139
aより上方に、切欠23bをアール部139bより上方
にし、切欠23cは盤保持部138cを通過させる位
置、切欠23dは盤保持部138cと対をなす盤保持部
を通過させる位置として、そのまま遊技盤22の背面を
段差74の手前側の面に押し当てる。そして、背面を段
差74に接触させたまま遊技盤22を下降させる。する
と、切欠23aがアール部139aに、切欠23bがア
ール部139bに乗る状態で、切欠23aとアール部1
39aとが、切欠23bとアール部139bとが整合
し、盤保持部138a、138b、138c及び図示さ
れない盤保持部が、それぞれの背面側に位置している部
材(例えば段差74)とで遊技盤22の縁部を挟み込
む。また、遊技盤22の左右の側辺は突起72、72及
びこれらに対向している突起に接触している。これらに
より、遊技盤22の前後、左右及び下方への移動が規制
され、遊技盤22が中枠30に取り付けられる。遊技盤
22を手前側から押し込んで下降させるだけでよいか
ら、その装着はきわめて簡単である。遊技盤22を中枠
30に装着する作業時及び装着完了時には、遊技盤22
の背面側に取り付けられている制御装置13等は、窓5
8の内側になるから装着に支障はない。
【0035】そして、これとは逆に中枠30に取り付け
られている遊技盤22を持ち上げて手前側に引き出せ
ば、遊技盤22を中枠30から取り外すことができる。
よって取り外しもきわめて簡単である。 b.図柄表示装置 スロットマシンの場合、中枠30は遊技盤22に代えて
図2に例示されるような図柄表示装置40を保持する。
【0036】この図柄表示装置40は、複数種類の図柄
が描かれている3つのドラム41a〜41c、それらを
回転駆動するモータ等を収容するケーシング42及びケ
ーシング42を支持する支持盤43を備えている。フラ
ンジ体に該当する支持盤43には各ドラム41a〜41
cに対応して窓44が設けられており、この窓44から
露出している部分が遊技者に見える。そして、各ドラム
41a〜41cを回転させることで図柄のスクロール表
示が行われ、各ドラム41a〜41cを停止することに
よって図柄が静止表示される。なお、ドラム41a〜4
1cの回転と停止の制御、静止表示された図柄により賞
組合せが成立(入賞)したか否かの判定、賞組合せが成
立した際の遊技球の払出の指示等のスロットマシンゲー
ムを実行するための各種制御を行う制御装置は、図柄表
示装置40のケーシング42内に収納されている。
【0037】ケーシング42を支持する支持盤43の板
厚及び外形寸法は遊技盤22と同じであり、切欠23
a、切欠23b、切欠23c及び切欠23dに対応する
位置には、対応する切欠23a〜23dと同じ形状の切
欠43a、切欠43b、切欠43c及び切欠43dが設
けられている。したがって、遊技盤22と同様の手順で
支持盤43(すなわち図柄表示装置40)を中枠30に
着脱できる。また、遊技盤22の制御装置13と同様
に、ケーシング42は窓58の内側となるから図柄表示
装置40の装着に支障はない。 [前面側の構成] a.弾球遊技機の場合 弾球遊技機の場合、中枠30の前面側には図3に例示さ
れるような盤面カバー200、上皿体240及び下皿体
260が装着される。
【0038】盤面カバー200は、プラスチック製のカ
バー枠202とこれに保持されたガラス板204とで構
成される。カバー枠202には、遊技盤22を臨ませる
窓206が設けられており、ガラス板204はカバー枠
202の背面側に装備されたガラスレール207によっ
て保持され、窓206を遮断している。
【0039】窓206の周囲3辺(上及び左右)にわた
っては、透光性の電飾部208が設けられている。この
電飾部208の背後には装飾用のランプ(電球またはL
ED)が取り付けられており、ランプの点灯により電飾
効果が現れる。また、特定のランプを点灯することによ
り、特定の遊技状態を通報することもできる。
【0040】カバー枠202の左上隅にはヒンジ軸21
0が設けられており、左下隅にはヒンジ軸210とほぼ
同軸の軸孔(図示されない)が設けられている。盤面カ
バー200はこれらヒンジ軸210及び軸孔を介して中
枠30に装着され扉状に開閉可能であるが、その装着に
ついては後述する。
【0041】なお、本例ではガラスレール207は窓2
06の左右及び下の3辺に沿って配置されており、上辺
に対応するガラスレール207はない。このため、ガラ
ス板204は左右のガラスレール207に沿って昇降可
能であり、ガラス板204を装着する際には左右のガラ
スレール207間にガラス板204を差し入れて下降さ
せるだけでよく、取り外すにはガラス板204を上に引
き上げるだけでよい。ただし、盤面カバー200を閉じ
た状態(弾球遊技機の使用状態)では図示しない外枠の
上辺部に設けられている庇状の突起がガラス板204の
上方への移動を規制するので、例えばガラス板204を
ずり上げて不正な行為を行ったりはできないしガラス板
204の着脱もできない。
【0042】上皿体240には供給皿となる上皿242
が備えられ、背面部244を貫通する上皿導入路246
が上皿242の内側に開口している。また、上皿242
の上面には図示しないカードリーダユニット(CRユニ
ット)に挿入されているプリペイドカードの残高を表示
する残高表示器248a、その残高の範囲内で遊技球の
貸出を指示するための貸出ボタン248b及びプリペイ
ドカードの返却を指示するための精算ボタン248cを
備えるCR操作ユニット248が装着されている。
【0043】そして、上皿体240の左上隅には上ヒン
ジ軸250が設けられ、左下隅には上ヒンジ軸250と
ほぼ同軸の下ヒンジ軸(図示されない)が設けられてお
り、上皿体240はこれら上ヒンジ軸250及び下ヒン
ジ軸を介して中枠30に装着される。詳しくは、下ヒン
ジ軸を中枠30のヒンジ体67の軸受片67bに上皿体
240の下ヒンジ軸を挿通させ、上ヒンジ軸250を中
間軸受体69に挿通させる。これにより上皿体240が
中枠30に取り付けられ、上皿体240は上下のヒンジ
軸を軸として扉状に開閉できる。
【0044】上皿体240を閉じた際には上皿導入路2
46がカバー142の上皿排出口144に接続されるの
で、上皿排出口144から排出された遊技球は上皿導入
路246を通って上皿242内に流出し、貯留される。
中間軸受体69に挿通された上ヒンジ軸250は中間軸
受体69を貫通して上方に突出している。そして、この
突出部分を利用して盤面カバー200が取り付けられ
る。すなわち、盤面カバー200の軸孔を上ヒンジ軸2
50の突出部分にはめ合わせ、ヒンジ軸210を軸受片
67aに挿通させる。これにより盤面カバー200が中
枠30に取り付けられ、ヒンジ軸210及び上ヒンジ軸
250を軸として扉状に開閉可能になる。
【0045】なお、中枠30には盤面カバー200及び
上皿体240を閉鎖状態に維持するための錠機構(図示
は省略)が備わっており、鍵穴38に差し込んだ鍵によ
り錠機構を操作して盤面カバー200及び上皿体240
を施錠し、また開錠できる。下皿体260の中央部には
下皿262が設けられ、背面部264を貫通する下皿導
入路266が下皿262の内側に開口している。下皿2
62の左側には灰皿268が装着され、右側には発射ソ
レノイド96を操作するための発射ハンドル270が取
り付けられている。
【0046】下皿体260は例えばボルト等を用いて中
枠30の下部に取り付けられ、その際には下皿導入路2
66が中枠30の下皿誘導路70に接続される。そし
て、下皿誘導路70から排出された遊技球は下皿導入路
266を通って下皿262内に流出し、貯留される。ま
た、下皿262の底部には排球口272が設けられてお
り、これを遮断しているシャッタ274を移動させて排
球口272を開けば、下皿262から遊技球を落下、排
出できる。
【0047】本実施例では発射装置として発射ソレノイ
ド96を使用しているので、発射ハンドル270の操作
量は電気的な信号として(例えば可変抵抗の抵抗値変化
として)発射ソレノイド96の制御回路に入力され、そ
れに応じて発射ソレノイド96の駆動電力すなわち発射
力の強弱が調節される。発射ハンドル270から引き出
されている電線類の一部は中枠30の右下隅に設けられ
ているハンドル孔79を通って中枠30の背面側に出て
遊技盤22の背面に装着されている制御装置13に接続
される。また、制御装置13から発射ソレノイド96の
制御回路に至る電線類もハンドル孔79を通っている。
したがって、本実施例ではハンドル孔79は、中枠30
の前面側から背面側に至る電線類の通路とされている。
【0048】ところで、弾球遊技機の中には発射ハンド
ルの操作量(通常は回転操作量)をワイヤやリンク等の
機械的な伝達手段によって発射装置に伝達する形式のも
のもある。その場合には、ハンドル孔79をそうした機
械的な伝達手段のために(例えば発射ハンドルの回転軸
を通すための穴として)使用することができる。
【0049】弾球遊技機(例えばパチンコ機)では、上
皿242に遊技球を投入してから発射ハンドル270を
回動操作すると上皿242の遊技球が1球ずつ発射レー
ル94上に供給されて遊技盤22に向けて発射される。
この遊技球が入賞する等により払出の条件が成立すると
払出装置の稼働により賞球としての遊技球が排出され
る。
【0050】賞球は、排球通路108を落下しダンパ1
10を含む湾曲部分でほぼ水平方向に進路を曲げられ
(ダンパ110は分配室104側にされている)、分配
室104の腕部104bに放出される。そして腕部10
4bに差し込まれている誘導樋145に誘導されて、上
皿排出口144から上皿導入路246を通って上皿24
2内に流出し、貯留される。
【0051】また、上皿242に多量の遊技球が蓄積さ
れていて上皿排出口144〜誘導樋145までが遊技球
で満たされたときには、排球通路108を落下して分配
室104内に放出された遊技球は、誘導樋145を満た
している遊技球により進入を阻まれ、脚部104aへと
落下する。脚部104aに流入した遊技球は、傾斜面6
6によって誘導されて下皿誘導路70に落下し、下皿誘
導路70から下皿導入路266を通って下皿262内に
流出し、貯留される。
【0052】入賞した遊技球は、仕切板152と前壁7
8との間隙を通り第1傾斜部80、第2傾斜部82上を
転動し、集合通路84から収容室88の入賞球計数装置
86に流入し、1球づつ回収口89から排出される。一
方、アウト球は、アウト穴21から落下口101aを通
ってアウト球排出路100に流入し、センサ取付部97
のセンサまたはスイッチで検出されて、回収口89から
排出される。
【0053】なお、弾球遊技機の入れ換え等に際して賞
球タンク62に貯留されている遊技球を排出する場合に
は、図示しない玉抜スイッチをオンすると、ダンパ11
0が図示しないソレノイドにて駆動されて玉抜き通路1
06側に切り換えられ、排球通路108と玉抜き通路1
06とが連通される。併せて払出装置が稼動して賞球タ
ンク62からの遊技球を排出する。排出された遊技球は
排球通路108から玉抜き通路106を経て回収口89
から回収路へ排出される。b.スロットマシンの場合ス
ロットマシンの場合、中枠30の前面側には図4に例示
されるような前面カバー300、上皿体340及び下皿
体380が装着される。
【0054】前面カバー300はプラスチック製であ
り、中央部にはかまぼこ状のレンズ部302が設けられ
ている。レンズ部302には透明な表示窓304が3箇
所設けられ、表示窓304同士の間部分及び左右の端面
は着色不透明とされている。一方、レンズ部302の周
囲は平板域306とされ、ここにはベット表示部308
a〜308e及び情報表示部310a〜310cが設け
られ、また各種の装飾312が施されている。ベット表
示部308a〜308eの背後にはそれぞれベットラン
プ(図示省略)が配置されており、遊技球の賭け数に応
じてベットランプが点灯されてベット表示部308a〜
308eが明るく表示される。また、レンズ部302に
は各ベット表示部308a〜308eに対応する賞ライ
ンが描かれている(ベット表示部308b、308c、
308dからは水平方向に、ベット表示部308a、3
08eからは対角線方向に、図示略)。
【0055】情報表示部310a〜310cには、スロ
ットマシンによる遊技に伴う各種の情報、例えばクレジ
ット数、賞球数、いわゆるボーナスゲームの残回数など
が表示される。平板域306の周囲3辺(上及び左右)
にわたっては、透光性の電飾部314が設けられてい
る。この電飾部314の背後には装飾用のランプ(電球
またはLED)が取り付けられており、ランプの点灯に
より電飾効果が現れる。また、特定のランプを点灯する
ことにより、特定の遊技状態を通報することもできる。
【0056】前面カバー300の左上隅にはヒンジ軸3
16が設けられており、左下隅にはヒンジ軸316とほ
ぼ同軸の軸孔(図示されない)が設けられている。前面
カバー300はこれらヒンジ軸316及び軸孔を介して
中枠30に装着され扉状に開閉可能である。その装着は
弾球遊技機の盤面カバー200と同様に行われる。
【0057】盤面カバー200を中枠30に取り付けて
閉じた際には、各表示窓304が図柄表示装置40の各
ドラム41a〜41cに対面する位置になり、遊技者は
表示窓304を透してドラム41a〜41cの図柄を見
ることができる。上皿体340には供給皿となる上皿3
42が備えられ、背面部344を貫通する上皿導入路3
46が上皿342の内側に開口している。
【0058】そして、上皿体340の左上隅には上ヒン
ジ軸341が設けられ、左下隅には上ヒンジ軸341と
ほぼ同軸の下ヒンジ軸(図示されない)が設けられてお
り、上皿体340はこれら上ヒンジ軸341及び下ヒン
ジ軸を介して中枠30に装着される。その装着の仕方は
弾球遊技機の上皿体240と同様、下ヒンジ軸を中枠3
0のヒンジ体67の軸受片67bに上皿体240の下ヒ
ンジ軸を挿通させ、上ヒンジ軸341を中間軸受体69
に挿通させる。中枠30に取り付けられた上皿体340
は上下のヒンジ軸を軸として扉状に開閉できる。上皿体
340を閉じた際には上皿導入路346が中枠30の上
皿排出口144に接続され、上皿排出口144から排出
された遊技球は上皿導入路346を通って上皿342内
に流出し、貯留される。
【0059】なお、中間軸受体69に挿通された上ヒン
ジ軸341が中間軸受体69を貫通して上方に突出し、
弾球遊技機の盤面カバー200と同様、この突出部分を
利用して前面カバー300が取り付けられる。また、中
枠30には前面カバー300及び上皿体340を閉鎖状
態に維持するための錠機構が備わっており、鍵穴38に
差し込んだ鍵により錠機構を操作して前面カバー300
及び上皿体340を施錠し、また開錠できる。
【0060】上皿342の手前側の縁部348には、ド
ラム41a〜41cの回転(すなわち図柄のスクロール
表示)を停止させるためのストップスイッチ350a、
350b、350cが取り付けられている。遊技者は、
ストップスイッチ350aを操作してドラム41aを、
ストップスイッチ350bを操作してドラム41bを、
ストップスイッチ350cを操作してドラム41cを停
止させることができる。
【0061】また、上皿342の手前側の縁部348に
は、ドラム41a〜41cの回転開始(すなわち遊技の
開始)を指示するためのスタートスイッチ354が装着
されている。このスタートスイッチ354は梃子状に上
下に揺動可能で、通常は内蔵するバネの働きで上位置に
あり、遊技者が下降変位させることでオンされる。そし
て、後述するようにクレジットの減算または遊技球の取
込により遊技の実行が可能になってからスタートスイッ
チ354がオンされると、ドラム41a〜41cが回転
を開始する(スクロール表示が開始される)。
【0062】一方、上皿342の上面には遊技球の賭け
数を選択するベットスイッチ352a、352b、35
2cが取り付けられている。ベットスイッチ352aは
3単位(本例では5個を1単位とするので15個)の遊
技球を、ベットスイッチ352bは2単位の遊技球を、
ベットスイッチ352cは1単位の遊技球を1回のゲー
ムに使用する(賭ける)ことを入力する。これらのベッ
トスイッチ352a〜352cが操作されると、予め遊
技球が取込まれているときには(クレジットがあるとき
には)クレジットが減算され、クレジットがないときに
はベット単位に相当する個数の遊技球が上皿342から
取込まれて遊技を実行可能になる。
【0063】このクレジットを実行させるためのクレジ
ットスイッチ353が上皿342の上面に取り付けられ
ている。クレジットスイッチ353をオンにすると取込
装置(図示略)が稼働して上皿342からの遊技球をス
ロットマシン本体側に取込む。
【0064】取込装置は、上皿342から流れてくる遊
技球をセンサで計数しながら上皿体340の背面側に排
出する装置であり、その排出先は上述の漏斗91であ
る。本例では、クレジットスイッチ353がオンにされ
ると、取込装置は上限数(例えば250個)に達するま
で遊技球を取込み、その取込個数がクレジットとして記
憶される。
【0065】また、クレジットスイッチ353をオンか
らオフにすると、その際にクレジットされていた個数の
遊技球が払い出される。そして、クレジットスイッチ3
53がオフになっているときには取込装置はベットスイ
ッチ352a〜352cのオン操作に応じて稼働し、操
作されたベットスイッチ352a〜352cに対応する
個数の遊技球を取込んだところで停止する。
【0066】上皿体340の下方に配される下皿体38
0の中央部には下皿382が設けられ、背面部384を
貫通する下皿導入路386が下皿382の内側に開口し
ている。下皿382の左側には灰皿387が装着され、
右側には図示しないカードリーダユニット(CRユニッ
ト)に挿入されているプリペイドカードの残高を表示す
る残高表示器388a、その残高の範囲内で遊技球の貸
出を指示するための貸出ボタン388b及びプリペイド
カードの返却を指示するための精算ボタン388cを備
えるCR操作ユニット388が装着されている。
【0067】下皿体380は例えばボルト等を用いて中
枠30の下部に取り付けられ、その際には下皿導入路3
86が中枠30の下皿誘導路70に接続される。そし
て、下皿誘導路70から排出された遊技球は下皿導入路
386を通って下皿382内に流出し、貯留される。ま
た、下皿382の底部には排球口392が設けられてお
り、これを遮断しているシャッタ394を移動させて排
球口392を開けば、下皿382から遊技球を落下、排
出できる。
【0068】なお、CR操作ユニット388が装着され
ているCR操作部分395は下皿本体部382aとは別
体で成形後、下皿本体部382aに接合されて下皿38
2として一体化されている。このCR操作部分395と
下皿本体部382aとの境界(破線で示してある。)
は、弾球遊技機用の下皿体260の発射ハンドル270
側の端面295と整合する形状である。このため、下皿
体260から発射ハンドル270を取り外せば、下皿体
260の端面295側にCR操作部分395を接合させ
ることができる。つまり、発射ハンドル270とCR操
作部分395とは、相互に置換可能である。
【0069】また、下皿体380のCR操作部分395
以外の部分(下皿本体部382a、灰皿387、背面部
384など)の形状は、弾球遊技機用の下皿体260の
これらに対応する部分と同形状である。つまり、スロッ
トマシン用の下皿体380と弾球遊技機用の下皿体26
0とは、CR操作部分395と発射ハンドル270とを
除けば、同形状である。なお下皿体380の背面部38
4にも発射ハンドル270取り付け用の穴に相当する穴
があるが、これはCR操作部分395によって覆い隠さ
れている。
【0070】したがって、この同形状部分に発射ハンド
ル270を取り付ければ弾球遊技機用の下皿体260と
なり、CR操作部分395を付加すればスロットマシン
用の下皿体380となる。このため、弾球遊技機用の下
皿体260とスロットマシン用の下皿体380とを成形
するための金型を、発射ハンドル270及びCR操作部
分395の金型を除いて共通化できる。よって金型の製
造コストや成形コストを低減でき、また同形状の製品を
より多量に製造することによるスケールメリットも期待
できる。
【0071】なお、CR操作部分395と下皿本体部3
82aとの境界を下皿体260の発射ハンドル270側
の端面295と整合させるだけで発射ハンドル270と
CR操作部分395とを置換可能にできるから、下皿体
260、380の一部例えば下皿本体部382aと下皿
262のデザインを異ならせることもできる。このよう
な場合には、デザインを異ならせる部分については金型
の共通化のメリットは低下する。
【0072】スロットマシンでは、ベットスイッチ35
2a〜352cの操作によりクレジットが減算されるか
遊技球が取込まれることにより遊技の実行が可能にな
る。遊技可能になってからスタートスイッチ354がオ
ンされると、ドラム41a〜41cが回転を開始する。
そして、遊技者がストップスイッチ350a〜350c
を操作してドラム41a〜41cを停止させると、静止
表示された図柄によって賞組合せの成立の有無が判断さ
れる。賞組合せが成立したなら、払出装置が稼働して賞
組合せとベット数に応じた個数の遊技球が賞球として排
出される。それら賞球の排出通路は弾球遊技機の場合と
同様である。
【0073】上述したとおり、この実施例のスロットマ
シンは、図柄表示装置40を支持する支持盤43(フラ
ンジ体)を中枠30にて保持し、その中枠30の前面側
に前面カバー体300、上皿体340(供給皿)及び下
皿体380(下受皿)を取り付ける構造であり、中枠3
0は弾球遊技機の中枠として使用できるので、中枠30
はもちろんこれを保持する外枠も弾球遊技機の外枠を共
用できる。
【0074】そして、中枠30は図柄表示装置40(支
持盤43)と遊技盤22のどちらでも保持可能であるか
ら、スロットマシンと弾球遊技機との共用に好適であ
る。しかも、中枠30には賞球及び貸球としての遊技球
を排出するための通路等が設けられているから、スロッ
トマシンと弾球遊技機とにより良好に共用できる。
【0075】また、弾球遊技機の中枠に必要とされる構
造(例えば入賞球やアウト球を機外に排出するための通
路、それらの遊技球を計数するための装置やセンサ等を
取り付けるスペース、遊技球発射装置を取り付けるため
のスペースなど)が設けられているので、弾球遊技機に
使用する際にはそうした部品類を装着し、スロットマシ
ンではそれらを装着しなければよい。
【0076】中枠30は上記のようにスロットマシンと
弾球遊技機との共用に好適であり、中枠30の前面側に
取り付けられる前面カバー体300、上皿体340及び
下皿体380は、それぞれ弾球遊技機の盤面カバー20
0、上皿体240及び下皿体260と相互に置換可能で
あるので、これらを選択的に中枠30に取り付けること
で、スロットマシンとしたり弾球遊技機とすることが可
能である。
【0077】本実施例の上皿体340は、スクロール表
示を停止させるためのストップスイッチ350a〜35
0cが上皿342の手前側の縁部348に設けられてい
るので、遊技者は上皿342よりも奥まった場所にまで
手を延ばしてストップスイッチ350a〜350cを操
作する必要はなく、きわめて操作し易い。また、ストッ
プスイッチ350a〜350cを上皿342に設けるこ
とによって本体側における部品の配置域が増加するか
ら、スロットマシンの前面部における部品配置の自由度
も向上する。
【0078】また、遊技球の賭け数を選択するベットス
イッチ352a〜352cをも上皿342に備えたの
で、ベットスイッチ352a〜352cを操作する際に
も遊技者が上皿342よりも奥まった場所にまで手を延
ばす必要はなく、きわめて操作し易い。また、ベットス
イッチ352a〜352cを供給皿に設けることによっ
て本体側における部品の配置域が増加するから、スロッ
トマシンの前面部における部品配置の自由度も一層向上
する。
【0079】さらに、ゲームの開始を指示するスタート
スイッチ354をも上皿342に備えたので、スタート
スイッチ354を操作する際にも遊技者が上皿342よ
りも奥まった場所にまで手を延ばす必要はなく、きわめ
て操作し易い。また、スタートスイッチ354を上皿3
42に設けることによって本体側における部品の配置域
が増加するから、スロットマシンの前面部における部品
配置の自由度も一層向上する。
【0080】特に、ストップスイッチ350a〜350
c、ベットスイッチ352a〜352c、スタートスイ
ッチ354及びクレジットスイッチ353を上皿342
に備えているので、スロットマシンでのゲームの実行に
必要なスイッチのすべてが上皿342に集約されてい
る。そのため、スロットマシンの本体側にこれらのスイ
ッチを配置する必要がなくなり、枠体(外殻となる外
枠、図柄表示装置などを支持する中枠、下皿等)を弾球
遊技機と共通化することが可能になる。すなわち、スロ
ットマシン用の上皿体340を用いるか弾球遊技機用の
上皿体240を用いるかの違いだけで、スロットマシン
と弾球遊技機との枠構造の共通化を図れる。
【0081】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の中枠の斜視図である。
【図2】 実施例の遊技盤及び図柄表示装置の斜視図で
ある。
【図3】 実施例の弾球遊技機の前面部分の斜視図であ
る。
【図4】 実施例のスロットマシンの前面部分の斜視図
である。
【図5】 実施例の中枠に弾球遊技機用の付属品を装着
した状態の下半部の斜視図である。
【図6】 図5の分解斜視図である。
【符号の説明】
22…遊技盤、30…中枠、40…図柄表示装置、43
…支持盤(フランジ体)、300…前面カバー(前面カ
バー体)、304…表示窓(透明部)、340…上皿体
(供給皿)、342…上皿(供給皿)、350a〜35
0c…ストップスイッチ、352a〜352c…ベット
スイッチ、353…クレジットスイッチ、354…スタ
ートスイッチ、380…下皿体(下受皿)、382…下
皿(下受皿)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄の変動表示と静止表示を行う図柄表
    示装置を備え、遊技球の投入を条件として前記図柄表示
    装置にて図柄を変動表示した後に静止表示し、該静止表
    示された図柄により賞組合せが成立するとその賞組合せ
    に応じた遊技球を遊技者側に排出するスロットマシンに
    おいて、 外周形状はほぼ矩形で該前記図柄表示装置を支持するフ
    ランジ体と、 該フランジ体を介して前記図柄表示装置を保持する中枠
    と、 前記図柄表示装置による表示を透視させる透明部を備え
    前記中枠の前面側に取り付けられて前記フランジ体の前
    面側をカバーする前面カバー体と、 該前面カバー体の下方で前記中枠の前面側に取り付けら
    れ前記中枠側から排出された遊技球を受け容れるととも
    に貯留している遊技球を前記中枠側に流出させる供給皿
    と、 該供給皿の下方で前記中枠の前面側に取り付けられて遊
    技球を貯留する下受皿とを備えることを特徴とするスロ
    ットマシン。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスロットマシンにおいて、 前記中枠は前記フランジ体に代えて弾球遊技機の遊技盤
    を保持可能であることを特徴とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスロットマシン
    において、 前記供給皿には、 1回の遊技に使用する遊技球数を選択するためのベット
    スイッチ、 前記図柄の変動表示の開始を指示するためのスタートス
    イッチ及び前記図柄の変動表示を停止させるためのスト
    ップスイッチが取り付けられていることを特徴とするス
    ロットマシン。
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