JP2001000625A - 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機

Info

Publication number
JP2001000625A
JP2001000625A JP11170761A JP17076199A JP2001000625A JP 2001000625 A JP2001000625 A JP 2001000625A JP 11170761 A JP11170761 A JP 11170761A JP 17076199 A JP17076199 A JP 17076199A JP 2001000625 A JP2001000625 A JP 2001000625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
contact
operation switch
movable
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11170761A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4198270B2 (ja
Inventor
Takao Wariishi
卓男 割石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP17076199A priority Critical patent/JP4198270B2/ja
Publication of JP2001000625A publication Critical patent/JP2001000625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4198270B2 publication Critical patent/JP4198270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者による操作頭部での全ての方向の操作
入力が被センサ部側の非接触型センサでオン・オフ切替
信号の出力となるようにし、操作性に優れた遊技機用の
操作スイッチを提供する。 【解決手段】 遊技者により遊技に関連して操作される
遊技機用の操作スイッチ7は、一端に操作頭部35を有
する軸部材31と、この軸部材の他端側にその軸方向に
移動可能に配置された被センサ部37を有する移動子3
2と、この移動子の被センサ部に対応して設けられ、移
動子の軸方向移動に応じてオン・オフ切替信号を出力す
る非接触型センサ34とを備える。上記軸部材及び移動
子を、例えばそれらの端面に凸部41又は凹部42を形
成することなどによりそれらの端面同士が一部に両者の
相対変位を許容するための隙間を有する状態で接触さ
せ、かつその接触状態が付勢部材43,44の付勢力を
受けて常時保持されるようにして、軸部材の操作頭部に
対する全ての操作入力を移動子の軸方向移動として伝達
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンの
スタートレバーなどのように遊技者により遊技に関連し
て操作される遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技機としてのスロットマシン
のスタートレバーは、操作パネルに対し上下方向に揺動
可能に取り付けられ、上下方向の一方又は両方に操作さ
れるとスイッチが入る構成になっているが、その操作方
向が限られているため、遊技者の操作性がよくないとい
う問題がある。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば特開平10−328352号公報に開示さ
れ、また図6にも示すような操作スイッチが提案されて
いる。この提案の操作スイッチは、スロットマシンの操
作パネルaに固定された中空部bを有する基部材cと、
一端に操作頭部d1を、他端に被センサ部d2をそれぞ
れ有する軸体dと、この軸体dを上記基部材cの中空部
b内において上下方向に揺動可能にかつ軸方向に移動可
能に支持する支持部材eと、上記軸体dの被センサ部d
2に対応して設けられた光センサなどのセンサ・スイッ
チ類fとを備え、遊技者が軸体dの操作頭部d1を上下
方向に傾動操作しあるいは前方に引き出し操作すると軸
体dの被センサ部d2とセンサ・スイッチ類fとの位置
関係が変化し、センサ・スイッチ類fからオン・オフ切
替信号が出力される構成になっている。尚、gは軸体d
を中立位置に付勢するためのコイルスプリングである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の操
作スイッチでは、従来と同様の操作頭部d1の上下方向
の傾動操作に加えて操作頭部d1の前方への引き出し操
作でオン・オフ切替を行い得るようにしているに過ぎ
ず、遊技機用の操作スイッチとしての良好な操作性を充
分に満たすものではないのが実情である。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その課題とするところは、上述した軸体dを操作
頭部d1側と被センサ部d2側とに分離し、遊技者によ
る操作頭部d1での全ての方向の操作入力が被センサ部
d2側の非接触型センサでオン・オフ切替信号の出力と
なるようにすることにより、操作性に優れた遊技機用の
操作スイッチ及びそれを備えた遊技機を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、遊技機に装備され、遊技者
により遊技に関連して操作される遊技機用の操作スイッ
チとして、一端に操作頭部を有する軸部材と、この軸部
材の他端側に軸部材の軸方向に移動可能に配置された被
センサ部を有する移動子と、この移動子の被センサ部に
対応して設けられ、移動子の軸方向移動に応じてオン・
オフ切替信号を出力する非接触型センサとを備える。そ
して、上記軸部材及び移動子を、それらの端面同士が一
部に両者の相対変位を許容するための隙間を有する状態
で接触させ、かつその接触状態が付勢部材の付勢力を受
けて常時保持されるようにして、軸部材の操作頭部に対
する全ての操作入力を移動子の軸方向移動として伝達す
る構成とする。
【0007】この構成では、軸部材の操作頭部に対し軸
回りいずれかの方向の傾動操作、軸方向前後の引き出し
・押し込み操作及び軸回りの捻り操作のいずれを行った
場合でも、その操作入力が移動子の軸方向移動として伝
達されて移動子の被センサ部が軸方向に移動し、この被
センサ部と非接触型センサとの位置関係が変化すること
により、センサからオン・オフ切替信号が出力される。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊
技機用の操作スイッチにおいて、上記軸部材及び移動子
の端面同士が一部に隙間を有する状態で接触するための
好ましい形態を提供する。すなわち、上記軸部材及び移
動子を、それらの端面に設けた凸部と凹部とで接触させ
る構成とする。
【0009】請求項3に係る発明は、上記凸部及び凹部
の好ましい形態を提供する。すなわち、上記凸部は断面
が半円弧状のものであり、上記凹部は、その断面が凸部
断面の円弧径よりも大きい円弧径を有する半円弧状のも
のである。この場合、操作頭部への操作入力時には上記
凸部と凹部とが接触した状態のまま相対変位するが、そ
の接触箇所での抵抗が低減されることになり、操作が滑
らかなものとなる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1記載の操
作スイッチを備える遊技機を提供する。すなわち、遊技
者により遊技に関連して操作される操作スイッチを備え
た遊技機において、上記操作スイッチを、一端に操作頭
部を有する軸部材と、この軸部材の他端側に軸部材の軸
方向に移動可能に配置された被センサ部を有する移動子
と、この移動子の被センサ部に対応して設けられ、移動
子の軸方向移動に応じてオン・オフ切替信号を出力する
非接触型センサとによって構成する。また、上記軸部材
及び移動子を、それらの端面同士が一部に両者の相対変
位を許容するための隙間を有する状態で接触させ、かつ
その接触状態が付勢部材の付勢力を受けて常時保持され
るようにして、軸部材の操作頭部に対する全ての操作入
力を移動子の軸方向移動として伝達する構成とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4記載の遊
技機において、上記軸部材及び移動子の端面同士が一部
に隙間を有する状態で接触するための好ましい形態を提
供する。すなわち、上記軸部材及び移動子を、それらの
端面に設けた凸部と凹部とで接触させる構成とする。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項4又は5記
載の遊技機において、上記操作スイッチの他に、その操
作スイッチの軸部材の操作頭部に対し遊技に関連して振
動を付与する加振機を備える。そして、この加振機を、
遊技スイッチの移動子の後方に配置されかつ操作スイッ
チ用の固定部材にブラケットを介して支持された加振機
本体と、この加振機本体の振動を上記軸部材の操作頭部
に伝達するロッドとによって構成するとともに、上記ロ
ッドを、移動子に設けた貫通孔を通して移動子の後方側
から軸部材側にまで延ばし、かつ付勢部材により一端が
軸部材の端部に常時当接するように付勢する構成とす
る。
【0013】この構成では、加振機の主な部分である加
振機本体が操作スイッチ用の固定部材にブラケットを介
して支持されているため、この加振機と操作スイッチと
を1つのユニットとして遊技機に装備することができ
る。しかも、加振機本体の振動を操作スイッチの軸部材
の操作頭部に伝達するロッドは、加振機本体の配置側で
ある移動子の後方側から移動子の貫通孔を通して軸部材
側にまで延び、その一端が軸部材の端部に当接しかつそ
の当接状態が付勢部材の付勢力を受けて保持されている
ため、ロッドによる軸部材の操作頭部への振動伝達を確
実に行いながら、移動子への振動伝達ひいては移動子の
被センサ部への影響を可及的に少なくしてセンサの誤作
動を防止できることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
操作スイッチを備えた遊技機としてのスロットマシンA
を示す。このスロットマシンAは、装置類を収納する筐
体(図示せず)の前側に開閉可能に取り付けられた前扉
1を有しており、この前扉1にはリール表示窓2、クレ
ジット枚数表示部3、払出枚数表示部4、役物当選回数
表示部5、メダル投入口6、スタートレバー7、3個の
停止ボタン8,8,8、1ベットボタン9、2ベットボ
タン10、3ベットボタン11、メダル返却ボタン1
2、精算スイッチ13、ドアキー14、メダル払出口1
5及びメダル受け皿16などが設けられている。前扉1
の表面は、リール表示窓2及びその周囲が中パネル18
により、その下側の操作部付近がダイキャスト製の操作
パネル19により、更に下側部分が装飾パネル20によ
りそれぞれ構成されている。
【0015】上記リール表示窓2及びその周辺(つまり
中パネル18の表面)には横3本と斜め2本の計5本の
入賞ラインL1〜L5が表示されており、メダル投入口
6に投入されたメダルの枚数が1枚であれば中央の入賞
ラインL1のみが、2枚であれば横3本の入賞ラインL
1〜L3が、3枚であれば5本全ての入賞ラインL1〜
L5がそれぞれ有効化される。このリール表示窓2から
は、筐体内に収納されたリール装置の3個のリール(図
示せず)が横一列に見えるようになっている。各リール
の外周面にはそれぞれ複数種類の図柄が描かれており、
リール停止時には各リールの3駒分の図柄が各入賞ライ
ンL1〜L5上に整列して並ぶようになっている。
【0016】上記スタートレバー7はリール装置の3個
のリールを一斉に回転始動させるものであり、上記3個
の停止ボタン8,8,8はそれぞれ対応するリールの回
転を個別に停止させるものである。そして、上述の如く
メダルの投入枚数に応じて有効化された入賞ラインL1
〜L5上に所定の図柄の組み合わせが揃うとその組み合
わせに応じた獲得枚数が払出枚数表示部4に表示され、
その枚数のメダルがメダル払出口15からメダル受け皿
16に払い出されるようになっている。
【0017】また、スロットマシンAは複数枚のメダル
を予めメダル投入口6から投入して預けておき、この預
けメダルを消費しつつゲームを行うことができるいわゆ
るクレジット形式のものであり、クレジット枚数表示部
3には預けメダルの枚数が表示される。そして、スター
トレバー7の操作に先立って1ベットボタン9を押すと
1枚のメダルが、2ベットボタン10を押すと2枚のメ
ダルが、3ベットボタン11を押すと3枚のメダルがそ
れぞれ投入された場合と同様に入賞ラインL1〜L5が
有効化される。精算スイッチ13は、預けメダルを精算
してメダル払出口15からメダル受け皿16に払い出す
ためのものである。
【0018】そして、本発明の一実施形態に係る操作ス
イッチは、上記スタートレバー7に適用したものであ
り、このスタートレバー7のスイッチ構成は、図2ない
し図5に詳示している。
【0019】すなわち、図2及び図3に示すように、ス
タートレバー7の取り付けのためにダイキャスト製の操
作パネル19にはその表面側に突出する円筒状のボス部
21が形成され、このボス部21の中心孔22内を貫通
してスタートレバー7が取り付けられている。このスタ
ートレバー7は、ボス部21の中心孔22内を貫通して
延びる軸部材31と、この軸部材31の後端側に配置さ
れた合成樹脂製の移動子32と、この移動子32を保持
して操作パネル19の裏面側に固定された板金製のケー
ス33と、このケース33に取り付けられた光センサ3
4とを備えている。
【0020】上記軸部材31の前端(つまりボス部21
より前方に突出する一端)には略球状の操作頭部35が
ねじ穴構造により装着されている一方、軸部材31の後
端には軸部材31の径よりも大きい円盤状の接触部36
が形成されている。この接触部36は、ケース33内に
挿入されているとともに、その後面が移動子32の前面
と接触するようになっている。
【0021】上記移動子32は、図4にも示すように直
方体状のもので、下面に矩形薄板状の被センサ部37を
有しており、この被センサ部37の中心線上にはスリッ
ト溝38が設けられている。この移動子32は、ケース
33内で前後方向つまり軸部材31ないしスタートレバ
ー7の軸方向に移動可能に収納されているとともに、移
動子32の被センサ部37は、ケース33の下面に形成
したスリット孔39を通してケース33の外部に延出さ
れている。
【0022】上記光センサ34は、移動子32の被セン
サ部37を挟んで対向する一対の投光部及び受光部を有
するもので、ケース33内における移動子32の軸方向
移動に応じて投光部と受光部との間の光の通過が被セン
サ部37のスリット溝38を通して行われるか否かによ
ってオン・オフ切替信号を出力するようになっている。
この信号は、スロットマシンAの制御部(図示せず)に
入力され、その制御部によるリール装置の回転始動制御
に供せられる。
【0023】上記軸部材31の接触部36と移動子32
との間では、接触部36の後面と移動子32の前面とが
接触しているだけでなく、移動子32の前面に設けた凸
部41が接触部36の後面に設けた凹部42に嵌り込ん
で接触している。上記凸部41は断面が半円弧状で左右
方向に移動子32の横幅寸法の約半分の長さを有するも
のであり、上記凹部42は、その断面が凸部41断面の
円弧径よりも若干大きい円弧径を有する半円弧状で接触
部36の左右方向全長に亘って延びた溝状のものであ
る。
【0024】また、上記軸部材31の接触部36と移動
子32との間の接触状態は、付勢部材としての2個のコ
イルスプリング43,44により常時保持されている。
一方のコイルスプリング43は、操作パネル19裏面側
の中心孔22周囲に形成した収納凹部46の底面とリン
グ状の座金47との間に縮装されており、座金47はコ
イルスプリング43の付勢力を受けてケース33の固定
フランジ部33aに当接する位置まで軸部材31の接触
部36をケース33の内側つまり移動子32と接触する
側に押し込むようになっている。他方のコイルスプリン
グ44は、移動子32に形成した段付き貫通孔48の段
部とケース33の内面との間に縮装されている。このコ
イルスプリング44の付勢力(ばね力)はコイルスプリ
ング43のそれよりも小さく設定されている。
【0025】以上の構成により、軸部材31の操作頭部
35に対する全ての操作入力が移動子32の軸方向移動
として伝達されるようになっている。つまり、軸部材3
1の操作頭部35を軸回りのいずれかの方向、例えば上
下方向又は左右方向に傾動操作すると、軸部材31はそ
の接触部36と移動子32との接触中心(凸部41の中
心)を中心として傾動し、この傾動に伴って移動子32
がコイルスプリング44の付勢力に抗して後方に移動す
る。また、軸部材31の操作頭部35を軸方向前方に引
き出し操作すると軸部材31の接触部36がコイルスプ
リング43を圧縮しながら前方に移動し、これに伴い移
動子32がコイルスプリング44の付勢力を受けて前方
に移動する。逆に、軸部材31の操作頭部35を軸方向
後方に押し込み操作すると軸部材31の接触部36及び
移動子32が一体的にコイルスプリング44の付勢力に
抗して後方に移動する。さらに、軸部材31の操作頭部
35を軸回りに捻り操作すると軸部材31の接触部36
の凹部42と移動子32の凸部41との間に両者を互い
に軸方向に離反させる力が発生し、移動子32がコイル
スプリング44の付勢力に抗して後方に移動する。尚、
操作パネル19のボス部21の中心孔22は、軸部材3
1の所定の角度範囲内での傾動を許容するように前方に
向かうに従って径が大きくなる円錐面状に形成されてい
る。
【0026】さらに、スロットマシンAは、大当たりフ
ラグの成立時などにそのことを遊技者に報知するために
上記スタートレバー7の軸部材31の操作頭部35に対
し振動を付与する加振機50を備えている。この加振機
50は、スタートレバー7の固定部材であるケース33
に取り付けられており、スロットマシンAの組み立て時
には予めスタートレバー7とユニットして組み付けられ
る。
【0027】上記加振機50は、図5にも示すように、
スタートレバー7の移動子32及びそれを保持するケー
ス33の後方に配置されかつケース33にブラケット5
1を介して支持された加振機本体52と、この加振機本
体52の振動をスタートレバー7の軸部材31の操作頭
部35に伝達する伝達ロッド53とを有しており、加振
機本体52は、軸方向を略水平にして配置された電動モ
ータ55の回転軸55aに偏心重り56を装着してな
る。伝達ロッド53は、スタートレバー7の軸線の延長
線上に位置しかつ軸方向に移動可能にブラケット51に
支持されており、その前端部は、ケース33の後面に設
けた孔57、コイルスプリング44の内側、移動子32
の貫通孔48、及び凸部41に形成した貫通孔58を通
して、軸部材31の接触部36に凹部42の中心に面し
て形成した挿入穴59内にまで延びている。また、伝達
ロッド53の後端部外周には付勢部材としてのコイルス
プリング61がブラケット51との間に縮装して設けら
れており、伝達ロッド53の前端は、このコイルスプリ
ング61の付勢力を受けて上記挿入穴59の底面に常時
当接するようになっている。
【0028】従って、上記実施形態のスロットマシンA
においては、スタートレバー7を操作してリール装置の
3個のリールを一斉に回転始動させるに当たり、スター
トレバー7の軸部材31の操作頭部35に対し軸回りい
ずれかの方向の傾動操作、軸方向前後の引き出し・押し
込み操作及び軸回りの捻り操作のいずれを行った場合で
も、その操作入力が移動子32の軸方向移動として伝達
されて移動子32の被センサ部37が軸方向に移動し、
この被センサ部37と光センサ34との位置関係が変化
するため、光センサ34から制御部にオン・オフ切替信
号が出力され、3個のリールが一斉に回転始動すること
になる。このことは、スロットマシンAの操作に不慣れ
な初心者のみならず、スロットマシンAの愛好者である
遊技者にも操作性が良好なものと感じられることにな
り、スロットマシンAの興趣を高める上で非常に有効な
ものである。
【0029】しかも、上記スタートレバー7の操作頭部
35に対する操作入力のうち、特に軸回りの捻り操作時
には、軸部材31の接触部36の凹部42と移動子32
の凸部41とが接触した状態のまま軸回りに相対回転す
るが、上記凸部41は断面が半円弧状のものであり、ま
た上記凹部42はその断面が凸部断面の円弧径よりも若
干大きい円弧径を有する半円弧状のものであることか
ら、この両者41,42の接触箇所での抵抗を低減する
ことができるので、滑らかな操作を確保することがで
き、操作性の向上をより図ることができる。
【0030】さらに、上記スタートレバー7の固定部材
であるケース33に加振機50を取り付けてスタートレ
バー7と加振機50とがユニット化されているため、こ
の両者7,50の組み付け作業ひいてはストットマシン
Aの組立作業を簡易化することができる。その上、上記
加振機50において、その加振機本体52の振動をスタ
ートレバー7の軸部材31の操作頭部35に伝達する伝
達ロッド53は、加振機本体52の配置側であるケース
33の後方側からケース33の孔57及び移動子32の
貫通孔48などを通して軸部材31の接触部36の挿入
穴59内にまで延び、その前端が挿入穴59の底面に当
接しかつその当接状態がコイルスプリング61の付勢力
を受けて保持されているため、伝達ロッド53による軸
部材31の操作頭部35への振動伝達を確実に行いなが
ら、移動子32への振動伝達ひいては移動子32の被セ
ンサ部37への影響を可及的に少なくして光センサ34
の誤作動を防止することができる。
【0031】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば上記実施形態では、スタートレバー7の固定部材
としてのケース33に光センサ34を取り付け、この光
センサ34によりケース33内での移動子32の軸方向
移動を検出してオン・オフ切替信号を出力するようにし
たが、この光センサ34の代わりに、磁気センサなどの
他の非接触型センサを用いて移動子の軸方向移動を検出
するようにしてもよい。
【0032】また、上記実施形態では、軸部材31の操
作頭部35に対する全ての操作入力を移動子32の軸方
向移動として伝達させる当たり、軸部材31の接触部3
6と移動子32との接触箇所において、移動子32に左
右方向に長い断面半円弧状の凸部41を設ける一方、軸
部材31の接触部36にこの凸部41に対応して左右方
向に延びる断面半円弧状の凹部42を設け、この両者を
接触させるようにしたが、本発明は、逆に、図6に示す
ように、軸部材31の接触部36に凸部71を、移動子
32に凹部72をそれぞれ設けて両者を接触させてもよ
い。また、図7に示すように、軸部材31の接触部36
と移動子32とをゴムなどの弾性体73を介在して接触
させてもよい。要は、軸部材31と移動子32とを、そ
れらの端面同士が一部に両者の相対変位を許容するため
の隙間を有する状態で接触させ、かつその接触状態がコ
イルスプリングなどの付勢部材の付勢力を受けて常時保
持されるように構成すればよいのである。
【0033】さらに、上記実施形態では、本発明の操作
スイッチをスロットマシンAのスタートレバー7に適用
した場合について述べたが、本発明は、スロットマシン
Aのベットボタン9〜11などの他の操作スイッチ、及
びゲーム機の操作スイッチなどにも同様に適用すること
ができるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明における遊技機用
の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機によれば、操作
スイッチの操作頭部に対し軸回りいずれかの方向の傾動
操作、軸方向前後の引き出し・押し込み操作及び軸回り
の捻り操作のいずれを行った場合にも、その操作入力が
被センサ部の軸方向移動として伝達されて非接触型セン
サからオン・オフ切替信号が出力されるため、遊技者の
操作性に優れ、遊技機の興趣を高める上で非常に有効な
ものである。
【0035】特に、請求項3に係る発明では、操作頭部
への操作入力時における軸部材と移動子との接触箇所で
ある凹凸部での抵抗を低減することができるので、操作
頭部の操作を滑らかにすることができ、操作性の向上を
一層図ることができる。
【0036】また、請求項6に係る発明では、加振機と
操作スイッチとを1つのユニットとして遊技機に装備す
ることができ、しかも、操作スイッチの操作頭部への振
動伝達を確実に行いながら、被センサ部への影響を可及
的に少なくしてセンサの誤作動を防止することができ、
実施化を図る上で非常に有利なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面
図である。
【図2】図1のX−X線における拡大断面図である。
【図3】図2の一部箇所を切開した図である。
【図4】スタートレバーの軸部材の接触部及び移動子を
分離した状態の斜視図である。
【図5】加振機の斜視図である。
【図6】スタートレバーの軸部材の接触部と移動子との
接触箇所の別の形態を示す側面図である。
【図7】同じく上記接触箇所の別の形態を示す側面図で
ある。
【図8】従来の技術を説明するための図2相当図であ
る。
【符号の説明】
A スロットマシン 7 スタートレバー(操作スイッチ) 31 軸部材 32 移動子 33 ケース(固定部材) 34 光センサ(非接触型センサ) 35 操作頭部 37 被センサ部 41,71 凸部 42,72 凹部 43,44,61 コイルスプリング(付勢部材) 48 貫通孔 50 加振機 51 ブラケット 52 加振機本体 53 伝達ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に装備され、遊技者により遊技に
    関連して操作される遊技機用の操作スイッチであって、 一端に操作頭部を有する軸部材と、 この軸部材の他端側に軸部材の軸方向に移動可能に配置
    された被センサ部を有する移動子と、 この移動子の被センサ部に対応して設けられ、移動子の
    軸方向移動に応じてオン・オフ切替信号を出力する非接
    触型センサとを備えており、 上記軸部材及び移動子は、それらの端面同士が一部に両
    者の相対変位を許容するための隙間を有する状態で接触
    しかつその接触状態が付勢部材の付勢力を受けて常時保
    持されていて、軸部材の操作頭部に対する全ての操作入
    力を移動子の軸方向移動として伝達するように構成され
    ていることを特徴とする遊技機用の操作スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記軸部材及び移動子の端面同士は、一
    部に隙間を有する状態で接触するためにそれらの端面に
    設けた凸部と凹部とで接触している請求項1記載の遊技
    機用の操作スイッチ。
  3. 【請求項3】 上記凸部は断面が半円弧状のものであ
    り、上記凹部は、その断面が凸部断面の円弧径よりも大
    きい円弧径を有する半円弧状のものである請求項2記載
    の遊技機用の操作スイッチ。
  4. 【請求項4】 遊技者により遊技に関連して操作される
    操作スイッチを備えた遊技機において、 上記操作スイッチは、一端に操作頭部を有する軸部材
    と、この軸部材の他端側に軸部材の軸方向に移動可能に
    配置された被センサ部を有する移動子と、この移動子の
    被センサ部に対応して設けられ、移動子の軸方向移動に
    応じてオン・オフ切替信号を出力する非接触型センサと
    を備えており、 上記軸部材及び移動子は、それらの端面同士が一部に両
    者の相対変位を許容するための隙間を有する状態で接触
    しかつその接触状態が付勢部材の付勢力を受けて常時保
    持されていて、軸部材の操作頭部に対する全ての操作入
    力を移動子の軸方向移動として伝達するように構成され
    ていることを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 上記軸部材及び移動子の端面同士は、一
    部に隙間を有する状態で接触するためにそれらの端面に
    設けた凸部と凹部とで接触している請求項4記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 上記操作スイッチの軸部材の操作頭部に
    対し遊技に関連して振動を付与する加振機を備えてお
    り、この加振機は、操作スイッチの移動子の後方に配置
    されかつ操作スイッチ用の固定部材にブラケットを介し
    て支持された加振機本体と、この加振機本体の振動を上
    記軸部材の操作頭部に伝達するロッドとを有し、上記ロ
    ッドは、移動子に設けた貫通孔を通して移動子の後方側
    から軸部材側にまで延び、かつ付勢部材により一端が軸
    部材の端部に常時当接するように付勢されている請求項
    4又は5記載の遊技機。
JP17076199A 1999-06-17 1999-06-17 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機 Expired - Fee Related JP4198270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17076199A JP4198270B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17076199A JP4198270B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001000625A true JP2001000625A (ja) 2001-01-09
JP4198270B2 JP4198270B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=15910899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17076199A Expired - Fee Related JP4198270B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4198270B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003265677A (ja) * 2002-03-19 2003-09-24 Juki Corp 遊技機操作装置
JP2003325733A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Igt Japan Kk スタートレバー装置、及びこれを備えた遊技機
JP2006296548A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Omron Corp 操作スイッチ、並びに遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003265677A (ja) * 2002-03-19 2003-09-24 Juki Corp 遊技機操作装置
JP2003325733A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Igt Japan Kk スタートレバー装置、及びこれを備えた遊技機
JP2006296548A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Omron Corp 操作スイッチ、並びに遊技機
JP4687214B2 (ja) * 2005-04-18 2011-05-25 オムロン株式会社 操作スイッチ、並びに遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4198270B2 (ja) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728733B2 (ja) 遊技機用の可動式演出装置
JP5928695B2 (ja) 遊技機
JP2009279297A (ja) 遊技機
JP6497723B1 (ja) 遊技機
JP2001000625A (ja) 遊技機用の操作スイッチ及びそれを備えた遊技機
JP6618136B1 (ja) 遊技機
JP3733256B2 (ja) スロットマシン
JP2003010379A (ja) 遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機
JP5641855B2 (ja) シフト装置
JP2007236483A (ja) 操作ボタン装置、及びこれを用いた遊技機
JP3163038B2 (ja) スロットマシン用のスタートスイッチ
JP6369188B2 (ja) スイッチユニット
JP2009131338A (ja) 遊技台
JP6569099B1 (ja) 遊技機
JP7429409B2 (ja) 遊技機用操作スイッチ及びこれを備えた遊技機
JPH11146937A (ja) 遊技機
JP3811424B2 (ja) 遊技機およびその制御方法
JP3499547B2 (ja) 遊技機用スイッチ装置
JP3688246B2 (ja) スロットマシン
JP3983106B2 (ja) 遊技機用スイッチ及び遊技機
JP4139645B2 (ja) スロットマシン
JP2003180910A (ja) 遊技機用スイッチ装置
JP2000005375A5 (ja)
JP2000005375A (ja) スロットマシン
JP6512728B1 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees