JP2000516510A - 非粘着性固締装置を有する小孔用パウチ - Google Patents

非粘着性固締装置を有する小孔用パウチ

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ディー. ジョンズ,シェリル
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Abstract

(57)【要約】 低プロファイルの2ピース小孔用装具を開示する。この小孔用装具は、該小孔用装具に取り付けられる固締具と、ユーザの小孔周囲領域に取り付けられる着接範囲とを含む接触応答非粘着性固締装置を有する。該固締装置の固締層は、非粘着性目標に対して繰り返し再剥離および再固締でき、前記目標表面に接触した場合、90°剥離強度が約3kN/m未満であり、動的剪断強度が2kN/m2を超えることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 非粘着性固締装置を有する小孔用パウチ技術分野 本発明は、非粘着性接触応答固締具装置を含む液体収集パウチに関する。特に 、この固締装置は、低プロファイルの2ピース小孔用パウチおよび失禁装置に組 み込まれる。背景技術 小孔用装具は、人体の小孔から出る排泄物を収集するために使用される装置で ある。「小孔」という用語は、皮膚、および膀胱、導管または腸の結合端部に外 科的に形成された孔を意味する。膀胱は、定期的または断続的に排泄物が流出す る開いた導管を有する。周囲の皮膚領域は、「小孔周囲領域」と呼ばれる。快適 かつ確実に小孔用装具を小孔周囲領域に接続するには、大きい問題がある。 粘着性感圧接着テープは、小孔用パウチを患者に固定するために使用すること ができる。あるタイプの小孔用装具の場合、テープは、小孔用装具に永久的に接 着される。この小孔用装具は、1回使用した後、人体からテープを剥離して廃棄 される。 「2ピース」小孔用装具を使用することもできる。第1の部材は、膀胱周囲の 皮膚領域に接着され、別の小孔装置上の補足的なスナップリングに嵌合するプラ スチックのスナップリングを備える。2つの部材が互いにスナップ嵌合すると、 リングは、膀胱周囲に漏れ止めシールを形成し、パウチを患者に取り付ける。し か し、残念ながら、このプラスチックリングはきわめて嵩があり、不快である。 その他の迅速閉鎖/迅速解除用機械的固締具も公知である。こうした固締具は 、繰り返し閉鎖および開放することができ、再閉鎖可能と呼ばれることが多い。 こうした固締具の一例は、フック/ループ固締具として周知であり、ニューハン プシャー州、マンチェスターのVelcro U.S.A.,Inc.から市販されている。こう したもう1つの固締具は、マッシュルーム形固締具として周知であり、ミネソタ 州、セントポールの3M CompanyがDUAL LOCK再配置可能固締具として市販してい る。これらの固締具はどちらも、小孔用途に使用するには好ましくない特定の特 性を有する。たとえば、この固締具のフックつまりマッシュルーム部分は、布に 引っ掛かる傾向がある。さらに、フックおよびループはともに、糸屑や塵を集め る傾向がある。また、この種の固締具は、プロファイルが薄くないため、美的な 外観を損なうか、または防水/防臭シールを形成することができない。フックお よびループ固締具のもう1つの特徴は、開く際に雑音がすることである。これは 、雑音が問題になる用途には好ましくない。 周知のその他の固締具、たとえば単一または二重側面付き粘着性接着テープも 、様々な制約がある。これらの制約としては、再利用できず、接着剤が接触面に 移着するのが好ましくなく、糸屑または塵で汚れた場合に接着性が不可逆的に低 下する傾向がある点がある。また、粘着性接着剤は、ラテックス製手術手袋に強 力に付着し、手袋の取扱いが難しくなる傾向がある。 信頼性があって安価であり、患者の皮膚に医療用装置を快適に固定するのに適 する固締具に対する多大なニーズがある。発明の開示 本発明は、低プロファイルで2ピースの液体収集パウチを提供し、たとえば、 接触応答非粘着性固締具装置を備える小孔用パウチまたは失禁装置などを提供す る。非粘着性固締装置の固締具は非粘着性表面を備え、着接範囲の非粘着性表面 に対して繰り返し再剥離および再固締可能であることが好ましい。固締具は、感 圧接着剤の取付層などの非粘着性表面層のほかに1つまたは複数の層をさらに含 むことができる。着接範囲の非粘着性表面は、固締具の非粘着性表面層の材料と 異なって良く、2つの非粘着性表面の粘着を防ぐため、溶解性パラメーターが十 分に異なることが好ましい。本発明に有用な目標表面は、一般に滑らかであると 考えるが、多少の表面組織を有していても良い。目標表面は、本質的に滑らかで あることが好ましい。 好適な接触応答固締具装置は、比較的迅速にその最適かつ最大剥離強度に達す るので、保圧時間は本質的に不要であるか、または固締具装置のユーザには比較 的分からない。また、固締装置は、長時間にわたって実質的に一定の剥離強度を 維持し、時間の経過とともに剥離強度が著しく強化しないことが好ましい。好適 な接触応答固締具装置は、さらに、固締装置が1つの装置を支持することを可能 にするのに十分に高い剪断強度を達成する。小孔用途の場合、最も好適な固締具 装置は、適切に低い剥離強度、つまりユーザが必要に応じて固締具を着接範囲か ら容易に分離することが可能な程度に低い剥離強度を有し、かつ小孔装置を所定 の位置に確実に保持するのに適する程度に高い剪断強度を有する。 本発明の固締装置は、快適さが必要であり、長時間着用する必要がある領域に おける医療用固締具としての用途を有する。 この固締装置がきわめて適すると思われる1つの特定の用途は、小孔用パウチ を皮膚に固定する装置である。小孔は腹部上に配置されるので、好ましくは腹部 の輪郭に一致し、かつ皮膚の動きに連れて皮膚とともに動く固締装置が必要であ る。さらに、小孔用パウチに使用される固締具装置は、いくつかの方法でパウチ フィルムに取り付けなければならない。本発明の固締具装置は、代表的な小孔用 パウチフィルムに対し、たとえば固締具をパウチに溶封することにより直接封着 することができる。あるいは、接着剤層を使用して、固締具をパウチに取り付け ることができる。固締装置は、γ線により減菌することができ、固締装置の特性 が損なわることはなく、固締装置の特性に対する影響は最小限である。この特徴 は、医療用装置、特に、外科手術の直後に小孔用パウチを小孔周囲領域に固定す るために使用される装置としてきわめて好ましい特性である。図面の簡単な説明 本発明は、図面に関連して考えるとより良く理解することができるであろう。 図1は、固締装置の固締具の側面図である。 図2は、着脱可能なカバー層を含む固締装置の固締具の側面図である。 図3は、間に裏材層を含む固締装置の固締具の側面図である。 図4は、非粘着性固締装置を有する小孔用パウチの斜視図である。 図5aは、線5a−5aに沿って切った図4の小孔用パウチの部分断面図であり、固 締装置の固締部材と、固締部材を小孔用パウ チに取り付ける接着剤層と、固締部材の非粘着性表面を覆って保護する任意のラ イナーとを示す。 図5b〜5fは、本発明の小孔用パウチの別の部分断面図であり、固締具の様々な 層を示す。 図6は、非粘着性固締装置を備える別の小孔用パウチの斜視図であり、固締具 装置は、フランジを形成するように小孔用パウチに取り付けられる。 図7は、線7〜7に沿って切った図6のパウチの部分断面図であり、固締装置 の固締部材と、固締部材を小孔用パウチに部分的に取り付ける接着剤層と、固締 部材の非粘着性表面を覆って保護する任意のライナーとを示す。 図8は、本発明の小孔用パウチの別の部分断面図であり、フランジ付き固締具 の様々な層を示す。 図9aおよび9bは、本発明の着接範囲の別の上面図であり、固締装置の非粘着性 表面と、着接範囲を患者に取り付けるために使用される接着剤層とを示す。 図10は、線10〜10に沿って切った図9aの着接範囲の断面図であり、非粘着性表 面層と、着接範囲を患者に取り付けるために使用される感圧接着剤層と、使用前 に感圧接着剤を保護して覆うために使用されるライナーとを示す。 図11および12は、本発明の着接範囲の別の断面図であり、図示の着接範囲の様 々な層を示す。 図13は、本発明の別の着接範囲の上面図であり、固締装置の非粘着性表面と、 着接範囲を患者に取り付けるために使用される接着剤層と、非粘着性表面を囲み 、着接範囲を患者に保持するのをさらに促進する接着剤カラーとを示す。 図14は、線14〜14に沿って切った図13の着接範囲の断面図であり、カラーテー プと、非粘着性表面層と、任意の隙間充填層と、感圧接着剤層と、使用前に感圧 接着剤を保護して覆うために使用されるライナーとを示す。 本発明は、本明細書に付随する請求の範囲に記載する特定の原理および/また は概念を使用する。本発明が関連する当業者は、これらの原理および/または概 念は、本明細書の具体的な目的に使用される正確な実施例と異なる様々な実施例 で示すことができることが分かるであろう。たとえば、本明細書に記載する発明 は、具体的な実施例にのみ限定されると考えるのではなく、付随する請求の範囲 を考慮して考えるべきである。定義 特記がない限り、本明細書の「固締装置」または「固締具装置」という用語は 、固締具と着接範囲の組合せを意味する。 「固締具」とは、小孔用パウチに対応する小孔用装具の固締装置の部分を意味 する。固締具は、非粘着性表面と、任意の取付層と、裏材、つまり非粘着性表面 に対応するライナーとを備える。 「固締部分」とは、非粘着性表面層と、この非粘着性表面層に取り付けられる 任意の裏材とを備える固締具の部分を意味する。この固締部分は、取付層たとえ ば粘着性感圧接着剤層または剥離可能ライナーを含まない。 「着接範囲」とは、ユーザの小孔周囲領域に取り付けるように意図された小孔 用装具の固締装置の部分を意味する。この着接範囲は、非粘着性表面と、任意の 取付層たとえば粘着性感圧接着剤層と、この非粘着性表面に対応する裏材つまり ライナーとを備える。 「固締層」とは、目標表面に接触するように配置される固締装置の対応する非 粘着性層を意味する。 「目標表面」とは、固締層に接触するように配置される固締装置の非粘着性層 を意味する。発明を実施するための最良の形態 本発明は、新奇な低プロファイルの2ピース液体収集パウチ(たとえば2ピー ス小孔用パウチ)であって、紙または皮膚に付着する表面が本質的にない少なく とも1つの接触応答固締層を有する新しい種類の固締装置を備えた液体収集パウ チに関する。接触応答固締層は、固締層を目標表面に何度も取り付け、かつ剥離 するサイクルを繰り返すことが可能であることが好ましい。目標表面は、もう1 つの本質的に粘着性ではない表面を備えるか、または単に非粘着性の滑らかな表 面であることが好ましい。目標表面は、固締層との接触面積が最大になり、かつ 固締層の低剥離強度と高剪断強度が選択的かつ定期的に繰り返すことが可能な可 溶性パラメーターまたはその他の特性(表面粗さなど)を有することが好ましい 。固締層は、固締層のどの部分も目標層に著しく移着または表面移動せず、目標 表面のどの部分も固締層に著しく移着または表面移動しない状態で、何度も繰り 返して目標表面に取り付けることができることが好ましい。小孔用装具に使用す る本発明の現在好適な固締装置は、全体の結合厚さ、つまり固締装置を患者に取 り付けるために使用する任意の接着剤層を含むが、使用前に固締装置を保護する 剥離可能なライナーを含まない厚さが約0.3mm以下である低プロファイルの固 締装置である。 2ピース液体収集パウチの一方の部分は固締層を含み、他方の部分は目標表面 を含む。たとえば、固締層は、小孔用パウチに取 り付けるか、または小孔用パウチの一部に取り付けることができ、目標表面層は 着接範囲に取り付けるか、または着接範囲の一部に取り付けることができる。あ るいは、小孔用パウチは開口部周囲に目標表面を備え、着接範囲が固締層を備え ても良い。 多くのポリマー材料は、接触応答固締層として使用することができる。ポリマ ー材料は、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーまたはグラ フトコポリマーで良く、架橋していても未架橋でも良い。固締層として有用なポ リマーの特定の例としては、エチレン含有コポリマー、イソシアネートとイソシ アネート反応化合物との反応により生成されるウレタンなどのウレタンポリマー 、アクリルおよびアクリレートポリマー、ウレタン-アクリレートポリマー、ブ チルゴム、ブタジエン-アクリロニトリルポリマー、並びにブタジエン-アクリロ ニトリル-イソプレンポリマーがある。必要なら、ポリマー材料の配合物および 混合物を使用しても良い。 ポリマー材料には、その他の様々な材料を混和することができる。たとえば、 必要なら粘着付与剤を使用しても良い。さらに、充填剤、顔料、可塑剤、酸化防 止剤、紫外線安定剤などを使用することができる。こうしたその他の材料の正確 な量は、配合業者の必要に適するように変えることができるが、結果として得ら れる接触応答層は、本質的に不粘着性を保たなければならない。したがって、そ の他の各種材料、つまり粘着付与剤、充填剤および/または顔料の割合は、接触 応答層の不粘着性を保つために必要に応じて変える。 固締層として有用なポリマーおよび組成物の詳細は、多くの文献に記載されて いる。たとえば、欧州特許第EP 0443263号(Miller等)には、粘着付与ブロックコ ポリマー材料が記載され ており、米国特許第5,196,266号(Lu等)には、ウレタン-アクリレート材料が記載 されており、米国特許第5,114,763号、第5,141,809号、第5,141,981号および第5 ,147,708号には各々、粘着付与剤を含むポリエチレン含有ポリマー、エチレン- ビニルアセテートおよびアクリレートが記載されている。 接触応答固締層として使用するのに好適なポリマーは、ブタジエン-アクリロ ニトリル(以下「BACN」)ポリマー、ブタジエン-アクリロニトリル-イソプレン( 以下「BACN」)ポリマー、ウレタンアクリレート(以下「UA」)ポリマー、ブチル ゴムポリマー、二液型ウレタン(以下「UR」)ポリマー、スチレン-イソプレン-ス チレン(以下「SIS」)ブロックコポリマー、およびスチレン-ブタジエン-スチレ ン(以下「SBS」)ポリマーから成るグループから選択される。BACN、BACNIおよび UAポリマーは、接触応答固締層として使用するのに現在最も適している。 BACNおよびBACNIポリマーは、10〜50重量%のアクリロニトリル単位を一般に 有する。さらに、BACNIポリマーは、2〜20重量%のイソプレン単位を一般に含 む。これらのどちらのタイプのポリマーも、溶剤塗布または熱溶融押出しにより 生成することができる。熱溶融押出しが好ましいが、その理由は、処理の際に溶 剤を使用する必要がない;固締層を布または多孔性裏材上に直接塗布することが できる;安価な方法であり、安価な材料を使用する;ブタジエン含有材料の熱溶 融押出しは、多少の化学的架橋を生じることが周知であり、架橋剤を添加して組 成物の架橋を促進する必要がないことが挙げられる。結果として、本質的不粘着 性の熱溶融形塗布接触応答固締層であって、上記の特徴およびフックおよびルー プ固締装置に好ましい殆どの特徴を有する固締装置が得られる。 UAポリマーは、UAポリマー自体に付着するものとして主に考えられるが、様々 な目標表面にも非常に良く作用する。このポリマーは、(i)1液の、好ましくは 無溶剤、放射線硬化性、付加重合可能、架橋可能な有機オリゴマー樹脂であって 、1つまたは複数の類似かまたは異なる硬質部分、1つまたは複数の類似かまた は異なる軟質部分、および放射線過敏で付加重合可能な官能基を含む1つまたは 複数の類似かまたは異なる一価部分を有する有機オリゴマー樹脂、並びに(ii)光 開始剤を含む。 ブチルゴムポリマーは、タルクなどの粘着防止剤と組み合わせて、目標表面に 応じてこれらの組成物の粘着性を低下させることが好ましい。 接触応答層の正確な性質は、特定の用途に適するように変えることができるが 、何度も繰り返して剥離および固締する用途の場合、好適な層は、粘着しない、 つまり目標表面に対して永久的な結合を形成しない層である。接触応答固締層は 、目標表面に対する90°剥離強度値が約0.01kN/m〜約3kN/mであることが好まし いが、約0.05kN/m〜約1.5kN/mの範囲内であればさらに好ましく、約0.1kN/m〜約 1kN/mの範囲内であれば最も好ましく、約0.2kN/m〜約0.5kN/mの範囲内であれば 最適である。接触応答固締層は、目標表面に対する180°剥離強度値が約0.005kN /m〜約3kN/mであることが好ましいが、約0.01kN/m〜約1.5kN/mの範囲内であれ ばさらに好ましく、約0.01kN/m〜約0.5kN/mの範囲内であれば最も好ましい。接 触応答固締層は、目標表面に対する動的剪断強度値が約2kN/m2を超えることが 好ましいが、約4kN/m2を超えればさらに好ましく、6kN/m2を超えれば最も好ま しい。接触応答固締層は、目標表面に対する静的剪断強度 (「保持力」)値が約60minを超えることが好ましいが、約500minを超えればさら に好ましく、約1100minを超えれば最も好ましく、約1700minを超えれば最適であ る。これらの強度値は、以下に記載する方法に従って測定する。比較の目的上、 剥離強度および動的剪断強度値は、21℃で約10分間保圧した後に測定する。 場合によっては、コーティング重量/コーティング厚さを調節して所望の剥離 値にする必要がある。また、ポリマーは、その内部強度をさらに高め、剥離値を 所望のレベルまで低下させるためにさらに架橋する。これは、接触応答層および 目標表面がBACN、BACNIまたはこれらの組合せから成る場合に使用するのに特に 有用な方法である。この場合、BACNおよび/またはBACNIポリマーは、接触応答 層が目標表面に粘着するのを防ぐために、架橋して変性させることが好ましい。 架橋は、BACNの内部強度を高めて、繰り返し使用する際の固締層の剥離強度 を比較的一定に保つ1つの方法である。さらに、架橋は、他の材料に対するポリ マー材料の剥離強度を調節する手段になる。 本発明の固締具装置の接着特性は、その固締具装置が固締される目標表面を適 切に選択することにより調節することもできる。固締具装置によっては、特にBA CN装置の場合、固締層の可溶性パラメーターと目標表面の可溶性パラメーターと の差につれて、180°剥離強度により示される剥離強度は低下する。 本発明に有用な目標表面は、様々な材料から選択することができる。特に有用 な目標表面は、固締層に永久的に接着しない材料である。有用な目標表面の例と しては、固締層に有用であると上記で特定した材料、並びにポリウレタン、ポリ カーボネート、ポリアクリロニトリル、ブタジエン-スチレンポリマー、ポリ(メ チルメタクリレート)、ポリアミド、エチレンビニルアセテートコポリマー、処 理および未処理ポリ(エチレンテレフタレート)、デラウェア州、ウィルミントン のE.I.Du Pont de Nemours and Companyが市販している「SURLYN」樹脂などのオ レフィン族イオノマー樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリルブタジエン-スチ レンポリマー、ポリプロピレンおよびポリエチレンがある。有用な目標表面とし ては、箔などの金属表面;塗布紙;エナメル塗布基材;低接着性バックサイズコ ーティング(LAB);塗料;インク;ラッカーなどがある。使用する目標表面の正 しい選択は、ユーザの必要性によって決まるが、目標表面と固締層は粘着しては ならない。 また、剥離強度は、使用する取付層の性質によっても影響を受ける可能性があ ることも分かった。たとえば、比較的高い剥離性は、剛性つまり硬質の取付層を 使用する場合に一般に得られる。 この固締装置の有利な特徴は、たとえばイソプロパノールまたは石鹸および水 で清掃でき、その固締特性を維持/回復することができる点である。これは、こ れらの組成物が油などの特定の汚れに接触した場合に固締能力を著しく失う傾向 があるという点で、考慮するべき問題がある。しかし、これらの固締装置が回復 すると、これらの固締装置を使用する製品の耐用寿命が長くなる。 必要な場合、本発明の固締部材は、非粘着性表面層の反対側の表面に上に、熱 または音波接着が可能な材料などの取付層を備えることができる。これは、小孔 用パウチのプラスチックフィルムなどの構造に、固締具を直接熱接着することを 可能にする。あるいは、固締具は、製品に直接積層するか、または粘着性感圧接 着剤の層を使用して製品に接着することができる。 固締具および/または着接範囲には、従来の熱溶融液、溶剤または類似の接着 剤を塗布することができる。これらの接着剤は、逆転ロール、ナィフオーバロー ル、グラビア線巻ロッド、浮かしナイフもしくはエアナイフなどの方法により溶 剤塗布するか、またはスロットオリフィス塗布装置、ロール塗布装置または押出 し塗布装置を使用するなどにより熱溶融液を適切な塗布重量で塗布するなど、従 来の技術で適切な厚さに塗布することができる。米国特許第5,230,701(Meyer等) には、適切な接着剤塗布方法が記載されている。接着剤は、上記の技術のどれか を使用して先ずライナー材料上に塗布し、次に、ローラを使用して圧力を加える などの方法で積層し、固締具または着接範囲を形成する。感圧接着剤は、殆どの 用途に好適である。本発明に使用するのに適する感圧接着剤としては、所定の方 法で機能するのに必要なレベルの剥離強度および/または剪断強度、たとえば予 想外の剥離が生じない状態で皮膚に小孔用装具を確実に取りつけるのに十分な剪 断強度を得ることができる感圧接着剤がある。医療分野に使用するのに適する接 着剤は、非毒性であるべきであり、低アレルギー誘発性であることが好ましく、 かつ環境上安全であることが最も好ましい。 本発明に使用する、たとえば着接範囲部材の表面に接触する皮膚上に使用する のに適する感圧接着性アクリレート接着剤としては、少なくとも1つの「A」モ ノマーと少なくとも1つの「B」モノマーが重合して、好ましくは約1.0dl/g〜 約2.0d/gの内部粘度を有するコポリマーを生成する反応生成物であるコポリマー がある。Aモノマーは、約1〜14個の炭素原子、好ましくは平均約4〜12個の炭 素原子を有するアルコールを含む非第三アルコールまたは非第三アルコールの混 合物のアクリレートま たはメタクリレートエステルを含む重合可能モノマーである。Bモノマーは、エ チレン系不飽和化合物であり、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリ ルアミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ビニル アセテート、N-ビニルピロリドン、またはこれらの組合せであることが好まし い。Aモノマーは重合可能であり、感圧接着剤コポリマーの粘弾性に役立つ。こ うしたAモノマーの非制限的な例としては、1-ブタノール、1-ペンタノール、2- ペンタノール、3-ペンタノール、2-メチル-1-ブタノール、1-メチル-1-ブタノー ル、1-メチル-1-ペンタノール、2-メチル-1-ペンタノール、3-メチル-1-ペンタ ノール、2-エチル-1-ブタノール、2-エチル-1-ヘキサノール、3,5,5-トリメチル -1-ヘキサノール、3-ヘプタノール、2-オクタノール、1-デカノール、1-ドデカ ノールなどの非第三アルキルアルコールを含むアクリル酸またはメタクリル酸エ ステルがある。こうしたモノマー系アクリルまたはメタクリルエステルは先行技 術で公知であり、多くが市販されている。Bモノマーは、Aモノマーと共重合し て、結果として得られる感圧接着剤コポリマーの物理的特性に影響を及ぼすエチ レン系不飽和化合物である。一般に、Bモノマーが存在すると、結果として得ら れる感圧接着剤コポリマーの可撓性が低下する。したがって、AモノマーとBモ ノマーの重量比は、好ましくは約1.0dl/g〜約2.0dl/gの内部粘度を有する感圧接 着剤コポリマーを生成するように平衡させるべきである。Aモノマー対Bモノマ ーの重量比は、約85対15〜約98対2の範囲であるが、約90対10〜97対3であれば 好ましい。 感圧接着剤コポリマーは、室温および哺乳類の皮膚温度で粘着性でなければな らない。また、接着剤は、低アレルギー誘発性で なければならない。つまり皮膚に連続的に接触した後、付着の際に皮膚が著しく 感作したり、炎症を起こしたりしてはならない。本発明に使用するテープのアク リレート感圧接着剤として現在好適なのは、約94対6の重量比のイソオクチルア クリレート/アクリル酸コポリマーである。このコポリマーの内部粘度は、約1. 4〜1.6dl/gである。必要なら、アクリレート感圧接着剤は、配合物に粘着付与剤 を加えて粘着性を改善することができる。市販の粘着付与剤としては、Hercules Corporationが市販している「Foral AX」および「Foral 85」ロジンなど、「Fo ral」ブランドのコロホニウム酸ロジン、およびやはりHercules Corporationが 市販している「Piccolastic A25」樹脂など、部分的に水素化したメチルスチレ ン炭化水素樹脂がある。こうした粘着付与剤は、アクリレート感圧接着剤をコポ リマー固体の約35〜40重量%の量で生成する際に添加することができる。 本発明に有用な別の感圧接着剤は、テキサス州、ヒューストンのShell Oil Co mpanyが「Kraton」ブランドのコポリマーとして市販しているスチレン-ブタジエ ンまたはスチレン-イソプレンコポリマーを使用して製造される低アレルギー誘 発性Kratonゴムベースの感圧接着剤である。Kratonベースの各種感圧接着剤は、 米国特許第5,019,071号(Bany等)および第5,158,557号(Noreen等)に記載されてい る。好適なKratonゴムベースの感圧接着剤は、Kraton 1107、Kraton 1111、Krat on 1101およびKraton Dブランドのコポリマーであり、相溶性の粘着付与剤、た とえばExxon Chemicalsが市販しているEscorezTM1310LCブランドの粘着付与剤、 オハイオ州、アクロンのGoodyear Tire and Rubber CompanyがWingtackTMPlusブランドで市販している固体C5粘着付与樹脂 、およびShell Oil Companyがas ShellflexTM 371として市販している10%芳香 族炭化水素を含むナフテン系石油などで粘着性を強化されている。こうした粘着 付与剤は、約45〜70重量%の感圧接着剤を含むことができ、Kratonコポリマーは 、約30〜55重量%の感圧接着剤を含むことができる。 本発明に有用なその他の代替感圧接着剤は、米国特許第3,865,770号、第4,413 ,080号、第4,569,960号、第5,125,995号、第5,270,111号および第5,397,614号、 並びに欧州特許第0 605 448号および第0 639 085号に記載されている水分散可能 な感圧接着剤である。 感圧接着剤コポリマーは、乳化重合および溶液重合など、公知の重合技術を用 いて共重合することができる。重合の準備および技術の出典としては、Organic Polymer Chemistry 、Saunders等(Halsted Publishing Company、ニューヨーク、 1973年);Applied Polmer Science,Tess等(American Chemical Society、ワシ ントンD.C.、1981年);Principles of Polmerization、Odien(John Wiley and S ons、ニューヨーク、1981年);およびHandbook of Pressure-Sensitive Adhesiv e TechnologySecond Edition,Satas,Ed.(Van Nostrand Reinhold Company 、ニューヨーク、1989年)がある。特に、アクリレート感圧接着剤コポリマーは 、米国特許2,884,126/RE 24,906号(Ulrich)に従って生成することができる。図面の詳細な説明 本発明の多数の特定の実施例を図で説明する。 図1は、第1表面114が任意の取付層117に取り付けられる接触応答固締層112 を含む多層テープ10を示す。取付層117は、粘着性感圧接着剤を含むことが好ま しい。取付層117は、テープ10を別の基材に永久的に取り付けて、固締層112と目 標表面との間が繰り返し剥離可能な状態で接触することを可能にする。固締層11 2の組成物がウレタン-アクリレートポリマーである場合、このポリマーは、取付 層117上に直接塗布し、紫外線で硬化させることができる。あるいは、固締層112 の組成物がブタジエン-アクリロニトリルポリマーまたはブタジエン-アクリロニ トリル-イソプレンポリマーである場合、これは、取付層117上に熱溶融するかま たは溶剤塗布することができる。どちらの実施例でも、他の適切な組成物と同様 に、新奇な多層テープ10が形成される。固締層112は、感圧接着剤を含む取付層 を使用せずに、特定の基材に直接取り付けることもできる。たとえば、固締層11 2は、基材に直接付着することができる。基材に対する付着力が、目標表面に対 する付着力よりも大きい場合、固締層は基材に取り付けられた状態を保つ。ある いは、取付層117は、基材に溶封可能な材料層を備えても良い。たとえば、取付 層117は、ポリマーフィルムを含むことができる。 図2は、追加の材料層を有する図1のテープを示す。この実施例では、剥離可 能なライナーなどのカバー層120は、固締層112の第2表面122に取り付けられる 。テープ12を正確に配置して、任意の取付層117を下の基材に確実に取りつけた 後、カバー層を剥離すると、目標表面を固締層に配置することができ る。この手順により、固締層112を汚さずにテープ12を容易に配置することがで きる。 図3は、さらに別のテープ14を示す。このテープは、使用法と構造がテープ12 に似ているが、追加の裏材層131を有する。裏材層131は、スクリム、織布、不織 布、紙、金属箔またはフィルムなどのポリマー材料から成る。その他の材料を裏 材層131として使用しても良いが、固締層112および取付層117の両方に対する所 望のレベルの付着力、並びにこれらの層との材料適合性がなければならない。裏 材層131として有用な特定タイプの材料としては、ポリカーボネート、ポリ(メチ ルメタクリレート)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリロ ニトリル-ブタジエンスチレンポリマーおよびポリエステルがある。裏材層131に 有用なその他の材料としては、表面をコロナ処理してあるかどうかに関わらず延 伸ポリ(エチレンテレフタレート)フィルム、セルロース、アセテートブチレート 、セルロースアセテートプロピレン、ポリ(エーテルスルホン)、ポリウレタン、 ポリ(塩化ビニル)、紙、織物および金属がある。現在最適な裏材材料は、ポリエ ステルフィルムであるが、コロナ処理済みであることが好ましい。 裏材層131は、固締層112を十分に支持する厚さでなければならない。裏材層13 1は、良好な強度および良好な取扱適性の両方をテープに与えるため、少なくと も0.0125mm厚であることが好ましい。裏材層131を含む基材は、少なくとも約150 0Mpaの引張強度を有することが好ましい。また、多くの実施例では、裏材層は可 撓性である、つまり半径0.5cmま破断せずに曲がることができることが好ましい 。 図3の実施例は、基材に直接取り付けることができ、取付層117の必要がない 。図1〜3では、剥離可能な任意のライナーを取付層117の露出した第2表面に 取り付ける。適切なライナーを有するこうしたテープを使用すると、嵩のあるロ ールを保管して分配することができ、テープを使用する製品を容易に製造するこ とができる。 図4は、非粘着性固締具26を有する小孔用装具、つまり「小孔用パウチ」の斜 視図である。小孔用パウチ20は、プラスチックフィルムなどの液体不浸透性材料 32の2つの層から形成される。このパウチは、パウチの患者側に不織布などの快 適な材料34の層を任意に有する。液体不浸透性材料層および任意の快適層34は、 たとえば接着剤または溶封技法を使用して縁部36において密封してパウチを形成 する。また、図4に示すように、任意のドレーン41および任意の臭気排気口30が ある。固締具26は、固締装置を着接範囲から、たとえば剥離することにより容易 に取り外すために、任意に非付着性タブ28を任意に有し、かつ有することが好ま しい。図4は、パウチの開口部24をさらに示す。必要なら、この開口部は、特定 の患者の必要性に合せて予めサイズを決めるか(つまり、パウチは、様々な開口 部サイズで製造することができる)、または汎用の「開始」開口部として製造し 、ユーザが、特定の必要性に合せて開口部を拡大することができる。固締具26は 、様々な方法で小孔用パウチに取り付けることができる。図4に示すように、固 締具は、開口部24付近から固締具26の周囲付近に向かってパウチに取り付ける。 好適な一実施例では、取付けは、固締具26をパウチ材料32に溶封38して行われる 。これは、様々な溶封パターンの何れかを用い て行うことができ、たとえば直径が異なる一連の円形の線などがある。 図5aは、線5a〜5aに沿って切った図4のパウチの部分断面図であり、固締具26 の固締部材25と、固締部材25を小孔用パウチのフィルム32に取り付ける接着剤層 40と、固締部材25の非粘着性表面層27(たとえば固締層)を覆って保護するライナ ー42とを示す。図5aは、任意の快適層34と、任意のタブ28と、開口部24とをさら に示す。必要なら、タブ28は、接着して固締部材に取り付けられる材料の別個の 部分であるか、または固締部材の一体部分で良い。一実施例では、固締具26は、 固締具のほぼ円形の周囲および指のサイズのタブの両方を形成するようにダイカ ットされる。ダイカット材料のタブ部分は、着接範囲に付着するのを妨げるため に塗布もしくは処理するか、または着接範囲に付着するのを妨げるために第2の 層で覆うと良い。 図5bは、本発明の小孔用パウチ20の別の部分断面図であり、固締具26の様々な 層を示す。この実施例では、固締具26は、固締部材をパウチのフィルム材料32に 溶封44して小孔用パウチに取り付けられる。 図5cは、本発明の小孔用パウチ20の別の部分断面図であり、固締具26の様々な 層を示す。この実施例では、パウチと固締部材25との間にフォームなどの隙間充 填材料46を含む。固締部材25は、接着剤層48により隙間充填材料に取り付けられ る。隙間充填材料は、接着剤層(図示しない)により、または溶封44などのその他 の手段によりパウチフィルム材料32に取り付けられる。剥離可能なライナー42は 、固締具を保護するために使用される。 図5dは、図5cに示した固締具に類似する固締具だが、粘着性表面層27は、隙間 充填材料46に直接積層して示されている。たとえば、隙間充填材料46は、ポリマ ーフォーム材料または発泡済み感圧接着剤を含むことができる。 図5eは、図5bに示した固締具と類似の固締具を示すが、固締部材25は、パウチ フィルム32に直接積層して示されている。固締部材25は、たとえば非粘着性表面 層27と、裏材(図示しない)とから構成するか、または非粘着性表面層27の単一の 層から構成することができる。たとえば、固締部材25は、パウチに直接溶封され るか、または他の方法で積層される固締層の単一の層から構成することができる 。 図5fは、小孔用パウチの別の部分側面図であり、パウチの様々な層を示す。こ の実施例では、固締具は、開口部24付近にパウチフィルムの非粘着性表面27を含 む。任意の快適層34は、パウチの患者側であって、かつ固締具領域から離れた側 に形成される。 図6は、非粘着性固締具26を有する別の小孔用パウチ(つまり「小孔用バッグ 」)の斜視図を示ず。この実施例の固締具26は、小孔用パウチ22に部分的に取り 付けられてフランジ29を形成する。小孔用パウチ22は、プラスチックフィルムな どの液体不浸透性材料32の2つの層から形成される。パウチは、パウチの患者側 に不織布などの快適な材料34の層を有する。液体不浸透性材料層および任意の快 適層34は、接着剤または溶封技術を用いて縁部36において密封され、パウチを形 成する。固締具26は、剥離などにより、固締具を着接範囲から容易に取り外すた めの非粘着性タブ28を任意に有し、かつ有することことが好ましい。図6は、パ ウチに至る開口部24をさらに示す。固締具 26は、様々な方法で小孔用パウチに取り付けることができる。図6に示すように 、固締具は、開口部24付近から固締具26周囲までパウチに取り付けられる。取付 けは、固締具26の中央部分をパウチ材料32に溶封38することにより行うことが好 ましい。これは、たとえば直径が異なる円形の一連の線など、様々な溶封パター ンを使用して行うことができる。パウチに接続されない固締具の周囲部分は、フ ランジ29を形成する。フランジ29は、パウチを強く引いた際の応力を緩和するよ うに設計される。フランジ29は、本質的に、強度の引張力をパウチから固締具の 中央点に伝達する。これは、周囲部の応力を緩和するのに役立ち、応力が緩和さ れない場合、固締具が着接範囲から剥離し始める。剥離するのではなく、強度の 引張力は、固締装置の比較的広い範囲に分散する。 図7は、線7〜7に沿って切った図6のパウチの部分断面図であり、固締具26 の固締部材25と、固締部材25の中央部分を小孔用パウチのフィルム32に取り付け る接着剤層40と、固締部材25の非粘着性表面27を覆って保護するライナー42とを 示す。図7は、フランジ29をさらに示す。 図8は、本発明の小孔用パウチ22の別の部分断面図であり、フランジ付き固締 具26の様々な層を示す。この実施例では、固締具26は、固締部材の中央部をパウ チに溶封44することにより小孔用パウチに取り付けられる。 図9aおよび9bは、本発明の着接範囲60、62の別の上面図であり、非粘着性表面 68と、着接範囲60を患者に取り付けるために使用する接着剤層70とを示す。図9a に示すように、着接範囲60は、中央孔72と、剥離ライナー64を粘着性皮膚接着剤 層70から分離する任意のタブ66とを有する。あるいは、 図9bに示すように、ライナー64はスリット67でも良い。ライナーの第1の部分は 、ライナーをこのスリット部で曲げると取り除くことができる。必要なら、着接 範囲60、62は、ミネソタ州、セントポールの3Mが市販するTEGADERMなど、市販 の医療用テープ、または本明細書に記載する他の材料を使用して形成することが できる。着接範囲の正確な形状は重要ではない。着接範囲は、固締具に嵌合する サイズにする。着接範囲および/または固締具の形状は、必要な場合、意図的に 整合しないようにして非接着領域を形成すると、ユーザが部材を剥離しやすくす ることができる。 図10は、線10〜10に沿って切った図9aの着接範囲の断面図であり、非粘着性層 68と、着接範囲を患者に取り付けるために使用される感圧接着剤層70と、使用前 に感圧接着剤を覆って保護するために使用されるライナー64とを示す。必要なら 、ライナー材料は、任意に2つ以上の部分に分割すると、剥離などによる除去お よび/または皮膚に対する貼付が容易になる。たとえば、この場合、ライナー材 料の一部を最初に取り除いて接着剤を露出させると、ライナーの第2部分が補強 リングとして機能し、このリングは、取付手段の露出部分が皮膚に圧迫された後 に取り除かれる。 図11および12は、本発明に基づく着接範囲の別の断面図であり、この着接範囲 の様々な層を示す。図11では、着接範囲は、厚い皮膚障壁接着剤74を含む。こう した接着剤の一例は、ハイドロコロイド接着剤である。図12は、非粘着性層68と 接着剤層70との間に厚いフォーム材料76を有する着接範囲を示す。図11のフォー ム材料76および/または皮膚障壁接着剤74は、「隙間充填」作用を得るために使 用する。これらの多少厚い層は、 パウチをユーザに密着させて漏れが生じないように確実に密封するのに役立つ。 図13は、本発明の別の着接範囲80の上面図であり、固締装置用の非粘着性表面 層68と、この非粘着性表面層を囲み、着接範囲を患者に保持するのに役立つカラ ーテープ78とを示す。着接範囲中央部下の接着剤層を図14に示す。 図14は、線14〜14に沿って切った図13の着接範囲の断面図であり、カラーテー プ78と、非粘着性層68と、任意の隙間充填層76と、患者に対する着接範囲の取付 を促進するために使用される感圧接着剤層70と、使用前に感圧接着剤71および70 を覆って保護するために使用されるライナー64とを示す。カラー78は、不織弾性 材料などの基材79と、感圧接着剤層71とを含む。 本発明の接触応答固締装置は、予め嵌合した構造として提供されるか、あるい は別個の部品の形態で提供される。固締装置の様々な実施例では、固締装置は、 製品を構造上に何度も固締したり基材から解除したり、あるいは第1の製品を第 2の製品に何度も固締したり解除したりするのに有用である。固締具および着接 範囲の部材は各々、非粘着性表面層を含む。これらの表面層の少なくとも1つは 、接触応答固締層を含む。 その他の用途としては、繰り返し閉じる必要がある使い捨て式消費財の固締、 およびクリーンルームまたは医療用および外科手術用衣服の固締がある。たとえ ば、固締装置は、手術着、手術ドレープおよび手術用手袋に使用することができ る。本発明の非粘着性固締具は、手術用手袋に耐液体シールを形成するために使 用することができる。ドレープ用途は、管およびコード組織と、再配置可能プラ スチックパウチと、再配置可能切開領域と、再配置 可能ドレープ部分の取付具とを含む。本発明の長所としては、低価格、非粘着性 、薄いプロファイル、ラテックス製手袋との適合性、および調節可能な剥離強度 がある。固締具は、手袋と手術着の接合部に良好な嵌合および本質的に完全なシ ールを形成し、体液で汚れるのを防ぐように調節可能に製造することができる。 非粘着性固締具は、外科医と看護婦が着用する不織毛髪カバーに係合しない。産業上の利用可能性 実施例 以下の実施例は、本発明を理解するのに役立つように記載するものであり、本 発明の範囲を制限するものと解釈すべきではない。特記がない限り、すべての部 分および割合は重量に基づく。以下の試験は、実施例に記載されている様々な試 験結果を測定するために使用した。T 剥離強度 この試験は、複合固締部材の基材が、長さが20cm以上の可撓性フィルムであり 、固締具の縁部を固締具接合部の界面から反対方向に、この界面に対して垂直に 引張っる場合の2つの固締部材が互いに剥離するのに必要な剥離力を決定するた めに使用した。2つの複合固締部材を接触させて配置した後、2kgの硬質ゴムロ ーラを各々の方向に1回通過させて2つの部材を係合させた。係合した部材は、 指定の時間(以下「保圧時間」という)通常の室温(つまり22℃)に保ち、各部材の 一方の端部をInstron引張試験機の把持部に固定して、この把持部を30cm/minの 速度で動かした。180 °剥離強度 この試験は、ASTM D-1000に従って行ったが、2kgの硬質ゴムローラを各々の 方向に1回通過させて固締具部材を様々な表面に取り付けた。サンプルは、指定 の時間および温度で保圧した後、30cm/minの速度で分離した。90 °剥離強度 この試験は、PSTC-5に従って、様々な硬質目標表面を使用して行い、2kgの 硬質ゴムローラを各々の方向に1回通過させて固締具部材をこうした表面に取り 付けた。サンプルは、指定の時間および温度で保圧した後、30cm/minの速度で分 離した。動的剪断強度 特記しない限り、この試験は、2つの固締層が互いに剥離するか、または固締 層と目標表面とが互いに剥離するのに必要な剪断力の量を決定するために使用し た。2.5cm×10cmの一対のストリップを6.25cm2重ねて一緒に固定した。このスト リップは、2kgの硬質ゴムローラを各々の方向に1回通過させて係合させた。係 合したストリップを通常の室温に少なくとも30秒間保った後、各ストリップの一 方の端部をInstron引張試験機の把持部に固定し、把持部を30cm/minの速度で分 離した。静的剪断強度 この試験は、本質的にASTM D-3654に従って行い、硬質プレートに付着させた 目標表面に対する、組み付けた固締層の保持力を決定するために使用した。取付 目標表面には、固締具の2.5cm×10cmのストリップを6.25cm2重ねて固定した。 固締具と目標表面は、2kgの硬質ローラを各々の方向に1回通過させて係合させ た。係合したストリップは、約30秒間通常の室温に保った。各ストリッブの一方 の端部は、250gの重りに固定した。この重りを固締具で支持し、サンプルが落下 するまでの時間量を測定した。 各実施例では、全体として以下の略語を使用する。 ABS アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンポリマー BACN ブタジエン-アクリロニトリルポリマー BACNI ブタジエン-アクリロニトリル-イソプレンポリマー BOPP 二軸延伸ポリプロピレンフィルム UA ウレタンアクリレートポリマー SBS スチレン-ブタジエン-スチレンブロックコポリマー SIS スチレン-イソプレン-スチレンブロックコポリマー CA セルロースアセテート EVA エチレンビニルアセテートポリマー HDPE 高密度ポリエチレン LDPE 低密度ポリエチレン MEK メチルエチルケトン PA ポリアミド PC ポリカーボネエート PE ポリエチレン PET ポリ(エチレンテレフタレート) PMMA ポリ(メチルメタクリレート) PP ポリプロピレン PS ポリスチレン PVC ポリ(塩化ビニル) SS ステンレス鋼 以下の略語は、各実施例で使用する市販材料を表す。 BACN-1 NipolTM DN-207、33%アクリロニトリル、ムーニー粘度43 BACN-2 NipolTM DN-004、45%アクリロニトリル、ムーニー粘度43 BACN-3 NipolTM DN-214、33%アクリロニトリル、ムーニー粘度80 BACN-4 NipolTM DN-401L、19%アクリロニトリル、ムーニー粘度65 BACN-5 Goodyear N-206、45%アクリロニトリル、ムーニー粘度60 BACN-6 HYCARTM 1022、33%アクリロニトリル、ムーニー粘度50 BACNI-1 NipolTM DN-1201L、ブタジエン約52%、アクリロニトリル33%、イソプレン15 %、ムーニー粘度46と思われる(3〜7%の珪酸マグネシウムを含むチャンク状) 。 BACN-2 NipolTM DN-1201L(タルクを含む)、ブタジエン約52%、アクリロニトリル33% およびイソプレン15%、ムーニー粘度46と思われる(3〜7%の珪酸マグネシウ ムを含むチャンク状)。 SBS KratonTM 1101 SIS KratonTM 1107 NipolTM素材は、Zeon Chemicals,Inc.から市販されており、1%未満の酸化 防止剤を含む。 Goodyear素材は、Goodyear Chemical Co.から市販されており、1%未満の酸化 防止剤を含む。HYCARTM素材は、B.F.Goodrich Chemicalsから市販されており、 1%未満の酸化防止剤を含む。KratonTM素材は、Shell Chemical Companyから市 販されている。実施例1 1.5重量%のEthanoxTM 330酸化防止剤(Ethyl Corporation)を含むBACNおよびB ACNI-1のサンプルは、MEK溶剤中で溶解させて、0.05mmの下塗ポリエステルフィ ルム裏材上に塗布し、乾燥厚さを0.83mmにした。サンプルは、アクリロニトリル 対ブタジエンの比率およびムーニー粘度を変えた。ムーニー粘度は、組成および 分子量、つまり重合の程度を表す。これらのサンプルのいくつかは、0.15%の2- (4-メトキシフェニル)-4,6-ビス(トリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン架橋剤 を含んでいた。架橋剤を含むいくつかのサンプルは、強力中圧水銀アーク灯(可 変電源により増倍したSylvania H33C0-400)に600+ワットで暴露した。照射線量は、150-200 millijoule/cm2だっ た。 剥離剪断試験および動的剪断試験は、固締層対固締層のサンプルについて実施 した。サンプルの第1の集合は、固締層として使用したコポリマー中に33〜34% のアクリロニトリルを含んでいた。表1から、未架橋サンプルは、接触後1時間 以内に粘着(不可逆的に接着)したことが分かる。 ** 動的剪断は、ポリマー面とポリマー面が接触した1分(保圧時間)後に測定す る。* 1時間未満で粘着した。 #1.保圧時間の1分後のT剥離力 #2.#1の後に再度接着し、1分以上の保圧時間後に測定した。 #3.#2の後に再度接着し、1分以上の保圧時間後に測定した。 #4.#3の後に再度接着し、4分以上の保圧時間後に測定した。 #5.#4の後に再度接着し、16分の保圧時間の後に測定した。 #6.4分の保圧時間後に測定したT剥離力 #7.16時間の保圧時間後に測定したT剥離力 サンプルの第2の集合では、ポリマーのアクリロニトリルの割合は、19%から 45%に変化し、ムーニー粘度は43から65に変化した。初期剥離力は、短時間で架 橋サンプルと非架橋サンプルとの間で著しい変化はなかった。 比較のため、サンプルは、SBSおよびSISブロックコポリマーを使って生成した 。SBSおよびSISを使用したサンプルについては、表2を参照。 * 剪断は、1分の保圧時間後に測定する。 架橋によって、表面接触の22時間後にSBSおよびSISサンプルのT剥離強度の 低下はみられなかった。実施例2 これらのサンプルでは、電子ビームを使用して非粘着性固締層を架橋した。こ の実施例では、未架橋BACN1-2およびさらに1.5%のEthanoxTM330酸化防止剤を各 々のサンプルに使用 した。実験を行って、電子ビームの電圧および電子全体の照射線量の影響を検査 した。 サンプル2A〜2Fは、5in(12.7cm)幅のフィルムダイを使って、Haake押出機から 熱溶融押出しした。押出機の温度分布は、ダイが175〜180℃、領域1が135〜145 ℃、領域2が135〜145℃、領域3が160〜170℃だった。すべての熱溶融液塗布サ ンプルには、これらと同じ押出し条件で塗布した。接触応答固締層は、DuPontが TyvekTM1073Dフィルムの商標で製造している0.127mm厚のスパンボンドHDP E上に5mil(0.127mm)の厚さで塗布した。塗布する前、TyvekTMフィルムをコロ ナ処理して、基材に対するゴムの接着を改善した。6つのサンプルのT剥離強度 の結果を表3に示す。 * 1回目の繰り返し。固締具部材の表面は、嵌合せずに保管した。試験は、12日 後に繰り返した。** 2回目の繰り返し。試験は、1回目の繰り返しの直後に繰り返した。 2Al Mradに150keVで暴露 2B1 Mradに200keVで暴露 2C3 Mradに175keVで暴露 2D5 Mradに150keVで暴露 2E5 Mradに200keVで暴露 2F10 Mradに150keVで暴露 150keVの電子ビームエネルギーを使った10Mrad(106rad)に対する暴露は、すべて の剥離強度を本質的に除去するのに十分だった。これより低い、つまり10Mradに 暴露したサンプルは、表面接触の12日後に粘着したが、200keVのビームエネルギ ーを使用して5Mradの照射線量を与えた1つのサンプルは粘着しなかった。 さらに実験を行い、より短時間でのT剥離強度に対する照射線量の影響を測定 した。これらのサンプルは、約0.127mmの厚さで、60%のポリエステルおよび4 0%のセルロースおよびアクリル結合剤(International Paper Co.グレードNo.1 309215)を含む裏材上に熱溶融塗布した。サンプル中のポリマーは、1.25%のAge rite Staylite S酸化防止剤(RT.Vanderbilt Co.、製品コード02909)を含んでい た。0.0〜1.4Mradの照射線量および175keVの電子エネルギーの結果を表4に示す 。 2Eの保圧時間は、0.5分だった。 2Fの保圧時間は、1分だった。 2Gの保圧時間は、2分だった。 2Hの保圧時間は、5分だった。実施例3 架橋の効果を確認するもう1つの試験では、部分的に架橋したBACN-4の約6cm ×6cm×12cmのチャンクをBACNI-2と、各々15重量%対85重量%の割合で混合した 。約1.25%のAgerite Staylite S酸化防止剤をさらに追加し た。この2つのポリマーを均一に混合するには、溶融ポリマーをかなり混合する 必要があった。混合物は、実施例2に記載したように、5mil(0.127mm)厚さで0 .03mm厚のポリ塩化ビニルの基材上に熱溶融塗布した。ポリマー表面とポリマ ー表面とのT剥離強度(保圧時間は5分)は、この混合物の場合は0.48kN/mで あり、架橋ポリマーを含まない場合のT剥離強度は0.66kN/mだった。60%のポリ エステルおよび40%のセルロースの裏材で保圧時間が5分の場合、剥離力は、こ の混合物の場合は0.46kN/mであり、架橋ポリマーを含まない場合は0.70kN/mだっ た。実施例4 4種類の粘着防止剤、および酸化防止剤を含まないサンプルを比較した。各々 のサンプルは、BACNIと、1.5重量%のCyanoxTMLTDP(American Cyanamid)、1.5重 量%のIrganoxTM1076(Ciba Geigy)、0.25重量%のTinuvinTM328(Ciba Geigy)お よび0.25重量%のTinuvinTM770(Ciba Geigy)を含む乾燥成分の混合物とを使用し た。厚さ0.127mmの固締層は、実施例2に記載したように、約0.05mmの下塗P ETフィルム上に熱溶融塗布した。サンプル4A、4B、4Cおよび4Dは、BACN-1を使用 した。サンプル4Eは、BACN-2を使用した。BACNI-1のサンプルは、他の粘着防止 剤とともに使用した。非固締サンプルは、空気、蛍光室内灯および塵に7日間暴 露した。表5に記載する試験結果は、室温における5分間の保圧時間に基づく。 サンプル4Aは、粘着防止剤を使用しなかった。サンプル4B、4C、4Dおよび4Eは 、各々2.5重量%のCab-O-SilTM、1重量%の CaSiO4、1重量%のCaCO3および5%のエキストラタルクを使用した。 これらのサンプルの初期T剥離強度は、各枠内の上の値(kN/m)として示し、初 期剥離強度の%を下の値として示す。これらの結果は、暴露による初期T剥離強 度の損失を示す。サンプル4B(2.5% Cab-O-SilTMSiO2、Cabot Corp.)粘着防止剤 は、最良の結果を示した,、その他の粘着防止剤は、CaSiO4(Hubersorb 600、J.M .Huber Corp.)およびCaCO3(Atomite、ECC International)だった。 ある程度の架橋は、BACNまたはBACNIの熱溶融押出しによって得ることができ る。架橋のの正確な量は、判定しなかった。 この実施例によって、低剥離強度は、粘着防止剤を添加するかどうかに関わらず 、熱溶融押出しサンプルから得ることができることが分かる。粘着防止剤を添加 すると、固締特性を調節するこヒができる。熱溶融押出しによる部分的架橋と充 填剤の添加が結合することは、従来可能だった範囲より広範囲の固締特性を得る 良い方法である。実施例5 固締層の厚さの影響を測定した。2%のAgerite Stayllte Sを含むBACNI-2を 実施例2として0.05mmの下塗PETフィルムか、またはGuilfordトリコットメリ ヤス生地、スタイル番号15771上に熱溶融塗布した。このサンプルは、室温で2 分間の保圧時間後に試験した。試験結果を表6に示す。 上記の結果は、検査した厚さ全体に関して、塗布厚さに応じて剥離強度が直線的 に増加したことを示す。実施例6 さらに実験を行った結果、剥離強度に対する表面組織の影響を明らかにした。 1.5重量%のCyanoxTMLTDP、1.5重量%のIrganoxTM1076、0.25重量%のTinuvinTM 328および0.25重量%のTinuvinTM770を含むBACNI-2を実施例2に記載したように 5mil(0.127mm)の厚さになるまで0.05mm厚の下塗PETフィルム上に熱溶融塗布した 。フィルムに高温のポリマーをさらに塗布し、ニップの2つのローラの間に通し た。ローラとポリマーとの間に0.051mmのBOPPフィルムを使用して、平滑な表面 を形成した。「ゴムローラ艶消し」表面は、高温ポリマーをゴムローラの間に直 接通すことにより形成した。さらに粗い表面、つまり表面組織付き艶消し表面は 、表面組織付きフィルムをローラと高温ゴムとの間に配置して形成した。表7は 、5分までの様々な保圧時間におけるT剥離強度を比較する。平滑な表面は最高 の強度を示し、表面組織付き艶消し表面は最低の強度を示した。これらの結果は 、剥離強度が表面の接触量に応じて変化することを示す。 実施例7 Guilford Knit布、スタイル番号15771を、実施例2に記記したように2% Ag erite StayliteTMS酸化防止剤を含むBACNI-2の0.203mm厚の層として熱溶融塗布 した。サンプルの半分は、0.102mm厚のPEライナーで覆った。サンプルの他の半 分は、ライナーで覆わずに残した。 覆ったつまりライナー付き表面および覆ってないつまりライナーのないサンプ ルは、様々な条件下でT剥離強度を試験した。 実験の第1の集合では、ライナーのないサンプルのいくつかを蛍光室内灯、空気 および塵に暴露した。ライナーのない他のサンプルは、ベルジャー内に配置して 、蛍光燈および塵から保護した。最初、すべてのサンプルのT剥離強度は0.79kN /mだった。蛍光燈および塵に対する暴露から保護しなかったライナーなしのサン プルは、18日後までに実質的にすべての強度を失った。ベルジャー内に配置した ライナーなしのサンプルは、10か月後に約0.35kN/mのT剥離強度を維持した。 実験の第2の集合では、ライナー付きサンプルとライナーなしのサンプルを紫 外線光(2mW/cm2)に様々な時間暴露し、5分の保圧時間後にT剥離強度を試験し た。これらの試験の結果を表8に示す。 上記の結果から、時間の経過による剥離強度の損失の部分は、十分な量の効果 的な酸化防止剤が存在しない場合に酸化を誘発する紫外線によるものであること が分かる。各種の酸化防止剤および紫外線安定剤を使用して、酸化を誘発する紫 外線を最小限にするか、またはなくすことができる。ポリマー製造の際に安定剤 を添加することは、熱溶融押出しまたは任意のタイプの塗布工程用 の酸化防止剤と紫外線安定剤とを混合する最善の方法であると思われる。実施例8 この実施例は、接触応答固締層を取り付ける目標表面の特性を選択して固締具 装置の剥離強度を調節できることを示す。この実施例は、様々な材料から目標表 面を選択して目標表面の溶解度パラメーターを変えると、固締装置の剥離強度を 調節できることを示す。 BACN-6をMEK中で溶解させて、0.025mm厚のコロナ処理済みポリエステル裏材上 に溶剤塗布して、0.017mmの公称乾燥厚さを形成した。結果として得られた固締 層は、平滑な様々な目標表面からの180°剥離強度を試験した。室温(21℃)にお いて10分間の保圧時間を使用した。表9は、平滑な目標表面の溶解度パラメータ ーの関数として180°剥離強度の変化を示す。利用できる場合、範囲ではなく1 点値を使用した。BACN-6の溶解度パラメーター自体は測定しなかった。しかし、 70%のブタジエン、30%のアクリロニトリルの溶解度パラメーターは、9.38〜9. 48(cal/ml)1/2の範囲だった。BACN-6の溶解度パラメーターは本質的に同じであ ると思われた。 * この表の値は、公開されている文献に記載されている溶解度パラメーターの 範囲の中間点を示す。 表9から、BACNから製造した固締具の180°剥離強度は、非粘着性固締層に取り 付けるために使用する目標表面の材料の溶解度パラメーターを正しく選択するこ とにより変えることができることが分かる。実施例9 BACNI-2は、実施例2に記載したように、1.7mil(0.043mm)厚の無可塑ポリ塩化 ビニル(UPVC)フィルム上に7.3mil(0.185mm)塗布厚で熱溶融塗布した。ポリマー は、3〜7%のタルクを含んでいた。次に、結果として得られた固締具について 、様々な目標表面に対する3日間の保圧期間後に90°剥離強度を試験し、剥離強 度に対する溶解度パラメーター の影響を調査した。DuPont Base Coat/Clear Coat871/RK7103およびWhite High Solids Enamel BASFE172は、他のサンプルと多少異なる保圧時間の後に試験した 。22℃における保圧時間は24時間だった。高温保圧時間は、70℃で46時間だった 。表10は、2つの異なる温度で非粘着性固締層と嵌合する目標表面に応じた90° 剥離強度の変化を示す。 実施例10 2重量%のIrganoxTM1010酸化防止剤を含む未架橋BACNI-1のサンプルは、実施 例1に記載したように、0.05mm厚の粘着性感圧接着剤を有する0.0021mm厚の下塗 PETの片側に溶剤塗布した。接着剤は、反対側を紙製ライナーで覆った。次に、 結果として得られた固締具は、22℃および70℃において1日の保圧時間の後、様 々な目標表面に対する室温における90°剥離強度を試験し、剥離性能に対する溶 解度パラメーターの影響を調査した。この試験結果を表11に示す。 実施例11 本発明に基づく固締装置は、以下のように製造した。70重量%のアクリレート 封鎖ポリカプロラクトンウレタンオリゴマー、30重量%のイソオクチルアクリレ ート、および0.25%の1-ヒドロキシシクロヘキシルアセトフェノンを含む組成物 を、0.036mmのUPVCフィルムの0.05mmの感圧接着剤層を有する側に塗布した。フ ィルムの反対側は、紙製ライナーで覆った。固締層は、300nm未満の波長を除去 するフィルタを介して240〜280mJの強力紫外線光で硬化させた。サンプルは、酸 素抑制を防ぐために、0.05mmのBOPPを介して硬化させた。 結果として得られた固締層は、22℃で24時間および70℃で46時間の保圧時間の 後、室温における様々な表面に対する90°剥離強度を試験した。この試験結果を 表12に示す。 実施例12 ブチルゴム((Chlorobutyl 1255、Polysar Rubber Corp.)は、ヘキサン中の25 %溶液から約0.063mmの厚さまで、0.0254mm厚のコロナ処理済みPET上に溶剤塗 布した。次に、結果として得られた固締具は、22℃で3時間の保圧時間の後、様 々な表面に対する室温における90°剥離強度を試験した。試験結果を表13に示す 。* 剥離強度は、裏材に対するより基材に対する方が高かった。 表13は、目標表面上の材料を変えることにより接着力を変えるのと同じ原理を示 す。固締層は、指に対するわずかな粘着を示した。また、充填剤を添加すると、 粘着性を低下させることができる点に注目すべきである。これは、ブチルゴムの 場合に特に当てはまる。実施例13 サンプル製品は、熱溶融押出しBACNI-2および紫外線硬化性UA(実施例11)を使 って製造した。これらのサンプルの剥離および剪断は十分だった。BACNI-2は、 十分に架橋していない場合、PETまたはBOPPに接合すると、BACNI-2自体に粘着す るのを防ぐことができる。紫外線硬化UAは、ETO(酸化エチレンガス)減菌後に接 着力を維持した。剥離力は、2〜3Mradのγ減菌後に多少失われた。、BACNI-2 は、ライナーま たはBOPP目標表面に接触した状態で暴露した場合、10Mradのγ減菌後に許容可能 な固締具性能を有していた。実施例14 迅速粘着測定装置を使用して、一連の非粘着性固締層および特定の感圧接着剤 の剥離力を測定した。剥離力は、テープの重量以外に余計な圧力が本質的に加わ らない接触により剥離力が生じる表面から90°の角度で測定する。0.455kgのロ ードセルを備えたIMASS引張試験機を使用した。上記の固締層のいくつかの材料 を試験した:(1)BACNI-1ポリマー、(0.021mm厚の実施例10)、(2)UA(0.02cm 厚の実施例11)、並びに(3)75重量%のKraton G1657(スチレン-エチレン-ブタジ エン-スチレン(SEBS))および0.013cm厚さの25重量%のRegalrezTM1085を含む粘 着付与ブロックコポリマー(M)。さらに、3Mが市販している低粘着応答感圧接着 剤組成物(Post-itTM接着剤を片側に有するScotchbrand Differential Tack Doub le Coated Tape 9415)も試験した。これらの試験の結果を表14に示す。これらの サンプルは、皮膚に対する粘着性を主観的にさらに試験した。表14に示すように 、サンプルBACNI、UAおよびMは、皮膚に付着しなかった。対照的に、Post-ItTM 接着剤は粘着性が感じられた。 a.ボンド紙、3M Copy Whiteボンド紙、品番78-6969-6135 b.新聞紙、1993年2月22日付けMinneapolis Star Tribune紙、非印刷部分 c.法律用箋、St.Paul Book and Stationary、品番91242-969 この結果によって、M、UAおよびBACN固締層材料は本質 一例として一般に周知されているにも関わらず粘着性であることを示す。実施例15 接触応答固締具装置は、固締層と目標表面の両方が平滑な表面である場合に最 も良く機能する。表面粗さ試験を行って、平滑性を測定した。表15は、様々な非 粘着性固締具の表面と目標表面の粗さプロファイルの中心線からの絶対的な逸脱 の平均値を示す。 実施例16 試験を行って、何度も固締と解除を繰り返す動作が90°剥離力に及ぼす影響を 調査した。試験は、0.036mmのUPVC上に塗布した非粘着性固締具について行った 。UPVCは、0.051mmの粘着性感圧接着剤を使って0.014mmのPET支持具に取り付け た。90°剥離力は、非粘着性固締具の2.54cm幅のスソトリップを使用し、保圧時 間を1分間にして測定した。表16は、ガラス目標パネルから剥離した0.021mm厚 の溶剤塗布BACN-1、およびPMMA目標パネルから剥離した0.051mm厚のUAの結果を 示す。各々100回剥離した後、2kgのローラを各方向に1回通過させて、所望の 目標パネルに対して接着剤を圧延した。 * 試験は、300回後に中止し、約24時間後に再開した。 この表のデータは、本発明の固締装置を何度も、剥離および再度固締した際の剥 雌力が比較的低く、一定していることを示す。実施例17 ウレタン(UR)非粘着性固締具の2つのサンプルを製造した。URは、固締層とし てUPVC上に塗布した。 このウレタンは、ポリーオールをガラス瓶内で70℃で加熱して融解させ、イソ オクタネートを含む成分を添加し、攪拌して十分に混合し、次に、プロピレング リコールモノメチルエーテルアセテート(Union CarbideのPM Acetate)中に1重 量%溶液のジブチル錫ジラウレート(DBTDL)を4滴添加して生成した。結果とし て得られたウレタンは、0.10mm(4mil)厚の層として0.05mm(2mil)厚のUPVCフィル ムの一方の側に流し込んだ。UPVCの他方の側には、感圧接着剤があった。次に、 結果として得られたテーブは、74℃で24時間硬化させ、室温で約1週間保圧して 、様々な目標表面に対する90°剥離強度を試験した。 URを製造するために使用した成分および90°剥離試験の結果を下の表17に記載 する。成分の量は、重量部で記載する。サンプルは、紙に対する剥離強度を試験 した場合、粘着性を示さなかった。 ToneTM200は、コネチカット州、ダンベリーのUnion Carbide Corporationが 市販している二官能価のカプロラクトンポリオール、MW 530である。ToneTM310 は、コネチカット州、ダンベリーのUnion Carbide Corporationが市販している 三官能価のカプロラクトンポリオール、MW 900で ジイソシアネートである、MPCHIは、ペンシルバニア州、ピッ ツバーグのMobay Chemical Corporation(現在はMiles,Inc.として周知)が市販 しているメチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネート)である。実施例18 アクリル(AC)非粘着性固締具の6つのサンプルを製作した。このAC組成物は、 各々固締層として下塗PET上に塗布した。 アクリル組成物は、米国特許第Re.24,906号(Ulrich)に概略が記載されている ように、モノマーおよびエチルアセテートの40%固体成分溶液、0.3% 2-2'-ア ゾビス(イソブチロニトリル)開始剤(E.I.duPont de Nemoursが市販している 時間加熱して生成した。結果として得られたアクリル組成物は、各々、乾燥厚さ が約0.025mm(1mil)のフィルムとして0.038mm(1.5mil)の下塗PET上に流し込んだ 。結果として得られたテープは、相対温度で約24時間平衡させてから、様々な目 標表面に対するT剥離強度を試験した。 サンプルの組成物を表18に示す。固締層、目標表面およびT剥離試験結果は、 表19に記載する。成分の量は、重量部として記載する。サンプルは、紙に対する 剥離強度を試験した場合、粘着性を示さなかった。 実施例19 ポリエチレンコポリマー配合組成物(P)のサンプルを固締層として押し出した 。 この組成物は、等重量部のポリエチレンコポリマー(0.8重量%のマイクロタル クを含む85%のエチレンおよび15%のブテン)(コネチカット州、ダンベリーのUn ion Carbideが市販しているDFDB1085)並びにポリエチレンコポリマー(96%のエ チレンおよび4%のオクテン)(ミシガン州、ミッドランドのDowChemical Co.が 市販しているLLDPE6806)を乾燥混合し、この混合物を押出機および単一層ダイ( ともに約220℃)に供給し、0.076mm厚の層を形成して生成した。この層は、ダイ からクロム注型ロール(ロール温度10〜23℃)上を巻取ロールまで運ばれ、そこで 紙製コア周囲に巻かれる。結果として得られたロールは、相対温度で約4か月間 保圧してから、様々な目標表面に対する90°剥離強度を試験した。 目標表面および90゜剥離試験の結果を下の表20に記載する。このサンプルは、 紙に対する剥離強度を試験した際、粘着性を示さなかった。 実施例20 BACNI-1は、2.5mil(0.064mm)の塗布厚さでシリコン塗布紙ライナー上に熱溶融 塗布した。、このBACNI-1層は、次に、0.92mil(0.023mm)厚の白色PETフィルム の一方の側に積層した。PETフィルムの裏側には、0.05mm厚の感圧接着剤層を塗 布した。結果として得られた固締部材(「F20」)は、様々な目標表面に対する剥 離強度、動的剪断強度および静的的断強度を試験した。上記の固締部材は、目標 表面に接触させて48時間の保圧時間の直後に試験した。 2ピース小孔用パウチは、粘着性感圧接着剤層を介して市販の小孔用パウチに 上記の固締部材F-20を取り付けて製造した。固締部材を切断して直径67mmの円を 形成し、その中心に小さ い「開始孔」を配置した。着接範囲のいくつかの材料を評価した。これらの着接 範囲の材料によっては、その他の既存の医療用製品に使用されていることが分か っており、皮膚に使用しても安全であり、意図した効果があると考える。これら の異なる材料は、小孔用途に使用する際の様々な異なる接着レベルを評価できる ように選択した。あるいは、必要に応じて、固締部材の固締層を変えることによ り、接着レベルを調節しても良い。 各々の原型装置は、パウチ、固締具および着接範囲材料から成る。市販の粘着 性テープ材料は、ポリエチレン/EVAコポリマーの裏材および粘着性アクリレー ト接着剤(ミネソタ州、セントポールの3Mが品番9835として市販)を有するものを 対照として選択した。この粘着テープは、小孔用パウチに許容可能な接着を形成 することが分かった。 2つの原型パウチは、200mlの水を満たし、目標表面に垂直に懸垂して、剪断 力によるスリップに対する接続の抵抗を評価し、数日間にわたってパウチを着接 範囲から何度も外して剥離性を判定した。この2つの原型パウチは、F-20固締具 を使って製作した。一方の原型パウチは、着接範囲に「9835テープ」を使用した 。この原型パウチには、パウチ内の水を手で「跳ね飛ばして」、固締具と着接範 囲の界面を水分に暴露した。第2の原型パウチは、ポリウレタンの裏材を有する 着接範囲を使用した。2つの原型パウチは、パウチを数日間保持する際にきわめ て良く機能した。第1の原型パウチは、界面に水を跳ね飛ばした場合にも、良く 機能した。第2の原型パウチの固締具は、パウチをポリウレタンの着接範囲から 24時間後に剥離するのに必要な非常に高度の剥離力を示した。第1の原型パウチ の固締具は、2週間にわたっ て何度も「#9835」着接範囲から容易に取り外し、かつ再度取り付けることがで きた。 さらに、様々な着接範囲材料をF-20固締具に結合して、さらに試験を行った。 対照として、様々な着接範囲材料は、#9835医療用テープの粘着性接着剤表面に さらに接着した。剥離強度、動的剪断強度および静的剪断強度は、最初の結合で 測定した。剥離強度および動的剪断強度は、組成物を38℃に48時間暴露して、収 集装置を着用する体温を模倣した後にさらに試験した。試験サンプルの識別およ び試験結果を下の表に記載する。 19835テープは、ポリエチレン/EVAコポリマーの裏材、および粘着性アクリレー ト感圧接着剤(ミネソタ州、セントポールの3Mが市販の層を有する。2 1516テープは、剥離コーティングを有するポリエステルフィルムの裏材、およ び粘着性アクリレート感圧接着剤(3Mが市販)を有する。3 MSX-1389テープは、ポリウレタンの裏材、および粘着性アクリレーート感圧接 着剤(3Mが市販)を有する。4 MSX-3076テープは、剥離コーティングを有するポリウンタンの裏材、および粘 着性アクリレート感圧接着剤(3Mが市販)を有する。 「P」の表記は、サンプルがきれいに剪断する前に突然破損したことを示す。「 粘着」は、1つまたは複数の部材を破壊しなければ、2つの部材を分離できない ことを示す。* 3つの反復試験片の1つは6分で破損し、他の2つは少なくとも1700分持続 した。 全体として、様々な着接範囲を有するF-20固締具の性能は優れていた。様々な 着接範囲すべてにおいて、非常に高度の剪断 強度が測定された。各々の組合せは、小孔用途の性能要件に適合すると考えられ る。 本発明の様々な変形および変更は、本発明の範囲および精神を逸脱せずに行え ることは当業者にとっては明白であり、本発明は、本明細書に記載する具体的な 実施例に限定されないと考えるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.小孔からの物質を受け入れるための開口部を備えたバッグと、 (i)前記開口部を囲む前記バッグに取り付けられた固締具と、(ii)着接範 囲とを含む固締装置であって、非粘着性目標表面層と、該非粘着性目標表面層に 付着する接触応答非粘着性固締層と、ユーザの小孔周囲領域に前記固締装置を取 り付ける手段とを有する固締装置と、を備える小孔用装具製品。 2.オリフィスからの物質を収納する開口部を備えたバッグと、 (i)非粘着性目標表面層、およびユーザのオリフィス領域に前記着接範囲を 取り付ける接着剤層を有する着接範囲と、(ii)前記非粘着性目標表面層に付着 する接触応答非粘着性固締層を有する前記開口部を囲むバッグに取り付けられる 固締具とを備える固締装置であって、前記固締層が、本質的に紙に付着しない; 前記非粘着性目標表面に対して繰り返し再配置可能である;前記目標表面に接触 した場合、90°剥離強度が約3kN/m未満で実質的に一定して低く、動的剪断強度 が2kN/m2を超えるという特性を示し、前記目標表面の材料が前記固締層の材料 と異なり、前記目標表面の溶解度パラメーターが、ポリマー固締層の溶解度パラ メーターと十分に異なるため、粘着を防ぐことができる固締装置と、を備える製 品。 3.前記固締装置をユーザの小孔周囲領域に取り付ける前記手段が粘着性接着 剤層を含む、請求項1記載の小孔用装具製品。 4.前記固締層が、前記目標表面から繰り返し剥離可能かつ前記目標表面に対 して繰り返し再固締可能であり、前記目標表面と接触した場合、前記固締層の90 °剥離強度が約3kN/m未満 であり、動的剪断強度が2kN/m2を超える、上記請求項1〜3の何れか1項に記 載の小孔用装具製品。 5.前記固締層が、固締特性を維持した状態で清潔にすることが可能である、 上記請求項1〜4の何れか1項に記載の小孔用装具製品。 6.前記固締層が、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー およびグラフトコポリマーから成るグループから選択した組成物を含む、上記請 求項1〜5の何れか1項に記載の小孔用装具製品。 7.前記固締層が、約10〜約50重量%のアクリロニトリル並びに約50〜約90重 量%のブタジエンおよびイソプレンの少なくとも一方から成るポリマーを含み、 該ポリマーのムーニー粘度が約20〜約95である、上記請求項1〜6の何れか1項 に記載の小孔用装具製品。 8.前記固締層が、1つまたは複数の類似するかまたは異なる硬質部分および 1つまたは複数の類似するかまたは異なる軟質部分、並びに放射線感受性付加重 合可能官能基を含む1つまたは複数の類似するかまたは異なる一価部分を有する 架橋オリゴマー樹脂を含む、上記請求項1〜7の何れか1項に記載の小孔用装具 製品。 9.前記固締層が、架橋ブタジエン-アクリロニトリルポリマーおよびブタジ エン-アクリロニトリル-イソプレンポリマーから成るグループから選択した材料 を含む、上記請求項1〜8の何れか1項に記載の小孔用装具製品。 10.前記固締層が前記バッグに永久的に取り付けられて固締具を形成し、前記 目標表面および接着剤層が分離可能な着接範囲 部材として提供される、上記請求項1〜9の何れか1項に記載の小孔用装具製品 。 11.前記固締具が、前記接触応答非粘着性固締層と、感圧接着剤を含む取付層 と、前記固締層と前記取付層との間に挿置された裏材層とを含む、上記請求項1 〜10の何れか1項に記載の小孔用装具製品。 12.前記固締具が、フランジを形成するように前記バッグに取り付けられる、 上記請求項1〜11の何れか1項に記載の小孔用装具製品。 13.前記固締具が、隙間充填材料をさらに含む、上記請求項1〜12の何れか1 項に記載の小孔用装具製品。 14.前記着接範囲が、目標表面層および接触応答固締層と、接着剤層と、前記 粘着性接着剤層を保護するライナーとから成るグループから選択した非粘着性表 面層を含む、請求項1記載の小孔用装具製品。 15.前記着接範囲が、前記目標表面層と、皮膚障壁接着剤層と、前記粘着性接 着剤層を保護するライナーとを含む、上記請求項1〜−14の何れか1項に記載の 小孔用装具製品。 16.前記着接範囲が、発泡体隙間充填材料をさらに含む、上記請求項1〜15の 何れか1項に記載の小孔用装具製品。 17.前記バッグが少なくとも1つのドレーンと、臭気排気口と、快適層とをさ らに含む、請求項1記載の小孔用装具製品。 18.前記目標表面が、前記バッグに永久的に取り付けられて前記固締具を形成 し、前記固締層および接着剤層が、分離可能な着接範囲部材として提供される、 請求項1記載の小孔用装具製品。 19.前記開口部を囲む前記バッグの表面が目標表面であって、かつ前記固締具 を形成し、前記固締層および接着剤層が、分離可能な着接範囲部材として提供さ れる、請求項1記載の小孔用装具製品。 20.非粘着性接触応答固締装置を有する小孔用装具を使用する方法であって、 a)小孔からの物質を受け入れるための開口部を有するバッグを提供するステ ップであって、該バッグが、(i)前記開口部を囲む前記バッグに取り付けられ た固締具と、(ii)着接範囲とを含む固締装置を有し、該固締装置が、非粘着性 目標表面層と、該非粘着性目標表面層に付着する接触応答非粘着性固締層と、接 着剤層とを有するバッグを提供するステップと、 b)前記接着剤層をユーザの小孔周囲領域に取り付けるステップと、 c)前記接触応答非粘着性固締層を前記非粘着性目標表面層に取り付けるステ ップと、を含む小孔用装具使用方法。
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