JP2000516206A - 新規な化合物 - Google Patents

新規な化合物

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JP2000516206A JP10505146A JP50514698A JP2000516206A JP 2000516206 A JP2000516206 A JP 2000516206A JP 10505146 A JP10505146 A JP 10505146A JP 50514698 A JP50514698 A JP 50514698A JP 2000516206 A JP2000516206 A JP 2000516206A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は薬学的に有用な式(I)

Description

【発明の詳細な説明】 新規な化合物 本発明は薬学的に有用な化合物、それらの製造法、それらの医薬としての使用 、およびそれらを含有する医薬製剤に関する。 特定のピリジノシクロヘキサノ−1,3−ピリミジンはHeterocycles,43,391( 1996年)および欧州特許出願0 260 642 A2から知られている。2−アリール置換 基は開示されていない。今般、驚くべきことに、一連の構造的に異なるキナゾリ ンおよびピリミジン誘導体が抗アレルギー性および抗炎症性活性を示すことを見 い出した。 第1の態様において、本発明は式I 〔式中、Rは(CH2)n、CH=CH、BCH2またはCH2Bであり、ここでBはOまたはSで あり; nは1〜3であり; Ar1はチアゾリル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリ ル、2−もしくは3−キノリル、または2−キノキサリニルであり、これらはす べて場合によりハロ、ニトロ、シアノ、フェニル、フェニルスルホニル、C1 〜6 アルキル、C1 〜6アルコキシ、C1 〜6アルキルチオ、C1 〜6アルキルスルフィニル 、COOH、COO(C1 〜6アルキル)、CONH2、フェニルにより置換されたC1 〜6アルキル 、またはフェニルから選択される1個以上の置換基により置換されても良く、こ こでアルキル、アルコキシ、アルキルチオ およびアルキルスルフィニル基は何れも場合により1個以上のフッ素原子により 置換されても良く; WはCH、CAまたはNであり; XはCH、CA、NまたはN+-O-であり; YはCH、CA、NまたはN+-O-であり; ZはCH、CA、NまたはN+-O-であり; Aはヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C1 〜6チオアルキル 、CO2R1、NR2R3、NR4C(O)R5、メトキシ(場合によりCO2R6により置換される)、 C1 〜6アルキルまたはC2 〜6アルコキシ(ここで、後者の2つの基は場合によりNH2 、ヒドロキシまたはCO2R7から選択される1個以上の置換基により置換される) であり; R2はHまたはC1 〜6アルキルであり、R3はH、C1 〜6アルキルまたはCH2Ar2であ るか、またはR2およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になってピロリ ジニルまたはピペリジニル環を形成し; R5はH、C1 〜5アルキルまたはAr3であり; R1、R4、R6およびR7は独立してHまたはC1 〜6アルキルであり; Ar2およびAr3は独立して場合によりハロゲン、ヒドロキシ、メトキシ(場合に よりフッ素により置換される)、フェノキシ、C2 〜6アルコキシおよびC1 〜6アル キル(後者の3つの基は場合によりハロゲン、ヒドロキシまたはC1 〜6アルキル から選択される1個以上の置換基により置換される)から選択される1個以上の 置換基により置換されるフェニルである。但し、 (a)X、YおよびZのうち1つがN+-0-である場合、Wおよび他の2つの基 はすべてCHであり; (b)YがNであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、WはNであり; (c)ZがCHまたはNであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、XはNであり; (d)WがNまたはCHであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、YはN であり; (e)XがNまたはCHであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、ZはNであり; (f)XまたはZの何れか一方がNである場合、YはCHであり; (g)Aがヒドロキシ、ハロゲン(フッ素以外)またはNH2により置換されたC2 〜6 アルコキシである場合、またはAr1、Ar2もしくはAr3がハロゲン(フッ素以外 )またはヒドロキシにより置換されたC2 〜6アルコキシである場合、適当なヒド ロキシ、ハロゲンまたはNH2置換基は酸素と同じ炭素原子と結合せず;そして (h)W、X、YおよびZがすべてCHであり、Rが(CH2)2またはOCH2である場 合、Ar1は未置換フェニルではない。〕 の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体を提供するものである。 薬学的に許容しうる誘導体は溶媒和物、塩およびN−オキシドを含む。例えば 、式(I)の化合物は慣用の薬学的に許容しうる酸、例えばマレイン酸、塩酸、臭 化水素酸、リン酸、酢酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、マンデル酸 、酒石酸およびメタンスルホン酸のような酸と酸付加塩を生成することができる 。 本発明の化合物は互変異性を示すことがある。すべての互変異性体およびその 混合物は本発明の範囲内に含まれる。 本発明の化合物はまた、1個以上の不斉炭素原子を含有することができ、光学 および/またはジアステレオ異性を示す。すべてのジアステレオマーは慣用の方 法を使用して、例えばクロマトグラフィーまたは分別結晶によ り分離することができる。種々の光学異性体は慣用の方法、例えば分別結晶また はHPLCを使用して化合物のラセミまたは他の混合物の分離により単離することが できる。別法として、所望の光学異性体はラセミ化を引き起こさない条件下で適 当な光学的に活性な出発物質を反応させることにより、または例えばホモキラル 酸を使用する誘導体化または塩生成と、続いてジアステレオマー誘導体を慣用の 方法(例えばHPLC、シリカ上のクロマトグラフィー、または塩の場合は結晶化) により分離することによって製造することができる。すべての立体異性体は本発 明の範囲内に含まれる。 アルキル基はそれが単独であるかまたは別の基の一部であるかのいずれを問わ ず直鎖状または分枝状でありうる。 好ましくは、RはCH=CH、OCH2または(CH2)nであり、nは1、2または3であ る。最も好ましくは、Rは(CH2)nであり、nは2であるかまたはRはCH=CHであ る。 好ましくは、Ar1は場合によりメチルにより置換されるチアゾリル、場合によ りクロロ、CF3、CONH2またはメチルにより置換されるフェニルであるかまたはAr1 は場合によりクロロ、CF3、メチルまたはメトキシにより置換されるピリジルま たはピリジルN−オキシドである。存在するならば、フェニルまたはピリジル基 上の置換基は好ましくは分子への残りの結合に関してパラ位にある。好ましい置 換基はハロおよびC1 〜6アルキルである。最も好ましくは、Ar1はクロロまたはメ チルにより置換されたピリジル、特にメチルにより置換された3−ピリジルであ る。 好ましくは、W、X、YおよびZは場合により置換されるフェニル、ピリジル またはピリミジン環を形成する。より好ましくは、W、X、YおよびZはすべて CHである;WはCHであり、XはNであり、YはCHまたはCAであり、そしてZはN である;WおよびYは共にNであり、そしてXおよび Zは共にCHであるかまたはX、YまたはZのうち1つはNまたはN+-O-であり、 そして他はWと共にすべてCHである。好ましい基AはC1 〜6アルキル、C1 〜6アル コキシおよびアミノ、特にメチル、メトキシまたはアミノ基を含む。 最も好ましくは、WおよびYは共にCHであり、XはCHまたはNであり、そして ZはNである。 本発明の好ましい化合物は: 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メトキシピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルチオピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン−8 −オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリン− 8−アミン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−2−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)−ピ リミド〔4,5−f〕キナゾリン−8−アミン、 2−(4−クロロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド〔2,3−i〕シクロヘ プタピリミジン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キ ナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン,7 −オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン,9 −オキシド、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン 、 2−(4−クロロフェニル)−5H−インデノ〔1,2−d〕ピリミジン、 2−フェニル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−4−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(ピリジン−4−イル)−N−オキシド−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3 −d〕ピリミジン、 2−ピリジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−3−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピ リミジン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピ リミジン、 2−ピラジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラ ノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(2−メチルチアゾール−4−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕 ピリミジン、 4−(5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン−2−イル)ベンゼンカ ルボキサミド、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キ ナゾリンおよびその薬学的に許容しうる誘導体を含む。 本発明によれば、 (a)式(II)(式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてLは 脱離基である)の化合物を式(III) Ar1C(NH)NH2 (III) (式中、Ar1は式(I)で定義された通りである)の化合物またはその塩と反応さ せ;または (b)式(I)(式中、YはNまたはCAであり、そしてAはH、NH2、C1 〜6アルキ ルまたはC1 〜6アルコキシである)の化合物の場合、式(IV) (式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてL'は 脱離基である)の化合物を式(V) Ar1MgHal (V) (式中、HalはClまたはBrであり、そしてAr1は式(I)で定義された通りである) の化合物と反応させ、 そして場合により(a)または(b)の後で、 ・ 式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換する ・ 薬学的に許容しうる誘導体を生成させる ことからなる本発明の化合物の製造法もまた提供される。 式(II)の化合物において、Lは適当な脱離基、例えばOR8またはN(R8)2であり 、ここでR8はC1 〜6アルキル、例えばメチルまたはエチルである。好ましくは、 LはNMe2である。式(II)および(III)の化合物の反応は好適には塩基、例えば ナトリウムメトキシドの存在下、メタノールまたはエタノールのような有機溶媒 中で行われる。反応は高温、例えば還流温度で行うことができる。 式(IV)の化合物においてL'は脱離基、好ましくはチオアルキル、特にチオメ チルである。式(IV)および(V)の化合物は適当な触媒(例えば1,3−ビス(ジスフ ェニルホスフィノ)プロパンニッケルジクロリド)および適当な有機溶媒(例え ばテトラヒドロフラン)の存在下、周囲温度で反応させることができる。 式(II)の化合物は式VI (式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りである)の化合物を 式(VII) (R9O)2CHN(R8)2 (VII) (式中、R8基は上記で定義された通りであり、そしてR9基はC1 〜6アルキルであ る)の化合物と反応させることにより製造することができる。好ましくはR8基は 何れもメチルであり、そしてR9基は何れもメチルまたはエチルである。好ましい 式(VII)の化合物はN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを含む。好ま しくは、式(VII)の化合物は追加の溶媒なしで過剰に使用され、反応は還流温度 のような高温で行われる。 LがOR8である式(II)の化合物はNasipuriらのIndian J,Chem.10,897(1972 年)に記載の方法と同様にして製造することができる。 式(VI)の化合物は文献(例えば東独特許62 062;Chem.Pharm.Bull.,31,4554 (1983年);J,Pharm.Soc.Jpn.76,1308(1956年);J.Chem.Soc.,Perkin Tran s.1,2297(1984年);およびArch.Pharm.,294,759(1961年)を参照)で知ら れており、また既知方法を用いて得られる。例えば、XおよびZが共にNである 式VIの化合物は式VIII(式中、Rは式(I)で定義された通りである)の化合物を式IX CA(NH)NH2 (IX) (式中、Aは前記で定義された通りである)の化合物と例えば還流下、適当な有 機溶媒(例えばエタノール)の存在下で反応させることにより製造することがで きる。RがSCH2であり、そしてW、X、YおよびZがCA/CAである式(VI)の化合 物は式(X) の化合物をボリリン酸のような適当な脱水剤の存在下、高温で脱水環化すること により製造することができる。 式(VIII)の化合物は式XI (式中、Rは式(I)で定義された通りである)の化合物をN,N−ジメチルホルム アミドジメチルアセタールと例えば還流下で反応させることにより製造すること ができる。 式(III)の化合物は商業的に入手でき、また既知方法を用いて容易に得られる 。例えば、式(III)の化合物は式XII Ar1CN (XII) (式中、Ar1は前記で定義された通りである)の化合物を塩化アンモニウムと例 えばトリメチルアルミニウムおよび適当な有機溶媒(例えばトルエン)の存在下 、約90℃で反応させることにより製造することができる。 式(IV)の化合物はYがNまたはCR3aであり、そしてR3aが前記で定義された通 りである相当する式IIの化合物を2−メチル−2−チオプソイド尿素またはその ハロゲン化水素塩と例えば還流下、適当な塩基(例えばナトリウムエトキシド) および適当な有機溶媒(例えばエタノール)の存在下で反応させることにより製 造することができる。 式(I)の化合物は当該技術分野で知られている方法を使用して別の式(I)の化 合物に変換することができる。例えば、 (a)RがCH=CHである式(I)の化合物の製造はRがCH2CH2である相当する式( I)の化合物を例えば適当な触媒(例えばパラジウム/炭素または白金/炭素) の存在下、不活性溶媒(例えばジメチルアセトアミド)中で 約170℃に加熱することにより行うことができる; (b)YがCHであり、そしてRが(CH2)nである式(I)の化合物の製造はYがCA であり、AがC1 〜6チオアルキルである相当する式(I)の化合物を例えば適当な 触媒(例えばラネーニッケル)および適当な有機溶媒(例えばジメチルアセトア ミド)の存在下、約100℃で水添分解することにより行うことができる; (c)X、YまたはZのうち1つがN+-O-であり、nが1であり、そしてR1お よびR2が共にHである式(I)の化合物の製造はX、YまたはZのうち1つが好適 にはNである相当する式(I)の化合物を適当な酸化剤(例えば3−クロロ過安息 香酸)および適当な有機溶媒(例えばジクロロメタン)の存在下で酸化すること により行うことができる; (d)YがCAであり、AがNH2であり、XおよびZが共にNであり、そしてR が(CH2)nである式(I)の化合物の製造はAがR10SO2-であり、R10がC1 〜6アルキ ルである相当する式(I)の化合物をアンモニアとジオキサン中で、約180℃のよ うな高温でボンベ中で反応させることにより行うことができる; (e)AがNR4C(O)R5であり、R4がC1 〜6アルキルであり、そしてR5が前記で定 義された通りである式(I)の化合物の製造はR4がHである相当する式(I)の化合 物を式XIII R4aHal (XIII) (式中、R4aはC1 〜6アルキルであり、そしてHalはCl、BrまたはIである)の化 合物と例えば適当な塩基(例えば炭酸カリウム)および適当な有機溶媒(例えば ジメチルホルムアミド)の存在下、室温で反応させることにより行うことができ る; (f)AがNR4C(O)R5であり、そしてR4およびR5が前記で定義された通 りである式(I)の化合物の製造はAがNR2aHであり、そしてR2aがHまたはC1 〜6 アルキルであってR4と一致する相当する式(I)の化合物を式XIV R5C(O)OH (XIV) (式中、R5は前記で定義された通りである)の化合物と例えば適当なペプチド合 成剤(例えばジシクロヘキシルカルボジイミドおよび触媒の4−ジメチルアミノ ピリジン)および適当な有機溶媒(例えばジクロロメタンまたはジメチルホルム アミド)の存在下、室温で反応させることにより行うことができる; (g)AがNR2R3であり、R2がHまたはC1 〜6アルキルであり、そしてR3がC1 6 アルキルまたはCH2Ar2である式(I)の化合物の製造はAがNR4C(O)R5であり、R4 が前記で定義された通りであってR2と一致し、そしてR5が前記で定義された通り であってAr3の時Ar2と一致する相当する式(I)の化合物を例えば適当な還元剤( 例えばボラン)および適当な有機溶媒(例えばテトラヒドロフラン)の存在下、 室温で還元することにより行うことができる; (h)AがNR2Hであり、そしてR2がHまたはC1 〜6アルキルである式(I)の化 合物の製造はAがNR4C(O)CH3であり、そしてR4が前記で定義された通りであって R2と一致する相当する式(I)の化合物を例えば還流下、水性酸(例えば塩酸)の 存在下で加水分解することにより行うことができる; (i)AがNR2R3であり、そしてR2およびR3がC1 〜6アルキルであるか、または それらが結合している窒素原子と一緒になってピロリジニルまたはピペリジニル 環を形成する式(I)の化合物の製造はAがNH2である相当する式(I)の化合物を 式XV RxCHO (XV) (式中、RxはC1 〜5アルキルまたはHC(O)Z1であり、そしてZ1はC2 〜3アルキレ ンである)の化合物および適当な還元剤(例えばシアノホウ水素化ナトリウム)と 例えば塩化亜鉛および適当な有機溶媒(例えばメタノール)の存在下、室温で反 応させることにより行うことができる; (j)Aがシアノである式(I)の化合物の製造はAが臭素である相当する式( I)の化合物をシアン化銅(I)と例えば還流下、N−メチルピロリドンの存在下 で反応させることにより行うことができる; (k)W、X、YおよびZがすべてCHである場合、Aがフッ素である式(I)の 化合物の製造は式XVI (式中、RおよびAr1は前記で定義された通りである)の化合物をテトラフルオ ロホウ酸ナトリウムと例えば適当な有機溶媒(例えば1,2−ジクロロベンゼン) の存在下で170℃に加熱して反応させることにより行うことができる。別法とし て、カウンターイオンがテトラフルオロボレートの場合、このような式Iの化合 物の製造はジアゾニウム塩を適当な有機溶媒(例えば1,2−ジクロロベンゼン) の存在下で170℃に加熱することにより行うことができる; (l)W、X、YおよびZがすべてCHである場合、Aがニトロである式(I)の 化合物の製造は前記で定義されたような式(XVI)のジアゾニウム塩を亜硝酸ナト リウムと例えば銅粉末および適当な溶媒(例えば水)の存在下、室温で反応させ ることにより行うことができる; (m)W、X、YおよびZがすべてCHである場合、Aが塩素である式(I)の化 合物の製造は前記で定義されたような式(XVI)のジアゾニウム塩 を塩化銅(I)と例えば適当な溶媒(例えば水性エタノール)中で加温して反応 させることにより行うことができる; (n)W、X、YおよびZがすべてCHである場合、Aが臭素である式(I)の化 合物の製造は前記で定義されたような式(XVI)のジアゾニウム塩を臭化銅(I)と 例えば適当な溶媒(例えば水性エタノール)中で加温して反応させることにより 行うことができる; (o)W、X、YおよびZがすべてCHである場合、Aが沃素である式(I)の化 合物の製造は前記で定義されたような式(XVI)のジアゾニウム塩を沃化カリウム と例えば適当な溶媒(例えば水性エタノール)中で加温して反応させることによ り行うことができる; (p)AがNH2である式(I)の化合物の製造はAがニトロである相当する式(I )の化合物を適当な還元剤(例えば鉄および塩化アンモニウム)の存在下、例え ば適当な溶媒(例えば水性エタノール)中で加熱還流して還元することにより行 うことができる; (q)AがCO2Hである式(I)の化合物の製造はAがシアノである相当する式( I)の化合物を適当な条件下、例えば50%硫酸の存在下で還流して加水分解する ことにより行うことができる; (r)AがCO2R1であり、そしてR1がC1 〜6アルキルである式(I)の化合物の製 造はAがCO2Hである相当する式(I)の化合物を式XVII R1aOH (XVII) (式中、R1aはC1 〜6アルキルである)の化合物および適当な酸もしくは塩基触媒 、または活性剤(例えば塩化チオニル)の存在下でエステル化することにより行 うことができる; (s)Aがヒドロキシである式(I)の化合物の製造はAがC1 〜6アルコキシで ある相当する式(I)の化合物を例えば適当なルイス酸(例えば三臭化 ホウ素または三臭化アルミニウム)および適当な有機溶媒(例えばジクロロメタ ンまたはエタンチオール)の存在下、0〜−78℃で加水分解することにより行う ことができる; (t)AがC1 〜6アルコキシである式(I)の化合物の製造はAがヒドロキシで ある相当する式(I)の化合物を式XVIII R'Hal (XVIII) (式中、R'はC1 〜6アルキルであり、そしてHalは前記で定義された通りである) の化合物と例えば塩基(例えば水素化ナトリウム)および適当な有機溶媒(例え ばジメチルホルムアミド)の存在下、室温で反応させることにより行うことがで きる; (u)AがC1 〜6アルキルである式(I)の化合物の製造はAがヒドロキシであ る相当する式(I)の化合物を式XIX R'(R")3Sn (XIX) (式中、R"はC1 〜4アルキルであり、そしてR'は前記で定義された通りである) の化合物と例えば適当な触媒系(例えばパラジウム/活性炭およびトリフェニル ホスフィンまたはジクロロ(トリフェニルホスフィン)パラジウム、塩化リチウ ムおよび2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)および適当な有機溶媒 (例えばジメチルホルムアミドまたはジオキサン)の存在下で還流温度に加熱し て反応させることにより、または別法として適当な活性剤(例えば無水トリフル オロメタンスルホン酸)を使用してOH基を活性化することにより行うことができ る; (v)Aがフェニルである式(I)の化合物の製造はAが臭素である相当する式 (I)の化合物をフェニルホウ酸と例えばフッ化セシウムおよびテトラキス(トリ フェニルホスフィン)パラジウム(O)の存在下、適当な有機溶媒(例えばジメト キシエタン)中で還流して反応させることにより行う ことができる; (w)AがCO2R6により置換されたメトキシ、またはCO2R7により置換されたC2 〜6 アルコキシであり、そしてR6および/またはR7が好適にはC1 〜6アルキルであ る式(I)の化合物の製造はAがヒドロキシである相当する式(I)の化合物を式X X RyOC(O)Z2Hal (XX) (式中、Z2は直鎖状または分枝状のC1 〜6アルキレンであり、RyはC1 〜6アルキル であり、そしてHalは前記で定義された通りである)の化合物と例えば適当な塩 基(例えば炭酸カリウム)および適当な有機溶媒(例えばジメチルホルムアミド )の存在下、室温で反応させることにより行うことができる; (x)AがCO2Hにより置換されたC1 〜6アルコキシである式(I)の化合物の製 造はAがCO2R6により置換されたメトキシ、またはCO2R7により置換されたC2 〜6 アルコキシであり、そしてR6および/またはR7が好適にはC1 〜6アルキルである 相当する式(I)の化合物を例えば適当な加水分解剤(例えば水酸化リチウム)お よび適当な有機/水性溶媒系(例えばテトラヒドロフラン/水)の存在下、室温 で加水分解することにより行うことができる。 上記に関する他の出発化合物は商業的に入手でき、文献でよく知られており、 また既知方法を使用して得られる。上記で開示した新規な中間体化合物は本発明 の更なる態様をなすものである。 本発明の化合物は慣用の方法を使用してそれらの反応混合物から単離すること ができる。 上記の工程段階において中間体化合物の官能基を保護基で保護する必要もある ことは当業者ならば理解できよう。官能基の保護は前記の工程段階の前に行なわ れる。保護基は当業者によく知られている方法を用いて反応 段階の後または反応工程の最後に除去することができる。保護基の使用は「有機 化学の保護基」、JWF McOmie編、プレナム出版社(1973年)および「有機合成の保 護基」、第2版、T W GreeneおよびPGM Wutz、ウィリー・インターサイエンス社 (1991年)に詳しく記載されている。 本発明の化合物は薬理活性を示すため有用である。したがって、本発明は治療 に使用される式(I)の化合物を提供する。 特に、本発明の化合物は例えば下記の試験で示されるような抗アレルギー性お よび抗炎症性活性を有する。 したがって、本発明の化合物は喘息(例えば気管支喘息、アレルギー性喘息、 内因性喘息、外因性喘息および塵埃喘息)、特に慢性または難治性喘息(例えば 喘息後期および気道の過剰反応)、気管支炎などのような気道のアレルギー性お よび炎症性疾患の治療において使用される。 さらに、本発明の化合物は鼻粘膜の炎症を特徴とするすべての症状を含む鼻炎 のような炎症/アレルギー、例えば急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、萎縮性鼻炎; 乾酪性鼻炎、肥厚性鼻炎、化膿性鼻炎および乾燥性鼻炎を含む慢性鼻炎;薬誘発 性鼻炎;クループ性、線維素性および偽膜性鼻炎を含む膜性鼻炎;腺病性鼻炎; 神経性鼻炎(枯草熱)および血管運動性鼻炎を含む季節性鼻炎などの疾患の治療 において使用される。 本発明の化合物はまた、慢性のアレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、皮膚の 好酸球増加症、好酸性筋膜炎、高度IgE症候群、春季カタル、全身紅斑性狼癒、 甲状腺炎、らい腫らい、セザリー症候群、慢性の対宿主移植片疾患、重症筋無力 症、特発性血小板減少性紫斑病などの治療において使用される。 本発明の化合物はまた、後天性免疫不全症候群(AIDS)の予防および治療、体 液性免疫が関与する同種移植片の慢性拒絶反応の予防、並びに多発 性硬化症およびリウマチ性関節炎の治療において活性を示す。 上記の適用の中で特に重要なのは喘息、とりわけ喘息の予防、並びに鼻炎、と りわけアレルギー性鼻炎および季節性鼻炎、例えば神経性鼻炎(枯草熱)におけ る本発明の化合物の使用である。 本発明の更なる態様において、治療的に有効な量の上記で定義されたような式 Iの化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体をアレルギー性または炎症性疾 患にかかっているまたはこのような疾患に対して感受性のある人間に投与するこ とからなるこのような疾患を治療または予防する方法が提供される。 本発明のさらに別の態様において、上記疾患、特に喘息および鼻炎、とりわけ アレルギー性鼻炎および季節性鼻炎、例えば神経性鼻炎(枯草熱)を治療または 予防するための医薬の製造における式(I)の化合物またはその薬学的に許容しう る誘導体の使用が提供される。 本発明の化合物は(例えば肺への吸入により)局所的に投与することができる 。本発明の化合物は加圧または非加圧乾燥粉末として吸入することができる。 非加圧粉末組成物の場合、微細な活性成分をより大きな薬学的に許容しうる不 活性担体と混合して使用することができる。 別法として、本組成物は加圧することができ、圧縮ガス、例えば窒素、または 液化ガス噴射剤を含有してもよい。このような加圧組成物の場合、活性成分は微 細に分割されたものであることが好ましい。加圧組成物はまた、界面活性剤を含 有してもよい。加圧組成物は慣用の方法により製造することができる。 本発明の化合物は全身的に(例えば胃腸管への経口投与により)投与すること ができる。活性成分を知られている補助剤、希釈剤または担体と共 に慣用の方法により製剤化して胃腸管への経口投与に適した錠剤またはカプセル 剤を製造することができる。 錠剤、カプセル剤および糖剤の形態における経口投与に適した補助剤、希釈剤 または担体の例は微結晶性セルロース、リン酸カルシウム、珪藻土、糖、例えば ラクトース、デキストロースまたはマンニトール、タルク、ステアリン酸、スタ ーチ、重炭酸ナトリウムおよび/またはゼラチンである。 本発明のさらに別の態様において、前記で定義されたような式Iの化合物また はその薬学的に許容しうる誘導体を薬学的に許容しうる補助剤、希釈剤または担 体と共に含有する医薬組成物が提供される。 局所的または経口的に投与するための適当な投与量は1日あたり0.01〜30mg/ kg、例えば0.3mg/kgである。 本発明の化合物中の特定の官能基が適当な保護基を使用して保護され、本発明 の化合物の“保護誘導体”を生成することは当業者ならば理解できよう。このよ うな保護誘導体はそのままでは薬理活性を持たないが、投与後生体内で代謝が起 こって薬理学的に活性な本発明の化合物を生成することもまた理解されよう。し たがって、このような誘導体は“プロドラッグ”と呼ばれる。式Iの化合物のす べての保護誘導体およびプロドラッグは本発明の範囲内に含まれる。 本発明を次の実施例により詳しく説明する: 実施例 1 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン 6,7−ジヒドロ−2−メチルキナゾリン−5(8H)−オン(530mg;東独特許62 0 62)およびジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1ml)を35分間加熱還流し た。反応混合物を周囲温度まで冷却し、揮発性物質を蒸発させた。残留物をエタ ノール(2ml)に溶解し、次に4−クロロフェニルベンズアミジン沃化水素酸塩 (130mg)およびナトリウムメトキシド(25mg)を加え、溶液を75分間加熱還流した 。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル(25ml)に溶解した。酢酸エチル溶液を 水(2回)およびブラインで洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させた。酢酸エチル で溶離するクロマトグラフィーにより処理して表題化合物(48mg)を得た。 MS(EI)308/310(M+) 融点186〜187℃ 実施例 2 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メトキシピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロ−2−メトキシキナゾリン−5(8H )−オン(1.0g;東独特許62 062)およびジメチルホルムアミドジメチルアセタ ール(2ml)、次に4−クロロフェニルベンズアミジン沃化水素酸塩(1.6g) およびナトリウムメトキシド(300mg)を使用して製造して表題化合物(550mg) を得た。 MS(EI)324/326(M+) 融点192℃ 実施例 3 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔5,4−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って5,6−ジヒドロキナゾリン−8(7H)−オン(180mg ;Chem.Pharm.Bull.,31,4554(1983年)およびジメチルホルムアミドジメチ ルアセタール(1ml)、次に4−クロロフェニルベンズアミジン沃化水素酸塩(3 50mg)およびナトリウムメトキシド(70mg)から製造して表題化合物(24mg)を 得た。 MS(APCI)294/296((M-H)-) 融点190℃ 実施例 4 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロイソキノリン−5(8H)−オン(900m g;J.Pharm.Soc.Jpn.76,1308(1956年)およびジメチルホルムアミドジメ チルアセタール(2ml)、次に4−クロロフェニルベンズアミジン沃化水素酸塩 (1.75g)およびナトリウムメトキシド(340mg)から製造して表題化合物(700mg )を得た。 MS(APCI)294/296((M+H)+) 融点160〜162℃ 実施例 5 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルチオピリミド〔4,5− f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロ−2−メチルチオキナゾリン−5( 8H)−オン(1.0g;東独特許62 062)およびジメチルホルムアミドジメチルアセ タール(2ml)、次に4−クロロフェニルベンズアミジン沃化水素酸塩(1.45g) およびナトリウムメトキシド(278mg)を使用して製造して表題化合物(526mg) を得た。 MS(APCI)341/343((M+H)+) 融点>200℃(分解)実施例 6 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリン ジメチルアセトアミド(30ml)中の2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒド ロ−8−メチルチオピリミド〔4,5−f〕キナゾリン(200mg;上記実施例5を参 照)およびラネーニッケル(10g)を100℃に2時間加熱した。反応混合物を冷却 し、濾過した。ニッケルをジメチルアセトアミドで洗浄し、濾液を濃縮した。残 留物をジクロロメタン:酢酸エチル(1:1)で溶離するクロマトグラフィー、 次に酢酸アンモニウム水溶液:メタノール混合物で溶離する逆相HPLCにより精製 し、最後に水性メタノールから再結 晶して表題化合物(57mg)を得た。 MS(EI)294/296(M+) 融点157〜158℃ 実施例 7 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン−8 −オキシド 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン( 220mg;上記実施例4を参照)をジクロロメタン(20ml)に溶解した。3−クロロ過 安息香酸(230mg)を加え、反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物をメタ重亜 硫酸ナトリウム溶液で急冷し、さらにジクロロメタンで希釈した。反応混合物を 重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させた。残留物をTHF:イ ソヘキサンから再結晶し、次にトルエンから再結晶して表題化合物(93mg)を得 た。 MS(APCI)310/312((M+H)+) 融点245℃実施例 8 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリン− 8−アミン (a)2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルスルホニルピリ ミド〔4,5−f〕キナゾリン 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルチオピリミド 〔4,5−f〕キナゾリン(260mg;上記実施例5を参照)をクロロホルム(20ml)に溶 解し、m−クロロ過安息香酸(430mg)を加えた。反応混合物を一晩撹拌し、メタ 重亜硫酸ナトリウム溶液で急冷した。有機層を蒸発させ、残留物を酢酸エチルお よび重炭酸ナトリウム溶液に分配した。酢酸エチル相を重炭酸ナトリウム水溶液 、次にブラインで洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発させて副題化合物(200mg)を 得た。 MS(APCI)373/375((M+H)+),MS(ESI)373/375((M+H)+) 融点225℃ (b)2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾ リン−8−アミン 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルスルホニルピリミド 〔4,5−f〕キナゾリン(80mg;上記工程(a)から)をジオキサン(15ml)に溶解 し、アンモニア溶液(濃度0.88;10ml)を加えた。混合物をボンベ中で100℃に2 時間加熱した。揮発性物質を蒸発させ、残留物をジオキサン:イソヘキサン混合 物で溶離するクロマトグラフィー、次に酢酸アンモニウム水溶液:メタノール混 合物で溶離する逆相HPLCにより精製した。適当なフラクションを凍結乾燥して表 題化合物(15mg)を得た。 MS(APCI)310/312((M+H)+) 融点273〜275℃ 実施例 9 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾ リン (a)5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4 ,5−f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロ−2−メチルチオキナゾリン−5( 8H)−オン(1.0g;東独特許62 062)およびジメチルホルムアミドジメチルアセ タール(2ml)、次に3−ピリジルアミジン塩酸塩(1.0g)およびナトリウムメ トキシド(460mg)を使用して製造して副題化合物(800mg)を得た。 MS(APCI)308((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾ リン 上記実施例6の方法に従って5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(ピリジン −3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン(800mg;上記工程(a)から)およびラ ネーニッケル(10g)を使用して製造して表題化合物(110mg)を得た。 MS(APCI)262((M+H)+) 融点187〜188℃ 実施例 10 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾ リン (a)5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(ピリジン−2−イル)ピリミド 〔4,5−f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロ−2−メチルチオキナゾリン−5( 8H)−オン(1.0g;東独特許62 062)およびジメチルホルムアミドジメチルアセ タール(3.5ml)、次に2−ピリジルアミジン塩酸塩(0.81g)およびナトリウム メトキシド(460mg)を使用して製造して副題化合物(1.0g)を得た。 MS(APCI)308((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン 上記実施例6の方法に従って5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(ピリジ ン−2−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン(1.0g;上記工程(a)から)およ びラネーニッケル(13g)を使用して製造して表題化合物(260mg)を得た。 MS(APCI)262(M+H) 融点177〜179℃ 実施例 11 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル−N−オキシド)−ピリミド 〔4,5−f〕キナゾリン 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)−ピリミド〔4,5−f〕キナゾリ ン(60mg;上記実施例9を参照)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、m−クロ ロ過安息香酸(100mg)を加えた。反応混合物を130分間撹拌し、メタ重亜硫酸ナ トリウム溶液で急冷した。有機相を重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し、 蒸発させた。残留物をクロマトグラフィー、次にジクロロメタン:メタノール混 合物で溶離するHPLCにより精製して表題化合物(20mg)を得た。 MS(APCI)278((M+H)+実施例 12 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)−ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン (a)6−メチル−3−ピリジルアミジン塩酸塩 トリメチルアルミニウム(2M,ヘキサン中;15ml)を氷浴中で冷却したトル エン(25ml)中における塩化アンモニウム(1.65g)の激しく撹拌した懸濁液に 加えた。冷却浴を取り除き、反応混合物を室温にした。6−メチル−ピリジン− 3−カルボニトリル(1.18g)を加え、反応混合物を90℃に一晩加熱した。反応 混合物を室温まで冷却し、メタノールを滴加した。混合物をクロロホルム(225ml )中におけるアルミナ(25g)のスラリーに注いだ。メタノール(100ml)を加え、 スラリーを30分間撹拌した。混合物を濾過し、固体をメタノールで洗浄し、合一 した濾液を濃縮して、塩化アンモニウムを含む副題化合物(2.78g)を得た。 MS(APCI)136((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ-8−メチルチオ−2−(6−メチルピリジン−3−イル) ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロ−2−メチルチオキナゾリン−5( 8H)−オン(1.0g;東独特許62 062)およびジメチルホルムアミドジメチルアセ タール(3ml)、次に6−メチル−3−ピリジルアミジン(塩酸塩(上記工程( a)から)を次のようにして遊離した塩酸塩を飽和重炭酸ナトリウム溶液(過剰 )に加え、溶液を蒸発させ、得られた残留物をエタノールで抽出し、エタノール を濾過し、蒸発させて遊離塩基(0.60g)を得た)およびナトリウムメトキシド(2 30mg)を使用して製造して副題化合物(1.10g)を得た。 MS(APCI)322((M+H)+(c)5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5− f〕キナゾリン 上記実施例6の方法に従って5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(6−メ チルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン(1.10g;上記工程( b)から)およびラネーニッケル(11.7g)を使用して製造して表題化合物(110m g)を得た。 MS(APCI)276((M+H)+) 融点157〜158℃ 実施例 13 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)−ピリミ ド〔4,5−f〕キナゾリン−8−アミン (a)5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)− 8−メチルスルホニルピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 5,6−ジヒドロ−8−メチルチオ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリ ミド〔4,5−f〕キナゾリン(500mg;上記実施例12(b)を参照)および3−クロ ロ過安息香酸(900mg)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、室温で2時間撹拌し た。反応混合物をメタ重亜硫酸ナトリウム溶液で急冷した。反応混合物をジクロ ロメタンおよび重炭酸ナトリウム水溶液に分配し、水層をジクロロメタンで抽出 し、有機相を合一し、乾燥し、濾過し、蒸発させて副題化合物(270mg)を得た 。 MS(APCI)370((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)− ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン−8−アミン 上記実施例8の方法に従って5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3− イル−N−オキシド)−8−メチルスルホニルピリミド〔4,5−f〕キナゾリン (210mg;上記工程(a)から)および濃度が0.88のアンモニア溶液(6ml)を使用し て製造して表題化合物(75mg)を得た。 MS(APCI)307((M+H)+) 融点>250℃ 実施例 14 2−(4−クロロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド〔2,3−i〕シクロ ヘプタピリミジン 上記実施例1の方法に従って6,7,8,9−テトラヒドロシクロヘプタ−ピリジン −5(5H)−オン(600mg;J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1,2297(1984年))および ジメチルホルムアミドメチルアセタール(5ml)、次に4−クロロフェニルベン ズアミジン沃化水素酸塩(640mg)およびナトリウムメトキシド(180mg)を使用し て製造して表題化合物(526mg)を得た。 MS(APCI)308/310((M+H)+) 融点143〜145℃ 実施例 15 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロキノリン−5−(8H)−オン(150mg ;Arch.Pharm.294,759(1961年))およびジメチルホルムアミドジメチルアセタ ール(0.5ml)、次に4−クロロフェニルベンズアミジン塩酸塩(152mg)およびナ トリウムメトキシド(43mg)から製造して表題化合物(82mg)を得た。 MS(APCI)294/6((M+H)+) 融点133〜134℃ 実施例 16 2−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロキノリン−5−(8H)−オン(150mg ;Arch.Pharm.294,759(1961年))およびジメチルホルムアミドジメチルアセタ ール(0.5ml)、次に3−アミジノピリジン塩酸塩(125mg)およびナトリウムメトキ シド(43mg)から製造して表題化合物(47mg)を得た。 MS(APCI)261((M+H)+) 融点101〜102℃実施例 17 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナ ゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロキノリン−5−(8H)−オン(400mg; Arch.Pharm.294,759(1961年))およびジメチルホルムアミドジメチルアセタ ール(2ml)、次に6−メチル−3−ピリジルアミジン塩酸塩(300mg;上記実施 例12(a)を参照)およびナトリウムメトキシド(120mg)から製造して表題化合 物(225mg)を得た。 MS(APCI)275((M+H)+) 融点114〜145℃ 実施例 18 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン,7 −オキシド 上記実施例11の方法に従って2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリ ド〔2,3−h〕キナゾリン(60mg;上記実施例15を参照)を3−クロロ過安息香酸( 85mg)で酸化して表題化合物(29mg)を得た。 MS(APCI)310/2((M+H)+) 融点208〜209℃実施例 19 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロイソキノリン−8−(5H)−オン(40 0mg;J.Pharm.Soc.Jpn.,76,1308(1956年))、ジメチルホルムアミドジメチル アセタール(2ml)、4−クロロベンズアミジン塩酸塩(475mg)およびナトリ ウムメトキシド(135mg)を使用して製造して表題化合物(175mg)を得た。 MS(APCI)294/6((M+H)+) 融点152〜153℃ 実施例 20 5,6−ジヒドロ-2-(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロイソキノリン−8−(5H)−オン(40 0mg;J.Pharm.Soc.Jpn.,76,1308(1956年))、ジメチルホルムアミドジメチル アセタール(2ml)、3−アミジノピリジン塩酸塩(390mg)およびナトリウムメ トキシド(135mg)を使用して製造し、クロマトグラフィーにより処理して表題化 合物(124mg)を得た。 MS(APCI)261((M+H)+) 融点151〜152℃ 実施例 21 2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン 表題化合物(11mg)もまた前記実施例で単離した。 MS(APCI)259((M+H)+) 融点243〜244℃ 実施例 22 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリ ン,9−オキシド 上記実施例7の方法に従って2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリ ド〔4,3−h〕キナゾリン(290mg;上記実施例19を参照)を3−クロロ過安息香 酸(285mg)で酸化して表題化合物(107mg)を得た。 MS(APCI)310/2((M+H)+) 融点228〜230℃ 実施例 23 5,6−ジヒドロ−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン (a)6−メトキシピリジン−3−イルアミジン塩酸塩 上記実施例12(a)の方法に従ってトリメチルアルミニウム(9.5mlの2M溶液 )、塩化アンモニウム(1.10g)および6−メトキシピリジン−3−カルボニト リル(1.218g)を使用して製造して副題化合物(2.02g;塩化アンモニウムを含 む)を得た。 MS(APCI)152((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5 −f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロキナゾリン−5(8H)−オン(151mg ;東独特許62 062)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.75ml)、6 −メトキシピリジン−3−イルアミジン(過剰の重炭酸ナトリウム水溶液に溶解 し、次に蒸発させて固体を得、それをエタノールで 摩砕し、濾過し、蒸発させることにより塩酸塩(430mg;上記工程(a)から)から 遊離した)およびナトリウムメトキシド(54mg)を使用して製造して表題化合物 (89mg)を得た。 融点212〜213.5℃ MS(APCI)292((M+H)+実施例 24 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キ ナゾリン (a)6−クロロピリジン−3−イルアミジン塩酸塩 上記実施例12(a)の方法に従ってトリメチルアルミニウム(4.5mlの2M溶液) 、塩化アンモニウム(0.54g)および6−クロロピリジン−3−カルボニトリル (0.75g)を使用して製造して副題化合物(0.85g;塩化アンモニウムを含む) を得た。 MS(APCI)156/158((M+H)+(b)5,6−ジヒドロ−2−(6−クロロピリジン−3−イル)ピリミド 〔4,5−f〕キナゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロキナゾリン−5(8H)−オン(145mg ;東独特許62 062)、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.5ml)および 6−クロロピリジン−3−イルアミジン(過剰の重炭酸ナトリウム水溶液に溶解 し、次に蒸発させて固体を得、その固体をエタノールで抽出し、濾過し、蒸発さ せることにより上記工程(a)からの塩酸塩 (290mg)から遊離した)を使用して製造して表題化合物(62mg)を得た。 融点186〜187℃ MS(APCI)296/298((M+H)+実施例 25 2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン N,N−ジメチルアセトアミド(5ml)およびシクロヘキセン(5ml)中における5 ,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キ ナゾリン(50mg;上記実施例12を参照)および5%パラジウム/炭素(5mg)の混 合物を170℃で18時間加熱した。混合物を冷却し、濾過し、蒸発させた。残留物 を9:1の酢酸エチル:メタノールで溶離するクロマトグラフィーおよび酢酸ア ンモニウム:メタノール混合物で溶離するRP-HPLCにより処理し、次にフラクシ ョンを凍結乾燥して表題化合物(18mg)を得た。 融点187〜190℃ MS(APCI)274((M+H)+実施例 26 2−(4−クロロフェニル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン (a)2,3−ジヒドロ−3−(N,N−ジメチルアミノメチレン)−4H−1− ベンゾピラン−4−オン N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(2ml)を4−クロマノン(1 g)に加え、110℃で105分間加熱した。冷却後、残留物を濃縮して副題化合物( 1.3g)を得た。 MS(EI)203(M+(b)2−(4−クロロフェニル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕 ピリミジン ナトリウムメトキシド(143mg)および4−クロロベンズアミジン沃化水素酸塩 (730mg)をエタノール(10ml)中における2,3−ジヒドロ−3−(N,N−ジメチ ルアミノメチレン)〔1〕ベンゾピラン−4−オン(510mg;上記工程(a)から) の懸濁液に加えた。得られた混合物を窒素下、100℃で8時間加熱した。冷却後 、生成物を反応混合物から結晶させ、濾過により集めた。8:1:1のイソヘキ サン:ジクロロメタン:酢酸エチルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し て表題化合物(200mg)を得た。 融点149℃ MS(EI)294/296(M+実施例 27 2−(4−クロロフェニル)−5H−インデノ〔1,2−d〕ピリミジン (a)2−(N,N−ジメチルアミノメチレン)インダノン 実施例26(a)に記載の方法と同様にしてインダン−1−オンから副題化合物を 製造した。 MS(APCI)188((M+H)+(b)2−(4−クロロフェニル)−5H−インデノ〔1,2−d〕ピリミジン 実施例26(b)に記載の方法と同様にして(上記工程(a)からの)2−(N,N −ジメチルアミノメチレン)インダノンから表題化合物を製造した。 融点187〜192℃ MS(ESI)279/281((M+H)+実施例 28〜38 実施例26および27で使用した方法に従って次の化合物を製造した(表を参照) : 実施例 39 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナ ゾリン 上記実施例1の方法に従って6,7−ジヒドロイソキノリン−8−(5H)−オン(50 0mg;J.Pharm.Soc.,76,1308)およびジメチルホルムアミドジメチルアセター ル(3ml)、次に6−メチル−3−ピリジルアミジン(450mg)およびナトリウム メトキシド(160mg)を使用して製造し、クロマトグラフィーにより処理して表題 化合物(160mg)を得た。 MS(APCI)275((M+H)+) 融点176〜8℃ 薬理データ 試験A 慢性の対宿主移植片試験 本発明の化合物の薬理活性はJ M Doutrelepontらの方法を使用して証明するこ とができる(〔Clin.Exp.Immunol.,第83巻、133-6(1991年);マウスにおける 慢性の対宿主移植片(c-GVH)疾患の抑制〕)。試験化合物を21日間毎日、TWEEN-80 を含む塩水の懸濁液としてマウスに皮下投与した。 試験B 好酸球増加症の抑制 マウス肺の炎症細胞における本発明の化合物の効果をBrusselleらのClin.Exp .Allergy,24,73−80(1994年)に記載のものを修正した次の方法により評価 した。好酸球の数に対するマーカーとしての好酸球ペルオ キシターゼの測定をChengらのJ.Pharmacol.Exp.Ther.,264,922−929(1993 年)に記載の方法を修正して行った。 雄のBalb/cマウスをオボアルブミン/Al(OH)3混合物に対して感作した。 感作後14日に化合物の投与を開始した。化合物を5%Tween80中の懸濁液また は溶液(投与量および化合物の溶解度に応じて)として経口的または皮下的に毎 日投与した。 感作後17日および4回目の化合物投与後1時間にマウスをパースペックス室に 入れ、その中にオボアルブミン溶液(2%w/v)を噴霧した。マウスに30〜40 分間オボアルゾミンを吸入させた。この投与をさらに3または7日間同時に毎日 繰り返した。 4日間の投与の場合、投与最終日にオボアルブミンを最初の投与後4時間に追 加投与した。 次の日に動物を致死させ、次のパラメーターの阻害を対照動物と比較して測定 した: (1)気管支肺胞の洗浄における炎症細胞、特に好酸球の数の増加(4日間の 投与後) (2)均質化した肺組織中の好酸球ペルオキシダーゼ活性の増加により測定さ れる肺組織中の好酸球の蓄積(8日間の投与後) (3)全血から得られた血清中に存在する抗休価(IgE、IgG1およびIgG2a)の 増加(8日間の投与後)。 特定の本発明の化合物は慢性の対宿主移植片試験および好酸球阻害試験におい て活性を示し、ED50は0.1〜10mg/kgの範囲である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月17日(1998.6.17) 【補正内容】 請求の範囲 1.式I 〔式中、Rは(CH2)n)CH=CH、BCH2またはCH2Bであり、ここでBはOまたはSで あり; nは1〜3であり; Ar1はチアゾリル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、2−ベンゾチアゾ リル、2−もしくは3−キノリル、または2−キノキサリニルであり、これらは すべて場合によりハロ、ニトロ、シアノ、フェニル、フェニルスルホニル、C1 6 アルキル、C1 〜6アルコキシ、C1 〜6アルキルチオ、C1 〜6アルキルスルフィニル 、COOH、COO(C1 〜6アルキル)、CONH2、フェニルにより置換されたC1 〜6アルキル 、またはフェニルから選択される1個以上の置換基により置換されても良く、こ こでアルキル、アルコキシ、アルキルチオおよびアルキルスルフィニル基は何れ も場合により1個以上のフッ素原子により置換されても良く; WはCH、CAまたはNであり; XはCH、CA、NまたはN+-O-であり; YはCH、CA、NまたはN+-O-であり; ZはCH、CA、NまたはN+-O-であり; Aはヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C1 〜6チオアルキ ル、CO2R1、NR2R3、NR4C(O)R5、メトキシ(場合によりCO2R6により 置換される)、C1 〜6アルキルまたはC2 〜6アルコキシ(ここで、後者の2つの基 は場合によりNH2、ヒドロキシまたはCO2R7から選択される1個以上の置換基によ り置換される)であり; R2はHまたはC1 〜6アルキルであり、R3はH、C1 〜6アルキルまたはCH2Ar2であ るか、またはR2およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になってピロリ ジニルまたはピペリジニル環を形成し; R5はH、C1 〜5アルキルまたはAr3であり; R1、R4、R6およびR7は独立してHまたはC1 〜6アルキルであり; Ar2およびAr3は独立して場合によりハロゲン、ヒドロキシ、メトキシ(場合に よりフッ素により置換される)、フェノキシ、C2 〜6アルコキシおよびC1 〜6アル キル(後者の3つの基は場合によりハロゲン、ヒドロキシまたはC1 〜6アルキルか ら選択される1個以上の置換基により置換される)から選択される1個以上の置 換基により置換されるフェニルである。但し、 (a)X、YおよびZのうち1つがN+-O-である場合、Wおよび他の2つの基 はすべてCHであり; (b)YがNであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、WはNであり; (c)ZがCHまたはNであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、XはNであり; (d)WがNまたはCHであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、YはN であり; (e)XがNまたはCHであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、ZはNであり; (f)XまたはZの何れか一方がNである場合、YはCHであり; (g)Aがヒドロキシ、ハロゲン(フッ素以外)またはNH2により置換されたC2 〜6 アルコキシである場合、またはAr1、Ar2もしくはAr3がハロゲン(フッ素以外 )またはヒドロキシにより置換されたC2 〜6アルコキシである場合、適当なヒド ロキシ、ハロゲンまたはNH2置換基は酸素と同じ炭素原子と結合せず;そして (h)W、X、YおよびZがすべてCHであり、Rが(CH2)2またはOCH2である場 合、Ar1は未置換フェニルではない。〕 の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体。 2.RはCH=CH、OCH2または(CH2)nであり、nは1、2または3である請求項1 記載の化合物。 3.Ar1は場合によりメチルにより置換されるチアゾリル、場合によりクロロ、C F3、CONH2またはメチルにより置換されるフェニルである、またはAr1は場合によ りCF3、メチルもしくはメトキシにより置換されるピリジルまたはピリジルN− オキシドである請求項1または2記載の化合物。 4.W、X、YおよびZはすべてCHである請求項1〜3の何れか1項記載の化合 物。 5.WはCHであり、XはNであり、YはCHまたはCAであり、そしてZはNである 請求項1〜3の何れか1項記載の化合物。 6.WおよびYは共にNであり、そしてXおよびZは共にCHである請求項1〜3 の何れか1項記載の化合物。 7.X、YまたはZのうち1つはNまたはN+-O-であり、そして他はWと一緒に なってCHである請求項1〜3の何れか1項記載の化合物。 8.AはC1 〜6アルキル、C1 〜6アルコキシおよびアミノである請求項5記載の化 合物。 9.2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メトキシピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−h〕キナゾリン 、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルチオピリミド〔4,5 −f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリ ン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン −8−オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリ ン−8−アミン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−2−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)−ピ リミド〔4,5−f〕キナゾリン−8−アミン、 2−(4−クロロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド〔2,3−i〕 シクロヘプタピリミジン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕 キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン, 7−オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン 、 2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン, 9−オキシド、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジ ン、 2−(4−クロロフェニル)−5H−インデノ〔1,2−d〕ピリミジン、 2−フェニル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−4−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(ピリジン−4−イル)−N−オキシド−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4, 3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−3−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕 ピリミジン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d 〕ピリミジン、 2−ピラジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−5H−〔1〕ベンゾピ ラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(2−メチルチアゾール−4−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3 −d〕ピリミジン、 4−(5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン−2−イル)ベンゼン カルボキサミド、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕 キナゾリン である請求項1記載の化合物およびその薬学的に許容しうる誘導体。 10.医薬として使用される請求項1〜9の何れか1項記載の化合物または その薬学的に許容しうる誘導体。 11.請求項1〜9の何れか1項記載の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導 体を薬学的に許容しうる補助剤、希釈剤または担体と混合して含有する医薬製剤 。 12.アレルギー性または炎症性疾患の治療に使用される請求項1〜9の何れか1 項記載の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体。 13.(a)式(II) (式中、W、X、Y)ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてLは 脱離基である)の化合物を式(III) Ar1C(NH)NH2 (III) (式中、Ar1は式(I)で定義された通りである)の化合物またはその塩と反応 させ;または (b)式(I)(式中、YはNまたはCAであり、そしてAはH、NH2、C1 〜6アル キルまたはC1 〜6アルコキシである)の化合物の場合、式(IV) (式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてL' は脱離基である)の化合物を式(V) Ar1MgHal (V) (式中、HalはClまたはBrであり、そしてAr1は式(I)で定義された通りである )の化合物と反応させ、 そして場合により(a)または(b)の後で、 ・ 式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換する ・ 薬学的に許容しうる誘導体を生成させる ことからなる式(I)の化合物の製造法。 14.請求項13で定義された通りであるが、但し、W、XおよびYがそれぞれCHで あり、ZがNであり、そしてRが(CH2)nである場合、LはN(CH3)2基ではない式( II)の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 37/08 A61P 37/08 C07D 215/20 C07D 215/20 217/24 217/24 471/04 116 471/04 116 487/04 147 487/04 147 491/052 491/052 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ペリー,マシュー イギリス国レスターシア州エル・イー11 4エス・エル.ラフバラ.ケニルワースア ベニュー11 (72)発明者 ソーン,フィリップ イギリス国レスターシア州エル・イー11 2エル・イー.ラフバラ.ベインブリッジ ロード20

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I 〔式中、Rは(CH2)n、CH=CH、BCH2またはCH2Bであり、ここでBはOまたはS であり; nは1〜3であり; Ar1はチアゾリル、フェニル、ピリジル、ピリミジニル、2−ベンゾチアゾ リル、2−もしくは3−キノリル、または2−キノキサリニルであり、これらは すべて場合によりハロ、ニトロ、シアノ、フェニル、フェニルスルホニル、C1 6 アルキル、C1 〜6アルコキシ、C1 〜6アルキルチオ、C1 〜6アルキルスルフィニル 、COOH、COO(C1 〜6アルキル)、CONH2、フェニルにより置換されたC1 〜6アルキル 、またはフェニルから選択される1個以上の置換基により置換されても良く、こ こでアルキル、アルコキシ、アルキルチオおよびアルキルスルフィニル基は何れ も場合により1個以上のフッ素原子により置換されても良く; WはCH、CA、またはNであり; XはCH、CA、NまたはN+-O-であり; YはCH、CA、NまたはN+-O-であり; ZはCH、CA、NまたはN+-O-であり; Aはヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、フェニル、C1 〜6チオアルキ ル、CO2R1、NR2R3、NR4C(O)R5、メトキシ(場合によりCO2R6により 置換される)、C1 〜6アルキルまたはC2 〜6アルコキシ(ここで、後者の2つの基 は場合によりNH2、ヒドロキシまたはCO2R7から選択される1個以上の置換基によ り置換される)であり; R2はHまたはC1 〜6アルキルであり、R3はH、C1 〜6アルキルまたはCH2Ar2であ るか、またはR2およびR3はそれらが結合している窒素原子と一緒になってピロリ ジニルまたはピペリジニル環を形成し; R5はH、C1 〜5アルキルまたはAr3であり; R1、R4、R6およびR7は独立してHまたはC1 〜6アルキルであり; Ar2およびAr3は独立して場合によりハロゲン、ヒドロキシ、メトキシ(場合に よりフッ素により置換される)、フェノキシ、C2 〜6アルコキシおよびC1 〜6アル キル(後者の3つの基は場合によりハロゲン、ヒドロキシまたはC1 〜6アルキルか ら選択される1個以上の置換基により置換される)から選択される1個以上の置 換基により置換されるフェニルである。 但し、 (a)X、YおよびZのうち1つがN+-O-である場合、Wおよび他の2つの基 はすべてCHであり; (b)YがNであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、WはNであり; (c)ZがCHまたはNであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、XはNであり; (d)WがNまたはCHであり、そしてXおよびZが共にCHである場合、YはN であり; (e)XがNまたはCHであり、WがCHであり、そしてYがCHまたはCAである場 合、ZはNであり; (f)XまたはZの何れか一方がNである場合、YはCHであり; (g)Aがヒドロキシ、ハロゲン(フッ素以外)またはNH2により置換されたC2 〜6 アルコキシである場合、またはAr1、Ar2もしくはAr3がハロゲン(フッ素以外 )またはヒドロキシにより置換されたC2 〜6アルコキシである場合、適当なヒド ロキシ、ハロゲンまたはNH2置換基は酸素と同じ炭素原子と結合せず;そして (h)W、X、YおよびZがすべてCHであり、Rが(CH2)2またはOCH2である場 合、Ar1は未置換フェニルではない。〕 の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体。 2.RはCH=CH、OCH2または(CH2)nであり、nは1、2または3である請求項1 記載の化合物。 3.Ar1は場合によりメチルにより置換されるチアゾリル、場合によりクロロ、C F3、CONH2またはメチルにより置換されるフェニルである、またはAr1は場合によ りCF3、メチルもしくはメトキシにより置換されるピリジルまたはピリジルN− オキシドである請求項1または2記載の化合物。 4.W、X、YおよびZはすべてCHである請求項1〜3の何れか1項記載の化合 物。 5.WはCHであり、XはNであり、YはCHまたはCAであり、そしてZはNである 請求項1〜3の何れか1項記載の化合物。 6.WおよびYは共にNであり、そしてXおよびZは共にCHである請求項1〜3 の何れか1項記載の化合物。 7.X、YまたはZのうち1つはNまたはN+-O-であり、そして他はWと一緒に なってCHである請求項1〜3の何れか1項記載の化合物。 8.AはC1 〜6アルキル、C1 〜6アルコキシおよびアミノである請求項5記載の化 合物。 9.2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メトキシピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−h〕キナゾリン 、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8−メチルチオピリミド〔4,5 −f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリ ン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔3,4−h〕キナゾリン −8−オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕キナゾリ ン−8−アミン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−2−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン 、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メチルピリジン−3−イル−N−オキシド)−ピ リミド〔4,5−f〕キナゾリン−8−アミン、 2−(4−クロロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピリド〔2,3−i〕 シクロヘプタピリミジン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕 キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔2,3−h〕キナゾリン, 7−オキシド、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 5,6−ジヒドロ−2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン 、 2−(ピリジン−3−イル)−ピリド〔4,3−h〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕キナゾリン, 9−オキシド、 5,6−ジヒドロ−2−(6−メトキシピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5− f〕キナゾリン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリミド〔4,5−f〕 キナゾリン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリミド〔4,5−f〕キナゾリン、 2−(4−クロロフェニル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジ ン、 2−(4−クロロフェニル)−5H−インデノ〔1,2−d〕ピリミジン、 2−フェニル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−4−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(ピリジン−4−イル)−N−オキシド−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4, 3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−ピリジン−3−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕 ピリミジン、 2−(6−クロロピリジン−3−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕 ピリミジン、 2−ピラジン−2−イル−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(6−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)−5H−〔1〕ベンゾピ ラノ〔4,3−d〕ピリミジン、 2−(2−メチルチアゾール−4−イル)−5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3 −d〕ピリミジン、 4−(5H−〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−d〕ピリミジン−2−イル)ベンゼン カルボキサミド、 2−(6−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド〔4,3−h〕 キナゾリン である請求項1記載の化合物およびその薬学的に許容しうる誘導体。 10.医薬として使用される請求項1〜9の何れか1項記載の化合物または その薬学的に許容しうる誘導体。 11.請求項1〜9の何れか1項記載の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導 体を薬学的に許容しうる補助剤、希釈剤または担体と混合して含有する医薬製剤 。 12.アレルギー性または炎症性疾患の治療に使用される請求項1〜9の何れか1 項記載の化合物またはその薬学的に許容しうる誘導体。 13.(a)式(II) (式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてL は脱離基である)の化合物を式(III) Ar1C(NH)NH2 (III) (式中、Ar1は式(I)で定義された通りである)の化合物またはその塩と反応 させ;または (b)式(I)(式中、YはNまたはCAであり、そしてAはH、NH2、C1 〜6アル キルまたはC1 〜6アルコキシである)の化合物の場合、式(IV) (式中、W、X、Y、ZおよびRは式(I)で定義された通りであり、そしてL' は脱離基である)の化合物を式(V) Ar1MgHal (V) (式中、HalはClまたはBrであり、そしてAr1は式(I)で定義された通りである )の化合物と反応させ、 そして場合により(a)または(b)の後で、 ・ 式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換する ・ 薬学的に許容しうる誘導体を生成させる ことからなる式(I)の化合物の製造法。 14.請求項13で定義された式(II)の化合物。
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