JP2000515844A - ゼオライトの製造 - Google Patents

ゼオライトの製造

Info

Publication number
JP2000515844A
JP2000515844A JP10508980A JP50898098A JP2000515844A JP 2000515844 A JP2000515844 A JP 2000515844A JP 10508980 A JP10508980 A JP 10508980A JP 50898098 A JP50898098 A JP 50898098A JP 2000515844 A JP2000515844 A JP 2000515844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction mixture
zeolite
silica
sio
molar ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10508980A
Other languages
English (en)
Inventor
ミラー,スチーブン,ジェイ.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chevron USA Inc
Original Assignee
Chevron USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chevron USA Inc filed Critical Chevron USA Inc
Publication of JP2000515844A publication Critical patent/JP2000515844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/20Faujasite type, e.g. type X or Y
    • C01B39/24Type Y
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/08Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y
    • B01J29/10Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y containing iron group metals, noble metals or copper
    • B01J29/12Noble metals
    • B01J29/126Y-type faujasite
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S423/00Chemistry of inorganic compounds
    • Y10S423/21Faujasite, e.g. X, Y, CZS-3, ECR-4, Z-14HS, VHP-R

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 Yゼオライトを生成させるに十分な水を含有しているだけの反応混合物から、結晶性のアルミノシリケート系Yゼオライトを製造する方法が開示される。1つの態様では、反応混合物は自立性であって、それは所望ならば付形することができる。この方法において、反応混合物は結晶化条件において、外部液体相の添加がない状態で加熱され、そのため結晶化された生成物から過剰の液体をゼオライト結晶の乾燥処理前に除去する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】 ゼオライトの製造 発明の分野 本発明は、Yゼオライトを形成するに十分な水を含有するだけの反応混合物か ら結晶性のアルミノシリケート系Yゼオライトを製造する方法に関する。 背景 結晶性Yゼオライトを製造する従来の方法は、一般的には、ゼオライトを結晶 化させる過剰の液体から分離しなければならない微細な結晶を生成させるもので ある。この液体は、次には、また、これを再使用のために処理しなければならな いか、さもなければ捨てなければならないが、これは環境に潜在的に有害である と言う結果を伴う。粉末状のゼオライトを含む商業的に有用な触媒材料を製造す るのには、普通、追加の結合工程と成形工程も必要になる。一般的には、結晶化 されたままのゼオライト粉末は、これをバインダー材料と混合し、次いで押出法 、アグロメレーション法、噴霧乾燥法等のような方法を用いて付形された粒子ま たは凝塊物に成形しなければならない。これらの結合工程および成形工程はゼオ ライト材料を必要とする触媒製造の複雑さを著しく増す。これらの追加工程は、 そのように結合および成形されたYゼオライトの触媒性能にも悪影響を及ぼす。 Dzierzanowski等に対して1963年6月18日に発行された米国特許第3, 094,383号明細書には、アルミン酸ナトリウム、珪質材料および水の、H2 O/Na2Oモル比が5〜25である混合物より成る反応物を形成することによる、 凝集性の多結晶質集塊物の形をしたタイプAのゼオライトを製造する方法が開示 される。その反応物は、それを外部水系液相と接触しないように保持しながら、 そして同時にその反応物を脱水させないようにしながら、熟成せしめられる。こ の熟成工程は反応物を100°F(38℃)に、例えば18時間保持し、続いて 20°F(93℃)で、例えば24時間加熱することを含んでいてもよい。 タガート(Taqqart)等に対して1964年1月28日に発行された米国特許 第3,119,659号明細書には、カオリンタイプの反応性クレー(粘土)と アルカリ金属水酸化物とを含有する未反応の予備成形物を用意し、この予備成形 物を水性反応混合物中で、その成形物中にアルミノシリケート系ゼオライトの結 晶が形成されるまで反応させることによる、予備成形物の形を取っているアルミ ノシリケート系ゼオライトの製造法が開示される。子備成形物と水性反応体混合 物との集塊物はH2O/Na2Oモル比として少なくとも20と言う値を持つ。Yゼオラ イトは、このようにして製造できると記載されている。 ランデル(Rundell)等に対して1973年12月4日に発行された米国特許 第3,777,006号明細書には、所望とされるサイズ範囲にあるクレー体を 調製し、そのクレー体を珪酸ナトリウム溶液中で処理し、そして形成された処理 体を上記溶液中で結晶化が終了するまで加熱することによる、200ミクロンを 超えるサイズを有するゼオライト体の製造法が開示される。 チー(Chi)等に対して1977年11月15日に発行された米国特許第4, 058,586号明細書には、ゼオライト系アルミノシリケート、特にサイズが 4〜10オングストロームである気孔を特徴とする、ゼオライトAおよびXと称さ れるものの製造法が開示される。この製造法において、ゼオライトAおよびXから 成るメタカオリンクレー混合物は200〜700°F(93〜371℃)の温度 で結晶化する。結晶化はか焼炉または他の乾燥装置で行われる。形成された粒子 は、普通、結晶化に必要とされる液体の全てを与えるが、ただし結晶化の過程で はスチームを加えることができる。 1992年8月6日に公開されたWO 92/12928号明細書には、シリカ 結合・押出ゼオライトは、そのゼオライトをイオン性水溶液中で熟成することに よりバインダーを含まないゼオライト集塊物に転化し得ることが開示される。こ こで、そのイオン性水溶液は、ヒドロキシイオンを、OH-:SiO2の初期モル比の 値が1.2以下となるように含有し、そしてシリカバインダーをして初めに結合 したタイプのゼオライトに実質的に転化せしめるようなものである。この方法は Yゼオライトの製造に使用することができると記載されている。 1994年6月23日に公開されたWO 94/13584号明細書には、所望 によっては付形することもできるようにすべく十分な水を含有しているだけの反 応混合物から結晶性のアルミノシリケート系ゼオライトを製造する方法が開示さ れる。この方法では、反応混合物は結晶化条件で外部液体相の非存在下で加熱さ れ、そのため過剰の液体は、結晶の乾燥前に、その液体を結晶化された材料から 除去する必要がない。 1985年12月24日に公開された英国特許第2,160,517A号明細 書は、Y、オメガゼオライト、オフレタイト(offretite)、毛沸石、Lゼオライ トおよびフェリエライトより成る群から選ばれる、Si/Al原子比の値が1.5〜 100の範囲である予備成形された合成ゼオライトに関する。ここで、その予備 成形ゼオライトは、Si/Al原子比が生成物の同原子比より小さく、その値が0. 5〜90の範囲である予備成形されたアルミノシリカ系材料から、この材料を少 なくとも1種の有機または無機塩基の存在下でシリカ含有製品により処理するこ とによって得られる。 発明の概要 本発明の1つの目的は、結晶化用液体を最小限で使用して結晶性Yゼオライト を製造する方法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、水系廃液を最小限に抑えながら結晶性Yゼオライト を製造する方法を提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、バインダーの添加がない状態で結晶性Yゼ オライトを製造する方法を提供することである。 本発明の目的は、また、ある形状を取っている結晶性Yゼオライトを製造する ことである。 本発明のさらなる目的は、いかなる後結晶形成工程も用いることなく商業的に 有用な形態をしているYゼオライトを製造する方法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、結晶サイズが小さいYゼオライトを製造する方法を 提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、Yゼオライトを低原料コストで製造する方 法を提供することである。 かくして、本発明によれば、Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なく とも1種の活性な非ゼオライト系シリカ源と少なくとも1種の活性な非ゼオライ ト系アルミナ源、およびYゼオライトを生成させるに十分な水を含んで成る反応 混合物を調製し、そしてその反応混合物を、約130℃までの温度に、結晶化条 件下で、外部液体相の添加がない状態において、Yゼオライトの結晶を形成させ るに十分な時間保持することを含んで成る、結晶性Yゼオライトの製造法が提供 される。 本発明は、また、Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なくとも1種の 活性な非ゼオライト系シリカ源と少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミ ナ源、および得られる反応混合物を付形するのに十分な水を含んで成るその反応 混合物を調製し、その反応混合物を、約130℃までの温度に、結晶化条件下で 、外部液体相の添加がない状態において、Yゼオライトの結晶を形成させるに十 分な時間保持することを含んで成る、結晶性Yゼオライトの製造法を提供する。 1つの好ましい態様において、本発明は、また、結晶化工程の前に熟成工程を 含むYゼオライトの製造法を提供する。熟成は約25〜約75℃の温度において 外部液体相の添加がない状態で行われる。 本発明の反応混合物を調製するに当たっては、反応混合物中に存在する、結晶 化工程のために用意される水の量がYゼオライトを生成させるのに十分な量とな っていることが重要である。かくして、反応混合物自体がゼオライトを結晶化さ せるのに必要な水を全て供給する。この水の量はゼオライトの従来の製造法で必 要とされる水の量よりも少ない。それはYゼオライトを生成させるのに必要とさ れる量より実質的に多くない量である。例えば、本発明で使用される水の量は反 応混合物の成分を溶解させるのに必要とされる量より少ないか、またはそれら成 分を溶解させない場合は、反応混合物の成分を水に浸すのに必要とされる量より 少ない。従って、本発明の方法による結晶化工程中には、その結晶化工程の終わ りに、結晶化された材料から、例えばそれら結晶の乾燥前に濾過法または傾瀉法 で除去しなければならない別の添加外部液体相は存在しない。このように添加外 部液体相が存在しないことは、Yゼオライトの結晶が溶液から形成されるか、ま たは固体の反応体がYゼオライトの結晶が生成するまで水溶液中で加熱されるYゼ オライトの製造法から本発明を区別するものである。 反応混合物を結晶化条件に付す前に成形してその反応混合物をある形状物とな すことは必要条件ではないが、多くの場合成形することが望ましいであろう。そ の場合、反応混合物中に存在する水の量はその反応混合物を成形してある形状物 となすのに足るが、付形された反応混合物を崩壊させ、あるいは“溶融”させる には不十分な量である。即ち、反応混合物が一旦所望量の水を含有する所望形状 物に付形されたら、得られる形状物は自立性となっている。 本発明は、特に、Yゼオライトを生成させ得る有機の鋳型物質(テンプレート )を含まず、しかもYゼオライトを形成させるのに十分な水を含有するだけであ る反応混合物からYゼオライトを結晶化させる方法の発見に基づくものである。 さらに、上記の方法で製造されるYゼオライトは非常に小さい結晶として造られ る。 発明の詳細な説明 反応混合物の調製 Yゼオライトが結晶化される反応混合物は、少なくとも1種の活性な非ゼオラ イト系シリカ源と少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミナ源と、Yゼオ ライトを生成させるのに十分な水を含んで成る。水のこの量はYゼオライトを製 造する常用の方法で必要とされる量よりも相当に少ない。 本発明の反応混合物で必要とされる水の量は、その混合物を十分にブレンドす るのに必要とされるその量である。かくして、反応混合物は、水と活性なゼオラ イト源とを混合して、好ましくは重質ペーストのような稠度(consistency)を 有する均一なもの(mass)となすことにより調製される。活性ゼオライト源は、 ブレンドすると容易に均一なものとなすことができる形態をしており、例えば粉 末、水和粒子または濃厚な水溶液であることができる。十分な水を加えて全ての 粉末を混合工程および混練工程中に濡らすようにする。別法として、粉末を混練 すると付形可能な均一で、概ね均質な混合物となすことができる十分な水が加え られる。活性ゼオライト源に加えられる水は流体に似た混合物を形成するには不 十分なものとされるから、活性ゼオライト源は混練中に全て水に容易に溶ける必 要はない。添加される水の量は混合装置に、また使用される活性ゼオライト源に 依存する。この技術に精通した人であれば、過度の実験を行わなくても、活性な ゼオライト源を適正に混合するのに必要とされる液体の量を容易に決めることが できる。例えば、水和ゼオライト源では相対的により少ない水が必要になるだろ うし、また乾燥したゼオライト源では相対的により多い水が必要になるだろう。 反応混合物はそれが均一で、均質な外観を呈するまでブレンドおよび混練される のが好ましいけれども、その混合物の混練に当てられる時間の長さは、本発明で は決定的に重要であると言う訳ではない。 ブレンドおよび混練後の反応混合物の含水量は、例えば乾燥によるか、水の添 加によるかによってさらに調整することが可能である。反応混合物を成形してあ る形状物となすことが望まれるとき、水の量を調整することは、その反応混合物 を容易に付形できるようになし、かつその混合物が確実に自立性となるようにな し、即ちその反応混合物中の過剰の水に因りその形状物が崩れたり、あるいは溶 融したりすることがないようにする。 典型的な非ゼオライト系の二酸化珪素(SiO2)源に、珪酸塩、シリカヒドロゲ ル、珪酸、コロイドシリカ、煙霧シリカ、テトラアルキルオルトシリケート、シ リカ水酸化物、沈降シリカおよびクレーがある。典型的な非ゼオライト系の酸化 アルミニウム(Al2O3)源に、アルミン酸塩、アルミナ、およびAlCl3、Al2(SO4)3 、水酸化アルミニウム(Al(OH)3)のようなアルミニウム化合物ならびにカオリ ンクレーがある。本発明の一つの利点は、二酸化珪素源および酸化アルミニウム 源が全て非ゼオライト系であると言うことである。 塩、特に塩化ナトリウムのようなアルカリ金属ハライドを反応混合物に加える こともできるし、あるいは反応混合物中で生成させることもできる。それらは、 シリカが結晶格子に吸蔵されるのを防ぎつつ、ゼオライトの結晶化を助長するも のとして文献に開示されている。 反応混合物は一種または2種以上の活性なアルカリ金属酸化物源も含有してい る。リチウム源、ナトリウム源およびカリウム源が好ましい。結晶化プロセスに 有害でない限り、いかなるアルカリ金属化合物も本発明に適している。非限定例 を挙げると、酸化物、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、蓚酸塩、クエ ン酸塩および酢酸塩がある。アルカリ金属は、一般的には、アルカリ金属/アル ミニウム比が少なくとも1/1、好ましくは1/1より大となるような量で用い られる。 反応混合物は次の成分を次に示される量で含んでいるのがよい(出発物質が酸 化物でなくても酸化物のモル比として表される): 一般的範囲 好ましい範囲 SiO2/Al2O3= 4−7 4.5−6.0 M+/SiO2 = 0.3−1.2 0.4−1.0 OH-/SiO2 = 0.2−0.6 0.25−0.5 H2O/SiO2 = 2−6 3−6 但し、式中のM+はアルカリ金属カチオンである。 ここで留意すべきは、上記の反応混合物はYゼオライトを形成させる鋳型物質 (一般的には、“有機鋳型物質(有機テンプレート)”と称される)として役立 つ有機化合物を含まないと言うことである。事実、本発明で使用される反応混合 物は有機鋳型物質を含まない。本明細書で用いられる“有機鋳型物質を含まない ”なる用語は、反応混合物がYゼオライトを形成することができる有機鋳型物質 を全く含まないか、または極く少量しか含んでいないかのいずれかを意味する。 反応混合物にYゼオライトの有機鋳型物質として役立て得る化合物が少量存在す る場合、それはYゼオライトを形成させるための所要量より実質的に少ない量で あるべきである。形状物の形成 本発明の1つの利点は、反応混合物はこれを結晶化工程の前に成形して所望の 形状物となすことができると言うことであって、それにより得られるゼオライト を含有する触媒材料を製造するのに必要とされるプロセス工程の数が少なくなる 。形状を保持する成形可能物を与えるために、反応混合物の形成前に、乾燥する か、または液体をさらに加えるかのいずれかによって反応混合物の液体含有量を 変えることが必要であることもある。一般に、ほとんどの付形法で、水は概ね反 応混合物に対して約20〜60重量パーセント、好ましくは約30〜50重量パ ーセントを占める。 反応混合物はある形状物に、例えば粒子に成形される。このような形状物を造 る方法はこの技術分野で周知であって、例えば押出法、噴霧乾燥法、造粒法、凝 集法等がある。形状物が粒子の形態を取っているとき、それら粒子は最終の触媒 に望まれる大きさと形状のものであるのが好ましく、例えば押出物、円筒体、球 体、顆粒物、凝集物および小球体の形をしていることができる。これら粒子は、 一般に、その断面直径が約1/64〜約1/2インチ、好ましくは約1/32〜 約1/4インチである。即ち、それら粒子は1/64インチ、好ましくは1/3 2インチの篩の上に保持される大きさで、かつ1/2インチ、好ましくは1/4 インチの篩を通過するものである。 反応混合物から造られた形状物は所望とされる形状を保持するのに十分な水を 含んでいる。付形されたその反応混合物内で結晶化を開始しまたはその結晶化を 維持するために、その反応混合物中に追加の水は必要とされない。実際には、結 晶化に先立って付形反応混合物から過剰の水の一部を除去するのが好ましいだろ う。湿った固体を乾燥する常用の方法が反応混合物の乾燥に用いることができる が、これには、例えば空気中で、または窒素もしくはヘリウムのような不活性ガ ス中で約200℃未満の温度および減圧乃至約5気圧の圧力において乾燥する方 法がある。 天然産のクレー、例えばベントナイト、カオリン、モンモリロナイト、海泡石 およびアタパルジャイトは必要とされないが、良好な破砕強さを持つ製品を提供 するために、結晶化前にそれらを反応混合物に含めてもよい。このようなクレー は採掘されたままの未処理状態で使用してもよいし、あるいは初めにか焼処理、 酸処理または化学的変性処理に付してもよい。微晶質のセルロースもそれら粒子 の物理的性質を改善することが見いだされている。ゼオライトの結晶化 本発明の方法によれば、ゼオライトは反応混合物内か、その反応混合物から造 られた形状物内のいずれかで結晶化される。いずれにしても、ゼオライトが結晶 化される反応混合物の組成は前記のモル組成範囲を有している。 結晶化中の反応混合物の総揮発物含有量は反応混合物の重量基準で約20〜約 60重量%、好ましくは約30〜約60重量%の範囲にあるのが好ましい。ここ で、総揮発物含有量は水を含めて反応混合物中の総揮発性液体の尺度である。Y ゼオライトを生成させるための所要量を超える追加の液体はゼオライトの結晶化 に必要とされないと言うのが、本発明の方法の1つの特徴である。 ゼオライトの結晶化は外部液体相の添加がない状態で、即ち反応混合物とは別 個の液体相が存在しない状態で起こる。一般に、本発明の方法には、結晶化中に ある種の液状の水が反応混合物と接触して存在しても有害ではなく、またある種 の水は結晶化中に反応混合物の表面に存在することもあるし、あるいはある種の 水は反応混合物から排除され、そして反応が進行するにつれて反応混合物の上ま たはその近辺に集まることがあると予想できる。しかし、本発明の1つの目的は 、結晶化に続いて処理および/または廃棄しなければならない水の量を最小限に 抑えるそのようなやり方でゼオライトを結晶化させる方法を提供することである 。そのために、本発明の方法は、Yゼオライトを形成するのに必要とされる十分 な量の液体を超えて追加の結晶化用の水を必要としないゼオライトの合成法とな る。 反応混合物が一旦形成されたら、Yゼオライトを結晶化する前にその反応混合 物を“熟成”するのが好ましい。この熟成は、反応混合物を、その脱水を防ぐ条 件(例えば、反応混合物を密封容器に入れるか、および/または反応混合物を少 量の水蒸気に曝露すると言う条件)の下で(結晶化温度に比較して)相対的に低 い温度に保持することにより達成される。しかして、反応混合物は室温またはそ れより僅かに高い温度に保持される。反応混合物を熟成する温度は、一般的には 、約25〜約70℃、好ましくは約25〜約50℃である。この温度は結晶化工 程に続いて結晶性Yゼオライトを与えるに足る十分な時間保たれるべきである。 この熟成工程の長さを過度の実験を行うことなく容易に定めることは当業者の技 能範囲内であると考えられる。熟成は、一般に、Yゼオライトの核を反応混合物 中に形成させ始めるべく十分に長い時間続けられるべきである。しかし、一般的 には、熟成工程は少なくとも24時間、好ましくは2日またはそれ以上であって 、熟成時間が長くなればなるほど多量の結晶性生成物がもたらされる。 結晶化は、熟成工程後に、昇温下で、通常は、ゼオライトの結晶が形成される まで反応混合物が自生圧に付されているようにオートクレーブの中で行われる。 熱水結晶化工程中の温度は、一般的には、約70〜約130℃、好ましくは約8 O〜約120℃に保持される。結晶化温度が高すぎると、得られる生成物は方沸 石となり、Yゼオライトとはならない。 結晶化は反応混合物の脱水を防ぐ条件下で行われる。これは、反応混合物を結 晶化中に少量の水蒸気、即ちスチームに曝露することにより達成することができ る。 結晶を形成する所用結晶化時間は、一般的には、約1時間〜約10日の範囲で あるが、約3時間〜約4日であることがさらに多い。ある種特定の状況では、高 結晶化度の結晶化した物質を製造するには、24時間未満の結晶化時間が必要と される。本発明の方法では、結晶化工程に続いて採集される結晶化した物質は、 一般的には、少なくとも約50重量パーセントの結晶を含んでいる。少なくとも 約80重量パーセントの結晶、さらには少なくとも約90重量パーセントの結晶 を含んでいる結晶化物質も本発明の方法を用いて製造することができる。 Yゼオライトの結晶が形成されたら、その結晶を水洗し、次いで、例えば90 〜150℃で8〜24時間乾燥することができる。乾燥工程は大気圧または減圧 で行うことができる。種晶 本発明の方法により製造されるゼオライトは、非晶質の反応物(amorphous rea gents)から成る反応混合物内で結晶化される。反応混合物には、結晶化工程に 先立って結晶性物質(即ち、Yゼオライトの“種”晶)を加えてもよい。“種” 晶を加えることによってゼオライトの結晶化性を向上させる方法は周知である。 但し、種晶の添加は本発明方法の必要条件ではない。実際、Yゼオライトは、結 晶化工程の前に加えられる結晶は存在しないと言う状態で反応混合物内で結晶化 させることができると言うことが、本発明の1つの重要な特徴である。ゼオライトの説明 Yゼオライトは米国特許第3,130,007号明細書にに開示される。この 米国特許の全体をここに引用、参照することにより、それが本明細書に含まれる ものとする。Yゼオライトは開口が約8Å(8・10−10m)である3次元チャン ネルの格子で特徴付けられるものである。それは一般にナトリウム形で得られる が、それがナトリウム形であることは必ずしも必要ではない。そのX線回折デー ターを下記の表1に示す。表1において、dは2つの格子平面間の距離であり、 またI/I0は任意に与えられる線の強度(I)の、最も強い線の強度(I0)に対す るパーセントで表される比である。I/I0が10より大きい線が専ら考慮される 線である。勿論、距離が、さらには相対強度も分析される生成物によって小さく 変 動することがある。そのような変動は構造の変化を示すものではなく、ある特定 カチオンの置換またはシリカ/アルミナ比のずれに起因するものである。 表1 d (Å) I /I0 14.29 100 7.46 24 5.68 44 4.76 23 4.38 35 3.91 12 3.77 47 3.31 37 3.02 16 2.92 21 2.86 48 2.77 20 2.64 19 2.59 11 本発明により製造されるYゼオライトは、一般的には、6未満、好ましくは約 4.5〜約5.0のシリカ/アルミナモル比を有する。生成物としてのゼオライ トのシリカ/アルミナモル比は、X線回折による分析から計算される単位セル定 数との相関関係から求めることができる[ソーン(Sohn)等のZeolites、、2 25(1986)を参照されたい]。ゼオライトの結晶サイズ ゼオライトの結晶は、一般的には、直径が走査電子顕微鏡法で測定して10ミ クロン未満である。ある種特定の触媒用途には小さい結晶が望ましいから、結晶 化の条件は1.0ミクロン未満の直径を持つゼオライト結晶を生成させるように 調整することがよい。ゼオライトの結晶サイズは、例えばその付形粒子を粉砕し て個々の結晶に分離することによって求めることができる。次いで、分離された 結晶の高分解能電子顕微鏡写真を作成することができ、その後に個々のゼオライ ト結晶の平均サイズを長さに関する校正標準値を参照して決定することができる 。平均結晶サイズは、次の: (niは最小長さが間隔Li内に入っているゼオライト結晶の数である。) に従って求める方法を含めて、色々な周知の方法で計算することができる。本発 明の目的には、平均結晶サイズは数平均として定義される。本発明の目的には、 ゼオライトの結晶サイズは、ある製造業者が“ゼオライトの粒径(zeolite part icle size)”と称している用語とは区別されるものであることに気付くことが 重要である。後者は、個々の結晶および多結晶質の凝集物の両者を含めて、製造 されたままのゼオライト粉末中の粒子全ての平均サイズのことである。 ゼオライトの結晶は、一般的には、直径が走査電子顕微鏡法で測定して10ミ クロン未満である。ある種特定の触媒用途には小さい結晶が望ましいから、結晶 化の条件は、1.0未満の直径を持つゼオライト結晶を生成させるように、例え ば結晶化温度を低くすることによって、反応混合物中のアルミニウム含有量を大 きくすることによって、および/または結晶化に先立って反応混合物もしくは付 形粒子の含水量を低くすることによって調整することが可能である。ゼオライトの後処理 ゼオライトの結晶を含む結晶化された材料は、前記のようにして本発明の方法 で製造される。このゼオライトは合成されたままでも使用することができるし、 あるいは熱処理(か焼)することもできる。場合によっては、この合成生成物は シリカをゼオライト構造中に組み込まずに含有していることもできる。この過剰 のシリカは希酸(例えば、0.2M HNO3)または希薄塩基(例えば、0.01M NH4OH)で洗浄することにより除去することができる。この洗浄はゼオライトの 熱処理前に行われるべきである。通常は、アルカリ金属カチオンをイオン交換で 除去し、その金属カチオンを水素、アンモニウムまたは任意、所望の金属イオン で置換することが望ましい。本発明のゼオライトは、そのシリカ/アルミナモル 比 を大きくするために、キレート化剤、例えばEDTAまたは希酸溶液を用いて浸出処 理することができる。これらの方法として、(NH4)2SiF6の使用または酸性イオン 交換樹脂処理を挙げることができる。ゼオライトにはスチーム処理を施すことも できる;スチーム処理は結晶格子を酸による攻撃に対して安定化する助けになる 。ゼオライトは、水素化/脱水素化の作用が望まれるそのような用途のために、 水素化用成分、例えばタングステン、バナジウム、モリブデン、レニウム、ニッ ケル、コバルト、クロム、マンガン、またはパラジウムもしくは白金のような貴 金属とよく混じり合わされた混合状態で使用することができる。典型的な置換用 カチオンとして、金属カチオン、例えば希土類金属、第IAおよびIIA族ならびに 第VIII族の金属、さらにはそれらの混合物のカチオンを挙げることができる。こ れらの置換用金属カチオンの内で、希土類金属、Mn、Ca、Mg、Zn、Ga、Cd、Pt、 Pd、Ni、Co、Ti、Al、Sn、FeおよびCoのような金属のカチオンが特に好ましい。 水素、アンモニウムおよび金属の各成分が交換によりゼオライトに入ることが できる。ゼオライトはこれを上記金属で含浸処理してもよいし、あるいは上記金 属をこの技術分野で公知の標準的な方法を用いてゼオライトと物理的によく混ぜ 合わせることもできる。これら金属は、また、所望とされる金属をイオンとして ゼオライトが製造される反応混合物中に存在させることによって、結晶格子の中 に吸蔵させることもできる。 典型的なイオン交換法は、本発明の合成ゼオライトと所望とされる置換用カチ オンの塩又はカチオン類の塩を含んでいる溶液と接触させることを含むものであ る。広範囲の塩が使用可能であるが、塩化物およびその他のハロゲン化物、硝酸 塩ならびに硫酸塩が特に好ましい。米国特許第3,140,249号、同第3, 140,251号および同第3,140,253号明細書を含めて広範囲の特許 文献に代表的なイオン交換法が開示されている。イオン交換はゼオライトをか焼 処理する前後のいずれにおいても行うことができる。 所望とされる置換用カチオンの塩溶液との接触に続いて、ゼオライトは、一般 的には、水で洗浄され、そして65〜約315℃の範囲の温度で乾燥される。洗 浄後、ゼオライトは、炭化水素の転化プロセスに特に有用な触媒活性の高い生成 物となすために、空気中または不活性ガス中で、約200〜820℃の範囲の温 度において1〜48時間の範囲またはそれ以上の期間、か焼処理することができ る。 合成形態のゼオライト中にカチオンが存在するにも関わらず、そのゼオライト の基本的結晶格子を作っている原子の空間配置は本質的に不変ままである。カチ オン交換の、ゼオライトの格子構造に対する影響はあっても小さい。 本発明のゼオライトは、もし反応混合物が最終触媒に望まれる大きさと形状を 持つ形状物に成形されているならば、それ以上成形することなく触媒として使用 することができる。別法として、本発明のゼオライトは、有機転化プロセスで採 用される温度、その他の条件に抵抗性のある他の材料と噴霧乾燥法、押出法等々 の方法を用いて複合させることができる。そのようなマトリックス材料に、活性 なまたは不活性な材料および合成または天然産のゼオライト、さらにはクレー、 シリカおよび金属酸化物のような無機材料がある。後者は天然に産出するもので あってもよいし、あるいはシリカと金属酸化物との混合物を含めて、ゼラチン状 沈殿物、ゾルまたはゲルの形を取っていているものであってもよい。活性な材料 を合成ゼオライトと併用すると、即ち合成ゼオライトと組み合わせて使用すると 、ある特定の有機転化プロセスでの転化率とその触媒の選択性が改善される傾向 がある。不活性な材料は、所定のプロセスにおける転化量を、生成物が他の反応 速度制御手段を使用せずとも経済的に得ることができるように制御する希釈剤と して役立て得るものが適当である。ゼオライト材料は、しばしば、天然産のクレ ー、例えばベントナイトおよびカオリンに配合されていた。これらの材料、即ち クレー、酸化物等々は触媒のバインダーとして一部作用する。石油の精製では、 触媒は乱暴に取り扱われることが多いので、良好な破砕強さを有する触媒を提供 することが望ましい。乱暴な取り扱いは、触媒をバラバラに砕き、加工の際に問 題を引き起こす粉末にする傾向がある。 本発明の合成ゼオライトと複合させることができる天然産のクレーとして、モ ンモリロナイト族とカオリン族のものが挙げられる。これらのモンモリロナイト 族とカオリン族には、ディキシー(Dixie)クレー、マクナミー(Mcnamee)クレ ー、ジョージア(Georgia)クレーおよびフロリダ(Florida)クレーとして一般 に知られているサブ−ベントナイト(sub-bentonite)類およびカオリン類、ま たは主たる鉱物質成分がハロイサイト、カオリナイト、ディッカイト、ナクライ トまたはアナウキサイトである他のクレーがある。海泡石およびアタパルジャイ トのような繊維質のクレーも支持体として使用することができる。このようなク レーは採鉱されたままの未処理状態で使用することもできるし、あるいは初めに か焼処理、酸処理または化学的変性処理に付すこともできる。 本発明の方法により製造されるゼオライトは、上記の材料の外に、シリカ、ア ルミナ、チタニア、マグネシア、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリ カ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、チタ ニア−ジルコニア、さらにはシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジ ルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリカ−マグネシア−ジルコニ ア等の三成分系組成物のような多孔質のマトリックス材料およびマトリックス材 料混合物と複合させることもできる。マトリックスは共ゲル(cogel)の形態を 取っていることもできる。 本発明のゼオライトは、また、合成および天然のフォージャサイト(例えば、 X)および毛沸石のような他のゼオライトと複合させることもできる。それらはZM S、SSZ、KU、FUおよびNUの各シリーズのゼオライトのような、純粋に合成由来の ゼオライトとも複合させることができる。ゼオライト類の組み合わせも多孔質の 無機マトリックス中に複合させることができる。 本発明の方法で製造されるゼオライトは炭化水素の転化反応に有用である。炭 化水素の転化反応は、炭素含有化合物を別の炭素含有化合物に変える化学的な接 触プロセスである。炭化水素転化反応の例に、ガソリンおよびジェット燃料のよ うな輸送用燃料を製造する、ガス油の水素添加分解反応と流体接触分解(fluid catalytic cracking)反応がある。 実施例 150グラムのシリカ[ハイ−シル(Hi-Sil)233、PPG社製の水和シリカ] をベーカー−パーキンス(Baker-Perkins)ミキサーに入れた。このミキサーに 73.5グラムのNaAlO2を加え、それら2成分を約10分間混合した。次いで、 そのミキサーに55グラムの50%NaOH水溶液をゆっくり加え、そして混合を約 3時間続けた。次に、脱イオン水(190グラム)をそのミキサーにゆっくり加 えてペースト状の混合物を形成した。この混合物に熱を加え、僅かに乾燥させて (揮発物48.3%)それを押出可能となし、そしてその混合物を密封容器中に 室温で一晩貯蔵した。 この混合物を1,200psigで押し出し、その押出物を4つの部分に分けた( A、B、CおよびD)。部分AおよびBについては揮発物が45%になるまで風乾し、 また部分CおよびDについては揮発物が40%になるまで風乾した。これら押出物 のモル組成は次のとおりであった: SiO2/Al2O3=5.3 Na+/SiO2=0.68 OH-/SiO2=0.30 H2O/SiO2のモル比は、部分AおよびBで4.7、部分CおよびDで3.8であった 。 部分A、B、CおよびDを、各々ふたに穴を1個有する自体1クォートのテフロン (Teflon)びんに入れ、各びんをオートクレーブの中に封入した。オートクレー ブには、(特に、大きなオートクレーブ中で小さい試料を)加熱した場合に試料 が乾燥するのを防ぐために、びんの外側に12ccの水を入れておいた。結晶化の 終わりに、びんの外側には依然として約12ccの水が存在し、従ってこの水の消 費は無視できるものであった。次に、それらびんを室温で24時間放置した。次 いで、部分AおよびCが入っているびんを110℃で2日間加熱し、また部分Bお よびDが入っているびんを110℃で4日問加熱した。 得られた結晶性の押出物を脱イオン水で洗浄し、濾過し、120℃の真空オー ブン中で一晩乾燥し、そして593℃で4時間か焼処理した。これらの生成物を X線で分析した。4種の生成物全てがYゼオライトを含有していることが見いださ れ、その内2日で結晶化した押出物(部分AおよびC)が最高の結晶化度を有し ていた。走査電子顕微鏡法は、部分Aは0.5ミクロン以下の結晶サイズを有す ることを示した。X線回折による分析は、単位セル定数が24.77Åであるこ とを示したが、これは4.8の骨格シリカ/アルミナモル比に相当する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月24日(1998.7.24) 【補正内容】 請求の範囲 1.Yゼオライトを生成させることができる有機鋳型物質を含まない反応混合 物から結晶性Yゼオライトを製造する方法にして、次の: (A)Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なくとも1種の活性な非ゼオ ライト系シリカ源、少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミナ源および水 酸化物源、ならびにYゼオライトを生成させるに十分な水を含んで成る、OH-/Si O2モル比の値が0.2〜0.3である自立性の反応混合物を、バインダーの添加 がない状態で調製し、そして (B)該反応混合物を、結晶化条件下で、約130℃までの温度に、外部液体 相の添加がない状態で、Yゼオライトの結晶を形成させるに十分な時間保持する 工程を含んで成る、上記の方法。 2.前記反応混合物が結晶化中の水/シリカモル比として約6以下の値を有す る、請求の範囲第1項による方法。 3.前記反応混合物が結晶化中に水/シリカモル比として約2〜約6の値を有 する、請求の範囲第2項の方法。 4.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4−7 M+/SiO2=0.3−1.2 OH-/SiO2=0.2−0.3 H2O/SiO2=2−6 (式中、該M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第1項による方法。 5.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4.5−6.0 M+/SiO2=0.4−1.0 OH-/SiO2=0.25−0.3 H2O/SiO2=3−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第4項による方法。 6.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4〜約7である、請求の範囲第1項 による方法。 7.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜約6である、請求の範囲第 6項による方法。 8.前記反応混合物がさらに少なくとも1種の活性な第VIII族金属源を含んで いる、請求の範囲第1項による方法。 9.前記第VIII族金属が白金、パラジウムおよび両者の組み合わせから選ばれ る、請求の範囲第8項による方法。 10.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が6末満であ る、請求の範囲第1項による方法。 11.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜 約5.0である、請求の範囲第1項による方法。 12.前記反応混合物の調製後であって、かつ工程Bの前に、該反応混合物を 外部液体相の添加がない状態で約25〜約75℃の温度に保持する、請求の範囲 第1項による方法。 13.Yゼオライトを生成させることができる有機鋳型物質を含まない反応混 合物から結晶性Yゼオライトを製造する方法にして、次の: (A)Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なくとも1種の活性な非ゼオ ライト系シリカ源、少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミナ源および水 酸化物源、ならびに得られる反応混合物を付形するに十分な水を含んで成る、OH- /SiO2モル比の値が0.2〜0.3である自立性の反応混合物を、バインダー の添加がない状態で調製し、 (B)該反応混合物を成形してある形状物となし;そして (C)該反応混合物を、結晶化条件下で、約130℃までの温度に、外部液体 相の添加がない状態で、Yゼオライトの結晶を形成させるのに十分な時間保持す る 工程を含んで成る、上記の方法。 14.前記反応混合物が結晶化中の水/シリカモル比として約6以下の値を有 する、請求の範囲第13項による方法。 15.前記反応混合物が結晶化中に水/シリカモル比として約2〜約6の値を 有する、請求の範囲第14項の方法。 16.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4−7 M+/SiO2=0.3−1.2 OH-/SiO2=0.2−0.3 H2O/SiO2=2−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第13項による方法。 17.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4.5−6.0 M+/SiO2=0.4−1.0 OH-/SiO2=0.25−0.3 H2O/SiO2=3−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。)を有する、請求の範囲第16項に よる方法。 18.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4〜約7である、請求の範囲第1 3項による方法。 19.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜約6.0である、請求の 範囲第18項による方法。 20.前記反応混合物がさらに少なくとも1種の活性な第VIII族金属源を含ん でいる、請求の範囲第13項による方法。 21.前記第VIII族金属が白金、パラジウムおよび両者の組み合わせから選ば れる、請求の範囲第20項による方法。 22.前記の付形された結晶性ゼオライトが約1/64〜約1/2インチの断 面直径を有する球状または円筒状粒子である、請求の範囲第13項による方法。 23.前記の付形された結晶性ゼオライトが約1/32〜約1/4インチの断 面直径を有する球状または円筒状粒子である、請求の範囲第22項による方法。 24.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が6末満であ る、請求の範囲第13項による方法。 25.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜 約5.0である、請求の範囲第13項による方法。 26.前記反応混合物がある形状に成形された後であって、かつ工程Cの前に 、該反応混合物を外部液体相の添加がない状態で約25〜約75℃の温度に保持 する、請求の範囲第13項の方法。 27.前記反応混合物が押出可能であって、かつ形状を保持することができる ものである、請求の範囲第1項又は第13項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.結晶性Yゼオライトを製造する方法にして、次の: (A)Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なくとも1種の活性な非ゼオ ライト系シリカ源と少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミナ源、および Yゼオライトを生成させるに十分な水を含んで成る反応混合物を調製し、そして (B)該反応混合物を、結晶化条件下で、約130℃までの温度に、外部液体 相の添加がない状態で、Yゼオライトの結晶を形成させるに十分な時間保持する 工程を含んで成る、上記の方法。 2.前記反応混合物が結晶化中の水/シリカモル比として約6以下の値を有す る、請求の範囲第1項による方法。 3.前記反応混合物が結晶化中に水/シリカモル比として約2〜約6の値を有 する、請求の範囲第2項の方法。 4.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4−7 M+/SiO2=0.3−1.2 OH-/SiO2=0.2−0.6 H2O/SiO2=2−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第1項による方法。 5.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4.5−6.0 M+/SiO2=0.4−1.0 OH-/SiO2=0.25−0.5 H2O/SiO2=3−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第4項による方法。 6.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4〜約7である、請求の範囲第1項 による方法。 7.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜約6である、請求の範囲第 6項によるそれ。 8.前記反応混合物がさらに少なくとも1種の活性な第VIII族金属源を含んで いる、請求の範囲第1項による方法。 9.前記第VIII族金属が白金、パラジウムおよび両者の組み合わせから選ばれ る、請求の範囲第8項による方法。 10.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が6未満であ る、請求の範囲第1項による方法。 11.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜 約5.0である、請求の範囲第1項による方法。 12.前記反応混合物の調製後であって、かつ工程Bの前に、該反応混合物を 外部液体相の添加がない状態で約25〜約75℃の温度に保持する、請求の範囲 第1項の方法。 13.結晶性Yゼオライトを製造する方法にして、次の: (A)Yゼオライトを生成させるに十分な量の、少なくとも1種の活性な非ゼオ ライト系シリカ源と少なくとも1種の活性な非ゼオライト系アルミナ源、および 得られる反応混合物を付形するに十分な水を含んで成るその反応混合物を調製し 、 (B)該反応混合物を成形してある形状物となし;そして (C)該反応混合物を、結晶化条件下で、約130℃までの温度に、外部液体 相の添加がない状態で、Yゼオライトの結晶を形成させるのに十分な時間保持す る 工程を含んで成る、上記の方法。 14.水の量が前記反応混合物を自立性にするのに十分な量である、請求の範 囲第13項による方法。 15.前記反応混合物が結晶化中の水/シリカモル比として約6以下の値を有 する、請求の範囲第13項による方法。 16.前記反応混合物が結晶化中に水/シリカモル比として約2〜約6の値を 有する、請求の範囲第15項の方法。 17.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4−7 M+/SiO2=0.3−1.2 OH-/SiO2=0.2−0.6 H2O/SiO2=2−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第13項による方法。 18.前記反応混合物が次のモル組成範囲: SiO2/Al2O3=4.5−6.0 M+/SiO2=0.4−1.0 OH-/SiO2=0.25−0.5 H2O/SiO2=3−6 (式中、M+はアルカリ金属カチオンである。) を有する、請求の範囲第17項による方法。 19.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4〜約7である、請求の範囲第1 3項による方法。 20.前記シリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜約6.0である、請求の 範囲第19項によるもの。 21.前記反応混合物がさらに少なくとも1種の活性な第VIII族金属源を含ん でいる、請求の範囲第13項による方法。 22.前記第VIII族金属が白金、パラジウムおよび両者の組み合わせから選ば れる、請求の範囲第21項による方法。 23.前記の付形された結晶性ゼオライトが約1/64〜約1/2インチの断 面直径を有する球状または円筒状粒子である、請求の範囲第13項による方法。 24.前記の付形された結晶性ゼオライトが約1/32〜約1/4インチの断 面直径を有する球状または円筒状粒子である、請求の範囲第23項による方法。 25.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が6未満であ る、請求の範囲第13項による方法。 26.前記Yゼオライト生成物中のシリカ/アルミナモル比の値が約4.5〜 約5.0である、請求の範囲第13項による方法。 27.前記反応混合物がある形状に成形された後であって、かつ工程Cの前に 、該反応混合物を外部液体相の添加がない状態で約25〜約75℃の温度に保持 する、請求の範囲第13項の方法。
JP10508980A 1996-07-31 1997-07-22 ゼオライトの製造 Pending JP2000515844A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/690,693 US5785944A (en) 1996-07-31 1996-07-31 Preparation of Y zeolite
US08/690,693 1996-07-31
PCT/US1997/012997 WO1998004499A1 (en) 1996-07-31 1997-07-22 Preparation of y zeolite

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000515844A true JP2000515844A (ja) 2000-11-28

Family

ID=24773533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10508980A Pending JP2000515844A (ja) 1996-07-31 1997-07-22 ゼオライトの製造

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5785944A (ja)
EP (1) EP0946415B1 (ja)
JP (1) JP2000515844A (ja)
KR (1) KR20000029720A (ja)
CN (1) CN1226874A (ja)
AU (1) AU3963397A (ja)
BR (1) BR9710774A (ja)
DE (1) DE69708915T2 (ja)
WO (1) WO1998004499A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5919430A (en) * 1996-06-19 1999-07-06 Degussa Aktiengesellschaft Preparation of crystalline microporous and mesoporous metal silicates, products produced thereby and use thereof
US5785945A (en) * 1996-07-31 1998-07-28 Chevron Chemical Company Llc Preparation of zeolite L
US6139872A (en) * 1996-08-14 2000-10-31 Henkel Corporation Method of producing a vitamin product
US6004527A (en) * 1997-09-29 1999-12-21 Abb Lummus Global Inc. Method for making molecular sieves and novel molecular sieve compositions
US6444865B1 (en) 1997-12-01 2002-09-03 Shell Oil Company Process wherein a hydrocarbon feedstock is contacted with a catalyst
FR2793705B1 (fr) * 1999-05-19 2001-06-29 Inst Francais Du Petrole Catalyseur comprenant une zeolithe y partiellement amorphe, un element du groupe vb et son utilisation en hydroconversion et hydroraffinage de charges petrolieres hydrocarbonees
US6387246B1 (en) * 1999-05-19 2002-05-14 Institut Francais Du Petrole Catalyst that comprises a partially amorphous Y zeolite and its use in hydroconversion of hydrocarbon petroleum feedstocks
US6756029B2 (en) 1999-08-11 2004-06-29 Petroleo Brasileiro S.A.-Petrobras Molecular sieves of faujasite structure
WO2001012546A1 (en) * 1999-08-11 2001-02-22 Akzo Nobel N.V. Molecular sieves of faujasite structure
US6261534B1 (en) * 1999-11-24 2001-07-17 Chevron U.S.A. Inc. Method for making ZSM-5 zeolites
US6387159B1 (en) * 2000-06-26 2002-05-14 Engelhard Corporation Claus feed gas hydrocarbon removal
US6632415B2 (en) 2001-04-09 2003-10-14 Chevron U.S.A. Inc. Methods for making molecular sieves
US6793911B2 (en) 2002-02-05 2004-09-21 Abb Lummus Global Inc. Nanocrystalline inorganic based zeolite and method for making same
CN100404418C (zh) * 2004-12-09 2008-07-23 中国石油天然气股份有限公司 一种高硅铝比小晶粒NaY分子筛的制备方法
CN100443407C (zh) * 2004-12-09 2008-12-17 中国石油天然气股份有限公司 一种高硅铝比小晶粒NaY分子筛
US20100260664A1 (en) * 2006-03-24 2010-10-14 Uop Llc Process for Preparing Nano Size Zeolites
US20070224113A1 (en) * 2006-03-24 2007-09-27 Willis Richard R Process for Preparing Nano Size Zeolites
US8992884B2 (en) * 2009-11-30 2015-03-31 Chevron U.S.A. Inc. Preparation of X zeolite
CN102745713B (zh) * 2012-07-11 2014-10-29 大连理工大学 一种小晶粒FeY分子筛及其制备方法
WO2016044615A1 (en) 2014-09-17 2016-03-24 University Of Houston System A one-step method for the synthesis of high silica content zeolites in organic-free media
EP3500376B1 (en) 2016-08-18 2020-06-17 Outotec (Finland) Oy Self-cleaning roller screen
WO2024088902A1 (en) 2022-10-24 2024-05-02 Brenntag Holding Gmbh Opacifier for liquid compositions

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3119659A (en) * 1960-09-26 1964-01-28 Union Carbide Corp Process for producing molecular sieve bodies
US3094383A (en) * 1960-12-16 1963-06-18 Minerals & Chem Philipp Corp Method for making synthetic zeolitic material
GB1044983A (en) * 1963-04-30 1966-10-05 Exxon Research Engineering Co Improvements in and relating to zeolites
US3264059A (en) * 1964-01-13 1966-08-02 Grace W R & Co Process for the preparation of synthetic faujasite
US3338672A (en) * 1964-02-25 1967-08-29 Minerals & Chem Philipp Corp Method for making a faujasite-type crystalline zeolite
US3391994A (en) * 1964-12-08 1968-07-09 Engelhard Min & Chem Method for producing faujasitetype zeolites
GB1171463A (en) * 1965-11-10 1969-11-19 Peter Spence & Sons Ltd Improvements in or relating to the manufacture of Synthetic Zeolites
US3367886A (en) * 1966-02-16 1968-02-06 Engelhard Min & Chem Synthetic zeolite contact masses and method for making the same
GB1193254A (en) * 1966-05-26 1970-05-28 Peter Spence & Sons Ltd Improvements in or relating to the preparation and use of Active Siliceous Compounds
US3594121A (en) * 1969-03-10 1971-07-20 Union Carbide Corp Dry gel process for preparing zeolite y
US3777006A (en) * 1972-01-21 1973-12-04 Grace W R & Co Process for preparing zeolitic bodies having high strength characteristics
US4178352A (en) * 1976-01-30 1979-12-11 W. R. Grace & Co. Synthesis of type Y zeolite
US4058586A (en) * 1976-02-25 1977-11-15 W. R. Grace & Co. Forming and crystallization process for molecular sieve manufacture
US4381255A (en) * 1981-01-14 1983-04-26 W. R. Grace & Co. Binderless zeolite extrudates and method of producing
FR2517290B1 (fr) * 1981-11-27 1985-06-21 Rhone Poulenc Spec Chim Procede economique de fabrication de zeolites y
US4436708A (en) * 1982-09-07 1984-03-13 Ethyl Corporation Production of synthetic zeolites
US4482530A (en) * 1982-12-29 1984-11-13 Ethyl Corporation Method of making zeolite Y
FR2565847B1 (fr) * 1984-06-18 1986-08-29 Inst Francais Du Petrole Synthese et utilisation de zeolithes preformees
JPH0674129B2 (ja) * 1985-12-13 1994-09-21 東ソー株式会社 合成フオ−ジヤサイト成形体の製造法
US5053213A (en) * 1989-08-25 1991-10-01 Union Oil Company Of California Process for synthesizing a molecular sieve having the faujasite structure and containing aluminum and gallium
GB9101456D0 (en) * 1991-01-23 1991-03-06 Exxon Chemical Patents Inc Process for producing substantially binder-free zeolite
CA2151592A1 (en) * 1992-12-16 1994-06-23 Stephen J. Miller Preparation of aluminosilicate zeolites
US5514362A (en) * 1994-05-03 1996-05-07 Chevron U.S.A. Inc. Preparation of non-zeolitic molecular sieves

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000029720A (ko) 2000-05-25
CN1226874A (zh) 1999-08-25
EP0946415B1 (en) 2001-12-05
US5785944A (en) 1998-07-28
AU3963397A (en) 1998-02-20
DE69708915D1 (de) 2002-01-17
DE69708915T2 (de) 2002-04-18
EP0946415A1 (en) 1999-10-06
BR9710774A (pt) 2000-01-11
WO1998004499A1 (en) 1998-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4099223B2 (ja) 結晶質ゼオライトの製造
JP2000515844A (ja) ゼオライトの製造
US6099820A (en) Method for making MTT zeolites without an organic template
JP5576124B2 (ja) 分子篩ssz−13の製造
US6254845B1 (en) Synthesis method of spherical hollow aluminosilicate cluster
JP4073958B2 (ja) 有機テンプレートを用いたy型ホージャサイトの製造
EP1152979B1 (en) Method for making zsm-5 zeolites
JP4361689B2 (ja) ゼオライトの製造
AU600948B2 (en) Synthesis of crystalline binary oxides
JP2703017B2 (ja) ゼオライトklの製造方法、その生産物を含有する触媒及びその使用
JPH0542368B2 (ja)
KR100512573B1 (ko) 제올라이트 엘 제조방법
WO2011066127A2 (en) Preparation of x zeolite
JPS6172620A (ja) バインダ−レスゼオライト成型物及びその製造方法
MXPA00011351A (en) Preparation of zeolite l

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070808

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070914

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070910

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071022

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071009

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080617