JP2000515449A - 少なくとも一つのマーキングストライプ構造が設けられた感熱テープを持つ感熱テープユニット - Google Patents
少なくとも一つのマーキングストライプ構造が設けられた感熱テープを持つ感熱テープユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
繰出リールハブ(2)と繰出リールハブ(2)上に巻回される感熱テープ(6)の供給ロール(5)とを有する感熱テープユニット(1)において、前記感熱テープが、少なくともその前領域(8)内に少なくとも一つのマーキングストライプ構造(14)を持ち、このマーキングストライプ構造は、感熱テープ(6)の長手方向(L)に延びる所定の区画寸法(L1、L2、L3)を持つ少なくとも一つのマーキングストライプ区画(15、16、17)を有し、感熱テープユニット(1)の少なくとも一つの特性が、このマーキングストライプ区画(15、16、17)の区画寸法(L1、L2、L3)によりコード化されている。
Description
【発明の詳細な説明】
少なくとも一つのマーキングストライプ構造が設けられた感熱テープを持つ感熱
テープユニット
技術分野
本発明は、繰出リールハブと該繰出リールハブ上に巻回される感熱テープの供
給ロールとを有する感熱テープユニットであって、該感熱テープが、前記繰出リ
ールハブに隣接する後領域(trailing area)及び該繰出リールハブから離れてい
る前領域(leading area)並びに熱の影響により活性化可能なインク層が設けられ
た表側及び該表側の反対側に裏側を持つ感熱テープユニットに関する。
背景技術
そのような冒頭段落に記載の種の感熱テープユニットは、型番即ち発注番号PF
A230で出願人から商業的に入手可能である。感熱テープのように、前記既知の感
熱テープユニットは、いわゆる感熱転写箔(thermo-transfer foil)を有する。こ
の感熱転写箔の表側は、熱の影響により離脱可能なインク層を担持し、故に、サ
ーマルプリンタヘッドにより該感熱転写箔を逐次加熱することにより、基本的に
は特殊ワックスから成る感熱転写テープのインク層を逐次普通紙に転写すること
ができる。そのような感熱転写箔は、受信文書がサーマルプリンタヘッド及び感
熱転写箔により普通紙に印刷されるようなファクシミリ装置において使用される
。
前記既知の感熱テープユニットにおいては、この感熱テープユニットを用いた
場合、この感熱テープユニットと協働するように構成されている装置内に該ユニ
ットが装着される際、該感熱テープユニット、とりわけ、その感熱テープの特性
についての情報を該装置に転送することが出来ない、と言う好ましくないことが
分かっている。
冒頭段落に記載の種の商業的に入手可能な感熱テープユニットから、そのよう
な感熱テープユニットがただデータ媒体カード即ちいわゆるチップカードと組合
わせて市場に出ていることが既に知られていることに注意されたい。このデータ
媒体カードは、データ即ち感熱テープユニットの特性についての情報を記憶する
メモリを持ち、この感熱テープユニットが該ユニットと協働するように構成され
ている装置に装着される場合前記カードもこの装置に挿入されるべきである。こ
の解決策により、データ媒体カード内に記憶されている感熱テープユニットの特
性についての情報を装置に転送することが出来る。しかしながら、そのような別
個のデータ媒体カードは比較的高価であり、その結果より高価な感熱テープユニ
ットになり、更に、データ媒体カードを装置に挿入するために、故に、該データ
媒体カード内に記憶されている感熱テープユニットの特性に関する情報をこの装
置に導入するために別個の動作が必要である。
発明の開示
本発明は、冒頭段落に記載の種の感熱テープユニットを用いた上述の好ましく
ない状況を打破すること、及び感熱テープユニットが該感熱テープユニットと協
働するように構成されている装置に装着される場合該感熱テープユニットの少な
くとも一つの特性についての情報を該装置に簡単に導入可能にすることにより改
良された感熱テープユニットを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明によれば、冒頭段落に記載の種の感熱テー
プユニットが、少なくとも前記前領域内に、前記感熱テープが、該感熱テープの
長手方向に延びる所定の区画寸法を持つ少なくとも一つのマーキングストライプ
区画を有する少なくとも一つのマーキングストライプ構造を持ち、前記感熱テー
プユニットの少なくとも一つの特性が、感熱テープの前記長手方向に延びる前記
区画寸法によりコード化されることを特徴としている。このように、とりわけ簡
単で安価な手段により、本発明による感熱テープユニットにおいて、該感熱テー
プユニットの少なくとも一つの特性についての情報をこの感熱テープユニットと
協働するように構成されている装置に簡単に導入することが出来る、と言うこと
が達成される。即ち、そのような装置において、感熱テープユニットの少なくと
も一つの特性についての情報をこの装置に導入するための手段が、該感熱テープ
ユニットがこの装置に装着される場合、データ媒体カード等の別個の手段を使用
する必要なく自動的に該装置に取り入れられる、と言うことが達成される。
独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおい
ては、最も簡単な場合、ただ一つのマーキングストライプ区画を有するマーキン
グストライプ構造により所望の結果を得ることが出来る。またそのような単一の
マーキングストライプ区画により、前記感熱テープユニットの二つの特性を前記
感熱テープの長手方向の区画寸法によりコード化することもできる。しかしなが
ら、独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明によるそのような感熱テープユ
ニットにおいて、更に、縦続請求項2に規定される方策を採用する場合、非常に
有利であることが分かっている。即ち、本発明による感熱テープユニットの複数
の特性を容易にコード化することが出来ると共に簡単且つ信頼性を持って検出す
ることが出来る、と言うことが簡単に達成される。
独立請求項1に規定される特徴を持つ又は縦続請求項2に規定される特徴を持
つ本発明による感熱テープユニットにおいては、各マーキングストライプ構造が
、感熱テープと比較して異なる容量特性又は異なる誘導特性又は異なる機械的特
性を持つ物質から成っても良い。しかしながら、独立請求項1に規定される特徴
を持つ本発明によるそのような感熱テープユニットにおいて、更に、縦続請求項
3に規定される方策を採用する場合、非常に有利であることが分かっている。こ
れは、マーキングストライプ区画を最も簡単且つ信頼性を持って走査することが
出来ると言うことが達成されるために有利であることが分かっている。縦続請求
項3に規定される方策は縦続請求項2に規定される特徴を持つ本発明による感熱
テープユニットに対しても有利に適用することが出来ることに注意されたい。
縦続請求項3に規定される特徴を持つ感熱テープユニットにおいて、更に、縦
続請求項4に規定される方策を採用する場合、とりわけ有利であることが分かっ
ている。そのような構成は、マーキングストライプ区画を最も簡単且つ信頼性を
持って走査することが出来ると言うことが達成されるためにとりわけ有利である
ことが分かっている。
独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおい
て、更に、縦続請求項5に規定される方策を採用する場合、有利であることが分
かっている。即ち、本発明による感熱テープユニットをこのユニットと協働する
ように構成されている装置から中途で取り外し、該感熱テープユニットを該装置
にその後戻すような場合でさえ、連続的に設けられたマーキングストライプ構造
により当該感熱テープユニットについての最新の情報を常に当該装置に導入する
ことが出来る、と言うことが簡単に達成される。縦続請求項5に規定される方策
は縦続請求項2乃至4に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニット
においても有利に適用することが出来ることに注意されたい。
独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおい
ては、各マーキングストライプ構造が、感熱テープの表側に設けられ得る。しか
しながら、独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニッ
トにおいて、更に、縦続請求項6に規定される方策を採用する場合、とりわけ有
利であることが分かっている。これは、感熱テープの表側に配置され熱の影響に
より活性化され得るインク層の加熱にマーキングストライプ構造が悪影響を及ぼ
さない、と言うことを保証する。縦続請求項6に規定される方策は縦続請求項2
乃至5に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおいても有利
に適用することが出来ることに注意されたい。
独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおい
ては、感熱テープを熱の影響により活性化可能なインク層を持ついわゆる感熱紙
とすることが出来、従って、既知のように、可視情報を、サーマルプリンタヘッ
ドと逐次協働させることにより感熱紙上に生成することが出来る。しかしながら
、独立請求項1に規定される特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおい
て、更に、縦続請求項7に規定される方策を採用する場合、非常に有利であるこ
とが分かっている。これは、とりわけ感熱転送箔のために、そのような感熱転送
箔の特性についての情報をそのような感熱転送箔と協働するように構成されてい
る装置に簡単に導入することが出来る、と言う重要なことが分かっているため非
常に有利である。縦続請求項7に規定される方策は縦続請求項2乃至6に規定さ
れる特徴を持つ本発明による感熱テープユニットにおいても有利に適用すること
が出来ることに注意されたい。
本発明の上述の特徴及び他の特徴が、例として以下に記載の実施例から明白に
説明されるであろう。
図面の簡単な説明
ここで、図に示される例として与えられた4つの実施例を参照して本発明をよ
り詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
第1図は、本発明の第1実施例による感熱テープユニットを示す原寸より小さ
い斜視図である。
第2図は、本発明の第2実施例による感熱テープユニットを示す平面図である
。
第3図は、第2図と同様の図で、本発明の第3実施例による感熱テープユニッ
トを示している。
第4図は、第2図及び第3図と同様の図で、本発明の第4実施例による感熱テ
ープユニットを示している。
発明を実施するための最良の形態
第1図は、感熱テープユニット1を示している。感熱テープユニット1は、自
信の二つの端部に各々のフランジ3、4を持つローラ状又は管状の繰出リールハ
ブ2を有する。ジャーナル3A、4Aが、二つのフランジ3及び4の各々から側
方に突出している。二つのジャーナル3A及び4Aにより、フランジ3及び4並
びに供給ロール5を持つ繰出リールハブ2を、感熱テープユニット1と協働する
ように構成されている装置に回転可能に装着することが可能である。前記繰出リ
ールハブ並びに二つのフランジ3及び4は一体部分を形成する。感熱テープユニ
ット1は更に、繰出リールハブ2上に巻回される感熱テープ6の供給ロール5を
収容する。感熱テープ6は、繰出リールハブ2に隣接し該繰出リールハブ2に接
着剤により付けられる後領域7を持つ。
感熱テープ6は更に、繰出リールハブ2から離れている前領域8を持つ。この
前領域8において、感熱テープユニット1の感熱テープ6は、巻取リールハブ9
に接着剤により固着される。巻取リールハブ9は、自信の二つの端部の一方に連
結される歯車11を持ち、他方の端部にジャーナル10を持つ。感熱テープユニ
ット1と協働するように構成されている装置に感熱テープユニット1が装着され
た場合、巻取リールハブ9は、感熱テープ6を繰出リールハブ2から巻き戻しこ
の巻取リールハブ9上に巻き取るように歯車11を介して回転駆動可能である。
感熱テープ6は、熱の影響により活性化可能なインク層が設けられた表側12
、及びこの表側12の反対側に裏側13を持つ。第1図に示される感熱テープユ
ニット1においては、感熱テープ6が感熱転写箔により形成され、この感熱転写
箔の表側12は、熱の影響により離脱可能なインク層を担持し、この離脱可能な
インク層は、それ自体は既知である特殊ワックスから基本的に成る。
第1図に示される感熱テープユニット1に提供される有利な特徴は、前領域8
内で、感熱テープ6に、マーキングストライプ構造14が設けられていることで
あり、本例の場合、このマーキングストライプ構造14は、両方向の矢印により
示される感熱テープ6の長手方向Lに延び、各々の所定の区画寸法L1、L2及
びL3を該長手方向Lに各々持つ3つのマーキングストライプ区画15、16及
び17を有している。本例の場合、これら三つの区画寸法L1、L2及びL3は
互いに異なっている。しかしながら、他の例においてはこれら区画寸法L1、L
2及びL3が等しくても良いことは明らかである。スペース18、19が、二つ
のストライプ区画15及び16並びに16及び17の間に各々設けられている。
これらスペースは各々、感熱テープ6の長手方向Lに各々のスペース寸法L4及
びL5を持っている。本例の場合、これら二つのスペース寸法L4及びL5は等
しい。しかしながら、他の例においてはこれら二つのスペース寸法L4及びL5
が互いに異なっても良いことは明らかである。
本例の感熱テープユニット1においては、感熱テープユニット1の特性が、マ
ーキングストライプ区画15、16及び17の区画寸法L1、L2及びL3によ
り並びに各々マーキングストライプ区画15及び16並びに16及び17の間の
スペース18及び19のスペース寸法L4及びL5によりコード化されている。
言い換えると、これは、区画寸法L1、L2及びL3並びに本例においてはスペ
ース寸法L4及びL5の各々が感熱テープユニット1の少なくとも一つの特性に
関するコード又はコード要素として働くことを意味する。しかしながら、他の例
においては区画寸法L1、L2及びL3のみをコードとして使用することも可能
である。必要に応じて、例えば、感熱テープの形式、感熱テープの全長、感熱テ
ープの質、感熱テープの活性化可能インク層の感熱特性、感熱テープ又は感熱テ
ープユニットの製造者等の種々の特性をコード化することが出来る。
第1図に示される感熱テープユニット1においては、マーキングストライプ区
画15、16及び17が、感熱テープ6の光学特性とは異なる光学特性を持つ光
学的に走査可能な物質から成る。適切には、これらマーキングストライプ区画は
、感熱テープ6に塗布される反射インク層により形成され、この反射インク層は
、感熱テープ6の反射特性とは異なる反射特性を持つ。実際には、銀ストライプ
がマーキングストライプ区画15、16及び17として感熱テープ6に塗布され
る場合とりわけ有利であることが分かっている。適切には、マーキングストライ
プ構造14、故に、マーキングストライプ区画15、16及び17は、感熱テー
プ6の裏側13上に配列される。
第1図に示される感熱テープユニット1が該ユニット1と協働するように構成
されている装置に装着される場合、マーキングストライプ区画15、16及び1
7を、この装置の光電感知器により検出することが可能であり、これにより、該
マーキングストライプ区画15、16及び17の区画寸法L1、L2及びL3並
びにスペース18及び19のスペース寸法L4及びL5を簡単に検出することが
出来る。このように、感熱テープユニット1の種々の特性がコード化されたもの
であって、感熱テープユニット1のそれらの特性についての情報を表す、区画寸
法L1、L2及びL3並びにスペース寸法L4及びL5から得られる感熱テープ
ユニット1の特性についての情報を、前記装置に導入し、該装置において処理す
ることが可能である。前記装置に導入された前記情報に依存して、例えば、ある
装置ユニットを所定の所望の動作パラメータに調整することが可能であり、また
例えば、当該装置に導入された情報が該装置と一致しない場合に該装置の望まし
くない動作又は装置ユニットの破壊若しくは損傷を防止するように当該装置の動
作を抑制することが可能である。
第1図を参照する上述の感熱テープユニット1においては、とりわけ簡単で安
価な手段により、即ち、マーキングストライプ構造14により、感熱テープユニ
ット1の少なくとも一つの特性についての情報をこの感熱テープユニット1と協
働するように構成される装置に簡単に導入することが出来る、と言うことが達成
される。この第1図に示される感熱テープユニット1を用いる場合、更に、該感
熱テープユニット1の少なくとも一つの特性についての情報を前記装置に導入す
るために前記手段、即ち、マーキングストライプ構造14を該装置へ取り入れる
ことが、ユニット1がこの装置に装着される場合いかなる別個の手段を扱う必要
なく自動的になされる、と言うことが達成される。マーキングストライプ構造1
4が三つのマーキングストライプ区画15、16及び17を有するため、簡単に
感熱テープユニット1の複数の特性についての情報をコード化し、このコード化
された情報を装置に簡単に導入することが出来る。
第2図は、他の感熱テープユニット1を示し、該ユニット1においては、感熱
テープ6上のマーキングストライプ構造14が、感熱テープ6の長手方向Lに延
びる所定の区画寸法L6を持つただ一つのマーキングストライプ区画20を有し
ている。本例の場合、前記マーキングストライプ区画の区画寸法L6は、感熱テ
ープユニット1の一つの特性、即ち、感熱テープ6の全長又は総量、即ち、感熱
転送箔により形成される感熱テープ6により印刷可能なA4ページの総数をコー
ド化するために用いられる。しかしながら、区画寸法L6により、感熱テープユ
ニット1の二つの特性を同時にコード化することも可能である。
第3図は、第2図と同様の図で、他の感熱テープユニット1を示している。こ
の感熱テープユニット1においては、感熱テープ6の長手方向Lに延びる五つの
マーキングストライプ区画21、22、23、24及び25を有するマーキング
ストライプ構造14が設けられている。マーキングストライプ区画21、22、
23、24及び25は各々、感熱テープ6の長手方向に各々の所定の区画寸法L
7、L8、L9、L10及びL11を持っている。スペース26、27、28及
び29が、二つのマーキングストライプ区画21及び22、22及び23、23
及び24並びに24及び25の間に各々設けられている。これらスペースは各々
、感熱テープ6の長手方向Lに各々の所定のスペース寸法L12、L13、L1
4及びL15を持っている。第2図に示される感熱テープユニット1と同様に、
第3図に示される感熱テープユニット1の複数の特性を、マーキングストライプ
区画21、22、23、24及び25の区画寸法L7、L8、L9、L10及び
L11により並びにスペース26、27、28及び29のスペース寸法L12、
L13、L14及びL15によりコード化することが出来る。第3図に示される
感
熱テープユニット1のマーキングストライプ区画21、22、23、24及び2
5に関して、本例においては、これらの区画が感熱テープ6の表側12に配列さ
れていることに注意されたい。このため、マーキングストライプ区画21、22
、23、24及び25は見えないので破線により表されている。
第4図は、第2図及び第3図と同様の図で、他の感熱テープユニット1を示し
ている。この感熱テープユニット1の特別の特徴は、本例においては4つのマー
キングストライプ区画30、31、32及び33を有する感熱テープ6の前領域
8内のマーキングストライプ構造14に加えて、感熱テープ6の長手方向Lにこ
のマーキングストライプ構造14と一直線に配列される複数の他のマーキングス
トライプ構造が設けられていることである。第4図においては、簡単にするため
、ただ一つの他のマーキングストライプ構造34しか示されていない。この他の
マーキングストライプ構造34は、前記4つのマーキングストライプ区画30、
31、32及び33とは異なる区画寸法を持つ四つのマーキングストライプ区画
35、36、37及び38を有している。
そのような感熱テープユニット1の構成の主要な利点は、マーキングストライ
プ区画が感熱テープ6に沿って変化する、他のマーキングストライプ構造により
、感熱テープユニット1及びその感熱テープ6の特性についての最新の情報を装
置に導入することが出来る。他のマーキングストライプ構造により、感熱テープ
6のその時点で利用できる残りのテープの長さを感熱テープユニット1の特性に
ついての情報として装置に簡単に導入することが出来る。
本発明は、上述の例に限定されるものではない。本発明はまた、感熱テープが
、サーマルプリンタヘッドによる逐点加熱により英数文字等の可視情報が形成さ
れ得る、いわゆる感熱紙であるような感熱テープユニットにおいても有利に用い
ることが出来る。マーキングストライプ構造のマーキングストライプ区画が、感
熱テープの長手方向に交差するように延びる区画長及び感熱テープの長手方向に
平行に延びる区画幅を持ち、感熱テープユニットの少なくとも一つの特性をこの
感熱テープの長手方向に延びる区画幅によりコード化することも出来る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.繰出リールハブと該繰出リールハブ上に巻回される感熱テープの供給ロール とを有する感熱テープユニットであって、該感熱テープが、前記繰出リールハ ブに隣接する後領域及び該繰出リールハブから離れている前領域並びに熱の影 響により活性化可能なインク層が設けられた表側及び該表側の反対側に裏側を 持つ感熱テープユニットにおいて、 少なくとも前記前領域内に、前記感熱テープは、該感熱テープの長手方向に 延びる所定の区画寸法を持つ少なくとも一つのマーキングストライプ区画を有 する少なくとも一つのマーキングストライプ構造を持ち、前記感熱テープユニ ットの少なくとも一つの特性が、前記感熱テープの前記長手方向に延びる前記 区画寸法によりコード化されることを特徴とする感熱テープユニット。 2.請求項1に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記マーキングストライプ構造が、前記感熱テープの前記長手方向に延び、 各々該感熱テープの該長手方向に延びる所定の区画寸法を持つ少なくとも二つ のマーキングストライプ区画を有し、スペースが、二つのマーキングストライ プ区画の間に設けられ、前記スペースは、前記感熱テープの前記長手方向に延 びる所定のスペース寸法を持ち、前記感熱テープユニットの少なくとも一つの 特性が、少なくとも一つのマーキングストライプ区画の、前記感熱テープの前 記長手方向に延びる区画寸法により、並びに二つのマーキングストライプ区画 間のスペースの少なくとも1つの、前記感熱テープの前記長手方向に延びるス ペース寸法によりコード化されることを特徴とする感熱テープユニット。 3.請求項1に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記少なくとも一つのマーキングストライプ区画が、前記感熱テープの光学 特性と異なる光学特性を持つ光学的に走査可能な物質から成ることを特徴とす る感熱テープユニット。 4.請求項3に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記少なくとも一つのマーキングストライプ区画が、前記感熱テープに塗布 される反射インク層により形成され、該反射インク層は、前記感熱テープの反 射特性と異なる反射特性を持つことを特徴とする感熱テープユニット。 5.請求項1に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記感熱テープの前記前領域内の前記マーキングストライプ構造に加えて、 前記感熱テープの前記長手方向にこのマーキング構造と直線状に配列される少 なくとも一つの他のマーキングストライプ構造が設けられていることを特徴と する感熱テープユニット。 6.請求項1に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記少なくとも一つのマーキングストライプ構造が、前記感熱テープの前記 裏側に配列されていることを特徴とする感熱テープユニット。 7.請求項1に記載の感熱テープユニットにおいて、 前記感熱テープが、熱の影響により離脱可能なインク層が表側に設けられて いる感熱転送箔により形成されることを特徴とする感熱テープユニット。
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