JP2000515201A - 巨視的に配向した架橋ポリマーの製造方法 - Google Patents

巨視的に配向した架橋ポリマーの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は配向した架橋ポリマーの製造方法に関し、該方法は、液晶組成物の配向及び重合工程を含む。液晶組成物は、重合の間に秩序度を減少させるモノマーを含む。本発明の方法は比較的低い度合いの散乱を有する光学的素子及び、低い度合いの光学的異方性を有する配向した架橋ポリマーを得ることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 巨視的に配向した架橋ポリマーの製造方法 本発明は、少なくとも液晶モノマーを含む、重合性液晶組成物が配向して次い で重合する、配向した架橋ポリマーの製造方法に関する。本発明は更に、かかる 上記製造方法に有効に使用される液晶組成物に、またかかる上記製造方法を使用 することにより得られる架橋ポリマーに関する。更に本発明は、かかる上記方法 を使用することにより得られる架橋ポリマーを含有する光学的素子にも関する。 配向した架橋ポリマーは、有用な材料であり、特に、ライティングやディスプ レイへの適用に対して有用であり、これは、該ポリマーが光学的に異方性だから である。光学的に異方性の材料は、例えば偏光、方向、強度、色及び分割(split ting)のような光ビームの特性を操作するのに使用することができる。これらの 材料から製造される光学的素子として、例えば(偏光)ビームスプリッター、リ ターデーションプレート、(屈折)偏光子及び補償ホイル等がある。 上記最初の段落に記載したようなタイプの方法は、米国特許明細書第5042 925号に開示されている。この方法では、一軸配向した液晶ジアクリレートモ ノマーを、光開始剤とUV光を用いて光重合させて、一軸配向した高分子網状構 造体、又は換言すると架橋ポリマーの層を得ている。該ポリマーは光学的に異方 性で、その複屈折は約0.12である。 前記従来の方法の欠点は、(異常光)常光屈折率又は複屈折のような光学的特 性を、所望値に調節する手段が限定されていたことである。複屈折の調節は、重 合が実施される温度を調節することにより達成される。この場合、狭い範囲の複 屈折値のみが確実に得られる。特に、低い程度の光学的異方性を得ることは困難 であり、これは液晶組成物の透明点(これは、液晶相と等方相との間の遷移が生 じる温度である)に近い温度で重合することが必要となるからである。このよう な臨界的な温度では、温度が少し変化するだけで、光学的特性はむしろ敏感にな り、配向は容易に消失し、望ましくない二相構造が容易に発現する。 本発明の目的は、特に、上記欠点を有さない配向した架橋ポリマーを製造する 方法を提供することである。特に、本発明の目的は、光学的異方性の程度を所望 値に調整するための新規な手段を有する、最初の段落に記載したタイプの方法を 提供することである。本発明の方法は、光学的異方性の度合いを広範囲に渡り調 節することを可能とする。更に、低い度合いの光学的異方性を簡易かつ確実な方 法で達成することができることを可能とする。 上記目的は、重合性液晶組成物が更に、秩序度を低下させるモノマーを含み、 該モノマーが重合の間に上記液晶組成物の秩序度を低下させることを特徴とする 、最初の段落に記載した本発明の方法により達成られる。 秩序度を低下させるモノマーは、光学的異方性の度合いを調節するための新規 な手段である。本発明の方法において上記モノマーを使用することにより、光学 的異方性の度合いを、広範囲に渡り調節することを可能にする。使用する秩序度 を低下させるモノマーの特性及び/又は濃度を単に変化させることにより、光学 的異方性の度合いを正確にかつ確実に調節することができる。特に、光学的異方 性の程度を低くすることが達成できる。代表的な例においては、一軸配向した架 橋ポリマーの複屈折は、液晶モノマー対秩序度を低下させるモノマーの比を3: 1〜1:3に変化させることにより、0.101から0.009までの低い値に 変化することができる。 更に、重合の温度は、光学的異方性の度合いを調節するのに用いられることが できる。 秩序度を低下させるモノマーの目的は、重合の間の液晶組成物の秩序度を、従 って、光学的異方性を低下させることである。その結果、液晶組成物の光学的異 方性の度合いよりもはるかに低い度合いの光学的異方性を有する架橋ポリマーが 得られる。秩序度を低下させるモノマーの存在は更に、重合前の液晶組成物の光 学的異方性の度合いを低くすることもできるが、本発明はそれ自体ではかかる副 効果には関連しない。好ましくは、本質的に光学的異方性の度合いが高い、秩序 度を低下させるモノマーを使用すると、光学的異方性の度合いが高い、重合性液 晶組成物を得ることができる。この場合、驚くべきことに、重合の後に得られる ポリマーの光学的異方性の度合いは、秩序度を低下させるモノマー自体が液晶挙 動を示すという条件での重合前及び重合後の双方の、各モノマーから別々に得ら れた配向したサンプルから得ることができる光学的異方性の度合いよりも低いこ とを見い出した。 秩序度を低下させるモノマーが存在していても、それが通常量で使用されてい る場合には、液晶組成物の配向が妨げられることはなく、この液晶組成物の透明 点に大きな変化がもたらされることもない。 本発明による方法は、一軸、二軸、または螺旋配向されたポリマーのような、 あらゆる型の配向された架橋ポリマーに対して適用することができる。この配向 がねじれていてもよい。 本発明の文脈においては、配向されたポリマーは、その配向の型が特定の容量 にわたって同じであり、かつ特定の技術的作用を達成するようにポリマーの寸法 が選択されているポリマーであると考えられる。ある配向試料を通して配向の型 が同じであるとしても、その(光学的)特性が位置に応じて変化しないことを意 味するものではない。例えば、螺旋配向ポリマーのピッチは、この試料中で変化 してよい。他の実施例においては、パターンに沿った照射によって配向ポリマー の重合を光開始させることによって、配向ポリマーの特性を局所的に変化させる ことができる。 この重合性ポリマー組成物は、通常の手段、例えば電場または磁場への曝露を 使用して、好ましくは、本組成物を基板の配向誘起面と接触させることによって 、配向させることが便利である。この面には、配向誘起層、例えば斜方スパッタ リングされた二酸化珪素層や、好ましくは、ベルベットクロスでこすられたポリ イミド層を設けることができる。 石英およびカルサイトのような無機の光学的異方性材料とは対照的に、本架橋 ポリマーは、単純な複製技術を使用することで、あらゆる所望の形態を容易に与 えることができる。 重合性の液晶組成物に対して、少量、一般的には2重量%以下の熱的に活性化 された開始剤を添加することによって、重合を開始させることが便利である。好 ましくは、特に(近)紫外線放射のような化学線によって活性化できる開始剤、 即ち光開始剤を使用する。この結果得られる利点の一つは、例えばマスクを使用 して、あるパターンに沿って露光することで、所望のパターンに従って重合を行 えることである。この方法によって、ホトレジスト付きのホトリソグラフィーを 適用することなしに、格子のような光学素子を容易に使用できる。 本重合生成物は架橋ポリマーである。従って、重合性の液晶組成物は架橋可能 でなければならず、即ち、架橋剤を含有していなければならない。アクリレート 、ビニルエーテルまたはエポキシドモノマーを重合させる場合には、ジアクリレ ート、ジビニルエーテル、ジエポキシド、または三つ以上もの重合可能な基を有 するモノマーでさえも、架橋剤として作用する。この架橋剤を添加成分として添 加することができ、あるいは、前記液晶モノマーおよび/または秩序度を低下さ せるモノマーが架橋剤として作用してもよい。後者の場合には、中間層形成基が 、架橋されたポリマーの架橋の間に存在している。この結果、少なくともこれら の中間層形成基の配向は永久に固定され、温度変化に対する感受性が少なくなる 。架橋されたポリマーは、三次元の重合網目構造と等価であると考えられ、この 網目構造は、三つの独立した各方向に向かって延びる。 本発明の方法で好適に使用できる重合性の液晶組成物は、少なくとも液晶モノ マーと、秩序度を低下させるモノマーとを含有している。 本発明の文脈における液晶モノマーは、ある秩序度の少なくとも一種の液晶相 を示す少なくとも一種の重合性の基を有するモノマーであり、この秩序度は、重 合の間に秩序度が実質的に変化しないような状態での重合によって、多少とも固 定させ得るものである。対照的に、秩序度を低下させるモノマーがそれ自体で重 合した場合には、秩序度が実質的に失われる。従って、本発明の文脈においては 、液晶モノマーの基と秩序度を低下させるモノマーの基とは、分離されている。 液晶モノマーの好適例としては、Y−X1−L1−M−L2−X2−Yの式を満足 するモノマーがあり、ここで Yは、アクリルオキシ基、即ちCH2=CH−COO−、メタクリルオキシ基 、即ちCH2=C(CH3)−COO−、ビニルオキシ基、即ちCH2=CH−O −およびエポキシ基からなる群より選ばれた重合性基であり、−X1−、−X2− は、独立に選ばれたスペーサー単位であり、C1−C12アルキレンで示され、C1 −C12アルキレンは一つ以上の−O−、−S−、−NH−単位によって中断され ていてよく、中断されていなくともよく、−L1−、−L2−は、−O−、 −OCO−、−COO−および−CH2−からなる群より独立して選ばれたリン カー単位であり、 −M−は、−M1−M2−、−M1−M3−M2−、−M1−COO−M2−、−M1 −COO−M3−OCO−M2−、−M1−COO−M3−COO−M2−、および −M1−OCO−M3−COO−M2−からなる群より選ばれた中間層形成単位で あり、−M1−および−M2−は独立して選択されており、1,4−フェニレン基 または1,4−シクロヘキシレン基を示しており、 −M3−は、 を示しており、−K1、−K2は、−H、−CH2、−CNおよび−Clからなる 群より独立して選ばれている。これらのモノマーは、上記した方法、例えばヒク メット(Hikmet)他による文献「Prog.Polym.Sci.」1996年、21、1165頁に記載 されている方法によって、合成できる。好適な液晶モノマーの他の例は、国際特 許出願WO/95/24454に記載されている。 重合性基Yがアクリロキシ基またはメタクリロキシ基であるモノマーを使用す ることで、特に高度の光学的透明度が得られる。従って、このモノマーが好まし い。 リンカー単位−L1−、−L2−は、同じであることが好ましく、特に−O−で あることが好ましい。 スペーサー単位−X1−、−X2−は、好ましくは、−(CH2p−、−CH2 −CH(CH3)−(CH2p-2−、または−CH2−CH2−CH(CH3)−( CH2p-3を示すように選択されており、ここでpは1−11から選択されてい る。 中間層形成単位−M−は、好ましくは、−M1−COO−M3−OCO−M2− であり、ここで−M1−、−M2−、−M3−は1,4−フェニレン基である。 前記化学式シートの式1−4のジアクリレート類を使用することで、特に好ま しい光学的特性が得られる。 また好適なものは、Y−X1−L1−M−Pの式を満足する一つの重合性基を有 する液晶モノマーであり、ここでY、X1、L1およびMは、上記の意味を有して おり、Pはシアノ基、アルキル基およびアルコキシ基からなる群より選ばれてい る。好ましいアルキル基は炭素数1−12であり、特に炭素数5−11であり、 たとえはヘキシル基である。好ましいアルコキシ基はOC1からOC12であり、 特にOC5からOC11であり、例えばヘキシルオキシ基である。これらのモノマ ーは、ヒクメット(Hikmet)他による「Prog.Polym.Sci.」1996年、21、1165頁 に記載されている方法と同様の方法を用いて合成できる。 本発明の方法においては、秩序度を低下させるモノマーを使用する。好ましい 秩序度を低下させるモノマーは、少なくとも一つの重合性基と、本組成物の一部 をなす液晶モノマーの分子形態と類似した分子形態を有しており、しかも一層剛 性が高く、柔軟性が少ない。この秩序度を低下させるモノマーを選択する際には 、モノマーが液晶相を有しているか、あるいは、モノマーを、もし必要なら大量 に液晶組成物に対して添加したときでさえも、この組成物が液晶としての挙動を 示す能力を失わないようにする。一般的には、秩序度を低下させるモノマーがも しもそれ自体で重合するときには、配向性のポリマーを生じない。 液晶性ではなく、しかも秩序度を低下させるモノマーの例は、ヘキサンジオー ルジアクリレートおよびモノマー4−4’−ビスアクリロキシビフェニルである 。 二つの重合性基を有する秩序度を低下させるモノマーの好適例は、本方法の請 求項2に記載されている。 一つの重合性基を有する秩序度を低下させるモノマーの好適例は、本方法の請 求項3に記載されている。好適なアルキル基は、炭素数1−12であり、特に炭 素数5−11であり、例えばヘキシル基である。好ましいアルコキシ基はOC1 からOC12であり、特にOC5からOC11であり、例えばヘキシルオキシ基であ る。 好ましい秩序度を低下させるモノマーは、請求項4によるものである。 請求項2、3、4に記載されている方法で使用する秩序度を低下させるモノマ ーは、上記した方法、例えば、ヒクメット(Hikmet)他による文献「Prog.Polym. Sci.」1996年、21、1165頁に記載されている方法と同様の方法を用いて合成で きる。 重合性基Yがアクリロキシ基またはメタクリロキシ基であるモノマーを使用し て、高度に透明な配向された架橋ポリマーが得られる。 また、本発明は、少なくとも液晶モノマーを有する重合性の液晶組成物に関す るものである。本発明に従って、前記組成物の特徴は、重合性の液晶組成物が、 更に秩序度を低下させるモノマーを含有していることであり、このモノマーは重 合の間、液晶組成物の秩序度を低下させる。好適な液晶モノマーおよび秩序度を 低下させるモノマーの例は、双方ともに本重合性液晶組成物の一部であるが、既 に前述した。 更に、本発明は、重合性の液晶組成物を重合させることによって得られる、配 向された架橋ポリマーに関するものである。本発明に従って、本架橋ポリマーの 特徴は、前記の配向された架橋ポリマーが、本発明の方法を用いて得られること であり、かっこの配向された架橋ポリマーの最も高い屈折率と最も低い屈折率と の差が0.10以下であることである。 重合性の液晶組成物を重合させることによって得られる、配向された架橋ポリ マーは、単純な複製技術を使用してあらゆる形態を与えることによって、フィル ム、ウエッジまたはプリズムのような特定形態の光学素子を得ることが便利であ る。もしこのような素子が大量生産方法で生産されるものである場合には、この 素子が取り扱い易く、特性変化が小さい生産方法で製造できることが重要である 。これらの条件は、光学素子が特定の最小の寸法を有しているときに、最も良く 満足される。例えば、フィルムの場合には、好適な厚さは1mmのオーダーであ ろう。しかし、本発明者が発見したところでは、液晶組成物を使用して、このよ うな厚いフィルムを製造しようとすると、液晶組成物は重合可能であるか、ある いは重合不能であり、これを透過する光はしばしば高度に散乱される。ウオラス トンプリズム、リターデーションプレートおよび補償ホイルのように、高い収率 の透過光が必要な光学素子の場合には、透過光の散乱は望ましくない。 少なくともこのように望ましくない態様で透過光が散乱することを低減するた めに、本発明ではさらに、配向した架橋ポリマーの最大屈折率と最小屈折率との 差を0.10未満とすることを特徴とする、本発明の方法を用いて得ることがで きる配向した架橋ポリマーを提供するものである。好ましくは、該差を0.08 未満とする。配向した架橋ポリマーは光学的に異方性であるので、差異が0.0 より、例えば0.001より大きいことは示唆されている。 屈折率は、ランクが3の2次オーダーのテンソルであることに留意すべきであ る。診断形式では、テンソルは3つの成分、即ち、n1,n2及びn3を有する。 本発明では、これら3つの量から形成されることが可能な差違はすべて0.1未 満となるべきである。一軸配向した材料では、n1=n2≠n3であり、複屈折Δ nは、|n1−n3|で定義される。この差は、ポリマー試料内部の特定の位置で の差として理解される。屈折率及びそれらの差違は場所によって変わる。 さらに、複屈折は、一般に波長に依存する物性であることを理解されたい。典 型例として、複屈折は可視スペクトルに渡って0.02変化することができる。 波長従属性は、物質にも依る。 本発明者は、配向した液晶材料(重合させる必要がないもので、架橋のみさせ る)からなる厚いフィルムによってもたらされる散乱度は、物質の光学的異方性 度と関係が有り、光学的異方性度を低減することによって低下することができる ことを見い出した。従って、光学的リターデーション係数(optical retardatio n constant)を維持しつつ、散乱度を減少することができる。 光学的異方性度が低い配向した架橋ポリマーは、化学式シートの化学式9で示 す(秩序度非低減型)液晶モノアクリレートと架橋剤を含む重合可能な液晶組成 物を配向させた後該組成物を重合させることによって得られる。該組成物が一軸 配向している場合には、重合前及び後の両方で、低い複屈折が得られる。重合中 での複屈折の変化は無視できる程である。化学式9で示すモノマーの複屈折は0 .025である。 モノマー9が2つの重合可能な基を有する場合、その中間層形成分子基は、得 られる配向した架橋ポリマーの架橋結合間で終わっている。その結果、少なくと もこれらの中間層形成分子基の配向は恒久的に固定され、従ってこれら中間層形 成分子基の複屈折に対する寄与も同様に固定される。 モノマー9から得られる架橋ポリマーの欠点は、その屈折率がむしろ小さいと いうことである。即ち、モノマー9の常光線屈折率は1.477であり、異常光 屈折率は1.517である。偏光ビームスプリッター等の光学素子はガラス基体 をしばしば用いるが、ガラス基体の屈折率は架橋ポリマーの常光線(異常光)屈 折率とマッチさせなければならない。モノマー9から得られたポリマーを用いる 場合には、屈折率の低いガラスが必要とされるが、このようなガラスは比較的高 価である。比較的大きな常光線(異常光)屈折率が必要とされる場合には、本発 明の方法を用いて得られる架橋ポリマーを用いることが好ましい。秩序度を低下 させるモノマーを用いる本発明の方法を使用する場合には、0.009という低 さの複屈折が得られ、常光線屈折率は約1.55であり、異常光屈折率は約1. 65である。 さらに、本発明は、本発明に係る配向した架橋ポリマーを含む光学素子に関す る。該架橋ポリマーを使用して作製できる光学素子としては、例えばリターデー ションプレート、ウォラストン(Wollaston)プリズム、(偏光)ビームスプリ ッター、屈折偏光子、バンドパスフィルター及び補償ホイルがある。 本発明の架橋ポリマーは、光学素子を得るのに用いることができ、この光学素 子は架橋ポリマーを使用することによる利点と光学的異方性が低い材料を使用す ることによる利点とを組み合わせるものである。光学的異方性が高い材料に比べ て、たとえ光学的リターデーション(optical retardation)の同じものを得よ うとする場合においても散乱度はかなり低くなる。散乱を低減するので、簡便な 大量生産が可能な寸法の光学素子を作製することができる。例えば、フィルムの 場合、膜厚を1mm以上のオーダーとすることが可能である。 化学反応に加わるためには、モノマーの重合可能な基は、分子レベルで重合可 能な基の移動を必要とする好適な位置へ移行させなければならない。本発明は、 モノマーが比較的硬い及び/または短い場合には、重合可能な基及びスペーサー (の一部)のみならず、モノマーも全て移動しなければならならず、その場合重 合する間に秩序度が大幅に乱れることになるという洞察に基づく。 本発明の上記視点及び他の視点は、以下に述べる実施態様から明らかであり、 また同実施態様を参照して説明する。 図中、 図1は、0.4度の入射角で測定した場合、相互に異なった光学的異方性を有す る合い異なる一軸配向した液晶物質からなる3つのフィルムについてフィルム面 に垂直に入射した光ビームの、膜厚t(mm)の関数としての、透過率T(%)を 示す。実施例1 本発明方法を使用して、本発明の配向した架橋ポリマーを製造した。このポリ マーは最大厚さ300ミクロンのくさび形をしていたので、これから偏光ビーム スプリッタの形態の光学素子を生成した。この光学素子は次のようにして製造し た: 重合性液晶組成物を、化学式シートの式2で表される液晶モノマー1重量部( 0.5g)と、化学式シートの式7で表される秩序度を低下させるモノマー1重 量部(0.5g)とを混合することにより製造した。モノマー2およモノマー7 の両者は重合性基を2つ有するので、両モノマーは架橋剤の役割も果した。モノ マー2は、「Makromol Chem.,1989,190,2255」中 のBroer等の報文に記載されている方法によって合成することができた。モ ノマー7は同様な方法により合成した。生成した組成物に、0.5重量%の感光 性開始剤2,2−ジメトキシ−2−フェニル−アセトフェノン(Ciba Ge igy社)を添加した。 2枚の長方形ガラス板(2×3cm)のそれぞれに、ポリイミド(JSR,A L1051)をスピンコーティング(4000rpm)することにより、配向層 を設け、次いでこれを乾燥し、200゜Cで5分間加熱した。両配向層をベルベ ットクロスで摩擦することにより同じ方向に配向させた。これらのガラス板を、 数度の角度を有するくさび形の空間を形成するように配置した。ガラス板の接触 点は直線を形成した。この直線の方向は、両ガラス板の摩擦方向と一致していた 。 該空間に重合性液晶組成物を部分的に充填して、一軸配合させた。この組成物 を、強度1mW/cm2のUV放射(フィリップス PLランプ NoP110 W10)を使用して、温度110℃で重合させて、配向した架橋ポリマーを形成 した。重合中に、重合性液晶組成物の秩序度は低下した。すなわち、重合前の複 屈折Δnは0.13であり、重合後の複屈折Δnは0.105であるのに対し、 589nmに設定したアッベ屈折計により測定した場合に、架橋ポリマーの常光 屈折率noおよび異常光屈折率neは、それぞれ1.547および1.652であった。実施例2〜24 液晶モノマーの性質、秩序度を低下させるモノマーの性質、液晶モノマー対秩 序度を低下させるモノマーの比、および/または重合を実施する温度を変えて、 実施例1を何回も繰り返した。実施例2〜24に関する結果を表1にまとめて示 す。 表1 1の欄は、液晶モノマーを化学的にシートの該当式番号によって示す。M2の 欄は、秩序度を低下させるモノマーを化学式シートの該当番号によって示す。液 晶モノマー対秩序度を低下させるモノマーの重量/重量の比をM1:M2の欄に示 し、重合を実施した温度をTの欄に示す。実施例25 化学式シートの化学式9を満たすモノマーの合成: 4−エチル−4’−(5−アクリロイルオキシペンチル)−4’−シアノトラン ス−トランス−ジシクロヘキシルの合成 第一段階.5−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ブロモペンタンの合成 100mlのジクロロメタン中に16.7gの5−ブロモペンタノール(0. 1モル)と2.5gのピリジニウム4−トルエンスルホネート(10ミリモル(m mole))を溶解した溶液に、13.7mlの3、4−ジヒドロピラン(0.15 モル)を滴下して添加した。添加した後、この混合液を一晩攪拌した。その後、 該溶液を、50mlの20%塩化ナトリウム水溶液及び50mlの飽和重炭酸ナ トリウム水溶液で抽出した。硫酸マグネシウム上で乾燥し、薄層シリカパッド上 で溶出し、ジクロロメタン及び過剰の3、4−ジヒドロピランを蒸発させた後、 黄色の油として20.5gの生成物(82%)が得られた。 第二段階.4−エチル−4’−(5−ヒドロキシペンチル)−4’−シアノトラ ンス−トランス−ジシクロヘキシルの合成 20mlのテトラヒドロフラン中に4.4gの4−エチル−4’−シアノ−ト ランス−トランス−ジシクロヘキシル(20ミリモル)を溶解した溶液に、窒素 雰囲気中において、シリンジを用いて、10mlのリチウムジイソプロピルアミ ドの2モル溶液を添加した。30分後、該溶液をドライアイスアセトン混合物中 で−78℃に冷却し、次いで5.5gの5−(テトラヒドロピラン−2−イルオ キシ)ブロモペンタン(22ミリモル)を添加した。30分後、ドライアイスア セトン混合物を除去し、一晩の間、その混合物を室温で放置した。次いでテトラ ヒドロフランを蒸発させて、30mlのメタノール及び2mlの濃塩酸溶液を添 加し、該混合液を一時間煮沸した。冷却後、50mlの水及び50mlのジクロ ロメタンを添加した。分離した後に得られたジクロロメタン溶液を50mlの水 で抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥して蒸発させた。得られた白色の固体を5 0mlのリグロイン(沸点=60−80℃)より2回結晶化して、生成物を白色 の粉末として得た。収量:3.2g(52%)融点=64℃。 第三段階.4−エチル−4’−(5−アクリロイルオキシペンチル)−4’−シ アノトランス−トランス−ジシクロヘキシルの合成 30mlのテトラヒドロフランにの3.2gの4−エチル−4’−(5−ヒド ロキシペンチル)−4’−シアノ−トランス−トランス−ジシクロヘキシル(1 0ミリモル)及び1.7mlのトリエチルアミン(12ミリモル)を溶解した溶 液に、20mlテトラヒドロフランに1mlアクリロイルクロリド(12ミリモ ル)を溶解した溶液を滴下して添加した。一晩攪拌した後、反応混合物を濾過し て蒸発させた。化学式シート9の化学式を満たすモノマーである純粋な生成物が 、シリカ上においてジクロロメタンで溶出した後、得られた。収量:2.0g( 56%)、融点=30℃。実施例26 重合性液晶組成物が、実施例25の中で合成されたように、1重量部の化学式 シートの化学式2を満たす液晶モノマー1重量部、及び化学式シートの化学式9 を満たす(秩序度を低下させない)液晶モノマーを1重量部を含有する以外は、 実施例1を繰り返した。該組成物は、一軸配向されて、45℃で重合化された。 重合化した後、異常光の屈折率は1.517であり、常光の屈折率は1.586 であり、そして複屈折は0.069であった。重合前は、複屈折は前記値とほと んど同等であった。実施例27 図1は、相互に異なった程度の光学的異方性を有する、異なる一軸配向した液 晶材料の3枚のフィルムに関するフィルム表面上に垂直に入射する光ビームの、 フィルム厚さt(mm)の関数としての透過率T(%)を示す。で測定した典型 的な測定は、以下のようになされた: 実施例1で用いられたタイプの配向層を備えた二枚のガラスプレートを、(一方 のガラスプレートはその端に沿って適切な厚さのスペーサーを備えている)、互 いに反対あるいは平行に設置し、ジアクリレート接着剤を用いて接着した。この ようにして製造したセルは、液晶材料で充填され、一方、一軸配向させた。傾斜 (tilting)補償器及び偏光顕微鏡を用いて異常光及び常光屈折率を測定した。 △n=0.076でラベルした上の曲線は、液体晶材料Zli2857(メル ク(Merck))を用いて得られ、その組成物には所有権(proprietary)がある。 △n=0.146でラベルした真中の曲線は、液晶材料E170(メルク社製 )を用いて得られ、E170は種々の4’−アルキル−4−シアノビフェニル類 及び4’−アルキル−4−シアノテルフェニル類の混合物である。 △n=0.225でラベルした下の曲線は、液晶材料E7(BDH社製)を用 いて得られ、これは、4’−アルキル−4−シアノビフェニル類及び4’−アル キル−4−シアノテルフェニル類の他の混合物である。 図1は、フィルム厚さが増加するにつれて、散乱の程度が増加する事を示して いる。厚さゼロにおいては、ガラス−基板インターフェースにおいて反射損が観 察される。更に、複屈折として表わされている光学異方性の程度が低下した場合 には、散乱の程度は低くなることを図1は示している。また、一定の光学的リタ ーデーションt△nにおいて、光学異方性の程度を低下させることにより、散乱 の程度を低下させることができることも、図1は示す。 化学式シート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも液晶モノマーを含有する重合性液晶組成物を配向させて次いで重 合させる、配向した架橋ポリマーの製造方法において、重合性液晶組成物は更 に、秩序度度を低下させるモノマーを含み、該モノマーは重合の間に前記液晶 組成物の秩序度度を低下させることを特徴とする配向した架橋ポリマーの製造 方法。 2.秩序度度を低下させるモノマーは、化学式Y−L3−M−L4−Yを満たし、 ここで Yは、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、ビニルオキシ基及びエポキ シ基から成る群より選ばれる重合性基であり、 −L3−及び−L4−は、独立して選択され、直接結合又は−CH2−を示す リンカー単位であり、 −M−は、−M1−M2−,−M1−M3−M2−,−M1−COO−M2−,− M1−COO−M3−OCO−M2−,−M1−COO−M3−COO−M2−及び M1−OCO−M3−COO−M2−から成る群より選ばれる中間層形成単位で あり、 −M1−及び−M2−は、単独して選択され、1,4−フェニレン基又は1, 4−シクロヘキシレン基を示しており、 −M3−は、 を示し、 −K1及び−K2は、−H,−CH3,−CN及び−Clから成る群より独立 して選ばれる ことを特徴とする請求項1記載の方法。 3.秩序度を低下させるモノマーは、式Y−L3−M−Pを満たし、ここで Yは、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、ビニルオキシ基及びエポキ シ基から成る群より選ばれる重合性基であり、 −L3は、独立して選択され、直接結合又は−CH2−を示すリンカー単位で あり、 −M−は、−M1−M2−,−M1−M3−M2−,−M1−COO−M2−,− M1−COO−M3−OCO−M2−,−M1−COO−M3−COO−M2−及び M1−OCO−M3−COO−M2−から成る群より選ばれる中間層形成単位で あり、 −M1−及び−M2−は、単独して選択され、1,4−フェニレン基又は1, 4−シクロヘキシレン基を示しており、 −M3−は、 を示し、 −K1及び−K2は、−H,−CH3,−CN及び−Clから成る群より独立 して選ばれ、 Pはシアノ基、アルキル基及びアルコキシ基から成る群より選ばれることを 特徴とする請求項1記載の方法。 4.秩序度を減少させるモノマーは、化学式シートの式5〜8の一つを満たすこ とを特徴とする請求項1記載の方法。 5.少なくとも液晶モノマーを含む、重合性液晶組成物において、該重合性液晶 組成物は更に、秩序度度を低下させるモノマーを含み、該モノマーは重合の間 に前記液晶組成物の秩序度度を低下させることを特徴とする重合性液晶組成物 。 6.重合性液晶組成物を重合することにより得られる配向した架橋ポリマーにお いて、前記配向した架橋ポリマーは請求項1〜4に記載された方法を用いるこ とにより得られ、また配向した架橋ポリマーの最大屈折率と最低屈折率との間 の差異が0.10より小さいことを特徴とする配向した架橋ポリマー。 7.請求項6に記載した配向した架橋ポリマーを含む光学的素子。
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