JP2000514869A - 硬い有色な層による真ちゅうのコーティング方法 - Google Patents

硬い有色な層による真ちゅうのコーティング方法

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Abstract

(57)【要約】 ニッケル−フリーの基体の金属被覆と、さらに装飾効果を与えるコーティングを含む、PVD技術も用いることによる硬い多色な層の真ちゅうコーティングのためのプロセスが記述される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 硬い有色な層による真ちゅうのコーティング方法 技術分野 PVD技術を利用する真ちゅうの直接コーティングは、周知の困難を伴う。コ ーティングの間に基体金属は加熱される。周知のように亜鉛は蒸気圧(250℃ において0.2×10-3mbar)が高いので、温度上昇により亜鉛は気化し始 め、このことが凝縮層の充分な結合強度を明らかに妨げる。その結果、結合強度 が貧弱となり、亜鉛により凝縮層が汚染され、この凝縮層に関する硬い金属層の 腐食特性が悪くなる。 背景技術 これらの理由により、コーティングされる部分は、従来、ガルバニック処理に よって金属被覆され、このことは、これらの化学的特性により、基体金属からの 亜鉛の蒸発を妨げ、さらには真ちゅうの侵食作用の改善を補助する。Cu/Ni /Cr、Cu/Ni、Ni/Cr、Ni又はNiPdなどのような列のガルバニ ック層は周知であり、工業的に実際に用いられる。そのような金属被覆処理前の 部分に、硬い金色のTiN、真ちゅう色のZrN又は黒色のTiA1N又はアモ ルファス金属炭素層をPVD処理によって形成して見栄え等を良くすることも周 知である。 発明の開示 本発明の目的は、専門的な負圧技術により製造されるニッケル−フリー・コー ティングによってガルバニック・コーティングを完全に置換することである。こ れに関して、周知であるマグネトロン・カソード・スパッタリング法とカソード ・アーク放電法が用いられる。明るい彩色の効果のため、プラズマ酸化の方法と 湿式化学的陽極酸化の方法も付加的に用いられる。 本発明は、2つの相補的態様を有し、それらは以下の通りである。 (1)コーティング可能なPVD、ニッケル−フリーなPVDベースの金属技術 を提供する。この金属被覆技術は、真ちゅう部分にPVDコーティング可能な金 属コーティングが良好に結合されるように、実際のPVDコーティングの間の亜 鉛の散乱を制限することを目的とする。この目的は、銅または他の適切な銅合金 による第1コーティング(PVD)によって充足される。適正な腐食耐性を達成 するために、ニオブ(niobium)やタンタル(tantalum)が銅ま たは銅合金層の上に設けられる。 (2)装飾効果を達成するために、基体層は、周知の手段により硬い金色のTi N、真ちゅう色のZrN又は黒色のTiAlN又は炭素層によってコーティング され得る。プラズマ酸化による負圧、または湿式化学的酸化による陽極化、のど ちらかによる腐食耐性NbまたはTaの酸化には、さらなる可能性が残っている 。このようにして、酸化層は顕著に明るい金属のような色が生じる。この色の効 果は入射光の相互干渉効果によって生み出される。これらの層の厚みは、20か ら500nmの間である。色調は、酸化層の厚みと、酸化される金属、すなわち NbやTaの特性とによって決定される。侵食からこの摩耗による影響が高く、 すなわち、このような色への影響が高い層を保護するために、0.5から2μm の厚みの無色、透明なSiO2またはAl23の酸化層によって、発色層を保護 することが好ましい。 最良な発明の実施の形態 すべての層はカソード・スパッタリング法によって製造可能であり、とりわけ 不均衡マグネトロン・スパッタリング法またはカソード・アーク放電蒸発法によ って製造されるのが好ましい。適正な強度結合の生成にとって、NbやTa金属 イオンまたはABS法(注1参照)の実施のどちらかにより真ちゅう表面をクリ ーンにすることは有益であり、このクリーニングの後によってのみ、実際のコー ティングが開始される。このクリーニング・プロセスは、負圧状況下において実 施され、対応する低温、すなわち約120℃前、から開始されるべきである。結 果として、200℃にてコーティングされる基体の温度がNbやTa金属イオン ・エッチング処理の間に限界温度を超えないように注意を払う必要があり、この 処理は600から1200Vの負のバイアスかつ0から5×10-4mbarのア ルゴン雰囲気下で起こる。このことを達成するために、処理工程の間にエッチン グ・プロセスを実行することは有益である。さらに近年において、適切なパルス 発生装置も得られている。CuとNb又 はTaによるコーティングの間に、基体温度は200から380℃の間を外れて はならない。基体温度が200から250℃の範囲に保たれるときに、とりわけ 好適であると確証されている。このことはコーティングのパラメータの最適化に よって達成され得る。 本発明による層の列は、図1に示される。これは“有色”層であり、この色は Nb25又はTa25層の厚みにより予め決定される。 通例の装飾または摩擦学的に活性な層、例えば、TiN、ZrN、TiAlN または炭素、をもつ簡略化された層の列は図2に示される。最適化されたCu( 又はCu合金)とNb/Taによる事前コーティングとともに、250から35 0℃の間の温度範囲において周知の硬い物質によりコーティングを行なうことが できる。このことに関して、コーティングがマグネトロン・カソード・スプラッ タ法によって行なわれるのか、カソード・アーク放電法によって行なわれるのか は、ほとんど関係がない。図1に示されるNbとTaの着床層は、エッチングの クリーニングをかなり改善する。しかしながら、特に好適な残留負圧状況下では 、不活性Arイオンによるエッチングのクリーニングを行なうことも充分可能で ある。前述のCu合金は産業上有用なCu−Al,Cu−Al−Fe又はCu− Al−Ni−Fe合金を特有に含み、これらは真ちゅうの色に色調を合わせるこ とが可能である。さらに、Cu−Nb又はCu−Ta合金などは同様に有益であ る。 これらは既存の銅又はNb又はTaターゲットを用いる同時コーティングによ って生成される。大幅に異なる融点のこれら物質の高 価な合金ターゲットを用いないので、同時法はとりわけ有益かつ経済的となる。 このことに関して、同時コーティングは、マグネトロン・カソード・スパッタリ ング源またはカソード・アーク放電蒸発器または組み合わせのどれかにより行な うことが可能で、その結果、銅成分はマグネトロン・カソードから発生し、Nb 又はTa成分はアーク放電源から発生する。このような組み合わせにより、Nb 又はTaによるイオン化は、比較的“滴(マクロ粒子)”生成を低く抑えながら 増加する。一方、アーク放電蒸発では“滴”の生成が避けられない。このことは 、NbとTaの融点が比較的高いことに起因する(注2参照)。それらの比較に おいて、銅は比較的融点が低い点で有利であり、マグネトロン源により蒸発され る。NbまたはTaを傾斜的に含む、すなわち厚みが増すにつれて銅合金を増す 、ことは、とりわけ有益であることが確証されている。このようにして、基体温 度はあまり問題ではなくなり、高価なNb又はTa物質の値段の問題も緩和され る。それにもかかわらず優れた腐食耐性が達成される。傾斜的に増加されるNb またはTaの分配は、銅についてのスパッタリング電源が一定に保ち、かつNb またはTaについての蒸発電源が連続的に増加させることで達成される。これと 同時の調査において、とりわけ傾斜的に増加されるNbまたはTaについて、驚 くべきことにTiまたはZrを銅合金、好ましくはアーク放電源、に含ませるこ とで同様の肯定的な傾向を達成できることが見出された。図2に再生される層の 列の“経済的な変形”を生成することですら可能である。 図3は、NbまたはTa無しの層の列における銅合金に含まれる TiまたはZrを示す。この経済的な変形は、合金付加物としてZrを用いると きにとりわけ望ましい腐食挙動を示すことが確証されている。すなわち、Zrは 、Tiに較べて実質的に低い滴形成を示し(注2参照)、その結果、部分的腐食 欠陥が減少する。 透明な被覆、被覆を抑制するSiO2、Al23層はパルス発生器を用いる反動 マグネトロン・スッパタリングによって発生する(注3参照)。 おのおのケースにおいて、このように高いコーティングの質が達成されるよう に、パルス作動時においてカソードを2つ互いに反対にスイッチ(ツイン配置) すると、とりわけ有益であることが見出されている。 ここで述べるコーティング・プロセスは、金属イオン・エッチング、アルゴン・ グロー・エッチング、マグネトロン・カソード・スパッタリングおよびカソード ・アーク放電蒸発などのようなプロセス段階を含む。これら全てのプロセスは、 アーク結合スパッタリング技術(ABS)(注1参照)と呼ばれる方法にて一連 にかつ同時に実行される。 この目的のため、マグネトロン・カソードとして又はアーク放電カソードとし て別々に用いられ得るようにカソードを設計することも可能である。このように して、マルチ−ターゲット・コーティング装置において、すなわち、負圧の妨げ 無しの一連のプロセスにおいて、個々の処理段階を実行することは、推奨される 。 例えば、図4は、“有色”層の製造のためのシステム概念を示す。銅は、入射 アルゴン・イオンあたり2.35銅原子(比較参照:0. 51Ti原子/Arイオン、0.57Ta原子/Arイオン、0.6Nb原子/ Arイオンまたは0.65Zr原子/Arイオン(注4参照))と、スパッタリ ング効率が高いので、マグネトロン・カソードを単一に用いても、比較的厚い銅 または銅合金層を被覆するのに充分である。図1および2から解るように、連関 するNbまたはTaの腐食遮断層は、より薄く、すなわち、NbまたはTaター ゲットのみを使用するときには、それによりコーティング・レートが低くなるこ とは、あまり問題とならない。この理由により、SiまたはAlターゲットを作 動するように、例えば、ツイン配列において、残存する2つのカソードをSiま たはAlターゲットによって占有させることが可能である。 図5は、通例の装飾層、例えば真ちゅう部材上のTiN、ZrNまたはTiAl N、特別に最適なシステム配列を示す。ここでは、銅または銅合金のターゲット およびNbまたはTaターゲットは同様に1つで充分である。残存する2つのカ ソードは装飾窒化層の製造に主に用いられる。リアクティブ・コーティング・オ ペレーションにおいて達成可能なコーティング・レートの妥当な減少が生じる( ノンリアクティブ・オペレーションと比較して、ファクタは3から5)ことが実 際に解っており(注5参照)、その結果、TiN、ZrNまたはTiAlN装飾 コーティングの任意の製造には、ターゲットを2つ用いることが望ましいと思わ れる。 注1は、ヴェ.デー.ミュンズ(W.-D.Munz),デー.シュルツ(D.Schulze),エ フ.ジェイ.エム.ハウザー(F.J.M.Hauzer)の著作“硬いコーティングのための 新たな方法(A New Method for Hard Coa tings):ABS(登録商標)(アーク結合スパッタリング)”サーフ.コート. テクノロジ(Surf.Coat.Technol.),50(1992)169−178頁である。 注2は、ヴェ.デー.ミュンズ(W.-D.Munz),アイ.ユウ.スミス(I.U.Smith) ,ディー.ビー.ルイス(D.B.Lewis),エス.クリーズ(S.Crease)の著作“カソ ード制御されたアーク金属イオンのエッチング負圧の間のスチール基体上の容滴 配置(Droplet Formation on Steel Substrates during Cathodic Steered Arc M etal Ion Etch Vaccum)”48巻/5号(1997),473−481頁である。 注3は、エフ.フィッツケ(F.Fietzke),ケイ.ゲーディッケ(K.Goedicke), ダブリュ.ヘンペル(W.Hempel)の著作“パルス化双極性マグネトロン・スパッタ リング法による硬い結晶質Al2O3層の被覆(The Deposition of Hard Crysta lline Al203 Layers by Means of Pulsed Bipolar Magnetron Sputtering)”サ ーフ.コート.テクノロジ(Surf.Coat.Technol.),86−87(1996)65 7−663頁である。 注4は、ジェイ.エル.ヴォッセン(J.L.Vossen),ジエイ.ジェイ.クオモ(J .J.Cuomo)の著作“グロー放電スパッタリング被覆(Glow Discharge Sputter Dep osition)”薄フィルム処理(Thin FilmProcess)、ジェイ.エル.ヴォッセン(J.L .Vossen)及びダブリュ.ケルン(W.Kern),Ed.,アカデミック・プレス(Acade mic Press),1978,12−73頁である。 注5は、ダブリュ.ディー.スプルール(W.D.Sproul)の著作“高 効率のスパッタリング処理制御(High Rate Sputtering Process Control)”サー フ.コート.テクノロジ(Surf.Coat.Technol.),33巻,1987,73−81 頁である。 図面の簡単な説明 図1は、ニッケル−フリー、装飾PVDの硬い物質層を示す。 図2は、ニッケル−フリー、装飾PVDの硬い物質層を示す。 図3は、ニッケル−フリー、装飾PVDの硬い物質層を示す。 図4は、図1の層の生成のためのカソード又はターゲット配列を示す。 図5は、図2の層の生成のためのカソード又はターゲット配列を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.真ちゅうまたは真ちゅうの一部分、とりわけ、時計のハウジング、筆記道具 、眼鏡フレーム、宝石、ドア取付部品、浴室アーマチャなどに、PVD技術(物 理蒸着技術)を用いた有色で硬い層と、同じくPVD技術による基体の金属被覆 と、を用いてコーティングを行なう方法であって、 前記基体の金属被覆は、銅層または亜鉛フリーな銅合金と後続のニオブまたは タンタル層よりなることを特徴とするコーティング方法。 2.前記銅層または亜鉛フリーな銅合金の前記層の厚みは、0.1から10μm 、かつ前記ニオブまたはタンタル層の前記層の厚みは、0.2から3μmである ことを特徴とする請求項1記載のコーティング方法。 3.前記銅層または亜鉛フリーな銅合金の前記層の厚みは、0.5から3μm、 前記ニオブまたはタンタル層の前記層の厚みは、0.2から1μmであることを 特徴とする請求項1または2記載のコーティング方法。 4.前記層の前記PVD被覆は、マグネトロン・カソード・スパッタリング法に より行なわれることを特徴とする請求項項1または2または3記載のコーティン グ方法。 5.前記層の前記PVD被覆は、カソード・アーク放電法により行なわれること を特徴とする請求項1または2または3記載のコーティング方法。 6.前記銅層または前記亜鉛フリー合金の前記PVD被覆は、マグネトロン・カ ソード・スパッタリング法により行なわれ、かつ前記ニオブまたはタンタル層の 前記被覆は、カソード・アーク放電法により行なわれることを特徴とする請求項 1または2または3記載のコーティング方法。 7.特定の銅合金のターゲットは、前記銅合金の被覆のために用いられ、かつ前 記被覆される層として実質的に同一の合金組成を有することを特徴とする請求項 1および4記載のコーティング方法。 8.前記銅合金は、銅とアルミニウムとを含むことを特徴とする請求項7記載の コーティング方法。 9.前記銅合金は、銅、アルミニウムと鉄とを含むことを特徴とする請求項7記 載のコーティング方法。 10.前記銅合金は、銅と、6から10重量%のAlと、5重量%のFeを含む ことを特徴とする請求項7記載のコーティング方法。 11.前記銅合金は、銅、アルミニウムとニッケルと鉄とを含むことを特徴とす る請求項7記載のコーティング方法。 12.前記銅合金は、銅と、8から12重量%のAlと、3から7重量%のニッ ケルと、2から6重量%のFeを含むことを特徴とする請求項11記載のコーテ ィング方法。 13.前記銅合金は、同時マグネトロン・カソード・スパッタリング法により銅 とNbまたはTaから生成されることを特徴とする請求項1および4記載のコー ティング方法。 14.前記銅合金における前記ニオブ及び/又はタンタルの含有量は、5から6 %であることを特徴とする請求項1および4記載のコーティング方法。 15.前記ニオブ及び/又はタンタルの含有量は、25から45%であることを 特徴とする請求項14記載のコーティング方法。 16.銅およびニオブまたはタンタルを含む銅合金の製造は、マグネトロン・カ ソード・スパッタリング法による銅と、同時被覆により生成する銅とニオブまた はタンタルと、カソード・アーク放電法によるNbまたはTaとを含むことを特 徴とする請求項1、6および14記載のコーティング方法。 17.前記銅合金におけるNbまたはTaは傾斜的分布となっており、すなわち 銅合金におけるNbまたはTaの含有量は層の厚みに増して増加することを特徴 とする請求項13および16記載のコーティング方法。 18.下層部(銅合金の基体層の厚みの30%より下層)においてはNbまたは Taの含有量は0から10%であり、前記NbまたはTaの含有量は銅合金の層 の最上層部においては25から45%まで増加することを特徴とする請求項17 記載のコーティング方法。 19.カソード・アーク放電法により生成されるNbまたはTaイオンは、着床 層を生成するように2から10分間の反応時間をもって前記真ちゅう上に高いエ ネルギ、典型的には700から1200eVにて加速され、このイオンの状態で 銅または銅合金を被覆するに先立って、金属イオン前処理を前記真ちゅうに行な うことを特徴とする請求項1記載のコーティング方法。 20.TiN、ZrN、TiCN、ZrCN、TiAlN、TiAlCNまたは アモルファス金属炭素の装飾な、硬い層は、基体金属被覆上に被覆され、とりわ け層の厚みは約0.1から3μmであることを特徴とする請求項1記載のコーテ ィング方法。 21.TiN、ZrN、TiCN、ZrCN、TiAlNまたはTiAlCNの 前記装飾層は、マグネトロン・カソード・スパッタリング法により被覆されるこ とを特徴とする請求項1および2記載のコーティング方法。 22.TiN、ZrN、TiCN、ZrCN、TiAlNまたはTiAlCNの 前記装飾層は、カソード・アーク放電法により被覆されることを特徴とする請求 項1および20記載のコーティング方法。 23.TiN、ZrN、TiCN、ZrCNの硬い装飾層を用いる場合、この目 的のために用いられる前記ターゲットは、銅およびTiまたはZrの同時被覆に よる銅合金の生成にも用いられることを特徴とする請求項1から22記載のコー ティング方法。 24.TiまたはZrの被覆に関して、請求項13から19記載のNbまたはT aの被覆と同一の方法を用いることを特徴とする請求頁23記載のコーティング 方法。 25.NbまたはTaによる金属被覆は、全体に調整され、TiN、ZrN、T iCN、ZrCN、TiAlN、TiAlCNとアモルファス金属炭素の装飾層 は、TiまたはZrが添加された銅合金上に直接被覆されることを特徴とする請 求項23記載のコーティング方法。 26.前記基体金属被覆は、Nb25またはTa25の有色な相互干渉層を生成 するように希釈された、水性の、酸電解液における陽極酸化により与えられるこ とを特徴とする請求項1記載のコーティング方法。 27.前記基体金属被覆は、酸素含有雰囲気下でのプラズマ酸化によって与えら れることを特徴とする請求項1記載のコーティング方法。 28.Nb25またはTa25を含む前記有色酸化層は、SiO2またはAl23 の摩耗耐性酸化層によって被覆されることを特徴とする請求項1、26または 27記載のコーティング方法。 29.前記SiO2またはAl23層の厚みは、前記有色なNb25またはTa2 5層が見えなくなることのない厚みであることを特徴とする請求項1、26、 27または28記載のコーティング方法。 30.前記SiO2またはAl23層の厚みは、約0.5から2μmであること を特徴とする請求項29記載のコーティング方法。 31.すべてのPVDプロセス・ステップはマルチ−ターゲット・コーティング 装置において行なわれ、このステップは、単一な負圧 コーティング・プロセスによる真ちゅう上に摩耗耐性と腐食耐性の装飾層を備え ることができるように連関するターゲットを設置することを特徴とする請求項1 、19または20記載のコーティング方法。 32.すべてのPVDプロセス・ステップはマルチ−ターゲット・コーティング 装置において行なわれ、このステップは、単一な負圧コーティング・プロセスに よる真ちゅう上に有色と摩耗耐性と腐食耐性の装飾層を備えることができるよう に連関するターゲットを設置することを特徴とする請求項1、19、27または 28記載のコーティング方法。 33.金属イオン・エッチング・プロセスは、120℃の基体温度前から開始さ れ、200℃の基体温度を超えることのないことを特徴とする請求項1および1 9記載のコーティング方法。 34.銅による、あるいは銅合金による、あるいはニオブまたはタンタルによる コーティングは、200から250℃の範囲において行なわれることを特徴とす る請求項1記載のコーティング方法。 35.TiN、ZrN、TiCN、ZrCN、TiAlNまたはTiAlCNに よるコーティングの間のコーティング温度は、200から380℃の範囲である ことを特徴とする請求項1および20記載のコーティング方法。
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