JP2000514271A - マルチサービストランスポートの多重化装置およびその方法 - Google Patents

マルチサービストランスポートの多重化装置およびその方法

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JP2000514271A JP10517664A JP51766498A JP2000514271A JP 2000514271 A JP2000514271 A JP 2000514271A JP 10517664 A JP10517664 A JP 10517664A JP 51766498 A JP51766498 A JP 51766498A JP 2000514271 A JP2000514271 A JP 2000514271A
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Abstract

(57)【要約】 基本2ストリームトランスポートマルチプレクサは、既存のトランスポートストリームに対し、トランスポートストリームに含まれるサービスを加えることを可能にする。基本マルチプレクサは、1対のトランスポートデマルチプレクサ、プロセッサおよびトランスポートリマルチプレクサを含む。デマルチプレクサは、1対の入力トランスポートストリームを、その構成サービスコンポーネントおよびサービス制御情報テーブルに多重分離する。サービス制御情報テーブルは、単一セットの出力サービス制御情報テーブルを供給するために、テーブルの中で情報を組み合わせて再構成するプロセッサにルート割当てされる。デマルチプレクサは、出力サービス制御テーブルに基づいてサービスコンポーネントをフィルタリングする。トランスポートリマルチプレクサは、出力テーブルをフィルタリングされたストリームと多重化して、出力トランスポートストリームを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチサービストランスポートの多重化装置およびその方法 発明の背景 国際標準化機構(ISO)は、ビデオとオーディオ、ならびにその他のデータ の一つ以上の「基本ストリーム」を蓄積または伝送するのに適した単一または複 数のストリームに結合することに対処する規格(ISO/IEC13818―1 )を採用している。以下「MPEG―2システム」規格と称するISO/IEC 13818―1規格は、全てを参照として本明細書に取り入れられているISO 草案文書「動画と関連オーディオの一般的符号化」(ISO/IEC JTC1 /SC29/WG11 No.801(1994年11月13日)に詳述されて いる。 MPEG―2システム規格は、個別のコード化されたビデオ、オーディオ、ま たはその他のコード化されたビットストリームを「基本ストリーム」と定義して いる。基本ストリームの内容は、不連続ユニットに分割することが可能であり、 この場合には基本ストリームは、パケット化された基本ストリーム(PES)と して構造化される。個別のユニット、またはパケットは、PESパケットとして 知られ、そのサイズは大きくても可変でもよい。MPEG―2システム規格は、 PESパケットフォーマットの一般的な構造を規定し、ディジタルビデオおよび オーディオ基本ストリームからPESを作成する特定の規則を指定している。私 用データフォーマットのためにPESを作成することが許容されており、すなわ ちデータフォーマットはMPEG―2システム規格によって規定されない。 MPEG―2システム規格は多重PESを作成する2つの方法を定める。プロ グラムストリーム(PS)において、マルチプレックスのすべてのコンポーネン トは単一「プログラム」、即ちユーザには一体としてわかるように提示すること のできる基本ストリームの集合体に属すると想定され、各々すべてのコンポーネ ントは、特定の同等な制御情報と共 に共通のタイムベースに照合されるものである。コンポーネントPESからのP ESパケットは、PESパケットによって多重化される。PSは、指定フォーマ ットのせいぜい一つのPESしか私用データ基本ストリームを伝送しないように 厳密に構成されている。 トランスポートストリーム(TS)においては、多重システムのコンポーネン トは、多くのプログラムに属してもよい。各PESには、「パケット識別子」( PID)が割り当てられる。PIDフィールドの同一の値により識別された一連 のパケットは、単一サービスコンポーネント、通常ビデオもしくはオーディオコ ンポーネント、またはユーザデータコンポーネントをあわらす。PESパケット は、トランスポートパケットと呼ばれる小さい、一定サイズのユニットに分割さ れ、これらは他のPESからのトランスポートパケットと多重化される。トラン スポートストリームは、一定の速度、即ちトランスポートストリーム内で搬送さ れるすべてのコンポーネントの帯域幅要求に適応できる搬送レートで伝送される 。搬送レートは、瞬間的に、または全体として成分コンポーネントの帯域幅要求 を越えることがあるので、MPEG―2システム規格は、PID 0x1FFF を「ヌルPID」として設けた。このPIDのパケットは、「ヌルパケット」で あり、いかなるコンポーネントも搬送しない。MPEGデコーダは、それらを当 然に廃棄できる。 PESおよびTS中のプログラムの調整と制御は、プログラム特定情報(PS I)と呼ばれる制御データによって管理される。PSIは、PESパケットとは 異なり、それと互換性のないセクションフォーマットに基づくテーブルセットと して構築されている。規定されたテーブルは下記を包含する。 ―プログラム関連テーブル(PAT)は、この目的のために専ら確保されてい るPID0で搬送される。PATは、利用可能なプログラム、またはサービスを プログラム番号フィールドを介して識別し、各サービスに対して、当該サービス に適用可能なPMTを搬送するPIDを識別 する。 ―各サービスに対するプログラムマップテーブル(PMT)は、PAT内で特 定されるPIDで搬送される。PMTは、サービスに属するすべてのコンポーネ ントを識別し、コンポーネントを記述する追加の情報を提供することができる。 ―条付付きアクセステーブル(CAT)は、この目的のためにのみ確保されて いるPID1で搬送される。CATは、各種の条件付きアクセスシステムを実装 するデコーダに対する認証ストリームを搬送するPIDを識別する。この情報は 、暗号化および認証に用いられる資格制御メッセージ(ECM)、または資格管 理メッセージ(EMM)を含むことができる。さらにディジタルビデオ放送(D VB)委員会は、サービス定義テーブル(SDT)を含むサービス情報(SI) の搬送のための多数の追加テーブルを規定している。 したがって、トランスポートストリームは、記述的なサービス制御情報と結合 したサービスコンポーネントの多重として理解することができる。しかしMPE ―2システム規格は、トランスポートストリームの多重化が、いかに形成される かを規定していない。 発明の概要 2つ以上のトランスポートストリームを、ソーストランスポートストリームの すべてのコンポーネントを含む単一のトランスポートストリームに結合できるこ とが望ましい。トランスポートストリームを結合する際に直面する問題は、一つ のソースストリームに付随するトランスポートストリームPIDが、通常、一つ 以上の他のソースストリームに付随するPIDと競合することである。サービス に割り当てられたプログラム番号のような他の識別情報もまた、別のトランスポ ートストリームにおけるザービスに割り当てられたものと競合することがある。 さらに2つのトランスポートストリームを多重化することは、プログラム時刻照 準(PCR)のような埋め込まれたタイミング情報を不正確にさせることがある 。 上記およびその他の問題は、本発明のマルチサービストランスポート多重化装 置と方法により解決される。本発明は、事前に存在するトランスポートストリー ム多重に、一度にサービスを加えることによって、トランスポートストリームを 作り出すためのプロセスを規定する。本発明は、PIDの競合を回避する結合さ れた個々のストリームのサービス制御情報テーブルからのサービス制御情報の共 通セットを確立するための能力を提供する。 したがって、トランスポートストリームを多重化するための装置は、第1およ び第2入力トランスポートストリームをそれらの該当のサービスコンポーネント およびサービス制御情報テーブルに多重分離するための第1および第2トランス ポートデマルチプレクサを有する。各デマルチプレクサは、該当のサービスコン ポーネントおよびサービス制御情報テーブルを、PID処理動作を指定する特別 のフィルタ設定にしたがってフィルタリングする。第1および第2デマルチプレ クサに結合されたプロセッサは、第1および第2トランスポートストリームの一 つのPIDが、他の第1および第2のトランスポートストリームの任意のPID とオーバーラップ、または競合するか否かを確かめるために、第1および第2サ ービス制御情報を調べるための手段を備える。プロセッサは、さらに、PIDに オーバーラップ、または競合することを避けるように修正された第1および第2 サービス制御情報テーブルから、出力サービス制御情報テーブルを生成する手段 を有する。プロセッサは、さらに、出力サービス制御情報テーブルに基づいて、 第1および第2デマルチプレクサに対する第1および第2フィルタ設定を提供す る。プロセッサならびに第1および第2デマルチプレクサに結合されたトランス ポートリマルチプレクサは、出力サービス制御情報テーブルおよびフィルタリン グされた第1および第2サービスコンポーネントを多重化することによ って、出力トランスポートストリームを提供する。 本発明の一構成によれば、プロセッサは、入力トランスポートストリーム中で オーバーラップ、もしくは競合するPIDを変化させ、または廃棄する。 本発明の他の構成によれば、、エンコーダは、トランスポートマルチプレクサ と組みあわされることにより、エンコーダ/マルチプレクサを提供する。エンコ ーダは、プログラムソースをエンコードすることにより、ローカルトランスポー トストリームを提供する。トランスポートマルチプレクサは、ローカルトランス ポートストリームを入力トランスポートストリームとともに多重化することによ り、出力トランスポートストリームを提供する。第1および第2エンコーダ/マ ルチプレクサは、直列に接続されており、第1エンコーダ/マルチプレクサの出 力トランスポートストリームは、入力トランスポートストリームを提供するため に第2エンコーダ/マルチプレクサのマルチプレクサに結合される。追加のエン コーダ/マルチプレクサは、ディジーチェーン構成を提供するために直列接続す ることができる。この方法で、マルチサービストランスポートストリームの生成 に対する一般的な解決は、複数のローカルストリームから提供されうる。好まし い実施形態において、バイパス回路は、入力トランスポートストリームを、所定 のエンコーダ/マルチプレクサが故障した場合に機能付与される出力トランスポ ートストリームに直接結合する。 発明の他の構成によれば、一つ以上の冗長エンコーダ/マルチプレクサが、デ ィジーチェーン構成の終端において直列に接続されることにより、動作のホット スペア冗長モードを提供する。冗長エンコーダ/マルチプレクサは、入力トラン スポートストリームを監視することによって、故障が上流側のエンコーダ/マル チプレクサに起きたか否かをを確かめる。故障が起きた場合、故障したエンコー ダ/マルチプレクサに関係するプログラムソースは、冗長エンコーダ/マルチプ レクサに切り替え られ、その冗長エンコーダ/マルチプレクサは、プログラムソースをエンコード することにより、入力トランスポートストリームを用いて多重化するための冗長 ローカルトランスポートストリームを提供する。 本発明によれば、トランスポートストリーム多重化の方法は、第1および第2 トランスポートストリームの受信を包含し、各ストリームは、サービスコンポー ネントおよびサービス制御情報の多重を備え、また、受信したトランスポートス トリームを多重分離することにより、第1および第2の多重分離されたトランス ポートストリームを提供する。第1および第2サービス制御情報は、該当の第1 および第2の多重分離されたストリームから抽出され、第1および第2サービス 制御情報の間にオーバーラップ、または競合が生じているか否かが確かめられる 。出力サービス制御情報は、オーバーラップ、または競合を回避するために修正 された第1および第2サービス制御情報から生成される。多重分離されたストリ ームは、出力サービス制御情報にしたがってフィルタリングされる。出力サービ ス制御情報、およびフィルタリングされ、多重分離されたストリームは、次に多 重化されることによって、出力トランスポートストリームを提供する。 好ましい実施形態は、MPEG―2システム規格トランスポートストリームを 参照して記述されているが、本発明の原理は、固定長のパケットを備え、多重化 を記述する自己包含ディレクトリ構造(self-contained directory structure)を 有する任意のデータストリームの多重化を包含する。この様にして、用語“トラ ンスポートストリーム”は、ここでは、MPEG―2システム規格によって規定 されるトランスポートストリームを意味するのに用いられ、本発明の原理は、ま た、非同期転送モード(ATM)システムのような類似のトランスポート構造を 用いるシステムにも適用される。 本発明の原理は、また、チェーンにおける最後のマルチプレクサの出力が、チ ェーンにおける最初のマルチプレクサへの最初のトランスポー トストリームとして設けられることにより、リングが形成され、各マルチプレク サは、統計的多重化による帯域幅割り当てを提供するために、すべての他の関与 するエンコーダの帯域幅要求に関してリングの周りを通過されるリレー情報のた めのエンコーダへのフィードバック通路を提供することにまで拡張される。 本発明のさらに別の構成によれば、バッファを2パケット分の深さにすること を許容する最適の多重化方法が提供される。したがって、多数のバッファに対し て、各バッファはパケット化されたデータストリームに付随し、パケットは、該 当のバッファ入力レートで受信される。バッファは、少なくともバッファ入力レ ートの和に等しいサービスレートでサービスされる。各バッファに対して、一旦 パケット全体がその中に受信されると、そのバッファがそのバッファ深さに達す ると予測されるまでの時間間隔が決定される。最短の時間間隔を有するバッファ が最初にサービスされるので、バッファのオーバーフローが回避される。 図面の簡単な説明 前述およびその他の本発明の目的、特徴および利点について添付の図面を参照 し、本発明の好適な実施形態によって、より詳細に説明する。全ての図面を通じ て同等の部分に同一の符号を用いている。 図1は、本発明による基本トランスポートマルチプレクサの略ブロック図であ る。 図2Aは、本発明による多重化方法のフロー図である。 図2Bは、図1の基本マルチプレクサにおけるテーブル情報処理のフロー図で ある。 図3は、本発明による単一サービスエンコーダ/マルチプレクサの略ブロック 図である。 図4は、本発明による図2の単一サービスエンコーダ/マルチプレクサの直列 構成の略ブロック図である。 図5Aは、本発明による図3に示されたタイプの単一サービスエンコーダ/マ ルチプレクサの冗長構成の略ブロック図である。 図5Bは、本発明による別の冗長構成の略ブロック図である。 図6は、エンコーダ/マルチプレクサのN×M構成の略ブロック図である。 図7は、本発明の単一サービスエンコーダおよび基本統計的マルチプレクサの 略ブロック図である。 図8は、本は発明による図7のエンコーダ/統計的マルチプレクサのリング構 成の略ブロック図である。 好適な実施形態の説明 図1には、本発明の原理を図解する基本2―ストリームマルチプレクサ10が 示されている。基本マルチプレクサ10は、入力として、マルチプレクサの外部 で完全にフォーマット化された2つのトランスポートストリームを、それぞれラ イン12および14で入力として受信する。マルチプレクサ10は、また、ライ ン16で、管理および制御入力を受け取り、マルチプレクサを後述のように構成 するために使用する。 基本マルチプレクサ10は、次の4つの処理エレメントを備える。これら処理 エレメントは、1対のトランスポートデマルチプレクサ18、20と、プロセッ サ22と、トランスポートリマルチプレクサ24である。デマルチプレクサ18 、20は、トランスポートストリームを、その成分であるサービスコンポーネン トおよびサービス制御情報テーブルに多重分離する。サービス制御情報テーブル は、出力サービス制御情報テーブルの単一セットを提供するために、テーブルに 含まれる情報を組み合わせて再構成するプロセッサ22に送られる。デマルチプ レクサ18、20は、サービス制御情報テーブルにおける組み合わされて再構成 された情報に基づいて、サービスコンポーネントをフィルタリングする。トラン スポートリマルチプレクサ24は、出力サービス制御情報テー ブルを、フィルタリングされたストリームとともに多重化することによって、出 力トランスポートストリームをライン26で供給する。出力トランスポートスト リームのコピーが、ライン28で随意利用可能にされる。 上述のように、入力トランスポートストリーム12、14は、マルチプレクサ 10の外部で完全にフォーマット化されている。さらに後述するように、入力ス トリーム12、14の一方は、ローカルエンコーダによって生成されることがで きるのに対し、他方は、別個のマルチプレクサからの出力トランスポートストリ ームとなりうる。一般に、一つの入力トランスポートストリーム12、14のP IDの一つ以上は、他の入力ストリーム12、14におけるPIDと競合する。 この競合を回避するために、本発明のマルチプレクサ10は、好ましくは、各競 合するパケットに対するPIDを、それが出力ストリーム28に渡される前に競 合を避ける新しい値にリマッピングまたは変更する。このプロセスは、自動PI Dリマッピングと称される。この競合を管理するための他のモードは、透過的な PIDリマッピングおよびホットスペア冗長PIDリマッピングを含む。透過的 なモードは、競合の有無にかかわらず、両方の入力ストリーム12、14からの コンポーネントのすべてを単に通過させる。透過的なモードにおいては、各スト リーム12、14におけるコンポーネントが競合しないことを保証することは、 外部管理次第である。ホットスペア冗長モードは、第1トランスポートストリー ム12中に存在することをPSIおよびSIテーブルによって断言された、すべ てのコンポーネントの存在が検出される限り、第2入力トランスポートシステム 14のコンポーネントの機能を停止する。このようなコンポーネントが存在しな いことが検出されると、失われたコンポーネントは、そのコンポーネントに適切 に属するPIDが割り当てられた第2入力トランスポートストリーム14からの 該当のタイプのコンポーネントにより置き換えられる。これらの使用可能なモー ドの各々は、各種の構成に 対して有用であり、さらに後述する。 各デマルチプレクサ18、20は、2つの入力トランスポートストリームの一 つを受け取り、各入力PIDに対しPID値により識別されるトランスポートパ ケットがいかにデマルチプレクサにより処理されるかを指定するプログラム可能 なフィルタ30の一セットを有する。4つの可能な動作が指定され得る。 1.パケット全体を廃棄する。 2.パケットをプロセッサに送る。 3.パケットをトランスポートリマルチプレクサに送る。 4.パケットをプロセッサおよびトランスポートリマルチプレクサの両方に送 る。 入力PIDがトランスポートリマルチプレクサ24に送られるべきときには、 PIDの値は、デマルチプレクサ18、20により保持されるプログラム可能な ルックアップテーブル(LUT)にしたがって変更することができる。LUT3 2は、プロセッサ22により下記のように自動的に、または管理システムのよう な外部システムの介入によりプログラミングされる。 使用されないPIDに対するデフォールトの宛て先は、PIDをトランスポー トストリームから全て除去することである。特定のPIDが出力PAT、出力P MT、または出力CATにおいて規定されていなれば、当該PIDのためのLU T32におけるエントリは、当該PIDを有するパケットのすべてをトランスポ ートストリームから全て除去するようにセットされる。規定されないPIDを有 するパケットが、出力トランスポートストリームに到着することは許されない。 LUT32は、また、出力トランスポートストリーム中のパケットに対するP ID値を設定するために置き替えられる13ビット出力フィールドを有する。こ のフィールドに対するデフォールト値は、入力PID値である。デフォールト値 は、競合が両方のトランスポートストリーム におけるPIDの間で検出される場合には、他の値に変更され得る。 トランスポートリマルチプレクサ24に送られるパケットは、タイムスタンプ され、トランスポートリマルチプレクサ24により読み込まれるFIFOバッフ ァ34、36に置かれる。プロセッサ22に送られる制御テーブルを含むパケッ トは、制御FIFO40、42に置かれる。出力トランスポートストリームのた めのトランスポート制御テーブルに対するプロセッサ22よって生成されたパケ ットは、トランスポートリマルチプレクサ24により読み込まれる制御FIFO 37に置かれる。次に、トランスポートリマルチプレクサにより読み込まれるす べてのパケットは、出力FIFO38に置かれる。 プロセッサ22の役割は、外部管理装置によって選択されるモードに従って、 フィルタ設定命令41を用いて、PIDフィルタ30を設定することにより、デ マルチプレクサ18、20により行われるLUT32およびPID動作を構成す ることである。LUT32を初期化するために、プロセッサ22は、両方のトラ ンスポートストリームにおけるPIDルックアップテーブル宛て先フィールドエ ントリの全てを、なし(出力なし)に設定することによって開始する。 次に、プロセッサ22は、すべてのPATパケットをプロセッサ22のみに送 るために、各トランスポートストリームからのPAT(PID=0x0000) に対する宛て先フィールドエントリを読めるようにする。各トランスポートスト リームからのPATは読み込まれ、全てのPMT対する全てのPIDが集められ る。同じ処理が、CAT(PID=0x0001)に対して行われることにより 、CAストリームに用いるためのPIDを得ることができる。全てのPMT P IDに対するPIDエントリのための宛て先フィールドが、次にPMTをプロセ ッサのみに読み込まれるために設定される。最後に、PMTが解釈されることに より、PMTにおいて規定される全てのストリームによって使用されるPIDの 完全なリストを得ることができる。この時点で、プロセッサ2 2は、2つのトランスポートストリーム間のPIDの競合の有無を点検し、シス テムが自動PIDリマップモード、またはホットスペア冗長PIDリマップモー ドの何れかにあることに従って、競合を解決する。次に、これらのPIDの用の PIDルックアップテーブルにおけるエントリが、適切な宛て先およびPIDリ マッピングに対して設定される。 プロセッサ22は、デマルチプレクサに、入力トランスポートストリームの中 に含まれる少なくともPAT、PMTおよびCATを有する制御テーブルをプロ セッサに送るようにさせる。DVB互換可能システムにおいては、プロセッサ2 2は、また、SDTおよび他のDVBテーブルに、プロセッサに送られるように させる。選択的に、プロセッサ22は、他のPIDに含まれるトランスポートパ ケットを抽出することができる。 これらの特定のテーブル(例えぼPAT)は、専らプロセッサ22に送られる のに対し、他のもの(例えぼPMT)は、プロセッサ、またはプロセッサおよび トランスポートリマルチプレクサ24の両方の何れかに後述するような環境に応 じて送られる。 PAT、CATおよびPMTを調べることにより、プロセッサ22は、何れか のトランスポートストリームで用いられるPIDが、他にも用いられるか否かを 確かめる。特定の使用可能なモード(即ち自動、透過的な、またはホットスペア 冗長リマッピング)に応じて、プロセッサ22は、このようなPID値の何れか を変更、または廃棄させることができる。 PATを調べることにより、プロセッサ22は、また、何れかのトランスポー トストリームに用いられるプログラム番号が、他においても用いられるか否かを 確かめる。この場合にも、使用可能なモードによってはプロセッサ22は、この ようなプログラム番号値の何れかを変更、または廃棄させることができる。PA Tに対して行われたプログラム番号の変更は、DVB―互換可能システムにおけ るSDTの該当サービス番 号の変更を要求する。さらに、他のDVBテーブル、例えばボーケイト関連テー ブル(Bouquet Association Table)およびイベント情報テーブルは、プロセッサ 22により管理および処理することができる。 自動モードでのプログラム番号およびPIDリマッピングの好ましい方法は、 最小の未使用値を選んでそれを割り当てることである。 プロセッサ22は、入力ストリームからのPATを結合し、出現するトランス ポートPMTに使用されるPIDまたはプログラム番号値の変更を組み込み、出 力トランスポートストリーム用のPATを確立する。 PIDリマッピングがEMMストリームを有するPIDに対して起きると、ま たはCATが両方の入力トランスポートストリームに存在すると、プロセッサ2 2が出力トランスポートストリーム用のCATを再確立するか、そうでなければ 入力CATは変更されずに通過することができる。PIDリマッピングがPMT 、またはEMMストリーム以外の情報を含むPIDに対して行われた時には、プ ロセッサ22は、PIDがリマッピングされたコンポーネントを含むサービスを 記述するPMTを再確立するか、そうでなければ入力PMTは変更されずに通過 することができる(適用可能なPIDリマッピングを条件として)。 プロセッサ22は、またDVBテーブルを、存在するならば、適切に再確立す る。プロセッサによって生成されたテーブルは、トランスポートパケットのシー ケンスとしてフォーマット化され、次にパケットはトランスポートリマルチプレ クサ24による伝送のために、FIFO38中に置かれる。 トランスポートリマルチプレクサ24は、FIFO34、36、38から各ト ランスポートパケットを読み取り、パケットが入力として到達した時にパケット に施されたマルチプレクサのタイムスタンプを読み取り、それを現在の時刻と比 較することによって、マルチプレクサ内でパケットがどれだけ遅れたかを確認す る。プログラム時刻照準(PCR)フィールドは、MPEG―2により規定され ているように、必要ならば この遅延を補償するために調節され、次にリマルチプレクサ24はパケットを伝 送する。 後述するように、入力データレートの総和およびプロセッサ22によって生成 される制御パケットのデータレートが、出力リマルチプレクサによって生成され るデータレートを越えなければ、FIFO34、36および37の各々の深さは 、2つのトランスポートパケット程度に小さくすることができる。これらの条件 は、平均しては満足されるが、入力データレートの総和がバーストによって出力 データレートを越える場合、トランスポートパケットが失われていないことを保 証するために、大きいFIFOが必要となる。最大FIFO深さは、この場合の 最大バーストサイズによって決まる。 本発明は、最適の多重化方法を提供する。何故ならば、この方法は、2つのパ ケットの最小サイズバッファを必要とし、したがって、遅れは最小となるからで ある。しかし、この方法は、クロックジッタおよびシステム内のその他の不完全 さを考慮するために、バッファサイズを3パケットに増やすことが望ましい。一 般に、本発明の最適の多重化方法は、パケットサイズPのN―入力パケット化さ れたデータストリームを有する任意の多重化システムに適用され得る。 好ましい実施形態においては、マルチプレクサ10は、第1および第2入力ト ランスポートストリーム中のトランスポートパケットを、それぞれ一定レートrF およびrSで受け取る。上述のように、デマルチプレクサ18、20およびプロ セッサ22は、トランスポートパケットをFIFOバッファ34、36、37に それぞれ送る。データが該当FIFOに達する時のレートを、rF’、rS’およ びrc’であらわす。レートrF’およびrS’は、オリジナルのデータレートrF およびrSよりも小さい。パケットがFIFO34、36、37に到達すると、 パケットビットはバッファの中にそれぞれrF、rS、rCのレートで記録(clock) される。トランスポートリマルチプレクサ24がバッファ 34、36、37をサービスするサービスレートRは、下記のとおりである。 R≧rF+rS+rC パケットの到達の間にギャップのない最悪の状況を想像することは、役に立つ 。この場合、ビットは、FIFOの各々にそれぞれ一定のレートrF、rSまたは rCでロードされる。この最悪の状況では、バッファのサイズが最小の2パケッ トであるように最適のサービスアルゴリズムが存在する。公知のように、バッフ ァサイズの増大と共に、多重化システムにより生じる遅れは増大する。したがっ て、最適のサービス方針は、遅れを最小にとどめる。このような小さい遅れは、 MPEGストリームにおいては望ましいものである。何故ならば、デコーダレベ ルにおいて高い性能が得られるからである。 サイズ2のバッファで開始し、本発明は、任意のサービスタイムにおいていか なるバッファもフルパケットを有しない場合には、少なくとも一つのバッファが パケットサイズPに達するか、またはPを越えるまで、ヌルパケットが送信され るサービス方針を提供する。その際、オーバーフローの起きるまでに最小の時間 しか残らないバッファが最初にサービスされる。最小の時間を有するバッファが 2つ以上存在する時には、入力レートの最も早いバッファが最初にサービスされ る。 図2Aは、最適のサービスアルゴリズムに含まれるステップを略図する。対応 するクロックレートri(i=1、2..N)を有するN入力FIFOバッファ Biの一般的なケースにおいて、レートは、r1≧r2≧…≧rN-1≧rNのように 順番付けられる。パケットは、バッファBiにランダムな間隔で到達するが、パ ケットがバッファにいったん到達すると、ビットは中断されることなくレートri でロードされる。 時間軸は、1/Rのサイズの間隔にディジタル化することが可能であり、指数 kは、時間tk=k/R秒を示す。BMi(0)=0ビットのバッファメータの 初期状態で開始し、時間がtkからtk+1に増加する 、即ちステップ250、252においてk→k+1である。ステップ256にお ける間隔〔tk、tk+1〕の間に、アルゴリズムはNバッファの各々について以下 の機能を実施する。 ―アルゴリズムは、ステップ260で、バッファBiに他のビットが加えられ ていること、即ちBMi(k)>BMi(k−1)をチェック。ステップ270 で、BMi(k)=BMi(k−1)、即ち新しいビットがi番目のバッファに 挿入されていない場合には、アルゴリズムはバッファをサービスできることをチ ェックする。バッファをサービスできない場合には、バッファには比較的長い時 間間隔が関係付けられることによって、バッファはサービスされない。例えば、 バッファがオーバーフローするまでの残り時間COiが、ステップ274でCO i=10*P/rNに設定される。バッファをサービスできれば、時間COiは 変えられない。何故ならば、バッファサイズBMi(k)は、BMi(k−1) と同じであるからである。 ―BMi(k)>BMi(k−1)の場合時には、フルパケットの数がステッ プ262でチェックされる。アルゴリズムは、別のパケットがバッファBiに加 えられたこと、即ちPMi(k)>PMi(k−1)であることをチェックする 。PMi(k)=PMi(k−1)、即ちフルパケットの数が同一である場合に は、アルゴリズムはステップ270でバッファをサービスできることをチェック する。バッファをサービスができない場合(SFi=0)、Biバッファがオー バーフローするまでの残り時間は、ステップ274でCOi=10*P/rNに 設定される。バッファをサービスできる場合(SFi=1)、即ちバッファが少 なくとも一つのフルパケットを含む場合には、アルゴリズムはステップ272で 、式COi=(2P−BMi(k))/riを更新することにより、Biバッフ ァのオーバーフローまでの残り時間を減少させる。ステップ262でPMi(k )>PMi(k−1)、即ちフルパケットの数が一つだけ増やされた場合には、 ステップ264で、パケットレート iはPRi=R/(k―PCi)の数値を求めることで算出され、パケット数i はPCi=kに更新され、バッファBiがオーバーフローするまでの残り時間は COi=(2P―BMi(k))/riとして設定され、フラグSFi=1が設 定される。 ―最小COiを有するバッファが最初にサービスされる。すべてのNバッファ を分析した後に、アルゴリズムは、ステップ266で、時間tk+1がP/Rの倍 数であること、即ちフルパケットがサービス可能であることをチェックする。結 果が正しければ、アルゴリズムは、時間COiを比較し、10*P/rNよりも 小さい最小COiを有するバッファをサービスする。ステップ268で、最小C Oiを有するiの値が設定されたIバッファがサービスされると、サービスフラ グIはゼロ(SFI=0)にリセットされ、ビットメータIは188×8ビット だけ減じられ(BMI=BMI−188×8)、パケットメータIは一つのパケ ットだけ減じられる(PMI=PMI―1)。 上記の方法は、ステップが1/R秒の長さの間隔〔tk、tk+1〕の間に実行さ れる場合に、PMi=0,1を保証する。間隔1/Rが極めて小さい時には、最 適サービスアルゴリズムは、1/Rの代わりにサイズ8/Rの時間間隔を設定す るように修正されうる(8/Rは1バイトをサービスするのに必要な時間であり 、1/Rは1ビットをサービスするのに要する時間である)。したがって、指数 kは、時間tk=k8/R秒を示す。 さらに、最適サービスアルゴリズムは、1/Rまたは8/Rの代わりに、P/ R時間間隔を用いて実行することが可能であり、サイズ2パケットのバッファは オーバーフローしない(PMi=0)。しかしP/Rは、FIFO状態を更新す るには極めて厳密である。 上記の項目は、表にまとめると下記の通りである。 次ぎに、テーブル情報の処理について述べる。プロセッサ22におけるテーブ ル情報のフローは、図2Bのフロー図で示される。このフロー図は、入力FIF Oバッファ40、42から、処理ブロック300、302、304、306、3 08、および分配されたデータ構造310、312、314、316を経て、出 力テーブルバッファ37へのテーブル情報のフローをたどる。プロセッサ22は 、プロセスブロック300、302のそれぞれで、FIFOバッファ40、42 からテーブルパケットを読み取る。トランスポートパケットヘッダにおけるトラ ンスポートエラービットが真であれば、パケットは捨てられる。パケットが以前 に受信したテーブルパケットのコピーである場合には、パケットは廃棄される。 新しい場合は、プロセッサ22は、各セクションの終わりでCRCを算出するこ とによって、正しく読み取られたことを確かめるために、パケットをチェックす る。該当の入力テーブルで変更が起きたことの信号が318、320でブロック 304に送信され、出力テーブルが更新を必要としていることを示す。セクショ ンは、ブロック304で、プロセッサメモリに保持された特定のテーブルの該当 のバージョンを修正するために用いられる。2つの入力トランスポートストリー ム12、14(図1)の間の競合は、動作モード(自動、透過的な、またホット スペア冗長)に従って解決される。出力テーブルは、これにしたがって生成され 、テーブルパケッタイザ306に送信される。完成した新しいテーブルのバージ ョンは、出力トランスポートストリーム28に含めるために、FIFOバッファ 37への連続リプレイのためのパケット化されたテーブルリプレイ308に送信 される。入力テーブルの新しいバージョンを受け取り、出力テーブルの更新され たバージョンをバッファ37に送出するまでの間の遅れは、できる限り短く抑え られる。 プロセッサ22により実行されるテーブル再生成のための例としてのアルゴリ ズムは、下記のステップを有する。 ―各テーブルは、単一セクションとして保持される。セクションが得 られると、プロセッサは、作り出されたサービスに対する記述子を付加し、セク ション長およびCRC32フィールドを適切に調整する。 ―各テーブルはセクションの一セットとして保持され、各セクションは、追加 されたトランスポートストリームコンポーネントを記述する。次に、プロセッサ 22は、入力トランスポートストリーム上で受信されたテーブルのすべてのセク ションにおける最終セクション番号フィールドを増加し、CRC32フィールド を適切に調整する。プロセッサは、また、追加のトランスポートストリームにお けるコンポーネントに適用可能な記述子含むセクションを挿入し、このセクショ ンに最終セクション番号に等しいセクション番号値を与える。 第2の入力トランスポートストリーム14が、例えば透過的な、またはホット スペア冗長モード中のPIDの競合のような何等かの理由で機能停止されると、 トランスポートデマルチプレクサ18は、第1の入力トランスポートストリーム 12からテーブルパケットを抽出することを停止し、これらのパケットが変化さ れずに出力トランスポートストリーム28に直接伝播されることを許容する。こ れにより、プロセッサ22を介してPSI/SIテーブル更新に付随する伝播の 遅れが除去される。機能停止の間、マルチプレクサ10は、バッファ34とテー ブルバッファ40の両方にPSIパケットコピーすることによって、PSIパケ ットの幾つかを監視し続けるので、プロセッサ22は、何れのPIDが現在第1 の入力トランスポートストリーム12に割り当てられているかを監視することが できる。この情報は、PIDリマッピングアルゴリズムにより使用される。 本発明は、次に述べる多数のシステムアーキテクチャを提供するのに用いるこ とができる。最も簡単なケースでは、基本マルチプレクサ10は、単一チャネル エンコーダ50に組み合わされて、図3のブロック図に示すように、エンコーダ /マルチプレクサ100を提供する。 エンコーダ50は、ライン52、54、56で入力としてトランスポ ートストリームに挿入されるべき1組のコンポーネントを受け入れる。代表的な コンポーネントセットは、ビデオ入力、2つのステレオオーディオチャネル、お よび2つのユーザデータチャネルから成る。通常、上記のコンポーネントセット は、単一サービスを形成することを意図しているが、場合によっては、それらは 一つ以上のサービスを形成することができる。エンコーダ50によって多重化に 加えられたコンポーネントおよびサービスを記述して構成するサービス制御デー タは、ライン58でエンコーダプロセッサ60に渡され、エンコーダプロセッサ 60は、エンコーダ50によって生成された追加トランスポートストリーム62 に挿入されるべきテーブルセットを生成するために、この情報を用いる゜ コンポーネントのそれぞれは、各コンポーネントタイプに特有の方法で、エン コーダ64、66、68によってトランスポートストリームに含めるのに適した フォーマットにエンコードされる。通常、このフォーマットは、MPEG―2に よって規定されたパケット化された基本ストリーム(PES)エンコーディング に基づくものである。エンコードされたコンポーネントは、次に、トランスポー トマルチプレクサ70に渡されて、互いに、かつプロセッサ60によって提供さ れた制御テーブルとともに結合されて、追加トランスポートストリーム62とな る。 追加トランスポートストリーム62は、次に、基本マルチプレクサ10に渡さ れ、ここで上述のように外部から供給された入力トランスポートストリーム12 と結合し、エンコーダ50の寄与を入力トランスポートストリーム12に加える 出力トランスポートストリーム26が生成される。好ましい実施形態においては 、入力トランスポートストリーム12は、外部で固定された、または基本マルチ プレクサ内で測定されたレートで提供される。このレート、エンコーダ50の寄 与のレート、および出力トランスポートストリーム制御テーブル43のレートの 総和は、出力トランスポートストリーム26および28のレートを越えることは ない。別の実施形態では、ヌルパケット以外のデータのバーストの出現を受け入 れるために、十分なFIFOを設けて、入力トランスポートストリーム12は、 エンコーダ50により加えられたサービスを受け入れるのに十分なヌルパケット に割り当てられた帯域幅を有する出力トランスポートストリーム26に等しい既 知の固定レートで提供される。入力トランスポートストリーム12は、実際には 欠如することがあり、この場合には、総てがヌルパケットから成ると考えられる 。好ましい実施形態において、PIDおよびプログラム番号の競合は、常に、追 加トランスポートストリーム62よりも入力トランスポートストリーム12を優 先することで解決される。 任意のサービス番号を含むトランスポートストリームは、直列に接続された本 発明のエンコーダ/マルチプレクサのセットによって提供される。このような構 成においては、各基本マルチプレクサの出力トランスポートストリームは、次の 入力トランスポートストリームとして提供される。この構成のエンコーダ/マル チプレクサ100A、100B、100C、100Dは、図4に示されている。 第1エンコーダ/マルチプレクサ100Aには、入力ストリーム(またはヌルパ ケットの1セット)を必要とすることはない。最後のエンコーダ/マルチプレク サ100Dの出力は、最終のトランスポートストリーム108である。互いにデ ィジーチェーンされたエンコーダ/マルチプレクサ100の数は、トランスポー トストリームの容量、およびインターフェースドライバーによって与えられる物 理的制約によってのみ制限される。 自動PIDリマッピングに伴うの問題は、ユーザは何れのエンコーダのPID が新しい値にリマッピングされるかを決定するのに困難を感じることである。例 えば、チェーンの開始におけるエンコーダ50(図3)が故障した場合には、チ ェーン全体を通じてマルチプレクサ10の残りは最初のマルチプレクサ10から のトランスポートストリームが無くなったことを知り、残りのチェーンには自動 的にそれらのPIDを再調 整する。別のシナリオとして、ユーザが余分なエンコーダをチェーンの終端に加 えることを決定する場合、またはユーザがチェーンの終端におけるエンコーダに 余分なオーディオまたはデータチャネルを構成するに過ぎない場合さえも考えら れる。その際、これらの余分なサービスに付随する余分なPIDは、チェーンの 残りを通じてマルチプレクサ10に、これらの新しいPIDを受け入れるために 、それらのPIDをリマッピングさせる。出力トランスポートストリームにおけ るPIDのこの一定の動きは、伝送リンクの他端におけるデコーダに問題を生じ させることがある。このため、マルチプレクサ10に委ねるよりも、ユーザ自身 で各エンコーダ50に対するPIDをリマッピングすることを好むユーザもいる 。 これらのユーザに対しては、マルチプレクサ10は、PIDをそれらの当初の 位置のままにする透過的なモード、またはホットスペア冗長モードにすることが できる。入力トランスポートストリーム12と追加トランスポートストリーム6 2との間にPIDの競合があると、ホットスペア冗長モードの場合、ユーザが競 合を除去するためにチェーン全体のPIDの割り当てを手動で変更するまで、ト ランスポートストリーム62は機能停止される。これにより、ユーザは、リンク の他端におけるデコーダに対するPIDの割り当てを設立でき、チェーンのエン コーダ50内で問題が生じても、マルチプレクサ10がPID値を決して再割り 当てしないことを知る。 透過的なモードでは、2つの入力トランスポートストリーム12、14はPI Dの競合に関係無く、透過的に結合される。基本ストリーム間にPIDの競合が 生じると、これらの基本ストリームを受信するデコーダが役に立たなくなるが、 マルチプレックスにおける競合しない基本ストリームは影響を受けない。この場 合、競合がなくなるまで入力トランスポートストリームPIDを手動で再割り当 てすることにより競合を解決するのは、外部管理システム次第である。 本発明を取り入れる2つのエンコーダ/マルチプレクサ100、および、追加 的に設けられた、出力トランスポートストリームに直接入力トランスポートスト リームを接続する受動バイパスリレー44A、44Bのそれぞれは、図5Aに示 すように、簡易な冗長構成を提供するために使用することができる。この構成で は、基本マルチプレクサ10A、10Bは、スイッチの役割を果たし、各々は2 つのトランスポートストリームの一つを選ぶ。第2の基本マルチプレクサ10B の出力は、外部の変調器(図示せず)に提供され得る。 図5Aに示される構成において、第1のエンコーダ/マルチプレクサ100A への入力は、接続されない状態に維持される。基本マルチプレクサが出力トラン スポートストリームの2つのコピーを提供すると、第1のエンコーダ/マルチプ レクサ100Aにおけるマルチプレクサ10Aの第2出力は、冗長変調器(図示 せず)を駆動するのに使用されうる。この構成では、第2のエンコーダ/マルチ プレクサ100Bの第2出力は、使用されないか、または監視の目的にのみ使用 される。 この構成に冗長を提供するためには、同一のビデオおよびオーディオ入力が各 エンコーダ50A、50Bに供給され、各エンコーダは、エンコーダによって生 成されたサービスに対して同一のPIDのセットを提供するように構成される。 マルチプレクサ10A、10Bは、次に、同一のPIDがそれぞれの入力トラン スポートストリーム12A、12Bに欠如していない限り、関連するエンコーダ 50A、50Bによって生成されたビデオおよびオーディオPIDが廃棄される ように構成される。これは、上述のホットスペア冗長使用可能なモードである。 これらのPIDの欠如は、タイムアウトメカニズムにより確認することができる 。PIDの欠如がいったん確認されると、ローカルエンコーダ50A、50Bに よって生成された該当のPIDは、PIDが外部の入力トランスポートストリー ム12A、12Bに再び存在することが確認されるまで、出力トランスポートス トリームに渡される。別の実施形態では、ホ ットスペア冗長モードは、入力PIDの喪失を検出するよりも、入力PATから のサービスの欠如を検出することによって引き起こされる。 上記のように構成されたシステムにおいて、第1のエンコーダ50Aの出力6 2Aは、通常、第2の基本マルチプレクサ10Bの出力ストリームに渡される。 第1エンコーダ50A、または基本マルチプレクサ10Aが故障すると、第2エ ンコーダ50Bの出力62Bが第2基本マルチプレクサ10Bによって選ばれる 。第2基本マルチプレクサ10Bが故障すると、ユニット100Bのバイパスリ レー44A、44Bの動作が停止され、第1基本マルチプレクサ10Aの出力が 直接出力トランスポートストリーム28Bに渡される。リレー44A、44Bは 、パワーアップリセットが行われるか、またはリレーに再作動させるための指令 がユーザインターフェース(図示せず)から受け取られるまで、動作が停止され た状態を維持する。 そのそれぞれが2つの出力をもつ基本マルチプレクサに基づくこの方式の一種 において、第2マルチプレクサ10Bの第2出力トランスポートストリームは、 図5Bに示された第1マルチプレクサ10Aの入力トランスポートストリームに 接続されている。2つのマルチプレクサ10A,10Bは、次に各種の動作を行 うように構成されていなければならない。第1マルチプレクサ10Aは、エンコ ーダ50Aにより生成されたトランスポートストリーム62Aにおける一致する PIDが検出されない状態でない限り、入力トランスポートストリーム12A上 で受け取られたPIDを放棄するように構成される。第2マルチプレクサ10B は、反対に、すなわち入力トランスポートストリーム12Bにおける一致するP IDが検出されない状態でない限り、エンコーダ50Bにより生成されたトラン スポートストリーム62B上で受け取られたPIDを放棄するように構成される 。この構成が有効であるためには、2つのエンコーダ/マルチプレクサ100A および100Bが種々な時点でパワーアップ、またはリセットされることが必要 である。 自動PIDリマッピングモードは、図6に示されたように、図4の構成にN× M冗長またはホットスペア冗長能力を提供するために、外部オーディオ/ビデオ スイッチとともにホットスペア冗長モードと組合せることができる。この構成で は、一連のエンコーダ/マルチプレクサ100A,100B,100C,100 Dは、図4で上に記載された自動リマッピングモードで作動する。最後のエンコ ーダ/マルチプレクサ100E,100Fは、N×M冗長を供給するために用い られる。但し、この構成ではN=4、M=2である。各基本マルチプレクサの出 力トランスポートストリーム102,104,106,110,112は、次の ものの入力トランスポートストリームとして供給される。従来のクロスポイント マトリックススイッチ200は、サービス制御、ビデオ、オーディオおよびデー タ入力信号158A,152A,154A,150Aをエンコーダ/マルチプレ クサ100Aの該当の入力58A,52A,54A,56Aに接続するように構 成される。エンコーダ/マルチプレクサ100B,100Cおよび100Dに対 する入力信号は、スイッチ200を通して同様に構成されている。エンコーダ/ マルチプレクサ100Eおよび100Fの入力信号58E,52E,54E,5 6Eおよび58F,52F,54F,56Fは、それぞれ、上流エンコーダ/マ ルチプレクサ100A,100B,100C,100Dの一つに故障が起こるま で通常スタンバイ状態で構成される。スタンバイ状態では、エンコーダ/マルチ プレクサ100E,100Fは、110,112上のチェーンでのテーブルをモ ニターすることにより、上流のエンコーダにより使用されるPIDを求めるが、 しかし通常コンポーネントを挿入することはない。 上流エンコーダ/マルチプレクサ(100A,100B,100C,100D )に付随するいずれかのPIDが欠如することが決定される(タイムアウトによ り)時には、エンコーダ/マルチプレクサ100E,100Fはアラームを発し 、これが外部管理システム(図示されず)ま たはN×Mオーディオ/ビデオスイッチに送られ、次に、N×Mオーディオ/ビ デオスイッチを、失われたコンポーネントをエンコーダ/マルチプレクサ100 E,100Fのいずれかにルート割当てするように構成する。トランスポートス トリームは、失われたPIDを用いて冗長エンコーダ/マルチプレクサ100E ,100Fにより作り出され、次に出力トランスポートストリーム112または 114に挿入される。M=2の冗長エンコーダ/マルチプレクサ100E,10 0Fの包含は、N=4のソースストリームA,B,C,Dの2つのバックアップ を供給する。故障した上流エンコーダ/マルチプレクサが修復されると、冗長エ ンコーダ/マルチプレクサ100E,100Fはスタンバイ状態に戻る。 MPEGにより決められたビデオエンコーディングのための圧縮アルゴリズム は、ビデオコンポーネントにより要求される帯域幅を、定められた画質レベルに 対し、エンコードされているシーンの複雑さによって、可変にし得る。したがっ て、トランスポートストリームにおいて利用し得る帯域幅を満足するが、ある状 況下では利用し得る帯域幅を瞬間的に上回ることもあり得る平均帯域幅要求をも つシステムを構成することが可能である。この問題を回避するための一つの道は 、供給されるトランスポートストリーム帯域幅が、すべての入力ビデオストリー ムのピークの要求を、たとえこれらが同時に起きても上回ることを保障すること にある。しかし、この解決策では、通常、出力トランスポートストリームにおけ る帯域幅を浪費することになる。 このような考え方に関わるシステムにおいて、本発明は、瞬間的に利用し得る 帯域幅にしたがって、ビデオエンコーディングの質を最適化することを可能にす る。すなわち、ビデオコンポーネントの設定に対する理想帯域幅と利用し得る実 際の帯域幅との間でのトレードオフも可能であり、一以上のビデオコンポーネン トが、それらの該当コーディング品質を、瞬間ベースでの低い帯域幅に対して適 切な品質に引き下げること が必要とされることがある。本発明のこの特徴は、統計的多重化と呼ばれる。 本発明を具現化する基本統計的マルチプレクサ10'と組み合わされたエンコ ーダ50'の実施形態が、図7に示されている。基本統計的マルチプレクサ10' は、基本マルチプレクサ10の特徴を用いている。さらに、帯域幅のフレキシビ リティを供給にするために、トランスポートストリームのシンタックスは、拡大 されてエンコーダ50'および他の基本統計的マルチプレクサにより作られた帯 域幅に対する要求に関する情報を含む。フィルタ設定41も拡大されて、入力帯 域幅要求を入力トランスポートストリーム12'から抽出することを可能にする 。エンコーダ50'により挿入されたすべてのコンポーネントに対するトランス ポートパケットが、それらが入力トランスポートストリーム12'上に存在する 時には、放棄されることを保障するために、プロセッサ22はフィルタ設定41 を使用する。 動作において、エンコーダ50'のプロセッサ60は、マルチプレクサ10'の プロセッサ22に、ローカル帯域幅要求の中のビデオエンコーダ64により要求 される帯域幅を知らせる。プロセッサ22は、ローカル帯域幅要求および入力ス トリーム12’上の帯域幅要求からの帯域幅の割当てを決定し、次に、ビデオエ ンコーダ64に割り当てられた帯域幅をプロセッサ60に知らせる。同様に、充 分に可変性のあるデータレートをもつ他のどのコンポーネントも、統計的多重化 プロセスに参画できる。プロセッサ60は、他の基本マルチプレクサに、その帯 域幅要求および帯域幅の割当てを、追加トランスポートストリーム62に挿入さ れるパケットを介して通報する。前記に代わる実施形態において、プロセッサ2 2は、パケットをFIFO38(図1)に供給して、他の基本マルチプレクサに その帯域幅要求と割当てを通報する。 好ましい実施形態においては、内容が同一である2つの出力トランスポートス トリーム26',28'が要求される。ある出力が、下記の帯 域幅要求および割当てデータを、それを解釈することのできないデコーダに送ら れることを防止するために、除外するように構成することもできるが、好ましい 実施形態においてこのデータに用いられているシンタックスによる限り、不要で ある。 前記の開示から明らかなように、1セットのエンコーダ/基本統計的マルチプ レクサ400A,400B,400C,400Dを、図8に示されたようにリン グ状に結合することができる。この配列により、各エンコーダは、他の参画エン コーダの帯域幅要求を知らされ得る。統計的多重化プロセスから得られるトラン スポートストリームは、いずれかの参画する基本統計的マルチプレクサの第2出 力トランスポートストリームから、伝送または追加処理の目的で得ることができ る。各エンコーダ/基本統計的マルチプレクサ400A,400B,400C, 400Dは、他の参画するエンコーダ/基本統計的マルチプレクサとは識別でき るユニークな特性を備えている。 帯域幅要求データは、MPEGに対してコンパチブルであるが本発明の多重分 離能力を具現化しないMPEGエンコーダに対して透過的なデリバリメカニズム を用いて、メッセージの形でリングの周りを通過する。このようなデリバリ手段 の1例は、そのデータ バイトフィールドがMPEG仕様によるいかなる値もも つことのできるPID 0x1FFF(ヌルPID)に含まれるパケットの中の メッセージである。これにより、このパケットの出力トランスポートストリーム における存在は、それを処理することのできないデコーダにより無視されること を保証することができる。いかなる時点においても、各エンコーダについてたか だか1セットの帯域幅要求データがリング上に存在するにすぎない。 帯域幅要求パケットに対するフォーマット、プロトコールを伝送するためのフ ォーマット、および、実際の帯域幅の割当てを決定するためにそれを処理するた めのアルゴリズムは、リングをベースとするデータネットワーク、例えばトーク ンリングまたはFDDIに用いられている類 似の手順を用いて、精密に作ることができる。 均等物 本発明は、その好ましい実施形態を参照して特別に図示され、記載されている が、この分野の熟練者ならば、形態および細部における各種の変更は、付随の請 求項により限定された本発明の精神と適用範囲を逸脱することなく、その中で可 能であることを理解するであろう。例えば、好ましい実施形態は、直列接続され 、または連結されたエンコーダ/マルチプレクサ構成を参照して記載されたが、 本発明の原理は、第1トランスポートストリームおよび第2トランスポートスト リームの両方が外部入力ポートを通してマルチプレクサに供給される構成にも、 適用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ベネット・クリストファー・ジェー アメリカ合衆国,カリフォルニア州 92116,サン ディエゴ,ビスタ ストリ ート 4820 (72)発明者 ドゥオレイデラントレマンゲ・マクシミリ アン ベルギー国,B―1950 クライネ,アベニ ュー ドゥ オクーバ,16 (72)発明者 エイカー・マーハ アメリカ合衆国,カリフォルニア州 92130,サン ディエゴ,カミーノ サン ドバール 4215 (72)発明者 ティアナン・ジェームス・シー アメリカ合衆国,カリフォルニア州 92075,ソラナ ビーチ,バイア ミル カンブレス 1238

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.多重化の方法であって、 第1および第2ストリームを受け取る工程であって、各ストリームが多重のサ ービスコンポーネントおよびサービス制御情報を含む工程と、 前記第1および第2ストリームを多重分離して第1および第2の多重分離され たストリームを供給する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報を前記該当の第1および第2の多重分離 されたストリームから抽出する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報の間に競合が存在するか否かを決定する 工程と、 あらゆる競合を避けるために修正された前記第1および第2サービス制御情報 から出力サービス制御情報を生成する工程と、 その出力サービス制御情報にしたがって前記第1および第2の多重分離された ストリームをフィルタリングする工程と、 前記出力サービス制御情報ならびに前記フィルタリングされた第1および第2 の多重分離されたストリームを多重化して出力ストリームを供給する工程とを備 えた方法。 2.トランスポートストリームの多重化の方法であって、 第1および第2入力トランスポートストリームを受け取る工程であって、各ス トリームが多重のサービスコンポーネントおよびサービス制御情報テーブルを含 み、各サービスコンポーネントおよびテーブルがパケット識別子(PID)を有 する工程と、 前記第1および第2トランスポートストリームを多重分離して第1および第2 の多重分離されたトランスポートストリームを供給する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルを前記該当の第1および第2の 多重分離されたトランスポートストリームから抽出する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルを調査して、前記第1および第 2トランスポートストリームの一方のいずれかのPIDが前記第1および第2ト ランスポートストリームの他方のいずれかのPIDと競合するか否かを決定する 調査工程と、 PIDのあらゆる競合を避けるために修正された前記第1および第2サービス 制御情報テーブルから出力サービス制御情報テーブルを生成する生成工程と、 その出力サービス制御情報テーブルにしたがって前記第1および第2の多重分 離されたトランスポートストリームをフィルタリングする工程と、 前記出力サービス制御情報テーブルならびに前記フィルタリングされた第1お よび第2の多重分離されたトランスポートストリームを多重化して出力トランス ポートストリームを供給する工程とを備えた方法。 3.請求項2において、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一方のある PIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのPI Dと競合する場合に、前記あるPIDの値を変更することを含む方法。 4.請求項3において、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルが第1および第2プログラム結 合テーブルを含み、各プログラム結合テーブルが一連のプログラム番号を含み、 前記調査工程が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを調査して、前 記第1および第2トランスポートストリームの一方のいずれかのプログラム番号 が前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのプログラム 番号と競合するか否かを決定することを含み、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一 方のあるプログラム番号が前記第1および第2トランスポートストリームの他方 のいずれかのプログラム番号と競合する場合に、前記あるプログラム番号の値を 変更することを含む方法。 5.請求項4において、 前記生成工程が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを組み合わせて 、競合するPIDおよびプログラム番号に基づくあらゆる変更を含む出力プログ ラム結合テーブルを供給することを含む方法。 6.請求項2において、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一方のある PIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのPI Dと競合する場合に、前記あるPIDの値を放棄することを含む方法。 7.請求項6において、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルが第1および第2プログラム結 合テーブルを含み、各プログラム結合テーブルが一連のプログラム番号を含み、 前記調査工程が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを調査して、前 記第1および第2トランスポートストリームの一方のいずれかのプログラム番号 が前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのプログラム 番号と競合するか否かを決定することを含み、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一方のある プログラム番号が前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれ かのプログラム番号と競合する場合に、前記あるプログラム番号を放棄すること を含む方法。 8.請求項7において、 前記生成工程が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを組み合わせて 、競合するPIDおよびプログラム番号に基づくあらゆる変更 を含む出力プログラム結合テーブルを供給することを含む方法。 9.トランスポートストリームを多重化する装置であって、 トランスポートストリームが多重のサービスコンポーネントおよびサービス制 御情報テーブルを含み、各サービスコンポーネントおよびテーブルがパケット識 別子(PID)を有し、 第1入力トランスポートストリームを多数の第1サービスコンポーネントおよ び第1サービス制御情報テーブルに多重分離し、その第1サービスコンポーネン トおよびサービス制御情報テーブルを第1フィルタ設定にしたがってフィルタリ ングする第1トランスポートデマルチプレクサと、 第2入力トランスポートストリームを多数の第2サービスコンポーネントおよ び第2サービス制御情報テーブルに多重分離し、その第2サービスコンポーネン トおよびサービス制御情報テーブルを第2フィルタ設定にしたがってフィルタリ ングする第2トランスポートデマルチプレクサと、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルを調査して、前記第1および第 2トランスポートストリームの一方のいずれかのPIDが前記第1および第2ト ランスポートストリームの他方のいずれかのPIDと競合するか否かを決定する 調査手段、ならびに、PIDのあらゆる競合を避けるために修正された前記第1 および第2サービス制御情報テーブルから出力サービス制御情報テーブルを生成 する手段を含み、さらに、前記第1および第2デマルチプレクサに対する前記第 1および第2フィルタ設定を供給する、前記第1および第2デマルチプレクサに 結合されたプロセッサと、 前記出力サービス制御情報テーブルならびに前記フィルタリングされた第1お よび第2サービスコンポーネントを多重化して出力トランスポートストリームを 供給する、前記プロセッサおよび前記第1および第2デマルチプレクサに結合さ れたトランスポートリマルチプレクサとを備 えた装置。 10.請求項9において、 前記トランスポートリマルチプレクサが、前記出力サービス制御情報テーブル ならびに前記フィルタリングされた第1および第2サービスコンポーネントを、 その深さがそれぞれ2つのトランスポートパケットに相当する該当のバッファか ら受け取る装置。 11.請求項9において、 前記フィルタリングされた第1サービスコンポーネント、第2サービスコンポ ーネントおよび前記出力サービス制御情報テーブルが該当するパケットを含み、 それぞれが付随のバッファ入力レートで前記パケットを受け取るためのバッファ を有し、各バッファがバッフア深さを有し、 前記リマルチプレクサが、少なくとも前記バッファ入力レートの和に等しいサ ービスレートで前記バッファをサービスして前記出力トランスポートストリーム を供給し、各バッファに対し、一度フルパケットがその中に受け取られると、当 該バッファがそのバッファ深さに到達すると予測される時間間隔を決定し、バッ ファのオーバーフローを避けるように、まず最短の時間間隔を有するバッファか らパケットを抽出する装置。 12.請求項11において、 前記各バッファが、少なくとも2つのパケットのバッファ深さを有する装置。 13.請求項9において、 前記第1および第2フィルタ設定が、各PIDに対し、そのPIDにより識別 されたサービスコンポーネントまたはテーブルにおいて該当のデマルチプレクサ の中で実行されるべき処理動作を指定する装置。 14.請求項13において、 前記処理動作が、前記サービスコンポーネントまたはテーブルの放棄を含む装 置。 15.請求項13において、 前記処理動作が、前記テーブルの前記プロセッサへのルート割当てを含む装置 。 16.請求項13において、 前記処理動作が、前記サービスコンポーネントまたはテーブルの前記リマルチ プレクサへのルート割当てを含む装置。 17.請求項13において、 前記処理動作が、前記テーブルの前記プロセッサおよびリマルチプレクサへの ルート割当てを含む装置。 18.請求項9において、 前記プロセッサが、さらに、前記第1および第2トランスポートストリームの 一方のあるPIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいず れかのPIDと競合する場合に、前記あるPIDの値を変更する手段を含む装置 。 19.請求項18において、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルが第1および第2プログラム結 合テーブルを含み、各プログラム結合テーブルが一連のプログラム番号を含み、 前記調査手段が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを調査して前記 第1および第2トランスポートストリームの一方のいずれかのPIDが前記第1 および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのPIDと競合するか否 かを決定する手段を含み、 前記プロセッサが、さらに、前記第1および第2トランスポートストリームの 一方のあるプログラム番号が前記第1および第2トランスポートストリームの他 方のいずれかのプログラム番号と競合する場合に、前記あるプログラム番号の値 を変更する手段を含む装置。 20.請求項9において、 前記プロセッサが、さらに、前記第1および第2トランスポートスト リームの一方のあるPIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他 方のいずれかのPIDと競合する場合に、前記あるPIDの値を放棄する手段を 含む装置。 21.請求項20において、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルが第1および第2プログラム結 合テーブルを含み、各プログラム結合テーブルが一連のプログラム番号を含み、 前記調査手段が、前記第1および第2プログラム結合テーブルを調査して前記 第1および第2トランスポートストリームの一方のいずれかのプログラム番号が 前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのプログラム番 号と競合するか否かを決定する手段を含み、 前記プロセッサが、さらに、前記第1および第2トランスポートストリームの 一方のあるプログラム番号が前記第1および第2トランスポートストリームの他 方のいずれかのプログラム番号と競合する場合に、前記あるプログラム番号を放 棄する手段を含む装置。 22.請求項9において、 前記第1および第2入力トランスポートストリームならびに出力サービス制御 情報テーブルの該当のレートの和が、前記出力トランスポートストリームレート に等しい装置。 23.請求項9において、 さらに、前記第1および第2入力トランスポートストリームの一方を供給する エンコーダを含む装置。 24.請求項23において、 前記第1および第2の入力トランスポートストリームの他方が、前記出力トラ ンスポートストリームレートに等しい固定レートで供給される装置。 25.トランスポートストリームの多重化の方法であって、 第1サービスコンポーネントおよび第1サービス制御情報を含むプロ グラムソースを受け取る工程と、 前記第1サービスコンポーネントをエンコードし、第1サービス制御テーブル を前記第1サービス制御情報から生成する工程と、 前記エンコードされた第1サービスコンポーネントおよび前記第1サービス制 御情報テーブルを多重化して第1トランスポートストリームを供給する工程と、 多重の第2サービスコンポーネントおよび第2サービス制御情報テーブルを含 む第2トランスポートストリームを受け取る工程と、 前記第1および第2トランスポートストリームを多重分離して第1および第2 の多重分離されたトランスポートストリームを供給する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルを前記該当の第1および第2の 多重分離されたトランスポートストリームから抽出する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルの間に競合が存在するか否かを 決定する工程と、 あらゆる競合を避けるために修正された前記第1および第2サービス制御情報 テーブルから出力サービス制御情報テーブルを生成する生成工程と、 その出力サービス制御情報テーブルにしたがって前記第1および第2の多重分 離されたトランスポートストリームをフィルタリングする工程と、 前記出力サービス制御情報テーブルならびに前記フィルタリングされた第1お よび第2の多重分離されたトランスポートストリームを多重化して出力トランス ポートストリームを供給する工程とを備えた方法。 26.請求項25において、 前記サービスコンポーネントおよびサービス制御情報テーブルのそれぞれがパ ケット識別子(PID)を有し、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一方のある PIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのPI Dと競合する場合に、前記あるPIDの値を変更することを含む方法。 27.請求項25において、 前記サービスコンポーネントおよびサービス制御情報テーブルのそれぞれがパ ケット識別子(PID)を有し、 前記生成工程が、前記第1および第2トランスポートストリームの一方のある PIDが前記第1および第2トランスポートストリームの他方のいずれかのPI Dと競合する場合に、前記あるPIDの値を放棄することを含む方法。 28.トランスポートストリームを多重化する装置であって、 第1および第2エレメントを備え、 それらの各エレメントが、 プログラムソースをエンコードしてローカルトランスポートストリームを供給 するエンコーダと、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化して出力トランスポートストリームを供給するマルチプレクサとを含み、 前記第1エレメントの出力トランスポートストリームが、前記入力トランスポ ートストリームを供給するために前記第2エレメントのマルチプレクサに結合さ れ、前記第1および第2エレメントが直列に接続される装置。 29.請求項28において、 前記各マルチプレクサが、 前記ローカルトランスポートストリームを多数の第1サービスコンポーネント および第1サービス制御情報テーブルに多重分離し、その第1サービスコンポー ネントおよびサービス制御情報テーブルを第1フィル タ設定にしたがってフィルタリングする第1トランスポートデマルチプレクサと 、 前記入力トランスポートストリームを多数の第2サービスコンポーネントおよ び第2サービス制御情報テーブルに多重分離し、その第2サービスコンポーネン トおよびサービス制御情報テーブルを第2フィルタ設定にしたがってフィルタリ ングする第2トランスポートデマルチプレクサと、 前記第1および第2サービス制御情報テーブルを調査して、前記ローカルおよ び入力トランスポートストリームの一方のいずれかのPIDが前記ローカルおよ び入力トランスポートストリームの他方のいずれかのPIDと競合するか否かを 決定する調査手段、ならびに、PIDのあらゆる競合を避けるために修正された 前記第1および第2サービス制御情報テーブルから出力サービス制御情報テーブ ルを生成する手段を含み、さらに、前記第1および第2デマルチプレクサに対す る前記第1および第2フィルタ設定を供給する、前記第1および第2デマルチプ レクサに結合されたプロセッサと、 前記出力サービス制御情報テーブルならびに前記フィルタリングされた第1お よび第2サービスコンポーネントを多重化して出力トランスポートストリームを 供給する、前記プロセッサおよび前記第1および第2デマルチプレクサに結合さ れたトランスポートリマルチプレクサとを含む装置。 30.請求項28において、 前記第1エレメントの入力トランスポートストリームが、ヌルパケットを含む 装置。 31.請求項28において、 前記各エレメントが、さらに、前記入力トランスポートストリームを直接前記 出力トランスポートストリームに結合するように作動できるバイパス回路を含む 装置。 32.請求項28において、 前記第1および第2エレメントの一方に付随するプログラムソースをエンコー ドして冗長ローカルトランスポートストリームを供給するエンコーダと、前記第 1または第2エレメントのいずれかに故障が生じた場合に前記冗長ローカルトラ ンスポートストリームを前記第2エレメントの出力トランスポートストリームと 多重化して出力トランスポートストリームを供給するマルチプレクサとを有する 、前記第2エレメントに直列に接続された冗長エレメントをさらに備えた装置。 33.請求項28において、 前記第1および第2エレメントのそれぞれのエンコーダが共通のプログラムソ ースをエンコードして同一のローカルトランスポートストリームを供給し、各ロ ーカルトランスポートストリームが複数のローカルサービスコンポーネントを含 み、各ローカルサービスコンポーネントにはローカルパケット識別子(PID) が付随しており、 前記各入力トランスポートストリームが複数の入力サービスコンポーネントを 含み、各入力サービスコンポーネントには入力パケット識別子(PID)が付随 しており、 前記各マルチプレクサが、ローカルサービスコンポーネントのローカルPID が前記該当の入力トランスポートストリームにおける入力PIDの一つに合致す る場合に、そのようなすべてのローカルサービスコンポーネントを放棄する装置 。 34.請求項28において、 前記第2エレメントの出力トランスポートストリームが、前記第1エレメント トの入力トランスポートストリームを供給するために結合され、 前記第1および第2エレメントのそれぞれのエンコーダが共通のプログラムソ ースをエンコードして同一のローカルトランスポートストリームを供給し、各ロ ーカルトランスポートストリームが複数のローカルサービスコンポーネントを含 み、各ローカルサービスコンポーネントには ローカルパケット識別子(PID)が付随しており、 前記各入力トランスポートストリームが複数の入力サービスコンポーネントを 含み、各入力サービスコンポーネントには入力パケット識別子(PID)が付随 しており、前記第1エレメントのマルチプレクサが、入力サービスコンポーネン トの入力PIDが前記該当のローカルトランスポートストリームにおけるローカ ルPIDの一つに合致する場合に、そのようなすべての入力サービスコンポーネ ントを放棄し、また、前記第2エレメントのマルチプレクサが、ローカルサービ スコンポーネントのローカルPIDが前記該当の入力トランスポートストリーム における入力PIDの一つに合致する場合に、そのようなすべてのローカルサー ビスコンポーネントを放棄する装置。 35.トランスポートストリームの多重化の方法であって、 第1エンコーダにおいて第1プログラムソースをエンコードして第1ローカル トランスポートストリームを供給する工程と、 第1マルチプレクサにおいて前記第1ローカルトランスポートストリームを第 1入力トランスポートストリームと多重化して第1出力トランスポートストリー ムを供給する工程と、 第2エンコーダにおいて第2プログラムソースをエンコードして第2ローカル トランスポートストリームを供給する工程と、 前記第1出力トランスポートストリームを第2マルチプレクサの入力に結合す る工程と、 前記第2マルチプレクサにおいて前記第2ローカルトランスポートストリーム を前記第1出力トランスポートストリームと多重化して第2出力トランスポート ストリームを供給する多重化工程とを備えた方法。 36.請求項35において、 前記多重化工程が、 前記ローカルおよび入力トランスポートストリームを受け取る工程であって、 各ストリームが多重のサービスコンポーネントおよびサービス 制御情報を含む工程と、 前記ローカルおよび入力トランスポートストリームを多重分離して第1および 第2の多重分離されたトランスポートストリームを供給する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報を前記該当の第1および第2の多重分離 されたトランスポートストリームから抽出する工程と、 前記第1および第2サービス制御情報の間に競合が存在するか否かを決定する 工程と、 あらゆる競合を避けるために修正された前記第1および第2サービス制御情報 から出力サービス制御情報を生成する工程と、 その出力サービス制御情報にしたがって前記第1および第2の多重分離された トランスポートストリームをフィルタリングする工程と、 前記出力サービス制御情報ならびに前記フィルタリングされた第1および第2 の多重分離されたトランスポートストリームを多重化して前記出力トランスポー トストリームを供給する工程とを含む方法。 37.請求項36において、 前記第1出力トランスポートストリーム、第2ローカルトランスポートストリ ームおよび第2出力制御情報の該当のレートの和が、前記第2出力トランスポー トストリームレートに等しい方法。 38.請求項35において、 前記第1および第2出力トランスポートストリームが、等しい固定レートで供 給される方法。 39.請求項35において、 前記第1入力トランスポートストリームが、ヌルパケットを含む方法。 40.トランスポートストリームを多重化する装置であって、 最後のプライマリエレメントを含む直列に接続されたNプライマリエレメント と、第1冗長エレメントを含みプライマリエレメントの下流側 に直列に接続されたM冗長エレメントとを備え、前記最後のプライマリエレメン トが前記第1冗長エレメントに接続され、 前記各プライマリエレメントが、 プログラムソースをエンコードしてローカルトランスポートストリームを供給 するエンコーダと、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化してプライマリエレメント出力トランスポートストリームを供給するマルチ プレクサとを含み、前記プライマリエレメント出力トランスポートストリームが 、次の直列エレメントの入力トランスポートストリームを供給し、 前記各冗長エレメントが、 前記プライマリエレメントの一つに付随するプログラムソースをエンコードし て冗長ローカルトランスポートストリームを供給エンコーダと、 前記冗長ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリーム と多重化して冗長エレメント出力トランスポートストリームを供給するマルチプ レクサとを含み、前記冗長エレメント出力トランスポートストリームが、次の直 列エレメントの入力トランスポートストリームを供給する装置。 41.請求項40において、 さらに、前記プライマリエレメントの一つに故障が生じた場合に、そのプライ マリエレメントの一つに付随するプログラムソースを前記冗長エレメントの一つ に切り替えるスイッチング手段を備えた装置。 42.請求項41において、 前記各冗長エレメントが、付随の入力トランスポートストリームをモニターし ていずれの上流のプライマリエレメントで生じた故障も検出するものであってそ のような故障が検出された場合に前記スイッチング手段を作動させるプロセッサ を含む装置。 43.トランスポートストリームを多重化する装置であって、 プログラムソースをエンコードしてローカルトランスポートストリームを供給 するエンコーダであって、前記プログラムソースをエンコードするための所望の 帯域幅を示す第1帯域幅要求を前記ローカルトランスポートストリームに含める エンコーダと、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化して出力トランスポートストリームを供給する、前記エンコーダに結合され たマルチプレクサであって、前記入力トランスポートストリームが第2帯域幅要 求を含み、前記第1および第2帯域幅要求から、前記プログラムソースをエンコ ードするために使用すべき実際の帯域幅を示す、前記エンコーダに与える帯域幅 割当てを決定するマルチプレクサとを備えた装置。 44.請求項43において、 前記トランスポートストリームが、前記第1および第2帯域幅要求ならびに前 記帯域幅割当てを含む装置。 45.トランスポートストリームを多重化するシステムであって、 リング状に接続された多数のエレメントを備え、 それらの各エレメントが、 プログラムソースをエンコードしてローカルトランスポートストリームを供給 するエンコーダであって、前記プログラムソースをエンコードするための所望の 帯域幅を示す第1帯域幅要求を前記ローカルトランスポートストリームに含める エンコーダと、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化して出力トランスポートストリームを供給する、前記エンコーダに結合され たマルチプレクサであって、前記入力トランスポートストリームが第2帯域幅要 求を含み、前記第1および第2帯域幅要求から、前記プログラムソースをエンコ ードするために使用すべき実際の帯域幅を示す、前記エンコーダに与える帯域幅 割当てを決定し、前記第1 および第2帯域幅要求を前記出力トランスポートストリームに含め、それらの各 出力ストリームが、前記リングにおける次のエレメントの入力トランスポートス トリームを供給するために結合されるマルチプレクサとを含むシステム。 46.請求項45において、 前記各出力ストリームが、前記帯域幅割当てを含むシステム。 47.トランスポートストリームの多重化の方法であって、 プログラムソースをエンコードして、前記プログラムソースをエンコードする ための所望の帯域幅を示す第1帯域幅要求を含むローカルトランスポートストリ ームを供給する工程と、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化して出力トランスポートストリームを供給する工程であって、前記入力トラ ンスポートストリームが第2帯域幅要求を含む工程と、 前記第1および第2帯域幅要求から、前記プログラムソースをエンコードする ために使用すべき実際の帯域幅を示す帯域幅割当てを決定する工程とを備えた方 法。 48.請求項47において、 さらに、前記第1および第2帯域幅要求ならびに前記帯域幅割当てを前記出力 トランスポートストリームに含める工程を備えた方法。 49.トランスポートストリームの多重化の方法であって、 多数のエレメントをリング状に接続する工程を備え、 前記各エレメントにおいて、 プログラムソースをエンコードして、前記プログラムソースをエンコードする ための所望の帯域幅を示す第1帯域幅要求を含むローカルトランスポートストリ ームを供給する工程と、 前記ローカルトランスポートストリームを入力トランスポートストリームと多 重化して出力トランスポートストリームを供給する工程であっ て、前記入力トランスポートストリームが第2帯域幅要求を含む工程と、 前記第1および第2帯域幅要求から、前記プログラムソースをエンコードする ために使用すべき実際の帯域幅を示す帯域幅割当てを決定する工程と、 前記第1および第2帯域幅要求を前記出力トランスポートストリームに含める 工程と、 それらの各出力ストリームを、前記リングにおける次のエレメントの入力トラ ンスポートストリームを供給するために結合する工程とを備えた方法。 50.請求項49において、 前記各出力ストリームが、前記帯域幅割当てを含む方法。 51.多重化の方法であって、 多数の入力データストリームを供給する工程であって、それらの各データスト リームがパケットを含む入力データストリーム供給工程と、 多数のバッファを供給する工程であって、各バッファが、該当の入力データス トリームを伴い、バッファ深さを有するバッファ供給工程と、 付随するバッファに各ストリームに対するパケットをバッファ入力レートで受 け取る工程と、 少なくとも前記バッファ入力レートの和に等しいサービスレートで前記バッフ ァをサービスして出力データストリームを供給するサービス工程とを備え、 そのサービス工程が、 各バッファに対し、一度フルパケットがその中に受け取られると、当該バッフ ァがそのバッファ深さに到達すると予測される時間間隔を決定する工程と、 バッファのオーバーフローを避けるように、まず最短の時間間隔を有するバッ ファからパケットを抽出する工程とを含む方法。 52.請求項51において、 前記バッファ供給工程が、少なくとも2つパケットのバッファ深さをそれぞれ 有するバッファを供給する工程を含む方法。 53.請求項51において、 前記入力データストリーム供給工程が、MPEGトランスポートストリームを 供給する工程を含む方法。 54.多数の入力データストリームであって、それらの各データストリームが パケットを含む入力データストリームと、 多数のバッファであって、各バッファが付随のバッファ入力レートでパケット を受け取るための該当の入力データストリームに結合され、各バッファがバッフ ァ深さを有するバッファと、 少なくとも前記バッファ入力レートの和に等しいサービスレートで前記バッフ ァをサービスして出力データストリームを供給するプロセッサであって、各バッ ファに対し、一度フルパケットがその中で受け取られると、当該バッファがその バッファ深さに到達すると予測される時間間隔を決定し、バッファのオーバーフ ローを避けるように、まず最短の時間間隔を有するバッファからパケットを抽出 するプロセッサとを備えた装置。 55.請求項54において、 前記各バッファが、少なくとも2つのパケットのバッファ深さを有する装置。 56.請求項54において、 前記入力データストリームが、MPEGトランスポートストリームを含む装置 。
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