JPH11112947A - データ多重化装置およびデータ多重化方法、データ処理装置およびデータ処理方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

データ多重化装置およびデータ多重化方法、データ処理装置およびデータ処理方法、並びに伝送媒体

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JPH11112947A
JPH11112947A JP27180497A JP27180497A JPH11112947A JP H11112947 A JPH11112947 A JP H11112947A JP 27180497 A JP27180497 A JP 27180497A JP 27180497 A JP27180497 A JP 27180497A JP H11112947 A JPH11112947 A JP H11112947A
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愼治 根岸
Katsumi Tawara
勝己 田原
Kanta Yasuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重化ストリームの中の差し替え対象エレメ
ンタリストリームを他の差し替え用エレメンタリストリ
ームに差し替える場合において、本編多重化ストリーム
を分離と再多重化を行わないようにする。 【解決手段】 多重化器101は、デコーダバッファを
破綻させないための所定のマージンに基づいて差し替え
対象エレメンタリストリームを多重化し、本編多重化ス
トリームを提供する。差し替え対象エレメンタリストリ
ームを多重化する際に用いられたマージンによって、差
し替え用エレメンタリストリームを符号化し、差し替え
用エレメンタリストリーム104に格納しておく。差し
替えスイッチ105は、差し替え対象エレメンタリスト
リームをが差し替え用エレメンタリストリームに差し替
え、差し替え後の多重化ストリームを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よびデータ処理方法、並びに伝送媒体に関し、特に、例
えば、デジタルテレビジョン放送において、エレメンタ
リストリームの構成要素を調整することにより、エレメ
ンタリストリームを分解したり再多重化することなく、
本編多重化ストリームの一部のエレメンタリストリーム
を他のエレメンタリストリームに差し替えることができ
るようにしたデータ処理装置およびデータ処理方法、並
びに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号や音響信号の差し替えは、放送
やスタジオにおける編集作業の際によく用いられる技術
である。例えば、本局から送出されてきた本編のコマー
シャルを、支局(地方局)において、その地域に属する
地域企業のコマーシャルに差し替えたり、全国ニュース
を地域ニュースに置き換える場合、画像信号や音響信号
の差し替えが必要になる。
【0003】図7は、アナログベースバンド信号を利用
した、差し替え処理を行う従来のデータ処理装置の構成
例を示している。サーバ301は、差し替えるデータを
格納しており、選択スイッチ302により選択された場
合、格納しているデータをスイッチ303に供給する。
選択スイッチ302は、差し替えるデータが録画または
録音されているものではない、いわゆるライブからのデ
ータの場合、そのライブ情報を選択し、スイッチ303
に供給する。スイッチ303は、本編の中の差し替えら
れるデータと、サーバ301またはライブ情報から供給
される差し替えるデータを同期信号に同期して差し替え
る。
【0004】例えば、地方局において、本編の全国ニュ
ースを地域ニュースに差し替えたい場合、図7の本編
が、本局から送出されてきた番組に、全国ニュースが差
し替えられるデータ(差し替え対象データ)に、そして
地域ニュースが差し替えるデータ(差し替え用データ)
に、それぞれ相当する。地域ニュースは録画されている
場合はサーバ301から、生放送の場合はライブ情報と
して、スイッチ302に直接供給され、差し替えが実行
される。
【0005】上記は、アナログベースバンド信号を利用
した例であるが、近年、画像信号や音響信号は、デジタ
ル信号として扱われることが多くなり、そのためデジタ
ル信号に対応する差し替え装置も多く利用されてきてい
る。
【0006】デジタル信号化された画像信号や音響信号
は、所定の規則に準拠して符号化され、多重化されてい
る。符号化方式の代表的な例として、MPEG(Moving
Picture Experts Group)方式があげられる。これは、I
SO/IEC JTC1/SC29(International Organization for S
tandardization/International Electrotechnical Comm
ission, Joint Technical Commitee 1/Sub-Commitee 2
9:国際標準機構/国際電気標準会議 合同技術委員会
1/専門部会29)によって標準化されている技術であ
る。
【0007】現在、MPEG方式には、2つのシステム
が存在し、ISO11172において標準化され、比較的狭い範
囲のアプリケーションに対応するMPEG1と、ISO138
18において標準化されている広い範囲のアプリケーショ
ンに対応するMPEG2とがある。また、それぞれのシ
ステムにおいて、システム多重化の項目がISO11172-1お
よびISO13818-1により、映像符号化の項目がISO11172-2
およびISO13818-2により、そして音声符号化の項目がIS
O11172-3およびISO13818-3により、それぞれ標準化され
ている。
【0008】図8は、ISO/IEC13818-1に規定されている
トランスポートストリーム(いわゆるMPEG2システ
ム規格)に基づくISO13818-2に規定されているビデオエ
レメンタリストリームの多重化の構造を示す。ビデオエ
レメンタリストリームとは、符号化されたビデオビット
ストリームのことで、ビデオのピクチャに対応するアク
セスユニットと呼ばれるデコード単位によって構成され
ている。
【0009】このエレメンタリストリームはパケット化
され、PESパケット(MPEG2システムで用いられ
るパケットの名称)と呼ばれる適当な長さの単位に分割
される。また、PESパケットのヘッダには、ビデオか
オーデイオかの属性を識別する情報や、PESパケット
中で最初に開始するアクセスユニットの時刻情報などが
含まれている。
【0010】トランスポートストリームは、複数の固定
長のトランスポートパケットにより構成され、ビデオP
ESパケットは、所定のトランスポートパケットに配置
される。各トランスポートパケットには、制御情報やビ
デオエレメンタリストリームのPESパケットなども配
置される。また、トランスポートパケットには、アクセ
スユニットのデコード時刻、表示時刻、およびデコーダ
バッファへの入力タイミングを表すクロックリファレン
スなども多重化されている。
【0011】つまり、受信側におけるデコーダの標準的
なモデルが想定され、このデコーダモデルにおいて、正
しくデコード処理できるように、各種の情報が時分割多
重化されている。
【0012】図9に、例えば、ISO13818-1(MPEG2
システム)およびISO11172-1(MPEG1システム)で
規定されているデコーダモデルの構成例を示す。
【0013】このデコーダモデルは、ビデオ部分のみを
示している。スイッチ401はトランスポートストリー
ムに含まれるトランスポートパケットを、その種類に応
じで選択する。スイッチ401によって選択されたビデ
オのトランスポートパケットは、512バイト固定のト
ランスポートバッファ402に供給される。トランスポ
ートバッファ402にデータが存在する限り、マルチプ
レクシングバッファ403は一定のレートでPESパケ
ットを引き抜き、エレメンタリバッファ404は、マル
チプレクシングバッファ403からエレメンタリストリ
ームを引き抜き、デコーダ405に供給し、デコードさ
せる。符号化側においては、これらのバッファを破綻さ
せないように符号化を行わなければならない。
【0014】マルチプレクシングバッファ403とエレ
メンタリバッファ404の合計のサイズは、ビデオの符
号化バッファ、いわゆるVBV(Video Buffering Veri
fier)のサイズの最大値に、ISO13818-2に規定されるプ
ロファイルとレベルにより一意に決まる所定のサイズを
加えたものである。
【0015】次に、上記に説明されたような多重化デジ
タル信号に対応する従来の差し替え装置の構成例を図1
0に示す。
【0016】本編多重化ストリームが分離器501に供
給されるようになされており、そこでは、本編多重化ス
トリームの中の制御情報を参照しながら、本編多重化ス
トリームを、ビデオデータ、オーデイオデータ、その他
のデータのエレメンタリストリームに分離する。このよ
うに本編多重化ストリームをエレメンタリストリームご
とに分離することにより、差し替えられるエレメンタリ
ストリーム、いわゆる差し替え対象エレメンタリストリ
ームを取り出すことができる。
【0017】一方、エレメンタリストリームサーバ50
2は、差し替え対象エレメンタリストリームに代わって
本編多重化ストリームに差し替えられるエレメンタリス
トリーム、いわゆる差し替え用エレメンタリストリーム
をスイッチ503に供給する。
【0018】スイッチ503は、システムコントローラ
504の指示に基づいて、差し替え対象エレメンタリス
トリームを差し替え用エレメンタリストリームに差し換
え、多重化器505に供給する。多重化器505は、差
し替え用エレメンタリストリームと、差し替え対象エレ
メンタリストリーム以外の本編多重化ストリームのエレ
メンタリストリームを多重化し、多重化ストリームを出
力する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の差し替え装置では、入力された本編多重化ス
トリームを分離し、差し替え後、再び多重化を行わなけ
ればならない。そのため、差し替え装置に分離と多重化
の機能が必要となり、装置の構成が煩雑になる。また放
送のような実時間性の高いアプリケーションでは、分離
と再多重化による遅延が問題となったり、スタジオにお
ける編集では、編集を繰り返すたびに分離と再多重化が
必要になり、手間がかかってしまう。
【0020】本編多重化ストリームの中の差し替え対象
エレメンタリストリームを他の差し替え用エレメンタリ
ストリームに差し替えることができれば、分離と再多重
化を行う必要がなくなる。しかしながら、そのために
は、差し替え後のストリームが、図9に示したデコード
モデルを破綻させないように符号化されていなくてはな
らない。
【0021】ISO11172-2およびISO13818-2に規定されて
いるビデオエレメンタリストリームでは、圧縮難度に応
じて不規則に発生する圧縮データを一定のデータレート
に落とし込むために、VBVバッファと呼ばれる仮想の
符号化バッファが設けられ、そのVBVバッファを破綻
させない、つまり、アンダーフローまたはオーバーフロ
ーしないように、ビデオエレメンタリストリームは符号
化されている。
【0022】しかしながら、多重化ストリームは、ビデ
オ以外のデータも多重化されているために、多重化スト
リームのデコーダバッファに占めるデータの占有量は、
VBVバッファの軌跡と等しくならない場合がある。
【0023】この場合においても、デコーダバッファを
破綻させない限り問題はないが、ビデオエレメンタリス
トリームの差し替えを行った場合、差し替え前後のビデ
オエレメンタリストリームのVBVバッファが差し替え
開始から終了までにおいて、整合がとれているにも関わ
らず、デコーダバッファが破綻してしまう場合がある。
【0024】図11に、ISO11172-2およびISO13818-2に
規定されているビデオエレメンタリストリームの差し替
えにおいて、アンダーフローがデコーダバッファに発生
する例を示す。
【0025】図11(A)に、本編多重化ストリームの
中の差し替え対象ビデオエレメンタリストリームと、差
し替え用ビデオエレメンタリストリームのVBVバッフ
ァの軌跡を示す。Sinは差し替え対象ビデオエレメンタ
リストリームのアクセスユニットのサイズを示し、Ssp
は差し替え用ビデオエレメンタリストリームのアクセス
ユニットのサイズを表す。例えば、差し替え対象ビデオ
エレメンタリストリームのn番目のアクセスユニット
は、デコード時刻Tnにおいて、Sin(0)分のデータがデ
コーダに引き抜かれる。同様に、差し替え用ビデオエレ
メンタリストリームのn番目のアクセスユニットは、デ
コード時刻Tnにおいて、Ssp(0)分のデータがデコーダ
に引き抜かれる。
【0026】差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムと差し替え用ビデオエレメンタリストリームのVBV
−delayは等しいため、スタートアップ時刻が一致
し、また、差し替え区間でのストリームの大きさが同じ
であることより、VBVバッファは破綻していない。
【0027】図11(B)は、デコーダバッファの占有
量の軌跡を示す。図11(B)において、B1は差し替
え対象ビデオエレメンタリストリームのVBVの軌跡を
表し、B2は差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムのデコーダバッファの占有量の軌跡を表し、そしてB
3は差し替え後のエレメンタリストリームのデコーダバ
ッファの軌跡を表す。
【0028】多重化ストリームのデータレートは、ビデ
オストリームのデータレートよりも高いため、デコーダ
バッファの軌跡(B2およびB3)の傾きは、VBVバ
ッファの軌跡(B1)よりも急勾配である。ただし、ビ
デオ以外のデータがデコーダに入力されている区間で
は、ビデオデコーダバッファへの入力がないため、軌跡
は水平となる。
【0029】図11(B)のSin(1)をデコードする直前
で、デコーダバッファの占有量は、VBVバッファの軌
跡よりYだけ下回っているが、デコーダバッファを破綻
させない限り、上回っていても下回っていてもよい。一
方、差し替えを行った場合、差し替え開始点においてV
BV−delayが等しいので、Ssp(0)のデコード直前
までは、デコーダバッファの占有量の軌跡は、差し替え
を行わない場合と等しい。しかしながら、アクセスユニ
ットのサイズが異なるために、Ssp(0)のデコード以降、
デコーダバッファの占有量は差し替えを行わなかった場
合とずれが生じ、このずれと、本編の多重化時にデコー
ダの占有量がVBVの軌跡を下回った量Yにより、デコ
ーダバッファのアンダーフローが発生する。
【0030】図12に、ISO11172-2およびISO13818-2に
規定されているビデオエレメンタリストリームの差し替
えにおいて、オーバーフローがデコーダバッファに発生
する例を示す。
【0031】図12(A)に、差し替え対象ビデオエレ
メンタリストリームと差し替え用ビデオエレメンタリス
トリームのVBVバッファの軌跡を示す。Sinは差し替
え対象ビデオエレメンタリストリームのアクセスユニッ
トのサイズを示し、Sspは差し替え用ビデオエレメンタ
リストリームのアクセスユニットのサイズを表す。例え
ば、差し替え対象ビデオエレメンタリストリームのn番
目のアクセスユニットは、デコード時刻Tnにおいて、S
in(0)分のデータがデコーダに引き抜かれる。同様に、
差し替え用ビデオエレメンタリストリームのn番目のア
クセスユニットは、デコード時刻Tnにおいて、Ssp(0)
分のデータがデコーダに引き抜かれる。
【0032】差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムと差し替え用ビデオエレメンタリストリームのVBV
ーdelayは等しいので、スタートアップ時刻が一致
し、また、差し替え区間でのストリームの大きさが同じ
であることより、VBVバッファは破綻していない。
【0033】図12(B)は、デコーダバッファの占有
量の軌跡を示す。図12(B)において、B1は差し替
え対象エレメンタリストリームのVBVの軌跡を表し、
B2は差し替え対象エレメンタリストリームのデコーダ
バッファの占有量の軌跡を表しし、そしてB3は差し替
え後のエレメンタリストリームのデコーダバッファの軌
跡を表す。
【0034】Sin(2)をデコードする直前で、デコーダバ
ッファの占有量は、VBVバッファの軌跡よりZだけ上
回っているが、デコーダバッファを破綻させない限り、
上回っていても下回っていてもよい。一方、差し替えを
行った場合、差し替え開始点においてVBV−dela
yが等しいため、Ssp(0)のデコード直前までは、デコー
ダバッファの占有量の軌跡は差し替えを行わない場合と
等しい。しかしながら、アクセスユニットのサイズが異
なるために、Ssp(0)のデコード以降、デコーダバッファ
の占有量は差し替えを行わなかった場合とずれが生じ
る。このずれと、本編の多重化時にデコーダの占有量が
VBVの軌跡を上回った量Zにより、デコーダバッファ
のオーバーフローが発生する。
【0035】このように、本編を多重化する際、差し替
え用ビデオエレメンタリストリームのVBVの軌跡を考
慮することができないために、多重化ストリームの中の
差し替え対象ビデオエレメンタリストリームのみを他の
差し替え用ビデオエレメンタリストリームに差し替える
と、デコーダバッファを破綻させてしまう場合がある。
【0036】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、上記にあげられた問題点を克服し、分離と
再多重化することなく、本編多重化ストリームの中の一
部の差し替え対象データを他の差し替え用データに差し
替えることができるようにするものである。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
多重化装置は、差し替え対象データの仮想符号化バッフ
ァにおける蓄積の軌跡と、差し替え対象データの仮想的
なデコーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべて
のデコード時刻において、予め設定したマージンm1以
下となり、かつ、差し替え対象データの仮想的なデコー
ダバッファにおける蓄積量と、差し替え対象データの仮
想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、す
べてのデコード時刻において、予め設定したマージンm
2以下となるように、多重化を行う多重化手段を備える
ことを特徴とする。
【0038】請求項5に記載のデータ多重装置は、差し
替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌
跡と、差し替え対象データの仮想的なデコーダバッファ
における蓄積量との差Uが、すべてのデコード時刻にお
いて、予め設定したマージンm1以下となり、かつ、差
し替え対象データの仮想的なデコーダバッファにおける
蓄積量と、差し替え対象データの仮想符号化バッファに
おける蓄積の軌跡との差U’が、すべてのデコード時刻
において、予め設定したマージンm2以下となるよう
に、多重化を行う多重化ステップを備えることを特徴と
する。
【0039】請求項6に記載の多重化ステップは、差し
替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌
跡と、差し替え対象データの仮想的なデコーダバッファ
における蓄積量との差Uが、すべてのデコード時刻にお
いて、予め設定したマージンm1以下となり、かつ、差
し替え対象データの仮想的なデコーダバッファにおける
蓄積量と、差し替え対象データの仮想符号化バッファに
おける蓄積の軌跡との差U’が、すべてのデコード時刻
において、予め設定したマージンm2以下となるよう
に、多重化を行う多重化ステップを備えるコンピュータ
プログラムを伝送することを特徴とする。
【0040】請求項7に記載のデータ処理装置は、1以
上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームの一部
の差し替え対象データであって、差し替え対象データの
仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vと、差し替え
対象データの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量
との差Uが、すべてのデコード時刻において、予め設定
したマージンm1以下となり、かつ、差し替え対象デー
タの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量と、差し
替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌
跡との差U’が、すべてのデコード時刻において、予め
設定したマージンm2以下となるように、多重化された
差し替え対象データを、他の差し替え用データに差し替
えるデータ処理装置において、仮想符号化バッファにお
ける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、デコーダバッファのサイズと仮想
符号化バッファのサイズの差をBSとするとき、仮想符
号化バッファの空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された差し替え用データを提
供する提供手段を備えることを特徴とする。
【0041】請求項12に記載のデータ処理方法は、1
以上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームの一
部の差し替え対象データであって、差し替え対象データ
の仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vと、差し替
え対象データの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積
量との差Uが、すべてのデコード時刻において、予め設
定したマージンm1以下となり、かつ、差し替え対象デ
ータの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量と、差
し替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の
軌跡との差U’が、すべてのデコード時刻において、予
め設定したマージンm2以下となるように、多重化され
た差し替え対象データを、他の差し替え用データに差し
替えるデータ処理方法において、仮想符号化バッファに
おける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、デコーダバッファのサイズと仮想
符号化バッファのサイズの差をBSとするとき、仮想符
号化バッファの空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された差し替え用データを提
供する提供ステップを備えることを特徴とする。
【0042】請求項13に記載の伝送媒体は、1以上の
デジタル信号を多重化した多重化ストリームの一部の差
し替え対象データであって、差し替え対象データの仮想
符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vと、差し替え対象
データの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量との
差Uが、すべてのデコード時刻において、予め設定した
マージンm1以下となり、かつ、差し替え対象データの
仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量と、差し替え
対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡と
の差U’が、すべてのデコード時刻において、予め設定
したマージンm2以下となるように、多重化された差し
替え対象データを、他の差し替え用データに差し替える
データ処理装置に用いるコンピュータプログラムであっ
て、仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、デコーダバッファのサイズと仮想
符号化バッファのサイズの差をBSとするとき、仮想符
号化バッファの空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された差し替え用データを提
供する提供ステップを備えるコンピュータプログラムを
伝送することを特徴とする。
【0043】請求項1に記載のデータ多重化装置、請求
項5に記載のデータ多重化方法、および請求項6に記載
の伝送媒体においては、差し替え対象データの仮想符号
化バッファにおける蓄積の軌跡と、差し替え対象データ
の仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量との差U
が、すべてのデコード時刻において、予め設定したマー
ジンm1以下となり、かつ、差し替え対象データの仮想
的なデコーダバッファにおける蓄積量と、差し替え対象
データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差
U’が、すべてのデコード時刻において、予め設定した
マージンm2以下となるように、多重化される。
【0044】請求項7に記載のデータ処理装置、請求項
12に記載のデータ処理方法、および請求項13に記載
の伝送媒体においては、1以上のデジタル信号を多重化
した多重化ストリームの一部の差し替え対象データであ
って、差し替え対象データの仮想符号化バッファにおけ
る蓄積の軌跡Vと、差し替え対象データの仮想的なデコ
ーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデコ
ード時刻において、予め設定したマージンm1以下とな
り、かつ、差し替え対象データの仮想的なデコーダバッ
ファにおける蓄積量と、差し替え対象データの仮想符号
化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、すべての
デコード時刻において、予め設定したマージンm2以下
となるように、多重化された差し替え対象データを、他
の差し替え用データに差し替えるデータ処理装置におい
て、仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、デコーダバッファのサイズと仮想
符号化バッファのサイズの差をBSとするとき、仮想符
号化バッファの空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された差し替え用データが提
供される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0046】請求項1に記載のデータ多重装置は、デー
タ処理装置により差し替え用データに差し替えられる差
し替え対象データを一部に含む、1以上のデジタル信号
を多重化した多重化ストリームを出力するデータ多重化
装置において、差し替え対象データの仮想符号化バッフ
ァにおける蓄積の軌跡と、差し替え対象データの仮想的
なデコーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべて
のデコード時刻において、予め設定したマージンm1以
下となり、かつ、差し替え対象データの仮想的なデコー
ダバッファにおける蓄積量と、差し替え対象データの仮
想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、す
べてのデコード時刻において、予め設定したマージンm
2以下となるように、多重化を行う多重化手段(例え
ば、図1の多重化器101)を備えることを特徴とす
る。
【0047】請求項7に記載のデータ処理装置は、1以
上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームの一部
の差し替え対象データであって、差し替え対象データの
仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vと、差し替え
対象データの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量
との差Uが、すべてのデコード時刻において、予め設定
したマージンm1以下となり、かつ、差し替え対象デー
タの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量と、差し
替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄積の軌
跡との差U’が、すべてのデコード時刻において、予め
設定したマージンm2以下となるように、多重化された
差し替え対象データを、他の差し替え用データに差し替
えるデータ処理装置において、仮想符号化バッファにお
ける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、デコーダバッファのサイズと仮想
符号化バッファのサイズの差をBSとするとき、仮想符
号化バッファの空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された差し替え用データを提
供する提供手段(例えば、図1の差し替え用エレメンタ
リストリーム104)を備えることを特徴とする。
【0048】請求項8に記載のデータ処理装置は、多重
化ストリームが、マージンm1,m2に関する情報を含
み、多重化ストリームから、マージンm1,m2に関す
る情報を検出する検出手段(例えば、図5のマージン情
報検出器102)と、検出手段の検出結果に対応して、
差し替え用データを生成する生成手段(例えば、図5の
符号化器201)とをさらに備えることを特徴とする。
【0049】図1に、本発明のデータ処理装置を適用し
た第1の実施の形態の構成例を示す。
【0050】多重化器101は、例えば、ISO13818-1に
準拠して符号化されたビデオエレメンタリストリームを
多重化し、本編トランスポートストリームを出力する。
マージン情報検出器102は、システムコントローラ1
03により指示された差し替え対象ビデオエレメンタリ
ストリームのマージン情報を検出し、差し替え用エレメ
ンタリストリームサーバ104に供給する。
【0051】差し替えスイッチ105は、システムコン
トローラ103の指示に基づき、差し替え対象ビデオエ
レメンタリストリームを差し替え用ビデオエレメンタリ
ストリームに差し替え、差し替え後のトランスポートス
トリームを出力する。
【0052】次に、第1の実施の形態の動作例を説明す
る。デコーダバッファの破綻を回避するために、多重化
器101は、ビデオエレメンタリストリームを所定のマ
ージンに従って符号化し、多重化し、本編多重化ストリ
ームを提供する。
【0053】図2は、図11に示したアンダーフローが
発生する場合において、所定のマージンに基づいてビデ
オエレメンタリストリームを符号化することによって、
デコーダバッファに発生するアンダーフローを回避する
例を示す。
【0054】図2(A)は、差し替え対象ビデオエレメ
ンタリストリームと差し替え用ビデオエレメンタリスト
リームのVBVバッファの軌跡を示す。V(0),V(1),V
(2),およびV(3)は、それぞれのデコード時刻での差し
替え用ビデオエレメンタリストリームのVBVバッファ
の残量である。margin1はアンダーフローを回避するた
めに設けられたマージンである。
【0055】図2(B)において、B1は差し替え対象
ビデオエレメンタリストリームのVBVバッファの軌跡
を示し(図2(A)に示されているものと同じ)、B2
は差し替え対象ビデオエレメンタリストリームのデコー
ダバッファの占有量の軌跡を示し、B3は差し替え後の
ビデオエレメンタリストリームのデコーダバッファの占
有量の軌跡を示す。
【0056】U(0),U(1),U(2),およびU(3)は、それ
ぞれのデコード時刻での差し替え対象ビデオエレメンタ
リストリームのVBVの軌跡(B1)と、差し替え対象
ビデオエレメンタリストリームのデコーダバッファの占
有量の軌跡(B2)との差を示す。この場合、例えば、
デコード時刻T1において、VBVの軌跡に比べて差し
替え対象ビデオエレメンタリストリームのU(1)分のデ
ータが、デコーダバッファにまだ入力されていないこと
を意味する。
【0057】アンダーフローがデコーダバッファの占有
量が極小値となる、つまり、デコード直後において発生
しないことは、デコード時刻以外の時刻において、アン
ダーフローが発生しないことを保証する。
【0058】デコード時刻でアンダーフローが発生する
条件は、デコード時刻TnにおけるU(n)が、V(n)より
も大きい時で、次式を満たしている時である。 if U(n)>V(n) then underflow
【0059】U(n)がすべてのデコード時刻直後で、あ
る値のmargin1以下となり、つまり、U(n)<=margin1
を満たすように差し替え対象ビデオエレメンタリストリ
ームが符号化され、また、V(n)がすべての時刻で、mar
gin1以上となり、V(n)>=margin1を満たすように差
し替え対象ビデオエレメンタリストリームが符号化され
るならば、かならず、U(n)<=M1<=V(n)となり、
上記のアンダーフローが発生する条件の式を満たす場
合は存在しいないことになり、アンダーフローは発生し
ない。
【0060】図3は、図12に示したオーバフロが発生
する場合において、所定のマージンに基づいてビデオエ
レメンタリストリームを符号化することによって、デコ
ーダに発生するオーバーフローを回避する例を示す。
【0061】図3(A)は、差し替え対象ビデオエレメ
ンタリトリームと差し替え用ビデオエレメンタリストリ
ームのVBVバッファの軌跡を示す。V'(0),V'(1),
V'(2),およびV'(3)は、それぞれのデコード時刻での
差し替え用ビデオエレメンタリストリームのVBVバッ
ファの軌跡がVBVバッファのサイズよりも少ない量を
示し、VBVバッファの空き容量を意味するものであ
る。margin2はオーバフロを回避するために設けられた
マージンである。
【0062】図3(B)において、B1は差し替え対象
ビデオエレメンタリストリームのVBVバッファの軌跡
を示し、B2は差し替え対象ビデオエレメンタリストリ
ームのデコーダバッファの占有量の軌跡を示し、B3は
差し替え後のビデオエレメンタリストリームのデコーダ
バッファの占有量の軌跡を示す。
【0063】U'(0),U'(1),U'(2),およびU'(3)は、
それぞれのデコード時刻での差し替え対象ビデオエレメ
ンタリストリームのVBV(B1)の軌跡と、差し替え
対象ビデオエレメンタリストリームのデコーダバッファ
の占有量の軌跡(B2)との差を示す。つまり、この場
合、例えば、デコード時刻T1において、VBVの軌跡
に比べてU(1)分のデータがデコーダバッファに多く到
着していることを意味する。また、デコーダバッファの
サイズ(BSdec)は、VBVバッファのサイズ(BSvbv)に所
定のBSopを加えたものである。
【0064】デコーダバッファの占有量が極大値とな
る、つまり、デコード時刻直前においてオーバーフロー
が発生しないことは、デコード時刻以外の時刻において
オーバーフローが発生しないことを保証する。
【0065】デコード時刻でオーバフロが発生する条件
は、デコード時刻TnにおけるU'(n)が、V'(n)とBSop
の合計よりも大きい時で、次式を満たしているときであ
る。 if U'(n)>(V'(n)+BSop) then overflow
【0066】U(n)がすべのデコード時刻直前で、ある
値のmargin2以下となり、つまり、U'(n)<=margin2を
満たすように差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムが符号化され、また、V'(n)がすべのデコード時刻
で、margin2−BSop以上となり、つまりV'(n)<=(mar
gin2−BSOP)を満たすように差し替え用ビデオエレメ
ンタリストリームが符号化されるならば、かならず、
U'(n)<=M2<=V'(n)+BSopとなり、オーバーフロ
ーが発生する条件の式を満たす場合は存在しないことに
なり、オーバーフローは発生しない。
【0067】差し替え用ビデオエレメンタリストリーム
は、差し替え対象ビデオエレメンタリストリームと同じ
予め定められたマージンに基づいて符号化しておき、差
し替え用エレメンタリストリームサーバ104に格納し
ておくか、または、マージン検出器102によって検出
された差し替え対象エレメンタリストリームのマージン
情報に基づいて、そのマージンに対応するエレメンタリ
ストリームを差し替え用エレメンタリストリーム104
から選択する。
【0068】マージン情報は、ISO113818-1に規定され
ているトランスポートストリームの場合、トランスポー
トストリームのアダプテーションフィールド内にあるプ
ライベートベータバイトに符号化しておくことができ、
マージン情報検出器102は、そのプライデートデータ
バイトに符号化されている情報を検出し、差し替え用エ
レメンタリストリームサーバ104に供給する。
【0069】差し替えスイッチ105は、システムコン
トローラ103の指示に基づいて、本編トランスポート
ストリームの差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムを差し替え用ビデオエレメンタリストリームに差し替
え、差し替え後のトランスポートストリームを出力す
る。
【0070】このようにして、デコーダバッファの破綻
を回避するための分離と再多重化をすることなく、本編
多重化ストリームの一部の差し替え対象エレメンタリス
トリームを他の差し替え用エレメンタリストリームに差
し替えることができる。
【0071】第1の実施の形態の他の動作例をとして、
ビデオエレメンタリストリームをパケット毎に差し替え
る場合の例を説明する。
【0072】先の動作例においては、アクセスユニット
毎にデータの差し替えを実施したのであるが、この動作
例においては、パケット毎にデータの差し替えが行なわ
れるものでる。
【0073】差し替え用エレメンタリストリームは、デ
コーダバッファが破綻しないようにマージンに基づいて
符号化され、パケット化された状態で、差し替え用エレ
メンタリストリームサーバ104に格納される。差し替
えスイッチ105は、本編トランスポートストリームの
内、差し替え開始点から終了点までの差し替え対象エレ
メンタリストリーム部分のPESパケットを、差し替え
用ビデオエレメンタリストリームのPESパケットに差
し替え、それ以外の本編トランスポートストリームはそ
のまま出力する。
【0074】図4は、本編多重化ストリームの差し替え
対象エレメンタリストリームと差し替え用エレメンタリ
ストリームのPESパケットの構成を示す。このよう
に、PESパケットのサイズをそれぞれ等しくし、PE
Sパケットに含まれる時刻情報を矛盾なく差し替えるこ
とによって、パケット毎の差し替えが可能とする。
【0075】ビデオのデータレートは、一定のアクセス
ユニットごとのサイズ合計を一定にするようになされて
いる場合が多く、その場合、サイズの合計が等しくなる
タイミングで、PESヘッダを挿入してPESパケット
化することによって、容易にPESパケットサイズを揃
えることができる。
【0076】デコーダの破綻を回避するためには、先の
動作例において説明されたマージンに基づいて、差し替
え対象エレメンタリストリームと差し替え用エレメンタ
リストリームを符号化しておかなければならない。ビデ
オのデータレートは等しいものとする。
【0077】以上の差し替え処理により、本編多重化ス
トリームを分離あるいは再多重化することなく、多重化
ストリームの中の差し替え対象エレメンタリストリーム
をその他の差し替え用エレメンタリストリームに差し替
えることができる。またアクセスユニットのサイズを拘
束しないので、画像劣化の問題を生じにくい。
【0078】次に、図5に、本発明を適用したデータ差
し替え装置の第2の実施の形態の構成例を示す。なお、
図中、図1における場合と対応する部分については、同
一の符号を付してあり、以下では、その説明は適宜省略
する。
【0079】符号化器201は、録画されていない、い
わゆるライブ信号を符号化し、差し替え用ビデオエレメ
ンタリストリームとして、符号化されたライブ信号を差
し替えスイッチ105に供給する。ここでの符号化は、
第1の実施の形態で説明されたデコーダバッファの破綻
を回避するために算出されたマージンに基づいており、
そのマージンは本編トランスポートストリームに符号化
されているものと同じである。
【0080】差し替え対象ビデオエレメンタリストリー
ムのマージン情報は、マージン情報検出器102によっ
て、随時検出されるか、または、予め定めておくことも
できる。
【0081】上記第1の実施の形態と第2の実施の形態
は、2−3プルダウンされたビデオエレメンタリストリ
ームの差し替えにも応用できる。
【0082】図6に、2−3プルダウンされたビデオス
トリームにおけるデコーダバッファの破綻回避について
説明する。
【0083】図6(A)は、差し替え対象ストリームと
差し替え用ストリームのVBVバッファの軌跡を示す。
V'(0),V'(1),V'(2),およびV'(3)は、それぞれのデ
コード時刻での差し替え用ビデオエレメンタリストリー
ムのVBVバッファの軌跡がVBVバッファのサイズよ
りも少ない量を示し、VBVバッファの空き容量を意味
するものである。margin'1はアンダーフローを回避する
ために設けられたマージンである。
【0084】図6(B)において、B1は差し替え対象
ビデオエレメンタリストリームのVBVバッファの軌跡
を示し、B2は差し替え対象ビデオエレメンタリストリ
ームのデコーダバッファの占有量の軌跡を示し、B3は
差し替え後のビデオエレメンタリストリームのデコーダ
バッファの占有量の軌跡を示す。
【0085】U'(0),U'(1),U'(2),およびU'(3)は、
それぞれのデコード時刻での差し替え対象ビデオエレメ
ンタリストリームのVBV(B1)の軌跡と、差し替え
対象ビデオエレメンタリストリームのデコーダバッファ
の占有量の軌跡(B2)との差を示す。また、デコーダ
バッファのサイズ(BSdec)は、VBVバッファのサイズ
(BSvbv)に所定のBSopを加えたものである。
【0086】2−3プルダウンされたビデオストリーム
はデコード間隔がビデオのフィールド周期の2倍もしく
は3倍になる。本編に含まれる差し替え対象ストリーム
と差し替え用ビデオストリームでプルダウンのパターン
が異なると、デコードタイミングが異なり、デコーダバ
ッファが破綻する場合がある。
【0087】2−3プルダウンされたビデオストリーム
の場合は、第1の実施の形態で求めたマージンを、すべ
てのフィールドタイミングで満たすように差し替え対象
および差し替え用ストリームを符号化し、多重化してお
くことによって、デコーダバッファの破綻を回避するこ
とができる。第1の実施の形態においては、デコード時
刻における所定の条件を満たすようにマージンが算出さ
れた。
【0088】従って、差し替え用ストリームのプルダウ
ンによって、デコード間隔がどのように変化しようと
も、差し替え用ストリームのデコードタイミングでは必
ずデコーダバッファを破綻させないための条件がまもら
れていることになり、プルダンパターンが異なる差し替
え用ビデオストリームで差し替えを行うことが可能とな
る。
【0089】さらに、第1の実施の形態におけるマージ
ンによる多重化の本編の多重化時に条件を、すべての時
刻において満たすようにすることによって、デコード時
刻がフィールド周期の倍数にならないような差し替え用
ストリームによっても、デコーダバッファを破綻させな
いで差し替えを実行することができる。
【0090】以上の実施の形態の動作例では、ISO/IEC1
3818-1に規定されているトランスポートストリームに準
拠して多重化されたISO13818-2に規定されているビデオ
エレメンタリストリームを差し替える場合について説明
した。しかしながら、本発明は、トランスポートストリ
ーム以外のデコーダバッファを破綻させないことが要求
される多重化方法にも応用できる。ISO13818-2に規定さ
れているビデオエレメンタリストリーム以外のエレメン
タリストリームにも、符号化バッファモデルを仮想し
て、データレートを符号化バッファへ入力し、デコーダ
時刻に符号化バッファから引き抜きを行った場合に、符
号化バッファが破綻しないように制御して符号化される
ビットストリームの差し替えにも応用できる。
【0091】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに伝送する伝送媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載の多重化装置、請求項5
に記載の多重化方法、および請求項6に記載の伝送媒体
によれば、差し替え対象データの仮想符号化バッファに
おける蓄積の軌跡と、差し替え対象データの仮想的なデ
コーダバッファにおける蓄積量との差Uを、マージンm
1に対して所定の関係になるようにし、かつ、差し替え
対象データの仮想的なデコーダバッファにおける蓄積量
と、差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
蓄積の軌跡との差U’を、マージンm2に対して所定の
関係になるようにしたので、データ処理装置に対して、
デコーダバッファを破綻することなく、差し替え用デー
タと差し替え可能な差し替え対象データを多重化するこ
とができる。
【0093】請求項7に記載のデータ処理装置、請求項
12に記載のデータ処理方法、および請求項13に記載
の伝送媒体によれば、仮想符号化バッファにおける蓄積
の軌跡Vが、マージンm1に対して所定の関係になるよ
うにし、かつ、仮想符号化バッファの空き容量V’が、
マージンm2とデコーダバッファのサイズと仮想符号化
バッファのサイズの差をBSに対して所定の関係になる
ようにしたので、任意のデジタル信号を差し替え用デー
タとし、デコーダバッファを破綻することなく、差し替
え対象データを差し替え用データと差し替えことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置の第1の実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】差し替え対象と差し替え用ビデオエレメンタリ
ストリームのVBVバッファの軌跡およびデコーダバッ
ファの占有量の軌跡の例を示す図である。
【図3】差し替え対象と差し替え用ビデオエレメンタリ
ストリームのVBVバッファの軌跡およびデコーダバッ
ファの占有量の軌跡の他の例を示す図である。
【図4】差し替え対象ビデオPESパケットと差し替え
用PESパケットの構造例を示す図でる。
【図5】本発明を適用したデータ処理装置の第2の実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【図6】差し替え対象と差し替え用ビデオエレメンタリ
ストリームのVBVバッファの軌跡およびデコーダバッ
ファの占有量の軌跡の他の例を示す図である。
【図7】アナログベースバンド信号に対応する従来の差
し替え装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】ISO/IEC12818-1に規定されているトランスポー
トストリームの構成例を示す図である。
【図9】ISO/IEC12818-1に規定されているトランスポー
トストリームに適用されるデコードモデルを示すブロッ
ク図である。
【図10】デジタル信号に対応する従来の差し替え装置
の構成例を示すブロック図である。
【図11】デコーダバッファがアンダーフローになる場
合の例を示す図である。
【図12】デコーダバッファがオーバーフローになる場
合の例を示す図である。
【符号の説明】
101 多重化器, 102 マージン情報検出器,
103 システムコントローラ, 104 差し替え用
エレメンタリサーバ, 105 差し替えスイッチ,
201 符号化器, 301 サーバ, 302 選択
スイッチ, 303 スイッチ, 401 スイッチ,
402 トランスポートバッファ,403 マルチプ
レクシング, 404 エレメンタリバッファ, 40
5 デコーダ, 501 分離器, 502 エレメン
タリストリームサーバ, 503 スイッチ, 504
システムコントローラ, 505 多重化器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置により差し替え用データ
    に差し替えられる差し替え対象データを一部に含む、1
    以上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームを出
    力するデータ多重化装置において、 前記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
    蓄積の軌跡と、前記差し替え対象データの仮想的なデコ
    ーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデコ
    ード時刻において、予め設定したマージンm1以下とな
    り、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコーダ
    バッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データの
    仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、
    すべてのデコード時刻において、予め設定したマージン
    m2以下となるように、多重化を行う多重化手段を備え
    ることを特徴とするデータ多重化装置。
  2. 【請求項2】 前記多重化手段は、前記マージンm1,
    m2に関する情報をさらに多重化することを特徴とする
    請求項1に記載のデータ多重化装置。
  3. 【請求項3】 前記多重化手段は、前記マージンm1,
    m2に関する情報を、MPEG2のトランスポートスト
    リームのトランスポートパケットにおけるアダプテーシ
    ョンフィールド内のプライベートデータバイトのフィー
    ルドに多重化することを特徴とする請求項2に記載のデ
    ータ多重化装置。
  4. 【請求項4】 前記多重化手段は、すべてのフィールド
    タイミングにおいて前記マージンm1,m2に関する条
    件が満足されるように多重化を行うことを特徴とする請
    求項1に記載のデータ多重化装置。
  5. 【請求項5】 データ処理装置により差し替え用データ
    に差し替えられる差し替え対象データを一部に含む、1
    以上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームを出
    力するデータ多重化方法において、 前記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
    蓄積の軌跡と、前記差し替え対象データの仮想的なデコ
    ーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデコ
    ード時刻において、予め設定したマージンm1以下とな
    り、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコーダ
    バッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データの
    仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、
    すべてのデコード時刻において、予め設定したマージン
    m2以下となるように、多重化を行う多重化ステップを
    備えることを特徴とするデータ多重化方法。
  6. 【請求項6】 データ処理装置により差し替え用データ
    に差し替えられる差し替え対象データを一部に含む、1
    以上のデジタル信号を多重化した多重化ストリームを出
    力するデータ多重化装置に用いるコンピュータプログラ
    ムであって、 前記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
    蓄積の軌跡と、前記差し替え対象データの仮想的なデコ
    ーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデコ
    ード時刻において、予め設定したマージンm1以下とな
    り、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコーダ
    バッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データの
    仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、
    すべてのデコード時刻において、予め設定したマージン
    m2以下となるように、多重化を行う多重化ステップを
    備えるコンピュータプログラムを伝送することを特徴と
    する伝送媒体。
  7. 【請求項7】 1以上のデジタル信号を多重化した多重
    化ストリームの一部の差し替え対象データであって、前
    記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける蓄
    積の軌跡Vと、前記差し替え対象データの仮想的なデコ
    ーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデコ
    ード時刻において、予め設定したマージンm1以下とな
    り、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコーダ
    バッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データの
    仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’が、
    すべてのデコード時刻において、予め設定したマージン
    m2以下となるように、多重化された前記差し替え対象
    データを、他の差し替え用データに差し替えるデータ処
    理装置において、 前記仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、 前記デコーダバッファのサイズと仮想符号化バッファの
    サイズの差をBSとするとき、前記仮想符号化バッファ
    の空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された前記差し替え用データ
    を提供する提供手段を備えることを特徴とするデータ処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記多重化ストリームは、前記マージン
    m1,m2に関する情報を含み、 前記多重化ストリームから、前記マージンm1,m2に
    関する情報を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して、前記差し替え用デ
    ータを生成する生成手段とをさらに備えることを特徴と
    する請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、前記マージンm1,m
    2に関する情報を、MPEG2のトランスポートストリ
    ームのトランスポートパケットにおけるアダプテーショ
    ンフィールド内のプライベートデータバイトのフィール
    ドから検出することを特徴とする請求項8に記載のデー
    タ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記生成手段は、前記差し替え対象デ
    ータの時刻情報に対応して、前記差し替え用のデータの
    時刻情報を書き換えることを特徴とする請求項8に記載
    のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記提供手段は、すべてのフィールド
    タイミングにおいて前記マージンm1,m2に関する条
    件が満足されるように符号化された前記差し替え用デー
    タを提供することを特徴とする請求項7に記載のデータ
    処理装置。
  12. 【請求項12】 1以上のデジタル信号を多重化した多
    重化ストリームの一部の差し替え対象データであって、
    前記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
    蓄積の軌跡Vと、前記差し替え対象データの仮想的なデ
    コーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデ
    コード時刻において、予め設定したマージンm1以下と
    なり、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコー
    ダバッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データ
    の仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’
    が、すべてのデコード時刻において、予め設定したマー
    ジンm2以下となるように、多重化された前記差し替え
    対象データを、他の差し替え用データに差し替えるデー
    タ処理方法において、 前記仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、 前記デコーダバッファのサイズと仮想符号化バッファの
    サイズの差をBSとするとき、前記仮想符号化バッファ
    の空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された前記差し替え用データ
    を提供する提供ステップを備えることを特徴とするデー
    タ処理方法。
  13. 【請求項13】 1以上のデジタル信号を多重化した多
    重化ストリームの一部の差し替え対象データであって、
    前記差し替え対象データの仮想符号化バッファにおける
    蓄積の軌跡Vと、前記差し替え対象データの仮想的なデ
    コーダバッファにおける蓄積量との差Uが、すべてのデ
    コード時刻において、予め設定したマージンm1以下と
    なり、かつ、前記差し替え対象データの仮想的なデコー
    ダバッファにおける蓄積量と、前記差し替え対象データ
    の仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡との差U’
    が、すべてのデコード時刻において、予め設定したマー
    ジンm2以下となるように、多重化された前記差し替え
    対象データを、他の差し替え用データに差し替えるデー
    タ処理装置に用いるコンピュータプログラムであって、 前記仮想符号化バッファにおける蓄積の軌跡Vが、次式 V>=m1 を満足するとともに、 前記デコーダバッファのサイズと仮想符号化バッファの
    サイズの差をBSとするとき、前記仮想符号化バッファ
    の空き容量V’が、次式 V’>=m2−BS を満足するように、符号化された前記差し替え用データ
    を提供する提供ステップを備えるコンピュータプログラ
    ムを伝送することを特徴とする伝送媒体。
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