JPH10336606A - デジタル信号送受信装置 - Google Patents

デジタル信号送受信装置

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Publication number
JPH10336606A
JPH10336606A JP9146192A JP14619297A JPH10336606A JP H10336606 A JPH10336606 A JP H10336606A JP 9146192 A JP9146192 A JP 9146192A JP 14619297 A JP14619297 A JP 14619297A JP H10336606 A JPH10336606 A JP H10336606A
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JP
Japan
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video
unit
program
video source
data
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Application number
JP9146192A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Hattori
敏和 服部
Susumu Ibaraki
晋 茨木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9146192A priority Critical patent/JPH10336606A/ja
Publication of JPH10336606A publication Critical patent/JPH10336606A/ja
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一番組において映像源を複数含む複数映像
源チャンネルを含むデジタル信号送受信装置において受
信側で映像源を切り替える際、受信装置の映像源バッフ
ァを一旦クリアする必要があり、映像出力が途切れる。 【解決手段】 送信装置において各映像源の切り替え点
をそろえて多重化を行い、また各映像源の映像信号を符
号化する際、送信装置内の仮想受信装置の仮想受信バッ
ファが切り替えの際破綻しないように制限を加え符号化
を行うことにより、受信装置での切り替えの際の連続し
た映像出力を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側においてあ
る番組が複数の映像源を持ち、各映像源のデータがその
番組中で多重、送信され、受信側で複数映像源番組中の
所望の映像源を選択して受信、復号する、デジタル信号
送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音声のデジタル圧縮の標準
規格であるエムピーイージー(以下MPEG:Movi
ng Picture Expert Group)を
用いたシステムが普及している。また、このMPEGに
より圧縮した信号を放送に用いる際にはISO/IEC
13818−1規格により規定されるMPEG2トラン
スポートパケットからなるトランスポートストリーム
(以下TS)が用いられる。ここでMPEGにおける映
像、音声の多重化について図8を用いて説明する。図8
は一番組送受信装置を示している。図8において800
は一番組多重装置、801は映像信号入力、802は音
声信号入力、803はその他のデータ信号入力、804
は映像信号符号化部、805は音声信号符号化部、80
6は信号多重部、807は一番組TS出力部、808は
伝送路、700は受信装置、701はTS受信部、70
3は受信した多重TS中の映像、音声、データ信号を分
離、抽出する多重TS処理部、704は多重分離部、7
05は映像データ用バッファ、706は音声データ用バ
ッファ、707はその他のデータ用バッファ、708は
映像信号復号部、709は音声信号復号部である。
【0003】映像データに関してはまず映像信号符号化
部804に入力される。ここで映像データは処理、圧縮
されて映像エレメンタリーストリーム(以下ES)とな
る。また音声データも同様に音声信号符号化部805に
おいて処理、圧縮され音声ESとなる。
【0004】これらのESおよびその他のデータ信号
が、信号多重部806においてそれぞれパケット化され
た後時分割多重され、一つの番組からなる一本のTSと
なる。映像、音声、データ信号の各パケットに対しては
それらを区別するたびにPID(Packet ID)
がつけられる。またこの際に番組情報であるPMT(P
rogram Map Table)パケットやPMT
を抽出するための総合的な番組情報であるPAT(Pr
ogram Association Table)パ
ケットなどの各種情報パケットも多重される。PATパ
ケットにはPMTパケットの情報(PIDなど)が記述
されており、このPATパケットのPIDはMPEG規
格において一意に定められている。またPMTパケット
中には所望番組の映像、音声およびその他のデータのP
IDが記述されている。受信側においてこれらのPM
T、PATを用いて所望番組を抽出する手順について
は、後の受信装置の説明の際に詳述する。
【0005】このようにして作られたTSが一番組TS
出力部807から出力され、伝送路808を通って受信
装置700に伝送される。
【0006】受信装置700においてはTS受信部70
1において受信したTSが多重TS処理部703の中の
多重分離部704に入力される。多重分離部704にお
いてはまず、一意に定められたPATのPIDを持つパ
ケットを抽出することにより、TS中からPATパケッ
トを抽出する。次にこのPAT中に記述されているPM
TパケットのPID情報を用い、TS中のPMTパケッ
トを抽出する。PMTパケット中には所望番組の映像、
音声およびデータパケットのPID情報が記述されてい
る。こうして得られた所望番組の映像、音声およびデー
タパケットのPIDを用いて多重分離部704において
映像、音声のESおよびその他のデータ信号を分離する
処理を行い、映像データ用バッファ705、音声データ
用バッファ706、その他のデータ用バッファ707を
介して出力する。映像ESは映像信号復号部708にお
いて伸長処理され、出力される。音声ESも同様に音声
信号復号部709において伸長処理され、出力される。
【0007】放送などの用途においては、複数の番組を
一本の伝送路を通じて受信装置に送る必要がある。図9
は複数の番組を時分割多重し、一本のTSとして送信す
る複数番組多重送受信装置を示している。図9において
900は複数番組多重送信装置、901−1は番組1の
映像信号入力、902−1は番組1の音声信号入力、9
03−1は番組1のその他のデータ信号入力、904−
1は番組1の一番組多重部、905−1は番組1の映像
信号符号化部、906−1は番組1の音声信号符号化
部、907−1は番組1の信号多重部、901−2は番
組2の映像信号入力、902−2は番組2の音声信号入
力、903−2は番組2のその他のデータ信号入力、9
04−2は番組2の一番組多重部、905−2は番組2
の映像信号符号化部、906−2は番組2の音声信号符
号化部、907−2は番組2の信号多重部、901−n
(nは自然数)は番組nの映像信号入力、902−nは
番組nの音声信号入力、903−nは番組nのその他の
データ信号入力、904−nは番組nの一番組多重部、
905−nは番組nの映像信号符号化部、906−nは
番組nの音声信号符号化部、907−nは番組nの信号
多重部、908は複数番組多重部、909はTS出力
部、910は伝送路である。700〜709については
図8と同様のためここでは説明を省略する。また図9に
おいては、多重する番組数をnとしている。
【0008】番組1の映像、音声およびその他のデータ
信号は番組1の一番組多重装置904−1において多重
され、一本のTSとして複数番組多重部908に入力さ
れる。番組2、・・・、番組nに対しても同様にそれぞ
れ一本のTSとして複数番組多重部908に入力され
る。
【0009】複数番組多重部908においては、入力さ
れた各番組のTSを一本のTSに再多重し、複数番組出
力部909から出力する。
【0010】このようにして作られた複数番組多重TS
が伝送路910を通って受信装置700に伝送される。
受信装置700においては一番組送受信装置の場合と同
様の手順で所望番組を抽出、出力する。受信装置におい
て番組を切り替える際には映像データ用バッファ70
5、音声データ用バッファ706、その他のデータ用バ
ッファ707を一旦空にし、次に多重TS処理部704
において切り替えた番組の映像、音声およびその他のデ
ータの各パケットを抽出し出力を行う。
【0011】ところで、MPEG規格を満たす映像スト
リームは、規格において定義される仮想的な受信装置に
課せられる制約を満足させる必要がある。
【0012】すなわち送信装置側において仮想的な受信
装置を設定し、この仮想受信装置内の映像バッファであ
るVBVバッファがオーバーフロー、アンダーフローを
起こさないようシミュレーションを行いながら映像デー
タを符号化していく。このVBVバッファのシミュレー
ションについて図10を用いて説明する。図10におい
て横軸は送受信系において定義される時刻を、また縦軸
はVBVバッファの占有量を示す。BmaxはMPEG
規格によって規定されるVBVバッファの最大容量であ
る。また図10においては映像ビットストリームはCB
R(Constant Bit Rate)、すなわち
一定レートにより符号化装置から出力されるものとして
いる。
【0013】映像符号化装置からの映像符号化ストリー
ム出力は時刻t1から開始される。その後一定レートに
て受信装置に入力され、VBVバッファにデータが蓄積
されていく。そして系で定義されるある時刻、ここでは
t5になると次段での処理のためにまとまったデータ、
すなわち1ピクチャ分のデータd0がVBVバッファか
ら取り除かれる。以後、時刻t6、t7、t8、・・・
において1ピクチャ分のデータd1、d2、d3、・・
・が取り除かれる。以後この動作を繰り返す。このVB
Vバッファの最大容量についてはMPEG規格によって
規定されており、このシミュレーションにおいてその最
大容量を超えたり(オーバーフロー)、VBVバッファ
におけるデータ量が負になったり(アンダーフロー)し
ないように符号化が行われる。
【0014】このMPEG規格を用いたデジタル信号送
受信装置において、同一番組中に複数の映像源を持つ複
数映像源チャンネルを送信側から送信し、受信側におい
て複数映像源チャンネルでの所望の映像源を選択する機
能を実現するためには、各映像源のデータを別の番組を
送るのと同様の形で送信し、受信側で番組切り替えと同
様の操作を行って映像源を選択することにより実現する
ことができる。
【0015】複数映像源チャンネルを送受信するデジタ
ル信号送受信装置の例を図11に示す。図11のデジタ
ル信号送受信装置においては送信装置において番組1、
番組2、・・・、番組nを多重出力し、受信装置におい
て所望の番組を取り出す。また番組1が複数映像源チャ
ンネル対応となっており、番組1における映像源が3つ
存在する構成になっている。音声およびその他のデータ
に関してはこの番組で一つとする。図11において11
00は複数番組多重送信装置、301−1は番組1の映
像源1の映像信号入力、302−1は番組1の音声信号
入力、303−1は番組1のその他のデータ信号入力、
1104−1は番組1の一番組多重部、1105−1は
番組1の映像信号符号化部、306−1は番組1の音声
信号符号化部、307−1は番組1のストリーム多重
部、308は番組1の映像源2の映像信号入力、110
9は番組1の映像源2の映像信号符号化部、310は番
組1の映像源2の映像トランスポートストリーム化部、
311は番組1の映像源3の映像信号入力、1112は
番組1の映像源3の映像信号符号化部、313は番組1
の映像源3の映像トランスポートストリーム化部、30
1−2は番組2の映像信号入力、302−2は番組2の
音声信号入力、303−2は番組2のその他のデータ信
号入力、304−2は番組2の一番組多重部、305−
2は番組2の映像信号符号化部、306−2は番組2の
音声信号符号化部、307−2は番組2のストリーム多
重部、301−nは番組nの映像信号入力、302−n
は番組nの音声信号入力、303−nは番組nのその他
のデータ信号入力、304−nは番組nの一番組多重
部、305−nは番組nの映像信号符号化部、306−
nは番組nの音声信号符号化部、307−nは番組nの
ストリーム多重部、1114は複数番組多重部、316
はTS出力部、317は伝送路である。700〜709
については図8と同様のためここでは説明を省略する。
【0016】受信装置において映像源1から映像源2に
切り替えるには、番組の切り替えを行うのと同様の方法
で映像データ用バッファ705を一旦クリアし、多重分
離部704において映像源2のPIDを持つパケットを
取り出し、映像データ用バッファ705を介してデータ
を映像信号復号部708に送り復号、出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、映像源切り替え時に映像データのバッファをク
リアし、そのあと目的の映像源のデータをバッファに蓄
積、デコードを行うため、切り替えの際に画面出力が途
切れてしまうという問題点を有していた。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のデジタル信号送受信装置は、まず送信装置
において切り替え後の映像を連続したストリームの形に
するために、各映像源の切り替え点をそろえて多重化を
行う。また切り替え点をそろえることによる伝送レート
の変化も考慮に入れてVBVバッファのシミュレーショ
ンを行い、この結果を元に符号化を行う。さらに受信装
置において映像源を切り替えてもVBVバッファの破綻
が起こらないように送信装置において各映像源の映像信
号を符号化することにより、切り替え時に画面出力が途
切れることのない複数映像源チャンネルを実現する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下本発明の実施の形態1について、
図面を参照しながら説明する。
【0020】なお以下の実施の形態において映像信号は
ISO/IEC11172−2あるいはISO/IEC
13818−2規格に基づいて符号化されているものと
する。
【0021】実施の形態1では図11において説明した
従来のデジタル信号送受信装置において、複数番組多重
部1114と多重分離部704における処理が異なる。
以下、各部での処理について説明する。なお、本実施の
形態においてはISO/IEC11172−2、2.4
節で記述されているGroup Of Picture
s(以下GOP)を単位とし、その境界を切り替え点と
している。
【0022】図1は本実施の形態におけるTSのパケッ
ト列を示したものである。図1において110、11
1、112、113はそれぞれ、複数番組多重部111
4が出力する映像源1の映像データのk、k+1、k+
2、k+3番目のGOPデータを含むパケットである。
120、121、122、123はそれぞれ、複数番組
多重部1114が出力する映像源2の映像データのk、
k+1、k+2、k+3番目のGOPデータを含むパケ
ットである。130、131、132、133はそれぞ
れ、複数番組多重部1114が出力する映像源3の映像
データのk、k+1、k+2、k+3番目のGOPデー
タを含むパケットである。また各々の番号の最後につい
ているa、bはそれぞれGOPの先頭、最終部分を含む
パケットを示す。
【0023】本実施の形態においては複数番組多重部1
114において、図1に示されるように各映像源におけ
るGOPを構成するパケットをある一定の長さを持つタ
イムスロット内に多重する。すなわち、一つのタイムス
ロットが各映像源の一つのGOPデータを含むように多
重を行う。多重分離部704は映像源1から2に切り替
えを行う際にタイムスロットの境目で切り替えを行う。
各映像源のGOPはそれぞれタイムスロットに収まって
いるので、必ず映像源1のGOPのパケットが終了した
すぐ後に映像源2のGOPが開始される。任意の映像源
間の切り替えにおいても同様である。
【0024】本実施の形態における多重分離部704で
の映像パケット処理のフローチャートを図12に示す。
切り替え要求が発生しない間多重分離部704は、指定
されたPIDの映像パケットを映像データバッファ70
5を介し映像信号復号部708に送る、すなわちステッ
プ12−aと12−bを繰り返す。ステップ12−bに
おいて切り替え要求が発生すると、タイムスロットの境
目が来るまでは切り替え前の映像源のパケットを処理す
る。すなわちステップ12−cと12−dを繰り返す。
境目以降はステップ12−eにおいて切り替え後の映像
源のPIDを処理すべき映像源パケットのPIDとして
指定し、以後はステップ12−aに戻り、同様に処理を
行う。
【0025】このように本実施の形態においては、複数
番組多重部において各映像源のGOPをそれぞれ一つの
タイムスロット内に多重することにより、GOPの先頭
での切り替え後の映像が連続したストリームの形にな
る。
【0026】なお本実施の形態においては各タイムスロ
ットの長さは一定としたが、可変の場合も同様にGOP
の先頭での切り替え後の映像が連続したストリームの形
で復号できる。
【0027】なお本実施の形態においては1GOPを一
つの単位とし、映像源の切り替えを行う場合を示した
が、他のまとまり、例えば2つ以上のGOPを一つの単
位とした場合にも同様に実現できる。
【0028】(実施の形態2)以下本発明の実施の形態
2について、図面を参照しながら説明する。
【0029】実施の形態2では図11において説明した
従来のデジタル信号送受信装置において、複数番組多重
部1114と多重分離部704、および映像信号符号化
部1105−1、1109、1112での処理が異な
る。複数番組多重部1114と多重分離部704での処
理は実施の形態1において示した処理と同様である。以
下、各映像信号符号化部での処理について説明する。
【0030】映像符号化部において符号化されたデータ
を実施の形態1で示されるようなタイムスロットにおさ
めて多重する場合、映像符号化器が想定する出力レート
と実際に多重部において多重して出力するレートが一致
しない。したがって映像符号化部において想定する出力
レートに基づいてVBVバッファのシミュレーションを
行っても、多重後のレートによっては受信装置側のバッ
ファの破綻が生じる場合がある。そこで本実施の形態に
おいては、多重後のレートに基づいてシミュレーション
を行う。
【0031】図2は本実施の形態において、ある映像源
の映像データに対して映像信号符号化部で行われるVB
Vバッファのシミュレーションの例を示したものであ
る。図2において横軸は送受信系において定義される時
刻を、また縦軸はVBVバッファの占有量を示す。Bm
axはMPEG規格によって規定されるVBVバッファ
の最大容量である。
【0032】本実施の形態におけるVBVバッファシミ
ュレーションを図2を用いて説明する。VBVバッファ
においては時刻t1、t2、t3、t4、・・・におい
てそれぞれ必要量のデータをバッファから取り除く。ま
た本実施の形態においてはタイムスロットを規定しその
中に各GOPを多重することにより、データが送られる
レートが各タイムスロットにおいて変化する。そのた
め、バッファ占有量の増加の傾きが各タイムスロットで
変化している。図2の例では時刻t2’、t6’、t1
0’においてそれぞれ変化している。
【0033】本実施の形態におけるVBVバッファのシ
ミュレーションのフローチャートを図13に示す。ステ
ップ13−cにおいて時刻tnにおいてVBVバッファ
から取り除くデータ量を一旦決定した後、ステップ13
−dにおいてタイムスロット規定に基づくレートの変化
も考慮に入れて時刻t(n+1)までのシミュレーショ
ンを行う。ステップ13−fにおいてVBVバッファの
オーバーフローが発生していないかを判定し、オーバー
フローが発生しなければステップ13−hにおいてその
データ量により符号化を行う。オーバーフローが発生す
るならば、ステップ13−gにおいてデータ量の再設定
を行う。この際オーバーフローを防ぐためにデータ量
を、時刻tnにおけるバッファ占有量をBtn、時刻t
(n+1)におけるバッファ占有量をBt(n+1)と
した場合に(数1)を満たす範囲で設定する。
【0034】
【数1】
【0035】データ量の再設定により多重後のレートが
変化する場合があるので、ステップ13−dに戻り再度
シミュレーションを行い、ステップ13−fでオーバー
フローがないか確認する。この操作によりVBVバッフ
ァの破綻の起きないデータ量を決定する。
【0036】映像信号符号化部においてこのレートの変
化を考慮に入れて符号化を行わない場合、例えば図2の
例においてはt6’においてレートが低くなっている
が、映像信号符号化部がこれを考慮せずに元のレートで
バッファ占有量が増えていくとして符号化を行うことに
なり、t7あるいはt8などでより多くのデータ量が取
り除かれ、アンダーフローが発生する可能性がある。本
実施の形態においては各映像符号化部において、このタ
イムスロットごとの伝送レートの変化も含めてVBVバ
ッファのシミュレーションを行い、その結果を元に符号
化を行うことにより、タイムスロット規定によるVBV
バッファの破綻を防ぐ。
【0037】このように本実施の形態においては実施の
形態1の効果に加え、各映像符号化部においてVBVバ
ッファのシミュレーションをタイムスロットごとの伝送
レートの変化も考慮に入れて行い、その結果を元に符号
化を行う。こうすることにより、タイムスロットを規定
し各GOPをタイムスロット内におさめた際に伝送レー
トがタイムスロット毎に変化したときもVBVバッファ
の破綻が生じない。
【0038】(実施の形態3)以下本発明の実施の形態
3について、図面を参照しながら説明する。
【0039】図3は本実施の形態における送信装置の構
成である。図3において304−1は本実施の形態にお
ける番組1の一番組多重部、305−1は本実施の形態
における番組1の映像源1の映像信号符号化部、309
は本実施の形態における番組1の映像源2の映像信号符
号化部、312は本実施の形態における番組1の映像源
3の映像信号符号化部、314は本実施の形態における
複数番組多重部、315は映像符号化監視部である。そ
の他の構成要素については図11と同様のためここでは
説明を省略する。
【0040】また図4、図5は映像源切り替え時のVB
Vバッファシミュレーションであり、図4は本実施の形
態による処理を施さない場合、図5は本実施の形態によ
る処理を行った場合の図である。図4、図5において横
軸は送受信系において定義される時刻を、また縦軸はV
BVバッファの占有量を示す。また実線は映像源1の映
像データにおけるバッファ占有状態、破線は映像源2の
映像データにおけるバッファ占有状態、太線は映像源2
から映像源1へと切り替えた際のバッファ占有状態を示
している。また本実施の形態においては映像源数が3の
場合について示している。図4、図5においては時刻t
3とt4の間に切り替え命令が到着した場合を示してい
る。
【0041】図4、図5においては時刻t6’において
映像源の切り替えが起こり、以後太線の軌跡で推移す
る。
【0042】本実施の形態において、複数番組多重部3
14では実施の形態1で示された処理と同様の処理、す
なわち図1に示されるようにタイムスロットを規定しそ
の中に一つのみのGOPが含まれるような形での多重を
行う。
【0043】この際各映像符号化器が独立に動作してい
ると、切り替え後にVBVバッファの破綻が発生する場
合がある。図4の場合においては切り替え後時刻t7と
t8の間においてバッファの破綻が生じている。そこで
本実施の形態においては各映像符号化器において他の映
像符号化器におけるVBVバッファの状態を考慮に入れ
て符号化を行う。以下図3を用いて本実施の形態におけ
る処理について説明する。映像符号化監視部315は各
映像源のVBVバッファの状態を監視し、各映像源の中
でGOPの先頭データがVBVバッファから取り除かれ
る時点(以下基準時刻とする)におけるVBVバッファ
の占有量がもっとも大きいものおよびもっとも小さいも
のを基準値として映像信号符号化部305−1、30
9、312に伝達する。各映像信号符号化部において
は、この基準値からVBVバッファの状態が変化する場
合についてシミュレーションを行い、この結果を元にい
ずれの場合にもVBVバッファの破綻が起こらない範囲
で符号化を行う。また映像符号化監視部315は必要に
応じ多重化のための情報、すなわち各タイムスロットに
おける各映像源の符号化データ量などを多重化部314
に与える。
【0044】上記処理について図4、図5を比較しなが
ら説明する。図4の例では切り替えが起こった場合のバ
ッファ状態を考慮に入れていないため、時刻t6’で映
像源が切り替わった後時刻t7とt8の間でバッファの
オーバーフローが起こっている。それに対して図5、す
なわち本実施の形態においては切り替えが起こった場合
のバッファ状態を考慮し、時刻t7においてVBVバッ
ファから取り除かれる映像源1のデータ量を大きくとる
ことにより、オーバーフローを回避する。
【0045】このように本実施の形態によれば、実施の
形態1、2での効果に加え、各映像源の映像符号化部に
おいて基準時刻における他の映像源のVBVバッファの
最大値、最小値を基準としたシミュレーションを行い、
この結果を元に制限を加えて符号化を行う。これにより
映像源切り替えに起因するVBVバッファの破綻は起き
ない。
【0046】(実施の形態4)以下本発明の実施の形態
4について、図面を参照しながら説明する。
【0047】実施の形態4は実施の形態3に対し、映像
信号符号化部305−1、309、312における処理
が異なる。以下、各映像信号符号化部における処理につ
いて説明する。
【0048】図6は本実施の形態において各映像信号符
号化部において行われるVBVバッファのシミュレーシ
ョンを示したものである。図6において横軸は送受信系
において定義される時刻を、また縦軸はVBVバッファ
の占有量を示す。BmaxはMPEG規格で定義される
VBVバッファの最大占有量、Bmax’およびBde
fは本実施の形態において定義されるバッファ占有量、
600はBdefの変動の許容範囲を示している。図中
の実線、破線はそれぞれ映像源1、映像源2におけるV
BVバッファの状態、太線は時刻t10’において映像
源1から映像源2への切り替えが発生した以降のVBV
バッファの状態を示す。図6においては映像源数を2と
している。
【0049】図6においてGOPの先頭データはt1、
t5、t9、t13においてVBVバッファから取り除
かれる。本実施の形態においては、各映像源の映像信号
符号化部は図6に示されるように基準時刻、すなわちG
OPの先頭データがVBVバッファから取り除かれる時
刻におけるVBVバッファの占有量が、Bdefを中心
とする許容範囲内に収まるような形で符号化を行う。さ
らに基準時刻以降のシミュレーションを行う際、バッフ
ァ占有量の最大値としてBmax’を定義し、各映像符
号化部においては占有量がBmax’を超えないように
符号化を行っていく。
【0050】一例として、図6において時刻t10’に
おいて切り替えが発生した場合、VBVバッファの状態
は太線の軌跡で推移する。その際、タイムスロットにお
けるレートが映像源1と映像源2で異なるため、図のよ
うにバッファの占有量が増加していく場合がある。その
ため本実施の形態においては、MPEG規格で規定され
るVBVバッファの最大値Bmaxよりも低い値にBm
ax’を設定し、切り替えによりバッファ占有量が増加
したときも破綻が起きないようにする。本実施の形態に
おけるBmax’の値設定を以下に示す。
【0051】
【数2】
【0052】
【数3】
【0053】本実施の形態の場合、タイムスロットにお
けるレートの増加量の最大値は許容範囲をBw、タイム
スロットの長さをTslotとすると(数2)となる。
したがって基準時刻の直前、すなわち占有量が最大にな
る可能性のある時刻t12におけるVBVバッファの占
有量の最大値は(数3)となる。したがってBmax’
をBmaxよりも(数3)以上低くとっておけば、VB
Vバッファのオーバーフローは発生しない。
【0054】このように本実施の形態によれば、映像信
号符号化部において各映像源に対し基準時刻におけるV
BVバッファの占有量とその変動の許容範囲、バッファ
占有量の最大値を定義し、以降のVBVバッファの占有
量の変動がこの許容範囲内から始まった場合に規定範囲
内で推移するように制限を加えて符号化を行う。これに
より映像源切り替えに起因するVBVバッファの破綻は
起きない。
【0055】なお本実施の形態においてはBdefおよ
び変動の許容範囲は各基準時刻において同じ値を使用し
たが、異なる値を使用しても同様にして実現できる。
【0056】また本実施の形態においては基準時刻をG
OPの先頭としたが、他の時刻としても同様に実現でき
る。
【0057】(実施の形態5)以下本発明の実施の形態
5について図7を参照しながら説明する。図7は本実施
の形態における受信装置の構成を示している。図7にお
いて702はPID制御部、710は切り変え命令入力
部である。その他の構成要素については図11と同様の
ためここでは説明を省略する。以下本実施の形態につい
て、図7を参照しながら説明する。
【0058】本実施の形態において、映像源切り替え命
令は受信側において外部から入力される。切り替え命令
が発生した場合、例えば映像源1から映像源2へ切り替
えを行う場合、図7においてまず切り替え命令がPID
制御部702に送られる。そしてPID制御部702に
おいて映像源1および映像源2のGOPの先頭を含むパ
ケットが来るのを待ち、検出後、以降の映像源2のパケ
ットのPIDを映像源1のPIDに、映像源1のパケッ
トのPIDを他のPID(例えば映像源2のPID)に
おきかえる。
【0059】このように本実施の形態においては、多重
分離部の前段にPID制御部を設け、受信装置において
映像源切り替え命令に対応してPID制御部においてP
IDを付け替えることにより、従来の多重分離部以降の
部分を変更することなしに映像源の切り替えを実現す
る。
【0060】なおこの各映像源のPIDなどの情報はあ
らかじめ受信装置内に保持しておくことも、送信装置よ
り送信することも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、同一番
組を異なる映像源からとらえ、各映像源の映像データの
送信を行う複数映像源チャンネルを持つ送信装置と、送
信された複数映像源チャンネルから所望の映像源を選
択、切り替えを行う受信装置とを備えたデジタル放送送
受信装置において、まず切り替え後の映像を連続したス
トリームの形にするために、送信装置において各映像源
の切り替え点をそろえて多重化を行う。また切り替え点
をそろえることによる伝送レートの変化も考慮に入れて
VBVバッファのシミュレーションを行い、この結果を
元に符号化を行う。さらに受信装置において映像源を切
り替えてもVBVバッファの破綻が起こらないように送
信装置において各映像源の映像信号を符号化することに
より、切り替え時に画面出力が途切れることのない複数
映像源チャンネルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるトランスポート
パケット列を示す図
【図2】本発明の実施の形態2におけるVBVバッファ
のシミュレーションを示す図
【図3】本発明の実施の形態3におけるデジタル信号送
信装置を示す図
【図4】映像源切り替え時のVBVバッファのシミュレ
ーションを示す図
【図5】本発明の実施の形態3における映像源切り替え
時のVBVバッファのシミュレーションを示す図
【図6】本発明の実施の形態4における各映像源のVB
Vバッファのシミュレーションを示す図
【図7】本発明の実施の形態5におけるデジタル信号受
信装置を示す図
【図8】一番組送受信システムのブロック図
【図9】複数番組送受信システムのブロック図
【図10】VBVバッファのシミュレーションを示す図
【図11】複数映像源チャンネル送受信システムの実現
例を示す図
【図12】実施の形態1における多重分離部での処理の
フローチャート
【図13】実施の形態2におけるVBVバッファのシミ
ュレーションのフローチャート
【符号の説明】
110a 映像源1の映像データのk番目のGOPの先
頭パケット 110b 映像源1の映像データのk番目のGOPの最
後のパケット 120a 映像源2の映像データのk番目のGOPの先
頭パケット 120b 映像源2の映像データのk番目のGOPの最
後のパケット 130a 映像源3の映像データのk番目のGOPの先
頭パケット 130b 映像源3の映像データのk番目のGOPの最
後のパケット 111a 映像源1の映像データのk+1番目のGOP
の先頭パケット 111b 映像源1の映像データのk+1番目のGOP
の最後のパケット 121a 映像源2の映像データのk+1番目のGOP
の先頭パケット 121b 映像源2の映像データのk+1番目のGOP
の最後のパケット 131a 映像源3の映像データのk+1番目のGOP
の先頭パケット 131b 映像源3の映像データのk+1番目のGOP
の最後のパケット 112a 映像源1の映像データのk+2番目のGOP
の先頭パケット 112b 映像源1の映像データのk+2番目のGOP
の最後のパケット 122a 映像源2の映像データのk+2番目のGOP
の先頭パケット 122b 映像源2の映像データのk+2番目のGOP
の最後のパケット 132a 映像源3の映像データのk+2番目のGOP
の先頭パケット 132b 映像源3の映像データのk+2番目のGOP
の最後のパケット 113a 映像源1の映像データのk+3番目のGOP
の先頭パケット 113b 映像源1の映像データのk+3番目のGOP
の最後のパケット 123a 映像源2の映像データのk+3番目のGOP
の先頭パケット 123b 映像源2の映像データのk+3番目のGOP
の最後のパケット 133a 映像源3の映像データのk+3番目のGOP
の先頭パケット 133b 映像源3の映像データのk+3番目のGOP
の最後のパケット 300 本発明の複数映像源チャンネル対応複数番組多
重送信装置 301−1 番組1の映像源1の映像信号入力 301−2 番組2の映像信号入力 301−n 番組nの映像信号入力 302−1 番組1の音声信号入力 302−2 番組2の音声信号入力 302−n 番組nの音声信号入力 303−1 番組1のその他のデータ信号入力 303−2 番組2のその他のデータ信号入力 303−n 番組nのその他のデータ信号入力 304−1 番組1の一番組多重部 304−2 番組2の一番組多重部 304−n 番組nの一番組多重部 305−1 本発明での番組1の映像信号符号化部 305−2 本発明での番組2の映像信号符号化部 305−n 本発明での番組nの映像信号符号化部 306−1 番組1の音声信号符号化部 306−2 番組2の音声信号符号化部 306−n 番組nの音声信号符号化部 307−1 番組1の信号多重部 307−2 番組2の信号多重部 307−n 番組nの信号多重部 308 番組1の映像源2の映像信号入力 309 番組1の映像源2の映像信号符号化部 310 番組1の映像源2の映像TS化部 311 番組1の映像源3の映像信号入力 312 番組1の映像源3の映像信号符号化部 313 番組1の映像源3の映像TS化部 314 本発明での複数番組多重部 315 映像符号化監視部 316 TS出力部 317 伝送路 600 VBVバッファ容量変動の許容範囲 700 受信装置 701 TS受信部 702 PID制御部 703 多重TS処理部 704 多重分離部 705 映像データ用バッファ 706 音声データ用バッファ 707 その他のデータ用バッファ 708 映像信号復号部 709 音声信号復号部 710 切り替え信号入力部 800 一番組多重化装置 801 映像信号入力 802 音声信号入力 803 その他のデータ信号入力 804 映像信号符号化部 805 音声信号符号化部 806 信号多重部 807 一番組TS出力部 808 伝送路 900 複数番組多重送信装置 901−1 番組1の映像信号入力 901−2 番組2の映像信号入力 901−n 番組nの映像信号入力 902−1 番組1の音声信号入力 902−2 番組2の音声信号入力 902−n 番組nの音声信号入力 903−1 番組1のその他のデータ信号入力 903−2 番組2のその他のデータ信号入力 903−n 番組nのその他のデータ信号入力 904−1 番組1の一番組多重部 904−2 番組2の一番組多重部 904−n 番組nの一番組多重部 905−1 番組1の映像信号符号化部 905−2 番組2の映像信号符号化部 905−n 番組nの映像信号符号化部 906−1 番組1の音声信号符号化部 906−2 番組2の音声信号符号化部 906−n 番組nの音声信号符号化部 907−1 番組1の信号多重部 907−2 番組2の信号多重部 907−n 番組nの信号多重部 908 複数番組多重部 909 TS出力部 910 伝送路 1100 従来の形態の複数映像源チャンネル対応複数
番組多重送信装置 1104−1 従来の形態における番組1の一番組多重
部 1105−1 従来の形態における映像源1の映像信号
符号化部 1109 従来の形態における映像源2の映像信号符号
化部 1112 従来の形態における映像源3の映像信号符号
化部 1114 従来の形態における複数番組多重部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像フレームから構成される映像源
    を入力する2つ以上の映像源入力部と、それぞれ対応す
    る前記各映像源入力部より連続的に入力される映像の1
    つ以上の映像フレームを符号化し、それのみで再生可能
    な単位である再生映像単位の生成を行い、前記再生映像
    単位の集合である符号化映像を連続的に出力する2つ以
    上の映像符号化部と、2つ以上の前記符号化映像を入力
    し、前記各符号化映像に共通のタイムスロットを規定
    し、各前記符号化映像の一つの前記再生映像単位が、一
    つの前記タイムスロットにおさまるように多重を行い出
    力する多重部とを有するデジタル信号送信装置と、前記
    デジタル信号送信装置より送信された信号を受信するデ
    ジタル信号受信装置とを備えたデジタル信号送受信装置
    において、前記デジタル信号受信装置で前記映像源を切
    り替える際に、前記タイムスロットの境界で切り替えを
    行うことを特徴とするデジタル信号送受信装置。
  2. 【請求項2】映像符号化部において仮想受信バッファを
    持つ仮想受信装置を有し、前記仮想受信バッファに蓄積
    されるデータ量を計算し、前記データ量が規定の範囲を
    超えないように符号化映像の出力レートを制限して符号
    化を行う送信装置において、前記仮想受信バッファに蓄
    積されるデータ量を計算する際に、再生映像単位が一つ
    のタイムスロットにおさまるように出力するという制限
    を加えることを特徴とする請求項1記載のデジタル信号
    送受信装置。
  3. 【請求項3】仮想受信バッファに蓄積されるデータ量を
    計算する際に加える制限が、各タイムスロットにおける
    出力レートであることを特徴とする請求項2記載のデジ
    タル信号送受信装置。
  4. 【請求項4】多重部において規定するタイムスロットの
    長さが一定であることを特徴とする請求項2記載のデジ
    タル信号送受信装置。
  5. 【請求項5】各映像符号化部において仮想受信バッファ
    に蓄積されるデータ量を計算する際に、タイムスロット
    の境界で切り替えが発生し、他の映像源の符号化映像出
    力が前記仮想受信バッファに入力された際に、切り替え
    発生以降も前記データ量が規定の範囲内で推移するとい
    う制限を加えることを特徴とする請求項2記載のデジタ
    ル信号送受信装置。
  6. 【請求項6】各映像符号化部において各映像源の映像を
    符号化する際、仮想受信バッファの規定時刻におけるデ
    ータ量を示す動作点と、前記規定時刻以降に前記仮想受
    信バッファに蓄積されるデータ量が規定の範囲内で推移
    するための前記動作点におけるデータ量変動の許容範囲
    を定義し、前記動作点におけるデータ量が前記許容範囲
    内に位置するように前記各映像符号化部において符号化
    を行うことを特徴とする請求項2記載のデジタル信号送
    受信装置。
  7. 【請求項7】送信装置が各映像源の符号化映像を、前記
    映像源を区別するための識別子をつけたパケットを用い
    て送出し、受信装置が前記識別子に基づきパケットを選
    択するデジタル信号送受信装置において、受信装置内
    に、切り替え命令入力部からの切り替え命令を受け、切
    り替え前および切り替え後の前記符号化映像を含むパケ
    ットの識別子をつけかえる識別子制御部を有することを
    特徴とする請求項2記載のデジタル信号送受信装置。
  8. 【請求項8】1つ以上の映像フレームからなる再生映像
    単位が、ISO/IEC11172−2で規定されるG
    OP(Group Of Pictures)1つを構
    成していることを特徴とする請求項1記載のデジタル信
    号送受信装置。
  9. 【請求項9】1つ以上の映像フレームからなる再生映像
    単位が、ISO/IEC11172−2で規定されるG
    OP(Group Of Pictures)2つ以上
    を構成していることを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ル信号送受信装置。
  10. 【請求項10】映像符号化部において各映像源の映像が
    ISO/IEC13818−2あるいはISO/IEC
    11172−2規格に基づいて符号化され、前記映像符
    号化部においてISO/IEC13818あるいはIS
    O/IEC11172規格で規定するVBV(Vide
    o Buffer Verifier)バッファモデル
    に基づきVBVバッファに蓄積されるデータ量を計算
    し、前記データ量が規定の範囲内にあるように符号化映
    像の出力レートを制限して符号化を行う送信装置におい
    て、VBVバッファに蓄積されるデータ量を計算する際
    に、再生映像単位が一つのタイムスロット内におさまる
    ように出力するという制限を加えることを特徴とする請
    求項8あるいは請求項9いずれかに記載のデジタル信号
    送受信装置。
  11. 【請求項11】各映像符号化部においてVBVバッファ
    に蓄積されるデータ量を計算する際、タイムスロットの
    境界で切り替えが発生し、他の映像源の符号化映像出力
    が前記VBVバッファに入力された時に、切り替え発生
    以降も前記データ量が規定の範囲内で推移するという制
    限を加えることを特徴とする請求項10記載のデジタル
    信号送受信装置。
  12. 【請求項12】各映像符号化部において各映像源の映像
    を符号化する際、VBVバッファの規定時刻におけるデ
    ータ量を示す動作点と、前記規定時刻以降に前記VBV
    バッファに蓄積されるデータ量が規定の範囲内で推移す
    るための前記動作点における前記データ量変動の許容範
    囲を定義し、前記動作点における前記データ量が前記許
    容範囲内に位置するように前記各映像符号化部において
    符号化を行うことを特徴とする請求項10記載のデジタ
    ル信号送受信装置。
  13. 【請求項13】前記送信装置より送出する信号がISO
    /IEC13818−1規格に基づいたトランスポート
    ストリームであり、各符号化映像を含むパケットにIS
    O/IEC13818−1規格に基づいた異なるPID
    (PacketID)を付加し、受信装置内に切り替え
    命令を受け、切り替え前および切り替え後の前記符号化
    映像を含むパケットのPIDをつけかえるPID制御部
    を有することを特徴とする請求項10記載のデジタル信
    号送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710816B1 (en) 1999-06-22 2004-03-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Digital broadcast receiver and method for receiving and outputting digital broadcasts

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710816B1 (en) 1999-06-22 2004-03-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Digital broadcast receiver and method for receiving and outputting digital broadcasts

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