JP2000514022A - ラベル貼機及びラベル貼り付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ラベル、他のセグメントあるいはシート状材料を容器あるいは他の物品に巻きつけ、そこにラベルの端部を接着剤によって貼付する。ラベルの端部に作用する真空ドラムによってラベルの各端部に圧力を加えて、ラベルを容器に貼付ける。容器は中間において、ドラムと容器のダイレクトコンタクトによって真空ドラムの軸線を中心に回転させられ移動させられる。

Description

【発明の詳細な説明】 ラベル貼機及びラベル貼り付け方法発明の背景 本発明は、容器にラベルを貼り付けるためのラベル貼機に関する。用語「ラベ ル」及び「容器」は、ここでは、一般に、シート又はフィルム材料のセグメント （独立した部分）を、例えば装飾目的で、容器以外の品物に付けるのに本発明を 適用することができるということの理解のもとで用いられる。 例えば、米国特許第４５００３８６号に説明されるように容器へのラベル貼り 付けでは、連続する長さのラベル材料をラベル材料のロールから引っ張り、かか るラベル材料を適当な長さに切断して個々のラベルを形成し、各ラベルを回転真 空ドラムの円筒面に付けるのが一般的である。ここで用いる円筒は真円円筒体の 形状を意味する。各ラベルは真空によって真空ドラムの表面の適所に保持され、 ラベルが真空ドラムにある間にラベルの各端に接着剤が塗布され、接着剤が塗布 されたラベルはラベル貼り付けステーションに進められ、このラベル貼り付けス テーションで接着剤が塗布されたラベルは容器に接する。その後、ラベルが付け られた容器は、回され、容器自体にラベルを巻きつけさせる。ラベルの後端を前 端に重ね、かかる前端に接着固定してラベルを容器の周囲全体に巻きつけても良 いし、或いは、ラベルの両端を容器に直接接着してラベルを容器の一部にのみつ けても良い。 かかる作業では、容器を回させる、容器の駆動力は、真空ドラムとラベルとの 間、及び、ラベルと容器との間の摩擦力である。これは欠点である、というのは 、ドラムとラベルとの間、及び、ラベルと容器との間の摩擦力は変化してしまう からであり、及び／又は、容器を適切な速度で回転させるのに十分な摩擦力をラ ベルが提供しないかもしれないからである。発明の目的 本発明の目的は、容器にラベルを貼り付ける改良方法を提供することである 。 本発明の更なる目的は、ラベルを貼り付け作業用の改良真空ドラムを提供する ことである。 本発明の特定の目的は、ラベルと真空ドラムとの間、及び、ラベルと容器との 間の摩擦力への依存から生ずる欠点を避ける、或いは、大幅に減少させることで ある。 その他の目的は、以下の説明及び請求の範囲から明らかになろう。発明の概要 本発明によれば、回転真空ドラム上のラベルを、ラベル貼りの始めと終わり にだけ真空ドラムと容器との間に介在させて、（接着剤が付けられた）ラベルの 両端を容器にしっかりと押し付けてラベルを容器に接着する。これらの箇所の間 では、ラベルは、ラベルを介在してではなく真空ドラムによって直接接触される 。接着剤は、米国特許第３，８３４，９６３号にあるように容器に付けることが できることがわかるであろう。図面の説明 図１は、本発明の機械の頂部の概略図である。 図２は、ラベル貼りの開始時の図１の２−２線における断面図である。 図３は、ラベル貼りの終了時ではなく終わり近くの図１の３−３線における 同様な断面図である。 図４乃至図８は、本発明の機械および方法によってラベル貼りされることが できる異なる形状の容器を示す。発明の詳細な説明 今、図１を参照すると、全体を参照番号１０で示すラベル貼機が示されてい る。このラベル貼機は、前述した米国特許第３，８３４，９６３号に記載された 型式のものである。ラベル貼機１０は、真空ドラム１１と、星形輪の型式の容器 フィーダ１２とを含む。ロールの形態のラベルストック１３が真空ドラムに連続 的に供給され、連続的なラベルは、ラベルストックを個々のラベルに切断するカ ッタによって個々のラベルに切断され、それらのラベルの１つが、１５で真空ド ラム１１の表面に付けられているものとして示されている。 真空ドラムの円筒表面は、ラベル１５を受け入れるためにセクタ１６に分割 されており、真空ドラムは、真空によってその表面にラベルを保持し、各ラベル が回転する容器のまわりに巻き付けられるときに各ラベルを容器に放出させるよ うにす るためのよく知られた手段を備えている。各セクタの前方すなわち先導端にはう ね１７があり、その後方すなわち追従端には、もう１つのうね１８が設けられて いる。これらのうねの１つの目的は、ラベルの両端を、ラベルが貼られる容器に 押し付けて強制的に保持することである。うね１７および１８によって持ち上げ られるラベルの両端に接着剤を接触させて付ける接着剤アプリケータ１９もまた 示されている。 星形輪型式の容器フィーダ１２には、容器２１を保持するためのポケット２ ０が形成されている。湾曲したガイド２１が、容器をポケット２０に保持するた めに使用される。星形輪１２は、パッド２３上の湾曲したロールと真空ドラム１ １との間の入口箇所に容器を供給する。 図１に示されていない機械の多くの部品が一般的に使用され、当業界ではよ く知られていることが理解されるであろう。米国特許第３，８３４，９６３号に は、より完全な接着剤アプリケータシステムおよびより完全なラベル送りおよび 切断システムが示されている。通常は、容器の上方および下方部分に接触する上 方星形輪１２および下方星形輪がある。 容器がパッド２３上のロールと真空ドラムのセクタ１６との間を搬送されこと は明らかである。ラベルは真空ドラムから解放され、容器の周囲に巻きつけられ 、その両端で接着剤により容器に貼り付けられる。上述したように、接着剤を容 器につけてもよい。 図２を参照すると、容器２１が円筒形ボディ即ちラベルが付けられることにな るラベルパネル２５を有しており、このパネルの上方および下方には、円筒形で あり、ラベルパネル２５と同軸であり且つラベルパネル２５より大きな直径であ る部分２６が突出しているのが示されている。ラベルは、ラベルパネルに貼りつ けられるが、突出部２６にはつけられない。また、図２には、セクタ１６の前端 １７を突き抜けて容器のボディ即ちラベル部分２５に当接するセクションが示さ れている。ラベルは、うね１７と容器との間に挟まれて、容器にしっかりと接着 される。 図３を参照すると、真空ドラムの溝部分即ちはめ込み部分２７が、ラベルの上 に重なり、真空ドラムがラベルと物理的に接触していないのことがわかる。真空 ドラムのラベル突出部すなわち肩２８の上方および下方で、容器に接触し且つ真 空ドラムと容器との間で直接的に摩擦によって容器を回転させる。セクシヨン２ ８は、ラベルの両端部の間で延びる。 真空ドラムが回転し続けると、ラベルが、容器の周囲に巻かれ即ち巻き付けら れ、ラベルの後端がうね１８に接近すると、このうねがラベルと接触し、ラベル を容器に押し付け、ラベルの後端を容器にまたはラベルの前端に重ねて貼付ける 。 うね１７、１８は、急な動きを回避するように、溝２７の底に向け傾斜してい る。溝２７は、うね１７、１８の傾斜部分の両下端間に延びている。 本発明の機械は、接着剤塗布装置がラベルの前端および後端に接着剤を塗布す るように真空ドラム上のラベルにそしてラベルから内方および外方に動く接着剤 塗布装置システムを採用してもよい。このような設計は、うね１７、１８の使用 の必要を排除することになる。しかしながら、ラベルドラムの表面は、溝部分２ ７の両端で、最初に容器に接触したとき、そして、容器から離れるとき再びラベ ルに圧力を加えられるように、この部材２７から真空ドラムの外周に向かって上 方に傾斜していてもよい。 図４、図５、図６、図７及び図８は、本発明の装置及び方法によってラベルを 貼付けられる異なる容器の側面図を示す。 図４は、ラベルを付けるべき円筒形ボディ３１と、この円筒形ボディ３１のラ ベルパネル３２とを有する容器３０を示し、部分３３が円筒形ボディ３１の上方 にあり、部分３４が円筒形ボディ３１の下方にあり、これらの部分３３、３４は 円筒形であり、パネル３２と同じ直径のものである。真空ドラムの形態は、ラベ ル付けの初期と終りにおいて真空ドラムがラベルを介して容器に接触し、容器を 駆動するようなものである。真空ドラムは、ラベル貼付けの初期と終りとの間で 、部分３３及び３４のところだけで容器に接触する。 図５において、容器４０はラベルパネル４１を有し、円形リブ４２がラベルパ ネル４１の上方にあり、円形リブ４３がラベルパネル４１の下方にあり、これら の円形リブ４２と４３は同じ直径を有しており、ラベルパネルの直径はリブの直 径より小さい。真空ドラムは、ラベル貼付け作業の初期と終りにおいてパネル４ １のラベルに接触し、中間でリブ４２及び４３と接触するように形成されている 。 図６は、ラベルパネル５１を有する容器５０を示し、ラベルパネル５１は、こ のラベルパネル５１の上方のボディ部分５２より大きい直径を有し、ラベルパネ ル５１の下方のボディ部分５３より大きい直径を有する。真空ドラムの形態は、 ラベル貼付けの初めと終りにおいて真空ドラムがパネル５１のラベルに接触し、 中間で真空ドラムが容器の部分５２及び５３だけに接触するようなものである。 図７は、テーブルパネル６２を含み、均一な直径の部分６１を有する容器６０ を示し、同じ直径の部分６３がテーブルパネル６２の下方にある。真空ドラムは 、ラベル貼付けの初期と終りにおいてラベルを介して容器に接触するが、中間で 部分６３を介して容器を駆動するように形成されている。 図８は、２つのラベルパネル７１及び７２を有する容器５０を示し、ラベルパ ネルの一方の上方で他方の下方に駆動部分７３があり、この駆動部分７３はリブ の形態である。真空ドラムは、ラベル貼付けの初期と終りにおいて真空ドラムが ラベルパネル部分７１及び７２のラベルを介して容器を駆動するように形成され ている。真空ドラムは中間でリブ７３を介して容器を駆動する。 従って、新規で有用なラベル貼機及びラベル貼付け方法を説明したことが明ら かであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 パーカー ジョセフ シー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95380 ターロック ヴァーモント アベ ニュー 905 (72)発明者 オトルーバ スヴァトボイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95307 セレス マウナ ロア 2413

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．物品２１の周囲にシート状材料のセグメント１５を巻きつける方法であって 、前記セグメント１５は、前端、及び該前端に連結されていない後端を有し、前 記前端及び後端の間に大部分の長さ及び領域を有し、前記物品２１は円筒形セグ メント部３２及び該円筒形セグメント部３２の上方３３または下方３４の円筒形 駆動部を有し、前記セグメント部３２、３３，３４は共通の軸線を有し、 （ａ）セグメント１５の後端によって作用する回転真空ドラム１１との間の摩擦 によって物品２１を移動及び回転させ、これによって後端のみを物品２１に貼り 付けるように圧力を加えるステップと、 （ｂ）セグメント１５の後端が到達するまで、真空ドラム１１と物品２１の直接 の摩擦によって物品２１を回転させ及び物品２１を移動させるステップと、さら に、 （ｃ）セグメント１５の前端によって作用する回転真空ドラム１１との間の摩擦 によって物品２１を移動及び回転させ、これによって前記前端のみを物品２１に 貼り付けように圧力を加えるステップと を有することを特徴とする巻きつけ方法。 ２．物品２１が容器であり、セグメント１５がラベルである請求項１に記載の巻 きつけ方法。 ３．物品２１のダイレクトドライブがセグメント部３２の上方及び下方の両方で 行われる請求項１または２に記載の巻きつけ方法。 ４．前記セグメントすなわちラベル部３２が、駆動部３３，３４に関して凹んで いる請求項３に記載の巻きつけ方法。 ５．駆動部３３，３４がセグメント３２に関し凹んでいる請求項３に記載の巻き つけ方法。 ６．セグメントすなわち駆動部３２，３３，３４が同一の半径を有する請求項１ または２に記載の巻きつけ方法。 ７．物品２１にシート状材料のセグメント１５を付する真空ドラムであって、前 記セグメント１５は、前端、及び該前端に連結されていない後端を有し、前記前 端及び後端の間に大部分の長さ及び領域を有し、前記物品２１は円筒形セグメン ト部３２及び円筒形駆動部３３、３４を有し、前記円筒形駆動部３３，３４は共 通の軸線を有し、前記ドラム１１はそれが中心にして回転する軸線を有し、また 前記ドラム１１はドラム軸線に平行な表面を有し、該ドラム軸線が、 （ａ）セグメント１５の前端に対してのみ圧力を加えて、セグメント１５を物品 ２１に貼り付け、物品２１をドラム軸線を中心に移動させ、物品２１をその軸線 を中心に回転させる第１部分１７と、 （ｂ）係る物品２１を回転させ、セグメント１５によらず物品２１とのダイレク トコンタクトによってドラム軸線を中心に物品２１を移動させる第２セクシオン と、さらに、 （ｃ）セグメント１５の後端にのみ圧力を加え、セグメント１５を部材２１に貼 り付け、物品２１をドラム軸線を中心に移動させ、物品２１が移動するときに物 品２１を回転させる第３セクション１８と を有する真空ドラム。