JP2000513829A - 光高調波発生器 - Google Patents

光高調波発生器

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Abstract

(57)【要約】 周波数ωの放射線の入力ビーム(1)から、より高次の高調波放射線の少なくとも二つの出力ビーム(6a、6b、6c)を発生させるための高調波発生システムは、直列に配列された少なくとも二つの非線形光学結晶(3a、3b、3c)を含む。各結晶ステージからの放射線出力は、第一及びより高次の高調波成分を有する。色分離器(5a、5b、5c)は各結晶から出力された放射線のビームを分離し、選択されたビームは望遠鏡(9a、9b)を通過し、一連の後続の結晶に進む。これにより第一及びより高次の高調波の更に別の放射線ビームを発生させる。第二2ω、第三3ω、または第四4ωの高調波放射線の複数のビームをシステムから出力することが可能であり、二次レーザシステムの様々なステージまたは光パラメトリック発振器をポンピングするために使用することが可能である。別法として、より高次の放射線の出力ビームをコヒーレントに合成し、単一の出力にすることもできる。このシステムは、100%に近い極めて高い変換効率をもたらす。第二高調波放射線の複数のビームを発生させるシステムは、好ましくは三つの非線形結晶、例えばリン酸チタニルカリウム(KTP)、またはリン酸二水素カリウム(KDP)を含み、第二高調波放射線のビームが三つ発生するように構成される。各結晶ステージでの放射線出力の相対強度を変化させることを可能にするために、望遠鏡の倍率を可変にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 光高調波発生器 本発明は、基本周波数の放射線の入力ビームからより高次の高調波放射線を効 率的に発生させる高調波発生器システムに関する。詳細には、このシステムを使 用して、第二、第三、または第四の高調波放射線のビームを発生させることがで きる。このシステムは、二次レーザシステムをポンピングするために使用される レーザとともに使用するのに特に適しているが、これはレーザシステムの別々の ステージを駆動するためにそれぞれ使用することができる複数の出力ビームを発 生させることができるからである。 従来、第二高調波周波数2ωの発生は、周波数ωの一次放射線のビームを適当 な結晶に照射することによって達成することができる。入射エネルギーの一部分 は結晶内で第二高調波に変換される。例えば、第二高調波周波数を発生させるた めに使用することができる結晶には、リン酸二水素カリウム(KDP)及びリン 酸二水素アンモニウム(ADP)がある。 一次レーザビームの第二高調波はしばしば、二次レーザシステム、例えば色素 レーザをポンピングするために使用される。このタイプのほとんどの二次レーザ では、ポンピングビーム(第二高調波)をより低エネルギーのビームに細分し、 強度でランク付けし、次いでこれらを使用して、発振器や増幅器など二次レーザ システムの様々なステージをポンピングするのが一般的である。 第二高調波発生プロセスの効率は、使用する結晶材料、及び入射一次放射線の パワーに依存している。一般的に、従来の周波数二倍化結晶を使用して第二高調 波を発生させることができる効率は、一次レーザ光源のわずか50%〜60%で ある。第二高調波は、プリズム配列またはダイクロイックミラーを使用して分離 することができ、基本放射線の残りの部分は無駄になる。より高い周波数を生み 出すことができる効率に限界があるので、ポンピングに適用するのに十分なエネ ルギーのある第二高調波周波数ビームを達成するためには、強力かつかさばるレ ーザが必要となることがある。 本発明は、基本周波数の放射線の入力ビームから、100%に近い変換効率で 複数の次数の高調波放射線の複数のビームを 発生させるシステムに関する。詳細には、このシステムを使用して、第二、第三 、または第四の高調波放射線の複数のビームを発生させることができる。 このシステムは、二次レーザシステム用のポンピング光源として使用されるレ ーザとともに使用するのに特に適しているが、これは出力ビームが、二次レーザ システムの別々のステージをポンピングするために使用することができる別々の ビームに都合良く分割されるからである。従ってこのシステムにより、知られて いる技術を使用して達成することができるものより小さく、より好都合な一次レ ーザを使用して、十分なエネルギーを有する複数の次数の高調波放射線のビーム を得ることが可能となる。 本発明によれば、基本放射線の入力ビームからより高次の高調波放射線の少な くとも二つの出力ビームを発生させるためのシステムは、 入力ビームを受け、基本及びより高次の高調波放射線のビームを含む出力放射 線を発生させる非線形光学材料の第一サンプルと、 第一サンプルから出力された基本放射線及びより高次の高調 波放射線のビームを分離する手段と、 少なくとも一つの非線形光学材料の更に別のサンプルとを含み、第一サンプル 及び更に別のサンプルは直列に配列され、更に別のサンプルのそれぞれは、サン プルに入射する放射線の強度を高める手段と、そのサンプルから出力される基本 及びより高次の高調波放射線のビームを分離する手段とを有し、 第一サンプル及び更に別のサンプルのそれぞれから出力された放射線の選択さ れたビームは、後続のサンプルを通過し、基本及びより高次の高調波放射線の更 なる別のビームを発生させる。 本発明の一実施形態では、第一サンプル及び更に別のサンプルは直列に配列さ れ、第一サンプル及び更に別のサンプルのそれぞれから出力された基本放射線の ビームが、後続のサンプルを通過するように、また第二高調波放射線の出力ビー ムを少なくとも二つ発生させることができるように構成される。このシステムは 、非線形光学材料の第一サンプル、及び非線形光学材料の更に別の二つのサンプ ルを含み、第二高調波放射線の出力ビームを三つ発生させることができるように 構成されることが好ましい。 このシステムは、基本放射線の入力ビームを供給する手段も含むことができる 。例えば、基本放射線の入力ビームはレーザによって供給することができる。 本発明の別の実施形態では、このシステムは、周波数ωの一次放射線のビーム から放射線の入力ビームを得るためのサブシステムも含むことができ、このサブ システムは、 一次放射線のビームを受け、一次放射線ω及び第二高調波放射線2ωを含む出 力放射線を発生させる、非線形材料の追加サンプルと、 追加サンプルから出力された一次及び第二高調波放射線のビームを分離する手 段と、 第一サンプルに入射する放射線の強度を高める手段とを含み、 それによりこのサブシステムから出力された第二高調波放射線のビームはシス テムに入力され、このシステムを使用して、少なくとも二つの第四高調波放射線 の出力ビームを発生させることができる。 本発明のこの実施形態では、このシステムは、非線形光学材料の第一サンプル 、及び非線形光学材料の更に別の二つのサンプルを含み、第四高調波放射線の出 力ビームを三つ発生させる ことができるように構成されることが好ましい。 このシステムは、サブシステムに一次放射線を供給する手段、例えばレーザを 含むこともできる。 第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度を高 める手段は、屈折望遠鏡、反射望遠鏡系、またはアナモルフィックプリズム系に することができる。 第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度を高 める手段は可変倍率を有することができ、この倍率を変化させることによって、 このシステムが発生させるより高次の高調波放射線の出力ビームの相対強度を変 化させることができるように構成される。 第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかから出力される基本放射線及 びより高次の高調波放射線を分離する手段は、色分離器、例えばダイクロイック ミラーやプリズム、偏光子にすることができる。 本発明の別の実施形態では、このシステムは、周波数ωの一次放射線のビーム から放射線の入力ビームを得るためのサブシステムも含むことができ、このサブ システムは、 一次放射線のビームを受け、一次放射線ω及び第二高調波放 射線2ωを含む出力放射線を発生させる、非線形材料の追加サンプルを含み、 それによりこのサブシステムから出力された放射線のビームはこのシステムに 入力され、このシステムを使用して少なくとも二つの第三高調波放射線の出力ビ ームを発生させることができる。 本発明のこの実施形態では、このシステムは、非線形光学材料の第一サンプル 、及び非線形光学材料の更に別の二つのサンプルを含み、第三高調波放射線の出 力ビームを三つ発生させることができることが好ましい。 このシステムは、一次放射線を供給する手段、例えばレーザを含むこともでき る。 非線形光学材料の追加サンプル、第一サンプル、または更に別のサンプルは、 非線形光学結晶にすることができる。例えば、リン酸チタニルカリウム(KTP )、リン酸二水素カリウム(KDP)、deuratedKDP(KD*P)、 ヒ酸二水素セシウム(CDA)、deuratedCDA(CD*A)、ホウ酸 ベータバリウム(BBO)、または三ホウ酸リチウム(LBO)などが適してい る結晶である。 より高次の高調波放射線の出力ビームを使用して、二次レーザシステムの別々 のステージを駆動することができる。別法として、これらのビームをコヒーレン トに合成して、単一の出力ビームにすることもできる。例えば、より高次の高調 波放射線の出力ビームをコヒーレントに合成する手段は、誘導ブリュアン散乱( SBS)セル及び少なくとも一つのブリュアン増幅器を含むことができる。 単なる例として、以下の図面に関連して本発明について説明する。 第1図は、一次レーザから周波数が二倍の放射線を生成し、次に二次レーザを ポンピングするために使用可能な従来のシステムを示す図である。 第2図は、一次レーザから周波数が二倍の放射線の三つのビームを生成し得る 効率の改善されたシステムを示す図である。 第3図は、(a)60MW/cm2、(b)90MW/cm2のビームについて の、三つの結晶ステージ(第2図に示す)のそれぞれにおいて発生した第二高調 波のビームの空間プロフィルを示す図である。 第4図は、(a)60MW/cm2、(b)90MW/cm2 のビームについての、三つの結晶ステージ(第2図に示す)のそれぞれにおい て発生した第二高調波のビームの時間プロフィルを示す図である。 第5図は、各結晶に入射する基本周波数の放射線の強度を高めるために使用す ることができる、アナモルフィックプリズム系を示す図である。 第6図は、第2図に示すシステムから出力されたいくつかの第二高調波放射線 ビームをコヒーレントに合成するために使用することができるシステムを示す図 である。 第7図は、本発明のシステムをどのように使用すれば、基本周波数ビームから 第四高調波放射線の出力ビームを発生させることができるかを示す図である。 第8図は、本発明のシステムをどのように使用すれば、基本周波数ビームから 第三高調波放射線の出力ビームを発生させることができるかを示す図である。 第1図を参照すると、周波数ωの放射線1の入射ビームは、一次レーザ2から 放出され、周波数二倍化結晶3を通過する。その結果、最初の基本エネルギーの 一部は、周波数2ωの第二高調波に変換される。従って、結晶3を出た放射線4 は、周波 数ωの放射線成分と周波数2ωの周波数成分とを含む。次いで、例えばダイクロ イックミラーなどのダイクロイックセパレータ5、またはプリズムなどその他任 意の色分離器を用いて、これらの周波数を分離することができる。次いで、第二 高調波ビーム6を使用して、二次レーザ7をポンピングすることができる。この システムの変換効率は通常は50%〜60%となる。 第2図に示すシステムを使用することにより、第二高調波の効率の改善を達成 することができる。一次レーザ2は、周波数ωの基本放射線1のビームを放出す る。次いでこの放射線1は、一連の周波数二倍化結晶3a、3b、3C、ダイク ロイックミラー5a、5b、5c、及び望遠鏡(telescope)9a、9bを通過す る。結晶は、入射した基本周波数放射線の第二高調波周波数を発生させることが できる任意の非線形光学結晶にすることができる。例えば、使用可能なカイ(chi )材料(2)には、リン酸チタニルカリウム(KTP)、リン酸二水素カリウム (KDP)、deuratedKDP(KD*P)、ヒ酸二水素セシウム(CDA)、deur atedCDA(CD*A)、ホウ酸ベータバリウム(BBO)、及び三ホウ酸リチ ウム(LBO)などがある。使用する結晶を全て同じ材料のものにすることも、 様々な 異なる結晶を使用することもできる。通常は、結晶は10mmの経路の長さを有 する。 第一結晶3aを通過すると、周波数ωの一次放射線は、第二高調波周波数成分 を有する放射線を生じる。従って、結晶3aを透過した放射線4aのビームは、 ω及び2ωの周波数成分を含む。ダイクロイックミラー5aは、基本周波数ビー ム8aが屈折望遠鏡9aに移り、周波数二倍ビーム6aがポンピング用に二次レ ーザシステム(図示せず)に移るように周波数を分離する。この場合にも、ダイ クロイックミラー5aの代わりに偏光子またはプリズムを使用して、基本及び第 二高調波周波数の放射線のビームを分離することができる。 望遠鏡9aを通過すると、第二結晶3bに進入する際に強度が十分に高く、効 率的な変換が可能となるように、基本周波数ビーム8aの直径が縮小される。望 遠鏡の縮小倍率は通常は、ピーク強度を一次基本周波数ビーム1と同じレベルに 回復させるように選択される。各望遠鏡の倍率を可変にすることにより、各結晶 ステージで発生する第二高調波放射線の相対強度を変化させることができる。第 一結晶に進入する基本周波数放射線の強度を高めるために望遠鏡を第一結晶3a の前に取り付けるこ ともできるが。これは必須ではない。 第二結晶3bを通過すると、基本周波数ビーム8aは第二高調波周波数の発生 を引き起こす。前記と同様に、ダイクロイックミラー5bを使用して、基本周波 数ビーム8b及び周波数二倍ビーム6bを分離することができる。次いで周波数 二倍ビーム6bを使用して二次レーザ(図示せず)をポンピングし、基本周波数 ビーム8bを第三結晶3cを通過させ、更にこのプロセスを繰り返す。 第2図に示すシステムを使用して得られる変換効率は、使用する特定の結晶、 システム中の結晶ステージの数、及び望遠鏡の縮小倍率に依存する。望遠鏡及び ダイクロイックミラーによってそれぞれ分離された三つのKTP結晶を組み合せ て使用することにより、97%を超える第二高調波の変換効率を達成することが できる。追加の結晶、望遠鏡、及びダイクロイックミラーを含めて更に効率を高 めることもできるが、残りの基本エネルギーが消費されるにつれてリターンが減 少する。しかし、残りの基本エネルギーが各結晶ごとに重なるので、必要な結晶 サイズは各ステージで大幅に小さくなる。 第2図に示すシステムを、10Hz、注入シードされたN d:YAGレーザ及び三つのKTP結晶の条件で使用すれば、1.06μmの基 本放射線から532nmの放射線への97%を超える全体的な変換効率を得るこ とができる。この場合には、1.06μmのエネルギーは最初は207mJであ ったが、三変換によって全体で532nmの201mJのレーザ放射線が生じ、 約65%の単一のKTP結晶の変換に匹敵する。 ダイクロイックミラー及び望遠鏡なしで三つの結晶を直列に追加しても、効率 が単一の結晶より顕著に高まることはなく、ある特定の条件下では第二高調波出 力が低下することもある。これは一つには位相整合要件によるものであり、第二 高調波ビームと同様に強度の低下した基本周波数ビームが発生する。 第2図に示す第二高調波発生システムを使用して発生させた複数のビームは、 高調波放射線全体が都合よく段階的なエネルギーのビームに分離されているので 、二次レーザ及び類似装置をポンピングするのに特に有用である。従来のシステ ムでは、通常は、単一の第二高調波ポンピングレーザビームをいくつかの部分に 分離し、二次レーザシステムの発振器ステージ、前置増幅器ステージ、及びパワ ー増幅器ステージを別々にポンピングする。従って、本発明では、単一のビーム を分割するために 一連のビームスプリッタは不要である。 最後に発生した第二高調波ビーム6cは最も弱く、従って、理想的にはレーザ 発振器または光パラメトリック発振器をポンピングするのに適している。最後か ら二番目のビーム6bはこれよりエネルギーが高く、従ってレーザ前置増幅器ま たは光パラメトリック前置増幅器を駆動するために使用することができる。最初 に発生した第二高調波ビーム6aは最大のエネルギーを有し、従って理想的には パワー増幅器ステージのポンピングに適している。 第3図は、60MW/cm2(第3(a)図)及び90MW/cm2(第3(b )図)の入力ビームについての、発生した第二高調波ビームの三つのステージの 理論上の空間プロフィルを示す図である。第4図は、60MW/cm2(第4( a)図)及び90MW/cm2(第4(b)図)の入力ビームについての、発生 した第二高調波ビームの三つのステージの時間プロフィルを示す図である。この システムの有利な特徴は、発生した第二高調波パルス6a、6b、6cの持続時 間が次第に長くなり、連続した各結晶ステージでこれらのパルスの空間プロフィ ルの上部をより平坦にすることができる点である。これは、 ポンピングの低下の影響によるものである。上部の平坦な空間プロフィルは、損 傷の危険性を低下させることが可能であり、対応のより長いポンピングパルスは 、発振器の出力パルスと後続の増幅器のポンピングパルスとの間のより良好な時 間的重なりを提供する助けとなり得るので、この特徴によりこのシステムは、光 パラメトリック発振器及びその他のレーザシステムにポンピング光源を提供する のに特に適したものとなる。 時間及び空間のプロフィルの平坦化により、連続した各ステージに関連する変 換効率も次第に高くなる。例えば、最初のガウスビームの60MW/cm2のピ ーク入力強度についての三つの結晶ステージ(連続した順序)の理論上の変換効 率は52%、75%、及び81%となり、全体でほぼ98%の変換を与える。第 二及び第三のステージにおいて変換効率が高くなるのは、空間プロフィルの平坦 化によるものである。 第二高調波へのほぼ完全な変換は、最初のポンピング強度を高くすることによ って可能である。例えば、90MW/cm2のNd:YAGの1.06μmビー ムでは99.6%の変換を達成することができるが、全体の効率において利得が 比較的小さくなることは不利な影響を及ぼす可能性がある。このように 最初のポンピング強度が強い場合には、高いポンピングの低下によって出力の空 間及び時間のプロフィルが特に第三ステージで歪む可能性がある。しかし実際に は、ほとんどのガウスビームの実験室光源では、第一結晶ステージで50%を大 きく超える変換効率に対処するのに必要な理想的な縮小倍率を有する望遠鏡を利 用することは困難である。特に第三ステージでビーム直径が縮小されることと、 望遠鏡の物理的長さとにより、近接場に留めること及び実際の伝搬距離にわたっ て強度を維持することは困難である。 結晶ステージ間のリレー結像を使用すれば、任意の縮小倍率での近接場変換が 可能になるが、中間焦点での空気ブレークダウンを回避するために真空望遠鏡が 必要となる。中程度の縮小倍率では、あまりかさばらないガリレイ望遠鏡が実際 的な解決策である。 しかし、高い全体変換効率を達成するために、各ステージで精密にピーク強度 を再現する必要はない。各結晶ステージで得られた正確な空間及び時間のプロフ ィルは、必要とされる全体変換効率の限度内で、前述の望遠鏡を適切に選択する ことによって制御することができる。例えば、第一結晶ステージで高い 変換効率を達成し、次いでより縮小倍率の低い望遠鏡を使用することによって、 後続の二つのステージのそれぞれで中程度(ピーク強度を完全に回復させた場合 に比べ)の変換を得ることができる。第一ステージで大きなポンピングの低下が 発生しても、後続の高調波発生器の中程度の変換効率により、全てのステージで 質の良いビームを発生させることが可能となる。 更に、結晶3a、3b、3cは、入射放射線がそれぞれに進入する角度が変化 するように取り付けることができる。この角度を変化させることにより、各ステ ージ(6a、6b、6c)で発生した第二高調波放射線の量を変化させることが できるが、ほとんどの場合、可能な最大出力が要求される。 第5図を参照すると、屈折望遠鏡9a、9b(第2図参照)の代わりにアナモ ルフィックプリズム10のシステムを使用して、結晶3a、3b、3cのそれぞ れに入射する放射線の強度を高めることができる。別法として、反射望遠鏡シス テムまたはシステム軸の放物面鏡を使用することもできる。 第6図を参照すると、第二高調波ビーム6a、6b、6cをコヒーレントに合 成して単一の出力11にすることもできる。誘導ブリュアン散乱(SBS)セル 15は小さな周波数ダウン シフトを第二高調波信号6cに与え、出力信号17を生成する。周波数ダウンシ フトは、ブリュアン材料の音響周波数特性に相当する。SBSセルでの使用に適 した材料としては、液体Nヘキサン、液体Nペンタン、または気体C26がある 。 この構成では、第二高調波信号6cはブリュアン増幅器12aへの入力信号と して使用され、その他の第二高調波信号の一つ6bはこの増幅器をポンピングす るために使用される。このブリュアン増幅器12aからの増幅された出力は、こ のシステムからの第二高調波出力の数に応じた第二ブリュアン増幅器12bなど への信号となる。 偏光子13及び四分の一波長板14を使用して、ポンピングビームをブリュア ン増幅器に向けて送り、ビーム6a及び6bがSBSセル15に到達しないよう に配列された偏光子13及び四分の一波長板14によって、直線偏波された放射 線を円偏波された放射線に変換する。信号17がブリュアン増幅器を通って進む につれて、ビーム6a及び6b中のエネルギーが6cに与えられ、合成された単 一の出力ビーム11が生じる。 原理的には、増幅はいずれの方向にも起こる。即ち、最も弱いビームまたは最 も強いビームのどちらからでも開始されるが、 SBSセルの効率が100%効率にならないので、SBSセルのしきい値限度内 の最も弱いビーム(すなわち6c)から増幅器信号を得ることが好ましい。 様々なビームの最初の直径が異なるので、ブリュアン増幅器が効率的に動作す るために必要なgIL値(ブリュアン利得)に達するために、更にモード整合光 学系、例えば望遠鏡(図示せず)がブリュアン増幅器12aと12bとの間に含 まれる。ブリュアン増幅器12a、12b内で様々なビームの適当な時間的重な りを確保するために、光遅延線(図示せず)もビーム6a、6b、6c内に含ま れる。 第6図に示すシステムを使用すれば、95%までの真性SBS変換効率を達成 することができ、全体の周波数二倍効率は97%×95%=92%となる。これ は、単一のKTP結晶で一般に得られる周波数二倍効率(通常は60%)よりか なり改善されている。 第7図を参照すると、このシステムの原理を使用して、基本放射線の四倍の周 波数4ωを有する放射線の複数のビームを発生させることもできる(第四高調波 発生)。この場合には追加の周波数二倍化結晶18を使用し、この結晶からの出 力ビーム 4aは、後で色分離器5aによって分離可能な基本周波数成分及び第二高調波周 波数成分を有する。このシステムで使用する結晶は、前述の例の任意のものにす ることができる。 分離された第二高調波ビーム6aは、追加の第三望遠鏡19が三つの結晶の第 一の結晶3aの前に配置される第2図に示した三結晶システムへの入力ビームと なる(即ち、三つの結晶の第一の結晶に入力されたビームは周波数2ωを有する )。従って、このシステムは基本ビームの四倍の周波数(ビーム6aの周波数の 二倍)を有する三つの出力ビーム20a、20b、20cを発生する。第二高調 波ビームについて前述したように、第四高調波出力ビーム20a、20b、20 cは、別々に使用し、増幅器システムの個別のステージを駆動することも、コヒ ーレントに合成して単一の出力にすることも可能である。 第8図を参照すると、上記システムの原理を使用して、レーザ光源からの基本 放射線の三倍の周波数を有する放射線の複数のビームを発生させることもできる (第三高調波発生)。レーザ2からの基本周波数放射線1は第一の第二高調波結 晶3aに進入する。この結晶は、約67%の第二高調波への変換効率が達成され るように選択且つ調整されている。この変換効率では、 基本高調波光子及び第二高調波光子の数が一致する。 第三高調波放射線を発生させるための変換プロセスは、基本周波数ωを有する 一つの光子と第二高調波周波数2ωを有する一つの光子とを足し合せ、それによ り第一高調波の光子及び第二高調波の光子の合計に等しいエネルギーの、第三高 調波周波数3ωを有する光子を生成する段階を含む。次いで、第一結晶3aから 出力された放射線4aが第二結晶3bを通過し、第三高調波放射線を発生させる 。変換効率が100%未満であると仮定すると、第二結晶3bを出る放射線21 aは、ω、2ω、及び3ωの周波数成分を有する放射線を含むことになる。次い で、第一ダイクロイックセパレータ5aを使用して第三高調波放射線22aを分 離する。 第一ダイクロイックセパレータ5aを通過した後で、基本周波数成分及び第二 高調波周波数成分を含む残りの放射線ビーム23aは望遠鏡9aを通過し、ビー ムサイズが縮小される。これにより放射線23aの強度が高まり、この放射線が 一連の後続の結晶すなわち結晶3cを通過するときに、変換効率が高くなること が保証される。 このプロセスを繰り返し、第二ダイクロイックセパレータ5 bは、結晶3c中で発生した第三高調波放射線22b及び残りの放射線23b( ω及び2ωの周波数成分を有する)を分離し、残りの放射線は第二望遠鏡9bを 通過して第三結晶3dに進入し、第三高調波放射線の第三出力ビーム22cを発 生させる。 第8図のシステムで使用する結晶は、前述の例の任意のものであり得る。ダイ クロイックセパレータ5a、5b、5cのそれぞれを透過したビームは二つの周 波数成分ω及び2ωを含む。これら二つの波長が、一連の次の望遠鏡に進入する まで単一のビームのままであることが重要である。従って、ダイクロイックセパ レータ及び望遠鏡に色収差があってはならず、本発明のこの特定の実施形態では プリズムは使用されない。しかし、偏光子は使用できる。 同様に、望遠鏡9a、9b、9cも色消しでなければならず、アナモルフィッ クプリズムで置き換えることはできない(第二及び第四の高調波発生システムに ついて前述した通り)。ミラー望遠鏡であれば、第三高調波発生システムでの使 用に適している。 第一結晶ステージの後でω光子及び2ω光子の数が釣り合っていない場合には 、第二高調波への変換は最大にならず、後続 ステージのそれぞれにおける変換効率は低下する。従って、このシステムは、よ り低い変換効率で第三高調波放射線を発生させることになる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年7月1日(1998.7.1) 【補正内容】 第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかから出力される基本放射線及 びより高次の高調波放射線を分離する手段は、色分離器、例えばダイクロイック ミラーやプリズム、偏光子にすることができる。 本発明の別の実施形態では、このシステムは、周波数ωの一次放射線のビーム から放射線の入力ビームを得るためのサブシステムも含むことができ、このサブ システムは、 一次放射線のビームを受け、一次放射線ω及び第二高調波放射線2ωを含む出 力放射線を発生させる、非線形材料の追加サンプルを含み、 それによりこのサブシステムから出力された放射線のビームはこのシステムに 入力され、このシステムを使用して少なくとも二つの第三高調波放射線の出力ビ ームを発生させることができる。 本発明のこの実施形態では、このシステムは、非線形光学材料の第一サンプル 、及び非線形光学材料の更に別の二つのサンプルを含み、第三高調波放射線の出 力ビームを三つ発生させることができるように構成されることが好ましい。 このシステムは、一次放射線を供給する手段、例えばレーザ を含むこともできる。 非線形光学材料の追加サンプル、第一サンプル、または更に別のサンプルは、 非線形光学結晶にすることができる。例えば、リン酸チタニルカリウム(KTP )、リン酸二水素カリウム(KDP)、deuratedKDP(KD*P)、 ヒ酸二水素セシウム(CDA)、deuratedCDA(CD*A)、ホウ酸 ベータバリウム(BBO)、または三ホウ酸リチウム(LBO)などが適してい る結晶である。 より高次の高調波放射線の出力ビームを使用して、二次レーザシステムの別々 のステージを駆動することができる。別法として、これらのビームをコヒーレン トに合成して、単一の出力ビームにすることもできる。例えば、より高次の高調 波放射線の出力ビームをコヒーレントに合成する手段は、誘導ブリュアン散乱( SBS)セル及び少なくとも一つのブリュアン増幅器を含むことができる。 第1図を参照すると、周波数ωの放射線1の入射ビームは、一次レーザ2から 放出され、周波数二倍化結晶3を通過する。その結果、最初の基本エネルギーの 一部分は、周波数2ωの第二高調波に変換される。従って、結晶3を出た放射線 4は、周波数ωの放射線成分と周波数2ωの周波数成分とを含む。次いで、例え ばダイクロイックミラーなどのダイクロイックセパレータ5、またはプリズムな どその他任意の色分離器を用いて、これらの周波数を分離することができる。次 いで、第二高調波ビーム6を使用して、二次レーザ7をポンピングすることがで きる。このシステムの変換効率は通常は50%〜60%となる。 第2図に示すシステムを使用することにより、第二高調波の効率の改善を達成 することができる。一次レーザ2は、周波数ωの基本放射線1のビームを放出す る。次いでこの放射線1は、一連の周波数二倍化結晶3a、3b、3c、ダイク ロイックミラー5a、5b、5C、及び望遠鏡(telescope)9a、9bを通過す る。結晶は、入射した基本周波数放射線の第二高調波周波数を発生させることが できる任意の非線形光学結晶にすることができる。例えば、使用可能なカイ(chi )材料(2)には、リン酸チタニルカリウム(KTP)、リン酸二水素カリウム (KDP)、deuratedKDP(KD*P)、ヒ酸二水素セシウム(CDA)、deu ratedCDA(CD*A)、ホウ酸ベータバリウム(BBO)、及び三ホウ酸リチ ウム(LBO)などがある。使用する結晶を全て同じ材料のものにすることも、 様々な異なる結晶を使用することもできる。通常は、結晶は10mmの経路の長 さを有する。 第一結晶3aを通過すると、周波数ωの一次放射線は、第二高調波周波数成分 を有する放射線を生じる。従って、結晶3aを透過した放射線4aのビームは、 ω及び2ωの周波数成分を含む。ダイクロイックミラー5aは、基本周波数ビー ム8aが屈折望遠鏡9aに移り、周波数二倍ビーム6aがポンピング用に二次レ ーザシステム(図示せず)に移るように周波数を分離する。この場合にも、ダイ クロイックミラー5aの代わりに偏光子またはプリズムを使用して、基本及び第 二高調波周波数の放射線のビームを分離することができる。 望遠鏡9aを通過すると、第二結晶3bに進入する際に強度が十分に高く、効 率的な変換が可能とな.るように、基本周波数ビーム8aの直径が縮小される。 望遠鏡の縮小倍率は通常は、ピーク強度を一次基本周波数ビーム1と同じレベル に回復させ るように選択される。各望遠鏡の倍率を可変にすることにより、各結晶ステージ で発生する第二高調波放射線の相対強度を変化させることができる。第一結晶に 進入する基本周波数放射線の強度を高めるために望遠鏡を第一結晶3aの前に取 り付けることもできるが。これは必須ではない。 第二結晶3bを通過すると、基本周波数ビーム8aは第二高調波周波数の発生 を引き起こす。前記と同様に、ダイクロイックミラー5bを使用して、基本周波 数ビーム8b及び周波数二倍ビーム6bを分離することができる。次いで周波数 二倍ビーム6bを使用して二次レーザ(図示せず)をポンピングし、基本周波数 ビーム8bを第三結晶3cを通過させ、更にこのプロセスを繰り返す。 第2図に示すシステムを使用して得られる変換効率は、使用する特定の結晶、 システム中の結晶ステージの数、及び望遠鏡の縮小倍率に依存する。望遠鏡及び ダイクロイックミラーによってそれぞれ分離された三つのKTP結晶を組み合せ て使用することにより、97%を超える第二高調波の変換効率を達成することが できる。追加の結晶、望遠鏡、及びダイクロイックミラーを含めて更に効率を高 めることもできるが、残りの基本エ ネルギーが消費されるにつれてリターンが減少する。しかし、残りの基本エネル ギーが各結晶ごとに重なるので、必要な結晶サイズは各ステージで大幅に小さく なる。 第2図に示すシステムを、10Hz、注入シードされたNd:YAGレーザ及 び三つのKTP結晶の条件で使用すれば、1.06μmの基本放射線から532 nmの放射線への97%を超える全体的な変換効率を得ることができる。この場 合には、1.06μmのエネルギーは最初は207mJであったが、三重変換に よって全体で532nmの201mJのレーザ放射線が生じ、約65%の単一の KTP結晶の変換に匹敵する。 第8図を参照すると、上記システムの原理を使用して、レーザ光源からの基本 放射線の三倍の周波数を有する放射線の複数のビームを発生させることもできる (第三高調波発生)。レーザ2からの基本周波数放射線1は第一の第二高調波結 晶3aに進入する。この結晶は、約67%の第二高調波への変換効率が達成され るように選択且つ調整されている。この変換効率では、基本高調波光子及び第二 高調波光子の数が一致する。 第三高調波放射線を発生させるための変換プロセスは、基本周波数ωを有する 一つの光子と第二高調波周波数2ωを有する一つの光子とを足し合せ、それによ り第一高調波の光子及び第二高調波の光子の合計に等しいエネルギーの、第三高 調波周波数3ωを有する光子を生成する段階を含む。次いで、第一結晶3aから 出力された放射線4aが第二結晶3bを通過し、第三高調波放射線を発生させる 。変換効率が100%未満であると仮定すると、第二結晶3bを出る放射線21 aは、ω、2ω、及び3ωの周波数成分を有する放射線を含むことになる。次い で、第一ダイクロイックセパレータ5aを使用して第三高調波放射線22aを分 離する。 第一ダイクロイックセパレータ5aを通過した後で、基本周 波数成分及び第二高調波周波数成分を含む残りの放射線ビーム23aは望遠鏡9 aを通過し、ビームサイズが縮小される。これにより放射線23aの強度が高ま り、この放射線が一連の後続の結晶すなわち結晶3cを通過するときに、変換効 率が高くなることが保証される。 このプロセスを繰り返し、第二ダイクロイックセパレータ5bは、結晶3c中 で発生した第三高調波放射線22b及び残りの放射線23b(ω及び2ωの周波 数成分を有する)を分離し、残りの放射線は第二望遠鏡9bを通過して第三結晶 3dに進入し、第三高調波放射線の第三出力ビーム22cを発生させる。 第8図のシステムで使用する結晶は、前述の例の任意のものであり得る。ダイ クロイックセパレータ5a、5b、5cのそれそれを透過したビームは二つの周 波数成分ω及び2ωを含む。これら二つの波長が、一連の次の望遠鏡に進入する まで単一のビームのままであることが重要である。従って、ダイクロイックセパ レータ及び望遠鏡に色収差があってはならず、本発明のこの特定の実施形態では プリズムは使用されない。しかし、偏光子は使用できる。 同様に、望遠鏡9a、9b、9cも色消しでなければならず、 アナモルフィックプリズムで置き換えることはできない(第二及び第四の高調波 発生システムについて前述した通り)。ミラー望遠鏡であれば、第三高調波発生 システムでの使用に適している。 第一結晶ステージの後でω光子及び2ω光子の数が釣り合っていない場合には 、第二高調波への変換は最大にならず、後続ステージのそれぞれにおける変換効 率は低下する。従って、このシステムは、より低い変換効率で第三高調波放射線 を発生させることになる。 請求の範囲 1.基本放射線(1;6a;4a)の入力ビームからより高次の高調波放射線( 11)の出力ビームを発生させるためのシステムであって、 入力ビームを受け、基本及びより高次の高調波放射線(6a;20a;22a )のビームを含む出力放射線(4a;3a;21a)を発生させる非線形光学材 料(3a;3a;3b)の第一サンプルと、 第一サンプルから出力された基本放射線及びより高次の高調波放射線のビーム を分離する手段(5a)と、 非線形光学材料(3b、3c;3b、3c;3c、3d)の少なくとも一つの 更に別のサンプルとを含み、第一サンプル及び前記更に別のサンプルが直列に配 列され、前記更に別のサンプルのそれぞれが、サンプルに入射する放射線の強度 を高める手段(9a、9b)と、サンプルから出力される基本及びより高次の高 調波放射線のビームを分離する手段(5b、5c)とを有し、 第一サンプル及び更に別のサンプルのそれぞれから出力され た放射線の選択されたビームが、一連の後続のサンプルを通過し、基本及びより 高次の高調波放射線(6b、6c;20a、20b;22a、22b)の更に別 のビームを発生させ、 該システムは更に、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)と少なくとも 一つのブリュアン増幅器(12a、12b)とを含み、より高次の高調波放射線 の出力ビーム(6b、6c;20a、20b;22a、22b)をコヒーレント に合成することを特徴とするシステム。 2.第一及び更に別のサンプル(3a、3b)が、少なくとも二つの第二高調波 放射線の出力ビーム(6a、6b)を発生させ、第二高調波放射線の二つ以上の 出力ビームが、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つまたは複数 のブリュアン増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成される、請 求の範囲第1項に記載のシステム。 3.非線形光学材料の第一サンプル(3a)、及び非線形光学材料の更に別の二 つのサンプル(3b、3c)を含み、三つの第二高調波放射線の出力ビーム(6 a、6b、6c)を発生させ、第二高調波放射線の三つの出力ビームが、誘導ブ リュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つまたは複数のブリュアン 増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成される、請求の範囲第2 項に記載のシステム。 4.基本放射線の入力ビームを供給する手段(2)も含む、請求の範囲第1項か ら第3項のいずれか一項に記載のシステム。 5.基本放射線の入力ビームを供給する手段(2)がレーザである、請求の範囲 第4項に記載のシステム。 6.周波数ωの一次放射線(1)のビームから放射線(6a)の入力ビームを得 るためのサブシステムも含んでおり、前記サブシステムが、 一次放射線(1)のビームを受け、一次放射線(8a)ω及び第二高調波放射 線(6a)2ωを含む出力放射線(4a)を発生させる、非線形光学材料(18 )の追加サンプルと、 追加サンプルから出力された一次及び第二高調波放射線のビームを分離する手 段(5)と、 第一サンプル(3a)に入射する放射線の強度を高める手段(19)とを含み 、 該サブシステムから出力される第二高調波放射線のビーム(6a)が前記シス テムに入力され、該システムが、少なくとも二つの第四高調波放射線の出力ビー ム(20a、20b、2 0c)を発生させるために使用され、第四高調波放射線の二つ以上の出力ビーム が、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つまたは複数のブリュア ン増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成される、請求の範囲第 1項に記載のシステム。 7.非線形光学材料の第一サンプル(3a)、及び非線形光学材料の更に別の二 つのサンプル(3b、3c)を含み、三つの第四高調波放射線の出力ビーム(2 0a、20b、20c)を発生させることが可能であり、第四高調波放射線の二 つ以上の出力ビームが、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つま たは複数のブリュアン増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成さ れる、請求の範囲第6項に記載のシステム。 8.サブシステムに一次放射線を供給する手段(2)も含む、請求の範囲第7項 に記載のシステム。 9.サブシステムに一次放射線を供給する手段(2)がレーザである、請求の範 囲第8項に記載のシステム。 10.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段(9a、9b;19、9a、9 b)が屈折望遠鏡である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシステム。 11.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段(9a、9b;19、9a、9b)が反射望遠鏡系である、請求の 範囲第1項または第6項に記載のシステム。 12.第一サンプル、追加サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射す る放射線の強度を高める手段(9a、9b;19、9a、9b)がアナモルフィ ックプリズム系である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシステム。 13.第一サンプル、追加サンプルまたは更に別のサンプル(3a、3b、3c ;18、3a、3b、3c)のいずれかから出力される基本放射線及びより高次 の高調波放射線を分離する手段(5a、5b、5c;5、5a、5b、5c)が 色分離器である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシステム。 14.色分離器(5a、5b、5c;5、5a、5b、5c)が、ダイクロイッ クミラー、プリズム、または偏光のいずれか一つである、請求の範囲第13項に 記載のシステム。 15.周波数ωの一次放射線のビーム(1)から放射線の入力 ビーム(4a)を得るためのサブシステムも含んでおり、前記サブシステムが、 一次放射線のビーム(1)を受け、一次放射線ω及び第二高調波放射線2ωを 含む出力放射線(4a)を発生させる非線形光学材料の追加サンプル(3a)を 含み、 該サブシステムから出力される放射線のビーム(4a)が前記システムに入力 され、該システムが、少なくとも二つの第三高調波放射線の出力ビーム(22a 、22b、22c)を発生させるために使用され、第三高調波放射線の二つ以上 の出力ビームが、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つまたは複 数のブリュアン増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成される、 請求の範囲第1項に記載のシステム。 16.非線形光学材料の第一サンプル(3b)、及び非線形光学材料の更に別の 二つのサンプル(3c、3d)を含み、三つの第三高調波放射線の出力ビーム( 22a、22b、22c)を発生させることが可能であり、第三高調波放射線の 三つの出力ビームが、誘導ブリュアン散乱(SBS)セル(15)及び一つまた は複数のブリュアン増幅器(12a、12b)によってコヒーレントに合成され る、請求の範囲第15項に記載のシ ステム。 17.一次放射線を供給する手段(2)も含む、請求の範囲第16項に記載のシ ステム。 18.一次放射線を供給する手段(2)がレーザである、請求の範囲第17項に 記載のシステム。 19.非線形光学材料(3a、3b、3c;18、3a、3b、3c;3a、3 b、3c、3d)の任意のサンプルが非線形光学結晶である、請求の範囲第1項 、第6項、または第15項のいずれか一項に記載のシステム。 20.非線形光学結晶(3a、3b、3c;18、3a、3b、3c;3a、3 b、3c、3d)の一つが、リン酸チタニルカリウム(KTP)結晶、リン酸二 水素カリウム(KDP)結晶、deuratedKDP(KD*P)、ヒ酸二水素セシウ ム(CDA)結晶、deuratedCDA(CD*A)、ホウ酸ベータバリウム(BB O)結晶、または三ホウ酸リチウム(LBO)結晶のうちの一つである、請求の 範囲第19項に記載のシステム。 21.第一サンプル、追加サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射す る放射線の強度を高める手段(9a、9b;19、9a、9b)が可変倍率を有 し、この倍率を変化させる ことによって、システムから出力されるより高次の高調波放射線のビームの相対 強度を変化させることが可能である、請求の範囲第1項、第6項、または第15 項のいずれか一項に記載のシステム。 22.一つまたは複数のブリュアン増幅器(12a、12b)内でのビームの時 間的重なりを確保するために、より高次の高調波放射線のビーム(6b、6c; 20a、20b;22a、22b)内に含まれる光遅延線を更に含む、請求の範 囲第1項、第6項、または第15項のいずれか一項に記載のシステム。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 非線形結晶、例えばリン酸チタニルカリウム(KT P)、またはリン酸二水素カリウム(KDP)を含み、 第二高調波放射線のビームが三つ発生するように構成さ れる。各結晶ステージでの放射線出力の相対強度を変化 させることを可能にするために、望遠鏡の倍率を可変に することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基本放射線の入力ビームからより高次の高調波放射線の少なくとも二つの出 力ビームを発生させるためのシステムであって、 入力ビームを受け、基本及びより高次の高調波放射線のビームを含む出力放射 線を発生させる非線形光学材料の第一サンプルと、 第一サンプルから出力された基本放射線及びより高次の高調波放射線のビーム を分離する手段と、 非線形光学材料の少なくとも一つの更に別のサンプルとを含み、第一サンプル 及び前記更に別のサンプルが直列に配列され、前記更に別のサンプルのそれぞれ が、サンプルに入射する放射線の強度を高める手段と、サンプルから出力される 基本及びより高次の高調波放射線のビームを分離する手段とを有し、 これにより前記第一サンプル及び更に別のサンプルのそれぞれから出力された 放射線の選択されたビームが、一連の後続のサンプルを通過し、基本及びより高 次の高調波放射線の更に別のビームを発生させるシステム。 2.少なくとも二つの第二高調波放射線の出力ビームを発生させることが可能で ある、請求の範囲第1項に記載のシステム。 3.非線形光学材料の第一サンプル及び非線形光学材料の更に別の二つのサンプ ルを含み、三つの第二高調波放射線の出力ビームを発生させることが可能な、請 求の範囲第2項に記載のシステム。 4.基本放射線の入力ビームを供給する手段も含む、請求の範囲第1項から第3 項のいずれか一項に記載のシステム。 5.基本放射線の入力ビームを供給する手段がレーザである、請求の範囲第4項 に記載のシステム。 6.周波数ωの一次放射線のビームから放射線の入力ビームを得るためのサブシ ステムも含んでおり、前記サブシステムが、 一次放射線のビームを受け、一次放射線ω及び第二高調波放射線2ωを含む出 力放射線を発生させる、非線形光学材料の追加サンプルと、 追加サンプルから出力された一次及び第二高調波放射線のビームを分離する手 段と、 第一サンプルに入射する放射線の強度を高める手段とを含み、 該サブシステムから出力される第二高調波放射線のビームが 前記システムに入力され、該システムが、少なくとも二つの第四高調波放射線の 出力ビームを発生させるために使用される、請求の範囲第1項に記載のシステム 。 7.非線形光学材料の第一サンプル、及び非線形光学材料の更に別の二つのサン プルを含み、三つの第四高調波放射線の出力ビームを発生させることが可能であ る、請求の範囲第6項に記載のシステム。 8.サブシステムに一次放射線を供給する手段も含む、請求の範囲第7項に記載 のシステム。 9.サブシステムに一次放射線を供給する手段がレーザである、請求の範囲第8 項に記載のシステム。 10.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段が屈折望遠鏡である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシス テム。 11.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段が反射望遠鏡系である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシ ステム。 12.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段がアナモルフィックプリズム系 である、請求の範囲第1項または第6項に記載のシステム。 13.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかから出力される基本放射 線及びより高次の高調波放射線を分離する手段が色分離器である、請求の範囲第 1項または第6項に記載のシステム。 14.色分離器が、ダイクロイックミラー、プリズム、または偏光子のいずれか 一つである、請求の範囲第13項に記載のシステム。 15.周波数ωの一次放射線のビームから放射線の入力ビームを得るためのサブ システムも含んでおり、前記サブシステムが、 一次放射線のビームを受け、一次放射線ω及び第二高調波放射線2ωを含む出 力放射線を発生させる、非線形光学材料の追加サンプルを含み、 該サブシステムから出力される放射線のビームが前記システムに入力され、前 記システムが、少なくとも二つの第三高調波放射線の出力ビームを発生させるた めに使用される、請求の範囲第1項に記載のシステム。 16.非線形光学材料の第一サンプル、及び非線形光学材料の更に別の二つのサ ンプルを含み、三つの第三高調波放射線の出 力ビームを発生させることが可能である、請求の範囲第15項に記載のシステム 。 17.一次放射線を供給する手段も含む、請求の範囲第16項に記載のシステム 。 18.一次放射線を供給する手段がレーザである、請求の範囲第17項に記載の システム。 19.非線形光学材料の任意のサンプルが非線形光学結晶である、請求の範囲第 1項、第6項、または第15項のいずれか一項に記載のシステム。 20.非線形光学結晶の一つが、リン酸チタニルカリウム(KTP)、リン酸二 水素カリウム(KDP)、deuratedKDP(KD*P)、ヒ酸二水素セシウム( CDA)、deuratedCDA(CD*A)、ホウ酸ベータバリウム(BBO)、ま たは三ホウ酸リチウム(LBO)のうちの一つである、請求の範囲第19項に記 載のシステム。 21.第一サンプルまたは更に別のサンプルのいずれかに入射する放射線の強度 を高める手段が可変倍率を有し、この倍率を変化させることによって、システム から出力されるより高次の高調波放射線のビームの相対強度を変化させることが 可能であ る、請求の範囲第1項、第6項、または第15項のいずれか一項に記載のシステ ム。 22.より高次の高調波放射線の出力ビームを使用して二次レーザシステムの別 々のステージを駆動する、請求の範囲第1項、第6項、または第15項のいずれ か一項に記載のシステム。 23.より高次の高調波放射線の出力ビームをコヒーレントに合成して単一の出 力ビームにする、請求の範囲第1項、第6項、または第15項のいずれか一項に 記載のシステム。 24.より高次の高調波放射線の出力ビームをコヒーレントに合成する手段が、 誘導ブリュアン散乱(SBS)セル及び少なくとも一つのブリュアン増幅器を含 む、請求の範囲第23項に記載のシステム。
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