JP2000513283A - 単層インク受入れコーティングを有するインクジェット印刷用基体 - Google Patents

単層インク受入れコーティングを有するインクジェット印刷用基体

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Abstract

(57)【要約】 第1及び第2の層を含むコーティングされた基体。第1の層は、第1及び第2の表面を有している。例えば、第1の層はフィルムまたはウェブであることができる。望ましくは、第1の層はセルロース状不織ウェブである。第2の層は、第1の層の第1の表面にオーバレイされる。第2の層は、約20乃至約60重量%のラテックスバインダ、約20乃至約80重量%の親水性シリカ、約1乃至約12重量%の陽イオン性ポリマ、及び約0.5乃至約5重量%の表面活性材からなることができ、これらの全ての重量%は第2の層の合計乾燥重量が基になっている。また第2の層は、約2乃至約6のpHを有している。

Description

【発明の詳細な説明】 単層インク受入れコーティングを有するインクジェット印刷用基体 発明の背景 本発明は、コーティングされた基体に関する。 インクジェット印刷は、高速及び低価格でフルカラーの高品質イメージを生成 することができる重要な印刷技術である。例えば、インクジェット印刷は、コン ピュータが生成した図面またはグラフィックスのフルカラーハードコピーを生成 することができる。従って、インクジェット印刷は急速に発展した技術であり、 一般的な使用に受入れられてきた。インクジェット印刷は、大きい印刷物及び幕 (バナー)を生成するための広いフォーマット印刷にも拡張されている。 現在のインクジェット印刷技術は、圧電圧力によって、または振動によって、 インクの小滴を小さいノズルを通して基体の表面上に進めることを含む。インク ジェット印刷には、直接染料または酸染料からなる低粘性の水性インクが広く使 用されている。基体に付着したインクの小滴は、理想的には完全な円の形状で乾 燥し、単一のドットを形成する。インクの小滴は、周囲の領域に拡散することな く迅速に乾燥させる必要がある。さもないと、印刷がにじんだり、曖昧になった りする。インクの小滴のこの拡散を、「フェザーリング」または「ブリーディン グ」と呼ぶ。従って、基体の表面はインクの急速乾燥を容易ならしめるように高 度に吸収性であるべきである。 インクジェット印刷可能な基体に関する参照文献は大量に存在している。典型 的な基体は、インク受入れコーティングを有する紙または他の材料である。コー ティングは、典型的には、1つまたはそれ以上の顔料及びバインダを含む。使用 されてきた顔料は、例示に過ぎないが、シリカ、クレイ、炭酸カルシウム、タル ク、硫酸バリウム、珪藻土、二酸化チタン、陽イオン性変性非球形コロイド状シ リカ(変性剤は酸化アルミニウム)、含水酸化ジルコニウムまたは含水酸化錫、 炭酸カルシウムを複合したシリカ、角柱斜方晶系アラゴナイト炭酸カルシウム、 アルミナ、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、カオリン、珪酸マグネシウム、 蓚酸マグネシウム、マグネシウム・炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、高膨張モンモリロナイトクレイ、II族金属のコーティングを有す る非晶質シリカ粒子、合成シリカ、及び微粉末シリカを単独で、または組合わせ て含む。若干の場合には、顔料は、粒子の直径、油吸収性、表面積、水吸収性、 屈折率、及び水溶性のような若干の限定された要求を有することができる。 インク受入れコーティングを形成するために、種々のバインダが使用されてき た。バインダの例は、これも例示に過ぎないが、エステル化された澱粉と水溶性 陽イオン性ポリマとの混合体、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂、アクリル樹脂及 び他の水溶性ポリマ、アルキル四基アンモニウム(メチル)アクリル酸ポリマと アルキル四基アンモニウム(メチル)アクリルアミドとの混合体、ポリ(ビニル アルコール)、アクリル樹脂とポリ(ビニルアルコール)との混合体、ポリビニ ルピロロリドンまたはビニルピロロリドン・酢酸ビニルコポリマまたはそれらの 混合体、カルボン酸アクリル樹脂のアミン塩、酸化またはエステル化した澱粉、 誘導体化した(derivatized)セルロース、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白質、ス チレン・無水マレイン樹脂またはその誘導体、スチレン・ブタジエンラテックス 、及びポリ(酢酸ビニル)を含む。 陽イオン性ポリマのようなインク受入れ層内には、付加的な材料を含ませてき た。更に、インク受入れコーティングを形成するために、2つまたはそれ以上の 層が使用されてきた。 インクジェット印刷のための基体に改良が加えられてはきたが、未だに高品質 でイメージを印刷するための耐水性の基体に対する要望が存在している。 発明の概要 本発明は、特にカラー水性インクジット用インクに有用な、インクジェット印 刷可能なコーティングされた基体を提供することによって、上述した困難及び問 題の若干に対処する。本発明のコーティングされた基体は、フェザーリングのな い、鮮やかなカラーの鋭い印刷を可能にする。更に、印刷されたイメージは、湿 気または水にさらされてもブリードしない。 本発明のコーティングされた基体は、第1及び第2の層を含む。第1の層は、 第1及び第2の表面を有している。例えば、第1の層はフィルムまたは不織ウェ ブであることができる。望ましくは、第1の層はセルロース状不織ウェブである 。第2の層は、約20乃至約60重量%のラテックスバインダ、約20乃至約80重量% の親水性シリカ、約1乃至約12重量%の陽イオン性ポリマ、及び約0.5乃至約5 重量%の表面活性剤からなる(これらの全ての重量%は第2の層の合計乾燥重量 が基になっている)。 第2の層は、約2乃至約6のpHを有している。更に、親水性シリカは、一般 的に約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サイズを有している。例えば 、親水性シリカの平均粒子サイズは、典型的には0.4立方センチメートル/グラ ム(cc/g)より大きいポアボリューム(pore volume)を有している。一例として 、親水性シリカのポアボリュームは、約1乃至約2cc/gであることができる。 もし望むならば、第1の層の第2の表面に第3の層をオーバレイすることがで きる。例えば、このような層は、製紙業界で屡々バックサイズ層と呼ばれている ものであることができる。別の例として、第3の層はタイコート、即ち感圧接着 剤を第2の層の第2の表面に結びつけるように設計されたコーティングであるこ とができる。代替として、第3の層自体が感圧接着剤であることができる。第3 の層がタイコートである場合には、第3の層にオーバレイされる感圧接着剤から なる第5の層も存在することができる。 更に、第1の層の第1の表面と第2の層との間に、第4の層が存在することが できる。このような層の例は、製紙業界ではバリヤ層として知られている。 発明の詳細な説明 本明細書に使用している「不織ウェブ」という語は、メルトブロウン、コフォ ーミング、及びスパンボンディングのような溶解・押出しプロセスによって準備 されたものを含むどのような不織ウェブをも含むものとする。またこの語は、ウ ェブまたはシートを形成するために比較的短いファイバをエア・レイイングまた はウェット・レイイングによって準備された不織ウェブも含む。従って、この語 は製紙ファーニッシュ(furnish)から準備される不織ウェブを含む。このファ ーニッシュは、セルロースだけのファイバ、セルロースファイバと合成ファイバ との混合体、または合成だけのファイバを含むことができる。ファーニッシュが セルロースだけのファイバ、またはセルロースファイバと合成ファイバとの混合 体を含む場合には、得られたウェブを本明細書では「セルロース状不織ウェブ」 と呼ぶ。勿論、紙は、製紙業界では公知のように、添加物、及び例えばクレイ及 び二酸化チタンのような増量材のような他の材料も含むことができる。 本明細書に使用している「ラテックスバインダ」という語は、非水溶性ポリマ 粒子の水中における分散を意味している。「ポリマ」には、ホモポリマ及びコポ リマの両方が包含されるものとする。コポリマは、ランダム、ブロック、グラフ ト、または2つまたはそれ以上のモノマの交互ポリマであることができる。ポリ マは、例示にしか過ぎないが、典型的には、ポリアクリレート、スチレン・ブタ ジエンコポリマ、エチレン・酢酸ビニルコポリマ、ニトリルゴム、ポリ(塩化ビ ニル)、ポリ(酢酸ビニル)、エチレン・アクリレートコポリマ、及び酢酸ビニ ル・アクリレートコポリマのようなフィルム形成用ポリマである。ラテックスバ インダは当分野においては公知である。 本明細書に使用している「陽イオン性ポリマ」という語は、陽イオン性官能グ ループを含むどのような水溶性ポリマをも含むことものとする。例えば、陽イオ ン性ポリマは、アミド・エピクロロヒドリンポリマ、陽イオン性官能グループを 有するポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリジアリルアミン、四基ポ リ陽イオン性合成有機ポリマ等であることができる。 本明細書に使用している「親水性シリカ」という語は、親水性表面を有する非 晶質吸湿性シリカを意味している。親水性表面は、シリカの天然親水性表面特性 であることができる。例えば、シリカは蒸発させた(fumed)シリカ、または沈殿 させた(precipitated)シリカであることができる。もし望むならば、変性材が親 水性であることを条件として、シリカ表面を変性させることができる。別の例と して、シリカは珪藻土のような天然に発生するシリカであることができる。 Corporation製)である。一般的には、シリカの平均粒子サイズは、約20マイク ロメートルより大きいことはない。実際的には、シリカの平均粒子サイズは典 型的に約1乃至約20マイクロメートルの範囲内にある。例えば、平均粒子サイズ は約2乃至約13マイクロメートルであることができる。別の例として、平均粒子 サイズは約3乃至約9マイクロメートルであることができる。 本明細書に使用している「表面活性剤」という語は、その通常の意味を有して いる。一般的には、表面活性剤は非イオン性であるか、または陽イオン性表面活 性剤であることができる。望ましくは、表面活性剤は、アルキルアリルポリエー テルのような非イオン性表面活性剤である。例えば、表面活性剤は、ポリエトキ シレーテッドアルキルフェノールであることができる。 本発明のコーティングされた基体は、第1の層及び第2の層を含む。第1の層 は、第1の表面及び第2の表面を有している。例えば、第1の層はフィルムまた は不織ウェブであることができる。望ましくは、第1の層はセルロース状不織ウ ェブである。例えば、第1の層は、ラテックス含浸紙と呼ばれることがあるポリ マ強化紙であることができる。別の例として、第1の層はボンド紙、即ち木パル プファイバ及び綿ファイバからなる紙であることができる。第1の層の坪量は、 典型的には約40から約300グラム/平方メートル(gsm)まで変化する。例えば、第 1の層の坪量は、約50乃至約250gsmであることができる。さらなる例として、第 1の層の坪量は、約50乃至約200gsmであることができる。 第2の層は、第1の層の第1の表面にオーバレイされる。前述したように、第 2の層はラテックスバインダ、親水性シリカ、陽イオン性ポリマ、及び表面活性 剤からなる。 一般的には、ラテックスバインダの量は、約20乃至約60重量%であることがで きる。例えば、ラテックスバインダの量は、約25乃至約40重量%であることがで きる。別の例として、ラテックスバインダの量は、約25乃至約35重量%であるこ とができる。前述したようにラテックスバインダは、例示にしか過ぎないが、ポ リアクリレート、スチレン・ブタジエンコポリマ、エチレン・酢酸ビニルコポリ マ、ニトリルゴム、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(酢酸ビニル)、エチレン・アク リレートコポリマ、または酢酸ビニル・アクリレートコポリマであることができ る。エチレン・酢酸ビニルコポリマは、バインダとして特に有用であることが分 かった。 第2の層内に存在する親水性シリカの量は、典型的には、約20乃至約80重量% である。例えば、親水性シリカの量は約30乃至約70重量%であることができる。 別の例では、親水性シリカの量は約50乃至約70重量%であることができる。 親水性シリカは、一般的に、約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サ イズと、0.4cc/gよりも大きいポアボリュームとを有している。例として、平均 粒子サイズは約1乃至約20マイクロメートルであることができる。別の例として 、平均粒子サイズは約2乃至約13マイクロメートルであることができる。さらな る例として、親水性シリカの平均粒子サイズは約3乃至約9マイクロメートルで あることができる。また例として、ポアボリュームは約1.2乃至約1.9cc/gである ことができる。さらなる例として、ポアボリュームは約1.2乃至約1.7cc/gである ことができる。 第2の層は、約1乃至約12重量%の陽イオン性ポリマを含む。例えば、陽イオ ン性ポリマの量は約2乃至約8重量%であることができる。別の例では、陽イオ ン性ポリマの量は約3乃至約6重量%であることができる。陽イオン性アミン・ エピクロロヒドリンコポリマ及び四価ポリ陽イオン性ポリマが特に有用であるこ とが分かった。後者の型のポリマは、前者よりも耐水性が僅かに良い。 最後に、第2の層は、約0.5乃至約5重量%の表面活性剤を含む。例えば、表 面活性剤の量は約1乃至約4重量%であることができる。別の例として、表面活 性剤の量は約1乃至約3重量%であることができる。望ましくは、表面活性剤は 非イオン性表面活性剤である。例えば、非イオン性表面活性剤は、ポリエトキシ レーテッドアルキルフェノールであることができる。 第2の層の厚みは、典型的には約10乃至約50マイクロメートルの範囲内にある 。例えば、第2の層の厚みは、約15乃至約45マイクロメートルであることができ る。別の例では、第2の層の厚みは、約20乃至約40マイクロメートルであること ができる。しかしながら、もし望むならば、より薄い、またはより厚い第2の層 を使用することができる。 第2の層は、一般的に、当分野においては公知の手段によって、第1の層の第 1の表面上に形成される。例示にしか過ぎないが、層は、ドクターブレード、エ アナイフ、マイヤーロッド、ロール・逆転ロール・及びグラビアコースター、ブ ラッシ塗布装置、または噴霧によって形成することができる。第2の層は、典型 的には分散から形成される。一般に分散は、ブルックフィールド粘度計(マサチ ュセッツ州ストートンのBrookfield Engineering Laboratories,Inc.製)モデ ルLVTのNo.2スピンドルを30rpmで使用して測定した時に約0.005乃至約1Pas( 5乃至1,000センチポイズ)の粘性を有している。例えば、分散は、約0.01乃至 約0.5Pas(10乃至500センチポイズ)の粘性を有することができる。さらなる例 として、分散は、約0.03乃至約0.25Pas(30乃至250センチポイズ)の粘性を有す ることができる。 若干の実施例では、第3の層が存在することができる。このような層は、第1 の層の第2の表面にオーバレイされよう。この層は、例示にしか過ぎないが、バ ックサイズコーティングであることができる。一般的にこのようなコーティング は、本質的にバインダ及びクレイからなる。例えば、バインダはPoplex HA-16( ペンシルバニア州フィラデルフィアのRhom and Haas Company製)のようなポリ アクリレートであることができる。別の例として、クレイはUltrawhite 90(ノ ースカロライナ州シャーロットのEnglehard製)であることができる。典型的な 処方は、2つの材料がそれぞれ、579.7重量パーツ、及び228.6重量パーツを含む 。周囲温度において0.100−0.140Pas(100−140センチポイズ)の範囲の最終分 散粘性を得るために、必要に応じて水及び/または増厚剤が添加されよう。 例示にしか過ぎないが、第3の層はタイコート、即ち感圧接着剤を第1の層の 第2の表面に結合するように設計されているコーティングであることができる。 典型的なタイコートは、ポリアクリレートバインダ、クレイ、及びシリカからな る。代替として、第3の層自体が感圧接着剤であることができる。例えば、感圧 接着剤層は、スチレン・ブタジエンコポリマ、ポリ(酢酸ビニル)、または天然 ゴムであることができる。感圧接着剤層は、典型的には、約10乃至約40gsmの坪 量で存在しよう。第3の層がタイコートである場合には、第3の層にオーバレイ される感圧接着剤からなる第5の層も存在することができる。 第3の層に加えて、またはその代わりとして、第4の層が存在することができ る。通常は第4の層は、第1の層と第2の層との間に配置される。第4の層は、 州クリーブランドのB.F.Goodrich Company製)、50重量%(104乾燥重量パー ツ)の固形含有率を有するポリアクリレート分散、69重量%(400乾燥重量パー ツ)の固形含有率を有するクレイ分散、及び100重量パーツの水からなる分散か ら形成される。周囲温度において0.100−0.140Pas(100−140センチポイズ)の 範囲の最終分散粘性を得るために、必要に応じて水及び/または増厚剤を添加す ることができる。 以下に本発明を幾つかの例によって説明する。しかしながら、これらの例は、 本発明の思想または範囲をどのようにも限定するものではない。 これらの例においては、ワシントン州カマスのHewlett Packard Company製デ スクジェット550Cカラーインクジェットプリンタ、モデルC2121Aを使用して全て のインクジェット印刷の評価を行った。2つの異なる試験パターンを使用して、 印刷の鋭さ、インクの乾燥速度、カラーの輝度、及び印刷されたイメージの耐水 性を評価した。第1の試験パターンは、黒のフォント及び大きい濃淡なく印刷さ れた“C”(4.6cm×4.8cm)からなる。このパターンは、インク塗布の印刷カ バレッジ及び均等さを評価するために使用した。大きい印刷された領域は、乾燥 時間比較をも可能にした。第2の試験パターンは、赤、緑、青、及び黄の大きい 面積を有する4カラーグラフィック印刷を含んでいた。この試験パターンは、カ ラープリントの耐水性を評価するために使用した。 印刷の質試験は、3つの部分からなる。第1に、カラーインクで文字を互いに 重ねて印刷することによってインク吸収を推定した。印刷された領域を指でこす り、インクの汚れ(スメアリング)の程度を眼で判定した。印刷されたシートが 乾燥する速度も観測し、記録した。第2に、光学顕微鏡によりインクドットを観 測し、ドットの縁の汚れ(スマッジング)を観測することによってドットの鋭さ を決定した。第3に、倍率が8倍のループにより、ドットを離れた基体内へのイ ンクの拡散を観測することによってフェザーリングを決定した。 コーティングの付着は、透明な接着テープのストリップをコーティングした未 印刷表面に付着させ、テープの全表面に指圧を加えることによって推定した。次 にテープをジャーク運動で急速に引き剥がした。テープ表面に付着するコーティ ングの量を、他のコーティングした紙と比較した。テープに付着するコーティン グの量が少ないことは、コーティングが基体表面により強く付着していることを 指示している。 最後に、耐水性を2つの方法によって推定した。第1に、水道水の小滴を印刷 された領域に滴下させて3乃至5秒間印刷された領域上の留めおいた。次いで小 グの程度、並びにティッシュに移った色の量を観測した。各カラーを別々に試験 し、評価した。第2に、印刷されたシートを流れる水道水中に保持した。次いで 印刷されたシートを上述したように吸い取り乾燥させ、隣接領域へのカラーのブ リーディング、並びにティッシュへの色の移りを観測した。 例1 ジョージア州ロスウェルのKimberly-Clark Corporation製のポリプロピレン 層として使用した。この合成紙の一方の側を、62重量%(100重量パーツ)のシ リカ(メリーランド州ボルチモアのW.R.Grace Company製Syloid 74X3500、平 均粒子サイズは7.5マイクロメートル、ポアボリュームは1.2cc/g)、31重量%( 50重量パーツ)のラテックスバインダ(ペンシルバニア州オーレン 、3重量%(4.5重量パーツ)の非イオン製表面活性剤(コネチカット州ダンバ ドオクチルフェノール)、4重量%(4重量パーツ)の陽イオン性ポリマである アミド・エピクロロヒドリンコポリマ(デラウェア州ウィルミントンのHercules Inc.製Reten 204LS)からなる組成でコーティングした。この得られた組成は、 28重量%の固形含有率を有していた。この組成を、マイヤロッドを使用して17 グラム/平方メートル(gsm)の坪量で塗布し、乾燥させて第2の層を形成し た。 コーティングされた基体について、上述した印刷の質、コーティングの付着、 及び耐水性に関して評価した。印刷されたシートは、良好なインク吸収を有し、 迅速に乾燥した。ドットの鋭さは良好であり、フェザーリングは観測されなかっ た。シートは、良好なコーティング付着をも呈した。耐水性試験では、印刷され たシートは僅かなスメアリングと、僅かなカラーの移りとを呈したに過ぎなかっ た。 例2 陽イオン性ポリマが四価ポリ陽イオン性合成有機ポリマのCalgon 261LV(ペン シルバニア州ピッツバーグのCalgon Corporation製)であったことを除いて、例 1の手順を繰り返した。印刷試験及び付着結果は例1で報告したものと同一であ ったが、耐水製試験においてスメアリングまたはカラーの移りは観測されなかっ た。 例3 第1の層が未処理セルロースウェブ(ウィスコンシン州ニーナのKimberly-Cla rk Corporationの一部門であるNeenah Paper製のボンド紙30-1b)であったこと を除いて、例1の手順を繰り返した。印刷試験、第2の層の付着、及び耐水性は 、例1と同一であった。 例4 第1の層がラテックス飽和セルロースウェブであったことを除いて、例1の手 順を繰り返した。このウェブは、89重量%のノーザン軟木パルプと、11重量%の シーダーパルプとの混合から形成され、坪量は54gsmであった。このウェブは、 乾燥重量基準で100パーツのパルプ当たり18パーツのアクリルラテックスで飽和 させた。印刷試験、付着、及び耐水性は、例1と同一であった。 例5 100重量パーツ(64重量%)のカルシウム・変性シリカ顔料(メリーランド州 ボルチモアのW.R.Grace Company製のSMR 3-729、平均粒子サイズは7.5マイク ロメートル、ポアボリュームは1.2cc/g)、50重量パーツ(32重量%)の陽 イオン性ラテックスバインダ(ペンシルバニア州フィラデルフィアのRohm & Haa s Company製Rhoplex P554)、4.5重量パーツ(3重量%)のTriton ドランドのDow Chemical製Methocel 15A)を混合して23重量%の固形物を含むコ ーティング組成を得た。 に試験した。コーティングされた基体は、極めて貧弱なインク吸収及び貧弱なド ットの鋭さを呈した。フェザーリングは中庸であった。コーティング付着は良好 であったが、耐水性は貧弱で、スメアリングは中庸であり、そしてティッシュへ のカラーの移りは過大であった。 例6 例1に使用したシリカを、半分(50重量パート)にしたことを除いて、例5の 手順を繰り返した。得られた組成は33重量%の固形物を含んでいた。コーティン グされた基体は、貧弱な質を呈し、耐水性はなかった。 例7 5(Air Products製)であったことを除いて、例1の手順を繰り返した。コーテ ィングした基体は良好な印刷の質を呈したが、耐水性試験は僅かなスメアリング 及び僅かなカラーの移りを示した。 例8 陽イオン性ポリマを5重量パーツ(3重量%)に減少させたことを除いて、例 1の手順を繰り返した。コーティングした基体は良好な印刷の質及びコーティン グの付着を呈したが、耐水性試験は僅かなスメアリング及び僅かなカラーの移り を示した。 例9 陽イオン性ポリマを3重量パーツ(2重量%)に減少させたことを除いて、例 1の手順を繰り返した。コーティングした基体は良好な印刷の質及びコーティン グの付着を呈したが、耐水性試験は中庸のスメアリング及び過大なカラーの移り を示した。 例10 使用したバインダが非イオン性アクリルラテックスバインダ(Rohm & Haas C 組成は凝固し、第1の層をコーティングするのに使用することはできなかった。 例11 X-100(Union Carbide Corporation製)に置換されたことを除いて、例1の手順 を繰り返した。この組成は、マイヤロッドを用いて基体をコーティングするには 粘り過ぎであった。 例12 arbideCorporation製)に置換されたことを除いて、例1の手順を繰り返した。 得られた組成は、マイヤロッドを用いて基体をコーティングするには粘り過ぎで あった。 例13 、例11の手順を繰り返した。コーティングされた基体は、良好な印刷の質と、 良好なコーティングの付着を呈した。耐水性試験では、スメアリングは存在せず 、カラーの移りは極めて僅かであった。 例14 表面活性剤の量を3重量パーツ(2重量%)に減少させたことを除いて、例1 の手順を繰り返した。コーティングされた基体は、良好な印刷の質と、良好なコ ーティングの付着を呈した。耐水性試験では、スメアリングもカラーの移りも示 さなかった。 以上に本発明の特定実施例に関して詳細に説明したが、当業者ならば以上の説 明からこれらの実施例の代替、変化、及び対等品を容易に考案できよう。従って 、本発明の範囲は請求の範囲によってのみ評価すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年6月20日(1997.6.20) 【補正内容】 蓚酸マグネシウム、マグネシウム・炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、高膨張モンモリロナイトクレイ、II族金属のコーティングを有す る非晶質シリカ粒子、合成シリカ、及び微粉末シリカを単独で、または組合わせ て含む。若干の場合には、顔料は、粒子の直径、油吸収性、表面積、水吸収性、 屈折率、及び水溶性のような若干の限定された要求を有することができる。 インク受入れコーティングを形成するために、種々のバインダが使用されてき た。バインダの例は、これも例示に過ぎないが、エステル化された澱粉と水溶性 陽イオン性ポリマとの混合体、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂、アクリル樹脂及 び他の水溶性ポリマ、アルキル四基アンモニウム(メチル)アクリル酸ポリマと アルキル四基アンモニウム(メチル)アクリルアミドとの混合体、ポリ(ビニル アルコール)、アクリル樹脂とポリ(ビニルアルコール)との混合体、ポリビニ ルピロロリドンまたはビニルピロロリドン・酢酸ビニルコポリマまたはそれらの 混合体、カルボン酸アクリル樹脂のアミン塩、酸化またはエステル化した澱粉、 誘導体化した(derivatized)セルロース、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白質、ス チレン・無水マレイン樹脂またはその誘導体、スチレン・ブタジエンラテックス 、及びポリ(酢酸ビニル)を含む。 陽イオン性ポリマのようなインク受入れ層内には、付加的な材料を含ませてき た。更に、インク受入れコーティングを形成するために、2つまたはそれ以上の 層が使用されてきた。 インクジェット印刷のための基体に改良が加えられてはきたが、未だに高品質 でイメージを印刷するための耐水性の基体に対する要望が存在している。 発明の概要 本発明は、特にカラー水性インクジット用インクに有用な、インクジェット印 刷可能なコーティングされた基体を提供することによって、上述した困難及び問 題の若干に対処する。本発明のコーティングされた基体は、フェザーリングのな い、鮮やかなカラーの鋭い印刷を可能にする。更に、印刷されたイメージは、湿 気または水にさらされてもブリードしない。 本発明のコーティングされた基体は、基体及び第1のコーティングを含む。基 体は、第1及び第2の表面を有している。例えば、基体はフィルムまたは不織ウ ェブであることができる。望ましくは、基体はセルロース状不織ウェブである。 第1のコーティングは、約20乃至約60重量%のラテックスバインダ、約20乃至約 80重量%の親水性シリカ、約1乃至約12重量%の陽イオン性ポリマ、及び約0.5 乃至約5重量%の表面活性剤からなる(これらの全ての重量%は、第1のコーテ ィングの合計乾燥重量が基になっている)。 第1のコーティングは、約2乃至約6のpHを有している。更に、親水性シリ カは、一般的に約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サイズを有してい る。例えば、親水性シリカの平均粒子サイズは、典型的には0.4立方センチメー トル/グラム(cc/g)より大きいポアボリューム(pore volume)を有している。一 例として、親水性シリカのポアボリュームは、約1乃至約2cc/gであることがで きる。 もし望むならば、基体の第2の表面に第2のコーティングをオーバレイするこ とができる。例えば、このようなコーティングは、製紙業界で屡々バックサイズ コーティングと呼ばれているものであることができる。別の例として、第2のコ ーティングはタイコート、即ち感圧接着剤を第1のコーティングの第2の表面に 結びつけるように設計されたコーティングであることができる。代替として、第 2のコーティング自体が感圧接着剤であることができる。第2のコーティングが タイコートである場合には、第2のコーティングにオーバレイされる感圧接着剤 からなる第3のコーティングも存在することができる。 更に、基体の第1の表面と第1のコーティングとの間に、第4のコーティング が存在することができる。このようなコーティングの例は、製紙業界ではバリヤ コーティングとして知られている。 発明の詳細な説明 本明細書に使用している「不織ウェブ」という語は、メルトブロウン、コフォ ーミング、及びスパンボンディングのような溶解・押出しプロセスによって準備 されたものを含むどのような不織ウェブをも含むものとする。またこの語は、ウ ェブまたはシートを形成するために比較的短いファイバをエア・レイイングまた はウェット・レイイングによって準備された不織ウェブも含む。従って、この語 は製紙ファーニッシュ(furnish)から準備される不織ウェブを含む。このファー ニッシュは、セルロースだけのファイバ、セルロースファイバと合成ファイバと の混合体、または合成だけのファイバを含むことができる。ファーニッシュがセ ルロースだけのファイバ、またはセルロースファイバと合成ファイバとの混合体 を含む場合には、得られたウェブを本明細書では「セルロース状不織ウェブ」と 呼ぶ。勿論、紙は、製紙業界では公知のように、添加物、及び例えばクレイ及び 二酸化チタンのような増量材のような他の材料も含むことができる。 本明細書に使用している「ラテックスバインダ」という語は、非水溶性ポリマ 粒子の水中における分散を意味している。「ポリマ」には、ホモポリマ及びコポ リマの両方が包含されるものとする。コポリマは、ランダム、ブロック、グラフ ト、または2つまたはそれ以上のモノマの交互ポリマであることができる。ポリ マは、例示にしか過ぎないが、典型的には、ポリアクリレート、スチレン・ブタ ジエンコポリマ、エチレン・酢酸ビニルコポリマ、ニトリルゴム、ポリ(塩化ビ ニル)、ポリ(酢酸ビニル)、エチレン・アクリレートコポリマ、及び酢酸ビニ ル・アクリレートコポリマのようなフィルム形成用ポリマである。ラテックスバ インダは当分野においては公知である。 本明細書に使用している「陽イオン性ポリマ」という語は、陽イオン性官能グ ループを含むどのような水溶性ポリマをも含むことものとする。例えば、陽イオ ン性ポリマは、アミド・エピクロロヒドリンポリマ、陽イオン性官能グループを 有するポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリジアリルアミン、四基ポ リ陽イオン性合成有機ポリマ等であることができる。 本明細書に使用している「親水性シリカ」という語は、親水性表面を有する非 晶質吸湿性シリカを意味している。親水性表面は、シリカの天然親水性表面特性 であることができる。例えば、シリカは蒸発させた(fumed)シリカ、または沈殿 させた(precipitated)シリカであることができる。もし望むならば、変性材が親 水性であることを条件として、シリカ表面を変性させることができる。別の例と して、シリカは珪藻土のような天然に発生するシリカであることができる。 Corporation製)である。一般的には、シリカの平均粒子サイズは、約20マイク ロメートルより大きいことはない。実際的には、シリカの平均粒子サイズは典型 的に約1乃至約20マイクロメートルの範囲内にある。例えば、平均粒子サイズは 約2乃至約13マイクロメートルであることができる。別の例として、平均粒子サ イズは約3乃至約9マイクロメートルであることができる。 本明細書に使用している「表面活性剤」という語は、その通常の意味を有して いる。一般的には、表面活性剤は非イオン性であるか、または陽イオン性表面活 性剤であることができる。望ましくは、表面活性剤は、アルキルアリルポリエー テルのような非イオン性表面活性剤である。例えば、表面活性剤は、ポリエトキ シレーテッドアルキルフェノールであることができる。 本発明のコーティングされた基体は、基体及び第1のコーティングを含む。基 体は、第1の表面及び第2の表面を有している。例えば、基体はフィルムまたは 不織ウェブであることができる。望ましくは、基体はセルロース状不織ウェブで ある。例えば、基体は、ラテックス含浸紙と呼ばれることがあるポリマ強化紙で あることができる。別の例として、基体はボンド紙、即ち木パルプファイバ及び 綿ファイバからなる紙であることができる。基体の坪量は、典型的には約40から 約300グラム/平方メートル(gsm)まで変化する。例えば、基体の坪量は、約50乃 至約250gsmであることができる。さらなる例として、基体の坪量は、約50乃至約 200gsmであることができる。 第1のコーティングは、基体の第1の表面にオーバレイされる。前述したよう に、第1のコーティングはラテックスバインダ、親水性シリカ、陽イオン性ポリ マ、及び表面活性剤からなる。 一般的には、ラテックスバインダの量は、約20乃至約60重量%であることがで きる。例えば、ラテックスバインダの量は、約25乃至約40重量%であることがで きる。別の例として、ラテックスバインダの量は、約25乃至約35重量%であるこ とができる。前述したようにラテックスバインダは、例示にしか過ぎないが、ポ リアクリレート、スチレン・ブタジエンコポリマ、エチレン・酢酸ビニルコポリ マ、ニトリルゴム、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(酢酸ビニル)、エチレン・アク リレートコポリマ、または酢酸ビニル・アクリレートコポリマであ ることができる。エチレン・酢酸ビニルコポリマは、バインダとして特に有用で あることが分かった。 第1のコーティング内に存在する親水性シリカの量は、典型的には、約20乃至 約80重量%である。例えば、親水性シリカの量は約30乃至約70重量%であること ができる。別の例では、親水性シリカの量は約50乃至約70重量%であることがで きる。 親水性シリカは、一般的に、約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サ イズと、0.4cc/gよりも大きいポアボリュームとを有している。例として、平均 粒子サイズは約1乃至約20マイクロメートルであることができる。別の例として 、平均粒子サイズは約2乃至約13マイクロメートルであることができる。さらな る例として、親水性シリカの平均粒子サイズは約3乃至約9マイクロメートルで あることができる。また例として、ポアボリュームは約l.2乃至約1.9cc/gである ことができる。さらなる例として、ポアボリュームは約1.2乃至約1.7cc/gである ことができる。 第1のコーティングは、約1乃至約12重量%の陽イオン性ポリマを含む。例え ば、陽イオン性ポリマの量は約2乃至約8重量%であることができる。別の例で は、陽イオン性ポリマの量は約3乃至約6重量%であることができる。陽イオン 性アミン・エピクロロヒドリンコポリマ及び四価ポリ陽イオン性ポリマが特に有 用であることが分かった。後者の型のポリマは、前者よりも耐水性が僅かに良い 。 最後に、第1のコーティングは、約0.5乃至約5重量%の表面活性剤を含む。 例えば、表面活性剤の量は約1乃至約4重量%であることができる。別の例とし て、表面活性剤の量は約1乃至約3重量%であることができる。望ましくは、表 面活性剤は非イオン性表面活性剤である。例えば、非イオン性表面活性剤は、ポ リエトキシレーテッドアルキルフェノールであることができる。 第1のコーティングの厚みは、典型的には約10乃至約50マイクロメートルの範 囲内にある。例えば、第1のコーティングの厚みは、約15乃至約45マイクロメー トルであることができる。別の例では、第1のコーティングの厚みは、約20乃至 約40マイクロメートルであることができる。しかしながら、もし望 むならば、より薄い、またはより厚い第1のコーティングを使用することができ る。 第1のコーティングは、一般的に、当分野においては公知の手段によって、基 体の第1の表面上に形成される。例示にしか過ぎないが、コーティングは、ドク ターブレード、エアナイフ、マイヤーロッド、ロール・逆転ロール・及びグラビ アコースター、ブラッシ塗布装置、または噴霧によって形成することができる。 第1のコーティングは、典型的には分散から形成される。一般に分散は、ブルッ クフィールド粘度計(マサチュセッツ州ストートンのBrookfield Engineering L aboratories,Inc.製)モデルLVTのNo.2スピンドルを30rpmで使用して測定した 時に約0.005乃至約1Pas(5乃至1,000センチポイズ)の粘性を有している。例 えば、分散は、約0.01乃至約0.5Pas(10乃至500センチポイズ)の粘性を有する ことができる。さらなる例として、分散は、約0.03乃至約0.25Pas(30乃至250セ ンチポイズ)の粘性を有することができる。 若干の実施例では、第2のコーティングが存在することができる。このような コーティングは、基体の第2の表面にオーバレイされる。このコーティングは、 例示にしか過ぎないが、バックサイズコーティングであることができる。一般的 にこのようなコーティングは、本質的にバインダ及びクレイからなる。例えば、 バインダはPoplex HA-16(ペンシルバニア州フィラデルフィアのRhom and Haas Company製)のようなポリアクリレートであることができる。別の例として、ク レイはUltrawhite 90(ノースカロライナ州シャーロットのEnglehard製)である ことができる。典型的な処方は、2つの材料がそれぞれ、579.7重量パーツ、及 び228.6重量パーツを含む。周囲温度において0.100−0.140Pas(100−140センチ ポイズ)の範囲の最終分散粘性を得るために、必要に応じて水及び/または増厚 剤が添加されよう。 例示にしか過ぎないが、第2のコーティングはタイコート、即ち感圧接着剤を 基体の第2の表面に結合するように設計されているコーティングであることがで きる。典型的なタイコートは、ポリアクリレートバインダ、クレイ、及びシリカ からなる。代替として、第2のコーティング自体が感圧接着剤であることができ る。例えば、感圧接着剤コーティングは、スチレン・ブタジエンコポリマ、ポリ (酢酸ビニル)、または天然ゴムであることができる。感圧接着剤コーティング は、典型的には、約10乃至約40gsmの坪量で存在しよう。第2のコーティングが タイコートである場合には、第2のコーティングにオーバレイされる感圧接着剤 からなる第3のコーティングも存在することができる。 第2のコーティングに加えて、またはその代わりとして、第4のコーティング が存在することができる。通常は第4のコーティングは、基体と第1のコーティ ングとの間に配置される。第4のコーティングは、例示にしか過ぎないが、典型 oodrich Company製)、50重量%(104乾燥重量パーツ)の固形含有率を有するポ リアクリレート分散、69重量%(400乾燥重量パーツ)の固形含有率を有するク レイ分散、及び100重量パーツの水からなる分散から形成される。周囲温度にお いて0.100−0.140 Pa s(100−140センチポイズ)の範囲の最終分散粘性を得る ために、必要に応じて水及び/または増厚剤を添加することができる。 以下に本発明を幾つかの例によって説明する。しかしながら、これらの例は、 本発明の思想または範囲をどのようにも限定するものではない。 これらの例においては、ワシントン州カマスのHewlett Packard Company製デ スクジェット550 C カラーインクジェットプリンタ、モデル C2121Aを使用して 全てのインクジェット印刷の評価を行った。2つの異なる試験パターンを使用し て、印刷の鋭さ、インクの乾燥速度、カラーの輝度、及び印刷されたイメージの 耐水性を評価した。第1の試験パターンは、黒のフォント及び大きい濃淡なく印 刷された“C”(4.6cm×4.8cm)からなる。このパターンは、インク塗布の印 刷カバレッジ及び均等さを評価するために使用した。大きい印刷された領域は、 乾燥時間比較をも可能にした。第2の試験パターンは、赤、緑、青、及び黄の大 きい面積を有する4カラーグラフィック印刷を含んでいた。この試験パターンは 、カラープリントの耐水性を評価するために使用した。 印刷の質試験は、3つの部分からなる。第1に、カラーインクで文字を互いに 重ねて印刷することによってインク吸収を推定した。印刷された領域を指でこす り、インクの汚れ(スメアリング)の程度を眼で判定した。印刷されたシートが 乾燥する速度も観測し、記録した。第2に、光学顕微鏡によりインクドットを観 測し、ドットの縁の汚れ(スマッジング)を観測することによってドットの鋭さ を決定した。第3に、倍率が8倍のループにより、ドットを離れた基体内へのイ ンクの拡散を観測することによってフェザーリングを決定した。 コーティングの付着は、透明な接着テープのストリップをコーティングされた 未印刷表面に付着させ、テープの全表面に指圧を加えることによって推定した。 次にテープをジャーク運動で急速に引き剥がした。テープ表面に付着するコーテ ィングの量を、他のコーティングされた紙と比較した。テープに付着するコーテ ィングの量が少ないことは、コーティングが基体表面により強く付着しているこ とを指示している。 最後に、耐水性を2つの方法によって推定した。第1に、水道水の小滴を印刷 された領域に滴下させて3乃至5秒間印刷された領域上の留めおいた。次いで小 グの程度、並びにティッシュに移った色の量を観測した。各カラーを別々に試験 し、評価した。第2に、印刷されたシートを流れる水道水中に保持した。次いで 印刷されたシートを上述したように吸い取り乾燥させ、隣接領域へのカラーのブ リーディング、並びにティッシュへの色の移りを観測した。 例1 ジョージア州ロスウェルのKimberly-Clark Corporation製のポリプロピレン の合成紙の一方の側を、62重量%(100重量パーツ)のシリカ(メリーランド州 ボルチモアのW.R.Grace Company製 Syloid 74X3500、平均粒子サイズは7.5マ イクロメートル、ポアボリュームはl.2cc/g)、31重量%(50重量パーツ)のラ テックスバインダ(ペンシルバニア州オーレンタウンのAir Product パーツ)の非イオン製表面活性剤(コネチカット州ダンバリーのUnion Carbide )、4重量%(4重量パーツ)の陽イオン性ポリマであるアミド・エピクロロヒ ドリンコポリマ(デラウェア州ウィルミントンのHercules Inc.製 Reten 204LS )からなる組成でコーティングした。この得られた組成は、28重量%の固形含有 率を有していた。この組成を、マイヤロッドを使用して17グラム/平方メートル (gsm)の坪量で塗布し、乾燥させて第1のコーティングを形成した。 コーティングされた基体について、上述した印刷の質、コーティングの付着、 及び耐水性に関して評価した。印刷されたシートは、良好なインク吸収を有し、 迅速に乾燥した。ドットの鋭さは良好であり、フェザーリングは観測されなかっ た。シートは、良好なコーティング付着をも呈した。耐水性試験では、印刷され たシートは僅かなスメアリングと、僅かなカラーの移りとを呈したに過ぎなかっ た。 例2 陽イオン性ポリマが四価ポリ陽イオン性合成有機ポリマのCalgon 261LV(ペン シルバニア州ピッツバーグのCalgon Corporation製)であったことを除いて、例 1の手順を繰り返した。印刷試験及び付着結果は例1で報告したものと同一であ ったが、耐水製試験においてスメアリングまたはカラーの移りは観測されなかっ た。 例3 基体が未処理セルロースウェブ(ウィスコンシン州ニーナのKimberly-Clark C orporationの一部門であるNeenah Paper製のボンド紙30-1b)であったことを除 いて、例1の手順を繰り返した。印刷試験、第lのコーティングの付着、及び耐 水性は、例1と同一であった。 例4 基体がラテックス飽和セルロースウェブであったことを除いて、例1の手順を 繰り返した。このウェブは、89重量%のノーザン軟木パルプと、11重量%のシー ダーパルプとの混合から形成され、坪量は54gsmであった。このウェブは、乾 燥重量基準で100パーツのパルプ当たり18パーツのアクリルラテックスで飽和さ せた。印刷試験、付着、及び耐水性は、例1と同一であった。 例5 100重量パーツ(64重量%)のカルシウム・変性シリカ顔料(メリーランド州 ボルチモアのW.R.Grace Company製のSMR 3-729、平均粒子サイズは7.5マイク ロメートル、ポアボリュームは1.2cc/g)、50重量パーツ(32重量%)の陽イオ ン性ラテックスバインダ(ペンシルバニア州フィラデルフィアのRohm 405表面活性剤、及び1パートの変性セルロース粘性変更材(ミシガン州ミッド ランドのDow Chemical製Methocel 15A)を混合して23重量%の固形物を含むコー ティング組成を得た。 に試験した。コーティングされた基体は、極めて貧弱なインク吸収及び貧弱なド ットの鋭さを呈した。フェザーリングは中庸であった。コーティング付着は良好 であったが、耐水性は貧弱で、スメアリングは中庸であり、そしてティッシュへ のカラーの移りは過大であった。 例6 例1に使用したシリカを、半分(50重量パート)にしたことを除いて、例5の 手順を繰り返した。得られた組成は33重量%の固形物を含んでいた。コーティン グされた基体は、貧弱な質を呈し、耐水性はなかった。 例7 5(Air Products製)であったことを除いて、例1の手順を繰り返した。コーテ ィングされた基体は良好な印刷の質を呈したが、耐水性試験は僅かなスメアリン グ及び僅かなカラーの移りを示した。 例8 陽イオン性ポリマを5重量パーツ(3重量%)に減少させたことを除いて、例 1の手順を繰り返した。コーティングされた基体は良好な印刷の質及びコーティ ングの付着を呈したが、耐水性試験は僅かなスメアリング及び僅かなカラーの移 りを示した。 例9 陽イオン性ポリマを3重量パーツ(2重量%)に減少させたことを除いて、例 1の手順を繰り返した。コーティングされた基体は良好な印刷の質及びコーティ ングの付着を呈したが、耐水性試験は中庸のスメアリング及び過大なカラーの移 りを示した。 例10 使用したバインダが非イオン性アクリルラテックスバインダ(Rohm & Haas C の組成は凝固して、基体をコーティングするのに使用することはできなかった。 例11 X-100(Union Carbide Corporation製)に置換されたことを除いて、例1の手順 を繰り返した。この組成は、マイヤロッドを用いて基体をコーティングするには 粘り過ぎであった。 例12 arbide Corporation製)に置換されたことを除いて、例1の手順を繰り返した。 得られた組成は、マイヤロッドを用いて基体をコーティングするには粘り過ぎで あった。 例13 、例11の手順を繰り返した。コーティングされた基体は、良好な印刷の質と、 良好なコーティングの付着を呈した。耐水性試験では、スメアリングは存在せず 、カラーの移りは極めて僅かであった。 例14 表面活性剤の量を3重量パーツ(2重量%)に減少させたことを除いて、例1 の手順を繰り返した。コーティングされた基体は、良好な印刷の質と、良好なコ ーティングの付着を呈した。耐水性試験では、スメアリングもカラーの移りも示 さなかった。 以上に本発明の特定実施例に関して詳細に説明したが、当業者ならば以上の説 明からこれらの実施例の代替、変化、及び対等品を容易に考案できよう。従って 、本発明の範囲は請求の範囲によってのみ評価すべきである。 請求の範囲 (1) コーティングされた基体において、 第1及び第2の表面を有する基体と、 上記基体の上記第1の表面にオーバレイされている第1のコーティングと、 を備え、上記第1のコーティングは、 約20から約60重量%までのラテックスバインダと、 約20から約80重量%までの親水性シリカと、 約1から約12重量%までの陽イオン性ポリマと、 約0.5から約5重量%までの表面活性剤と、 を備え、 上記第1のコーティングは約2から約6までのpHを有していることを特徴 とするコーティングされた基体。 (2) 上記第1のコーティング内の上記ラテックスバインダの量は、約25から約40 重量%までである請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (3) 上記第1のコーティング内の上記親水性シリカの量は、約30から約70重量% までである請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (4) 上記第1のコーティング内の上記陽イオン性ポリマの量は、約2から約8重 量%までである請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (5) 上記第1のコーティング内の上記表面活性剤の量は、約1から約4重量%ま でである請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (6) 上記親水性シリカは、約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サイズ を有している請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (7) 上記親水性シリカは、約1から約20マイクロメートルまでの平均粒子サイズ を有している請求項(6)に記載のコーティングされた基体。 (8) 上記親水性シリカは、約2から約13マイクロメートルまでの平均粒子サイズ を有している請求項(6)に記載のコーティングされた基体。 (9) 上記親水性シリカは、0.4より大きくないポアボリュームを有している請求 項(1)に記載のコーティングされた基体。 (10)上記親水性シリカは、約1から約1.9cc/gまでのポアボリュームを有し ている請求項(9)に記載のコーティングされた基体。 (11)上記基体は、フィルムまたは不織ウェブである請求項(1)に記載のコーティ ングされた基体。 (12)上記基体は、セルロース状不織ウェブである請求項(11)に記載のコーティン グされた基体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ハリス リンダ ガーナー アメリカ合衆国 ジョージア州 30243 ローレンスヴィル デウィントン プレイ ス 1917 (72)発明者 クロンザー フランシス ジョセフ アメリカ合衆国 ジョージア州 30066 マリエッタ ノース マウンテン ロード 4217

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) コーティングされた基体において、 第1及び第2の表面を有する第1の層と、 上記第1の層の上記第1の表面にオーバレイされている第2の層と、 を備え、上記第2の層は、 実効的な量のラテックスバインダと、 実効的な量の親水性シリカと、 実効的な量の陽イオン性ポリマと、 実効的な量の表面活性剤と、 を備え、 上記第2の層は約2から約6までのpHを有していることを特徴とするコー ティングされた基体。 (2) 上記第2の層内の上記ラテックスバインダの量は、上記第2の層の合計乾燥 重量を基として、約20から約60重量%までである請求項(1)に記載のコーティ ングされた基体。 (3) 上記第2の層内の上記ラテックスバインダの量は、約25から約40重量%まで である請求項(2)に記載のコーティングされた基体。 (4) 上記第2の層内の上記親水性シリカの量は、上記第2の層の合計乾燥重量を 基として、約20から約80重量%までである請求項(1)に記載のコーティングさ れた基体。 (5) 上記第2の層内の上記親水性シリカの量は、約30から約70重量%までである 請求項(4)に記載のコーティングされた基体。 (6) 上記第2の層内の上記陽イオン性ポリマの量は、上記第2の層の合計乾燥重 量を基として、約1から約12重量%までである請求項(1)に記載のコーティ ングされた基体。 (7) 上記第2の層内の上記陽イオン性ポリマの量は、約2から約8重量%までで ある請求項(6)に記載のコーティングされた基体。 (8) 上記第2の層内の上記表面活性材の量は、上記第2の層の合計乾燥重量を基 として、約0.5から約5重量%までである請求項(1)に記載のコーティングされ た基体。 (9) 上記第2の層内の上記表面活性剤の量は、約1から約4重量%までである請 求項(8)に記載のコーティングされた基体。 (10)上記親水性シリカは、約20マイクロメートルより大きくない平均粒子サイズ を有している請求項(1)に記載のコーティングされた基体。 (11)上記親水性シリカは、約1から約20マイクロメートルまでの平均粒子サイズ を有している請求項(10)に記載のコーティングされた基体。 (12)上記親水性シリカは、約2から約13マイクロメートルまでの平均粒子サイズ を有している請求項(10)に記載のコーティングされた基体。 (13)上記親水性シリカは、0.4より大きくないポアボリュームを有している請求 項(1)に記載のコーティングされた基体。 (14)上記親水性シリカは、約1から約1.9cc/gまでのポアボリュームを有し ている請求項(13)に記載のコーティングされた基体。 (15)上記第1の層は、フィルムまたは不織ウェブである請求項(1)に記載のコー ティングされた基体。 (16)上記第1の層は、セルロース状不織ウェブである請求項(15)に記載のコーテ ィングされた基体。
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