JP2000513276A - 回転可能なハンドルを有する手持ち動力工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 手持ち型の圧縮空気動力の工具（１０）に、工具ハウジングに対して垂直な直交軸線（１５）の周りで回転できるハンドル（１４）が設けられている。つまリ、ハンドル（１４）は、モーターハウジング（１２）とは無関係に回転し得るので、それにより、ハンドル（１４）がインパクト点への方向以外の方向に向けられるようになっている。この工具（１０）は、ハンドル（１４）が回転することを許す一方で、圧縮空気がハンドル（１４）の底部を通して工具（１０）の中に供給され、そしてそこから排気されることをも許すという回転カップリングシステム（１６）を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】 回転可能なハンドルを有する手持ち動力工具 本発明の分野 本発明は、一般には、手持ち動力工具に関する。特に、本発明は調整可能なハ ンドルを有する手持ち動力工具に関係している。 本発明の背景 手持ち動力工具で何回も起こっている一つの問題は、便利で快適な手／手首位 置を支える工具ハンドルの問題である。例えば、種々の工具が、正確な手／手首 の位置を達成するために、ストレート型、側方型、角度つき型、またはスペード 型のハンドルを利用し得る。このコンセプトにおける問題は、作業者が同じ工具 で多種類の作業を行わなければならないことにある。つまり、ストレート型のハ ンドルを有する工具が一つの適用分野では理想的であっても、他の適用分野では 理想的ではなく、そこでは曲がった形の、つまり角度つきのハンドルがより適し ている、ということがあり得る。 このような制約を克服するべく、動力工具の開発者や製造者は、彼等の動力工 具のために調整可能型のハンドルを導入した。例えば、Kishi氏に付与された米 国特許第4,522,270号は、工具ハウジングに対してある角度だけ旋回するハンド ルを備え付けた手持ち動力工具を開示している。同様に、Von Arx氏に付与され た米国特許第3,571,874号は、工具ハウジングに対してある角度だけ旋回するよ うなハンドルを有するスケール落とし工具を開示している。これらの発明は、工 具ハンドルが、工具取付け／インパクト点の方へ、またはそれから離れる方向に 、ある角度だけ旋回させられ得るようにしている。例えば、ハンドルが、第１の 作業では工具ハウジングに対して９０°の位置に（つまり、ピストルタイプの形 に）あって、次の第2の作業のためには、工具ハウジングに対して１８０°の位 置に（つまり、ストレートライン形に）変更される、というようにできる。この ことは、作業者に、過去にはできなかった、より快適で効果的なハンドル位置を 見出だすという増大した能力を付与する。 上述の諸特許は、ある程度の改善を可能にしたが、これら工具が対処していな い問題が依然として存在している。例えば、ほとんどの工具はハンドル上に引き 金を有しているので、これら工具は、工具ハウジングに対してハンドル上の引き 金の方向を変えることを全然行っていない。言葉を変えて言うならば、引き金は いつも必ず同じ方向、つまり工具取付け／インパクト点への方向に向いている。 ある環境の下では、理想的な手／手首位置を達成するために、作業者は、引き金 を工具の方向とは別の方向に面することを欲するかもしれない。 従来は、工具ハウジングに対して垂直な軸線の周りで回転できるハンドルを具 備する動力工具は存在していない。本発明は、この機能性を具備させることを追 求している。 本発明の概要 簡単に言うならば、本発明は、工具ハウジングに対して垂直な直交軸線の周りで 自由に回転できるハンドルを有する手持ち動力工具を提供している。本発明は、 工具ハウジング、ハンドル、及び、工具ハンドルを工具ハウジングに結合してい る回転カプリングシステムを含んでいる。そのカプリングシステムは、ハンドル が工具ハウジングに無関係に回転できる（または逆に、工具ハウジングがハンド ルと無関係に回転できる）ようにしているところの、溝、円形リング、及びガス ケットのシステムを含んでいる。 さらに、本発明は、上述の手持ち工具が圧縮空気動力によって動かされるよう にする手段を提供している。この工具は、圧縮空気をハンドルの底面において受 け入れ、その空気を、ハンドルを経てから、なお回転カプリングシステムを経て 、その空気が回転型モーターを駆動するところの工具ハウジングの中へと運ぶよ うに構成されている。空気は、その後、工具ハウジングから逆戻りして回転カプ リングシステムを経てから、なおその下の、その空気が底部において大気中に出 るところのハンドルを経て排気される。なお、この工具ハンドルは、工具の中へ の空気の流れを制御するための引き金装置と絞り弁を含んでいる。さらに、回転 カプリングシステムは、工具ハウジングに対してのハンドルの無条件の自由な回 転を妨げるための抵抗手段を含んでもよい。 上述により、本発明の目的は、ハンドルが工具ハウジングに対して垂直な直交 軸線の周りで回転できるようにした手持ち動力工具を提供することにある。 上述により、本発明の別の目的は、引き金機構が、動力工具の前方への方向と は別の方向に向けられるようになっている手持ち動力工具を提供することにある 。 図面の簡単な説明 本発明の、これら及びその他の諸利点は、以降の詳細説明を読み、なお図面を 参照することによって、より容易に明らかなる。図面において、 図１は、ハンドルが真っ直ぐ前方に向いた位置にあるときの本発明の望ましい 実施形態の側面図、 図２は、本発明による、ハンドルが真っ直ぐ前方に向いた位置にあるときの望 ましい実施形態の正面図であり、そして、 図３は、本発明による、ハンドルが９０°回転させられたときの望ましい実施 形態の側面図である。 望ましい実施形態の詳細説明 さて、図面、特に図１を参照するならば、そこでは、ハンドル１４が真っ直ぐ 前方に向いた位置にあるときの手持ち動力工具１０の側面図が示されている。こ のユニットは、基本的には、モーターハウジングユニット１２、ハンドル１４、 及び回転カプリングシステム１６を含んでいる。モーターハウジング１２は、長 さ方向軸線１１に沿って伸びていて、軸線１１の前方端においては工具取り付け 部６８、軸線１１の後方端においてはモーター１３を含んでいる。 回転カプリングシステム１６は、モーターハウジング１２をハンドル１４と相 互に結合させて、ハンドル１４がモーターハウジング１２の下方で軸線の周りに 回転できるようにする手段を具備している。回転は、モーターハウジングの長さ 方向軸線１１に対して垂直な直交軸線１５の周りで起こる。このカプリングシス テムは、円形断面のリング２０、ハンドルの中の機械加工された溝２２、Ｏ-リ ング２４、ガスケット２６、及びシール通路２８と３０を含んでいる。これらの 構成要素は、ハンドル１４がモーターハウジング１２に無関係に、直交軸線１５ の周りで回転できる比較的摩擦のない手段を具備している。 カプリングシステム１６は、また、リング２０及びフランジ３８に対して、ハ ンドルを外方に負荷する波形のばね３２を含んでいる。その負荷は、ハンドル１ ４がモーターハウジング１２に対して自由に回転することなしに工具１０を工作 物上に位置決めするためには十分なだけ大きいが、作業者がハンドル１４を所望 の位置へと回転させるに十分なだけ軽い。理想的な負荷は２０〜３０インチ・ポ ンドであるが、個々の適用分野によっては、その範囲は変えることができる。 望ましい実施形態においては、手持ち工具１０は、圧縮空気動力で動かされる 。このことは、下記のようにして達せられている。空気は、入口ブッシング３９ を通して入り、絞り弁４０を経てからなお通路２８を経て、逆転用バルブ４４へ と通過する。空気入口ブッシング３９は、ピン１７と溝１９によって工具のハン ドル１４に取り付けられていればよい。このことにより、入口は、ハンドル１４ に対して自由に回転できるようになっている。 バルブが前方の位置にあるときには、空気は、バルブポート４５を経てから、 モーターハウジング１２の中のポート４６（図２参照）へ，そして、そこからモ ーターハウジング１２の後方カバーの中にあるポート４８へと通過し、それによ り、モーター１３を時計方向に作動させる。 この実施形態においては、空気がモーターハウジング１２から排気できるよう にする二つの手段がある。第一としては、空気をポート５８を経てからなお環状 のハンドルチャンバー３０を経て排気させる主排気がある。排気空気は、そこか ら、ハンドルポート６６を経てから、ディフューザ６２を経て、大気中へと続い ている。 残留排気と言われる第二のタイプの排気空気は、モーター１３の排気側にある 空気供給孔を経てからモーターハウジングポート５２（図２参照）、そして逆転 用バルブ４４を経て、ハンドル１４の上部にある環状のチャンバー３０の中へと 通過する。この残留排気は、それから、主だる排気空気と同様の方式で（つまリ 、ハンドルのポート６０とディフューザ６２を経て）大気中に排気される。 図１に示されているように、この工具は、その標準的な「真っ直ぐ前方に向い た」位置で描写される。つまり、引き金７０が、モーターハウジング１２の前側 にある工具取付けデバイス６８と同じ方向に向けられている。これは、このよう な工具が、使用時に普通に固定される位置である。 工具取付けデバイス６８は、四角形の駆動アンビル、チャック、またはその他 のデバイス、すなわち、ソケット、レンチ、ドリルビット、またはその他の回転 するアタッチメント装置の取り付けを可能にするようなデバイス、を含んでいて よい。 ここで図２を参照するならば、工具の、部分断面正面図が示されている。ハン ドル１４は、引き金７０が前方に面することとして示されている。モーターハウ ジング１２も、工具取付けデバイス６８が前方位置に面することとして示されて いる。 図３は、ハンドルが９０°回されたときの工具を図示している。ハンドル１４ は（引き金７０と共に）左向きの方向に面して示されているが、モーターハウジ ング１２は（工具取付けデバイス６８と共に）前方向に面して示されている。つ まり、この図で描かれているように、ハンドル１４と工具ハウジング１２は、別 々の方向に面するようにセットすることができる。このことは、使用者が、行う であろう様々な作業のための正しい手／手首位置を得るために工具を調整するこ とを可能にしている。 空気の取り入れと排気のシステムと、それと共にある回転カプリングシステム １６の設計の故に、圧縮空気は、ハンドル１４がどんな回転位置にあるときにも 、依然として、ハンドル１４を経てモーターハウジングに達し、ハンドルから外 へと排気することができる。また、ハンドル１４が工具ハウジング１２の周りで 完全に（つまり３６０°）回転できることを認識すべきである。このことが、無 制限のハンドル位置の数を可能にしている。また、ハンドル１４の下方部が、図 １及び３で示されているように、少しく後方の位置へと引き起こされた形に構成 されてよいことも認識すべきである。 さらに、ハンドル１４が、望ましい実施形.態においてはモーターハウジング １２の長さ方向軸線１１（図１参照）に対して正確に垂直な直交軸線１５（図１ 参 照）の周りで回転することも認識すべきである。しかしながら、ハンドルがモー ターハウジングに対して正確に垂直ではない軸線の周りで回転するというシステ ムを一緒にすることが可能である。言葉を換えて言うならば、モーターハウジン グ１２をハンドル１４と結合させている回転カプリングシステムが、異なった回 転軸線を可能にするために、斜めに、つまり角度的に片寄せて構成されていても よい。 最後に、モーター１２とハンドル１４が同一平面内にあることも認識すべきで ある。しかしながら、モーターハウジング１４とハンドルが同一平面内にはない システムが利用されるはずである、と考えられる。 前述した三つの図に描かれているように、この工具のモーターは圧縮空気によ って駆動される。しかしながら、この回転可能なハンドルシステムは、どんな流 体で駆動される動力工具にも用いられるはずである、と考えられる。また、この 回転可能なハンドルシステムは、電気的動力で動かされる工具にも用いられるは ずである。 以上の、本発明の望ましい実施形態の説明は、解説的説明のために提示された ものである。徹底的であるとか、本発明を開示された詳細な形に限定する、とい うことは意図されていない。そして、上述した教示に照らしての多くの変形や変 更が可能であることが明らかである。当業者にとって明らかになり得るそのよう な変形や変更は、添付されている「特許請求の範囲」によって定義されている通 りの本発明の範囲内に含まれるように意図されている。

【手続補正書】 【提出日】平成１０年３月２４日（１９９８．３．２４） 【補正内容】 特許請求の範囲 １．手持ち動力工具であって、 モーターハウジングと、 それを通して伸びている入口通路と出口通路を有するハンドルと、そして、 モーターハウジングに対してハンドルの回転を許容するための手段とを含んで いる、手持ち動力工具。 ２．前記工具が、前記入口通路を経て工具の中に入り、前記出口通路を経て出 て行く圧縮空気動力によって動かされる、請求項１記載の動力工具。 ３．さらに、前記ハンドルとモーターハウジングとの間に位置するバルブを含 んでいる、請求項１記載の動力工具。 ４．さらに、前記ハンドルとバルブとの間において、一つの円形断面のリング と、少なくとも一つのＯ-リングとを含んでいる、請求項３記載の動力工具。 ５．前記ハンドルが、前記入口通路を通過する圧縮空気の流れを制御する引き 金装置を含んでいる、請求項１記載の動力工具。 ６．回転を許容するための前記手段が、前記モーターハウジングに関連して前 記ハンドルの回転に抵抗するように位置した波形のばねを含んでいる、請求項１ 記載の動力工具。 ７．前記入口及び出口の各通路が、ハンドルの一端において、同心のシールさ れた各通路を経てハンドルを出てゆく、請求項１記載の動力工具。 ８．同心のシールされた両通路の一方が、ハンドルの前記端において中心にあ り、そしてハンドルは、その一つの同心の通路の軸線の周りで回転する、請求項 ７記載の動力工具。 ９．さらに、モーターハウジングに接続される領域において、入口通路をシー ルするＯ-リングと、出口通路をシールするガスケットとを含んでいる、請求項 ８記載の動力工具。 １０．手持ち動力工具であって、 モーターハウジングと、 長さ方向の軸線を有する第一の部分と、その第１の部分に対して角度をなして いる第二の部分とを有し、その第一の部分の長さ方向軸線の周りでモーターハウ ジングに対して回転するのに適合しているハンドルと、 そのハンドルを通って伸びている少なくとも一つの流体通路とを含んでいる手 持ち動力工具。 １１．そのハンドルが、さらに、第二の部分の底部に取り付けられた入口ブッ シングを含み、該ブッシングは、少なくとも一つの流体通路への接続点を提供す る、請求項１０記載の動力工具。 １２．ハンドルが、さらに引き金装置を含んでいる、請求項１０記載の動力工 具。 １３．さらに、ハンドルがモーターハウジングに対して、第一の部分の長さ方 向軸線の周りで回転することを許すカップリングシステムを含んでいる、請求項 １０記載の動力工具。 １４．そのカップリングシステムが、逆転用バルブとバルブポートとを含んで いる、請求項１３記載の動力工具。 １５．そのカップリングシステムが、一つの円形断面のリングと、少なくとも 一つのＯ-リングと、一つのガスケットとを含んでいる、請求項１３記載の動力 工具。 １６．カップリングシステムが抵抗デバイスを含み、その抵抗デバイスは、ハ ンドルが第一の部分の長さ方向軸線の周りで自由に回転することを妨げるのに適 している、請求項１３記載の動力工具。 １７．第二の部分が第一の部分に対して０°と４５°の間の角度だけ後方に引 き起こされている、請求項１０記載の動力工具。 １８．ハンドルが、さらにディフユーザを含んでいる、請求項１０記載の動力 工具。 １９．手持ち工具であって、 （ａ）モーターハウジングと、 （ｂ）ハンドル、かなわち、 （ｉ）モーターハウジングに対して第一の角度をなして伸びていて、長さ方向 軸線を有している第一の部分と、 （ii）その第一の部分に一体に取り付けられていて、モーターハウジングに対 して第二の角度をなして伸びている第二の部分とを有し、 該ハンドルが、第一の部分の長さ方向軸線の周りで回転させられることによっ て、第二の部分を切頭円錐の形の経路を経て動かすのに適しているハンドルとを 含んでいる手持ち工具。 ２０．ハンドルが引き金を含んでいる、請求項１９記載の動力工具。 ２１．工具が圧縮空気動力によって動かされる、請求項１９記載の動力工具。 ２２．工具ハウジングの前方端が、四角形の駆動アンビルを含んでいる、請求 項１９記載の動力工具。 ２３．手持ち動力工具であって、 モーターを含んだモーターハウジングと、 モーターハウジング上のバルブと、 そのバルブに取り付けられていて、そのバルブに流体で連通している、少なく とも一つの空気通路が貫通して伸びているハンドルと、そして そのバルブに対してハンドルの回転を許すための手段とを含んでいる手持ち動 力工具。 ２４．ハンドルが二つの空気通路を有していて、工具は、それら空気通路の一 方を経て工具の中に入り他方の空気通路を経て出て行く圧縮空気の動力によって 動かされる、請求項２３記載の動力工具。 ２５．ハンドルが、一方の空気通路を通過する圧縮空気の流れを制御する引き 金装置を含んでいる、請求項２４記載の動力工具。 ２６．二つの空気通路が、ハンドルの一方の端において、同心のシールされた 通路を経てハンドルを出てゆく、請求項２４記載の動力工具。 ２７．同心のシールされた両通路の一方のものはハンドルの端の中心にあり、 ハンドルは、その一方の同心の通路の軸線の周りで回転する、請求項２６記載の 動力工具。 ２８．さらに、モーターハウジングへの接続領域において、その一方の空気通 路をシールするためのＯ-リングと、他方の空気通路をシールするためのガスケ ットとを含んでいる、請求項２６記載の動力工具。 ２９．回転を許すための手段が、モーターハウジングに関連してハンドルの回 転に抵抗するように位置した波形のばねを含んでいる、請求項２３記載の動力工 具。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ウォーレス，ウィリアム，ケー. アメリカ合衆国 13304 ニューヨーク州 バルネヴェルド ステート ルート 28 8576 (72)発明者 インガーソル，ハーレー アメリカ合衆国 13354 ニューヨーク州 ホーランド パテント コルバー ロー ド 10234 (72)発明者 カザマキ，ユタカ アメリカ合衆国 13413 ニューヨーク州 ニュー ハートフォード ローウェル ドライブ ３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．手持ち動力工具であって、 長さ方向軸線の回りで回転し得るモーターを含んだハウジングと、 前記の長さ方向軸線に対して垂直な直交軸線に沿って前記ハウジングに取り付 けられていて、前記直交軸線の周りで回転し得るハンドルとを含んでいる手持ち 動力工具。 ２．前記工具が圧縮空気動力によって動かされる、請求項１記載の動力工具。 ３．前記の圧縮空気が、ハンドルにある入口ブッシングを経て工具の中に入る 、請求項２記載の動力工具。 ４．前記ハンドルが、引き金装置と絞り弁とを含んでいる、請求項２記載の動 力工具。 ５．さらに、一つの円形断面のリングと少なくとも一つのＯ-リングとを含ん でいる、請求項１記載の動力工具。 ６．さらに、１個の波形のばねを含み、該波形のばねが、前記ハウジングに関 し、前記ハンドルの軸線周り回転に抵抗する働きをする、請求項１記載の動力工 具。 ７．前記ハンドルが、０°と４５°の間の角度だけ後方に引き起こされている 、請求項１記載の動力工具。 ８．手持ち型の流体駆動動力工具であって、 長さ方向軸線の周りで回転するモーターと、モーターハウジング入口ポートと 、モーターハウジング排気ポートを含んだモーターハウジングと、 前記長さ方向軸線に対して垂直な直交軸線に沿って前記モーターハウジングの 下方に位置し、ハンドル入口ポートとハンドル出口ポートとを含んだハンドルと 、 前記ハンドルが前記モーターハウジングと無関係に、前記直交軸線の周りで回 転することを許しつつ、前記ハンドルを前記モーターハウジングに結合している 回転カップリングシステムと、 を含んでいる手持ち型の流体駆動動力工具。 ９．前記の回転カップリングシステムが、前記ハンドル入口ポートを前記モー ターハウジング入口ポートに連絡している第一の流体通路システムと、前記モー ターハウジング排気ポートを前記ハンドル出口ポートに連絡している第二の流体 通路システムとを含んでいる、請求項８記載の動力工具。 １０．前記ハンドルが、さらに、前記ハンドルの底部に取り付けられていて前 記ハンドル入口ポートへの流体通路を提供している入口ブッシングを含んでいる 、請求項８記載の動力工具。 １１．前記ハンドルが、さらに、引き金装置と絞り弁とを含んでいる、請求項 ８記載の動力工具。 １２．前記カップリングシステムが、逆転用バルブとバルブポートとを含んで いる、請求項８記載の動力工具。 １３．前記ハンドルが、さらに、ディフューザを含んでいる、請求項８記載の 動力工具。 １４．前記カップリングシステムが、一つの円形断面のリングと、少なくとも 一つのＯ-リングと、一つのガスケットとを含んでいる、請求項８記載の動力工 具。 １５．前記カップリングシステムが抵抗デバイスを含み、該抵抗デバイスが前 記直交軸線の周りでの前記ハンドルの自由な回転を妨げるに適した、請求項８記 載の動力工具。 １６．手持ち動力工具であって、 前方端と後方端を含んでいて、該前方端は回転形の工具デバイスを取り付ける に適している工具ハウジングと、 前記工具ハウジングから半径方向外側へと伸びているハンドルと、および 前記ハンドルを前記工具ハウジングに結合している回転カップリングシステム であって、該カップリングシステムは、前記工具ハウジングと角度的にずれてい て同一平面内にある一つの軸線の周りで、前記ハンドルが無関係に回転すること を可能とする、回転カップリングシステムとを含んでいる手持ち動力工具。 １７．前記ハンドルが引き金を含んでいる、請求項１６記載の手持ち動力工具 。 １８．前記工具ハウジングが、さらに一つのモーターを含んでいる、請求項１ ６記載の手持ち動力工具。 １９．前記工具が圧縮空気動力によって動かされる、請求項１６記載の手持ち 動力工具。 ２０．前記工具ハウジングの前方端が、四角形の駆動アンビルを含んでいる、 請求項１６記載の手持ち動力工具。