JP2000512794A - 陽極の窓領域が薄いモノリシックシリコン膜により形成される化学線源 - Google Patents

陽極の窓領域が薄いモノリシックシリコン膜により形成される化学線源

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Abstract

(57)【要約】 化学線源20は陽極36を備え、これに陰極線銃(24)から放出される電子ビームが衝突する。陽極(36)は、シリコン膜により形成される窓領域(52)を有する。陽極(36)に当った電子ビームは、窓領域(52)を透過して、化学線源(20)の周りの媒体内に貫入する。陽極(36)を製作する方法は、間に腐食停止材料(48)の層が介在する、シリコン材料の薄い第一の層(44)と厚い第二の層(46)を有する基体を用いる。第二の層(46)が腐食停止層まで非等方に腐食され、第一の層(44)に電子ビーム窓領域(52)を画成する。次いで、第二の層(46)が貫通腐食されて露出した、腐食停止層(48)のその部分が除去される。こうして作製された陽極(36)には、基体の第一の層による、薄く、モノリシックで、低応力且つ無欠陥のシリコン膜の電子ビーム領域(52)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 陽極の窓領域が薄いモノリシックシリコン膜により形成される化学線源 発明の分野 本発明は一般に化学線発生装置、特に真空内で始まる電子ビームが薄膜窓を貫 通し、次いで窓の非真空環境側にある媒体に貫入する、化学線発生装置に関する 。 背景技術 化学線は、重合、架橋、滅菌、移植等のような種々の環境で化学反応を促進又 は誘発するのに広く用いられている。かかる目的の化学線を発生するには、陰極 線管(CRT)構造体の一端にある陰極線銃から電子を放出し、放出電子をCR T構造内にある真空を通して加速し、次いで電子を窓領域の、極めて薄い陽極に 向ける。この薄い陽極に衝突する電子は窓を通り、次いでCRT構造を囲繞する 媒体内の原子及び/又は分子に当たって化学線を発生する。かかる電子ビーム衝 撃により発生される化学線は、他の手段では誘発が極めて困難な化学反応を直接 又は間接に触媒できる。媒体の内部に向かって衝突する電子ビームにより化学線 が発生され、また極高パワー密度が電子ビームにより得られるので、このように して化学線を発生すると、同等の性能をもたらす他の源よりかなり低コストの高 エネルギー放射線源が得られる。 本出願人の一人により申請された出願に付き1984年8月28日に付与され た「電子ビーム窓の製作方法」と題する米国特許第4468282号(以下、2 82特許)には、かかるCRT構造用の膜窓の製造方法が記載されている。該方 法は、先ず原子番号の低い耐火材料の薄膜を基体に付着し、次いで基体の一部を 腐食して薄膜のみを残すようにするものである。特に282特許が記載するとこ ろは、厚みが1ミクロンから数ミクロンの炭化珪素(SiC)、窒化硼素(BN )、炭化硼素(B4C)、窒化珪素(Si3N4)又は炭化アルミニウム(Al4C3 )の薄膜を化学蒸着法(CVD)を用いて付着するものである。282特許が更 に記載するところは、薄膜を(100)配向の珪素(シリコン)ウェーハ基体、 或いはタングステン、モリブデン又はシリコンから成って良い、適宜に選択され た多結晶基体に付着することである。上に列挙された材料の何れかから、このよ うにして製作された薄膜は、エネルギーが10から30キロ電子ボルト(KeV )の電子に対して透過性があり、不活性で、ピンホールが無く、高い機械的強度 を 有し、適切な条件で付着されると残留応力が最小である。膜窓に用いられる薄膜 は厚さが数ミクロンと薄くても、空密で機械的が極めて強く、大気圧に耐え、同 時に薄膜を通る電子ビームの通過に付随する熱応力と加熱に耐えるものでなけれ ばならない。 282特許に開示された薄い膜窓の製作で経験される困難は、適切な材料の殆 どに付いて云えるが、完全な薄膜の成長が難しいことである。したがって、28 2特許により製作される薄膜は、1平方センチメートル(cm2)当たり1欠陥 の欠陥をもつ有意の確率がある。かかる欠陥は膜を弱め、特に、膜の一方の側の 大気圧と他方の側の真空との間の圧力差によって薄膜にかかる高い負荷の下では 、弱点一つでも電子ビーム窓を破壊するのに充分な場合がある。更に、電子ビー ム照射と、電子ビームが薄膜に衝突し、それを通過することによる極薄膜の加熱 、そして窓に跨る圧力差が与える、極めて高い機械的ストレスが複合して影響し 、薄膜内の欠陥が成長、伝搬することがある。以上の全ての要因が、膜内の欠陥 を成長せしめ、ついには薄膜の決定的破損をもたらす。 更に、282特許が同定する薄膜材料のうち幾つか、即ちBNやSi3N4等は 、種々の理由で望ましくない絶縁体である。例えば、x線平板印刷で観測される ように、電子ビーム又はx線照射に曝されると、BN薄膜やSi3N4薄膜は、薄 膜内に色中心が現れることから分かる欠陥を急速に生じる。更に、累積する電子 ビームが増大すると、BN又はSi3N4から成る薄膜は時間の経過と共に急速に 塑性変形される。 薄膜窓を構成する適切な材料は、282特許には開示、記載されていないが、 それはシリコンである。シリコンの原子番号は、それが構成するシリコン窓を電 子ビームが通過できるほど低い。また、シリコンは、電子ビームの通過によって 窓に集まるエネルギーを消散するのに適当な程度の熱伝導度を有する。更に、入 射電子ビームのエネルギーが、化学線を発生するのに通常要するエネルギーより はるかに高いエネルギー値である125eVを越えなければ、シリコン膜窓は電 子ビーム照射により破損されることがない。しかしながら、シリコンから成る薄 膜の膜窓は、欠陥が無く、所要の厚みを以て製作された場合にのみ、この用途に 対して有用となる。 極薄シリコン膜を製作するのに通常用いられる方法は、純粋のシリコン材料を ドープして生ずる効果を利用する。薄いシリコン膜を製造する最も一般的な方法 では、シリコンは硼素(ボロン)で高度にドープされ、次いでエチレンジアミン で腐食される。しかしながら、このようにして製造されたシリコン薄膜は内部応 力が高い。かかるシリコン薄膜内の応力は、薄膜をゲルマニウムでもドープする と低下する。しかしながら、ゲルマニウムでドープしても、シリコン薄膜は高い 転位を示す。更に、シリコン薄膜をこのように製作するのに用いられる腐食剤、 エチレンジアミンは発ガン性が高く、他の多くの面でも有毒である。 極薄シリコン膜を製作する代替的方法は、適切な電気的バイアスを用いる電気 化学的エッチング(腐食)に頼り、p型シリコン材料とn型シリコン材料の間の 接合部(ジャンクション)で腐食が停止するようにする。電気化学的腐食を用い ることにより少量のシリコン膜を製作することはできるが、この方法は膜の大量 生産には適していない。p型とn型のシリコン材料間の接合部を形成するのに要 するシリコン材料の極めて重い(深い)ドーピングは無数の転位の生成をもたら し、結果としてできる薄膜の強度が低下する。加熱され、同時に電子ビーム窓が 蒙るような大きい機械的応力下に置かれると、膜内の転位が凝集して割れを生じ 、遂には膜の決定的破損に到ることがある。 発明の開示 本発明の一目的は、真空に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒体に 貫入させるようにした、改良された薄膜窓を提供することにある。 本発明の他の目的は、真空内に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒 体に貫入させるようにした、欠陥の無い薄膜窓を提供することにある。 本発明の他の目的は、真空内に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒 体に貫入させるようにした、信頼性のある薄膜窓を提供することにある。 本発明の他の目的は、真空内に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒 体に貫入させるようにした、耐久性のある薄膜窓を提供することにある。 本発明の他の目的は、真空内に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒 体に貫入させるようにした、経済的に実用性が高い薄膜窓を提供することにある 。 本発明の他の目的は、真空内に始まる電子ビームを窓の非真空環境側にある媒 体に貫入させるようにした、製造が簡単な薄膜窓を提供することにある。 本発明の他の目的は、簡単で、耐久性が有り、且つ信頼性のある化学線源を提 供することにある。 本発明の他の目的は、製造が容易で、実用的な化学線源を提供することにある 。 本発明の他の目的は、化学線源の更に新たな用途を特定することにある。 簡単に云うと、本発明による化学線源は、第一の端部に陰極線銃が取り付けら れた排気陰極線管構造を備える。陰極線銃は、排気陰極線管構造内に電子ビーム を放出できる。該第一の端部と陰極線銃から隔てられた、陰極線管構造の第二に 端部には、電子ビームが当たる陽極が取り付けられる。該陽極には、薄い、モノ リシックな、低応力で無欠陥のシリコン膜により形成された窓領域が設けられる 。該窓領域が陰極線管構造に関し与えられた向き(配向)により、陰極線銃から 放出された電子ビームは陰極線管構造内の真空を通して加速され、陽極に当たっ て窓領域を透過又は貫通し、陰極線管構造を囲繞する媒体内に貫入する。 本発明はまた、化学線源において用いられるようにした陽極の製造方法を包含 する。陽極を製作する好ましい基体は、腐食停止材料の層を間に介在させた、単 結晶シリコン材料の第一の層と単結晶シリコン材料の第二の層を有する。腐食停 止材料から遠い方の第二の層の面にはパターン化腐食剤抵抗層が形成され、腐食 停止材料から遠い方の第一の層の面には保護腐食剤抵抗層が形成される。そして 、第一の層と第二の層の間に介在する腐食停止材料に、第二の層を非等方エッチ ング(腐食)する。第二の層のエッチングして、基体の第一の層に電子ビーム窓 領域を画成する。窓領域が画成された後、基体の第二の層のエッチングにより露 出された、腐食停止材料の部分が除去される。こうして、基体の第一の層が提供 する薄くモノリシックな、低応力で欠陥の無いシリコン膜から成る電子ビーム窓 領域を有する陽極が製作される。こうして製作された陽極は面板(フェースプレ ート)に接着され、次いで後者を化学線源の陰極線管構造に取り付ければ良い。 これ等及び他の特徴、目的及び利点は、添付する図面を参照して記述される好 ましい実施例の以下の詳細な記載から、当業者に理解され、明らかになろう。 図面の簡単な説明 図1は、耐火材から成る薄膜窓領域を含む従来の化学線源の斜視図である。 図2は、薄い電子透過窓領域を有する陽極を、本発明により形成するのに有利 に用いられるシリコン・オン絶縁体(SOI)ウェーハを示す断面図である。 図3aは、図2に示されたSOIウェーハに形成される電子ビーム透過性窓領 域を示す断面図である。 図3bは、シリコン層の結晶軸[110]方向に配向してSOIウェーハに形成さ れた電子ビーム透過窓領域の、図3a内線3b−3bに沿って取られた平面図で ある。 図4aは、電子ビーム透過窓領域がシリコン層の結晶軸[110]方向に配向して 形成されたSOIウェーハが、化学線源の面板に接合されるところを示す断面図 である。 図4bは、電子ビーム透過窓領域がシリコン層の結晶軸[100]方向に配向して 形成されたSOIウェーハが、化学線源の面板に接合されるところを示す断面図 である。 図5aは、厚すぎて、所望のエネルギーの電子ビームが有効に貫通されない膜 窓領域の、図3b内線5a/5b−5a/5bに沿って取られた断面図である。 図5bは、薄くされた後、横断する強化リブが残る、長さに沿った箇所を除い てその殆どが電子ビームの貫通を許容する程度まで薄くされた、図5aに示され る膜窓領域の断面図である。 図5cは、図5の線5c−5cに沿って取られた、強化リブの拡大された例示 を提供する断面図である。 図5dは、窓領域と強化リブの、図5b内線5d−5dに沿って取られた平面 図である。 図6aは、図2、3a及び3bに示されたSOIウェーハの結晶軸の間の些か な不整列を示す平面図である。 図6bは、図6aの領域6b内に取られた、SOIウェーハの結晶軸の間の僅 かな不整列を示す拡大平面図である。 図7は、電子ビーム透過窓の形成中に内部の腐食停止層が除かれる前のSOI ウェーハを示す断面図である。 図8は、電子ビーム透過窓領域が形成され、且つ内部の腐食停止層を除去した 後のSOIウェーハを示す断面図である。 図9aは、図3aの図示に類似し、窓領域を横切る方向に向いたSOIウェー ハの面に跨って形成される冷却ガス溝を例示する、電子ビーム透過窓領域を示す 平面図である。 図9bは、冷却ガス溝が形成されたSOIウェーハが図4に示された化学線源 の面板に接着されるところを示す、図9a内線9b−9bに沿って取られた窓領 域の断面図である。 図10は、接着のために異なる結晶軸に向きを配向した二つのシリコンウェー ハを示す平面図である。 図11aは、化学線源の陽極に接着され、材料の発ガン性又は電子付着特性の 測定中に試料材料を保持するためセルを創設する板の平面図である。 図11bは、図11a中、線11b−11bに沿って取られた、図11aに図 示の板が接着された陽極の断面図で、材料の発ガン性又は電子付着特性の測定中 に試料材料を保持するためのセルを示す。 図12は、図11b中、線12−12に沿って取られた陽極と板の接着部の断 面図で、試料材料を保持するためのセル内の強化リブを詳細に示す。 図13aは、内部のガスをイオン化するために本発明に従って化学線源を用い る低圧スパッタリング室の平面図である。 化する 図13bは、図13a中、線13b−13bに沿って取られた低圧スパッタリ ング室の断面図である。 図14は、排出処理ガス内の反応性化学物質分解するために化学線源を含む真 空処理室を示す説明図である。 図15aは、電子感応性材料の露出用に化学線源を用いる高速プロトタイプ作 成システムの立面図でる。 図15bは、図15a中、線15b−15bに沿って取られた高速プロトタイ プ作成システムの平面図である。 図16aは、巻取り紙(ペーパーウェブ)の照射用に化学線源を用いる紙防水 化システムの立面図である。 図16bは、図16a中、線16b−16bに沿って取られた紙防水化システ ムの平面図である。 図17aは、重合性材料を含む雰囲気の照射用に化学線源を用いるフィルム重 合システムの立面図である。 図17bは、図17a中、線17b−17bに沿って取られたフィルム硬化シ ステムの平面図である。 発明を実施する最良の形態 図1に、282特許に記載されているような、従来技術による化学線源を一般 的参照符号20を付して示す。その参照により、282特許の開示する内容が本 明細書に完全に記載されているものとする。化学線源20は、一端26に陰極線 銃24が取り付けられた排気陰極線管構造22を有する。化学線源の動作中、陰 極線銃24は電子ビームを陰極線管構造22内の真空中に放出する。化学線源2 0はまた、陰極線銃24から離れた端部32において、面板28が陰極線管構造 22に取り付けられている。282特許に記載されているように、従来技術の面 板(フェースプレート)28には、陽極36の窓領域34が有り、SiC、BN 、B4C、Si34又はAl43等のような原子番号の低い耐火材料の薄膜によ り形成されている。 図2はシリコン・オン絶縁体(SOI)ウェーハ42を示す。ウェーハ42は 、ウェーハ・ボンディング又はSimox方式により製作して良く、本発明によ る化学線源20用の陽極を製作するのに用いられる。SOIウェーハ42は、単 結晶シリコン材料の上部の第一の層44と単結晶シリコン材料の下部の第二の層 46を有する。上部層44と下部層46は何れも通常、単結晶シリコン材料の[1 00]配向層である。上部層44と下部層46の間に二酸化珪素腐食停止層48が 介在され、上部層44を下部層46に接合する。SOIウェーハ42のような基 体は、高温で二つの酸化単結晶[100]配向シリコンウェーハを互いに接着(結合 )することにより作製される。かかる二つのウェーハを互いに接合した後、熱ボ ンド方法により形成されたSOIウェーハを注意深くラップ仕上げして、上部層 44を形成するウェーハの一方を所望の厚さまで薄くする。面板28用の陽極3 6を製作するためには、上部層44は数ミクロンから10.0ミクロンまでの厚 さ で良く、数千オングストロームの厚さの腐食停止層48により下部層46から分 離すれば良い。 陽極36を製作するのに適したSOI構造も、Simox方式により製造する 。該方法では、酸素を極めで高い濃度で単結晶シリコンウェーハに埋め込み、次 いでウェーハを焼鈍し、次いで上部層44を所望の厚さまでエピタキシャル成長 させる。SOIウェーハ42を製造するのにどのような方法が用いられようとも 、求めるところは、転位が無く、応力が低く、厚さが極めて良好に制御され、腐 食停止層48により下部層46から分離された、欠陥の無い単結晶シリコン上部 層44を、陽極36製作用SOIウェーハ42が有するようにすることである。 さて図3a及び3bに関し、電子ビーム透過性窓領域52を陽極36用SOI ウェーハ42に設けるには、腐食停止層48から最遠の下部層46の殆どの部分 を覆う薄い二酸化珪素腐食剤抵抗層56を形成して、これにパターン化開口54 を形成し、且つ腐食停止層48から最遠の上部層44の全体を覆う二酸化珪素腐 食抵抗層57を形成すれば良い。層56と層57を形成した後、SOIウェーハ 42をKOHに浸漬し、SOIウェーハ42の下部層46を貫通して溝59を異 方性(非等方性)腐食する。このKOH腐食(エッチング)方法から結果する構 造は、図3aの断面図に示されている。図3aに示されているように、溝59の 傾斜側壁58は下部層46の[111]面により形成される。下部層46の腐食は腐 食停止層48で停止し、上部層44が腐食されないようにする。下部層46が腐 食されたら、SOIウェーハ42を周知のようにHF緩衝液に浸漬することによ り、腐食停止層を除去して良い。 実験により決定されるシリコン薄膜の破壊応力は、決定される嵩シリコンウェ ーハの破壊応力より有意に低い。斯く破壊応力が低いのは、膜周囲に応力が集中 するためと見られる。図6a及び6bに示されているように、SOIウェーハ4 2の下部層46間の[110]結晶軸(図6aに矢印82で表示)と腐食抵抗層56 に開口54を形成するのに用いられるマスクとの間の微小不整合が、応力集中を 発生し得る。一般に、シリコンウェーハの[110]結晶軸の角度配向は、約1.0 °まで正確である。図6aは、SOIウェーハ42の下部層46の真の[110]結 晶配向に対する層56内の開口の微小不整合を示す。図6bに拡大して示されて いるように、腐食中に側壁58に沿って前進する腐食前面は[110]結晶配向方向 に揃おうとする。膜の窓領域52において、側壁58の縁部84は顕微鏡的不連 続部86から成る。開口54と下部層46の[110]結晶軸との間の完全な整列の みが、不連続部86の形成を阻止する。薄膜窓領域52を応力に曝すと、図6B 及び7に示された側壁58の縁部84内の鋭角部は、膜窓領域52の特定箇所に 応力を集中し、それにより窓領域52に対して測られる破壊応力値を低下する。 上記方法を用いて薄膜窓領域52を製作すると、腐食停止層48が縁部84を 有する下部層46が上部層44から分離されるので、縁部84への応力集中を排 除する機会が与えられる。図8に示されているように、緩衝HF溶液内のその除 去の間に、腐食停止層48を過剰腐食すると、不連続部86の輪郭と膜窓領域5 2が滑らかになると共に、下部層46が上部層44から分離される。こうして、 その除去中に、腐食停止層48の過剰腐食は、上部層44の窓領域52における 応力集中を減ずる。 シリコン・オン絶縁体ウェーハを用いる代わりに、周知の電気化学的腐食(エ ッチ)停止技術を用いることができる。この方法では、軽くドープしたn−型層 、例えば立法センチメートル当たり1〜5x1014個のボロン原子の層を、例え ば1〜5x1014個の燐原子のp−型基体層上にエピタキシアル成長させる。エ ッチング中に電圧をn−型層に印加することにより、n−型層を腐食することな く、p−型層をpnジャンクションまで貫通腐食することができる。この方法は 、厚みが正確に定められたn−型膜窓領域52を製作するのに用いることができ る。 腐食停止層48を有するSOIウェーハ42を用いることのより廉価な代替と して、普通のシリコンウェーハ基体片側から時間腐食して所望の厚みを有する膜 窓領域52を形成することができる。KOH 25〜40%の水溶液、又はTMAH等の 適当な腐食剤を含む温度制御浴内の時間腐食を用い、深さが400ミクロンの穴 を全ウェーハ面に亘って均一に又は#2ミクロンで有効に形成できることが実験 的に分かっている。このような時間腐食を順次行い、各腐食後、窓領域52の厚 さを測ることにより、窓領域52に適した特性の膜を得ることができる。基体に 膜窓領域52を形成するのに時間腐食を用いる場合は、窓領域52を腐食停止層 48が覆わないから、腐食停止層48を除去する必要は無い。 上部層44の薄い、モノリシックな、応力が低く、転位の無いシリコン膜の電 子透過性膜領域52は、その厚さが衝突する電子のエネルギーに応じて、数ミク ロン(0.3〜5.0ミクロンの範囲で良い)の対で良い。図3bの平面図に示 されているように、窓領域52は大凡、長さが1.0インチで、幅が0.2〜5 .0インチで良い。窓領域52の向きは下部層46の[110]結晶方向に平行で良 く、図3a及び4aに示されたような、角度が52°の側壁58となる。或いは 、図4bに示されているように、窓領域52を[100]結晶方向に平行に向けても 良く、図3a及び4aに示された傾斜側壁58とは違って、垂直の側壁となる。 このようにして製作された膜は、応力が低く、欠陥も転位も無い単結晶シリコ ン材料から成るので、電子ビーム透過性窓領域52に理想的である。したがって 、この窓領域52は優れた機械的及び熱的特性をもつ。この窓領域52は二酸化 珪素の腐食停止層を腐食しないKOHで腐食して製作できるので、その製造工程は 極めて簡単となる。窓領域52の厚さとその均一性の制御は簡単で、下部層46 の腐食中ではなく、SOIウェーハ42の製作中に行われる。下部層46と上部 層44が結晶配向も熱膨張も等しい単結晶シリコン材料であることは、有益であ る。例えば、これ等の特性のため、面板28に陽極36を接合する次の接着工程 でSOIウェーハ42が比較的高い温度に加熱されても、窓領域52を構成する 膜は伸びることがない。 前記のように全体がシリコンから成る窓膜窓領域52は電子ビーム照射されて も、電子のエネルギーが125keVを大きく上回らなければ、それにより損傷 を蒙ることがない。しかしながら、高温と高応力の下では、結晶転位がなお起こ り得る。したがって、膜窓領域52は電気伝導性であり、電子ビームの衝撃中に 帯電しない。面板28の組立 図1に示された面板28を構成するシリコン又は多結晶シリコン基体に、SO Iウェーハ42を、窓領域52を含んで接着(結合)するのは容易である。化学 線源20の面板28に、厚さが1/8インチから1/4インチの単結晶シリコン 、又は多結晶シリコンを用いることができる。図4に示されているように、スリ ット62は面板28を貫通するので、電子ビームは窓領域52に当たって、化学 線 源20の陽極36を提供することができる。下部層46を面板28に接着するこ とにより、SOIウェーハ42を、本発明による窓領域52を含んで、面板28 に接合することができる。SOIウェーハ42と面板28の熱膨張係数は等しい ので、ここでも、SOIウェーハ42と面板28の材料のこの組み合わせで、マ ッチした接着を得ることができる。したがって、本発明による化学線源20の面 板28を構成する全部品の膨張と冷却は均一となり、膜窓領域52は過度な応力 を蒙ることがない。 面板28とSOIウェーハ42の下部層46との間の接着を空密にするため、 厚さが約1.5〜2.0ミルで、適当な予備成形体に成形又はエッチしたアルミ ニウム製の薄箔61を面板28とSOIウェーハ42の間に置き、SOIウェー ハ42の上に重りを置き、このように組み立てられたサンドイッチを真空、或い は窒素又はアルゴン雰囲気中で数分間、シリコン−アルミニウムの共融温度(約 550℃)を僅かに越える温度に加熱し、次いで冷却する。純粋なアルミとシリ コンは激しく相互拡散するので、450℃と低い温度で接着が達せられる。良好 な接着を形成するためには、実施可能な程度まで低い温度でSOIウェーハ42 を面板28に接着するのが有利である。或いは、アルミ−シリコン(Al-Si)材料 から成る箔66を用いても良い。しかしながら、Al-Siに対するシリコンの親和 力は純粋アルミに対するシリコンの親和力よりやや少なく、SOIウェーハ42 を面板28に接着するには、Al-Si共晶が生ずる温度に達する必要がある。SO Iウェーハ42を面板28に接着するに際し、下部層46ではなく、上部層44 が面板28に対向し、それに接着されるようにSOIウェーハ42を向きを反転 しても良い。 SOIウェーハ42を面板28に接着するとき、対向し、互いに接着されるS OIウェーハ42と面板28の面に、厚さが1.0〜3.0ミクロンのアルミニ ウム被膜72を蒸着すると、一般に良好な結果が得られる。被膜72をSOIウ ェーハ42の下部層46に施行するとき、窓領域52をアルミが覆わないように 適当なマスクを用いるべきである。対向するSOIウェーハ42と面板28の面 が充分に平であれば、アルミ箔66はしばしば不要となる。かかる場合には、S OIウェーハ42と面板28を単に圧接し、加熱すれば良い。アルミの代替とし て、金又は金−ゲルマニウムから成る箔66を用い、SOIウェーハ42を面板 28に接着しても良い。金又は金−ゲルマニウムから成る箔66を用いる場合は 、SOIウェーハ42を面板28に接看するのに約450℃の温度で済む。或い は、アルミではなく、チタンの被膜72をSOIウェーハ42と面板28に蒸着 し、これを用いてSOIウェーハ42を面板28に接着しても良い。 SOIウェーハ42を面板28に、上記のように金属性接着又は金属結合する と、S0Iウェーハ42と面板28の間に、電気的連続性又は導通状態が確立さ れる。或いは、シリコン・ツー・シリコン接着又は結合方式を用いることもでき る。例えば、Quener et alは、接着面にガラスをスパンして450℃の温度でシ リコン対シリコン接着(ボンド)を形成したことを記述している(9th Workpsho p on MEMS Systems,IEEE,1996,p.272参照)。しかしながら、かかる非金属 接合方式では、SOIウェーハ42と面板28に、信頼性のある電気的連続性が 得られない可能性もある。 しばしば、窓領域52を耐酸化性材料で被覆するのが有利である。下部層46 を貫通腐食した後、図4aに示された酸化抵抗を得る一方法は、面板28から最 遠に位置すべき窓領域52の面に、SiC薄い被膜74を形成することである。上 部層44及び/下部層46上にSiC被膜を形成するには、「マイクロプローブ及 び電解放出顕微鏡の超硬チップの製造方法」と題する米国特許第5393647 号(647特許)に記載されているように、炭素含有媒体内でSOIウェーハ4 2を加熱すれば良い。647特許を引用により、ここに挿入する。炭素質雰囲気 内でSOIウェーハ42を加熱することにより、SOエウェーハ42の保護され ていない外部シリコン材料が、数百オングストロームの厚さの、耐酸化性が極め て高いSiC層に転換される。このようにして、SiC層を腐食停止層48から最遠の 、SOIウェーハ42の両面に、簡単に且つ容易に形成することができる。膜領 域52を構成する膜は、SiCをこうして形成する温度により損傷されることはな い。この薄いSiC被膜は、SOIウェーハ42が、面板28に接着されるのを阻 止しない。SiC被膜の厚さは、SOIウェーハ42のシリコン材料が炭素質媒体 に露呈される温度と時間により、制御が可能である。面板28と対向すべきSO Iウェーハ42の面にSiC被膜を望まない場合は、SOIウェーハ42上に二 酸化珪素層56又は57を残せば良い。二酸化珪素層56又は57を残すと、S OIウェーハ42の二酸化珪素被覆面上にSiCが形成されない。SOIウェーハ 42上にSiCが成長した後、二酸化珪素層を除去すれば良い。 極めて均一で、明瞭な厚さの膜窓領域52を設けると共に、図5aから5dに 示されているように、その面積の殆どが10〜30eVのエネルギーの電子ビー ムによる貫通が可能となる、薄い膜窓領域52を製作することができる。図5a には、所望のエネルギーの電子ビームにより貫通されるのには厚すぎる、上記方 式を用いて形成される膜窓領域52が示されている。例えば、厚さが10ミクロ ンの膜窓領域52である。しかしながら、その場合には、下部層46から最遠の 上部層44の面を耐腐食剤性のパターン層で被覆すると共に、SOIウェーハ4 2の他の面に耐腐食剤層を設け、過剰に厚い窓領域52が窓領域52の最薄まで 腐食され、それが電子ビームに透過性となるようにすれば良い。尚、耐腐食剤の パターン層は、窓領域52を機械的に強化する未リブ部76を残す。 このように窓領域52を薄くしてリブ76を形成するには、充分制御された温 度に維持されるKOH内で時間腐食を用いて行うか、反応性イオンエッチングを用 いて行う。かかる腐食は窓領域52に極めて深くまで貫入する必要はなく、SO Iウェーハ42の上部層44は明瞭で、均一な厚さであるので、窓領域52の薄 化はこれを正確に、例えば±0.1ミクロンまで制御することができる。図5b の実施例では、窓領域52は数百オングストロームまで薄くされるが、一般には 1.0から2.0ミクロンまでで良い。 図5cの拡大図に示されているように、リブ76は、上の例では厚さが10ミ クロンである。したがって、リブ76の強度は同じ幅の厚さ1ミクロンのリブの ものの100倍となる。図5dに示されているように、リブ76は一般に窓領域 52の幅に跨って、即ち窓領域52の長さに対して横方向に延び、したがって長 さが1mm以下から窓領域52の幅に等しい数mmまでとなる。窓領域52の電 子ビーム透過性領域は、リブ76の直隣接対の間で90ミクロン幅となる。した がって、窓領域52の有効電子透過性領域は、全窓領域52の90%程度までと して良い。リブ76により窓領域52の強度は約100倍に増大する一方、全電 子ビーム透過性領域は窓領域52の90%程度にとどまる。更に、リブ76はま た、窓領域52と陽極36の残部との間の熱伝導性と電気伝導性を高める。した がって、リブ76を用いることにより、強力で且つ比較的薄い窓領域52を製作 できる。前記のように、窓領域52はその向きがSOIウェーハ42の[110]又 は[100]軸の何れかの方向とすることができる。 図9aは、陽極36の窓領域52に対して横方向に向く、SOIウェーハ42 の下部層46に形成された冷却ガス用の複数のV字形溝88を示す。図9bに示 されているように、SOIウェーハ42の上部層44を面板28に接着して、化 学線源20を囲繞する媒体に溝88を接触させる。このようにして向きが与えら れた溝88は、化学線源20の動作中に、窓領域52を冷却する冷却ガスが吹送 されるチャネルを提供する。 接着SOIウェーハの配置により、上記したものより有利に陽極36を製作す ることも可能である。図10に示されているように、上部層44の[100]結晶軸 92と下部層46の[100]結晶軸とは、互いに平行である必要はない。二つの(1 00)配向シリコンウェーハの結晶軸を相互に回転しても良い。図10に示されて いるように、接着中に下部層46を構成するシリコンウェーハの結晶軸92を、 上部層44を構成するシリコンウェーハの結晶軸94に対して45°に配向する こともできる。シリコンウェーハの結晶軸を相互に45°に配向することにより 、一方のウェーハの[110]結晶方向が、他のウェーハの[100]結晶軸と一致する。 これにより、一方のシリコンウェーハ内の[110]方向の腐食を、他のシリコンウ ェーハ内の[100]方向に一致させることができる。単結晶シリコンは[110]結晶軸 に沿って割れる傾向があるので、側壁58が上部層44の[100]結晶軸に平行と なるように、上部層44と下部層46の結晶軸を配置することにより、窓領域5 2が割れる傾向を低下することができる。 更に、相互に接着されるシリコンウェーハは結晶方向が異なることがあり、こ れを有利に用いることもできる。例えば、上部層44のウェーハ配向(100)が方 向ではなく、(111)方向である一方、下部層46のウェーハ配向が(100)方向であ る場合には、上部層44はKOH中の腐食に事実上抗する。かかる場合には、二酸 化珪素、耐腐食剤保護層57内のピンホール及び/又は腐食停止層48は、上部 層44自体が本質的ににKOHによる腐食に抗することから、KOH腐食中に上部 層44内にピットを生成しない。したがって、このようなSOIウェーハ42を 用いて製作される窓領域52の歩留まりと信頼性は、本質的に極めて高い。更に 、かかる接着SOIウェーハ42内の種々の結晶軸方向の熱膨張係数の小差を有 利に用い、要すれば、化学線源20の動作中の膜窓領域52内の張力を発生、又 は軽減することもできる。産業上の適用性 282特許に特定された、従来の化学線源20の用途、即ち熱的インクジェッ ト印刷に加えて、化学線源20は種々の他の用途に有用と思われる。例えば、化 学線源20は、発ガン性又は電子付着材料を検出又は特徴付けるBakale理論を応 用するのに有用と思われる。(Bakale.et al.,Quasifree Electron Attachmen t to Carcinogens in Liquid Cyclohexane,Cancer Biochem.Biophy.,1981,Vo l.5,pp.103-109及びG.Bakale,et al..A Pulse-Radiolysis Technique for Screening Carcinogens,188th National Meeting of the American Chemical S ociety,Philadelphia,August 26-31参照)。この用途では、化学線源20は、 大型ファン・デ・グラーフ発電機又はパルス化フラッシュX線管に置き換えられ ている。 図11a及び11bに示されているように、検査材料のサンプルを保持する、 幅が数ミリで、厚さが高々数百ミクロンに過ぎないセル112が、陽極36の窓 領域52に直接一体化される。セル112を作るため、電気伝導性基体114、 例えば適切に絶縁が施されたガラス、又はシリコンの面に、一つ又は複数のトラ フ116が形成される。電極118を各トラフ116の底部に付着し、それに化 学線源20の外部回路とセル112に電極118を接続するリード線122が設 けられる。電極118は、セル112の中心点の両側にある各セル112の一部 に沿ってのみ延びている。トラフ116と電極を形成した後、基体114をSO Iウェーハ42の上部層44に接着し、それにより陽極36内の窓領域52の各 々に付きセル112を取り囲む。基体114をSOIウェーハ42に接着するに 際し、電極118を窓領域52から電気的絶縁状態に保持する配慮がなされる。 このように構成された各セル112に跨って電子ビームを超高速度で掃引し、 電極118と陽極36の間に印加された電場の影響下で、セルに跨ってドリフト するシート状の射出荷電を発生する。以下に詳細に述べられる理由で、サンプル 内に射出注入されるエネルギーは、20〜30keV程度と極めて低くて良い。 この低電子エネルギーで動作する電子のサンプル内への貫入は、セル112に跨 る電子ドリフト長と比較して、無視することができる。 サンプルを担持する液体溶媒は、Bakaleが述べるように、イソ才クタンで良い 。電極118と陽極の間の電場の勾配10000V/cmに対して、ドリフト速 度は105cm/secとなる。したがって、厚さ1.0mmのセル112と印 加電圧1000Vに対し、電子のドリフト時間は1.0μ秒である。電子ビーム がサンプルに電荷を注入する適当な時間は、この値の1/10、即ち100ナノ 秒以上とすべきではない。セル112が掃引電子ビームの方向に沿って1mmの 幅であれば、電子ビームの掃引速度104m/secで、電子は時間100ナノ 秒の間にサンプルに注入される。窓領域52に跨って電子を磁気的又は静電的に 掃引して良い。ビームが達成可能な速度104m/secより一桁速く掃引され ると、セル112の厚さ並びに陽極36と電極118に跨って印加される電圧を 両方とも殆ど一桁低下するごとができる。 1.0μAビーム電流に対し、100ナノ秒間にサンプルに注入される電子電 荷は0.1ピコクーロンである。サンプル液体中の電子の倍増の後、サンプルに 注入された各30ekV電子に対して3000の倍増を仮定すると、ドリフトす る電荷は約300ピコクーロンである。この電荷量は、考察下の時間間隔、即ち 1.0μ秒の間に、原子機器に用いられるような標準的電荷感応増幅器で極めて 容易に検出される。電荷信号の微分が電流を発生し、それを吸収して所望の電子 捕獲データが得られる。 サンプルによる電子捕獲を測定するのに、陽極36を形成するシリコン膜を接 地電極として用い、正の電圧を電極118に印可して、サンプルに注入された電 子と注入電子により発生されるドリフト電荷を引き付ける。この装置により、極 めてクリーンな電子信号がイオン電流を伴わずに発生される。要すれば、電極1 18に印可される電気的極性を反転してイオン崩壊を観測しても良い。 図11a及び11bに示されているように、二つの別個のセル112を電子ビ ームの経路内に平行に配置することができる。両方のセル112内のサンプル液 体は、膜窓領域52に直接接触する。セル112の一方を基準セル112として 用い、溶媒だけでなく、発ガン性又は電子付着特性に対して試験される材料を保 持しても良い。基準セル112はサンプルセルの側に位置付けられ、電子ビーム 照射を受ける。サンプル及び/又は基準液体はセル112を流れることがある。 サンプル及び/又は基準液体がセル112を流れると、電子の注入は、サンプル を枯渇すること無く、周期的に繰り返される。 陽極36は、膜窓領域52を含み、図12に示されているように製作されて良 い。比較的厚い、例えば厚さ10〜20ミクロンの上部層44を用いることによ り、膜窓領域52は図5b〜5dに示されたリブ76に類似するリブ76を含む ことができる。図5b〜5dに示されたものと同様、図12に示されたリブ76 はSOIウェーハ42の上部層44をエッチングして形成される。膜は1.0ミ クロンと薄くて良い。だが、リブ76は膜窓領域52より10倍厚く、1000 倍強い。したがって、リブ76は膜窓領域52の幅の僅か10%を占めるもので あっても、リブ76は膜の強度を100倍に増大する。リブ76は、セル112 に跨って印加される電場に感知される程度には影響を及ぼさない。化学線源20 を用い電子捕獲を測定すると、サンプル材料を保持するセルの体積全体に電荷を 発生する従来の装置に無い多くの利点が得られる。 化学線源20の他の用途の一つは、半導体産業等でエッチングと付着に用いら れる真空室から流出する反応性化学物質の分解である。図14に、ポンプ134 により排気される処理室が示されている。ポンプ134は真空マニホールドによ り処理室132に連結される。処理ガス入り口ポート138は処理ガスの制御流 を処理室132に入れる。流出物が処理室132に逆流するのを阻止するため、 真空マニホールド136上のバラストガス入り口ポート142がバラストガスの 流れを絞り弁144から、下流にある真空マニホールド136に入れる。 真空処理室から流出する多くのガスが電子を捕獲する。したがって、かかる物 質は、化学線源20の陽極36を通して放出される電子に照射され、腐食性又は 反応性の少ないより基本的な成分に分解される。この用途では、化学線源20は 真空室132の外側に位置付けられる。化学線源20はそれを真空マニホールド 136内に位置付けることもできるが、好ましくはポンプ134の排気マニホー ルド146内の真空環境の全く外側に位置付けられ、それにより分解生成物が処 理室132に逆流するのを阻止するようにする。 化学線源20の更に他の用途に、低圧スパッタリング用のイオン化がある。化 学線源20は、イオン化開始及び維持に一般に経験される困難に鑑み、それを低 圧スパッタリングに用いると有利である。図13a及び13bに示される円筒状 のスパッタリング室102は、本発明によりその内部にイオン化放射線を発生す る複数の化学線源20を用いるものである。スパッタリング室102に用いられ る化学線源は、一対の平行で、丸い板状のスパッタリング電極104の周囲に配 列された複数の化学線源20である。化学線源20は図示のように、スパッタリ ング電極104間に、接線方向に電子を注入しスパッタリング電極104間のイ オン化を増大し、イオン化の均一性を高める。図13b内矢印106により表さ れているように、約50エールステッドのバイアス磁場をスパッタリング電極1 04と直角に向けて印加すると、スパッタリング電極104間に注入される電子 はスパッタリング電極間にあるガスの体積内で循環する。 各化学線源20の窓領域52は多数とし、それによりスパッタリング室102 に注入される電子ビーム流を増大することができる。電子ビームは、窓領域52 に沿って掃引されるか、窓領域52に沿う一つ又は複数の線に収束されるか、何 れでも良い。スパッタリング室102の外側から偏向電場を印加し、窓領域52 の電子ビームの位置を制御しても良い。化学線源20はスパッタリング室102 内で完全に遮蔽されているので、スパッタリング室102の外側は電気的接地電 位となるものと思われる。化学線源20を図13a及び13bに示されているよ うにスパッタリング室102の壁と一体にすると、図13bではバッテリー10 8により供給されるものとして図示されているスパッタリング電極104間の電 位は、事実上妨害されることは無い。 低圧スパッタリングでは電子の経路は極めて長いので、全電子エネルギーがイ オン衝突の際に有効に散逸される。窓領域52を透過する高エネルギー電子によ り、低圧でも持続性の高いイオンが得られる。例えば、30keVの初期エネル ギーで窓領域52を透過するあらゆる電子を、100倍に倍増することができる 。窓領域52を高エネルギー電子が透過するので、これ等の電子の軌跡はスパッ タ リング電極104間の横方向のスパッタリング電場によっては殆ど影響されない 。したがって、化学線源20から放出される電子はその軌跡に沿って有意の距離 走行し、それによりスパッタリング室102の殆ど全体に均一なイオン化が得ら れる。化学線源20から放出される電子のエネルギーは、スパッタリング室10 2内のガス圧等に対し要求されるようにそれを制御することができる。スパッタ リング室102内のイオン化の効率と均一性は、横向きの静電的スパッタリング 電場を除去した後、スパッタリング電極104間の体積内で放出される光により 、それを可視的に観測することができる。 スパッタリング室102は、窓領域52に直近傍に僅かに高いガス圧を提供す るように、それを構成することができる。かかる場合には、スパッタリングガス は、化学線源20状の窓領域52と直接接触するので、高度にイオン化される。 こうして得られる高度にイオン化されたスパッタリングガスは、拡散してスパッ タリング室102の全体に亘って所望度のイオン化を生じる。 化学線源20の他の用途に、CAD設計からの高速プロトタイプ作成がある。 レジスト材料内のパターンの露出に紫外線を用いず、図15a及び15bに示さ れているように、化学線源20の陽極36を透過する電子ビームが、電子感応性 材料のシート又は層内のパターンを露出する。電子感応性材料152が、被加工 体154の一部を構成するようにしても良い。電子感応性材料152が照射され る間、電子ビームは陽極36の窓領域52に沿って掃引されながら変調される。 電子感応性材料152内に良好な解像度を得るため、化学線源20は径が小さい 電子ビームを用い、電子感応性材料152は実施可能な程度まで窓領域52に近 接して配置される。化学線源20からの照射に曝される電子感応性材料は正か負 の何れかの像をを発生する。電子感応性材料を電子ビームが直接照射するので、 電子感応性材料152のシート又は層は、例えば50ミクロン以上と極めて厚く ても良い。二次元(2D)形状を発生するために、パターン化される被加工体1 54は、図15b内の矢印156で表されているように、陽極36を通って横方 向に移動する。 化学線源20の更なる用途には、材料の防水がある。最近の観測が確定したと ころでは、綿の特性を水が吸収されない程度まで変化することができる。この変 化は、綿の繊維をフッ素媒体中に置き、これを電子ビームに露呈することにより 、達せられる。かかる露呈で、綿の繊維は疎水性になる。一般に水素、フッ素又 は塩素と塩素及びフッ素の混合、又はハロゲン化炭素又はトリクロロエチレン、 CH3CCl3、CCl3CF3等の弗化炭化水素も綿を疎水性にするのに用いることができる 。 紙は基本的にセルロース繊維であるが、一般に、厚さが約25ミクロンで、高 度に多孔質である。したがって、したがって、電子ビームは、エネルギーが約3 0〜50keVであれが、紙一枚を完全に貫通する。上記のように、化学線源2 0はかかるエネルギーの電子ビームの発生に充分適している。図16a及び16 bは、化学線源20を巻取り紙162の上部に配置し、この紙に陽極36の窓領 域52を透過した電子ビームが当たるようにしたものを示す。電子ビームは、陽 極36の窓領域52に沿って掃引しても、窓領域52に沿う線に集めるようにし ても良い。巻取り紙162を電子ビームで照射すると同時に、巻取り紙162は また、照射された紙を疎水性にするガスを含んだ雰囲気に曝される。紙を疎水性 にするために用いられるガスは、フッ素でも、又はCF、CF6等のフッ素化化合物 、又は上に挙げた種のフレオン型化合物でも良い。図16bに矢印164で示さ れているように、照射中、巻取り紙162は横方向に移動して陽極36を通る。 或種の状況の下では、撥水紙も、湿気は吸収しなくても、特殊インクは吸収でき るので、特に有利なこともある。 化学線源20の更なる用途にはまた、照射されて硬化し、雰囲気に曝された被 加工体の表面にフィルムを形成する有機材料を含んだ雰囲気の照射がある。図1 7a及び17bに示す化学線源20の陽極36は、破線が表す雰囲気172で囲 まれ、この雰囲気がパリレン等の重合性有機材料を含む。電子ビームは、陽極3 6の窓領域52に沿って掃引しても、窓領域52に沿う線に集めるようにしても 良い。陽極36の窓領域52を透過する電子ビームに雰囲気172が曝されると 、有機材料が重合され、雰囲気172に曝された被加工体172上にフィルム1 74を形成する。硬化(重合)中、被加工物172は図17bに矢印178で示 されているように移動して陽極36を通り、その間に陽極36に近接する被加工 物176上にフィルム174が付着する。このようにして形成できる低誘電率の 絶縁性フィルムは、集積回路等の半導体デバイスの製作に用いられる。 以上、本発明を現在のところ好ましい実施例に付いて述べてきたが、かかる開 示は純粋に例示的であり、限定的に解釈されるべきでないものと理解されるべき である。例えば、SOIウェーハ42を構成する上部層44と下部層46に、(1 00)ウェーハ以外の単結晶シリコンウェーハを用いることができる。同様に、腐 食停止層48には現在のところ二酸化珪素がより好ましいが、他の材料、例えば 窒化珪素、窒素酸珪素、炭化珪素、炭窒化珪素、又はドープ酸化珪素、例えばボ ロン、燐、アンチモン、砒素、ナトリウム等でドープしたもの等を腐食停止層4 8に用いることができる。したがって、本発明の精神と範囲を逸脱することなく 、種々の変更、修正及び/又は代替が、以上の開示を読了した当業者に疑いもな く示唆されるものである。よって、以下に記述する請求項は、本発明の真の精神 及び範囲に入る全ての変更、修正又は代替を包括するものと解釈されるべきと意 図するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.化学線源であって、 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出で きる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位置 する陽極とを具備し、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓領 域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出された 電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記陽極に 当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するように配向 されている(向き付けられている)構成の化学線源。 2.前記陽極の窓領域は複数のリブにより機械的に強化される構成を特徴とする 請求項1の化学線源。 3.前記窓領域は細長く、前記強化リブは該窓領域に跨って横方向に配向されて いる構成を特徴とする請求項2の化学線源。 4.前記陽極の窓領域はその表面に炭化珪素(SiC)の被膜の形成がある構成を特 徴とする請求項1の化学線源。 5.前記陰極線管構造体の最先部にある陽極の面に跨って複数の溝が設けられ、 該溝は陽極の前記窓領域を横断する方向に配向されてい、化学線源の周囲の媒体 に接触して、化学線源の動作中に、窓領域の冷却を容易にできるようにした構成 を特徴とする請求項1の化学線源。 6.前記陽極は、結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、一部が陽極 の前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該陽極の窓領 域は該第一の層を通して形成されるチャネルにより画成され、該第一の層はその [110]結晶軸に平行に配向された側壁を有する構成を特徴とする請求項1の化学 線源。 7.前記陽極は、或結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、一部が陽 極の前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該陽極の窓 領域は該第一の層を通して形成されるチャネルにより画成され、該第一の層はそ の[100]結晶軸に平行に配向された側壁を有する構成を特徴とする請求項1の化 学線源。 8.前記陽極は、或結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、或結晶軸 を有する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該第一の層の結晶軸は該第二 の層の結晶軸に対して回転されている構成を特徴とする請求項1の化学線源。 9.前記陽極は、或ウェーハ配向を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、或 ウェーハ配向を有する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該第一の層のウ ェーハ配向は該第二の層のウェーハ配向とは異なる構成を特徴とする請求項1の 化学線源。 10.前記陽極は、一部が前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第一の層 と、単結晶シリコン材料の第二の層と、該第一の層と第二の層の間に介在する腐 食停止材料の層とを備え、該腐食停止材料層は窓領域辺で第一と第二の層の間か ら除去されて第二の層を第一の層から選択的に分離し、第一の層の窓領域内の応 力集中を低下する構成を特徴とする請求項1の化学線源。 11.化学線源に含まれる陽極であって、該化学線源は該陽極に加えて、第一の 端部で陽極が接続される、排気された陰極線管構造体と、該陰極線管構造体に接 続される陰極線銃とを具備し、該陰極線銃は上記第一の端部から離れた陰極線管 構造体の第二の端部にあり、電子ビームを放出できる構成を有し、陽極は 薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓領域を備え、 該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出された電子ビーム が、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記陽極に当たって、 窓領域を透過して陰極線管構造体を囲繞する媒体に貫入するように配向されてい る構成を特徴とする陽極。 12.前記陽極の窓領域は複数のリブにより機械的に強化される構成を特徴とす る請求項11の陽極。 13.前記窓領域は細長く、前記強化リブは該窓領域に跨って横方向に配向され ている構成を特徴とする請求項12の陽極。 14.前記陽極の窓領域はその表面に炭化珪素(SiC)の被膜の形成がある構成を 特徴とする請求項11の陽極。 15.前記陰極線管構造体の最先部にある陽極の面に跨って複数の溝が設けられ 、該溝は陽極の前記窓領域を横断する方向に配向されてい、化学線源の周囲の媒 体に接触して、化学線源の動作中に、窓領域の冷却を容易にできるようにした構 成を特徴とする請求項11の陽極。 16.前記陽極は、結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、一部が陽 極の前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該陽極の窓 領域は該第一の層を通して形成されるチャネルにより画成され、該第一の層はそ の[110]結晶軸に平行に配向された側壁を有する構成を特徴とする請求項11の 陽極。 17.前記陽極は、或結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、一部が 陽極の前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該陽極の 窓領域は該第一の層を通して形成されるチャネルにより画成され、該第一の層は その[100]結晶軸に平行に配向された側壁を有する構成を特徴とする請求項11 の陽極。 18.前記陽極は、或結晶軸を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、或結晶 軸を有する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該第一の層の結晶軸は該第 二の層の結晶軸に対して回転されている構成を特徴とする請求項11の陽極。 19.前記陽極は、或ウェーハ配向を有する単結晶シリコン材料の第一の層と、 或ウェーハ配向を有する単結晶シリコン材料の第二の層とを備え、該第一の層の ウェーハ配向は該第二の層のウェーハ配向とは異なる構成を特徴とする請求項1 1の陽極。 20.前記陽極は、一部が前記窓領域を形成する単結晶シリコン材料の第一の層 と、単結晶シリコン材料の第二の層と、該第一の層と第二の層の間に介在する腐 食停止材料の層とを備え、該腐食停止材料層は窓領域辺で第一と第二の層の間か ら除去されて第二の層を第一の層から選択的に分離し、第一の層の窓領域内の応 力集中を低下する構成を特徴とする請求項11の陽極。 21.化学線源に含まれる陽極を製作する方法であって、 単結晶シリコン材料の第一の層と、単結晶シリコンの第二の層と、該第一の層 と第二の層の間に介在する腐食停止材料の層とを有する基体を提供する工程と 上記腐食停止材料から遠い方の上記第二の層の面にパターン化腐食剤抵抗層を 、腐食停止材料から遠い方の上記第一の層の面に耐腐食剤保護層を形成する工程 と 上記第二の層を腐食して、第一と第二の層の間に介在する上記腐食停止材料ま で貫通し、それにより薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜の電子ビーム 窓領域を上記基体の第一の層に画成する工程と を含んで成ることを特徴とする方法。 22.前記第一の層の結晶軸は、第二の層の結晶軸に対して回転されていること を特徴とする請求項21の方法。 23.前記第一の層のウェーハ配向は第二の層のウェーハ配向とは異なることを 特徴とする請求項21の方法。 24.前記基体の第一と第二の層の間に介在する腐食停止材料の層は二酸化珪素 材料により形成され、更に 上記基体の第二の層を貫通腐食することにより露出された、腐食停止材料のそ の部分を除去する工程を 含んで成ることを特徴とする請求項21の方法。 25.前記腐食停止材料は腐食(エッチング)により除去され、腐食停止材料の 除去中に腐食停止材料は過剰腐食され、それにより前記第二の層を第一の層から 分離し、第一の層の窓領域の応力集中を低下することを特徴とする請求項24の 方法。 26.前記第一と第二の層の間に介在する腐食停止材料の層は、軽ドープpnジ ャンクションにより軽瀬される形成されることを特徴とする請求項21の方法。 27.更に、 前記第二の層から遠い方の第一の層の面に第一の層の窓領域でパターン化され る腐食剤抵抗層を、第一と第二の層の他の面に耐腐食剤保護層を形成する工程と 上記第一の層に侵入する腐食(エッチング)を行い、それにより第一の層の窓 領域に強化リブを画成する工程と を含んで成ることを特徴とする請求項21の方法。 28.更に、 前記化学線源に含まれる面板を提供し、 前記基体の面を上記面板の面に対向させ、且つ 上記基体と面板の対向面を加熱し、それにより該基体と面板とを結合する工程 を含んで成ることを特徴とする請求項21の方法。 29.更に、 前記腐食停止材料から遠い方の第二の層の面に跨って、窓領域を横断する方向 に配向された複数の溝を形成する工程を含み、 前記基体の第一の層の面を前記面板の面に対向し、それに接着し、 上記溝は化学線源の周囲の媒体と接触できるようになり、化学線源の動作中、 窓領域の冷却を促進する ことを特徴とする請求項28の方法。 30.前記基体と面板との接着中、基体と面板の対向面に金属含有材料が拡散す ることを特徴とする請求項28の方法。 31.基体と面板の対向面にに拡散する金属含有材料を、アルミニウム、アルミ ニウム−シリコン、金、金−ゲルマニウム及びチタンから成る群より選ぶことを 特徴とする請求項30の方法。 32.前記基体と面板の対向面を、面が対向される前、金属で被覆することを特 徴とする請求項30の方法。 33.サンプルの電子付着を測定する装置であって、該装置は 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位 置する陽極とを備え、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている構成の 化学線源と 該化学線源の上記陽極に接着された電気的絶縁性プレートと を具備し、 該プレートにはトラフが形成され、該トラフは上記陽極の窓領域に近接して配 置されると共に、陽極から離間して電極が内部に配置され、 上記陽極の窓領域と上記プレートのトラフが、陽極の窓領域を透過する電子ビ ームに上記サンブルが照射される間、該サンプルを保持するためのセルを設定す るように構成したことを特徴とする装置。 34. 内部に処理ガスを取り入れるための入り口のある真空処理室と 該真空処理室に連結され、該真空処理室から流出物を排出するポンプと 該ポンプにより上記真空処理室から排出された流出物に照射を与え、それによ り該流出物を分解するように配置された化学線源と を具備する流出物分解真空処理システムであって、 上記化学線源は 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位置 する陽極とを具備し、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている 構成を有することを特徴とするシステム。 35.前記ポンプから排出された流出物を前記化学線源が照射し、それにより分 解生成物が前記真空処理室に逆流するのを阻止する構成を特徴とする請求項34 のシステム。 36. スパッタリング空間の対向側にそれぞれ、互いに離間して位置するスパッタリ ング電極の一対と 該両スパッタリング電極を横断する方向に配向された磁場と 上記両スパッタリング電極間のスパッタリング空間に電子ビームを注入するよ うに配置された少なくとも一つの化学線源と を具備する低圧スパッタリング室であって、 上記化学線源は 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位置 する陽極とを具備し、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている 構成を有すること特徴とするシステム。 37.CADデザインから直接、ものを製作する高速プロトタイプシステムであ って、該システムは 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位 置する陽極とを備え、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている構成の 化学線源と 該化学線源の上記陽極に近接して配置された電子感応性材料と を具備し、上記陽極の窓領域を透過する電子ビームでCADデザインを照射し、 上記電子感応性材料に写すように構成したことを特徴とするシステム。 38.紙を防水性にする紙防水化システムであって、該システムは 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位 置する陽極とを備え、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている構成の 化学線源と 該化学線源の上記陽極に近接してハロゲン含有雰囲気内に配置された巻取り紙 とを具備し、上記陽極の窓領域を透過する電子ビームで該巻取り紙を照射するよ うに構成したことを特徴とするシステム。 39. 排気された陰極線管構造体と 該陰極線管構造体に接続され、その第一の端部に位置し、電子ビームを放出 できる陰極線銃と 上記陰極線管構造体に接続され、該陰極線銃から離れたその第二の端部に位 置する陽極とを備え、 上記陽極は薄い、モノリシックな、無欠陥のシリコン膜により形成される窓 領域を備え、該窓領域は上記陰極線管構造体上で、上記陰極線銃により放出さ れた電子ビームが、陰極線管構造体内にある真空を通して加速され、且つ上記 陽極に当たって、窓領域を透過して陰極線管構造体の周囲の媒体に貫入するよ うに配向されている構成の 化学線源と 該化学線源の上記陽極の周りに供給される雰囲気であって、該陽極の上記窓領 域を透過する電子ビームに照射されると重合し、雰囲気内に置かれた被加工物の 表面を覆うフィルムを形成する材料を含有する雰囲気と を具備する構成を特徴とするフィルム重合システム 40.前記照射される材料が重合して、低誘電率の絶縁材料を形成する構成を特 徴とする請求項39のフィルム重合システム。 41.更に、半導体ウェーハ被加工物を具備する構成を特徴とする請求項39の フィルム重合システム。
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