JP2000512447A - ファクシミリ・キューイング及び伝送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ファクシミリを介して複数の多ページ・ドキュメントを連続的に送信する装置は、光学スキャナ（１４）、光学文字認識装置（２８）及び特徴認識装置（３０）を具備する。本装置は、ドキュメントのカバー・シートから、相手ファクシミリ装置の電話番号及び送信すべきドキュメントのページ数等の装置動作パラメータの値を自動的に決定することによって、いくつかの多ページのドキュメントのハンヅ・フリーの送信を可能にする。電話番号をダイヤルすることや、異なる相手に送信されるべきドキュメントを分離するのに、人の介在を必要とされない。更には、本装置は、ドキュメントへの要求無しに、同じものを受信するようにドキュメントに記述された相手にコピーの直接送信を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 ファクシミリ・キューイング及び伝送システム 技術分野 本発明は、一般的にはファクシミリ装置に関し、より具体的には、伝送された ドキュメントの光学文字読み取りを実行するファクシミリ装置に関する。 発明の背景 ドキュメントのイメージを伝送するファクシミリ装置は、良く知られている。 例えば、米国特許第３，６０４，８４６号、第４，３２１，６２６号、第４，４ ００，７３７号、第４，６２３，９３６号及び第５，３３７，１５８号に記載さ れており、これら全ては、参考までにここで取り込まれる。一般的に、ファクシ ミリ装置は、ドキュメントを光学的に走査し、そのイメージを、一般に”ビット マップ”と呼ばれるディジタル形式の信号に変換する。これらの信号は、ファク シミリ・フォーマットに整えられて、標準電話線を介して受信ファクシミリ装置 に伝送される。受信ファクシミリ装置は、受信したファクシミリ信号を使ってオ リジナル・イメージを再構成し、このイメージのコピーをプリントアウトする。 現在のファクシミリ装置は、簡単な電話と同様に動作する。ドキュメントを送 信したいと思うユーザは、ファクシミリ装置を使用して、先ず、受信ファクシミ リ装置の番号をダイヤルし、受信ファクシミリ装置が応答するのを待つ。送信さ れるべきページは、ファクシミリ給紙装置により１枚ずつファクシミリ装置に送 り込まれ、全てのページが走査され、送信される。それから、電話接続が終了し 、ファクシミリが使用可能になる。 現在のファクシミリ装置では、多数のファクシミリ装置に多数のドキュメント を送信するのが面倒である。先のドキュメントを走査し終えた後の適当な時に受 信ファクシミリ装置の電話番号を手動で入力しなければならないので、１つのド キュメントを走査し終えて次のドキュメントを送信しようとする時に、人が物理 的にその場にいなければならない。この人はまた、新しいドキュメントをファク シミリ給紙装置に置き、ドキュメントの送信先の電話番号を入力しなければなら ない。例えば、もし、２つのドキュメントを異なる場所に送信しなければならな い場合、相手電話番号の入力し第２のドキュメントをファクシミリ装置に装填す る前に、送信部は、第１のドキュメントが走査されるのを待機しなければならな い。例えば、多くの使用人と少ないファクシミリ装置を有する部署のように、多 くの大量のドキュメントを１つのファクシミリ装置で送信しようとするときには 、貴重な時間が失われる。更には、しばしば、同じドキュメントのコピーを幾つ かの異なる場所に送信しなければならないことがある。同じドキュメントを各コ ピー分、繰り返し走査して多くの場所にそのドキュメントのコピーを送信するの は、非常に非効率である。 電話番号をダイヤルすることだけでなく、異なるドキュメントを相手電話番号 と関連付けることにも、人の介在を必要としないファクシミリ装置があれば、非 常に有益である。また、送信しようとする多数のドキュメントを同時に受け入れ 、電話番号の台やリング又は異なるドキュメントの異なる相手電話番号への関連 付けに人の介在を必要とせずに、それぞれを別々に適当な相手に送信するような ファクシミリがあれば、それもまた有益である。本発明は、そのようなシステム を指向している。 発明の概要 本発明の目的は、直接的な人手によらずに、ドキュメントのカバーシートに記 載された情報からその動作パラメータの値を自動的に読み取る、ファクシミリを 介してドキュメントを送信するシステムを提示することである。 本発明の更なる目的は、相手ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルするのに 人の直接的な介在を必要としない、ファクシミリを介してドキュメントを送信す るシステムを提示することである。 本発明の更なる目的は、ドキュメント内の特定の特徴を検出することによって 、人の直接的な介在を必要とせずに、多数の相手ファクシミリ装置に多数のドキ ュメントを送信するシステムを提示することである。特徴は、ファクシミリ装置 の動作パラメータの値を定義する文字及びグラフィックの規定された配置である 。 本発明の更なる目的は、各相手ファクシミリ装置の電話番号をダイヤルするの に人の直接的な介在を必要とせずに、ファクシミリを介して多数の相手に多数の ドキュメントを送信するシステムを提示することである。 本発明の更なる目的は、ファクシミリを介して送信すべき複数ページのドキュ メントの始まりと終わりをドキュメント上の特徴から検知するシステムを提示す ることである。 本発明の更なる目的は、所定の相手へのドキュメントの送信を制限すると共に 、”ブラインド・コピー”を受信するのと同様に、送信されたドキュメントの内 容を制限し得るシステムを提示することである。そこでは、ブラインドコピーは 、ドキュメントの他の受領者の同定についての内容を含まないドキュメント・コ ピーである。 本発明の更なる目的は、ファクシミリを介して送信されるべき異なるドキュメ ントを異なる相手ファクシミリ装置に関連付けるシステムを提示することである 。 本発明によれば、少なくとも１ページを有する多ページ・ドキュメントを遠隔 のドキュメント受信装置に電子的に送信する装置であって、そのページは文字及 びグラフィックからなるイメージをその上に有し、ページは更に文字及びグラフ ィックの規定の配置に対応する特徴を有し、その特徴は遠隔のドキュメント受信 装置の電話番号及び多ページ・ドキュメントのページ数のような装置動作パラメ ータを規定するものであり、その装置は、ページを受け入れ、そのページ上のイ メージを示すスキャナ信号を発生する光学スキャナと、光学文字認識装置と、特 徴認識装置と、電話インターフェースと、ドキュメント・ローダと、制御装置か らなる。光学文字認識装置は、スキャナ信号を受信し、それに従って、そのイメ ージの文字及びグラフィックを示す信号であって、更にイメージの文字及びグラ フィックのページ上の位置を示すキャラクタ信号を発生する。特徴認識装置は、 特徴を示す、キャラクタ信号のサブセットを受信し、それに従い、装置動作パラ メータの値を示す信号を発生する。電話インターフェースは、信号を発生して、 遠隔のドキュメント受信装置に電子的に接続すると共に、電話インターフェース 制御信号に応じて多ページ・ドキュメントを示す信号を送るための信号を発生す る。ドキュメント・ローダは、ドキュメント制御信号に応じて光学スキャナに選 択的にページを送る。制御装置は、多ページ・ドキュメントを光学スキャナに選 択的に送るためのドキュメント制御信号を発生し、遠隔のドキュメント受信装置 に電子的に接続するための電話インターフェース制御信号であって、装置動作パ ラメータの値を示す信号の値に従って遠隔のドキュメント受信装置に多ページ・ ドキュメントを示す信号を送るための電話インターフェース制御信号を発生する 。 本発明の別の特徴によれば、上述のタイプの装置は、キャラクタ信号を受信し 、それから、遠隔のドキュメント受信装置の電話番号を示す電話番号信号を発生 する相手認識装置を有する。 本発明の更に別の特徴によれば、上述のタイプの装置は、キャラクタ信号を受 信し、それから、ドキュメントのページ数を示すドキュメント・サイズ信号を発 生するドキュメント・サイズ認識装置を有する。 図面の簡単な説明 図１は、カバー・シート上に記載された特徴から動作パラメータの値を決定す る本発明により提示されるファクシミリ・システムの概略構成図である。 図２は、カバー・シート上に記載された情報から相手電話番号とドキュメント のページ数を決定する本発明により提示されるファクシミリ装置の概略構成図で ある。 図３は、規定の位置に相手電話番号が配置されるカバー・シートの例である。 図４は、カバー・シート上に記載された情報に基づくブランド・コピー送信を 提供する本発明により提示されるファクシミリ・システムの概略構成図である。 図５は、意図する特徴が続くことを示すタグと呼ばれる文字の規定のフィール ド又はパターンを認識することによる特徴認識のための、本発明により提示され るプロセスを示すフローチャートである。 図６は、特徴認識のための、本発明により提示されるプロセスを示すフローチ ャートである。 図７は、相手電話番号が相手タグに続いているカバー・シートの例である。 図８は、多くの受信者への送信での使用のためにファクシミリ信号を記憶する 、本発明により提示されるプロセスを示すフローチャートである。 好ましい実施例の説明 図１には、本発明により提示されるファクシミリ・キューイング及び伝送シス テム１１の概略構成図が示される。システム１１は、多ページ・ドキュメント（ 図示せず。）のカバー・シート１２上のイメージ（図示せず。）からその動作パ ラメータを決定する。規定のプロセスに従ってロード制御装置２０により制御さ れ て、ファクシミリ・ローディング・ベッド１０は、ライン・スキャナのような光 学スキャナ１４により発生されるスキャナ・ビーム１６の下の位置にドキュメン ト・フィーダ（図示せず。）からカバー・シートをロードする。 システム１１は、カバー・シートがドキュメント・フィーダに受け入られ、ス キャナがカバー・シートの第１端１５に移動すると、走査を開始する。好ましい 実施例では、スキャナは、スキャナの直下にあるカバー・シートの部分にスキャ ナ・ビームを放射する。スキャナの直下にあるカバー・シートの部分上にあるイ メージの光学反射により、反射ビーム１７がスキャナの光電変換素子（図示せず 。）に送られる。スキャナは、反射されたスキャナ・ビームに従ってスキャナ信 号（図示せず。）を発生する。スキャナ信号は、スキャナの直下にあるカバー・ シートの部分上にあるイメージを示し、スキャナの直下にあるカバー・シートの 部分上にあるイメージは、走査線として知られている。走査幅（図示せず。）は 、シートに対するスキャナの走査方向２１に沿った走査線の幅によって確立され る。 スキャナは、カバー・シートに対して走査方向２１でカバー・シートの第２端 １９に向かって移動する。走査方向にある走査線から次の走査線にスキャナが移 動する距離は、走査増分（ｓｃａｎｎｉｎｇ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔ）と呼ばれる 。システム１１が、カバー・シート上の全イメージを走査するには、走査増分は 、走査幅より大きくない。カバー・シート上のイメージの一部が２つの連続する スキャン動作により走査され、これにより、イメージの一部でも光学スキャナに より走査されなくなる可能性を減ずるように、走査増分は、走査幅より小さいの が好ましい。 一旦、光学スキャナが、走査方向に走査増分だけ移動すると、光学スキャナは 、上述のように、スキャナの直下にあるイメージの部分を示すスキャナ信号を発 生する。スキャナは、光学スキャナが全イメージを走査するまでイメージの多の 部分を示すスキャナ信号を発生しながら、走査方向に続けて移動する。 光学スキャナは、カバー・シート上のイメージを示すスキャナ信号をファクシ ミリ信号発生装置１８に送る。ファクシミリ信号発生装置は、光学スキャナ装置 から受信したスキャナ信号を、カバー・シート上のイメージを示すファクシミリ 信号に変換する。好ましい実施例では、再生されたイメージは、灰色の濃淡を持 たない白黒であり、ファクシミリ信号は、イメージの黒である全点の（ｘ，ｙ） 座標のセットを示す。例えば、たった２つのドット（黒点）を除いて完全に黒( 白)であるイメージを走査すると、ファクシミリ信号発生装置は、少なくとも４ つの数値を示すファクシミリ信号を発生する。最初の２つの数値は、イメージの 第１のドットのＸ及びＹ座標を示し、後の２つの数値は、イメージの残りのドッ トのＸ及びＹ座標を示す。 ファクシミリ信号は、電話線インターフェース２２に送信される。電話線イン ターフェースは、相手ファクシミリ装置（図示せず。）の電話番号をダイヤルし 、受信したファクシミリ信号を等価な電話線信号に変換し、それから、その電話 線信号を電話アウトレット・ジャック２６に、最終的には、相手ファクシミリ装 置に電話線２４に沿って送信する。 光学文字認識（ＯＣＲ）装置２８は、ファクシミリ信号発生装置からファクシ ミリ信号を受信し、それから、カバー・シート上の文字及びグラフィックと、カ バー・シート上のそれらの位置とを示すキャラクタ信号を発生する。基礎的なＯ ＣＲ技術は、米国特許第５，１３１，０５３号、第５，２３５，６５１号及び第 ５，２７８，９２０号に記載されており、参考までにここに組み入れられる。文 字特徴検出と文字テンプレート・マッチングの組合せが、走査されたイメージ・ データ信号内にある文字を認識するのと、その後にキャラクタ信号を発生するの にＯＣＲ装置によって利用される。ＯＣＲ装置は、特有な文字又は形を構成する イメージ中の所定のドット配置を認識する。例えば、文字”Ａ”の認識は、一端 で遭遇する２つの識別可能なドット・ラインと、これらの２つのラインとその中 間で交差する第３のドット・ラインを含む。同様に、バーコードの認識は、バー を形成する所定数のドット列の認識を含む。 ＯＣＲ装置によって発生されるキャラクタ信号は、特徴認識装置３０に送信さ れ、特徴認識装置３０は、それから、ファクシミリ装置の動作パラメータの所望 値を記述する文字及びグラフィックの規定の配列として定義される特徴を決定す る。特徴は、カバー・シート上に記述された所望値に従って動作パラメータをセ ットするのに使用される。例えば、カバー・シート上の特徴によって記述される そのような３つの動作パラメータは、（１）相手電話番号、（２）送信すべきド キュメントのページ数、及び９３）ブラインド・コピーの受信者の相手電話番号 であり、ここでは、ブラインド・コピーは、ドキュメントの他の受信者の同定に ついての情報を含まない、送信されるべきドキュメントのコピーであり、ブライ ンド・コピーの受信者は、そのドキュメントの他の受信者の同定についての情報 を含まないドキュメント・コピーを受信する。もしも、カバー・シート上の多元 的な特徴が動作パラメータの多元的な所望値を記述するように意図されている場 合、多元特徴認識装置が使用される。例えば、カバー・シートは、ドキュメント のページ数に加えて、複数の相手電話番号を含むことができる。 特徴認識装置は、キャラクタ信号から特徴を決定し、その特徴に従って動作パ ラメータをセットするけれども、特徴認識装置は、好ましくはオペレータによる キーパッド入力により、無効化され得る。動作パラメータは、そのときには、ユ ーザによって手動でセットされる。例えば、ユーザは、相手認識装置を無効にし て、送信されるドキュメントを受信する相手ファクシミリ装置の電話番号を手入 力することができる。 特徴認識装置は、特徴のタイプを同定できるようになっている。例えば、送信 されるドキュメントのを受信する１又は複数の相手ファクシミリ装置の電話番号 を読み取る特徴認識装置は、相手認識装置である。ドキュメントのページ数を読 み取る特徴認識装置は、ドキュメント・サイズ認識装置である。ブラインド・コ ピーの受領者の電話番号を読み取る特徴認識装置は、ブラインド・コピー認識装 置である。特徴認識装置の構成は、本発明の実施例として以下に説明されると共 に、本発明により使用されるパラメータ例である。 特徴認識装置が特徴を認識する２つの方法を、以下に説明する。第１は、カバ ー・シート上の規定の位置で特徴を発見する方法である。第２は、特徴が後に続 くことを示すタグと呼ばれる文字及びグラフィックの規定のパターンを認識する 方法である。 好ましい実施例では、特徴認識装置は、カバー・シート上の規定位置にある文 字及びグラフィックを走査することによって特徴を決定する。例えば、図３に示 すように、点８５は、特徴９２を構成する全ての文字９１が入っていなければな らないカバー・シート８８上の制限矩形９０の上左コーナーを示す。制限矩形内 の多元的な特徴は、例えばカンマ９４により分離される。 図６のフローチャートは、規定位置の規定の文字列を検出することによる特徴 認識のプロセス７１を記載する。ステップ７０に示されるように、走査位置は、 特徴が配置されなければならない領域を記述する制限矩形の上左コーナーのよう な規定位置にセットされる。ステップ７２に示されるように、もしも走査位置に 文字があるならば、その文字は、ステップ８０で示すように、特徴を示すのに使 用される特徴認識装置内にあるバッファに追加される。走査位置に文字が無い場 合には、ステップ７４に示すように、走査位置は次の位置に進められ、制限矩形 内でラインの端に到達したときには次の行に移動する。もし、ステップ７６に示 すように、走査位置を進める際に、特徴を含む領域の端に到達した場合には、特 徴認識プロセス７１は、ステップ７８に示すように、ホールトする。 文字が走査されてバッファに迫加された後、走査位置は、ステップ８２に示す ように進められる。ラインの端に到達したときには、走査位置は、再び次の行に 移動する。ステップ８４に示すように、走査位置を進める際に、特徴を含む領域 の端に到達した場合には、特徴認識プロセスはステップ７８に示すように、ホー ルトする。そうでなければ、ステップ８６に示すように、走査位置に文字がある 場合には、ステップ８０に示すように、特徴を示すのに使用されるバッファにそ れが追加される。 図６に示すプロセスは、それゆえ、規定位置にある特徴を示す一群の文字を認 識し、その一群の文字を、後での利用のために文字認識装置のバッファに記憶す る。ユーザが使用したいと思う既存のカバー・シートに合うように本発明を適合 させられるように、この規定位置は、好ましくは、オペレータによるキーパッド 入力によって代替され得る。 この特徴認識装置はまた、タグと呼ばれる、文字及びグラフィックの規定パタ ーンを示す信号に対してキャラクタ信号を走査することによって特徴を決定する こともできる。図７は、特徴１００が右側に続くことを示すタグ９８のあるカバ ー・シート９６を示す。ユーザが使用したいと思う既存のカバー・シートに合う ように本発明を適合させられるように、タグを定義する文字及びグラフィックの 規定パターンは、好ましくはキーパッド入力により代替可能である。 図５は、特徴認識装置３０（図１）がタグにより特徴認識を実行するプロセス ５１を示す。図５のプロセスは規定の文字列の認識を示すけれども、そのプロセ スは、バーコードのようなグラフィックを認識するのにも同様に適用できる。 特徴認識装置は、ステップ５０に示すように、カバー・シートの上左コーナーに ある文字でその走査を開始することによって、キャラクタ信号を走査する。ステ ップ５２に示すように、走査位置の文字がタグの最初の文字でない場合、特徴認 識装置は、走査位置を右に進めて次の文字を走査し、ステップ５４に示すように 、文字を発見することなくカバー・シートの右端に到達したら次の行の最初の文 字でやり直す。ドキュメントの端に到達したら（ステップ５６）、特徴認識装置 は、ステップ６４に示すように、タグに対する走査データの処理を停止する。 一旦、タグの最初の文字が発見され、ステップ５８に示すようにタグ内に多く の文字がある場合には、特徴認識装置は、規定の最小文字分離距離内で右側に文 字がある場合には、ステップ６６に示すように、すぐ右の文字をチェックする。 ステップ６８に示すように、最小分離距離内で右側に文字があり、且つ、その文 字がタグ内の第２の文字である場合、特徴認識装置は、すべてのタグが発見され るか、タグ内の文字が規定のシーケンス内で走査されなくなるまで、ステップ５ ８を繰り返すことにより示すように、発見した文字の直ぐ右に続く文字の走査を 続行する。特徴認識装置が、タグ全体の走査を終了した場合、走査位置は、タグ の終わりの右側の文字にすすみ、その位置の特徴が、上述し、図６に示すように 、特徴認識装置により認識され処理される。 ここで図２に戻ると、そこには、相手認識装置３１、ドキュメント・サイズ認 識装置３２及びイメージ・メモリ・ユニット３３を有する本発明により提示され るシステムが図示されている。先に説明したように、相手認識装置は、相手電話 番号を認識する特徴認識装置であり、ドキュメント・サイズ認識装置は、ドキュ メントのページ数を示すイメージを読み取る特徴認識装置である。即ち、複数の 多ページ・ドキュメントがファクシミリ装置にロードされたとき、各ドキュメン トの相手電話番号をダイヤルするのに人の介在は必要とされないだけでなく、ド キュメントが送信され終えて新しい相手電話番号をダイヤルすべき時にも、ファ クシミリを停止するのに人の介在を必要としない。多数の多ページ・ドキュメ ントを端にドキュメント・フィーダに装填するだけで良く、本発明により提示さ れるシステムは、ここで説明するように適切なダイヤル動作を実行する。ある実 施例では、ドキュメントのページ数を示す特徴は、ドキュメントのページ数であ る明示的な数値を示す。別の実施例では、ドキュメントのページ数を示す特徴は 、ドキュメントの最後のページ上のイメージを示し、これにより、ドキュメント 内にそれ以上のページが存在しないことを示す。即ち、本発明により提示される システムは、ドキュメントのページ数を暗示的に特定する。 図８に図示されるプロセス１０５によって示されるように、イメージメモリユ ニットは、ファクシミリ信号発生装置１８からファクシミリ信号を受信し、ファ クシミリ信号発生装置により後で再生するためにそれを記憶する。ステップ１０ ４に示すように、最初の相手電話番号がダイヤルされ、ステップ１０６に示すよ うに多ページ・ドキュメントの各ページがスキャンされると、ステップ１０８に 示すように、ページ上のイメージを示すファクシミリ信号は、イメージ・メモリ ・ユニットにより受信及び好ましくはＲＡＭにディジタル信号として記憶される 。後述しステップ１１０に示すように、ドキュメント全体がスキャンされ相手フ ァクシミリ装置に送信されると、そのドキュメントの内容を示すファクシミリ信 号がイメージ・メモリ・ユニットに記憶されているので、そのドキュメントを再 スキャンすることなしに、多くの受信者に同じドキュメントを送信できる。ドキ ュメントが追加的な相手ファクシミリ装置に送信されるべきときには、ステップ １１２に示すように次の相手電話番号がダイヤルされ、ステップ１１４に示すよ うに、イメージ・メモリ・ユニットは、各ページについての記憶したファクシミ リ信号を順次ファクシミリ信号発生装置に送信し、上述し且つステップ１１６に 示すように、ファクシミリ信号発生装置は、記憶されたファクシミリ信号を電話 線インターフェースに送信する。更に相手がある場合には、プロセスは繰り返さ れる。そうでなければ、ステップ１２０に示すように、プロセスは停止する。 相手認識装置及びドキュメント・サイズ認識装置は、ＯＣＲ装置２８からキャ ラクタ信号を受信する。上述し、図３，５，６に図示したように、相手認識装置 は、キャラクタ信号から相手電話番号を決定し、ドキュメント・サイズ認識装置 は、キャラクタ信号からドキュメント（図示せず。）のページ数を決定する。例 えば、相手認識装置は、例えば、’Ｔｏ：’、’Ｓｅｎｄ ｔｏ’，’Ｎｕｍｂ ｅｒ−又は’Ｆａｘ Ｎｕｍｂｅｒ：’というようなタグに対する文字列を調べ ることによって、相手電話番号を認識するように構成され得る。好ましい実施例 では、ドキュメント・サイズ認識装置は、ドキュメントのページ数を示す特徴に 対する規定位置内をスキャンする。別の実施例では、ドキュメント・サイズ認識 装置は、文字列’ＥＮＤ ＤＯＣＵＭＥＮＴ’のような、ドキュメントの最後を 示すグラフィック又は文字列をスキャンする。同様に、別の実施例では、ドキュ メント・サイズ認識装置は、文字列’ＳＴＡＲＴ ＤＯＣＵＭＥＮＴ’のように 次のドキュメントの開始を示すグラフィック又は文宇列をスキャンする。 相手認識装置が相手ファクシミリ装置の電話番号を決定すると、相手認識装置 は、この電話番号を示す電話番号信号を電話線インターフェースに送信し、電話 線インターフェースは、電話番号をダイヤルし、ファクシミリ信号を、先に説明 したように電話線に沿って送信する。 ドキュメント・サイズ認識装置は、ドキュメントのページ数を決定すると、ド キュメントのページ数を示すドキュメント・サイズ信号をロード制御装置に送信 する。ロード制御装置は、それから、ファクシミリ装置の通常の使用の間のよう に、１度に１つ、特定されたページ数をロードする。ドキュメントの最後のペー ジが送信されると、ロード制御装置は、ロード・プロセスを終了し、電話線イン ターフェースは、相手ファクシミリ装置との接続を切断する。 このようにして、たとえ、幾つかのドキュメントのスタックがドキュメント・ フィーダにあったとしても、各ドキュメントの関連する相手への送信は、ドキュ メントの最後のページが送信された後に停止する。ドキュメント・フィーダにあ る次のページ（次のドキュメントの一部）が、先の相手に先のドキュメントと一 緒に間違って送信されてしまうことは無い。 図４に戻って、そこには、図３に関連して上述されたのと実質的に同じであり 、相手認識装置３１、及び、ブラインド・コピーの送信を許容するブラインド・ コピー認識装置４２を具備する、本発明により提示されるシステムが図示されて いる。上述したように、ブラインド・コピー認識装置は、ブラインド・コピーを 受信しようとするファクシミリ装置の相手電話番号を認識する特徴認識装置であ る。 ブラインド・コピー認識装置は、ＯＣＲ装置２８からキャラクタ信号を受信し 、ブラインド・コピーを受信しようとする相手ファクシミリ装置の電話番号をそ れから決定する。その特徴認識は、上述され、図３、４、５、６及び７に図示さ れている。例えば、ブラインド・コピー認識装置は、’Ｂｃｃ’又は’Ｂｌｉｎ ｄ Ｃｏｐｙ：’のようなタグに対する走査により、相手電話番号を認識できる 。ブラインド・コピー認識装置は、ブラインド・コピーを受信しようとする相手 ファクシミリ装置の電話番号を決定すると、電話線インターフェースにブライン ド・コピー電話信号を送信し、これにより、ブラインド・コピー受信するファク シミリ装置の番号がダイヤルされる。多数の受信者にドキュメントを送信するこ のプロセスは、上述し、図８に示すように実施される。 ブラインド・コピー認識装置は更に、ファクシミリ信号発生装置に除去信号を 送信し、これにより、ファクシミリ信号発生装置は、除かれるブラインド・コピ ー受信者を示すイメージ及び文字と共にカバー・シート上のイメージを示す第２ のセットのファクシミリ信号を発生する。第２のセットのファクシミリ信号は、 ブラインド・コピー情報を含む領域がブランク(白)になっていることを除いて、 カバー・シート上のイメージに対応する。それゆえ、その領域内には黒点が存在 せず、第２セットのファクシミリ信号がその領域内のいかなる点の（ｘ，ｙ）座 標を含まないことを要求する。第２セットのファクシミリ信号は、上述のように 、電話線を介する伝送のために、電話線インターフェースに送信される。 本発明は、その好ましい実施例に関して図示及び説明されたが、本発明の精神 及び範囲から逸脱しない範囲で種々の変更及び追加と削除が可能であることは、 この技術分野の熟練した技術者であれば、容易に理解できる。例えば、他の動作 パラメータの値を記述する他のタイプの特徴をカバー・シートから認識してもよ い。例えば、その特徴は、動作パラメータを示すバーコード・グラフィックから なる。その特徴は、多ページ・ドキュメントのカバー・シート以外の他のシート 上に置かれても良い。カバー・シートはまた、別の特徴を認識すべき多ページ・ ドキュメントのページのページ番号を参照しても良い。同様に、この技術分野に 熟練した技術者であれば、制御機能が、幾つかのサブシステムを通して分散して いても、又は、単一のサブシステムに集中していてもよいことを理解できよう。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 少なくとも１ページを有する多ページ・ドキュメントを遠隔のドキュメン ト受信装置に電子的に送信する装置であって、そのページは文字及びグラフィッ クからなるイメージをその上に有し、ページは更に文字及びグラフィックの規定 の配置に対応する特徴を有し、その特徴は遠隔のドキュメント受信装置の電話番 号及び多ページ・ドキュメントのページ数のような装置動作パラメータを規定す るものであり、当該装置は更に、ページを受け入れ、そのページ上のイメージを 示すスキャナ信号を発生する光学スキャナ手段と、遠隔のドキュメント受信装置 に電子的に接続する信号であって、電話インターフェース制御信号に応じて多ペ ージ・ドキュメントを示す信号を送る信号を発生する電話インターフェース手段 と、ドキュメント制御信号に応じて当該光学スキャナ手段にページを選択的に送 り込むドキュメント・ロード手段とを具備し、当該装置は、 スキャナ信号を受信し、それに従って、そのイメージの文字及びグラフ ィックを示す信号であって、更にイメージの文字及びグラフィックのページ上の 位置を示すキャラクタ信号を発生する光学文字認識手段と、 特徴を示す、当該キャラクタ信号のサブセットを受信し、それに従い、 装置動作パラメータの値を示す信号を発生する特徴認識手段と、 多ページ・ドキュメントを当該光学スキャナ手段に選択的に送るための 当該ドキュメント制御信号を発生し、遠隔のドキュメント受信装置に電子的に接 続するための当該電話インターフェース制御信号であって、当該装置動作パラメ ータの値を示す信号の値に従って遠隔のドキュメント受信装置に多ページ・ドキ ュメントを示す信号を送るための電話インターフェース制御信号を発生する制御 装置 とを具備することを特徴とする装置。 ２． 更に、 イメージの特徴内の選択位置の文字により規定される特徴に従ってキャ ラクタ信号を発生する当該特徴認識手段が、規定の文字列を形成するように配置 された文字からなるタグを含み、 当該特徴認識手段は、当該タグの位置に関連した規定位置にある文字に 従ったキャラクタ信号を発生する ことを特徴とする請求項１に記載の装置。 ３． 当該特徴認識手段が更に、当該キャラクタ信号を受信すると共に、それか ら、遠隔のドキュメント受信装置の電話番号を示す電話番号信号を発生する相手 認識手段によって特徴つけられ、 当該特徴認識手段は、当該キャラクタ信号を受信すると共に、それから ドキュメントのページ数を示すドキュメント・サイズ信号を発生するドキュメン ト・サイズ認識手段を具備する 請求項１に記載の装置。 ４． 当該制御装置は更に、多ページ・ドキュメントのページ数を示すドキュメ ント・サイズ信号に応じるロード制御手段により特徴つけられる請求項１に記載 の装置。 ５． 更に、当該光学スキャナ手段から受信した当該スキャナ信号をファクシミ リ・フォーマットで当該イメージを示す信号に変換するファクシミリ信号発生手 段により特徴つけられる請求項１に記載の装置。 ６．当該特徴認識手段が更に、当該キャラクタ信号を受信し、ブラインド・コピ ーを受信しようとする遠隔のドキュメント受信装置の電話番号を示すブラインド コピー電話番号を発生するブラインド・コピー認識手段により特徴付けられ、当 該特徴認識手段が更に、ブラインド・コピーを受信しようとする遠隔のドキュメ ント受信装置の電話番号を除いた当該イメージを示すファクシミリ信号を発生す るブラインド・コピー相手除去装置を具備する請求項１に記載の装置。 ７． 更に、当該スキャナ信号を記憶すると共に、当該制御装置からのコマンド 信号に応じて、当該記憶したスキャナ信号を当該電話インターフェース手段に送 るイメージ・メモリ手段からなる請求項７に記載の装置。 ８．当該制御装置が更に、 当該選択位置を第１のイメージ位置から第２のイメージ位置に変更する 当該特徴認識手段へ送るための位置構成信号を発生する手段と、 当該規定の文字列における当該文字の少なくとも１つを変更する当該特 徴認識手段への送るためのタグ構成信号を発生する手段 とにより特徴つけられる請求項２に記載の装置。 ９． 当該特徴認識手段が、当該イメージ内の選択位置におけるグラフィックに より規定される特徴に従ってキャラクタ信号を発生する請求項１に記載の装置。 １０． 当該特徴認識手段が更に、規定のグラフィック配置を形成するように配 置されたグラフィックからなるタグを含み、当該特徴認識手段が、タグの位置に 関連する規定位置にあるグラフィックの配置に従ってキャラクタ信号を発生する 請求項１に記載の装置。 １１． 当該特徴認識手段が、無効化信号を受信して無効化される請求項１に記 載の装置。 １２． 当該特徴認識手段が更に、当該キャラクタ信号を受信すると共に、それ から、ドキュメント内の最後のページを示すドキュメント・サイズ信号を発生す るドキュメント・サイズ認識手段により特徴つけられる請求項１に記載の装置。