JP2000512242A - サーボ弁装置における反作用装置 - Google Patents

サーボ弁装置における反作用装置

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JP2000512242A JP10549926A JP54992698A JP2000512242A JP 2000512242 A JP2000512242 A JP 2000512242A JP 10549926 A JP10549926 A JP 10549926A JP 54992698 A JP54992698 A JP 54992698A JP 2000512242 A JP2000512242 A JP 2000512242A
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ブロイニング,エドウイン
ケーレル,カルル−ハンス
ラングカンプ,ベルント
シツク,ベルント
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メルセデス−ベンツ レンクンゲン ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、回転弁、及びこれを同軸的に囲みかつ回転弁に対して相対的に回転可能な制御ブシュを有する、とくに自動車のサーボかじ取り装置のための回転弁装置の様式にしたがって形成された液圧サーボ弁装置における反作用装置に関する。制御ブシュに結合されたブシュ区間において内側に、軸線方向V溝が配置されており、これらのV溝内に、制御可能な液圧によって反作用部材が押込み可能であり、これらの反作用部材が、回転弁に回らないように結合された軸部分において半径方向に案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】 サーボ弁装置における反作用装置 本発明は、サーボ弁装置が、回転弁、及びこれを同軸的に囲みかつ回転弁に対 して相対的に回転可能な制御ブシュを有し、かつとくに自動車のサーボかじ取り 装置のために設けられている、回転弁装置の様式にしたがって形成された液圧サ ーボ弁装置における反作用装置に関する。 液圧サーボかじ取り装置は、ほとんどの自動車に大量生産方式で組込まれてい る。その際、例えば舵取りを高速の際にいくらか重くし、かつ低速の際、とくに 操車操作にとって典型的な速度範囲においてとくに軽くするために、かじ取りハ ンドル車において感知可能な又はかじ取り操作の際に加えるべき手動力をパラメ ータに依存して変更することは、基本的に周知である。そのためにいわゆる反作 用装置が使用され、これらの反作用装置により、サーボ弁装置の調整のために必 要な手動力が変更できる。 回転弁装置の様式にしたがって形成されたサーボ弁装置の場合、このことは、 互いに相対的に回転弁と制御ブシュを回転するために必要な力が制御可能に変更 できるということと同じ意味である。 この関係において、回転弁に回らないように結合された回転弁側の軸部分に、 半径方向外方にV字型に広がる側面を備えた軸線方向溝を配置し、かつ制御ブシ ュに回らないように結合されかつ前記の軸部分を同軸的に囲むブシュ区間に、軸 線方向溝内に液圧的に押込み可能な反作用部材のための半径方向案内部を配置す ることが提案されており、その際、この時に反作用部材に、パラメータに依存し て制御可能な液圧を加えることができ、その結果、これらの反作用部材は、制御 可能な力により軸線方向溝内に沈み込もうとし、したがって軸部分とブシュ区間 との間の相対回転に制御可能な抵抗を対立させ、この抵抗は、反作用部材の形、 例えば球、及び軸線方向溝の側面の勾配に依存している。 英国特許第2212463号明細書及び米国特許第4819545号明細書に よれば、反作用装置が公知であり、ここでは反作用部材として設けられた球は、 回転弁装置の回転軸線に対して平行な案内部内に配置されており、かつ回転軸線 に対して半径方向の溝内に押込むことができる。 本発明の課題は、初めに述べたような反作用装置において、一方において特別 な構造的な簡単化、及び他方において比較的大きな反作用力を発生できるように することにある。 本発明によれば、この課題は、次のようにして解決される。すなわち制御ブシ ュに対して相対的に回らないブシュ区間において内側に、半径方向内方にV字型 に広がった側面を備えた軸線方向溝が形成されており、かつ回転弁に対して相対 的に回らない軸部分に、反作用部材を半径方向に案内する半径方向穴が配置され ており、これらの反作用部材が、制御可能な液圧によって溝内に押込み可能であ る。 本発明は、制限された液圧の際に比較的大きな反作用力を発生できるようにす るために、反作用部材と共同動作する軸線方向溝を回転弁軸線からできるだけ大 きな間隔を置いて配置するという一般的な思想に基づいている。 V溝の側面は、場合によっては凹状に又は凸状に湾曲していてもよいので、そ れぞれの反作用力は、制御摺動体と制御ブシュとの間の回転角にも依存している 。 その他に本発明の有利な特徴に関して、本発明のとくに有利な構成を記載した 請求の範囲及び次の図面の説明を参照されたい。 その際、 図1は、回転弁及び反作用装置の概略的な軸線方向断面図を示し、 図2は、図1における切断線II−IIも相応する断面図を示し、 図3は、変形構成の図2に相当する断面図を示し、 図4は、別の変形構成の図2に相当する断面図を示し、かつ 図5は、かじ取りハンドル車に加えるべき手動モーメントに関するサーボモー タに加えられる圧力差を示す線図を示している。 図1によれば、回転弁1は、これに対して同軸的な制御ブシュ2によって囲ま れ、この制御ブシュは、概略的に暗示しただけのハウジング3内に回転可能に配 置されている。回転弁1及び制御ブシュ2は、互いに相対的に限定されて回転可 能であり、それにより回転弁1又は制御ブシュ2に配置された互いに共同動作す る軸線方向制御縁4は、回転弁1及び制御ブシュ2の周方向に互いに相対的に動 かされる。それにより例えば複動ピストンシリンダアセンブリーとして形成され たサーボモータ6の両方の側に結合されかつ液圧ポンプ7の吐出側のための接続 部とポンプ7の吸入側に結合された液圧貯蔵容器8のための接続部との間に液圧 的に接続された2つのモータ接続部5の間に、一方又は他方の方向に制御可能な 圧力差が構成されるので、サーボモータ6は、一方又は他方の方向に相応するサ ーボ力を発生する。 自動車のサーボ舵取りの場合、回転弁又は制御ブシュ2が、図示しないかじ取 りハンドル車に機械的に結合され、かつ制御ブシュ2又は回転弁1が、かじ取り 可能な車輪に機械的に結合されている。回転弁1及び制御ブシュ2は、さらに後 に述べるように、制限された相対回転を互いに相対的に行なうことができ、その 程度がかじ取りハンドル車とかじ取り可能な車輪との間に伝達されるトルクに依 存するように、互いに連結されている。したがって結果において、サーボモータ 6は、前記のトルクに依存するサーボ力を発生し、それによりかじ取りハンドル 車に加えるべき手動力が減少される。このことは、基本的に周知である。 制御ブシュ2に、制御縁4から軸線方向に間隔を置いたブシュ区間9が配置さ れており、このブシュ区間は、制御ブシュと比較して拡大された内径を有するこ とができ、かつその内周に一様に分配されたV溝10を備え、これらのV溝は、 それぞれその軸線方向中央の区間において最大の深さに達し、すなわちV溝10 は、半径方向内方に向かって開いて いる。 回転弁1に、ブシュ区間9に対して同心的な軸部分11が続いており、この軸 部分は、V溝10の数に相当する数の半径方向穴12を有する。軸部分11は、 回転弁1と制御ブシュ2が、互いに相対的にモータ接続部5が同じ液圧を有する その中央位置を占めるとき、半径方向穴12の中心軸線がそれぞれV溝10の長 手中心線を含む回転弁1の軸平面内に含まれるように、回転弁1に回らないよう に結合されている。 ブシュ区間9と制御ブシュ2は、ブシュ区間9をこれに配置された内側円すい 13によって制御ブシュ2に存在する外側円すい14に押し付けることによって 、適当な相対位置において互いに結合することができる。この結合によって、制 御ブシュ2に対して相対的にブシュ区間9の正確な調節が可能になる。基本的に 、制御ブシュ2に内側円すい13を、かつブシュ区間9に外側円すい14を設け ることも可能であり;この場合にも、ブシュ区間9と制御ブシュ2は、前記のよ うに互いに結合することができる。 半径方向穴12内に球15が可動に収容されており、これらの球は、さらに後 に述べるように、液圧作用によって多かれ少なかれ大きな力でV溝10内に押込 むことができる。 軸部分11内に軸線方向穴16が形成されており、この軸線方向穴は、半径方 向穴12に連通している。 軸線方向穴16は、パラメータに依存して制御可能な液圧を加えることができ る。V溝10は、ハウジング3内に形成されたリング空間18を介して、概略的 にのみ示すように、比較的圧力のない液圧貯蔵容器8に連通しているので、球1 5は、前記の液圧によってV溝10内に押すことができる。 この時、サーボ弁装置の回転弁1と制御ブシュ2が互いに相対的に回転すると 、軸部分11も、ブシュ区間9におけるV溝10に対して相対的に回転し、その 結果、球15は、V溝10の右又は左側の側面だけに 接し、かつ球15を半径方向外方に押す圧力に相応してトルクを発生し、このト ルクは、回転弁1及び制御ブシュ2のその相対的な中央位置からの回転移動に抗 するように作用する。 この時、図5は、軸線方向穴16内における種々の圧力に対して、それぞれモ ータ接続部5の間において有効な圧力差Δpの値を、回転弁1と制御ブシュ2と の間に伝達されるトルクMに依存して示している。その際、曲線K1は、軸線方 向穴16内における小さな液圧の際の関係を概略化して示しており、その際、回 転弁1及び制御ブシュ2が、図示しないばねを介して回転弾性的に互いに連結さ れていることを前提とする。回転弁1と制御ブシュ2との間において、一方又は 他方の方向に増大するトルクが有効であると、回転弁1及び制御ブシュ2は、ま すます互いに相対的に回転し、その結果、モータ接続部5の間に、累進的に増大 する圧力差Δpが生じる。 この時、曲線K2は、軸線方向穴16内における大きな圧力の際の関係を示し ている。この時、球15は、高められた力でV溝10内に押されるので、結果に おいて、制御摺動体と制御ブシュ2との間に重要な相対回転を引起こすために、 制御摺動体1と制御ブシュ2との間に、高められたトルクMが有効にならなけれ ばならない。 摩擦損失及びそれに相応してヒステリシス効果を小さく維持するために、制御 摺動体1と制御ブシュ2との間の相対回転の際に球15がV溝10の側面におい て転がると望ましい。そのために側面がブシュ区間9の周方向に制限された勾配 だけを有すると有利である。さらに半径方向穴12の直径は、球15の直径より もわずかだけ大きいので、球15が半径方向穴12内において“浮動し”、すな わち流れる液圧媒体によって半径方向穴12の壁から離されているようにする。 ただし直径差は、半径方向穴の内周と球15との間に形成されるリングギャップ の横断面積が小さな寸法を有し、かつ液圧媒体の流れに大きな絞り抵抗が対立す るように、小さくする。 図2の例において、V溝10はそれぞれ平らな側面を有することが考慮されて いる。 しかしながらV溝10と球15の共同動作によって引起こされる戻し力が、回 転弁1と制御ブシュ2との間の相対回転の角度にも依存することを達成するため に、図3及び4にしたがって、V溝10の側面を凸状又は凹状に湾曲して形成す ることも可能である。凹状の側面の場合、反作用力は、(球15に加わる液圧力 が一定の際)回転角の増加とともに増大するが、一方凸状の側面の場合、戻し力 は、回転角の増加とともに減少する。 その他の点において制御ブシュ2とブシュ区間9は、図1の表示とは相違して 、縁曲げ又は溶接又はねじ止めによって互いに結合することもできる。さらに基 本的に1つの部分からなる一片の構成様式も可能である。 さらに半径方向穴12は、軸部分11の軸線方向にそれぞれ多重に互いに並べ て配置してもよいので、それぞれ複数の球15が、1つのV溝10と共同動作す る。 V溝10は、その深い中央範囲においてU字型の丸められたプロファイルを有 することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年5月27日(1999.5.27) 【補正内容】 明細書(補正) サーボ弁装置における反作用装置 本発明は、サーボ弁装置が、回転弁、及びこれを同軸的に囲みかつ回転弁に対 して相対的に回転可能な制御ブシュを有し、かつとくに自動車のサーボかじ取り 装置のために設けられており、その際、制御ブシュに対して相対的に回らないブ シュ区間において内側に、半径方向内方にV字型に広がった側面を備えた軸線方 向溝が形成されており、かつ回転弁に対して相対的に回らない軸部分に、反作用 部材を半径方向に案内する半径方向穴が配置されており、これらの反作用部材が 、制御可能な液圧によって溝内に押込み可能である、回転弁装置の様式にしたが って形成された液圧サーボ弁装置における反作用装置に関する。 液圧サーボかじ取り装置は、ほとんどの自動車に大量生産方式で組込まれてい る。その際、例えば舵取りを高速の際にいくらか重くし、かつ低速の際、とくに 操車操作にとって典型的な速度範囲においてとくに軽くするために、かじ取りハ ンドル車において感知可能な又はかじ取り操作の際に加えるべき手動力をパラメ ータに依存して変更することは、基本的に周知である。そのためにいわゆる反作 用装置が使用され、これらの反作用装置により、サーボ弁装置の調整のために必 要な手動力が変更できる。 回転弁装置の様式にしたがって形成されたサーボ弁装置の場合、このことは、 互いに相対的に回転弁と制御ブシュを回転するために必要な力が制御可能に変更 できるということと同じ意味である。 初めに記載したような反作用装置は、ヨーロッパ特許出願公開第074988 9号明細書の対象である。この刊行物によれば、V字型の溝は、それぞれ平らな 側面を有する。反作用部材として、球が設けられている。 英国特許第2212463号明細書及び米国特許第4819545号明細書に よれば、反作用装置が公知であり、ここでは反作用部材として 設けられた球は、回転弁装置の回転軸線に対して平行な案内部内に配置されてお り、かつ回転軸線に対して半径方向の溝内に押込むことができる。 本発明の課題は、初めに述べたような反作用装置において、種々の様式で制御 可能な反作用力を発生できるようにすることにある。 本発明によれば、この課題は、次のようにして解決される。すなわちV溝が、 凸状又は凹状の側面を有する(請求項1参照)。 本発明は、それぞれの反作用力が制御摺動体と制御ブシュとの間の回転角にも 依存するという可能性を提供する。 その他に本発明の有利な特徴に関して、本発明のとくに有利な構成を記載した 請求の範囲及び次の図面の説明を参照されたい。 その際、 図1は、回転弁及び反作用装置の概略的な軸線方向断面図を示し、 図2は、図1における切断線II−IIも相応する断面図を示し、 図3は、変形構成の図2に相当する断面図を示し、 図4は、別の変形構成の図2に相当する断面図を示し、かつ 図5は、かじ取りハンドル車に加えるべき手動モーメントに関するサーボモー タに加えられる圧力差を示す線図を示している。 図1によれば、回転弁1は、これに対して同軸的な制御ブシュ2によって囲ま れ、この制御ブシュは、概略的に暗示しただけのハウジング3内に回転可能に配 置されている。回転弁1及び制御ブシュ2は、互いに相対的に限定されて回転可 能であり、それにより回転弁1又は制御ブシュ2に配置された互いに共同動作す る軸線方向制御縁4は、回転弁1及び制御ブシュ2の周方向に互いに相対的に動 かされる。それにより例えば複動ピストンシリンダアセンブリーとして形成され たサーボモータ6の両方の側に結合されかつ液圧ポンプ7の吐出側のための接続 部とポンプ7の吸入側に結合された液圧貯蔵容器8のための接続部との間に液圧 的に接続された2つのモータ接続部5の間に、一方又は他方の方向に制 御可能な圧力差が構成されるので、サーボモータ6は、一方又は他方の方向に相 応するサーボ力を発生する。 自動車のサーボ舵取りの場合、回転弁又は制御ブシュ2が、図示しないかじ取 りハンドル車に機械的に結合され、かつ制御ブシュ2又は回転弁1が、かじ取り 可能な車輪に機械的に結合されている。回転弁1及び制御ブシュ2は、さらに後 に述べるように、制限された相対回転を互いに相対的に行なうことができ、その 程度がかじ取りハンドル車とかじ取り可能な車輪との間に伝達されるトルクに依 存するように、互いに連結されている。したがって結果において、サーボモータ 6は、前記のトルクに依存するサーボ力を発生し、それによりかじ取りハンドル 車に加えるべき手動力が減少される。このことは、基本的に周知である。 制御ブシュ2に、制御縁4から軸線方向に間隔を置いたブシュ区間9が配置さ れており、このブシュ区間は、制御ブシュと比較して拡大された内径を有するこ とができ、かつその内周に一様に分配されたV溝10を備え、これらのV溝は、 それぞれその軸線方向中央の区間において最大の深さに達し、すなわちV溝10 は、半径方向内方に向かって開いている。 回転弁1に、ブシュ区間9に対して同心的な軸部分11が続いており、この軸 部分は、V溝10の数に相当する数の半径方向穴12を有する。軸部分11は、 回転弁1と制御ブシュ2が、互いに相対的にモータ接続部5が同じ液圧を有する その中央位置を占めるとき、半径方向穴12の中心軸線がそれぞれV溝10の長 手中心線を含む回転弁1の軸平面内に含まれるように、回転弁1に回らないよう に結合されている。 ブシュ区間9と制御ブシュ2は、ブシュ区間9をこれに配置された内側円すい 13によって制御ブシュ2に存在する外側円すい14に押し付けることによって 、適当な相対位置において互いに結合することができる。この結合によって、制 御ブシュ2に対して相対的にブシュ区間9の正確な調節が可能になる。基本的に 、制御ブシュ2に内側円すい13を、 かつブシュ区間9に外側円すい14を設けることも可能であり;この場合にも、 ブシュ区間9と制御ブシュ2は、前記のように互いに結合することができる。 半径方向穴12内に球15が可動に収容されており、これらの球は、さらに後 に述べるように、液圧作用によって多かれ少なかれ大きな力でV溝10内に押込 むことができる。 軸部分11内に軸線方向穴16が形成されており、この軸線方向穴は、半径方 向穴12に連通している。 軸線方向穴16は、パラメータに依存して制御可能な液圧を加えることができ る。V溝10は、ハウジング3内に形成されたリング空間18を介して、概略的 にのみ示すように、比較的圧力のない液圧貯蔵容器8に連通しているので、球1 5は、前記の液圧によってV溝10内に押すことができる。 この時、サーボ弁装置の回転弁1と制御ブシュ2が互いに相対的に回転すると 、軸部分11も、ブシュ区間9におけるV溝10に対して相対的に回転し、その 結果、球15は、V溝10の右又は左側の側面だけに接し、かつ球15を半径方 向外方に押す圧力に相応してトルクを発生し、このトルクは、回転弁1及び制御 ブシュ2のその相対的な中央位置からの回転移動に抗するように作用する。 この時、図5は、軸線方向穴16内における種々の圧力に対して、それぞれモ ータ接続部5の間において有効な圧力差Δpの値を、回転弁1と制御ブシュ2と の間に伝達されるトルクMに依存して示している。その際、曲線K1は、軸線方 向穴16内における小さな液圧の際の関係を概略化して示しており、その際、回 転弁1及び制御ブシュ2が、図示しないばねを介して回転弾性的に互いに連結さ れていることを前提とする。回転弁1と制御ブシュ2との間において、一方又は 他方の方向に増大するトルクが有効であると、回転弁1及び制御ブシュ2は、ま すます互いに相対的に回転し、その結果、モータ接続部5の間に、累進的に増大 す る圧力差Δpが生じる。 この時、曲線K2は、軸線方向穴16内における大きな圧力の際の関係を示し ている。この時、球15は、高められた力でV溝10内に押されるので、結果に おいて、制御摺動体と制御ブシュ2との間に重要な相対回転を引起こすために、 制御摺動体1と制御ブシュ2との間に、高められたトルクMが有効にならなけれ ばならない。 摩擦損失及びそれに相応してヒステリシス効果を小さく維持するために、制御 摺動体1と制御ブシュ2との間の相対回転の際に球15がV溝10の側面におい て転がると望ましい。そのために側面がブシュ区間9の周方向に制限された勾配 だけを有すると有利である。さらに半径方向穴12の直径は、球15の直径より もわずかだけ大きいので、球15が半径方向穴12内において“浮動し”、すな わち流れる液圧媒体によって半径方向穴12の壁から離されているようにする。 ただし直径差は、半径方向穴の内周と球15との間に形成されるリングギャップ の横断面積が小さな寸法を有し、かつ液圧媒体の流れに大きな絞り抵抗が対立す るように、小さくする。 図2の例において、V溝10はそれぞれ平らな側面を有することが考慮されて いる。 本発明によれば、V溝10と球15の共同動作によって引起こされる戻し力が 、回転弁1と制御ブシュ2との間の相対回転の角度にも依存することを達成する ために、図3及び4にしたがって、V溝10の側面を凸状又は凹状に湾曲して形 成することが考慮されている。凹状の側面の場合、反作用力は、(球15に加わ る液圧力が一定の際)回転角の増加とともに増大するが、一方凸状の側面の場合 、戻し力は、回転角の増加とともに減少する。 その他の点において制御ブシュ2とブシュ区間9は、図1の表示とは相違して 、縁曲げ又は溶接又はねじ止めによって互いに結合することもできる。さらに基 本的に1つの部分からなる一片の構成様式も可能であ る。 さらに半径方向穴12は、軸部分11の軸線方向にそれぞれ多重に互いに並べ て配置してもよいので、それぞれ複数の球15が、1つのV溝10と共同動作す る。 V溝10は、その深い中央範囲においてU字型の丸められたプロファイルを有 することができる。 請求の範囲 1.サーボ弁装置が、回転弁(1)、及びこれを同軸的に囲みかつ回転弁(1) に対して相対的に回転可能な制御ブシュ(2)を有し、かつとくに自動車のサー ボかじ取り装置のために設けられており、その際、制御ブシュ(2)に対して相 対的に回らないブシュ区間(9)において内側に、半径方向内方にV字型に広が った側面を備えた軸線方向溝(10)が形成されており、かつ回転弁(1)に対 して相対的に回らない軸部分(11)に、反作用部材(15)を半径方向に案内 する半径方向穴(12)が配置されており、これらの反作用部材が、制御可能な 液圧によって溝(10)内に押込み可能である、回転弁装置の様式にしたがって 形成された液圧サーボ弁装置における反作用装置において、V溝(10)が、凸 状又は凹状の側面を有することを特徴とする、回転弁装置の様式にしたがって形 成された液圧サーボ弁装置における反作用装置。 2.反作用部材が、球(15)として形成されていることを特徴とする、請求 項1に記載の反作用装置。 3.反作用部材又は球(15)が、追加的にばねによってV溝(10)内に押 されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の反作用装置。 4.半径方向穴(12)が、軸部分(11)に配置された軸線方向穴(16) に連通しており、この軸線方向穴に、パラメータに依存して制御可能な液圧を加 えることができることを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の反作用装 置。 5.ブシュ区間(9)が、ここに配置された内側円すい部(13)によって、 制御ブシュ(2)に存在する外側円すい部(14)に押し付けられていることを 特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載の反作用装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラングカンプ,ベルント ドイツ連邦共和国 デー―73669 リヒテ ンヴアルト プロープストシユトラーセ37 /1 (72)発明者 シツク,ベルント ドイツ連邦共和国 デー―73650 ヴイン テルバツハ カルルシユトラーセ13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.サーボ弁装置が、回転弁(1)、及びこれを同軸的に囲みかつ回転弁(1) に対して相対的に回転可能な制御ブシュ(2)を有し、かつとくに自動車のサー ボかじ取り装置のために設けられており、その際、制御ブシュ(2)に対して相 対的に回らないブシュ区間(9)において内側に、半径方向内方にV字型に広が った側面を備えた軸線方向溝(10)が形成されており、かつ回転弁(1)に対 して相対的に回らない軸部分(11)に、反作用部材(15)を半径方向に案内 する半径方向穴(12)が配置されており、これらの反作用部材が、制御可能な 液圧によって溝(10)内に押込み可能である、回転弁装置の様式にしたがって 形成された液圧サーボ弁装置における反作用装置。 2.反作用部材が、球(15)として形成されていることを特徴とする、請求 項1に記載の反作用装置。 3.反作用部材又は球(15)が、追加的にばねによってV溝(10)内に押 されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の反作用装置。 4.V溝(10)が、凸状の側面を有することを特徴とする、請求項1ないし 3の1つに記載の反作用装置。 5.V溝(10)が、凹状の側面を有することを特徴とする、請求項1ないし 3の1つに記載の反作用装置。 6.半径方向穴(12)が、軸部分(11)に配置された軸線方向穴(16) に連通しており、この軸線方向穴に、パラメータに依存して制御可能な液圧を加 えることができることを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載の反作用装 置。 7.ブシュ区間(9)が、ここに配置された内側円すい部(13)によって、 制御ブシュ(2)に存在する外側円すい部(14)に押し付けられていることを 特徴とする、請求項1ないし6の1つに記載の反作用装置。
JP10549926A 1997-05-24 1998-05-15 サーボ弁装置における反作用装置 Pending JP2000512242A (ja)

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