JP2000511264A - 圧力弁 - Google Patents

圧力弁

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JP2000511264A JP10539997A JP53999798A JP2000511264A JP 2000511264 A JP2000511264 A JP 2000511264A JP 10539997 A JP10539997 A JP 10539997A JP 53999798 A JP53999798 A JP 53999798A JP 2000511264 A JP2000511264 A JP 2000511264A
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Abstract

(57)【要約】 燃料噴射ポンプのポンプ作業室(9)と燃料供給される内燃機関における噴射箇所(11)との間のおける圧送導管(7)に取り付けられる圧力弁であって、第1の弁座(17)を有する弁体(13)が設けられており、該弁体(13)が軸方向の貫通通路(15)を有していて、該貫通通路(15)内において、第1の弁ばね(23)の力に抗して噴射箇所(11)に向かって開放する圧力弁閉鎖部材(19)が案内されており、該圧力弁閉鎖部材(19)が、第1の弁座(17)と共働するシール面(21)を有しており、圧力弁閉鎖部材(19)に軸方向の貫通孔(25)が設けられており、該貫通孔(25)が、第2の弁ばね(33)を有していてポンプ作業室(9)に向かって開放する戻し弁(27)によって閉鎖可能である形式のものにおいて、圧力弁の絞られない最適な燃料貫流を達成するために、本発明では、第1及び第2の弁ばね(23,33)の半径方向外側の周面と両弁ばね(23,33)を取り囲むケーシング内壁との間に、燃料を絞らずに貫流させることができる各1つの燃料通路が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 圧力弁 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念部に記載の圧力弁に関する。 ドイツ連邦共和国特許第4240302号明細書に基づいて公知のこのような 形式の圧力弁は、燃料噴射ポンプのポンプ作業室と、燃料噴射ポンプによって燃 料供給される内燃機関における噴射箇所との間における圧送導管に、挿入されて いる。この場合圧力弁は、弁ケーシングを形成する管片に挿入された弁体を有し ており、この弁体は軸方向の貫通通路を有していて、ポンプ作業室とは反対側の 端面で、第1の弁座を形成している。弁体の軸方向の貫通通路においては、噴射 箇所に向かって開放する圧力弁閉鎖部材が案内されており、この圧力弁閉鎖部材 は、第1の弁ばねの力によってシール面で、第1の弁座に保持される。この場合 圧力弁閉鎖部材には軸方向の貫通孔が配置されており、この貫通孔は、ポンプ作 業室に向かって開放する戻し弁によって閉鎖可能である。燃料噴射ポンプの運転 中に、高圧下にある媒体、つまりポンプ作業室から圧送導管を介して圧力弁に供 給される媒体によって、圧力弁閉鎖部材は、第1の弁ばねの力に抗して第1の弁 座から持ち上げられ、これによって圧力弁は噴射箇所に向かって開放する。そし て高圧吐出の終了時に、圧力弁閉鎖部材はその弁座へと戻る。同時に噴射箇所に おける噴射弁が閉鎖し、これによって圧力弁と噴射弁との間に閉じ込められた容 量において、圧力波が発生して往復動し、この圧力波によって、噴射弁が再度開 放してしまうことがある。このことを回避するために、圧力弁閉鎖部材に配置さ れた戻し弁が開放するようになっており、この戻し弁を介して圧送導管における 圧力レベルは圧力弁閉鎖部材の閉鎖後においても基準圧(Standdruck)に減衰さ れることができ、この基準圧は、戻し弁の第2の弁ばねのプレロード(Vorspann ung)によって調節可能である。 この場合等圧弁構造形式の圧力弁にはしかしながら次のような欠点がある。す なわちこの場合ポンプ作業室から噴射箇所に向かって流れる燃料及び戻る燃料は 、それぞれ第1もしくは第2の弁ばねを半径方向外側から内方に向かって貫流し なくてはならない。しかしながらこの場合、弁ばねの個々のばね巻条の間におけ る間隙寸法は、各弁部材の開放行程に関連して変化するので、弁ばねを貫流する 際に不都合な絞り作用が生じてしまう。弁部材の開放行程に関連して変化するこ の絞り作用は、この場合圧力弁における燃料の貫流特性に不都合な影響を与え、 そしてこれは、噴射箇所の噴射弁における噴射経過に対して不都合な作用を及ぼ すことがある。 発明の利点 請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明による圧力弁には、公知の 弁に対して次のような利点がある。すなわち本発明による圧力弁では、燃料噴射 ポンプによって圧送された燃料は、弁ばねを半径方向には貫流しないので、圧力 弁の絞られない貫流特性が保証されている。そしてこの場合燃料は有利な形式で 弁ばねの半径方向外側において該弁ばねのそばを案内され、この場合弁ばねの半 径方向外側の周面と弁ばねをそれぞれ取り囲むケーシング内壁との間には、横断 面の大きな燃料通路が形成されていて、この燃料通路を通って燃料は絞られるこ となしに貫流することができる。 本発明の特に有利な構成では、圧力弁閉鎖部材と戻し弁とが、軸方向で相前後 して位置するように配置されており、この場合圧力弁閉鎖部材は、ポンプ作業室 に向けられた端面で、同時に、戻し弁の弁部材のための第2の弁座を形成してい る。圧力弁閉鎖部材及び戻し弁の弁部材の開放行程運動は、この場合有利にはそ れぞれストッパ部材によって制限され、これらのストッパ部材は同時に圧力弁内 におけるデッド容積もしくは有害容積を減じる。妨げられない燃料貫流のために これらのストッパ部材はこの場合弁部材とは反対側の端部においてその周面に切 欠きを有しており、これら の切欠きは横孔もしくは横方向開口を介して、弁部材とは反対側の端面における 軸方向の袋孔と接続されており、そしてこの袋孔でそれぞれ圧送導管に接続され ている。さらにまた、戻し弁のばね受と圧力弁閉鎖部材の、弁体に突入している 部分は、軸方向の切欠き、有利には研削部を有しており、これらの切欠きもしく は研削部は、弁体内における部材の良好な案内を可能にすると同時に、絞られな い燃料貫流をも可能にする。この場合戻し弁の第2のストッパ部材が、弁体の軸 方向の貫通通路内に押し込まれていると、有利であり、この場合押込み深さによ って、戻し弁の最大の開放行程距離を調節することができる。ストッパ部材、戻 し弁のばね受及び圧力弁閉鎖部材の切欠きもしくは研削部は、全体として、絞ら れない燃料貫流と弁体もしくは弁ケーシングにおける部材の十分な軸方向の案内 とを同時に可能にするような形状を有することができる。択一的に、圧力弁の第 1のストッパ部材が軸方向の貫通孔を備えているような構成も可能であり、この 場合貫通孔は圧送導管の噴射側の部分を直接的に圧力弁閉鎖部材における貫通孔 と接続しており、このようになっていると、戻る燃料も弁ばねを貫流する必要が なく、妨げられることなしに戻し弁へと流れることができる。 本発明による圧力弁のその他の有利な構成は、図面、実施例の記載及びその他 の請求項に記載されている 。 図面 以下においては本発明による圧力弁の4つの実施例を、図面を参照しながら詳 説する。 第1図は、燃料の流れが戻し弁の第2のストッパ部材において横孔を介して行 われるようになっている、等圧弁として形成された圧力弁の第1実施例を示す縦 断面図であり、 第2図は、燃料の流れが戻し弁の第2のストッパ部材において斜めの研削部を 介して行われるようになっている第2実施例を示す縦断面図であり、 第3図は、燃料貫流が第2のストッパ部材において斜めの半径方向孔を介して 行われるようになっている第3実施例を示す縦断面図であり、 第4図は、圧力弁閉鎖部材の第1のストッパ部材に貫通孔が設けられている第 4実施例を示す縦断面図である。 実施例の記載 第1図には、本発明による圧力弁1の1実施例が縦断面図で示されている。こ の圧力弁1は、管片を形成する弁ケーシング5の段付けされた貫通孔3に挿入さ れており、弁ケーシング5自体は、燃料噴射ポンプの図示されていないケーシン グにねじ込まれている。圧力弁1はこの場合、燃料噴射ポンプの部分的に示され たポンプ作業室9と、燃料供給される同様に図示され ていない内燃機関の燃焼室に開口する噴射弁の形の噴射箇所11との間で、圧送 導管7に挿入されており、この場合弁ケーシング5における貫通孔3は、この圧 送導管7の一部を形成している。圧力弁1は管状の弁体13を有しており、この 弁体13はポンプ作業室側において弁ケーシング5の貫通孔3に挿入されている 。弁体13はこの場合軸方向の貫通通路15を有しており、ポンプ作業室とは反 対側のリング端面で、有利には円錐形に形成された第1の弁座面17を形成して いる。この第1の弁座面17とは、軸方向の貫通通路15内において部分的に軸 方向シフト可能に案内されたピストン状の圧力弁閉鎖部材19が円錐形のシール 面21で共働する。圧力弁閉鎖部材19はこの場合、第1の弁ばね23によって 第1の弁座17に接触させられていて、第1の弁ばね23の閉鎖力を燃料圧が上 回った場合に、噴射箇所11に向かって開放する。 圧力弁閉鎖部材19は軸方向の貫通孔25を有しており、この貫通孔25は、 ポンプ作業室9に向かって解放する戻し弁27によって閉鎖可能である。この場 合圧力弁閉鎖部材19の、ポンプ作業室9に向けられたリング端面は、第2の弁 座面29を形成しており、この弁座面29とは、球31として形成された戻し弁 27の弁部材と共働する。戻し弁27の弁球31は、この場合第2の弁ばね33 によってばね受35を介して、第2の弁座29に接触させられており、この場合 第2の弁ばね33は他方の側において位置固定に、弁体13における貫通通路1 5の段部に支持されている。圧力弁閉鎖部材19及び弁球31の開放行程運動を 制限するために、さらに2つのストッパ部材が設けられており、そのうちの第1 のストッパ部材37は、第1の弁ばね23を受容する横断面を拡大されたばね室 39、つまり弁ケーシング5における貫通孔3のばね室39に配置されている。 第1のストッパ部材37はこの場合圧力弁閉鎖部材19とは反対側の端部に、リ ング段部41を有しており、このリング段部41には第1の弁ばね23が支持さ れていて、そして第1のストッパ部材37を、ばね室39を制限する弁ケーシン グ5内における孔段部に対して緊締する。この場合第1のストッパ部材37は、 圧力弁閉鎖部材19に向けられた端面で、圧力弁閉鎖部材19の行程運動を制限 するストッパ面を形成しており、この場合第1の弁ばね23は第1のストッパ部 材37を取り囲んでいる。 第2のストッパ部材34が弁体13の貫通通路15に挿入されていて、この第 2のストッパ部材43は弁球31とは反対側の端面で、軸方向の貫通通路15の 孔段部に接触し、かつ弁球31に向けられた端面で、ストッパ面を形成しており 、このストッパ面はばね受35の対応する端面と共働する。第2の弁ばね33は 第1の弁ばね23と同様に、第2のストッパ部材43のリング段部45に支持さ れていて、ストッパ部材4 3の、ストッパ面を有する部分を、半径方向で取り囲んでいる。 この場合弁ばね23,33は次のように配置されている。すなわち弁ばね23 ,33の外側の周壁面と貫通孔3もしくは貫通通路15の内壁との間に、各1つ の燃料通路が形成されるようになっており、この燃料通路を通して燃料は絞られ ることなしに、ポンプ作業室9から噴射箇所11に向かって流れることができる 。 圧力弁1及び戻し弁27における絞られることのない燃料貫流を保証するため に、ストッパ部材37,43とばね受35と圧力弁閉鎖部材19の、貫通通路1 5に突入している端部とは、拡大された断面図に示された切欠きもしくは孔を有 しており、これらの切欠きもしくは孔については以下において流れ方向で噴射箇 所11に向かって順番に正確に述べる。 第2のストッパ部材43はこの場合、ポンプ作業室9に向けられた下側の端面 に軸方向の袋孔(Sackbohrung)47を有しており、この袋孔47は圧送導管7 に開口していて、半径方向の横通路49(有利には溝)を介して、弁体13にお ける軸方向の貫通通路15と接続されている。この場合、横通路49の流出開口 の領域にはさらに有利には3つの研削部(Anschliff)51が第2のストッパ部 材43に設けられており、これらの研削部51は、第2のストッパ部材43に沿 った 絞られない燃料貫流を保証し、かつ同時に軸方向の貫通通路15におけるストッ パ部材43の確実な案内を保証している。 ばね受35は同様に、有利には4つの軸方向に延びる切欠き53を周面に有し ており、これらの切欠き53は妨げられない燃料貫流を可能にする。 圧力弁閉鎖部材19は、シール面21に接続していて弁体13の貫通通路15 に突入する端部に、有利には3つの平らな研削部55を有しており、これらの研 削部55は、軸方向で第2の弁座面29のところまで延びている。 第1のストッパ部材37は第2のストッパ部材43と同様に、噴射箇所11に 向けられた端面に、貫通孔3に対して同軸的な袋孔57を有しており、この袋孔 57は横通路59(有利には溝)を介してばね室39と接続されている。さらに 第1のストッパ部材37は、リング段部41の領域において横通路59の流出開 口に、有利には4つの平らな研削部を妨げられない燃料貫流のために有している 。 本発明による圧力弁は次のように作動する。燃料噴射ポンプの高圧吐出の開始 前において、圧送導管7には基準圧(Standdruck)が存在しており、この基準圧 では圧力弁1及び戻し弁27は第1の弁ばね23及び第2の弁ばね33の力によ って、閉鎖状態を保たれる。この場合第1の弁ばね23のプレロードは第2の弁 ばね33のプレロードよりも大きく構成されている。燃料噴射ポンプにおける高 圧吐出の開始と共に、ポンプ作業室9における圧力は圧力弁1の開放圧を越えて 上昇し、その結果弁体13の貫通通路15に設けられた第1の弁座17における 燃料高圧は、圧力弁開鎖部材19を、第1の弁ばね23の戻し力に抗して第1の 弁座17から持ち上げる。この際に、高圧下にある燃料はまず初めに第2のスト ッパ部材43を開口47,49,51を介して貫流し、さらにばね受35及び圧 力弁閉鎖部材19の切欠き53,55に沿ってばね室39内に流れ、そこから第 1のストッパ部材37における開口59,57を介してさらに弁ケーシング5に おける貫通孔3に流入し、そこから、噴射箇所11に通じる圧送導管7に流れる 。そこで燃料高圧は公知の形式で燃料噴射弁において噴射のために、燃料供給さ れる内燃機関に達する。この場合燃料貫流は圧力弁1と戻し弁27とを通して燃 料通路に沿って弁ばね23,33の半径方向外側において行われるので、燃料は 絞られることなしに等圧弁(Gleichdruckventil)を通して噴射箇所11に流れ ることができる。 ポンプ作業室9における高圧吐出の終了後に、圧送導管7における圧力は極め て迅速に再び、圧力弁1の必要な開放圧の下に下がる。その結果第1の弁ばね2 3は圧力弁閉鎖部材119を戻し運動させて新たに第1の弁座17に接触させる 。噴射弁11及び圧力弁1の 閉鎖によって圧送導管7内において発生する燃料圧波は、この場合戻し弁27を 介して緩衝され、そのために圧力弁閉鎖部材19における貫通孔25において生 じる燃料圧は、球弁部材31を第2の弁ばね33の戻し力に抗して第2の弁座2 9から持ち上げる。この際に燃料は圧送導管7からばね室39を介して、圧力弁 閉鎖部材19における貫通孔25を通して弁体13における貫通通路15に流れ 、かつ第2のストッパ部材43を介してポンプ作業室9内に戻る。圧送導管7に おける調節可能な基準圧の到達後に、第2の弁ばね33の力は新たに圧送導管7 における残っている燃料圧を上回り、そして球弁部材31を新たに第2の弁座2 9に押圧して密に接触させる。弁部材19,31の開放行程運動はこの場合、ス トッパ部材37,43における接触によって制限されている。さらに、弁ばね2 3,33のプレロードは、ストッパ部材37,43におけるリング段部の厚さの 構成によって調節することができる。 第2図に示された本発明による圧力弁の第2実施例は、第1実施例に対して単 に戻し弁27の第2のストッパ部材43の構成だけが異なっている。第2のスト ッパ部材43はこの場合、単純な袋孔の代わりに、球弁部材31とは反対側の端 面に特定の輪郭をもつ輪郭孔63を有しており、この輪郭孔63は、円筒形の第 2のストッパ部材43の周壁に斜めに形成された平ら な研削部65を介して、弁体13における軸方向の貫通通路15と接続されてい る。この場合、図2において第2のストッパ部材43の断面図で示されたこの燃 料貫流ジオメトリには次のような利点がある。すなわちこのような燃料貫流ジオ メトリでは、流れ抵抗が極めて小さく、かつ同時に弁体13における及び第2の 弁ばね33のための十分な接触支持面が保証されている。 第3図に示された本発明による圧力弁の第3実施例は、第1図に示された第1 実施例に対して単に第2のストッパ部材43の構成だけが異なっている。第3図 ではこの場合第2のストッパ部材43は、球弁部材31とは反対側における、横 断面を拡大された周面で、弁体13における貫通通路15の壁に押し込まれてい る。そして第2のストッパ部材43における燃料貫流は、半径方向の傾斜孔67 を介して行われ、この傾斜孔67は、第2のストッパ部材43の周面における軸 方向の平らな研削部69を起点として延びて、第2のストッパ部材43の、弁部 材とは反対側の端面における軸方向の袋孔47に、開口している。 第4図に示された第4実施例は、第1図に示された第1実施例に対して、圧力 弁1の第1のストッパ部材37及び戻し弁27の第2のストッパ部材43の構成 において異なっている。この第4実施例では第1のストッパ部材37は、袋孔の 代わりに軸方向の貫通孔7 1を有しており、この軸方向孔71からは公知の形式で有利には4つの横通路5 9が延びている。これらの横通路59はこの場合リング段部41の領域において 第1のストッパ部材47の周壁に開口しており、この周壁はこの領域において平 らな研削部を有している。この場合燃料貫流は流れ方向において噴射箇所11に 向かってばね室339から横通路59と孔71とを介して、貫通孔3にそこから さらに圧送導管7へと行われる。この貫流は特に、ストッパ部材37に圧力弁閉 鎖部材19が接触している場合に行われる。噴射箇所11からポンプ作業室9へ の逆方向における燃料の流れは、第1のストッパ部材37における貫通孔71を 介して行われ、そこから燃料は絞られずに、圧力弁閉鎖部材19における、貫通 孔71に対して同軸的な貫通孔25内に流入し、さらに第2の弁座29にまで流 れることができる。このような構成には次のような利点がある。すなわちこのよ うに構成されていると、戻る燃料量は極めて迅速にかつ絞られることなくしかも 変向されずに、戻し弁27にまで達することができる。 第2のストッパ部材43は、ストッパ部材43の断面図からも分かるように、 半径方向の傾斜孔67を複数備えていて、これらの傾斜孔67は軸方向の袋孔4 7に開口している。貫通通路15への傾斜孔67の流出開口は、この場合第2の ストッパ部材43の斜めの肩部73に設けられており、このようになっていると 、第2のストッパ部材43を通る燃料の貫流特性に対して有利な影響を与えるこ とができる。それというのは、この場合燃料流は強く変向されないからである。 この第4実施例における特別な利点としては次のことが挙げられる。すなわち この第4実施例では、燃料流は噴射箇所に向かってもポンプ作業室9への逆方向 においても、弁ばね23,33のうちの1つを全く貫流する必要がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァルター フクス ドイツ連邦共和国 D―70469 シユツツ トガルト ベルタシュトラーセ 51 (72)発明者 シュテファン ヨナス ドイツ連邦共和国 D―70197 シュツツ トガルト ビスマルクシュトラーセ 77 (72)発明者 緒方 清隆 埼玉県東松山市箭弓町3―13―26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 燃料噴射ポンプのポンプ作業室(9)と燃料供給される内燃機関における噴 射箇所(11)との間のおける圧送導管(7)に取り付けられる圧力弁であって 、第1の弁座(17)を有する弁体(13)が設けられており、該弁体(13) が軸方向の貫通通路(15)を有していて、該貫通通路(15)内において、第 1の弁ばね(23)の力に抗して噴射箇所(11)に向かって開放する圧力弁閉 鎖部材(19)が案内されており、該圧力弁閉鎖部材(19)が、第1の弁座( 17)と共働するシール面(21)を有しており、圧力弁閉鎖部材(19)に軸 方向の貫通孔(25)が設けられており、該貫通孔(25)が、第2の弁ばね( 33)を有していてポンプ作業室(9)に向かって開放する戻し弁(27)によ って閉鎖可能である形式のものにおいて、第1及び第2の弁ばね(23,33) の半径方向外側の周面と両弁ばね(23,33)を取り囲むケーシング内壁との 間に、燃料を絞らずにポンプ作業室(9)から噴射箇所(11)に流す燃料通路 が形成されていることを特徴とする圧力弁。 2. 圧力弁閉鎖部材(19)と戻し弁(27)とが、軸方向で相前後して位置す るように配置されている、請求項1記載の圧力弁。 3. 圧力弁閉鎖部材(19)の開放行程距離が、弁ケーシング(5)の孔(3) に挿入された第1のストッパ部材(37)によって制限されており、該第1のス トッパ部材(37)が圧力弁閉鎖部材(19)とは反対側の端部に、リング段部 (41)を有していて、該リング段部(41)に第1の弁ばね(23)が支持さ れていて、第1のストッパ部材(37)が、弁ケーシング(5)に設けられた孔 (3)の孔段部に向かって押圧されている、請求項1記載の圧力弁。 4. 戻し弁(27)が、弁体(13)の軸方向の貫通通路(15)に挿入されて おり、圧力弁閉鎖部材(19)の、ポンプ作業室(9)に向けられた端面が、第 2の弁座面(29)を形成していて、該第2の弁座面(29)に、戻し弁部材( 31)が第2の弁ばね(33)の力によって接触状態で保たれる、請求項1記載 の圧力弁。 5. 戻し弁部材(31)が球として形成されていて、該弁球がばね受(35)に よって案内されていて、該ばね受(35)が弁球(31)とは反対側の端面で、 ストッパ面を形成しており、該ストッパ面が、貫通通路(15)に挿入された第 2のストッパ部材(43)と、弁球(31)の開放行程運動を制限するために共 働する、請求項4記載の圧力弁。 6. ストッパ部材(37,43)が弁部材(19,3 1)とは反対側の端部において周面に、切欠きを有しており、該切欠きが接続通 路を介して、弁部材とは反対側の端面における中央の切欠きと接続されており、 該中央の切欠きにそれぞれ圧送導管(7)の一部が開口している、請求項3又は 5記載の圧力弁。 7. 戻し弁(27)のばね受(35)の周面に軸方向の切欠き(53)が設けら れている、請求項5記載の圧力弁。 8. 圧力弁閉鎖部材(19)が、シール面(21)に接続されていて弁体(13 )内に突入している周面に、少なくとも1つの軸方向の研削部(55)を有して いる、請求項1記載の圧力弁。 9. 第1のストッパ部材(37)に軸方向の貫通孔(71)が設けられており、 該貫通孔(71)が、圧送導管(7)の、噴射箇所(1)に通じる部分を、第1 の弁ばね(23)を受容するばね室(39)と接続し、かつ有利には貫通孔(2 5)に対して同軸的に圧力弁閉鎖部材(19)に配置されている、請求項3記載 の圧力弁。 10.第2のストッパ部材(43)が、周面の一部で弁体(13)の貫通通路(1 5)に押し込まれている、請求項5記載の圧力弁。
JP10539997A 1997-03-15 1998-01-12 圧力弁 Ceased JP2000511264A (ja)

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