JP2000510673A - 差動対利得制御段 - Google Patents

差動対利得制御段

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Abstract

(57)【要約】 利得制御差動対(GCDP)10は差動駆動信号に応じて電流を流し、信号路の利得は駆動信号により制御されるトランジスタの1つの電流回路を介して形成される。GCDPは駆動回路20によって駆動されることが好ましく、この駆動回路20は対称の入力信号を受信し、オフセット差動駆動信号を生成し、それはGCDPのトランジスタの1つを対称の入力信号電圧範囲の広い部分にわたってオフに維持し、それによってGCDPで生じる雑音を減少させる。1以上のGCDPはギルバートミキサ30の一部として構成され、ミキサの入力段と出力段との間を流れるRF電流の量を調整し、それはミキサにより供給される他の回路における利得制御を行う必要をなくす。オフセット駆動信号により駆動されたとき、ギルバートミキサは利得制御と、低い歪みと、低い電力消費と、優れたLO/RF分離とを同時に与える。

Description

【発明の詳細な説明】 差動対利得制御段発明の背景 発明の分野 本発明は、利得制御段の分野に関し、特に、差動対により実現される利得制御 段に関する。関連技術の説明 自動利得制御(AGC)回路は、ラジオ、マイクロ波トランシーバおよびセル ラー電話機を含む多数の無線通信デバイスに認められる。IF増幅器およびアナ ログデジタル変換器のようなこれらのデバイスの中に認められる機能ブロックの いくつかは、ほぼ一定の信号強度を有する入力を与えられたときに最も良好に動 作する。しかしながら、デバイスによって受信されたRF信号の強度の変りやす さのために、通常、これらの入力の強度が変化させられる。AGC回路は、一般 に、それが必要とされる機能ブロックのフロントエンドに、あるいはそれ自身の 離散ブロック中に位置され、これらの入力の信号強度を等化するように機能する 。この回路によって提供される性能上の利点は、多くは、それが当デバイスまた はブロックに付加する複雑さより重要である。たとえば、文献(Rohde氏による Communications receivers:principles and design, McGraw-Hill,Inc.(1988), pp.238-246)には、AGC回路の従来の適用が記載されている。 差動対は、AGCの素子として使用可能である。この差動対は、バイポーラト ランジスタ対のエミッタまたはFET対のソースを結合することによって形成さ れた共通の接続部で接続されている2個のトランジスタから構成され、ときには 、縮退(degeneration)抵抗がそれらの各エミッタ(またはソース)端子と共通の 接続部との間に位置される。図1に示されているように、1つの利得制御段10は 、npnトランジスタQAおよびQBの差動対により構成される。入力電流信号 Iinは、差動対の共通のエミッタ接続部に接続され、差動制御信号C+およびC −がこの対の各ベースに接続される。段の電流出力Ioutは、トランジスタQA のコレクタで得られ、トランジスタQBのコレクタが固定された供給電圧Vsupp ly に接続されている。差動制御信号C+が信号C−より大きいとき、トランジス タQAが導く電流はトランジスタQBより多く、この段の利得、すなわちIout /Iinは0.5より大きい。差動制御信号C−が信号C+より大きい場合には、 トランジスタQBが導く電流はトランジスタQAより多く、段の利得は0.5よ り小さい。ここで使用されるように、“利得”とは、信号の増幅(利得>1)お よび減衰(利得<1)の両方を示す。図1の利得制御段により、電流出力Iout はIinを越えるはずがないので、減衰または1の利得だけがあり得る。利得は、 約0.01乃至約1の範囲で変化する可能性が高い。トランジスタQAおよびQ Bを通るベース電流のために、正確に0または1の利得は実際には達成不可能で ある。 バイポーラトランジスタ差動対のコレクタ電流は、8VT(25℃でVT〜26 mv)、すなわち約208mvを越えるこの対の差動入力電圧と共に変化する。 これを越えると、差動対の伝達関数は、飽和された応答特性を示し、さらに、入 力差動電圧の増加はコレクタ電流をそれほど変化させない。差動入力電圧信号C +は、一般に、C−より約4VTだけ上または下に対称にスイングされる。この 信号C+がC−より4VT上の場合、ほとんど全ての電流IinがトランジスタQ Aを通って流れ、この段の利得はほぼ1に等しくなる。信号C+がC−より4VT 下の場合、ほぼ全ての電流IinがトランジスタQBを通って流れ、利得はほぼ 0に等しくなる。これらの極値の間において、すなわち差動入力電圧信号の範囲 のほとんどにわたって、トランジスタQAおよびQBの両者が電流を流している 。 利得制御のために差動対を使用する場合の欠点は、この差動対が、主としてト ランジスタQAのベースショット雑音、ベース熱雑音およびコレクタショット雑 音のために生じた雑音を信号路中に導入することである。これらの原因による雑 音の影響は、トランジスタQAのエミッタからみたインピーダンスが低いときに 増加し、この低インピーダンスは、トランジスタQBが電流を流しているときに 与えられる。したがって、利得制御段は、対称的な制御信号によって駆動された 場合に雑音指数を劣化させる。たとえば、文献(Gray氏およびMeyer氏によるAna 1ysis and Design of Analog Integrated Circuits,John Wiley and Sons, Inc.(1984),pp.679-681)には、差動対の雑音性能が記載されている。 大部分の無線通信装置において見られる別の機能ブロックは、入来した高周波 RF信号を中間周波数(IF)に下方変換するミキサであり、この中間周波数は 下流信号処理回路によって処理されることができる。たとえば、文献(Gray氏お よびMeyer氏による supra,pp.590-605)には、ギルバート(Gilbert)乗算器セル が記載されており、それらはしばしばこの機能を実行するように構成される。そ のように構成された場合、このギルバート乗算器セルはギルバートミキサと呼ば れる。 図2には、下方変換器として構成された基本的なギルバートミキサ回路が示さ れている。入来したRF信号の差動電圧成分RF+およびRF−は、トランジス タQ1およびQ2の差動対の各ベースに接続され、それらがミキサのRF入力段12 を形成し、それらの線形領域において動作するようにバイアスされ、電流源I1 がそれらの共通のエミッタ接続部に接続されている。トランジスタQ1およびQ2 のコレクタ電流Iref+およびIref-は、RF+およびRF−の組合せにしたがっ て変化する。 ミキサは、2つの差動対からなる出力段14を有し、差動対Q3/Q4の各コレク タが差動対Q5/Q6の各コレクタに接続されている。相補的な差動電圧成分LO +およびLO−からなる局部発振器信号(LO)が2つの対に供給され、LO+ がトランジスタQ3およびQ6のベースに接続され、LO−がトランジスタQ4お よびQ5のベースに接続される。トランジスタQ3およびQ4の共通のエミッタ接 続部は電流Iref+を流し、トランジスタQ5およびQ6の共通のエミッタ接続部は 電流Iref-を流す。 局部発振器信号LOは、デューティサイクルが50%の方形波であることが好 ましく、信号LOによって制御されるトランジスタQ3乃至Q6はスイッチとして 機能する。LO+が高い(かつ、LO−が低い)場合、トランジスタQ3および Q6はオンにされ、Q4およびQ5はオフにされる。また、LO+が低い場合、ト ランジスタQ4およびQ5はオンにされ、Q3およびQ6はオフにされる。それによ って、信号LOの状態にしたがって、電流Iref+がスイッチQ3とQ4との間で交 互に流れ、電流Iref-がスイッチQ5とQ6との間で交互に流れる。 ミキサの電流出力は、Q3/Q5およびQ4/Q6のコレクタでそれぞれとられた 差動電流成分IF1+およびIF1−からなる信号IF1である。出力信号の周 波数スペクトルは、和および差周波数、すなわちRF+LOおよびRF−LO( しかし、これらに限定されない)を含み、一般に、RF−LOが重要な下方変換 された信号である(ミキサが下方変換器として構成された場合)。 ミキサの出力は一般に信号処理回路に接続され、この信号処理回路は、上述の ように、処理信号がほぼ一定の信号強度を有するときに最適な性能を提供するよ うに設計されている。しかしながら、図2に示されているギルバートミキサの出 力信号強度は、入来したRF信号の強度と共に変化する。この一定の強度の信号 を出力できないことは欠点であり、結果的に、通信デバイスの全体的な性能を劣 化させる。 図2に示されているギルバートミキサの別の問題は、トランジスタQ1および Q2のコレクタとベースの接合部の間に本質的に認められる接合キャパシタンス によって発生する。高レベルから低レベルへおよびその逆のLO信号の転移のた めに、雑音および電圧スパイクが差動対Q3/Q4およびQ5/Q6の各共通の接続 部において生じる。トランジスタQ1およびQ2の接合キャパシタンスは、スパイ クをRF+およびRF−入力信号にそれぞれ結合する。また、これらの入力歪み のスパイクは出力スイッチを通過して、ミキサの信号IF1の出力中に現れる。 図3には、この接続部キャパシタンスにより誘発される問題の1つの解決方法 が示されている。トランジスタQ7およびQ8は、RF入力トランジスタQ1およ びQ2と、差動対Q3/Q4およびQ5/Q6との間にカスコード構造でそれぞれ接 続され、LO/RF分離段を形成している。トランジスタQ7およびQ8は共に一 定のベースバイアス電圧VBIASを受取り、この電圧VBIASが両者を約1の利得で 線形的に動作させる。RF入力に従来のものでは結合された電圧スパイクは、こ んどはバイアス回路に短絡される。しかしながら、トランジスタQ7およびQ8に よって約0.5乃至0.9ボルトの電圧降下が信号路に導入されるために、分離 段を使用するには、もっと大きい供給電圧ヘッドルームが必要である。高電圧電 源は、付加的なヘッドルームを提供できるが、デバイスの電力消費量を 増加させ、それは特にほとんど電池で給電されるデバイスにとって望ましくない 。発明の概要 低雑音で低電力の利得制御段を提供し、ギルバートミキサの一部として構成さ れた場合に特に有効な差動対および駆動回路が提供される。利得制御段は、過度 の雑音を導入せずに効率的に利得制御を行ない、またほぼ一定の強度の信号を出 力し、またそのRF入力段を出力段の雑音および電圧スパイクから効率的に分離 するミキサとして構成されることができる。 利得制御段は“利得制御差動対”(GCDP)を含んでおり、それは、各トラ ンジスタベースに接続された差動駆動信号に応答して電流を流すnpnトランジ スタを含んでいることが好ましい。対の共通接続部は、段の電流入力として機能 し、対のトランジスタの一方のコレクタは、段の出力として機能し、そのトラン ジスタの電流回路を通る信号路を形成する。差動駆動信号は、各トランジスタに よって流された電流を制御し、それによって信号路の利得を制御する。 信号路中に導入されるGCDP誘発雑音を減少させるために、利得制御段は、 たとえばAGC回路のエラー増幅器素子によって生成された対称的な入力信号を 受信する駆動回路によって駆動されることが好ましく、応答的に、GCDPに対 してオフセットされた差動駆動信号、すなわちGCDPトランジスタが入力信号 の対称的なスイングに対して電流を非対称的に流すようにする駆動信号を発生す る。オフセット駆動信号は、GCDPトランジスタの一方(無信号路トランジス タ)をオフの状態に維持しておき、それによって対称的な駆動信号の場合より広 い対称的な入力信号の電圧範囲にわたって、信号路トランジスタに高インピーダ ンスを提供し、信号路中に導入されるGCDP誘発雑音の量を効果的な減少させ るという効果を有する。 ギルバートミキサの一部として構成された場合、GCDPは各RF入力トラン ジスタとその対応した出力段スイッチ対との間に接続され、出力段と入力段との 間を流れるIrf電流の量を調整する。GCDPは、対称的なまたはオフセットさ れた駆動信号のいずれでも駆動され、Irf信号上に与えられた利得を0.01乃 至1の間で変化させることができる。ミキサ内で利得制御を行うことによって、 従来より行われてきたように、ミキサにより供給される回路中でそれを行う必要 がなくなる。それによって、これらの下流回路の設計が簡単なものになる。また 、ギルバートミキサに利得制御段を付加することによって、分離段を入力および 出力段の間に本質的に配置して、出力段雑音がRF入力信号中に結合することを 阻止することができる。このようにして、ヘッドルームコストを追加することな く、利得制御およびLO/RF分離の両方が達成される。 利得制御段は、差動ミキサの利得制御段に対して2個のGCDPを使用して、 シングルエンドおよび差動ギルバートミキサの両構造に対して適用可能である。 雑音を減少させるためにオフセットされた駆動信号で駆動された場合、ギルバー トミキサは、利得制御と、歪が少なく電力消費量が少ない優れたLO/RF分離 とを同時に行う。 以下の詳細な説明および添付図面から、本発明の別の特徴および利点が当業者 に明らかになるであろう。図面の簡単な説明 図1は、既知の差動対利得制御段の概略図である。 図2および3は、既知のギルバートミキサ回路の概略図である。 図4は、本発明による利得制御段および駆動回路の概略図である。 図5は、本発明による差動ギルバートミキサ回路の概略図である。 図6は、本発明によるシングルエンドギルバートミキサ回路の概略図である。 図7は、IF増幅器用の本発明による利得制御段の概略図である。発明の詳細な説明 図4には、本発明による利得制御段および駆動回路が示されている。図1に示 されている従来技術の回路のように、利得制御段10は、差動対トランジスタQA およびQBを含み、ここではそれらを“GCDP”と呼んでいる。このトランジ スタQAの電流回路は電流入力Iinと電流出力Ioutとの間に信号路を提供する 。利得制御段10は、ここではVdrive+およびVdrive-で示されている差動駆動信 号によって制御される利得を有し、これらの信号は、トランジスタQAおよびQ Bの制御(ベース)入力にそれぞれ接続されている。信号Iinは一般に、トラン ジスタQCのベースに入力電圧Vinを接続することによって得られ、このトラン ジスタQCがそのコレクタで電流出力Ioutを発生する。 駆動回路20は、利得制御段10を制御する差動信号Vdrive+およびVdrive-を生 成することが好ましい。駆動回路20は、対称的な差動利得制御信号GC+および GC−を入力として受信する。これらの信号GC+およびGC−は一般に、AG C回路(以下に説明する)によって生成される。このAGC回路が、利得制御段 の出力信号強度と基準信号強度との間のエラーを検出し、エラーを減少させるた めに必要なGC信号を生成する。“対称的な”差動信号は、特定の正の差動電圧 から、大きさが等しく、符号が逆の負の差動電圧まで及ぶ範囲または“スイング ”を有する信号を示す。GC+およびGC−は、npnトランジスタであること が好ましいトランジスタQ9およびQ10のベースにそれぞれ接続される。縮退抵 抗Re1およびRe2は、トランジスタQ9およびQ10の各エミッタとバイアス電流 源I2との間に接続されることが好ましく、VdriveGCの伝達関数に対する所望 のスケーリングを行うように選択されることができる。 差動対Q9/Q10は、トランジスタQ9およびQ10のコレクタで利得制御信号G C+およびGC−を差動電流Igc+およびIgc-にそれぞれ変換し、これらの信号 は、各負荷22および24を通ってVsupplyに接続されることが好ましい。負荷22は 、ダイオード接続されたトランジスタQ11のエミッタに接続されている補償抵抗 Rc1を含んでいることが好ましく、また、負荷24は、ダイオード接続されたトラ ンジスタQ12のエミッタに接続されている補償抵抗Rc2を含んでいることが好ま しい。補償抵抗Rc1およびRc2の、トランジスタQ11およびQ12とは反対側は、 エミッタ・フォロワ・バッファ・トランジスタQ13およびQ14のベースにそれぞ れ接続されており、これらトランジスタQ13およびQ14のコレクタは共に供給電 源Vsupplyに接続されている。トランジスタQ13およびQ14のエミッタは、差動 電圧信号Vdrive+およびVdrive-をそれぞれ生成する。トランジスタQ13および Q14のエミッタには、等価で独立したバイアス電流源I3およびI4がそれぞれ接 続されている。VdriveはGC+の増加が結果的にVdrive+を増加させるように GCと共に変化する。 負荷22と24は、抵抗、(ダイオード接続されたトランジスタを含む)ダイオー ド、またはその両者の組合わせで構成されてもよい。ダイオード接続されたトラ ンジスタQ11、Q12と差動対Q9/Q10の両者はVT(=kT/q)で変化する ため、トランジスタは温度にわたって優秀な性能をもたらすので、ダイオード接 続されたトランジスタQ11、Q12は純粋の抵抗負荷よりも好ましい。エミッタ面 積は抵抗シートの抵抗よりも良好に制御されたパラメータであるので、ダイオー ド接続されたトランジスタはまた駆動回路20のI.C.構造においても好ましい 。 補償抵抗Rc1とRc2は負荷トランジスタQ11とQ12の電流回路と直列であり、 それによってエミッタフォロアバッファトランジスタQ13、Q14へのベース電流 に対して補償し、利得制御段トランジスタQAとQBへの差動電圧スイングを僅 かに増加し、これはスイングのどちらかの端部で1つのGCDPトランジスタを ハードにオンに切換えし、1つのGCDPトランジスタをハードにオフに切換え る。エミッタフォロアバッファトランジスタQ13とQ14がnpnトランジスタで あるとき、約10Ωの値はRc1とRc2に適切である。Q13とQ14がMOSFET であるならば、MOSFETのゲート電流は無視できる程度であるので、Rc1と Rc2は必要とされない。 利得制御段10は、主にQAのベースショット雑音と、ベース熱雑音とコレクタ ショット雑音からなる雑音を信号路に導入する。トランジスタQBが完全にオフ であるときの場合のようにQAのエミッタから見た高いインピーダンスならば、 これらの雑音源は最小にされる。したがってできる限り多くのGD信号のスイン グにわたってQBをオフに保持することが有効である。これはオフセットをIou t に対するGC伝達関数へ導入することにより実現される。オフセットなしで、 GC-の上と下へ約4VTだけ対称的にスイングするGC+信号は、Vdrive-の上 と下へ約4VTだけ対称的にスイングするVdrive+を発生し(駆動回路は1利得 で動作すると仮定する)、これは一方の極値でQAをほぼ十分にオンに切換え、 QBをほぼ十分にオフに切換え、他方の極値ではその逆が行われる。オフセット が導入され、これはGC信号の同一の±4VTスイングに対して、例えば、Vdri ve+ をVdrive-よりも約6VT上にVdrive-よりも約2VT下にスイングさせる。 これはIoutに対するGC伝達関数にシフトする効果をもち、それによってQA はGC信号の範囲全体にわたって少なくとも部分的に動作される。より重要なこ とは、Vdrive+がVdrive-よりも約4VTと6VTの範囲だけ上、即ちオフセット のないときに比べてGC入力電圧範囲の約25%以上にわたるときQBがオフ であることである。QBがオフであるこの付加された範囲は、QAのエミッタか ら見た高ィンピーダンスの時間量を増加し、したがって利得制御段により信号路 に導入される雑音量を減少する。 オフセット量は幾つかの競合する要素を平衡することによって決定される。1 つは回路により満たされる雑音指数であり、オフセットが大きい程、雑音指数は 低くなる。しかしながら、QAが動作する範囲の増加は幾らかの減衰範囲の損失 を生じる。この損失はGCをVdrive電圧利得まで増加することによって補償さ れてもよく、これは幾つかの方法によって実現される。例えば、QAとQBに関 するQ11とQ12のエミッタ面積の比率の増加はIoutの所定のインパクトを達成 するのに必要なGCの変化量を減少する。また、エミッタ縮退抵抗Re1とRe2の 値の減少により、差動対Q9/Q10を通じてトランスコンダクタンスが増加し、 それによって全体的なGCとVdrive利得を増加する。しかしながら、利得の増 加はGC信号中の雑音に対する利得制御段の感度を増加するマイナスの効果を有 する。約GC-に対して対称的にスイングするGC+で、Vdrive+をVdrive-より も約6VT上にスイングさせVdrive-よりも約2VT下にスイングさせるオフセッ トが好ましく、その理由はこの量のオフセットが、少量の減衰範囲の損失でより 大きな範囲のGCにわたってQBをオフに保持する要求を平衡するからである。 0.01と1の間で可変の利得はこのオフセットで達成可能であり、これは約1 0dBから約14dBまでのSSB雑音指数を減少する効果を有する。 オフセットがIoutに対するGC伝達関数中に導入されることができる方法が 幾つか存在する。好ましい方法は異なったエミッタ面積を有するダイオード接続 された負荷トランジスタQ11とQ12を製造することである。Q12のエミッタ面積 よりもQ11のエミッタ面積を大きくすることは、所定の電流に対するQ12の両端 の電圧降下よりも、Q11の両端の電圧降下を少なくし、2つの負荷を横切るこの 不均等な電圧低下はIoutに対するGCの伝達関数にオフセットをもたらす。所 定のエミッタ面積の比率で導入されたオフセット量はほぼVoffset=VT ln Aにより与えられ、ここでAはQ11のエミッタ面積とQ12のエミッタ面積の比 率である。したがって、Q11のエミッタ面積がQ12のエミッタ面積の4倍である とき、Voffsetは約1.4VTであり、それによってVdrive+はVdrive-の約5 . 4VT上と、約2.6VTの範囲でスイングする。 Q9とQ10のエミッタ面積はほぼ等しくQAとQBのエミッタ面積もほぼ等し く、それによって各対の2つのトランジスタがほぼ同等に動作することが好まし い。またQ11とQ12のエミッタ面積がQAとQBのエミッタ面積より少なく、Q AとQBの制御に必要とされるバイアス電流を減少することも好ましい。 オフセットをIoutに対するGCの伝達関数に導入する別の方法は、Q11とQ1 2のエミッタ面積をほぼ等しく維持しながら、Rc1とRc2の非対称値を使用する ことによる方法である。例えば、Rc1の抵抗値をRc2の抵抗値の約2倍にするこ とによって、約1.4VTのVoffsetが実現される。しかしながら、この方法に より生じるオフセット量は温度によって変化する。前述したように、Q11とQ12 の特性は温度にわたってQ9とQ10の特性と共に変化し、抵抗Rc1とRc2の特性 は変化しない。この理由で、エミッタ比率方法によるオフセットの導入は非対称 抵抗方法よりも好ましい。 QBのエミッタ面積に関してQAのエミッタ面積を増加することによりオフセ ットを導入することも可能である。しかしながら、この方法はQAとQBのエミ ッタ面積が等しい場合よりも高いエミッタ電流密度とさらに高いVbeを有するQ Bにおいて可能である。高い電流密度のQBはVbe変調により信号路に歪みを導 入し、この理由でこの方法は好ましくない。 その段により導入される雑音量を減少するために、利得制御段10は好ましくは オフセット駆動信号で駆動されるが、多量の雑音が容認できるならば、対称制御 信号で直接駆動されてもよい。対称駆動信号が十分な電流ソーシング(または反 対の極性のGCDPの場合シンキング)を有するならば、駆動回路20はこの場合 必要ではない。 本発明は、通常はバッテリー電源装置である無線通信装置で使用されることが できる。このように、利得制御段10と駆動回路20は好ましくは集積回路に構成さ れ、空間と消費電力の両者を節減する。npnトランジスタは、エミッタ面積の ような制御装置パラメータに利用可能な良好に開発された技術とその動作速度に より利得制御および駆動回路に好ましい。pnpトランジスタおよびFETを含 むその他の種類の装置も利得制御および駆動回路を構成するために使用される。 本発明による利得制御段の主な応用は、図5で示されているようなギルバート ミキサ30の一部としての応用である。ミキサの出力段14は図2と3で示されてい る従来技術の回路から変更されていない。ミキサ30は、好ましくはnpnトラン ジスタであり、電流源I3でバイアスされた差動対Q15/Q16を有するRF入力 段32を具備している。エミッタ縮退抵抗Re3とRe4はそれぞれQ15とQ16のエミ ッタと、電流源I3との間で接続されることが好ましく、対が線形に動作する入 力電圧範囲を増加する。差動RF信号成分RF+とRF-はそれぞれQ15とQ16の ベースに接続され、これはそれぞれのコレクタ電流Irf2+とIrf2-を生じる。 ミキサの出力段14は前述したように、それぞれ出力段トランジスタQ3とQ6 のコレクタで取出される差動電流出力IF1+とIF1-と、出力IF1+とIF 1-の間でIrf+とIrf-を交互に切換えさせる差動局部発振器信号成分LO+とL O-によって動作する。LOは周期信号、好ましくは約50%のデューティサイ クルの方形波である。 本発明はミキサのRF入力段と出力段の間に利得制御段34を挿入する。利得制 御段34は2つのGCDP36と38を含んでおり、これらはそれぞれ差動対Q17/Q 18およびQ19/Q20からなる。GCDP36とGCDP38の共通のエミッタ接続部 はそれぞれRF入力段トランジスタQ15とQ16のコレクタに接続されている。G CDPトランジスタQ17のコレクタは出力段対Q3とQ4の共通のエミッタ接続 部に接続され、Q20のコレクタは出力段対Q5とQ6の共通のエミッタ接続部に 接続されている。他の2つのGCDPトランジスタQ18とQ19のコレクタは固定 した供給電圧Vsupplyに接続されている。 ギルバートミキサ30に含まれているGCDP36と38は利得制御段10と同様に動 作する。各GCDPでは、差動制御信号が対のトランジスタのそれぞれのベース に接続され、電流が制御電圧にしたがってトランジスタを通って流れる。図5の 差動ギルバートミキサでは、差動制御信号の一方の成分がGCDPトランジスタ Q17とQ20のベースに接続され、他方の成分がQ18とQ19のベースと接続され、 2つのGCDPを共に動作させる。 利得制御段34は対称的な差動制御信号により駆動されることができるが、上述 したようにこのように駆動すると、対応するトランジスタQ18とQ20が導通して いるときGCDPトランジスタQ17とQ20に与えられる低インピーダンスのため に制御信号の大部分の利用範囲にわたってRFからIF1信号路へ雑音が導入さ れる。雑音性能を改良するため、利得制御段34は前述し、図4で示されているよ うに好ましくは駆動回路20により制御され、これは対称的な差動入力段GC+と GC-に応答してオフセット差動制御信号Vdrive+とVdrive-を発生する。 GCDP36、38は出力段および入力段により既に使用されているのと同一のバ イアス電流I3を使用するので、利得制御段34をミキサ30に付加することはミキ サの電力消費を増加しない。利得制御段34は図2で示されている基本的なギルバ ートミキサよりも約0.5乃至0.9ボルト多いヘッドルームを必要とするが、 出力段と入力段の間に(図3で示されているようなカスコード構造が設けられる ような)LO/RF分離段を設けるにはそれ程必要としない。したがって、本発 明はブロックの供給電圧またはバイアス電流の必要量を増加せずに通信装置のミ キサブロックへ利得制御を実効的に付加する。 利得制御段34は典型的にAGCループの素子として使用され、その1例が図5 に示されている。ミキサの差動電流出力IF+とIF-が負荷抵抗RL1、RL2を通 って流れ、それによってIF増幅器40へ与えられる差動電圧を生成し、この増幅 器は次にアナログデジタル変換器(ADC)42のような他の信号処理回路にその 出力を供給する。エラー増幅器44はミキサの出力信号の強度と、所望の信号強度 を表す差動基準信号REF+とREF-の強度を比較し、差動制御信号GC+とG C-を発生してエラーを減少させる。ギルバートミキサ30内に利得制御段34を含 むことによって、利得制御をIF増幅器40またはADC42に組込むかまたは別個 の利得制御回路ブロックを付加する必要性はなくされる。 本発明によるギルバートミキサはまた図6で示されているシングルエンド構造 にも構成されることができる。この実施形態では、RF入力段は入力トランジス タQ21のみを具備し、これは好ましくは縮退抵抗Re5を経て接地される。利得制 御段はトランジスタQ22とQ23からなる1つのGCDPであり、これは好ましく はオフセット差動駆動信号Vdrive+とVdrive-により駆動され、出力段は差動対 トランジスタQ24とQ25からなり、これはそれぞれのコレクタで差動電流出力I F1+とIF1-を発生する。電流(Irf)変換のために適切な電圧(RF)を 維持するために、Q21のエミッタは一定の電圧でなければならない。図5の差動 構造では、(RF+とRF-は対称的であると仮定して)電流源13が入力段のエ ミッタ抵抗の接続部を一定の電圧AC接地している。このAC接地はシングルエ ンド構造では損失を生じるので、Q21は必要な一定の電圧を与えるように接地さ れる。信号LO+、LO-、Vdrive+、Vdrive-は差動構造とシングルエンド構造 との両者で同一の機能を行う。 ここで説明した利得制御段は他の回路でも同様に構成されることができる。I F増幅器への利得制御段の適用が図7で示されている。本発明がない場合、この IF増幅器はnpnトランジスタQ26を具備し、このnpnトランジスタQ26は そのベースで入力信号IFinを受信し、負荷抵抗RL3を通ってそのコレクタで出 力IFoutを発生する。本発明によると、トランジスタQ27とQ28を具備してい るGCDPが設けられ、Q27のコレクタエミッタ回路はRL3とQ26のコレクタと の間に接続され、それによってRL3を通過する電流を調整し、したがって出力I Foutの信号強度を調節する。GCDPは好ましくはオフセット差動駆動信号Vd rive+ 、Vdrive-により駆動され、それによって前述した雑音減少の利点が得ら れる。 前述の利得制御段10と駆動回路20は、図5、6で示されているギルバートミキ サと、図7で示されているIF増幅器はnpnトランジスタ構造に限定されない 。pnpトランジスタおよびFETも許容可能である。しかしながら、エミッタ 面積のような制御装置パラメータに使用可能である良好に開発された技術と動作 速度によって、npnトランジスタが好ましい。 本発明の特定の実施形態を示し説明したが、種々の変形および代わりの実施形 態が当業者により行われよう。したがって本発明は特許請求の範囲に関してのみ 限定されることを意図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デベンドルフ、ドン・シー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92009、カールスバッド、カラコル・コー ト 2016 (72)発明者 ゴーダー、マシュー・エス アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92506、リバーサイド、サバリン・ウェイ 2623

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.それぞれ制御入力と、この制御入力によって制御される電流回路とを有して いる第1および第2のトランジスタQA,QBを具備し、前記電流回路は共通の 接続点に接続され、この共通の接続点が電流入力部(Iin)を形成し、前記第1 のトランジスタQAの電流回路が電流出力部(Iout)を形成し、前記第2のト ランジスタQBの電流回路が固定電源電圧Vsupplyを受けるように構成されたラ インに接続されている第1の差動対10と、 それぞれ制御入力と、この制御入力によって制御される電流回路とを有してい る第2の差動トランジスタ対Q9,Q10を具備し、それらのトランジスタの制御 入力は差動入力信号GCを受けるように接続され、前記電流回路はそれぞれ負荷 22,24を通って電源ラインに接続されてそれぞれ前記差動入力信号により変化す る駆動信号Vdrive+,Vdrive-を生成し、前記第1の差動対10の前記制御入力に 接続されて前記電流入力部(Iin)と前記電流出力部(Iout)との間に流れる 電流を制御する駆動回路20とを具備し、 前記負荷(22,24)は、前記差動入力信号と前記駆動信号との間の伝達関数にオ フセットを導入し、対称な差動入力信号に対して第1のトランジスタQAが電流 を導通する範囲を増加させているオフセットを有する差動対利得制御段。 2.さらに、制御入力部と、前記利得制御段入力部(Iin)に接続された電流回 路とを有しているトランジスタQCを具備し、このトランジスタQCは前記制御 入力に与えられた入力電圧Vinを前記利得制御段入力における電流Iinに変換す る請求項1記載の利得制御段。 3.利得制御を有するギルバートマトリックスにおいて、 入力電圧信号を電流信号に変換する入力段(32)と、 2個の電流出力を有し、第1の制御電圧に応じて前記出力間で前記電流信号を 交互に切替える出力段(14)と、 第2の制御電圧に応じて前記入力段と出力との間で前記電流信号の流れを調整 する利得制御段(34)とを具備しているギルバートマトリックス。 4.前記利得制御段は、それぞれ制御入力と電流回路とを有している第1および 第2のトランジスタを含む第1の差動対(36)を具備し、前記電流回路は共通の接 続点に接続され、この共通の接続点は前記入力段に接続され、前記第1のトラン ジスタの電流回路は前記出力段に接続され、前記第2のトランジスタの電流回路 は固定電源電圧を受けるように構成されたラインに接続されている請求項3記載 のギルバートマトリックス。 5.さらに、出力として前記第2の制御電圧を発生する駆動回路(20)を具備し、 この駆動回路はそれぞれ制御入力と電流回路とを有する差動トランジスタ対Q9 ,Q10を具備し、前記制御入力は差動入力信号を受けるように接続され、前記電 流回路はそれぞれ負荷(22,24)を通って電源電圧に接続されて前記差動入力信号 により変化する差動駆動信号を生成し、前記第1および第2のトランジスタの各 制御入力に接続され、前記負荷は前記差動入力信号と前記駆動信号との間の伝達 関数にオフセットを導入するように構成され、対称差動入力信号に対して第1の トランジスタを流れる電流の範囲を増加させる請求項4記載のギルバートマトリ ックス。 6.前記利得制御段はさらに、それぞれ制御入力と電流回路とを有している第3 および第4のトランジスタを含む第2の差動トランジスタ対(38)を具備し、前記 電流回路は共通の接続点に接続され、この共通の接続点は前記入力段に接続され 、前記第3のトランジスタの電流回路は前記出力段に接続され、第4のトランジ スタの電流回路は固定電源電圧を受けるように構成されたラインに接続されてい る請求項4記載のギルバートマトリックス。 7.出力として前記第2の制御電圧を発生する駆動回路(20)を具備し、この駆動 回路(20)はそれぞれ制御入力と電流回路とを有している差動トランジスタ対Q9 ,Q10を具備し、前記制御入力は差動入力信号を受けるように接続され、前記電 流回路はそれぞれ負荷(22,24)を通って電源電圧に接続されて前記差動入力信号 により変化する差動駆動信号を生成し、前記駆動信号の一方は前記第1および第 3のトランジスタの各制御入力に接続され、前記駆動信号の他方は第2および第 4のトランジスタの各制御入力に接続され、前記負荷(22,24)は前記差動入力信 号と前記駆動信号との間の伝達関数にオフセットを導入するように構成され、対 称な差動入力信号に対して第1および第3のトランジスタを流れる電流の範囲を 増加させる請求項6記載のギルバートマトリックス。 8.前記負荷はそれぞれ特有のエミッタ面積を有するダイオード接続されたトラ ンジスタを具備している請求項1または3記載の回路。 9.無線通信装置中で使用するのに適した自動利得制御回路(AGC)において 、 利得制御装置を有するギルバートミキサ(30)とエラー増幅器(44)とを具備し、 ギルバートミキサ(30)は、 入力電圧信号を電流信号に変換する入力段(32)と、 2個の電流出力を有し、第1の制御電圧に応じて前記出力間で前記電流信号 を交互に切替える出力段(14)と、 第2の制御電圧に応じて前記入力段と出力段との間で前記電流信号の流れを 調整する利得制御段(34)と、 出力として前記第2の制御電圧を発生し、それぞれ制御入力と電流回路とを有 している差動トランジスタ対Q9,Q10を具備し、前記制御入力は差動入力信号 を受けるように接続され、前記電流回路はそれぞれ負荷(22,24)を通って電源電 圧に接続されて前記差動入力信号により変化する差動駆動信号を生成する駆動回 路(20)と、 前記ミキサの出力の信号強度を基準信号と比較し、前記駆動回路(20)に対する 前記差動入力信号を発生してミキサの出力をほぼ一定の信号強度に維持するエラ ー増幅器(44)とを具備している自動利得制御回路。 10.前記利得制御段(34)はさらに、それぞれ前記差動駆動信号に接続された制 御入力を有している少なくとも1つの差動トランジスタ対を具備し、前記負荷は 前記差動入力信号と前記差動駆動信号との間の伝達関数にオフセットを導入する ように構成され、対称差動入力信号に対して前記差動対のトランジスタを流れる 電流の範囲を増加させる請求項9記載の自動利得制御回路。
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