JP2000510266A - 悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置 - Google Patents

悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置

Info

Publication number
JP2000510266A
JP2000510266A JP09540332A JP54033297A JP2000510266A JP 2000510266 A JP2000510266 A JP 2000510266A JP 09540332 A JP09540332 A JP 09540332A JP 54033297 A JP54033297 A JP 54033297A JP 2000510266 A JP2000510266 A JP 2000510266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
pixels
intensity
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP09540332A
Other languages
English (en)
Inventor
マックオーリー、カラム・イー
パルシック、ブランコ
ガーナー、デイビッド・エム
ハリソン、エス・アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONCOMETRICS IMAGING CO RPORATION
Original Assignee
ONCOMETRICS IMAGING CO RPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONCOMETRICS IMAGING CO RPORATION filed Critical ONCOMETRICS IMAGING CO RPORATION
Publication of JP2000510266A publication Critical patent/JP2000510266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/5005Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells
    • G01N33/5008Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing or evaluating the effect of chemical or biological compounds, e.g. drugs, cosmetics
    • G01N33/5014Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing or evaluating the effect of chemical or biological compounds, e.g. drugs, cosmetics for testing toxicity
    • G01N33/5017Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing or evaluating the effect of chemical or biological compounds, e.g. drugs, cosmetics for testing toxicity for testing neoplastic activity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1429Signal processing
    • G01N15/1433Signal processing using image recognition
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/5005Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells
    • G01N33/5091Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing the pathological state of an organism
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/69Microscopic objects, e.g. biological cells or cellular parts

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 悪性腫瘍に関連した変化を検出する方法である。細胞のサンプルが採取され、核のDNA材料を識別するために染色される。このサンプルは、デジタル顕微鏡により映像化される。対象物を含む画素の強度対そのスライド映像中の全画素の平均強度に基づいて、重要な対象物が細胞のサンプルにおいて識別される。各対象物について正確なエッジが配置され、顕微鏡の照明強度の変化が補償される。コンピュータシステムは、各対象物について特徴値を計算し、その特徴値に基づいて細胞が悪性腫瘍に関連した変化を示しているか否かが決定される。

Description

【発明の詳細な説明】 悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置 発明の分野 本発明は、一般に映像血球計算システムに関し、とくに細胞核の悪性腫瘍に関 連した変化を検出する自動システムに関する。 発明の背景 患者の癌を診断する最も一般的な方法は、疑わしい組織のサンプルを取って、 顕微鏡で明らかに悪性の細胞がそこに存在しているかどうかを検査することであ る。このプロセスは、疑わしい組織の位置が分かっている場合は比較的容易であ るが、容易に識別可能な腫瘍または前癌症状の病変が全く存在しない場合にはあ まりたやすいものではない。たとえば、喀痰サンプルから肺癌の存在を検出する ためには、1以上の比較的稀な癌細胞がそのサンプル中に存在している必要があ る。したがって、そのサンプルが肺の状態を正しく反映していない場合、肺癌の 患者は適切に診断されない可能性がある。 悪性腫瘍に関連した変化(MAC)は、癌組織の近くで認められる見掛け上は 正常な細胞の核の中で発生することが知られている僅かな変化である。さらに、 MACは前癌症状の病巣の近くで認められる組織中で検出されている。MACを 示する細胞は悪性の細胞よりも非常に多いため、MACは、とくに癌細胞の位置 を決定できない場合に、癌の存在を診断する付加的な方法を提供する。 癌または前癌症状の病巣を有する患者の中のMACを検出する探知装置(resea rcher)の能力にかかわらず、MACは依然として、患者が癌になっているか、ま たは癌に発展するかどうかを判断して決定するためのスクリーニングツールとし て広く承認されてはいない。伝統的に、MACは、腫瘍または前癌症状の病巣に 近い位置から細胞サンプルを注意深く選択して、その細胞を比較的高い倍率で観 察することによって検出されてきた。しかしながら、細胞の中で発生する悪性腫 瘍に関連した変化は非常に僅かであるため、とくに人間の病理学者が、患者が癌 であるか否かを知らなかった場合、その病理学者が通常の顕微鏡的な装置の操作 によって高い信頼性の下にこれを検出することはできない。たとえば、悪性腫瘍 に関連した変化は、核のエッジの形状の僅かなバリエーションと結び付けて考え られる核内のDNAの分布によって示される可能性がある。しかしながら、正常 な細胞からの核は、類似したタイプであるがMACを意味する程ではない変化を 示すことがある。人間のオペレータはこのような僅かな細胞変化を容易に定量化 することができないため、細胞がMACを示しているかどうかを判断して決定す ることは困難である。さらに、MACを示す変化は、異なるタイプの癌によって 変わる可能性があり、したがってそれらを検出することが一層難しくなる。 発明の概要 本発明は、細胞サンプル中の悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出するシス テムである。このシステムはCCDカメラを有するデジタル顕微鏡を備え、この CCDカメラは、コンピュータシステムによって制御され、かつそのコンピュー タシステムとインターフェースされている。デジタル顕微鏡によって捕捉された 映像は、映像処理ボードに記憶され、悪性腫瘍に関連した変化(MAC)の存在 を検出するためにコンピュータシステムにより操作される。現在の技術水準では 、MACを検出するには、高い空間分解能、高い光度測定(photometric)分解能 で映像が捕捉される必要があり、その核から得られた全ての情報が焦点を結んで おり、全ての情報が(ある背景ではなく)その核に属し、また、その核および核 材料の正確で再生可能な区分化が行われていると考えられる。以下、これらの各 ステップを詳細に説明する。 悪性腫瘍に関連した変化を検出するために、細胞サンプルが採取され、その細 胞の核材料を識別するために着色され、顕微鏡によって映像化される。この染料 は化学量論的であり、DNAだけに特有である。その後、コンピュータシステム がその映像を解析して、その映像を構成している全ての画素のヒストグラムを計 算する。最初に、この映像中の対象物を構成している画素から背景画素を分ける 強度しきい値が設定される。しきい値より小さい強度値を有する全ての画素は、 おそらく重要な対象物として識別され、一方このしきい値より大きい強度値を有 するものは背景として識別されて無視される。 配置された各対象物に対して、コンピュータシステムは、その対象物の面積、 形状および光密度を計算する。細胞核でない可能性が高い対象物は無視される。 次に、映像が完全に較正(decalibrate)される。すなわち、現在のフレームから スライドの走査前に捕捉された空の(empty)フレームを減算し、平均背景光レベ ルに等しいオフセット値を加算して戻すことによって映像が補正される。このプ ロセスは、このシステムのあらゆるシェーディング、不均一な照明および映像獲 得システムの他の不完全なものを補正する。この完全な較正に続いて、残り全て の対象物の映像がさらに正確に焦点を結ばれて捕捉されなければならない。これ は、近似的なフレーム焦点の周囲の多焦点平面においてステージのz方向に顕微 鏡を移動することによって達成される。残存する各対象物に対して、コントラス ト関数(テクスチャ特徴)が計算される。このコントラスト関数は、その対象物 の正確な焦点にピーク値を有する。最高のコントラスト値の映像だけがコンピュ ータメモリ中に保存され、このようなピーク値に達しなかった対象物はそれ以上 検討されない。 映像に焦点が結ばれた残りの各対象物はさらに、その対象物を包囲している材 料の局部吸光度を補償される。これは、空フレームの等価な正方形を使用して、 その対象物が適合する正方形の面積に等しい面積を有する小さな1組の画素だけ が補正されることを除いて、上述のフレーム完全較正について説明されたものに 類似した局部的な完全較正である。 局部完全較正過程により全ての映像が補正された後、対象物のエッジが計算さ れる。すなわち、正方形の中のどの画素がその対象物に属し、どれが背景に属し ているかを決定する境界が決定される。このエッジ決定は、エッジ再配置アルゴ リズムによって行われる。このプロセスにおいて、残存する各対象物の第1の輪 郭をもつフレームのもとのマスクのエッジは、いくつかの画素に対して内部およ び外部に向けて拡張される。このフレーム中のあらゆる画素に対して、グラジエ ント値、すなわち、検討されている画素に接触している全ての隣接画素間の和と 差とが計算される。その後、リム(縁)が裂けていないという条件で、リムから 最低のグラジエント値が除去される。このプロセスは、残りの画素のリムが1つ になるまで続けられる。対象物の適当なエッジが確実に配置されるようにするた めに、このエッジは前のように再び拡張されてもよく、新しいエッジが前のエッ ジと同じになるまで、このプロセスが繰り返される。このようにして、エッジは 最高の局部グラジエントに沿って計算される。 その後、コンピュータシステムは、各対象物に対して1組の特徴値を計算する 。いくつかの特徴計算に対して、最高のグラジエント値に沿ったエッジは、1以 上の画素だけエッジを拡張するか、あるいはエッジを徐々に破壊(erode)するか のどちらかによって補正される。これは、各特徴が対象物のクラス間の大きいほ うの識別能力を獲得するように行われ、それによって対象物が特定化する。その 後、これらの特徴値は、その対象物が人工的な物であるか、細胞核であるかを決 定するために特徴値を使用する分類機によって解析される。対象物が細胞核であ ると思われる場合、その特徴値は、その核が悪性腫瘍に関連した変化を示してい るかどうかを決定するために分類機によってさらに解析される。悪性腫瘍に関連 した変化および悪性腫瘍に関連したスコア全体の少なくとも一方を有するように 見えるサンプル中の対象物の個数に基づいて、細胞サンプルが採取された患者が 健康であるか、あるいは悪性腫瘍が隠れているかを決定することができる。 図面の簡単な説明 以下の詳細な説明および添付図面を参照することにより、本発明の上記の特徴 および多数の付加的な利点が容易に明らかになり、よく理解されるであろう。 図1は、本発明によるMAC検出システムのブロック図である。 図2A乃至2Cは、MACを検出するために本発明によって行われたステップ を示す一連のフローチャートである。 図3は、重要な対象物をスライドの背景から分離するために使用されるヒスト グラムの一例である。 図4は、MACの検出のために細胞サンプルを処理するために使用される好ま しい着色過程のフローチャートである。 図5および6は、映像中に位置された対象物の概略図である。 図7A乃至7Fは、本発明が対象物のエッジを位置決めするための動作するか を示す。 図8および9は、人工物と細胞核とを分離し、またMAC核と非MAC核とを 分離する分類機の説明図である。 図10は、MACの存在に基づいて、患者が正常であるか異常であるかを決定 するために本発明によって行われるステップのフローチャートである。 好ましい実施形態の詳細な説明 上述のように、本発明は、患者から採取された細胞の核の中の悪性腫瘍に関連 した変化(MAC)を自動的に検出するシステムである。MACの有無から、そ の患者に悪性の癌があるかどうかを判断することができる。 図1には、本発明によるMAC検出システムのブロック図が示されている。こ のシステム10は、コンピュータシステム30によって制御され、かつこのコンピュ ータシステム30とインターフェースされているデジタル顕微鏡12を備えている。 この顕微鏡12は、寸法がほぼ0.3μm×0.3μmの正方形画素を有する科学 的CCDを使用するデジタルCCDカメラ14を有していることが好ましい。科学 的CCDは、100%の充填係数と、256以上の中間調レベルの解像度とを有 している。このCCDカメラは、顕微鏡12の平坦な対物レンズ22の1次画像平面 に取付けられることが好ましい。 細胞サンプルは、顕微鏡のモータ化されたステージ20上に配置され、この顕微 鏡の位置は、コンピュータシステム30によって制御される。モータ化されたステ ージ20は、スライド解析プロセスを完全に自動化することができるように、自動 スライドローダを有していることが好ましい。 フィードバック制御手段を備えていることが好ましい安定した光源18は、その スライドの映像がCCDカメラによって捕捉されているあいだ細胞サンプルを照 明する。サンプル16とCCDカメラ14との間に配置されるレンズ22は、歪みのな い映像を生成する1乃至2μmの範囲の被写界深度を提供する20x/0.75 対物レンズであることが好ましい。本発明のこの実施形態において、使用される デジタルCCDカメラ14は、Xillix Technologies社(Richmond,B.C.,Canada) 製の商標名Microimagerである。 このCCDカメラによって生成された映像は、デジタルカメラ14とコンピュー タシステム30との間のインターフェースとして機能する映像処理ボード32によっ て受取られる。デジタル映像は映像処理ボードに記憶され、MACの検出を容易 にするように操作される。映像処理ボードは、デジタル映像から1組のアナログ ビデオ信号を生成し、顕微鏡によって観察された対象物の映像を表示するために ビデオ信号を映像モニタ36に供給する。 コンピュータシステム30はまた、キーボードやマウスのような1以上の入力装 置38と、大容量デジタル記憶装置、モデムまたは離れた位置にあるコンピュータ と通信するためのネットワークカードのような1以上の周辺装置42と、モニタ40 とを備えている。 図2A乃至2Cは、サンプルがMACを示しているか否かを決定するために本 発明のシステムによって行われるステップを示している。はじめにステップ50に おいて、細胞サンプルが採取される。バイオプシや、削り取ったりする等の任意 の数の通常の方法によって細胞を採取してもよい。その細胞はスライドに固着さ れ、ステップ52において、サンプル中の核のDNAを識別する変形フォイルゲン 方法を使用して着色される。着色過程の詳細は図4に示されており、以下これを 詳細に説明する。 ステップ54において、スライドからのフレームの映像がCCDカメラによって 捕捉され、映像プロセッサに転送される。このプロセスにおいて、このカメラ内 のCCDセンサはクリアされ、そのカメラのシャッタが一定期間開かれ、この期 間は光源18の強度に依存している。以下に説明するステップにしたがって映像が 最適化された後、新しいフレームの別の映像がカメラによって捕捉され、コンピ ュータメモリ中に転送されることができるように、スライド上の新しい位置にス テージが移動する。スライド上の細胞サンプルは顕微鏡によって観察される面積 よりもはるかに大きい面積を有しているため、そのサンプルがMACに関して陽 性であるか、陰性であるかを判断するために多数のスライド映像が使用される。 スライド上における捕捉された各映像の位置は、所望された場合に、映像中の重 要な対象物をスライド上で発見できるようにコンピュータシステムに記録される 。 スライドからの映像がCCDカメラによって捕捉され、映像処理ボードに記憶 されると、コンピュータシステムは、CCDカメラによって生成された映像に対 象物がないかどうかを判断する。これは、暗画素についてデジタル映像を走査す ることによって行われる。暗画素すなわち背景強度マイナス予め定められたオフ セット値の強度を有する画素の個数が予め定められた最小値より少ない場合、コ ンピュータシステムは、その映像が空白であると仮定し、ステップ60で顕微鏡ス テージが新しい位置に移動され、ステップ54で新しい映像が捕捉される。 映像が空白でない場合、コンピュータシステムは、映像の焦点を全体的に結ぼ うとする。一般に、映像の焦点が結ばれた場合、映像中の重要な対象物は最大の 暗さを有する。したがって、焦点を結ぶために、ステージの高さが調節され、新 しい映像が捕捉される。対象物の画素の暗さが決定され、映像中の画素の平均的 な暗さが最大になるまでプロセスが繰り返される。最大になった時点で、コンピ ュータシステムは、グローバルな焦点が達成されたと仮定する。 ステップ62において大まかなグローバルな焦点を結ばせた後、コンピュータシ ステムは、全ての画素のヒストグラムを計算する。図3に示されているように、 ヒストグラムは、各強度レベルにおける画素の個数のグラフである。Microimage r(商標名)ベースの顕微鏡システムにおいて、各画素は0(最大の暗さ)乃至 255(最大の明るさ)の範囲の強度を有することができる。このヒストグラム は一般に、背景画素の平均強度を表す第1のピーク90を含んでいる。それより小 さい第2のピーク92は、対象物を含む画素の平均強度を表す。ピーク90と92との 間に位置するしきい値94を計算することによって、映像中の重要な対象物を背景 からありのままに分離することが可能である。 図2Bに戻ると、コンピュータシステムは、ステップ68で映像中の対象物を背 景から分離するしきい値を計算する。ステップ72において、しきい値より小さい 強度を有する細胞映像中の全ての画素が識別される。図5には、ステップ72の結 果が示されている。フレーム映像200は、多数の重要な対象物202,204,206,… ,226が含まれている。これらの対象物のいくつかは細胞核であり、それらはM ACの存在について解析されることとなり、一方別の対象物は残骸、塵埃粒子、 白血球のような人工物であり、細胞映像から除去されなければならない。 再び図2Bを参照すると、映像中の対象物が識別されると、コンピュータシス テムは、以下さらに詳細に説明する原則にしたがって各対象物の面積、形状(球 形度)および光密度を計算する。ステップ76において、コンピュータシステムは 、細胞核である可能性がない対象物をメモリから除去する。本発明のこの実施形 態 において、細胞核ではないと思われる対象物は、2,000μm2より大きい面 積、1cより低い(すなわち、正常な個体の染色体の総数の1/2より低い)光 密度、あるいは4より大きい球形度を有するものとして識別される。 図6にはステップ76の結果が示されている。図6には、前に識別された重要な 対象物がいくつか残っている。残っている各対象物は、悪性腫瘍に関連した変化 を検査されるべき細胞核の可能性がさらに高くなる。 図2Bに再び戻ると、細胞核である可能性がない各対象物を除去した後、コン ピュータシステムはステップ78で暗画素について走査することによって対象物が 残っているかどうかを判断する。対象物が残っていなければ、コンピュータシス テムはステップ54に戻り、スライド上の新しい映像が捕捉され、ステップ54乃至 76が繰り返される。 ステップ76における人工物を除去しようとする第1の試みの後、対象物が映像 中に残っている場合、コンピュータシステムは、ステップ80において映像の照明 強度の変化を補償する。これを行うために、コンピュータシステムは、検討され ている細胞の映像に対して使用されたのと同じ露出時間空白スライド中を走査す ることによって得られた較正映像を呼び出す。その後、コンピュータシステムは 、空白スライドから得られた較正映像の中の画素の強度値を細胞サンプルから得 られた映像の中で見出だされた対応した画素の強度値から画素単位で減算し始め る。その後、コンピュータシステムは、空白スライドから得られた較正映像中の 画素の平均照明に等しい値を細胞映像の各画素に加算する。この加算の結果、細 胞映像が均一の強度で照明される。 照明強度の変化が補正されると、コンピュータシステムは、ステップ82で映像 中の重要な各対象物の焦点を改良(refine)しようとする(図2C)。最適焦点は 、その対象物が最小の寸法と最大の暗さとを有している場合に得られる。したが って、コンピュータシステムは、予め定められた量だけグローバルな焦点位置よ り上方にステージを移動させ、その後下方の順次連続する位置に移動させる。各 位置において、CCDカメラは、フレームの映像を捕捉して、残りの対象物を含 む画素および面積および強度を計算する。最終的に、対象物を含む画素が最大の 暗さを有し、最小の面積を占めている位置から得られた各対象物の1つの映像だ け がコンピュータメモリに記憶される。予め定められた数のステージ位置の後で最 適焦点が得られない場合、対象物はコンピュータメモリから除去され、無視され る。対象物の最適焦点が定められると、CCDカメラから受取られた映像が、コ ンピュータメモリにおいて検討中の対象物を含む画素を重書きする。局部的焦点 の結果は、コンピュータのメモリにおいて疑似焦点映像を生成し、それによって 最終的には重要な各対象物がその可能な限り最良の焦点で記録される。 ステップ84において、コンピュータシステムは、細胞映像中の焦点を結ばれた 対象物が見出だされたかどうかを判断する。見出だされない場合、コンピュータ システムは、図2Aに示されているステップ54に戻り、それによってスライドが 別の位置に移動され、新しい映像が捕捉される。 対象物の映像の焦点が結ばれると、コンピュータシステムはステップ85におい て対象物の近くの光の局部吸光度を補償する。これを行うために、コンピュータ システムは、全ての辺が2つの画素だけ対象物より大きい領域を有するボックス 内の多数の画素を解析する。このようなボックスの一例は、図6に示されている ボックス207である。その後、コンピュータシステムは、空白スライドから得ら れた較正映像中の対応した正方形から強度値を画素単位で減算する。次に、較正 映像の平均照明強度が、その対象物を取り囲んでいるボックス中の各画素に付加 される。その後、ボックス中にあるが、その対象物の一部ではない画素の平均強 度値が決定され、その後、この局部平均値が対象物を包囲しているボックス中の 各画素から減算される。 対象物の周囲の吸光度が補償されると、コンピュータシステムは、ステップ86 において細胞映像中に残っている各対象物のさらに正確なエッジを決定する。以 下、エッジを計算するために必要なステップを説明する。 局部吸光度が補償され、対象物の正確なエッジの位置が決定されると、コンピ ュータシステムはステップ87において残りの各対象物に対して1組の特徴を計算 する。これらの特徴値は、細胞核から別の人工物を分離し、MACを示す核を識 別するために使用される。 ステップ88において、コンピュータシステムは、各対象物に対して計算された 特徴値を比較して、その対象物が人工物か否か判断し、否である場合、その対象 物はMACを示す核であるか否かを判断して決定する分類機を動作させる。 ステップ90において、疑似焦点(pseudo-focus)デジタル映像、特徴計算、およ び各焦点を結んだ対象物に対する分類機の結果がコンピュータのメモリに記憶さ れる。 最後に、ステップ92において、コンピュータシステムは、スライドをさらに走 査する必要があるかどうかを判断して決定する。上記に示したように、各細胞映 像の寸法はスライド全体の寸法よりはるかに小さいため、そのスライドが適切に 解析されたことを確実にするために多数の細胞映像が捕捉される。十分な数の細 胞映像が解析されると、ステップ94で処理が停止される。一方、さらに走査が要 求される場合にはコンピュータシステムはステップ54にループで戻り、細胞サン プルの新しい映像が捕捉される。 上記に示されているように、デジタル顕微鏡でサンプルを映像化することが可 能になる前に、核材料を識別するためにサンプルが着色される。 図4は、細胞サンプルを着色するために使用されるステップのフローチャート である。はじめにステップ100において、スライド上に細胞サンプルが置かれ、 空気乾燥され、その後50%のグリセロール溶液中に4分間浸される。その後、 ステップ102において、蒸留水中で2分間細胞を洗滌する。ステップ104において 、サンプルが50%のエタノール溶液中に2分間浸漬され、ステップ106で再び 蒸留水中で2分間洗滌される。その後、ステップ108において、サンプルはボー ム・スプリンガー(Bohm-Springer)溶液に30分間浸され、続いてステップ110で 蒸留水で1分間洗滌される。ステップ112において、サンプルは5N(規定の) HCl溶液に45分間浸され、ステップ114で蒸留水によりこれを1分間すすぐ 。その後、ステップ116においてサンプルがチオニン染料中で60分間着色され 、ステップ118で蒸留水でこれを1分間すすぐ。 ステップ120において、サンプルは、亜硫酸塩の溶液に6分間浸され、続いて ステップ122で蒸留水によりこれを1分間すすぐ。次に、サンプルはステップ12 4で50%,75%および100%のエタノールの溶液中でほぼ10秒間づつ脱 水される。その後ステップ126において、サンプルは、キシレンの最後の溶液に 1分間浸され、その後ステップ128でカバースリップが載せられる。細胞サンプ ルが処理された後、上述のようにそれはいつでもデジタル顕微鏡によって映像化 され、解析されることができる状態となる。 図7A乃至7Fは、本発明が対象物の正確なエッジを計算する方法を示す。図 7Aに示されているように、対象物230は、ヒストグラムから計算され、かつ上 記に説明された背景/対象物しきい値より小さい強度値を有する画素から成る。 正確なエッジを計算するために、対象物のもとのエッジに位置する画素は、新し いエッジ領域242を形成するように拡張される。もとのエッジの内側にある画素 の第2の帯域(band)もまた、第2のエッジ領域244を形成するように選択される 。その後、コンピュータシステムは、エッジ領域242と244とによって限定された 環状リング内のどこかに本当のエッジがあると仮定する。本発明の好ましい実施 形態において、環状リングはほぼ10画素の幅を有する。エッジを決定するため に、コンピュータは、環状リングに含まれている各画素のグラジエントを計算す る。各画素のグラジエントは、各画素とその周囲の8個の隣接する画素との間の 強度差の和として定義される。類似した強度レベルを持つ隣接画素を有する画素 は、低いグラジエントを有することになり、一方対象物のエッジに位置する画素 は高いグラジエントを有することになる。 環状リング中の各画素のグラジエントが計算されると、コンピュータシステム は、グラジエントの範囲を多数のしきい値に分割し、低いグラジエント値を有す る画素をそのリングから除去し始める。画素を除去するために、コンピュータは 検討されている対象物をラスター方式で走査する。図7Cに示したように、ラス ター走査はポイントAから始まり、ポイントBに到達するまで右方向に連続する 。第1の走査中、外側エッジすなわちエッジ領域242上の画素だけが除去される 。その後、コンピュータシステムは、たとえばポイントDからスタートして、環 状リングの内側エッジ領域244上の画素だけを除去しながらラスター方式で戻り つつポイントBまで上方に向かって連続することによって逆方向に走査する。そ の後、コンピュータシステムは別の直交方向に走査する。たとえば、ポイントC からスタートし、ラスター方式でポイントDの方向に連続し、この時、外側エッ ジ領域242上の画素だけを除去する。このプロセスは、そのグラジエントしきい 値における除去可能な画素がなくなるまで続けられる。 環状リングの周囲の画素のチェーンを壊す画素は除去されることができないと いう条件の下で、画素が環状リングから除去される。さらに、画素除去の同じ段 階(pass)中に隣接した画素を除去することはできない。第1のグラジエントしき い値以下のグラジエントを有する全ての画素が除去されると、しきい値は増加し 、このプロセスが再びスタートする。図7Dに示されているように、画素単位の 除去プロセスは、単一の画素チェーン240'が検討されている対象物を取り囲むま で連続する。 対象物の正確なエッジを配置した後、新しく見出されたエッジを含む画素がそ の対象物に含まれるかどうかを決める必要がある。これを行うために、新しく見 出されたエッジを含む各画素の強度がその隣接する8個の画素と比較される。た とえば、図7Eに示されているように、画素246の強度はそれを取り囲む8個の 画素と比較される。画素246の強度が画素250の強度より小さい場合、画素246は 背景に属しているので、画素チェーンから除去される。チェーンを完成させるた めに、図7Fに示されているように、エッジが破壊されないように画素248およ び252が付加される。エッジ再配置アルゴリズムを完成し、各画素が重要な対象 物に含まれているかどうかを決定した後、システムはその対象物の特徴値を計算 する準備が完了している。 各焦点を結んだ対象物について特徴が計算されると、コンピュータシステムは 、その対象物が悪性腫瘍に関連した変化に関して解析すべき細胞核なのか、ある いは無視すべき人工物であるのかを判断しなければならない。上述のように、こ のシステムでは、明白な人工物はそれらの面積、形状(球形度)および光密度に 基づいて除外される。しかしながら、その他の人工物は、コンピュータにとって 認識が困難なこともある。人工物をさらに除去するために、コンピュータシステ ムは、対象物について計算された特徴の値を解釈する分類機を使用する。 図8に示されているように、分類機290は、対象物をその特徴値に基づいて解 析するコンピュータプログラムである。分類機を構成するために、2つのデータ ベースが使用される。第1のデータベース275は、図1に示されているシステム によって映像化されており、熟練した病理学者により以前に核ではない、すなわ ち人工物であると識別された対象物の特徴値を含んでいる。第2のデータベース 285は、システムによって映像化されており、熟練した病理学者により以前に細 胞核であると識別された対象物について計算された特徴を含んでいる。これらの 各データベースの中のデータは、細胞核と人工物とを区別できる弁別関数を導き 出すために漸次的な線形弁別関数解析を使用する統計学的コンピュータプログラ ム中に供給される。その後、分類機は、しきい値および線形弁別関数の少なくと も一方に基づいて2進決定ツリーとして構成される。この2進ツリーは、対象物 のアイデンティティを決める特徴値に基づいて一連の質問に答える。 2進ツリーにおいて使用される特定のしきい値は、既知の対象物に関して計算 された特徴値のヒストグラムを比較する統計学者によって設定される。たとえば 、白血球は一般に50μm2より小さい面積を有している。本発明は赤血球を人 工物として扱っているため、2進決定ツリーは、対象物の面積を50μm2のし きい値と比較するノードを含むことができる。しきい値より小さい面積を有する 対象物は無視され、一方大きい面積を有するものは、それらがMACと思われる 細胞であるか、または人工物であるかを判定するために解析される。 本発明のこの好ましい実施形態において、対象物のタイプを分ける弁別関数は 、BMDP統計ソフトウェア社(Los Angeles California)から入手可能なBMD Pプログラムによって形成される。弁別関数および適当なしきい値が与えられた とすると、2進ツリー分類機の構成は当業者にとって非常に容易なことである。 2進ツリー分類機が形成されると、それは知られていない対象物から採取され た1組の特徴値292を与えられることができ、特徴データと関連した対象物が人 工物または細胞核のいずれであるかを示す表示294を生成する。 図9は、スライドが悪性腫瘍に関連した変化を示しているか否かを判断するた めに分類機がどのようにして使用されるかを示す。分類機300は、1対のデータ ベースを使用して構成される。第1のデータベース302は、図1に示されている デジタル顕微鏡システムによって映像化されており、健康な患者から採られたこ とが分かっている見掛け上正常な細胞から得られた特徴値を含んでいる。第2の データベース304は、上述のデジタル顕微鏡システムによって映像化されており 、異常(すなわち、癌)のある患者から採取されたことが分かっている見掛け上 正常な細胞から計算された特徴値を含んでいる。本発明のこの好ましい実施形態 に おいて使用された分類機300は、ここでもまた細胞の2つのグループを分離する ことのできる弁別関数およびしきい値の少なくとも一方からなる2進決定ツリー である。分類機が構成されると、健康状態が分かっていない患者から採取された 細胞を映像化することによって得られた特徴値306がこの分類機に与えられる。 分類機は、核がMACを示しているか否かの判断308を下す。 図10は、患者が癌である可能性があるかどうかを判断するために本発明によ って行われるステップのフローチャートである。ステップ325からはじめると、 コンピュータシステムは、スライド上の各焦点を結んだ核について計算された特 徴をリコールする。ステップ330において、コンピュータシステムは、これらの 特徴に基づいてMACを識別する分類機を動作させる。ステップ332において、 コンピュータシステムは、検討されている核がMACに関して陽性か否かを示す 表示を生成する。ステップ332に対する答えがイエスの場合、ステップ334におい て、そのスライドのMACが陽性の核の個数を合計する累算器のカウントが増加 される。ステップ336において、コンピュータシステムは、特徴が計算された全 ての核が解析されたかどうかを判断して決定する。否である場合、ステップ338 で次の組の特徴がリコールされ、プロセスが繰り返される。ステップ340におい て、コンピュータシステムは、スライド上のMACの陽性の細胞の周波数が予め 定められたしきい値を越えるかどうかを判断する。たとえば、子宮頸癌を検出す るための細胞の特定の処理(カナダのブリティッシュ・コロンビアでのやり方の ように空気乾燥される)では、MACが陽性の上皮細胞の合計個数を、解析した 上皮細胞の合計個数で除算し、それがスライド当たり0.45を越えると、その 患者が癌であるか、もしくは癌になる可能性が85%であると判断する。MAC を示した細胞の周波数がしきい値を越えた場合、コンピュータシステムは、ステ ップ342でその患者が健康であることを示し、またしきい値を越えなければ、ス テップ344でその患者がおそらく癌であること、または癌になることを示す。 MACを示す患者が癌である、あるいは癌に進行すると思われるしきい値は、 癌であった者と癌でなかった者との非常に多数の患者のMACスコアを比較する ことによって決定される。当業者に明らかなように、使用される特定のしきい値 は、検出されるべき癌のタイプや、細胞を映像化するために使用される装置等に 依存する。 本発明のMAC検出システムはまた、癌治療法の効きめを決定するために使用 される。たとえば、肺癌の治療として肺の一部を切除された患者に対して、残っ ている肺組織から採取された見掛け上正常な細胞のサンプルを提供するように求 めることができる。強いMACの存在が検出された場合、癌が再発する確率が高 い。逆に、癌治療が有効な場合には、MAC細胞の個数が減少することが認めら れている。 上述のように、悪性腫瘍に関連した変化を検出する本発明の能力は、計算され た特徴の値に依存している。以下は、各焦点を結んだ対象物についてここで計算 された特徴のリストである。 I.2 座標系、専門用語および表記法 各映像は、背景によって取り囲まれた対象物(不規則的な形状の)の映像を含 んでいる正方形画素の長方形アレイである。各画素Pijは、その映像の対応した 小さいセグメントの光度測定値(中間調値)を表す整数であり、0(完全に不透 明)乃至255(完全に透明)の範囲であってもよい。映像の方形は、上下の少 なくとも2行と左右の2列が対象物を完全に含むことのできる最小の方形より大 きく、背景が対象物の周囲に存在することを確実にしている。この方形映像は、 スパン(spanning)i=1のL個の列とj=1のM個の行の画素Pijのマトリクス であり、座標系の原点i=j=1として左最上部の画素を有している。 対象物である映像の領域は、その特性関数Ωによって示される。これは、時に “対象物マスク”あるいは単に“マスク”とも呼ばれる。いくつかの特徴につい て、対象物の全周囲で1つの画素分対象物マスクを拡張することが理解できる。 このマスクをΩ+で表す。同様に、破壊されたマスクはΩ-で表される。対象物マ スクは2進関数である: Ω=(Ω1,1,Ω1,2,…Ωi,j…ΩL,M) (1) ここで、 Ωi,j=(i,j)∈対象物ならば、1 (i,j)∈対象物ならば、0 ここで、“(i,j)∈対象物”は、座標:(i,j)の画索が対象物の一部で あることを意味し、“(i,j)∈対象物”は、座標:(i,j)の画素が対象 物の一部でないことを意味している。 II 形態特徴 形態特徴は、対象物の映像の面積、形状および境界線バリエーションを評価す る。 II.1 面積 面積Aは、マスクΩによって定義された対象物に属する画素の総数として定義 される。 ここでi,jおよびΩは、上記の段落I.2において定義されている。 II.2 x_centroid,y_centroid x_centroidおよびy_centroidは、映像の原点(左上の隅 )に関して定義された対象物の幾何学的中心の座標である。ここで、iおよびjは映像の画素座標であり、Ωは上記の段落I.2において定 義された対象物マスクであり、Aは対象物面積である。 II.3 mean_radius,max_radius mean_radiusおよびmax_radius特徴は、対象物の重心か らその8個の接続されたエッジ画素までの対象物の半径ベクトルの長さの平均お よび最大値である: ここで、rkはk番目の半径ベクトルであり、Nは対象物エッジ上の8個接続さ れた画素の個数である。 II.4 var_radius var_radius特徴は、段落II.3で定義された対象物の半径ベクトル の長さの分散である。 り、Nは8個の接続されたエッジ画素の個数である。 II.5 球形度 球形度特徴は、対象物の重心(上記の段落II.2において定義された)を中心 とする2つの円の半径の比として計算された形状の尺度である。一方の円は、対 象物の周囲の内側に完全に内接する最大の円であり、対象物の半径ベクトルの絶 対値最小長に対応している。他方の円は、対象物の周囲を完全に外接さぜる最小 の円であり、対象物の半径ベクトルの絶対値最大長に対応する。球形度の最大値 :1は、円形の対象物に対して次のように求められる: ここで、rkはk番目の半径ベクトルである。 II.6 離心率 離心率特徴は、対象物の特性関数Ωの2次中心モーメントマトリクスの最大お よび最小固有値の比の平方根として計算された形状関数である。 ここで、λ1およびλ2はそれぞれ最大および最小固有値であり、特性関数Ωは式 (1)によって与えられるとおりである。2次中心モーメントマトリクスは次 のように計算される: 離心率は、対象物を記述する“最良の適合(best fit)”楕円の短径に 対する長径の比として定められ、円に対して最小値1を示す。 II.7 inertia_shape inertia_shape特徴は、面積の2乗によって正規化された対象物 マスクの慣性モーメントとして計算された対象物の“真円度”の尺度であり、円 に対して最小値1を示す。 ここで、Ri,jは画素Pi,jの、対象物重心(段落II.2で定義された)までの距 離であり、Aは対象物の面積であり、Ωは式1によって定義されたマスクである 。 II.8 密集度(compactness) 密集度特徴は、“真円度”のもう1つの尺度である。これは、対象物の面積で 除算した周囲の2乗として計算され、円に対して最小値1を示す。 密集度=P2/4πA (12) ここで、Pは対象物の周縁であり、Aは対象物の面積である。この周縁は、境界 線画素(それら自身8個接続されている)の4個接続された隣接画素を考慮する ことによって境界線画素から計算される。 ここで、N1は1個の非対象物隣接画素を有するエッジ上の画素の個数であり、 N2は、2個の非対象物隣接画素を有するエッジ上の画索の個数であり、N3は、 3個の非対象物隣接画素をもつエッジ上の画素の個数である。 II.9 cell_orient cell_orient特徴は、対象物の主軸の、y方向からの方向偏差とし て測定された対象物の方位を表す: ここで、ymoment2およびxycrossmoment2は、上記の式1によって定義された 特性関数Ωの2次中心モーメントであり、λ1はその関数の2次中心モーメント マトリクスの最大固有値(上記の段落II.6参照)である。対象物の主軸は、最 大固有値に対応した固有ベクトルによって定義される。幾何学的に解釈したce ll orientは、y軸と“最良適合”楕円の長径との間の角度(時計方拘 に測定された)である。 細胞懸濁液のスライドについて、推測的に好ましい細胞の方位は存在しないの で、この特徴は無意味である。組織学的セクション、およびおそらく塗抹(標本 )について、この特徴は有効かもしれない。塗抹(標本)では、たとえば残骸が スライドの長軸に沿って優先的に伸ばされる可能性がある。 II.10 伸び率 段落II.10乃至II.13における特徴は、128の個別の等しいステップ( すなわち、ステップ当り2π/128の角度)によって半径ベクトルを掃引する (段落II.2で定義された対象物重心から対象物の周囲まで)ことによって計算 され、このとき最上部左端の対象物エッジ画素からスタートして、時計方向に掃 引する。この関数は、128個の各角度における対象物エッジ画素位置の平均か ら補間される。 伸び率特徴は、主な方向(長径に対応した)対それに垂直な方向に沿った対象 物の程度の別の尺度である。これらの長さは、対象物の半径関数のフーリエ変換 係数を使用して評価される。 ここで、a22は、次式のr(θ)によって定義される対象物の半径関数のフー リエ変換係数である。 II.11 freq_low_fft freq_low_fftは、対象物の半径関数のフーリエスペクトルの低い 高調波(第3乃至第11の高調波)のエネルギとして測定された粗境界線バリエ ーションの評価を示す。 ここでannは、式16によって定義された半径関数のフーリエ変換係数である 。 II.12 freq_high_fft freq_high_fftは、対象物の半径関数の高周波フーリエスペクト ル(第12乃至第32の高調波)のエネルギとして測定された微境界線バリエー ションの評価を示す。 ここでan,bnは、式16によって定義されたn番目の高調波のフーリエ変換 係数である。 II.13 harmon01_fft,…,harmon32_fft harmon01_fft,…,harmon32_fft特徴は、各高調波 1乃至32に対して対象物半径関数のフーリエ変換係数の大きさとして計算され た境界線バリエーションの評価である。 ここで、annは、式16によって定義されたn番目の高調波のフーリエ変換係 数である。 III.光度測定特徴 光度測定特徴は、対象物の絶対強度および光密度レベルの評価、ならびにそれ らの分布特性を示す。 III.1 DNA_Amount DNA_Amountは、一度拡張されたマスクΩ+によって定義された対象 物の積分された光密度の“生の”(正規化されていない)尺度である。 ここで、一度拡張されたマスクΩ+は、段落I.2において定義されており、O Dは式21にしたがって計算された光密度である。 ここで、IBは局部背景の強度であり、Ii,jはi,j番目の画素の強度である。 III.2 DNA_Index DNA_Indexは、対象物の積分された光密度の正規化された尺度である 。 ここで、iodnormは、スライドからの特定の対象物個体群(たとえば、白血球 )に対するDNA量の平均値である。 III. 3 var_intensity,mean_intensity var_intensityおよびmean_intensity特徴は、マ スクΩによって定義される対象物の強度関数Iの分散および平均である。 ここで、Aは対象物の面積であり、Ωは式1において定義された対象物マスクで 均強度である。 平均強度は、段落III.2において定義されたiodnormに対して正規化される : III.4 OD_maximum OD_maximumは、上記の段落III.2において定義されたiodnorm に対して正規化された対象物の光密度の最大値である: III.5 OD_variance OD_varianceは、対象物の光密度関数の正規化された分散(2次モ ーメント)である。 の光密度の平均値である: ここで、Aは対象物の面積(画素の総数)である。測定値を細胞の染色強度から 独立させるために平均光密度の2乗で分散を除算する。 III.6 OD_skewness OD_skewness特徴は、対象物の光密度関数の正規化された3次モー メントである。の光密度の平均値であり、Aは対象物の面積(画素の総数)である。 III.7 OD_kurtosis OD_kurtosisは、対象物の光密度関数の正規化された4次モーメン トである。 の光密度の平均値であり、Aは対象物の面積である。 IV 別個のテクスチャ特徴 別個のテクスチャ特徴は、対象物を光密度の低、中および高領域に分割するこ とに基づいている。この対象物の低、中および高密度領域への分割は、高い光密 度しきい値と、中間の光密度しきい値という2つのしきい値に基づいている。こ れらのしきい値は、上記の段落III.2に示されているように対象物の特定のサ ブセット(たとえば、リンパ細胞)のDNA量に基づいたサンプルのiodnorm 値に対して基準化されている。 デフォルト値に関して、これらのしきい値は、白血球中の濃縮されたクロマチ ンが高い光密度材料となるように選択されている。第2のしきい値は、高しきい 値と0との中間の位置に設定される。 これらのしきい値が計算されるデフォルト値の設定は、以下のようにコンピュ ータに記憶される: CHROMATIN_HIGH_THRES=36 CHROMATIN_MEDIUM_THRES=18 Ahighは、0と18の間の光密度を有する画素の面積である。Amed.は18と 36の間の光密度を有する画素の面積であり、Alowは36より大きい光密度を 有する画素の面積である。面積Ahigh,Amed.およびAlowの合計が対象物の総 面積である。使用される実際のしきい値は、これらのパラメータを100で除算 し、かつ係数iodnorm/100で乗算したものである。 以下の説明において、Ωlow、ΩmedおよびΩhighはそれぞれ、式1と同様に定 義された対象物の低、中程度および高光密度領域に対するマスクである。 IV.1 低DNA領域,中DNA領域、高DNA領域 これらの別個のテクスチャ特徴は、対象物の総面積に対する対象物の低、中間 および高光密度領域の比を表す: ここで、Ωは式1において定義された対象物マスクであり、Aは対象物の面積で ある。 IV.2 低DNAamnt、中DNAamnt、高DNAamnt これらの別個のテクスチャ特徴は、対象物の低、中間および高光密度領域に対 する総吸光率を表わし、それらは低、中間および高密度領域の積分された光密度 を、積分された全光密度でそれぞれ除算した値として計算される:ここで、Ωは式1において定義された対象物マスクであり、ODは式21で定義 された光密度である。 IV.3 低DNAcomp、中DNAcomp、高DNAcomp、 中高DNAcomp これらの別個のテクスチャ特徴は、単一の(おそらく分離された)対象物とし てそれぞれ処理された低、中間、高、および中高組合せ密度領域の密集度(compa ctness)の特性である。それらは、各領域の周囲の2乗を、その領域の4π(面 積)で除算したものとして計算される。 ここで、Pは式13と同様に定義された各光密度領域の周縁であり、Aは式2と 同様に定義された領域の面積である。 IV.4 low_av_dst、med_av_dst、hi_av_dst 、 mh_av_dst これらの別個のテクスチャ特徴は、対象物mean_radiusで正規化さ れた対象物の中心と、低、中間、高、および中高組合せの各密度画素との間の平 均分離を表している。 ここでRi,jは、段落II.7において画素Pi,jから対象物重心(段落II.2で定 義された)までの距離として定義されており、対象物mean_radius は、式5によって定義されている。 IV.5 低VSmed_DNA、低VShigh_DNA、 低VSmh_DNA これらの別個のテクスチャ特徴は、中間、高および中高組合せの各平均吸光値 によって正規化された低密度領域の平均吸光率を表している。それらは、中間、 高および中高組合せの密度クラスタの平均光密度を、低密度クラスタの平均光密 度で除算したものとして計算される。ここで、ODは式21と同様に定義された領域光密度であり、Ωは式1と同様に 定義された領域のマスクであり、Aは式2と同様に定義された領域の面積である 。 IV.6 low_den_obj、med_den_obj、 high_den_obj これらの別個のテクスチャ特徴は、低、中間および高密度の1以上の画素から なる対象物の別個の8個接続されたサブコンポーネントの数である。 IV.7 low_cntr_mass、med_cntr_mass、 high_cntr_mass これらの別個のテクスチャ特徴は、低、中間および高光密度クラスタ(それら は単一の対象物であるかのように処理される)の幾何学的中心と、そのmean _radiusによって正規化された対象物全体の幾何学的中心との間の分離を 表す。ここで、対象物のmean_radiusは式5によって定義され、対象物の重 心は段落II.2で定義され、Ωは式1と同様に定義される領域マスクであり、A は式2と同様に定義される領域面積である。 V マルコフテクスチャ特徴 マルコフテクスチャ特徴は、対象物画素の連続発生マトリクスΔλ,μから定 義される。このマトリクスの各要素は、中間調レベルλの画素が中間調レベルμ の画素に次いで(8個接続したものを介して)発生する条件つき確率を表し、こ こで、λ、μはそれぞれマトリクスの行および列インデクスである。しかしなが ら、マルコフテクスチャ特徴を計算するためにここで使用される計算アルゴリズ 差を有する隣接画素の確率であり、ここでは8個接続された隣接(画素)が仮定 されている。和および差ヒストグラムにおいて使用される中間調レベルの値1, mは、それぞれ個別の対象物のダイナミック・レンジを40レベルに量子化する ことによって得られる。 完全なものにするために、マルコフテクスチャ特徴の式は、一般式と実際に使 用される計算式の両方を含んでいる。 V.1 エントロピー エントロピー特徴は、対象物中間調レベル構成における“無秩序”の尺度を表 し、大きい値は“霜降り状の”ランダムフィールドのようなまとまりのない分布 に対応する: V.2 エネルギ エネルギ特徴は、空間的に構成(organize)され、中間調スケール分布を有する 対象物について大きい値を示す。それはエントロピーとは逆に、一定の中間調レ ベルの大きい領域を有する対象物に大きい値を示す: V.3 コントラスト コントラスト特徴は、頻繁な大きい中間調スケールバリエーションを有する対 象物について大きい値を示す。 V.4 相関 相関についての大きい値は、一定の中間調レベルの大きい接続されたサブコン ポーネントを有し、かつ隣接するコンポーネント間の中間調レベル差が大きい対 象物を示す。 象物の平均強度である。 V.5 均質性 均質性特徴は、中間調レベルのバリエーションがわずかで空間的に滑らかな対 象物に対して大きい: V.6 cl_shade cl_shade特徴は、対象物の残りのものに対して大きいコントラストを 有する均一の強度の数個の異なる凝集塊を有する対象物に対して大きい絶対値を 示す。負の値は、明るい背景に対する暗い凝集塊に対応し、一方正の値は暗い背 景に対する明るい凝集塊を示す: V.7 cl_prominence cl_prominence特徴は、クラスタの暗さの尺度となる。VI. 非マルコフテクスチャ特徴 これらの特徴は、対象物の中間調レベル差の全体的な評価に基づいてテクスチ ャを記述している。 VI.1 den_lit_spot,den_drk_spot これらは、3×3ウインドウにより平均化された映像に基づく対象物強度関数 の局部極大および局部極小を、それぞれ対象物面積で除算した個数である。 および ここで、 値maxi',j'に関して、 それ以外ならば、0 および、 値mini , ,j ,に関して、 それ以外ならば、0 ここで、Iは対象物強度であり、Ωは対象物マスクであり、Aは対象物の面積である。 VI.2 range_extreme これは、対象物強度関数の最大の局部極大と最小の局部極小との間の強度差を 、段落III.2において定義されたスライドDNA量iodnormに対して正規化 したものである。局部極大maxi',j'および局部極小mini',j'は、上記の段 落VI.1で定義したものである。 VI.3 range_average これは、局部極大の平均強度と局部極小の平均強度との間の強度差を、段落II I.2において定義されたスライドDNA量の値iodnormに対して正規化した ものである。使用される局部極大maxi',j'および局部極小mini',j'は、上 記の段落VI.1からのものである。 VI.4 center_of_gravity center_of_gravity特徴は、対象物の幾何学中心から光密度 関数の“質量中心”までの距離を、対象物のmean_radiusによって正 規化したものを表す: これは、OD分布の不均一性の尺度を示す。 VII フラクタルテクスチャ特徴 フラクタルテクスチャ特徴は、垂直軸が光密度を表し、水平軸がxおよびy空 間座標を表す3次元棒グラフとして本質的に表される対象物の光密度の3次元平 面の面積に基づく。したがって、各画素は、x−y平面における単位面積、プラ ス画素の光密度の、その隣接するものに関する変化に比例する3次元構造の側部 の面積を割当てられる。フラクタル面積の最大値は、それらの間に高い光密度バ リエーションを有する小さいサブコンポーネントを含む大きい対象物に対応する 。 fractal1_areaとfractal2_areaとの相違は、これ らの特徴が異なるスケールで計算されることである。第2のものは、4個の画素 が単一の画素に平均化される映像に基づいており、したがってfractal1 _areaのスケールの変化を表す。この計算には、付加的なマスク変換が必要 であり、Ωi2,j2は、4個の画素が1個の画素にマップ(map)されたもとのマスク Ωを表し、対象物画素から完全には構成されていない4個の画素の2乗はいずれ もゼロに設定される。Ωi2,j2中の各画索がΩi,j中の4個の画素となるように、 Ωi,jは4だけ拡張されたΩi2,j2を表す。 VII.1 fractal1_area 像に共通の係数によって基準化された映像の光密度関数である。 VII.2 fractal2_area これは、もう1つのフラクタルディメンションであるが、4個の画素の2乗が 単一画素に平均化された映像に基づくものであり、したがって上記の段落VII.1 におけるfractal1_areaのスケールの変化を表す。 ここで、L2およびM2を整数とすると、L2=[L/2],M2=[M/2]平均化されている。 VII.3 fractal_dimen fractal_dimen特徴は、fractal1_areaとfrac tal2_area間の差を、log2で除算したものとして計算される。これ は2から3まで変化し、測定された表面面積が非常に微細なスケールで増加する 割合と関連している映像の“フラクタル特性(behavior)”の尺度を示す。 VIII ラン長テクスチャ特徴 ラン長(length)特徴は、中間調レベルランに基づいてテクスチャを記述し、同 じ中間調レベル値を有する同一直線上の連続する画素のセットを表している。ラ ンの長さは、ランの中の画素の個数である。これらの特徴は、8レベルに変換さ れる強度関数値を有する映像に対して計算される。 ラン長テクスチャ特徴は4つの主方向:θ=0°、45°、90°、135° 方向は正のx軸に関して時計方向に限定される。なお、ここで限定されたように 、ラン長テクスチャ特徴は回転に関して不変ではなく、したがって、一般にこれ らを別個に使用することはできない。それは、ほとんどのサンプルについて、テ クスチャにとって推測的に好ましい方向が存在しないためである。たとえば、あ る細胞について、ラン長特徴は45°に向けられているが、次のものでは90° で が、中間調レベル範囲p(8中間調レベル外)に位置する画素からなる長さqの ランを所定の方向Θに含む回数を明示する。Ng=8を中間調レベルの数とし、 Nrを対象物において生じる異なるラン長の数とすると、ラン長特徴は以下のよ うに記述される。 VIII.1 short0_runs,short45_runs, short90_runs,short135_runs これらは、0°、45°、90°または135°を向いた短いラン(shor t run)が優勢である対象物について大きい値を示す。 VIII.2 long0_runs,long45_runs, long90_runs,long135_runs これらは、0°、45°、90°または135°を向いた長いラン(long run)が優勢である対象物について大きい値を示す。 VIII.3 grey0_level,grey45_level, grey90_level,grey135_level これらの特徴は、中間調レベルの不均一性を評価し、ランが中間調レベルにわ たって等しく分布している場合、それらの最低値を示す。 VIII.4 run0_length,run45_length, run90_length,run135_length これらの特徴は、ラン長の不均一性を評価し、ランが長さにわたって等しく分 布している場合、それらの最低値を示す。 VIII.5 run0_percent,run45_percent, run90_percent,run135_percent これらの特徴は、対象物の面積に対する可能性のあるランの総数の比として計 算され、最も線形の構造を有する画像に対して最低値を有する。 ここで、Aは対象物の面積である。 VIII.6 texture_orient この特徴は、対象物の直線テクスチャの最有力な方位を評価する。 9と同様に計算された)である。ラン長の擬似2次モーメントは、以下のように 計算される: 方位は、段落II.9のcell_orientのように、映像の線形構造の最 有力な方位とy軸との間の角度(時計方向に測定された)として定められる。 VIII.7 size_txt_orient この特徴は、長いランに対してテクスチャ方位を増幅する。 ここで、 は、段落VIII.6で定義されたrun_length擬似2次モ ーメントマトリクスの最大および最小固有値である。 上記の各特徴は、映像中に配置された各焦点が結ばれた対象物に対して計算さ れる。ある特徴は、細胞核から人工物を分離して、MACを示す細胞と正常な細 胞とを区別するために分類機によって使用される。上記に示されているように、 分類機が完ぺきに訓練され、2進決定ツリーまたは線形弁別関数を生成するまで 、人工物と細胞とを区別し、あるいはMAC細胞と非MAC細胞とを区別するた めにどの特徴が使用されるのかを予測することは不可能である。 本発明のこの実施形態において、上述された特徴の30個のものは、本物の核 から人工物を分離し、かつMACを有する細胞を識別する点においてより重要で あると思われる。これらの主要なテクスチャ特徴は以下のとおりである。 30個の好ましい核の特徴 (1)面積 (2)平均半径 (3)OD分散 (4)OD非対称性(skewness) (5)範囲平均 (6)OD最大値 (7)光スポットの密度 (8)低DNA面積 (9)高DNA面積 (10)低DNA量 (11)高DNA量 (12)高平均距離 (13)中/高平均距離 (14)相関 (15)均質性 (16)エントロピー (17)フラクタルディメンション (18)DNAインデクス (19)ラン0パーセント (20)ラン45パーセント (21)ラン90パーセント (22)ラン135パーセント (23)中間調レベル0 (24)中間調レベル45 (25)中間調レベル90 (26)中間調レベル135 (27)ラン長0 (28)ラン長45 (29)ラン長90 (30)ラン長135 これらの特徴は、細胞のタイプを区別する最適の能力を有していることが認め られているが、その他の対象物タイプは上述されたその他の特徴によって識別さ れてもよい。 上述したように、本発明によるシステムが細胞核と人工物とを区別し、あるい は細胞とMACを示すものとを区別する能力は、計算された特徴の値に基づいて 弁別を行う分類機の能力に依存しない。たとえば、本発明は、人工物から細胞核 を分離するために、特定のタイプの対象物を識別するようにそれぞれ操作される いくつかの異なる弁別関数を適用してもよい。たとえば、以下の弁別関数は、本 発明の現在好ましい実施形態において小さいピクノーティックな(picnotic)対象 物から中くらいの頸管細胞を分離するために使用される。屑片から細胞を分離できる別の弁別関数は: さらに、解析に適した細胞から無視すべき折重なった細胞を分離する第3の弁別 関数は: 明らかに、分類機によって生成された特定の線形弁別関数は、使用される分類 機のタイプおよび細胞の訓練セットに依存することとなる。上記の例は、単に説 明のために示されたものである。 上述の説明から認められるように、本発明は、細胞サンプル中の悪性腫瘍に関 連した変化を自動的に検出するシステムである。細胞サンプルを適切に染色およ び映像化することによって、スライド上に見出だされた各対象物の特徴が判断さ れ、細胞サンプルが採取された患者が正常であるか、あるいは異常であるかを示 す表示を提供するために使用されることができる。さらにMACは、施された癌 治療が効果的であるかどうか、および癌が鎮静したかどうかを示す表示を提供す る。 本発明の好ましい実施形態が図示および説明されているが、本発明の技術的範 囲を逸脱することなく種々の変更が可能なことが明らかになるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 パルシック、ブランコ カナダ国、ブイ6エヌ・1ビー8、ブリテ ィッシュ・コロンビア、バンクーバー、ト ラファルガー・ストリート 5357 (72)発明者 ガーナー、デイビッド・エム カナダ国、ブイ6ピー・2ダブリュ5、ブ リティッシュ・コロンビア、バンクーバ ー、ウエスト・シックスティーナインス・ アベニュー 838 (72)発明者 ハリソン、エス・アラン カナダ国、ブイ6エス・1ティー8、ブリ ティッシュ・コロンビア、バンクーバー、 ウエスト・トゥエンティーナインス・アベ ニュー 3884

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.細胞サンプルを採取し、 そのサンプル内の細胞核を識別するためにサンプルを染色し、 デジタルCCDカメラおよびプログラム可能なスライドステージを含むタイプ のデジタル顕微鏡により細胞サンプルの映像を獲得し、 映像の焦点を結び、 その映像中の対象物を識別し、 各対象物について1組の特徴値を計算し、 特徴値を解析して、各対象物が悪性腫瘍に関連した変化を有する細胞核である かどうかを決定するステップを含んでいる細胞サンプル中の悪性腫瘍に関連した 変化の検出方法。 2.細胞映像中の各対象物は、強度値をそれぞれ有する画素のグループを含んで おり、映像中の対象物を識別するステップは、 映像中の全ての画素のヒストグラムを計算し、 映像中の背景画素の平均強度を決定し、 映像中の対象物画素の平均強度を決定し、 背景画素の平均強度と対象物画素の平均強度との間にあるしきい値を決定し、 しきい値より大きい強度を有する全ての画素を背景として識別し、しきい値以 下の強度を有する全ての画素を対象物として識別するステップをさらに含んでい る請求項1記載の方法。 3.各対象物は、背景から対象物を分離するエッジを有しており、細胞映像中の 対象物を識別するステップは、 対象物のエッジを拡張して環状リングの外側エッジを限定し、対象物のエッジ を破壊して環状リングの内側エッジを限定することによって対象物を包囲する環 状リングを生成し、 その環状リンクにおける各画素のグラジエント値を計算し、 その環状リングが対象物を囲む単一の画素チェーンを含むまで、低いグラジエ ント値を有する画素を環状リングから除去するステップを実行することによって 対象物のエッジを識別するステップをさらに含んでいる請求項1記載の方法。 4.1組の特徴値中の1以上の特徴を計算するステップは、 特徴を計算する前に、対象物の本当のエッジを拡張または縮小するステップを さらに含んでいる請求項3記載の方法。 5.映像は、コンピュータシステムのメモリに記憶され、 異なるステージ位置において一連の映像を獲得することによって各対象物の局 部的焦点を調節し、 各対象物について、対象物の焦点が最良である映像を選択し、 その最良の焦点の各対象物の映像をコンピュータのメモリに重書きするステッ プをさらに含んでいる請求項1記載の方法。 6.デジタル顕微鏡中の空白スライドから得られたテスト映像を読込み、 テスト映像の各画素の強度値を細胞サンプルの映像中の対応した画素から減算 し、 テスト映像中の画素の平均強度を決定することによって映像のデジタル顕微鏡 の光源の照明強度の変化を補償し、 細胞サンプルから得られた映像の各画素に平均強度を加算するステップをさら に含んでいる請求項5記載の方法。 7.対象物の近くの画素のグループに対する平均画素強度を決定し、 対象物の近くの画素のグループに対する平均画素強度を対象物に含まれている 各画素から減算することによって対象物の周囲の局部吸光度を補償するステップ をさらに含んでいる請求項6記載の方法。 8.対象物の近くの画素のグループは、対象物の面積より少し大きい面積を有す る正方形の境界線によって限定される請求項7記載の方法。 9.各対象物について面積、形状および光密度を計算することによって映像から 人工物を除去し、 2,000平方ミクロンより大きい面積を有する対象物、ならびに4より大き い形状または球形度と、1cより大きい光密度を有する対象物とを映像から除去 するステップをさらに含んでいる請求項1記載の方法。 10.悪性腫瘍に関連した変化を有する細胞核を悪性腫瘍に関連した変化を有し ない核から分離するために使用される特徴は、 (1)面積 (2)平均半径 (3)OD分散 (4)OD非対称性(skewness) (5)範囲平均 (6)OD最大値 (7)光スポットの密度 (8)低DNA面積 (9)高DNA面積 (10)低DNA量 (11)高DNA量 (12)高平均距離 (13)中/高平均距離 (14)相関 (15)均質性 (16)エントロピー (17)フラクタルディメンション (18)DNAインデクス (19)ラン0パーセント (20)ラン45パーセント (21)ラン90パーセント (22)ラン135パーセント (23)中間調レベル0 (24)中間調レベル45 (25)中間調レベル90 (26)中間調レベル135 (27)ラン長0 (28)ラン長45 (29)ラン長90 (30)ラン長135 を含むグループから選択される請求項1記載の方法。 11.患者から見掛け上正常な細胞のサンプルを採取し、 (1)サンプル中の細胞の核を染色し、 (2)デジタル顕微鏡で細胞の映像を獲得して、その映像をコンピュータシ ステムに記録し、 (3)記録された細胞の映像を解析して、核を識別し、 (4)サンプル中で見出だされた各核について1組の特徴値を計算し、その 特徴値から、その核が悪性腫瘍に関連した変化を示しているかどうかを決定する ことによってサンプル中の細胞が悪性腫瘍に関連した変化を示しているかどうか を決定し、 悪性腫瘍に関連した変化を示しているサンプル中の核の総数を決定して、その 個数から、患者が癌になるかどうかを予測するステップを含んでいる患者の癌の 進行を予測する方法。
JP09540332A 1996-05-10 1997-05-01 悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置 Pending JP2000510266A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/644,893 US5889881A (en) 1992-10-14 1996-05-10 Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes
US08/644,893 1996-05-10
PCT/CA1997/000301 WO1997043732A1 (en) 1996-05-10 1997-05-01 Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000510266A true JP2000510266A (ja) 2000-08-08

Family

ID=24586780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09540332A Pending JP2000510266A (ja) 1996-05-10 1997-05-01 悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5889881A (ja)
EP (1) EP0901665A1 (ja)
JP (1) JP2000510266A (ja)
AU (1) AU2377997A (ja)
CA (1) CA2253850C (ja)
WO (1) WO1997043732A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003240773A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Jasco Corp 癌診断における異常部及び異常度特定方法
JP2005524090A (ja) * 2002-04-29 2005-08-11 アマシャム・バイオサイエンス・コーポレイション 生物学的試料のための光線画像分析
JP2010193883A (ja) * 2009-02-19 2010-09-09 Chiba Univ 成長因子に誘発されるユークロマチン化(euchromatinization)に必要な、SRC−ファミリーチロシンキナーゼの核局在
JP2011511272A (ja) * 2008-01-24 2011-04-07 ボールター インク 悪性及び良性組織病変の識別方法
JP2017537337A (ja) * 2014-09-29 2017-12-14 バイオサーフィット、 ソシエダッド アノニマ フォーカシング方法

Families Citing this family (112)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5889881A (en) * 1992-10-14 1999-03-30 Oncometrics Imaging Corp. Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes
US5978497A (en) * 1994-09-20 1999-11-02 Neopath, Inc. Apparatus for the identification of free-lying cells
USRE43097E1 (en) 1994-10-13 2012-01-10 Illumina, Inc. Massively parallel signature sequencing by ligation of encoded adaptors
US6654505B2 (en) * 1994-10-13 2003-11-25 Lynx Therapeutics, Inc. System and apparatus for sequential processing of analytes
CA2236268A1 (en) 1995-11-30 1997-06-05 Chromavision Medical Systems, Inc. Method and apparatus for automated image analysis of biological specimens
US6718053B1 (en) 1996-11-27 2004-04-06 Chromavision Medical Systems, Inc. Method and apparatus for automated image analysis of biological specimens
US7286695B2 (en) * 1996-07-10 2007-10-23 R2 Technology, Inc. Density nodule detection in 3-D digital images
US6263092B1 (en) 1996-07-10 2001-07-17 R2 Technology, Inc. Method and apparatus for fast detection of spiculated lesions in digital mammograms
US6909797B2 (en) * 1996-07-10 2005-06-21 R2 Technology, Inc. Density nodule detection in 3-D digital images
US5836877A (en) * 1997-02-24 1998-11-17 Lucid Inc System for facilitating pathological examination of a lesion in tissue
JP4294740B2 (ja) 1997-05-23 2009-07-15 ソレクサ・インコーポレイテッド 分析物の系列的プロセシングのためのシステムおよび装置
WO1999036094A2 (en) * 1998-01-14 1999-07-22 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Composition and method for treating metastatic tumors or cancer induced by cells expressing sv40 tumor antigen
US20030036855A1 (en) * 1998-03-16 2003-02-20 Praelux Incorporated, A Corporation Of New Jersey Method and apparatus for screening chemical compounds
US6388788B1 (en) 1998-03-16 2002-05-14 Praelux, Inc. Method and apparatus for screening chemical compounds
JP2002514762A (ja) * 1998-05-09 2002-05-21 アイコニシス,インコーポレーテッド コンピュータによって制御された、胎児細胞を含む希少細胞に基づく診断のための方法および装置
US7901887B2 (en) * 1998-05-09 2011-03-08 Ikonisys, Inc. Automated cancer diagnostic methods using fish
US20090111101A1 (en) * 1998-05-09 2009-04-30 Ikonisys, Inc. Automated Cancer Diagnostic Methods Using FISH
US20080241848A1 (en) * 1998-05-09 2008-10-02 Ikonisys, Inc. Methods for prenatal diagnosis of aneuploidy
WO2000004497A1 (en) * 1998-07-14 2000-01-27 The Perkin-Elmer Corporation Pe Biosystems Division Automatic masking of objects in images
EP1169630B1 (en) 1999-02-17 2017-02-01 Lucid, Inc. Cassette for facilitating optical sectioning of a retained tissue specimen
ES2520140T3 (es) * 1999-02-17 2014-11-11 Lucid, Inc. Portador de muestras de tejido
EP1177523B1 (en) * 1999-04-13 2013-08-21 Chromavision Medical Systems, Inc. Histological reconstruction and automated image analysis
US6743576B1 (en) 1999-05-14 2004-06-01 Cytokinetics, Inc. Database system for predictive cellular bioinformatics
US6651008B1 (en) 1999-05-14 2003-11-18 Cytokinetics, Inc. Database system including computer code for predictive cellular bioinformatics
US20030228565A1 (en) * 2000-04-26 2003-12-11 Cytokinetics, Inc. Method and apparatus for predictive cellular bioinformatics
US6876760B1 (en) 2000-12-04 2005-04-05 Cytokinetics, Inc. Classifying cells based on information contained in cell images
US7151847B2 (en) 2001-02-20 2006-12-19 Cytokinetics, Inc. Image analysis of the golgi complex
WO2001004828A1 (en) * 1999-07-13 2001-01-18 Chromavision Medical Systems, Inc. Automated detection of objects in a biological sample
EP1203339A4 (en) * 1999-07-21 2006-09-13 Ppd Biomarker Discovery Scienc CYTOMETRIC SYSTEM WITH MICROVOLUMEN LASER PATTERN
US6986993B1 (en) 1999-08-05 2006-01-17 Cellomics, Inc. System for cell-based screening
US6665060B1 (en) * 1999-10-29 2003-12-16 Cytyc Corporation Cytological imaging system and method
AU1918100A (en) 1999-11-18 2001-05-30 Ikonisys Inc. Method and apparatus for computer controlled cell based diagnosis
US20060073509A1 (en) * 1999-11-18 2006-04-06 Michael Kilpatrick Method for detecting and quantitating multiple subcellular components
AU2073801A (en) * 1999-12-09 2001-06-18 Cellomics, Inc. A system for cell-based screening
US6587792B1 (en) * 2000-01-11 2003-07-01 Richard A. Thomas Nuclear packing efficiency
IL138123A0 (en) * 2000-08-28 2001-10-31 Accuramed 1999 Ltd Medical decision support system and method
US7194118B1 (en) 2000-11-10 2007-03-20 Lucid, Inc. System for optically sectioning and mapping surgically excised tissue
US7218764B2 (en) 2000-12-04 2007-05-15 Cytokinetics, Inc. Ploidy classification method
WO2002048949A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Cellavision Ab Method and arrangment for processing digital image information
US20030054419A1 (en) * 2001-02-07 2003-03-20 Slawin Kevin M. Method to determine prognosis after therapy for prostate cancer
US6956961B2 (en) 2001-02-20 2005-10-18 Cytokinetics, Inc. Extracting shape information contained in cell images
US7016787B2 (en) 2001-02-20 2006-03-21 Cytokinetics, Inc. Characterizing biological stimuli by response curves
ATE514144T1 (de) * 2001-10-16 2011-07-15 Univ Chicago Computerunterstützte erkennung dreidimensionaler läsionen
WO2003042788A2 (en) * 2001-11-13 2003-05-22 Chromavision Medical Systems, Inc. A system for tracking biological samples
EP1476845B1 (en) * 2002-02-22 2012-05-30 Humanitas Mirasole S.p.A. Method and apparatus for analyzing biological tissue specimens
US20040133112A1 (en) * 2002-03-08 2004-07-08 Milind Rajadhyaksha System and method for macroscopic and confocal imaging of tissue
US7272252B2 (en) * 2002-06-12 2007-09-18 Clarient, Inc. Automated system for combining bright field and fluorescent microscopy
US20050037406A1 (en) * 2002-06-12 2005-02-17 De La Torre-Bueno Jose Methods and apparatus for analysis of a biological specimen
US6999624B1 (en) * 2002-07-12 2006-02-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Context discriminate classification for digital images
US6999625B1 (en) * 2002-07-12 2006-02-14 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Feature-based detection and context discriminate classification for digital images
US6990239B1 (en) * 2002-07-16 2006-01-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Feature-based detection and context discriminate classification for known image structures
US7211225B2 (en) * 2002-08-26 2007-05-01 Perceptronix Medical Inc. Filter devices for depositing material and density gradients of material from sample suspension
US7274809B2 (en) * 2002-08-29 2007-09-25 Perceptronix Medical, Inc. And British Columbia Cancer Agency Computerized methods and systems related to the detection of malignancy-associated changes (MAC) to detect cancer
US7106892B2 (en) * 2002-09-19 2006-09-12 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Display of image data information
US7153691B2 (en) * 2002-11-13 2006-12-26 G6 Science Corp. Method of identifying and assessing DNA euchromatin in biological cells for detecting disease, monitoring wellness, assessing bio-activity, and screening pharmacological agents
GB2396406A (en) * 2002-12-17 2004-06-23 Qinetiq Ltd Image analysis
US20040202357A1 (en) 2003-04-11 2004-10-14 Perz Cynthia B. Silhouette image acquisition
EP1646926A2 (en) 2003-07-18 2006-04-19 Cytokinetics, Inc. Characterizing biological stimuli by response curves
US20050014217A1 (en) 2003-07-18 2005-01-20 Cytokinetics, Inc. Predicting hepatotoxicity using cell based assays
US7235353B2 (en) 2003-07-18 2007-06-26 Cytokinetics, Inc. Predicting hepatotoxicity using cell based assays
US7415148B2 (en) * 2003-08-04 2008-08-19 Raytheon Company System and method for detecting anomalous targets including cancerous cells
US7480412B2 (en) * 2003-12-16 2009-01-20 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Toboggan-based shape characterization
DE10361073A1 (de) * 2003-12-22 2005-07-21 Innovatis Ag Verfahren und Vorrichtung zur Aufnahme mikroskopischer Bilder
JP4487180B2 (ja) * 2004-03-18 2010-06-23 ソニー株式会社 情報生成装置及び情報生成方法
US20070210183A1 (en) * 2004-04-20 2007-09-13 Xerox Corporation Environmental system including a micromechanical dispensing device
US7609887B2 (en) * 2004-06-07 2009-10-27 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System and method for toboggan-based object segmentation using distance transform
US7653260B2 (en) * 2004-06-17 2010-01-26 Carl Zeis MicroImaging GmbH System and method of registering field of view
US8582924B2 (en) * 2004-06-30 2013-11-12 Carl Zeiss Microimaging Gmbh Data structure of an image storage and retrieval system
US7323318B2 (en) 2004-07-15 2008-01-29 Cytokinetics, Inc. Assay for distinguishing live and dead cells
US20060018549A1 (en) * 2004-07-20 2006-01-26 Jianming Liang System and method for object characterization of toboggan-based clusters
US20060209063A1 (en) * 2004-10-12 2006-09-21 Jianming Liang Toboggan-based method for automatic detection and segmentation of objects in image data
US20060104484A1 (en) * 2004-11-16 2006-05-18 Bolle Rudolf M Fingerprint biometric machine representations based on triangles
US20070031043A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Perz Cynthia B System for and method of intelligently directed segmentation analysis for automated microscope systems
US7526116B2 (en) * 2006-01-19 2009-04-28 Luigi Armogida Automated microscopic sperm identification
US7864996B2 (en) * 2006-02-17 2011-01-04 Lucid, Inc. System for macroscopic and confocal imaging of tissue
US8805743B2 (en) * 2006-12-27 2014-08-12 International Business Machines Corporation Tracking, distribution and management of apportionable licenses granted for distributed software products
ES2374686T3 (es) 2007-05-14 2012-02-21 Historx, Inc. Separación en compartimentos por caracterización de píxel usando agrupamiento de datos de imágenes.
CA2690633C (en) * 2007-06-15 2015-08-04 Historx, Inc. Method and system for standardizing microscope instruments
WO2009009779A2 (en) * 2007-07-11 2009-01-15 Cualing Hernani D Automated bone marrow cellularity determination
CA2604317C (en) 2007-08-06 2017-02-28 Historx, Inc. Methods and system for validating sample images for quantitative immunoassays
CA2596204C (en) * 2007-08-07 2019-02-26 Historx, Inc. Method and system for determining an optimal dilution of a reagent
WO2009029810A1 (en) * 2007-08-31 2009-03-05 Historx, Inc. Automatic exposure time selection for imaging tissue
US8346574B2 (en) 2008-02-29 2013-01-01 Dako Denmark A/S Systems and methods for tracking and providing workflow information
CA2737116C (en) * 2008-09-16 2019-01-15 Historx, Inc. Reproducible quantification of biomarker expression
GB2466818B (en) * 2009-01-09 2014-08-13 Inst Cancer Genetics And Informatics Optimizing the initialization and convergence of active contours for segmentation of cell nuclei in histological sections
US8379985B2 (en) * 2009-07-03 2013-02-19 Sony Corporation Dominant gradient method for finding focused objects
US8874607B2 (en) 2010-08-17 2014-10-28 Fujitsu Limited Representing sensor data as binary decision diagrams
US9138143B2 (en) * 2010-08-17 2015-09-22 Fujitsu Limited Annotating medical data represented by characteristic functions
US8930394B2 (en) 2010-08-17 2015-01-06 Fujitsu Limited Querying sensor data stored as binary decision diagrams
US8572146B2 (en) 2010-08-17 2013-10-29 Fujitsu Limited Comparing data samples represented by characteristic functions
US8645108B2 (en) 2010-08-17 2014-02-04 Fujitsu Limited Annotating binary decision diagrams representing sensor data
US9002781B2 (en) 2010-08-17 2015-04-07 Fujitsu Limited Annotating environmental data represented by characteristic functions
US8583718B2 (en) 2010-08-17 2013-11-12 Fujitsu Limited Comparing boolean functions representing sensor data
US8812943B2 (en) 2011-09-23 2014-08-19 Fujitsu Limited Detecting data corruption in medical binary decision diagrams using hashing techniques
US8909592B2 (en) 2011-09-23 2014-12-09 Fujitsu Limited Combining medical binary decision diagrams to determine data correlations
US8781995B2 (en) 2011-09-23 2014-07-15 Fujitsu Limited Range queries in binary decision diagrams
US8838523B2 (en) 2011-09-23 2014-09-16 Fujitsu Limited Compression threshold analysis of binary decision diagrams
US8719214B2 (en) 2011-09-23 2014-05-06 Fujitsu Limited Combining medical binary decision diagrams for analysis optimization
US8620854B2 (en) 2011-09-23 2013-12-31 Fujitsu Limited Annotating medical binary decision diagrams with health state information
US9176819B2 (en) 2011-09-23 2015-11-03 Fujitsu Limited Detecting sensor malfunctions using compression analysis of binary decision diagrams
US9177247B2 (en) 2011-09-23 2015-11-03 Fujitsu Limited Partitioning medical binary decision diagrams for analysis optimization
US9075908B2 (en) 2011-09-23 2015-07-07 Fujitsu Limited Partitioning medical binary decision diagrams for size optimization
GB2497116B (en) * 2011-12-01 2017-11-15 Inst For Medical Informatics Micrography
EP2817609B1 (en) 2012-02-26 2021-04-07 Caliber Imaging & Diagnostics Inc. Tissue specimen stage for an optical sectioning microscope
BR112015020098B1 (pt) * 2013-03-15 2020-10-27 Iris International, Inc. composição de agente de contraste de partículas para colorir uma amostra de fluido sanguíneo e método para tratar partículas de uma amostra de fluido sanguíneo
CN105492887A (zh) 2013-03-15 2016-04-13 理查德·哈理·特纳 用于体液中的颗粒和可溶性化学实体的体外检测的系统和方法
WO2015142445A1 (en) * 2014-03-21 2015-09-24 St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. Methods and systems for generating a multi-dimensional surface model of a geometric structure
WO2016017695A1 (ja) * 2014-07-30 2016-02-04 オリンパス株式会社 画像処理装置
US10430955B2 (en) * 2016-08-31 2019-10-01 The Regents Of The University Of California High content screening workflows for microscope imaging
EP3759540A4 (en) 2018-02-26 2022-03-16 Caliber Imaging & Diagnostics, Inc. EX-VIVO MACROSCOPIC AND MICROSCOPIC TISSUE IMAGING SYSTEM AND METHOD
US20220172355A1 (en) * 2020-12-02 2022-06-02 Mayo Foundation For Medical Education And Research Cytological analysis of nuclear neat-1 expression for detection of cholangiocarcinoma
US20230058111A1 (en) * 2021-08-04 2023-02-23 Samantree Medical Sa Systems and methods for providing live sample monitoring information with parallel imaging systems

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5672845A (en) * 1979-11-19 1981-06-17 Hitachi Ltd Detecting apparatus of examination position of sample
US4453266A (en) * 1980-04-21 1984-06-05 Rush-Presbyterian-St. Luke's Medical Center Method and apparatus for measuring mean cell volume of red blood cells
US4702595A (en) * 1980-10-15 1987-10-27 Smithkline Beckman Corporation Pattern recognition system with working area detection
JPS58154064A (ja) * 1982-03-08 1983-09-13 Mitsubishi Rayon Co Ltd リンパ球t細胞百分率測定方法
US4513438A (en) * 1982-04-15 1985-04-23 Coulter Electronics, Inc. Automated microscopy system and method for locating and re-locating objects in an image
US4700298A (en) * 1984-09-14 1987-10-13 Branko Palcic Dynamic microscope image processing scanner
US4741043B1 (en) * 1985-11-04 1994-08-09 Cell Analysis Systems Inc Method of and apparatus for image analyses of biological specimens
US5016283A (en) * 1985-11-04 1991-05-14 Cell Analysis Systems, Inc. Methods and apparatus for immunoploidy analysis
DE3718066A1 (de) * 1987-05-29 1988-12-08 Zeiss Carl Fa Verfahren zur mikroinjektion in zellen bzw. zum absaugen aus einzelnen zellen oder ganzer zellen aus zellkulturen
JP2686274B2 (ja) * 1988-03-24 1997-12-08 東亜医用電子株式会社 細胞画像処理方法および装置
DE3836716A1 (de) * 1988-10-28 1990-05-03 Zeiss Carl Fa Verfahren zur auswertung von zellbildern
CA2045614C (en) * 1989-02-24 1997-09-30 James W. Bacus Method and apparatus for determining a proliferation index of a cell sample
US5073857A (en) * 1989-06-01 1991-12-17 Accuron Corporation Method and apparatus for cell analysis
US5072382A (en) * 1989-10-02 1991-12-10 Kamentsky Louis A Methods and apparatus for measuring multiple optical properties of biological specimens
EP0479977B1 (en) * 1990-03-30 1997-07-16 Neuromedical Systems, Inc Automated cytological specimen classification system and method
JP3050406B2 (ja) * 1992-02-18 2000-06-12 ネオパス,インク. 正常な生物医学検体を確認する方法
DE69329554T2 (de) * 1992-02-18 2001-05-31 Neopath Inc Verfahren zur identifizierung von objekten unter verwendung von datenverarbeitungstechniken
US5317644A (en) * 1992-06-16 1994-05-31 Mcgill University Method for the enhancement of cell images
CA2086785C (en) * 1992-10-14 2008-10-07 Calum Macaulay Automated detection of cancerous or precancerous tissue by measuring malignancy associated changes (macs)
US5889881A (en) * 1992-10-14 1999-03-30 Oncometrics Imaging Corp. Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes
US6026174A (en) * 1992-10-14 2000-02-15 Accumed International, Inc. System and method for automatically detecting malignant cells and cells having malignancy-associated changes
EP0610916A3 (en) * 1993-02-09 1994-10-12 Cedars Sinai Medical Center Method and device for generating preferred segmented numerical images.
US5978497A (en) * 1994-09-20 1999-11-02 Neopath, Inc. Apparatus for the identification of free-lying cells
AU3629295A (en) * 1994-09-20 1996-04-09 Neopath, Inc. Apparatus for automated identification of thick cell groupings on a biological specimen

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003240773A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Jasco Corp 癌診断における異常部及び異常度特定方法
JP2005524090A (ja) * 2002-04-29 2005-08-11 アマシャム・バイオサイエンス・コーポレイション 生物学的試料のための光線画像分析
JP2011511272A (ja) * 2008-01-24 2011-04-07 ボールター インク 悪性及び良性組織病変の識別方法
JP2010193883A (ja) * 2009-02-19 2010-09-09 Chiba Univ 成長因子に誘発されるユークロマチン化(euchromatinization)に必要な、SRC−ファミリーチロシンキナーゼの核局在
JP2017537337A (ja) * 2014-09-29 2017-12-14 バイオサーフィット、 ソシエダッド アノニマ フォーカシング方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU2377997A (en) 1997-12-05
CA2253850C (en) 2007-09-18
US5889881A (en) 1999-03-30
CA2253850A1 (en) 1997-11-20
WO1997043732A1 (en) 1997-11-20
US6493460B1 (en) 2002-12-10
EP0901665A1 (en) 1999-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000510266A (ja) 悪性腫瘍に関連した変化を自動的に検出する方法および装置
JP2001512824A (ja) 悪性細胞および悪性関連の変化を有する細胞を自動的に検出するシステムおよび方法
US5848177A (en) Method and system for detection of biological materials using fractal dimensions
US7027627B2 (en) Medical decision support system and method
JP4184842B2 (ja) 画像判別装置、方法およびプログラム
EP1593094B1 (en) Image analysis for the purpose of assessing cancer
US9436992B2 (en) Method of reconstituting cellular spectra useful for detecting cellular disorders
CN103345617B (zh) 中药识别的方法及其系统
US20020031255A1 (en) Multi-neural net imaging apparatus and method
US6738500B2 (en) Method and system for detecting small structures in images
CN111524080A (zh) 脸部皮肤特征的识别方法、终端及计算机设备
US6631204B1 (en) Similarity measurement method for the classification of medical images into predetermined categories
JPH10506484A (ja) 生物学分析系自己校正装置
CA2086785C (en) Automated detection of cancerous or precancerous tissue by measuring malignancy associated changes (macs)
JP2005034211A (ja) 画像判別装置、方法およびプログラム
JP3051778B2 (ja) 皺計測システム
JPH1119077A (ja) 放射線画像における腫瘤影の検出方法及び装置
Remeseiro et al. Automatic drusen detection from digital retinal images: AMD prevention
JP2001258599A (ja) 細胞系譜抽出方法
AU770570B2 (en) Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes
Gómez et al. Finding regions of interest in pathological images: An attentional model approach
Jiang et al. Automatic recognition of spicules in mammograms
CA2595118A1 (en) Method and apparatus for automatically detecting malignancy-associated changes
Ximei et al. Automatic segmentation of optic nerve fibers
Zharkova et al. Intensity and Region-Based Feature Recognition in Solar Images

Legal Events

Date Code Title Description
A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20031215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040727

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050511

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050602

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050616

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070724

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080604

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080902