JP2000508606A - 一体として形成された再使用可能な閉塞装置付き容器とその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は容器または軟質チューブ（５０）に固定されるための頭部（１）であって、環状部分の破断の前は密閉遮蔽器の役割を果たし、ついで再閉塞に用いられる蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によってそのオリフィス（７）が接続された頸部（３）を有する頭部（１）の製造方法に関するものである。この方法は：ａ）蓋（２０）が、その周縁（３１）が破断可能な環状部分（１０）と共通の対称軸を有し、少なくとも３つの爪（３２）を備えたプレート（３０）によって延長し；ｂ）スカート（４０）が一方の端で開口し；その内壁（４６）が部分的に円筒状で、その断面がプレート（３０）の、爪をのぞく周縁（３１）の形と一致し、前記爪を適合させるための少なくとも３つのくぼみ（４１）を備え；ｃ）スカートがプレート（３０）の爪（３２）をスカート（４０）のくぼみ（４１）の中に導入することによって引き起こされる、固定に至るまでプレート（３０）の周囲に押し込まれる、ことを特徴とする。本発明は衛生製品または化粧品のためのチューブを低コストで製造することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 一体として形成された再使用可能な閉塞装置付き容器とその製造法 発明の分野 本発明は破断の前に、密閉遮蔽器の役割を果たす蓋に破断可能な環状部分によ って接続された出口オリフィスを有する成型プラスチック製の頭部の製造に関す るものである。反復使用包装の場合、この蓋はオリフィスを再閉塞するのに用い られる。頭部は、最初の使用前はオリフィスが密閉状態に閉塞され、その後は毎 回の使用の間に栓によって閉塞されなければならないいっさいの容器の開口端に 固定することができる。 かかる頭部の態様は、栓を別個に製造し、高価な工業的手段で容器の上にこれ を取り付ける必要をなくす。製造コストが重要な要因になる全ての容器がとくに 本発明にかかわる。なかでも問題になるのが大量消費衛生製品を入れるための軟 質チューブの態様、あるいはさらに、無料で配布されることが多い、化粧品、衛 生製品または準薬品のサンプルを入れた、小型容器の態様である。 したがって、本発明ははっきり区別されるが、どちらも包装コストが重要な要 因になる２つの大量消費分野：もっとも低価格の一般的な消費製品の提供と、例 えば、化粧品などのサンプルの無料供給、に関するものである。 現状技術 大量消費製品の分野において、例えば、練り歯磨きを入れるための軟質チュー ブ用の経済的な頭部の開発が以前から求められている。 ＦＲ−Ａ−２ ７１２ ２５８に記載のチューブによって出願人は逆帽子型の容 易に破断することのできる蓋を有するチューブの頭部を開発した。頸部はそのオ リフィスを規定する厚い環状内側縁を有し、破断可能な環状部分の他の側で、頸 部のオリフィスを閉塞する部分が外側に延長して外側円筒状スカートに接続され る厚い底を形成する。 当初出された経済的問題は解決されたが、ＦＲ ２ ７１２ ２５８によるチュ ーブは十分な快適さ、清潔さおよび衛生の条件で完全に使用することはできない 。実際、蓋の壁と接触している製品は、環状部分が破断すると、栓になったもの の上部に来るので、使用者は手を汚したくなければこの栓を洗うことから始めな ければならない。更に、このチューブは最小限のコストで配布するためのものな ので、重ね包装によって個別に保護されていない。したがって、倉庫内または売 り棚上で直接外気にさらされ、この貯蔵の間に、逆帽子型の蓋に外側円筒状スカ ートの内壁に付着する塵埃がたまる恐れがある。 破断後に蓋が栓として使用される際に、この内壁は頸部の外壁と直接接触して 挿入するが、後者自体もチューブ貯蔵期間全体を通じて塵埃にさらされている。 頸部のオリフィスの近傍にある製品が汚れる危険性が大きく、そのことがチュー ブの使用に通常期待される清潔さの条件を損ない、さらに場合によっては、製品 の汚染の恐れがあるために、衛生規則に照らして不合格になってしまうことさえ ある。 第二の用途分野、すなわちサンプル容器分野において、化粧品サンプルの大部 分は現在破断しにくく、再使用できない単純な袋の形を取っている。これらの単 純な袋と反対に、提案されるサンプルは容易に開口され、繰り返し再使用可能な 本格的な容器である。くわえて、実際に市販されている製品の包装に近い形状を 有するという利点がある。確かに、サンプル用の容器は現在でも存在しているが 、その態様は市販の容器の態様と異なるところはなく、高価な特殊未開封装置に よって、容器と栓を別個に製造する必要がある。サンプルのためのかかる容器の 製造コストは奢侈品産業でしか許されない。しかるに、ここでは大量に配布する 化粧品サンプル、あるいはさらにホテル業界で提供される少量の衛生又は手入れ 製品のための容器を提案しようと努める。 軟質チューブであれ、サンプル容器であれ、したがって、問題になるのはその 形や材質を問わず、それらを最低限のコストで実現することであるが、同時に次 の基準は守もらなけばならない、すなわち、貯蔵中であれ、オリフィスを介して 押し出すときであれ、中の製品の清潔さを如何なる時にも保つことと、未開封の 指標と、破断後に栓として再使用できる蓋を有することである。 解決しようとする課題 したがって、出願人は、軟質チューブまたは容器の上に固定するのが容易で、 常に塵埃から保護された頸部を有し、未開封の指標を備え、容易に破断した後に 、その使用期間を通じてチューブを密閉状態に、また清潔に封止する栓として使 用可能な蓋が上にかぶせられた、軟質チューブまたはその他いっさいの容器の経 済的な頭部を実現しようと努めた。 本発明の説明 本発明の第一の目的は、蓋の近傍で、頭部の上にラチェット機構によって永久 に固定された、単独の、あるいは王冠の本体に取り付けられた少なくとも一つの スカートを備えた頭部を実現するに至る製造方法に関するものである。 この方法は周知のいっさいの成型技術（射出、圧縮、など）によってプラスチ ック製の頭部を製造する過程を含み、この頭部は容器または軟質チューブの開口 端上に後で固定されるための開口端を有し、その他の端の上に、破断可能な環状 部分によって破断の前は密閉遮蔽器の役割を果たし、ついでオリフィスの再閉塞 に用いられる蓋にその出口オリフィスが接続された頸部を有する。この方法には さらに周知のいっさいの成型技術によるプラスチック製のスカートの製造過程も 含まれ、スカートは単独または完全な王冠と一体にすることが可能である、また この方法は： −前記蓋がプレートによって頸部の外壁を超えて延長して、プレートの周縁が 前記破断可能な環状部分と共通の対称軸を有する輪郭によって規定され、少なく とも３つの爪を備え、 −前記スカートが一方の端で開口し、その内壁が、少なくとも部分的に円筒状 で、その断面が蓋から延長しているプレートの、爪をのぞく周縁の形と一致し、 内壁の円筒状部分が前記爪を位置付けるための少なくとも３つのくぼみを備え、 −頭部とスカートを成形した後、前記スカートが前記プレートに向かい合わさ れ、ついでその第一の端によって固定するまでその周囲に押し込まれ、固定はプ レートの爪をスカートの内壁のくぼみの中に導入することによって引き起こされ る ことを特徴とする。 頭部はその内面を形成する下側中央の下型とその外面を形成する、中央と周縁 の、一組の上側の型で成型される。頭部は肩部と頸部で構成される。肩部は周知 のいっさいの手段によって容器の開口端に固定されるための開口端を有する。容 器が軟質チューブ、または頭部のプラスチック材料と溶融によって適合するプラ スチック製のその他いっさいの容器である場合、固定は好適には溶融によって、 すなわち現物型での鋳型取り、圧縮成型、熱溶接、高周波溶接、またはその他い っさいの適切な溶接手段によって実施される。容器が別の材料、ガラス、金属 または溶融に適さないプラスチック製であるとき、固定は接着によって行うこと ができるが、好適には、ネジ止めやラチェット機構の手段などの、容器側のそれ を相補する結合手段によって肩部を延長させる。 頸部の形状は任意である。頸部はそのオリフィスの近くに、頸部のオリフィス の上に被さる蓋にそれを接続する破断可能な環状部分によって上端が縁取られた 、環状内側縁を有する。 蓋の延長部内に位置するプレートは材料が蓋と連続して成型される。プレート と蓋はオリフィスの軸に対してほぼ垂直に延長する。爪をのぞくプレートの周囲 の輪郭は、オリフィスの近くに位置する頸部の上部断面の外側輪郭を囲繞する。 この意味で先に述べたごとく、「蓋は頸部の外壁を超えて延長している」。した がって、頸部が完全な円筒状ではないとき、その基部がオリフィスを有するその 端よりもはるかに広がることは全くあり得ることで、そのため前記プレートの周 縁は母線が頸部の軸に平行で、頸部の基部を準線とする仮想円筒の内部に来るこ とができる（図８参照）。 他方、プレートの周縁は少なくとも３つの爪を備え、それらは、スカートの内 壁に備えられたくぼみに係合するとき、プレートに対する前記スカートの、回転 または並進を問わず、いっさいの相対的運動を阻止する。 スカートは、スカートをプレートの周囲に通したときに最初に現れるための開 口端を有する。この端を「第一の端」、他の端を「第二の端」と呼ぶ。スカート の内壁は少なくとも部分的に、母線が頸部の軸に平行で、準線が、爪をのぞいて 蓋の延長にあるプレートの周辺の形にあった円筒状である。内壁の円筒状部分は 前記爪を適合させるための少なくとも３つのくぼみを備えている。これらのくぼ みと第一の端の間の距離は保護する頸部の高さに応じて決まる。これらのくぼみ は貫通しても、しなくても良い。 スカートは、その第一の端がプレートの周囲にいったん押し込まれると、頸部 の外面を囲繞する。スカートの第一の端の形状は、押し込みの最後にスカートが 頸部の表面に触れることなしに、その表面の近くに達するように保護する頸部の 高さに応じて決まる。頸部の保護効率を高めるには、スカートの第一の端の輪郭 として、外側に向けて十分の数ミリメートル外側に拡張させた、前記第一の端が 押し込みの最後に達する高さに対応する頸部の断面の輪郭を選択する。 スカートの第二の端は開放とするか、あるいは王冠の底に材料を連続させて接 続することができる。王冠は、その底と前記スカートのほかに、その把握を容易 にし、容器全体の美観を高めるために、一つまたは複数の外側スカートを備える こともできる。 スカートは、上述の、円筒状部分と第一の端のレベルで内壁に与えられた形状 にあった、任意の形状の外壁を有する。スカートを通したときに爪を変形させな いように、スカートは爪に対して充分薄く、柔軟でなければならない。 プレートの爪とスカートのくぼみは、並進と回転の阻止による結合の相補手段 である。スカートが動かなくなるまでプレートの周囲に押し込まれたときに、ス カートおよび蓋＋プレート全体の回転と並進の結合が起きる。くぼみは貫通する ことができる、このとき形成される窓はかなり長い爪を適合させることができる ので、スカートと頭部の係合が強化される。しかしながら栓の周辺の美観に関わ る理由からこれらのくぼみを貫通させないままにしておくこともできる。他方、 ここでは爪とくぼみを決定的な係合の相補手段として説明したが、それらの相対 的位置を逆にしてもいっこうにかまわない、すなわちスカートに爪を、プレート にくぼみを備えることも、あるいはさらに相補的長手方向溝と円周状の溝／リブ の組合せなどの、並進と回転の阻止による他のいっさいの結合相補手段をプレー トとスカートに備えることができる。 好適には、スカートが王冠の残りの部分に取り付けられたとき、その内壁の円 筒状部分は第二の端まで延長し、前記円筒状の内壁上に実現されたくぼみは前記 第二の端の近傍にある。したがって、爪が窓またはくぼみの中に捕らえられるま でスカートがプレートの周囲に押し込まれたとき、爪とくぼみによって確保され た連結は充分強く王冠の底に近いので、環状部分の破断のために王冠の外被に加 えられた力を効果的に伝達することができる。 スカートが、第二の端を開放して、単独で実現されたとき、くぼみはスカート の厚みを下回らない限りにおいて、第二の端から任意の距離に実現することがで きる。その場合、このスカートは将来の栓のスカートを構成し、蓋＋プレートの 全体は、頭部から切り離されたとき、その底を構成する。爪とくぼみにによって 確保される連結は強い。使用者は好適にはプレートの近くで、スカートに直接力 を加える。この力は爪−くぼみの強い結合によってプレートに伝達され、ついで プレートの形状による「梃子腕」効果によって増幅されて、頸部に対するプレー ト＋蓋全体の相対的運動によって環状部分の破断を引き起こす。 破断を容易にするために、頸部の環状内側縁と蓋＋プレート全体は破断可能な 環状部分よりもはるかに肉厚である。したがって、それらは力に抵抗する殻構造 要素の役割を果たし、応力は環状部分に集中する。 頸部は、オリフィスの近くに、頸部のオリフィスに被さる蓋に破断可能な環状 部分によって接続された環状内側縁を有する。蓋はプレートの延長部分と破断可 能な環状部分の間の一時的な部分を備えている。この一時的な部分は、例えば、 サンプル容器の場合など、オリフィスの直径が小さいときは乳頭状突起とし、例 えば、練り歯磨きチューブの場合など、直径が大きいときはクラウンとする。 乳頭状突起またはクラウンはオリフィスの軸と一致する対称軸を有する。環状 部分の破断後、それは密閉手段の役割を果たす。 乳頭状突起またはクラウンはオリフィスの中に戻して強制的にさらに押し込む ことによって再閉塞に使用することもできるが、この機能は他の仕方で、例えば 、頸部の外壁上と第一の端に近いスカートの内壁上に位置付けられたラチェット 機構の相補手段によって確保することができる。 本発明の一つの実施態様によれば、好適には、一方では閉鎖と気密性の機能を かね、他方では未開封の指標の機能を兼備する乳頭状突起またはクラウンの特定 の形状を選択することによってサンプル用のチューブが最低限のコストで実現さ れる。この形状はすでにＦＲ２６４９６７６に記載され、クラウンまたは乳頭状 突起の周縁は連続的に、破断可能な環状部分から出発して蓋の底の付着点までの 間に、第一の円錐台形部分、ついでカラーと呼ばれる直径がオリフィスのそれよ り大きい円筒状の部分、後退肩部、そして最後に円筒状または円錐台形の後退部 分を有する。乳頭状突起またはクラウンはオリフィスを規定している環状内側縁 の上端によって頸部に取り付けられている。付着点は細い。それが破断可能な環 状部分を構成し、それは乳頭状突起またはクラウンの第一の円錐台形部分の延長 上に、円錐台形の両側に広がり、頭部の外面から内面を分離する、０.１から０. ５ミリメートルの間の長さを有する肉薄区域と説明することができる。 破断後、頸部はそのオリフィスが、環状部分の破断の結果生じた、環状内側縁 の上端に位置する円錐台形の微小な面取りによって規定されることになる。環状 内側縁の高さは、それ自体が１と３度の間に含まれる円錐の半角の円錐台形であ る、乳頭状突起またはクラウンの円筒状または円錐台形の後退部分よりも５から １０％低い。後退肩部の小さな直径はオリフィスの直径よりも、典型的には３か ら６％大きく、このときカラーの直径はオリフィスの直径よりも６から１０％大 きくなって、押し込みの最後の閉塞を確実にするので、他方ではこのオリフィス のやや強めの事前膨張による後退部分の挿入を容易にする。 プラスチック製の頭部とスカートは、したがって、成型によって得られ、使用 された一組の型が記載されたそれぞれの形を付ける。頭部とスカートの成形の後 、スカートはプレートに向き合わされ、ついでその第一の端からプレートの周囲 に固定するまで通され、この固定はプレートの爪がスカートのくぼみの中に導入 されることによって引き起こされる。プレートの周囲へのスカートの押し込みが 頭部の形成後まもなく行われたとき、頸部は容器の頭部の作成のときから保護さ れる。くわえて、蓋に結合したスカートの第一の端のレベルの近傍で、頸部が肩 部を備えているとき、一方のこの肩部と他方のスカートの第一の端の間の間隔を 見ることによって、蓋が破断された否かを肉眼による検査で速やかに確認できる 。実際、環状部分の破断の前と後では前記間隔は同じではない。この様にして安 価な未開封の指標が得られる。 本発明の別の実施態様において、何度も再閉塞することが容易になり、もはや 密閉の役割しか果たさなくなった乳頭状突起またはクラウンから離れたラチェッ ト機構の相補手段を配置することによって気密性を向上させる。これらの手段は 頸部の外壁の上と、スカートの、その第一の端に近い内壁の上に位置付けられる 。この場合、乳頭状突起またはクラウンはもっと単純な形、すなわち円筒状で、 カラーも後退肩部もない。その直径はオリフィスの直径よりも３から６％大きい 。 乳頭状突起またはクラウンに選択した形状に関わらず、スカートの第一の端は 、爪がくぼみの中に固定されるまでプレートの周囲にいったん押し込まれると、 蓋の乳頭状突起またはクラウンの高さに近い高さだけ、肩部の頂上が張り出す。 これによって貯蔵の間、頸部が効果的に保護される。 軟質チューブまたは容器の場合、オリフィスの軸の周囲で回転させるだけでよ り簡単に破断される。好適には、スカートの第一の端の内壁の形状を決定する頸 部の特定の断面の形状と蓋の延長に当たるプレートの周縁の形状は対称軸がオリ フィスの軸に一致するように選択される。爪とくぼみの配置はこの対称軸に従う ものとする。 例えば、プレートと頸部の特定の断面が円形のとき、スカートの内壁は断面が 円形の完全な円筒状であるか、一部が円筒状で一部が円錐台形である。爪とくぼ みは好適には規則的に角度で配分され、例えば、それぞれ３個であれば１２０度 に配分される。しかしながらその数は、選択した全体的形状によって３を超えて もよく、楕円、正方形または八角形については４個、五角形については５個、な どとすることができる。 同様に、頸部の全体は軸対称に従った形を取ることができる。例えば、一般的 に幾何学で言う円筒状とすることができる、すなわち任意の準線を備え、そのも っとも通常の断面は円、楕円、または多角形になる。同様に、肩部を分配オリフ ィスに接続し、軸に垂直な断面が相似によって互いに演鐸されるカニューレまた はノズルの形を完全に取ることができる。さらにまた肩部に近い、その基部にお いて円筒状で、ついでオリフィスの近くでノズルの形の部分を有することができ る。 本発明の一つの実施態様はとくに有利である、なぜならそれは製造コストの決 定的な削減を招くからである。この実施態様において、内壁が円筒状のスカート は、製作が容易で離型が容易な型で、全体が簡単に成型できる一時的な位置で、 頭部と同時に成型される。このように、スカートはこの一時的な位置でプレート を備えた逆帽子を形成し、スカートの第一の端は成型の際に材料を供給したいく つかのブリッジによってプレートに接続されている。型セットには逆帽子の内壁 を形成する上側中央の型と、逆帽子のスカートと頭部の残りの部分の外壁を形成 する一組の上側周縁の型と、最後に頭部の内部を形成する、下側中央の型が含ま れる。 好適には、離型を実施し、頭部の支点となる、下側中央の型と同一形状を有す るコアの上にそれを通して完全に冷却した成型された全体を取り出す。プレート はスカートの第二の端を支点としてチューブの方向に軸運動して、スカートをプ レートに接続していたブリッジの破断を引き起こし、ついで爪がくぼみの中に固 定されるまでスカートをプレートの周囲に押し込む。成型された全体が完全に冷 却するとより太いブリッジを切断することができる。太いブリッジは成型の際に スカート内に材料を行き渡らせ、太い場合、製造効率を加速し、製造の経済的条 件を向上させることができるが、全体を冷却させるには製造ラインの中に追加の 装置が必要になる。 本発明の別の実施態様において、スカートは隔離して、あるいは完全な王冠に 取り付けて、別個に製造される。好適には、内壁の円筒状部分はくぼみからスカ ートの第一の端の方向に延長する長手方向溝を備えている。これらの溝は爪がく ぼみの中に捕らえられるまで爪を誘導することを可能にする。その深さはくぼみ のそれよりも浅く、その幅は爪のそれに少なくとも等しい。これらの溝はスカー トを局部的に肉薄にし、スカートは爪に対して容易に変形することができる。こ の様にしてスカートは爪を変形することなくそれらに重なる。 本発明の第二の目的は本発明に従って製造された頭部を備えた軟質チューブと 容器に関するものである。軟質チューブと容器は、出口オリフィスが環状部分の 破断前は密閉遮蔽器の役割を果たしその後は前記オリフィスを再閉塞するのに使 用される蓋に破断可能な環状部分によって接続された頸部を備えたプラスチック 製の頭部を有し、前記頭部がスカートを備え、前記スカートが前記頸部を囲繞し 、 前記蓋を延長し、スカートのそれと相補的な結合手段を備えたプレートを介して 蓋と、例えば、ラチェット機構による、結合手段を備え、スカート、蓋とプレー トの全体が前記環状部分が破断した後の再閉塞栓を構成することを特徴とする。 本発明のの他の特徴および利点は、非制限的な例として以下に挙げた本発明の 特定の装置の説明によって明らかになるだろう。 図１は破断区域が破断前の本発明によるチューブの頭部を示している（軸方向 断面）。 図２は破断区域が破断し、蓋＋プレート＋スカートの全体から成る栓が押し込 まれた後の図１のチューブの頭部を示している（軸方向断面）。 図３は成型直後でプレートの周囲にスカートを押し込む前の図１のものに類似 のチューブの頭部を示し、ここではスカートは非貫通くぼみを有する（軸方向断 面）。 図４は成型直後でスカートに通す前の軟質本体と、カニューレ状に伸長した頸 部を備えた本発明による別のチューブの頭部を備えたチューブの上端を示してい る（軸方向断面）。 図５は破断前の破断可能な環状部分の近傍を示している。 図６はガラス容器の隆起の形の開口端の上に固定された本発明による頭部を示 している。 図７は美的で再閉塞するのが容易な栓を得ることを可能にするスカートを備え た、破断区域が破断される前の、本発明によって実現されたチューブの頭部を示 している。 図８は破断して、円錐台形の外壁を有する別個に製造されたスカートが押し込 まれた後の、本発明によって実現されたチューブの頭部を示している。 練り歯磨き用チューブの頭部の本発明による態様（図１，２，３，７） チューブは図４に示したものと同一の軟質本体５００と、図１に示したものと 同一の頭部１とから成り、両者ともプラスチック製である。円筒状の軟質本体５ ００はＥＶＯＨ製の障壁層を含む多層フィルムの長手方向溶接によって実現され る。その一方の端は頭部に固定され、他の端は開いたままである。このまま練り 歯磨き包装業者に引き渡される。軟質本体５００の直径は２５から３５mmの間で 厚みは０.３mmに近い。 本体と頭部は同じ対称軸として、オリフィスの軸５０を有する。図１は引き渡 し時の、すなわちラチェット機構を備え付けられたスカート４０を備えた軟質チ ューブの頭部１を示している。 それは肩部２を備え、肩部の開口端６０はチューブの軟質本体５００の先端に 固定される。さらに頸部３を有し、頸部の基部４は丸い円筒状で、頂点は軸対称 なノズルの形５である。頸部３は直径７.６mmのオリフィス７を規定する環状内 側縁６を有する。環状内側縁６は破断可能な環状部分１０によって蓋２０のクラ ウン２１に接続されている。破断可能な環状部分１０とクラウン２１は図５に詳 細が示されている。クラウン２１の周縁には、破断可能な環状部分１０から出発 して蓋の底２３の付着点２２に向かって順番に、頂点が２０度の半角の、第一の 円錐台形部分９、ついでカラー１１，後退肩部１２，そして最後にやや円錐台形 の 後退部分１３が含まれている。 クラウン２１はオリフィス７を規定している環状内側縁６の上部角によって頸 部３に取り付けられている。付着点１０は細い。それが破断可能な環状部分を構 成し、それは乳頭状突起またはクラウンの第一の円錐台形部分９の延長上に円錐 台形の両側に延長し、０.３ミリメートルの長さを有し、頭部の外面から内面を 分離している肉薄区域と説明することができる。クラウンの円錐台形の後退部分 １３は３度の半角を有する。７.９mmの、後退肩部１２の小径はオリフィス７の 直径より大きい。カラー１１の直径は８.２mmに等しい。 プレート３０は蓋２０の延長部の中に位置付けられる。蓋と材料が連続して成 型される。プレート３０と蓋２０はオリフィスの軸５０に垂直に延長する。プレ ートの周縁３１は円形で、直径１３.５mmである。それは放射状に突出した、す なわち１.５mmだけプレートから放射状にはみ出す爪３２を備えている。 スカート４０の外径は１６mm、溝をのぞく厚みは１mmである。スカートはくぼ み４１を備え、図１と２では貫通窓であり、第二の端４３の縁から２ミリメート ルに位置している。スカート４０の内壁４６の上には、深さ０.３５mmの長手方 向溝４２がスカート４０の第一の端４４から貫通窓４１まで延長している。 図３は、幾何的には図１と２のスカート４０と同一であるが、逆帽子のような 外観を与える一時的な位置で、頭部と同時に成型されたスカート１４０を示して いる。この図で、そのくぼみ１４１は開口していない。頭部１とスカート１４０ は同時に成型されるが、チューブの軟質本体５００上への頭部の固定もおなじく この段階で、重ね成型によって、すなわち下記の道具一式を用いて、自生溶接に よって行われる： ・頭部の内面の形状を決定するための、下側中央の型が軟質本体５００の内部 に導入される。 ・一組の上側周縁の型が肩部２，頸部３，蓋＋プレート全体（２０；３０）、 とスカート１４０の外面を規定するために設置される。 ・スカート１４０の内壁と蓋２０の上壁とプレート３０の上側を規定するため に、上側中央の型も設置される。 ・断面積が小さい（０.３から０.８mm²）材料の流路を残すように、上側中央 の型と上側周縁の型の間に連結ブリッジが配置され、上側の型のこのセットを取 り外した後、プレート３０の周縁３１とスカート１４０の第一の端４４の間に一 連の３つのブリッジ１３５が残される。 上側の型はついで離型のために引き離される。アンダーカットに位置する断面 積が小さい区域の離型による応力を制限するために、好適には、くぼみを超えて 延長し、スカート１４０の第二の端４３の縁に開口する溝を使用する。 下側の型は頭部の支点となるためにその場に維持される。プレートがスカート の第二の端４３に支えられ、チューブの方向に押し込む運動をスカートに加える 。ブリッジ１３５はそれに負け、スカート（４０；１４０）はプレートの周囲に 押し込まれ、プレート３０の爪３２は溝４２の底の壁に押しつけられ、くぼみ（ ４１；１４１）がその高さに達するまでスカート（４０；１４０）の断面をわず かに、局部的に変形させる。このとき、爪３２はくぼみ（４１；１４１）の中に 捕らえられ、頭部１に対するスカートの相対的運動を全て阻止する。 ブリッジ１３５が容易に負けるように、チューブの頭部の材料に、弱い成型自 在なプラスチック、この場合には低密度ポリエチレン（ＰＥＢＤ）を選択した。 高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンもまた、タルク粒子などの充填剤を添 加すれば、適している。 チューブはこのまま練り歯磨き包装業者に引き渡され、包装業者はチューブの 軟質本体のまだ開いている端からチューブに充填し、ついでこの端を封止する。 ついでチューブは市販されるが、最終消費者に引き渡すまでの輸送と貯蔵の段階 全体を通じてその頸部はスカートによって完全に保護される。スカートの第一の 端４４と頸部３の基部に位置する肩部８の間の距離を見るだけで、使用者はすぐ にチューブが開封されていないか確認できる、なぜならチューブの蓋をいったん 開けると、図２に示したごとく、この距離は非常に小さくなるからである。 チューブの中に含まれる製品を初めて使用するとき、使用者はスカート（４０ ）に指を当てて、チューブの軸に対して回転運動を加えることによって環状部分 １０を破断する。蓋、プレートとスカート（２０；３０；４０）とから成る全体 はこれによって頭部の残りから切り離され、栓として再使用できる。クラウン２ １は密閉スカートとして、また押し込みの終わりの締め付けによる閉塞手段の役 割を果たし、カラー１１は頸部３のオリフィス７を規定する環状内側縁６の下で 止められる。 図７に示したチューブの頭部は、もっと美的で再閉塞するのがもっと容易な図 １に示したものの変型である。それは内壁に溝がない円筒状スカート３４０、ま っすぐな密閉スカート３２１，および頸部３１１の外壁上とその第一の端３１４ の近傍でスカート３４０の内壁上に位置付けられた相補的ラチェット機構手段（ ３１１と３１４）によって特徴づけられる。円筒状スカート３４０は頭部と一緒 に成型されるのでスカートを押し込む際にくぼみ３４１に向かって爪３３２を誘 導する必要がない。密閉スカートから分離された相補的ラチェット機構手段は何 回も反復してしめられるチューブに関してはより小さな閉鎖力とより高い気密性 を得ることを可能にする。 頭皮に化粧クリームを直接付けるためのチューブの頭部の本発明による態様 （図４） 図４のチューブ２００の頭部は頸部２０３がカニューレの形状である点で前の ものと異なっている。その端は、頂点の半角が６０度程度に開いている円錐台形 に従って、プレート２３０によって延長した、蓋２２０の乳頭状突起２２１まで 破断可能な環状部分２１０によって接続された、やや凹形の環状内側縁２０６に よって占められている。環状内側縁２０６は凹形なので、カニューレの先端は外 傷を与えない、またそのことによって製品を直接皮膚に、この場合は頭皮に直接 塗布することが可能になる。 前の場合と同じく、スカート２４０はプレートの周囲に押し込まれ、カニュー レの塗布用先端の清潔さを確保する。 化粧品、衛生製品、準薬品サンプルのための小型の軟質チューブの頭部の本発 明による実施態様 かかるチューブの材質と外形は先のチューブのものと全体的に同一である。た だサイズが小さいことが異なり、製造上多少の適合が必要になる： ・軟質本体５００の直径は１６mm、厚みは０.３mmに近い。 ・円筒状の基部４の直径が８mmである頸部３はノズル５によって直径２.５mm のオリフィス７を規定する環状内側縁６に接続されている。環状内側縁６は破断 可能な環状部分１０によって、蓋２０に取り付けられた乳頭状突起に接続されて いる。乳頭状突起の外側輪郭は図５に示した外形に従う。 ・スカートの外径は１１.５mm、溝をのぞく厚みは１mmで、深さ０.３５mmの溝 ４２と、スカート４３の第二の端の縁から１mmに位置する、ここでは貫通してい る、３つの窓４１を有する。 ・プレート３０は爪をのぞいて直径が９.５mmで、放射状に１mm張り出した３ つ の爪３１を有する。 化粧品、医薬品または手入れ用品サンプルのための容器の頭部の本発明による 実施態様（図６） かかる容器は金属、ガラス、プラスチックまたは他のいっさいの材質とするこ とができる。形状もまた任意である：容器の開口端の形状に適した肩部の先端を 成型するだけでよい。美的理由から、栓は容器の残りの部分と調和した形状を取 ることができ、例えば、楕円形、多角形（三角形、正方形、六角形、八角形、な ど）の断面を取ることができる。スカートは先の例のごとく円形のままとするこ とができ、その場合は頭部とは別個に成型した王冠に取り付けることができる、 あるいはまたそれと組み合わされたプレートと共に任意の形状を直接取ることも できる。この場合、プレートの爪と好適には開口していないスカートのくぼみの 数は、所望の形状に応じて決まる：円形、三角形および六角形では３個、正方形 と八角形では４個、五角形では５個、などである。 図６はガラス製の容器の開口端の断面を示している。それは「ペニシリン」型 の、外側の隆起の形状である。本発明に従って実現されたチューブの頭部の端は ラチェット機構によって容器に固定されるように隆起に適合している。中間クラ ウンの接合を利用する他の解決方法も存在する。 同じくラチェット機構によってかかる頭部をプラスチックまたは金属の容器に 取り付けることもできる。 蓋の破断には回転運動が必要なので、例えば、容器の壁の凸凹の上で固定され る放射状の刻み目によって、回転を阻止する装置をこの頭部に備える。 化粧品、衛生製品、準薬品のための軟質チューブの頭部の本発明による実施態 様（図８） 図８は、その円錐台形の外壁４４５が、消費者の習慣に反しない、従来の形状 の栓を得ることを可能にするスカート４４０を備えた、本発明に従って作成され たチューブの頭部を示している。スカート４４０は別個に作成された。その第二 の端４４３の近くで円筒状のその内壁４４６は溝４４２を備えており、溝は蓋か ら延長しているプレートの周囲でスカートを押し込む際に開口していないくぼみ ４４１に向かって爪４３２を誘導することができる。外壁は把握を容易にする切 り込み線を備えることができる。内壁の円筒部分は有利には高さが制限され、爪 の高さのほぼ３倍の高さで十分である。 利点 ・例えば、第三世界の諸国向けの、安価な衛生製品の大量配布などのためのチ ューブの頭部の経済的製造 ・化粧品、準薬品、衛生用品、手入れ用品の新製品を試用するために無料で配 布されるサンプル容器の頭部の経済的製造 ・医薬品容器の頭部の経済的製造 ・ホテル業および旅行業における衛生用品、手入れ用品を入れた軟質容器また はチューブの頭部の経済的製造 ・開封の前、後の如何なるときでも、取り出しオリフィスの近傍の頸部を始め とする、容器の頭部の清潔さ ・目に見える既存の法規に合致した未開封の指標 ・頸部の周縁にうまく適合したスカートの形状によって、非軸対称形状であっ ても保証される清潔さ

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年３月２日（１９９８．３．２） 【補正内容】 請求の範囲 １．容器または軟質チューブ（５００）の開口端上に後から固定されるための開 口端（６０）を有し、環状部分の破断の前は密閉遮蔽器の役割を果たし、ついで オリフィスの再閉塞に用いられる蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によ ってその出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を有するプラスチック製 の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭部（１）の製造方法において、 前記蓋（２０）はプレート（３０）によって、頸部の外壁をこえて延長し、前記 方法は、プラスチック製の頭部（１）の成型過程と、第一の端（４４）において 開放しているプラスチック製のスカート（４０）の成形過程とから成り： ａ）プレート（３０）の周縁（３１）が前記スカートとの結合手段（３２）を備 え； ｂ）プレート（３０）とスカート（４０）がそれらが互いに分離された一時的な 位置で実現され； ｃ）スカート（４０）の内壁（４６）が、少なくとも部分的に円筒状で、その断 面がプレート（３０）の周縁（３１）の形に一致し、内壁（４６）の円筒状部分 が前記プレート（３０）のものと相補的な結合手段を備え、 ｄ）頭部（１）の成型とスカート（４０）の成型の後、前記スカートがプレート （３０）に向かい合わされ、固定されるまでプレートの周囲にその第一の端（４ ４）によって押し込まれ、固定が回転と軸方向並進の阻止に至る、スカート（４ ０）とプレート（３０）の相補的結合手段（３２と４１）の協働によって引き起 こされる ことを特徴とする方法。 ２．請求項１に記載の頭部（１）の製造方法において、前記相補的結合手段（３ ２と４１）が蓋（２０）の延長内のプレート（３０）の周縁（３１）上の少なく とも３つの爪（３２）とスカート（４０）の内壁（４６）の円筒状部分の上 の少なくとも３つのくぼみ（４１）であることを特徴とする方法。 ３．請求項２に記載の頭部（１）の製造方法において、くぼみ（４１）が、第二 の端（４３）の近傍で、前記スカートの内壁（４６）の円筒状部分（４６）の上 に実現されることを特徴とする方法。 ４．請求項の１から３のいずれか一つに記載の頭部（１）の製造方法において、 頸部（３）の環状内側縁（６）と蓋＋プレート全体（２０＋３０）が破断可能な 環状部分（１０）よりも肉厚であることを特徴とする方法。 ５．請求項の１から４のいずれか一つに記載の頭部（１）の製造方法において、 蓋（２０；２２０）が、破断可能な環状部分（１０；２１０）に隣接し、前記環 状部分が破断した後、密閉手段の役割を果たす、クラウン（２１）または乳頭状 突起（２２１）の形の、一時的な部分を有することを特徴とする方法。 ６．請求項５に記載の頭部（１）の製造方法において、クラウン（２１）または 乳頭状突起（２２１）の形の、一時的な部分が他方では押し込みの最後に締め付 けによってオリフィス閉塞手段にも使用することもできることを特徴とする方法 。 ７．請求項１から６のいずれか一つに記載の頭部（１）の製造方法において、頸 部（３）がスカート（４０）の第一の端（４４）までの距離を見るだけで未開封 の指標の役割を果たす肩部（８）を有することを特徴とする方法。 ８．請求項の１から７のいずれか一つに記載の頭部（１）の製造方法において、 ａ）スカート（１４０）が、蓋（２０）とプレート（３０）とともにスカートに 逆帽子の形状を取らせる一時的な位置で、頭部（１）と同時に成型され、スカー トの第一の端（４４）が成型の際に材料を供給するいくつかのブリッジ(１３５) によってプレート（３０）に接続され、 ｂ）プレート（３０）に接続しているブリッジ（１３５）が破断するまでスカー ト（１４０）の第二の端（４３）においてチューブの方向に軸運動させ、ついで 前記スカートを前記プレートの周囲に押し込み、最後に結合手段（３２,１４１ ）を実現する ことを特徴とする方法。 ９．請求項の２から８のいずれか一つに記載の頭部（１）の製造方法において、 スカート（４０）がその内壁（４６）の上の、その第一の端（４４）と前記くぼ み（４１）の間に、深さが前記くぼみの深さよりも浅く、幅がプレート（３０） の爪（３２）の幅に少なくとも等しい長手方向溝（４２）を備えていることを特 徴とする方法。 １０．環状部分が破断する前は密閉遮蔽器の役割を果たし、その後は前記オリフ ィスを再閉塞するのに使用される蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によ って、その出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を備えたプラスチック 製の頭部（１）を有する容器において、前記頭部が前記破断可能な環状部分の破 断の前から前記頸部（３）を囲繞するスカート（４０）を備え、前記スカートが 、前記蓋を延長し、スカートのそれと相補的な、回転と軸方向並進の阻止による 、結合手段（３２）を備えたプレート（３０）を介して蓋（２０）との結合手段 （４１）を備え、スカート（４０）、蓋（２０）とプレート（３０）の全体が前 記環状部分が破断した後の再閉塞栓を構成することを特徴とする容器。 １１．軟質チューブを対象とすることを特徴とする請求項１０に記載の容器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．容器または軟質チューブ（５００）の開口端上に後から固定されるための開 口端（６０）を有し、環状部分の破断の前は密閉遮蔽器の役割を果たし、ついで オリフィスの再閉塞に用いられる蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によ ってその出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を有するプラスチック製 の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭部（１）の製造方法において、 プラスチック製の頭部（１）の成型過程と、単独または完全な王冠の本体と一体 にすることが可能な、プラスチック製のスカート（４０）の成形過程を含み： ａ）蓋（２０）が、その周縁（３１）が破断可能な環状部分（１０）と共通の対 称軸を有する輪郭によって規定され、少なくとも３つの爪（３２）を備えたプレ ート（３０）によって頸部の外壁を超えて延長し、 ｂ）スカート（４０）が一方の端（４４）で開口しその内壁（４６）が、少なく とも部分的に円筒状で、その断面が蓋（２０）から延長しているプレート（３０ ）の、爪をのぞく周縁（３１）の形に一致し、内壁（４６）の円筒状部分が前記 爪を適合するための少なくとも３つのくぼみ（４１）を備え、 ｃ）頭部（１）とスカート（４０）を成型した後、前記スカートがプレート（３ ０）に向かい合わされ、固定されるまでプレートの周囲にその第一の端（４４） によって押し込まれ、固定がプレート（３０）の爪（３２）をスカートの内壁の くぼみ（４１）の中に導入することによって引き起こされる ことを特徴とする方法。 ２．請求項１に記載の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭部（１）の 製造方法において、くぼみ（４１）が、第二の端（４３）の近傍で、前記スカー トの内壁（４６）の円筒状部分（４６）の上に実現されることを特徴とする方法 。 ３．請求項の１または２に記載の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭 部（１）の製造方法において、頸部（３）の環状内側縁（６）と蓋＋プレート全 体（２０＋３０）が破断可能な環状部分（１０）よりも肉厚であることを特徴と する方法。 ４．請求項の１から３のいずれか一つに記載の少なくとも一つのスカート（４０ ；２４０）を備えた頭部（１）の製造方法において、蓋（２０；２２０）が、破 断可能な環状部分（１０；２１０）に隣接し、前記環状部分が破断した後、密閉 手段の役割を果たす、クラウン（２１）または乳頭状突起（２２１）の形の、一 時的な部分を有することを特徴とする方法。 ５．請求項４に記載の少なくとも一つのスカート（４０；２４０）を備えた頭部 （１）の製造方法において、クラウン（２１）または乳頭状突起（２２１）の形 の、一時的な部分が他方では押し込みの最後に締め付けによってオリフィス閉塞 手段にも使用することもできることを特徴とする方法。 ６．請求項５に記載の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭部（１）の 製造方法において、頸部（３）がスカート（４０）の第一の端（４４）までの距 離を見るだけで未開封の指標の役割を果たす肩部（８）を有することを特徴とす る方法。 ７．請求項の１から６のいずれか一つに記載の、少なくとも一つのスカート（１ ４０）を備えた頭部（１）の製造方法において、 ａ）スカート（１４０）が、蓋（２０）とプレート（３０）とともにスカートに 逆帽子の形状を取らせる一時的な位置で、頭部（１）と同時に成型され、スカー トの第一の端（４４）が成型の際に材料を供給するいくつかのブリッジ（１３５ ）によってプレート（３０）に接続され、 ｂ）全体が離型され、室温まで冷却され、ついで下側中央の型に適合したコアの 周囲に押し込まれ、 ｃ）ついでプレートがスカート（１４０）の第二の端（４３）を支点とし、チュ ーブの方向に軸運動して、前記スカートをプレート（３０）に接続していたブリ ッジ（１３５）の破断を引き起こし、ついで爪（３２）がくぼみ（１４１）の中 に固定されるまで前記スカートを前記プレートの周囲に押し込む ことを特徴とする方法。 ８．請求項の１から６のいずれか一つに記載の少なくとも一つのスカート（４０ ）を備えた頭部（１）の製造方法において、スカート（４０）がその内壁（４６ ）の上の、その第一の端（４４）と前記くぼみ（４１）の間に、深さが前記くぼ みの深さよりも浅く、幅がプレート（３０）の爪（３２）の幅に少なくとも等し い長手方向溝（４２）を備えていることを特徴とする方法。 ９．容器または軟質チューブ（５００）の開口端上に後から固定されるための開 口端（６０）を有し、環状部分の破断の前は密閉遮蔽器の役割を果たし、ついで 前記オリフィスの再閉塞に用いられる蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０） によってその出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を有するプラスチッ ク製の少なくとも一つのスカート（４０）を備えた頭部（１）の製造方法におい て、プラスチック製の頭部（１）の成型過程と、単独または完全な王冠の本体と 一体にすることが可能な、プラスチック製のスカート（４０）の成形過程を含み ： ａ）蓋（２０）が、その周縁（３１）が破断可能な環状部分（１０）と共通の対 称軸を有する輪郭によって規定され、前記スカートの結合手段（３２）を備えた プレート（３０）によって頸部の外壁を超えて延長し、 ｂ）スカート（４０）が一方の端（４４）で開口しその内壁（４６）が、少なく とも部分的に円筒状で、その断面が蓋（２０）から延長しているプレート（３０ ）の、爪をのぞく周縁（３１）の形と一致し、内壁（４６）の円筒状部分 が前記爪を適合するための少なくとも３つのくぼみ（４１）を備え、 ｃ）頭部（１）とスカート（４０）を成型した後、前記スカートがプレート（３ ０）に向かい合わされ、固定されるまで後者の周囲にその第一の端（４４）によ って押し込まれ、固定がスカート（４０）とプレート（３０）の相補的結合手段 （３２と４１）の協動によって引き起こされる ことを特徴とする方法。 １０．環状部分が破断する前は密閉遮蔽器の役割を果たし、その後は前記オリフ ィスを再閉塞するのに使用される蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によ って、その出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を備えたプラスチック 製の頭部（１）を有する軟質チューブにおいて、前記頭部がスカート（４０）を 備え、前記スカートが前記頸部（３）を囲繞し、前記蓋を延長し、スカートのそ れと相補的な結合手段（３２）を備えたプレート（３０）を介して蓋（２０）と の結合手段（４１）を備え、スカート（４０）、蓋（２０）とプレート（３０） の全体が前記環状部分が破断した後の再閉塞栓を構成することを特徴とする軟質 チューブ。 １１．環状部分が破断する前は密閉遮蔽器の役割を果たし、その後は前記オリフ ィスを再閉塞するのに使用される蓋（２０）に破断可能な環状部分（１０）によ って、その出口オリフィス（７）が接続された頸部（３）を備えたプラスチック 製の頭部（１）が固定される先端を有する容器において、前記頭部がスカート（ ４０）を備え、前記スカートが前記頸部（３）を囲繞し、前記蓋を延長し、スカ ートのそれと相補的な結合手段（３２）を備えたプレート（３０）を介して蓋（ ２０）との結合手段（４１）を備え、スカート（４０）、蓋（２０）とプレート （３０）の全体が前記環状部分が破断した後の再閉塞栓を構成することを特徴と する容器。