JP2000507559A - 毒液による咬傷および刺傷の処置法 - Google Patents
毒液による咬傷および刺傷の処置法Info
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Abstract
(57)【要約】
この発明は必要とする哺乳類に5−HT2拮抗剤の1種またはそれ以上を投与することを含む、咬傷および刺傷の毒液による症状の処置法または緩解法を提供する。
Description
【発明の詳細な説明】
毒液による咬傷および刺傷の処置法
本発明は5−HT2拮抗剤を咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改
善するために使用する方法に関する。
毒液による咬傷および刺傷は毒液の種類および個体または動物の感受性に依存
して種々の反応を起こす。場合によっては、咬傷および刺傷からの毒液は致命的
なこともある即時的過敏症であるアナフィラキシーを起こす。別の場合には、あ
る種の毒液は皮膚に「局所的」反応を起こすことがある。皮膚の局所的反応は、
1)範囲および期間が限られた「非アレルギー性」反応として、または2)典型
的には範囲が大きく、期間の長い「アレルギー性」または「大規模」局所反応と
して、特徴付けられる。膜翅類毒液(蜂、黄蜂、オオクマバチ、およびスズメバ
チ)に関しては、「非アレルギー性局所反応は毒液成分による毒性反応であり、
一方では、大規模局所反応は毒液の蛋白質に対するアレルギー性反応によって起
こされると思われる」。D.N.Wright著、「Local Reactions To Stinging Insects
(Hymenoptera)(刺傷性昆虫(ハイメノプテラ)に対する局所反応)」、Allergy
Proc.、11巻(1号):23〜28頁(1990年1月〜2月)参照。
毒液による咬傷および刺傷を受けると、毒液によって、痒み、紅斑、尋麻疹、
血管浮腫、軟部組織腫張、患部の炎症および患部における痛みを含む種々の症候
が現れることがある。
皮下注射すると、咬傷および刺傷からの毒液の多くは近接する血管からの血液
漏出を誘導する。V.Cattel著、「Focal Mesangial Proliferative Glomeruloneph
ritis In The Rat Caused By Habu Snake Venom:The Role of Platelets(ラット
におけるハブ蛇毒に起因する局所性糸球体増殖性腎炎:血小板の役割)」、Britis
h J.of Exp.Pathol.、60巻(2号):201〜208頁(1979年4月)参
照。これに加えて毒液は血管外漏出に伴う炎症を構成する要素の2種である血小
板の凝集および肥満細胞の脱顆粒化を誘導する。毒液の注射によってセロトニン
の放出も起きる。例えばY.Ozakiほか著、「Mastoparan,A Wasp Venom,Activates
Platelets Via Pertussis Toxin-Sensitive GTP-Binding Proteins(黄蜂毒液の
1種マストパランは百日咳トキ
シンに感受性のGTP結合蛋白質を経て血小板を活性化する)」、Biochem.
Biophys.Res.Commun.、170巻(2号):779〜85頁(1990年7月3
1日)およびC.Wangほか著、「Experimental Study of Chinese Agkistrodon Act
us Venom In Activation Of Rabbit Platelets In Vivo(ウサギ血小板の生体内
活性化におけるチャイニーズアグキストロドンアクタス毒液の実験的研究)」、Hu
a His I Ko Ta Hsueh Hsueh Pao、25巻(1号):38〜40頁(1994年
3月)参照。
40年以上前のセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン、5−HT)の発見
以来、多数の研究結果が蓄積されて中枢神経系および末梢系の双方でセロトニン
が哺乳類体内の機能に重要な役割を果たすことが示されている。中枢神経系の形
態学的研究では脳幹に発するセロトニン作動性ニューロンは非常に広汎な系を形
成しており、脳および脊髄の殆どの領域に投射していることが証明されている。
R.A.O'Brien著、「Serotonin in Mental Abnormalities(精神的異常におけるセロ
トニン)」、1巻:41頁(1978年);H.W.M.Steinbusch著、「HANDBOOK
OF CHEMICAL NEUROANATOMY(化学的神経解剖学ハンドブック)」、3巻、II部:
68頁(1984年);N.E.Adenほか著、Acta Physiologica Scandinavia、67
巻:313頁(1966年)。脳および脊髄に高濃度の5−HTが存在することを
示す生化学的な事実はこれらの研究結果を補足している。H.W.M.
Steinbusch著、前出。
このような広汎なシステムでは5−HTが様々な行動、生理学的応答および中
枢神経系に起源を有する疾患の発現に関与すると思われていることは驚くに当た
らない。これらには、たとえば睡眠、摂食、痛覚、体温制御、血圧制御、抑欝、
精神分裂およびその他の身体的病状のような広範囲な領域を包含する。R.W.
Fuller著、BIOLOGY OF SEROTONERGIC TRANSMISSION(セロトニン作動性伝達の生
物学)」、221頁(1982年);D.J.Boullin著、「SEROTONIN IN
MENTAL ABNORMALITIES(精神的異常におけるセロトニン)」、1巻、316頁(1
978年);J.Barchasほか著、「Serotonin and Behavior(セロトニンと行動)」、
(1973年)。
セロトンは末梢系でも重要な役割を果たす。例えば体内セロトニンの約90%
は消化管内で合成され、この系内でセロトニンは様々な収縮、分泌、および電気
生理学的な効果を媒介することが見出されている。セロトニンは血小板に取込ま
れ、血小板の凝集に際して放出されて、循環系がセロトンを放出し、応答できる
末梢性ネットワークの別種の例であることを示す。体内にセロトニンが広範囲に
分布しているので、セロトニン作動性システムに影響を及ぼす薬剤に莫大な関心
が持たれていることが理解できる。殊に、受容体特異的な作動剤および拮抗剤が
不安症、欝病、高血圧、頭痛、強迫的疾患、精神分裂症、自閉症、たとえばアル
ツハイマー病、パーキンソン病、およびハンチントンの舞踏病のような神経変性
疾患、および癌化学療法由来の嘔吐を含む広範囲な疾患の処置について興味を持
たれている。M.D.Gershonほか著、「THE PERIPHERAL ACTIONS OF 5-
HYDROXYTRYPTAMIN(5−ヒドロキシトリプタミンの末梢性作用)」、246頁(1
989年);P.R.Saxenaほか著、Journal of Cardiovascular Pharmacology、1
5巻:補7頁(1990年)。
セロトニンは細胞表面にある特殊化された受容体に結合することによって細胞
生理学への影響を発揮する。セロトニンを含む多数の神経伝達物質およびホルモ
ンに対する受容体には多数の型が存在する。多重で構造的に差のあるセロトニン
受容体の存在はサブタイプに選択的な薬理学的薬剤を製造できる可能性を提供す
る。このような化合物の開発は、個々の受容体サブタイプの活性化は中枢および
/または末梢性セロトニン作動性システムにある異なる部分の特異的作用に影響
を及ぼすであろうから、副作用の少ない新規で選択性の優れた治療用薬剤をもた
らすこととなろう。
このような特異性の例は血管系を用いて例示できる。ある種の血管では、内皮
細胞にある一種の5−HT受容体を刺激すると血管拡張を起こすが、平滑筋細胞
にある5−HT受容体を刺激すると血管収縮を起こす。
最近では、セロトニン受容体の主な型(5−HT1、5−HT2、5−HT3、
5−HT4、5−HT5、5−HT6、および5−HT7)には薬理学的または構造
的な相違に基づいて形式的に分類すると約14から18種の異なる受容体を含む
とされている。[種々の5−HT受容体タイプの薬理学的効果および臨床的意
義の優れた綜説には、Glennonほか著、Neuroscience and Behavioral Reviews、
14巻:35頁(1990年)を参照]。
発見。
セロトニン受容体のクラスの一つは5−HT2である。このクラスには数種の
サブクラスが存在することが知られている。このサブクラスには、5−HT2A、
5−HT2B、および5−HT2Cを含む。サブタイプ5−HT2Aは、これに限定す
るものではないが、血管平滑筋、血小板、肺臓、CNSおよび消化管を含む多数
の組織中に存在する。この受容体は数種の効果:例えば血管収縮、血小板凝集、
および気管支収縮など、に関連すると思われている。5−HT2B受容体はラット
肺臓、胃底、子宮、膀胱、および大腸に局在する。ヒトにおける5−HT2B受容
体の局在で興味深い分野は、これに限定するものではないが、脳および血球であ
る。サブタイプ5−HT2CはCNSに局在し、脈絡叢には高濃度で存在する。
咬傷および刺傷の毒液による患者集団の現行の処置方法が全般的に不満足であ
るために、さらに有効で安全な処置法に対する必要性が現存する。本発明はその
ような処置法を提供する。
この発明は必要とする哺乳類に5−HT2拮抗剤として活性を示す化合物1種
またはそれ以上を有効量投与することを含む、哺乳類における咬傷および刺傷の
毒液による症状の処置法または改善法を提供する。
本製剤例および実施例で使用する用語および略号は、特段の指摘がない限り、
通常の意味を有する。例えば「℃」は摂氏の度を示し;「N」は規定度または規
定を示し;「mmol」はミリモルを示し;「g」はグラムを示し;「mL」は
ミリリットルを意味し、「L」はリットルを意味し;「M」はモルまたはモル濃
度を示し;「MS」は質量スペクトル術を示し;「IR」は赤外線スペクトル術
を示し;「NMR」は核磁気共鳴スペクトル術を示す。
用語「刺傷」は各個体に導入された昆虫またはその他の動物の毒液(バイオト
キシン)によって起きる障害、およびそれと共にその導入を起こす器官が起こす
機械的外傷を示す。
用語「毒液」は毒を示し、さらに特定的には昆虫またはその他の動物が正常に
分泌する毒性物質を示す。本明細書に使用する用語「毒液」はニューロトキシン
と考えられる物質は含まないものとする。毒液を分泌することが知られている昆
虫またはその他の動物の例には、これに限定するものではないが、ある種の蛇、
蟻、クラゲ、ヒドラ、カツオノエボシ、アカエイ、イソギンチャク、ウニ、コー
ンスネイル、クモ、サソリ、蚊、ハチ、クマバチ、スズメバチ、黄蜂、ブヨおよ
び蝿を包含する。
「炎症」は広範囲な刺激または発作に対する組織の非特異的な反応であって、
炎症部位に物質の放出が起きて痛みを起こす。現在では肥満細胞、好中球および
T細胞が炎症性皮膚病状の病理生理学ならびにその他の生理学的疾患に関連して
いることが認識されている。
本発明の方法は5−HT2受容体を利用する。5−HT拮抗剤の5−ヒドロキ
シトリプタミン2(5−HT2)ファミリーには5−HT2A、5−HT2Bおよび5
−HT2C受容体の3種がある。これらの受容体はGプロテイン結合受容体であっ
て、少なくともクローニングされたこれらの受容体においてはホスホイノシチド
代謝に明確に連環している。これらの受容体は配列相同性を共有しており、同じ
パターンのイントロンおよびエクソンを有する。リガンドに対するこれらの受容
体の特異性の類似性はさらにこのファミリーの受容体の共通性を示す。好ましく
は、本発明の方法は5−HT2B拮抗剤を利用する。
本発明は、必要とする哺乳類に有効量の5−HT2受容体拮抗剤の1種または
それ以上を投与することを含む、咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または
改善する方法を提供する。記載のように本方法では5−HT2拮抗剤の1種また
はそれ以上を使用する。態様の一つでは5−HT2拮抗剤を1種だけ使用する。
ある例では、この5−HT2拮抗剤は5−HT2受容体のサブタイプの1種(すな
わち、5−HT2A、5−HT2Bまたは5−HT2Cに対する特異性)にのみ親和性
を有するものである。他の例では、この5−HT2拮抗剤は複数の5−HT2サブ
タイプ(すなわち、5−HT2Aおよび5−HT2B;5−HT2Aおよび5−
HT2C;5−HT2Bおよび5−HT2C;または5−HT2A、5−HT2Bおよ
び5−HT2Cに対する特異性)に親和性を有するものである。別種の態様では、
複数の5−HT2拮抗剤を使用するものである。これらの5−HT2拮抗剤は各々
が特異的な5−HT2受容体サブタイプ、複数の5−HT2受容体サブタイプに対
して親和性を有することができるか、または特異的な受容体サブタイプおよび複
数の受容体サブタイプに親和性を有する5−HT2拮抗剤の混合物であることが
できる。本発明のさらに好適な態様では、必要とする哺乳類に有効量の5−HT2B
受容体拮抗剤の1種またはそれ以上を投与することを含む、咬傷および刺傷の
毒液による症状を処置または改善する方法を提供する。
当技術分野の通常の熟練者は、本発明で使用される拮抗剤は5−HT2受容体
サブタイプの1種またはそれ以上に親和性を有することもあるが、他の5−HT
受容体クラスとの間にもある程度の交差反応性があってもよいことを認識するこ
ととなろう。化合物または組成物は5−HT受容体のクラスの1つまたはそれ以
上に対して親和性を有するとの理由のみで本方法における使用から除外されるこ
とはない。
最近の報告には本方法に利用できる種々の5−HT2受容体拮抗剤が多数記載
されている。
例えば、ここに参考のために引用する米国特許第5428036号は式II:
[式中、XはC0、CS、またはCH2から選択されるが、ただし、XがCOま
たはCSであれば、Rは
i)水素、C1〜C24−アルキル、C2〜C24−アルケニル、C3〜C8−シクロア
ルキル、C3〜C8−シクロアルケニル、C4〜C32−シクロアルキル(またはアル
ケニル)アルキル(またはアルケニル)(これらは、要すればヒドロキシ基1個また
は2個で置換されていてもよい)、または、または要すればハロゲン、トリフル
オロメチル、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキル
チオ、アシルオキシまたはシアノから構成される群から選択された置換基1種ま
たはそれ以上で置換されていてもよいフェニル;
ii)YR1[ここに、YはOまたはSであり、R1は前記i)でRについて定義
した置換基から選択される];および
iii)NR2R3[ここに、R2およびR3は前記i)でRについて定義した置換
基から独立に選択されるか、またはR2およびR3は結合して窒素原子1個から3
個および酸素原子または硫黄原子0個から3個を含む4員環から8員環のヘテロ
環を形成する]から構成される群から選択される。ただし、XがCH2であれば
、Rは
iv)前記ii)で定義した基YR1;
v)前記iii)で定義した基YR2R3;または
vi)基OC(O)R4[ここに、R4はR1について定義したものである]
から構成される群から選択される。]で示される化合物およびその医薬的に許容
される塩からなる一群の5−HT2拮抗剤を記載している。
別群の5−HT2拮抗剤にはここに参考のために引用する米国特許第5229
382号に記載された化合物を含むが、これは一般式III:
で示される。
さらに別群の5−HT2拮抗剤は式IV:[式中、Arはフェニル基であるか、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ
、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、およびシアノから選択された置換基少なく
とも1個で置換されたフェニル基であるか、2−チエニル、3−チエニル、2−
フラニル、3−フラニル、2−オキサゾリル、2−イミダゾリル、2−ピリジル
、3−ピリジル、および4−ピリジルから選択されたヘテロ芳香環基である;点
線はおのおの二重結合であってもよいことを示す;XおよびX1は水素、ハロゲ
ン、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルキルチオ、低級アル
キルスルホニル、低級アルキルアミノ、低級ジアルキルアミノ、シアノ、トリフ
ルオロメチル、およびトリフルオロメチルチオから構成される群から独立に選択
される;またはXおよびX1は結合して5員環から7員環の炭素環を形成する;
R1は水素、低級アルキル、およびヒドロキシ1個または2個で置換された低級
アルキル、から構成される群から選択される;但し、Xが水素またはフルオロで
ある時には、R1は水素であることはできないものとする;
Rは式:
[式中、nは整数2〜6である;Wは酸素または硫黄である;V1はOR4、SR5
、CHR6R7、およびNR8R9から選択されるが、ここにR3からR9は水素、
低級アルキル、低級アルケニル、シクロアルキル、1個または2個のヒドロ
キシで置換された低級アルキル、から構成される群から独立に選択される]で示
される置換基である;およびその医薬的に許容される酸付加塩またはプロドラッ
グ]で示される拮抗剤を記載するここに参考のために引用する米国特許第545
7115号のものである。
本方法に利用できるなお別群の5−HT2拮抗剤は式V:
[式中、R1、R2、およびR3は独立に水素原子または直鎖または分枝状鎖の
C1〜C6−アルキル基を表す;
Xは水素またはハロゲン原子を表す;Zはカルボニルまたはメチレン基を表す;
付加塩]で示される拮抗剤を記載する、ここに参考のために引用する米国特許第
5480885号のものを含む。
本方法に利用できるなお別群の5−HT2拮抗剤は式VI:
[式中、RはC1〜C3−アルキルまたはアリルである;
R1はC1〜C3−ヒドロキシアルキルまたはC1〜C3−ジヒドロキシアルキルで
ある;およびR2はHまたはCH3である;またはその医薬的に許容される塩]
で示される化合物を記載するここに参考のために引用する米国特許第45634
61号のものを含む。
前記化合物の群は利用可能な5−HT2拮抗剤受容体の例示に過ぎない。これ
らの化合物群の列挙は包括的であることを意味するものではなく、本発明の方法
はいかなる5−HT2受容体拮抗剤を採用してもよく、またいかなる特定の化合
物群に限定されるものでもない。
拮抗剤のさらに好適な群は式VII:
[式中、R1は水素またはC1〜C3−アルキルである;
R3は水素またはC1〜C3−アルキルである;
R6は水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、ハロ、ハロ(C1〜
C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、C1〜C10−アルカノイル
、CO2R5'、(C1〜C6−アルキル)m−アミノ、NO2、−SR5、および−
OR5から構成される群から選択される;
R7およびR8は水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6-アルケニル、NO2、ハロ
、ハロ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、C1〜
C10−アルカノイル、C7〜C16−アリールアルキル、CO2R5'、(C1〜C6−
アルキル)m−アミノ、−SR5、および−OR5から構成される群から独立に選択
される;nは1、2、または3である;n’は1、2、または3である;mは1
または2である;R5は独立に水素またはC1〜C4−アルキルである。R5'はC1
〜C4−アルキルである;---は所望による結合である;およびその医薬的に許容
される塩または溶媒物]
で示される5−HT2受容体拮抗剤である。
式VIIで示される化合物の例は、これに限定するものではないが、次のもの
を含む:スピロ−9,9[2−(3,4−ジクロロ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフチル]−5−メトキシ−1,2,3,9−テトラヒドロ−8H−ピリド
インドール、スピロ−9,9[2−(3,4−ジメトキシ)−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフチル]−5−メチル−1,2,3,9−テトラヒドロ−8H−ピ
リドインドール、スピロ−9,9[2−(3,4−ジエトキシ)−1,2,3,4
−テトラヒドロナフチル]−5−メチル−1,2,3,9−テトラヒドロ−8H
−ピリドインドール、スピロ−9,9[2−(3,5−ジクロロ)−1,2,3,
4−テトラヒドロナフチル]−5−ジメチルアミノ−1,2,3,9−テトラヒ
ドロ−8H−ピリドインドール、スピロ−9,9[2−(3−フルオロ−4−クロ
ロ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]−5−エチル−1,2,3,9−
テトラヒドロ−8H−ピリドインドール、スピロ−9,9[2(3,4−ジメトキ
シ)−1,2,3,4−インドール、スピロ−9,9[2−(3,4−ジメトキシ)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]−5−ブロモ−1,2,3,9−テ
トラヒドロ−8H−ピリドインドール、スピロ−9,9[2-(3,4−ジメトキ
シ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]−5−クロロ−1,2,3,9−
テトラヒドロ−8H−ピリドインドール。
これらの化合物の合成はここに参考のために引用する1996年3月25日に
出願した同時係属米国暫定出願第60/014119号、代理人包袋番号P−1
0656号に記載されている。特定的実施例6個を含むこのクラスの典型的化合
物の合成法は以下に詳記する。
式VIIで示される化合物は当技術分野で理解される化学的工程を用いて製造
できる。実施例は単なる例示であり、本発明の範囲限定は意図していない。
下記のインドール出発物質(1a、1b、1c)は購入(1a)、Bartoliの操
作法[Bartoli,G.ほか著、Tetrahedron Lett.、1989年:30号、2129
頁]に従って合成(1b)または2−ヨード−4,6−ジメチルアニリン(5”
’)から合成(1c)した。この工程を次の反応式に例示する:
反応式IV 2−ヨード−4,6−ジメチルアニリン(5”’)合成法は次の通りに行うこと
ができる:5”’(24ミリモル)、CuI(0.05当量)、および(PPh3)2
PdCl2(0.05当量)を乾燥トリエチルアミン(30mL)に懸濁し、A
r雰囲気下に、これにトリメチルシリルアセチレン(1.1当量)を添加し、得
られた混合物を3時間撹拌した。次に、溶媒を真空除去し、残渣をヘキサン/酢
酸エチル(3:1)を溶離液に使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製し
て定量的収率で6”を得た。6”’(23ミリモル)およびCuI(2当量)の
乾燥ジメチルホルムアミド(50mL)スラリーをAr雰囲気下に100℃に2.5
時間加熱した。室温まで冷却した後に反応混合物を濾過し、固体をエーテル(2
0mL)で2回洗浄した。有機層を水(3×50mL)で洗浄し、Na2SO4で
乾燥し、溶媒を蒸発乾固した。粗製生成物をヘキサン/酢酸エチル3:1)を溶
離液とすて使用するフラッシュクロマトグラフィーで精製して1c(1.5g、
45%)を得た。実施例1 対応するトリプタミン塩酸塩(3a)(1g)と対応するジメトキシテトラロ
ン(3b)(1g)とのエタノール(10mL)懸濁液を128時間還流した。
この時間の後に反応混合物を室温まで冷却し、濾過した。粗製の固体を洗浄し、
乾燥した。
融点:261℃。
理論値 実験値
C 69.25 69.34
H 6.82 6.97
N 7.02 6.98
実施例2 対応するトリプタミン塩酸塩(2a)(575mg)および対応するケトン(
2b)(464mg)のエタノール(10mL)懸濁液を128時間還流した。
この時間の後に反応混合物を室温まで冷却し、濾過した。粗製の固体を洗浄し、
乾燥した。
収量:525mg。
理論値 実験値
C 74.43 74.36
H 6.84 6.84
N 8.27 8.25
MS:301。
実施例3 対応するトリプタミン塩酸塩(2a)(500mg)および対応するケトン(
2b)(396mg)のエタノール(10mL)懸濁液を72時間還流した。こ
の時間の後に反応混合物を約0℃まで冷却し、濾過した。粗製の固体を洗浄し、
乾燥した。
収量:262mg。
MS:274。実施例4 対応するトリプタミン塩酸塩(4a)(500mg)および対応するケトン(
4b)(396mg)のエタノール(10mL)懸濁液を72時間還流した。こ
の時間の後に反応混合物を24時間に約0℃まで冷却し、濾過した。粗製の固体
を洗浄し、乾燥した。
質量スペクトル分析を行ってmi274を得た。
実施例5 対応するトリプタミン塩酸塩(5a)(500mg)および対応するケトン
(5b)(397μL)のエタノール(10mL)懸濁液を72時間還流した。
この時間の後に反応混合物を14時間に約0℃まで冷却し、濾過した。粗製の固
体を洗浄し、乾燥した。
収量:630mg。
理論値 実験値
C 73.95 73.32
H 6.52 6.73
N 8.62 8.59
MS:288。
実施例6 対応するトリプタミン塩酸塩(4a)(1g)および対応するケトン(4b)
(800mg)のエタノール(10mL)懸濁液を72時間還流した。この時間
の後に反応混合物を約24時間に約0℃まで冷却し、濾過した。粗製の固体を洗
浄し、乾燥した。
収量:550mg。理論値 実験値
C 70.67 70.88
H 7.06 7.16
N 7.85 7.88
これとは別の5−HT2受容体拮抗剤の好適な一群はここに参考のために引用
するWO95/24200に記載されている化合物であって、式I:
[式中、
Qは水素または(CHR2)R4である;
R1は水素またはC1〜C3−アルキルである;
R2は水素またはC1〜C3−アルキルである;
R3は水素またはC1〜C3−アルキルである;
R4はC5〜C8−シクロアルキル、置換C5〜C8−シクロアルキル、C5〜C8−
シクロアルケニル、置換C5〜C8−シクロアルケニル、双環性または置換双環性
基である;
Aは式: および
[式中、R6およびR7は独立に水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニ
ル、ハロ、ハロ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、C1
〜C10−アルカノイル、CO2R5'、(C1〜C6−アルキル)mアミノ、NO2、
−SR5、またはOR5である;
mは1または2である;
R5は独立に水素またはC1〜C4−アルキルである;
R5'はC1〜C4−アルキルである;
R8はR6基、置換C3〜C8−シクロアルキル、C3〜C8−シクロアルキル、
C3〜C8−シクロアルキル−(C1〜C3)アルキル、C5〜C8−シクロアルケニル
、置換C5〜C8−シクロアルケニル、C5〜C8−シクロアルケニル−(C1〜
C3)アルキル、C7〜C16−アリールアルキルから構成される群から独立に選択
される;または
R6およびR7は基Aの炭素原子とともに5員から8員の炭素環を形成する]
から構成される群から選択される;または
その医薬的に許容される塩または溶媒和物]
で示される。
式Iで示される化合物の例には、これらに限定するものではないが、8−メチル
−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)−メチル]1,2,3,4−テトラヒドロ
−9H−ピリド[3,4−b]インドール、8−ブロモ−1−[(3,4−ジメトキ
シフェニル)−メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4
−b]インドール塩酸塩、6,8−ジブロモ−1−[(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]イン
ドール、6−メチル−8−ブロモ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)−メチ
ル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩
酸塩、8−メトキシ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3
,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール、6,8−ジフルオ
ロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)−メチル]−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール、7−メチル−8−ブロモ−1−[(
3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−
ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−(1,1−ジメチルエチル)−1−[(
3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−9
H−
ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、5−フルオロ−6−メチル−1−[(3,
4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリ
ド[3,4−b]インドール、7,8,9,10−テトラヒドロ−10−[(3,4
−ジメトキシフェニル)メチル]−11H−ベンゾ[g]ピリド[3,4−b]インド
ール、6−シクロヘキシル−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,
2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、5,
8−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェ
ニル)メチル]−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−(1−メチル
エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)
メチル]−9H−ピリド[3,4−b]インドール、6,8−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)−メチル]−9H−
ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、5,7−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−9H−ピリド[3,
4−b]インドール塩酸塩、6,7−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−9H−ピリド[3,4−b]イン
ドール、6−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキ
シフェニル)メチル]−9H−ピリド[3,4−b]インドール、6−ブロモ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−9H
−ピリド[3,4−b]インドール、7,8−ジメチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−9H−ピリド[3,4−
b]インドール塩酸塩、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−[(3
,4−ジメトキシフェニル)メチル]−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸
塩、6−メチル−1−[(3,4,5−トリメトキシフェニル)−メチル]−1,2
,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メ
チル−1−[(2,3,4−トリメトキシフェニル)−メチル]−1,2,3,4−
テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−
[(2−メトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリ
ド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−[(2,4−ジメトキシフェ
ニル)メ
チル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール
塩酸塩、6−メチル−1−[(2,5−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3
,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル
−1−[(2,4,5−トリメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−(1−メチルエチル)
−1-[(2,3,4−トリメトキシフェニル)−メチル]−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−[(3
,4−ジメトキシ−5−ニトロフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−[(3−ヨー
ド−4,5−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9
H−ピリド[3,4−b]インドール、6−メチル−1−[(3,4−ジメトキシ−
5−アミノフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[
3,4−b]インドール二塩酸塩、6−メチル−1−[(3−メトキシ−4−プロ
ポキシフェニル)メチル]−1,2,3,4-テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4
−b]インドール、6−メチル−1−[(4−ジメチルアミノフェニル)メチル]−
1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール二塩酸塩
、6−メチル−1−[(4−ジブチルアミノフェニル)メチル]−1,2,3,4−
テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール二塩酸塩、6−メチル−1
−[(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル11−[(3,4
−ジメチルフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[
3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−[(2−クロロ−3,4−ジメ
トキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,
4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−[(2−クロロ−3−メトキシ−4
−ヒドロキシフェニル)メチル]−1,2,3,4-テトラヒドロ−9H−ピリド[
3,4−b]インドール塩酸塩、5−フルオロ−6−メチル−1−[(2−クロロ
−3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H
−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、6−メチル−1−(シクロヘキシルメ
チル)−
1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩、
6−メチル−1−[(2−ブロモ−3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2
,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[2,4−b]インドール塩酸塩、および
6−ヨード−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)−メチル]−1,2,3,4−
テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩を包含する。
実施例7
6−メチル−1−[(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2
,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩の製造 2−クロロ−3,4−ジメトキシベンズアルデヒド(10.45g)、N−アセ
チルグリシン(11.9g)0.10モル)、および酢酸ナトリウム(8.4g、
0.1モル)を無水酢酸(100mL)に溶解し、100℃に2時間加熱した。
反応混合物を常温まで冷却して、撹拌しつつ氷(300mL)に注入した。生成
物を濾取し、水(3×50mL)およびジエチルエーテル(3×50mL)で洗
浄し、減圧下に乾燥した(5.26g)。
前記で製造したアザラクトン(1.34g、4.76ミリモル)および5−メ
チルトリプタミン塩酸塩(1.0g、4.75ミリモル)を1N−塩酸(30m
L)に懸濁し、窒素雰囲気下に24時間加熱還流した。反応混合物を常温まで冷
却し、粗製生成物を濾取した。固体をエタノール中でかきまぜ、ジエチルエーテ
ルで洗浄した。この生成物(1.19g)を濾取した。m/e=370。mp.
244℃(分解)。分析値 理論値 実験値
C 61.92 61.67
H 5.94 5.94
N 6.88 6.94
実施例8
6−メチル−1−[(2−ブロモ−3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2
,3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドールの製造
実施例8の化合物を次の点を除いて実施例7に記載のものと同じ様式で製造し
た:出発物質として2−クロロ−3,4−ジメトキシベンズアルデヒドの代わり
に2−ブロモ−3,4−ジメトキシベンズアルデヒドを使用した。
製造された最終化合物は次式:
を示し、収率:79.2%;M/I:416,414;およびmp.272〜4℃
であった。分析値 理論値 実験値
C 55.83 55.57
H 5.35 5.36
N 6.20 6.09実施例9
6−ヨード−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩の製造
実施例9の化合物を次の点を除いて実施例7と同じ様式で製造した:出発物質
として3,4−ジメトキシベンズアルデヒドを2−クロロ−3,4−ジメトキシ
ベンズアルデヒドの代わりに、また5−ヨードトリプタミンを5−メチルトリプ
タミンの代わりに使用した。反応終了後、混合物を炭酸カリウム水溶液で中和し
てクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を集め、無水炭酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮した。この生成物を2%メタノール含有クロロホルムで溶離するシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製した。生成物を含有する画分を集めて濃縮し
た。残渣をジエチルエーテルに溶解し、HClガスで処理した。得られたHCl
塩を濾取して単離し、減圧下に乾燥した。製造した最終化合物は次式:を示し、収率:31.3%;M/I:448;mp.270〜3℃であった。分析値 理論値 実験値
C 49.55 49.62
H 4.57 4.51
N 5.78 5.66
5−HT2受容体拮抗剤として有効であると信じられる化合物の生物学的効果
はまず被験化合物の5−HT2受容体への結合を迅速かつ正確に測定する第1次
スクリーニングを採用することによって確認してもよい。被験化合物の結合を確
定した後に、被験化合物の生体内活性を確定する。5−HT2拮抗剤を評価する
ために有用な検定法は当技術分野の熟練者にはよく知られている。5−HT2B受容体結合活性
ある化合物が5−HT2B受容体に結合する性能はたとえば下記のような標準的
操作法を使用して測定される。検定操作法
本発明のある化合物および中間体は5−HT2B受容体を変調するために有用で
ある。5−HT2B受容体に結合するために最も有用な化合物は次の操作法を使用
して確認できる。さらに5−HT2B活性を証明するために有用な生体内モデルを
後述する。5−HT2Bのためのラジオリガンド結合研究: 形質転換細胞からの膜の調製:ラット5−HT2B受容体を発現するクローン細
胞の懸濁液を4℃で15分間2200×gでの遠心分離によって収集した。J.Ku
rsarほか著、Mol.Pharmacol.、42巻:549〜557頁(1992年)。結合
検定に用いる膜はこのペレットを50mM-トリス−HCl、pH7.4(0.5
×109細胞/30mL)中で振混ぜて調製した。この組織懸濁液を次に4℃で
10分間39800×gで遠心分離した。この操作を合計3回反復したが、第1
回と第2回の洗浄の間に37℃で10分間インキュベーションした。最終ペレッ
トを67mM−トリス−HCl、pH7.4(5−HT2B受容体の発現レベルが
低い細胞と比較的高い細胞について各々初期細胞数20〜40および1250万
細胞/mL)中でTissumizer(Tekmar社、シンシナチ、OH)を65に設定して
用いて15秒間ホモゲナイズした。
[3 H]5−HT結合研究:結合検定はBiomek1000(Beckman Instruments社
、フラートン、CA)を用いて自動化し、全容積0.8mL中で3重に実施した
。膜懸濁液200μL(0.04〜0.27mg蛋白質)および薬剤の水希釈物
200μLを、[3H]5−HT、パルギリン、CaCl2、およびL−アスコルビ
ン酸を含有する67mM−トリス−HCl、pH7.4の400μL中に添加し
た。パルギリン、CaCl2、およびL−アスコルビン酸の最終濃度は各々10
μM、3mMおよび0.1%とした。37℃で15分間または0℃で2時間、チ
ューブをインキュベーション(両条件の双方について結合の平衡化を検証した)
し、次にBrandel細胞収集装置(MB−48R型、Brandel社、ゲーザーズバーグ
、MD)を用い、予め0.5%ポリエチレンイミンに浸漬し、予め氷冷50mM
−トリス−HCl、pH7.4で冷却しておいたWhatman GF/Bフィルターを通し
て迅速に濾過した。次にフィルターを氷冷50mM−トリス−HCl、p
H7.4の1mLで迅速に4回洗浄した。フィルターが捕捉した[3H]5−HT
の量を液体シンチレーションスペクトル(Ready Protein and Beckman LS60
00IC、Beckman Instruments社、フラートン、CA)測定によって定量した
。飽和実験には結合した放射能を遠心分離によって分離した並行飽和実験の上清
液からサンプリングすることによって実測的な遊離ラジオリガンド濃度を測定し
た。[3H]5−HTの濃度は0℃と37℃でインキュベーションした飽和実験に
ついて各々0.02から5nMまでおよび0.6から63nMの範囲であった。
5−HT10μMまたは1−ナフチルピペラジ(1−NP)10μMが非特異的結
合であった。競合実験では、置換すべき薬剤を対数単位で6に及ぶ6個から12
個の濃度で使用し、[3H]5−HTの最終濃度は2nMであった。蛋白質はウシ
血清アルブミンを標準に用いてBradfordの方法で測定した。M.M.Bradford著、An
al.Biochem.、72巻:248〜254頁(1976年)。統計学的分析
:
飽和検定法から得たKdおよびBmax値は部分F−検定法を用いて1部位または
2部位結合モデルに対する最良適合で決定した。A.De Leanほか著、Mol.
Pharmacol.、21巻:5〜16頁(1981年)。1部位−結合モデルには下記
の等式:
[式中、結合=特異的に結合した[3H]5−HTの量、Bmax=結合部位の最大数
、Kd=平衡解離定数、および[L]=[3H]5−HTの遊離濃度である]を使用
し、また、2部位−結合モデルには下記の等式:
[式中、結合=特異的に結合した[3H]5−HTの量、Bmax1=高親和性結合部
位の最大数、Bmax2=低親和性結合部位の最大数、Kd1=高親和性結合部位の平
衡解離定数、Kd2=低親和性結合部位の平衡解離定数、および[L]=[3H]5−
HTの遊離濃度である]を使用した。競合検定からのIC50値、IP3標準
曲線についての結合パラメータおよびIP3検定から得たEC50値およびEmax値
は四パラメータのロジスティック式の非線形回帰分析(Systat、systat社、エバ
ンストン、IL)によって決定した。A.De Leanほか著、Mol.Pha mlacol.、21
巻:5〜16頁(1981年)。このIC50値はCheng-Prusoff式を用いてKi値に
変換した。Y.Chengほか著、Biochem.Pharmacol、22巻:3099〜3108頁
(1973年)。試験管内における5−HT2Bの検定法
:
雄性ウイスターラット(150〜375g、Laboratory Supply社、インディ
アナポリス、IN)を頚部脱臼によって屠殺し、試験管内実験用に胃底の長軸切
片標本を調製した。ラット胃底1個から4個の調製物を得た。摘出頚静脈の環状
標本はHookerが記載したようにして調製した。Hooker著、Blood Vessels、14
巻:1頁(1977年)およびM.L.Cohen著、J.Pharmacol.Exp.Ther.、227巻
:327頁(1983年)。組織を次の組成(ミリモル濃度)を持つ修正クレブ
ス液10mLを入れたオーガンバスに装着した。NaCl、118.2;KCl
、4.6;CaCl2・H2O、1.6;KH2PO4、1.2;MgSO4、1.
2;デキストロース、10.0;およびNaHCO3、24.8。組織浴溶液は
37℃に維持し、95%O2および5%CO2と平衡させた。組織は最適休止力(
4g)下に保持し、被験化合物と接触する前に約1時間平衡させた。等長性収縮
をStatham UC−3トランスデューサーによるBeckman Dynographで測定した力
のグラム変化として記録した。見掛けの作動剤解離定数の測定
:
15〜20分毎に前回の濃度を洗い去った後に濃度を段階的に増加させて底部
のセロトニンに対する非蓄積性収縮濃度−応答曲線および頚静脈の蓄積性濃度応
答曲線を得た。各作動剤濃度を組織と約2分間接触させ続け、各化合物濃度の最
大応答を測定した。ED50値を半最大濃度を示す作動剤濃度として判定した。対
照となる応答を得た後、組織を適当な濃度の緩衝液または拮抗剤とともに1時間
インキュベーションした。次に拮抗剤の存在下にセロトニンに対する応答測定を
反復した。各組織について応答の濃度には作動剤1種および拮抗剤1種の濃度
のみを利用した。一般的に、緩衝液処理の存在下における継続的な作動剤反応は
変化しなかった(平均用量比は1.28+/−0.21であった)。
各濃度についての見掛けの拮抗剤解離定数(KB)は次の等式に従って測定した
:
KB=[B]/(用量比−1)
[式中、[B]は拮抗剤の濃度であり、用量比は拮抗剤存在下の作動剤のED50
を対照のED50で割った商である]。一般的に、拮抗剤の存在下には濃度−応答
曲線の並行移動が起きた。この結果をKBの逆対数(すなわち、-logKB)で表示
した。計算は既知方法を用いて行った。B.R.Zaborowsky著、J.Pharmacol.
Methods、4巻:4165頁(1980年)。5−HT2B形質転換細胞中におけるIP3の形成 IP3の形成および抽出:懸濁培養したA600K−2−3−MTX細胞を2
00×gの遠心分離によって収集し、蛋白質不含の細胞培養培地に再懸濁した。
この細胞(125μL中、2.5〜3×106細胞/チューブ)を37℃で10分間
インキュベーションした後、蛋白質不含培地125μLに希釈した目的化合物を
添加した。インキュベーションは全て3重に行った。5−HTの効果を阻止する
ために拮抗剤を使用した時には、5−HTを添加する前に細胞を拮抗剤と共に3
7℃で10分間インキュベーションした。作動剤添加後、細胞懸濁液を振混ぜて
さらに10秒間37℃でインキュベーションした(この10秒間には振混ぜの時
間も含む)。氷冷10%過塩素酸250μLを添加して反応を止めた。チューブ
を氷上で10分間インキュベーションし、次に1500×gで10分間遠心分離した
。遠心分離後、上清液400μLを試料として取出した。下記のIP3抽出法は
報告されている操作法(E.S.Sharpsほか著、「A High Performance Liquid
Chromatographic Method To Measure32P Incorporation Into Phospholylated M
etabolites In Cu1tured Cells(培養細胞における燐酸化代謝産物への32Pの取
込みを測定するための高速液体クロマトグラフィー法)」、Anal.Biochem.、12
4巻:421〜424頁(1982年)およびK.A.Wreggettほか著、「A Rapic S
eparation Method For Inositol Phosphates And Their Isomers(イノシトール
ホスフェートおよ
びその異性体のラピックな分離法)」、Biochem.J.、245巻:655〜660頁
(1987年)]を修飾したものである。試料400μLを10mM−EDTA1
00μL、pH9.0を入れた1.5mLミクロフュージチューブに添加した。続
いて1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン/トリ−n−オクチルアミン(1
:1、v/v)500μLを添加した。チューブを5〜7分間激しく振混ぜ、次
に1500×gで2分間遠心分離して三層の分離を加速した。一番上にある水層10
0μLを採取し、下記の検定法によってIP3含有量の測定を行った。
IP 3 結合検定法:ラットの小脳膜をIP3-結合蛋白質の原料として用いて、
報告されている操作法(R.F.Worleyほか著、「Characterization 0f Inositol
Triphosphate Receptor binding in brain(脳におけるトリ燐酸イノシトール受
容体結合の特性)」、J.Biol.Chem.、262巻:12132〜12136頁(1
987年)およびD.S.Bredtほか著、「A Simple,Sensitive,And Specific Radior
eceptor Assay For Inositol1,4,5-Triphosphate In Biological Tissues(生物
学的組織内イノシトール−1,4,5−Triphosphateの簡易、高感度、かつ特異
的なラジオレセプター検定法)」、Biochem.Biophys.Res.Commun.、159巻:9
76〜982頁(1989年))を修飾した結合検定法を行った。膜は次のように
して調製した:均質化緩衝液30容(1mM−EDTAおよび1mM-2−メル
カプトエタノールの50mM−トリス−HCl、pH7.7溶液)中でラット小
脳をTissumizer(Tekmar社)を65に設定して15秒間ホモジナイズした。ホモ
ゲネートを39800×gで10分間4℃で遠心分離した。この操作をさらに3
回反復して、合計4回洗浄した。この最終ペレットをIP3結合緩衝液(1mM
−EDTAおよび1mM-2−メルカプトエタノールの64.3mM-トリス−H
Cl、pH9.0溶液)30容に懸濁し、使用時まで−70℃に凍結しておいた
。
結合緩衝液([3H]IP3および結合蛋白質ホモゲネート50μLを含む)の3
50μLを前記のような抽出操作に付しておいた抽出IP3試料または既知のI
P3標準品100μLに加えた。[3H]IP3の最終濃度は1nMであった。チュ
ーブを0℃で15分間インキュベーションし、次にBrandel社のセルハーベスタ
を用いてWhatman GF/Bフィルター[予め水で濡らし、予め氷冷IP3洗浄緩
衝液(1mM-EDTAの50mM−トリス−HCl、pH9.0溶液)2mL
で冷却しておいたもの]で濾過した。フィルターは氷冷したIP3洗浄緩衝液1
mLで迅速に2回洗浄した。フィルターが捕捉した[3H]IP3の量を液体シン
チレーション計数法によって測定した。試料中のIP3の量は標準曲線との比較
によって測定した。
5−HTを添加する前に5−HT2B受容体を発現する細胞をミアンセリン
(mianserin)、メチセルジド(methysergide)、ラウウォルシン(rauwolscin)、ま
たは1−NPと予備的にインキュベーションした時には、5−HT単独の場合よ
りも5−HT曲線は右側にシフトし、Emax値は減少した。5−HT2Aおよび5−HT2C受容体結合活性
ある化合物が5−HT2Aまたは5−HT2C受容体に結合する性能は、たとえば
下記のような標準的な操作法を使用して測定した。検定操作法
.
形質転換細胞系統からの膜標本.膜は5−HT2Aまたは5−HT2cの受容体で安
定に形質転換されたAV12細胞(シリアンハムスター線維芽細胞、ATCCC
RL9595)(Wainscottほか著、「Pharmacological Characteristics Of
The Newly Cloned Rat 5-Hydroxytryptamine2FReceptor(新たにクローニングさ
れたラットの5−ヒドロキシトリプタミン2F受容体の薬理学的特性)」、Mol.
Pharmlacol.、48巻:419〜426頁(1993年))を使用して調製した。略
述すれば、目的とする受容体を発現する細胞を懸濁培養し、遠心分離によって収
集した。細胞を低張性緩衝液、50mM−トリス−HCl、pH7.4、最小容
積中に再懸濁し、使用するまで−70℃で凍結した。検定の日に、懸濁液を解凍
し、35mL/0.5×102細胞、原細胞数まで50mM−トリス−HCl、
pH7.4で希釈し、39800×gで4℃で遠心分離した。得られたペレット
を振り混ぜて再懸濁し、37℃で10分間インキュベーションし、次に3980
0×gで4℃で遠心分離した。このペレットを再懸濁し、もう一度遠心分離した
。膜の均質な懸濁液を得るために、最終ペレットをTissumizer(Tekmar社、シン
シナチ、OH)を75に設定して、10秒から15秒間使用して、ヒトまたは
ラットの5−HT2A受容体を発現する細胞については67mM−トリス−HCl
、pH7.4中に再懸濁し、ヒトの5−HT2c受容体を発現する細胞については
13mM−MgCl2および0.67mM−EDTAを含有する67mM−トリ
ス−HCl、pH7.4中に再懸濁した。5−HT2Aまたは5−HT2cの[125I]DOI結合研究
:ヒトの5−HT2Aまた
は5−HT2C結合研究は本質的に次の例外を除いて5−HT2B受容体についての
[3H]5−HT結合について記載した通りに行った。検定用緩衝液は最終濃度と
して10mM−パルギリン、9.75mM−MgCl2、0.5mM−EDTA
、0.1%アスコルビン酸ナトリウムおよび50mM−トリス−HCl、pH7
.4を含有していた。インキュベーションは5−HT2Aまたは5−HT2cについ
て各々約40および30mgの蛋白質と共に37℃で30分間行い、次に予め0
.5%(w/v)ポリエチレンイミンに浸漬し、あらかじめ氷冷洗浄緩衝液4m
Lで冷却したWhatman GF/Cフィルターで濾過した。次にフィルターを氷冷洗浄緩
衝液1mLで4回迅速に洗浄した。フィルターに捕捉された[125I]DOIの量
はガンマ線計数装置を使用して測定した。非特異的な結合は5−HT2cについて
は10mmミアセリンで測定し、5−HT2Aについては1mM−ケタンセリンで
測定した。競合実験では[125I]DOIの最終濃度は約0.07から0.15m
Mであった。
統計学的分析:飽和および競合曲線についての非線形回帰分析は報告
(Wainscottほか著、「Pharmlacological Characteristics 0f The Newly Cloned
Rat 5-Hydroxytryptamine2FReceptor(新たにクローニングされたラットの5−
ヒドロキシトリプタミン2F受容体の薬理学的特性)」、Mol.Pharmacol.、48巻:
419〜426頁(1993年))通りに行った。pK1値(すなわち、logK、モ
ル)については変動の一元分析を行い、続いてTukay-Kramerの真正有意差検定(
JMP;SAS Institute社、カリー、NC)を行った。競合曲線から得たIC50値は
Cheng-prusoff(1973年)を使用してKd値に変換した。[125I]DOI−標
識受容体については、5−HT2Aまたは5−HT2cの受容体に関する[125I]D
OIのKdはCheng-Prusoffの再配列を用いて次の条件下に決定した:Kd=IC5 0
−[L]、[ここにIC50は特異的[125I]DOI結合の50%阻害を起こす非標
識DOIの濃度、[I]は遊離[125I]DOIの濃度である]。5−HT2Aまたは5−HT2C形質転換細胞におけるIP3の形成
5−HT2Aまたは5−HT2Cで形質転換した細胞でのIP3形成検定は次の点
を除いて5−HT2B形質転換細胞におけるIP3形成検定と同様に行った:5−
HT2cについてはヒトのAHS1C−3S細胞を用い、5−HT2Aについてはヒ
トのHu2−3S細胞を使用した。
次の実験を毒液による咬傷および刺傷を処置または改善する5−HT2拮抗剤
の効力を検定するために提唱する。実験例#1
実験の16から24時間前に体重250〜400gの雄性Wisterラットの背部
を電気バリカンで剃毛する。実験日にラットをメトファン(メトキシフルレーン
)吸入で麻酔する。26ゲージの皮下用注射針で0.05mL容中のセロトニン
3濃度を皮内に注射する。これに加えて、食塩水0.05mLを各動物の皮内に
注射して注射によって起きる血管漏出量を測定する。試料1(6−メチル−1−[
(2−クロロ−3,4−ジメトキシフェニル)−メチル]−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩)、試料2(スピロー9,
9[2−(3,4−ジメトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]−5−
メチル−1,2,3,9−テトラヒドロ−8H−ピリドインドール)、試料3(6
−メチル−1−[(2−ブロモ−3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,
3,4−テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール)、および試料4
(6−ヨード−1−[(3,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,3,4−
テトラヒドロ−9H−ピリド[3,4−b]インドール塩酸塩)を腹腔内に投与し
、15分後にセロトニンを皮内投与する。セロトニン皮内投与の2分前にエバン
スブルー色素(35mg/kg)を静脈内に投与する。最大の応答を起こさせる
ためにセロトニン皮内注射の30分後に動物を頚部脱臼によって屠殺する。皮膚
を反転し、各注射部位(直径約1〜1.5cm)を切除し、採取する。皮膚の一
片を背中の未処理部分から採取する。
皮膚の各片の重量を測定し、1.0N−KOH1mL中に入れて37℃で16
時間から20時間インキュベーションする。アセトン3.3mLおよび1.2N
−H3PO40.7mLを添加した後に、混合物を振混ぜ、次に遠心分離(400
×g、25分間)する。上清液をデカンテーションし、Bausch and Lomb
Spectronic710分光光度計を用いて620nmでその吸光度を測定する。既知
濃度3種のエバンスブルー色素の吸光度を用いて標準曲線を構築して、これから
未知の試料に含まれるエバンスブルー色素濃度を測定する。いずれの皮膚切片中
にある全色素も血管内および血管外にある色素の合計なので、我々は非処置皮膚
切片の皮膚ミリグラム当り色素マイクログラムを決定し、その量を他の切片の各
々について重量当りの量から引算することによって修正して血管内色素とする。
統計学的分析は変動分析に続いてDunnettの検定を行って平均値を比較するこ
とによって行う。P<0.05の時には統計学的有意性が推定される。結果
皮内に投与された時、セロトニンは皮膚での色素血管外漏出の増加を起こす。
セロトニンの皮内投与の15分前に試料1〜4(0.1および1.0mg/kg
腹腔内)を投与すると用量依存的にセロトニンが誘導する皮膚血管浸透性の増加
を阻害する。実験例#2
実験の16から24時間前に体重250〜400gの雄性Wisterラットの背部
を電気バリカンで剃毛する。実験日にラットをメトファン(メトキシフルレーン
)吸入で麻酔する。26ゲージの皮下用注射針で3濃度の蜂毒液(天然懸濁液、
Sigma社、#V3250)0.05mL容を皮内に注射する。これに加えて、食
塩水0.05mLを各動物の皮内に注射して注射によって起きる血管漏出の量を
測定する。蜂毒液を皮内投与する2分前にエバンスブルー色素(35mg/kg
)を静脈注射する。最大の応答を起こさせるために蜂毒液皮内注射の30分後に
動物を頚部脱臼によって屠殺する。皮膚を反転し、各注射部位(直径約1〜1.
5cm)を切除し、採取する。皮膚の一片を背中の未処理部分から採取する。
皮膚の各片の重量を測定し、1.0N−KOH1mL中に入れて37℃で16
時間から20時間インキュベーションする。アセトン3.3mLおよび1.2N
−H3PO40.7mLを添加した後に、混合物を振混ぜ、次に遠心分離(400
×g、25分間)する。上清液をデカンテーションし、Bausch and Lomb
Spectronic710分光光度計を用いて620nmでその吸光度を測定する。既知
濃度3種のエバンスブルー色素の吸光度を用いて標準曲線を構築し、これから未
知試料に含まれるエバンスブルー色素濃度を測定する。いずれの皮膚切片中の全
色素量も血管内および血管外にある色素の合計なので、我々は未処置皮膚切片中
の皮膚ミリグラム当り色素マイクログラムを決定し、その量を他の切片の各々に
ついて重量当りの量を引き算することによって修正して血管内色素とする。
統計学的分析は変動分析に続いてDunnettの検定を行って平均値を比較するこ
とによって行う。P<0.05の時には統計学的有意性が推定される。結果
皮内に投与された時、蜂毒液は皮膚色素血管外漏出の増加を起こす。実験例#3
実験の16から24時間前に体重250〜400gの雄性Wisterラットの背部
を電気バリカンで剃毛する。実験日にラットをメトファン(メトキシフルレーン
)吸入で麻酔する。26ゲージの皮下用注射針で3濃度の蜂毒液(天然懸濁液、
Sigma社、#V3250、0.05mL容を皮内に注射する。これに加えて、食
塩水0.05mLを各動物の皮内に注射して注射によって起きる血管漏出の量を
測定する。蜂毒液皮内投与の15分前に試料1〜4を腹腔内に投与する。蜂毒液
を皮内注射する2分前にエバンスブルー色素(35mg/kg)を静脈内に投与
する。最大の応答を起こさせるために蜂毒液皮内注射の30分後に動物を頚部脱
臼によって屠殺する。皮膚を反転し、各注射部位(直径約1〜1.5cm)を切
除し、採取する。皮膚の一片を背中の未処理部分から採取する。
各皮膚片を秤量し、1.0N−KOH1mL中に入れて37℃で16時間から
20時間インキュベーションする。アセトン3.3mLおよび1.2N−H3P
O40.7mLを添加した後に、混合物を振混ぜ、次に遠心分離(400×g、
25分間)する。上清液をデカンテーションし、Bausch and Lomb Spectronic
710分光光度計を用いて620nmでその吸光度を測定する。既知濃度3種の
ェバンスブルー色素の吸光度を用いて標準曲線を構築し、これから未知試料に含
まれるエバンスブルー色素濃度を測定する。いずれの皮膚切片中にある全色素も
血管内および血管外にある色素の合計なので、我々は未処置皮膚切片中の皮膚ミ
リグラム当り色素マイクログラムを決定し、その量を他の切片の各々について重
量当りの量を引き算することによって修正して血管内色素とする。結果
皮内に投与された時、蜂毒液は皮膚色素血管外漏出の増加を起こす。蜂毒液の
皮内投与前15分間に投与すると試料1〜4(0.1および1.0mg/kg腹
腔内)は用量依存的に蜂毒液が誘導する皮膚血管浸透性の増加を阻害する。
本発明の方法で採用する化合物は製剤化せずに直接投与することも可能である
が、本化合物は通常は医薬的に許容される添加剤と活性成分(本発明の化合物)
少なくとも1種とを含む医薬的組成物の型で投与される。このような組成物は約
0.1%重量から約90.0%重量の本化合物を含有する。これら組成物は経口
投与、経直腸投与、局所投与、経皮投与、皮下投与、脈管内投与、筋肉内投与、
および鼻内投与を含む種々の経路で投与できる。この発明の方法で採用する化合
物の多くは注射用、経口用、および局所用の組成物内で有効である。このような
組成物は医薬技術分野でよく知られている方法によって調製され、活性化合物を
少なくとも1種含有する。たとえば、REMINGTONのPHARMACEUTICAL
SCIENCES、(16版、1980年)参照。
本発明で採用する組成物を製造するに当たって、活性成分は通常添加剤と混合
し、添加剤で希釈し、または、たとえばカプセル、分包包装、紙またはその他の
容器であってもよい担体中に封入する。添加剤が希釈剤の役目をする時には、そ
れは活性成分の基剤、担体または媒体として作用する固体、半固体、または液体
物質であることができる。そこでこの組成物は錠剤、丸剤、粉剤、ロゼンジ剤、
分包包装剤、カシェ剤、エリキシール剤、懸濁剤、乳化剤、液剤、シラップ剤、
エアロゾル剤(固体として、または液状媒体中で)、例えば10%重量までの活
性化合物を含む軟膏剤、軟または硬ゼラチンカプセル剤、坐剤、無菌注射用液剤
および無菌包装粉剤の型をとることができる。
製剤の調製に当たっては、適当な粒子径を提供するには他の成分と混合する前
に活性化合物の粉砕が必要なこともある。活性化合物が実質的に不溶性ならば、
通常は200メッシュ以下の粒子径まで粉砕する。活性化合物が実質的に水溶性
ならば、粒子径は通常製剤中で実質的に均質な分散が達成されるように、たとえ
ば約40メッシュまで粉砕して調整する。
適当な担体、添加剤、および希釈剤の例をいくつか例示すれば、乳糖、デキス
トロース、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、澱粉、アラビアゴム、燐酸カ
ルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶
性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、トラガカント、ゼラチン、
水、シロップ、およびメチルセルロースを包含する。この製剤はさらに次のもの
を含有できる:たとえばタルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油のよう
な滑沢化剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁剤;たとえばメチル−およびプロピル−
ヒドロキシベンゾエートのような保存剤;甘味剤;および矯味剤。本発明の組成
物は当技術分野で知られている操作法を採用して患者に投与した後に活性成分の
迅速な、持続した、または遅延した放出を与えるように製剤化できる。
この発明の化合物は、知られている経皮的送達システムおよび添加剤を用いて
経皮的に送達することもある。最も好ましくは、この発明の化合物を、これに限
定するものではないが、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノラ
ウレート、およびアザシクロアルカン−2−オンを含む浸透強化剤と混合して、
パッチ剤または類似の送達システムに入れる。所望によってはこの経皮的製剤に
ゲル化剤、乳化剤、および緩衝液を含む他種の添加剤を添加することもある。
局所的投与には、この発明の化合物は理想的には粘性のある液体またはクリー
ム状の製剤を形成するために種々の添加剤と混合できる。
経口投与のためには、この発明の化合物は理想的には担体および希釈剤と混合
し、錠剤に成形するか、またはゼラチンカプセルに充填する。
好ましくは、本組成物は各用量剤が約0.05から約100mgまで、より通
常には約1.0から約30mgまでの活性成分を含有する単位用量剤型に製剤化
する。用語「単位用量剤型」とは各単位が予め所望の治療効果を発揮するように
計算して決められた量の活性物質を適当な医薬的添加剤とともに含むヒトまたは
その他の動物ための単位用量として適する物理的に区別された単位を示す。
活性化合物は一般に広い用量範囲にわたって有効である。例えば、日用量は通
常約0.01から約30mg/kg体重の範囲内にある。成人の処置では約0.1
から約15mg/kg/日の範囲を単回または複数回に分割して投与するのが特
に好適である。しかしながら、実際に投与する化合物量は処置すべき病状、選択
する投与経路、実際に投与する単数または複数の化合物、各患者の年齢、体重お
よび反応、および患者の症状の重症度を含む関連する状況に照らして医師が決定
するものであって、それ故に前記用量範囲には本発明の範囲を限定する意図はな
いことは理解すべきものである。ある例では前記範囲の最低限以下の用量レベル
がさらに適当なこともあり、一方では他の例ではさらに大用量を有害な副作用を
起こさずに採用することもあるが、そのような大用量は最初に数個の小用量に分
割してその日の中に投与する。
本発明の操作法をさらに完全に例示するため、以下の製剤例を提供する。各例
は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定する意図はない。製剤例では活性成分(化
合物)として本発明化合物のいずれを採用してもよい。
製剤例1
次の成分を含有する硬ゼラチンカプセル剤を製造する:成分 量(mg/カプセル)
活性成分(1種またはそれ以上、以下同じ) 100.0
澱粉 235.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
前記成分を混合し、340mg量を硬ゼラチンカプセルに充填する。
製剤例2
下記の成分を使用して錠剤を製造する:
成分 量(mg/錠剤)
活性成分 100.0
微細結晶性セルロース 125.0
コロイド二酸化ケイ素 10.0
ステアリン酸 5.0
各成分を混合し、打錠して240mg重量の錠剤とする。
製剤例3
次の成分を含む吸入用乾燥粉末製剤を製造する:成分 重量%
活性成分 5
乳糖 95
活性成分を乳糖と混合し、混合物を乾燥粉末吸入装置に入れる。
製剤例4
活性成分30mgを含有する錠剤を次の通りに製造する:
成分 量(mg/錠剤)
活性成分 30.0mg
澱粉 45.0mg
微細結晶性セルロース 35.0mg
ポリビニルピロリドン(10%水溶液として) 4.0mg
カルボキシメチル澱粉ナトリウム 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
タルク 1.0mg
合計 120.0mg
活性成分、澱粉およびセルロースを米国局方20メッシュの篩を通し、よく混
合する。ポリビニルピロリドンの溶液を得られた粉末と混合し、次にこれを米国
局方16メッシュの篩を通す。こうして製造した顆粒を50〜60℃で乾燥し、
米国局方16メッシュの篩を通す。予め米国局方30メッシュの篩を通しておい
たカルボキシメチル澱粉ナトリウム、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクを
顆粒に加え、これを混合した後に錠剤製造機で打錠して120mg重量の錠剤を
得る。製剤例5
薬剤40mgを含有するカプセル剤を次の通りに製造する:成分 量(mg/カプセル)
活性成分 40.0mg
澱粉 109.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
合計 150.0mg
活性成分、セルロース、澱粉、およびステアリン酸マグネシウムを混合し、米
国局方20メッシュの篩を通し、150mg重量を硬ゼラチンカプセルに充填する
。
製剤例6
活性成分25mgを含有する坐剤を次の通りに製造する:成分 量
活性成分 25mg
飽和脂肪酸グリセリドを加えて2000mgとする。
活性成分を米国局方60メッシュの篩を通し、予め必要最小限度の熱を使用し
て融解しておいた飽和脂肪酸グリセリドに懸濁する。次に混合物を公称2.0g
容の坐剤金型に注入し、放冷する。
製剤例7
5.0mL用量毎に薬剤50mgを含有する懸濁剤を次の通りに製造する:成分 量
活性成分 50.0mg
キサンタンガム 4.0mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム(11%)
微結晶性セルロース(89%) 50.0mg
ショ糖 1.75g
安息香酸ナトリウム 10.0mg
矯味剤および着色剤 適量
精製水を加えて 5.0mL
薬剤、ショ糖、およびキサンタンガムを混合し、米国局方10メッシュの篩を
通し、次に予め作成しておいた微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセル
ロースナトリウムの水溶液と混合する。安息香酸ナトリウム、矯味剤および着色
剤を少量の水で希釈し、撹拌しながら添加する。次に充分量の水を添加して必要
な容積とする。製剤例8
薬剤15mgを含有するカプセル剤を次の通りに製造する:
成分 量(mg/カプセル)
活性成分 15.0mg
澱粉 407.0mg
ステアリン酸マグネシウム 3.0mg
合計 425.0mg
活性成分、セルロース、澱粉およびステアリン酸マグネシウムを混合し、米国
局方20メッシュの篩を通し、その425mg重を硬ゼラチンカプセルに充填す
る。
製剤例9
静脈注射用製剤を次の通りに製造する:成分 量
活性成分 250.0mg
等張性食塩水 1000mL
製剤例10
局所用製剤を次の通りに製造する:成分 量
活性成分 1〜10g
乳化ワックス 30g
流動パラフィン 20g
白色ワセリン 100gまで
白色ワセリンを加熱して溶融する。流動パラフィンおよび乳化ワックスを入れ
て溶解するまで撹拌する。活性成分を添加し、次に分散するまで撹拌する。次に
混合物が固化するまで冷却する。
製剤例11
活性成分10mgを含有する舌下錠またはバッカル錠は次の通りに製造してもよ
い:成分 1錠当り量
活性成分 10.0mg
グリセリン 210.5mg
水 143.0mg
クエン酸ナトリウム 4.5mg
ポリビニルアルコール 26.5mg
ポリビニルピロリドン 15.5mg
合計 410.0mg
温度を約90℃に維持しながらグリセリン、水、クエン酸ナトリウム、ポリビ
ニルアルコールおよびポリビニルピロリドンを継続的に撹拌して混合する。ポリ
マーが溶解した後、溶液を約50〜55℃まで冷却し、薬剤をゆっくりと混合す
る。均質な混合物を不活性物質でできた材料に注入して厚さ約2〜4mmの薬剤
含有拡散マトリックスを製造する。次にこの拡散マトリックスを切断して適当な
大きさを有する錠剤を形成する。
本発明方法に採用する別種の好適な製剤には経皮送達用具(「パッチ剤」)を
採用する。この経皮パッチは本発明の化合物を制御された量で連続的または非連
続的に注入するために使用することがある。医薬的薬剤を送達するための経皮パ
ッチの構築および使用は当技術分野でよく知られている。たとえば、ここに参考
のために引用する1991年6月11日に発行された米国特許第5023252
号参照。このようなパッチ剤は医薬的薬剤の連続的、波動的または用時的な送達
をするように構築することもある。
一般的に好適な間接的技術には通常、親水性薬剤を脂溶性薬剤またはプロドラ
ッグに変換することによって薬剤を潜在化させるような組成物を形成することが
含まれる。潜在化は一般的に薬剤の脂溶性を高め、また血液−脳関門を通過する
輸送に適合させるために薬剤に含まれるヒドロキシ、カルボニル、スルフェート
および1級アミン基を閉鎖することによって達成される。これとは別に、血液ー
-脳関門を一過性に開くことができる高張性溶液を動脈内に注入することによっ
て親水性薬剤の送達を増強することもある。
本発明の方法に採用する化合物を投与するために採用する製剤の型は採用する
特定化合物、投与経路およびその化合物から所望される薬力学的プロファイルの
型および患者の状態によって支配されることもある。
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C07D 471/04 103 C07D 471/04 103A
(81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG,
CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T
D,TG),AP(GH,KE,LS,MW,SD,SZ
,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ,BA,
BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,CZ,E
E,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,RO,RU,SD,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,US,UZ,YU
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.哺乳類における咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改善する薬 剤を製造するための、5−HT受容体拮抗剤としての活性を有する化合物または 組成物1種またはそれ以上の使用。 2.哺乳類における咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改善する薬 剤を製造するための、5−HT2受容体拮抗剤としての活性を有する化合物また は組成物1種またはそれ以上の使用。 3.5−HT2受容体拮抗剤としての活性を有する化合物または組成物を1種 使用する請求項2の使用。 4.5−HT2受容体拮抗剤が、5−HT2A、5−HTBまたは5−HTc受容 体拮抗剤である請求項3の使用。 5.5−HT2受容体拮抗剤が5−HT2Aと5−HT2B、5−HT2Aと5− HT2C、5−HT2Bと5−HT2C、または5−HT2Aと5−HT2Bと5−HT2C 、の各受容体サブタイプの5−HT2受容体拮抗剤である請求項3の方法。 6.5−HT2受容体拮抗剤としての活性を有する化合物または組成物を1種 以上使用する請求項2の使用。 7.各5−HT2受容体拮抗剤が異なる受容体サブタイプに対する受容体拮抗 剤である請求項6の使用。 8.各5−HT2受容体拮抗剤が多重な受容体サブタイプに対する親和性を有 する受容体拮抗剤である請求項6の使用。 9.5−HT2受容体拮抗剤が単一の受容体サブタイプに対する親和性を有す る受容体拮抗剤と多重な受容体サブタイプに対する親和性を有する受容体拮抗剤 との混合物である請求項6の使用。 10.哺乳類における咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改善する 薬剤を製造するための、式:[式中、R1は水素またはC1〜C3−アルキルである; R3は水素またはC1〜C3−アルキルである; R6は水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、ハロ、ハロ(C1〜 C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、C1〜C10−アルカノイル 、CO2R5'、(C1〜C6−アルキル)mアミノ、NO2、−SR5、および−O R5から構成される群から選択される; R7およびR8は水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、NO2、ハ ロ、ハロ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、C1〜 C10−アルカノイル、C7〜C16−アリールアルキル、CO2R5'、(C1〜C6− アルキル)mアミノ、−SR5、および−OR5から構成される群から独立に選択さ れる;nは1、2、または3である;n’は1、2、または3である;mは1ま たは2である;R5は独立に水素またはC1〜C4−アルキルである; R5'はC1〜C4−アルキルである; ---は所望による結合である] で示される5−HT2受容体拮抗剤またはその医薬的に許容される塩または溶媒 和物の使用。 11.哺乳類における咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改善する 薬剤を製造するための、式:[式中、Qは水素または(CHR2)R4である; R1は水素またはC1〜C3−アルキルである; R2は水素またはC1〜C3−アルキルである; R3は水素またはC1〜C3−アルキルである; R4はC5〜C8−シクロアルキル、置換C5〜C8−シクロアルキル、C5〜C8− シクロアルケニル、置換C5〜C8−シクロアルケニル、双環性基または置換双環 性基である; Aは式: および [式中、 R6およびR7は独立に水素、C1〜C6−アルキル、C2〜C6−アルケニル、ハロ 、ハロ(C1〜C6)アルキル、ハロ(C2〜C6)アルケニル、COR5、 C1〜C10−アルカノイル、CO2R5'、(C1〜C6−アルキル)mアミノ、 NO2、−SR5、またはOR5である; mは1または2である; R5は独立に水素またはC1〜C4−アルキルである; R5'はC1〜C4−アルキルである; R8はR6基、置換C3〜C8−シクロアルキル、C3〜C8−シクロアルキル、 C3〜C8−シクロアルキル−(C1〜C3)アルキル、C5〜C8−シクロアルケニル 、置換C5〜C8−シクロアルケニル、C5〜C8−シクロアルケニル−(C1〜 C3)アルキル、およびC7〜C16−アリールアルキルから構成される群から独立 に選択される;または R6およびR7は基Aの炭素原子とともに5員から8員の炭素環を形成する]で示 される基から構成される群から選択されるまたはその医薬的に許容される塩また は溶媒和物で示される5−HT2受容体拮抗剤の使用。 12.哺乳類における咬傷および刺傷の毒液による症状を処置または改善する ために使用する5−HT2受容体拮抗剤を含む医薬的組成物。
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