JP2000505823A - 熱融蝕性塗料組成物 - Google Patents

熱融蝕性塗料組成物

Info

Publication number
JP2000505823A
JP2000505823A JP9520732A JP52073297A JP2000505823A JP 2000505823 A JP2000505823 A JP 2000505823A JP 9520732 A JP9520732 A JP 9520732A JP 52073297 A JP52073297 A JP 52073297A JP 2000505823 A JP2000505823 A JP 2000505823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
heat
weight
carbon atoms
coating composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9520732A
Other languages
English (en)
Inventor
エル. ガスメナ,ロナルド
Original Assignee
アメロン インターナショナル コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アメロン インターナショナル コーポレイション filed Critical アメロン インターナショナル コーポレイション
Publication of JP2000505823A publication Critical patent/JP2000505823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D163/00Coating compositions based on epoxy resins; Coating compositions based on derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/68Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the catalysts used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/10Block or graft copolymers containing polysiloxane sequences
    • C09D183/12Block or graft copolymers containing polysiloxane sequences containing polyether sequences

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 エポキシシラン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン中間体、珪素−変性ポリエーテル、アミノシラン、少なくとも1種の有機金属触媒、少なくとも1種の有機溶剤、水、少なくとも1種の充填剤、所望により、珪素を含有しないアミン触媒、並びに、所望により、顔料およびチキソトロピー剤を混合することにより熱融蝕性塗料組成物は調製される。熱融蝕性塗料組成物は基材に塗布され、約0.1〜0.5インチの塗厚のフィルムを形成し、それは、周囲条件によって、周囲屋外温度で約7日以内に硬化することができる。このように形成された熱融蝕性フィルムは、高温条件にさらされたときに、発火したり、または、過度の煙を生じることなく、遅い熱分解が起こるように設計されており、そして下層の基材を熱分解から保護するのに良好な熱伝導度を有するように設計されている。熱融蝕性フィルムは耐衝撃性および可撓性のエラストマー性を有し、それは、下層の構造体を、粒子またはその他の接触による機械損傷から保護し、且つ、可撓性基材における使用を容易なものとするように作用する。

Description

【発明の詳細な説明】 熱融蝕性塗料組成物 発明の分野 本発明は、一般に、熱融蝕性塗料組成物に関し、より詳細には周囲条件におい て硬化し、そしてエラストマーフィルムを形成することができる熱融蝕性塗料組 成物に関する。 発明の背景 熱融蝕性塗料は高温の熱への暴露および実際の火炎への接触の効果の両方から 下層の基材を保護するための用途おいて有用である。理想的には、このような塗 料は熱源と基材との間に保護バリアを形成し、下層の基材表面へ伝達される熱エ ネルギーを最少にするものである。もし抑制しなければ、熱エネルギーは基材の 降伏強さのような物性を失わせ、基材を発火させ、そして基材表面を酸化させ、 そしてこのような酸化の結果として劣化させることがある。下層の基材は、しば しば、ロケットエンジンを収納するロケットボディーの場合や、またはこのよう なロケットのための発射台の場合のような熱発生装置と連結された重要な構造部 材であるから、このような構造体の物性に起こりうる損失は望ましくなく、そし て使用の際に致命的になりうる。 高温の熱暴露または火炎への接触の効果から基材を保護するために用いられて いる従来の方法は、高温接着剤を用いて基材の表面に適用されている、スペース シャトルで使用されるような、ソリッドヒートタイルの使用を含む。このタイル は、下層の基材の表面に付着し続けるかぎりにおいてのみ有効であり、基材とタ イルとの間の 熱膨張係数の差異、および、高温熱源、即ち、ロケットエンジンの排気ガスによ りタイル上に作用する力の両方のために基材の表面から剥離することが知られて いる。タイルを一度除去すると、下層の基材は有害な高温の熱に暴露される。更 に、このようなタイルの使用は、全く柔軟性を付与しないため、ロケットと発射 台との間に取り付けられる、へその緒のような柔軟基材における使用には適さな い。 高温への暴露または火炎への接触の効果から基材を保護するために用いられる 他の方法は、熱融蝕性塗料組成物の使用を含む。このような従来の熱融蝕性塗料 組成物は、火炎への接触または高温への暴露の間に塗料を融蝕させ、そして下層 の基材にある程度の熱保護を行う成分から形成されている。このような熱融蝕性 塗料は下層の基材上に適用され、そして硬化して熱融蝕性フィルムを形成する。 しかし、このような従来の熱融蝕性塗料から形成された熱融蝕性フィルムは約 200°F〜250°Fの限られた耐熱性しか付与しない、エポキシおよびポリ ウレタン技術をベースとするものであり、その為、少なくとも10秒間、約5, 000°F程度の温度から、下層のロケット発射台基材を保護しようとする要求 に見合うものでない。更に、このような従来のエポキシおよびウレタンベースの 塗料から形成された熱融蝕性フィルムは、低い耐紫外線性、耐候性および耐酸性 を与え、早い時期にチョーキング、フェーディングおよび光沢の損失を生じる。 更に、エポキシおよびウレタンベースの熱融蝕性塗料組成物は、可撓性を欠如し 、且つ、高温条件に暴露されたときに燃焼して毒性煙を発生するフィルムを形成 する。 可撓性および耐衝撃性は、フィルム破損の一般的原因である、基材のフレーキ ング、下層の基材の曲げによる基材からの剥離、または、ロケット発射台のよう な高温条件の間の噴射粒子とのフィルム の接触によるフィルムのエロージョンを無くし、または低減するという目的での 用途において用いられる熱融蝕性塗料にとって望ましい特性である。熱融蝕性フ ィルムのフレーキングまたはエロージョンは、これによって下層の基材表面を高 温の熱に暴露し、火災または機械特性の損失をもたらすことがあるので望ましく ない。 更に、従来の熱融蝕性塗料組成物から形成された熱融蝕性フィルムは、通常、 昇温硬化を必要とし、即ち、周囲屋外温度よりも高い温度での硬化、または、塗 布した塗料組成物を、特定の時間をかけてだんだんと昇温していくことを含む硬 化プロセスまたはサイクルを必要とする。昇温硬化および/またはこのような硬 化プロセスの必要性は、このような熱融蝕性塗料の使用を複雑にし、そして時間 がかかるものにしている。被塗される基材が、発射台またはロケットのような大 きい構造であって、硬化プロセスが、大きな炉等の中で被塗された表面全体を必 要な硬化熱に暴露することにより行われるか、または、局所的に課される熱源を 用いて順番に基材の被塗されたセクションを硬化することにより行われる必要が あるものであるときに特に当てはまる。 それ故、高温の熱の有害な効果から下層の基材を保護することができる熱融蝕 性塗料組成物を調製することが望まれている。熱融蝕性塗料組成物は、ある程度 の可撓性および耐衝撃性を付与するエラストマー性を有する熱融蝕性フィルムを 形成することができることは望ましい。熱融蝕性塗料組成物は、昇温硬化または 複雑な硬化サイクルを必要とせず、周囲温度で硬化することができることは望ま しい。また、熱融蝕性塗料は良好な耐紫外線性、耐候性および耐酸性を有し、且 つ、高温条件に暴露されたときに燃焼したりまたは毒性の煙を発生することがな い保護フィルムを形成することが望ましい。 発明の要旨 それ故、本発明の実施において、エポキシシラン樹脂、エポキシ樹脂、シリコ ーン中間体、珪素−変性ポリエーテル、アミノシラン、少なくとも1種の有機金 属触媒、少なくとも1種の有機溶剤、水、少なくとも1種の充填剤、所望により 、珪素を含有しないアミン触媒、および、所望により、顔料およびチキソトロピ ー剤を混合することにより調製される熱融蝕性塗料組成物が提供される。成分は 2つのパートの組み合せであり、そして使用前に混合される2つの容器中にパッ ケージされ、そして貯蔵される。 熱融蝕性塗料組成物は、周囲条件によって約7日間で周囲の屋外温度で硬化す ることができる約0.1インチ〜0.5インチの範囲の塗り厚を有するフィルム を形成するように塗布される。そのように形成された熱融蝕性フィルムは下層の 基材表面、例えば、ロケット発射台構造を、特定の時間、高温の熱および/また は直接の火炎への暴露の有害な効果から保護することができる。そのように形成 された熱融蝕性フィルムは、発火したりまたは過剰な煙を発生することなく、ゆ っくりと熱分解するように設計されており、そして下層の基材を熱分解から保護 するために良好な伝熱性を有するように設計されている。 熱融蝕性フィルムは、また、エラストマー性を示し、それは、粒子または他の 接触、例えば、ロケットから噴射される酸化アルミニウムペレットのために起こ りうる機械損傷から下層の基材を保護するための耐衝撃性を付与する。また、熱 融蝕性フィルムのエラストマー性は、柔軟性基材、例えば、ロケットと発射台と の間のへその緒を保護するために熱融蝕性塗料を用いることを可能にするような 可撓性を付与する。 本発明のこれらおよび他の特徴、態様および利点は次の説明およ び添付の請求の範囲から明らかになるであろう。 詳細な説明 本発明は、熱融蝕性、並びに、可撓性および耐衝撃性のエラストマー性を有す る硬化フィルムを提供するために周囲温度で硬化することができる熱融蝕性塗料 組成物に関する。熱融蝕性塗料組成物は、本発明の原理により、加水分解および 重縮合を行うために十分な量の水の存在下において、 a.エポキシシラン樹脂と、 b.シリコーン中間体と、 c.珪素−変性ポリエーテルと、 d.アミノシランと、 e.エポキシ樹脂と、 f.所望によりアミン触媒と、 g.有機金属触媒と、 h.少なくとも1種の有機溶剤と、 i.少なくとも1種の充填剤と、 j.所望により顔料および/またはチキソトロピー剤等と を混合することにより調製される。 成分は、混合され、そして加水分解、重縮合、ホモ重合およびヘテロ重合反応 を経て、樹脂の架橋および相互侵入ネットワークを生じ、エラストマー性で、周 囲硬化性の熱融蝕性フィルムを形成する。 エポキシシラン樹脂に関して、適切なエポキシシラン樹脂は、1個以上のオキ シラン環を有する下記一般式を有するものを含む。 (式中、R1は約1〜6個の炭素数の炭化水素からなる群より選ばれ、R2は、好 ましくは、約1〜3個の炭素数の飽和炭化水素であり、各R1は同一であっても または異なっていてもよく、xは約1〜3の範囲である)。R2基は、このよう な基が加水分解および重縮合反応の間に起こりうる立体障害の効果であって、こ のような反応の速度を下げ、そして硬化を行う時間を結果的に長くする立体障害 の効果を制限するために約3個の炭素数に制限されることが望ましい。 好ましいエポキシシラン樹脂はR1基がオキシアルキル基であり、そしてR2基 が高速硬化を促進するメチル基であるものである。特に好ましいエポキシシラン 樹脂はγ−グリシドオキシプロピルトリメトキシシランであり、それは、例えば 、OSI Specialties,Terrytown,New YorkからOSI A-187の商品名で市販されて いる。 エポキシシラン樹脂は塗膜のインターコートおよび基材への付着の両方を改良 するために、そして硬化した塗膜の可撓性を改良するために用いられる。好まし い熱融蝕性塗料組成物は約0.5〜5重量%のエポキシシラン樹脂を用いて形成 される。約0.5重量%未満の量のエポキシシランを用いて調製された塗料組成 物はインターコートおよび基材への付着性が低くなり、そしてフィルム一体性が 低くなる。約5重量%を越える量のエポキシシランを用いて調製された塗料組成 物は、加えたエポキシシランが塗膜付着性または硬化塗膜の可撓性を評価できる ほど改良しないので経済的に望ましくない。特に好ましい熱融蝕性塗料は、約1 重量%のエポキシシラン樹脂を用いて調製される。 シリコーン中間体成分に関して、適切なシリコーン中間体は下記一般式を有す るものを含む。(式中、各R3はヒドロキシ基、および、約1〜6個の炭素数のアルキル、アリ ールおよびアルコキシ基からなる群より選ばれ、各R3基は同一であってもまた は異なっていてもよく、各R4は水素、および、約1〜6個の炭素数のアルキル およびアリールからなる群より選ばれ、各R4基は同一であってもまたは異なっ ていてもよく、nはシリコーン中間体が約500〜3,500の平均分子量を有 するように選択される)。R3およびR4基のために選択される炭素含有基は加水 分解および重縮合反応の間の立体障害効果を制限し、それにより硬化時間を短く するために約6個未満の炭素数を有することは望ましい。シリコーン中間体は塗 料組成物に耐熱性および耐火性を付与するために用いられる。 好ましいシリコーン中間体はR3基が各々メトキシ基であり、それにより、比 較的に揮発性のアルコール類似体の生成により急速硬化を促進し、R4基が各々 フェニル基であるものである。特に好ましいシリコーン中間体はジフェニル−メ チルメトキシシリコーンであり、それは、例えば、Dow Corning Corp.,Midland ,MichiganからDC-3074の商品名で、そしてWacker,Adrain,MichiganからSY-23 1の商品名で市販されている。 好ましい熱融蝕性塗料組成物は、約0.5〜5重量%のシリコーン中間体を用 いることにより調製される。約0.5重量%未満のシ リコーン中間体を用いて調製した塗料組成物は耐熱性および耐燃性が低い硬化フ ィルムを形成するであろう。約5重量%を越えるシリコーン中間体を用いて調製 した塗料組成物は、加えたシリコーン中間体が硬化したフィルムの耐熱性および 耐燃性を評価できるほどには改良しないので経済的に望ましくなく、そして硬度 が高く、可撓性が低く、そして熱融蝕の速度が低い硬化フィルムを形成するであ ろう。約2重量%のシリコーン中間体を用いることにより、特に好ましい熱融蝕 性塗料は調製される。 珪素−変性ポリエーテルに関して、熱融蝕性塗料組成物を調製するのに有用で ある適切な珪素−変性ポリエーテルは下記一般式を有するものを含む。 (式中、各R5は1〜6個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれてよく 、各R5は同一であってもまたは異なっていてもよく、各R6は1〜3個の炭素数 のアルコキシ基であってよく、各R6は同一であってもまたは異なっていてもよ く、R7は約1〜12個の炭素数の飽和若しくは不飽和炭化水素からなる群より 選ばれてよく、n1は珪素−変性ポリエーテルが約250〜5,000の範囲の 平均分子量を有するように選択される)。R5およびR6の炭素数は、各々、加水 分解および重縮合反応の間に立体障害の効果を下げ、それにより、急速硬化を促 進するように制限されることが望ましい。 好ましい珪素−変性ポリエーテルはR5基が各々メチル基であり 、R6基が各々メトキシ基であり、R7基がプロピレンであり、そしてn1が選択 されるものである。特に好ましい珪素−変性ポリエーテルは、例えば、Kaneka、 JapanからSilmodシリーズの製品として市販されているものである。 珪素−変性ポリエーテルは、それが硬化したフィルムに対して可撓性、伸長性 、耐摩耗性、高い熱融蝕耐性および改良されたフィルム一体性を付与するので、 塗料組成物を調製するときに用いられる。好ましい熱融蝕性塗料組成物は、約2 0〜45重量%の珪素−変性ポリエーテルを用いて調製される。約20重量%未 満の珪素−変性ポリエーテルを用いて調製された塗料組成物は、熱融蝕耐性、可 撓性、伸長性並びに耐熱性および耐火性の低い硬化フィルムを形成するであろう 。約45重量%を越える珪素−変性ポリエーテルを用いて調製した塗料組成物は 、遅い硬化時間、低いフィルム一体性、低い付着性並びに低くなった耐熱性およ び耐火性のフィルムを製造するであろう。特に好ましい熱融蝕性塗料は約35重 量%の珪素−変性ポリエーテルを用いて調製される。 アミノシランに関して、熱融蝕性塗料組成物を調製するために有用である適切 なアミノシランは下記一般式を有するものを含む。 (式中、R8は1〜18個の炭素数の飽和若しくは不飽和炭化水素基からなる群 より選ばれ、R9は1〜6個の炭素数のアルキル、アリールおよびアルコキシ基 からなる群より選ばれ、n2は1〜3であり、n3は1〜3である)。好ましいア ミノシランは、n2が2であり、R9がメチル基であり、n3が3であるものを含 む。R8はアミノシランの粘度を許容できるレベルに制限するために約18 個未満の炭素数に制限することが望ましく、そしてR9は立体障害の効果を制限 して急速硬化を促進するために約6個未満に制限することが望ましい。 特に好ましいアミノシランは、例えば、OSI SpecialtiesからA-1120の商品名 で市販されているN−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ ンである。他の適切なアミノシランは、例えば、Dow CorningからDC-Z6020、Uni on Carbide,New York,New YorkからA-1100製品シリーズで入手可能なものを含 む。アミノシランはシリコーン中間体とシランモノマーとの間のSi-O-Si結合の 形成のための架橋剤および触媒として作用し、エポキシ-アミン結合を形成する ための反応性成分としても作用する。それ故、塗料組成物を調製するために用い られるアミノシランの量は、エポキシシランおよびエポキシ樹脂として存在する 合計のエポキシと、アミノシランおよびアミン触媒として存在する合計のアミン の当量を基準として化学量論量のアミノシランである。 理論量よりも少量のアミノシランを用いて調製された塗料組成物は低いフィル ム一体性であって、長くなった硬化時間のフィルムを形成するであろう。理論量 よりも多量のアミノシランを用いて調製された塗料組成物は、制限されたポット ライフを有するフィルムを製造するであろう。特に好ましい熱融蝕性塗料は約1 重量%のエポキシシラン、8重量%のエポキシ樹脂、および1重量%のアミン触 媒の使用を基準として、約1重量%のアミノシランを用いて調製される。 エポキシ樹脂に関して、熱融蝕性塗料組成物を形成するのに有用な適切なエポ キシ樹脂は、少なくとも2個のオキシラン基を有するものを含む、珪素を含有し ないエポキシ樹脂であり、それは脂肪族または芳香族であってよく、そして更に ある種のモノマーを含んで よい。好ましいエポキシ樹脂はグリシダルタイプのエポキシ樹脂である。特に好 ましいエポキシ樹脂は変性されたレソルシノールエポキシ樹脂であり、特に、変 性されたジ−グリシダルエーテルビス−フェノールF−レソルシナルホルムアル デヒドであり、それは、例えば、CVC Specialty Chemicals,Cherry Hills,New JerseyからErisys RF-50で市販されている。エポキシ樹脂はフィルム一体性、 フィルム引裂強さ並びに接着性および凝集性を付与する。 好ましい熱融蝕性塗料組成物は約1〜20重量%のエポキシ樹脂を用いて調製 される。約1重量%未満のエポキシ樹脂を用いて調製された熱融蝕性塗料組成物 は、低いフィルム伸長性、低い可撓性および長い硬化時間を有するフィルムを形 成するであろう。約20重量%を越えるエポキシ樹脂を用いて調製された塗料組 成物は低い可撓性および低い熱融蝕耐性を有するフィルムを生じるであろう。特 に好ましい熱融蝕性塗料は約8重量%のエポキシ樹脂を用いて調製される。 アミン触媒に関して、適切なアミン触媒は下記一般式を有する第三級アミンを 含む。 (式中、R10は水素、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アル キルアリールおよびシクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、R11は水素 、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アルキルアリールおよび シクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、そしてR12は1〜12個の炭素 数のアルキル、アリール、アルキルアリール、シクロオキシアルキルおよびヒド ロキシアルキル基からなる群より選ばれる)。 好ましいアミン触媒は、ジメチルメタノールアミン、ジメチルエタノールアミ ン、ジメチルプロパノールアミン、ジメチルブタノールアミン、ジメチルペンタ ノールアミン、ジメチルヘキサノールアミン、メチルエチルメタノールアミン、 メチルプロピルメタノールアミン、メチルエチルエタノールアミン、メチルエチ ルプロパノールアミン、モノ−イソプロパノールアミン、メチルジエタノールア ミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミンを含む。 特に好ましいアミン触媒は、例えば、Air Products,PennsylvaniaからAncamine K-54で市販されているトリ−2−エチルヘキソエートである。 アミン触媒は、アミノシランと同様に、シリコーン中間体とシランモノマーと の間のSi-O-Si結合の生成のための架橋剤および触媒として作用し、エポキシ− アミン結合のための反応性成分として作用し、アミノシランとは異なり、エポキ シ基のホモ重合を触媒する。アミン触媒は任意の成分であり、そして周囲温度硬 化を達成するために必須ではない。しかし、アミン触媒は硬化速度を上げるよう に作用する。 好ましい熱融蝕性塗料組成物は、約5重量%以下のアミン触媒を用いて形成さ れる。アミン触媒を用いないで調製した塗料組成物は、長い硬化時間を有するフ ィルムを形成するであろう。約5重量%を越えるアミン触媒を用いて調製された 塗料組成物は低いポットライフを有し、そして可撓性をなくしたフィルムを生じ るであろう。特に好ましい熱融蝕性塗料は約1重量%のアミン触媒を用いて調製 される。 有機金属触媒に関して、好ましい有機金属触媒は下記一般式を有する有機錫化 合物を含む。 (式中、R13、R14、R15およびR16は各々、1〜12個の炭素数のアルキル、 アリールおよびアルコキシ基からなる群より選ばれ、そしてR13、R14、R15お よびR16のうちのいずれか2個はハロゲン、硫黄または酸素を含む無機原子から なる群からも選ばれる)。 触媒として有用な有機錫化合物は、テトラメチル錫、テトラブチル錫、テトラ オクチル錫、塩化トリブチル錫、トリブチル錫メタクリレート、二塩化ジブチル 錫、酸化ジブチル錫、硫化ジブチル錫、ジブチル錫アセテート、ジブチル錫ジラ ウレート、ジブチル錫マレエートポリマー、ジブチル錫ジラウリルメルカプチド 、オクタン酸錫(tin octoate)、ジブチル錫ビス(イソオクチルチオグリコレー ト)、三塩化ブチル錫、ブチル錫酸(butylstannoic acid)、二塩化ジオクチル錫 、酸化ジオクチル錫、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫マレエートポリ マー、ジオクチル錫ビス(イソオクチルチオグリコレート)、硫化ジオクチル錫 、ジブチル錫3-メルカプトプロピオネート)を含む。他の適切な有機金属触媒は 有機亜鉛化合物を含む。 特に好ましい有機金属触媒はジブチル錫ジアセチルアセトネートであり、それ は、例えば、Kaneka,Japanから商品名UA-220で市販されている。好ましい塗料 組成物はジブチル錫ジアセチルアセトネートおよびオクタン酸亜鉛を含む有機錫 化合物と有機亜鉛化合物とのブレンドを用いて調製される。 有機金属触媒はアミンの存在下においてシランの縮合および加水 分解を促進するために用いられる。有機錫化合物は、特に、このような加水分解 および縮合反応を開始するために有用であり、有機亜鉛化合物は反応を完了させ るために有用である。好ましい熱融蝕性塗料組成物は0.5〜5重量%の有機金 属触媒を含む。好ましい量よりも少量の有機金属触媒を用いて調製された塗料組 成物は長い硬化時間を有する熱融蝕性フィルムを形成するであろう。望ましい量 よりも多量の有機金属触媒を用いて調製された塗料組成物は低い耐熱性および耐 燃性を有する硬化フィルムを生じるであろう。 特に好ましい熱融蝕性塗料は、加水分解および縮合の両方を開始し、反応を完 了させるために、有機錫化合物と有機亜鉛化合物のブレンドを用いて調製される 。特に好ましい触媒ブレンドは、約0.3重量%の有機錫化合物、および、約0 .1重量%の有機亜鉛化合物を含む。 熱融蝕性塗料組成物を調製するために有用である水に関して、エポキシシラン およびシリコーン中間体の加水分解を促進するために十分な量、即ち、理論量の 水は添加される脱イオン水として含まれることが望ましい。更に、塗料組成物が 所望の基材に塗布された後に、雰囲気の水または湿分は熱融蝕性フィルムを形成 するための塗料の硬化を完了するために必要である。好ましい熱融蝕性塗料組成 物は、合計の組成物の重量の0.1〜2%の添加された水を含む。約0.1重量 %未満の水を用いて調製された塗料組成物は適切に硬化しない熱融蝕性フィルム を形成するであろう。約2重量%を越える量の水を用いて調製された塗料組成物 はゲルまたは硬い固体を生じるであろう。特に好ましい熱融蝕性塗料は約0.5 重量%の水を用いて調製される。 熱融蝕性塗料組成物を調製するのに有用である溶剤に関して、適切な溶剤は、 従来の有機溶剤、例えば、アルコール、グリコールア セテート、エーテル、エステル、芳香族化合物等を含む。特定の溶剤は、例えば 、MEK、MIBK、n−プロピルケトン、メチルイソアミルケトン、メチルア ミルケトン、イソブチルアセテート、ブチルアセテート、エチル3−エトキシプ ロピオネート、キシレン、および高沸点芳香族溶剤、例えば、グリシダルエーテ ルアセテート、ヘキシルアセテート、ヘプチルアセテート等を含む。溶剤成分は 、単一のタイプの溶剤であってもまたは2種以上のタイプの溶剤のブレンドであ ってもよい。好ましい塗料組成物は溶剤のブレンドを用いて調製されたものであ る。溶剤の特に好ましいブレンドはキシレンとグリシダルエーテルアセテートを 混合して得られるものである。 溶剤成分は、樹脂と充填剤とのブレンドを促進し、そして塗料の適用を容易に するために粘度を下げるために用いられる。熱融蝕性塗料組成物は5〜20重量 %の溶剤を含む。好ましい量より少量の溶剤を用いると、良好に混合されていな い塗料を生じ、それは低いフィルム一体性を有するフィルムを提供することにな るであろう。好ましい量よりも多量の溶剤を用いると、熱融蝕性フィルムとして 作用させるために望まれるよりも低いフィルム形成能を有する塗料組成物を形成 するであろう。特に好ましい塗料組成物はキシレン、グリシダルエーテルアセテ ートおよびメタノールのブレンドから形成された、約12重量%の溶剤のブレン ドを含む。 充填剤に関して、熱融蝕性塗料組成物を調製するのに有用である適切な充填剤 はシリカ粉末、セラミック繊維、タルク(珪酸マグネシウム)、クレー、例えば 、チャイナクレー(珪酸アルミニウム)、ワラストナイト(珪酸カルシウム)、 炭酸カルシウム、バライト(硫酸バリウム、バリウムメタボレート)、アルミニ ウム三水和物、グラファイト、亜鉛、アルミニウム、銅等を含む。好ましい充 填剤は、微細に分割された粒子、例えば、バライト(硫酸バリウム)、クレー、 セラミック、マイカ、マイカ性酸化鉄(micaceous iron oxide)、アルミニウムフ レーク、ガラスフレーク、ステンレススチールフレーク等を含む。 充填剤は厚いフィルム塗厚を促進するためのフィルムの構造支持体を製造する ために有用である。本発明の塗料組成物から形成された熱融蝕性フィルムは約0 .1〜0.5インチのフィルム塗厚を有することが望ましい。このようなフィル ムの厚さは、発射台用途におけるように、約10秒間、周囲屋外温度から5,0 00°Fの温度への急速な温度上昇の条件下での有害な熱および/または火炎接 触から下層の構造を保護するために最も有効であることが判っているので望まし い。 好ましい充填剤は高温または直接火炎接触への暴露時に難燃性および難煙性の ものを含む。本発明の塗料組成物は、特定の用途に望まれるフィルム特性によっ て、単一のタイプの充填剤または異なるタイプの充填剤のブレンドを含んでよい 。例えば、熱融蝕性発射台用塗料としての使用には、塗料組成物はクレー、タル クおよびセラミック繊維充填剤のブレンドを用いて調製される。 好ましい熱融蝕性塗料組成物は10〜35重量%の充填剤を含む。約10重量 %未満の充填剤を用いて調製された塗料組成物は、熱融蝕性塗料としての使用の ためには低い程度の塗厚、難燃性および難煙性を有する、硬化したフィルムを形 成するであろう。約35重量%より多量の充填剤を用いて調製された塗料組成物 は、低いフィルム一体性および低い適用性を有する、硬化したフィルムを生じる であろう。特に好ましい塗料組成物は、クレー、タルクおよびセラミック繊維充 填剤のブレンドにより構成される充填剤、約25重量%を含む。 酸化鉄、酸化アルミニウム、二酸化チタン、クロムグリーン等のような顔料も 用いられてよい。鉛を含む顔料は硬化を阻害するので避けるべきである。ハンサ イエロー、フタログリーンおよびフタロブルーのような有機顔料も製品を着色す るために用いられてよい。酸化亜鉛もフィルムの硬化を援助するために用いられ てよい。 塗料組成物は、特定の用途によって、単一のタイプの顔料を用いて、または、 1種より多くの顔料のブレンドを用いて調製されてよい。好ましい熱融蝕性塗料 組成物は約15重量%以下の顔料を含んでよい。特に好ましい塗料組成物は約8 重量%の顔料を含む。 本発明の原理により調製された塗料組成物は、顔料、湿潤剤、界面活性剤、脱 泡剤、流れ調節剤、チキソトロピー剤およびUV安定剤並びに可塑剤のような添 加剤を含んでもよい。塗料組成物は約重量%の添加剤を含んでよい。好ましい塗 料組成物は約2重量%以下の添加剤を含んでよい。特に好ましい塗料組成物は約 0.5重量%の添加剤を含む。 熱融蝕性塗料組成物はエポキシシラン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン中間体 、有機金属触媒、水、一部分の有機溶剤、所望により、顔料、一部分の充填剤お よび一部分の添加剤を第一の容器内において合わせて第一液を形成することによ り、2液型系として調製され、そして貯蔵される。珪素−変性ポリエーテル、ア ミノシラン、アミン触媒、残部の充填剤、残部の有機溶剤および残部の添加剤を 第二の容器内において合わせて第二液を形成する。塗布の前に、第ーの容器およ び第二の容器の内容分を合わせ、そして混合して、熱融蝕性塗料組成物を形成さ せる。 特定の理論または機構に固執するつもりはないが、熱融蝕性塗料組成物は、水 の存在下において、アミンおよび有機金属触媒により触媒される、シリコーンお よびシランの加水分解重縮合により形成 されるものと信じられる。同時に、エポキシのホモ重合およびヘテロ重合はアミ ン触媒およびアミノシランの存在のために起こる。同時反応は樹脂の架橋および 相互侵入の両方を起こさせ、エラストマ一性であり、周囲条件において硬化性で あり、熱融蝕性であるフィルムを形成させる。 塗料組成物は、従来の適用技術、例えば、ブラシ、ロールまたはスプレー塗布 によって適用されうる。1種以上の従来の有機溶剤を用いて、スプレー塗布を容 易なものとするために塗料を希釈することができる。使用できる溶剤の例は塗料 組成物を調製するために記載した上記のものと同一のものである。望むならば、 溶剤および塗料組成物の合計重量を基準として50重量%以下の溶剤は用いられ てよい。好ましくは、約10〜20重量%の範囲の有機溶剤は揮発性有機化合物 の発生量を支配する政府規制に合致するように用いられる。特に好ましいスプレ ー塗布可能な塗料組成物は、有機溶剤および塗料組成物の合計重量を基準として 約12重量%の有機溶剤を用いることにより形成される。 本発明の原理により調製される塗料組成物のキーになる特徴は、様々な構造基 材、例えば、コンクリート、金属等から形成された基材上に、熱融蝕性フィルム を形成するために、周囲温度において硬化することができることである。好まし い態様において、成分を合わせ、そして所望の基材に塗布した後に、塗布した塗 料組成物は、周囲温度条件、相対湿度、紫外線暴露、フィルム厚さ、風条件等の ようなファクターによって、約5〜12日の間に硬化する。1つの例として、本 発明の塗料組成物は、金属基材に塗布した後に、約70°Fの周囲温度で約7日 間で完全に硬化することができる。本発明の塗料組成物は、約50°F〜120 °Fの範囲の周囲屋外温度で硬化するように塗布することができる。 本発明の原理により調製される塗料組成物の別のキーになる特徴は、得られる 熱融蝕性フィルムは、特定の時間、高温の熱および/または直接火炎接触の有害 な効果から下層の基材表面を保護することができることである。例えば、宇宙ベ ッセル、ミサイル等の発射に用いられるロケット発射台の構造体に適用されると きに、熱融蝕性フィルムは下層の金属および/またはコンクリート構造体を、ベ ッセルまたはミサイルロケットエンジンにより生じる高温の熱および火炎から保 護するように作用する。このような条件下において、熱融蝕性フィルムは、発射 時に、周囲屋外温度から少なくとも10秒の短時間の間に5,000°Fまでの 温度への急速な温度上昇にさらされる。 このような極端な温度にさらされる間に、熱融蝕性フィルムは、発火すること なくまたは過度の煙を生じることなく、遅い熱分解が起こるように設計され、そ して下層の基材を熱分解から保護するために良好な伝熱性を有する。珪素をベー スとしないエポキシおよびウレタン組成物から形成された従来の保護塗料とは異 なり、本発明の熱融蝕性塗料は燃焼性でなく、そして毒性煙を発生しない。この ような例の用途では、熱融蝕性フィルムは、下層の基材を約150°F未満の温 度に維持させるように設計されている。 本発明の原理により調製される塗料組成物の別のキーとなる特徴は、得られる 熱融蝕性フィルムはエラストマー性であり、そしてそれ故、ある程度の耐衝撃性 を付与し、そして可撓性基材を保護するために用いることができる。発射台にお ける例示の用途において、熱融蝕性フィルムは、ロケットから噴射される酸化ア ルミニウムペレットから生じることが知られている機械損傷から、下層の基材を 保護するように作用する。熱融蝕性フィルムは、また、発射台とベッセルとの間 のへその緒のような可撓性基材を、発射の間の熱およ び火炎暴露の破壊的効果から保護するためにも用いられる。 本発明の熱融蝕性塗料組成物の別のキーとなる特徴は、従来の珪素をベースと しないエポキシおよびウレタン塗料と比較したときに、優れた耐紫外線性、耐候 性および耐酸性を提供することである。 熱融蝕性塗料組成物は、次の実施例により、宇宙ベッセル、ロケット等のため の発射台における使用のために調製された。 例 約2g(グラム)のエポキシシラン樹脂、7.6gのキシレン、15gのエポ キシ樹脂、3.4gのシリコーン中間体、0.6gの有機錫化合物および0.3 gの有機亜鉛化合物を合わせ、そして成分が均質になるまで混合することにより 、熱融蝕塗料組成物の第一液を調製した。このような第一液の成分に、12gの クレー充填剤、0.8gのメタノール、2.7gのグリコールエーテルアセテー ト、13.3gの二酸化チタン顔料、2.3gのブラックオキシド顔料、12g のタルク充填剤、18gのセラミック繊維充填剤、0.9gの脱イオン水、8. 4gのキシレンおよび0.3のチキソトロピー剤を加えた。第一液の成分を室温 において均質になるまで混合した。 約66gの珪素−変性ポリエーテル、0.6gのチキソトロピー剤、5gのセ ラミック繊維充填剤、16gのクレー充填剤を合わせ、そして成分が均質になる まで混合することにより、熱融蝕性塗料組成物の第二液を調製した。このような 第二液の成分に、7.6gのキシレン、2.4gのアミノシランおよび2.4g のアミン触媒を加えた。第二液の成分を室温において均質になるまで混合した。 第一液の成分および第二液の成分を合わせ、合わせた成分を室温において均質 になるまで混合することにより、熱融蝕性塗料組成物 を調製した。この例により調製された熱融蝕性塗料組成物は、0.1〜0.5イ ンチの範囲のフィルム厚さで塗布でき、そして約70°Fの周囲温度で約7日間 で完全に硬化することができ、そして、約10秒間、約5,000°Fまでの温 度への暴露から、下層の基材を保護することができる。 本発明による熱融蝕性塗料組成物の1つの例を記載したが、多くの変更は当業 者に明らかであろう。多くのこのような変更がなされうるので、次の請求の範囲 の範囲内において、特に記載されなかった本発明が実施されうることは理解され るべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エポキシシラン樹脂、 エポキシ樹脂、 シリコーン中間体、 珪素−変性ポリエーテル、 アミノシラン、 少なくとも1種の有機金属触媒、 少なくとも1種の有機溶剤、 水、および、 少なくとも1種の充填剤、 を混合することにより調製された、周囲条件硬化性の熱融蝕性塗料組成物。 2.前記エポキシシラン樹脂が1個以上のオキシラン環を有する下記式 (式中、R1は約1〜6個の炭素数の炭化水素からなる群より選ばれ、R2は約1 〜3個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれ、そしてXは約1〜3の範 囲である)を有する、請求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。 3.前記シリコーン中間体が下記式 (式中、各R3はヒドロキシ基、および、約1〜6個の炭素数のアルキル、アリ ールおよびアルコキシからなる群より選ばれ、各R4は水素、および、約1〜6 個の炭素数のアルキルおよびアリール基からなる群より選ばれ、そしてnはシリ コーン中間体が約500〜3,500の範囲の平均分子量を有するように選択さ れる)を有する、請求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。 4.前記珪素−変性ポリエーテルが下記式(式中、各R5は1〜6個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれ、各R6 は1〜3個の炭素数のアルコキシ基からなる群より選ばれ、R7は約1〜12個 の炭素数の飽和炭化水素および不飽和炭化水素からなる群より選ばれ、そしてn1 は珪素−変性ポリエーテルが250〜5,000の分子量を有するように選択 される)を有する、請求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。 5.前記有機金属触媒が有機錫化合物と有機亜鉛化合物との混合物を含む、請 求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。 6.珪素を含有しないアミン触媒を更に含む、請求項1記載の熱融蝕性塗料組 成物。 7.前記アミン触媒が下記式 (式中、R10は水素、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アル キルアリールおよびシクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、R11は水素 、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アルキルアリールおよび シクロアルキル基からなる群より選ばれ、R12は1〜12個の炭素数のアルキル 、アリール、アルキルアリール、シクロオキシアルキルおよびヒドロキシアルキ ル基からなる群より選ばれる)を有する、請求項6記載の熱融蝕性塗料組成物。 8.前記充填剤がクレー、タルクおよびセラミック繊維充填剤の混合物を含む 、請求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。 9.エポキシシラン樹脂0.5〜5重量%、エポキシ樹脂1〜20重量%、シ リコーン中間体0.5〜5重量%、珪素−変性ポリエーテル20〜45重量%、 エポキシおよびアミンの当量を基準として理論量のアミノシラン、有機金属触媒 0.5〜5重量%、有機溶剤5〜20重量%、充填剤10〜35重量%、および 、水0.1〜2重量%を含む、請求項1記載の熱融蝕性塗料組成物。を含むエポキシ成分およびアミン成分、 珪素を含有しないエポキシ成分、 を含む少なくとも1種の成分、 珪素を含有しないアミン触媒、 少なくとも1種の有機金属触媒、 (式中、Rは飽和炭化水素および不飽和炭化水素からなる群より選ばれる)を有 する珪素含有成分、 少なくとも1種の有機溶剤、 水、および、 少なくとも1種の充填剤、 を混合することにより調製された、周囲条件硬化性の熱融蝕性塗料組成物。 11.下記式 (式中、R1は約1〜6個の炭素数の炭化水素からなる群より選ばれ、R2は約1 〜3個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれ、xは約1〜3の範囲であ る)を有するエポキシシラン、 エポキシ樹脂、 シリコーン中間体、 下記式(式中、各R5は1〜6個の炭素数の飽和炭化水素基からなる群より選ばれ、各 R6は1〜3個の炭素数のアルコキシ基からなる群よ り選ばれ、R7は約1〜12個の炭素数の飽和炭化水素および不飽和炭化水素か らなる群より選ばれ、そしてn1は珪素−変性ポリエーテルが250〜5,00 0の範囲の分子量を有するように選択される)を有する珪素−変性ポリエーテル 、 アミノシラン、 少なくとも1種の有機金属触媒、 少なくとも1種の、珪素を含有しないアミン触媒、 少なくとも1種の有機溶剤、 水、および、 少なくとも1種の充填剤、 を混合することにより調製された、周囲条件硬化性の熱融蝕性塗料組成物。 12.前記シリコーン中間体は下記式 (式中、各R3はヒドロキシ基、および、約1〜6個の炭素数のアルキル、アリ ールおよびアルコキシ基からなる群より選ばれ、各R4は水素、および約1〜6 個の炭素数のアルキルおよびアリール基からなる群より選ばれ、そしてnはシリ コーン中間体が約500〜3,500の平均分子量を有するように選択される) を有する、請求項11記載の熱融蝕性塗料組成物。 13.20〜45重量%の珪素−変性ポリエーテルを含む、請求項11記載の 熱融蝕性塗料組成物。 14.0.5〜5重量%のエポキシシラン樹脂、1〜20重量% のエポキシ、0.5〜5重量%のシリコーン中間体、および、10〜35重量% の充填剤を含む、請求項12記載の熱融蝕性塗料組成物。 15.有機錫化合物および有機亜鉛化合物を含む有機金属触媒の混合物を含む 、請求項11記載の熱融蝕性塗料組成物。 16.0.5〜5重量%の有機金属触媒を含む、請求項15記載の熱融蝕性塗 料組成物。 17.前記アミノシランは下記式 (式中、R8は1〜18個の炭素数の飽和若しくは不飽和炭化水素からなる群よ り選ばれ、R9は1〜6個の炭素数のアルキル、アリールおよびアルコキシ基か らなる群より選ばれ、n2は1〜3の範囲であり、そしてn3は1〜3の範囲であ る)を有する、請求項12記載の熱融蝕性塗料組成物。 18.エポキシおよびアミンの合計の当量を基準として理論量のアミノシラン を含む、請求項17記載の熱融蝕性塗料組成物。 19.前記アミン触媒は下記式 (式中、R10は水素、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アル キルアリールおよびシクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、R11は水素 、および1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アルキルアリールおよびシ クロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、R12は1〜12個の炭素数のアル キル、アリー ル、アルキルアリール、シクロオキシアルキルおよびヒドロキシアルキル基から なる群より選ばれる)を有する、請求項11記載の熱融蝕性塗料組成物。 20.0.2〜5重量%のアミン触媒を含む、請求項19記載の熱融蝕性塗料 組成物。 21.0.5〜5重量%のエポキシシラン樹脂、1〜20重量%のエポキシ樹 脂、0.5〜5重量%のシリコーン中間体、20〜45重量%の珪素−変性ポリ エーテル、エポキシおよびアミンの合計の当量を基準として理論量のアミノシラ ン、0.2〜5重量%のアミン触媒、0.5〜5重量%の有機金属触媒、5〜2 0重量%の有機溶剤、10〜35重量%の充填剤および0.1〜2重量%の水を 含む、請求項11記載の熱融蝕性塗料組成物。 22.請求項10記載の熱融蝕性塗料組成物を基材に適用し、そして適用した 塗料を周囲温度で硬化させることにより、高温および火炎暴露から基材を保護す るための方法。 23.エポキシシラン樹脂、 珪素を含有しないエポキシ樹脂、 シリコーン中間体、 下記式 (式中、各R5は1〜6個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれ、各R6 は1〜3個の炭素数のアルコキシ基からなる群より選ばれ、R7は約1〜12個 の炭素数の飽和炭化水素および不飽和 炭化水素からなる群より選ばれ、n1は珪素−変性ポリエーテルが250〜5, 000の範囲の分子量を有するように選択される)を有する珪素−変性ポリエー テル、 下記式 (式中、R8は1〜18個の炭素数の飽和若しくは不飽和炭化水素基からなる群 より選ばれ、R9は1〜6個の炭素数のアルキル、アリールおよびアルコキシ基 からなる群より選ばれ、n2は1〜3であり、n3は1〜3である)を有するアミ ノシラン、 少なくとも1種の有機金属触媒、 下記式 (式中、R10は水素、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アル キルアリールおよびシクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、R11は水素 、および、1〜12個の炭素数のアリール、アルキル、アルキルアリールおよび シクロオキシアルキル基からなる群より選ばれ、そしてR12は1〜12個の炭素 数のアルキル、アリール、アルキルアリール、シクロオキシアルキルおよびヒド ロキシアルキル基からなる群より選ばれる)を有する、珪素を含有しないアミン 触媒、 少なくとも1種の有機溶剤、 水、および、 少なくとも1種の充填剤、 を混合することにより調製された、周囲条件硬化性の熱融蝕性塗料組成物。 24.珪素−変性ポリエーテル20〜45重量%、エポキシおよびアミンの合 計の当量を基準として理論量のアミノシラン、アミン触媒0.2〜5重量%、お よび、充填剤10〜35重量%を含む、請求項23記載の熱融蝕性塗料組成物。 25.エポキシシラン樹脂は下記式 (式中、R1は約1〜6個の炭素数の炭化水素からなる群より選ばれ、R2は約1 〜3個の炭素数の飽和炭化水素からなる群より選ばれ、そしてxは約1〜3であ る)を有する、請求項23記載の熱融蝕性塗料組成物。 26.1〜20重量%のエポキシ樹脂を含む、請求項25記載の熱融蝕性塗料 組成物。 27.シリコーン中間体は下記式 (式中、各R3はヒドロキシ基、および、約1〜6個の炭素数のアルキル、アリ ールおよびアルコキシ基からなる群より選ばれ、各R4は水素、および、約1〜 6個の炭素数のアルキルおよびアリール基からなる群より選ばれ、そしてnはシ リコーン中間体の分子量が約500〜3,500であるように選択される)を有 する、請求項 25記載の熱融蝕性塗料組成物。 28.0.5〜5重量%のシリコーン中間体を含む、請求項27記載の熱融蝕 性塗料組成物。 29.充填剤はクレー、タルクおよびセラミック繊維充填剤の混合物を含む、 請求項23記載の熱融蝕性塗料組成物。 30.有機溶剤はキシレン、グリコールエーテルアセテートおよびメタノール のブレンドを含む、請求項23記載の熱融蝕性塗料組成物。 31.5〜20重量%の有機溶剤を含む、請求項30記載の熱融蝕性塗料組成 物。 32.有機金属触媒は有機錫化合物および有機亜鉛化合物の混合物を含む、請 求項23記載の熱融蝕性塗料組成物。 33.0.5〜5重量%の有機金属触媒を含む、請求項23記載の熱融蝕性塗 料組成物。 34.エポキシシラン樹脂、 エポキシ樹脂、 少なくとも1種のシリコーン、 少なくとも1種の有機金属触媒、 水、 少なくとも1種の有機溶剤、および、 少なくとも1種の充填剤を混合して、第一の混合物を形成させること、 珪素−変性ポリエーテル、 アミノシラン、 少なくとも1種の充填剤、および、 少なくとも1種の有機溶剤を混合して、第二の混合物を形成させること、および 、 第一の混合物および第二の混合物を混合することの工程を含む、周囲条件硬化性 の熱融蝕性塗料組成物を調製するための方法。
JP9520732A 1995-11-30 1996-12-02 熱融蝕性塗料組成物 Pending JP2000505823A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/565,112 1995-11-30
US08/565,112 US5703178A (en) 1995-11-30 1995-11-30 Heat ablative coating composition
PCT/US1996/019173 WO1997019764A1 (en) 1995-11-30 1996-12-02 Heat ablative coating composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000505823A true JP2000505823A (ja) 2000-05-16

Family

ID=24257255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9520732A Pending JP2000505823A (ja) 1995-11-30 1996-12-02 熱融蝕性塗料組成物

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5703178A (ja)
EP (1) EP0868224A1 (ja)
JP (1) JP2000505823A (ja)
KR (1) KR19990071647A (ja)
AU (1) AU700211B2 (ja)
BR (1) BR9611796A (ja)
CA (1) CA2239114A1 (ja)
CZ (1) CZ161698A3 (ja)
HU (1) HUP9903683A3 (ja)
MX (1) MX9804251A (ja)
NO (1) NO982457L (ja)
NZ (1) NZ324182A (ja)
PL (1) PL326923A1 (ja)
WO (1) WO1997019764A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540073A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ポリマー表面上の耐引掻性および耐摩耗性の被覆
JP2014509334A (ja) * 2011-01-24 2014-04-17 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 高熱耐性組成物
JP2016188382A (ja) * 2012-03-09 2016-11-04 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. エポキシシロキサンコーティング組成物

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6013752A (en) * 1997-06-04 2000-01-11 Ameron International Corporation Halogenated resin compositions
WO2000056817A1 (fr) * 1999-03-24 2000-09-28 Kaneka Corporation Composition durcissable a deux composants et durcisseur associe
US6344520B1 (en) 1999-06-24 2002-02-05 Wacker Silicones Corporation Addition-crosslinkable epoxy-functional organopolysiloxane polymer and coating compositions
FI105406B (fi) * 1999-07-05 2000-08-15 Nor Maali Oy Maaleissa käytettävä koostumus
US6515094B2 (en) 2000-03-16 2003-02-04 Crompton Corporation Silicone amino-epoxy cross-linking system
EP1174467B1 (de) 2000-07-22 2004-09-15 Goldschmidt AG Hitzestabile, korrosionsinhibierende Polyorganosiloxanharze
EP1191074A1 (en) 2000-09-25 2002-03-27 Sigma Coatings B.V. Water-based two component protective coating compositions
US6896834B2 (en) 2001-09-10 2005-05-24 Alliant Techsystems, Inc. Method of applying ablative insulation coatings
US6639025B2 (en) 2002-02-01 2003-10-28 Ameron International Corporation Elastomer-modified epoxy siloxane compositions
US20040147184A1 (en) * 2002-03-01 2004-07-29 Taylor Jr. Edward W. Flexible thermal protective compositions and coatings and structures formed with them
FR2842206B1 (fr) * 2002-07-11 2007-03-23 Inst Francais Du Petrole Compositions pour nouveaux revetements pour conduites hautes temperatures
US20060105923A1 (en) * 2003-12-12 2006-05-18 Murray John A Lubricant including polyether- or polyester modified polydialkylsiloxane
US7129310B2 (en) 2003-12-23 2006-10-31 Wacker Chemical Corporation Solid siliconized polyester resins for powder coatings
US7834121B2 (en) * 2004-09-15 2010-11-16 Ppg Industries Ohio, Inc. Silicone resin containing coating compositions, related coated substrates and methods
JP5226315B2 (ja) * 2005-09-30 2013-07-03 株式会社カネカ 硬化性組成物
US8076439B2 (en) * 2005-09-30 2011-12-13 Kaneka Corporation Curable composition
US7429626B2 (en) * 2006-02-15 2008-09-30 Pbi Performance Products, Inc. Ablative compounds
CN1884405B (zh) * 2006-05-30 2010-09-29 武汉理工大学 一种高温热障与烧蚀复合涂层材料及其应用
US8349066B2 (en) * 2006-09-21 2013-01-08 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US20080075871A1 (en) * 2006-09-21 2008-03-27 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US7868120B2 (en) * 2006-09-21 2011-01-11 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US20090078156A1 (en) * 2006-09-21 2009-03-26 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8168738B2 (en) * 2006-09-21 2012-05-01 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US20090111912A1 (en) * 2006-09-21 2009-04-30 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature, moisture curable coating compositions and related methods
US8193293B2 (en) * 2008-03-17 2012-06-05 Ppg Industries Ohio, Inc. Low temperature curable coating compositions and related methods
US20130029311A1 (en) * 2011-02-15 2013-01-31 Ideapaint, Inc. Siloxane based coatings for writable-erasable surfaces
EP2570450A1 (de) * 2011-09-14 2013-03-20 Sika Technology AG Formgedächtnis-Material auf Basis eines Strukturklebstoffs
JP2015511250A (ja) 2012-01-20 2015-04-16 アイデアペイント, インコーポレイテッド 揮発性有機成分の少ないシロキサンベースの乾燥消去コーティング
SG11201405907SA (en) 2012-03-19 2014-11-27 Ideapaint Inc Clear siloxane-based write-erase coating with low volatile organic character
SG11201500241SA (en) 2012-07-30 2015-03-30 Akzo Nobel Coatings Int Bv High heat resistant composition
DE102012223139A1 (de) * 2012-12-13 2014-06-18 Wacker Chemie Ag Vernetzbare Massen auf Basis von organyloxysilanterminierten Polymeren
US9587586B2 (en) 2013-03-06 2017-03-07 Orbital Atk, Inc. Insulation materials comprising fibers having a partially cured polymer coating thereon, articles including such insulation materials, and methods of forming such materials and articles
CN104263195B (zh) * 2014-09-12 2016-11-23 江苏宏盛化学有限公司 一种有机硅-环氧树脂耐辐射涂料及其制备方法
WO2017123298A2 (en) * 2015-10-16 2017-07-20 Afl Telecommunications Llc Optical fibers and cables for high temperature applications
WO2017201362A1 (en) 2016-05-20 2017-11-23 Ideapaint, Inc. Dry-erase compositions and methods of making and using thereof
WO2021037349A1 (de) * 2019-08-28 2021-03-04 Wacker Chemie Ag Mehrkomponentige vernetzbare massen auf basis von organyloxysilanterminierten polymeren und epoxyfunktionellen verbindungen

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3268359A (en) * 1966-08-23 Ablative coatings
US3723481A (en) * 1965-07-09 1973-03-27 Gen Electric Ablative coating compositions
US3506607A (en) * 1965-07-09 1970-04-14 Gen Electric Ablative compositions
US3875106A (en) * 1966-10-10 1975-04-01 Mc Donnell Douglas Corp Ablation compositions and coatings
US3623904A (en) * 1969-02-10 1971-11-30 Dow Corning Elastomeric composition containing silicon carbide for use as an ablative coating
US3755223A (en) * 1969-12-05 1973-08-28 Dyna Therm Corp An epoxy ablative coating containing a silicone resin, a fibrous reinforcing material, and a non-alkali metal phosphate and borate salt mixture
US4112179A (en) * 1975-12-10 1978-09-05 Maccalous Joseph W Method of coating with ablative heat shield materials
DE2754517A1 (de) * 1977-12-07 1979-06-13 Wacker Chemie Gmbh Verfahren zum verbessern von waermeschutzgegenstaenden
US4250074A (en) * 1979-09-06 1981-02-10 Ameron, Inc. Interpenetrating polymer network comprising epoxy polymer and polysiloxane
US4247330A (en) * 1979-06-20 1981-01-27 Sws Silicones Corporation Protective coatings
US4246423A (en) * 1979-10-22 1981-01-20 Sws Silicones Corporation Silicone polyether copolymers
US4595714A (en) * 1981-03-13 1986-06-17 Fiber Materials, Inc. Ablative coating composition and product
US4600732A (en) * 1983-12-16 1986-07-15 Thiokol Corporation Polybenzimidazole polymer and powder filler reinforced elastomeric composition for use as a rocket motor insulation
US5196228A (en) * 1984-02-17 1993-03-23 Mcdonnell Douglas Corporation Laser resistant elastomer composition and use in coating process
US4656095A (en) * 1984-05-31 1987-04-07 Fiber Materials, Inc. Ablative composition
US4581391A (en) * 1984-12-17 1986-04-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Ablative insulating materials of high vinyl content
US5212944A (en) * 1990-10-23 1993-05-25 Trw Inc. Carbon and silicone polymer ablative liner material
US5151216A (en) * 1991-11-12 1992-09-29 Martin Marietta Corporation High temperature ablative foam

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540073A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 エボニック デグサ ゲーエムベーハー ポリマー表面上の耐引掻性および耐摩耗性の被覆
JP2014509334A (ja) * 2011-01-24 2014-04-17 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 高熱耐性組成物
JP2016188382A (ja) * 2012-03-09 2016-11-04 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. エポキシシロキサンコーティング組成物

Also Published As

Publication number Publication date
MX9804251A (es) 1998-09-30
NO982457D0 (no) 1998-05-29
HUP9903683A3 (en) 2000-05-29
HUP9903683A2 (hu) 2000-03-28
CA2239114A1 (en) 1997-06-05
BR9611796A (pt) 1999-12-28
AU700211B2 (en) 1998-12-24
NO982457L (no) 1998-07-30
PL326923A1 (en) 1998-11-09
KR19990071647A (ko) 1999-09-27
NZ324182A (en) 1998-11-25
CZ161698A3 (cs) 1998-10-14
AU1127797A (en) 1997-06-19
US5703178A (en) 1997-12-30
EP0868224A1 (en) 1998-10-07
WO1997019764A1 (en) 1997-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000505823A (ja) 熱融蝕性塗料組成物
AU2009315777B2 (en) Intumescent composition
JP4056082B2 (ja) ポリシロキサン塗料
US5432007A (en) Solvent-free organosiloxane composition and its use
US4113665A (en) Coatings prepared from trialkoxysilanes
US6639025B2 (en) Elastomer-modified epoxy siloxane compositions
US4385158A (en) Organopolysiloxane composition
JP2749507B2 (ja) 架橋してエラストマーを形成するオルガノポリシロキサン材料およびその製造方法
US6878410B2 (en) Method for protecting surfaces from effects of fire
US3574651A (en) Water based paint compositions containing an alkali metal organosiliconate
JPH10195381A (ja) 被膜形成用組成物
CN1207058A (zh) 热烧蚀性涂料组合物
US20050148706A1 (en) Method for protecting surfaces from effects of fire
CA1246271A (en) Siloxane-polyester compositions
JPH1121509A (ja) 建築物屋根材補修用塗料
JPH1121508A (ja) コーティング剤組成物
JPH0320644B2 (ja)
JP2584216B2 (ja) 被覆用組成物
JPH0813345B2 (ja) 無機質硬化体の表面の補修方法