JP2000505509A - 印刷故紙からの繊維回収法 - Google Patents

印刷故紙からの繊維回収法

Info

Publication number
JP2000505509A
JP2000505509A JP52935597A JP52935597A JP2000505509A JP 2000505509 A JP2000505509 A JP 2000505509A JP 52935597 A JP52935597 A JP 52935597A JP 52935597 A JP52935597 A JP 52935597A JP 2000505509 A JP2000505509 A JP 2000505509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
zone
batch
waste paper
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52935597A
Other languages
English (en)
Inventor
ポイ,ラッセル・ハリス
クラコースキー,クリストファー・マーク
ムリガン,ダニエル・ブライアン
Original Assignee
ペルリン・ミルノアー・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペルリン・ミルノアー・コーポレイション filed Critical ペルリン・ミルノアー・コーポレイション
Publication of JP2000505509A publication Critical patent/JP2000505509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/30Defibrating by other means
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/30Defibrating by other means
    • D21B1/32Defibrating by other means of waste paper
    • D21B1/325Defibrating by other means of waste paper de-inking devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • D21C5/025De-inking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 印刷故紙と水を連続的バッチ式繊維回収装置内へ送給することによって該故紙から繊維を回収する方法が開示される。故紙と水を脱インキ性/凝集性組成物を予め決められた時間インターバルによって添加しながら該装置内で撹拌してパルプ繊維スラリーを形成させることにより故紙からインキ粒子を分離させると共に該粒子を大きな粒子に凝集させる。凝集インキ粒子は分離方法によってパルプ繊維スラリーから除去する。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷故紙からの繊維回収法 発明の背景 発明の分野 この発明は一般的には印刷故紙からの繊維回収法に関する。特にこの発明はパ ルプ化した静電印刷故紙からインキを分離除去することによって筆記用および印 刷用の再生紙を製造するのに適した高品質繊維を回収する方法に関する。 先行技術の説明 多量の紙が静電印刷されている。静電印刷法(非衝撃印刷法またはゼログラフ ィー印刷法)は主としてフォトスタット複写機(コピー機)およびレーザープリ ンターを用いてそれぞれコピーおよびコンピューターで起草された原稿を調製す るのに利用されている。 一般的には、静電印刷に用いられた紙は高品質であって、高品質の再生繊維源 となる。従って、静電印刷された紙は、特に印刷用および筆記用の紙の製造に利 用できる重要な再生繊維源である。 未使用繊維資源は増々コスト高になっており、またその入手性が困難となって いるので、静電印刷された高品質紙を再利用することは経済的観点と環境保全の 観点から有効である。この種の印刷紙には他のオフィス廃棄物、例えばファイル ホルダー、リポートカバー、窓付き封筒、ラベルおよび付随する粘着性紙(即ち 、印刷紙を他の紙もしくは書類に接着させるために縁部に沿って接着剤を有する ノート用紙)、ステープル、ゴム/弾性バンドおよびその他の異物が混在してい る場合が多い。一般に、このような故紙は混合オフィス廃棄物(mixd office w aste)と呼ばれている。混合オフィス廃棄物を再利用して繊維を回収することは 有用であるが、該混合オフィス廃棄物は静電印刷原料中に含まれる除去が困難な インキを多量に含有する繊維源として利用されているに過ぎない。 種々の印刷インキ除去法が知られている。常套の脱インキ法は主として多量の 新聞紙の再利用のために開発された。しかしながら、新聞紙に含まれるインキは 溶解性が高く、新聞紙を溶かす工程で生成する廃水によって洗い流される。静電 印刷に用いられているトナーは通常は水性インキまたは油性インキの除去に常用 されるケン化反応に不活性な熱可塑性ポリマーを含有する。 新聞紙やその他のインパクト印刷物に含まれる溶解性の高いインキとは異なり 、静電インキは比較的不溶性であって、紙の再生工程中の故紙および該工程中の パルプから除去するのは困難である。この種の紙が繊維スラリーになると、スラ リ一中の繊維と共に移送される分散インキ粒子は製紙工程中に繊維上に保持され る。このような繊維源から製造される紙は多くの場合、灰色に着色しているか、 または明瞭なインキスポットを有しており、一般に白色度は低い。高品質紙を得 るためには、印刷故紙と再生パルプから印刷インキを除去しなければならない。 故紙から静電インキを除去する既知の方法は、パルプスラリーを大容量のタン クまたはバット(vat)内へ送給し、パルプを1種または複数種の化合物を用いて 処理することによってインキ分離性を高めた後、洗浄法または浮選法によってイ ンキを紙繊維から分離させる工程を含む場合が多い[デュエートらによる米国特 許第5,403,440号(1995年4月4日)、クロフタによる米国特許第 5.310,459号(1994年5月10日)、ファブリーらによる米国特許 第5,234,545号(1993年8月10日)、ベストらによる米国特許第 5,228,953号(1993年7月20日)およびグリーンによる米国特許 第3,635,789号(1972年1月18日)]。故紙パルプからインキを除 去するための洗浄法および浮選法は有効ではなく、フィラーを効果的に除去する ことができず、また、繊維の多量の損失をもたらすことが多い。 ベーラーらによる米国特許第5,308,448号(1994年5月3日)明 細書には、スルホネート基を有する界面活性剤を用いて脱インキ故紙からのフィ ラーの浮選を高める方法が開示されている。ホルンフェックらによる米国特許第 5,232,551号(1993年8月3日)明細書には、有機リン酸エステル の添加によって繊維スラリーの表面へのフィラーの浮選の促進によりフィラーを 除去する方法が開示されている。しかしながら、これらの方法の実施には大容量 の浮選バットが必要であって、インキを効率的に除去することはできない。 静電印刷紙の別の脱インキ法においては、インキを除去するために浮選および /または洗浄の手段以外の機械的手段を利用する。イコノモーらによる米国特許 第5,413,675号(1995年5月9日)明細書には静電インキで印刷し た故紙シートを溶剤浴中に浸漬してインキバインダーを溶解させる方法が開示さ れている。インキ粒子は低周波数の超音波を用いて故紙から分離させた後、磁気 スターラーまたは他の手段を用いて溶剤浴から除去される。静電インキは捕集性 薬品(collecting chemicals)を用いて除去される。捕集性薬品はインキ粒子を コレクターに付着させ、付着したインキ粒子は当該分野で既知の方法によって除 去される[クウィックによる米国特許第4,276,118号(1981年6月 30日)参照]。 静電印刷物を含有する故紙を再利用するために化学的な方法で脱インキと凝集 処理をおこなう技術も当該分野においては知られている。ポリマー系から成る凝 集剤を用いてインキの凝集を促進することができる。凝集による紙からの脱イン キ工程においては、故紙は再パルプ化処理に付され、化学的処理によってインキ は除去され、パルプスラリーとインキ凝集体が得られる。このインキ凝集体は種 々の分離法によってパルプから除去される。 コスパーらによる米国特許第5,405,495号(1995年4月11日)お よび同第5,441,601号(1995年8月15日)各明細書にはゼログラ フィー紙の水性スラリーを再パルプ化した後、有機ポリマー粒子を添加し、次い で水不溶性有機エステルをパルプ化した紙スラリーに添加することによってスラ リー中のインキ粒子を凝集させる方法が開示されている。これらの化合物は異な った時点で添加されて脱インキ効果を促進する。ダーリントンによる米国特許第 4,820,379号(1989年4月11日)明細書には、特定のガラス転移点 を有するポリマー物質と置換ポリエチレンオキサイドの存在下において繊維パル プを水性媒体と接触させてインキを凝集させることによって繊維からインキを除 去する方法が開示されている。 マークハムらによる米国特許第5,234,543号(1993年8月10日)明 細書には凝集処理をおこなった後、残存するインキ粒子をさらに凝集させること による印刷紙の脱インキ法が開示されている。加圧スクリーンおよび/または遠 心クリーナーを通す最初の処理によってインキパルプ媒体から除去されるのは粒 径の大きな凝集インキ粒子のみである。微細なインキ粒子はインキパルプ流中に 残存するので、インキパルプ媒体をパルプ化用容器内へ再循環させて脱インキ剤 とスチームを用いてインキ粒子の付加的な凝集処理をおこなわなければならない 。 静電印刷故紙の別の脱インキ法は例えば次の米国特許の各明細書に開示されて いるが、これらの方法においては静電インキ粒子の凝集を促進する組成物が利用 される:リッチマンらによる米国特許第5,141,598号(1992年8月2 5日)、同第5,200,034号、(1993年4月6日)、同第5,248, 388号(1993年9月28日)、同第5,282,997号(1994年2月 4日)および同第5,302,242号(1994年4月12日)。これらの方法 においては該組成物の存在下における故紙および/またはパルプの処理に長時間 を要し、また、該組成物の量は再利用に供される故紙のタイプに応じて調整しな ければならない。 静電インキを用いて印刷された紙の既知の脱インキ法は複雑であり、また、脱 インキ処理には1種または複数種の高価な薬品を高濃度で使用しなければならな い場合が多いので十分に満足すべきものではなく、さらに、十分なパルプ清浄度 が得られない場合が多い。既知の方法においては、パルプ化紙を再循環もしくは 再処理して十分な量のインキを除去することによって高品質紙製造用パルプを調 製しなければならない。さらに、漂積物の除去と実質的なインク除去には多工程 が必要である。 当該分野において知られている故紙の多くの再生系においては単一のバッチ式 処理を利用する。故紙のバッチもしくはロード(load)を完全に処理した後で次の 故紙をタンクもしくはバットに添加してパルプ化と脱インキ処理をおこなわなけ ればならない。しかしながら、パルプ化と脱インキ処理は別々の装置内でおこな う場合が多く、また、各々の処理は単一のバッチに基づいておこなわなければな らない。単一バッチ内での故紙の処理によって廃棄物から繊維を回収するために は、故紙のパルプ化、脱インキ、インキ除去および繊維の回収の工程を連続的に おこなう系の場合よりもより多くの時間、エネルギーおよび水が必要となる。 繊維製品の洗浄に一般的に使用されている連続的なバッチ式洗濯機を連続的な バッチ式繊維回収系として使用することが可能である。連続的なバッチ式繊維回 収系は一般的には紙のような繊維源を連続的に処理してその後の用途のために回 収される繊維スラリーを調製する系として定義される。改造した連続的なバッチ 式洗濯機を紙(特に新聞紙)を含む種々の廃棄物の再生のために利用する技術が開 示されている。ワトソンによる米国特許第5,225,045号(1993年7 月6日)明細書には、新聞紙を連続的に処理して新聞紙からインキを除去するた めの連続的バッチ式繊維回収装置が開示されている。 しかしながら、この文献には連続的なバッチ式系を静電インキで印刷した紙の 処理に利用することは開示されていない。静電インキで印刷された故紙を処理す る既知の方法においては、比較的多量の液体を用いて該故紙をバッチ処理に付し てインキ除去剤を故紙に染み込ませる工程を必要とすることが多い。静電インキ で印刷された故紙から高品質再生紙を製造するのに必要なインキ除去率と白色度 を有する繊維を回収するための簡単な連続的バッチ法であって、処理工程中にお いて処理剤の添加が容易に調整できる方法が要請されている。 発明の概要 この発明は故紙から高品質繊維を回収する方法を提供する。特に、パルプ化さ れた故紙からインキを除去することによって静電印刷された故紙からセルロース 繊維が回収される。インキは脱インキ性/凝集性組成物を用いて分離され、凝集 され、次いで濃化される。インキ粒子はパルプ化した印刷故紙から除去される。 インキ粒子の濃度増加によって微細なインキ粒子は除去され、粒子の大きさにか かわらず濃化した重いインキ粒子を除去することができる。 一部のインキや粘着性紙、例えば自己粘着性ノート用紙等以外の故紙に含まれ る大部分の汚染物は向流希釈洗浄法(counterflow dilution washing)によって 除去される。ここで用いる「汚染物」という用語は一般的に汚れ、プラスチック、 ステープル、紙クリップ、粘着物および供給故紙に含まれる他の紙以外の物質を 意味する。故紙から除去されるインキ粒子も一般的には汚染物と呼んでもよい。 ここで用いる「粘着物(stickies)」は紙の縁部に沿って接着剤を有するこの種の紙 および他の紙であって紙やその他の物質に接着するものを意味する。 パルプの洗浄中に除去されない濃化した凝集インキ粒子は既知の分離法によっ て除去される。回収される高品質繊維は筆記用および印刷用の再生紙の製造に適 している。 本発明方法は本明細書に記載のような端と端が接した(end−to−end)コンパー トメントもしくはチャンバー内で回転可能な有孔ドラムを有する連続的なバッチ 式繊維回収装置を用いておこなう。故紙をこのような系を通して連続的に処理す ることによって効率的な繊維回収手段が提供される。他の繊維回収系の場合より もより少ないエネルギーと水を用いて繊維が回収される。さらに、連続的バッチ 系は故紙が処理されるときの装置内における化学的条件とその他の条件を平衡に する。 系の第1コンパートメントの第1ドラム内へはほぼ等容量の故紙が装填される 。第1コンパートメントから各々の故紙装填物が移送されるときには新たな故紙 装填物がこれと置きかわるので、故紙は系内において定常流となって連続的に処 理される。 連続的バッチ式繊維回収系を用いて印刷故紙から繊維を回収する本発明方法は 印刷故紙のバッチを系の第1ゾーンの第1ドラム内へ装填する工程を含む。第1 ゾーン内のドラムは予め決められた実質上等しいインターバルで回転させる。各 インターバルの終りにおいては、予め決められた回転シーケンスを開始させてド ラム内のバッチを後続のドラム内へ移送させる。同時に、第1ゾーン内の最後の ドラム内のバッチは第2ゾーン内の第1ドラム内へ移送される。 脱インキ性/凝集性組成物は各インターバルの間に第1ゾーンの各々のドラム 内へ導入される。ドラムの回転に起因する撹拌作用によって故紙からのインキ粒 子の分離が促進されてパルプ繊維スラリーが形成される。各インターバルの間に 各々のバッチへ添加される脱インキ性/凝集性組成物の量は実質的に等しくする 。各々のバッチが第1ゾーンを移動する間に該バッチへ添加される脱インキ性/ 凝集性組成物の全量は故紙からインキ粒子を分離して該分離インキ粒子を凝集/ 濃化させるのに必要な量として予め決められた量である。 分離された凝集インキ粒子は第2ゾーン内のコンパートメント中のパルプ繊維 スラリーを洗浄することによって除去される。第2ゾーン内のドラムは予め決め られた実質的に等しいインターバルで回転させる。各インターバルの終りにおい ては、予め決められた回転シーケンスを開始させて各ドラム内のバッチを後続の ドラム内へ移送させ、最後のドラム内のバッチは第2ゾーン外へ移送させる。 第2ゾーンの第1ドラムと後続ドラム内へ移送されたパルプ繊維スラリーは第 2ゾーン内において洗浄し、凝集インキ粒子は第2ゾーン内のドラムの孔を通過 させて系外へ流出させる。パルプ繊維スラリーが洗浄されるときには、補給水を 第2ゾーン内のドラム内へ添加する。各々のバッチが第2ゾーンの最後のコンパ ートメント外へ移送されるときにセルロース繊維は系から回収される。 本発明の好ましい態様においては、故紙バッチを第1ゾーン内の第1ドラムへ 連続的に装填する前に、各インターバルの間に第1ゾーンの各ドラム内へ導入さ れる脱インキ性/凝集性組成物の量の約300〜400%を第1ゾーンの各ドラ ム内へ添加する。各インターバルの間に第1ゾーンの各ドラム内へ導入される脱 インキ性/凝集性組成物の量は故紙中の繊維の全重量に基づいて約2重量%〜約 5重量%にするのが好ましい。 好ましい態様においては、連続的バッチ式繊維回収系の第1ゾーン内へ苛性ア ルカリを添加する。第1ゾーンのコンパートメント内のpHは約11.0に維持 する。故紙に相当な量の粘着物が含まれるときには、第1ゾーンのコンパートメ ント内の水温は約160°Fよりも高くない温度に維持する。故紙の多くの粘着 物が含まれないときには、第1ゾーン内の水温をより高温にしてもよい。 コンパートメント内の特定の薬品の濃度を調整することが必要な場合には、こ こに記載のような脱インキ性/凝集性組成物および他の薬品を予め決められた時 間インターバルで添加する量に加えてさらに添加してもよい。 この方法には、第2ゾーンの最後のドラムからのパルプ繊維スラリーを受容す る第1ドラムを有する第3ゾーンのドラムを回転させる工程を含めてもよい。各 々のバッチは第2ゾーンの最後のコンパートメントから第3ゾーンの第1ドラム 内へ移送される。第3ゾーンのドラムは予め決められた実質上等しいインターバ ルで回転させ、各インターバルの終りにおいては、予め決められた回転シーケン スを開始させて第1ドラム内のバッチを後続ドラムへ移送させる。各々のバッチ は第3ゾーンの最後のドラムから系外へ移送させる。 第3ゾーンの第1ドラムと後続ドラム内へ移送されたパルプ繊維スラリーは第 3ゾーンのドラムの孔を通過して系外へ移送され、一方、第3ゾーンのドラム内 へは補給水(make-upwater)が添加される。粘着物等の汚染物は第3ゾーンのドラ ムの孔を通ってセルロース繊維と共に流出する。セルロース繊維は各々のバッチ が第3ゾーンの最後のドラムから系外へ移送されるときに回収される。 第3ゾーンのドラム内の水温は約100°Fに維持される。第3ゾーンのコン パートメント内のpHは約7.0に維持される。大きな汚染物がパルプから分離 されるときに2つの物質流、即ち、汚染物流とスラリー流もしくは受容(accepts )流が形成される。受容流はその後の用途のために回収されるパルプ粒子流もし くは繊維粒子流である。この受容流はここに記載のようにして除去される粘着物 を含んでいてもよい。受容流中に残存する粘着物とこれに関連するその他の汚染 物の当業者には既知の方法による除去を促進するために、受容流のコンシステン シーはパルプと汚染物の量が約0.5〜約1重量%になるようにするのが好まし い。 好ましい態様の説明 本発明は印刷故紙の再利用に用いるための新規な「連続的なバッチ式繊維回収 法」に関する。本発明方法においては、故紙をパルプ化し(pulp)、故紙からイン キ粒子、特に静電印刷インキ(レーザー複製用インキおよび写真複製用インキを 含む)を除去する。印刷故紙の供給原料もしくは供給源を連続的なバッチ式繊維 回収系においてパルプ化して処理し、次いで調整された条件下において脱インキ 性/凝集性薬品を用いて処理することによって故紙から高品質で清浄なセルロー ス繊維が回収される。この回収された繊維は筆記用および印刷用紙の製造に利用 するのに適している。本発明方法は単一のコンパートメントまたは単一のチャン バーを備えた装置内でおこなってもよいが、ここに記載のようなタイプの連続的 バッチ式繊維回収装置を用いるのが好ましい。 再利用法用に改造された連続的バッチ式洗濯機は市販されており、次の洗濯機 が例示される:モデル76039 P4F,M,L,「連続的なバッチ式繊維回収系」 [ペレリン・ミルノーア・コーポレーション(ケンナー、ルイジアナ、米国)製] およびリジェネックス,L.L.C.社(ケンナー、ルイジアナ、米国)製のこの 種の洗濯機。 上記の本発明に用いるのに好ましい連続的なバッチ式繊維回収装置は複数のコ ンパートメントを具有するものである。このようなコンパートメントは端と端を 接して連続的に配列させ、各コンパートメントにはコンパートメント内に処理物 を保有するための有孔ドラムが配設される。ドラムの孔からはドラム内の処理物 を流出させることなく水が排出される。各ドラムはドラム内の処理物を撹拌する ための1または複数のリブを有する。 ドラムは予め決められたインターバルで回転するように調整される。ドラムは ドラム内の処理物を撹拌するために単一の方向(一方向)または前後(二方向また は振動)に回転させてもよい。しかしながら、一方向回転の場合よりも振動回転 の場合の方がドラム内の処理物をより激しく撹拌させることができる。撹拌度が 高くなることにより繊維間の接触度が増大し、これによって故紙に対する機械的 なパルピング効果が強化される。ドラムを好ましくは一方向に回転させることに よってドラム内の処理物を次のドラム内へ移送させる。ドラムが回転すると、処 理物はドラム上のスコップへ送られた後、該ドラムから次のドラム(該ドラムが 最後のドラムのときには装置の外側)へ移送される。 以下においてさらに詳述するように、連続的バッチ式繊維回収装置においては 水と化学的組成物をコンパートメント内の浴液準位よりも下方から該コンパート メント内へ導入するのが好ましい。 故紙または他の処理物を上昇させることなく装置の底部に沿って移送する連続 的バッチ式装置も本発明の実施において使用してもよい。この種の装置は当業者 には既知であって、「底部移送(bottom−transfer)」洗浄系または「アルキメジア( archimedia)」洗浄系と呼ばれている。この種の洗浄系を用いることによって被処 理物バッチ式はアルキメジアンスクリューにより系の内部に沿って移送されると きに処理される。 上記システムから回収されるセルロース繊維は1または複数の遠心装置を用い て処理することによってセルロース繊維から汚染物を除去してもよい。該システ ムから回収されるセルロース繊維は1または加圧スクリーンを用いて処理するこ とによって汚染物を除去してもよい。 どのような故紙源も本発明方法を用いて処理できる。しかしながら、この明細 書においては故紙源として「混合オフィス廃棄物」を用いる態様について説明する 。混合オフィス廃棄物はあらゆるグレードとタイプの故紙(ファイルホルダー、 薄板紙、ファイルディバイダー、窓付き封筒等を含む)およびこれらに関連する 汚染物(例えば、ステープル、プラスチック、粘着物、紙クリップ等)等を含んで いてもよい。 混合オフィス廃棄物は「ルーズ」な状態、即ち、袋や箱の中に収納された状態で あってもよく、あるいは梱詰めになっていてもよい。本発明による繊維回収法に 付すに先だって、故紙源を機械的な前処理、例えば、寸断破砕処理や汚染物除去 処理に付す必要はない。しかしながら、故紙源をコンベヤー、スリング、シュー トまたは当業者に既知の他の手段によって連続的バッチ式繊維回収装置内へ均等 に送給するためには袋、荷造紐または荷造線は除去すべきである。 以下の説明は本発明の好ましい態様を例示的に説明するものである。この方法 の各々の工程と段階は回収装置を通過するときの故紙が単一のロード(load)であ る場合について説明する。本発明方法は上記装置内において故紙および/または パルプのロードもしくはバッチが1つのドラムから次のドラム内へ移送されると 、別のロードが空になったドラム内へ送給されるように連続的におこなわれる。 本発明の好ましい態様においては、ドラムの第1ゾーン内において故紙をパル プ化して脱インキ処理をおこなう。故紙のバッチを第1ゾーンの第1コンパート メント内の第1ドラム内へ装填する。故紙のドラム内への装填前、装填中または 装填後に水をコンパートメント内へ添加する。コンパートメント内へは熱水を添 加するのが好ましい。故紙に多量の粘着物が含まれているときには、水温は約1 60°Fを越えないようにするのが好ましい。水温を160°Fを越えない温度 に維持することによって、混合オフィス廃棄物中の汚染物(例えば、粘着物、接 着剤およびプラスチック)が過度に軟化して高い粘着性を帯びるようになって洗 浄または分離の過程における除去が困難になる事態は回避される。故紙が多くの 粘着物を含まないときには、高温水を用いてもよい。 ドラム内へ装填される故紙の量はコンパートメントとドラムの大きさによって 左右されるが、このことは当業者にとって明らかである。各ドラム内へは等量の 故紙を装填するのが好ましい。 第1ゾーン内のドラムは予め決められたインターバルで振動させる。第1ゾー ン内の全てのドラムは実質上等しいインターバルで振動させる。各インターバル の終りにおいては、予め決められた第1ゾーン内のドラムの回転シーケンスを開 始させる。この回転によって第1ゾーン内の特定のドラム中の故紙バッチは次の ドラム内へ移送される。第1ゾーン内の最後のドラム中のバッチは第2ゾーン内 の第1ドラム中へ移送される。 第1コンパートメント内においては、故紙は破砕されて繊維に分解される。リ ブと振動ドラムの機械的作用によって故紙はパルプ化される。故紙が破砕される と、紙のセルロース繊維は遊離状態になる。約5〜8分間で故紙はほぼ完全にパ ルプスラリーとなる。 故紙の破砕とパルプ化は故紙に対するリブの機械的作用によって促進される。 苛性アルカリもしくはアルカリ性化合物、例えば、水酸化ナトリウムを添加して 第1ゾーンのコンパートメント内のpHを約11.0に維持する。このアルカリ 性条件によって紙の繊維は膨潤し、これによって繊維はよりもろくなり、パルプ 化が促進される。 系中の第1コンパートメントおよび後続の全てのコンパートメント内の紙/水 混合物の温度とpHは当業者には既知の方法によってモニターされる。該混合物 の温度が上昇もしくは低下するときには、添加水の温度を調整することによって 所望の最高温度を得ればよい。pHの調整は苛性アルカリを添加してpHを高く するか、またはより多くの希釈水を添加してpHを低くすることによっておこな ってもよい。 脱インキ性/凝集性組成物も第1ゾーンの各コンパートメント内へ導入される 。 脱インキ性/凝集性組成物は故紙からインキ粒子を分離または浮遊させる。イン キ粒子は紙から遊離すると疎水性となって相互に凝集して濃密な球状インキ粒子 を形成する。上記方法に用いるのに好ましい脱インキ性/凝集性組成物はベッツ ・ペーパーケム社(ジャックソンヴィル、フロリダ、米国)の市販品「BetzDI2 25」である。 脱インキ性/凝集性組成物の使用量は被処理故紙中に含まれる繊維および静電 インキ/トナーの含有量に基づいて計算される。一般的には、混合オフィス廃棄 物にはフィラーおよびインキ約20%、汚染物約5%および繊維約75%が含ま れていると算定されている。従って、混合オフィス廃棄物1トン中には乾燥繊維 が約1500ポンド含まれる。 故紙の脱インキ化と故紙から除去されるインキの凝集に必要な脱インキ性/凝 集性組成物の量は一般的には乾燥繊維と被処理インキの全重量に基づいて約2重 量%〜約5重量%であるが、好ましくは被処理乾燥繊維の全重量に基づいて約2 重量%である。故紙が静電インキをほとんど含んでいないときには、該組成物の 使用量は2重量%よりも少なくしてもよい。静電インキで印刷した紙を多量に含 む混合オフィス廃棄物またはその他の故紙を処理する場合には、該組成物の使用 量を約5重量%よりも多くしてもよい。 各インターバルの間に第1ゾーン内の各々のドラム中へ導入する脱インキ性/ 凝集性組成物の量の約300%〜400%を第1ゾーン内の各々のドラム中へ添 加した後、故紙バッチを第1ドラム中へ連続的に装填するのが好ましい。脱イン キ性/凝集性組成物を最初にこのように超過剰量添加することによって、系内で の故紙の処理工程中に維持される各コンパートメント内の該組成物の濃度が確保 される。上記回収方法の中断もしくは中止または故紙の送給量の変化がない限り 、このような超過剰量の該組成物が各コンパートメント内に維持される。各イン ターバルの間に各コンパートメント内へ添加される該組成物の量は、バッチが処 理されたときに第1ゾーン内のコンパートメントから洗い流される少量の該組成 物を補う。 脱インキ性/凝集性組成物は、該組成物が第1ゾーン内のコンパートメント内 に存在して被処理故紙および/またはパルプスラリーと約32〜60分間接触す るように装置の第1ゾーン内の第1コンパートメントと後続コンパートメントに 添加する。好ましい態様においては、該組成物は被処理故紙および/またはパル プと約32分間接触させる。 所定量の被処理故紙からインキを脱離させて凝集させるのに必要な量の該組成 物を予め決められた各インターバルの間に第1ゾーン内の各コンパートメント中 へ等量添加する。例えば、上記の連続的バッチ式繊維回収装置の一般的なものは 24個のコンパートメントを有しており、高品質セルロース繊維の回収量は1日 あたり25トンもしくはそれ以上である。この種の系においては、24個のコン パートメントのうちの16個によって第1ゾーンを構成し、該ゾーン内において 被処理故紙のパルプ化と脱インキ化およびインキの凝集処理をおこなうのが好ま しい。従って、この好ましい態様においては、被処理故紙および/またはパルプ スラリーは各コンパートメント内に2分間存在する。ここに記載のような脱イン キ性/凝集性組成物および他の薬品は、コンパートメント内の特定の薬品の濃度 を調整する必要が生じたときには予め決められたタイムインターバルで上記添加 量のほかに付加的に添加してもよい。 第1コンパートメント内へ装填される各々の故紙バッチの脱インキ化とインキ の凝集に必要な該組成物の量の16分の1を16個のコンパートメントの各々に 導入してもよい。従って、被処理故紙100ポンドを第1ゾーン内の第1コンパ ートメント中へ装填するときには、該故紙中の繊維の含有量は約75ポンドに算 定される。被処理故紙100ポンドを処理して紙に含まれる静電インキを脱離凝 集させるには脱インキ性/凝集性組成物を2重量%または1.5ポンド使用する 。この量の16分の1(約0.094ポンド)の量の該組成物を16個のコンパー トメントの各々に添加してもよい。 脱インキ性/凝集性組成物の全量を分割して複数個のコンパートメント内へ添 加することによって、第1ゾーンのコンパートメント内は平衡状態または定常状 態になる。このようにして達成される定常状態は故紙に含まれる静電インキの脱 離凝集化処理に関して特に有利である。比較的一定した量の該組成物を用いる故 紙の処理時間を延長することによってインキの全体的な脱離凝集化が促進される 。従って、パルプからインキを完全に除去すると共にインキをより大きな凝集粒 にすることができる。より大きくて濃密なインキ粒子はパルプスラリーから容易 に分離されるので、高品質の再生処理セルロース繊維が得られる。 上述のように、各々コンパートメント内へ添加される水、脱インキ性/凝集性 組成物、苛性アルカリおよびその他の化合物はモジュールの底部に配設された1 または複数の開口部を通してモジュール内へ注入される。浴液準位よりも下から 処理剤を注入して迅速かつ均一に混合することによりこれらの化合物をコンパー トメント内の水中へ均一に分散させることができ、これによって、回収される繊 維の品質に悪影響をもたらす処理剤や水の「ホットスポット」を回避することがで きる。これらの処理剤は繊維と接触する前に水中で完全に混合する。この方法の パルプ化および脱インキ化/凝集化の段階におけるコンパートメント内の水温は 一定に維持される。各々のコンパートメント内のバッチを連続的に撹拌すると共 に水やその他の組成物を浴液準位より下方から導入して混合することにより「ホ ットスポット」が回避できることは連続的バッチ式繊維回収装置の利点である。 故紙の完全なパルプ化は第1ゾーン内の16個のコンパートメントの最初の3 個もしくは4個のコンパートメント内において実質的に達成される。故紙の脱イ ンキ化または故紙からのインキ粒子の分離も最初の3個もしくは4個のコンパー トメント内において主としておこなわれるが、これは故紙がこれらのコンパート メント内において繊維化されてパルプスラリーを生成するからである。しかしな がら、パルプ化と脱インキ化処理の一部は第1ゾーンを通して続行しておこなわ れる。分離インキ粒子の凝集によって、第1ゾーンのドラム内においてはより大 きくて濃密なインキ粒子が連続的に形成される。 第1ゾーンのドラム内において故紙をパルプ化し、少容量の向流水の存在下に おいて静電インキを脱離させて凝集させるのが好ましい。この向流水は故紙にあ る程度の洗浄効果をもたらすと共に脱離した濃密化インキ粒子のような一部の汚 染物を除去する。重い物質(汚物やステープル等)の小片、可溶性インキ、凝集イ ンキの一部およびプラスチック小片等の汚染物はドラムの孔を通して排出される 。 1分間あたり約4ガロンの向流を利用する。 脱インキ性/凝集性組成物を用いる処理をおこなった後、パルプスラリーを第 1ゾーン内の最後のドラムから系のコンパートメントの第2ゾーンの最初のドラ ム内へ移送する。第2ゾーン内においてはパルプスラリーを洗浄することによっ て凝集して濃密化したインキ粒子を除去する。パルプスラリーの洗浄処理は約8 分間おこなう。前記の24個のコンパートメントを有する装置内においては、第 2ゾーンは4個のコンパートメントを具有する。パルプスラリーはこの4個のコ ンパートメントを通過するときに洗浄される。パルプスラリーは最初の16個の コンパートメント内の循環流よりも早い向流内で洗浄してもよい。例えば、パル プスラリーの洗浄処理は1分間あたり約130ガロンの向流を用いておこなって もよい。 スラリーが洗浄された後のpHは11.0に維持される。第2ゾーンのコンパ ートメント内の温度は約120〜140°Fに低下させる。パルプスラリーの温 度は、静電インキ中のポリマーと粘着物中の接着剤がガム状にならないように低 下させるのが好ましい。この洗浄段階においては、凝集インキ粒子はドラムの孔 を通ってパルプから洗い流される。孔の大きさは、繊維がドラム内に保持される と共に凝集インキとその他の小さな汚染物がパルプが洗浄されたときに排出され るようないずれの大きさであってもよい。約0.031インチの孔をドラムに配 設してもよい。 パルプの洗浄後、大きな汚染物は系の第3ゾーン内の受容流から分離させても よい。24個のコンパートメントを有する装置においては、最後の4個のコンパ ートメントによって大きな汚染物分離段階用の第3ゾーンを構成するのが好まし い。第3ゾーンのコンパートメント内のpHは、該コンパートメント内へ流入す るパルプスラリーを水で希釈することによって約7.0まで低下させてもよい。 温度は約100°Fまで低下させてこの温度に維持する。 パルプ繊維は装置の最後のコンパートメントでもある第3ゾーンの最後のコン パートメントから各コンパートメントの排出路を通して排出される。大きな汚染 物、例えば、プラスチック、紙クリップ、ゴムバンド等はドラム内に保持される 。 これらのコンパートメント内のドラムは汚染物を保持するのに十分に小さいが繊 維を通過させる大きさの孔またはその他の開口部を有する。先行する処理によっ て洗い流されなかった粘着物片や凝集インキはパルプと共に排出される。 装置から流出するパルプの受容流は粘着物、残存インキ粒子および他のより小 さな汚染物を除去する処理に付した後、繊維の漂白処理または仕上げ処理に付し てもよい。これらの処理法は当業者には既知である。好ましい態様においては、 パルプ繊維の受容流はハイドロサイクロンのような遠心クリーナーを用いて処理 される。使用するのに適当なクリーナーとしては「CleanPac270」[セレコ・ ヘデモラ社(ローレンスヴィル、ジョージア、米国)製]および「Ah1c1eaner RB77もしくはRB87」[アールストローム・カミール・インコーポレイテ ッド(グレンス・フォールズ、ニューヨーク、米国)製]例示される。 所望により、遠心クリーナーを用いる処理に付す前に受容流のコンシステンシ ーを調整してもよい。パルプのコンシステンシーまたは繊維対液体比は使用する 遠心クリーナーの操作パラメーターと一致し、これは当業者には明らかである。 パルプ繊維の洗浄中に除去されないインキ粒子は遠心クリーナー内で分離される 。脱インキ性/凝集性組成物は故紙から分離されたインキ粒子を凝集させて濃密 化させるので、微細なインキ粒子流は生成しない。ほとんど全ての残存する凝集 インキ粒子は濃密化した重い粒子であるために遠心手段もしくは他の既知の手段 によってスラリーから容易に除去される。 受容流は遠心クリーナーから流出する希釈スラリーを当業者には既知のスクリ ーニング法または乾燥法によって処理することによって回収される。希釈繊維ス ラリーまたは乾燥繊維は当業者には既知の繊維を暗色化しない漂白法によってさ らに処理してもよい。還元的もしくは酸化的な漂白法を用いてもよい。あらかじ めアルカリ性条件下で処理した繊維の漂白にはホルマンジンスルフィン酸(FA S)を用いるハイドロサルファイト漂白が有効であることが判明した。漂白処理 によって繊維を一層白くして白色度を高めることができる。漂白処理後の繊維は 中和剤を用いる状態調節処理に付してもよい。 遠心クリーナーを通過させる前に、受容流を加圧スクリーンを通過させること によって第2ゾーン内でのパルプの洗浄中または第3ゾーン内での分離段階中で 除去されなかった汚染物、特に粘着物を除去してもよい。一般に、粘着物は連続 的バッチ式繊維回収装置から受容流中に流入するのでパルプから除去されなけれ ばならない。粘着物の除去に用いてもよい加圧スクリーンとしては「M0DUScreen 」[アールストローム・カミール・インコーポレイテッド(グレンス・ファオー ルズ、ニューヨーク、米国)製]が例示される。 本発明は当該分野で既知の他の固液分離技術またはこれらの技術の併用を除外 するものではない。 24個のコンパートメントを具備する系は本発明を実施する場合に好ましいも のであるが、コンパートメント数がより少ない装置を使用する場合には、被処理 故紙および/またはパルプを各コンパートメント内に脱インキ性/凝集性組成物 と接触させながら好ましくは32分間もしくはこれよりも長時間滞留させる。被 処理故紙は使用するコンパートメントの数に応じて予め決められた適当なタイム インターバルで装置の後続コンパートメント内へ移送させる。これらのインター バルは容易に計算できる。 以上、本発明を特定の態様に関して説明したが、本発明の多数の他の態様およ び変形態様は当業者には明らかなところである。添付の請求の範囲および本発明 は一般的には、本発明の技術的思想と範囲内に包含されるこのような当業者に明 らかな他の態様や変形態様の全てに及ぶものと理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU (72)発明者 ムリガン,ダニエル・ブライアン アメリカ合衆国98072ワシントン州ウッデ ィンビル、ノース・イースト・ワンハンド レッドフォーティシックスス・ウェイ 18827番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.端と端が接したコンパートメント内で回転可能な有孔ドラム(該コンパー トメント内においては水位がドラムの底部よりも上方のレベルまで維持される) および予め決められた回転シーケンスに応答して各ドラムから次のドラムへバッ チを移送させる構造を有するスコップを具有する連続的なバッチ繊維回収系を用 いる下記の工程(i)〜(v)を含む印刷故紙からのセルロース繊維の回収法: (i)故紙バッチを系の第1ゾーンの第1ドラムヘ連続的に送給し、 (ii)第1ゾーンのドラムを予め決められた実質的に等しいインターバルで回転 させ(各インターバルの最後においては、ドラム内のバッチを次のドラム内へ移 送させると共に第1ゾーンの最後のドラム内のバッチを第2ゾーンの第1ドラム へ移送させる予め決められた回転シーケンスを開始させる)、 (iii)各インターバルの間に第1ゾーンの各ドラム内へ濃化をもたらす脱イン キ性/凝集性組成物を導入することによりドラムの回転による撹拌によって故紙 からのインキ粒子の分離を促進してパルプ繊維スラリーを形成させ(この場合、 各インターバルの間に各バッチに添加される脱インキ性/凝集性組成物の量は実 質上等しくし、また、第1ゾーンの移動中に各バッチヘ添加される該組成物の総 量は故紙からインキ粒子を分離させて凝集させるのに必要な量になるように予め 決定される)、 (iv)第2ゾーンのドラムを予め決められた実質的に等しいインターバルで回転 させ(各インターバルの最後においては、ドラム内のバッチを次のドラム内へ移 送させると共に第2ゾーンの最後のドラムからバッチを移送させる予め決められ た回転シーケンスを開始させることにより、第2ゾーンの第1ドラムと後続のド ラム内へ移送されたパルプ繊維スラリーを該ドラム内で洗浄し、凝集したインキ 粒子を第2ゾーンのドラムの孔を通過させて系から流出させると共に補給水を第 2ゾーンのドラム内へ添加する)、次いで (v)各バッチが第2ゾーンの最後のドラムから移送されたときにセルロース繊 維を系から回収する。 2.次の付加的な工程(vi)をさらに含む請求項1記載の方法: (vi)第2ゾーンの最後のドラムからのバッチを受容する第1ドラムを有する第 3ゾーンのドラムを予め決められた実質的に等しいインターバルで回転させ、各 インターバルの最後においてはドラム内のバッチを第3ゾーンの後続ドラム内へ 移送させると共に第3ゾーンの最後のドラムからバッチを系外へ移送させる予め 決められた回転シーケンスを開始させる(この場合、第3ゾーンの第1ドラムと 後続ドラム内へ移送されたパルプ繊維スラリーと汚染物を第3ゾーンのドラムの 孔を通して系外へ流出させると共に補給水を第3ゾーンの該ドラム内へ添加する )。 3.各インターバルの間に第1ゾーンの各ドラム内へ導入されてバッチを濃化 する脱インキ性/凝集性組成物の量の約300〜400%を、故紙のバッチを第 1ドラム内へ連続的に送給する前に第1ゾーンの各ドラム内へ添加する請求項1 または2記載の方法。 4.各インターバルの間に第1ゾーンの各ドラム内へ導入されてバッチを濃化 する脱インキ性/凝集性組成物の添加量が故紙中の繊維の全重量に基づいて約2 〜約5重量%である請求項1または2記載の方法。 5.1または複数のインターバルの間に第1ゾーン内の1または複数個のドラ ムへ苛性アルカリを添加する請求項1または2記載の方法。 6.第1ゾーン内の各ドラム中のpHを約11.0に維持する請求項1または 2記載の方法。 7.第1ゾーン内の各ドラム中の水温を約160°Fよりも高くない温度に維 持する請求項1または2記載の方法。 8.第2ゾーン内の各ドラム中のpHを約11.0に維持する請求項1または 2記載の方法。 9.第2ゾーン内の各ドラム中の水温を約120〜140°Fに維持する請求 項1または2記載の方法。 10.系から回収されるセルロース繊維を1または複数の遠心装置を通過させ ることによってセルロース繊維から汚染物を除去する請求項1または2記載の方 法。 11.系から回収されるセルロース繊維を1または複数の加圧スクリーンを通 過させることによってセルロース繊維から汚染物を除去する請求項1または2記 載の方法。 12.全ゾーン内のドラムが端と端が接する共回転性ドラムである請求項1ま たは2記載の方法。 13.第3ゾーン内の各ドラム中の水温が約100°Fに維持される請求項2 記載の方法。 14.第3ゾーン内の各ドラム中のpHが約7.0に維持される請求項2記載 の方法。
JP52935597A 1996-02-14 1997-02-07 印刷故紙からの繊維回収法 Pending JP2000505509A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/601,614 1996-02-14
US08/601,614 US5714040A (en) 1996-02-14 1996-02-14 Method for recovering fiber from printed wastepaper
PCT/US1997/001402 WO1997030206A1 (en) 1996-02-14 1997-02-07 Method for recovering fiber from printed wastepaper

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000505509A true JP2000505509A (ja) 2000-05-09

Family

ID=24408144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52935597A Pending JP2000505509A (ja) 1996-02-14 1997-02-07 印刷故紙からの繊維回収法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5714040A (ja)
EP (1) EP0880614B1 (ja)
JP (1) JP2000505509A (ja)
KR (1) KR19990082682A (ja)
AT (1) ATE194397T1 (ja)
AU (1) AU2249397A (ja)
BR (1) BR9708428A (ja)
CA (1) CA2246507A1 (ja)
DE (1) DE69702440T2 (ja)
ES (1) ES2148935T3 (ja)
NO (1) NO983700L (ja)
PT (1) PT880614E (ja)
WO (1) WO1997030206A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119959A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 セイコーエプソン株式会社 処理装置、シート製造装置および処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6458240B1 (en) 2000-01-14 2002-10-01 Georgia-Pacific Corporation Method for removing contaminants from fibers in recycle fiber pulping
US7255816B2 (en) * 2000-11-10 2007-08-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of recycling bonded fibrous materials and synthetic fibers and fiber-like materials produced thereof
US7279073B2 (en) * 2002-08-13 2007-10-09 U.S. Greenfiber, Llc Apparatus for liquid-based fiber separation
US20080073044A1 (en) * 2002-08-13 2008-03-27 Bowman David J Apparatus for liquid-based fiber separation
US7381305B2 (en) * 2005-03-25 2008-06-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Method and apparatus for monitoring liquid and solid contents in a froth
EP2026647A4 (en) * 2005-12-16 2010-03-10 Atlantic Recycling Technologie SYSTEM AND METHOD FOR WET DISINTEGRATING TO PRODUCE CELLULOSIC INSULATION WITH LOW ASH CONTENT
CN114837008A (zh) * 2022-05-13 2022-08-02 广东理文造纸有限公司 一种废纸循环利用的包装纸纸浆制备工艺

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2083884A (en) * 1932-09-24 1937-06-15 Wells Harold Donald Wastepaper de-inking and de-fibering process and apparatus
US3635789A (en) * 1969-05-02 1972-01-18 Xerox Corp Deinking of waste xerographic copy paper
DE2161015A1 (de) * 1971-12-09 1973-06-20 Escher Wyss Gmbh Flotiervorrichtung zum reinigen einer faserstoffsuspension durch flotation in der papierindustrie
US4157952A (en) * 1978-03-24 1979-06-12 Lenox Institute For Research Apparatus for deinking waste paper pulp
DE2908660C2 (de) * 1979-03-06 1984-02-09 J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim Verfahren und Anlage zur Rückgewinnung einer Faserstoffsuspension aus gemischtem Altpapier
US4276118A (en) * 1979-10-09 1981-06-30 Weyerhaeuser Company Deinking waste electrophotography copy paper
US4399028A (en) * 1982-06-14 1983-08-16 The Black Clawson Company Froth flotation apparatus and method
DE3406990A1 (de) * 1984-02-27 1985-08-29 E. & M. Lamort S.A., Vitry-le-François, Marne Verfahren und vorrichtung zum flotieren von dispersionen
FR2603917B1 (fr) * 1986-09-15 1991-08-30 Lamort E & M Procede et installation de traitement de vieux papiers imprimes
US4820379A (en) * 1986-10-16 1989-04-11 Ppg Industries, Inc. Method for deinking wastepaper with a halogenated polyethylene oxide and a polymeric material
US4952308A (en) * 1986-12-10 1990-08-28 Beloit Corporation Pressurized flotation module and method for pressurized foam separation
FR2612212B1 (fr) * 1987-03-13 1990-06-29 Centre Tech Ind Papier Procede et installation pour le recyclage de vieux papiers imprimes
DE3900941A1 (de) * 1989-01-14 1990-07-19 Henkel Kgaa Verfahren zur flotation von fuellstoffen aus altpapieren in gegenwart organischer phosphorsaeureester
US5308448A (en) * 1989-01-14 1994-05-03 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the flotation of fillers from deinked waste paper in the presence of surfactants containing sulfonate groups
US5176822A (en) * 1989-10-16 1993-01-05 Ishikawajima-Harima Jukogyo Kabushiki Kaisha Flotation machine for deinking
JP2790338B2 (ja) * 1989-10-16 1998-08-27 石川島播磨重工業株式会社 脱インク用フローテーション装置
DE3935761A1 (de) * 1989-10-27 1991-05-02 Henkel Kgaa Verfahren zur altpapieraufbereitung in gegenwart von hydroxysulfonatsalzen
US5236090A (en) * 1990-05-30 1993-08-17 Sulzer-Escher Wyss Gmbh Flotation-deinking-device
DE4032050A1 (de) * 1990-10-09 1992-04-16 Henkel Kgaa Verwendung von polyetherkettenhaltigen verbindungen, hergestellt aus epoxidierten carbonsaeurederivaten, zur entfernung von druckfarben aus altpapieren und/oder papierkreislaufwaessern
EP0483571B1 (de) * 1990-10-30 1995-02-01 BK LADENBURG GmbH, Gesellschaft für chemische Erzeugnisse Verfahren zur Wiedergewinnung von Fasern durch Flotationsdeinken aus Altpapier
US5225045A (en) * 1991-02-14 1993-07-06 Watson Dana L System and method for recycling materials from disposed diapers
US5248388A (en) * 1991-04-25 1993-09-28 Betz Paperchem, Inc. Use of surfactants having an HLB less than 10 in the deinking of dry toner electrostatic printed wastepaper
US5302242A (en) * 1991-04-25 1994-04-12 PaperChem Inc. Betz Process and composition for deinking dry toner electrostatic printed wastepaper
US5200034A (en) * 1991-04-25 1993-04-06 Betz Paperchem, Inc. Use of surfactants having an HLB less than 10 in the deinking of dry toner electrostatic printed wastepaper
US5141598A (en) * 1991-04-25 1992-08-25 Betz Paperchem, Inc. Process and composition for deinking dry toner electrostatic printed wastepaper
US5133832A (en) * 1991-07-08 1992-07-28 The Black Clawson Company Process and system for preparation of waste paper stock with short and long fiber fractionation
US5242585A (en) * 1991-09-04 1993-09-07 Lenox Institute For Research, Inc. Apparatus and method for deinking waste paper pulp
US5234543A (en) * 1991-10-03 1993-08-10 International Paper Company Deinking method using ink agglomeration
ES2099850T3 (es) * 1992-03-04 1997-06-01 Voith Gmbh J M Procedimiento para el tratamiento de papel usado.
US5217573A (en) * 1992-04-23 1993-06-08 International Paper Company Removal of laser printer and xerographic ink from recycle paper
US5413675A (en) * 1993-05-06 1995-05-09 Westvaco Corporation Method of deinking laser printed wastepaper
US5405495A (en) * 1993-07-02 1995-04-11 Nalco Chemical Company Recycling of xerographic waste paper using organic particulates
US5520780A (en) * 1993-11-30 1996-05-28 Dxresources Corporation Method and apparatus for de-inking newsprint using counterflow extractor
US5454237A (en) * 1994-04-13 1995-10-03 Pellerin Milnor Corporation Continuous batch type washing machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119959A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 セイコーエプソン株式会社 処理装置、シート製造装置および処理方法
JP7035533B2 (ja) 2017-12-28 2022-03-15 セイコーエプソン株式会社 処理装置、シート製造装置および処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2246507A1 (en) 1997-08-21
NO983700D0 (no) 1998-08-12
EP0880614B1 (en) 2000-07-05
WO1997030206A1 (en) 1997-08-21
PT880614E (pt) 2000-10-31
NO983700L (no) 1998-10-14
ATE194397T1 (de) 2000-07-15
AU2249397A (en) 1997-09-02
BR9708428A (pt) 2000-01-04
ES2148935T3 (es) 2000-10-16
DE69702440D1 (de) 2000-08-10
DE69702440T2 (de) 2000-12-07
US5714040A (en) 1998-02-03
EP0880614A1 (en) 1998-12-02
KR19990082682A (ko) 1999-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3453146B2 (ja) 再利用パルプの脱インキ法
US4846975A (en) Anaerobic digestion process
US4160722A (en) Recovery of plastic from municipal waste
JPS58191289A (ja) 印刷ずみの未選別故紙から製紙用パルプを製造する方法
US5362362A (en) Methods of deinking cellulosic materials
JPH10510213A (ja) 製紙廃水の処理方法
JP2000505509A (ja) 印刷故紙からの繊維回収法
US5302245A (en) Integrated wastepaper treatment process
JPH11505302A (ja) インキの凝集を利用する混合故紙のリサイクル方法
US5996806A (en) Method and apparatus for treating filler-containing material such as recycled fibers
US5882480A (en) Process for making granular material
IE914556A1 (en) Method for processing waste paper
JP3012196B2 (ja) 粒状吸収材料、その製法及び装置
GB1364474A (en) Waste treatment and paper fibre reclamation system
KR890000069B1 (ko) 폐지로부터 섬유질 물질의 제조방법
JPH09119083A (ja) 再生紙からの染色された粒状材料及びその製造方法
CA1098353A (en) Method and apparatus for recovering paper fiber from waste paper containing materials
GB2112830A (en) Upgrading used paper
WO2006039054A1 (en) Method of deinking recycled paper employing centrifigal cleaners
US1953150A (en) Process for separating rubber and fiber
JPS6325116B2 (ja)
JP4812047B2 (ja) 故紙再生処理方法
WO1996036763A1 (en) Pulping apparatus and related method for recycling paper
JPH105723A (ja) 重金属含有廃棄物焼却灰の湿式不溶化処理方法及び装置
KR910003888B1 (ko) 페밀크카튼으로부터 펄프를 회수하는 방법