JP2000504296A - チェーンコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 チェーンコンベアは、ローラチェーン（６）（「８」と読むべきで、以下同じ）と、ローラチェーン（６）を鉛直方向に支持するための支持レール（５）とを有している。ローラチェーン（６）は、チェーンリンク（１）によって相互に連結される複数の支持ローラ（３）から構成される。チェーンリンクは、２つの脚部（１１，１２）とその間に位置される基部（１０）とを有している限りにおいて、Ｕ字形状のデザインとなっている。基部（１０）の平均長さ（Ｌ）は、２つの隣接する支持ローラ（３）の軸間の距離（Ａ）に少なくとも略一致している。隣接するチェーンリンクの隣接する基部の前面は、対応したデザインであり、ローラチェーンが押力を伝達し得るように、隣接するチェーンリンク相互のあらかじめ決められた所定角度を超える回転動作を制限する限りにおいて、抑止手段として働く。ローラチェーンを横方向にガイドするために、別個のガイドエレメント（２）が、チェーンリンクを関節のあるように相互に連結するシャフト（２８）の中に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】 チェーンコンベア 本発明は、請求の範囲第１項の前提部分に記載されるチェーンコンベアに関す る。 ここで諭じられるチェーンコンベアは、一般に、ラック式貯溜設備の貯溜棚に おいて使用されており、格納すべき品物のための運搬手段として利用されている 。運搬手段は、通常、向きが２方向に変わるループ状にされて無端状の運搬手段 を形成しており、実際の運搬手段としては、ローラを備えたコンベアチェーンが 提供されている。費用および重量を節約するために、しかしながら循環する運搬 手段の全体がチェーンとして構成されるのではなく、それの約半分だけであり、 一方、他の半分は補助板（strap）により構成される。 格納される品物のための支持部材として、ほとんどの場合、パレットが使われ る。品物を格納するとき、パレットがコンベヤチェーンの上へ横たえられ、大抵 はフォークリフトトラックによって、貯溜ラックに押し入れられる。必要が生じ た場合には、品物は再びこのフォークリフトトラックによって、引き出される。 「パレット支持レール、およびパレット支持レールとパレット運搬軌道とを備 えたスライドイン式パレット貯溜ユニット」（"Pallet-Support Rail and Slide -in Pallet-Storage Unit with Pallet-Support Rails and Pallet-Conveyor Tr ack"）というタイトルのＷＯ 94/00370 号公報には、ここで論じられる一般的な 思想のチェーンコンベヤについて開示されている。このコンベヤはローラチェー ンを備え、ローラチェーンの支持ローラは、一組の横のリンク板によって両側に おいて相互に連結されており、チェーンの各２番目のリンクは、補助板部材を支 えるように設計されている。横のリンク板は、レールに沿ってローラチェーンの 上方走行部を横にガイドし得るような大き さに、下方へ突出しており、それでこのために、レールは、その幅において、対 になっている２つのリンク板の相互の距離より小さい。アルミニウムよりなるレ ールは、その下側の部分において、ローラチェーンの下方走行部が受容され、ガ イドされ、および支持される戻り用チャンネルを有している。 上述したチェーンコンベアに関する問題は、ローラチェーンの横のリンク板が 、ガイドする力のみならず引張力の双方を引き受けなければならないという点に ある。したがって、横のリンク板は、ポリ４フッ化エチレン（ＰＴＦＥ）のよう な良好な自己減摩特性を有する材料で連続的に製造することはできず、例えば鋼 のような高力材料で少なくとも部分的に製造しなければならない。この設計は、 ローラチェーンおよびガイドレール間の摩擦の値が比較的高いという不利な結果 となる。これはまた、ここで加えてローラチェーンの固有の重さを横のリンク板 で支えなければならないので、特に、戻り用チャンネルにおいて受容される下方 チェーン走行部にあてはまる。ローラチェーンおよび支持レール間に生じる高い 摩擦の値のため、この種の設計のチェーンコンベヤの構造上の長さは、制限され る。さらに、同時にガイド手段として設計される横のリンク板の引張負荷により 、摩擦抵抗が付加的に増加することが示された。 この前述したようなチェーンコンベヤに関するさらなる問題は、ここに使用さ れるチェーンが引張力のみを引き受けることができるという事実にある。品物の 負荷がかかる場合は常にそうだが、押力がチェーンに作用するやいなや、押力を 受けているそのチェーンリンクの相互の回転により、チェーンが折り返される虞 れが存在する。 特に、押し込まれるパレットとすでに積み込まれた品物との間に位置されるチ ェーン部分は、かなり大きい押力を受ける。押し込まれるパレットは、そのパレ ットの後方に位置されるチェーン部分、および前側の変向部のまわりにガイドさ れる部分に、引張力を起こさせる。利用可能空間が限られているために、この種 の変向部は非常に小さい直径を有するので、効率が悪く、高い引張力に適合して いない。変向部のまわりで変向されるチェーンにおけ る引張力は、弾性を有する補助板を介して、さらに効率を減じる後方の変向部に 伝達される。ここで、格納される品物の質量が20トンにまで達し得ることを考慮 すべきである。 チェーンの折れは、チェーンの全長が折れによって突然変えられることになる ので、説明された状況下で最も望ましくないものと理解される。これは、極端な 場合には、補助板の破壊や変向部の損傷をもたらす結果となり得る。さらに、チ ェーンの折れによって、格納される品物の保護のためにできる限り保たなければ ならない品物間の距離が変わり得る。また、チェーンの折れの上で、特に軽量の 品物が持ち上げられて水平位置から回転されることが、起こり得る。 チェーンおよび循環する運搬手段の全長は、それぞれ例えば温度変化や補助板 の伸びのために大きく変化し得るので、従来のチェーンが使われるときには、折 れは避けることができない。 したがって、本発明の目的は、チェーンが押力をも受けて伝えることができる ように、請求の範囲第１項の前提部分において述べられている種類のチェーンコ ンベヤを改良することである。 この目的は、請求の範囲第１項の特徴部分に挙げられている特徴により満たさ れる。 ローラチェーンが押力を伝えることができるように、隣接したチェーンリンク の所定回転角度を超える相互の回転を制限する抑止エレメントを有するチェーン リンクを提供することによって、チェーンの当該部分が一緒に折られる虞れが防 止され、そして、それに関係する不利な点が回避される。 本発明の好適な実施例については、請求の範囲における従属項である第２〜１ ０項に記載されている。 本発明のさらなる目的は、ローラチェーンおよび支持レール間に非常に低い摩 擦抵抗を与えるローラチェーンを横方向にガイドするためのガイド手段を備えて 設計され、簡単な構成により低コストで製造することができるチェーンコンベヤ を提供することにある。 この目的は、請求の範囲第１１項の特徴部分に挙げられている特徴により満た される。 以下において、本発明は、図面の助けを借りてさらに説明される。 これらの図面において、 図１〜図３は、３つの異なる方向から見たローラチェーンの個々のチェーンリ ンクを示す。 図４〜図６は、３つの異なる方向から見たローラチェーンのガイドエレメント を示す。 図７〜図９は、３つの異なる方向から見たローラチェーンのキャッチ部材を示 す。 図１０は、ローラチェーンのみならず支持レールをも通る断面図を示す。 図１１は、図１〜図３に示されるチェーンリンクを備えたローラチェーンの一 部の平面図を示す。 図１２は、図１１に示されるローラチェーンの一部の側面図を示す。 図１〜図３は、ローラチェーンのチェーンリンクを、側面図、正面図、平面図 で示している。チェーンリンク１は、基本的にＵ字形状をしており、２つの脚部 １１，１２のみならず基部１０を有している。２つの脚部１１，１２間に位置さ れる基部は、チェーンリンク１の頂部カバーを構成する。チェーンリンク１の両 脚部１１，１２には、通孔１３が設けられており、この通孔１３は、それぞれチ ェーンリンク１を相互に連結するシャフトを受けるため、および支持ローラを軸 支するために役立つ。 チェーンリンク１の基部１０には、一方の脚部１１に沿って配列されると共に 脚部１１，１２の壁厚よりも大きい幅ｂ２を有する２つの凹所１６が設けられて いる。凹所１６を設けることにより、各種の統一されたデザインのチェーンリン ク１をチェーンに組み立てることは、先行あるいは次のチェーンリンク１の一方 の脚部１１，１２が、高さ方向軸のまわりでそれぞれ１８０°だけ回転される場 合には、そのような凹所１６に係合する限りにおいて好都合である。 さらに、基部１０には、その長手方向軸を横切って走るスロット１５が設けら れている。このスロットは、図７〜図９を参照してここで以下さらに述べられる ように、弾性材料よりなるキャッチ部材を受けるために役立つ。 このようなチェーンリンク１の基本的形状は、好ましくは、打ち抜き加工によ り作られ、一方、Ｕ字形状のデザインは、打ち抜いた部品に続いて曲げ加工を施 すことにより作られる。 チェーンリンク１の基部１０の２つの端部１７，１８は、好ましくは、斜め形 状とされる。他方において、基部の２つの端部には、破線Ｌによって輪郭が描か れているように、段部を設けることができる。 一方の脚部１２には、基部１０の頂部側の上方に伸延する２つの突部１４が設 けられており、ここでは製造上の理由のため、基部１０のより短い方の部分１７ ａ，１８ａに隣接する脚部１２が、それぞれそのような突部１４を有している。 図４〜図６において、ローラチェーンのガイドエレメント２は、３つの異なる 方向から見た図で示される。このガイドエレメント２は、基本的には、クランプ 部２４のみならずガイド板２１からなる。ガイド板２１の内側に一体的に形成さ れて、細片部材２３が設けられる。ガイド板２１の下方部２６は、ローラチェー ンを横方向にガイドするのに役立ち、一方、ガイド板２１は、頂部側に設けられ た支持面を有しており、循環するチェーンの下方チェーン走行部を支持するよう に設計されている。このガイド板２１の作用モードは、図１０を参照して、ここ で以下において、さらに説明されるであろう。 図７〜図９は、キャッチ部材１９を、側面図、正面図、平面図で示している。 キャッチ部材１９は、好ましくは、ゴムから作られ、チェーンリンクにより支持 される品物の支えとして役立つ。チェーンリンクの基部に機械加工されたスロッ トに固定するために、キャッチ部材１９は、そのスロットに対応するように設計 された保持部１５（「２０」と読むべき）を有している。固定するために保持部 １５（「２０」と読むべき）がスロットを通して滑り 込まされ、その後、各キャッチ部材が９０°だけ回転される。キャッチ部材１９ は、好ましくは、軽量の品物が突出部には支えられないがキャッチ部材には支え られるように、チェーンリンクの突出部の上方に僅かに伸延している。しかしな がら、キャッチ部材１９の弾性を有する設計により、重量物の場合はキャッチ部 材を圧縮し、それによって突出部に支えられるということが保証されており、こ れにより、チェーンリンクと格納される品物であるパレットとの間の安全で絶対 的でない関係が保証される。 図１０は、ローラチェーン８のみならず支持レール５を通る断面図を示す。支 持レール５は、頂部側に、２つのガイド面によって側方の範囲が制限された、上 方に突出した軌道面６を有している。支持レール５には、底部側に、ガイドエレ メント２のガイド板２１がそのガイド面２５で支えられて、チェーンの下方走行 部８ｂが鉛直方向に支持される２つの補助レール７が設けられた開口底を有する 中空チャンバＨが設けられている。 ローラチェーン８は、図１〜図３に示すようにデザインされたチェーンリンク １により、そして、支持ローラ３により構成されており、これによって、それぞ れ２つのチェーンリンクは、シャフト２８により関節があるように相互に連結さ れる。シャフト２８は、同時に、支持ローラ３の軸受として機能する。このシャ フト２８の中へ、一方の側に、チェーンリンク１の下方に伸延するガイドエレメ ント２が挿入される。他方の側では、ガイドエレメント２のクランプ部２４が脚 部１２ａと係合し、ガイドエレメント２のみならずシャフト２８の双方を、ここ に示される位置に固定することができる。ガイドエレメント２を固定するために 、付加的に、安全ピン２９が図示のように設けられ、自己ロック方式でしっかり と固定される。一定形状のチェーンリンク１からなるチェーンを形成するために 、チェーンリンクは、高さ方向軸のまわりで交互に１８０゜ごと回転して配設さ れ、これにより、ローラチェーンの長さ方向に示されるように、一方のチェーン リンクは、チェーンリンクの脚部の壁部の厚さに対応する量だけ、他方のチェー ンリンクに対してオフセットしている。チェーンリンク１に加え、ガイドエレメ ント２もまた 、交互に１８０°ごと回転して配設され、これは、換言すれば、ガイドエレメン ト２は、このシャフト２８の中に、一度左側から挿入されると今度は右側からと 交互に挿入されることを意味し、ローラチェーン８が軌道面６の両側でガイドさ れるようにしてある。ガイドエレメント２の細片部材２３は、チェーンリンクの 当該脚部の底側に沿って伸延して、ガイドエレメント２が回転されるのを防止し ており、したがって、細片部材２３の高さは、チェーンリンクの脚部の壁厚さに 概ね一致している。ローラチェーン８は、循環する運搬手段の略６０％だけを構 成し、残りの４０％は、チェーンの２つの端部に固定される補助板からなること が、付け加えられるべきである。 図１１は、図４〜図６に示されるガイドエレメント２のみならず図１〜図３に 示されるチェーンリンク１を備えたローラチェーンの一部の平面図を示す。この 図から、チェーンリンク１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄが高さ方向軸のまわりで交互に １８０゜ごと回転して配設され、ローラチェーンの長さ方向に示されるように、 一方のチェーンリンクは、チェーンリンクの一方の脚部１１，１２が隣接するチ ェーンリンクの基部における凹所１６（図３）に係合するように、チェーンリン ク１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄの脚部の壁部の厚さに対応する量だけ、他方のチェー ンリンク１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄに対してオフセットしていることがわかる。こ の設計は、チェーンリンク１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄはまた、横方向力を受けて伝 えることを許容している。 さらに、基部１０の平均長さＬが２つの隣接する支持ローラ３の軸間の距離Ａ に少なくとも略一致していることは明らかである。基部１０は、好ましくは、２ つの隣接する支持ローラの軸間の距離より概略０．５〜３ｍｍだけ短くされ、チ ェーンが伸ばされた状態にされたときに、隣接するチェーンリンク１ｂ，１ｃの 基部１０ｂ，１０ｃの前面の間に、０．５〜３ｍｍのオーダーのギャップｂもま た生成されるようにしてある。この設計により、チェーンリンクが折り返される と隣接する基部の前面が相互に接するため、隣接するチェーンリンクの相互のあ らかじめ決められた所定角度を超える回転動作が制限される結果となる。この関 係において、隣接するチェーンリンクの 隣接する基部の前面は、対応した設計とすることが重要である。そのように設計 されたローラリンクは、こうして、チェーンのある部分が一緒に折られる虞れな く、押力を伝達することができる。 図１２は、図１１に示されるローラチェーンの一部を側面図で示す。この図か ら、交互に配置されたガイドエレメント２がチェーンリンクの下方に伸延してい ることがわかる。 このように設計されたチェーンコンベアは、ガイドエレメントのみならずチェ ーンリンクの双方とも一定形状の設計であるので、きわめて簡単な構成であり、 低コストで製造することができる。隣接するチェーンリンク相互のあらかじめ決 められた所定角度を超える回転動作を制限する抑止部材を上述したように設ける ことにより、ローラチェーンは、押力をも伝達することができる。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ローラチェーン（８）と該ローラチェーン（８）を鉛直方向に支持する支持 レール（５）とを備え、前記ローラチェーン（８）は、チェーンリンク（１）に よって相互に連結される複数の支持ローラ（３）を有してなるチェーンコンベア において、 前記チェーンリンク（１）には、前記ローラチェーン（８）が押力を伝達し得 るように、隣接するチェーンリンク（１）相互のあらかじめ決められた所定角度 を超える回転動作を制限する抑止手段が設けられていることを特徴とするチェー ンコンベア。 ２．前記チェーンリンク（１）の主要部分は、２つの脚部（１１，１２）とその 間に位置される基部（１０）とを有するようにＵ字形状に設計され、前記基部（ １０）の平均長さ（Ｌ）は、２つの隣接する支持ローラ（３）の軸間の距離（Ａ ）に少なくとも略一致し、隣接するチェーンリンク（１）の隣接する基部（１０ ）の前面（１７，１８）は、対応したデザインであり、抑止手段として働くこと を特徴とする請求の範囲第１項に記載のチェーンコンベア。 ３．前記ローラチェーン（８）が伸ばされた状態にあるときに、前記チェーンリ ンク（１）の長さの５％より小さいギャップ（ｂ）が、隣接するチェーンリンク の前面の間に存在することを特徴とする請求の範囲第２項に記載のチェーンコン ベア。 ４．前記チェーンリンク（１）の基部（１０）は、前記ローラチェーン（８）の 上カバーとして設計され、前記ローラチェーン（８）が伸ばされた状態にあると き、前記ローラチェーン（８）は、前記支持レール（５）のみならず前記支持ロ ーラ（３）の双方を汚れから保護することを特徴とする請求の範囲第２項又は第 ３項に記載のチェーンコンベア。５．前記チェーンリンク（１）の基部（１０） の２つの端部（１７，１８）は、段部及び／又は傾斜 したデザインを有することを特徴とする請求の範囲第２〜４項のいずれか１項に 記載のチェーンコンベア。 ６．前記チェーンリンク（１）は一体構造であり、前記基部（１０）のより短い 方の部分に隣接する脚部（１２）には、該基部（１０）の頂部側から上方に伸延 する突部（１４）が設けられていることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の チェーンコンベア。 ７．前記チェーンリンク（１）の基部（１０）は、その頂部側が、物品を前記ロ ーラチェーン（８）上で運搬するための支持面として設計されていることを特徴 とする請求の範囲第２〜６項のいずれか１項に記載のチェーンコンベア。 ８．前記基部（１０）には、一方の脚部（１１，１２）に沿って配列されると共 に脚部（１１，１２）の壁厚よりも大きい幅（ｂ）を有する２つの凹所（１６） が設けられていることを特徴とする請求の範囲第２〜７項のいずれか１項に記載 のチェーンコンベア。 ９．前記ローラチェーン（８）は、中央対称形状とは異なる幾何学的形状を有す る一定形状のチェーンリンク（１）から構成され、該チェーンリンク（１ａ，１ ｂ，１ｃ，１ｄ）は、高さ方向軸のまわりで１８０゜だけ交互に回転され、ロー ラチェーン（８）の長さ方向に示されるように、一方のチェーンリンクは、チェ ーンリンク（１）の脚部（１１，１２）の壁部の厚さ分だけ、他方のチェーンリ ンク（１ａ，１ｂ，１ｃ，１ｄ）に対してそれぞれオフセットしていることを特 徴とする請求の範囲第１〜８項のいずれか１項に記載のチェーンコンベア。 １０．前記基部（１０）には、前記ローラチェーン（８）の移動方向に対して横 切って延びるスロット（１５）が設けられ、前記スロットに対応するように設計 され前記スロット（１５）の中に挿入してから９０゜回転することによって前記 基部（１０）に固定可能な保持部（２０）を有する弾性材料よりなるキャッチ部 材（１９）が設けられていることを特徴とする請求の範囲第１〜９項のいずれか １項に記載のチェーンコンベア。 １１．前記ローラチェーン（８）のチェーンリンク（１）は、シャフト（２８） によって関節のあるように相互に連結され、前記シャフト（２８）は、前記支持 ローラ（３）の支持軸として同時に設計されており、前記シャフト（２８）は中 空を呈し、別個のガイドエレメント（２）が、前記シャフト（２８）の中に挿入 され、ガイドレール（５）に向け少なくとも一の側においてチェーンリンク（１ ０）の下方に伸延することを特徴とする請求の範囲第１項に記載のチェーンコン ベア。 １２．前記ガイドエレメント（２）には、チェーンリンク（１０）の方へ導かれ る細片部材（２３）が設けられ、該細片部材（２３）はチェーンリンク（１０） の脚部の下側に沿って伸延し、該細片部材（２３）の高さは、最大でチェーンリ ンク（１０）の脚部（１１，１２）の壁厚に一致することを特徴とする請求の範 囲第１１項に記載のチェーンコンベア。 １３．前記支持レール（５）は、頂部側に軌道面（６）を有し、該軌道面（６） はその下方に位置される２つのガイド面（３１，３２）によって側方の範囲が制 限されており、前記各ガイドエレメント（２）は、前記ガイド面（３１，３２） と協働すべく適応される少なくとも一つの側方ガイド部材（２１）を有すること を特徴とする請求の範囲第１１項又は第１２項に記載のチェーンコンベア。 １４．前記ガイドエレメント（２）は、良好な自己減摩特性を有するプラスチッ ク材料よりなることを特徴とする請求の範囲第１１〜１３項のいずれか１項に記 載のチェーンコンベア。 １５．前記ローラチェーン（８）の向きを変えると共に上方および下方走行部（ ８ａ，８ｂ）に分けるために端部に配置される変向装置を有し、前記支持レール （５）は、底部側に、チェーンの下方走行部（８ｂ）を少なくとも部分的に受容 する中空チャンバ（Ｈ）を有し、前記ガイドエレメント（２）は、少なくとも一 の側で、またそれだけでなくガイドレール（５）に向けて下方に、上方チェーン 走行部（８ａ）のチェーンリンク（１）を越えて突出し、前記ガイドエレメント （２）のチェーンリンク（１）の下方に伸延する 部分（２６）は、上方チェーン走行部（８ａ）をガイドするために設計され、前 記ガイドエレメント（２）は、中空チャンバ（Ｈ）に少なくとも部分的に受容さ れる下方チェーン走行部（８ｂ）をガイドし鉛直方向に支持するために、チェー ンリンク（１）を越えて横方向に突出する部分に、ガイド面（２５）を有するこ とを特徴とする請求の範囲第１１〜１４項のいずれか１項に記載のチェーンコン ベア。 １６．前記ローラチェーン（８）の両端部は、補助板により循環する無端状の運 搬手段と相互に連結され、該ローラチェーン（８）の長さは、運搬手段全体の６ ０％より大きくならないことを特徴とする請求の範囲第１〜１５項のいずれか１ 項に記載のチェーンコンベア。