JP2000503840A - 三重ウエルの電荷ポンプ - Google Patents

三重ウエルの電荷ポンプ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、改良された電荷ポンプである。この電荷ポンプは、三重のウエル配列(206,204,206)を有する少なくとも1つのトランジスタを備える。この三重ウエルポンプトランジュスタは、反対の導電型を有する第1のウエル(206)上に形成された第1の導電型のソースとドレイン領域(210,212)を有する。第1の導電聖を有する第2のウエル(204)は、第1のウエル(206)の外側に形成される。ソース領域、第1のウエル及び第2のウエルは、実質的に同じ電位にセットされる。この構成の1つの特徴は、第1のウエルがドレイン領域(212)と共に半導体ダイオードを形成することである。この配列の他の特徴は、トランジスタの基体効果が減少されることである。基体効果の減少は、トランジスタのスレッショルド電圧を減少する。上述のダイオードとトランジスタのスレッショルド電圧が、単独でまた組み合わさって、電化ポンプがより効率的に動作することを可能にすることが分かった。

Description

【発明の詳細な説明】 三重ウエルの電荷ポンプ 発明の属する技術分野 本発明は、電荷ポンプ回路に関し、特に電荷ポンプ回路の設計にいて三重ウエ ルトランジスタを用いることに関する。 発明の背景 電荷ポンプは、電荷ポンプに供給される電圧より高い出力電圧を発生すること ができる回路である。電荷ポンプの応用の1つは、電気的に消去できるプログラ ム可能なリード・オンリーメモリ(EEPROM)やフラッシユメモリのような ある種の不揮発性の半導体メモリデバイスを消去したりプログラムするための電 圧を発生することである。これらのメモリデバイスを動作する一つの方法は、ホ ットエレクトロン注入によってプログラムし、フォウラーノルドハイム(Fowler- Nordheim)のトンネリングによって消去することである。このようなメモリセル のプログラミングや消去は、フローティングゲート電極を囲む誘電体を通過する 電流を必要とする。結果的に、一般的に高電圧が必要とされる。従来の不揮発性 半導体メモリデバイスは、通常の5ボルト電源に加えて外部の高電圧(例えば、 12ボルト)の適用を必要とする。この配列は、それが複雑であり、回路基板上 の実際の場所を浪費するために、好ましくない。近年、多くの不揮発性半導体メ モリデバイスの製造業者は、消去やプログラミングのために必要な高電圧を生じ るように、チップ上に電荷ポンプを配置する。多くの消費者はこの開発を歓迎し 、不揮発性半導体デバイスの販売は増加している。 不揮発性半導体デバイスにおけるメモリセルの数が増加するにつれて、これら のセルを消去し、プログラムするために必要な電流も増加している。結果的に、 効率的である、例えば多くの電流をより速く発生する電荷ポンプに対する必要性 がある。 発明の概要 本発明は、電荷ポンプの効率を増大するために三重ウエルトランジスタを使用 することである。本発明の電荷ポンプは、ポンピングトランジスタに印加された クロックパルスに応答して、第1のポンピングトランジスタから最後のポンピン グトランジスタまでの電圧レベルを増加するように配置された複数のポンピング トランジスタを有する。これら複数のポンピングトランジスタの少なくとも1つ は、反対の導電型を有する第1のウエルに形成された第1の導電型のソース及び ドレイン領域を有している。 第1の導電型を有する第2のウエルは第1のウエルの外側に形成される。第2 のウエルは基板上に作られる。このトランジスタ設計は、一般に“三重ウエル” トランジスタと呼ばれる。ソース領域、第1のウエル、及び第2のウエルは、実 質的に同じ電位にセットされるのが好ましい。本発明の1つの実施形態において 、第2のウエルは電荷ポンプの最も高い正の電位にセットされる。 この形状の1つの特徴は、第1のウエルがドレイン領域を有する半導体ダイオ ードを形成することである。従来構造のポンピングトランジスタを比較して、こ のダイオードは、多くの電流がポンピングトランジスタを介して流れるようにす る。この配列の他の特徴は、それが三重ウエルトランジスタの基体効果を減少す ることである。結果として、このトランジスタのスレッショルド電圧は減少され る。スレッショルド電圧の減少によって、トランジスタは素早くターンオンされ る。 上述のダイオード及びスレッショルド電圧の減少効果は、単独に又組み合わさ って、電荷ポンプがより効率的に動作することを可能にする。改善された効率の 例は、出力電流を増加すること、電源電圧レベルを下げること、及び動作周波数 を増加することである。 本発明の三重ウエルポンピングトランジスタは正電圧及び負電圧の電荷ポンプ において使用されることができる。 本発明のこれら及び他の特徴は、図面と共に以下の詳細な説明を読むことによ って明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の4ステージの電荷ポンプの概略図である。 図2は、図1の電荷ポンプと共に用いられることができるクロックパルスのタ イミング図を示す。 図3は、本発明の三重ウエルNMOSの概略断面図を示す。 図4は、図1の電荷ポンプに使用されることができる本発明の4つの三重ウエ ルトランジスタの上面図である。 図5は、図1の電荷ポンプのいろいろな点における電圧プロフィールを示す。 図6は、本発明による負電圧の電荷ポンプの概略図である。 発明の詳細な説明 本発明は、新規な電荷ポンプシステムに関する。以下の記載は、この分野の通 常の知識を有するもの(当業者)が本発明を作り、使用することができるように 記載されている。特定の応用の記載は、例示としてのみ与えられる。好適な実施 形態に対するいろいろな変更は当業者に容易に明らかであり、又ここで規定され た一般的な原理は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の実施形態 適用され、また応用されることができる。従って、本発明は、示された実施態様 に限定されることを意図するものでなく、ここに記載された原理や特徴に一致す る広い範囲に与えられるべきである。 図1は、本発明の4ステージ(段)電荷ポンプ10.0の概略図である。電荷ポ ンプ10.0は9つの三重ウエルNMOSトランジスタ102〜110、及び1 2の通常のNMOSトランジスタ112〜119と132〜135を有する。こ れらの通常のNMOSトランジスタは、低いスレッショルド電圧を有する本来の nチャネルデバイスであるのが好ましい。通常のNMOSトランジスタ112〜 119はキャパシタとして働き、クロックパルス122‐129に結合される。 クロックパルスは、トランジスタ112〜119の容量作用をとおして対応する 三重ウエルNMOSトランジスタに結合される。8つのクロックパルスがあるけ れども、それらは、対として、即ち(122,124)、(123,125)、 (126,128)及び(127,129)として配列されている。対における 各クロックパルスは同じパルスのタイミングを有するが、一方、異なる対は異な るパルスのタイミングを有している。タイミング192〜195が対(122, 124)、(123,125)、(126,128)及び(127,129)に それぞれ対応する場合のクロックパルスが図2に示されている。これらのパルス はこれらのキャパシタのゲートを交互にブースとアップする。これにより断から 断へ電圧レベルが増加する。電圧がポンプアップされる方法は、従来の電荷ポン プと同様である。本発明の1つの実施形態において、電荷ポンプに上級される電 圧は3ボルトだけであるのに対し、三重ウエルNMOS110のドレイン端子に おける出力電圧は約10.5ボルトである。以下に詳細に説明されるように、こ れらの三重ウエルトランジスタ(通常のNMOSトランジスタに代わって)の使 用は、従来の4ステージ電荷ポンプと比較して、電荷ポンプの性能及び効率を増 大する。 電荷ポンプは、好ましくは他の関連回路、例えばプリチャージや電圧調整回路 を含むことが留意されるべきである。これらの回路は、当業者によってよく知ら れており、ここでは説明しない。 図3は、図1のトランジスタ102〜110のために使用されることができる 三重ウエルNMOSトランジスタの概略断面図である。トランジスタ20.0は p型基板202上に作られる。Nウエル204は基板の上部に形成され、Pウエ ル206はNウエル204上に形成される。N+型ドレイン領域210はPウエ ル206に形成され、N+型ソース領域212もPウエル206に形成される。 チャネル領域214がPウエル206のソースとドレイン領域の間に画定される 。薄いゲート酸化物がゲート216とチャネル領域214の間に堆積される。ド レイン領域210、ゲート216、ソース領域212、Pウエル206及びNウ エル204は、それぞれ個々の端子220‐224に結合される。従って、三重 ウエルトランジスタ20.0は5つの端子デバイスと考えられる。本発明の1つ の実施形態において、N+ソースとN+ドレインは、電荷ポンプがアクティブのと き相互変更できる。何故ならば、何れか一方の端子は他の端子より高い電位を有 しているからである。 本発明の1つの実施形態において、ソース領域212、Pウエル206及びN ウエル204の電位は、同じ値にセットされる。この条件に合致する1つの方法 は、端子222、223と224を電気的に接続することである。基板202の 電位は、通常接地電位にセットされる。この配列はPウエル206とドレイン領 域210間にPNダイオードを形成する。このダイードは本来この三重ウエル構 造内にあり、余分なシリコン領域を占有しない。このダイオードは、それがター ンオンされた後、十分な電流量を導通することができ、従って、特別な低抵抗路 をNMOSトランジスタに与える。この適用において、このダイオードは“エキ ストラダイオード“と呼ばれる。以下に更に詳細に説明されるように、このエキ ストラダイオードは以下の有利な効果を有する。 (1)次のステージのNMOSキャパシタ(即ち、トランジスタ112〜119 )をチャージするため幾らかの電流がエキストラダイオードによって導通するこ とができるため、三重ウエルNMOSトランジスタ102〜109のパスゲート の大きさを減少することができる。 (2)NMOSトランジスタ102〜109の大きさが減少されるため、それら の寄生キャパシタが減少する。その結果、ほとんど電力が消費されず、ポンプの 出力電流が増大する。 (3)この低抵抗のエキストラダイオード通路は順方向の導通電流を増加する。 それは、電荷が急速にビルドアップするため、ポンピング周波数を増加すること ができる。 (4)エキストラダイオードの導電路は、VDD+VOUTから0.7+VOUT電圧ま で出力トランジスタ110においてピーク電圧のスイングを減少する。ここで、 VDDは電源電圧であり、VOUTは電荷ポンプ10.9の出力端子138における出 力電圧である。結果的に、電荷ポンプの内部電圧ストレスば減少する。 上述の利点の結果として、電荷ポンプの性能は、このダイオードの存在によっ て著しく向上する。この利点は、実際のシリコンの場所を何ら必要とすることな く達成される。 この配列の他の利点は、基体(ボディー)効果が抑制されることである。基体 効果は、ソースと基板が逆バイアスされるときに生じる。NMOSトランジスタ のスレッシヨルド電圧は、 VT=VTO+γ√[(VBS+VBI)2‐(VI)2] で与えられる。ただし、VTは、基板バイアスがないときのスレッショルドであ り、VTOは、ソースと基体間の電位であり、そしてVBIは、外部電圧が印加され ない(即ち、ゼロバイアス)の場合、P-N接合の電位差である。VTO、VBI及び γの代表的な値は、それぞれ0.7ボルト、0.7ボルト及び0.4である。 逆バイアスされたソース−基板接合を横切って電圧を印加することはトランジ スタのスレッショルド電圧を増加する傾向にあることが上記式から理解される。 本発明の三重ウエルトランジスタにおいて、VBSは、0.7ボルトのP‐N接合 カットイン電圧内に限定される。これは、ポンピングが作動されると、電荷がチ ャネル214、及びウエル206と領域210によって形成されたエキストラダ イオードを通して、N+拡散領域212からN+拡散領域210まで流れるためで ある。従って、ソースである低電位のN+拡散領域は、従来のレギュレータNM OS電荷ポンプにおける基板バイアスの10ボルト以上と比較して、非常に小さ い最小化された約0.7ボルトの基板バイアスを受ける。電化ポンプ回路におい て、電荷が素早くビルドアップするように高い順方向の導電電流を発生すること が重要である。低いスレッシヨルド電圧は、NMOSチャネルが早くターンオン されることを可能にし、従って、ポンピング周波数を増加することができる。本 発明の三重ウエルNMOSトランジスタのスレッショルド電圧は非常に低いため に、本発明の電荷ポンプのポンピング周波数は、従来の電荷ポンプより非常に高 くすることができる。本発明の実施形態において、電荷ポンプは、22MHzで 効率的に動作することができるのに対し、従来の電荷ポンプは代表的には10M Hzで動作する。 図4は本発明に用いられた4つの三重ウエルトランジスタの上面図250を示 す。それはPウエル258とNウエル256の内部に形成された2つのトランジ スタ252と254を示す。トランジスタ252は、更に、ゲート260、ソー ス領域262及びドレイン領域264を有する。トランジスタ252は、図1の トランジスタ102に相当する。トランジスタ254は、更に、ゲート270、 ソース領域272及びドレイン領域274を有する。トランジスタ254は図1 のトランジスタ106に相当する。 図4は、またPウエル288とNウエル286の内部に形成された2つのトラ ンジスタ282と284を示す。トランジスタ282は、更に、ゲート290、 ソース領域292及びドレイン領域294を有する。トランジスタ282は図1 のトランジスタ103に相当する。トランジスタ284は、更に、ゲート280 、272と同じ電位を有しなければならない。従って、これら2つのウエルも同 じ電位(VDD)を有する。 図1は、トランジスタ102のゲート端子がトランジスタ106のドレイン端 子145、トランジスタ103のソース端子146及びトランジスタ107のソ ース端子に接続されていることを示す。上に説明されたように、Pウエル288 とNウエル286は、(ソース端子146,147に結合されている)ソース領域 292と302と同じ電位を有しなければならない。従って、ゲート260、ド レイン領域274、ソース領域292と302、Nウエル286及びPウエル2 88は全て同じ電位を有している。 図1は、トランジスタ102のドレイン端子150がトランジスタ106のゲ ート151に接続されていることを示している。従って、図4において、ドレイ ン領域264はゲート270と同じ電位を有している。 図1は、(トランジスタ104と108のソース端子155と156に加えて) トランジスタ107のドレイン端子154に接続されている。従って、図4にお いて、ゲート290はドレイン領域304と同じ電位を有する。図1は、またト ランジスタ103のドレイン端子158がトランジスタ107のゲート159に せいつ属されていることを示している。従って、図4において、ドレイン領域2 94はゲート30.0と同じ電位を有している。 図4において、電荷ポンプを有する9つの三重ウエルNMOSトランジスタの 4つだけが示されている。トランジスタ104〜105と108〜109の構造 は図4に示されたそれと同じである。トランジスタ110の構造は図4のトラン ジスタ154のそれと同じである。 本発明の1つの実施形態において、全ての三重ウエルトランジスタのチャネル 長は1.2μmである。トランジスタ252と282(図1のトランジスタ102 と103に相当する)のチャネル長は6μmであり、一方トランジスタ254と 284(図1のトランジスタ106と107に相当する)のチャネル幅は18μm である。従って、これら2つのトランジスタも1.2μmのチャネル長と6μm のチャネル幅を有している。トランジスタ108と109は、それぞれトランジ スタ106と107の同じ構造を有している。従って、これら2つのトランジス タも1.2μmのチャネル長と18μmのチャネル幅を有している。図1の出力 トランジスタ110に対して、チャネル幅は15μmである。 同じ実施形態の通常のトランジスタ112〜119及び132〜135の大き さはテーブル1に示される。 テーブル1 トランジスタ チャネル長(μm) チャネル幅(μm) 112 10 18 113 10 18 114 20 18 115 20 24 116 120 60 117 120 60 118 120 60 119 120 60 132 1.2 4 133 1.2 4 134 1.2 4 135 1.2 4 電荷ポンプにおける通常のトランジスタ上の三重ウエルトランジスタの改善を 決めるために、ポンプ負荷ラインを示す4つのテーブルが以下に示される。各テ ーブルにおいて、2つの右側列は、本発明の好適な三重ウエルトランジスタを用 いて構成された電荷ポンプの負荷ラインに相当する。2つの右側列からこれら2 つの右側列の左は、通常のトランジスタを用いて構成された同じ電荷ポンプの負 らラインに相当する。本発明の電荷ポンプは、ほとんど全ての電圧レベルで高い 電流を有していることが分かる。 テーブル2:ポンプ負荷ライン、VDD=2v、温度=25C 平均二乗の平方根によって測定されたIOUT、単位mA テーブル3:ポンプ負荷ライン、VDD=2v、温度=25C 平均によって測定されたIOUT、単位mA テーブル4:ポンプ負荷ライン、VDD=3v、温度=25C 平均二乗の平方根によって測定されたIOUT、単位mA テーブル5:ポンプ負荷ライン、VDD=3v、温度=25C 平均によって測定されたIOUT単位mA テーブル2から5に示された結果は、以下のことを示している. (1)本発明の電荷ポンプは、低いVDDにおいて効率的に働く。例えば、VDD= 2ボルトにおいて従来の電荷ポンプに対して本発明の電荷ポンプの性能の改善点 はVDD=3ボルトにおける電荷ポンプより大きい。本発明の電荷ポンプは 1.5ボルトまで効率的に動作することが分かった。 (2)本発明の電荷ポンプは22MHzで効率的に動作することができる。例え ば、テーブル2は、22MHzにおいて本発明の電荷ポンプの出力電流は7.3 MHz(VOUT=7v)のそれよりも約2.5倍である。一方、22MHzと7.3 MHzにおける従来の電荷ポンプの出力電流はほとんど差がない。 電荷ポンプ100の動作について説明する。図5(A)〜図5(C)は、図1のノ ード161〜168及び138における電圧プロフィールを示している。図5( A)は、図2のパルス124,125,128及び129と同じ4つのクロック パルスを示す。これらのクロックパルスは、電圧プロフィールを理解するのに参 考となるようにここに再度示してた。図5(B)は、ノード165〜168及び1 38における電圧プロフィール361〜164をそれぞれ示している。図5(C) は、ノード161〜164における電圧プロフィール366〜369をそれぞれ 示している。三重ウエルトランジスタ107〜109がターンオンしたとき、電 荷が続くステージにポンプされることが図5(B)の領域371〜373に示され ている。結果的に、2つの隣り合うステージの電圧はこれらの領域において等し い。このポンピング効果は、エキストラダイオードによって向上され、本発明の 対応する三重ウエルトランジスタのスレショルド電圧を減少した。他の三重ウエ ルトランジスタの改善された効果は、当業者によって容易に理解されることがで き、ここに詳細に説明はしない。 本発明は、負の出力電圧を有する負の電荷ポンプに適用することができる。図 6は、本発明による負の電荷ポンプ500の概略図である。電荷ポンプ500は 、11の三重ウエルNMOSトランジスタ502〜512、及び10のPチャネ ルトランジスタ522〜531を有する。これらのPチャネルトランジスタは、 キャパシタとして働き、クロックパルス534〜543へ結合される。クロック パルスは、トランジスタ522〜531のキャパシタ動作を介して対応する三重 ウエルNMOSトランジスタに結合される。4つのPチャネルトランジスタ55 0から553は、初期のプルダウンのために三重ウエルトランジスタ508〜5 11のソース端子に任意に結合される。本発明の1つの実施形態において、電荷 ポンプ500に印加される電圧が約3ボルトのとき、三重ウエルトランジスタ5 12 のドレイン端子における出力電圧は約−8ボルトである。トランジスタ502〜 512における三重ウエル構造の使用は、基体効果を抑圧し、電荷ポンプ100 に関して上述したと同じ方法で、エキストラダイオードを導入する。従って、上 述された全ての有益な効果は電荷ポンプ500にも存在する。 いくつかの実施形態について説明したが、上に述べられない他の多くの変更や 変形が、本発明の精神及び請求項の範囲を逸脱することなく行なわれることは当 業者に容易に明らかであろう。例えば、上述した三重ウエル構造は、図1及び図 6の電荷ポンプの設計に制限されず、全ての電荷ポンプに実際に用いることがで きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チェン ヤオ ウー 台湾 タイペイ セクション 2 ホッピ ング イースト ロード レーン118― #5―エフ3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電荷ポンプであって、 クロックパルスに応答して第1のトランジスタから最後のトランジスタまで 電圧レベルを増加するために配列された複数のトランジスタを備え、前記最後 のトランジスタは、前記複数のトランジスタに結合された電源電圧より実質的 に高い電圧を有しており、且つ 前記複数のトランジスタの少なくとも1つは、反対の導電型を有する第1の ウエル上に形成された第1の導電型のソース及びドレイン領域を有し、それに より前記第1のウエル、及び前記ソースとドレイン領域間に半導体接合を形成 し、前記一つのトランジスタは基板の上部に形成されていることを特徴とする 電荷ポンプ。 2.前記ソース領域及び第1のウエルは実質的にに同じ電気を有することを特徴 とする請求項1に記載の電荷ポンプ。 3.更に、前記第1の導電型を有する第2のウエルを備え、前記第2のウエルは 前記第1のウエルの外側で、前記基板の上部に形成されることを特徴とする請 求項1に記載の電荷ポンプ。 4.更に、前記第1の導電型を有する第2のウエルを備え、前記第2のウエルは 前記第1のウエルの外側で、前記基板の上部に形成され、前記第1と第2のウ エルは実質的に同じ電位を有し、それにより前記1つのトランジスタの基体効 果を実質的に減少することを特徴とする請求項1に記載の電荷ポンプ。 5.前記電源電圧は、約5ボルトと約1.5ボルト間の範囲にあることを特徴と する請求項4に記載の電荷ポンプ。 6.前記電源電圧は、3ボルトに実質的に等しいことを特徴とする請求項4に記 載の電荷ポンプ。 7.前記電源電圧は、2ボルトに実質的に等しいことを特徴とする請求項4に記 載の電荷ポンプ。 8.前記クロックパルスの少なくとも1つは、10MHより高い周波数で動作す ることを特徴とする請求項4に記載の電荷ポンプ。 9.前記クロックパルスの少なくとも1つは、22MHにほぼ等しい周波数で動 作することを特徴とする請求項4に記載の電荷ポンプ。 10.前記最後のトランジスタにおける前記電圧レベルは、正であることを特徴と する請求項1に記載の電荷ポンプ。 11.前記最後のトランジスタにおける前記電圧レベルは、負であることを特徴と する請求項1に記載の電荷ポンプ。 12.更に、前記クロックパルスを前記トランジスタに結合するための手段を有す ることを特徴とする請求項1に記載の電荷ポンプ。 13.更に、前記結合するための手段は、MOSトランジスタを有することを特徴 とする請求項12に記載の電荷ポンプ。
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