JP3282915B2 - Dc/dcコンバータ及びnmosトランジスタのバックゲート電圧の制御方法 - Google Patents

Dc/dcコンバータ及びnmosトランジスタのバックゲート電圧の制御方法

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JP3282915B2
JP3282915B2 JP08757394A JP8757394A JP3282915B2 JP 3282915 B2 JP3282915 B2 JP 3282915B2 JP 08757394 A JP08757394 A JP 08757394A JP 8757394 A JP8757394 A JP 8757394A JP 3282915 B2 JP3282915 B2 JP 3282915B2
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capacitor
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
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    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDC/DCコンバータに
係り、詳しくは、チャージポンプ式DC/DCコンバー
タに関する。
【0002】近年、コードレス電話等の携帯用電子機器
においては、低電源化、省電力化が要求されている。低
電源化のために、電源部にはDC/DCコンバータを用
いるのが一般的になっている。そのため、低消費電力の
DC/DCコンバータが求められている。
【0003】
【従来の技術】図12に、従来のチャージポンプ式DC
/DCコンバータ80を示す。このコンバータ80は負
電圧を出力する回路である。高電位電源VCCと出力端子
VOUTとの間には、PMOSトランジスタM31及びN
MOSトランジスタM32〜M34が直列に接続されて
いる。トランジスタM31のソースは電源VCCに接続さ
れ、トランジスタM31のドレインはトランジスタM3
2のドレインに接続されている。そして、トランジスタ
M32のソースは低電位電源としてのグランドGNDに
接続されている。トランジスタM31のバックゲートは
そのソースに接続され、トランジスタM32のバックゲ
ートはそのソースに接続されている。
【0004】また、トランジスタM32のソースはトラ
ンジスタM33のソースに接続され、トランジスタM3
3のドレインはトランジスタM34のソースに接続され
ている。そして、トランジスタM34のドレインは出力
端子VOUT に接続されている。トランジスタM34のバ
ックゲートはそのドレインに接続されている。
【0005】図14にはトランジスタM33の断面構造
が示されている。P型半導体基板84にはN型の分離層
85が形成されている。この分離層85内にP型ウェル
(すなわち、バックゲート)86が形成され、ウェル8
6内にN型のドレイン87及びソース88が所定間隔を
おいて設けられている。基板84にはグランドGNDの
電圧が印加されている。分離層85には電源92によっ
てグランドGNDよりも高い電圧が印加されている。こ
れによって、基板84と分離層85、及びウェル86と
分離層85がそれぞれ逆バイアスされている。
【0006】また、PMOSトランジスタM31のドレ
インとNMOSトランジスタM33のドレインとの間に
は、コンデンサC11が接続されている。出力端子VOU
T とグランドGNDとの間には、コンデンサC12が接
続されている。
【0007】このコンバータ80では、トランジスタM
31,M33がオンで、トランジスタM32,M34が
オフすると、コンデンサC11を電源VCC及びグランド
GNDに基づいて充電する。トランジスタM31,M3
3がオフで、トランジスタM32,M34がオンする
と、コンデンサC11を放電するとともにコンデンサC
12を充電する。このように、トランジスタM31,M
33と、トランジスタM32,M34のオン・オフを交
互に繰り返すことにより、コンバータ80は出力端子V
OUT から所定の出力電圧VG (=−VCC)を出力する。
【0008】さらに、トランジスタM33のソース及び
ドレイン間にはNMOSトランジスタM35,M36が
直列に接続されている。トランジスタM35のドレイン
はトランジスタM33のソースに接続され、ソースはト
ランジスタM33のバックゲート(すなわち、P型ウェ
ル86)に接続されている。トランジスタM36のドレ
インはトランジスタM33のバックゲートに接続され、
ソースはトランジスタM33のドレインに接続されてい
る。
【0009】トグルフリップフロップ(以下、フリップ
フロップをFFという)81はクロック端子CKを介し
て所定周期のクロック信号CLKを入力する。トグルF
F81のデータ端子Dには反転出力端子バーQが接続さ
れている。トグルFF81はクロック信号CLKが入力
される毎に出力端子QからH,Lの出力信号を交互に出
力するとともに、反転出力端子バーQから前記出力端子
Qの出力信号とは逆位相のL,Hの出力信号を交互に出
力する。
【0010】トグルFF81の出力端子Qはトランジス
タM33,M35のゲートに接続されるとともに、イン
バータ82を介してトランジスタM31のゲートに接続
されている。トグルFF81の反転出力端子バーQはト
ランジスタM32,M34,M36のゲートに接続され
ている。従って、トランジスタM31,M33,M35
は前記出力端子Qの出力信号に基づいてほぼ同時にオン
又はオフされる。トランジスタM32,M34,M36
は前記反転出力端子バーQの出力信号に基づいてほぼ同
時にオン又はオフされる。トランジスタM32,M3
4,M36は、トランジスタM31,M33,M35が
オフしているときオンされ、トランジスタM31,M3
3,M35がオンしているときオフされる。
【0011】上記のように構成されたDC−DCコンバ
ータ80の動作について説明する。クロック信号CLK
のパルスに基づいてトグルFF31の出力端子Q,バー
QからH,Lの信号が出力されると、トランジスタM3
1,M33,M35はオンし、トランジスタM32,M
34,M36はオフする。
【0012】コンデンサC11の上側の電極は、トラン
ジスタM31を介して電源VCCに接続される。コンデン
サC11の下側の電極は、トランジスタM33を介して
グランドGNDに接続される。そのため、鎖線で示すよ
うに電源VCCからトランジスタM31、コンデンサC1
1及びトランジスタM33を経由してグランドGNDに
電流が流れ、コンデンサC11に対する充電が行われ
る。その結果、コンデンサC11の上側の電極には電源
VCCと等しい電圧が誘起され、コンデンサC11の下側
の電極にはグランドレベル(=0〔V〕)と等しい電圧
が誘起される。
【0013】このとき、トランジスタM35がオンし、
トランジスタM33のバックゲートをグランドGNDに
接続し、トランジスタM33のソース・バックゲート間
の電位差をなくしている。そのため、トランジスタM3
3のオン抵抗が低下し、コンデンサC11の充電が高速
化される。
【0014】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
に基づいてトグルFF31の出力端子Q,バーQから
L,Hの信号が出力されると、トランジスタM31,M
33,M35はオフし、トランジスタM32,M34,
M36はオンする。
【0015】電源VCCが誘起されていたコンデンサC1
1の上側の電極は、トランジスタM32を介してグラン
ドGNDに接続される。コンデンサC11の下側の電極
は、トランジスタM34を介してコンデンサC12の下
側の電極及び出力端子VOUTに接続される。そのため、
破線で示すようにコンデンサC12からトランジスタM
34、コンデンサC11及びトランジスタM32を経由
してグランドGNDに電流が流れ、コンデンサC11が
放電されるとともに、コンデンサC12が充電される。
その結果、コンデンサC12の上側の電極にはグランド
レベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起され、コンデ
ンサC12の下方の電極には−VCCの電圧が誘起され
る。トランジスタM34がオンしているため、トランジ
スタM33のドレインにも−VCCの電圧が印加される。
【0016】このとき、トランジスタM36がオンし、
トランジスタM33のバックゲートをそのドレインに接
続し、トランジスタM33のバックゲートに−VCCの電
圧を印加する。それによって、P型のバックゲートの電
圧とN型のドレインの電圧とを等しくさせ、トランジス
タM33において寄生NPNトランジスタを生成させな
いようにしている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記DC/
DCコンバータ80では、図13に示すように、トラン
ジスタM33がオフするとき、トランジスタM33のド
レイン電圧VD はトランジスタM34によって出力電圧
VG (=−VCC)に引き下げられる。このとき、トラン
ジスタM36がオンしてトランジスタM33のバックゲ
ートの電圧VBGを出力電圧VG まで引き下げようとす
る。ところが、トランジスタM36のソースはトランジ
スタM33のドレインに接続されている。そのため、ド
レイン電圧VD 及びバックゲート電圧VBGが共に出力電
圧VG まで低下するまでの間、バックゲート電圧VBGは
ドレイン電圧VD よりも高くなってしまう。
【0018】そのため、図14に示すように、トランジ
スタM33において、分離層85をコレクタとし、P型
ウェル86をベースとし、さらにドレイン87をエミッ
タとする寄生NPNトランジスタ89がオンしてしま
う。その結果、電源92から出力電圧VG に無効電流が
流れ、消費電流が増大する。また、寄生NPNトランジ
スタ89のオンに基づいて電源92から分離層85を介
して電流が流れる。そのため、NPNトランジスタ89
に至るまでの分離層85の抵抗成分91によって電圧降
下が発生する。そのため、半導体基板84をエミッタと
し、分離層85をベースとし、ウェル86をコレクタと
する寄生PNPトランジスタ90もオンし、それによっ
てラッチアップを起こしてしまい、無効電流が増大して
しまう。
【0019】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、寄生バイポーラトラン
ジスタの発生を防止して無効電流をなくし、消費電流を
低減することができるDC/DCコンバータを提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電圧値が異なる第1及び第2の直流電源
と、第1及び第2のコンデンサと、第1及び第2の直流
電源を第1のコンデンサに供給して当該コンデンサを充
電するための第1及び第2のMOSトランジスタと、第
1のコンデンサの電荷を放電させるとともに、その放電
電荷を前記第2のコンデンサに供給して当該コンデンサ
を充電するための第3及び第4のMOSトランジスタと
を備える。第1及び第2のMOSトランジスタの対と、
第3及び第4のトランジスタの対とを交互にオンオフさ
せて前記第1のコンデンサの充放電及び前記第2のコン
デンサの充電を行い、第2のコンデンサの一端から出力
電圧を得るようにしたDC/DCコンバータである。
【0021】第1〜第4のMOSトランジスタのうち一
つの特定のトランジスタのバックゲートに印加する電圧
は可変であり、それ以外の3つのトランジスタのバック
ゲートに印加する電圧は固定されていることと、特定ト
ランジスタのオン時には、当該トランジスタのソースに
印加されている電圧をバックゲートに印加して当該トラ
ンジスタのオン抵抗を低下させるための第1の制御用M
OSトランジスタと、特定MOSトランジスタのオフ時
には、第1,第2の直流電源及び出力電圧のうち、当該
トランジスタによる寄生バイポーラトランジスタの生成
が防止される電圧をバックゲートに直接印加するための
第2の制御用MOSトランジスタとを設けている。
【0022】
【作用】本発明では、特定MOSトランジスタがオフす
るとき、第1,第2の直流電源及び出力電圧のうち、特
定MOSトランジスタによる寄生バイポーラトランジス
タの生成を防止する電圧が、当該MOSトランジスタの
バックゲートに直接印加される。そのため、その特定M
OSトランジスタのドレイン及びバックゲート間の寄生
バイポーラトランジスタの生成が防止される。また、寄
生バイポーラトランジスタの生成による無効電流がなく
なり、DC/DCコンバータの消費電流が低減される。
【0023】
【実施例】
[第1実施例]以下、本発明をチャージポンプ式DC/
DCコンバータに具体化した第1実施例を図1〜図4に
従って説明する。
【0024】図1に、本実施例のチャージポンプ式DC
/DCコンバータ1を示す。このコンバータ1は負電圧
を出力する回路である。第1の直流電源としての高電位
電源VCCと出力端子VOUT との間には、PMOSトラン
ジスタM1及びNMOSトランジスタM2〜M4が直列
に接続されている。
【0025】第1のMOSトランジスタとしてのトラン
ジスタM1のソースは電源VCCに接続され、トランジス
タM1のドレインは第3のMOSトランジスタとしての
トランジスタM2のドレインに接続されている。そし
て、トランジスタM2のソースは第2の直流電源として
のグランドGNDに接続されている。トランジスタM1
のバックゲートはそのソースに接続され、トランジスタ
M2のバックゲートはそのソースに接続されている。
【0026】また、トランジスタM2のソースは第2の
MOSトランジスタとしてのトランジスタM3のソース
に接続され、トランジスタM3のドレインは第4のMO
SトランジスタとしてのトランジスタM4のソースに接
続されている。そして、トランジスタM4のドレインは
出力端子VOUT に接続されている。トランジスタM4の
バックゲートはそのドレインに接続されている。
【0027】図3にはトランジスタM3の断面構造が示
されている。P型半導体基板4にはN型の分離層5が形
成されている。この分離層5内にP型ウェル(すなわ
ち、バックゲート)6が形成され、ウェル6内にN型の
ドレイン7及びソース8が所定間隔をおいて設けられて
いる。基板4にはグランドGNDの電圧が印加されてい
る。分離層5には電源9によってグランドGNDよりも
高い又は等しい電圧が印加されている。これによって、
基板4と分離層5、及びウェル6と分離層5がそれぞれ
逆バイアスされている。
【0028】図1に示すように、トランジスタM1のド
レインとトランジスタM3のドレインとの間には、コン
デンサC1が接続されている。出力端子VOUT とグラン
ドGNDとの間には、コンデンサC2が接続されてい
る。
【0029】このコンバータ1では、トランジスタM
1,M3がオンし、トランジスタM2,M4がオフする
と、コンデンサC1が電源VCC及びグランドGNDに基
づいて充電される。トランジスタM1,M3がオフし、
トランジスタM2,M4がオンすると、コンデンサC1
が放電されるとともにコンデンサC2が充電される。こ
のように、トランジスタM1,M3と、トランジスタM
2,M4のオン・オフを交互に繰り返すことにより、コ
ンバータ1は出力端子VOUT から所定の出力電圧VG
(=−VCC)を出力する。
【0030】トランジスタM3のソース及びトランジス
タM4のドレイン間には第1及び第2の制御用MOSト
ランジスタとしてのNMOSトランジスタM5,M7が
直列に接続されている。トランジスタM5のドレインは
トランジスタM3のソースに接続され、ソースはトラン
ジスタM7のドレインに接続されている。トランジスタ
M7のソースはトランジスタM4のドレインに接続され
ている。そして、トランジスタM5のソース及びトラン
ジスタM7のドレインは共にトランジスタM3のバック
ゲート(すなわち、P型ウェル6)に接続されている。
【0031】トランジスタM5は、トランジスタM3の
オン時においてトランジスタM3のバックゲートをグラ
ンドGNDに接続し、トランジスタM3のソース・バッ
クゲート間の電位差をなくすことにより、トランジスタ
M3のオン抵抗を低下させる。
【0032】トランジスタM7はトランジスタM3のオ
フ時において、トランジスタM3のバックゲートを出力
端子VOUT に直接接続することによってトランジスタM
3のバックゲートに出力電圧VG (=−VCC)を印加す
る。それによって、トランジスタM3のP型のバックゲ
ート6の電圧とN型のドレイン7の電圧とを等しくさ
せ、トランジスタM3において寄生NPNトランジスタ
の生成を防止する。
【0033】また、トランジスタM3のバックゲートと
ドレインとの間には起動時の制御用MOSトランジスタ
としてのNMOSトランジスタM6が接続されている。
トランジスタM6のオン抵抗はトランジスタM7のオン
抵抗よりも小さく設定されている。従って、トランジス
タM3のオフ時において、トランジスタM6はトランジ
スタM7と共に、出力電圧VG とトランジスタM3のド
レイン電圧VD との差電圧を分圧し、トランジスタM3
のバックゲート電圧VBGをドレイン電圧VD により近い
電圧にする。それによって、トランジスタM3のP型の
バックゲート6の電圧とN型のドレイン7の電圧とを等
しくさせ、トランジスタM3において寄生NPNトラン
ジスタの生成を防止する。
【0034】トグルフリップフロップ(以下、フリップ
フロップをFFという)2はクロック端子CKを介して
所定周期のクロック信号CLKを入力する。トグルFF
2のデータ端子Dには反転出力端子バーQが接続されて
いる。トグルFF2はクロック信号CLKが入力される
毎に出力端子QからH,Lの出力信号を交互に出力する
とともに、反転出力端子バーQから前記出力端子Qの出
力信号とは逆位相のL,Hの出力信号を交互に出力す
る。
【0035】トグルFF2の出力端子Qはトランジスタ
M3,M5のゲートに接続されるとともに、インバータ
3を介してトランジスタM1のゲートに接続されてい
る。トグルFF2の反転出力端子バーQはトランジスタ
M2,M4,M6,M7のゲートに接続されている。従
って、トランジスタM1,M3,M5は前記出力端子Q
の出力信号に基づいてほぼ同時にオン又はオフされる。
トランジスタM2,M4,M6,M7は前記反転出力端
子バーQの出力信号に基づいてほぼ同時にオン又はオフ
される。トランジスタM2,M4,M6,M7は、トラ
ンジスタM1,M3,M5がオフしているときオンさ
れ、トランジスタM1,M3,M5がオンしているとき
オフされる。
【0036】上記のように構成されたDC−DCコンバ
ータ1の動作について説明する。クロック信号CLKの
パルスに基づいてトグルFF2の出力端子Q,バーQか
らH,Lの信号が出力されると、トランジスタM1,M
3,M5はオンし、トランジスタM2,M4,M6,M
7はオフする。
【0037】コンデンサC1の上側の電極は、トランジ
スタM1を介して電源VCCに接続される。コンデンサC
1の下側の電極は、トランジスタM3を介してグランド
GNDに接続される。そのため、鎖線で示すように電源
VCCからトランジスタM1、コンデンサC1及びトラン
ジスタM3を経由してグランドGNDに電流が流れ、コ
ンデンサC1に対する充電が行われる。その結果、コン
デンサC1の上側の電極には電源VCCと等しい電圧が誘
起され、コンデンサC1の下側の電極にはグランドレベ
ル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起される。
【0038】このとき、トランジスタM5がオンし、ト
ランジスタM3のバックゲートをグランドGNDに接続
し、トランジスタM3のソース・バックゲート間の電位
差をなくしている。そのため、トランジスタM3のオン
抵抗が低下し、コンデンサC1の充電が高速化される。
【0039】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
に基づいてトグルFF2の出力端子Q,バーQからL,
Hの信号が出力されると、トランジスタM1,M3,M
5はオフし、トランジスタM2,M4,M6,M7はオ
ンする。
【0040】電源VCCが誘起されていたコンデンサC1
の上側の電極は、トランジスタM2を介してグランドG
NDに接続される。コンデンサC1の下側の電極は、ト
ランジスタM4を介してコンデンサC2の下側の電極お
よび出力端子VOUT に接続される。そのため、破線で示
すようにコンデンサC2からトランジスタM4、コンデ
ンサC1及びトランジスタM2を経由してグランドGN
Dに電流が流れ、コンデンサC1の電荷が放電されると
ともに、その放電電荷に基づいてコンデンサC2が充電
される。その結果、コンデンサC2の上側の電極にはグ
ランドレベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起され、
コンデンサC2の下方の電極には−VCCの電圧が誘起さ
れる。トランジスタM4がオンしているため、トランジ
スタM3のドレイン電圧VD は出力電圧VG (=−VC
C)に引き下げられる。
【0041】このとき、トランジスタM6,M7がオン
し、トランジスタM3のバックゲートを出力端子VOUT
に直接接続し、トランジスタM3のバックゲートに出力
電圧VG (=−VCC)を直接印加する。それによって、
トランジスタM3のP型のバックゲート6の電圧VBGと
N型のドレイン7の電圧とを等しくさせ、トランジスタ
M3において寄生NPNトランジスタの生成を防止す
る。
【0042】すなわち、図2に示すように、トランジス
タM3がオフするとき、トランジスタM3のドレイン電
圧VD はトランジスタM4によって出力電圧VG (=−
VCC)に引き下げられる。このとき、トランジスタM3
のバックゲートの電圧VBGがオンしたトランジスタM7
によって直接、出力電圧VG まで引き下げられる。その
ため、ドレイン電圧VD 及びバックゲート電圧VBGがほ
ぼ同時に出力電圧VGまで低下する。
【0043】そのため、図3に示すように、トランジス
タM3において、分離層5をコレクタとし、P型ウェル
6をベースとし、さらにドレイン7をエミッタとする寄
生NPNトランジスタT1が生成されることはない。そ
の結果、電源9から出力電圧VG に無効電流が流れるこ
とはない。また、寄生NPNトランジスタT1が生成さ
れないことから、半導体基板4をエミッタとし、分離層
5をベースとし、ウェル6をコレクタとする寄生PNP
トランジスタT2も生成されることはなく、ラッチアッ
プの発生が防止される。
【0044】このように、本実施例のDC/DCコンバ
ータ1では、コンデンサC1を充電するためのトランジ
スタM3のオフ時において、寄生バイポーラトランジス
タT1,T2の発生を防止し、トランジスタM3のラッ
チアップを防止できる。そのため、無効電流を無くして
DC/DCコンバータ1の消費電流を低減することがで
きる。
【0045】図4には本実施例のDC/DCコンバータ
1を用いた移動通信端末10が示されている。通信端末
10は無線部11と制御部12とからなる。制御部12
では16ビットのCPU29によってシステム側制御、
電話のアプリケーション制御、及びキーボード33によ
るキー入力、表示器34の表示制御を行う。CPU29
にはバスを介してROM31及びRAM32が接続され
ている。ROM31にはCPUの制御命令が書き込まれ
ており、RAM32には動作状態が記憶される。
【0046】チャネルコーデック27は、時分割多重接
続処理/時分割複信処理、同期獲得制御、ユニークワー
ドの検出、CRCエラーの検出、第2IF(10MHz
帯)信号を入力としてπ/4シフトQPSK方式の復調
部(DEM)、無線タイミング制御(RFC)、RF部
の第1PLL,第2PLLへの周波数の設定、ALCに
よる送信電力制御、受信電界(RSSI)のレベル判
定、RF部の電源制御を行う。
【0047】変調部38はπ/4シフトQPSK方式の
変調を行うチャネルコーデック27からの送信データ
を、I/Q(バーI/バーQ)信号に変換している。音
声コーデック28はアナログ音声と32kbpsのAD
PCMデジタル信号の符号化や復号化処理、マイク36
からの入力、レシーバ35による出力、ブザー37によ
る出力の制御を行う。
【0048】受話音量の調整、ブザーのオン・オフ、受
信データのエラー発生時の音声ミュート処理はCPU2
9から制御される。無線部11では、温度補償水晶発振
器(TCXO)23から出力される19.2MHzの発
振信号を基準信号として、システム全体の同期をとるよ
うにしている。第1Lo発振部19及び第2Lo発振部
20への供給、及び制御部12へは、チャネルコーデッ
ク27を介してCPU29、変調部38、音声コーデッ
ク28へクロック(必要に応じて分周している)を供給
している。
【0049】第1Lo発振部19は周波数1.6GHz
帯で、送信の直交変調/ミキサー部13と、受信のミキ
サー部14へ供給している。第2Lo発振部20は周波
数200MHz帯で直交変調(QMOD)をかけ、ミキ
サー部13で1.9GHz帯へ変換している。
【0050】信号はバンドパスフィルタ15、ドライバ
16で処理され、パワーアンプ17に入力される。送信
電力はカプラー18を介して検出し制御している。ドラ
イバ16は前記DC/DCコンバータ1にクロック信号
CLKを供給する。コンバータ1はこのクロック信号C
LKに基づいてパワーアンプ17に出力電圧VG を供給
する。
【0051】受信はローノイズアンプ25及びバンドパ
スフィルタ24で処理されて、第1IF部21に入力さ
れる。第1IF部21はミキサーで200MHz帯に周
波数変換し、フィルタで処理された後に増幅される。
【0052】第2IF部22はミキサーで10MHz帯
に周波数変換し、フィルタで処理された後に増幅され
て、受信電界強度(RSSI)を検出している。 [第2実施例]次に、第2実施例のチャージポンプ式D
C/DCコンバータを図5〜図7に従って説明する。説
明の便宜上、図1と同様の構成については同一の符号を
付してその説明を一部省略する。
【0053】図5に、本実施例のチャージポンプ式DC
/DCコンバータ40を示す。このコンバータ40は負
電圧を出力する回路である。このコンバータ40におい
ても、トランジスタM1,M3がオンし、トランジスタ
M2,M4がオフすると、コンデンサC1が電源VCC及
びグランドGNDに基づいて充電される。トランジスタ
M1,M3がオフし、トランジスタM2,M4がオンす
ると、コンデンサC1が放電されるとともにコンデンサ
C2が充電される。このように、トランジスタM1,M
3と、トランジスタM2,M4のオン・オフを交互に繰
り返すことにより、コンバータ40は出力端子VOUT か
ら所定の出力電圧VG (=−VCC)を出力する。
【0054】本実施例のトグルFF41も所定周期のク
ロック信号CLKに基づいて出力端子QからH,Lの出
力信号を交互に出力するとともに、反転出力端子バーQ
から前記出力端子Qの出力信号とは逆位相のL,Hの出
力信号を交互に出力する。図6に示すように、トグルF
F41は出力信号の立ち下がりを出力する際には傾きを
持たせて立ち下げ、出力信号の立ち上がりを出力する際
には瞬間的に立ち上げる。
【0055】トランジスタM1のゲートはインバータ4
2,43を介して出力端子バーQに接続され、トランジ
スタM3のゲートはインバータ42を介して出力端子バ
ーQに接続されている。トランジスタM5のゲートはイ
ンバータ44を介して出力端子バーQに接続されてい
る。トランジスタM2,M4,M6のゲートはインバー
タ46を介して出力端子Qに接続されている。さらに、
トランジスタM7のゲートはインバータ45を介して出
力端子Qに接続されている。
【0056】インバータ42〜46はPMOS及びNM
OSトランジスタよりなり、各インバータのPMOS及
びNMOSトランジスタのサイズの比がそれぞれ異なっ
ている。PMOSトランジスタのサイズがNMOSトラ
ンジスタのサイズよりも大きいインバータほど、Hレベ
ルに近い入力電圧で出力を反転する。PMOSトランジ
スタのサイズがNMOSトランジスタのサイズよりも小
さいインバータほど、Lレベルに近い入力電圧で出力を
反転する。
【0057】本実施例では、インバータ42のサイズ比
は1:1であり、インバータ43のサイズ比は15:1
である。インバータ44のサイズ比は1:6であり、イ
ンバータ45のサイズ比は6:1であり、さらに、イン
バータ46のサイズ比は1:2である。
【0058】従って、図6に示すように、トグルFF4
1の出力端子Q,バーQからL,Hの信号が出力される
と、トランジスタM3がオフする条件が満たされる。こ
のとき、各インバータのサイズ比に基づいて、まず、ト
ランジスタM3がオフし、次にトランジスタM7がオン
する。そして、トランジスタM4,M6がオンする。そ
のため、図7に示すように、トランジスタM3のバック
ゲート電圧VBGがドレイン電圧VD よりも若干早く出力
電圧VG (=−VCC)に引き下げられ、電圧VBGがドレ
イン電圧VD よりも常に下回る。
【0059】従って、トランジスタM4,M6に能力差
があっても、トランジスタM3において寄生バイポーラ
トランジスタの生成を確実に防止することができる。こ
のコンバータ40においても、トランジスタM3のラッ
チアップを防止し、無効電流を無くしてコンバータ40
の消費電流を低減することができる。
【0060】[第3実施例]次に、第3実施例のチャー
ジポンプ式DC/DCコンバータを図8に従って説明す
る。説明の便宜上、図1と同様の構成については同一の
符号を付してその説明を一部省略する。
【0061】DC/DCコンバータ50は正電圧を出力
する回路である。本実施例のトグルFF51も所定周期
のクロック信号CLKに基づいて出力端子QからH,L
の出力信号を交互に出力するとともに、反転出力端子バ
ーQから前記出力端子Qの出力信号とは逆位相のL,H
の出力信号を交互に出力する。
【0062】第3のMOSトランジスタとしてのPMO
SトランジスタM12のゲートはインバータ52,53
を介してトグルFF51の出力端子バーQに接続され、
第4のMOSトランジスタとしてのNMOSトランジス
タM14のゲートはインバータ52を介して出力端子バ
ーQに接続されている。第1の制御用MOSトランジス
タとしてのNMOSトランジスタM15のゲートはイン
バータ54を介して出力端子バーQに接続されている。
第1のMOSトランジスタとしてのNMOSトランジス
タM11、起動時の制御用MOSトランジスタとしての
NMOSトランジスタM16及び第2のMOSトランジ
スタとしてNMOSトランジスタM13の各ゲートはイ
ンバータ55を介して出力端子Qに接続されている。さ
らに、第2の制御用MOSトランジスタとしてのNMO
SトランジスタM17のゲートはインバータ56を介し
て出力端子Qに接続されている。
【0063】上記のように構成されたDC−DCコンバ
ータ50の動作について説明する。クロック信号CLK
のパルスに基づいてトグルFF51の出力端子Q,バー
QからL,Hの信号が出力されると、トランジスタM1
1,M13,M16,M17はオンし、トランジスタM
12,M14,M15はオフする。
【0064】コンデンサC1の上側の電極は、トランジ
スタM11を介して電源VCCに接続される。コンデンサ
C1の下側の電極は、トランジスタM13を介してグラ
ンドGNDに接続される。そのため、鎖線で示すように
電源VCCからトランジスタM11、コンデンサC1及び
トランジスタM13を経由してグランドGNDに電流が
流れ、コンデンサC1に対する充電が行われる。その結
果、コンデンサC1の上側の電極には電源VCCと等しい
電圧が誘起され、コンデンサC1の下側の電極にはグラ
ンドレベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起される。
【0065】このとき、トランジスタM16,M17が
オンし、トランジスタM14のバックゲートはトランジ
スタM17によってグランドGNDに直接接続され、ト
ランジスタM14のバックゲートにグランドレベル(=
0〔V〕)を直接印加する。それによって、トランジス
タM14のP型のバックゲートの電圧VBGとN型のドレ
インの電圧とを等しくさせ、トランジスタM14におい
て寄生バイポーラトランジスタの生成を防止することが
できる。
【0066】すなわち、トランジスタM14がオフする
とき、トランジスタM14のドレイン電圧VD はトラン
ジスタM13によってグランドGNDに引き下げられ
る。このとき、トランジスタM14のバックゲートの電
圧VBGがオンしたトランジスタM17によって直接、グ
ランドGNDまで引き下げられる。そのため、ドレイン
電圧VD 及びバックゲート電圧VBGがほぼ同時にグラン
ドGNDのレベルまで低下する。
【0067】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
に基づいてトグルFF51の出力端子Q,バーQから
H,Lの信号が出力されると、トランジスタM11,M
13,M16,M17はオフし、トランジスタM12,
M14,M15はオンする。
【0068】グランドレベル(=0〔V〕)が誘起され
ていたコンデンサC1の下側の電極は、トランジスタM
14を介して電源VCCに接続される。コンデンサC1の
上側の電極は、トランジスタM12を介してコンデンサ
C2の上側の電極および出力端子VOUT に接続される。
そのため、破線で示すように電源VCCからトランジスタ
M14、コンデンサC1、トランジスタM12及びコン
デンサC2を経由してグランドGNDに電流が流れ、コ
ンデンサC1の電荷が放電されるとともに、その放電電
荷に基づいてコンデンサC2が充電される。その結果、
コンデンサC2の上側の電極には電源VCCの2倍の電圧
が誘起され、コンデンサC2の下方の電極にはグランド
レベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起される。
【0069】このとき、トランジスタM15がオンし、
トランジスタM14のバックゲートを電源VCCに接続
し、トランジスタM14のソース・バックゲート間の電
位差をなくしている。そのため、トランジスタM14の
オン抵抗が低下し、コンデンサC1からC2への充電が
高速化される。
【0070】そのため、本実施例のDC/DCコンバー
タ50では、コンデンサC1を充電するためのトランジ
スタM14のオフ時において、トランジスタM14のP
型のバックゲートの電圧VBGとN型のドレインの電圧と
を等しくさせ、トランジスタM14において寄生バイポ
ーラトランジスタの生成を防止し、トランジスタM14
のラッチアップを防止できる。そのため、無効電流を無
くしてDC/DCコンバータ50の消費電流を低減する
ことができる。
【0071】[第4実施例]次に、第4実施例のチャー
ジポンプ式DC/DCコンバータを図9〜図11に従っ
て説明する。
【0072】図9に、本実施例のチャージポンプ式DC
/DCコンバータ60を示す。このコンバータ60は正
電圧を出力するものである。グランドGNDと電源VCC
との間には、第1のMOSトランジスタとしてのNMO
SトランジスタM21と第3のMOSトランジスタとし
てのPMOSトランジスタM22とが直列に接続されて
いる。トランジスタM21のソースはグランドGNDに
接続され、トランジスタM21のドレインはトランジス
タM22のドレインに接続されている。そして、トラン
ジスタM22のソースは電源VCCに接続されている。ト
ランジスタM21のバックゲートはそのソースに接続さ
れ、トランジスタM22のバックゲートはそのソースに
接続されている。
【0073】また、電源VCCと出力端子VOUT との間に
は、第2のMOSトランジスタとしてのPMOSトラン
ジスタM23と第4のMOSトランジスタとしてのPM
OSトランジスタM24とが直列に接続されている。ト
ランジスタM23のソースは電源VCCに接続され、トラ
ンジスタM23のドレインはトランジスタM24のソー
スに接続されている。そして、トランジスタM24のド
レインは出力端子VOUT に接続されている。トランジス
タM24のバックゲートはそのドレインに接続されてい
る。
【0074】図11にはトランジスタM23の断面構造
が示されている。P型半導体基板71にはN型ウェル
(すなわち、バックゲート)72が形成され、ウェル7
2内にP型のドレイン73及びソース74が所定間隔を
おいて設けられている。基板71にはグランドGNDの
電圧が印加されている。
【0075】図9に示すように、トランジスタM23の
ドレインとトランジスタM21のドレインとの間には、
コンデンサC1が接続されている。出力端子VOUT とグ
ランドGNDとの間にはコンデンサC2が接続されてい
る。
【0076】このコンバータ60では、トランジスタM
21,M23がオンし、トランジスタM22,M24が
オフすると、コンデンサC1が電源VCC及びグランドG
NDに基づいて充電される。トランジスタM21,M2
3がオフし、トランジスタM22,M24がオンする
と、コンデンサC1が放電されるとともにコンデンサC
2が充電される。このように、トランジスタM21,M
23と、トランジスタM22,M24のオン・オフを交
互に繰り返すことにより、コンバータ60は出力端子V
OUT から所定の出力電圧VG (+2VCC)を出力する。
【0077】トランジスタM23のソース及びトランジ
スタM24のドレイン間には第1及び第2の制御用MO
SトランジスタとしてのPMOSトランジスタM25,
M27が直列に接続されている。トランジスタM25の
ドレインはトランジスタM23のソースに接続され、ソ
ースはトランジスタM27のドレインに接続されてい
る。トランジスタM27のソースはトランジスタM24
のドレインに接続されている。そして、トランジスタM
25のソース及びトランジスタM27のドレインは共に
トランジスタM23のバックゲート(すなわち、N型ウ
ェル72)に接続されている。
【0078】トランジスタM25は、トランジスタM2
3のオン時においてトランジスタM23のバックゲート
を電源VCCに接続し、トランジスタM23のソース・バ
ックゲート間の電位差をなくすことにより、トランジス
タM23のオン抵抗を低下させる。トランジスタM27
はトランジスタM23のオフ時において、トランジスタ
M23のバックゲートを出力端子VOUT に直接接続する
ことによってトランジスタM23のバックゲートに出力
電圧VG (+2VCC)を印加する。それによって、トラ
ンジスタM23のN型のバックゲート72の電圧とP型
のドレイン73の電圧とを等しくさせ、トランジスタM
23において寄生バイポーラ(PNP)トランジスタの
生成を防止する。
【0079】また、トランジスタM23のバックゲート
とドレインとの間には起動時の制御用MOSトランジス
タとしてのPMOSトランジスタM26が接続されてい
る。トランジスタM26のオン抵抗はトランジスタM2
7のオン抵抗よりも小さく設定されている。従って、ト
ランジスタM23のオフ時において、トランジスタM2
6はトランジスタM27と共に、出力電圧VG とトラン
ジスタM23のドレイン電圧VD との差電圧を分圧し、
トランジスタM23のバックゲート電圧VBGをドレイン
電圧VD により近い電圧にする。それによって、トラン
ジスタM23のN型のバックゲート72の電圧とP型の
ドレイン73の電圧とを等しくさせ、トランジスタM2
3において寄生PNPトランジスタの生成を防止する。
【0080】本実施例のトグルFF61も所定周期のク
ロック信号CLKに基づいて出力端子QからH,Lの出
力信号を交互に出力するとともに、反転出力端子バーQ
から前記出力端子Qの出力信号とは逆位相のL,Hの出
力信号を交互に出力する。図10に示すように、トグル
FF61は出力信号の立ち上がりを出力する際には傾き
を持たせて立ち上げ、出力信号の立ち下がりを出力する
際には瞬間的に立ち下げる。
【0081】トランジスタM21のゲートはインバータ
63,66を介して出力端子バーQに接続され、トラン
ジスタM23のゲートはインバータ63を介して出力端
子バーQに接続されている。トランジスタM25のゲー
トはインバータ62を介して出力端子バーQに接続され
ている。トランジスタM22,M24,M26のゲート
はインバータ64を介して出力端子Qに接続されてい
る。さらに、トランジスタM27のゲートはインバータ
65を介して出力端子Qに接続されている。
【0082】インバータ62〜66はPMOS及びNM
OSトランジスタよりなる。インバータ64はPMOS
トランジスタのサイズがNMOSトランジスタのサイズ
よりも大きく設定され、インバータ65はPMOSトラ
ンジスタのサイズがNMOSトランジスタのサイズより
も小さく設定されている。PMOSトランジスタのサイ
ズがNMOSトランジスタのサイズよりも大きいインバ
ータほど、Hレベルに近い入力電圧で出力を反転する。
PMOSトランジスタのサイズがNMOSトランジスタ
のサイズよりも小さいインバータほど、Lレベルに近い
入力電圧で出力を反転する。
【0083】上記のように構成されたDC−DCコンバ
ータ60の動作について説明する。クロック信号CLK
のパルスに基づいてトグルFF61の出力端子Q,バー
QからL,Hの信号が出力されると、トランジスタM2
1,M23,M25はオンし、トランジスタM22,M
24,M26,M27はオフする。
【0084】コンデンサC1の上側の電極は、トランジ
スタM23を介して電源VCCに接続される。コンデンサ
C1の下側の電極は、トランジスタM21を介してグラ
ンドGNDに接続される。そのため、鎖線で示すように
電源VCCからトランジスタM23、コンデンサC1及び
トランジスタM21を経由してグランドGNDに電流が
流れ、コンデンサC1に対する充電が行われる。その結
果、コンデンサC1の上側の電極には電源VCCと等しい
電圧が誘起され、コンデンサC1の下側の電極にはグラ
ンドレベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起される。
【0085】このとき、トランジスタM25がオンし、
トランジスタM23のバックゲートを電源VCCに接続
し、トランジスタM23のソース・バックゲート間の電
位差をなくしている。そのため、トランジスタM23の
オン抵抗が低下し、コンデンサC1の充電が高速化され
る。
【0086】次に、クロック信号CLKの新たなパルス
に基づいてトグルFF61の出力端子Q,バーQから
H,Lの信号が出力されると、トランジスタM21,M
23,M25はオフし、トランジスタM22,M24,
M26,M27はオンする。
【0087】グランドレベル(=0〔V〕)が誘起され
ていたコンデンサC1の下側の電極は、トランジスタM
22を介して電源VCCに接続される。コンデンサC1の
上側の電極は、トランジスタM24を介してコンデンサ
C2の上側の電極および出力端子VOUT に接続される。
そのため、破線で示すように電源VCCからトランジスタ
M22、コンデンサC1、トランジスタM24及びコン
デンサC2を経由してグランドGNDに電流が流れ、コ
ンデンサC1の電荷が放電されるとともに、その放電電
荷に基づいてコンデンサC2が充電される。その結果、
コンデンサC2の上側の電極には電源VCCの2倍の電圧
が誘起され、コンデンサC2の下方の電極にはグランド
レベル(=0〔V〕)と等しい電圧が誘起される。
【0088】すなわち、トランジスタM23がオフする
とき、トランジスタM23のドレイン電圧VD はトラン
ジスタM24によって出力電圧VG (+2VCC)に引き
上げられる。このとき、トランジスタM23のバックゲ
ートの電圧VBGがオンしたトランジスタM27によって
直接、出力電圧VG まで引き上げられる。そのため、ド
レイン電圧VD 及びバックゲート電圧VBGがほぼ同時に
出力電圧VG まで上昇する。
【0089】そのため、図11に示すように、トランジ
スタM23において、ドレイン73をエミッタとし、N
型ウェル72をベースとし、さらに半導体基板71をコ
レクタとする寄生PNPトランジスタT3が生成される
ことはない。その結果、出力電圧VG (+2VCC)から
グランドGNDに無効電流が流れることはない。
【0090】また、本実施例では図10に示すように、
トグルFF61の出力端子Q,バーQからH,Lの信号
が出力されると、トランジスタM23がオフする条件が
満たされる。このとき、インバータ64,65のサイズ
比に基づいて、まず、トランジスタM27がオンし、次
にトランジスタM24,M26がオンする。そのため、
トランジスタM23のバックゲート電圧VBGがドレイン
電圧VD よりも若干早く出力電圧VG (+2VCC)に引
き上げられ、電圧VBGがドレイン電圧VD よりも常に上
回る。
【0091】従って、本実施例のDC/DCコンバータ
60では、トランジスタM24,M26に能力差があっ
ても、トランジスタM23のオフ時において、寄生バイ
ポーラ(PNP)トランジスタT3の発生を確実に防止
し、無効電流を無くしてDC/DCコンバータ60の消
費電流を低減することができる。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
寄生バイポーラトランジスタの発生を防止して無効電流
をなくし、消費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例のチャージポン
プ式DC/DCコンバータを示す回路図である。
【図2】図1のMOSトランジスタM3のオフ時におけ
るドレイン電圧とバックゲート電圧との関係を示す線図
である。
【図3】図1のMOSトランジスタM3のオフ時におけ
る断面図である。
【図4】図1のチャージポンプ式DC/DCコンバータ
を用いた移動通信端末を示すブロック図である。
【図5】第2実施例のチャージポンプ式DC/DCコン
バータの回路図である。
【図6】図5のトグルフリップフロップの出力を示す線
図である。
【図7】図5のMOSトランジスタM3のオフ時におけ
るドレイン電圧とバックゲート電圧との関係を示す線図
である。
【図8】第3実施例のチャージポンプ式DC/DCコン
バータの回路図である。
【図9】第4実施例のチャージポンプ式DC/DCコン
バータの回路図である。
【図10】図9のトグルフリップフロップの出力を示す
線図である。
【図11】図9のMOSトランジスタM23のオフ時に
おける断面図である。
【図12】従来のチャージポンプ式DC/DCコンバー
タの回路図である。
【図13】図12のMOSトランジスタM33のオフ時
におけるドレイン電圧とバックゲート電圧との関係を示
す線図である。
【図14】図13のMOSトランジスタM33のオフ時
における断面図である。
【符号の説明】
C1,C2 第1及び第2のコンデンサ GND 第2の直流電源としてのグランド M1 第1のMOSトランジスタとしてのPMOSトラ
ンジスタ M2 第3のMOSトランジスタとしてのNMOSトラ
ンジスタ M3 第2のMOSトランジスタとしてのNMOSトラ
ンジスタ M4 第4のMOSトランジスタとしてのNMOSトラ
ンジスタ M5 第1の制御用MOSトランジスタとしてのNMO
Sトランジスタ M7 第2の制御用MOSトランジスタとしてのNMO
Sトランジスタ VCC 第1の直流電源としての高電位電源 VG 出力電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−62477(JP,A) 特開 平5−342869(JP,A) 特開 昭56−129358(JP,A) 特開 平3−141669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/07

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧値が異なる第1及び第2の直流電
    、 第1及び第2のコンデンサと、 前記第1及び第2の直流電源を前記第1のコンデンサに
    供給して当該コンデンサを充電するための第1及び第2
    のMOSトランジスタと、 前記第1のコンデンサの電荷を放電させるとともに、そ
    の放電電荷を前記第2のコンデンサに供給して当該コン
    デンサを充電するための第3及び第4のMOSトランジ
    タとを備え、前記第1及び第2のMOSトランジスタ
    の対と、第3及び第4のトランジスタの対とを交互にオ
    ンオフさせて前記第1のコンデンサの充放電及び前記第
    2のコンデンサの充電を行い、前記第2のコンデンサの
    一端から出力電圧を得るようにしたDC/DCコンバー
    タにおいて、 前記第1〜第4のMOSトランジスタのうち一つの特定
    のトランジスタのバックゲートに印加する電圧は可変で
    あり、それ以外の3つのトランジスタのバックゲートに
    印加する電圧は固定されていることと、 前記特定トランジスタのオン時には、当該トランジス
    ソースに印加されている電圧をバックゲートに印加し
    て当該トランジスタのオン抵抗を低下させるための第1
    の制御用MOSトランジスタと、 前記特定MOSトランジスタのオフ時には、前記第1,
    第2の直流電源及び出力電圧のうち、当該トランジス
    よる寄生バイポーラトランジスタの生成が防止される
    電圧をバックゲートに直接印加するための第2の制御用
    MOSトランジスタとを備えるDC/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のコンデンサは、2つの電極の
    うち、一方の電極から前記第1の直流電源の電荷を充電
    し、 前記第2のコンデンサの一方の電極は第2の直流電源又
    は出力端子に、他方の電極は出力端子又は第2の直流電
    源にそれぞれ接続され、該第2のコンデンサは第1のコ
    ンデンサの前記一方の電極から放電される電荷を自身の
    一方の電極を介して充電し、その充電電圧を出力電圧と
    して出力することと、 前記第1のMOSトランジスタは、第1のコンデンサの
    前記一方の電極と第1の直流電源との間に接続され、 前記第2のMOSトランジスタは、第1のコンデンサの
    他方の電極と前記第2の直流電源との間に接続され、 前記第3のMOSトランジスタは、第1のコンデンサの
    前記一方の電極と第2のコンデンサの前記一方の電極と
    の間に接続され、 前記第4のMOSトランジスタは、第1のコンデンサの
    他方の電極と第2のコンデンサの前記他方の電極との間
    に接続され、 第1及び第2のMOSトランジスタをオン、第3及び第
    4のMOSトランジスタをオフさせて、第1のコンデン
    サの前記一方の電極を第1の直流電源に接続させるとと
    もに、第1のコンデンサの他方の電極を第2の直流電源
    に接続させて第1のコンデンサを充電し、 第1及び第2のMOSトランジスタをオフ、第3及び第
    4のMOSトランジスタをオンさせて、第1のコンデン
    サの前記一方の電極を第2のコンデンサの前記一方の電
    極に接続させ、前記第1のコンデンサから放電される電
    荷にて第2のコンデンサを充電するものである請求項1
    に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御用MOSトランジスタに
    てバックゲートに前記出力電圧が印加される特定MOS
    トランジスタは、そのバックゲートとドレイン間に第2
    の制御用MOSトランジスタとともにオン・オフ動作す
    る起動時の制御用MOSトランジスタを接続している請
    求項1又は2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記特定MOSトランジスタがオフする
    場合、前記第2の制御用MOSトランジスタは前記第4
    のMOSトランジスタより先にオンする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 半導体基板に形成されたNMOSトラン
    ジスタをオンさせて、NMOSトランジスタを介してコ
    ンデンサに電荷を充電又はコンデンサの電荷を放電する
    時のNMOSトランジスタのバックゲート電圧の制御方
    法において、 前記NMOSトランジスタのオン状態のとき、バックゲ
    ート電圧の値とソース 電圧の値を同じにし、 前記NMOSトランジスタのオフ動作に基づいてドレイ
    ン電圧の値が下がるとき、バックゲート電圧をドレン電
    圧より常に低い値で下げるようにしたNMOSトランジ
    スタのバックゲート電圧の制御方法。
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