JP2000503546A - 多段階培養/分離過程および/または反応を実施するための反応バッグ装置 - Google Patents

多段階培養/分離過程および/または反応を実施するための反応バッグ装置

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Abstract

(57)【要約】 多段階培養/分離過程および/または反応、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞の培養を実施するための反応バッグ装置10aは、それぞれの段階の出発材料を各反応バックチャンバー18a、26a、38a、52aの中に配置し、それぞれの段階の試薬と接触させてそれぞれの段階の反応生成物を生ずることができる複数の反応バッグチャンバー18a、26a、38a、52aを反応バッグの中に備え、また、反応バッグチャンバー18a、26a、38a、52aから反応生成物を流出させるための流出開口手段82a、86a、44a'、54aを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 多段階培養/分離過程および/または反応を実施するための反応バッグ装置 本発明は、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養するため に、多段階培養/分離過程および/または反応を実施するための反応バッグ装置に 関する。 腫瘍を治療するための手順は、抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を剌激する細胞を 半ビボ、すなわちヒト生体外で培養し、培養が終了したら、すなわち適当な程度 の増殖に達したら、抗腫瘍細胞をヒトの体内に再び注入することである。 ヒト生体外でこのような細胞を培養するために、治療をする腫瘍に特異的に応 答する少数の細胞、いわゆる抗腫瘍細胞が存在する血液試料を患者から採取する 。 血液試料中に存在するこれらの抗腫瘍細胞を剌激して、それらを腫瘍細胞全体 またはいわゆる腫瘍細胞の小胞と接触させることにより、培養容器の栄養液中で 増幅させることができる。 腫瘍細胞は、例えば患者に存在する腫瘍組織から入手することができる。上記 の小胞を形成する細胞膜またはその断片だけが残るように、腫瘍細胞を融解して から濾過することにより、遺伝情報を除去する。これらの小胞は特徴的な腫瘍細 胞表面特徴を有するので、腫瘍細胞として抗腫瘍細胞によって認識され、それに 対応して抗腫瘍細胞の増殖が刺激される。小胞の方は腫瘍細胞の表面特徴のみを 有し、もはや遺伝情報を持たないので、例えば阻害物質を放出することによって 抗腫瘍細胞の増殖に影響を与えることができない。 腫瘍細胞または小胞による抗腫瘍細胞増殖または複製の剌激中に、栄養液を取 り替えて、細胞をいくつかの培養容器に分割する。 複製が十分な程度まで実施されたら、抗腫瘍細胞を選択段階の望ましくないバ ックグラウンドから分離する。この目的のために、抗腫瘍細胞を、例えば、凍結 乾燥したレトロウィルスまたは他の方法で調製したレトロウィルスを使用して標 識する。これらのレトロウィルスにより、例えば抗腫瘍細胞の表面において1-NG FR受容体が発現し、その後の分離段階において使用され、抗腫瘍細胞を濃縮する 。分離が終了すると、すなわち抗腫瘍細胞が濃縮されると、濃縮率を高めるため にそれらをさらに分離するか、または例えば増殖促進剤を添加してそれらをさら に増殖することが可能である。 このような培養/分離過程および他の多段階化学反応または生物反応を実施す る場合には、一方では個々の反応段階への汚染物質の混入が避けられ、他方では 個々の反応段階で生成された反応生成物による環境の汚染を回避することが可能 であるように、個々の反応段階および個々の反応段階間の材料の移動を実施する ことが重要である。さらに、例えば追加の反応段階を加えることを可能にするた めに、または反応段階を省くために、異なる要件にこのような多段階過程を適合 するために、種々の段階の選択における柔軟性を比較的高めることが必要である 。例えば、出発材料のための流入開口部、試薬のための流入開口部、および出発 材料と試薬との反応により生成された生成物を該バッグから除去することができ る流出開口部を有する反応バッグ内で反応を実施することができることは周知で ある。このように、個々のバッグが各反応、すなわち種々の材料が添加されなけ ればならない、または材料を除去しなければならない各段階に提供される。本質 的に、それぞれの材料を添加または除去する場合には、環境がこれらの材料で汚 染される危険性または材料が汚染される危険性が存在する。 従って、本発明の目的は、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞 を培養するためのような、多段階培養/分離過程および/または反応を実施するた めであり、実施される段階について柔軟性が高く、本質的に汚染のない操作を可 能にする反応バッグ装置を提供することである。 本発明の目的は、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養す るためのような、多段階培養/分離過程および/または反応を実施するための反応 バッグ装置であって: それぞれの段階のための出発材料を各反応バッグチャンバーに配置し、それぞ れの段階の試薬と接触させて、それぞれの段階の反応生成物を生成することがで きる反応バッグ中の多数の反応バッグチャンバーと、 各反応バッグチャンバーから反応生成物を流出するための流出開口部手段とを 備える反応バッグ装置によって本発明により達成される。 このように、本発明に係る装置において、個々の段階の反応が、一方ではそれ ぞれの段階の反応を実施するために段階の出発材料を配置することができ、他方 では、この出発材料とこの段階の試薬とを接触させることが可能である、いくつ かの反応バッグチャンバーを含有する反応バッグ中で実施される。従って、反応 を完全に閉じられた環境中で進めることができるので、環境を汚染する危険性ま たはそれぞれの段階の反応に不純物が混入する危険性がない。本発明に係る装置 は、必要に応じて、過程に追加の反応バッグチャンバーを追加または合体させる 可能性により、反応を実施する際にかなりの程度の柔軟性を生じて提供するため に、または過程から反応バッグチャンバーを除去するために比較的単純且つ安価 である。 本明細書において使用する「出発材料」という用語は、いかなる種類の材料で も、すなわちそれぞれの反応段階において、処理、増加または変化してこの段階 の反応生成物を形成することが意図される、細胞および他の生物材料または化学 材料を含むことが理解されるべきである。従って、本明細書において使用される 「試薬」という用語は、それぞれの段階の出発材料と相互作用し、さらに実施さ れる出発材料の処理、増加等に寄与する、いかなる種類の材料、すなわち生物材 料、化学材料または他の材料並びに種々の材料または試薬の組み合わせを含むこ とが理解される。 反応バッグチャンバーの少なくとも1つは、反応バッグに対して外からこの中 に出発材料を導入するための流入開口部を備えることができ、反応バッグチャン バーを連続物として設計して、連続する手前の反応バッグチャンバーの反応生成 物を出発材料として連続する少なくとも1つの次の反応バッグチャンバーに移す ことができる。本発明の態様において、反応生成物は反応バッグチャンバー間を 直接移動され、環境と接触しないので、この様式により、特に安全で汚染のない 、反応または培養/分離過程の手順が確立される。 種々の反応バッグチャンバー間の反応生成物または出発材料の制御された移動 を提供するために、開口することができ、好ましくは、連続する手前の反応バッ グチャンバーの流出開口部となる破壊することができる流体流動中断手段を、連 続する少なくとも2つの逐次的な反応バッグチャンバー間に提供することが提案 される。 反応を実施した後に生成される反応生成物を利用するために、反応バッグチャ ンバーの少なくとも1つ、好ましくは、連続する一番最後の反応バッグチャンバ ーが、これから反応バッグに対して外側に反応生成物を流出させるための流出開 口部を備えることが提案される。 さらに、連続する2つの逐次的な反応バッグチャンバーの場合には、手前の反 応バッグチャンバーに流出開口部を提供し、次の反応バッグチャンバーに流入開 口部を提供することが可能である。手前の反応バッグチャンバーの中で得られた 反応生成物が外部の装置でさらに処理され、その後反応バッグ装置内で実施され る過程、すなわち次の反応バッグチャンバーに再び導入されなければならない場 合にこれは特に有利である。 反応バッグ装置の本発明の1つの態様によると、反応バッグ装置は、複数の逐 次的な段階のための反応バッグチャンバーである少なくとも1つの反応バッグチ ャンバーを備えることができ、各場合において、手前の段階の反応生成物が次の 段階の出発材料となる。このように、このような態様では、処理または増加され るなどの材料は少なくとも1つの反応バッグチャンバーに含有されたままである ので、汚染のない操作が可能である。 いくつかの反応バッグチャンバーを有する反応バッグ装置を使用する場合、反 応バッグチャンバー中に含有される液体、液体様材料またはゼラチン材料は、例 えば前方に、すなわちそれを指ではじくことによって次の反応バッグチャンバー に移動させることができる。反応バッグチャンバーに含有されるいかなる反応生 成物をも損失することなく、非常に効率的な移動過程を確実にするために、連続 して互いに続く反応バッグチャンバーが、逐次的な反応バッグチャンバーの間の 液体移動領域において、本質的に流体の移動方向に通す分割壁によって分離され ることが提案される。 特に、抗腫瘍細胞を培養するための本発明に係る反応バッグ装置を使用する場 合には、抗腫瘍細胞の濃度が増加することにより増殖が加速されるので、比較的 少数の抗腫瘍細胞を含有する出発材料が比較的小容量の範囲で採取される場合に 抗腫瘍細胞を増殖させるときに有利である。本発明に係る反応バッグ装置の少な くとも1つの反応バッグチャンバーにこのような採取物または濃度を提供するた め に、少なくとも1つの反応バッグチャンバーに、好ましくは「V」字形状に互い に向かって延在する壁部分によって少なくとも1つの出発材料/反応生成物採取領 域を形成することが提案される。これに関して、少なくとも一つの出発材料/反 応生成物採取領域を、好ましくは、流体の移動方向に拡張する。 反応バッグ装置の製造を簡単にするために、互いに向かって通過させる分配部 の少なくとも一部の領域が出発材料/反応生成物採取領域の壁部分を形成するこ とが提案される。 抗腫瘍細胞の増殖または複製を連続的に配置したいくつかの反応バッグチャン バー内で、例えば各々に種々の増殖刺激物質を添加して実施する場合には、複製 中の抗腫瘍細胞がある濃度を越えると、増殖または複製が阻止されると思われる ので、越えないように注意を払うべきである、すなわち増殖過程が進行するとき 、増殖中の抗腫瘍細胞がよりひろい容積を利用することができるように注意を払 わなければならない。これは、チャンバーの容積が増加した、連続する逐次的な 反応バッグチャンバーによる簡単な方法で達成することができる。 反応バッグチャンバーにおいて出発材料とそれぞれの段階の試薬とを接触させ ることを可能にするためには、反応バッグチャンバーの少なくとも1つに、出発 材料を添加する前にすでにあらかじめ試薬を添加することが、特に簡単で実用的 な態様に従い可能である。したがって、このような設計において、その後に使用 される場合に、出発材料だけが添加されなければならない。 さらに、開口することが可能な流体流動中断手段によって、好ましくは破壊可 能な流体流動中断手段によって反応バッグチャンバーと試薬移動結合部とを結合 することができ、それぞれの段階の試薬が試薬チャンバーに含まれる、少なくと も一つの試薬チャンバーを有する少なくとも一つの反応バッグチャンバーを提供 することが可能となる。このような設計において、それぞれの段階のために提供 される試薬は、例えば、その段階のための出発材料が導入されたら、任意の所望 の時期に出発材料と接触させることができる。 この結合部では、例えば、いくつかの段階を逐次的に実施するために、少なく とも1つの反応バッグチャンバーに、反応バッグチャンバーとの試薬移動結合物 と連続的に結合する、種々の段階のための複数の試薬チャンバーを提供すること が 可能である。このように、いくつかの連続する段階の反応を1つの反応バッグチ ャンバー内で実施し、各場合には、種々の試薬チャンバー内に含有される試薬だ けがこの段階の順番に従い反応バッグチャンバー内に逐次的に移動される、すな わちこの過程において、試薬と出発材料との反応で生成された反応生成物が次の 段階の反応のための出発材料となり、次の段階の試薬と接触させられる。 さらに、外の容器から反応バッグチャンバーに試薬を添加するためのしっかり と閉じられた試薬流入開口部を少なくとも1つの反応バッグチャンバーに提供す ることができる。 抗腫瘍細胞の培養において以前に記載した分離を実施するために、これを通っ て流体が移動するための、連続する少なくとも2つの逐次的な反応バッグチャン バーの間に分離カラム装置をさらに提供することが可能である。 本発明に係る反応バッグ装置の特に有利な態様において、分離カラム装置を少 なくとも2つの反応バッグチャンバーを分離する分割壁内に組み入れる、すなわ ち分離を実施するためであっても、ある段階の反応生成物を外に運ぶ必要はなく 、反応生成物を分離カラム等を通し、それから得られた濃縮材料を、例えばさら に細胞増殖するためのバッグ内に再度添加する。 本発明のさらに別の局面によると、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激 する細胞を培養するために、多段階培養/分離過程および/または反応を、必要に 応じて実施するための反応バッグ装置であって、ある段階のための出発材料を配 置して、その段階の反応生成物を生成するためにその段階の試薬と接触させるこ とができる反応バッグチャンバーを有する反応バッグを備え、反応バッグがこの 中に出発材料を導入するための流入開口部および反応バッグ内に生成された反応 生成物を流出するための流出開口部を備え、反応バッグ装置が試薬を含有し、こ れらと共に1つの反応装置として調製される反応バッグ装置が提供される。 本発明に係るこの設計の反応バッグでは、出発材料だけが反応バッグチャンバ ー内に導入されればよく、すでに各反応バッグ内に収容されている試薬とその場 で反応することができる、すなわちこのような反応バッグ装置では試薬を介して 汚染物質が導入される危険性も低減される。 この反応装置を調製するために、反応バッグチャンバーに例えば試薬を予め添 加することができる。 別の方法として、または追加の方法として、反応バッグは、開口することがで きる流体流動中断手段、好ましくは破壊することができる流体流動中断手段によ って反応バッグチャンバーとの試薬移動結合部と結合することができる少なくと も1つの試薬チャンバーを備え、それぞれの段階の試薬が少なくとも1つの試薬チ ャンバー内に含有されることが可能である。 特に好ましい設計によると、各場合において、手前の段階の反応生成物が次の 段階の出発材料となる、すなわちこのような設計では、複数の反応段階を1つの 反応バッグにおいて、すなわち各場合において反応生成物をバッグから流出させ る必要なく、1つの反応バッグチャンバーにおいて、連続的に実施することがで きる、複数の逐次的な段階のための反応バッグチャンバーとして反応バッグチャ ンバーを設計することができる。 この結合部において、反応バッグが種々の段階のための複数の試薬チャンバー を備え、いくつかの段階を逐次的に実施するために、該試薬チャンバーを反応バ ッグチャンバーとの試薬移動結合部に連続的に結合することができる場合には有 利である。 また、外の容器から反応バッグチャンバー内に試薬を導入するためのしっかり と閉じられた試薬流入開口部を反応バッグチャンバーに提供することが可能であ る。例えば、出発材料を例えば予め添加された反応バッグ内に導入することによ り第1の反応が実施され、この段階の反応生成物が反応バッグチャンバー内に残 り、その後外の容器から試薬を導入することによって第2の反応段階を実施する 場合には、これにより1つの反応バッグ内において多段階反応を実施することが 可能となる。 最も簡単な可能な方法でそれぞれの反応バッグチャンバー内に出発材料を導入 するため、および/または反応バッグチャンバーから出発材料を除去するために 、流入開口部および/または流出開口部を弁によって、または破壊することがで きるもしくは再び閉じることができる閉鎖装置等によって閉じることが提案され る。 本発明に係る反応バッグ装置は、好ましくは、可撓性で、好ましくは気体を透 過するが、液体を透過しないプラスチックにより製造される。これにより、一方 では、特に簡単で価格効率のよい製造が容易なり、他方では、可撓性プラスチッ ク製のこのような反応バッグ装置を、例えば破損によって損傷する危険性が事実 上排除される。 さらに、少なくとも1つの試薬チャンバーを、好ましくは、それぞれの反応バ ッグチャンバーの一体部分として設計する。 本発明に係る反応バッグ装置を細胞増殖に使用する場合に、好適な環境におい て増殖を実施することを常に可能にするためには、新鮮な栄養溶液を導入するた め、または消費された栄養溶液を除去するため、それぞれの反応バッグチャンバ ーを構成することが提案される。 例えば、それぞれの反応バッグチャンバーは、排管等を通すことができるが、 排管の除去後は自動的に再び流体もれ防止密封を形成する膜領域を備えることが できる。 本発明はまた、本発明に係る1つまたは複数の反応バッグ装置を含むモジュラ ー反応バッグシステムに関する。用途に応じて、反応バッグ装置の各々に、例え ば、望ましい反応段階の試薬を添加する、またはこれらの試薬がある反応チャン バーに含有される、好適に調製された反応バッグ装置からモジュラー反応バッグ システムを組み立てることができる。次いで、この過程に実際に必要な反応バッ グチャンバーだけを含む所与の数の異なる反応バッグ装置から、実施される所与 の多段階の過程のための好適なバッグシステムを組み立てることができる。 例えば、抗腫瘍細胞を増幅するために、細胞増幅のためのモジュラー反応バッ グシステムを使用することが意図される場合には、このシステムがさらに少なく とも1つの分離カラム装置を有する場合には有利である。 必要に応じて、外から反応チャンバー内に試薬を導入できるようにするために は、反応バッグに対して外から少なくとも1つの反応バッグチャンバー内に試薬 を導入するために、さらに少なくとも1つの試薬用の容器が提供されることが提 案される。 さらに、本発明は、抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養するた めに、本発明に係る反応バッグ装置および/または本発明に係るモジュラー反応 バッグシステムを使用することに関する。 本発明はさらに、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養す るために、1つまたはいくつかの段階および/または多段階の反応を有する培養/ 分離過程を実施するための過程に関する。 本発明は、添付の図面を参照した好ましい態様に基づいて、以下に詳細に説明 される。 図1は、各々逐次的に互いに接することができる4つの反応バッグチャンバーを 有する、本発明に係る反応バッグの略図を示す。 図2は、反応バッグチャンバーの各々が多数の試薬チャンバーと接して結合す ることができる2つの反応バッグチャンバーを有する、本発明に係る反応バッグ の別の態様を示す。 図3は、連続して続く2つの反応バッグチャンバーの間の結合部が、互いの方向 に延在する「V」字形状の壁によって形成される、本発明に係る反応バッグのさ らに別の態様を示す。 図4は、別の反応バッグに各々反応バッグチャンバーが提供される、反応バッ グシステムの略図を示す。 図1は、本発明に係る反応バッグシステム10aの第1の態様を示す。反応バッグ システム10aは、壁部分72a、74a、76aおよび78aによって4つの反応バッグチャン バー18a、26a、38aおよび52aに分割される1つの反応バッグ70aを有する。図1に 示される反応バッグシステム10aは、抗腫瘍細胞の増殖に好適である。しかしな がら、種々の他の目的のために設計することも可能であることが明らかである。 連続する反応における第1の反応バッグチャンバー18aは、外から導入するため の流入開口部16aを有し、矢印12aによって示すように、少数の抗腫瘍細胞を含有 する細胞集団を添加することができる。第1の反応バッグチャンバー18aの周辺部 分に試薬チャンバー80aが形成される。第1の反応段階の試薬は試薬チャンバー80 aに含有される。試薬チャンバー80aは、例えば破壊することができる、すなわち 破壊可能な膜81などのような破壊可能な流体流動中断手段によって第1の反応バ ッグチャンバー18aから分離される。出発材料、すなわち例えば細胞を第1の反応 バッグチャンバー18aに導入する前または後のどちらかに、使用者の指によって 破壊可能な膜が破られ、その結果指でたたくことによって試薬が第1の反応バッ グチャ ンバー18aの中に押しやり、第1の段階の出発材料とその場所で反応することがで きる。第1の反応段階は、抗腫瘍細胞がOKT3および/または小胞によって増殖が刺 激される剌激段階である。 刺激反応が十分な程度まで進行したら、壁部分72aに形成され、第2の反応バッ グチャンバー26aから第1の反応バッグチャンバー18aを分離するさらに別の破壊 可能な膜82aが使用者によって破壊される、すなわち開口後、反応バッグチャン バー18aの流出開口物となる。指でたたくことによって、第2の反応段階の出発材 料、すなわち第1の反応段階の反応生成物を第2の反応バッグチャンバー26aに移 すことができる。第2の反応バッグチャンバー26aは、その構成が以前に記載した 試薬チャンバー80aに対応する試薬チャンバー84aを有する。例えば、レトロウィ ルスが試薬チャンバー84aに含有され、反応バッグチャンバー26a内の出発材料と 接触させられた後に、すなわちそこに含有される抗腫瘍細胞が標識過程を開始す る、すなわち抗腫瘍細胞の表面に選択マ一カーが添加される。 この反応が実施されたら、第3の反応バッグチャンバー38aから第2の反応バッ グチャンバー26aを分離する壁74aに形成されたさらに別の破壊可能な膜86aを破 壊する。第3の反応バッグチャンバー38aも、例えば抗腫瘍細胞の1-NGFR受容体と 結合するビオチン標識した抗体を含有する試薬チャンバー88aを有する。試薬チ ャンバー88aも、破壊可能な膜等によって第3の反応バッグチャンバー38aから分 離される。 第3の反応バッグチャンバー38a中での反応が実施された場合には、第3の反応 段階の反応生成物を、流出開口部90aを介して管92aを通じて分離カラム装置44a 内に導入することができる。干渉作用のあるバッググラウンドを含まない分離カ ラム装置44aから流出する抗腫瘍細胞を、波線の矢印94aで示されるように、ヒト の体内に直接導入するか、またはさらに増殖させるために、第4の反応バッグチ ャンバー52aの流入開口部98aに導入することができる。このために、反応バッグ チャンバー52aは、例えば凍結乾燥したIL2または別の方法で調製したIL2を含有 し、分離カラム装置44aから得られた抗腫瘍細胞とともにこれをさらに増殖させ る試薬チャンバー100aを有する。陽性選択ではなく、望ましくない細胞をカラム の陰性選択のフレームワークの細胞集団から除去することもできる。このような さらに別の 増殖段階を実施した後、第4の反応段階の反応生成物を流出開口部54aを通して流 出し、矢印56aで示すように、ヒトの体内に導入することができる。 図1の第1の反応バッグチャンバー18aに示すように、種々の反応バッグチャン バーがさらに流入開口部102aを備え、試薬を瓶などの外容器から導入することが できる。 さらに、図1の波線で示すように、分離カラム装置44a'を、第4の反応バッグチ ャンバー52aから第3の反応バッグチャンバー38aを分離する壁部分76aに直接組み 入れることができる。この場合には、第3の反応段階の反応生成物を反応バッグ7 0aから取り出して、その後このバッグに導入する必要がない。このように、こう することによって、汚染の危険性をさらに低減させることができる。 反応バッグチャンバーの各々は、種々の反応バッグチャンバーに新鮮な栄養溶 液を添加することが可能であるために、または消費された栄養溶液を除去するこ とが可能であるために、排管を通すことができる膜領域を備えることができ、こ のような膜領域から排管を引き抜いた後には、膜領域は再び流体を漏らさない密 封を形成する。 以前には記載しなかったが、少なくとも第2の反応段階、すなわちレトロウィ ルスによる標識の開始を実施するために、反応バッグ全体70aを遠心分離するこ とも可能である。 2枚の選択的に透明なプラスチック材料の層を超音波溶接、接着すること等に よって、上記のような境界壁部分を有する種々の反応バッグチャンバーを形成す ることができる。この過程では、種々のチャンバーを互いに分離する種々の破壊 的な膜並びに試薬チャンバー自体を形成すること、または反応バッグ70aを有す るそれらを一体的に形成することが可能である。 図面では、反応チャンバーは四角のように接続されている。しかしながら、そ れらは、直線、円または他の様式で連続して接続されてもよい。 図2は、別の反応バッグシステム10bを示す。反応バッグシステム10bは、壁部 分106b、108bによって2つの反応バッグチャンバ−110b、112bに分割される反応 バッグ70bを備える。第1の反応バッグチャンバー110bは、矢印12bで示されるよ うに、出発材料として細胞が導入される流入開口部16bを有する。 複数の反応チャンバー80b、81b、84b、88bが、破壊可能な流体流動中断手段に よって、例えば指の力で破壊することができる膜によって、反応バッグチャンバ ー110bから各々分離される反応バッグチャンバー110bの境界部分に提供される。 抗腫瘍細胞を含有する細胞集団が、第1段階の出発材料として反応バッグチャン バー110b内に通過してきたら、試薬チャンバー80bに含有される試薬、例えばOKT 3および/または小胞が反応バッグチャンバー110bに通過され、出発材料と反応 させられる、すなわち最初の増殖剌激が実施される。 抗腫瘍細胞の増殖が終了すると、これらは反応バッグチャンバー110b内に第2 の反応段階の出発材料として残る。次いで、第2の試薬チャンバー81b内に含有さ れる試薬、例えば、さらに別の増殖刺激剤であるIL2が反応バッグチャンバー110 bに通され、さらに増殖段階が実施される。この段階の反応生成物は反応バッグ チャンバー110bに残り、その後試薬チャンバー84aの試薬が通されてくる。これ らは、例えば、標識段階を開始するレトロウィルスである。その後、試薬チャン バー88bの試薬、すなわち例えば抗腫瘍細胞に結合してさらに標識となるビオチ ン標識した抗体が通されてくる。また、選択的に細胞集団から取り除かれる予定 の細胞も標識される。次いで、得られた反応生成物を、例えば使用者の指でぬぐ うことによって、濃縮された抗腫瘍細胞が第2の反応バッグチャンバー112bに入 るように、反応バッグチャンバー110bの流出開口部を形成する、壁部分106b、10 8bに結合された分離カラム装置44b'を通して通過させる。試薬チャンバー100b、 101bは、分離後に1つまたはいくつかの追加の増殖または膨張段階を実施するた めに、IL2、IL10、IFNγなどの増殖促進剤を含有してもよい第2の反応バッグチ ャンバー112b内に結合される。これらの段階が実施されたら、反応生成物、すな わち強力に増殖した抗腫瘍細胞を、矢印56bによって示すように、流出開口部54b から取り出し、ヒトの体内に導入する。 このように、図2の態様では、反応バッグチャンバー110b、112bは各々、逐次 的に実施され、手前の段階の反応生成物が次の段階の出発材料となるいくつかの 反応段階のための反応バッグチャンバーを形成する。このように、反応バッグは 種々の反応バッグチャンバーを分離する壁およびこれらの壁に提供される破壊可 能な流体流動中断手段等を省くことができるので、反応バッグの構成は単純であ る 。図2の態様の反応バッグチャンバー110b、112bも再びこれらに栄養液を導入す ること、または消費された栄養液を除去することができる。さらに、図1の態様 のように、試薬チャンバーからの試薬の導入に加えて、またはそれとは別に、試 薬瓶などの外の容器から試薬を通過させることができる別の流入開口部が存在し てもよい。さらに、一方では、壁部分106b、108bに分離カラム装置44b'を結合し ないで、図1の態様のように、第1の反応バッグチャンバー110bが、この反応バッ グチャンバーで実施される最後の段階の反応生成物を除去し、外側に配置された 分離カラム装置を通過させ、その後流入開口部を通して第2の反応バッグチャン バー112bに通す、流出開口部を備えることが可能である。 図3は、本発明に係る反応バッグシステムのさらに別の態様を示す。反応バッ グシステム110eも、複数の反応バッグチャンバー114c、116c、118cを有する反応 バッグ70cを備える。反応バッグチャンバー114cは、出発材料を中に導入するこ とができる流入開口部16cを備える。さらに、破壊可能な流体流動中断手段、例 えば破壊可能な膜120c、120c'によって反応バッグチャンバー114cと結合されて もよい、2つの試薬チャンバー80c、80c'が反応バッグチャンバー114cに対して配 置される。第1の反応バッグチャンバー114cは、実質的に漏斗の形状で互いに向 かって延在する壁部分122c、124cによって、連続する第2の反応バッグチャンバ ー116cから分離される。分離カラム装置44c'は、第1の反応バッグチャンバー114 cの反応生成物を第2の反応バッグチャンバー116cに移すことができる流体移動領 域126c内に配置される。本質的に互いに対向して配置され、破壊することができ る膜130c、130c'によって反応バッグチャンバ−116cに接続することができる2つ の試薬チャンバー84c、84c'も第2の反応バックチャンバー16cに対して配置され る。 図3に示すように、壁122c、124cから離れて延在する壁部分132cが第2の反応バ ッグチャンバー116c内に形成される。壁部分132cならびに壁部分122cおよび124c は、本質的に、流体の移動方向Rに広がるV-字形状の回収領域を形成する。増殖 の間に、出発材料となる抗腫瘍細胞は、例えば、V-字形状のために、それぞれの 回収帯のより低い領域に抗腫瘍細胞の濃度が増加して、増殖が増すように、重力 の影響によって、栄養液と共にこの領域に蓄積することができる。対応する回収 帯は、反応バッグチャンバー116cの外側の境界を形成する反応バツグ70cの壁122 c、 124cと壁136c、138cとの間に形成される。 第2の反応バッグチャンバー116cは、本質的に、流体移動領域144cに向かって 漏斗形状となる壁部分140c、142cによって、第3の反応バッグチャンバー118cか ら分離される。 分離カラム装置44c'はこの流体移動領域に配置される。破壊可能な膜等146C、 146c'によって反応バッグチャンバー118cと結合することができる試薬チャンバ ー88c、88c'が第3の反応バッグチャンバー118cに対して配置される。さらに、壁 142c、140cと共に、流体の移動方向Rに広がり、細胞増殖等のための出発材料を 回収することができる回収帯を形成する第3の反応バッグチャンバー118cにいく つかの壁部分132cが配置される。 分離カラム装置44c'も、第3の反応バッグチャンバー118cからの出口部分を形 成する。 図示するように、図3の態様において、種々の反応バッグチャンバーが、「V」 字形状に互いに向かって延在する壁によって分離される。こうすることの1つの 利点は、反応バッグチャンバー中で生成された反応生成物をほとんど損失するこ となく次の反応バッグチャンバーに移動させることができるように、個々の反応 バッグチャンバー間を流体の移動方向Rに液体が移動するために壁の漏斗効果が 生ずるということである。 さらに、これらの壁を同時に使用して、細胞濃度を高めるために、反応のため の細胞等を回収する回収帯を、種々の反応バッグチャンバー内に形成する。 図3からわかるように、連続する反応バッグチャンバー114c、116c、118cの容 量は増加する。これは、例えば細胞増殖中には、所定の細胞濃度を越えるとさら に実施される増殖を阻止すると思われるので、所定の細胞濃度を越えるべきでは ない、すなわち、従って、細胞増殖を生ずる予定の種々の段階において増殖する 細胞にとってより大きな容量が提供されなければならないということによる。 反応バッグチャンバーの各々はまた、栄養液を添加または除去するための透過 可能な膜装置を備えることができる。また、異なる反応バッグチャンバーのため にそれぞれの試薬チャンバーを提供することに加えて、外の容器から試薬を添加 することができる流入開口部を提供することができる。 図3の略図では、そこに示される反応バッグ70cを、逐次的に実施されるいくつ かの膨張段階に使用することができる。このように、種々の試薬チャンバーは、 OKT3、IL2、IL10、IL12、IFNγ、TNFα、GM-CSFなどの増殖促進試薬または増殖 阻害薬を含有してもよい。本発明の全ての態様において、基本的に、このような 試薬はある種の型の細胞の増殖を阻害する増殖阻害剤を含有することが可能であ る。 例えば、免疫療法および遺伝子治療のための細胞移植物を入手するために使用 することができるモジュラ−構成の反応バッグシステムを図4に示す。図4の反応 バッグシステムの構成は、抗腫瘍細胞の培養に基づいて以下に記載される。 第1に、例えば血液試料のような細胞集団を、培養する予定の抗腫瘍細胞の少 数の集団を含有するヒトの生体から採取する。この試料を図4の矢印12で示すよ うに、流入開口部16を通して第1の反応バッグ14に入れる。凍結乾燥またはそれ 以外の方法で調製したOKT3および/または以前に記載した小胞などの、抗腫瘍細 胞の増殖剌激剤を、刺激バッグ、すなわち血液試料中に含有される抗腫瘍細胞を 増殖させる予定のバッグにすでに存在させておく。その中に含有される血液試料 と抗腫瘍細胞は、反応バッグ14の中で実施される予定の反応段階の出発材料とな る;第1の反応バッグ14に予め添加しておくOKT3および/または小胞は第1の段階 の反応の試薬となる。また、反応バッグ14、すなわちこの中に組み入れられる反 応バッグチャンバー18に栄養液を添加、またはそこから消費された栄養液を除去 できるように、第1の反応バッグ14および後に記載する他の反応バッグは、例え ば排管によって透過することができる膜を壁内に備える。 第1の段階が終了したら、すなわち抗腫瘍細胞が第1の反応バッグ内で十分に増 殖したら、これらを、例えば可撓性の管22のような流出開口部20を通して外側に 移動させ、流入開口部28を通して第2の反応バッグ24の中に入れる。第2の反応バ ッグでは、この方法において遺伝子工学によって細胞を処理するために、そして 必要な場合には、細胞マーカーの発現を開始させるために、増殖後の抗腫瘍細胞 を第2の段階の試薬としてのレトロウィルスと接触させる。 第2の反応バッグ24の反応バッグチャンバー26においてレトロウィルスと抗腫 瘍細胞との反応を増幅または加速するために、図には示していない遠心分離器で の 遠心分離過程をこのバッグに実施することができる。その結果、第2の反応バッ グチャンバー26の内容物は、例えば可撓性の管32などによって、第2の反応バッ グ24の流出開口部30を通って、第3の反応バッグ36の流入開口部34を介して導入 される。第3の反応バッグ36の反応バッグチャンバー38内には試薬として抗体が 存在する。アビジンまたはストレプトアビジンに基づいた免疫吸着分離カラムを 使用する場合には、これらは例えばビオチン標識した抗体であってもよい。第2 の反応バッグ24の反応バッグチャンバー26内の抗腫瘍細胞と例えばレトロウィル スとを接触させることにより、抗腫瘍細胞の細胞表面での細胞分離のための受容 体が発現する。これは、例えば低親和性NGF受容体であってもよい。ビオチン標 識した抗体は、第3の反応バッグ36の反応バッグチャンバー38においてこの受容 体と結合し、抗腫瘍細胞の標識効果が高まる。 このように標識された抗腫瘍細胞を管42を介して、第3の反応バッグ36の流出 開口部40を介して分離カラム装置44の中に導入する。分離カラム装置44の中で実 施される分離過程は、標識された抗腫瘍細胞は分離カラム装置44を妨害されない で通過することができるが非標識細胞は保持されるように設計される。図示して いないが、第1の通路において、管46を介して第4の反応バッグ50の流入開口部48 に到る、分離カラム装置44の流出部に方向制御弁を配置してもよい。例えば、凍 結乾燥またはその他の方法で調製したIL2のようなさらに別の増殖刺激剤を、試 薬として第4の反応バッグ50の反応バッグチャンバー52に含有させて、さらに細 胞を増殖させる。細胞の増殖が実施されたら、次いで、矢印56で示すように、第 4の反応バッグ50の流出開口部54を通して抗腫瘍細胞を得ることができ、例えば ヒトの体内に注入することができる。 分離カラム44に接続される方向弁の第2の通路は、流入開口部60を介して第5の 反応バッグ58内に到る。反応バッグ58は本質的に第3の反応バッグ36に対応する ようにを設計することができる、すなわちそれは例えば、反応バッグチャンバー 62の分離カラム装置から得られた抗腫瘍細胞を再度標識するためにビオチン標識 した抗体を含有し、次いで、分離カラム装置44の流入部までの、破線として示す 流出開口部64と管66を介してこれらを再度実施する。 図4に示す反応バッグシステム10は、多段階反応の種々の段階のための試薬が 予 め添加される、すなわち出発材料がそれぞれの反応バッグに導入された、反応用 のそれらを調製するために、反応バッグの製造時に、それぞれの反応バッグチャ ンバーに試薬を導入しておく、反応バッグチャンバー18、26、38、52、62を各々 が有する複数の異なる反応バッグ14、24、36、50、58を備える。もちろん、シス テムは、種々の反応のためにこのようなバッグをただ1つだけ備えることもでき る。 反応バッグの各々は、好ましくは、溶接、接着等によって種々の反応バッグチ ャンバーを形成する境界帯に接着される可撓性プラスチック材料または可撓性プ ラスチック材料の層を含む。反応を観察するために、バッグの材料は少なくとも ある領域において透明であってもよい。反応バッグは本質的に矩形であるが、し かし他のいかなる形態を採用してもよい。 種々の反応バッグの流入および流出開口部は、それぞれの反応バッグの間のそ れぞれの結合管と結合しているようであっても、このような管と結合するための 装置を有するようであってもよい。さらに、流入および流出開口部をそれぞれ閉 じることができる手段によって、流入および流出開口部または結合管の領域に装 置が提供されてもよい;これらは、例えば弁、クランプ等であってもよい。さら に、例えば出発材料を一旦反応バッグに導入したら、それぞれの流入開口部を溶 接し、この流入開口部から材料を導入または除去することができないように、流 入および流出開口部を溶接可能であるように設計してもよい。同じことを流出開 口部に適用する。 それぞれの出発材料とバッグ内に含有される試薬との接触は、例えば操作者の 指で可撓性バッグを介して流動状または液体の出発材料を前方にたたくことによ って実施されてもよい。また、第2の反応バッグ24を参照して以前に説明したよ うに、バッグを振とうすること、またはバッグを遠心分離することが可能である 。 種々の反応バッグ内の試薬は、液体状またはゼラチン状でそこに存在してもよ い。さらに、種々の反応に対しては、液体の出発材料が導入されるまで溶解しな いように、反応バッグの内側面に乾燥形状の試薬を配置することが可能である。 特に、種々の反応バッグの中に液体の試薬を使用する場合には、流入開口部およ び流出開口部が通常では閉じられていて、リード管、針等と接続されるときにだ け、開いた状態になることができることが重要である。例えば、針を通すことが でき、針を除去した後はしっかりとした密封を形成することができる膜を、流入 および流出開口部領域に提供することができる。 以前に説明した異なる態様の種々の設計上の特徴を他の態様に適用できること は明らかである。このように、例えば、反応バッグがいくつかの反応バッグチャ ンバーを有するように、または反応バッグが、出発材料とその後に接触する試薬 を含有し、破壊することができる膜19等によって反応チャンバーから分離されて いる1つまたはいくつかの試薬チャンバー17を有するように、図4の反応バッグを 構成することが可能である。さらに、外から試薬を導入するための追加の流入開 口部をそこに提供することもできる。 また、図1の態様において、反応バッグチャンバーの1つの反応生成物を流出開 口部を介して外に移動させ、それを外に配置した分離カラム装置内に分離し、再 度反応バッグチャンバー内に導入することが可能である。 本発明に係る全ての態様においてではあるが、連続する反応の全てが1つの反 応バッグ内で実際に実施できるように、1つの反応バッグがいくつかの反応バッ グチャンバーを有する態様では特に、汚染物質をほとんど全く含まないで操作す ることができる。 例えば、種々の試薬を予め添加した、および/または種々の試薬チャンバーと 組み合わせた種々の種類の反応バッグを提供することによって、予め添加された 種々の反応バッグを組み合わせることにより、または試薬チャンバーと組み合わ せた反応バッグを使用することにより、数多くの異なる多段階過程または反応の ためのシステムを提供することが可能になる。例えば、複数の種々の試薬チャン バーを有し、この場合には、ある種の反応の種類に必要とされる試薬チャンバー だけが開けられて使用されるべきである、少なくとも1つの反応チャンバーを有 する反応バッグを提供することもできる。 さらに、図1〜3の態様では、図4の態様の場合のように、種々の反応バッグチ ャンバーの少なくとも1つに予め試薬が添加されていることも可能である。 この態様について示す免疫吸着分離に加えて、免疫磁気的分離を使用すること もできる。 以前に説明した反応剤に加えて、またはそれらの代わりに、他の細胞活性化物 質または/および細胞増殖刺激物質を使用することもできる。 以前に説明した全ての態様において、出発材料のための流入開口部を通して試 薬を導入し、続いて好ましくは剥離可能であるように設計することもできる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年8月4日(1998.8.4) 【補正内容】 請求の範囲 1.少なくとも1つの反応バッグを有し、多段階培養/分離過程および/または反 応、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を剌激する細胞の培養を実施するための 反応バッグ装置であって、少なくとも1つの反応バッグが複数の反応バッグチャ ンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)を有し、反応バ ッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)が、少 なくとも1つの反応バッグ内に形成された分割壁(72a、74a、76a、78a;106b、1 08b;122c、124c、140c、142c)によって隣接する反応バッグチャンバー(18a 、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)から分離されており、開口 することができる流体流動中断手段(82a、86a)、好ましくは破壊可能な流体流 動中断手段(82a、86a)が移動方向に連続する2つの反応バッグチャンバー(18a 、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)の間に提供され、これら2つ の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c )を分離する分割壁(72a、74a、76a、78a;106b、108b;122c、124c、140c、14 2c)に組込まれており、少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a 、52a;110b、112b;114c、116c 118c)が、試薬を含有し、壁によって反応バ ッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b、114c、116c、118c)から分 離された少なくとも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、110a;80b、81b、84 b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')を配置しており、流 体流動中断手段(81a;120c、120c'、130c、130c'、146c、146c')、好ましくは 破壊可能な流体流動中断手段(81a;120c、120c'、130c、130c'、146c、146c') が壁に組み込まれて提供され、該反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a; 110b、112b;114c、116c 118c)内で実施される予定の反応段階の出発材料が少 なくとも1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c 、116c、118c)内に配置されることができ、この反応段階の反応生成物を形成す るために、壁内に提供された流体流動中断手段(81a;120c、120c'、130c、130c '、146c、146c')を開口することによって、少なくとも1つの試薬チャンバー(8 0a、84a、88a、100a;80b、81b、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c' 、88c、88c')に含有される試薬と接触させられ、この反応段階の反応生成物を 移動順に連続する 次の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、11 8c)に移動させることができる、またはこの反応段階の反応バッグチャンバー( 18a、26a、28a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)から反応バッグチャンバ ーの外に流出させることができることを特徴とする、反応バッグ装置。 2.反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a)の少なくとも1つ(18a)が 、反応バッグに対して外から反応バッグの中に出発材料を導入するための流入開 口部(16a)を備えることを特徴とする、請求項1記載の反応バッグ装置。 3.反応バッグチャンバー(18a、26a、38a)の少なくとも2つの間に、手前の 連続する反応バッグチャンバーの流出開口部を形成する、開口可能な流体流動中 断手段(82a、86a)が提供されることを特徴とする、請求項2記載の反応バッグ 装置。 4.反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a)の少なくとも1つ(52a)、 好ましくは連続する一番最後の反応バッグチャンバー(52a)が、この反応バッ グチャンバーから反応バッグに対して外側に反応生成物を流出させるための流出 開口部(54a)を備えることを特徴とする、請求項2または3記載の反応バッグ 装置。 5.連続する2つの逐次的な反応バッグチャンバー(38a、52a)において、手 前の反応バッグチャンバー(38a)が外に流出させるための流出開口部(90a)を 備え、次の反応バッグチャンバー(52a)が外から導入するための流入開口部(9 8a)を備えることを特徴とする、請求項4記載の反応バッグ装置。 6.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(110b、112b)が、複数の連続段階 のための反応バッグチャンバーであり、各場合において、手前の段階の反応生成 物がその後の段階の出発材料となることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項記載の反応バッグ装置。 7.連続する逐次的な反応バッグチャンバー(110b、112b;114c、116c、118c )が、逐次的な反応バッグチャンバーの間の液体移動領域内(126c、144c)に、 本質的に、流体移動方向(R)に通過させる分割壁(106b、108b;122c、124c、1 40c、142c)によって互いに分離されていることを特徴とする、請求項1〜6の いずれか一項記載の反応バッグ装置。 8.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(116c、118c)において、少なくと も1つの出発材料/反応生成物回収領域が、好ましくは「V」字形状に互いに延在 する壁部分(132c)によって形成されることを特徴とする、上記請求項のいずれ か一項記載の反応バッグ装置。 9.少なくとも1つの出発材料/反応生成物回収領域が流体移動方向(R)に拡張 していることを特徴とする、請求項8記載の反応バッグ装置。 10.互いに向かって通過させる分割壁(122c、124c、140c、142c)の少なくと も一部の領域が出発材料/反応生成物回収領域の壁部分を形成することを特徴と する、請求項7および請求項8または9のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 11.連続する逐次的な反応バッグチャンバー(114c、116c、118c)の、チャン バーの容積が増加していることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項記載 の反応バッグ装置。 12.反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62)の少なくとも1つに試薬が 予め添加されていることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応バ ッグ装置。 13.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(110b、112b)が、いくつかの段 階を逐次的に実施するために、反応バッグチャンバー(110b、112b)との試薬移 動結合部と連続的に接続することができる、種々の段階のための複数の試薬チャ ンバー(80b、81b、84b、88b、100b、101b)を備えることを特徴とする、請求項 6記載の、または請求項6を言及しているならば請求項7〜12のいずれか一項 記載の反応バッグ装置。 14.外容器から反応バッグチャンバー(18a)に試薬を添加するための、しっ かりと閉めることができる試薬流入開口部(102a)が少なくとも1つの反応バッ グチャンバー(18a)に提供されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項記載の反応バッグ装置。 15.少なくとも2つの逐次的な連続する反応バッグチャンバー(38a、52a;110 b、112b;114c、116c、118c)の間に、それを通じて流体を移動させるための分 離カラム装置(44a、44a';44b';44c')が提供されることを特徴とする、上記 請求項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 16.分離カラム装置(44a';44b';44c')が、少なくとも2つの反応バッグチ ャンバー(110b;112b;114c、116c、118c)を分離する分割壁(76a;106b、108 b;122c、124c、140c、142c)に組み入れられることを特徴とする、請求項15記 載の反応バッグ装置。 17.流入および/または流出開口部が弁によって、または破壊することができ るもしくは再度閉じることができる閉鎖装置などによって閉じられることを特徴 とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 18.可撓性で、好ましくは気体透過性であるが、液体不透過性のプラスチック により製造されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応バッ グ装置。 19.少なくとも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b、81b、84b 、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')が、それぞれの反応バ ッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)の一体 部分として形成されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応 バッグ装置。 20.それぞれの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、38a 、52a;110b、112b;114c、116c、118c)が、新鮮な栄養液を導入するよう、ま たは消費された栄養液を除去するように設計されていることを特徴とする、上記 請求項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 21.それぞれの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、38a 、52a;110b、112b;114c、116c、118c)が、排管等を貫通させることができ、 排管を除去した後は、再び自動的に流体を通さない密封を形成することができる 膜領域を有することを特徴とする、請求項20記載の反応バッグ装置。 22.上記請求項のいずれか一項記載の、1つまたは複数の反応バッグ装置を含 むモジュラー反応バッグシステム。 23.少なくとも1つの分離カラム装置(44b)をさらに含む、請求項22記載のモ ジュラー反応バッグシステム。 24.反応バッグに対して外から少なくとも1つの反応バッグチャンバー内に試 薬を導入するために、試薬用の少なくとも1つの容器をさらに含む、請求項22ま た は23記載のモジュラー反応バッグシステム。 25.抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を剌激する細胞を培養するための、請求項1 〜21のいずれか一項記載の反応バッグ装置および/または請求項22〜24のいずれ か一項記載のモジュラー反応バッグシステムの使用。 26.好ましくは請求項1〜21のいずれか一項記載の反応バッグ装置、または/お よび請求項22〜24のいずれか一項記載のモジュラー反応バッグシステムによって 、培養/分離過程を1段階もしくは数段階および/または多段階反応によって実施 するための方法であって、下記の段階を含む方法: a)複数の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、1 16c、118c)を有する少なくとも1つの反応バッグを調製する段階; b)出発材料を反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114 c、116c、118c)の1つに導入する段階; c)1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b、114c、11 6c、118c)を少なくとも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b、81b 、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')から分離する壁 内に提供された開口可能な流体流動中断手段を開口することによって、1つの反 応バッグチャンバーと1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b 、112b;114c、116c 118c)に配置された少なくとも1つの試薬チャンバー(80 a、84a、88a、110a;80b、81b、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c' 、88c、88c')との間で流体を接触させることにより、1つの反応バッグチャンバ ー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)中の出発材料を少な くとも1つの段階の試薬と接触させる段階; d)出発材料と試薬との反応を実施した後に、2つの反応バッグチャンバーを分 離する分割壁(72a、74a、76a、78a;106b、108b;122c、124c、140c、142c)内 に提供された開口可能な流体流動中断手段を開口することによって、得られた反 応生成物を、移動順にすぐ次に続く反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a ;110b、112b;114c、116c 118c)内に移動させる段階、または反応生成物を反 応バッグの外に流出させる段階。 【手続補正書】 【提出日】1999年3月15日(1999.3.15) 【補正内容】 請求の範囲 1. 少なくとも1つの反応バッグを有し、多段階培養/分離過程および/または 反応を実施するための反応バッグ装置であって、 少なくとも1つの反応バッグが 複数の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、 118c)を有し、反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c 、116c 118c)が、少なくとも1つの反応バッグ内に形成された分割壁(72a、74 a、76a、78a;106b、108b;122c、124c、140c、142c)によって隣接する反応バ ッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)から分 離されており、開口することができる流体流動中断手段(82a、86a)が移動方向 に連続する2つの反応バッグチャンバー (18a、26a、38a、52a;110b、112b;114 c、116c 118c)の間に提供され、これら2つの反応バッグチャンバー(18a、26a 、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)を分離する分割壁(72a、74a、76 a、78a;106b、108b;122c、124c、140c、142c)に組込まれており、少なくとも 1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 1 18c)が、試薬を含有し、壁によって反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52 a;110b、112b、114c、116c、118c)から分離された少なくとも1つの試薬チャン バー(80a、84a、88a、110a;80b、81b、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84 c、84c'、88c、88c')を配置しており、流体流動中断手段(81a;120c、120c'、 130c、130c'、146c、146c')が壁に組み込まれて提供され、 該反応バッグチャン バー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)内で実施される予 定の反応段階の出発材料が少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、3 8a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)内に配置されることができ、この反 応段階の反応生成物を形成するために、壁内に提供された流体流動中断手段(81 a;120c、120c'、130c、130c'、146c、146c')を開口することによって、少なく とも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b、81b、84b、88b、100b、 101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c ')に含有される試薬と接触させられ、この反応段階の反応生成物を移動順に連 続する次の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、11 6c、118c)に移動させることができる、またはこの反応段階の反応バッグチャン バー(18a、26a、28a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)から反応バッグチ ャンバーの外に流出させることができることを特徴とする、反応バッグ装置。 2.多段階培養/分離過程および/または反応が、抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞 を剌激する細胞の培養である、請求項1に記載の装置。 3.開口することができる流体流動中断手段(82a、86a)が、破壊可能な流体 流動中断手段である、請求項1に記載の装置。 4.流体流動中断手段(81a;120c、120c'、130c、130c'、146c、146c')が、 破壊可能な流体流動中断手段である、請求項1に記載の装置。 5.請求項1記載の、1つまたは複数の反応バッグ装置を含むモジュラー反応 バッグシステム。 6.抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養するための、請求項1 記載の反応バッグ装置および/または請求項5記載のモジュラー反応バッグシス テムの使用。 7.請求項1記載の反応バッグ装置、または/および請求項5記載のモジュラ ー反応バッグシステムによって、培養/分離過程を1段階もしくは数段階および/ または多段階反応によって実施するための方法であって、下記の段階を含む方法 : a)複数の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、1 16c、118c)を有する少なくとも1つの反応バッグを調製する段階; b)出発材料を反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114 c、116c、118c)の1つに導入する段階; c)1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b、114c、11 6c、118c)を少なくとも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b、81b 、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')から分離する壁 内に提供された開口可能な流体流動中断手段を開 口することによつて、1つの反応バッグチャンバーと1つの反応バッグチャンバー (18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)に配置された少なくと も1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、110a;80b、81b、84b、88b、100b、10 1b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')との間で流体を接触させることにより 、1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c 118c)中の出発材料を少なくとも1つの段階の試薬と接触させる段階; d)出発材料と試薬との反応を実施した後に、2つの反応バッグチャンバーを分 離する分割壁(72a、74a、76a、78a;106b、108b;122c、124c、140c、142c)内 に提供された開口可能な流体流動中断手段を開口することによって、得られた反 応生成物を、移動順にすぐ次に続く反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a ;110b、112b;114c、116c 118c)内に移動させる、または反応生成物を反応バ ッグの外に流出させる段階。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ゴルラー ベーンハード ドイツ国 ペンツバーグ ロッセンストラ ッセ 12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.多段階培養/分離過程および/または反応、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍 細胞を刺激する細胞の培養を実施するための反応バッグ装置であって: それぞれの段階の出発材料を各反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a; 110b、112b;114c、116c、118c)の中に配置し、それぞれの段階の試薬と接触さ せ、それぞれの段階の反応生成物を生じさせることができる、反応バッグ中の複 数の反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、11 8c)と、 各反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、11 8c)から反応生成物を流出させるための流出開口手段(82a、86a、54a;54b;44 c)とを備える、反応バッグ装置。 2.反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a)の少なくとも1つ(18a)が 、反応バッグに対して外から反応バッグの中に出発材料を導入するための流入開 口部(16a)を備え、反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a)が、手前の 連続する反応バッグチャンバーの反応生成物を出発材料として次の少なくとも1 つの連続する反応バッグチャンバー内に移すため、連続物として設計されている ことを特徴とする、請求項1記載の反応バッグ装置。 3.連続する反応バッグチャンバー(18a、26a、38a)の少なくとも2つの間に 、好ましくは、手前の連続する反応バッグチャンバーの流出開口部を形成する、 破壊することができる流体流動中断手段であり、開口することができる流体流動 中断手段(82a、86a)が提供されることを特徴とする、請求項2記載の反応バッ グ装置。 4.反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a)の少なくとも1つ(52a)、 好ましくは連続する一番最後の反応バッグチャンバー(52a)が、この反応バッ グチャンバーから反応バッグに対して外側に反応生成物を流出させるための流出 開口部(54a)を備えることを特徴とする、請求項2または3記載の反応バッグ 装置。 5.連続する2つの逐次的な反応バッグチャンバー(38a、52a)において、手 前の反応バッグチャンバー(38a)が外に流出させるための流出開口部(90a)を 備え、次の反応バッグチャンバー(52a)が外から導入するための流入開口部(9 8a)を備えることを特徴とする、請求項4記載の反応バッグ装置。 6.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(110b、112b)が、複数の連続段階 のための反応バッグチャンバーであり、各場合において、手前の段階の反応生成 物がその後の段階の出発材料となることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項記載の反応バッグ装置。 7.連続する逐次的な反応バッグチャンバー(110b、112b;114c、116c、118c )が、逐次的な反応バッグチャンバーの間の液体移動領域内(126c、144c)に、 本質的に、流体移動方向(R)に通過させる分割壁(106b、108b;122c、124c、1 40c、142c)によって分離されていることを特徴とする、請求項2〜6のいずれ か一項記載の反応バッグ装置。 8.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(116c、118c)において、少なくと も1つの出発材料/反応生成物回収領域が、好ましくは「V」字形状に互いに延在 する壁部分によって形成されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記 載の反応バッグ装置。 9.少なくとも1つの出発材料/反応生成物回収領域が流体移動方向(R)に拡張 されていることを特徴とする、請求項8記載の反応バッグ装置。 10.互いに向かって通過させる分割壁(122c、124c、140c、142c)の少なくと も一部の領域が出発材料/反応生成物回収領域の壁部分を形成することを特徴と する、請求項7および請求項8または9のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 11.連続する逐次的な反応バッグチャンバー(114c、116c、118c)の、チャン バーの容積が増加していることを特徴とする、請求項2〜10のいずれか一項記載 の反応バッグ装置。 12.反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62)の少なくとも1つにすでに 試薬が予め添加されていることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の 反応バッグ装置。 13.少なくとも一つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、11 2b;114c、116c、118c)が、開口することができる流体流動中断手段(120c、12 0c'、130c、130c'、146c、146c')、好ましくは破壊可能な流体流動中断手段に よ って反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、11 8c)との試薬移動結合部に接続される少なくとも一つの試薬チャンバー(80a、8 4a、88a、100a;80b、81b、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c 、88c')を備えていることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応 バッグ装置であって、それぞれの段階のための試薬が該試薬チャンバー(80a、8 4a、88a、100a;80b、81b、84b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c ')に含有されている装置。 14.少なくとも1つの反応バッグチャンバー(110b、112b)が、いくつかの段 階を逐次的に実施するために、反応バッグチャンバー(110b、112b)との試薬移 動結合部と連続的に接続することができる、種々の段階のための複数の試薬チャ ンバー(80b、81b、84b、88b、100b、101b)を備えることを特徴とする、請求項 6および13記載の反応バッグ装置。 15.外容器から反応バッグチャンバー(18a)に試薬を添加するための、しっ かりと閉めることができる試薬流入開口部(102a)が少なくとも1つの反応バッ グチャンバー(18a)に提供されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一 項記載の反応バッグ装置。 16.少なくとも2つの逐次的な連続する反応バッグチャンバー(38a、52a;110 b、112b;114c、116c、118c)の間に、それを通じて流体を移動させるための分 離カラム装置(44a、44a';44b';44c')が提供されることを特徴とする、上記 請求項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 17.分離カラム装置(44a';44b';44c')が、少なくとも2つの反応バッグチ ャンバー(110b;112b;114c、116c、118c)を分離する分割壁(76a;106b、108 b;122c、124c、140c、142c)に組み入れられることを特徴とする、請求項16記 載の反応バッグ装置。 18.1つの段階のための出発材料が配置され、その段階の反応生成物を生ずる ためにその段階の試薬と接触させることができる、反応バッグチャンバー(18、 26、38、52、62)を備える反応バッグを含む、例えば抗腫瘍細胞または抗腫瘍細 胞を刺激する細胞を培養するために、多段階培養/分離過程および/または反応を 必要に応じて実施するための反応バッグ装置であって、反応バッグ(14、24、36 、50、58)が、反応バッグ内に出発材料を導入するための流入開口部(16、28、 34、48、60)および反応バッグ(14、24、36、50、58)内に生成された反応生成 物を流出させるための流出開口部(20、30、40、54、64)を備えることを特徴と し、反応バッグ装置が試薬を含有し、これらと共に反応装置として調製される、 反応バッグ装置。 19.反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62)に予め試薬が添加されるこ とを特徴とする、請求項18記載の反応バッグ装置。 20.反応バッグが、開口することができる流体流動中断手段(19)、好ましく は破壊することができる流体流動中断手段によって反応バッグチャンバーとの試 薬移動結合部に結合することができる少なくとも1つの試薬チャンバー(17)を 備えることを特徴とし、それぞれの段階の試薬が少なくとも1つの試薬チャンバ ーに含有される、請求項18または19記載の反応バッグ装置。 21.反応バッグチャンバーが、複数の逐次的な段階のための反応バッグチャン バーであり、各場合において、手前の段階の反応生成物が次の段階の出発材料と なることを特徴とする、請求項18〜20のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 22.反応バッグが種々の段階のための複数の試薬チャンバーを備え、いくつか の段階を逐次的に実施するために、該反応チャンバーを反応バッグチャンバーと の試薬移動結合部に連続的に結合することができることを特徴とする、請求項21 記載の反応バッグ装置。 23.外の容器から反応バッグチャンバー内に試薬を導入するための、しっかり 閉めることができる試薬流入開口部が反応バッグチャンバーに提供されることを 特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 24.流入および/または流出開口部が弁によって、または破壊することができ るもしくは再度閉じることができる閉鎖装置によって閉じられることを特徴とす る、上記請求項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 25.可撓性で、好ましくは気体透過性であるが、液体不透過性のプラスチック により製造されることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の反応バッ グ装置。 26.少なくとも1つの試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b、81b、84b 、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')が、それぞれの反応バ ッグチャンバー(18a、26a、38a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)の一体 部分として形成されることを特徴とする、請求項13、20または22記載の、および 場合に応じて請求項13、20および22を除く上記請求項のいずれか一項記載の反応 バッグ装置。 27.それぞれの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、38a 、52a;110b、112b;114c、116c、118c)が、新鮮な栄養液を導入するため、ま たは消費された栄養液を除去するために構成されることを特徴とする、上記請求 項のいずれか一項記載の反応バッグ装置。 28.それそれの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、38a 、52a;110b、112b;114c、116c、118c)が、排管等を貫通させることができ、 排管を除去した後は、再び自動的に流体を通さない密封を形成することができる 膜領域を有することを特徴とする、請求項27記載の反応バッグ装置。 29.上記請求項のいずれか一項記載の、1つまたは複数の反応バッグ装置を含 むモジュラー反応バッグシステム。 30.少なくとも1つの分離カラム装置(44b)をさらに含む、請求項29記載のモ ジュラー反応バッグシステム。 31.反応バッグに対して外から少なくとも1つの反応バッグチャンバー内に試 薬を導入するために、試薬用の少なくとも1つの容器をさらに含む、請求項29ま たは30記載のモジュラー反応バッグシステム。 32.抗腫瘍細胞または抗腫瘍細胞を刺激する細胞を培養するための、請求項1 〜28のいずれか一項記載の反応バッグ装置および/または請求項29〜31のいずれ か一項記載のモジユラー反応バッグシステムの使用。 33.好ましくは、請求項1〜28のいずれか一項記載の反応バッグ装置および/ま たは請求項29〜31のいずれか一項記載のモジュラー反応バッグシステムによって 、1つまたはいくつかの段階を有する培養/分離過程および/または多段階反応を 実施するための方法であって、下記の段階を含む方法: a)少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、 38a、52a;110b、112b、114c、116c、118c)を調製する段階; b)少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、 38a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)内に出発材料を導入する段階; c)少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62)に試薬を予 め添加することによって、ならびに/または、 少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18a、26a、38a、52a、110b、112b ;114c、116c、118c)に配置された試薬チャンバー(80a、84a、88a、100a;80b 、81b、84b、88b、100b、101b;80c、80c'、84c、84c'、88c、88c')を反応バッ グチャンバー(18a、26b、38a、52a、62a;110b、112b、114c、116c、118c)と 流体接触するように結合させることによって、および/もしくは試薬流入開口部 (102a)を通して外の容器から少なくとも1つの反応バッグチャンバー内に試薬 を導入することによって、 少なくとも1つの反応バッグチャンバー(18、26、38、52、62;18a、26a、3 8a、52a;110b、112b;114c、116c、118c)内の出発材料を少なくとも1つの段階 のための試薬と接触させる段階; d)必要に応じて前または後に分離段階を実施し、流出開口部を通して反応バ ッグチャンバーから1つの段階の反応生成物を取り出す段階。
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