JP2000501483A - 通風式ブレーキディスク - Google Patents

通風式ブレーキディスク

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JP2000501483A
JP2000501483A JP9521056A JP52105697A JP2000501483A JP 2000501483 A JP2000501483 A JP 2000501483A JP 9521056 A JP9521056 A JP 9521056A JP 52105697 A JP52105697 A JP 52105697A JP 2000501483 A JP2000501483 A JP 2000501483A
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カオ,ツェン,クアン
ソープ,ウィリアム,アンソニー
ステップトー,コリン
フェントン,マーカス,ブライアン,メイホール
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ティー アンド エヌ テクノロジー リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 ディスクブレーキのロータ(10;50)は、反対方向に向いた二つの環状面(20,22)を有する。ロータ(10;50)は、前記環状面の一方(20)を形成する第1部分(16)および前記環状面の他方(22)を形成する第2部分(18)を有する。前記第1および第2部分(16,18)は平行関係をなして離隔配置されるとともに、ベーン(32)によって結合されそれらの間で冷却導管(34)が画成される。冷却導管(34)はロータの半径方向外向きに延在しかつロータが回転するとき空気が冷却導管を貫流してロータを冷却するように配置され、各冷却導管(34)の横断面積が冷却導管(34)の入口(36)とその中間領域(40)との間で減少し、前記中間領域と冷却導管(34)の出口(38)との間で増大する。

Description

【発明の詳細な説明】 通風式ブレーキディスク 本発明はディスクブレーキのロータに関するものである。 ディスクブレーキのロータは、車両の車輪または機械の回転部分のような部材 とともに回転すべく配設される。かかるロータは、ブレーキの作動中、ロータ( したがって、前記部材)を減速するために摩擦材料ブロックが係合する、二つの 反対方向を向いた環状摩擦面を有する。二つの摩擦材料ブロックは、摩擦力によ ってロータ(したがって、前記部材)の回転を減速させるために、向き合う方向 に動いて二つの摩擦面と接触せしめられる(通常液圧装置による)。摩擦力は、 かなりの量の熱を発生し、その熱がロータによって吸収され、ロータ温度を上昇 させる。もしも、ロータが過度に高温になるとブレーキ性能が悪影響をうけ、ロ ータは迅速に摩耗する。したがって、かかるロータは迅速な温度上昇を回避する ために、かなりの熱容量を有しなければならない。 ディスクブレーキのロータにおける温度上昇を抑えるため、前記環状面の一方 を形成する第1の概ねディスク状の部分、および前記環状面の他方を形成する第 2の概ねディスク状の部分をロータが有するように、ロータを形成するのが普通 である。第1および第2のディスク状部分は一定の厚さを有し、かつ平行関係を なして離隔配置される。これらのディスク状部分はベーンによって結合され、そ れらの間でロータの半径方向外向きに冷却導管(ダクト)が延在する。冷却導管 は、ロータが回転するとき、空気が導管を貫流して前記環状面に対してそれらの 反対側においてロータのディスク状部分を冷却すべく作用する。冷却導管への空 気入口は、前記第1および第2のディスク状部分の内端部に設けられ、ディスク 状部分の外端部における出口に向けて外方に空気を駆動する遠心ファンとしてロ ータが働く。通常、前記ベーンはロータの半径方向に直線状に延在し、各ベーン はその長さ方向に沿って一定の厚さを有する(たとえば英国特許第969845 号明細書参照)。この構造は製造が簡単で(かかるロータは金属(通常は鉄)か ら鋳造される)、ロータの回転方向にかかわらず同じように働く利点を有する (一つの形式のロータで、車両の両側に設置可能である利点を有する)。しかし ながらこの構造は、隣接するベーンの間の距離が半径の増加とともに増加するこ とにより冷却導管の断面積が外方に向かって拡大する欠点を有する。この拡大は 冷却導管内の空気の減速を惹起し、空気速度に依存する冷却効率を低下させる。 それゆえ、冷却効率は、それをもっとも必要とする領域(すなわち、ロータに摩 擦材料のブロックが係合する領域)の反対側の冷却導管の領域で低い。この冷却 の非効率は、かかるロータでは、主として空気に熱を伝達するための有効な面積 が減少するベーンの先端(回転方向において)に沿って空気が流れる傾向により さらに増大する。 上記通常のロータの冷却効率における欠点は、他の構造のロータにおいてもあ る程度指摘されている。これらの構造のあるものでは、空気の速度(したがって 、冷却効率)を増大させることにおいて一層多くの仕事をベーンがする(不利益 であるがロータを回転するために必要な仕事も増大する)ように、回転方向に対 して前方にベーンが湾曲されている。他の構造では、ベーンが空気の流線に一層 接近するように、回転方向に対して後方にベーンが湾曲されている。これは、回 転のために必要な仕事を減らし、ベーンの後端を伝熱面としてより良好に使用さ せる。別の構造では(ドイツ国特許第4323782A1号明細書およびWO9 5/08727号明細書参照)、各導管の断面積がその長さ方向に一層均一にま たは実際上一定になるように、ロータの第1部分および第2部分の厚さが外方に 向かって均等に増加している。これは、空気の速度を冷却導管に沿って一定にな し、冷却効果を平坦化する。この場合、ロータ材料が外端部で増加し、その結果 慣性モーメントが増大する欠点を惹起する。米国特許第4469203号明細書 は、断面積が突然に不連続性となる冷却導管(すなわち、断面積が拡大、縮小、 または部分的拡大および部分的縮小、もしくは一定である冷却導管)を開示して いる。これらの構造はいずれも、冷却導管の熱が発生する領域に冷却作用を集中 させる平坦な壁を有しない。 本発明の目的は、もっとも多くの熱が発生する導管の領域において冷却効率が 増大する冷却導管を有するディスクブレーキのロータを提供することである。 本発明は、部材とともに回転すべく配置されかつ二つの反対方向を向いた環状 面を形成するディスクブレーキのロータであって、該環状面にはブレーキの作動 中ロータ(したがって、前記部材)を減速するため摩擦部材のブロックが係合し 、ロータは前記環状面の一方を形成する第1部分および前記環状面の他方を形成 する第2部分を有し、前記第1および第2部分は平行関係をなして離隔配置され るとともにベーンによって結合され、それらの間にロータの半径方向外向きに延 在する冷却導管が画成され、ロータが回転するとき空気が冷却導管を貫流してロ ータを冷却するように前記冷却導管が設けられて成る前記ディスクブレーキのロ ータにおいて、各冷却導管の横断面積が冷却導管入口とその中間領域との間で減 少し、前記中間領域と導管出口との間で増大することを特徴とするディスクブレ ーキのロータを提供するものである。 本発明によるロータでは、各冷却導管内の空気流は前記中間領域において到達 するその最高速度まで加速され、その後は減速される。したがって、空気は前記 中間領域で最高速度を有し、その点における冷却作用を増大する。このことによ り、中間領域を摩擦部材のブロックの接触点(すなわち、熱が発生する領域の反 対側)に位置づけ得るため、きわめて有利である。冷却導管は、前記中間領域に その喉部分を有するベンチュリ管と考えることができる。 好適には、冷却導管の横断面積の変化は、ロータの前記第1および第2部分の 厚さ変化によって達成される。このことは前記各部分の厚さが前記中間領域にお いて最大で、それによりこの臨界領域の熱容量を増大させる利点を付加する。し かしながら、冷却導管の横断面積の必要な変化は、ベーンの厚さを変化させるこ とにより、または前記第1および第2部分とベーンの厚さを変化させることによ って達成することもできる。 本発明によるロータの前記第1および第2部分の一方は、冷却導管に沿う少な くとも一つの領域において前記第1および第2部分の他方よりも厚くし、それに より熱容量を増加することができる。通常のように、ロータの前記第1および第 2部分の一方をロータのハブ部分と一体になし、他方を前記ベーンによって支持 することができる。この場合、ベーンによって支持される部分は、冷却導管に沿 う全ての部分において他方の部分よりも厚くすることができる。このことは、ハ ブ部分に熱を発散する機会がなく、厚い部分が一層大きい熱容量を有する利点を 有する。 本発明は、通常の真直ベーンを有するロータまたは前方に湾曲したベーンを有 するロータに利用可能である。しかしながら、空気への熱伝達を増大させるため 、ロータの回転方向に対して後方に、ベーンを湾曲させるのが好適である。かか るベーンは、冷却導管内に空気を駆動するためにそれらの内端部分を屈曲させ、 それらの外端部分を、それらが実質的に空気を駆動せず、またはそれらによって 駆動されないように、流線に沿うように屈曲させることができる。 下記の詳細な説明は、本発明の装置を図示する二つのディスクブレーキのロー タの添付図面を参照して読むべきである。 図中、 図1は、第1実施例ロータの半径方向1/2断面図であり、 図2は、構造を示すため破断された部分を示す第1実施例ロータの斜視図であ り、 図3aは、第1実施例ロータの導管の断面積のグラフ表示であり、 図3bは、摩擦面を形成する部分が一定の厚さで、ベーンが真直である上記在 来形式のロータに係わる図3aと同様な図であり、 図4は、第2実施例ロータの図1と同様な図である。 第1実施例ディスクブレーキのロータ10は鋳鉄製であり、車両の(図示しな い)車輪とともに回転するように配置されている。ロータ10は、車輪ハブ(図 示しない)に取付けられるボルト孔14が形成されたハブ部分12を有する。ハ ブ部分12は車輪ハブに当接する一定厚さの環状板部分11を有する。環状板部 分11はその周りでロータ10の回転軸線の周囲の放射方向面内に延在している 。孔14は環状板部分11に形成されている。またハブ部分12は、環状板部分 11の外端部との結合部から軸線方向に延在して車輪ハブの周囲に当接する円筒 形部分13を有する。 またロータ10は、反対方向を向いた二つの環状摩擦面20,22を形成する 二つの部分16,18を有し、該環状摩擦面20,22には制動作用の際、ロー タおよび車輪を減速するために摩擦材料のブロック(図示しない)が係合する。 二つの部分16,18の第1部分16は、ハブ部分12の円筒形部分13と一体 である。環状板部分11から遠い縁部分で、円筒形部分13は外方に湾曲して第 1部分16と合体する。第1部分16は、全体的に環状板として形成され、内端 部で円筒形部分13と連結され、外端部が軸線方向に延在する円筒面24になさ れている。また、第1部分16は、半径方向に延在する平坦な摩擦面20と、凸 状面26とによって規定される。面26の湾曲のため、第1部分16はその中間 領域において最も厚く、内端部および外端部近傍で薄くなっている。 他方の環状摩擦面22を形成するロータ10の部分18は、第2部分18がハ ブ部分12との連結部を有しない点を除いて、第1部分16の実質的に鏡像関係 にある。第2部分18外端部は、円筒面24と同一半径を有する軸線方向に延在 する円筒面28によって規定される。また、第2部分18は、摩擦面20と反対 方向に向いた半径方向に延在する平坦な摩擦面22で規定される。さらに、第2 部分18は、凸状面26と同様の凸状面30によって規定され、凸状面30は、 半径方向内端部において凸状面26が延在するよりも一層長く延在することを除 き、凸状面26と同様である。 前記第1および第2部分16,18は、平行関係をなして離隔配置され、第1 および第2部分16,18と一体に鋳造されるベーン32によって結合されてい る。ロータ10の振動モード数を減少することによりノイズを減らすために、ベ ーン32の数は奇数(好適には素数)であり、この場合、23個のベーンが設け られる。図2において、観察しうるベーン32は、ベーン32と第1部分16の 間の結合部のみが観察されるように、ロータ10の回転軸線に対して直角関係を なす平面で截断されている。ベーン32は第2部分18を支持している(図2に は第2部分18の半分だけが示されている。)。ベーン32は、凹状面26,3 0から等しい円周方向間隔で突出している。 各ベーン32は、その長手方向でほぼ同じ幅を有し、図2から分かるように、 第1および第2部分16,18の内端部から円筒面24,28の半径より僅かに 小さい半径の終点まで(ベーン32は、必要に応じて円筒面24,28まで延長 することができる)湾曲した通路に沿っている。ベーン32は、図2に矢印Aで 示されたロータの回転方向に対して後方に傾斜している。それらの内端部分を除 き、ベーン32の湾曲は、ロータ10が回転するときにベーンの間を流れる空気 の流線にほぼ沿い、もってベーン32の後端からの熱伝達を向上させるとともに ロータの回転に対する抵抗を減らすように、選択される。ベーン32の内端部分 において、空気とベーンとの間の会合角度は、ベーンのこの部分が第1部分16 と第2部分18の間の空気を駆動するのを助けるように選択され、この角度はほ ぼ45゜である。 それぞれ隣接する二つのベーン32の間で冷却導管34が画成され、したがっ て冷却導管34はベーン32の曲線に沿ってロータ10の半径方向外方に延在す る。冷却導管34は、ロータ10が回転するとき、空気が冷却導管を貫流してロ ータを冷却するように配置される。冷却導管は、隣接する二つのベーン32の内 端部と、第1部分16に対するハブ部分12の円筒形部分13の結合部と、第2 部分18の内端とによって規定される。冷却導管は、ベーン32の外端部の間に 出口38を有する。入口36と出口38の間で、冷却導管34はそれぞれ隣接す る二つのベーン32と、凸状面26,28によって規定される。 その長手方向のいかなる点においても、冷却導管34の横断面積は、隣接する ベーン32の間隔と、凸状面26,30の間隔とに依存する。この冷却導管34 の制御された横断面積の変化は、凸状面26,30の突出によって生じたロータ の第1および第2部分16の厚さの変化によって達成される。ベーン32は半径 が増大するとともに徐々に離れて行くが、凸状面26,30の突出は、冷却導管 34の横断面積が入口36と面26,30が最も近くにくる導管34の中間領域 40との間で徐々に減少するようなものである。中間領域40は、ほぼ摩擦面2 0,22の半径方向中央部の反対側である。冷却導管34の横断面積は、中間領 域40と冷却導管34の出口との間で増大する。図3aは、冷却導管に沿う各点 における冷却導管34の一つの横断面積のグラフ表示である。図3aから分かる ように、面積は入口36から中間領域まで終始かつ直線的に減少し、ついで出口 まで終始増大する。図3aと図3bとを比較すると、図3bの通常のロータにお いて、冷却導管の横断面積が冷却導管の入口と出口の間で終始増加し、一方、図 3aは縮小/拡大する冷却導管を示すことが分かる。図3aから分かるように、 領域40における冷却導管の面積は入口36における面積の約半分である。 第1実施例ロータ10において、第1部分16および第2部分18は、中間領 域40において、最大厚さ(したがって、最大熱容量)を有する。 第1実施例ロータ10は、図2の矢印A方向に回転する。この回転は、第1部 分18の内端部とハブ部分12の円筒形部分13との間の間隙を通じて入口36 内に空気が進入する。入口36に進入する空気は冷却導管34に沿って冷却導管 の中間領域40に達するまで加速され、そこで冷却導管の横断面積は最小値に達 する。この加速は冷却導管34の減少する横断面積によって生ずる。摩擦材料の ブロックが摩擦面20,22に係合する点の丁度反対側に位置する中間領域40 で空気が最高速度に達し、もってこの領域における冷却効率を増大する。中間領 域40を通過した後、空気は冷却導管34の出口38を通過するまで減速する。 図4は、第2実施例ロータ50を示す。ロータ50は下記に記載する点を除い てロータ10と同じで、同様の部分には同一符号を付している。ロータ50は、 ロータ10に比して、第2部分18が第1部分16よりも厚い点で相違する。こ の厚さ増大に対応するために面28は長くなされ、また第2部分18の内端に面 22,30を結合する円筒面52が存在する。それゆえ、ロータ50では、ベー ン32によって支持された第2部分18は冷却導管34に沿う全ての箇所で第1 部分16より厚い。第2部分18の大きい厚さは、第1部分16とは異なって、 第2部分18が伝導によりハブ部分12に熱を発散することができないため、望 ましい一層大きい熱容量を有する。 第1および第2実施例ロータ10,50は、ハブ部分12と一体の第1部分1 6が他の第2部分18よりも環状板部分11から離れているけれども、第1部分 16および第2部分18の一層近くでハブ部分12と一体にすることも可能であ る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年11月18日(1997.11.18) 【補正内容】 面を形成するディスクブレーキのロータであって、該環状面にはブレーキの作動 中ロータ(したがって、前記部材)を減速するため摩擦部材のブロックが係合し 、ロータは前記環状面の一方を形成する第1部分および前記環状面の他方を形成 する第2部分を有し、前記第1および第2部分は平行関係をなして離隔配置され るとともにベーンによって結合され、それらの間にロータの半径方向外向きに延 在する冷却導管が画成され、ロータが回転するとき空気が冷却導管を貫流してロ ータを冷却するように前記冷却導管が設けられて成る前記ディスクブレーキのロ ータにおいて、各冷却導管の横断面積が冷却導管入口とその中間領域との間で減 少し、前記中間領域と導管出口との間で増大し、前記冷却導管を規定する前記第 1および第2部分の表面が、前記冷却導管の入口と出口の間の凸状湾曲面として 延在していることを特徴とするディスクブレーキのロータを提供するものである 。 本発明によるロータでは、各冷却導管内の空気流は前記中間領域において到達 するその最高速度まで加速され、その後は減速される。したがって、空気は前記 中間領域で最高速度を有し、その点における冷却作用を増大する。このことによ り、中間領域を摩擦部材のブロックの接触点(すなわち、熱が発生する領域の反 対側)に位置づけ得るため、きわめて有利である。冷却導管は、前記中間領域に その喉部分を有するべンチュリ管と考えることができる。 好適には、冷却導管の横断面積の変化は、ロータの前記第1および第2部分の 厚さ変化によって達成される。このことは前記各部分の厚さが前記中間領域にお いて最大で、それによりこの臨界領域の熱容量を増大させる利点を付加する。し かしながら、冷却導管の横断面積の必要な変化は、ベーンの厚さを変化させるこ とにより、または前記第1および第2部分とベーンの厚さを変化させることによ って達成することもできる。 本発明によるロータの前記第1および第2部分の一方は、冷却導管に沿う少な くとも一つの領域において前記第1および第2部分の他方よりも厚くし、それに より熱容量を増加することができる。通常のように、ロータの前記第1および第 2部分の一方をロータのハブ部分と一体になし、他方を前記ベーンによって支持 することができる。この場合、ベーンによって支持される部分は、冷却導管に沿 う全ての部分において他方の部分よりも厚くすることができる。このことは、ハ ブ部分に熱を発散する機会がなく、厚い部分が一層大きい熱容量を有する利点を 請求の範囲 1.部材とともに回転すべく配置されるとともに、反対方向に向いた二つの環 状面(20,22)を形成するディスクブレーキのロータ(10;50)であっ て、該環状面には、ブレーキの作動中、ロータしたがって前記部材を減速するた めに摩擦部材のブロックが係合し、ロータは前記環状面の一方(20)を形成す る第1部分(16)および前記環状面の他方(22)を形成する第2部分(18 )を有し、前記第1および第2部分は平行関係をなして離隔配置されるとともに ベーン(32)によって結合され、それらの間でロータの半径方向外向きに延在 する導管(34)が画成され、冷却導管はロータが回転するとき空気が冷却導管 を貫流してロータを冷却すべく作用する前記ディスクブレーキのロータにおいて 、 各冷却導管(34)の横断面積が冷却導管の入口(36)と中間領域(40) との間で減少し、前記中間領域と冷却導管出口(38)との間で増大し、前記冷 却導管(34)を規定する前記第1および第2部分(16,18)の表面(26 ,30)が、前記冷却導管の入口(36)と出口(38)の間の凸状湾曲面とし て延在していることを特徴とするディスクブレーキのロータ。 2.冷却導管(34)の前記横断面積の変化がロータの前記第1および第2部 分(15,18)の厚さの変化によって達成されることを特徴とする請求項1に 記載されたディスクブレーキのロータ。 3.前記部分の一方(18)が冷却導管(34)に沿う少なくとも一つの領域 において前記部分の他方(16)より厚いことを特徴とする請求項1または請求 項2に記載されたディスクブレーキのロータ。 4.ベーンがロータの回転方向に対して後方側に湾曲(32)していることを 特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載されたディスクブレ ーキのロータ。 5.各冷却導管(34)の前記中間領域(40)が摩擦面(20,22)の半 径方向中央部の実質的に反対側にあることを特徴とする請求項1から請求項4ま でのいずれか一項に記載されたディスクブレーキのロータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 ソープ,ウィリアム,アンソニー イギリス国 エルイー10 2エイダブリュ レスターシャー,バービッジ,ニュー ロード,シダー コート 6 (72)発明者 ステップトー,コリン イギリス国 シーブイ22 7イーキュー ウォリックシャー,ラグビー,ビルトン ロード 253 (72)発明者 フェントン,マーカス,ブライアン,メイ ホール イギリス国 シーブイ23 9ピーエル ウ ォリックシャー,ラグビー,フランクト ン,フェア クロース,ツイン オークス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.部材とともに回転すべく配置されるとともに、反対方向に向いた二つの環 状面(20,22)を形成するディスクブレーキのロータ(10;50)であっ て、該環状面には、ブレーキの作動中、ロータしたがって前記部材を減速するた めに摩擦部材のブロックが係合し、ロータは前記環状面の一方(20)を形成す る第1部分(16)および前記環状面の他方(22)を形成する第2部分(18 )を有し、前記第1および第2部分は平行関係をなして離隔配置されるとともに ベーン(32)によって結合され、それらの間でロータの半径方向外向きに延在 する導管(34)が画成され、冷却導管はロータが回転するとき空気が冷却導管 を貫流してロータを冷却すべく作用する前記ディスクブレーキのロータにおいて 、 各冷却導管(34)の横断面積が冷却導管の入口(36)と中間領域(40) との間で減少し、前記中間領域と冷却導管出口(38)との間で増大することを 特徴とするディスクブレーキのロータ。 2.冷却導管(34)の前記横断面積の変化がロータの前記第1および第2部 分(15,18)の厚さの変化によって達成されることを特徴とする請求項1に 記載されたディスクブレーキのロータ。 3.前記部分の一方(18)が冷却導管(34)に沿う少なくとも一つの領域 において前記部分の他方(16)より厚いことを特徴とする請求項1または請求 項2に記載されたディスクブレーキのロータ。 4.ベーンがロータの回転方向に対して後方側に湾曲(32)していることを 特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載されたディスクブレ ーキのロータ。 5.各冷却導管(34)の前記中間領域(40)が摩擦面(20,22)の半 径方向中央部の実質的に反対側にあることを特徴とする請求項1から請求項4ま でのいずれか一項に記載されたディスクブレーキのロータ。
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