JP4991534B2 - ベンチレーテッドブレーキディスク及び対応する自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車産業の分野に関する。特に本発明は、互いの間に間隔を有し、ベンチレーションスタッドによって互いに接続された2つのブレーキディスクを含むタイプのベンチレーテッドブレーキディスクに関する。
ブレーキディスクは、制動時に吸収される熱量を蓄積し、相次ぐ2つのブレーキ操作の間に充分早く放出することができる必要がある。
これは、ブレーキパッドとブレーキディスクの材料との間の摩擦係数の変化を回避するためであり、これによって制動距離が大きく変化しないことが可能になる。
本発明の分野において、「隙間なし」すなわち「ソリッド」ブレーキディスクと「ベンチレーテッド」ブレーキディスクとを区別する。
「ソリッド」ブレーキディスクは、大量の熱を蓄積するように設計される。従って、このブレーキディスクは、大容量の熱の貯蔵箇所を構成し、熱量の放出は極めてゆっくり実行される。
このブレーキディスクの欠点は次のとおりである:
−このブレーキディスクは、全部が利用されることは滅多にない、比較的大きな「バネ下」質量を構成し;
−このブレーキディスクは、燃料消費の増加をもたらし(ブレーキディスクの重量によって);
−このブレーキディスクは、エネルギ的な汚染をもたらす(熱量の蓄積によって)。
ベンチレーテッドブレーキディスクは、2枚のブレーキディスクからなり、2枚のブレーキディスクの間を熱交換用の流体が循環する。このベンチレーテッドブレーキディスクは、少量のエネルギを蓄積し、急速に放出するように設計される。ベンチレーテッドブレーキディスクは、ソリッドブレーキディスクに比して確かにかさばるが、以下のこと:
−「バネ下」質量を軽減し;
−ブレーキディスクの熱容量を最適に利用し;
−燃料消費を減少し;
−エネルギ的な汚染を減少する;
ことを可能にする。
この場合、2枚のブレーキディスクの間に設けられるベンチレーション部品は、熱交換流体の流入と流出に関する流体の機械的性質を最良に利用するように設計(形状及び配置)する必要がある。
ベンチレーテッドブレーキディスクに関する沢山の技術が現在知られている。これらのベンチレーテッドブレーキディスクのベンチレーションは、しばしば有効性に議論の余地があり、ベンチレーションに適用される手段の有効性という観点における正当性が必ずしも確定されていない、様々な手段によって得られている。
現実には、ベンチレーション手段は、しばしば経験的に設計され、部品の製造時と使用時の少なくとも一方における問題が発生するようになる。
図1に示された技術によれば、ベンチレーション手段は、2つのブレーキディスクを接続し、その縦方向(上から見て)の軸がブレーキディスクの回転中心へ向かって収束するベーン10によって構成される。「ベーン」という用語は、ベンチレーション部品の長さが、ブレーキディスクの半径方向の幅の50%以上の長さを有するときに用いられる。
これらのベーンは、対流による熱交換面という観点からは、比較的満足な結果をもたらす。
それと同時に、これらのベーンは:
−伝導による大きな熱交換面をもたらし;
−環境から独立に空気の循環速度を加速し;
−空気流量を増加する;
という能力に関しては、結果が限定される。
一方、これらのベーンは、温度と、ブレーキパッドによってブレーキディスクへ加えられる圧力の影響による、ブレーキディスクの変形を制限する能力という観点からは、極めて不満足な結果をもたらす。
これらのベーンの性能を改善するための1変形においては、ブレーキディスクの円周側に丸められた隆起部(ベーンに水滴形状を与える)が設けられる。
図2に示されたもう1つの技術によれば、ベンチレーション手段は、2つのブレーキディスクを接続する、縦方向の軸付きまたは軸なしのスタッドによって構成される(軸付きの場合、軸はブレーキディスクの回転中心へ向かって収束する。)「スタッド」という用語は、ベンチレーション部品の半径方向の寸法が、ブレーキディスクの半径方向の幅の50%以下であるときに用いられる。
図2に見られるように、スタッドは、様々な形状を有することができる。すなわち、図2に示された場合においては、内側の列と外側の列のスタッドは卵形の形状を有し、中間の列のスタッドは、菱形の形状を有する。
これらのスタッドは:
−対流による大きな熱交換面をもたらし;
−伝導による大きな熱交換面をもたらし;
−環境から独立に空気の循環速度を加速し;
−空気流量を増加し;
−温度と、ブレーキパッドによってブレーキディスクへ加えられる圧力の影響による、ブレーキトラックの変形を制限する;
という能力に関して、比較的満足な結果をもたらす。
しかしながら、このようなベンチレーテッドブレーキディスクの性能は、使用されるスタッドの数に依存する。
ところで、スタッドの数の増加は、特に鋳型の中子の作成が極めて複雑になるという問題を鋳造工程にもたらす。
さらに、このようなスタッドは、鋳型への材料の流し込みに対する障害を形成し、その結果、多かれ少なかれ不良品が生じることが認められている。
図3に示す第3の解決策によれば、ベンチレーション手段は、小円柱30を含む。この小円柱30は、一方のブレーキディスクから伸びるが、一方のブレーキディスクを他方のブレーキディスクへ接続することはない。これらの小円柱30は、一般に、スタッド20とベーン10との少なくとも一方と組み合わせられる。
この技術は、
−環境から独立に空気の循環速度を加速し;
−空気流量を増加する;
という能力に関しては、結果が限られている。
US 5 526 905 A WO 02/097291 A
本発明は従来技術のこれらの問題を解消することを特に目的とする。
より正確には、本発明は、ベンチレーション手段が、制動時に蓄積された熱量をより急速に放出することを可能にする、ベンチレーテッドブレーキディスクを提供すること目的とする。
また本発明は、ブレーキディスクの間を循環する空気の流量と流速との少なくとも一方を増加することを可能にする、ベンチレーテッドブレーキディスクを提供すること目的とする。
また本発明は、ベンチレーション部品の間で生じる可能性があるブレーキディスクの変形を減少させることを可能にする、ベンチレーテッドブレーキディスクを提供すること目的とする。
さらに本発明は、ベンチレーション部品が、対流による大きな熱交換面と伝導による大きな熱交換面との両方をもたらす、ベンチレーテッドブレーキディスクを提供すること目的とする。
本発明のもう1つの目的は、設計が簡単で、安価に製造することが可能な、ベンチレーテッドブレーキディスクを提供することにある。
上記目的及び以下に明らかとなるその他の目的は、同心の円形の列に配分されたベンチレーションスタッドによって互いに接続され、相互の間に間隔をおいて配置された、2枚のブレーキディスクを含み、上記列は、上記ベンチレーションスタッドの第1の列である出口の列と上記ベンチレーションスタッドの第2の列である上流の列とを含み、上記出口の列を通って上記ブレーキディスクの間の上記間隔から空気が排出され、上記上流の列は、上記出口の列の上記空気の流れの方向における上流に設けられ、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、互いに角度方向にずらされた、ベンチレーテッドブレーキディスクにおいて、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、相互間に第1リングが設けられるように配置され、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドは相互間に第2リングが設けられるように配置され、上記第1リングにおいて上記ブレーキディスクの間へ流入する空気が圧縮され、上記第2リングの中へ上記第1リングにおいて圧縮された空気が吸い込まれ、次いで上記ブレーキディスクの間から排出されることを特徴とする、ベンチレーテッドブレーキディスクを主題とする本発明によって達成される。
このようにしてベンチレーテッドブレーキディスクが得られ、このベンチレーテッドブレーキディスクのベンチレーション手段は、ブレーキディスクの間の空気の流速及び流量が、環境から独立に加速されることを可能にする。
参考として、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクは、72個のベンチレーション部品を含み、所定の作動条件において、450℃から250℃へ変化するのに160秒を要する。
同一の作動条件において、従来技術のスタッド付きのベンチレーテッドブレーキディスク(図2に示されたようなもので、90個のベンチレーション部品を有する)は、170秒を要し、ベーン付きのベンチレーテッドブレーキディスク(図3に示されたようなもので、36個のベンチレーション部品を有する)は、190秒を要する。換言すれば、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクは、引用した従来技術の2つのベンチレーテッドブレーキディスクに対して、それぞれ6%と16%の冷却時間の減少を可能にする。
このことは、吸い込みリング(第2リング)の上流における圧縮リング(第1リング)の存在によって説明することができ、吸い込みリングの上流における圧縮リングの存在は、空気の流量と流速を加速する性質を有するベンチュリー効果を引き起こすことに貢献する。
さらに、ただ2つのみの同心の円形の列におけるベンチレーションスタッドの配置は、従来技術のスタッド付きのベンチレーテッドブレーキディスクにおけるような、複雑な鋳型の中子の作成を必要とすることなく、また不良品が生じるリスクなしに、比較的多数のベンチレーションスタッドの使用を可能にする。
さらに、ベンチレーションスタッドは、ブレーキパッドの作用、機械切削工具の作用、フランジ形成作業に伴う力の作用、またブレーキディスクの温度の増加の影響による、ディスクブレーキの変形の顕著な減少を可能にするように配置することができる。
冷却時間の比較のために、以前に使用された2つのブレーキディスクによる比較試験を実行した。これらの試験は、100barの圧力(ディスクブレーキのキャリパー圧力に相当する)と300℃の温度において実行した。
この試験結果によって、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクは、従来のスタッド付きのベンチレーテッドブレーキディスクに比して略100%、従来のベーン付きのベンチレーテッドブレーキディスクに比して略1000%の、変形の減少を可能にすることが示された。
さらに、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクのベンチレーションスタッドは、その数と形状において、対流による大きな熱交換面表面と、伝導による大きな熱交換面表面との両方をもたらすように作成することができる。
有利に、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、上記ベンチレーションスタッドの間に、幅が上記出口の列の方向に向かって減少するスペースを画定する。
このようにして、1つのリングの中に配分された空気の圧縮領域が、簡単かつ効果的に得られる。
有利な1解決策によれば、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、上記ブレーキディスクの半径と一致する対称軸を有する。
上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、細長い形状を有し、上記細長い形状の周辺は2つの直線部分によって接続された2つの丸みのある端部によって画定され、上記丸みのある端部は、上記ベンチレーションスタッドが、上記丸みのある端部の間で漸進的に拡幅するように、横方向に異なる寸法を有することが望ましい。
他の1つの特徴によれば、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドは、上記ベンチレーションスタッドの間に、幅が上記ディスクの周辺の方向に向かって増加するスペースを画定する。
このようにして、上流の列のベンチレーションスタッドと出口の列のベンチレーションスタッドは、ブレーキが適用された瞬間におけるブレーキディスクの最高温領域(彗星型の領域)に、増加した空気抵抗がもたらされるように設置される。
このようにして、圧縮領域における圧縮空気に対する吸い込み領域が形成される。この吸い込み領域は、前述のベンチュリー効果による空気の加速を伴う。
吸い込まれた空気は、速度を低下させる可能性がある障害によって妨げられることなく、直接排出される。
有利な1解決策によれば、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドは、上記ブレーキディスクの半径と一致する対称軸を有する。
上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドは、細長い形状を有し、上記細長い形状の周辺は2つの直線部分によって接続された2つの丸みのある端部によって画定され、上記丸みのある端部は、上記ベンチレーションスタッドが、上記丸みのある端部の間で漸進的に幅が縮小するように、横方向に異なる寸法を有する。
望ましい1解決策によれば、一方の上記列の各上記ベンチレーションスタッドの上記対称軸は、他方の上記列の隣接する上記ベンチレーションスタッドの上記対称軸の間の角度方向の中心にある。
このようにして、空気の循環は、ブレーキディスクの表面全体にわたって、均一に分布される。
有利な1解決策によれば、上記出口の列と上記上流の列は、中間リングによって互いに分離される。
このようにして、空気の循環のための通路が作られる。さらに、ベンチレーションスタッドの列の間のこの間隔は、鋳型の中への材料の良好な循環も可能にする。
これは、流体の挙動という観点からは、空気について真であることは、ベンチレーション部品の成型工程においても同じく真であるからである。
従って、本発明のベンチレーションスタッドの配置は、中子を作るために一般に用いられる砂と樹脂との混合物の良好な流れを可能にする。
またこの配置は、鋳型の中への材料の充填不足のリスクも著しく減少させることも可能にする。
望ましい1実施の形態によれば、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、上記ベンチレーションスタッドの間のスペースが、上記ブレーキディスクの間の空気導入開口に対して角度方向にずらされるように配置される。
このようにして、ブレーキディスクの間を循環する空気の流量を増加させることに貢献する、一種の空気ポンプが作られる。
有利な1解決策によれば、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記ブレーキディスクの間の空気導入開口は、互い違いに配置される。
このような特徴は、タービンに類似の作用をもたらし、ブレーキディスクの間を循環する空気の流れ(流速と流量)を増加させることに勿論貢献する。
このようなブレーキディスク構造のもう1つの利点は、右側車輪用のブレーキディスクと左側車輪用のブレーキディスクを区別する必要がないことである。
第1の実施の形態によれば、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、規則的なピッチに従って配置される。
第2の実施の形態によれば、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、可変のピッチに従って配置される。
また本発明は、同心の円形の列に配分されたベンチレーションスタッドによって互いに接続され、相互の間に間隔をおいて配置された、2枚のブレーキディスクを含み、上記列は、上記ベンチレーションスタッドの第1の列である出口の列と上記ベンチレーションスタッドの第2の列である上流の列とを含み、上記出口の列を通って上記ディスクの間の上記間隔から空気が排出され、上記上流の列は、上記出口の列の上記空気の流れの方向における上流に設けられ、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドと、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、互いに角度方向にずらされた、少なくとも1つのベンチレーテッドブレーキディスクが装備された自動車において、上記上流の列の上記ベンチレーションスタッドは、相互間に第1リングが設けられるように配置され、上記出口の列の上記ベンチレーションスタッドは相互間に第2リングが設けられるように配置され、上記第1リングにおいて上記ブレーキディスクの間へ流入する空気が圧縮され、上記第2リングの中へ上記第1リングにおいて圧縮された空気が吸い込まれ、次いで上記ブレーキディスクの間から排出されることを特徴とする自動車にも関する。
本発明のその他の特徴及び利点は、例として示され、非限定的な、本発明の実施の形態の以下の説明を読み、添付図面を参照することによって明らかとなるであろう。これらの図面において:
−図1〜3は、従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分図であり;
−図4は、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面斜視図であり;
−図5は、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図であり;
−図6、7は、ベンチレーテッドブレーキディスクにおける空気の流れを示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図であり;
−図8は、ブレーキの適用によって生じるヒートゾーンとベンチレーションスタッドの分布との関係を示すための、本発明によるもう1つのベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図であり;
−図9は、空気の流れに対するベンチレーションスタッドの影響を示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの左と右のブレーキディスクの部分図であり;
−図10a、10bは、ブレーキパッドの作用を受けて生じる可能性がある変形を示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの図であり;
−図11a、11bは、ブレーキパッドの作用を受けて生じる可能性がある変形を示すための、従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの図である。
先に述べたように、本発明の原理は、上流と下流の2つの同心の円形の列に配置されたベンチレーションスタッドを設けることにある。上流のベンチレーションスタッドの列は、ベンチレーテッドブレーキディスクに流入する空気を圧縮するためのものであり、下流のベンチレーションスタッドの列は、上流のベンチレーションスタッドの列における圧縮空気を吸い込んで排出するためのものである。
このことは、図4、6、7に示されている。これらの図は、ベンチレーションスタッド421、431の2つの列42、43によって互いに接続された2枚のブレーキディスク40、41からなるベンチレーテッドブレーキディスクを示す。
以下の記述において、ベンチレーションスタッドの列42を「上流の列(第2の列)」、ベンチレーションスタッドの列43を「出口の列(第1の列)」と呼ぶ。
また、このベンチレーテッドブレーキディスクは、空気導入(吸入)開口44をプレートの間に有する。
本発明の原理によれば、上流の列42のベンチレーションスタッド421と、出口の列43のベンチレーションスタッド431は:
−空気導入開口44から流入する(図6において、符号F1によって示されている。)空気が圧縮される第1リング420(図7において、「Compression(圧縮)」の意味で「C」の印が付されている。)と;
−第1リング420における圧縮空気が吸入され、次いで2枚のプレートの間の空間から排出される(図6において、符号F2によって示されている。)第2リング430(図7において、「Depression(減圧)」の意味で「D」の印が付されている。)と;
を設けるように配置される。
本実施の形態によれば、上流の列42のベンチレーションスタッド421は、幅が第2リング430の方向へ向けて減少するスペースを、ベンチレーションスタッドの間に画定する(ここからベンチュリー効果を発生させる圧縮現象が生じる。)。
同時に、出口の列43のベンチレーションスタッド431は、幅がブレーキディスクの周辺の方向へ向けて増加するスペースを、ベンチレーションスタッドの間に画定する(これは、第1リング420からの空気の吸入をもたらす性質を有する減圧現象を発生させることに貢献する。)。
図に見られるように、上流の列42のベンチレーションスタッド421と出口の列43のベンチレーションスタッド431は、2つのプレートの間に規則的なピッチに従って配置される(構想可能な実施の形態によれば、ベンチレーションスタッド間のピッチは可変であり、必要な場合には、可変ピッチは、ブレーキ操作中に音も振動も発生しないように、ブレーキディスクの振動モードの調整を可能にする。)。このように、ベンチレーションスタッドは、系統的なピッチの順序、例えば、10°、9°、8°、次いで、再度、8°、9°、10°、・・・というような、ベンチレーションスタッド間の角度差に従って、配置することができる。
上流の列42のベンチレーションスタッド421と出口の列43のベンチレーションスタッド431は、ブレーキディスクの回転中心から半径方向に伸びる対称軸をそれぞれ有する。
ベンチレーションスタッド421とベンチレーションスタッド431は、2つの直線部分によって接続された2つの丸みを付けた端部で端を限られた、細長い形状を有することが望ましい。さらに、ベンチレーションスタッドの2つの丸みを付けた端部は、ベンチレーションスタッドに漸進的に拡大または縮小する形状を与えるように、別々の寸法を有することが望ましい。
ベンチレーションスタッドは、このように、本発明の原理に従って形成され配置されるので、ブレーキ操作によって発生される彗星型のヒートゾーン80(図8)におけるブレーキディスクの補強をもたらすレイアウトが得られる。
さらに、図5に示すように、1つの列の2つのベンチレーションスタッドの対称軸を分離する角度a1が、他の列の2つのベンチレーションスタッドの対称軸を分離する角度a2に等しいように、ベンチレーションスタッド421とベンチレーションスタッド431は規則的に分布される。また、本実施の形態によれば、1つの列のベンチレーションスタッドの対称軸と、他の列の直近のベンチレーションスタッドの対称軸とを分離する角度は、角度a1(したがって、角度a2)の半分に等しい。
また、上流の列42のベンチレーションスタッド421は、ベンチレーションスタッドの間の間隔が、ブレーキディスクのプレート間の空気導入開口44に対してずらされるように配置されることが望ましい。
図に見られるように、1つの空気導入開口44の対称軸が、上流の列42の1つのベンチレーションスタッド421の対称軸と一致し、1つのベンチレーションスタッド421は、隣接する2つの空気導入開口44に対向して位置する2つのベンチレーションスタッド421の間に位置するように上流の列42は設けられる。
他の1つの特徴によれば、出口の列43のベンチレーションスタッド431と、上流の列42の1つのベンチレーションスタッド421と、空気導入開口44は、互い違い(図9に示すような、正方形の4隅と中央に1点ずつ置いた5点形)に配置される。
しかしながら、車輪組立体が空気力学的に必要とするなら、流量及び流速の点において、最大の空気導入が得られるように、空気導入開口44の位置をずらすことも構想可能である。
さらに、「直線椀型(straight bowl)」構造のブレーキディスクの場合には、空気導入開口44は存在しない(本実施の形態は、逆さ椀型ブレーキディスク(inverted−bowl disk)に関する。)。
なお、空気導入開口44を有しない逆さ椀型ブレーキディスク(図4に示すような)にベンチレーションスタッドを使用することも可能である。
このように、上述したベンチレーテッドブレーキディスクによれば、「エアポンプ」効果が得られ、図9に矢印F3によって示されるように、ベンチレーテッドブレーキディスクは、タービンとして作用する。
なお、この効果は、ブレーキディスクが左側の車輪に装着されても右側の車輪に装着されても、単一のブレーキディスク構造によって得られる。
また、上述したベンチレーテッドブレーキディスクは、ブレーキディスクが受ける可能性がある変形を減少することを可能にする。
このことは、図10a、10b、11a、11bに示されている。
図11aに示すような、36個のベンチレーション用のベーンを含む、従来技術のベーン付きのブレーキディスクにおいては、距離d2(図11b)に亘るブレーキパッドの圧力による、矢印で示された変位に該当する変形が認められる。
図10aに示すような、一つの目安として72個のベンチレーションスタッドを含む、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクにおいては、距離d2よりも著しく小さい距離d1(図10b)に亘る、矢印で示された変位に該当する、変形が認められる。
さらに他の特徴によれば、出口の列43と上流の列42は、その内側に、ベンチレーションスタッドも、出口の列43と上流の列42も入り込むことがない、中間リング45によって互いに分離される。換言すれば、第1リング420から第2リング430への遷移領域における、出口の列43のベンチレーションスタッドの端部と上流の列42のベンチレーションスタッドの端部は、共通の円上には配列されない。
従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分図である。 従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分図である。 従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分図である。 本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面斜視図である。 本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図である。 ベンチレーテッドブレーキディスクにおける空気の流れを示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図である。 ベンチレーテッドブレーキディスクにおける空気の流れを示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図である。 ブレーキの適用によって生じるヒートゾーンとベンチレーションスタッドの分布との関係を示すための、本発明によるもう1つのベンチレーテッドブレーキディスクの部分断面図である。 空気の流れに対するベンチレーションスタッドの影響を示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの左と右のブレーキディスクの部分図である。 図10a、10bは、ブレーキパッドの作用を受けて生じる可能性がある変形を示すための、本発明によるベンチレーテッドブレーキディスクの図である。 図11a、11bは、ブレーキパッドの作用を受けて生じる可能性がある変形を示すための、従来技術によるベンチレーテッドブレーキディスクの図である。

Claims (13)

  1. 同心の円形の列に配分されたベンチレーションスタッド(421、431)によって互いに接続され、相互の間に間隔をおいて配置された、2枚のブレーキディスク(40、41)を含み、
    上記列は、上記ベンチレーションスタッドの第1の列である出口の列(43)と上記ベンチレーションスタッドの第2の列である上流の列(42)とを含み、
    上記出口の列(43)を通って上記ブレーキディスクの間の上記間隔から空気が排出され、
    上記上流の列(42)は、上記出口の列(43)の上記空気の流れの方向における上流に設けられ、
    上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)と、上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、互いに角度方向にずらされた、ベンチレーテッドブレーキディスクにおいて、
    上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、相互間に第1リング(420)が設けられるように配置され、
    上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)は相互間に第2リング(430)が設けられるように配置され、
    上記第1リング(420)は、上記ベンチレーションスタッド(421)の間に画定されたスペースであり、
    上記第1リングの(420)の幅は、上記ブレーキディスク(40、41)の間へ流入する空気が圧縮されるように、上記出口の列(43)の方向に向かって減少しており、
    上記第2リング(430)の中へ上記第1リング(420)において圧縮された空気が吸い込まれ、次いで上記ブレーキディスク(40、41)の間から排出されることを特徴とする、ベンチレーテッドブレーキディスク。
  2. 上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、上記ブレーキディスクの半径と一致する対称軸を有することを特徴とする、請求項に記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  3. 上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、細長い形状を有し、上記細長い形状の周辺は2つの直線部分によって接続された2つの丸みのある端部によって画定され、上記丸みのある端部は、上記ベンチレーションスタッドが、上記丸みのある端部の間で漸進的に拡幅するように、横方向に異なる寸法を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  4. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)は、上記ベンチレーションスタッド(431)の間に、幅が上記ディスクの周辺の方向に向かって増加するスペースを画定することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  5. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)は、上記ブレーキディスクの半径と一致する対称軸を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  6. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)は、細長い形状を有し、上記細長い形状の周辺は2つの直線部分によって接続された2つの丸みのある端部によって画定され、上記丸みのある端部は、上記ベンチレーションスタッドが、上記丸みのある端部の間で漸進的に幅が縮小するように、横方向に異なる寸法を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  7. 一方の上記列の各上記ベンチレーションスタッドの上記対称軸は、他方の上記列の隣接する上記ベンチレーションスタッドの上記対称軸の間の角度方向の中心にあることを特徴とする、請求項またはに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  8. 上記出口の列(43)と上記上流の列(42)は、中間リング(45)によって互いに分離されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  9. 上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、上記ベンチレーションスタッド(421)の間のスペースが、上記ブレーキディスク(40、41)の間の空気導入開口(44)に対して角度方向にずらされるように配置されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  10. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)と、上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)と、上記ブレーキディスク(40、41)の間の空気導入開口(44)は、互い違いに配置されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  11. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)と、上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、規則的なピッチに従って配置されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  12. 上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)と、上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、可変のピッチに従って配置されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載のベンチレーテッドブレーキディスク。
  13. 同心の円形の列に配分されたベンチレーションスタッド(421、431)によって互いに接続され、相互の間に間隔をおいて配置された、2枚のブレーキディスク(40、41)を含み、
    上記列は、上記ベンチレーションスタッドの第1の列である出口の列(43)と上記ベンチレーションスタッドの第2の列である上流の列(42)とを含み、
    上記出口の列(43)を通って上記ディスクの間の上記間隔から空気が排出され、
    上記上流の列(42)は、上記出口の列(43)の上記空気の流れの方向における上流に設けられ、
    上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)と、上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、互いに角度方向にずらされた、少なくとも1つのベンチレーテッドブレーキディスクが装備された自動車において、
    上記上流の列(42)の上記ベンチレーションスタッド(421)は、相互間に第1リング(420)が設けられるように配置され、
    上記出口の列(43)の上記ベンチレーションスタッド(431)は相互間に第2リング(430)が設けられるように配置され、
    上記第1リング(420)は、上記ベンチレーションスタッド(421)の間に画定されたスペースであり、
    上記第1リングの(420)の幅は、上記ブレーキディスク(40、41)の間へ流入する空気が圧縮されるように、上記出口の列(43)の方向に向かって減少しており、
    上記第2リング(430)の中へ上記第1リング(420)において圧縮された空気が吸い込まれ、次いで上記ブレーキディスク(40、41)の間から排出されることを特徴とする自動車。
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