JPH09240469A - 鉄道車両用ブレーキ装置 - Google Patents

鉄道車両用ブレーキ装置

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JPH09240469A
JPH09240469A JP4906996A JP4906996A JPH09240469A JP H09240469 A JPH09240469 A JP H09240469A JP 4906996 A JP4906996 A JP 4906996A JP 4906996 A JP4906996 A JP 4906996A JP H09240469 A JPH09240469 A JP H09240469A
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幸夫 阿部
Tsutomu Suzuki
努 鈴木
Norimichi Kumagai
則道 熊谷
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秀行 保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸、ロータ、ステータ等の冷却性を高
め、ブレーキ性能の向上を図る。 【解決手段】 鉄道車両用ブレーキ装置において、回転
軸5のボス部9の側面に開口した導入口21から導入し
た空気をボス部外周のスプライン部13に排出するよう
に回転軸5に形成した導風通路25と、導風通路25と
連通するスプライン部13の溝底に軸方向に向かって次
第に浅くなるように形成した傾斜溝24と、この傾斜溝
24とロータ10並びにステータ11の内周との間で区
画形成される排出通路28とを備える。回転軸5の回転
に伴い、吸気導入口から吸入した空気は、導風通路25
で受ける遠心力によりスプライン部13に向けて送り出
され、さらに傾斜溝との間の排出通路28で遠心力によ
り加速されつつ移動し、回転軸5、ロータ10、ステー
タ11を強制冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両用のブレー
キ装置の改良に関し、とくにブレーキの冷却性を改善し
たのものである。
【0002】
【従来技術】鉄道車両用のディスクブレーキ装置におけ
るロータとステータとの摩擦熱による温度上昇を防止す
るために、回転軸の中心から冷却風を導入するようにし
たものが、特開平4−54329号公報によって提案さ
れている。
【0003】これは回転軸の中心に軸穴を設け、途中か
ら軸外周に向けて分岐、開口し、回転による遠心力を利
用して軸穴から取り入れた空気を軸外周に向けて放出
し、軸に取り付けたロータと、制動時にこれに押し付け
られるステータとを冷却するようにしたものである。
【0004】回転軸はモータ軸とカップリングを介して
連結されており、ロータとステータとの摩擦熱が回転軸
からモータ軸に伝達されるのを、空冷することにより、
ディスクブレーキ装置と共にモータの耐熱性を確保す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように回
転軸の中心に軸穴を設け、遠心力により外気を取り入れ
るにしても、単に軸穴から分岐した通路を軸の外周に向
けて開口させているだけのため、空気の流れが緩やか
で、冷却効率が低いといった問題があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、回転軸の
周囲にスプライン部を介して結合されたロータと、これ
らロータ間に挟まれかつハウジング側に支持されたステ
ータと、制動時にロータにステータを押し付ける押圧ピ
ストンとを備える鉄道車両用ブレーキ装置において、前
記回転軸のボス部の側面に開口した導入口から導入した
空気をボス部外周のスプライン部に排出するように回転
軸に形成した導風通路と、この導風通路と連通するスプ
ライン部の溝底に軸方向に向かって次第に浅くなるよう
に形成した傾斜溝と、この傾斜溝とロータ並びにステー
タの内周との間で区画形成される排出通路とを備える。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、前記
導風通路から傾斜溝に送り出される空気をロータ内周面
から取り入れてロータ側面からステータに向けて噴出さ
せるようにロータに形成した噴出通路とを備える。
【0009】第3の発明は、第1また第2の発明におい
て、前記ハウジングの回転軸を支持する軸受の近傍に位
置して、外気の取入口から取り入れた空気を、回転軸の
ボス部側面の導入口に向けて導く偏向板を備える。
【0010】第4の発明は、回転軸の周囲にスプライン
部を介して結合されたロータと、これらロータ間に挟ま
れかつハウジング側に支持されたステータと、制動時に
ロータにステータを押し付ける押圧ピストンとを備える
鉄道車両用ブレーキ装置において、前記回転軸の端部に
設けた回転翼と、回転軸の前記スプライン部の溝底に回
転翼に向けて次第に浅くなるように形成した傾斜溝と、
この傾斜溝とロータ並びにステータ内周との間で区画形
成される導風通路とを備える。
【0011】
【作用】第1の発明において、回転軸の回転に伴い、吸
気導入口から吸入した空気は、導風通路を通過するとき
に受ける遠心力により、スプライン部に向けて送り出さ
れ、さらに傾斜溝とロータ並びにステータの内周との間
の排出通路を遠心力を受けて加速されつつ軸方向に移動
していく。
【0012】このようにして、回転軸の内部とその外周
に沿って冷却空気が流れ、回転軸とロータ、ステータを
効率よく冷却することができる。
【0013】第2の発明においては、スプライン部に送
り出された空気を、さらにロータの噴出通路により、ロ
ータ側面からステータの対向面に噴射し、この空気圧力
によりステータとの間の間隙を維持し、非制動時の接触
を防ぎ、その摩耗を減少させられる。
【0014】第3の発明においては、偏向板により外気
をボス部側面の吸気導入口に導くので、温度の低い空気
を導風通路に導入し、冷却効率を高めることができる。
【0015】第4の発明においては、回転軸と一体に回
転する回転翼により、スプライン部の傾斜溝とロータ並
びにステータ内周との間に形成される導風通路に沿って
空気を吸引し、これにより回転軸、ロータ、ステータ等
を強制冷却する。
【0016】この結果、回転軸、ロータ、ステータ等の
温度を下げ、耐久性を向上させられる。
【0017】
【実施の態様】図1〜図6において、モータ1のモータ
軸は、一方で図示しない車輪と減速歯車装置を介して連
結されると共に、カップリング3を介してディスクブレ
ーキ装置4の回転軸5と連結される。
【0018】ディスクブレーキ装置4のハウジング6
は、図示しない車体側に支持部材7を介して結合され、
このハウジング6に回転軸5が左右の軸受8を介して回
転自由に支持される。回転軸5の中央部には直径が拡大
したボス部9が形成され、このボス部9の外周に複数の
円盤状のロータ10が、内周のスプライン部13を介し
て係合し、回転軸5と一体に回転する。
【0019】これら各ロータ10の間に挟まれるように
して、ハウジング6側に外周部を支持された複数の中空
円盤状のステータ11が配置され、ステータ11の一方
の側面においてハウジング6に配設されたピストン12
と、他方の側面に配置した受部15との間に、これらス
テータ11とロータ10を挟み込むことにより、ロータ
10の回転に制動がかけられる。
【0020】なお、ステータ11は、ハウジング6の内
周に設けたキー14により、軸方向には移動が許容され
るが、回転することはできない。
【0021】ピストン12には制動時に配管20を経由
して油圧がかかり、これによりピストン12が押し出さ
れ、油圧が解除されると図示しないリターンスプリング
により押し戻される。
【0022】回転軸5のボス部9の両側面には、それぞ
れ複数の吸気導入口21が同一円周上に等間隔に配置さ
れ、各吸気導入口21は外側から中央に向けて外周方向
に傾斜し(回転軸心からの半径が大きくなり)、回転軸
5の中央に形成した空気溜22と連通する。この空気溜
22からは外周に向けて放射状に複数の通路23が形成
され、この通路23は前記スプライン部13の溝底13
aに形成した傾斜溝24に開口し、これにより導風通路
25を構成する。
【0023】傾斜溝24は軸方向の中央部において最も
深く、それから左右に向けて漸次浅くなるように形成さ
れ、この傾斜溝24とロータ10並びにステータ11の
内周との間にスプライン部13に沿ってボス部9の両端
へと空気を導く排出通路28を区画形成する。
【0024】なお、回転軸5の中心には外部に貫通する
軸穴26が設けられ、この端部に回転軸5の内部の温度
を検出するセンサ(図示せず)の配線を取り出すための
ロータリジョイント27が設けられる。
【0025】前記ハウジング6の両側の側壁には軸受8
の外側に位置するようにそれぞれ取入口29が設けら
れ、ハウジング6の内側にはこれら取入口29の外周寄
りにリング状の偏向板30が設けられ、取入口29を経
由してハウジング6の内部に導入する外気を、前記ボス
部9の両側面の吸気導入口21に向かうように案内す
る。なお、図示しないが、ハウジング6の外周部位に
は、空気の排出口が設けられ、ハウジング6内部に導入
した冷却後の空気を排出する。
【0026】また、軸受8の内周から外周に向けて、ハ
ウジング6の内側にはリング状の遮熱板32が配置さ
れ、高温のロータ10、ステータ11からの輻射熱を遮
断している。
【0027】一方、ロータ10には、内周面に開口する
入口34と、ここから放射方向に延び、かつロータ10
の両側面に向けて噴口35を介して開口する噴出通路3
6が設けられ、スプライン部13から取り入れた空気を
遠心力によりステータ11との対向面に向けて噴出し、
自由回転中のロータ10とステータ11との接触による
摩耗を減少させる。
【0028】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0029】モータ1の回転により回転軸5が回転し、
軸受8の周囲の取入口29からハウジング6の内部に流
入した空気が、回転軸5のボス部9の両側面に設けた吸
気導入口21から回転軸内に吸入され、空気溜22を経
由し、回転遠心力により通路23からスプライン部13
の溝底13aに形成した傾斜溝24へと流れる。
【0030】この場合、導入口21は回転軸5の回転軸
心から半径方向に所定の距離を隔てて位置し、かつ導入
口21の入口から中央に向けて半径方向に距離が長くな
るように傾斜しているため、導風通路25を通る空気に
遠心力が働き、かつ、通路23は放射方向に延びている
ため、ここで空気流れが加速され、ボス部9の外周の傾
斜溝24に向けて冷却空気の強い流れが生起される。
【0031】また、この空気は一部はロータ10の内周
と傾斜溝24との間を軸方向に流れていき、傾斜溝24
はボス部9の中央部から軸方向の両側にいくほど溝が浅
くなり、したがって、この傾斜溝24とロータ10並び
にステータ11の内周との間で形成される排出通路28
を空気が通過するときも、回転遠心力の作用を受けて軸
方向への進行を加速され、冷却空気は回転軸5の軸方向
の端部へと速やかに流れていく。
【0032】このようにして、回転軸5の内部及び外周
に沿って冷却空気が流れ、制動時にロータ10とステー
タ11との接触摩擦により発生した熱が、回転軸5から
モータ軸2へと伝達され温度上昇するのを効果的に抑制
できる。
【0033】この場合、軸受8の周囲の取入口29から
ハウジング6の内部に導入される空気は、偏向板30に
より回転軸5のボス部9の端面に向けて案内されるの
で、ボス部9の吸気導入口21に冷たい外気が直接的に
流入しやすく、このため回転軸5の冷却性がそれだけ良
好となる。
【0034】したがって、これらが相俟って制動に伴う
ロータ10、ステータ11の発熱に対する冷却性が高ま
り、ディスクブレーキの温度上昇を抑制し、その耐熱性
と共に、制動性能を向上させることができる。
【0035】また、空気の一部はロータ10の内周に開
口する入口34から噴出通路36に流入し、これが遠心
力により加速され、噴射口35よりステータ11との対
向面に向けて噴出し、この空気圧力で非制動時のロータ
10とステータ11との接触を妨げ、これにより接触に
伴って発生する摩耗を減少させる。
【0036】なお、前記回転軸5の中心の軸穴26に、
内部の温度を検出するセンサ(図示せず)を取付ること
により、冷却風の影響を直接的に受けないところで温度
を測定できるので、回転軸5の温度測定精度が向上す
る。
【0037】また、軸受8の内周から外周に向けてハウ
ジング6の内側に設けたリング状の遮熱板32により、
軸受8に対する高温のロータ10、ステータ11からの
輻射熱を遮断するので、軸受8の耐久性が高められる。
【0038】次に図7に示す実施の態様を説明すると、
これは回転軸5の端部に回転翼40を設け、この回転翼
40の回転により強制的に外気を導入し、回転軸5、ロ
ータ10、ステータ11などを冷却するようにしたもの
である。
【0039】回転軸5のボス部9には、冷却空気をモー
タ軸2の方向から反対側に向けて流すように、ロータ1
0の係合するスプライン部13の溝底13aに沿って、
一方向に傾けた傾斜溝41を設け、この傾斜溝41とロ
ータ10、ステータ11の内周との間に導風通路42を
形成し、この導風通路42の傾斜の深い側(回転軸心か
ら半径が小さい方)、つまりモータ軸2側のハウジング
6の側壁6aに空気の取入口29を形成し、その反対側
の側壁6aには回転翼40の外側に位置して排出口43
を設ける。
【0040】このようにして、回転軸5と共に強制的に
回転する回転翼40により、ハウジング6の内部に強制
的に外気を取り入れ、かつこの空気を回転軸5のボス部
周囲のスプライン部13に設けた傾斜溝41とロータ1
0、ステータ11の内周に沿って画成された導風通路4
2により、モータ軸2に近い方から反対側に向けて流
し、この場合、導風通路42を形成する傾斜溝42は、
取入口29から回転翼40に向けて、回転軸心からの半
径方向の距離が次第に大きくなるので、ここを通過する
間に遠心力の働きで空気流れが加速され、効率よく冷却
空気が流れる。
【0041】このようにして強制空気冷却により、モー
タ軸2への伝熱を抑えつつ回転軸5の冷却性を高めら
れ、かつ、ロータ10、ステータ11の発熱を抑制す
る。
【0042】また、ロータ10とステータ11との摩擦
により生じた摩耗粉も、この強制冷却空気と共に外部に
排出でき、摩耗粉よる影響で制動性能が変動するのを防
止することができる。
【0043】
【発明の効果】第1の発明によれば、回転軸の周囲にス
プライン部を介して結合されたロータと、これらロータ
間に挟まれかつハウジング側に支持されたステータと、
制動時にロータにステータを押し付ける押圧ピストンと
を備える鉄道車両用ブレーキ装置において、前記回転軸
のボス部の側面に開口した導入口から導入した空気をボ
ス部外周のスプライン部に排出するように回転軸に形成
した導風通路と、この導風通路と連通するスプライン部
の溝底に軸方向に向かって次第に浅くなるように形成し
た傾斜溝と、この傾斜溝とロータ並びにステータの内周
との間で区画形成される排出通路とを備えるので、回転
軸の回転に伴い、吸気導入口から吸入した空気は、導風
通路を通過するときに受ける遠心力により、スプライン
部に向けて送り出され、さらに傾斜溝とロータ並びにス
テータの内周との間の排出通路を遠心力を受けて加速さ
れつつ軸方向に移動していき、このようにして回転軸の
内部とその外周に沿って効率よく冷却空気を流し、回転
軸、ロータ、ステータを効率よく冷却することができ、
この結果、ブレーキの耐久性、制動性能を向上させられ
る。
【0044】第2の発明によれば、前記導風通路から傾
斜溝に送り出される空気をロータ内周面から取り入れて
ロータ側面からステータに向けて噴出させるようにロー
タに形成した噴出通路とを備えるので、ロータ側面から
ステータの対向面に噴射した空気圧力によりステータと
の間の間隙を維持し、非制動時のロータとステータとの
接触を防ぎ、その摩耗を減少させ、寿命を延ばすことが
できる。
【0045】第3の発明によれば、前記ハウジングの回
転軸を支持する軸受の近傍に位置して、外気の取入口か
ら取り入れた空気を、回転軸のボス部側面の導入口に向
けて導く偏向板を備えるので、偏向板により外気を直接
的にボス部側面の吸気導入口に導き、温度の低い空気を
導風通路に導入し、回転軸の冷却効率を高めることがで
きる。
【0046】第4の発明によれば、回転軸の周囲にスプ
ライン部を介して結合されたロータと、これらロータ間
に挟まれかつハウジング側に支持されたステータと、制
動時にロータにステータを押し付ける押圧ピストンとを
備える鉄道車両用ブレーキ装置において、前記回転軸の
端部に設けた回転翼と、回転軸の前記スプライン部の溝
底に回転翼に向けて次第に浅くなるように形成した傾斜
溝と、この傾斜溝とロータ並びにステータ内周との間で
区画形成される導風通路とを備えるので、回転軸と一体
に回転する回転翼により、スプライン部の傾斜溝とロー
タ並びにステータ内周との間に形成される導風通路に沿
って空気を吸引し、これにより回転軸、ロータ、ステー
タ等を強制冷却し、回転軸、ロータ、ステータ等の温度
を下げ、その耐久性を向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様を示す断面図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】回転軸のボス部の断面図である。
【図4】回転軸の正面図である。
【図5】ロータの正面図である。
【図6】ロータの断面図である。
【図7】本発明の他の実施の態様を示す断面図である。
【符号の説明】
5 回転軸 6 ハウジング 9 ボス部 10 ロータ 11 ステータ 12 ピストン 13 スプライン部 21 空気導入口 24 傾斜溝 25 導風通路 28 排出通路 29 取入口 30 偏向板 35 噴射口 36 噴出通路 40 回転翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 努 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 熊谷 則道 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人 鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 保田 秀行 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人 鉄道総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の周囲にスプライン部を介して結
    合されたロータと、これらロータ間に挟まれかつハウジ
    ング側に支持されたステータと、制動時にロータにステ
    ータを押し付ける押圧ピストンとを備える鉄道車両用ブ
    レーキ装置において、前記回転軸のボス部の側面に開口
    した導入口から導入した空気をボス部外周のスプライン
    部に排出するように回転軸に形成した導風通路と、この
    導風通路と連通するスプライン部の溝底に軸方向に向か
    って次第に浅くなるように形成した傾斜溝と、この傾斜
    溝とロータ並びにステータの内周との間で区画形成され
    る排出通路とを備えることを特徴とする鉄道車両用ブレ
    ーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記導風通路から傾斜溝に送り出される
    空気をロータ内周面から取り入れてロータ側面からステ
    ータに向けて噴出させるようにロータに形成した噴出通
    路とを備える請求項1に記載の鉄道車両用ブレーキ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの回転軸を支持する軸受
    の近傍に位置して、外気の取入口から取り入れた空気
    を、回転軸のボス部側面の導入口に向けて導く偏向板を
    備える請求項1または2に記載の鉄道車両用ブレーキ装
    置。
  4. 【請求項4】 回転軸の周囲にスプライン部を介して結
    合されたロータと、これらロータ間に挟まれかつハウジ
    ング側に支持されたステータと、制動時にロータにステ
    ータを押し付ける押圧ピストンとを備える鉄道車両用ブ
    レーキ装置において、前記回転軸の端部に設けた回転翼
    と、回転軸の前記スプライン部の溝底に回転翼に向けて
    次第に浅くなるように形成した傾斜溝と、この傾斜溝と
    ロータ並びにステータ内周との間で区画形成される導風
    通路とを備えることを特徴とする鉄道車両用ブレーキ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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